1: 2016/08/21(日) 22:29:59.50 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「はい?」
鞠莉「ということで……お手!」
ダイヤ「しませんけど」
鞠莉「ダイヤ、ペットと言えばお手するものなんだよ?」
ダイヤ「だから、しません!そもそもペンギンは、お手などしませんし!」
鞠莉「じゃあもう、ペンギンじゃなくて犬でもいいや。はい、お手!」
ダイヤ「わたくし、犬でもありませんわ!」
鞠莉「……えっ……まさか……クマ?」
ダイヤ「頭に噛みつくわよ?」
鞠莉「ということで……お手!」
ダイヤ「しませんけど」
鞠莉「ダイヤ、ペットと言えばお手するものなんだよ?」
ダイヤ「だから、しません!そもそもペンギンは、お手などしませんし!」
鞠莉「じゃあもう、ペンギンじゃなくて犬でもいいや。はい、お手!」
ダイヤ「わたくし、犬でもありませんわ!」
鞠莉「……えっ……まさか……クマ?」
ダイヤ「頭に噛みつくわよ?」
4: 2016/08/21(日) 22:32:22.48 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「突然来てくれと言われたから、来てみれば――」
ダイヤ「来て早々に、わたくしを飼う?お手をしろ?まったく、なにを考えていますの?」
鞠莉「ええ?簡単な話よ?この間PV撮影のために、水族館に行ったじゃない?」
鞠莉「その時のペンギンがもう、So Cute で!――だから、ダイヤを飼おうかなって」
ダイヤ「全然わかりませんけど!?そもそも飼うって!?」
鞠莉「ホントはカワイイペンギンを買いたいけど……ペット用のは数百万するし……」
鞠莉「野良ペンギンはいないみたいだしね。だから、ダイヤでガマンするしか選択の余事がないの……」
鞠莉「ダイヤはタダみたいなもんだし…………」
ダイヤ「あなたの思考回路はよくわかりませんけど……とにかく無性に腹が立つわ」
ダイヤ「来て早々に、わたくしを飼う?お手をしろ?まったく、なにを考えていますの?」
鞠莉「ええ?簡単な話よ?この間PV撮影のために、水族館に行ったじゃない?」
鞠莉「その時のペンギンがもう、So Cute で!――だから、ダイヤを飼おうかなって」
ダイヤ「全然わかりませんけど!?そもそも飼うって!?」
鞠莉「ホントはカワイイペンギンを買いたいけど……ペット用のは数百万するし……」
鞠莉「野良ペンギンはいないみたいだしね。だから、ダイヤでガマンするしか選択の余事がないの……」
鞠莉「ダイヤはタダみたいなもんだし…………」
ダイヤ「あなたの思考回路はよくわかりませんけど……とにかく無性に腹が立つわ」
6: 2016/08/21(日) 22:35:16.75 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「怒らないでダイヤ!ダイヤのためにいろいろ揃えたのよ?」
鞠莉「まずはこれ、ハーネス!」
ダイヤ「…………それは?」
鞠莉「胴輪よ?これで、飼い主の手元からペットが脱走するのを防げるうえに――」
鞠莉「散歩をすることができるの!」
ダイヤ「…………それで?」
鞠莉「ダイヤにプットオン☆」
ダイヤ「却下。マリさん、あなた何を考えてますの……」
鞠莉「何って……環境に対する影響を、それはそれはしっかり考えたわ!」
鞠莉「まずはこれ、ハーネス!」
ダイヤ「…………それは?」
鞠莉「胴輪よ?これで、飼い主の手元からペットが脱走するのを防げるうえに――」
鞠莉「散歩をすることができるの!」
ダイヤ「…………それで?」
鞠莉「ダイヤにプットオン☆」
ダイヤ「却下。マリさん、あなた何を考えてますの……」
鞠莉「何って……環境に対する影響を、それはそれはしっかり考えたわ!」
9: 2016/08/21(日) 22:37:57.60 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「一度ダイヤが野に放たれたら…………生態系に深刻なダメージが――」
ダイヤ「ありません」
鞠莉「獰猛なダイヤが逃げ出してワイルドダイヤになったら、内浦のアニマルはどうなるの!?」
ダイヤ「どうにもなりませんけど?」
鞠莉「だから――それを防ぐためにも、ハーネスは必要不可欠!ということで、着けて?」
ダイヤ「もう……なにを言ったらいいのか……そもそも、ワイルドダイヤってなんですの…………」
鞠莉「でも、私聞いたよ!?愛媛県でワイルドダイヤが見つかったって」
ダイヤ「……それは天然のダイヤモンドでしょう?わたくしのことではありません」
鞠莉「え?ダイヤって養殖だったの!?」
ダイヤ「…………さっそくだけど、帰らせてもらいます」
鞠莉「ヤダ」
ダイヤ「ありません」
鞠莉「獰猛なダイヤが逃げ出してワイルドダイヤになったら、内浦のアニマルはどうなるの!?」
