930: ◆3QM4YFmpGw 2014/05/08(木) 20:57:48.33 ID:klr6Y5lm0
931: 2014/05/08(木) 20:59:12.77 ID:klr6Y5lm0
突然の爆発。
カイ「な、なに!?」
亜季「駅前の方ですな……よもやカースが!?」
星花「よくない気配がします、行きましょう!」
爆音に気付いたフルメタル・トレイターズは、現場へ急行しようとした。
しかし。
??「ヘーイ!」
三人「!?」
三人の前に、突如巨大な宇宙船が降り立ってきた。
カイ「な、何これ……」
ヘレン「私よ」
カイ「いや、誰だよ」
宇宙船から姿を現したのは、宇宙レベルことヘレンだ。
ヘレン「今日は新作の性能テストにきたのよ。出しなさい」
マシン『イエス、マム』
宇宙船から二つの影が射出され、カイ達の目の前に着地した。
----------------------------------------
それは、なんでもないようなとある日のこと。
それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。
~中略~
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
932: 2014/05/08(木) 21:00:22.26 ID:klr6Y5lm0
ヘレン「紹介するわ、水産業破壊怪人トアーミー」
トアーミー『トアーッ!!』
ヘレンに紹介されたトアーミーは、投網のマントを翻して決めポーズをとる。
カイ「す、水産業破壊……? 何それ?」
ヘレン「そして、暴食怪人アクジキング」
アクジキング『ジキジキジキ!』
アクジキングは体の三割はありそうな大口を開けて、独特の声で笑った。
カイ「聞けよ」
亜季「……って、これを何で私達に差し向けるのでありますか!?」
ヘレン「あなたたちが私の視界に無断で侵入したから。つまり、そういうこと」
亜季「ま、全く理解出来ない……」
ヘレン「理解せずともいいわ。さあ、暴れなさい。トアーミー、アクジキング」
トアーミー『ご期待ください!』
カイ「喋った!?」
アクジキング『ジキジキジキジキ!!』
ヘレン「良い返事ね……出しなさい」
マシン『イエス、マム』
ヘレンは宇宙船の中に引っ込み、宇宙船もそのままどこかへ飛んで行ってしまった。
トアーミー『トアーッ!!』
ヘレンに紹介されたトアーミーは、投網のマントを翻して決めポーズをとる。
カイ「す、水産業破壊……? 何それ?」
ヘレン「そして、暴食怪人アクジキング」
アクジキング『ジキジキジキ!』
アクジキングは体の三割はありそうな大口を開けて、独特の声で笑った。
カイ「聞けよ」
亜季「……って、これを何で私達に差し向けるのでありますか!?」
ヘレン「あなたたちが私の視界に無断で侵入したから。つまり、そういうこと」
亜季「ま、全く理解出来ない……」
ヘレン「理解せずともいいわ。さあ、暴れなさい。トアーミー、アクジキング」
トアーミー『ご期待ください!』
カイ「喋った!?」
アクジキング『ジキジキジキジキ!!』
ヘレン「良い返事ね……出しなさい」
マシン『イエス、マム』
ヘレンは宇宙船の中に引っ込み、宇宙船もそのままどこかへ飛んで行ってしまった。
933: 2014/05/08(木) 21:01:31.86 ID:klr6Y5lm0
星花「仕方ありません、行きましょう、ストラディバリ!」
ストラディバリ『レディ』
星花がペルソナを装着して姿を変える。
ヒーロー『ノーヴル・ディアブル』の誕生である。
亜季「足止めを食らっている暇は……、チッ! SC-01、バトルターン!!」
カイ「あたしたちも行くよ、ホージロー! オリハルコン、セパレイション!!」
続いて亜季とカイも変身する。
カイ「アビスナイト、ウェイクアァ……」
トアーミー『トアーッ!!』
カイ「ップゥ!?」
名乗りの隙を突いて、トアーミーが浮き型鉄球をカイの腹に叩きつけた。
カイ「こんのっ……ヒーローの名乗りは終わるまで待つのがお約束でしょ!?」
トアーミー『二夜連続』
カイ「何がだっ!!」
カイが反撃の拳をトアーミーの顔面に叩き込む。
ストラディバリ『レディ』
星花がペルソナを装着して姿を変える。
ヒーロー『ノーヴル・ディアブル』の誕生である。
