1: 2016/09/20(火) 22:19:08 ID:V/OkIvG2


ヤムチャ「プロレス団体から俺にオファーが来たぞ!」シリーズです
シリーズ一覧はコチラからどうぞ



前回:ベガ「リュウ! プロレス団体なのに踊ってもらうぞ!」【その2】


最初:ヤムチャ「プーアル! プロレス団体から俺にオファーが来たぞ!」





ヤムチャ「あ~、ガイ君」

ガイ「もう勉強会が始まるでござる。呼んできてくれと頼まれたでござる」

ヤムチャ「あ~、そうかそうか。そろそろ時間か……それよりガイ君、その口調は……」

ガイ「……やっぱり変ですよね?」

ヤムチャ「変だよ。変……う~ん、ヤムチャ殿ってのは慣れないなぁ……」

ガイ「とにかくもう始まりますよ。向かうでござる」

ヤムチャ「ナハハ、ガイ君も大変だね~」

ガイ「キャラチェンジしての試合までもう時間が残されてないでござる」
DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件 (ジャンプコミックスDIGITAL)

2: 2016/09/20(火) 22:30:16 ID:V/OkIvG2
春麗「あっ、ガイ~。ねぇねぇ、ガーイ!」

ガイ「あっ、春麗さん」

ヤムチャ「春麗さん、お疲れ様です」

春麗「ちょっと今時間ある~?」

ガイ「あ~、いや……ちょっとこれからヤムチャさんと勉強会の方に……」

春麗「あ~、そういや今日勉強会があるとか言ってたわね。あ~、これからなんだ」

ガイ「……何か緊急の用ですかね?」

春麗「いいわよいいわよ、また後にするわよ。勉強会、先に済ましちゃいなさい」

ガイ「あっ、はい。わかりました。それじゃあ、ヤムチャさん行きましょう」

ヤムチャ「うん」

3: 2016/09/20(火) 22:36:35 ID:V/OkIvG2
ーーー


ガイ「……失礼します」ガラッ

ヤムチャ「……失礼しま~す」


ダルシム「お~、来たか来たか。よし、これで全員だな……」

ガイル「遅ぇぞ、オイ」

さくら「本日の参加者は、キャミィさんにかりんさん、フェイロンさんにホークさん……ガイ君、コーディ君……ヤムチャさんにガイルさんですね」

ダルシム「とりあえず、ガイ君とヤムチャ君は空いてる席に座りなさい」


ガイ「はい。座りましょうか」

ヤムチャ「ガイルさんも参加するんだね。ふ~ん」


ダルシム「それじゃあ、全員揃った所で早速勉強会を始めようか」

4: 2016/09/20(火) 22:41:08 ID:V/OkIvG2
ダルシム「え~、我々ストリートプロレスは来場者アンケートという物を行っている」

さくら「会場にはこういったアンケート用紙があるんですよ」

ダルシム「『ご要望などがあれば御記入下さい』といった記入欄があるんだがな。そこに会場に足を運んで下さったファンが、意見……要望などを記入してくれる」

ヤムチャ「……へぇ~」

ダルシム「アンケートの20%……これは、実はクレームだったりするんだよ。毎回決まったクレームが書かれている」

さくら「……改善していきたい所っすけどねぇ」

ダルシム「トイレが込んでて、試合が見れなかった。このクレームが、毎回毎回あるんだよ。多分、女性だと思う……」

ガイル「あ~、女のトイレはなぁ……う~ん、そうだな……」

5: 2016/09/20(火) 22:46:56 ID:V/OkIvG2
ダルシム「まぁ、そこに関してはここに集まってもらった皆がどうのこうの出来る問題じゃない。決して今回の勉強会は、皆にトイレ募金を求める会ではないと言う事だ。さぁ、話を戻そう」

さくら「はい」

ダルシム「基本的にアンケートの60%程は興行に対する要望が書いてある。そして、その半分……30%は試合内容に関するものだ。そして試合内容の事であれば、ここに揃った皆にも改善する余地があるという事になるな」

