49: 2010/11/15(月) 03:49:41.91 ID:rjyt48GoO
麦野『クリスマスは当麻と一緒に過ごしたいなぁ…』


フレンダ「ってことなワケよ」

浜面「…はぁ?唐突になんだよ?」

絹旗「この状況を見て超理解出来ませんか?やっぱり浜面は超浜面ですね」

浜面「いや超意味わかんねぇし…」

絹旗「超真似しないで!」ムキー

浜面「そんな怒んなよって…あれ?そういや麦野は?」

フレ&絹「……」

フレ&絹「…はぁ」

浜面「えっ?なにいきなり二人とも溜め息なんかついて…」

50: 2010/11/15(月) 03:56:12.66 ID:rjyt48GoO
フレンダ「これだから…」

絹旗「超浜面は…」

浜面「んんっ?」

滝壺「はまづら」

浜面「あぁ、滝壺。なんで二人とも…ってか麦野はどうしたんだ?」

滝壺「麦野は恋に溺れてクリスマスの為にアイテムを脱退したの」

浜面「へぇー麦野が恋かぁ」

浜面「そういやあと1ヶ月半でクリスマスか…滝壺、俺たちは…」

浜面「……」

浜面「…はぁ!?」

フレンダ「結局リーダーの麦野が脱退したってことはアイテムは事実上の解散ってわけよ…」

絹旗「そんなとある秋の終わりに1つ超恋物語が始まります」

浜面「誰に向かって言ってんだ絹旗?」

絹旗「浜面超うるさい!」ムキー

52: 2010/11/15(月) 04:03:17.04 ID:rjyt48GoO
とあるスーパーマーケット


麦野「さぁてと…」

麦野「(そろそろ彼が来る頃かしらね…あっ!)」

上条「くっそー…ビリビリの奴また絡んできやがって…」

上条「つーか、まだ特売の卵残ってんだろうな?」

麦野「(来たっ!上条くん…いや私の当麻!!)」

麦野「あ、あれー?上条くんじゃない!ぐ、偶然ねー///」

上条「ん?あぁ、麦野さん」

麦野「やっほー!」

麦野「……」

麦野「(当麻は特売の日は必ずこの時間にこのスーパーに姿を現す)」

麦野「(これはもうカ・ク・テ・イ的ね!)」

53: 2010/11/15(月) 04:12:48.30 ID:rjyt48GoO
麦野「(当麻との出逢いはこのスーパーマーケット。その日もやはり特売日だった)」