亜季「足止めを食らっている暇は……、チッ! SC-01、バトルターン!!」
カイ「あたしたちも行くよ、ホージロー! オリハルコン、セパレイション!!」
続いて亜季とカイも変身する。
カイ「アビスナイト、ウェイクアァ……」
トアーミー『トアーッ!!』
カイ「ップゥ!?」
名乗りの隙を突いて、トアーミーが浮き型鉄球をカイの腹に叩きつけた。
カイ「こんのっ……ヒーローの名乗りは終わるまで待つのがお約束でしょ!?」
トアーミー『二夜連続』
カイ「何がだっ!!」
カイが反撃の拳をトアーミーの顔面に叩き込む。
934: 2014/05/08(木) 21:02:26.40 ID:klr6Y5lm0
亜季「私はこちらを! マイシスター!!」
マイシスターにガトリングガンを投下させた亜季は、受け取るや否やアクジキングに向けてそれを乱射した。
アクジキング『!!』
それを見たアクジキングは逃げるどころか、大口を開けて銃弾を待ち構えた。そして、
アクジキング『ジキジキジキジキジキジキジキジキ!!』
その大口で、飛んでくる弾丸を全て飲み込んでしまった。
アクジキング『……ジキジキ!』
亜季「なっ……これは長期戦になりそうですな…………ディアブル!」
星花「は、はいっ! 今援護を……」
亜季「いえ。ディアブルは先に現場へ向かってほしいであります」
星花「え……」
カイ「相手は二人! ここはあたしと01でなんとかするからさ、ディアブルは駅前に急いで!」
トアーミーと取っ組み合うカイが、首だけこちらに向けた。
星花「01さん、ナイトさん…………分かりました、お先に失礼いたします。ストラディバリ!」
ストラディバリ『レディ』
星花の号令でストラディバリはユニコーン形態へ変形し、星花を背に乗せて駆け出した。
亜季「頼みます! さて……ならば近接戦はいかがですかな!」
亜季がビームソードを構える。
アクジキング『ジキジキジキ!』
対抗してアクジキングが取り出したのは、先割れスプーンを模した大きな矛。
亜季「ほう……参ります!!」
――――――――――――
――――――――
――――
マイシスターにガトリングガンを投下させた亜季は、受け取るや否やアクジキングに向けてそれを乱射した。
アクジキング『!!』
それを見たアクジキングは逃げるどころか、大口を開けて銃弾を待ち構えた。そして、
アクジキング『ジキジキジキジキジキジキジキジキ!!』
その大口で、飛んでくる弾丸を全て飲み込んでしまった。
アクジキング『……ジキジキ!』
亜季「なっ……これは長期戦になりそうですな…………ディアブル!」
星花「は、はいっ! 今援護を……」
亜季「いえ。ディアブルは先に現場へ向かってほしいであります」
星花「え……」
カイ「相手は二人! ここはあたしと01でなんとかするからさ、ディアブルは駅前に急いで!」
トアーミーと取っ組み合うカイが、首だけこちらに向けた。
星花「01さん、ナイトさん…………分かりました、お先に失礼いたします。ストラディバリ!」
ストラディバリ『レディ』
星花の号令でストラディバリはユニコーン形態へ変形し、星花を背に乗せて駆け出した。
亜季「頼みます! さて……ならば近接戦はいかがですかな!」
亜季がビームソードを構える。
アクジキング『ジキジキジキ!』
対抗してアクジキングが取り出したのは、先割れスプーンを模した大きな矛。
亜季「ほう……参ります!!」
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935: 2014/05/08(木) 21:04:21.34 ID:klr6Y5lm0
――――
――――――――
――――――――――――
星花「こ、これは……」
駅前に到着した星花は思わず言葉を失った。
見渡す限りの瓦礫、倒れこむ人々、所々に燃える紫色の炎……。
そして、それらの中心に立つ一人の少女。
彼女が上機嫌にステップを踏み、ゴシックドレスのフリルがふわりと揺れる。
この惨状の中で鼻歌まで歌える……少なくとも、ただの少女でない事は明白だ。
インヴィディア「フフフーン……あらぁー?」
ふと、少女――がインヴィディアこちらに振り向く。
インヴィディア「あなた、どちら様ぁ? おかしな恰好して」
星花「お、おかしな……っ、わ、わたくしはノーヴル・ディアブル! フルメタル・トレイターズのメンバーです!」