かりん「……残りの半分はなんですの?」

さくら「そこはカード関連っす。まぁ、それはこっちの問題っすね」

ダルシム「結構、踏み込んだ意見も書いてあったりすんだぞ? そうだな……少し読み上げていこうか。え~、かりん君?」

かりん「はい」

ダルシム「これは君に対する意見だ。読み上げるぞ……?」

6: 2016/09/20(火) 22:54:11 ID:V/OkIvG2
ダルシム「え~『ローズかりん組をまた見れて嬉しかったよ。対抗戦ではシングルになるのかな?』……だそうだ」

さくら「これは、アレですね。この前、レインボー・ミカさん達との試合の時のアンケート書かれてた意見っすね」

かりん「あっ」

ダルシム「え~、次……『やったぜローズ姐さんかりんちゃん!!
対抗戦、いいねえ!』……だそうだ」

さくら「これも同じ試合っす」

ダルシム「アンケートと言うものは悪い意見ばかりではない。こうやって良い意見を書き込んでくれるファンもいるんだ。結構、褒められてるな」

かりん「あっ、ありがとうございます」

ダルシム「他にも……う~ん……『まさかの5対5か。柔道や剣道のような団体戦なのか、はたまたバトルロイヤル的なかんじになるのか楽しみな1戦になりそうだ』うん、これはどっちかと言うと、ストーリーを作っているさくら君に対する意見か……つまり、残りの半分の方だな」

さくら「あ~、そうっすね」

ダルシム「良い意見を書いてくれるファンもいると言う事だな。かりん君、胸を張っていいぞと言いたい所だが……」

かりん「……んっ?」

8: 2016/09/20(火) 22:59:42 ID:V/OkIvG2
ダルシム「え~、次の内容を読み上げるぞ? 『うーん、ミカ強い(確信)』」

かりん「……んっ?」

ダルシム「『なんて表現力の豊かさ。しなやかでしたたかで力強く、子供っぽい無邪気さとセクシーさを使いながらいやらしさも無い』」

キャミィ「……えっ?」

ダルシム「『反則もヒールにしては弱いものだけど、シャドルーと違って観客の煽りになる位置で出してるのも巧い。レスラーとしての完成度が高過ぎる』」

さくら「これは、同試合での……レインボー・ミカさんに届けられていた感想ですね」

ガイル「おいおいおい……なんだって、なんだって……? なんか、凄ぇの来てねぇか……? なんだって……?」

9: 2016/09/20(火) 23:05:50 ID:V/OkIvG2
ダルシム「なんと、あの日……レインボー・ミカ君にはこのような意見が届けられていたんだよ」

フェイロン「……アウェイでですよね?」

ダルシム「そう、アウェイでだ。アウェイの状況でレインボー・ミカ君はこのような意見を貰っているんだ」

フェイロン「……はぁ~」

ダルシム「かりん君に対する悪い意見はなかった。『試合がつまらない』だの、そういった意見はなく……好意的な意見ばかりだった。しかし、レインボー・ミカ君に来たこの意見……内容を比べてみるとだな……?」

かりん「つまり、これは私があの日、レインボー・ミカさんに食われていたという事ですわね」

ダルシム「……そういう事になるな」

かりん「勿論、自覚はありましたわ……自覚はありましたけど……こんなにも差が出るものなんですわね」

キャミィ「……かりんさん」

ダルシム「ファンの目は鋭いんだよ」

10: 2016/09/20(火) 23:11:23 ID:V/OkIvG2
ダルシム「レインボー・ミカ君は暫くこちらに参戦してくれる。この対抗戦の中で、この届いた意見の内容の差を何処まで埋めれるか……一つの課題になってくるな」

