1: 2016/08/09(火) 22:01:47 ID:AnG9BPkI
ヤムチャ「プロレス団体から俺にオファーが来たぞ!」シリーズです
シリーズ一覧はコチラからどうぞ
前回:ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でリベンジ戦だぞ!」【中編】
最初:ヤムチャ「プーアル! プロレス団体から俺にオファーが来たぞ!」
ベガの三度目の防衛戦、王者ベガ対挑戦者バイソンを終えてーー
リュウ「お疲れ様さん」
ガイル「あ~っ……! 二試合はしんどいなっ……! お疲れさ~んっす!」
ベガ「うむ、ガイル。ダブルヘッダー……よくやってくれたよ。それに、リュウも上手く締めてくれた。よかったよかった。残すはメインイベントだけだな……おう、ナッシュにユンとヤン……お疲れお疲れ」
ナッシュ「お疲れ様です。次の防衛戦はもうシャドルー対シャドルーじゃないと考えていいのですかね?」
ベガ「うむ。シャドルー対シャドルーの試合はこれにて終了だ。今日はその区切りと言う事でな……まっ、お祭りだな」
リュウ「それで……次の相手は……?」
ガイル「リュウですか……? 俺ですか……? どうするんですか……?」
ベガ「その事なんだがなぁ。三回……いや、二回……もう二回私のプランでやらせてくれないか……?」
リュウ「……二回?」
ベガ「あぁ、二回だ。ガイとコーディ……ここを挑戦させてやりたい」
リュウ「お疲れ様さん」
ガイル「あ~っ……! 二試合はしんどいなっ……! お疲れさ~んっす!」
ベガ「うむ、ガイル。ダブルヘッダー……よくやってくれたよ。それに、リュウも上手く締めてくれた。よかったよかった。残すはメインイベントだけだな……おう、ナッシュにユンとヤン……お疲れお疲れ」
ナッシュ「お疲れ様です。次の防衛戦はもうシャドルー対シャドルーじゃないと考えていいのですかね?」
ベガ「うむ。シャドルー対シャドルーの試合はこれにて終了だ。今日はその区切りと言う事でな……まっ、お祭りだな」
リュウ「それで……次の相手は……?」
ガイル「リュウですか……? 俺ですか……? どうするんですか……?」
ベガ「その事なんだがなぁ。三回……いや、二回……もう二回私のプランでやらせてくれないか……?」
リュウ「……二回?」
ベガ「あぁ、二回だ。ガイとコーディ……ここを挑戦させてやりたい」
2: 2016/08/09(火) 22:12:22 ID:AnG9BPkI
ナッシュ「……はぁっ!?」
ユン「ガイとコーディだってっ……!? アンタ何考えて……むぐっ……!」
ヤン(や~めとけやめとけ……さくらさんと同じようにいったら、痛い目見るぞ。お口、チャックチャック……)ガシッ
ユン「もがが……もがががっ……!」モゴモゴ
リュウ「……なんで、ガイとコーディなんだ? それじゃあ、シャドルーと変わらないじゃないだろ?」
ベガ「……変わるさ。彼らはシャドルーではない。彼らは私に歯向かう事が出来るんだ」
ガイル「……勝敗が見えてる点では変わらないけどね」
ベガ「まぁ、そこは変わらんな。だがその上で王者戦を経験させてやりたいのだ」
ナッシュ「王者戦は育成試合じゃないんですよ?」
ユン「ガイとコーディだってっ……!? アンタ何考えて……むぐっ……!」
ヤン(や~めとけやめとけ……さくらさんと同じようにいったら、痛い目見るぞ。お口、チャックチャック……)ガシッ
ユン「もがが……もがががっ……!」モゴモゴ
リュウ「……なんで、ガイとコーディなんだ? それじゃあ、シャドルーと変わらないじゃないだろ?」
ベガ「……変わるさ。彼らはシャドルーではない。彼らは私に歯向かう事が出来るんだ」
ガイル「……勝敗が見えてる点では変わらないけどね」
ベガ「まぁ、そこは変わらんな。だがその上で王者戦を経験させてやりたいのだ」
ナッシュ「王者戦は育成試合じゃないんですよ?」
3: 2016/08/09(火) 22:22:56 ID:AnG9BPkI
ベガ「ただ育成試合をしたいというワケではない。今、このベルトの価値……これは私の三度の防衛によって落とされている」
ナッシュ「……自覚はしているんですね?」
ベガ「勿論、自覚はしている。この価値の落ちたベルトにだったら、ガイとコーディを挑戦させる事だって出来るだろう……いや、挑戦させるならこのタイミングしかないだろう……お前達の誰かがこのベルトに挑戦してしまえば、そのチャンスはもうなくなるからな」
ガイル「……ん~」
ベガ「相応しい人間同士の試合だ。どういった結果になるとしても、その相応しい人間同士の一戦で、汚れたベルトに一つ輝きが戻り価値が上がってしまうのだからな。そうなってしまえば、ガイとコーディにはもう届かない」
ナッシュ「……そうかもしれませんけど」
ベガ「最終的にはお前達に挑戦をしてもらう事になるぞ? それは私が挑戦権をどうぞと言って渡すのではない。お前達が自らの手で挑戦権を奪い取る形でだ」
ガイル「……う~ん」
ベガ「ガイとコーディに関しては自らの手で挑戦権を奪い取る力はまだないだろうからな……私がどうぞと言って彼らに渡すよ。これまで続いたサガット・バイソン・バイソン達のようにな……私自らが指名をする」
ナッシュ「……自覚はしているんですね?」
ベガ「勿論、自覚はしている。この価値の落ちたベルトにだったら、ガイとコーディを挑戦させる事だって出来るだろう……いや、挑戦させるならこのタイミングしかないだろう……お前達の誰かがこのベルトに挑戦してしまえば、そのチャンスはもうなくなるからな」
ガイル「……ん~」
ベガ「相応しい人間同士の試合だ。どういった結果になるとしても、その相応しい人間同士の一戦で、汚れたベルトに一つ輝きが戻り価値が上がってしまうのだからな。そうなってしまえば、ガイとコーディにはもう届かない」
ナッシュ「……そうかもしれませんけど」
ベガ「最終的にはお前達に挑戦をしてもらう事になるぞ? それは私が挑戦権をどうぞと言って渡すのではない。お前達が自らの手で挑戦権を奪い取る形でだ」
ガイル「……う~ん」
ベガ「ガイとコーディに関しては自らの手で挑戦権を奪い取る力はまだないだろうからな……私がどうぞと言って彼らに渡すよ。これまで続いたサガット・バイソン・バイソン達のようにな……私自らが指名をする」
4: 2016/08/09(火) 22:29:42 ID:AnG9BPkI
ベガ「防衛戦の相手がシャドルー以外で納得がいかないのなら、シャドルー以外から指名してやるよ……ただし、その相手は最も力のないガイとコーディ……まぁ、そう言った感じになるな。二回……後、二回続けさせてくれ。この価値のない王者戦を」
ナッシュ「育成試合の王者戦……ですか……」
ベガ「ただの育成試合にするつもりはない……ここで、ガイとコーディに一つキャラ付けをしようと思っているんだ」
ガイル「……あぁっ?」
ベガ「そろそろガイとコーディも戦力として見ていかないといけないだろう……? 王者戦仕様という事で、これを期にコスチュームも変えよう。ファイトスタイルも変更させよう。キャラも変えよう……」
リュウ「……」
ベガ「それで……そうだな。その後はタッグ戦線の方に食い込んでもらおうか。さくらから前回の遠征……上々だったと報告は受けてるからな。 と言うワケで、ガイとコーディ……こいつらと一戦ずつ……後二戦やらせてくれ。その時のメインイベントはタッグ選手権と、女子部……こっちだ」
ナッシュ「育成試合の王者戦……ですか……」
ベガ「ただの育成試合にするつもりはない……ここで、ガイとコーディに一つキャラ付けをしようと思っているんだ」
ガイル「……あぁっ?」
ベガ「そろそろガイとコーディも戦力として見ていかないといけないだろう……? 王者戦仕様という事で、これを期にコスチュームも変えよう。ファイトスタイルも変更させよう。キャラも変えよう……」
リュウ「……」
ベガ「それで……そうだな。その後はタッグ戦線の方に食い込んでもらおうか。さくらから前回の遠征……上々だったと報告は受けてるからな。 と言うワケで、ガイとコーディ……こいつらと一戦ずつ……後二戦やらせてくれ。その時のメインイベントはタッグ選手権と、女子部……こっちだ」