麦野「(…まぁ、レベル5で資産も有り余る程持ってる麦野沈利がなんで特売日のスーパーにいんだよって?)」

麦野「(だってその日はシャケ弁の特売日だったんだもん!安い金でシャケ弁を大量にゲット出来るだなんて幸せなことだと思わない!?)」

麦野「(でもその日は仕事でスーパーには少し遅れちゃってねぇ…着いた時には もう…)」

麦野『う…売り切れ…』

麦野『…ふ、不幸だ…』

麦野『クソがっ…!あのゴミがしぶとく逃げ惑うからっ…!!』ビキビキ…

麦野『……』

麦野『うぅっ…』グスッ…

麦野「(怒りよりも悲しみの方が大きくてスーパーをぶち壊す気力さえ湧いてこなかったなぁ)」

麦野「(そんな時だったのよ)」

55: 2010/11/15(月) 04:22:20.67 ID:rjyt48GoO
『あのー…もしもし?』

麦野『…あぁ?』

『その良かったら…このシャケ弁どうぞ?』スッ…

麦野『……』

麦野『…えっ?』

『あっ!違ったらホントすいません!』

『でも、なんかシャケ弁買えなくてすげー不幸そうなオーラが全開って気がしたので…』

麦野『……』

麦野『…でも一個しか無いじゃん』

『ああ別に良いんですよ。俺にはこんな上等なシャケ似合わないですし』

『お姉さんみたいな綺麗な方に食べて貰えた方がこの弁当も幸せですよ』

麦野『…!!』キューン

麦野『(わ、私より年下だろうになんて紳士な子なんだろ…///)』ドキドキ

麦野『(…ん?)』

麦野『(キューン…?…ドキドキ…?)』

56: 2010/11/15(月) 04:29:57.34 ID:rjyt48GoO
麦野『(キューンとドキドキってなによ)』

麦野『(こんな感情、今まで…)』

麦野『(……)』

麦野『(…あぁ、そういや前に滝壺が言ってたっけ)』

『なーんて…弁当1つに何言ってんですかね俺は…』

『…お姉さん?』

麦野『……』

麦野『ねぇ』

『は、はい!や、やっぱり親切の押し売り過ぎでしたか!?す、すいません!』

麦野『お名前は?』

『…へっ?』

麦野『名前よ。なーまーえ』

上条『えっ、えっと…私は上条当麻と申しますが…』

麦野『…そう。上条くんね』

麦野「(これが私と当麻の出会い、そして私の初めての恋始まりでもあった)」

57: 2010/11/15(月) 04:40:50.21 ID:rjyt48GoO
麦野「(そんな運命的な出会いを果たした二人なんだけど…)」

麦野「(どうも当麻がそれ以来私に対してがっついて来ないわけで)」

麦野「(私が今日みたいに偶然を装ってスーパーマーケットで待ち伏せでもしてないと会えないのよねー…)」

麦野「か、上条くんは特売の卵を買いに来たの?わ、私もなの!」

上条「麦野さんもですか…って」

麦野「ん?なにかな?」

上条「麦野さん手ぶらってことはまだ卵買ってないじゃないですか!早くしないと売り切れますよ!?」

麦野「あっ…」

麦野「(しまった…!この状態は不自然すぎる…)」

麦野「(私としたことが卵を買う前に声をかけてしまうなんて…)」ズーン…

上条「……」

上条「…麦野さんはここで待っててください!」

麦野「…へっ?」

58: 2010/11/15(月) 04:47:34.68 ID:rjyt48GoO
上条「俺が今、麦野さんの分も買ってきます!」

上条「出遅れた?二人分なんて残ってない?今日はもう完売?」

上条「そんなの売り場まで行かなきゃわかんねぇだろ!?」

上条「それでも特売の卵はもう売り切れてしまったって言うんなら…」

上条「まずはその幻想をぶち頃す!」

上条「ってわけで売り場まで行ってきます!」

上条「大丈夫…俺を信じてくれ!」ダッ…

麦野「……」

麦野「(私を疑うどころか私の為に卵を…)」

麦野「(…あぁ…当麻ったらホント素敵…///)」

60: 2010/11/15(月) 05:01:13.87 ID:rjyt48GoO
麦野「(あぁ…アイテムにいた頃より幸せだ…)」

麦野「(これで当麻と恋人同士になることが出来たら…)」

麦野「……」

麦野「…!?」

麦野「(あれ!?私らまだ付き合ってねぇじゃん!?)」

麦野「(私はこんなに当麻のこと愛してるのに!?)」

麦野「(当麻も私の為にシャケ弁譲ってくれるから私のことを愛してるだろうし…あれー!?)」

麦野「(なんで付き合ってないわけ!?つーかメアドも知らねぇ!?どうなってんだ!?)」

麦野「(当麻…一体どういうつもりなの…?)」

麦野「(クリスマスまでまだ時間があるから焦らしプレイってわけなの!?)」

麦野「(切ないよぉ…!)」クネクネ

打止「あのお姉さんなにクネクネしてるのかな?ってミサカはミサカはry」

一方「見ちゃいけませン」

61: 2010/11/15(月) 05:04:27.45 ID:rjyt48GoO
一方的に動き出した麦野の想い
しかし見るからに恋のベクトルは一方通行
果たした恋の行方は…

―――冬がすぐそこまで来ていた



麦野×上条SS体験版終わり

製品版は書き手が変わり投下スピードも速くなります
おやすみ

62: 2010/11/15(月) 05:29:45.74 ID:UbzQ8yI30
むぎのん・・・そのりくつはおかしいよ
続きが読みたいです、製品版もお願いしますほんとお願いします

63: 2010/11/15(月) 06:07:13.69 ID:xUc59JyT0
製品版マダー?

77: 2010/11/15(月) 15:34:15.96 ID:rjyt48GoO
麦野『かかかかか上条くんっ!メ、メアド交換しようよクソがぁっ///』


麦野『(当麻…あのシスターは誰なの?)』


麦野『そうか超電磁砲…!テメェも私の当麻をたぶらかしてるってわけかぁ!!』


―――ブ・チ・コ・ロ・シ確定ね


麦野×上条SS製品版
2010年11月15日発売予定
※発売日は書き手が現れない限り何度でも延期されます。ご了承ください

82: 2010/11/15(月) 16:31:08.37 ID:rjyt48GoO
麦野「(ダメっ…クリスマスが来る前に愛しさと切なさで心がブチコワレちまうっ…!)」

麦野「(こ、こうなったら女の武器で当麻を誘惑してその気にさせるしかないわね…!)」

麦野「(少し上目使いで色っぽく切なそうに…)」

麦野「とうまぁ…いい加減私のメアドや番号を聞いてよぉっ…いぢわるしないでぇ…」うるっ…

麦野「……」

麦野「(今の完璧じゃねっ!?これならいくら当麻でも私にメアド交換を申し込んでくるはずっ!)」

麦野「(そしてあわよくば…)」

麦野「(麦野さん…いや沈利…俺のモノになれよ…なーんてきゃー///当麻ったら大胆だなぁ///)」クネクネ

打止「ねぇあのお姉さんry」

一方「だから見ちゃいけまーせン!」

85: 2010/11/15(月) 16:38:15.46 ID:rjyt48GoO
麦野「(あぁ…やだっ当麻ったら…///年下のクセに生意気だぞぉっ///)」もんもん

「あのー…」

麦野「(あっ!?だ、ダメだよ当麻…こんな人前じゃ…)」もんもん

「もしもーし…?」

麦野「(でも…当麻なら良いよ…このまま私の全てを奪って…///)」もんもん

「麦野さーん?」

麦野「……」ブチッ

麦野「さっきからうるせぇっんだよ!人が幸せな妄想をしてる時に邪魔すんじゃねぇぞクソがぁっ!ブチコロスぞ!!」

上条「ひいっ!?す、すいません!?」ビクッ

麦野「……」

麦野「かかかかか上条くんっ!?」

麦野「(け、計算が狂った!?まさかこんなに早く戻ってくるなんて!?)」

89: 2010/11/15(月) 16:47:42.99 ID:rjyt48GoO
上条「(お、おっかねぇ…麦野さんって綺麗な外見とは裏腹にキレると迫力あるのな…)」ビクビク