かりん「はい」

ダルシム「かりん君だけではなく、キャミィ君も。さくら君もだ」

キャミィ「はい」

さくら「はい」

ダルシム「まぁ、本題はこれではない。え~、次の意見、見てみようか……え~、え~」


ガイ「……レインボー・ミカさんって凄いですね」ボソッ

ヤムチャ「……う、うん」ボソッ

11: 2016/09/20(火) 23:16:32 ID:V/OkIvG2
ダルシム「え~、続いてはガイル君に来た意見だ。これが非常に興味深かった」

ガイル「あっ、俺……?」

ダルシム「これは、ベガ君とバイソン君の王者戦の時の感想なのだが……あの試合にはガイル君、ナッシュ君、ユン君、ヤン君の四人の乱入があったよな」

ガイル「あ~、はいはい」

ダルシム「そして、これにこう書かれていた。読み上げるぞ? 『シャドルーはいい意味でクソなんだがガイルたちはなにしたいのかよくわからん』……」

ガイル「……あぁっ!?」

ダルシム「ガイル君が何の為に乱入したのか……何の為に戦ったのか、さっぱりわからなかったそうだ」

ガイル「……おいおいおい、待てよ待てよ」

ダルシム「これは、いいテーマだと思うんだよ。何故、我々は戦うのか……今、この場に集まってくれた皆へのいいテーマになると思う。という事で、ガイル君……ここからは君が講師だ」

ガイル「……あぁっ?」

ダルシム「君はあの日、何故乱入して……何故、戦ったのか……それを皆の前で語ってくれ」

27: 2016/09/21(水) 22:01:17 ID:K6k7O2mY
ガイル「なるほどねっ……! だから、この面子の中に俺が呼ばれたってワケかっ! 酷ぇ話だ。酷ぇ話だな、オイっ……!」

ダルシム「それではガイル君、前へ」

ガイル「……ったく、こんなの公開罰ゲームじゃねぇかよ」

さくら「いや、罰ゲームじゃありませんよ。これをキッカケにもっと良くしていこうって話です」

ダルシム「そう。これはあくまで勉強会なんだよ。勉強会」

ガイル「……ヘイヘイ」

ダルシム「ここにいる皆の為になるような講義を一つ、頼むよ」

ガイル「ヘイヘイ、わかりましたよ……わかりました……」

28: 2016/09/21(水) 22:08:37 ID:K6k7O2mY
ガイル「ヘイ、それではここからの講師は俺がやりま~す。よろしくお願いしま~す」

コーディ「よろしくお願いします」

ガイ「よろしくお願いします」

ガイル「え~、だからアレだな……? だから、ベガとバイソンの王者戦に何故、俺が乱入したかだよな……? これ、乱入した理由ってのは簡単だよ。仕事だからですね」

ダルシム「うむ」

ガイル「もう少し細かく言えば、ベガ対バイソンの王者防衛戦……それ以前にサガット・バルログとの防衛戦もあったからな。バイソンの試合も十中八九同じ展開……バイソンが無気力試合で敗戦すると、ファンが予想してるから……」

さくら「そうっすね。あの試合は三度目になりますからね」

ガイル「その予想を裏切りたい……違う展開を見せていきたいと、ベガさんに言われたワケだな?」

ダルシム「うむ」

ガイル「具体的に言われた事ってのは……まぁ、今回の王者戦はノーコンテストという結果にしたいから、お前達が乱入して試合を滅茶苦茶に荒らしてくれないか? とまぁ、そういったもんだったな」

29: 2016/09/21(水) 22:14:53 ID:K6k7O2mY
ガイル「だから俺があの日に乱入したってのは、仕事だ。ビジネスだ」

ヤムチャ「うんうん」

ガイル「上の人間に乱入してくれと言われました……言われた通り、俺は乱入しました」

キャミィ「はい」

ガイル「上の人間が試合をノーコンテストにしたいと言いました……結果、試合はノーコンテストになりました」

かりん「なりましたわ」

ガイル「上から与えられた業務を、俺はきちっとこなしたワケだな」

ダルシム「うむ」

ガイル「だけど、上から与えられた業務をただただ、頭空っぽにしてこなしてだけじゃ通用しないってのが、この世界なんだな。え~っと……ダルさん、ファンの意見って何でしたっけ……?」