5: 2016/08/09(火) 22:38:33 ID:AnG9BPkI
ベガ「……というワケで、この二戦やらせてくれるかな? 構わんかな?」
リュウ「どうせダメだって言っても強行するんだろ」
ベガ「……う~ん、まぁそうかもしれないな」
ガイル「コーディとガイ……う~ん、アイツらもそうだな……」
ベガ「よぉ~し、よしよしっ……! それじゃあ、二戦……決定だな……決定、決定……二週間、時間が出来るというワケか……こりゃ、大きいぞ~、ハーッハッハッハっ!」
ナッシュ「……」
ベガ「それでは私は、次の挑戦者のガイと話してくるよ。次の一戦はガイにとっては大きな物になるからな……よしよし、ダルシム君にも同席してもらおう……あ~、そうだそうだ……お前ら、今日もインタビューあるからな~。残ってろよ~」
リュウ「どうせダメだって言っても強行するんだろ」
ベガ「……う~ん、まぁそうかもしれないな」
ガイル「コーディとガイ……う~ん、アイツらもそうだな……」
ベガ「よぉ~し、よしよしっ……! それじゃあ、二戦……決定だな……決定、決定……二週間、時間が出来るというワケか……こりゃ、大きいぞ~、ハーッハッハッハっ!」
ナッシュ「……」
ベガ「それでは私は、次の挑戦者のガイと話してくるよ。次の一戦はガイにとっては大きな物になるからな……よしよし、ダルシム君にも同席してもらおう……あ~、そうだそうだ……お前ら、今日もインタビューあるからな~。残ってろよ~」
6: 2016/08/09(火) 22:45:43 ID:AnG9BPkI
リュウ「……」
ガイル「……」
ナッシュ「……」
ユン「……くっそぉぉっ! なぁぁんだよ、オイっ!」ガッシャーンッ
ヤン「お、おいっ……! バケツを蹴るなっ……! あっ、すいません、すいません……」
リュウ「……んっ?」
ガイル「……物に当たるな、ユン」
ナッシュ「……君の気持ちはわかるけど」
ユン「よりにもよって、ガイとコーディかよっ……!? ガイとコーディかよっ!?」
ヤン「やめとけってのっ……! サガットさん達もいるぞっ!?」
ガイル「……」
ナッシュ「……」
ユン「……くっそぉぉっ! なぁぁんだよ、オイっ!」ガッシャーンッ
ヤン「お、おいっ……! バケツを蹴るなっ……! あっ、すいません、すいません……」
リュウ「……んっ?」
ガイル「……物に当たるな、ユン」
ナッシュ「……君の気持ちはわかるけど」
ユン「よりにもよって、ガイとコーディかよっ……!? ガイとコーディかよっ!?」
ヤン「やめとけってのっ……! サガットさん達もいるぞっ!?」
7: 2016/08/09(火) 22:50:28 ID:AnG9BPkI
ユン「そりゃ、俺が次の挑戦者になれるとは……流石に思っちゃいねぇっ! でも、流れっつーもんがあるでしょ? 流れつーもんがっ!」
ヤン「……おいおいおいっ!」
ユン「俺はさぁ……? 今、ここにいる五人で挑戦権を奪い合うトーナメントみたいなのが開催されると思ってたんだけどっ!?」
ナッシュ「あ~、その流れ……少し僕も想像してた」
ユン「でしょ……!? そうでしょ、ナッシュさん……!? そりゃ、そのトーナメントでも俺は多分、三番か四番かそれくらいだよっ! でも、そのトーナメント自体は俺達にとってはチャンスなんだからさぁ!?」
ナッシュ「……わかるわかる」コクコク
ユン「それがガイとコーディだなんてっ……! あぁ~っ! ガイとコーディだなんてっ! じゃあ俺達今日何の為に参加したんだよっ!? 賑やかしか!? 俺、今日皆にたらふくやられたぞっ!?」
バイソン「……そりゃそれで、別にカード組んでもらえるだろ? 大丈夫だよ、俺が相手してやるよ。おめぇは面悪くねぇんだから、俺がボッコボコにしてやるからよぉ?」
ヤン「……おいおいおいっ!」
ユン「俺はさぁ……? 今、ここにいる五人で挑戦権を奪い合うトーナメントみたいなのが開催されると思ってたんだけどっ!?」
ナッシュ「あ~、その流れ……少し僕も想像してた」
ユン「でしょ……!? そうでしょ、ナッシュさん……!? そりゃ、そのトーナメントでも俺は多分、三番か四番かそれくらいだよっ! でも、そのトーナメント自体は俺達にとってはチャンスなんだからさぁ!?」
ナッシュ「……わかるわかる」コクコク
ユン「それがガイとコーディだなんてっ……! あぁ~っ! ガイとコーディだなんてっ! じゃあ俺達今日何の為に参加したんだよっ!? 賑やかしか!? 俺、今日皆にたらふくやられたぞっ!?」
バイソン「……そりゃそれで、別にカード組んでもらえるだろ? 大丈夫だよ、俺が相手してやるよ。おめぇは面悪くねぇんだから、俺がボッコボコにしてやるからよぉ?」
8: 2016/08/09(火) 22:58:02 ID:AnG9BPkI
ユン「もういいよ。やっぱりさくらさんだ。さくらさんになんとかしてもらうしかねぇんだよ……行こうぜ、今すぐ相談だ……」
ヤン「……えっ!?」
ユン「ボサッとすんなっ……! いくぞいくぞっ! さくらさんだって見てるはずなんだから……間近で見ていたベガさんが、なぁ~んにもしてくれねぇんだったら、もうさくらさんに頼るしかねぇだろがっ……! ほら、いくぞいくぞっ……!」イソイソ
ヤン「あ~、ちょっとちょっとっ……! あ~、すんませんっ……! マジですいませんっ……! コイツの言ってる事……本心じゃないですからねっ!? あの、サガットさんっ……! バルログさん、バイソンさんっ……!」
サガット「……大丈夫だ。わかってる、わかってる」
ナッシュ「……あ~、あ~」
ガイル「まぁまぁまぁ……ヤンは落ち着いてたから大丈夫じゃねぇの……? ユンは、あぁいう事ばかり言ってるような奴だから、多分大丈夫だよ……アソコにヤンが加わった時が本当にヤバい時だ。今はまだ平気……」
リュウ「……ふ~ん」
サガット「なぁ。リュウ、ガイル、ナッシュ……?」
リュウ「……ん、どうした?」
ヤン「……えっ!?」
ユン「ボサッとすんなっ……! いくぞいくぞっ! さくらさんだって見てるはずなんだから……間近で見ていたベガさんが、なぁ~んにもしてくれねぇんだったら、もうさくらさんに頼るしかねぇだろがっ……! ほら、いくぞいくぞっ……!」イソイソ
ヤン「あ~、ちょっとちょっとっ……! あ~、すんませんっ……! マジですいませんっ……! コイツの言ってる事……本心じゃないですからねっ!? あの、サガットさんっ……! バルログさん、バイソンさんっ……!」
サガット「……大丈夫だ。わかってる、わかってる」
ナッシュ「……あ~、あ~」
ガイル「まぁまぁまぁ……ヤンは落ち着いてたから大丈夫じゃねぇの……? ユンは、あぁいう事ばかり言ってるような奴だから、多分大丈夫だよ……アソコにヤンが加わった時が本当にヤバい時だ。今はまだ平気……」
リュウ「……ふ~ん」
サガット「なぁ。リュウ、ガイル、ナッシュ……?」
リュウ「……ん、どうした?」
9: 2016/08/09(火) 23:10:30 ID:AnG9BPkI
サガット「これからのガイとコーディで二戦。二週間……加えて、俺達三人の三戦。三週間……計、五週間。一ヶ月弱……」
リュウ「……んっ?」
サガット「お前達に焦れったい思いばかりをさせて、すまないな。シャドルーを代表して俺が謝罪するよ。申し訳ない」ペコッ
ガイル「……俺は構わねぇけどよ」
サガット「ただ、知っての通り……ベガ様はもうとっくに下り坂なんだよ……」
ナッシュ「……んっ?」
サガット「今までは誤魔化し誤魔化し、省エネスタイルでやっていたが……やはりな、それでも辛い部分があるらしい……」
リュウ「……へぇ~」
サガット「正当な王者戦……やりきる自信がないらしい……」
リュウ「……んっ?」
サガット「お前達に焦れったい思いばかりをさせて、すまないな。シャドルーを代表して俺が謝罪するよ。申し訳ない」ペコッ
ガイル「……俺は構わねぇけどよ」
サガット「ただ、知っての通り……ベガ様はもうとっくに下り坂なんだよ……」
ナッシュ「……んっ?」
サガット「今までは誤魔化し誤魔化し、省エネスタイルでやっていたが……やはりな、それでも辛い部分があるらしい……」
リュウ「……へぇ~」
サガット「正当な王者戦……やりきる自信がないらしい……」