その言葉を受け、しばし黙って星花を見つめていたインヴィディアだったが、やがてぷっと吹き出すように口を開いた。
インヴィディア「ぷぷぷっ、おかしいの。じゃああなたはヒーローだとでも言うのかしらぁー?」
星花「……何か問題がございますか?」
インヴィディア「だってあなた、担当っていうか、部門っていうか、ジャンルっていうか……」
――――――――
――――――――――――
星花「こ、これは……」
駅前に到着した星花は思わず言葉を失った。
見渡す限りの瓦礫、倒れこむ人々、所々に燃える紫色の炎……。
そして、それらの中心に立つ一人の少女。
彼女が上機嫌にステップを踏み、ゴシックドレスのフリルがふわりと揺れる。
この惨状の中で鼻歌まで歌える……少なくとも、ただの少女でない事は明白だ。
インヴィディア「フフフーン……あらぁー?」
ふと、少女――がインヴィディアこちらに振り向く。
インヴィディア「あなた、どちら様ぁ? おかしな恰好して」
星花「お、おかしな……っ、わ、わたくしはノーヴル・ディアブル! フルメタル・トレイターズのメンバーです!」
その言葉を受け、しばし黙って星花を見つめていたインヴィディアだったが、やがてぷっと吹き出すように口を開いた。
インヴィディア「ぷぷぷっ、おかしいの。じゃああなたはヒーローだとでも言うのかしらぁー?」
星花「……何か問題がございますか?」
インヴィディア「だってあなた、担当っていうか、部門っていうか、ジャンルっていうか……」
936: 2014/05/08(木) 21:05:49.03 ID:klr6Y5lm0
インヴィディア「それは別としても、私のお仲間みたいなものじゃない。それがヒーローなんて、笑っちゃうわぁ」
星花「ッ!?」
インヴィディアの言葉。
前半はよく分からなかったが、後半ははっきりと理解できた。
『わたくし』と『この少女』が、お仲間みたいなもの……?
――ドクン ドクン
星花「……ッ馬鹿にしないでください!!」
激昂した星花が叫ぶ。
――ドクン ドクン
星花「わたくしと貴女は違います!! わたくしは貴女のように、無暗に人を殺めたりはいたしません!!」
インヴィディア「うーん……そういう意味じゃないのよぉ? 要するに」
星花「黙りなさい!! わたくしは貴女を許しません!! ストラディバリ、オーラロケットパンチ!!」
ストラディバリ『レディ』
人型に変形したストラディバリがロケットパンチを発射した。
インヴィディア「お話は最後まで聞きなさいよぉ、むぅー」
インヴィディアはぷくっと頬を膨らませた。そして、
インヴィディア「fireぁー」
その口から紫色の火球を一つ吐き出した。
二つは両者の中間ほどで正面から衝突、火球は消滅し、ロケットパンチは推進力を失いその場に落下した。
星花「くっ!!」
インヴィディア「そうねぇー、ちょっとだけ暇つぶしに付き合ってもらおうかしらぁー」
インヴィディアがくすくすと笑う度、口の端から紫の炎がちらと燃えた。
――――――――――――
――――――――
――――
星花「ッ!?」
インヴィディアの言葉。
前半はよく分からなかったが、後半ははっきりと理解できた。
『わたくし』と『この少女』が、お仲間みたいなもの……?
――ドクン ドクン
星花「……ッ馬鹿にしないでください!!」
激昂した星花が叫ぶ。
――ドクン ドクン
星花「わたくしと貴女は違います!! わたくしは貴女のように、無暗に人を殺めたりはいたしません!!」
インヴィディア「うーん……そういう意味じゃないのよぉ? 要するに」
星花「黙りなさい!! わたくしは貴女を許しません!! ストラディバリ、オーラロケットパンチ!!」
ストラディバリ『レディ』
人型に変形したストラディバリがロケットパンチを発射した。
インヴィディア「お話は最後まで聞きなさいよぉ、むぅー」
インヴィディアはぷくっと頬を膨らませた。そして、
インヴィディア「fireぁー」
その口から紫色の火球を一つ吐き出した。
二つは両者の中間ほどで正面から衝突、火球は消滅し、ロケットパンチは推進力を失いその場に落下した。
星花「くっ!!」
インヴィディア「そうねぇー、ちょっとだけ暇つぶしに付き合ってもらおうかしらぁー」
インヴィディアがくすくすと笑う度、口の端から紫の炎がちらと燃えた。
――――――――――――
――――――――
――――