30: 2016/09/21(水) 22:32:53 ID:K6k7O2mY
ダルシム「『シャドルーはいい意味でクソなんだがガイルたちはなにしたいのかよくわからん』だ」

ガイル「った~く、厳しいねぇ。この意見に対してだ……ガイルさんはお仕事でやってるんですよ。上から与えられた業務を一生懸命やってるんだから、そういう事言うのは止めて下さいよ……とは、言えねぇよなぁ?」

フェイロン「ふむふむ」

ガイル「俺達が仕事で試合で試合をしてる事は皆、知ってるよ。コイツの言ってる事ってのは『ガイル達はリングに立つ戦士として、なにがしたいんだ? 俺にはわかんねぇよ』って言ってるんだと思うよ」

ホーク「え~……ほうほう……」

ガイル「上から言われた事を黙々とこなすってだけじゃダメなんだな。そこに、なんと言うか……リングに上がる者としての感情……? まぁ、戦う理由って物を持っていかないとファンは納得してくれねぇな」

ヤムチャ「……ふんふん」

31: 2016/09/21(水) 22:41:27 ID:K6k7O2mY
ガイル「まぁ、何を言っても言い訳にはなっちまうんだが、あの日の俺にも一応テーマはあったんだよ」

ダルシム「……ほう、テーマ」

ガイル「現在進行形で続くベガのインチキ王者政権が気に食わなかったから、バイソンを勝利させて、ベガの狙ってる王者防衛数更新をぶっ潰してやる……って、あの日のガイルさんは考えてたんだな」

ダルシム「ふむふむ」

ガイル「ただ、そういったガイルさんを試合の中で出せたかと言ったら……まぁ、こういう意見が来てるんだし……出せてなかったって事なんだろうね」

さくら「結構、難しいテーマだと思います」

ガイル「こうやって口で説明して、あぁなるほどね……って、なるようじゃダメだよな。俺達はレスラーなんだから、試合の中で伝えていかねぇと」

コーディ「ふんふん」

ガイル「ほら、だからコイツ言ってるだろ……? 『シャドルーはいい意味でクソ』って。だからこれは、シャドルーはクソみたいな王者防衛戦を行っているが……コイツも、その試合内容をクソ試合だと認めているが、やっぱり伝わってるんだよ」

ガイ「はいはい」

ガイル「シャドルー一丸となってベガの王者政権を続けていくってテーマは伝わってるんだよ。だからこそ……『いい意味で』クソなんだよ」

ヤムチャ「……ほ~う」

ガイル「う~ん、だからそうだな……皆も試合をするにあたって、戦う理由とか、テーマは作った方がいいんじゃねぇかなとは思うな」

32: 2016/09/21(水) 22:57:02 ID:K6k7O2mY
ガイル「例えば、キャミィと……え~、かりん……」

キャミィ「はい」

かりん「はい」

ガイル「ほら、お前らは今対抗戦の最中だ。次の試合は春麗・ローズ・さくらの三人だけど……リング上で鰯ヶ浜女子プロレスの選手出てくるよ。さくらさんがカードを作ってくれるよ」

さくら「はい。二人はもう少し後になりますけど、カードは予定してます」

ガイル「そこで、カードが組まれました。わかりました。試合をします……じゃ、ダメなんだよ。それじゃあ、ビジネスレスラーだな」

キャミィ「はい」

かりん「はい」

ガイル「このリング上に我が物顔で土足で踏み込んでくる、憎き鰯ヶ浜女子プロレスの連中に対して、どう思う……? リングに立つキャミィとかりんは、どう思う。何を感じるってのを、先ず考えよう」

キャミィ「はい」

かりん「はい」

ガイル「それで、それを試合の中で表現していくって事だよ」

33: 2016/09/21(水) 23:04:44 ID:K6k7O2mY
ガイル「ガイも同じだ。お前は近々王者戦が控えてるな。お前にとって初めての大舞台だよ」