10: 2016/08/09(火) 23:24:21 ID:AnG9BPkI
サガット「……だから、今ベガ様鍛え直してるんだよ」
ガイル「あぁっ、 鍛え直すって……いつやってんだよ……?」
バイソン「……わかんねぇけど、寝る時間とか削ってやってるらしいぜ?」
ナッシュ「ちょっと待ちなよ……あの人まで、ザンギエフさんの二の舞になったらどうするんだよ?」
バルログ「無茶はさせすぎないようにはします」
サガット「ベガ様がお前達を避けてるのは、昔のベガ様……本気のベガ様で、どっちが勝つ……どっちが負けるにしても、やり合いたいからなんだよ。崇高な王者戦を」
リュウ「……」
サガット「最近のベガ様、省エネスタイルからまた戻してきただろ……? ベガ様、落ちぶれた自分を刈ってもらいたくないんだよ。強いまま刈ってもらいたいんだよ。本気で世代交代考えてるんだよ。だから今、必氏に戻してるんだよ。時間掛かってるけど」
ガイル「あぁっ、 鍛え直すって……いつやってんだよ……?」
バイソン「……わかんねぇけど、寝る時間とか削ってやってるらしいぜ?」
ナッシュ「ちょっと待ちなよ……あの人まで、ザンギエフさんの二の舞になったらどうするんだよ?」
バルログ「無茶はさせすぎないようにはします」
サガット「ベガ様がお前達を避けてるのは、昔のベガ様……本気のベガ様で、どっちが勝つ……どっちが負けるにしても、やり合いたいからなんだよ。崇高な王者戦を」
リュウ「……」
サガット「最近のベガ様、省エネスタイルからまた戻してきただろ……? ベガ様、落ちぶれた自分を刈ってもらいたくないんだよ。強いまま刈ってもらいたいんだよ。本気で世代交代考えてるんだよ。だから今、必氏に戻してるんだよ。時間掛かってるけど」
20: 2016/08/10(水) 22:01:07 ID:dG9g6sBs
---
ベガ「ダルシム君、私の四度目の防衛戦の件なんだが……ガイにする事にした」
ダルシム「……あっ、そっちでいくんですね」
ベガ「あぁ、まだ私にも準備不足な所がある。ガイだ……ガイでいく」
ダルシム「……でも、そっちのストーリーでいくって事はメインイベント、苦労しますよ?」
ベガ「なぁ~に、そこはさくらがやってくれるさ……とにかくだ……今からガイと面談と言うか……具体的な事について話をしておきたいので、呼んできてくれ。君も同席だ」
ダルシム「……わかりました。ではガイを今から連れてきます」ガチャ
ベガ「うむ」
ベガ「ダルシム君、私の四度目の防衛戦の件なんだが……ガイにする事にした」
ダルシム「……あっ、そっちでいくんですね」
ベガ「あぁ、まだ私にも準備不足な所がある。ガイだ……ガイでいく」
ダルシム「……でも、そっちのストーリーでいくって事はメインイベント、苦労しますよ?」
ベガ「なぁ~に、そこはさくらがやってくれるさ……とにかくだ……今からガイと面談と言うか……具体的な事について話をしておきたいので、呼んできてくれ。君も同席だ」
ダルシム「……わかりました。ではガイを今から連れてきます」ガチャ
ベガ「うむ」
21: 2016/08/10(水) 22:09:16 ID:dG9g6sBs
ベガ(最終形は見えている。見えているんだ……私とリュウと氏闘の末……ベルトはリュウへと移る……簡単な話だ……)
プルルルル……
ベガ「……ただ、今ではないよな。うんうん。確実に早いだろ。今ベルトの移動をした所で世代交代にはならん。そもそも氏闘を行う自信はない」フルフル
プルルルル……
ベガ「下の世代に育ってもらいつつ……こ~う、ベルトに私なりの輝き……いや、悪の汚れとでも言うべきかな? フハハ、悪の汚れと言うのはいいな……実にいい……ハハハっ!」ニヤニヤ
プルルルル……
ベガ「そして、私ももう一度昔のように……スタミナは少しばかり戻ってきているような気がするんだがなぁ……? やはり筋力っ……! この辺だなぁ……」
プルルルル……
ベガ「あ~、そうかそうか。誰もいないんだった……はい、お電話ありがとうございますっ……! ストリートプロレスですっ!」ガチャ
プルルルル……
ベガ「……ただ、今ではないよな。うんうん。確実に早いだろ。今ベルトの移動をした所で世代交代にはならん。そもそも氏闘を行う自信はない」フルフル
プルルルル……
ベガ「下の世代に育ってもらいつつ……こ~う、ベルトに私なりの輝き……いや、悪の汚れとでも言うべきかな? フハハ、悪の汚れと言うのはいいな……実にいい……ハハハっ!」ニヤニヤ
プルルルル……
ベガ「そして、私ももう一度昔のように……スタミナは少しばかり戻ってきているような気がするんだがなぁ……? やはり筋力っ……! この辺だなぁ……」
プルルルル……
ベガ「あ~、そうかそうか。誰もいないんだった……はい、お電話ありがとうございますっ……! ストリートプロレスですっ!」ガチャ
22: 2016/08/10(水) 22:15:47 ID:dG9g6sBs
ベガ「……えっ?」
ベガ「いやぁ……あの……ええっ……!?」
ベガ「あっ、ああっ……は、はい……はいはいはいっ……!」
ベガ「あ~、え~っ……」
ベガ「……本当なのですか?」
ベガ「……」
ベガ「あの、もう一度確認させて頂きますよ……? 本当なのですか……? 何かの間違いなどではありませんよね……?」
ベガ「いやぁ……あの……ええっ……!?」
ベガ「あっ、ああっ……は、はい……はいはいはいっ……!」
ベガ「あ~、え~っ……」
ベガ「……本当なのですか?」
ベガ「……」
ベガ「あの、もう一度確認させて頂きますよ……? 本当なのですか……? 何かの間違いなどではありませんよね……?」
23: 2016/08/10(水) 22:24:13 ID:dG9g6sBs
---
リュウ「もういいよ。もういいもういい……わかったわかった……」
サガット「……リュウ」
リュウ「ただでさえ、ザンギエフの離脱でカードに悩まされ暗い話題が続いてんだ……これ以上、ベガの身体がどうだか……もうそういう事は聞きたくない」
サガット「……そうかもな」
リュウ「どっちにしろベガと王者戦をするんだったら、俺達ももうワンランクぐらい上げておかなきゃいけないんだからな」
サガット「……そうだな」
リュウ「ベガは王者戦への準備を整える……こっちも王者戦への準備を整える……女子部が元気な今ぐらいじゃないと、ゆっくり構えられないからな。それでいいよ」
リュウ「もういいよ。もういいもういい……わかったわかった……」
サガット「……リュウ」
リュウ「ただでさえ、ザンギエフの離脱でカードに悩まされ暗い話題が続いてんだ……これ以上、ベガの身体がどうだか……もうそういう事は聞きたくない」
サガット「……そうかもな」
リュウ「どっちにしろベガと王者戦をするんだったら、俺達ももうワンランクぐらい上げておかなきゃいけないんだからな」
サガット「……そうだな」
リュウ「ベガは王者戦への準備を整える……こっちも王者戦への準備を整える……女子部が元気な今ぐらいじゃないと、ゆっくり構えられないからな。それでいいよ」
24: 2016/08/10(水) 22:31:00 ID:dG9g6sBs
リュウ「ただ、ユンの言ってた事も一理あると思うぞ? そのランクアップする為の場所……舞台……そういう物をわかりやすい形で作ってくれと、ベガに伝えておいてくれ」
ガイル「それならユンをギャーギャー言わなくなるだろ」
ナッシュ「なんらかしらの理由をつけてのトーナメントとかは面白いんじゃない?」
サガット「わかった。伝えておこう」
リュウ「暗い話はもうウンザリだ……あ~、ウンザリウンザリ……俺達で明るい話題を作っていこうぜ」
サガット「あぁ、そうだな」
リュウ「……じゃあ、俺はケンとヤムチャ達の試合を見てくるよ。今日はアイツら大一番だ」
ガイル「じゃあ、俺もロレント達の大一番、見に行くか」
ガイル「それならユンをギャーギャー言わなくなるだろ」
ナッシュ「なんらかしらの理由をつけてのトーナメントとかは面白いんじゃない?」
サガット「わかった。伝えておこう」
リュウ「暗い話はもうウンザリだ……あ~、ウンザリウンザリ……俺達で明るい話題を作っていこうぜ」
サガット「あぁ、そうだな」