ダイヤ「どうにもなりませんけど?」
鞠莉「だから――それを防ぐためにも、ハーネスは必要不可欠!ということで、着けて?」
ダイヤ「もう……なにを言ったらいいのか……そもそも、ワイルドダイヤってなんですの…………」
鞠莉「でも、私聞いたよ!?愛媛県でワイルドダイヤが見つかったって」
ダイヤ「……それは天然のダイヤモンドでしょう?わたくしのことではありません」
鞠莉「え?ダイヤって養殖だったの!?」
ダイヤ「…………さっそくだけど、帰らせてもらいます」
鞠莉「ヤダ」
10: 2016/08/21(日) 22:40:10.28 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「わかった。ダイヤがハーネスが嫌なのはわかったよ?」
鞠莉「嫌がるワンちゃんネコちゃんも、結構いるって話だものね」
ダイヤ「嫌がる嫌がらない以前の問題だと、わたくしは思うんですけど?」
鞠莉「ハーネスはやめる。ムリに着けてもよくないもの……だけど――」
鞠莉「ダイヤのために用意したのはそれだけじゃないの!こっちに来て!」
ダイヤ「…………」
ダイヤ「――な、な……なんですの、この部屋は……」
鞠莉「どう?ここはダイヤ用に準備していた部屋なの」
ダイヤ「恐ろしく寒い!」
鞠莉「Yeah!とってもコールドでしょ?」
鞠莉「嫌がるワンちゃんネコちゃんも、結構いるって話だものね」
ダイヤ「嫌がる嫌がらない以前の問題だと、わたくしは思うんですけど?」
鞠莉「ハーネスはやめる。ムリに着けてもよくないもの……だけど――」
鞠莉「ダイヤのために用意したのはそれだけじゃないの!こっちに来て!」
ダイヤ「…………」
ダイヤ「――な、な……なんですの、この部屋は……」
鞠莉「どう?ここはダイヤ用に準備していた部屋なの」
ダイヤ「恐ろしく寒い!」
鞠莉「Yeah!とってもコールドでしょ?」
16: 2016/08/21(日) 22:44:30.33 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「まさかペンギンのために部屋を冷やした――とか」
ダイヤ「そのようなこと、考えたりしてませんわよね?」
鞠莉「さすがダイヤね!よっ、ペンギンと紙一重!」
ダイヤ「……バカにしてません?」
鞠莉「ダイヤのこと、マリーはいつもリスペクトしてるよ?」
ダイヤ「…………その様子はちらりとも見えませんけど」
鞠莉「それでね、ペンギンの中には、あまり暑い温度が得意でないものもいるのよ」
鞠莉「だから、涼しい環境を用意してみたの」
ダイヤ「まあ……必要かもしれないような……実際にペンギンを飼うのなら…………ですけど」
鞠莉「まあペット用ペンギンには必要ないけど……」
鞠莉「それでどう?快適でしょ?」
ダイヤ「わたくしペンギンじゃありませんけど。ああ……寒くて鳥肌が立ってますわ…………」
鞠莉「ペンギンだから鳥肌なんだね☆よし、もっと温度下げよっか?」
ダイヤ「あなた、わたくしを凍え頃すつもり?」
ダイヤ「そのようなこと、考えたりしてませんわよね?」
鞠莉「さすがダイヤね!よっ、ペンギンと紙一重!」
ダイヤ「……バカにしてません?」
鞠莉「ダイヤのこと、マリーはいつもリスペクトしてるよ?」
ダイヤ「…………その様子はちらりとも見えませんけど」
鞠莉「それでね、ペンギンの中には、あまり暑い温度が得意でないものもいるのよ」
鞠莉「だから、涼しい環境を用意してみたの」
ダイヤ「まあ……必要かもしれないような……実際にペンギンを飼うのなら…………ですけど」
鞠莉「まあペット用ペンギンには必要ないけど……」
鞠莉「それでどう?快適でしょ?」
ダイヤ「わたくしペンギンじゃありませんけど。ああ……寒くて鳥肌が立ってますわ…………」
鞠莉「ペンギンだから鳥肌なんだね☆よし、もっと温度下げよっか?」
ダイヤ「あなた、わたくしを凍え頃すつもり?」
17: 2016/08/21(日) 22:47:39.41 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「――ふぅ……寒かった……」
鞠莉「ペンギンなのに?」
ダイヤ「……しつこさがもはや、粘着剤のようですわね」
鞠莉「ダイヤ、面白くないよ。その例え」
ダイヤ「別にウケを狙ってるわけではありませんから」
ダイヤ「――はぁ…………結局なんだかよくわからない遊びに付き合わされて」
ダイヤ「もうお昼…………わたくしだってヒマじゃありませんのよ?」
鞠莉「だってダイヤがいちいち、いちゃもんつけてくるから」
ダイヤ「………………帰る」
鞠莉「待って!本当に手伝ってほしいことがあるの!」
ダイヤ「………………」
鞠莉「リアル!マリーウソつかない!」
ダイヤ「…………はぁ。わかりましたわ。その手伝いだけはします」
鞠莉「ペンギンなのに?」
ダイヤ「……しつこさがもはや、粘着剤のようですわね」
鞠莉「ダイヤ、面白くないよ。その例え」
