692: ◆BPxI0ldYJ. 2014/04/26(土) 14:32:48.81 ID:/lSoZeg70
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです
前回はコチラ
飛鳥ちゃん投下したいけどもう登場してる?
Wiki流し読みしたぐらいだからちょっと自信がない
Wiki流し読みしたぐらいだからちょっと自信がない
695: 2014/04/26(土) 18:30:35.90 ID:/lSoZeg70
今日も空は澄み渡り、街角の商店街はそれなり賑わっている。今日もどこかで世界の命運が左右されていようと、彼等にとっては対岸の火事でしかなく。
日常になりつつある非常事態をニュースや新聞で知り、やはり記憶の底に仕舞い込んでしまう。
それは彼女──二宮飛鳥においても同様であり、財布の重みをポケットに確かめながら今日も足繁くいつもの店に通う。
「お嬢ちゃんも好きだね」
最近見かける短めの金髪とちょっぴりパンクな服装に、屈託のない笑顔を見せる店主。
「ええ」
短い返事と五百円玉に乗せてこちらも笑みを返す。
五百円玉の対価として握られているのは一つの鯛焼きと幾ばくかのお釣り。
「まいど────!」
そしていつものように彼女を笑顔で送ろうとして、果たせなかった。
見開かれた瞳の先には、光を吸い込んでしまいそうなどす黒い泥がゆっくりと形を成していく。
あの日を皮切りに現れた異形の内、最もポピュラーとされる怪物。人の欲を食らい、取り込み、その源とする怪物、カース。
不定形の巨体にどこか淫らな雰囲気を湛え、それは現れた。
人々はすぐさま近くの建物に逃げ込み、次々とシャッターが下がっていく。カースの出現から数ヶ月、その対処ももう慣れたものだ。
あとは近場のヒーローの到着を待てば、被害は器物破損と数人の怪我を出すだけで済むだろう。
だが一人、二宮飛鳥は立ち尽くしていた。
荒げる声も物ともせずに、絡みつくような恐怖をすり抜けるように、受け流すように。
「早く逃げろぉ!」
時既に遅し。
逃避すらしない少女の肢体は色欲のカースの持つ泥の触手に絡め取られた。
日常になりつつある非常事態をニュースや新聞で知り、やはり記憶の底に仕舞い込んでしまう。
それは彼女──二宮飛鳥においても同様であり、財布の重みをポケットに確かめながら今日も足繁くいつもの店に通う。
「お嬢ちゃんも好きだね」
最近見かける短めの金髪とちょっぴりパンクな服装に、屈託のない笑顔を見せる店主。
「ええ」
短い返事と五百円玉に乗せてこちらも笑みを返す。
五百円玉の対価として握られているのは一つの鯛焼きと幾ばくかのお釣り。
「まいど────!」
そしていつものように彼女を笑顔で送ろうとして、果たせなかった。
見開かれた瞳の先には、光を吸い込んでしまいそうなどす黒い泥がゆっくりと形を成していく。
あの日を皮切りに現れた異形の内、最もポピュラーとされる怪物。人の欲を食らい、取り込み、その源とする怪物、カース。
不定形の巨体にどこか淫らな雰囲気を湛え、それは現れた。
人々はすぐさま近くの建物に逃げ込み、次々とシャッターが下がっていく。カースの出現から数ヶ月、その対処ももう慣れたものだ。
あとは近場のヒーローの到着を待てば、被害は器物破損と数人の怪我を出すだけで済むだろう。
だが一人、二宮飛鳥は立ち尽くしていた。
荒げる声も物ともせずに、絡みつくような恐怖をすり抜けるように、受け流すように。
「早く逃げろぉ!」
時既に遅し。
逃避すらしない少女の肢体は色欲のカースの持つ泥の触手に絡め取られた。
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それは、なんでもないようなとある日のこと。
それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。
~中略~
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
696: 2014/04/26(土) 18:33:24.05 ID:/lSoZeg70
「イイコトシマショ……」
その醜態から発せられるに相応しい声が周囲に響く。