937: 2014/05/08(木) 21:06:35.47 ID:klr6Y5lm0
――――
――――――――
――――――――――――
トアーミー『獲ったどー!!』
カイ「くうっ!」
トアーミーの銛を、カイはすんでのところで回避する。
亜季「でやぁっ!!」
アクジキング『ジキッ!?』
亜季がビームソードでアクジキングの矛を斬る。
亜季「その首、もらったであります!!」
ビームソードを構えなおし、ブーストで一気に距離を詰める。
アクジキング『ジッ、ジキジキジキジキ!!』
殺されまいとするアクジキングは、今までに食った弾丸をまとめて吐き出した。
亜季「ッ、マイシスター!」
マイシスターから投下された鉄板でそれを防ぐ。そして、
亜季「せやあっ!!」
アクジキング『ジッ……!?』
氏角から飛び出し、アクジキングの首を刎ねた。
亜季が反転してビームソードをしまうと、その背で大爆発。
――――――――
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トアーミー『獲ったどー!!』
カイ「くうっ!」
トアーミーの銛を、カイはすんでのところで回避する。
亜季「でやぁっ!!」
アクジキング『ジキッ!?』
亜季がビームソードでアクジキングの矛を斬る。
亜季「その首、もらったであります!!」
ビームソードを構えなおし、ブーストで一気に距離を詰める。
アクジキング『ジッ、ジキジキジキジキ!!』
殺されまいとするアクジキングは、今までに食った弾丸をまとめて吐き出した。
亜季「ッ、マイシスター!」
マイシスターから投下された鉄板でそれを防ぐ。そして、
亜季「せやあっ!!」
アクジキング『ジッ……!?』
氏角から飛び出し、アクジキングの首を刎ねた。
亜季が反転してビームソードをしまうと、その背で大爆発。
938: 2014/05/08(木) 21:07:36.11 ID:klr6Y5lm0
トアーミー『トアーッ!!』
カイ「うぎゃっ! な、何これ……重い……!!」
トアーミーの特殊な投網に囚われたカイは、脱出できずにもがいていた。
トアーミー『制作快調』
それにじりじりと近づきながら、トアーミーは釣竿を模したサーベルをふりかざした。
亜季「しまっ……ナイト!!」
カイ「……ッ!!」
パキィン
亜季「…………!?」
カイ「…………!?」
トアーミー『トア……!?』
振り下ろされる寸前、トアーミーのサーベルは軽快な音と共に砕け散った。
??「ったく、今日は久しぶりにオフだったっつーのによぉ」
気付けば、サーベルの破片を握った人影がそこに立っていた。
カイ「うぎゃっ! な、何これ……重い……!!」
トアーミーの特殊な投網に囚われたカイは、脱出できずにもがいていた。
トアーミー『制作快調』
それにじりじりと近づきながら、トアーミーは釣竿を模したサーベルをふりかざした。
亜季「しまっ……ナイト!!」
カイ「……ッ!!」
パキィン
亜季「…………!?」
カイ「…………!?」
トアーミー『トア……!?』
振り下ろされる寸前、トアーミーのサーベルは軽快な音と共に砕け散った。
??「ったく、今日は久しぶりにオフだったっつーのによぉ」
気付けば、サーベルの破片を握った人影がそこに立っていた。
939: 2014/05/08(木) 21:08:22.07 ID:klr6Y5lm0
爛「生きてっか、アビスナイト?」
アイドルヒーロー兼サクライのエージェント、ラプターこと古賀爛、改め古の竜ラプトルバンディットだ。
しかし説明長いなコイツ。
カイ「ラプター!」
爛「おらよっ」
爛の鉤爪の一振りで、トアーミーの投網が引き裂かれた。
カイ「よっと……ありがと! AHF以来だね!」
爛「まーな。コイツ何なんだ? 見た事ねえタイプだけどよ」
亜季「宇宙船に乗っていた、謎の女が置いていったであります。こんなことをしている場合では……!」
亜季がぐっと歯噛みする。
爛「なんだ、お前ら急ぎか?」
カイ「うん! せ……ディアブルが今一人で危険なトコ行ってて、早く合流しないと……」
爛「あー、そういや姿見えねえな。……んじゃ、お前らそっち行っていいぞ」
爛がふうっと息を吐いて軽く構える。
爛「コイツは俺が軽くノシとくからよ」
亜季「い、いいのでありますか?」
爛「ま、腐ってもアイドルヒーローだからな。人助けくらいするっての」
