205:◆Mq6wnrJFaM 2014/03/02(日) 16:36:29.28 ID:jtdOJliV0
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです
前回はコチラ
・◆Mq6wnrJFaM氏分
少し離れたところで子供たちがはしゃいでいる。
久しぶりに与えられた休暇、拓海は何をするでもなく辺りをぶらつき、目についた公園のベンチに腰を降ろしていた。
いつカースが湧きだすともしれない物騒な世の中になってしまってはいたが、それでも目聡く平和な一時を見つけては遊ぶ子供を見ていると、自然と頬が緩む。
そうしてしばらくぼうっとしていると、いつの間にやら隣に気配を感じた。
??「隣、いいかな?」
返事を待たずに座った人物を一瞥すると、途端に拓海の表情は引き締まる。
拓海「げっ……生きてたのかよ、アイ」
アイ「酷い言い草だな、最後に会ってから一年と経ってないだろう」
拓海「てめえの職業考えろっての。で、今日は仕事は?」
アイ「もう少ししたらクライアントとの顔合わせだよ。それまで散策と洒落込んでいたら君を見かけたというわけだ」
拓海「もう普通に暮らしてりゃ一生分の蓄えはあるんじゃねーか? いつまで傭兵なんざ続けるんだよ」
アイ「さあ、どうだろうかな? 残高を気にしたことは無いからね。今の生き方が性に合っているし、五体満足なうちは続けるんじゃないかな」
拓海「アンタなら手足の1、2本くらい義肢にしてでも続けてそうなんだが」
アイ「ははっ、たしかにそうしてでも続けるかもしれないね」
拓海「物好きな奴だな」
少し離れたところで子供たちがはしゃいでいる。
久しぶりに与えられた休暇、拓海は何をするでもなく辺りをぶらつき、目についた公園のベンチに腰を降ろしていた。
いつカースが湧きだすともしれない物騒な世の中になってしまってはいたが、それでも目聡く平和な一時を見つけては遊ぶ子供を見ていると、自然と頬が緩む。
そうしてしばらくぼうっとしていると、いつの間にやら隣に気配を感じた。
??「隣、いいかな?」
返事を待たずに座った人物を一瞥すると、途端に拓海の表情は引き締まる。
拓海「げっ……生きてたのかよ、アイ」
アイ「酷い言い草だな、最後に会ってから一年と経ってないだろう」
拓海「てめえの職業考えろっての。で、今日は仕事は?」
アイ「もう少ししたらクライアントとの顔合わせだよ。それまで散策と洒落込んでいたら君を見かけたというわけだ」
拓海「もう普通に暮らしてりゃ一生分の蓄えはあるんじゃねーか? いつまで傭兵なんざ続けるんだよ」
アイ「さあ、どうだろうかな? 残高を気にしたことは無いからね。今の生き方が性に合っているし、五体満足なうちは続けるんじゃないかな」
拓海「アンタなら手足の1、2本くらい義肢にしてでも続けてそうなんだが」
アイ「ははっ、たしかにそうしてでも続けるかもしれないね」
拓海「物好きな奴だな」
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それは、なんでもないようなとある日のこと。
それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。
~中略~
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
206: 2014/03/02(日) 16:38:05.34 ID:jtdOJliV0
アイ「借金してヒーローやってた人間には言われたくない言葉だね。そういう君はいつまで続けるんだい」
拓海「氏ぬまで」
アイ「変わらないな」
拓海「変わらねーよ」
アイ「一匹狼はやめたのにかい?」
拓海「いや、それは事情がだな」
アイ「アイドルに怪我させたんだって? 君はそのうちやらかすと思っていたよ」
拓海「うっせ。そういやアンタは最近変わったこととかねーのかよ」