ガイ「はい」

ガイル「試合をこなすのも大事……お前が今まで培ってきた物を見せるのも大事……」

ガイ「はい」

ガイル「ただ、ガイは何を考えてベガと戦うのか……そういうのも必要になってくると思うぞ?」

ガイ「う~ん……はい」

ガイル「ただ、培ってきたものを見せるだけだったら、相手はダルさんなり本田さんがいるんだから……今回の相手はダルさんでも本田さんでもなく、ベガだよ」

ガイ「はいはい」

ガイル「そこには俺は、特別な感情があってもいいと思う……というより、あるべきだと思うよ。だって、相手はベガなんだからよ?」

ガイ「……う~ん」

ガイル「そこを出していけるかどうかが、お前の王者戦の一つのテーマでもあるよな」

34: 2016/09/21(水) 23:09:26 ID:K6k7O2mY
ガイル「それで、後……ヤムチャも」

ヤムチャ「はい」

ガイル「お前は王者だよ。タッグ王者だよ」

ヤムチャ「はい、そうっす」

ガイル「でも、王者って事は当然挑戦者がやってくるって事だよ。ベルトを狙った挑戦者がやってくるんだよ。カードが組まれ……防衛戦が行われるんだよ」

ヤムチャ「はい」

ガイル「カードが組まれました。試合をしました。言われた通りにベルトを防衛しました……もしくは落としました……言われた通りに試合をしてるだけじゃダメなんだよ」

ヤムチャ「……そうか」

ガイル「挑戦者に対して、王者のお前はどういうイメージを抱くか。カードが組まれたら、そういう事を一回考えた方がいいよな」

ヤムチャ「う~ん……はい、わかりました」

ガイル「ビジネスチャンピオンってのは面白くねぇよ、うん」

35: 2016/09/21(水) 23:21:56 ID:K6k7O2mY
ガイル「上から言われた事を頭空っぽにして従ってるだけじゃいけねぇんだよ。それと、考えたとしても試合の中でそれを出せないってのも、よくない……」

ダルシム「……うむ」

ガイル「そうでないと、今回の俺みたいに『あの人何がしたいの?』って言われちまうんだよ。これは、試合が面白い・面白くない……技術やテクニックがある・ない以前の問題だからな……?」

ダルシム「我々はそういう所もファンに伝えていかねばならんからな」

ガイル「俺達が戦うのはビジネスの為だ。俺達は試合をする事によって、給料がもらえる……そこは間違いねぇ」

ダルシム「……うむ」

ガイル「でも、それじゃあファンは納得しねぇし、とてもじゃないがいいレスラーとは言えねぇな。どんな相手だろうが、どんなカード・内容だろうが……自分自身にとっての、戦う理由ってのを作っていきましょうよ」

48: 2016/09/22(木) 22:01:14 ID:3zMy3C2s
ガイル「とまぁ、講義ってワケじゃないけど……皆の前で言うならこういった形になるかね。ダルさん、こんなもんでいいですか……?」

ダルシム「うむ。流石、ガイル君だ。勉強会らしいテーマにはなったんじゃないかな?」

さくら「ただ、今回の意見に関してはガイルさんだけに責任があるってワケではありません。今回の場合ならあの試合の前に、ガイルさん達とシャドルーをぶつけて、下準備を行っておく事も可能だったと思います」

ダルシム「うむ。そうかもしれないな」

さくら「そういう意味ではカードを作っているこちらの責任も勿論あります」

ダルシム「こちらもまた改善していくと言った事だ」

さくら「所属選手も皆さんも、そしてカードを作るこちらも……一丸となって、団体を盛り上げていきましょう」

ダルシム「まぁ、今回の勉強会に関してはこういった形だ。今回はガイル君を実験台として講師役として呼んだが、第二回、第三回はひょっとしたら君達が講師役になるかもしれない」