亜季「恩に着ます! ナイト、急ぎましょう!!」
カイ「うん! ありがと、ラプター!」
カイと亜季は爛に一礼し、星花と合流すべくその場を去った。
アイドルヒーロー兼サクライのエージェント、ラプターこと古賀爛、改め古の竜ラプトルバンディットだ。
しかし説明長いなコイツ。
カイ「ラプター!」
爛「おらよっ」
爛の鉤爪の一振りで、トアーミーの投網が引き裂かれた。
カイ「よっと……ありがと! AHF以来だね!」
爛「まーな。コイツ何なんだ? 見た事ねえタイプだけどよ」
亜季「宇宙船に乗っていた、謎の女が置いていったであります。こんなことをしている場合では……!」
亜季がぐっと歯噛みする。
爛「なんだ、お前ら急ぎか?」
カイ「うん! せ……ディアブルが今一人で危険なトコ行ってて、早く合流しないと……」
爛「あー、そういや姿見えねえな。……んじゃ、お前らそっち行っていいぞ」
爛がふうっと息を吐いて軽く構える。
爛「コイツは俺が軽くノシとくからよ」
亜季「い、いいのでありますか?」
爛「ま、腐ってもアイドルヒーローだからな。人助けくらいするっての」
亜季「恩に着ます! ナイト、急ぎましょう!!」
カイ「うん! ありがと、ラプター!」
カイと亜季は爛に一礼し、星花と合流すべくその場を去った。
940: 2014/05/08(木) 21:09:29.60 ID:klr6Y5lm0
爛「さーて、サバオリにしてやんぜ漁師野郎っ!」
挨拶代わりにと腹へ強烈な一撃を見舞う。
トアーミー『トアッ!?』
トアーミーは派手に吹き飛び、3m先に背中から着地した。
爛「技がトリッキーなだけでスペックは大した事ねーな……トドメだ」
爛は近くの尖った瓦礫を拾ってトアーミーに向けて駆け出す。そして、
爛「氏ぃねぇぇぇっ!!」
その瓦礫を思いっきりトアーミーの胸に突き刺し、更に。
爛「どらぁっ!!」
踵落としで更に深くまで打ち込んだ。
トアーミー『トアッ…………マグロ』
そして、一拍置いて大爆発。
爛「……あーあ、折角のオフがパーだぜ」
念の為、と普段ラプター用の仮面を持ち歩いていたのは無駄ではなかったようだ。
爛「さっさと帰って昼寝……ん? 何だこの雨……」
今になって気づいたが、先ほどから降っていた黒い泥の雨。
それは地面に落ちると、カースとなって動き始めた。
『ネタマシイイイイイイ』
『ネタマシイイイイイイ』
『ネタマシイイイイイイ』
『タアマシイイイイイイ』
爛「……マジかよ……くっそ、休日返上かよっ!!」
吐き捨てて爛はカースの群れに飛び掛かった。
……その光景を、ビルの上から眺めていた影が一つ。
メモリック『……記録完了』
彼の名は記録怪人メモリック。ヘレンが生み出した怪人の一人だ。
メモリック『トアーミー、アクジキング、共に改良の余地大幅にあり』
彼の任務は、ヘレン製怪人達の作戦や行動データを記録し、ヘレンに提出する事。
戦闘能力は皆無だが、彼の持ち帰ったデータは怪人の強化や再生に大いに役立つ。
メモリック『マム、記録が完了しました。これより帰投します』
母船に通信を入れたメモリックは、ワープでその場から消えた。
――――――――――――
――――――――
――――
挨拶代わりにと腹へ強烈な一撃を見舞う。
トアーミー『トアッ!?』
トアーミーは派手に吹き飛び、3m先に背中から着地した。
爛「技がトリッキーなだけでスペックは大した事ねーな……トドメだ」
爛は近くの尖った瓦礫を拾ってトアーミーに向けて駆け出す。そして、
爛「氏ぃねぇぇぇっ!!」
その瓦礫を思いっきりトアーミーの胸に突き刺し、更に。
爛「どらぁっ!!」
踵落としで更に深くまで打ち込んだ。
トアーミー『トアッ…………マグロ』
そして、一拍置いて大爆発。
爛「……あーあ、折角のオフがパーだぜ」
念の為、と普段ラプター用の仮面を持ち歩いていたのは無駄ではなかったようだ。
爛「さっさと帰って昼寝……ん? 何だこの雨……」
今になって気づいたが、先ほどから降っていた黒い泥の雨。
それは地面に落ちると、カースとなって動き始めた。
『ネタマシイイイイイイ』
『ネタマシイイイイイイ』
『ネタマシイイイイイイ』
『タアマシイイイイイイ』
爛「……マジかよ……くっそ、休日返上かよっ!!」
吐き捨てて爛はカースの群れに飛び掛かった。
……その光景を、ビルの上から眺めていた影が一つ。
メモリック『……記録完了』