麦野「(やっべぇ…罪も無い愛する当麻を怒鳴りつけちゃった…)」ズーン…

麦野「(つーか若干引いてね!?フ、フォローしないと!)」

麦野「あああのっ上条くんっ!?」

上条「は、はいっ!?すいません!?」

麦野「(えーと…えーと…!こういう時なんて言えば…!?)」

麦野「あのっ…そのっ!」

麦野「かかかかか上条くんっ!メ、メアド交換しろよクソがぁっ///」

上条「…へっ?」

麦野「……」

麦野「…!?」

麦野「(間違えたぁ!?これは今言うセリフじゃねぇ!?まずは謝んなきゃだろ!わしかも予定してたのと全然違うじゃねぇか!?なにしてんだ私は!?)」

90: 2010/11/15(月) 16:55:57.92 ID:rjyt48GoO
上条「えーと…」

麦野「(ああ…当麻が更に引いてる…)」

麦野「(そりゃそうだ…いきなり怒鳴りつけられた上にムードも何も無いままメアド交換を要求なんかされたら誰だってドン引きするわ…)」

麦野「(当麻…今ので私への愛も冷めちゃったよね…)」

麦野「(さよなら私の初恋…さよなら当麻…愛してた…)」グスッ…

上条「いや、メアド交換は良いんですけど…むしろ麦野さんみたいな綺麗な方なら喜んで…」

麦野「……」

麦野「…えっ?い、今なんて…?」ドキドキ

上条「いやメアド交換は全然喜んで…そ、それよりも麦野さん、さっきはホントすいません…まだ怒ってます…?」

麦野「…!!!」キューン

麦野「とと…」

上条「トト?」

麦野「とうまぁ~///」ダキッ

上条「うわっ!?」

93: 2010/11/15(月) 17:05:33.11 ID:rjyt48GoO
麦野「うわーん!怒鳴ってごめんねとうまぁ~!」ギュウッ…

上条「ちょ、ちょ!?麦野さん!?」

上条「(い、いきなりなんだ!?つーか、胸の感触やべぇっ!?)」ドキドキ

麦野「(ああ当麻…なんて優しい子なんだろう…いきなり怒鳴りつけた最低な私とのメアド交換に応じてくれるなんて…)」

麦野「(これが愛のというモノなのね…)」

麦野「(表の世界ってあったかぁい…)」

麦野「(アイテム抜けて良かったぁ…)」ギュウッ…

上条「え、えーと…?」

ザワザワ…

上条「(げっ!?ギャラリーが…そりゃそうだスーパーの中なんだからっ!)」

上条「む、麦野さんとりあえず外出ましょう!シャケ弁は確保しましたからっ!」

麦野「うん…どこにでも連れてって…///」ギュウッ…

上条「あんま強く抱きしめないで動けないです!ふ…不幸だ…?」

98: 2010/11/15(月) 17:15:42.65 ID:rjyt48GoO
とある公園

上条「とりあえずここで良いですかね…ベンチもあるし…」

麦野「(外で…?やだ当麻ったら…///)」ドキドキ

上条「え、えーと…麦野さん?」

麦野「やだ。沈利って呼んでよ当麻」

上条「へっ?」

麦野「えっ?」

麦野「……」

麦野「うわああ!?口に出して当麻って呼んじゃった!?恥ずかしい!?」

上条「い、いや…さっきからずっと呼んでましたよ…?」

麦野「ま、まだメアド交換も完了してないのに…」

麦野「あーでも愛する二人ならそんな過程はすっ飛ばしても…///」

上条「あ、愛する…?」

上条「(もしかしてモテてるのか…?スーパーでしか会ったことないのに…?いや、そんなまさか…)」

麦野「…///」

104: 2010/11/15(月) 17:21:57.24 ID:rjyt48GoO
麦野「えへへー///」
上条「えーと…」


浜&フレ&絹「」

絹旗「超暇なので麦野ことを尾行してたのは良いですが…」

フレンダ「結局麦野も恋をしたらただの乙女だったわけね…」

浜面「つーか誰だよアレ!?あんな麦野見たことねぇ!逆にこええよ!」

滝壺「麦野かわいい。私は麦野の恋を応援する」

浜&フレ&絹「可愛いってか不気味だわ…」

滝壺「ええー?」

105: 2010/11/15(月) 17:27:10.21 ID:rjyt48GoO
麦野×上条SS製品版をご購入の皆様にお知らせがあります
もしもしの電池が切れそうです
自宅へ帰ります
申し訳ございません

118: 2010/11/15(月) 21:05:08.91 ID:ScmNKj9BO
麦野「でもやっぱりメアド交換しなきゃダメだよね!早くしよっ!当麻!」

上条「そ、そうですね!じゃあ早速…」カコカコ

上条「アレ…?赤外線どこだっけ…」カコカコ

麦野「…当麻大丈夫?私が代わりにやろうか?」

上条「良いんですか?ちょっとお願いします…」

麦野「うん!」



麦野「えっと…えっと…」カコカコ

上条(それにしても……こんな綺麗なお姉さんとメアド交換か……夢みたいだな……)

麦野(……インデックス……御坂……姫神……子萌……当麻って女の知り合いいっぱいいるんだぁ……へぇ…)カコカコ


126: 2010/11/15(月) 21:41:42.93 ID:ScmNKj9BO
上条「あ、麦野さんできましたか?」

麦野(どうしようかなぁ……この女達どうしようかなぁ…)ニヤニヤ

上条(怖ェェェェ!すごい怖ェェェェェ!一方通行並に歪んだ笑顔してるッ!)