アイ「私かい? うーむ……ああ、そういえば最近ここらで活動する際の拠点を得たよ」
拓海「根無し草やめたのか、なんか意外だな」
アイ「私だって事情や心境が変わったりもするさ。……と、そろそろ頃合いかな、失礼させて貰うよ」
拓海「仕事は選べよ、あんま悪事に肩入れしてっと叩き潰すからな」
アイ「善処しよう、君と戦うのは骨が折れるからね」
拓海「どの口がほざきやがる……と、ちょっと待て」
アイ「ん、何かな?」
立ち上がったアイを呼びとめ、何かを放る。
受け取ってみると、それは500円硬貨だった。
拓海「氏ぬまで」
アイ「変わらないな」
拓海「変わらねーよ」
アイ「一匹狼はやめたのにかい?」
拓海「いや、それは事情がだな」
アイ「アイドルに怪我させたんだって? 君はそのうちやらかすと思っていたよ」
拓海「うっせ。そういやアンタは最近変わったこととかねーのかよ」
アイ「私かい? うーむ……ああ、そういえば最近ここらで活動する際の拠点を得たよ」
拓海「根無し草やめたのか、なんか意外だな」
アイ「私だって事情や心境が変わったりもするさ。……と、そろそろ頃合いかな、失礼させて貰うよ」
拓海「仕事は選べよ、あんま悪事に肩入れしてっと叩き潰すからな」
アイ「善処しよう、君と戦うのは骨が折れるからね」
拓海「どの口がほざきやがる……と、ちょっと待て」
アイ「ん、何かな?」
立ち上がったアイを呼びとめ、何かを放る。
受け取ってみると、それは500円硬貨だった。
207: 2014/03/02(日) 16:39:36.70 ID:jtdOJliV0
拓海「いつかのコーヒー代、利子もつけとく」
アイ「おっと、これは嬉しい誤算というやつかな」
拓海「テメッ」
アイ「おお、こわいこわい。じゃあ、利子のお礼……というと妙な感じだが、一つ伝えておこうかな」
拓海「あん?」
アイ「実は最近海の底で警備の仕事をしていてね」
拓海「思いっきり敵対する気じゃねーか! ホントに骨折るぞ!?」
アイ「勘弁してくれ、仕事に障る」
拓海「ったく、覚悟しとけよ」
アイ「それは君の専売だろうに」
拓海「覚悟に特許なんざねーだろ」
アイ「それもそうだね。さて、今度こそ行かせてもらうよ」
拓海「次会ったら容赦しねーからな」
アイ「辛辣な知人だ」
拓海「悪事やめりゃこんなこといわねーよ」
アイ「無理な相談だな」
拓海「だろうな」
アイが去っていくのを見届けた後、拓海はベンチにもたれかかる。
拓海「あー……なんか休みって気分じゃなくなっちまったし、帰って自主トレでもすっか」
終わり
アイ「おっと、これは嬉しい誤算というやつかな」
拓海「テメッ」
アイ「おお、こわいこわい。じゃあ、利子のお礼……というと妙な感じだが、一つ伝えておこうかな」
拓海「あん?」
アイ「実は最近海の底で警備の仕事をしていてね」
拓海「思いっきり敵対する気じゃねーか! ホントに骨折るぞ!?」
アイ「勘弁してくれ、仕事に障る」
拓海「ったく、覚悟しとけよ」
アイ「それは君の専売だろうに」
拓海「覚悟に特許なんざねーだろ」
アイ「それもそうだね。さて、今度こそ行かせてもらうよ」
拓海「次会ったら容赦しねーからな」
アイ「辛辣な知人だ」
拓海「悪事やめりゃこんなこといわねーよ」
アイ「無理な相談だな」
拓海「だろうな」
アイが去っていくのを見届けた後、拓海はベンチにもたれかかる。
拓海「あー……なんか休みって気分じゃなくなっちまったし、帰って自主トレでもすっか」
終わり
208: 2014/03/02(日) 16:40:42.67 ID:jtdOJliV0
許可おりたら妄想が捗って結局本採用
書きあげてみると想定より仲良さそうな感じになっちゃったよ
というわけでアイさん借りました
アイさん人気だね
書きあげてみると想定より仲良さそうな感じになっちゃったよ
というわけでアイさん借りました
アイさん人気だね
【次回に続く・・・】
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