彼の名は記録怪人メモリック。ヘレンが生み出した怪人の一人だ。
メモリック『トアーミー、アクジキング、共に改良の余地大幅にあり』
彼の任務は、ヘレン製怪人達の作戦や行動データを記録し、ヘレンに提出する事。
戦闘能力は皆無だが、彼の持ち帰ったデータは怪人の強化や再生に大いに役立つ。
メモリック『マム、記録が完了しました。これより帰投します』
母船に通信を入れたメモリックは、ワープでその場から消えた。
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941: 2014/05/08(木) 21:10:17.08 ID:klr6Y5lm0
――――
――――――――
――――――――――――
星花「オーラボムッ!!」
ストラディバリ『レディ』
オーラの砲弾が、泥の蜥蜴を次々焼き払っていく。
インヴィディア「うわぁ、嫉妬しちゃうくらい強いのねぇー」
インヴィディアはくすくすと笑い、指先から小さな火球を三つ飛ばした。
星花「効きません!! ストラディバリ、オーラブレードッ!! オーラドリルパンチッ!!」
ストラディバリ『レディ』
星花「合わせ技ですわ! ドリルブレード、パーンチッ!!」
オーラの刃を纏った拳が、回転しながらインヴィディアに突き進む。
インヴィディア「あらぁ、これは相殺できないかもぉー」
ゾンッ
二つのドリルブレードパンチが、インヴィディアの体を穿った。
星花「…………!」
――――――――
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星花「オーラボムッ!!」
ストラディバリ『レディ』
オーラの砲弾が、泥の蜥蜴を次々焼き払っていく。
インヴィディア「うわぁ、嫉妬しちゃうくらい強いのねぇー」
インヴィディアはくすくすと笑い、指先から小さな火球を三つ飛ばした。
星花「効きません!! ストラディバリ、オーラブレードッ!! オーラドリルパンチッ!!」
ストラディバリ『レディ』
星花「合わせ技ですわ! ドリルブレード、パーンチッ!!」
オーラの刃を纏った拳が、回転しながらインヴィディアに突き進む。
インヴィディア「あらぁ、これは相殺できないかもぉー」
ゾンッ
二つのドリルブレードパンチが、インヴィディアの体を穿った。
星花「…………!」
942: 2014/05/08(木) 21:11:19.74 ID:klr6Y5lm0
しかし、
インヴィディア「あらあらぁ、どこを見てるのぉ?」
星花「ッ!?」
振り向くと、確かに今倒したはずのインヴィディアが立っていた。
星花「では、こちらは……!?」
正面にいたインヴィディアが、音を立てて燃え上がり始めた。
そして、あっという間に紫色の炎となって消えた。
星花「……分身……!?」
インヴィディア「そういうことぉー。……うーん、なんだか飽きちゃったわぁ」
インヴィディアはひょいと飛び上がり、近くのビルの屋上に着地した。
星花「まっ、待ちなさい!!」
インヴィディア「一応名乗ろうかしらぁー。私は、イルミナティのインヴィディアっていうのぉー」
インヴィディア「また遊びましょうねぇー、お仲間さん」
インヴィディア「あらあらぁ、どこを見てるのぉ?」
星花「ッ!?」
振り向くと、確かに今倒したはずのインヴィディアが立っていた。
星花「では、こちらは……!?」
正面にいたインヴィディアが、音を立てて燃え上がり始めた。
そして、あっという間に紫色の炎となって消えた。
星花「……分身……!?」
インヴィディア「そういうことぉー。……うーん、なんだか飽きちゃったわぁ」
インヴィディアはひょいと飛び上がり、近くのビルの屋上に着地した。
星花「まっ、待ちなさい!!」
インヴィディア「一応名乗ろうかしらぁー。私は、イルミナティのインヴィディアっていうのぉー」
インヴィディア「また遊びましょうねぇー、お仲間さん」
943: 2014/05/08(木) 21:12:03.03 ID:klr6Y5lm0
そう言ってインヴィディアはビルからビルへと飛び移り、どこかへと行ってしまった。
星花「なっ……………………わ、わたくしは……」
虚空を見つめてわなわなと震える星花。そこに、
亜季「あ、いました!」
カイ「ディアブルー! 無事ー!?」
カイと亜季が到着した。
亜季「……ひどい有様ですな。……ディアブル?」