リュウ「……じゃあ、俺はケンとヤムチャ達の試合を見てくるよ。今日はアイツら大一番だ」
ガイル「じゃあ、俺もロレント達の大一番、見に行くか」
25: 2016/08/10(水) 22:37:47 ID:dG9g6sBs
---
ガイ「……失礼しますっ!」ガチャ
ダルシム「ベガさん、ガイ君を……あ~、電話中か……」
ベガ「ハーッハッハッハっ! 実にお目が高いっ……! 実にお目が高いっ……! 素晴らしいセンスをしてらっしゃいますよっ!?」
ダルシム「とりあえず座りなさい。電話が終わるのを待とうか」
ガイ「あっ、はい。そうですね」
ベガ「大丈夫ですよっ……!? 勿論、勿論オッケーですよっ! うちの選手達はなんでもやりますからっ! は~いはいっ! それでは明日ですねっ……!? は~いはいはいっ! はい、お待ちしておりますっ……! それではそれではっ……! は~いはいはいっ!」
ガイ「……ベガさんって、こういう方だったんですねぇ?」
ダルシム「いやぁ、ここまでテンションの高いベガさんは……私も初めて見たよ」
ガイ「……失礼しますっ!」ガチャ
ダルシム「ベガさん、ガイ君を……あ~、電話中か……」
ベガ「ハーッハッハッハっ! 実にお目が高いっ……! 実にお目が高いっ……! 素晴らしいセンスをしてらっしゃいますよっ!?」
ダルシム「とりあえず座りなさい。電話が終わるのを待とうか」
ガイ「あっ、はい。そうですね」
ベガ「大丈夫ですよっ……!? 勿論、勿論オッケーですよっ! うちの選手達はなんでもやりますからっ! は~いはいっ! それでは明日ですねっ……!? は~いはいはいっ! はい、お待ちしておりますっ……! それではそれではっ……! は~いはいはいっ!」
ガイ「……ベガさんって、こういう方だったんですねぇ?」
ダルシム「いやぁ、ここまでテンションの高いベガさんは……私も初めて見たよ」
26: 2016/08/10(水) 22:45:41 ID:dG9g6sBs
ベガ「フハハハハっ……! フフフハハハハハっ……! ガーッハッハッハッハァァァっ……!」ガチャ
ダルシム「あっ、ベガさん。電話終わりましたか? ガイ君を呼んできましたよ」
ベガ「YESっ……! YESっ……! YES,YES,YES,YES,YES,YEEEEEEESっ……!」
ガイ「ちょっとちょっと……これ、ベガさん大丈夫ですか……? 半分壊れてますよ……?」
ダルシム「そういう事を言うなと言いたい所だが……これ半分ではなく、もっと壊れてるぞ……どうやら、色んな事に頭を悩ませ、ベガさんはついに壊れてしまったらしいな……」
ベガ「ガーッハッハッハっ! ガーッハッハッハっ! お、おおっ……! ダルシム君にそれにガイ……お前らいつの間にいたんだっ……!? ビックリさせるなっ!?」ビクッ
ダルシム「さっきからずっといましたよ。何事ですか……? 電話、なんだったんですか……?」
ベガ「聞いてくれっ……! スポンサーが決まったっ! 我がストリートプロレスに、スポンサーがついたぞっ!?」ビシッ
ダルシム「あっ、ベガさん。電話終わりましたか? ガイ君を呼んできましたよ」
ベガ「YESっ……! YESっ……! YES,YES,YES,YES,YES,YEEEEEEESっ……!」
ガイ「ちょっとちょっと……これ、ベガさん大丈夫ですか……? 半分壊れてますよ……?」
ダルシム「そういう事を言うなと言いたい所だが……これ半分ではなく、もっと壊れてるぞ……どうやら、色んな事に頭を悩ませ、ベガさんはついに壊れてしまったらしいな……」
ベガ「ガーッハッハッハっ! ガーッハッハッハっ! お、おおっ……! ダルシム君にそれにガイ……お前らいつの間にいたんだっ……!? ビックリさせるなっ!?」ビクッ
ダルシム「さっきからずっといましたよ。何事ですか……? 電話、なんだったんですか……?」
ベガ「聞いてくれっ……! スポンサーが決まったっ! 我がストリートプロレスに、スポンサーがついたぞっ!?」ビシッ
27: 2016/08/10(水) 22:50:38 ID:dG9g6sBs
ガイ「お~、お~、おめでとうございます」パチパチ
ベガ「フハハ、ありがとうっ……! 真にありがとうっ……! しかし、これは私だけの力ではない。勿論、そこには君達の努力もあった。これは我ら全員で掴みとったスポンサー様であるっ!」
ダルシム「そりゃ、テンション上がりますね、ははは。スポンサーって何処ですか?」
ベガ「何処だと思う……? 何処だと思うよ、ダルシム君……?」ニヤニヤ
ダルシム「いやいやいや……ははは、そんな質問わかるわけないですよ」
ベガ「フハハ。わからんか……? それじゃあ、ヒントを出そう。ヒントを……ヒントはな……超大手だっ! 超~大手だぞっ!?」ビシッ
ダルシム「超大手……? 超大手……? え~、期待できますね。何処だ何処だ……」
ガイ「超大手って事は……カプセルコーポレーションとかっ!?」
ベガ「フハハ、ありがとうっ……! 真にありがとうっ……! しかし、これは私だけの力ではない。勿論、そこには君達の努力もあった。これは我ら全員で掴みとったスポンサー様であるっ!」
ダルシム「そりゃ、テンション上がりますね、ははは。スポンサーって何処ですか?」
ベガ「何処だと思う……? 何処だと思うよ、ダルシム君……?」ニヤニヤ
ダルシム「いやいやいや……ははは、そんな質問わかるわけないですよ」
ベガ「フハハ。わからんか……? それじゃあ、ヒントを出そう。ヒントを……ヒントはな……超大手だっ! 超~大手だぞっ!?」ビシッ
ダルシム「超大手……? 超大手……? え~、期待できますね。何処だ何処だ……」
ガイ「超大手って事は……カプセルコーポレーションとかっ!?」
28: 2016/08/10(水) 22:57:15 ID:dG9g6sBs
ベガ「フハハ、カプセルコーポレーションいいなぁ。カプセルコーポレーションいいなぁ。カプセルコーポレーションもスポンサーに欲しい」ニヤニヤ
ダルシム「ガイ君、カプセルコーポレーションは最大手だから……そこはないよ」ニヤニヤ
ベガ「いやいや、ダルシム君……今回のスポンサー様はカプセルコーポレーションに負けじの大手だぞ? いや、私の中ではカプセルコーポレーションを越えてるな。間違いない」
ダルシム「カプセルコーポレーション越える大手……う~ん……何処です……?」
ベガ「……KlR○Nさん」ビシッ
ダルシム「キ○ン……? キ○ン……キ○ン……えっ、キ○ンっ……!?」
ガイ「KIR○Nって、あの……ビールのですかっ!?」
ベガ「ビールだけではないぞ~。総合飲料事業だ。総合飲料事業っ!」
ダルシム「ガイ君、カプセルコーポレーションは最大手だから……そこはないよ」ニヤニヤ
ベガ「いやいや、ダルシム君……今回のスポンサー様はカプセルコーポレーションに負けじの大手だぞ? いや、私の中ではカプセルコーポレーションを越えてるな。間違いない」
ダルシム「カプセルコーポレーション越える大手……う~ん……何処です……?」
ベガ「……KlR○Nさん」ビシッ
ダルシム「キ○ン……? キ○ン……キ○ン……えっ、キ○ンっ……!?」
ガイ「KIR○Nって、あの……ビールのですかっ!?」
ベガ「ビールだけではないぞ~。総合飲料事業だ。総合飲料事業っ!」
29: 2016/08/10(水) 23:05:27 ID:dG9g6sBs
ダルシム「こりゃ、カプセルコーポレーションに負けない超大手ですよっ!」
ベガ「ジュースとかも扱っている。ジュースのヤツはテレビで見た事あるだろ?」
ガイ「メ○ツですよね!?」
ベガ「そうそう、M○T'S、M○T'Sっ! それで、そのM○T'Sの……んっ、ちょっと待て……」
ガイ「……んっ?」
ベガ「……おい、ガイ。お前、なんでここにいるんだ?」
ガイ「いや、あの……俺は次の王者戦の事で、呼び出され……」
ベガ「ここから先は大人の話だ、大人の話っ……! お前は退席しろっ……! ダルシム君と二人で話すっ!」
ガイ「あ~、はい、はいっ……! わ、わかりましたっ……! 失礼しますっ……! あの~、スポンサー、おめでとうございますっ……!」バタンッ
ベガ「……まったく」
ベガ「ジュースとかも扱っている。ジュースのヤツはテレビで見た事あるだろ?」