上条「む、麦野さん…?」

麦野「ひゃ!?」

上条「あのぉ…できましたか?」

麦野「あ、ごめんね!もうちょっとで出来るから!」カコカコ

ピッ

麦野「出来た!これでいつでも当麻と話せるわね!」ニコッ

上条「麦野さんみたいな綺麗な人と話なんて俺も凄く嬉しいですよ」キリッ

麦野「…………」バタン

上条(倒れたァァァ!麦野さん鼻血出して倒れたァァァァ!)


135: 2010/11/15(月) 23:06:59.48 ID:ScmNKj9BO
麦野「………ッ…んん」

??「あ、目、覚めたかな?大丈夫?」

麦野「…アレ?ここは?当麻は?貴女は?」

??「一気に質問されても困るんだよ……とうまー!しずりが起きたんだよー!」

上条「麦野さん!!」バタバタ

麦野「あ、当麻…」

上条「すいません勝手に麦野さんを家に連れてきたりして…」

??「とうまはいつも女の子を連れ込むんだよ!」

上条「人聞きの悪いこと言わないでよインデックスさん…」

禁書「だってほんとだもん!」

麦野「ごめん……いまいち把握できないんだけど…」

上条「あ、今から説明しますね…ってインデックスさん噛もうとするの止めギャー!」


138: 2010/11/15(月) 23:30:07.55 ID:ScmNKj9BO
麦野「…つまり私は鼻血を出して…倒れて…当麻に背負われて…と、当麻の家にきた……と?」

上条「そう…ですけど…」

麦野「………」

上条「…麦野さん?」

麦野(うわぁぁぁぁ鼻血なんて恥ずかしいよぉぉぉぉ!それにおんぶなんてぇぇ!!でも嬉しいぃぃぃ!)

禁書「とうま…しずりがクネクネしてるんだよ……」

上条「なんでだろうな…?」

麦野「……1つ質問があるんだけど」ピタッ

上条「な、何でせう…?」ビクッ

麦野「そこの貴女は当麻の何なのかなァ…?」


続きはwebで!

146: 2010/11/16(火) 01:58:57.39 ID:KP45sfY40

禁書(あ、あれ……何かこの人怖いんだよ……?)

禁書「わ、私はとうまの……そ、そう! 一番大事な人なんだよ!!」

麦野「なっ……!」

上条「またお前は話をややこしくさせるようなことを……。
    あー、 こいつはですね……あれ、麦野さん?」

麦野「ギリギリギリギリギリ……」

上条(女の子がしてはいけない顔で歯ぎしりをしてらっしゃる……! こ、怖ぇ……)


147: 2010/11/16(火) 02:00:04.88 ID:KP45sfY40

上条「あ、あのー……」

麦野「あァっ!?」

上条「ひぃっ! こ、こいつうちの居候なんですよ」

麦野「居候だぁ……? ふーん……そう居候ね」

麦野(当麻と一つ屋根の下で生活してるっての!? う、羨ましいっ! ……頃すか?) ギロッ

禁書「ビクッ……あ、あなたこそとうまの何なのかな!?」

麦野「あァ? 私は……その……」 チラチラッ

上条「?」

麦野わ、私は当麻の―――」


誰か頼む

157: 2010/11/16(火) 02:48:01.33 ID:52H8B2dZO

麦野「わ、私は――友達よ……!」

麦野(ここは大胆に恋人宣言……なんて、出来るわけないじゃない……)

麦野(で、でも上条くんとはスーパーで会う程度で、ようやく今日メアドを交換したばっかだって言うのに……)

禁書目録「トモダチ……?」

麦野「い、いや! 友達なんて図々し……」

上条「ああ、麦野さんと俺は友達なんですよ。
   戦友と書いて友と読んでもいい」

麦野「上条くん……」

禁書目録「戦友? とうま、また危ないことに首突っ込んでるのかな……?」

上条「戦場と書いてスーパーマーケットと読む」

禁書目録「ベン・トーみたいなんだよ。読んだことないけど」

麦野「友達……ふふっ、友達かあ……」

ここまで書いてみたら続きが来ていた
頑張ってくれ

159: 2010/11/16(火) 03:00:58.99 ID:52H8B2dZO

..........