ガイル「ダルさん。俺、実験台なんですか……?」

ダルシム「いや~、ガイル君なら上手く皆のプラスに出来るように語ってくれると思ったからな。助手の私は必要なかったよ」

ガイル「酷ぇ話だ……酷ぇ話だな、ちくしょう……」

ダルシム「では、勉強会はここまでにしようか。こういった意見がまた届いたら、再び開く事になるかもしれん」

49: 2016/09/22(木) 22:06:27 ID:3zMy3C2s
---


ホーク「戦う理由を作れ……う~ん、フェイロン……?」

フェイロン「……どうした?」

ホーク「つまり、これは私は空手軍団との試合が控えているだろ……? だからそこで……」

フェイロン「そうだよそうだよ。ホーク、そういう事だよっ!」

ホーク「え~、だから……う~ん……」

フェイロン「ははは。君の補修に付き合ってあげようか?」

ホーク「すまない。そうしてくれると、ありがたい」


さくら「フェイロンさん、ホークさん、お疲れ様でした」


フェイロン「お疲れ様です」

ホーク「お疲れ様です」


さくら「ダルシムさん、フェイロンさんとホークさんって、今日呼んでたんですか……?」

ダルシム「自主的に参加したいと言ってきたのでな。断る理由はないさ」

さくら「あ~、はいはい」

50: 2016/09/22(木) 22:12:57 ID:3zMy3C2s
ヤムチャ「あのさ、さくらちゃん……?」

さくら「あっ、ヤムチャさん。お疲れ様です」

ヤムチャ「俺、知らなかったけど、そういうアンケートとかやってるんだね?」

さくら「そうっすそうっす。アンケートやってますよ」

ヤムチャ「……俺にもそういう意見、来てたりする?」

ダルシム「んっ……? 見たいのか?」

ヤムチャ「そりゃ、勿論……気になったりはしますよ」

さくら「……ダルシムさん、どうします?」

ダルシム「まぁ、いいんじゃないか? 見せてやれ」

さくら「は~い」

51: 2016/09/22(木) 22:21:43 ID:3zMy3C2s
さくら「え~、それじゃあ読み上げますよ……最近ヤムチャさんの大一番言えば、やっぱりロレントさん達との王者戦ですね。これはその時来たヤツです」

ヤムチャ「あ~、はいはい。あれの反応はやっぱり気になるなぁ」

さくら「え~、『やった!ヤムチャベルト奪取!熱い展開だった』だそうです」

ヤムチャ「……お~」

さくら「え~、『ラスト5秒の大逆転!今回は特にキン肉マン的だったな』だそうです」

ヤムチャ「……キン肉マン?」

ダルシム「そういう漫画があるんだよ。読んだ事はないのか」

さくら「え~、『ベルトはやっぱりみんなにとって重いものじゃないといけないんだな。何はともあれヤムチャ、チャンピオンおめでとう!! 』だそうです」

ヤムチャ「ナハハ。お~、お~。うん、ありがとう」

ダルシム「結構、君はベルトをとった事を祝福してくれてたよ。これは、こちらにとってもありがたい事だ」

52: 2016/09/22(木) 22:30:23 ID:3zMy3C2s
さくら「けど、こういう意見も来てますよ? え~っと『立技に隙は無し。寝技にまぐれ無し。正攻法で弱点をついてくる鬼軍曹な訳で、正攻法だけにケンも助けれない。これぞまさにグラウンド。』」