カイ「ディアブル? ねえ、聞いてる?」
二人の呼びかけにも、星花は応じない。
やがて、顔を上げ……
星花「なっ……………………わ、わたくしは……」
虚空を見つめてわなわなと震える星花。そこに、
亜季「あ、いました!」
カイ「ディアブルー! 無事ー!?」
カイと亜季が到着した。
亜季「……ひどい有様ですな。……ディアブル?」
カイ「ディアブル? ねえ、聞いてる?」
二人の呼びかけにも、星花は応じない。
やがて、顔を上げ……
944: 2014/05/08(木) 21:13:08.21 ID:klr6Y5lm0
星花「わたくしはぁっ!! 貴女のお仲間などではありませんっ!! 取り消しなさい!! 今すぐにぃぃっ!!」
狂ったような大声をあげ、どこかへ走り出そうとした。
カイ「ひゃあっ!? ちょっ、落ち着いてよディアブル!!」
星花「待ちなさいッ!! わたくしと戦いなさいッ!! インヴィディアァァアッ!!」
カイが慌てて取り押さえるも、逆にズルズルと引きずられてしまう。
カイ「ぜっ、01! お願い、手伝って!」
亜季「この暴れよう、正気を失っている……? ……ならば、致し方ありませんか」
星花「放して下さいカイさん!! 奴を!! インヴィディアを追わせて下さいッ!!」
亜季は拳銃を取り出すと、砲身の部分をギュッと握った。
亜季「すみませんっ……!」
そして、拳銃のグリップで星花の後頭部を思いっきり殴りつけた。
星花「ぁっ…………」
結果星花は意識を失い、その場にうつ伏せで倒れこんだ。
945: 2014/05/08(木) 21:14:02.27 ID:klr6Y5lm0
カイ「…………せい、か……?」
亜季「気を、失わせただけであります……目が覚めた時には、正気に戻っている事を祈りましょう……」
カイ「……うん、そうだね…………」
カイは星花の体をゆっくり抱き上げ、ぎゅっと抱きしめた。
カイ「早く目を覚ましてね、星花…………」
亜季「……さあ、怪我をされた方々の移送をしなくては! 星花を頼みます」
カイ「うん、分かった」
亜季は近辺で一番重傷そうな人間に駆け寄り、彼をそっと抱き上げて空を飛んで行った。
カイ「…………星花、どうしちゃったんだろ……?」
何気なく、彼女のペルソナに手をかける。
カイ「ひっ!?」
カイは驚いて思わず星花から手を放してしまった。
地面に投げ出された星花の体。
その瞳は、本来の宝石のような淡い紫色ではなく、毒々しく濁った深紅に満ちている。
カイ「……星花…………!?」
亜季「気を、失わせただけであります……目が覚めた時には、正気に戻っている事を祈りましょう……」
カイ「……うん、そうだね…………」
カイは星花の体をゆっくり抱き上げ、ぎゅっと抱きしめた。
カイ「早く目を覚ましてね、星花…………」
亜季「……さあ、怪我をされた方々の移送をしなくては! 星花を頼みます」
カイ「うん、分かった」
亜季は近辺で一番重傷そうな人間に駆け寄り、彼をそっと抱き上げて空を飛んで行った。
カイ「…………星花、どうしちゃったんだろ……?」
何気なく、彼女のペルソナに手をかける。
カイ「ひっ!?」
カイは驚いて思わず星花から手を放してしまった。
地面に投げ出された星花の体。
その瞳は、本来の宝石のような淡い紫色ではなく、毒々しく濁った深紅に満ちている。
カイ「……星花…………!?」
946: 2014/05/08(木) 21:14:47.75 ID:klr6Y5lm0
――ウウン
――ダイブ、憤怒ヲ喰ッタ
――悪魔モ天使モ誤魔化セタ
――縮ンデヤリスゴシタノハ正解ダッタナ
――タダ、マダ足リナイ
――モウ一度、アソコニ行ケレバ
――コノ体ヲ完全ニ支配スルマデニ成長デキル
――憤怒ニ満チタ、アノ最高ノ餌場ニ……
続く
947: 2014/05/08(木) 21:15:47.43 ID:klr6Y5lm0
・トアーミー
ヘレン製水産業破壊怪人。
「各地で魚を乱獲して各港町や漁村に壊滅的打撃を与える」というジュラル的遠回し作戦の為に生み出された。
釣竿型サーベル、銛、浮き型鉄球の他、相手の動きを封じる特殊な投網を放つ。
・アクジキング
ヘレン製暴食怪人。
「とにかく食物を荒らしまくって食卓を壊滅させる」というジュラル的遠回し作戦の為に生み出された。
あらゆる物を食べて吐き出す大口と、先割れスプーン型の矛で戦う。