麦野「でへへ……」

絹旗「…………」

浜面「…………」

フレンダ「……ア、アイテムは解散したはずなのに、結局こうやって集まっちゃう訳ね」

麦野「へへ……そうねえ……」

絹旗「……超キモイんですけど」

滝壺「ううん、今の麦野はすごくかわいいよ」

浜面「言うな! って、滝壺冗談だろ!?」

フレンダ「不気味……あ、今のは浜面が言ったんだからね」

浜面「お、おい……!」

麦野「うふふ……」

絹旗「……超上機嫌みたいですけど、何があったんですか?」

麦野「訊く? それ訊いちゃう?」

絹旗「やっぱ超遠慮しときます……」

160: 2010/11/16(火) 03:10:38.10 ID:52H8B2dZO
麦野「――――てなわけ。へへへ」

滝壺「やったね、麦野」

麦野「うんっ!」

絹旗「私の超パクリですよ」

浜面「何々と書いて何々と読むって奴か? 似たようなことを言ってたなあ」

フレンダ「……それだけ?」

麦野「え……?」

絹旗「確かにそうですね。ストーキングの成果としては上々ですが、所詮『友達』ですよ」

浜面「所詮っつーか『友達』はまずいだろ。友達√一直線っぽいしな」

麦野「ど、どういうことよ? 答えなさい浜面……ッ!」

浜面「じゃ、じゃあ首絞めないで……」

162: 2010/11/16(火) 03:24:30.80 ID:52H8B2dZO

フレンダ「ていうかその『るーと』ってなんな訳?」

滝壺「記号」

絹旗「工口ゲーマーだったんですか。さすが浜面、超キモイ」

浜面「ちげぇ! ギャルゲーマーだ! 俺はピュアなんだよ!」

フレンダ「きもっ……」

絹旗「超引くわー」

滝壺「大丈夫、私そんなキモオタなはまづらを応援してる」

浜面「そこまで言われてねえよ!」

麦野「……で?」

浜面「あ、はい……その√っていうのは攻略する過程を道に例えものなんですが……」

麦野「長い」

浜面「と、とりあえずギャルゲーにおいては一度友達関係を築いてしまうと、恋愛に発展しにくいんです!」

麦野「そ、そんな……それじゃあ上条くんとは一生友達のまま……?」

絹旗「超異議あり!」

163: 2010/11/16(火) 03:41:20.30 ID:52H8B2dZO

絹旗「ギャルゲーならともかく……逆、じゃないんですか? 」

フレンダ「逆とまでいかなくとも、友達から恋人に発展するなんてよくある話よ」

絹旗「恋愛は信頼関係です!
   ほら、お互い超淡泊な振りして実のところ超ラブラブみたいな関係になれるかもしれませんよ」

浜面「お前はあだち漫画の読みすぎだろ!
   発展しにくい、って言っただろ? あくまで発展しにくいだけだから、√を修正しちまえばいい」

麦野「修正?」

滝壺「こんなはまづらを修正してあげて」

浜面「麦野ならやりかねないからやめてくれ!」

絹旗「そこまで言うなら百戦錬磨(笑)の超浜面にあの男の攻略プランを練ってもらいましょう」

浜面「な、なんでそうなる!?」

麦野「よろしくね……浜面……!」ギュッ

浜面「…………」

164: 2010/11/16(火) 03:54:21.45 ID:52H8B2dZO
浜面「ええと……まずメアドをゲットしたんだよな?」

麦野「ええ。そういえばちょっと野暮用があったわ……」

浜面「おいおい、まさか周りの女を消すつもりじゃないだろうな……。
   そんなことをしたらバッドエンドへ直行だぜ?」

麦野「ふ、ふうん……」

フレンダ「あ、座った」

絹旗「本当に消すつもりだったんですか。それこそ跡形も無く」

麦野「うるさいわね……それで浜面、メアドがどうかした?」

浜面「あ、ああ。もうメールはしてるのか?」

麦野「そりゃ当然よ。帰って即座にメールしたわ」

浜面「やるじゃん。どんな感じだ?」

麦野「どんなって……はあ、仕方ないわね……」

165: 2010/11/16(火) 04:11:02.85 ID:52H8B2dZO
 それじゃまた
 08:15 上条くん
 特に車ね!
 08:02 上条くん
 気を付けてね
 07:55 上条くん
 いってらっしゃい
 07:40 上条くん
 心配したんだから!
 07:31 上条くん
 もう!お寝坊さん!
 07:27 上条くん
 今から
 07:26 上条くん
 やっぱり
 07:25 上条くん
 もうメールするのやめます
 07:14 上条くん
 ごめんなさい
 07:10 上条くん
 もしかして何か……
 07:05 上条くん
 こらー起きなさい!
 07:02 上条くん
 まだ起きてないのかな?
 07:00 上条くん
 おはよう
 06:58 上条くん

166: 2010/11/16(火) 04:17:57.33 ID:52H8B2dZO
浜面「…………」

滝壺「…………」

フレンダ「…………」

絹旗「…………」

麦野「上条くん、早く学校終わらないかしら。メールしたくてしたくて堪らないの」

浜面「あ、ありがとな」

麦野「もういいの?」

浜面「ああ、送信メールだけで……内容は見なくとも……」

麦野「そ」

フレンダ「む、麦野……」

浜面「や、やめろ! 俺が言うから!」

絹旗「超……重いですね……」

麦野「へ……!?」

浜面「い、いや! 重いって言うかちょっとメールをやり取りする上での頻度がな!」

麦野「重……い……?」

167: 2010/11/16(火) 04:31:38.53 ID:52H8B2dZO
麦野「うう……ぐすっ……」

フレンダ「あーあ、泣かせた」

絹旗「浜面、責任取って上手いこと宥めてやってください」

浜面「お前のせいだろ!!」

滝壺「はまづら、女の子を泣かせるなんて最低」

浜面「……、麦野」

麦野「何よ……どうせ私は重いわよ……」

浜面「それは違う。お前は不器用なだけだ。
   今までまともに恋したこともなかったんだろ? じゃあ仕方ねえよ、ああ、仕方ねえ。

   でもこれからだろ? まだお前は始まってすらいねえかもしれねえ。
   ちょっとばかしメンヘラ気味だからって絶望してんじゃねえよ。
   直そうと思えば直せるんだ! いい加減その性格を直そうぜ、麦野!