ダイヤ「別にウケを狙ってるわけではありませんから」
ダイヤ「――はぁ…………結局なんだかよくわからない遊びに付き合わされて」
ダイヤ「もうお昼…………わたくしだってヒマじゃありませんのよ?」
鞠莉「だってダイヤがいちいち、いちゃもんつけてくるから」
ダイヤ「………………帰る」
鞠莉「待って!本当に手伝ってほしいことがあるの!」
ダイヤ「………………」
鞠莉「リアル!マリーウソつかない!」
ダイヤ「…………はぁ。わかりましたわ。その手伝いだけはします」
18: 2016/08/21(日) 22:50:19.35 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「それで?要件というのは?」
鞠莉「その前にランチタイムでいい?私が料理するから」
ダイヤ「別に構いませんけど……ごちそうになってもいいの?」
鞠莉「もちろん」
鞠莉「――ところでダイヤ、体重はどれくらいあるの?」
ダイヤ「はぁ?いきなりなんですの?」
鞠莉「3kgくらい?」
ダイヤ「だから、それはペンギンでしょう!?」
鞠莉「じゃあどのくらい?」
ダイヤ「……じ、女性に体重は聞くものではありませんわ」
鞠莉「でも、それだとエサの量がわからないよ!?」
ダイヤ「エサって……普通の食事量で構いませんけど?」
鞠莉「普通って?」
ダイヤ「マリさんと同じ量あれば十分」
鞠莉「その前にランチタイムでいい?私が料理するから」
ダイヤ「別に構いませんけど……ごちそうになってもいいの?」
鞠莉「もちろん」
鞠莉「――ところでダイヤ、体重はどれくらいあるの?」
ダイヤ「はぁ?いきなりなんですの?」
鞠莉「3kgくらい?」
ダイヤ「だから、それはペンギンでしょう!?」
鞠莉「じゃあどのくらい?」
ダイヤ「……じ、女性に体重は聞くものではありませんわ」
鞠莉「でも、それだとエサの量がわからないよ!?」
ダイヤ「エサって……普通の食事量で構いませんけど?」
鞠莉「普通って?」
ダイヤ「マリさんと同じ量あれば十分」
19: 2016/08/21(日) 22:53:16.17 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「私と同じ?ダメダメ!ダメだよダイヤ!」
鞠莉「ペンギンのエサの量は、体重の1割程度を目安にするんだよ!?」
ダイヤ「…………いったん、ペンギンから離れてみませんこと?」
鞠莉「…………教えてくれないなら、目測で――――7kg……7kgあればイナフ!?」
ダイヤ「そんなに食べられませんわ!それにわたくし、体重70kgもありませんけど!?」
鞠莉「四捨五入?」
ダイヤ「65kgもありません!!」
鞠莉「Really?おかしいね?ダイヤの方が、黒鉛より密度が高いのに……」
ダイヤ「それは鉱物のダイヤモンドでしょう?」
鞠莉「セイム☆」
ダイヤ「全然違いますわ!だいたい、自重基準なのはペンギンの食事」
ダイヤ「ですから、ハナからおかしいわけで……なにゆえわたくしに、適応させようとして――」
鞠莉「とりあえず作ってくる!」
鞠莉「ペンギンのエサの量は、体重の1割程度を目安にするんだよ!?」
ダイヤ「…………いったん、ペンギンから離れてみませんこと?」
鞠莉「…………教えてくれないなら、目測で――――7kg……7kgあればイナフ!?」
ダイヤ「そんなに食べられませんわ!それにわたくし、体重70kgもありませんけど!?」
鞠莉「四捨五入?」
ダイヤ「65kgもありません!!」
鞠莉「Really?おかしいね?ダイヤの方が、黒鉛より密度が高いのに……」
ダイヤ「それは鉱物のダイヤモンドでしょう?」
鞠莉「セイム☆」
ダイヤ「全然違いますわ!だいたい、自重基準なのはペンギンの食事」
ダイヤ「ですから、ハナからおかしいわけで……なにゆえわたくしに、適応させようとして――」
鞠莉「とりあえず作ってくる!」
21: 2016/08/21(日) 22:56:09.32 ID:l3M1MUi7.net
――――――――――
――――――
鞠莉「ダイヤー、ごはんできたよ」
ダイヤ「ありがとうございます。では、いただきまし…………」
ダイヤ「…………マリさん、これは?」
鞠莉「うん?食事だよ?ダイヤの」
ダイヤ「それはわかりました……それで、わたくしに出されているこれは?」
鞠莉「んー……イワシ?」
ダイヤ「なんでイワシですの!?しかもこれ――」
ダイヤ「カチンコチンに凍ってますけど!?」
鞠莉「フローズン☆」
――――――
鞠莉「ダイヤー、ごはんできたよ」
ダイヤ「ありがとうございます。では、いただきまし…………」
ダイヤ「…………マリさん、これは?」
鞠莉「うん?食事だよ?ダイヤの」
ダイヤ「それはわかりました……それで、わたくしに出されているこれは?」
鞠莉「んー……イワシ?」
ダイヤ「なんでイワシですの!?しかもこれ――」
ダイヤ「カチンコチンに凍ってますけど!?」