ヤムチャ「えっ、何それ……!? 何、その意見」

ダルシム「これはロレント君への意見だな。あの日のロレント君はグラウンドで君攻め立ててたからな。そこを見てもらえてるんだよ」

さくら「え~、『寝技が巧いと職人みたいでかっこいい!』」

ヤムチャ「あ~、あ~……おうおう……」

さくら「『良い試合だった。。。ロレントさんめっちゃ強かったよ。ロレントさん、応援してるからまたタイトルやってくれ!!頑張れ鬼軍曹!!』」

ヤムチャ「お~、お~。へぇ~」

ダルシム「ロレント君のキャラも完全に確立されたな。こうやってファンが彼の事を鬼軍曹ってあだ名をつけてるんだよ」

53: 2016/09/22(木) 22:38:13 ID:3zMy3C2s
さくら「ヤムチャさんの王者奪取を祝福してくれる声もあれば、その逆……こうやってロレントのリベンジを期待する声もまだまだあります」

ダルシム「これは結構多かったぞ。ロレント君達はベルトを落としたが、こうやってまだまだロレント君を応援するファンがいるという事だ」

ヤムチャ「……あ~、そうか」

ダルシム「つまり、ロレント君は君にとって、まだまだ強敵という事だ」

ヤムチャ「そうかそうか。でも、それもそうですよね。確かにグラウンドでは……俺、圧倒されてましたし」

さくら「まぁ、こんな感じっすかね?」

ヤムチャ「うん、でもよかったよっ! よかったよかったっ! 俺だけじゃなくて、こうやってロレントさんもまた頑張ってねって言われてるのは、よかったよかったっ!」

54: 2016/09/22(木) 22:49:16 ID:3zMy3C2s
さくら「今日の勉強会の内容でも触れましたけど、これからは王者という立場に立ちますからね。ファンはヤムチャさんの背中を押してくれてます。これからも一つよろしくお願いします」

ヤムチャ「あの~、なんだろうな……俺、昔はそういう大会とかに出てた事はあるんだけどね……?」

ダルシム「あぁ」

ヤムチャ「その……優勝とかは出来なかったんですよ。チャンピオンにはなれなかったんすね……」

さくら「はいはいはい」

ヤムチャ「けど、こうやって今チャンピオンになって……それで、皆がこうやっておめでとうって言ってくれるのは……」

ダルシム「……うん」

ヤムチャ「うん、嬉しいです。皆、ありがとう」

さくら「はい」

ヤムチャ「ナハハ、こういうのって頑張ろうって気持ちになりますね」

55: 2016/09/22(木) 22:55:32 ID:3zMy3C2s
ダルシム「頑張ろうという気持ちになってくれるのは、こちらとしてもありがたい事だ。しかし、ヤムチャ君……もう、そろそろ行ったほうがいいんじゃないか……?」

ヤムチャ「……んっ?」

ダルシム「いや、ほら……この後、ダンスレッスン……」

ヤムチャ「あっ、いっけね。そうだったっ! 俺、この後ダンスレッスンあったんだったっ!」

さくら「え~っ!? まさか忘れてたんですか!?」

ヤムチャ「いや、忘れてない忘れてないっ……! いや、ちょっと俺にもそういうの来てないかって気になって……それで、来てたから聞いてたら夢中になっちゃって……それで、あの~……そういう時ってありますよねっ!?」アセアセ