ガイ「メ○ツですよね!?」
ベガ「そうそう、M○T'S、M○T'Sっ! それで、そのM○T'Sの……んっ、ちょっと待て……」
ガイ「……んっ?」
ベガ「……おい、ガイ。お前、なんでここにいるんだ?」
ガイ「いや、あの……俺は次の王者戦の事で、呼び出され……」
ベガ「ここから先は大人の話だ、大人の話っ……! お前は退席しろっ……! ダルシム君と二人で話すっ!」
ガイ「あ~、はい、はいっ……! わ、わかりましたっ……! 失礼しますっ……! あの~、スポンサー、おめでとうございますっ……!」バタンッ
ベガ「……まったく」
32: 2016/08/10(水) 23:11:09 ID:dG9g6sBs
ダルシム「いや~、これはおめでたい話です。実にめでたい話です。このストリートプロレスに明るい話題が出ましたね」
ベガ「……明るいニュースはまだ続くぞ?」
ダルシム「ん、というのは……?」
ベガ「CM出演決定っ!」
ダルシム「えっ、CM出演ってのは……」
ベガ「ほら、KIR○Nさんは今売り出し中のM○T'Sって飲料水……なんか色んな人達と、コラボCMしてるだろ……?」
ダルシム「はいはい。あの踊ってるヤツですよね?」
ベガ「そうそう。あのスクールガールが踊ってるヤツとかな……? 後、フィギュアスケートの選手なんかもやってたよなぁ……? それに、あのジミーみたいな緑の化け物が踊ってるヤツもあった……」
ダルシム「……という事は」
ベガ「そ~うっ! 今度は我らがストリートプロレスとのコラボCMだっ!」
ベガ「……明るいニュースはまだ続くぞ?」
ダルシム「ん、というのは……?」
ベガ「CM出演決定っ!」
ダルシム「えっ、CM出演ってのは……」
ベガ「ほら、KIR○Nさんは今売り出し中のM○T'Sって飲料水……なんか色んな人達と、コラボCMしてるだろ……?」
ダルシム「はいはい。あの踊ってるヤツですよね?」
ベガ「そうそう。あのスクールガールが踊ってるヤツとかな……? 後、フィギュアスケートの選手なんかもやってたよなぁ……? それに、あのジミーみたいな緑の化け物が踊ってるヤツもあった……」
ダルシム「……という事は」
ベガ「そ~うっ! 今度は我らがストリートプロレスとのコラボCMだっ!」
44: 2016/08/11(木) 22:00:59 ID:VgLFkkRg
ベガ「ハーッハッハッハ、これは宣伝になるぞっ……! うちの団体の宣伝にもなるぞっ!? コラボCMを見た人達が我々の足を運んでくれるのだっ……! 実にいいっ……!」
ダルシム「うちの団体の選手達に、あのCMみたいなダンスをさせるという事ですね?」
ベガ「ああ、そうだなっ! 次は……アレだな……? あの~、アレアレ……『リュウ! プロレス団体なのに踊ってもらうぞ!』となるなっ!?」
ダルシム「まぁ、これでゲストも呼びやすい状態になったんじゃないですか?」
ベガ「いや、ゲストの前にだな……練習生だなっ! 練習生雇おうっ!」
ダルシム「あ~、練習生ですか」
ダルシム「うちの団体の選手達に、あのCMみたいなダンスをさせるという事ですね?」
ベガ「ああ、そうだなっ! 次は……アレだな……? あの~、アレアレ……『リュウ! プロレス団体なのに踊ってもらうぞ!』となるなっ!?」
ダルシム「まぁ、これでゲストも呼びやすい状態になったんじゃないですか?」
ベガ「いや、ゲストの前にだな……練習生だなっ! 練習生雇おうっ!」
ダルシム「あ~、練習生ですか」
45: 2016/08/11(木) 22:12:58 ID:VgLFkkRg
ベガ「ソドム君、ディージェイ君、ヤムチャ君と現在外様が続いている……ガイとコーディも第一試合から卒業させる予定だし、そろそろ若い血も入れておかんとな」
ダルシム「そうですね。練習生……雇ってもいいんじゃないですかね」
ベガ「前にサブレフェリーも必要なんじゃないかって話もあったしなぁ……とにかく、面接の準備をしてろ」
ダルシム「……う~ん。集まりますかね」
ベガ「昔、よく来てた熱心な押し掛け練習生いただろ……? 昔って言っても三年か四年ぐらい前の話だけど……」
ダルシム「えっ、三年前……三年前……?」
ベガ「あの、ガイルが追い返した奴……ガイルが追い返した奴だよ……名前なんだったけなぁ……?」
ダルシム「あ~、あ~、アベル君ですね。アベル君。たまに顔見せてくれてましたよね」
ベガ「そうそうそうっ! アベルだ、アベルっ! ガイルが大学卒業してから来いって、追い返したんだよなぁ?」
ダルシム「そうですね。練習生……雇ってもいいんじゃないですかね」
ベガ「前にサブレフェリーも必要なんじゃないかって話もあったしなぁ……とにかく、面接の準備をしてろ」
ダルシム「……う~ん。集まりますかね」
ベガ「昔、よく来てた熱心な押し掛け練習生いただろ……? 昔って言っても三年か四年ぐらい前の話だけど……」
ダルシム「えっ、三年前……三年前……?」
ベガ「あの、ガイルが追い返した奴……ガイルが追い返した奴だよ……名前なんだったけなぁ……?」
ダルシム「あ~、あ~、アベル君ですね。アベル君。たまに顔見せてくれてましたよね」
ベガ「そうそうそうっ! アベルだ、アベルっ! ガイルが大学卒業してから来いって、追い返したんだよなぁ?」
46: 2016/08/11(木) 22:27:04 ID:VgLFkkRg
ダルシム「大学の方が忙しくなって、こっちに来る回数が減っていって……」
ベガ「卒業はもうしてるだろ……? アイツ、今何してんだ?」
ダルシム「今何してるんでしょう……? ちょっとわからないですねぇ……」
ベガ「ちょっと一筆書けよ」
ダルシム「あ~、一筆ですか?」
ベガ「そうそうそう。練習生雇いますので……よろしければ、どうぞ……みたいな感じでさ……?」
ダルシム「そうですね。まぁ、結構熱心にこっちには来てましたから……わかりました」
ベガ「卒業はもうしてるだろ……? アイツ、今何してんだ?」
ダルシム「今何してるんでしょう……? ちょっとわからないですねぇ……」
ベガ「ちょっと一筆書けよ」
ダルシム「あ~、一筆ですか?」
ベガ「そうそうそう。練習生雇いますので……よろしければ、どうぞ……みたいな感じでさ……?」
ダルシム「そうですね。まぁ、結構熱心にこっちには来てましたから……わかりました」
47: 2016/08/11(木) 22:39:31 ID:VgLFkkRg
ベガ「う~ん……それで、今さくらはいないけど……やっぱり女子部員も必要だよなぁ……?」
ダルシム「……二人揃って止めちゃいましたからねぇ?」
ベガ「よし、こっちも募集しよう。抜けられた二人の分の穴埋めをしてやらんとな。対抗戦も永遠に続くわけではない」
ダルシム「そうですね」
ベガ「即戦力や他団体にばかり頼っていたら、ストリートプロレスのカラーというものが失われてしまうからな? とにかく、未来を背負える若い連中をな」
ダルシム「まぁでも面接の事に関しては一度、さくらさんやジミーさんも含めて話しましょうよ。先ずはそのコラボCMの話です」
ベガ「あぁ、そうだな」
ダルシム「それと、ガイ君。外で待ってますよ……?」
ベガ「ええっ……? あっ、そっかそっか。興奮しすぎてこっちの話ばかりになってたな。よしよしよし……わかったわかった。先ずガイを呼べ……ガイを。その話から済ませていこう。ガイを呼び戻せ……」
ダルシム「ははは。入れたり出したりなんだかなぁ……おぉ~い、ガイ君。こっちの話は終わったから、入ってきたまえ」ガチャ
ダルシム「……二人揃って止めちゃいましたからねぇ?」
ベガ「よし、こっちも募集しよう。抜けられた二人の分の穴埋めをしてやらんとな。対抗戦も永遠に続くわけではない」
ダルシム「そうですね」
ベガ「即戦力や他団体にばかり頼っていたら、ストリートプロレスのカラーというものが失われてしまうからな? とにかく、未来を背負える若い連中をな」
ダルシム「まぁでも面接の事に関しては一度、さくらさんやジミーさんも含めて話しましょうよ。先ずはそのコラボCMの話です」
ベガ「あぁ、そうだな」
ダルシム「それと、ガイ君。外で待ってますよ……?」