不気味なぬめりで表面を満たし、ぬらぬらと不気味な光沢を放つ触手が蠢く。
眼前にそれが迫ろうと、少女はその表情を崩さなかった。ただ黒い泥を俯瞰し、まるで画面の向こうの出来事を観るように無関心にも見えたかも知れない。
一本の触手の先が割れ、更に醜い姿を見せる。
まるで吸い付くように見た目麗しい肉体を捉えると───
───するり。
少女の体が抜け落ちた。
残ったのは地に立つ少女、空を弄ぶ触手。
そして彼女もまた”異能”の者であるという事実。
周囲の理解を取り残し、少女は静かに、不敵に笑った。
「───色欲。最も原初的な本能、本能を律するが故に忌み嫌われる原罪……」
影を踏むような足取りで怪物の周囲を彷徨きながら、ぽつりぽつりと呟く。
「なるほど、なるほど……そういうのも面白いとは思うけど……でもそれじゃあ面白くない」
うねる触手が再び迫る。
やはりそれは空を切り、少女の体は何時の間にか怪物の背後。
「今のボクは気分が良いから、これだけで相手をしてあげよう」
地面から黒い霧のようなものが吸い上げられるように少女の手元へ。
握る程度の持ち手に同じような大きさの刃で形取られたそれは、ナイフと呼ぶべきか。
ようやく居場所を捉えた怪物を後目、少女は細い腕を振るい空中に落書きをするような手軽さで不定形の泥を掻く。
直後、周囲から無数の黒い弾丸が飛び、触手を引き裂いて建物の壁に突き刺さる。
「意表を突かれたかい?卑怯だと思うかい?ごめんね、でも嘘はついちゃいない」
弾丸の正体が全てナイフであったと気付いたのはそれから何秒後の出来事であったか。
その醜態から発せられるに相応しい声が周囲に響く。
不気味なぬめりで表面を満たし、ぬらぬらと不気味な光沢を放つ触手が蠢く。
眼前にそれが迫ろうと、少女はその表情を崩さなかった。ただ黒い泥を俯瞰し、まるで画面の向こうの出来事を観るように無関心にも見えたかも知れない。
一本の触手の先が割れ、更に醜い姿を見せる。
まるで吸い付くように見た目麗しい肉体を捉えると───
───するり。
少女の体が抜け落ちた。
残ったのは地に立つ少女、空を弄ぶ触手。
そして彼女もまた”異能”の者であるという事実。
周囲の理解を取り残し、少女は静かに、不敵に笑った。
「───色欲。最も原初的な本能、本能を律するが故に忌み嫌われる原罪……」
影を踏むような足取りで怪物の周囲を彷徨きながら、ぽつりぽつりと呟く。
「なるほど、なるほど……そういうのも面白いとは思うけど……でもそれじゃあ面白くない」
うねる触手が再び迫る。
やはりそれは空を切り、少女の体は何時の間にか怪物の背後。
「今のボクは気分が良いから、これだけで相手をしてあげよう」
地面から黒い霧のようなものが吸い上げられるように少女の手元へ。
握る程度の持ち手に同じような大きさの刃で形取られたそれは、ナイフと呼ぶべきか。
ようやく居場所を捉えた怪物を後目、少女は細い腕を振るい空中に落書きをするような手軽さで不定形の泥を掻く。
直後、周囲から無数の黒い弾丸が飛び、触手を引き裂いて建物の壁に突き刺さる。
「意表を突かれたかい?卑怯だと思うかい?ごめんね、でも嘘はついちゃいない」
弾丸の正体が全てナイフであったと気付いたのはそれから何秒後の出来事であったか。
697: 2014/04/26(土) 18:35:00.65 ID:/lSoZeg70
建物の奥から、影が一つ飛び出した。
比較的小柄な体躯、太陽を照り返すメタリックなアーマー。
我等が誇るこの街のヒーローだ。
「君は何者だい?」
縛り上げられたカースを背景にした問に、我等のヒーローは”正義の味方だ”といつもの返事を返した。
「…本当に正義の味方を名乗れるのかい?」
相変わらずの表情と、相変わらずの足取りで一歩一歩にじりよる。
「正義なんてのはただの主張でしかない」
「キミの言う正義はどう頑張ったってキミのエゴさ」
「悪が可哀想だとは思ったことは無いかい?彼等にもきっと正義があった」
「………ボクをイタい奴だと思ったかい?きっとそれは間違って無いよ」
ヒーローの目と鼻の先で立ち止まり、不意に邪悪な笑みを浮かべる。
「それでもキミが正義の味方を名乗るなら」
両手を大きく開くと、その背中から黒い翼が伸びる。