鞠莉「フローズン☆」
22: 2016/08/21(日) 22:58:58.51 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「ペンギンは魚を、そのまま丸のみするんだよ?」
鞠莉「って果南が言ってた」
ダイヤ「そんなことは、どうでもいいですわ!」
ダイヤ「こんなものだされても、食べられません!」
鞠莉「Why?イワシダメ?」
ダイヤ「イワシどうこうではなくて……ああ、なんだか気分が悪くなってきましたわ…………」
鞠莉「OK、イワシはやめればいいのね?まったく、ダイヤの好き嫌いの多さには困るわ!」
ダイヤ「だからイワシが嫌いなのではないって、先ほどから言ってるでしょう!?」
鞠莉「って果南が言ってた」
ダイヤ「そんなことは、どうでもいいですわ!」
ダイヤ「こんなものだされても、食べられません!」
鞠莉「Why?イワシダメ?」
ダイヤ「イワシどうこうではなくて……ああ、なんだか気分が悪くなってきましたわ…………」
鞠莉「OK、イワシはやめればいいのね?まったく、ダイヤの好き嫌いの多さには困るわ!」
ダイヤ「だからイワシが嫌いなのではないって、先ほどから言ってるでしょう!?」
23: 2016/08/21(日) 23:01:56.72 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「………………これは?」
鞠莉「作り直したよ。もうー!ダイヤがイワシダメって言うからー」
ダイヤ「…………それでこれは?」
鞠莉「アジ」
ダイヤ「アジ……ええ、それはわかります。体の側面に、とげのようなゼイゴがついてますものね」
ダイヤ「……で、この料理名は?」
鞠莉「生アジ!」
ダイヤ「あああ!もう、いい加減にしてくださいます!?」
ダイヤ「なにをどうすれば、生のアジをそのまま昼食に出すことになるんですのぉ!?」
鞠莉「ノンフローズン☆」
ダイヤ「少し黙ってくださる!?」
鞠莉「作り直したよ。もうー!ダイヤがイワシダメって言うからー」
ダイヤ「…………それでこれは?」
鞠莉「アジ」
ダイヤ「アジ……ええ、それはわかります。体の側面に、とげのようなゼイゴがついてますものね」
ダイヤ「……で、この料理名は?」
鞠莉「生アジ!」
ダイヤ「あああ!もう、いい加減にしてくださいます!?」
ダイヤ「なにをどうすれば、生のアジをそのまま昼食に出すことになるんですのぉ!?」
鞠莉「ノンフローズン☆」
ダイヤ「少し黙ってくださる!?」
24: 2016/08/21(日) 23:04:28.43 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「でも、アジも大好物で頭から丸のみするんだよ?」
鞠莉「って果南が言ってた」
ダイヤ「それはペンギンでしょう!?わたくしは人間!」
鞠莉「えっ……どのへんが?」
ダイヤ「………………やはり帰りますわ」
鞠莉「ええ?まだ早いと思うよ?」
ダイヤ「いいえ、もう十分。帰る。帰るわ!」
鞠莉「って果南が言ってた」
ダイヤ「それはペンギンでしょう!?わたくしは人間!」
鞠莉「えっ……どのへんが?」
ダイヤ「………………やはり帰りますわ」
鞠莉「ええ?まだ早いと思うよ?」
ダイヤ「いいえ、もう十分。帰る。帰るわ!」
26: 2016/08/21(日) 23:06:33.40 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「まって、ダイヤ!」
ダイヤ「まだなにか?わたくしは忙しいの」
鞠莉「今、私の家のフリーザーの中に、カタラーナがあるよ?」
ダイヤ「……はい?カタラーナ?」
鞠莉「Yeah!カタラーナインフリーザーOK?」
ダイヤ「……なに言ってるかわかりませんけど。まだ、おちょくるつもり?」
鞠莉「違うよダイヤ。お菓子だよ?」
ダイヤ「お菓子?あなたが、おかしいんじゃなくて?」
鞠莉「おかしくないよ?」
ダイヤ「まだなにか?わたくしは忙しいの」
鞠莉「今、私の家のフリーザーの中に、カタラーナがあるよ?」
ダイヤ「……はい?カタラーナ?」
鞠莉「Yeah!カタラーナインフリーザーOK?」
ダイヤ「……なに言ってるかわかりませんけど。まだ、おちょくるつもり?」
鞠莉「違うよダイヤ。お菓子だよ?」
ダイヤ「お菓子?あなたが、おかしいんじゃなくて?」
鞠莉「おかしくないよ?」
27: 2016/08/21(日) 23:09:00.93 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「冷凍庫の中に、おしゃれなお菓子、Catalanaがあるの!」
鞠莉「濃厚なカスタードの上に、ほろにがのカラメル――」
鞠莉「それを半冷凍状態で食べると……so cool!暑い時期にもぴったり!」
ダイヤ「………………」ゴクリ