麦野「……そう、よね! やってやろうじゃない!」

絹旗「超支離滅裂な上に、最後らへんはもう超パクってましたね」
フレンダ「まあ、上手いこといった訳だし」

168: 2010/11/16(火) 04:47:57.48 ID:52H8B2dZO
浜面「で、だ。とりあえずメールの追撃は無しだ」

麦野「でも返信が遅いと心配になって。待ちきれなくなることもあるし……」

滝壺「忍耐力だよ、むぎの」

浜面「そう我慢するんだ。大体メールで一日そこら返信がないのは当たり前だと思え」

麦野「む、無理よ!」

浜面「無理じゃない。あまりしつこいと相手はメールをすることは勿論、麦野自身に嫌気が差して……いいのか?」

麦野「い、嫌よ! そんなの絶対ダメだから!」

浜面「じゃあ追撃はやめろよ。返信してきたら、その時にな。
   それとメールでの文章にちいてだけど、短文ないし長文になってないか?」

麦野「えっと……短文かしら……」

浜面「それじゃあなかなか返信がもらえなくても文句は言えないぞ。
   ちゃんと相手が返信しやすいように長くもなく短くもなくな」

麦野「ふむふむ」

フレンダ「何だか今時のゲームってすごいみたいね」

浜面「うるせえよ!」

169: 2010/11/16(火) 04:54:18.02 ID:52H8B2dZO
そろそろ朝だから眠らないと
あとは任せた

172: 2010/11/16(火) 05:22:39.05 ID:UbrbOs0a0
引き継がせてもらう

麦野「長くもなく短くもなくって意外に難しいわね・・・
   ちなみに浜面だったらどんなメールにするのよ?」

浜面「そうだな。
   『この前はいきなり倒れちゃったりしてごめんね○←なんか泣いてる絵文字
   それに家で看病までしてもらってすっごく助かったよはあと
   今度お礼に食事でもどうかな?○←なんか顔文字』
   こんなところでどうだ! 」

絹旗「うわぁ・・・浜面のくせに無難な文面すぎて超生意気です・・・」

フレンダ「なるほど・・・そうやって主人公は女キャラを口説いてたって訳なのね」

滝壺「大丈夫・・・私はゲームの世界からぬけ出せない浜面を応援する」

浜面「うおおぉぉい!!普通のことってもここまで言われるのかよっ!」

173: 2010/11/16(火) 05:30:07.77 ID:52H8B2dZO
リレー小説みたいで何だか面白ね
頑張って

174: 2010/11/16(火) 05:30:29.44 ID:UbrbOs0a0
麦野「・・・・・・」メルメル

浜面「とりあえず掴みはこんなんで大丈夫なはずだ。
   返信がないからって追撃しまくっちゃダメだぞ」

麦野「でも、でもでもこうしてる間にも上条君が
   他の女といちゃいちゃしてたらどうするのよ!」

浜面「そこまではさすがに分からないけどよ・・・
   しつこくするよりは直接会いに行くでもした方がいいんじゃあねえの?」

麦野「ッ!!そうよ、会いに行けばいいんだわ!!」だっ

4人「・・・・・・」

滝壺「いっちゃったね」

浜面「まああいつも恋する乙女ってとこなんだろ」

絹旗「浜面いつにもまして超きもいです」

フレンダ「うわっ鳥肌・・・」

滝壺「大丈夫・・・私はそんな堕ちていくはまづらを応援してる」

浜面「もう泣いてもいい・・・?」

177: 2010/11/16(火) 05:46:33.89 ID:UbrbOs0a0
上条「はぁ・・・やっとビリビリから逃げ切ったぜ・・・
   あいつも飽きない奴だよなあ全く」

上条「ん?あっちから誰か来るぞ!まさかまたビリビリとかじゃあ・・・」

麦野「当麻ぁぁああ!」だだだ

上条「いやあれは麦野さんか・・・?おーい」

麦野「やっ・・はぁ・・・と見つ・・はぁ・・・た」

上条「ひぃ・・・ど、どうしたんでせうか麦野さん
   と、とりあえず落ち着いてください・・・」  ベンチスワリ



麦野「はぁ…だいぶ落ち着いたわ。ごめんね、とりみだしちゃって・・・」

上条「いやいや、全然大丈夫ですって。なんか俺に用事ですか?」

麦野(そう、そうだわ・・・色々きかなきゃ。あ、でもなんて聞けばいいのか分からないよぅ・・・)

麦野「あ、あのね!この前のお礼もまだだし・・・なんかメールも帰ってこないし・・・
   やっ!でも違うの当麻が悪いとかそんなんじゃなくてねっ!」

上条「お礼なんて別に大丈夫ですよ。メールの方はそのう・・・」

178: 2010/11/16(火) 05:54:23.11 ID:UbrbOs0a0
麦野「分かってる!しつこく送ったの謝るから!もうしつこくしないから・・・」

上条「?  いやこれ見てくださいよ」 スッ

麦野「・・・えっ、なにこれ、ぺちゃんこじゃない」

上条「いや、それがですね・・・


回想
上条「あのーインデックスさーん。そろそろ機嫌を直してくれると
   上条さんてきにはとっても嬉しいのですが・・・」

禁書「ふん!とうまがいつもいつも違う女の子ばっかり連れてくるからわるいんだよ。
   た、たまには私のことも見てくれたりすると・・・ゴニョゴニョ」

上条「?ん?メール?お、麦野さんからだ。」

禁書「とうま!ちゃんと話を聞いてるのかな?いつでもどこでも女の子女の子って・・・
   我慢の限界なんだよ!!」ガブーッ

179: 2010/11/16(火) 06:03:26.14 ID:UbrbOs0a0
上条「いてぇぇぇぇええええ!!!インデックス落ち付け!
   とりあえず話をしようじゃないかー!!!」 ポロッ