ダルシム「……早く行きなさい。エレナ先生も待ってる」

ヤムチャ「あ~、はいはいっ……! え~、それじゃあ今回はダンスレッスンの方で頑張ってきますっ! い、いってきま~すっ!」バタンッ


さくら「……リング上では王者の風格はついて来てるんですけどねぇ」

ダルシム「ははは。そうだな」

56: 2016/09/22(木) 23:01:36 ID:3zMy3C2s
---


コンコン


春麗「開いてるわよ~、どうぞ~」

ガイ「失礼します。春麗さん、今勉強会終わりました」

春麗「あっ、そうなんだ。終わったのね」

ガイ「それで何か俺に用でもあるんですかね?」

春麗「うん。今日ね……ニンジャ君にプレゼントを持ってきたのよ。え~っと、え~っと……」ガサゴソ

ガイ「……プレゼント?」

春麗「はい、これ。あんたは本を読みなさい」

ガイ「本……? んっ、あっ……!」

57: 2016/09/22(木) 23:08:32 ID:3zMy3C2s
春麗「ニンジャ君の為にね、わざわざ本屋で買ってきたのよ。感謝しなさいよ~?」

ガイ「これって、アレですよね……? 服部半蔵の小説ですよね!?」

春麗「そうよそうよ。どうせあんた、忍者の事なんてロクすっぽ知らないんでしょ!? だからそれ読んで勉強しなさいよ。お姉さんからの御祝儀よ」

ガイ「え~、あ~……うお~……わ、わざわざこんなにありがとうございますっ……!」

春麗「本当はNARUTOって漫画を買ってあげようと思ったんだけど、ビックリしたわ。アレ、全部で72巻もあるのね。それで72巻も持ち運ぶのって重いじゃない? ゼニーの事を考えたワケじゃないのよ?」

ガイ「いやいやいや、そんな事思ったりしませんよ」

春麗「それなら、もう小説でいいかなって思ったのよ。それに小説だったら、ニンジャ君も頭良くなるでしょ?」

ガイ「いや~、あの~……春麗さん、わざわざありがとうございます!」ペコッ

59: 2016/09/22(木) 23:15:01 ID:3zMy3C2s
春麗「いいのよいいのよ。だって、あんたのニンジャ君の半分はアタシ達の悪乗りが原因なんだから」

ガイ「そんな事はないです。忍者は俺が自分でやりたいと思ったんです」

春麗「皆、アンタの忍者には期待してるんだから、頑張るのよ」

ガイ「はい」

春麗「アンタはコーディよりも先に、そうやってキャラチェンジのチャンス貰ったんだから……ねっ……?」

ガイ「はい」

春麗「うん。用ってのはそれだけよ。次の王者戦、頑張るのよ!」

ガイ「はいっ……! しっかりやりますっ!」

春麗「それで、アンタが出世したら……その小説の分、三倍返しにしてもらうからね……?」

ガイ「あははは。そうできるように、頑張りたいと思います」

春麗「アタシ、冗談で言ってないからね? 本当にその渡した小説の分だけ、服とかバッグとか買ってもらうからね?」ニコッ

ガイ「あははは。三倍じゃないような気がします」

60: 2016/09/22(木) 23:28:58 ID:3zMy3C2s
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ブランカ「もう勉強会も終わったでしょうし、そろそろこっちにやってくるとは思うんですけどね……」

ヤムチャ「あっ、すいませんっ! 遅くなりましたっ! 勉強会、今終わりましたっ!」ガチャ

ブランカ「おっ、噂をすればなんとやらですね。来たようです」

エレナ「はーい。それじゃあ、ヤムチャ君が来たみたいだから、ダンスレッスン始めるよ~」

リュウ「おい、ヤムチャ急げ急げ……ダンスレッスンだ」

ヤムチャ「あ~、はいっ……! はい、はいっ……!」

ケン「ははは、勉強会に続いて、ダンスレッスンか。もうコイツの職業なにかわかんねぇな」

ヤムチャ「大丈夫っすよ。今日の勉強会で、自分が改めてチャンピオンって事を再確認してきましたから」

リュウ「……へぇ~」

ケン「……そういう内容だったのか?」

ヤムチャ「いや~、内容は……」


エレナ「はーい。お喋りはそこまでー。それじゃあ、今日も楽しくダンスレッスン始めるよー!」

61: 2016/09/22(木) 23:29:46 ID:3zMy3C2s
今日はここまで

このスレはここまでです
本編に戻ります

62: 2016/09/22(木) 23:31:01 ID:0gNkT/iA

64: 2016/09/23(金) 00:41:28 ID:qhs6mlNE


ガイルも春麗も良い先輩だなぁ…
こんな環境で仕事させて貰えて、彼女まで出来たヤムチャ
原作がアレだから、ここでは恵まれて欲しいな




次回に続く:ベガ「リュウ! プロレス団体なのに踊ってもらうぞ!」【その3】


 

引用: ガイ「ヤムチャ殿! 勉強会でござる!」