ダイヤ「…………プ、プリンみたいなものですの?」
鞠莉「……お帰りはそちら☆」
ダイヤ「はぁ!?あなた帰らせたいの!?帰らせたくないの!!?」
鞠莉「カタラーナ。ソースイート☆」
ダイヤ「だからぁあああ!あなたのしたいことが、全くわかりませんわああああ!!」
鞠莉「濃厚なカスタードの上に、ほろにがのカラメル――」
鞠莉「それを半冷凍状態で食べると……so cool!暑い時期にもぴったり!」
ダイヤ「………………」ゴクリ
ダイヤ「…………プ、プリンみたいなものですの?」
鞠莉「……お帰りはそちら☆」
ダイヤ「はぁ!?あなた帰らせたいの!?帰らせたくないの!!?」
鞠莉「カタラーナ。ソースイート☆」
ダイヤ「だからぁあああ!あなたのしたいことが、全くわかりませんわああああ!!」
29: 2016/08/21(日) 23:11:10.87 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「………………」モグモグ
鞠莉「どう?」
ダイヤ「おいしい…………なんだか悔しいですけど」
鞠莉「やっぱり。ダイヤが気に入ると思って、とっておいたのよ?」
鞠莉「あ、それとね。今ちょうどパスタ二人分茹であがったから」
ダイヤ「………………」
鞠莉「レッツイート!」
鞠莉「どう?」
ダイヤ「おいしい…………なんだか悔しいですけど」
鞠莉「やっぱり。ダイヤが気に入ると思って、とっておいたのよ?」
鞠莉「あ、それとね。今ちょうどパスタ二人分茹であがったから」
ダイヤ「………………」
鞠莉「レッツイート!」
30: 2016/08/21(日) 23:14:04.92 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「……あの、わたくしの分をちゃんと用意して下さったのは、とても感謝しています」
ダイヤ「しかし――それなら、先に言っては下さらなくって?」
鞠莉「ペンギンはパスタ食べないと思ってたから」
ダイヤ「…………でも、わたくしは食べますけど?」
鞠莉「うん、薄々そんな気はしてた」
ダイヤ「………………ああ、頭が痛い」
鞠莉「まあ、とにかく食べよう?」
ダイヤ「…………ええ……そうですわね」
ダイヤ「しかし――それなら、先に言っては下さらなくって?」
鞠莉「ペンギンはパスタ食べないと思ってたから」
ダイヤ「…………でも、わたくしは食べますけど?」
鞠莉「うん、薄々そんな気はしてた」
ダイヤ「………………ああ、頭が痛い」
鞠莉「まあ、とにかく食べよう?」
ダイヤ「…………ええ……そうですわね」
32: 2016/08/21(日) 23:17:05.07 ID:l3M1MUi7.net
――――――――
――――――
ダイヤ「さて、食事も済んだことですし――本来の要件をこなしますわよ?」
鞠莉「そうね…………それじゃあ、お手!」
ダイヤ「…………違いますわよね?」
鞠莉「…………お風呂で……水浴び?」
ダイヤ「あきれた……まさか、本当にペットごっこのためだけに呼んだんですの!?」
鞠莉「………………まあホントは曲づくりのアイディアを少し、ね」
ダイヤ「ああ、Aqoursの――」
鞠莉「大方できてるんだけど、どうしても自分の趣味が入っちゃうって言うか……」
鞠莉「だから一度、誰かに聞いてもらいたくて」
鞠莉「それで、ダイヤと果南を呼んだの」
――――――
ダイヤ「さて、食事も済んだことですし――本来の要件をこなしますわよ?」
鞠莉「そうね…………それじゃあ、お手!」
ダイヤ「…………違いますわよね?」
鞠莉「…………お風呂で……水浴び?」
ダイヤ「あきれた……まさか、本当にペットごっこのためだけに呼んだんですの!?」
鞠莉「………………まあホントは曲づくりのアイディアを少し、ね」
ダイヤ「ああ、Aqoursの――」
鞠莉「大方できてるんだけど、どうしても自分の趣味が入っちゃうって言うか……」
鞠莉「だから一度、誰かに聞いてもらいたくて」
鞠莉「それで、ダイヤと果南を呼んだの」
33: 2016/08/21(日) 23:20:44.08 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「果南さん?来ていないようですけど」
鞠莉「お店の手伝いがあるみたいで、後から来るって」
ダイヤ「…………なるほど」
ダイヤ「あなたの頼みはわかりました。しかし、わたくし……こういう音楽は得意ではなくて……」
鞠莉「とりあえず聞いてほしいの」
ダイヤ「ですが……」
鞠莉「これからも、アイドルソングは作り続けるわけだし――」
鞠莉「それに、もしかしたら……ダイヤが作る機会もあるかもだよ?」
ダイヤ「………………そうですわね。そもそも、この道に入ると自ら決めたこと」
ダイヤ「知らないといって、逃げるわけには参りませんもの」
鞠莉「お店の手伝いがあるみたいで、後から来るって」
ダイヤ「…………なるほど」