禁書「うるさい!まだまだこんなんじゃ私の怒りはおさまらないんだよ!」

上条「分かったー!!プリンだ!ぷりんで手を打とうじゃないか!」アタフタアタフタバキッ

上条「ん?この足の裏にダイレクトに伝わる感触は何でしょう?
   ってやっぱり俺の携帯がぁっー!!」

禁書「プリンごときじゃ私は流されないんだよ!
   それより話をちゃんと聞いてほしいかも!」ガブガブ

上条「不幸だぁあああああ!!」


  ・・・というわけでして」

麦野(やっぱりあのくそがき、私の当麻にちょっかいをかける雌豚だったのか・・・
   あの時やっておけばよかった・・・・・)

上条「・・・あ、あのぅ?」

上条(や、やばいぞ!話から察するにメールを送ってくれたみたいだが・・・
   返事がなかったことに相当怒っていらっしゃる・・・)

上条「とととりあえずそこらへんのファミレスにでも行かないか?
   あんまり高くないものならおごれるし・・・」

麦野「・・・ハッ!!まさかいま私当麻にデートに誘われちゃってる!?」

181: 2010/11/16(火) 06:19:43.02 ID:UbrbOs0a0
ファミレス
上条「とりあえずドリンクバーで」

麦野「あ、ありがとう・・・」

上条「そ、その、メール送ってくれてたみたいでごめんな。
   携帯見ての通りこわれちまってて」

麦野「ううん!全然いいの。それより私もごめんね、こんな突然に」

上条「上条さんはこんな美人とお茶出来るなら補習でもすっぽかしちゃいそうですよ」

麦野(あああ、やっぱりいいないいなああ、当麻可愛いなあああ)キュウウン

上条「ところで送ってくれたメールの内容って何なんです?」

麦野「いやそんな大したことじゃないんだけどね・・・
   この前のお礼にこんどご飯でもどうかなーって。ダメ…かな?」

上条(うっ、上目づかいでお願いするのは反則だああ)

上条「お礼なんて別にいいですよ。むしろ上条さんなんかが一緒にいていいんでせうか?」

麦野「ほんと!ありがとう!今晩でもどうかなって思ってたの!どうかな!
   大丈夫だよね! ・・・はっ、まさかほかの女の子との予定とかあったり・・・

?「ちょっと!!!なにやってんのよ!」

>>180禁書SS初めて すまない

184: 2010/11/16(火) 06:43:10.60 ID:UbrbOs0a0
上条「げっ・・・ビリビリ・・・」

御坂「ビリビリじゃないっていってんでしょうが。まあそんなのどうでもいいわ
   その女誰よ」

麦野「あんたこそ誰さ」

御坂「私は御坂美琴。あんたそこの馬鹿にちょっかい掛けてるんじゃないでしょうね。
   それは私と勝負の最中なの、邪魔しないで」

麦野「は?当麻と勝負?当麻を攻撃してるのあんた?」ニタァー

上条「あ、あの二人ともまずは落ち着こう!なっ?な?」



上条(どうしてこうなってるんでしょうか…)

麦野「はい、当麻ーあ~ん」

御坂「あんたっ!彼女でもないのにちょっかい出してんじゃないわよ!
   うらやm・・・・じゃなくてうざいのよ!私も当麻がしてほしいならその・・ゴニョ」

麦野「私も彼女じゃないけどあなたも彼女じゃないわよね?『超電磁砲』さん?」

御坂「・・・なっ!ここ、こいつの彼女とかなに言ってるのよ!
   どうみたら私がこんな奴の彼女に見えるのよ!」

麦野「じゃあ私がなにしててもいいわよね はいあ~ん」
上条「うぅ・・・」

186: 2010/11/16(火) 06:50:54.84 ID:UbrbOs0a0
御坂「と、とにかく!私はそいつに用があってきたの!邪魔しないで」

上条「喧嘩ならお断りだぞ」

御坂「ち、ちがうわよ!えっと、ね・・・駅前のレストランでキャンペーンやってて
   ゲコタストラップがもらえるのよ・・・で、でもカップル限定らしいし・・
   こんなの頼めるのあんたしかいないし」 モジモジ

麦野(まさか・・・こいつも当麻のことが・・・)ギッ

麦野「ざぁーんねんでしたぁ、今日はもう当麻は予定があるのよね。
   私と二人でレストランに行くんだもんねー当麻ぁー?」

御坂「な、なんですって!それじゃまるでデ、デデートじゃない!?」

麦野「あれー?あなたは当麻の彼女でも何でもないわけだし
   当麻が誰とデートしても関係ないんじゃないのかにゃーん?」

御坂「ッ!!うう・・・」

ヒバナバチバチ
上条(胃に穴があきそうだ・・・)

188: 2010/11/16(火) 06:57:54.03 ID:UbrbOs0a0
御坂「ま、まあ先約があるならしかたないわね。私は今度でいいわ。
   そのかわり前の『デート』の時みたいにだらっとしてたら怒るからね」ニッ