・メモリック
ヘレン製記録怪人。
「各怪人達が戦ったデータをヘレンに提出する」という任務を受けており、本人の戦闘力は皆無。
映画館のカメラ男が白い長ランを着たような姿。
・イベント追加情報
爛(ラプター)がカースの群れ相手に戦っています
メモリックがヘレンにトアーミーとアクジキングの戦闘データを提出しました
今後遭遇するヘレン怪人が全体的に強化されている可能性があります
インヴィディアが「別の駅前」へ移動しました
亜季が怪我人を最寄りの病院へ移送しています
カイが眠り続ける星花についています
星花の中になんかいます
ヘレン製水産業破壊怪人。
「各地で魚を乱獲して各港町や漁村に壊滅的打撃を与える」というジュラル的遠回し作戦の為に生み出された。
釣竿型サーベル、銛、浮き型鉄球の他、相手の動きを封じる特殊な投網を放つ。
・アクジキング
ヘレン製暴食怪人。
「とにかく食物を荒らしまくって食卓を壊滅させる」というジュラル的遠回し作戦の為に生み出された。
あらゆる物を食べて吐き出す大口と、先割れスプーン型の矛で戦う。
・メモリック
ヘレン製記録怪人。
「各怪人達が戦ったデータをヘレンに提出する」という任務を受けており、本人の戦闘力は皆無。
映画館のカメラ男が白い長ランを着たような姿。
・イベント追加情報
爛(ラプター)がカースの群れ相手に戦っています
メモリックがヘレンにトアーミーとアクジキングの戦闘データを提出しました
今後遭遇するヘレン怪人が全体的に強化されている可能性があります
インヴィディアが「別の駅前」へ移動しました
亜季が怪我人を最寄りの病院へ移送しています
カイが眠り続ける星花についています
星花の中になんかいます
948: 2014/05/08(木) 21:17:12.33 ID:klr6Y5lm0
以上です
うん、なんかもう星花崩しすぎてる……もういっそ突き抜けちゃえ(白目)
エージェントがこんなに参加するんなら、爛ちゃんもぶっこむしかないじゃない!
メモリックの存在はこう、
「トアーミーとアクジキングと戦いたい方はご自由に。ただし強化されてるがな!」
って感じで
ヘレン、マシン、インヴィディアお借りしました
うん、なんかもう星花崩しすぎてる……もういっそ突き抜けちゃえ(白目)
エージェントがこんなに参加するんなら、爛ちゃんもぶっこむしかないじゃない!
メモリックの存在はこう、
「トアーミーとアクジキングと戦いたい方はご自由に。ただし強化されてるがな!」
って感じで
ヘレン、マシン、インヴィディアお借りしました
949: 2014/05/08(木) 21:22:18.22 ID:Pl5qf5m6O
乙ー
最初のヘレンさんに全て持ってかれたwww
インちゃんマジ強い
そして、星花に不穏な気配が…
最初のヘレンさんに全て持ってかれたwww
インちゃんマジ強い
そして、星花に不穏な気配が…
952: 2014/05/08(木) 22:28:58.26 ID:klr6Y5lm0
この段階で950かあ
前スレみたいな事あるかもだし、今のうちに次スレ立てといた方がいいかな?
前スレみたいな事あるかもだし、今のうちに次スレ立てといた方がいいかな?
954: 2014/05/08(木) 23:05:13.22 ID:klr6Y5lm0
ほいじゃ念の為に立ててくる
現在進行中イベントから憤怒の街削除&AHF追加でいいかな
『オールヒーローズフロンティア(AHF)』
賞金一千万円を賭けて、25人のヒーロー達が激突!
宇宙人も恐竜も海底人も悪魔も未来人も魔法少女も大集合!
賞金を勝ち取るのは……誰だ!
現在進行中イベントから憤怒の街削除&AHF追加でいいかな
『オールヒーローズフロンティア(AHF)』
賞金一千万円を賭けて、25人のヒーロー達が激突!
宇宙人も恐竜も海底人も悪魔も未来人も魔法少女も大集合!
賞金を勝ち取るのは……誰だ!
955: 2014/05/08(木) 23:42:12.51 ID:klr6Y5lm0
ごめん、なんか失敗した……
誰か頼める?
誰か頼める?
962: 2014/05/08(木) 23:58:18.62 ID:klr6Y5lm0
ありがとうごぜーます!
【次回に続く・・・】
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