ダイヤ「あなたの頼みはわかりました。しかし、わたくし……こういう音楽は得意ではなくて……」
鞠莉「とりあえず聞いてほしいの」
ダイヤ「ですが……」
鞠莉「これからも、アイドルソングは作り続けるわけだし――」
鞠莉「それに、もしかしたら……ダイヤが作る機会もあるかもだよ?」
ダイヤ「………………そうですわね。そもそも、この道に入ると自ら決めたこと」
ダイヤ「知らないといって、逃げるわけには参りませんもの」
34: 2016/08/21(日) 23:24:08.67 ID:l3M1MUi7.net
――――――――――
――――――
鞠莉「ふぅ……これで大分修正できたかな?」
鞠莉「やっぱり、他人の意見を聞くのは大事よね。テンキューダイヤ!」
ダイヤ「どういたしまして」
鞠莉「………………」
鞠莉「……それにしても不思議ね」
ダイヤ「不思議?」
鞠莉「ついこの間まで、思ってもみなかった。ダイヤとアイドルソングづくりするなんてね……」
ダイヤ「…………わたくしも、つゆにも」
鞠莉「どうしてこんなことに、なっちゃったんだっけ?」
ダイヤ「どうしてでしたっけね?」
――――――
鞠莉「ふぅ……これで大分修正できたかな?」
鞠莉「やっぱり、他人の意見を聞くのは大事よね。テンキューダイヤ!」
ダイヤ「どういたしまして」
鞠莉「………………」
鞠莉「……それにしても不思議ね」
ダイヤ「不思議?」
鞠莉「ついこの間まで、思ってもみなかった。ダイヤとアイドルソングづくりするなんてね……」
ダイヤ「…………わたくしも、つゆにも」
鞠莉「どうしてこんなことに、なっちゃったんだっけ?」
ダイヤ「どうしてでしたっけね?」
35: 2016/08/21(日) 23:26:44.27 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「あー……今思い返してみても……チカッちのしつこさったら、ホント信じられない!」
鞠莉「何度Aqoursに入ってくれ、と言われたことか…………」
ダイヤ「わたくしなど、人質ならぬ妹質をとられましたし…………」
鞠莉「元々、この土地に愛着なんてないし。ううん、あちこち渡り歩いてた私だもの」
鞠莉「ここだけではなくて……一度も人にも土地にも、愛着なんて持ったことないって言うのにね」
ダイヤ「………………」
鞠莉「来年の今頃にはこんな島には何の未練もなく、気分を一新して海外に行くつもりだったのに――」
鞠莉「チカっちのせいで、気が変わりでもしたら――」
鞠莉「…………まったく迷惑しちゃう」
ダイヤ「………………マリさん」
鞠莉「何度Aqoursに入ってくれ、と言われたことか…………」
ダイヤ「わたくしなど、人質ならぬ妹質をとられましたし…………」
鞠莉「元々、この土地に愛着なんてないし。ううん、あちこち渡り歩いてた私だもの」
鞠莉「ここだけではなくて……一度も人にも土地にも、愛着なんて持ったことないって言うのにね」
ダイヤ「………………」
鞠莉「来年の今頃にはこんな島には何の未練もなく、気分を一新して海外に行くつもりだったのに――」
鞠莉「チカっちのせいで、気が変わりでもしたら――」
鞠莉「…………まったく迷惑しちゃう」
ダイヤ「………………マリさん」
37: 2016/08/21(日) 23:28:41.04 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「チカっちのしつこさは、もうアレよ!」
ダイヤ「アレ?」
鞠莉「シンクの水アカ!」
ダイヤ「水アカって…………」
鞠莉「白く固まって、ゴシゴシとこすらないと落ちないの!」
鞠莉「そして、そんなチカっちを上回るしつこさ、ガンコさを誇る――」
ダイヤ「………………?何でわたくしを見て……」
鞠莉「そう!ダイヤ!」
ダイヤ「はぁ!?わたくしはしつこくなど、ありませんわ!」
ダイヤ「アレ?」
鞠莉「シンクの水アカ!」
ダイヤ「水アカって…………」
鞠莉「白く固まって、ゴシゴシとこすらないと落ちないの!」
鞠莉「そして、そんなチカっちを上回るしつこさ、ガンコさを誇る――」
ダイヤ「………………?何でわたくしを見て……」
鞠莉「そう!ダイヤ!」
ダイヤ「はぁ!?わたくしはしつこくなど、ありませんわ!」
39: 2016/08/21(日) 23:31:43.19 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「ダイヤはまさに――換気扇にこびりついた油汚れ!」
ダイヤ「なにが油汚れ!このクリーンなわたくしを見て、油汚れ!?片腹痛いわ!」
鞠莉「しつこいところがソックリ。あと、油汚れは黒ずむよ」
ダイヤ「黒ければ何でもわたくしに結び付けるの、そろそろやめません?」
鞠莉「他にも――ダイヤは酸にもアルカリにも溶けないし」
鞠莉「もう、どんな溶剤もお手上げのしつこさ!」
ダイヤ「なにが油汚れ!このクリーンなわたくしを見て、油汚れ!?片腹痛いわ!」