ベガ「ええっ……? あっ、そっかそっか。興奮しすぎてこっちの話ばかりになってたな。よしよしよし……わかったわかった。先ずガイを呼べ……ガイを。その話から済ませていこう。ガイを呼び戻せ……」
ダルシム「ははは。入れたり出したりなんだかなぁ……おぉ~い、ガイ君。こっちの話は終わったから、入ってきたまえ」ガチャ
48: 2016/08/11(木) 22:48:55 ID:VgLFkkRg
ガイ「失礼します」
ベガ「いやぁ、てんやわんやの騒ぎですまなかったな。しかし、それなりの話だったんだよ。とりあえず座れ。もうお前の話から済ませる事にした」
ガイ「あっ、はい。わかりました」
ベガ「お前を呼び出したのはだ……まぁ、次の私の王者戦だな……? そこにお前を指名する事にしたんだよ」
ガイ「……えっ?」
ベガ「私自らがお前の対戦相手を勤めてやる……しかも、王者戦……お前とっては大舞台となる」
ガイ「えっ、えっ……? お、俺が……王者戦……?」
ベガ「それでな……その王者戦で、お前にドカーンと弾けて欲しいんだ」
ガイ「……は、は、は、はい」
ベガ「早い話が、お前のファイトスタイルの変更だったり、キャラ付けをしていこうと言う話だ」
ガイ「え~っ……あ~、はい……」
ベガ「王者戦という大舞台で、お前に新たなファイトスタイル……キャラクター……そういった物を印象付けてもらって、これから先に進んでもらいたい」
ベガ「いやぁ、てんやわんやの騒ぎですまなかったな。しかし、それなりの話だったんだよ。とりあえず座れ。もうお前の話から済ませる事にした」
ガイ「あっ、はい。わかりました」
ベガ「お前を呼び出したのはだ……まぁ、次の私の王者戦だな……? そこにお前を指名する事にしたんだよ」
ガイ「……えっ?」
ベガ「私自らがお前の対戦相手を勤めてやる……しかも、王者戦……お前とっては大舞台となる」
ガイ「えっ、えっ……? お、俺が……王者戦……?」
ベガ「それでな……その王者戦で、お前にドカーンと弾けて欲しいんだ」
ガイ「……は、は、は、はい」
ベガ「早い話が、お前のファイトスタイルの変更だったり、キャラ付けをしていこうと言う話だ」
ガイ「え~っ……あ~、はい……」
ベガ「王者戦という大舞台で、お前に新たなファイトスタイル……キャラクター……そういった物を印象付けてもらって、これから先に進んでもらいたい」
49: 2016/08/11(木) 22:54:38 ID:VgLFkkRg
ベガ「私がお前にこういったキャラでやってもらう……あぁぁいったキャラでやってもらう……そう言うのは簡単だ。しかし、そこはお前のレスラー人生……お前の希望も聞いておかないといかんからな?」
ガイ「……はいはい」
ベガ「何かこういう風な事やりたい……みたいなのは、あるかな……?」
ガイ「え、え~っと……ですね……ちょっと待って下さいね……?」
ベガ「……うむ」
ガイ「え~……え~……う、う~ん……」
ダルシム「ははは、まぁいきなりこう言われても、思い浮かばんよなぁ?」
ガイ「あっ、あっ、はいっ……! いきなりだったもんですから……」
ダルシム「まぁ、そうなるとは思ってたよ。だから私とベガ君で、候補というものを決めておいた」
ガイ「……はいはい」
ベガ「何かこういう風な事やりたい……みたいなのは、あるかな……?」
ガイ「え、え~っと……ですね……ちょっと待って下さいね……?」
ベガ「……うむ」
ガイ「え~……え~……う、う~ん……」
ダルシム「ははは、まぁいきなりこう言われても、思い浮かばんよなぁ?」
ガイ「あっ、あっ、はいっ……! いきなりだったもんですから……」
ダルシム「まぁ、そうなるとは思ってたよ。だから私とベガ君で、候補というものを決めておいた」
50: 2016/08/11(木) 23:04:13 ID:VgLFkkRg
ベガ「先ず、候補その一……暗殺拳の使い手……というか、後継者だな」
ガイ「え~、暗殺拳って言うのは……元さんの……?」
ダルシム「そうそう。ガイ君結構サブミッション得意でしょ? だから、サブミッションを中心としたファイトスタイルにして……元さんを目標にしてさ……? 暗殺拳の後継者ってのは面白いんじゃないの?」
ガイ「はいはい、なるほどなるほど……」
ベガ「元さんはオッケー出してる。だから、お前が暗殺拳の後継者をする事になんの問題もない……寧ろ、応援してる。どうだ、なかなかいいだろう……?」
ガイ「……え~」
ダルシム「まぁ、あくまで候補だから……他にもある。他もある。他も聞いてみるか……?」
ガイ「あ~、じゃあ他のも聞かせてもらってもいいですか……?」
ベガ「おっと、強要したみたいになってしまったな。わかったわかった。次いくか……」
ガイ「え~、暗殺拳って言うのは……元さんの……?」
ダルシム「そうそう。ガイ君結構サブミッション得意でしょ? だから、サブミッションを中心としたファイトスタイルにして……元さんを目標にしてさ……? 暗殺拳の後継者ってのは面白いんじゃないの?」
ガイ「はいはい、なるほどなるほど……」
ベガ「元さんはオッケー出してる。だから、お前が暗殺拳の後継者をする事になんの問題もない……寧ろ、応援してる。どうだ、なかなかいいだろう……?」
ガイ「……え~」
ダルシム「まぁ、あくまで候補だから……他にもある。他もある。他も聞いてみるか……?」
ガイ「あ~、じゃあ他のも聞かせてもらってもいいですか……?」
ベガ「おっと、強要したみたいになってしまったな。わかったわかった。次いくか……」
51: 2016/08/11(木) 23:11:45 ID:VgLFkkRg
ベガ「候補その二は……」
ガイ「あ~、あ~……」
ダルシム「ほらガイ君、軽量級で飛び技が失われて得意な所がある。だからこのキャラで……」
ガイ「はいはいはいはい……」
ベガ「もういいもういい、次いこう。候補その三……」
ガイ「んんっ……?」
ダルシム「このキャラでいけばガイ君の苦手な……」
ガイ「あ~、なるほどなるほど……」
ダルシム「どうかな?」
ガイ「う~ん……」
ベガ「まだあるまだある。候補その五……」
ガイ「あ~、あ~……」
ダルシム「ほらガイ君、軽量級で飛び技が失われて得意な所がある。だからこのキャラで……」
ガイ「はいはいはいはい……」
ベガ「もういいもういい、次いこう。候補その三……」
ガイ「んんっ……?」
ダルシム「このキャラでいけばガイ君の苦手な……」
ガイ「あ~、なるほどなるほど……」
ダルシム「どうかな?」
ガイ「う~ん……」
ベガ「まだあるまだある。候補その五……」
52: 2016/08/11(木) 23:17:48 ID:VgLFkkRg
数十分後ーー
ガイ「う~ん、う~ん……あの、すいません……」
ダルシム「いや、構わん構わん。こういうのは一生物になるかもしれん。ジミー君は一生物になってる。だから、慎重になるのもわかるよ」
ベガ「ただ、もうないぞ……? 私達が考えてきた分は、さっき言ったヤツで全て終了だ」
ガイ「え~っと、今の候補の中から選べって事ですよね……?」
ダルシム「もしくは捻り出すかだな。ガイ君、何かそういうのないの……? こういうキャラ……こういうキャラしたいって言うの」
ガイ「えっ、俺ですか……? う~ん、う~ん……そうだなぁ……」
ベガ「そうだそうだ。もうお前が考えろ。私達は限界だ」
ガイ「う~ん、う~ん……あの、すいません……」
ダルシム「いや、構わん構わん。こういうのは一生物になるかもしれん。ジミー君は一生物になってる。だから、慎重になるのもわかるよ」
ベガ「ただ、もうないぞ……? 私達が考えてきた分は、さっき言ったヤツで全て終了だ」
ガイ「え~っと、今の候補の中から選べって事ですよね……?」
ダルシム「もしくは捻り出すかだな。ガイ君、何かそういうのないの……? こういうキャラ……こういうキャラしたいって言うの」
ガイ「えっ、俺ですか……? う~ん、う~ん……そうだなぁ……」
ベガ「そうだそうだ。もうお前が考えろ。私達は限界だ」
53: 2016/08/11(木) 23:25:10 ID:VgLFkkRg
ガイ「う~ん、う~ん……」
ダルシム「まぁ、言ったっていきなりの話だから、そうは出てこないか……?」
ベガ「とは言ってもなぁ……私達ももう……」
ガイ「……将軍」ボソッ