空中に飛び上がりそのまま雁字搦めにされたカースに近寄り───
「ボクは悪魔と名乗っておこう」
──その核を素手で抉り出した。
「ボクはアスカ、二宮飛鳥……次会う時は敵か味方か───どっちだろうね?」
698: 2014/04/26(土) 18:37:26.38 ID:/lSoZeg70
職業:自称悪魔
属性:悪役寄りダークヒーロー
能力:瞬間移動、影から色々作る
詳細設定:悪魔を自称する十四歳、種族から言えばれっきとした人間。カースの核を素手で触れる、制限付きの瞬間移動、影から武器を作り出すなど一応異能の力を使える。カースの核の収集、カースドヒューマンの調査(出来れば誘拐)をしているが、気まぐれでヒーローに喧嘩を売ったり共闘してみたり割とフリーダム。
属性:悪役寄りダークヒーロー
能力:瞬間移動、影から色々作る
詳細設定:悪魔を自称する十四歳、種族から言えばれっきとした人間。カースの核を素手で触れる、制限付きの瞬間移動、影から武器を作り出すなど一応異能の力を使える。カースの核の収集、カースドヒューマンの調査(出来れば誘拐)をしているが、気まぐれでヒーローに喧嘩を売ったり共闘してみたり割とフリーダム。
699: 2014/04/26(土) 18:42:24.94 ID:/lSoZeg70
他の人のヒーロー使おうとして結局それっぽいモブにしてしまうチキン。
飛鳥ちゃんはどっちかと言えばこういう役回りの方が似合ってるよね。ね?
飛鳥ちゃんはどっちかと言えばこういう役回りの方が似合ってるよね。ね?
700: 2014/04/26(土) 18:57:57.93 ID:N1WYFyhJo
よっしゃ遊撃手ポジだ!
……今の光あたりに同じこといったら抹殺スイッチはいりそうだったしいいんじゃないかな
クールキャラもかわいそうなキャラもいけそう
……今の光あたりに同じこといったら抹殺スイッチはいりそうだったしいいんじゃないかな
クールキャラもかわいそうなキャラもいけそう
701: 2014/04/26(土) 19:01:13.41 ID:lEHAdVNV0
乙です
まさかの〔自称・悪魔〕…ww
黒い翼まで自分の能力で…これぞまさしくTHE・痛い奴に違いない
カースドヒューマンの誘拐かぁ…誰かしら誘拐されちゃったりするかもなんです?
まさかの〔自称・悪魔〕…ww
黒い翼まで自分の能力で…これぞまさしくTHE・痛い奴に違いない
カースドヒューマンの誘拐かぁ…誰かしら誘拐されちゃったりするかもなんです?
723: 2014/04/27(日) 07:44:29.04 ID:C9QYXVaI0
飛鳥ちゃんの背景投下する
壊れた蛍光灯の頼りない光。打ちっぱなしのコンクリート、むせかえる異臭。
試験管に入れられた肉体。ろくな衣服さえ着せられず、色とりどりの内容液の中無理矢理に命を繋ぎ止められた肉体。
おおよそ人道的な雰囲気の感じられないそれを、二宮飛鳥はただただ眺めた。
怒りを覚えるでもなく、感傷に浸るでもなく、愉悦を感じるでもなく、ただただ眺めた。
「……今日のアイツははずれだったな……」
そのまま闇に溶けてしまいそうな声で嘯く。吐き捨てるような低音は言葉通りの感情を伝える。
「……あれぐらいでたじろいで、結局正義を貫くことさえしなかった」
「その程度の、薄っぺらい正義だった……」
足音も立てずに、ひっそりと試験管に近寄る。
「あれじゃあダメだ……足りない…何もかも」
「正義の味方……」
「ボクは悪魔を名乗った。人を攫った……」
「早く現れてくれよ……」
おうじさま
「ボクの正義の味方……」
「ああ…早くボクを……」
火照った体を冷やすように試験管に張り付く。容器を伝い自分の鼓動が聞こえる。冷えた試験管は自分の興奮をおさめるように熱を吸い取っていった。
「帰っていたのか……飛鳥……」
低い声が背中を貫いた。
それは闇の中に浮かぶ巨漢から発せられる物である事は明らかであり、他に候補は居なかった。
「今日の収穫だよ」
巨漢の足元から黒い手が伸び、数個の歪な球体が闇に煌めく。男はそれを意外がるまでもなく受け取り、懐にしまい込んだ。
「……カースドヒューマンは、いないのか」
「無茶を言わないでくれ…あれは数からして少ないし、持ってくるのは結構疲れるんだ」