鞠莉「しつこいところがソックリ。あと、油汚れは黒ずむよ」
ダイヤ「黒ければ何でもわたくしに結び付けるの、そろそろやめません?」
鞠莉「他にも――ダイヤは酸にもアルカリにも溶けないし」
鞠莉「もう、どんな溶剤もお手上げのしつこさ!」
40: 2016/08/21(日) 23:34:01.01 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「だから、それは鉱物のダイヤモンドで――」
鞠莉「でもでも……甘いものとカワイイ妹を前にすると、心は即座に溶けちゃうんだよね?」
ダイヤ「うるさいですわ!」
――――――――――
――――――
鞠莉「――うん、いけそう!ホントありがと、ダイヤ!」
ダイヤ「お役にたててよかったですわ。それでは、この後習い事がありますから――」
ダイヤ「少々急ですみませんけど、そろそろ失礼するわ」
鞠莉「えー?もう少しだけゆっくりしてったら?果南も来てないのに……」
ダイヤ「ですけど…………」
鞠莉「むこうの部屋、まだまだ冷えてるよ?」
ダイヤ「別に冷えた部屋なんて、嬉しくもなんでもありませんけど」
鞠莉「じゃあ、暖める?40度くらいに」
ダイヤ「だから、そうでは…………ああ、こんなことしてるから無駄に時間が経っていくんでしたわね」
ダイヤ「それでは、おじゃましまし――――」
鞠莉「ダイヤの薄情者!」
鞠莉「でもでも……甘いものとカワイイ妹を前にすると、心は即座に溶けちゃうんだよね?」
ダイヤ「うるさいですわ!」
――――――――――
――――――
鞠莉「――うん、いけそう!ホントありがと、ダイヤ!」
ダイヤ「お役にたててよかったですわ。それでは、この後習い事がありますから――」
ダイヤ「少々急ですみませんけど、そろそろ失礼するわ」
鞠莉「えー?もう少しだけゆっくりしてったら?果南も来てないのに……」
ダイヤ「ですけど…………」
鞠莉「むこうの部屋、まだまだ冷えてるよ?」
ダイヤ「別に冷えた部屋なんて、嬉しくもなんでもありませんけど」
鞠莉「じゃあ、暖める?40度くらいに」
ダイヤ「だから、そうでは…………ああ、こんなことしてるから無駄に時間が経っていくんでしたわね」
ダイヤ「それでは、おじゃましまし――――」
鞠莉「ダイヤの薄情者!」
41: 2016/08/21(日) 23:36:25.00 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「薄情って言われましても……」
鞠莉「果南が来るまで、一人でいろって言うの!?」
ダイヤ「ええ」
鞠莉「ヒドイ!マリーはウサギのように、一人にすると氏んでしまうのに!?」
ダイヤ「いつも突然一人でフラっといなくなるくせに、よく言いますわね!?」
鞠莉「お願い!果南が来たらすぐに追い出すから!」
ダイヤ「それはそれで、ムカムカするんですけれど!?」
鞠莉「ダイヤのけちー!」
ダイヤ「ケチとか何とかでなくて、用事があるって言ってるでしょう?」
鞠莉「………………あっ、わかった」
鞠莉「果南が来るまで、一人でいろって言うの!?」
ダイヤ「ええ」
鞠莉「ヒドイ!マリーはウサギのように、一人にすると氏んでしまうのに!?」
ダイヤ「いつも突然一人でフラっといなくなるくせに、よく言いますわね!?」
鞠莉「お願い!果南が来たらすぐに追い出すから!」
ダイヤ「それはそれで、ムカムカするんですけれど!?」
鞠莉「ダイヤのけちー!」
ダイヤ「ケチとか何とかでなくて、用事があるって言ってるでしょう?」
鞠莉「………………あっ、わかった」
42: 2016/08/21(日) 23:38:42.69 ID:l3M1MUi7.net
ダイヤ「わかってくださいました?」
鞠莉「ダイヤをペットにすれば、所有権は私に。そうすれば、ダイヤは帰らなくて済む」
ダイヤ「またムチャクチャな……」
鞠莉「ということで、ダイヤ!こっち来て!」
ダイヤ「ち、ちょっと!腕を引っ張ら――」
鞠莉「あったあった。しかも二つ!」
ダイヤ「………………これは」
鞠莉「くびわ☆」
ダイヤ「いい加減にしてくださる!?」
鞠莉「ダイヤをペットにすれば、所有権は私に。そうすれば、ダイヤは帰らなくて済む」
ダイヤ「またムチャクチャな……」
鞠莉「ということで、ダイヤ!こっち来て!」
ダイヤ「ち、ちょっと!腕を引っ張ら――」
鞠莉「あったあった。しかも二つ!」
ダイヤ「………………これは」
鞠莉「くびわ☆」
ダイヤ「いい加減にしてくださる!?」
43: 2016/08/21(日) 23:41:07.72 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「まってダイヤ!一度つけてくれたら、もうそれで満足するから!」
ダイヤ「そんなんで満足されても困りますけど!?」
鞠莉「じゃあ、満足のハードル上げるから!着けたまま辺りを散歩させるくらいにするよ?」