ダルシム「……んっ?」
ベガ「将軍……?」
ガイ「じゃないっ……! 将軍はヤムチャさんだ。だから俺は将軍に支える者……支える者……え~っ、あっ! 忍者だっ! 忍者、忍者っ!」
ダルシム「忍者……? あいええええ……」キョトン
ベガ「……なんで? なんで忍者?」
ダルシム「まぁ、言ったっていきなりの話だから、そうは出てこないか……?」
ベガ「とは言ってもなぁ……私達ももう……」
ガイ「……将軍」ボソッ
ダルシム「……んっ?」
ベガ「将軍……?」
ガイ「じゃないっ……! 将軍はヤムチャさんだ。だから俺は将軍に支える者……支える者……え~っ、あっ! 忍者だっ! 忍者、忍者っ!」
ダルシム「忍者……? あいええええ……」キョトン
ベガ「……なんで? なんで忍者?」
79: 2016/08/12(金) 22:00:48 ID:dDZX27tU
ガイ「あの~、この前の遠征の時にですね……ちょっと自分、失敗してしまった部分があるんですよ」
ベガ「おい待て。失敗とはなんだ……? そういう話は聞いてないぞ」ギロリ
ダルシム「あ~、違います違います。ベガさん、試合では失敗してませんよ。失敗って、あの『ござる』の事を言っているんだよな?」
ガイ「あっ、そうですそうです」
ベガ「『ござる』ってなんだ?」
ダルシム「いや~、ヤムチャ君にあだ名をつけようみたいな話になりまして、そこでガイ君がちょっとズレ事を言っちゃって……ちょっと皆に弄られるみたいな出来事があったんですよ」
ベガ「ふ~ん……お前、なんてあだ名つけたんだ……?」
ガイ「いやぁ、ヤムチャ殿って言ったら皆面白がって……殿に決定ござる……とか、そういう感じになりました……」
ダルシム「春麗君が凄く気に入ったみたいなんですよ」
ベガ「ふ~ん……お前ら、下らない事で盛り上がれるんだなぁ……?」
ベガ「おい待て。失敗とはなんだ……? そういう話は聞いてないぞ」ギロリ
ダルシム「あ~、違います違います。ベガさん、試合では失敗してませんよ。失敗って、あの『ござる』の事を言っているんだよな?」
ガイ「あっ、そうですそうです」
ベガ「『ござる』ってなんだ?」
ダルシム「いや~、ヤムチャ君にあだ名をつけようみたいな話になりまして、そこでガイ君がちょっとズレ事を言っちゃって……ちょっと皆に弄られるみたいな出来事があったんですよ」
ベガ「ふ~ん……お前、なんてあだ名つけたんだ……?」
ガイ「いやぁ、ヤムチャ殿って言ったら皆面白がって……殿に決定ござる……とか、そういう感じになりました……」
ダルシム「春麗君が凄く気に入ったみたいなんですよ」
ベガ「ふ~ん……お前ら、下らない事で盛り上がれるんだなぁ……?」
80: 2016/08/12(金) 22:09:21 ID:dDZX27tU
ベガ「……それで忍者か?」
ガイ「あの~……キャラチェンジするって事は、それなりに注目を集めないといけない……注目してもらう為に、そういう風な事をするって事ですよねぇ……?」
ベガ「ああ、そうだ」
ガイ「あの……自分はそういう経験ってあまりないと言いますか……」
ベガ「……んっ?」
ガイ「自分とコーディと……え~、よくお世話をして下さるのはダルシムさんやジミーさんや本田さんなんですけど、やっぱりそういう時って、ダルシムさんやジミーさん達が皆の中心にいるって感じがするって言うか……」
ベガ「……うんうん」
ガイ「ガイルさんも、俺達纏めて見てくれる時はあるんですけど……やっぱりそういう時って、中心にいるのはガイルさんなんですよ」
ベガ「……うん」
ガイ「あの~……キャラチェンジするって事は、それなりに注目を集めないといけない……注目してもらう為に、そういう風な事をするって事ですよねぇ……?」
ベガ「ああ、そうだ」
ガイ「あの……自分はそういう経験ってあまりないと言いますか……」
ベガ「……んっ?」
ガイ「自分とコーディと……え~、よくお世話をして下さるのはダルシムさんやジミーさんや本田さんなんですけど、やっぱりそういう時って、ダルシムさんやジミーさん達が皆の中心にいるって感じがするって言うか……」
ベガ「……うんうん」
ガイ「ガイルさんも、俺達纏めて見てくれる時はあるんですけど……やっぱりそういう時って、中心にいるのはガイルさんなんですよ」
ベガ「……うん」
81: 2016/08/12(金) 22:19:25 ID:dDZX27tU
ガイ「それであの日……まぁ、結果的には間違いだったんですけども、ヤムチャさんに変なあだ名をつけた事によって、春麗さんとか……さくらさんとか……うん、半分は馬鹿にしてたとは思うんですけど……」
ベガ「……おう」
ガイ「結果的に皆が集まってくれたんですよ。俺の周りに……ドワっと」
ダルシム「……ほ~、ほ~」
ガイ「だから、キャラチェンジをしていくってのなら……う~ん、自分の中ではそこなんじゃないのかなってのが、今ピーンときましたねね……」
ベガ「あ~、なるほどなるほど……そういう事か……」
ダルシム「多分、それ春麗君は応援してくれると思うよ。春麗君、凄く気に入ってたもんな?」
ガイ「殿じゃないんですよ。自分は殿って呼ぶ人だから、忍者です。忍者なんです」
ベガ「……おう」
ガイ「結果的に皆が集まってくれたんですよ。俺の周りに……ドワっと」
ダルシム「……ほ~、ほ~」
ガイ「だから、キャラチェンジをしていくってのなら……う~ん、自分の中ではそこなんじゃないのかなってのが、今ピーンときましたねね……」
ベガ「あ~、なるほどなるほど……そういう事か……」
ダルシム「多分、それ春麗君は応援してくれると思うよ。春麗君、凄く気に入ってたもんな?」
ガイ「殿じゃないんですよ。自分は殿って呼ぶ人だから、忍者です。忍者なんです」
83: 2016/08/12(金) 22:25:37 ID:dDZX27tU
ベガ「ちなみにな、ガイ……? お前、将軍に仕える者って言ったけど、将軍に仕える者って言ったら、大明とか旗本の事を言うんだぞ?」
ガイ「えっ……? だ、大明……? 旗本……?」
ベガ「それで大明とか旗本っていうのは、武士だからな? あれ、侍だからな? 侍。忍者じゃないぞ?」
ガイ「あれ、でも服部半蔵……ってのは、いましたよね……?」
ベガ「あ~、服部半蔵か。確かにアレも将軍に仕えているなぁ……確かに服部半蔵は忍者だ……」
ダルシム「あのね。服部半蔵もアレ、武士なんですよ。アレ、足軽を率いる武士です。武士ですよ」
ベガ「えっ、そうなのか? 服部半蔵って忍者じゃなくて武士なのか?」
ダルシム「初代の服部半蔵は忍者なんですけれども……二代目以降の服部半蔵は、忍者じゃなくて武士なんですよ」
ベガ「へぇ、そうなんだ~。服部半蔵って言ったら忍者のイメージあるけどなぁ……へぇ~、へぇ~」
ガイ「えっ……? だ、大明……? 旗本……?」
ベガ「それで大明とか旗本っていうのは、武士だからな? あれ、侍だからな? 侍。忍者じゃないぞ?」
ガイ「あれ、でも服部半蔵……ってのは、いましたよね……?」
ベガ「あ~、服部半蔵か。確かにアレも将軍に仕えているなぁ……確かに服部半蔵は忍者だ……」
ダルシム「あのね。服部半蔵もアレ、武士なんですよ。アレ、足軽を率いる武士です。武士ですよ」
ベガ「えっ、そうなのか? 服部半蔵って忍者じゃなくて武士なのか?」
ダルシム「初代の服部半蔵は忍者なんですけれども……二代目以降の服部半蔵は、忍者じゃなくて武士なんですよ」
ベガ「へぇ、そうなんだ~。服部半蔵って言ったら忍者のイメージあるけどなぁ……へぇ~、へぇ~」
84: 2016/08/12(金) 22:33:11 ID:dDZX27tU
ベガ「それで……どうする、ガイ……? 服部半蔵は忍者じゃなくて武士だけど……武士でいくか? 侍でいくか?」
ガイ「いや、あの……忍者でいかせて下さい。忍者で……自分が直感で浮かんだのは、武士とか侍じゃなくて、忍者です」
ベガ「まぁ、そうだな。忍者だな……忍者だな、うん」
ダルシム「まぁ、一般的な忍者のイメージと言えば、俊敏で……みたいな感じですよねぇ?」
ベガ「そんな感じだよなぁ? お前のイメージに合ってる部分あるんじゃないか……? なぁ……?」
ガイ「あぁ……そうか、ファイトスタイルもか……あ~、だから……う~ん……」