「……疲れる?ふん、その実力でよく言う…」
「血袋は重いのさ」
「それに彼等、結構に強固なコミュニケーションを築くらしい、下手を撃てば藪蛇だね」
「逃げるのは得意だろう」
「安心して鯛焼きが買えなくなるのは、嫌だね」
「………まあいい、これからも期待するぞ……」
それだけ言い残し男は消え、少女も同様に。
その場から音が消え、熱が消え、動くことのない試験管だけが存在するのみになった。
壊れた蛍光灯の頼りない光。打ちっぱなしのコンクリート、むせかえる異臭。
試験管に入れられた肉体。ろくな衣服さえ着せられず、色とりどりの内容液の中無理矢理に命を繋ぎ止められた肉体。
おおよそ人道的な雰囲気の感じられないそれを、二宮飛鳥はただただ眺めた。
怒りを覚えるでもなく、感傷に浸るでもなく、愉悦を感じるでもなく、ただただ眺めた。
「……今日のアイツははずれだったな……」
そのまま闇に溶けてしまいそうな声で嘯く。吐き捨てるような低音は言葉通りの感情を伝える。
「……あれぐらいでたじろいで、結局正義を貫くことさえしなかった」
「その程度の、薄っぺらい正義だった……」
足音も立てずに、ひっそりと試験管に近寄る。
「あれじゃあダメだ……足りない…何もかも」
「正義の味方……」
「ボクは悪魔を名乗った。人を攫った……」
「早く現れてくれよ……」
おうじさま
「ボクの正義の味方……」
「ああ…早くボクを……」
火照った体を冷やすように試験管に張り付く。容器を伝い自分の鼓動が聞こえる。冷えた試験管は自分の興奮をおさめるように熱を吸い取っていった。
「帰っていたのか……飛鳥……」
低い声が背中を貫いた。
それは闇の中に浮かぶ巨漢から発せられる物である事は明らかであり、他に候補は居なかった。
「今日の収穫だよ」
巨漢の足元から黒い手が伸び、数個の歪な球体が闇に煌めく。男はそれを意外がるまでもなく受け取り、懐にしまい込んだ。
「……カースドヒューマンは、いないのか」
「無茶を言わないでくれ…あれは数からして少ないし、持ってくるのは結構疲れるんだ」
「……疲れる?ふん、その実力でよく言う…」
「血袋は重いのさ」
「それに彼等、結構に強固なコミュニケーションを築くらしい、下手を撃てば藪蛇だね」
「逃げるのは得意だろう」
「安心して鯛焼きが買えなくなるのは、嫌だね」
「………まあいい、これからも期待するぞ……」
それだけ言い残し男は消え、少女も同様に。
その場から音が消え、熱が消え、動くことのない試験管だけが存在するのみになった。
724: 2014/04/27(日) 07:58:56.40 ID:C9QYXVaI0
名称:強欲P
職業:研究者?飛鳥の上司ポジ
属性:強欲のカースドヒューマン
能力:?
詳細:飛鳥にカースの核の収集、カースドヒューマンの調査、誘拐を指示する張本人。憤怒の街事件に際してカース、カースドヒューマンの持つ力に強い興味を持ち、その研究の過程で自らもカースドヒューマンとなる。根底を成す行動原理そのものにつけ込まれたため侵食が早い、が、やってることは以前と全く変わっていない。
※飛鳥はヒーローに接触する過程で正義の味方足りうる人物を個人的に探しているようです?
職業:研究者?飛鳥の上司ポジ
属性:強欲のカースドヒューマン
能力:?
詳細:飛鳥にカースの核の収集、カースドヒューマンの調査、誘拐を指示する張本人。憤怒の街事件に際してカース、カースドヒューマンの持つ力に強い興味を持ち、その研究の過程で自らもカースドヒューマンとなる。根底を成す行動原理そのものにつけ込まれたため侵食が早い、が、やってることは以前と全く変わっていない。
※飛鳥はヒーローに接触する過程で正義の味方足りうる人物を個人的に探しているようです?
725: 2014/04/27(日) 08:03:53.27 ID:C9QYXVaI0
簡単に飛鳥ちゃんとその周辺をば。
もしも誘拐されたらあんまりよろしくないよって意思表示でもある。
もしも誘拐されたらあんまりよろしくないよって意思表示でもある。
【次回に続く・・・】



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