ダイヤ「違う違う!そういう意味で言ったんじゃないですわ!」
鞠莉「おかしい……猫に小判、豚に真珠、ダイヤに首輪って言うのに」
ダイヤ「言いませんけど!?言いませんけど!?」
鞠莉「まあまあ、まずはつけてみよ?とりあえず、ね?」
ダイヤ「とりあえずビール、みたいな勢いで首輪つけようとするの、やめていただきたいですわ……」
ダイヤ「そんなんで満足されても困りますけど!?」
鞠莉「じゃあ、満足のハードル上げるから!着けたまま辺りを散歩させるくらいにするよ?」
ダイヤ「違う違う!そういう意味で言ったんじゃないですわ!」
鞠莉「おかしい……猫に小判、豚に真珠、ダイヤに首輪って言うのに」
ダイヤ「言いませんけど!?言いませんけど!?」
鞠莉「まあまあ、まずはつけてみよ?とりあえず、ね?」
ダイヤ「とりあえずビール、みたいな勢いで首輪つけようとするの、やめていただきたいですわ……」
44: 2016/08/21(日) 23:42:54.74 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「ちょっとだけでいいから!」
ダイヤ「イヤだと言ってるの!」
鞠莉「それなら、もう一個の首輪、私もつけるから!おそろい!」
ダイヤ「もう意味が分かりませんわああああああ!!」
鞠莉「ほら、私はつけたから!ダイヤもさっさとプットオン☆」
ダイヤ「………………」スタスタ
鞠莉「ああっ!ムシして玄関へ行かないで!」
鞠莉「………………」
鞠莉「………………!そうだわ!」
ダイヤ「イヤだと言ってるの!」
鞠莉「それなら、もう一個の首輪、私もつけるから!おそろい!」
ダイヤ「もう意味が分かりませんわああああああ!!」
鞠莉「ほら、私はつけたから!ダイヤもさっさとプットオン☆」
ダイヤ「………………」スタスタ
鞠莉「ああっ!ムシして玄関へ行かないで!」
鞠莉「………………」
鞠莉「………………!そうだわ!」
45: 2016/08/21(日) 23:44:38.68 ID:l3M1MUi7.net
鞠莉「ダイヤ!もう着けなくてもいいから、私がつけてる首輪のリードを持って!」
ダイヤ「……はぁ?」
鞠莉「ほらっ!これを持って!」
ダイヤ「…………こんなもの渡されてどうしろと」ギュッ
鞠莉「…………握ったね?」
鞠莉「握ったということは、私を飼うということ。さあっ!飼い主として責任もって私の相手するの!」
ダイヤ「お断りしますわ!大体なんでリードを持ったからと言って――」
―ガチャ
果南「ヤッホー!マリ、ダイヤ!」
ダイヤ「……はぁ?」
鞠莉「ほらっ!これを持って!」
ダイヤ「…………こんなもの渡されてどうしろと」ギュッ
鞠莉「…………握ったね?」
鞠莉「握ったということは、私を飼うということ。さあっ!飼い主として責任もって私の相手するの!」
ダイヤ「お断りしますわ!大体なんでリードを持ったからと言って――」
―ガチャ
果南「ヤッホー!マリ、ダイヤ!」
46: 2016/08/21(日) 23:48:36.85 ID:l3M1MUi7.net
果南「遅れてごめんごめん。それにしても、なんだかにぎやかそ…………あっ……」
鞠莉「ハーイ果南!どうかした?」
果南「ええと…………なんかごめんね。間が悪かったというか――」
ダイヤ「はい?なんのことですの?」
果南「わ、私はどんな趣味を持ってようとも、二人のこと大好きだからね…………」
鞠莉「……ちょっと、果南!?」
ダイヤ「…………も、もしかして首輪をつけたあなたと、リードを持つわたくしを見て――」
ダイヤ「変な勘違い、されてません!?」
鞠莉「…………!」
果南「それじゃあ……おじゃましました……」バタン
鞠莉「ま、待って!違うの果南!私、ダイヤに飼われる趣味なんてないわ!」
ダイヤ「わたくしにそんな趣味、ありませんわああああ!」
おわり
鞠莉「ハーイ果南!どうかした?」
果南「ええと…………なんかごめんね。間が悪かったというか――」
ダイヤ「はい?なんのことですの?」
果南「わ、私はどんな趣味を持ってようとも、二人のこと大好きだからね…………」
鞠莉「……ちょっと、果南!?」
ダイヤ「…………も、もしかして首輪をつけたあなたと、リードを持つわたくしを見て――」
ダイヤ「変な勘違い、されてません!?」
鞠莉「…………!」
果南「それじゃあ……おじゃましました……」バタン
鞠莉「ま、待って!違うの果南!私、ダイヤに飼われる趣味なんてないわ!」
ダイヤ「わたくしにそんな趣味、ありませんわああああ!」
おわり
47: 2016/08/21(日) 23:49:55.18 ID:lT1sjC6x.net
ワロタ
49: 2016/08/21(日) 23:51:30.23 ID:IhMJxYJl.net
可愛らしい乙
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