ダルシム「それで闇に紛れて、音もなくスッっとね……」
ベガ「それ、少し私と被らないか……? 私は闇をまとう魔人だからなぁ……」
ガイ「いや、あの……忍者でいかせて下さい。忍者で……自分が直感で浮かんだのは、武士とか侍じゃなくて、忍者です」
ベガ「まぁ、そうだな。忍者だな……忍者だな、うん」
ダルシム「まぁ、一般的な忍者のイメージと言えば、俊敏で……みたいな感じですよねぇ?」
ベガ「そんな感じだよなぁ? お前のイメージに合ってる部分あるんじゃないか……? なぁ……?」
ガイ「あぁ……そうか、ファイトスタイルもか……あ~、だから……う~ん……」
ダルシム「それで闇に紛れて、音もなくスッっとね……」
ベガ「それ、少し私と被らないか……? 私は闇をまとう魔人だからなぁ……」
85: 2016/08/12(金) 22:45:31 ID:dDZX27tU
ダルシム「だから、変更するコスチュームも……まぁ、黒とか……紺とか、そういう感じでしょうね?」
ガイ「忍者って言ったら、黒とか青……ですよね……?」
ベガ「馬鹿。地味だよ、地味地味……お前達、イメージチェンジするって言ってるのに、なんでそんな地味な色を持ってくるんだよ……」
ダルシム「……えっ?」
ベガ「赤だ……赤、赤……やっぱり、派手な色の方がいいだろう。赤にしろ」
ガイ「えっ、忍者なのに……赤なんですか……?」
ベガ「忍者と言えば、赤影だろうが……お前、知らないのか……?」
ダルシム「あ~っ、赤影ありましたっ! 赤影ねぇ!?」
ガイ「忍者って言ったら、黒とか青……ですよね……?」
ベガ「馬鹿。地味だよ、地味地味……お前達、イメージチェンジするって言ってるのに、なんでそんな地味な色を持ってくるんだよ……」
ダルシム「……えっ?」
ベガ「赤だ……赤、赤……やっぱり、派手な色の方がいいだろう。赤にしろ」
ガイ「えっ、忍者なのに……赤なんですか……?」
ベガ「忍者と言えば、赤影だろうが……お前、知らないのか……?」
ダルシム「あ~っ、赤影ありましたっ! 赤影ねぇ!?」
86: 2016/08/12(金) 22:51:14 ID:dDZX27tU
ガイ「……ちょっと自分にはわからないですね」
ベガ「昔、そういうのがいたんだよ……忍者で赤いマスクをつけたヤツがいたんだよ……お前、知らないのか?」
ダルシム「ありましたありました」
ガイ「いや、わからないです。忍者って言えば忍者ハットリ君とか……」
ベガ「ハットリ君って言ったら、アレだろ……? シンゾウだよ。シンゾウ、シンゾウ」
ダルシム「あ~、確かにシンゾウもねぇ……」
ガイ「……えっ、シンゾウ?」
ベガ「ほら、見てみろ。シンゾウも赤じゃないか。ハットリ君は青だけど、シンゾウは赤だ」
ベガ「昔、そういうのがいたんだよ……忍者で赤いマスクをつけたヤツがいたんだよ……お前、知らないのか?」
ダルシム「ありましたありました」
ガイ「いや、わからないです。忍者って言えば忍者ハットリ君とか……」
ベガ「ハットリ君って言ったら、アレだろ……? シンゾウだよ。シンゾウ、シンゾウ」
ダルシム「あ~、確かにシンゾウもねぇ……」
ガイ「……えっ、シンゾウ?」
ベガ「ほら、見てみろ。シンゾウも赤じゃないか。ハットリ君は青だけど、シンゾウは赤だ」
88: 2016/08/12(金) 23:00:20 ID:dDZX27tU
ダルシム「確かにそう考えると、青とか黒よりも、赤の方がパッとしますよね」
ベガ「だから赤なんだよ。なっ……?」
ガイ「え~……? ハットリ君に赤い忍者とかって、え~、いたかなぁ……?」
ベガ「ハットリ・シンゾウだよ。ハットリ君の弟だ」
ガイ「えっ……? ハットリ君って、弟いるんですか?」
ダルシム「ガイ君、シシマルはわかる……? シシマル……」
ガイ「……シシマル?」
ベガ「お前全然忍者詳しくないじゃないかっ!? 私やダルシム君の方が詳しいぞっ!? それでお前、忍者出来るのかっ!?」
ガイ「あっ、ああっ……! あっ、勉強しますっ……!」
ベガ「だから赤なんだよ。なっ……?」
ガイ「え~……? ハットリ君に赤い忍者とかって、え~、いたかなぁ……?」
ベガ「ハットリ・シンゾウだよ。ハットリ君の弟だ」
ガイ「えっ……? ハットリ君って、弟いるんですか?」
ダルシム「ガイ君、シシマルはわかる……? シシマル……」
ガイ「……シシマル?」
ベガ「お前全然忍者詳しくないじゃないかっ!? 私やダルシム君の方が詳しいぞっ!? それでお前、忍者出来るのかっ!?」
ガイ「あっ、ああっ……! あっ、勉強しますっ……!」
89: 2016/08/12(金) 23:07:18 ID:dDZX27tU
ダルシム「まぁまぁまぁ、求められるのは忍者の知識……って事じゃなくて、忍者らしさ……忍者らしいファイトスタイルみたいな所だから」
ガイ「忍者らしいファイトスタイル……忍者らしいファイトスタイルかぁ……」
ベガ「まぁ、出来る事なら一週間でそれを出してほしい。お前がここまで学んできた事の総決算みたいな形でだ……」
ガイ「……一週間」
ダルシム「私やジミー君も、勿論強力する」
ベガ「時間が欲しいのなら、もう一週間やってもいい。お前の前にコーディを持ってくる」
ガイ「コーディですか。う~ん……」
ベガ「ああ、コーディだ」
ガイ「いやっ……! 一週間でやります。やらせて下さい。俺、忍者やります」
ガイ「忍者らしいファイトスタイル……忍者らしいファイトスタイルかぁ……」
ベガ「まぁ、出来る事なら一週間でそれを出してほしい。お前がここまで学んできた事の総決算みたいな形でだ……」
ガイ「……一週間」
ダルシム「私やジミー君も、勿論強力する」
ベガ「時間が欲しいのなら、もう一週間やってもいい。お前の前にコーディを持ってくる」
ガイ「コーディですか。う~ん……」
ベガ「ああ、コーディだ」
ガイ「いやっ……! 一週間でやります。やらせて下さい。俺、忍者やります」
90: 2016/08/12(金) 23:14:45 ID:dDZX27tU
ベガ「それじゃあ、ダルシム君……申し訳ないが、ガイを一週間で忍者にしてやってくれ」
ダルシム「……今回は厳しい修業になるでござるよ?」
ガイ「あははは。かたじけないっ……!」ペコッ
ベガ「それじゃあ、一週間後だ……忍者になる事がお前のゴールではない。新たなスタートとなる……ここで転けると話にならんからな。期待してるぞ、ガイ……」
ガイ「わかりました」
ベガ「よし、次の防衛戦は王者ベガ対忍者ガイだな。これにて決定だっ!」
ダルシム「……今回は厳しい修業になるでござるよ?」
ガイ「あははは。かたじけないっ……!」ペコッ
ベガ「それじゃあ、一週間後だ……忍者になる事がお前のゴールではない。新たなスタートとなる……ここで転けると話にならんからな。期待してるぞ、ガイ……」
ガイ「わかりました」
ベガ「よし、次の防衛戦は王者ベガ対忍者ガイだな。これにて決定だっ!」
91: 2016/08/12(金) 23:17:48 ID:dDZX27tU
今日はここまで
箸休めも終わりましたのでそろそろ本編戻ります
本編終了後にする予定だったものを前借りしてきた形です
でもここからまた終了後の日常パートに繋げれるものも生まれるだろうし、今回はこういう形でやらせていただきました
箸休めも終わりましたのでそろそろ本編戻ります
本編終了後にする予定だったものを前借りしてきた形です
でもここからまた終了後の日常パートに繋げれるものも生まれるだろうし、今回はこういう形でやらせていただきました
92: 2016/08/12(金) 23:30:55 ID:hkqupDz.
乙
好きにしてくださいね、試合もオフもどちらも楽しみ
ところでベガーガイは第何試合でやるのかな? 三か四あたり?
好きにしてくださいね、試合もオフもどちらも楽しみ
ところでベガーガイは第何試合でやるのかな? 三か四あたり?
次回に続く:ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でリベンジ戦だぞ!」【後編】



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