麦野「・・・っ!!!」

麦野「あんた、今のどういうことよ?」

御坂「えー、どういう意味って?私わかんなーい」

上条「あのー御坂さん・・・?このまえのはふりってことだっt

御坂「あーあの時の当麻は積極的だったなあ。
   私の食べかけのホットドックを食べてそ、そのかかか間接キスになってたし!」

上条「ちょおおおお!!それは俺も初耳なんですがあああ!!」

麦野「・・・デートで・・・しかもキスですって?」

麦野「そうか超電磁砲…!テメェも私の当麻をたぶらかしてるってわけかぁ!!」

御坂「は?たぶらかしてるのはそっちでしょ!なにが『かにゃーん』よ
   おばさん臭いったらありゃしない」

ブチッ

麦野「ぶ・ち・こ・ろ・し確定ね」ニタ

189: 2010/11/16(火) 07:05:29.78 ID:UbrbOs0a0
御坂「やるってのなら相手になるわよ」バチッバチ

麦野「雑魚のくせにいきがってんじゃないわよ!」メルトダウーン




上条「ストーップ!!二人とも他の人に迷惑がかかるから大きな声はやめようね・・・?
   このままじゃ上条さん胃潰瘍で入院しそうですよ」

御坂「ふんっ!そもそもあんたがびしっと
    どっちの予定に付き合うか決めないのが悪いんでしょ!」

麦野「当麻は私を選んでくれるよね・・・?」

上条(うっ・・・そんなウルウルしためで見つめられたら・・・・)

上条「まあさきに誘ってくれたのは麦野さんだし今日はお前には付き合えない
   悪いなビリビリ」

御坂「っ!いいわよ、べつにあんたじゃなくて黒子と行くから
   そこの女といちゃいちゃしとけば・・・・」グスッダダダ

上条「! あ、おいビリビリ!って行っちゃった・・・
   ・・・っていうかなんで上条さんは今抱きつかれているんでしょうか」

190: 2010/11/16(火) 07:12:12.95 ID:UbrbOs0a0
麦野「・・・ありがとうううう当麻あああ」

上条「一体どうしたのか上条さんにはさっぱりなのですよ・・・
   と、とりあえずビリビリの奴が迷惑かけてすいません」

麦野「ううん、そんなのどうだっていいの、ありがとうね私を捨てないでくれて」

上条「捨てるって俺が麦野さんを?」

麦野「だってしつこいし嫉妬深いしさっきだってあんなに怖いとこ見せちゃったし
   こんな女当麻は嫌いになったかと思った・・・」

上条「そんなっ!麦野さんは美人だし、話してて面白いし年上で
   俺の好みど真ん中だし・・じゃなくってわざわざインデックスとかとも仲良くしてくれたし」

上条「そんないい女の麦野さんを上条さんが嫌いになるはずないじゃないですか」

麦野(当麻ぁあああああ 可愛いいい)キュキュキューン

上条「とりあえず今日は麦野さんに付き合いますよ、ご飯楽しみにしてます」

194: 2010/11/16(火) 07:30:36.91 ID:UbrbOs0a0
麦野宅

絹旗「アイテム緊急集会ってなんなんですか?超面倒だけど来てやりました」

麦野「緊急も緊急なのよ、~~~ってわけなの!」

フレンダ「で今日その男の子が家に来るってわけですか」

滝壺「むぎのだいたんだね」

麦野「だからこんな悠長に喋ってる場合じゃないのよ!  
   服ってどんなのがいいかな?ご飯もいまからじゃたしたの用意できないかも
   嫌われちゃうよぉ・・・」

フレンダ(麦野の可愛さがさらにやばいことに・・・このまま押し倒しちゃいたいってわけなのよ)

絹旗「仕事じゃないなら私外せない用事があるんですよね、超申し訳ないんですけど
   帰らせてほしいんですけど・・・」

滝壺「むぎの・・・ごめん・・・私もようじ」

麦野「絹旗と滝壺に捨てられるぅグジグジ・・・このまま当麻にも捨てられちゃうんだああ」エグエグ

フレンダ「はあ・・・麦野は私がしっかり面倒見とくからあんたたちは行ってきなさいってわけなのよ」

196: 2010/11/16(火) 07:37:37.18 ID:UbrbOs0a0
絹旗「超感謝するです!行きましょう滝壺!」

滝壺「むぎのふぁいとだよ」 テケテケ

フレンダ「まったくこんな可愛い麦野の世話より大切な用事なんてあるわけないわよ」

フレンダ「ん?そういや浜面がいない・・・あいつあとでお仕置きだね」


そのころ
浜面「絹旗と滝壺のやつなにが『今日は3人でデートしましょう』だよ!
   誘われた俺がレストランの予約とるためにチケット屋に並ばされてるし・・・」




麦野「結局絹旗たちは行っちゃったか・・・」

フレンダ「大丈夫、このフレンダがついているってわけなのよ。
     とりあえず服はくる直前に着替えればいいからご飯の準備ね」

麦野「フレンダが大きく見える・・・今まで適当にあしらっててごめんね」ギュゥ

フレンダ(鼻血がでそうなのよ・・・当麻って男これ以上私の麦野を泣かせたらお仕置きだね)

198: 2010/11/16(火) 07:47:31.22 ID:UbrbOs0a0
フレンダ「あと2,3時間しかないわね・・・とりあえずご飯を炊いておきましょう
     タイマーをセットしといて麦野」

麦野「できたわ!次はどうするの?」

フレンダ「冷蔵庫にある贖罪的に考えても無難に肉じゃがあたりを作るってわけよ
     麦野は野菜を斬っておいて、私はだしとかを用意するわ」

フレンダ「えーと、みりんとしょうゆを・・・」

麦野「できたわ!次は?」

フレンダ「はやっ!しかも超丁寧にきれてるし!」

麦野「当麻のためだと思うとなんだか手が軽くて・・えへへ」

フレンダ(くぅうううう、もともと可愛い麦野が恋の力で女神に昇華したってわけなのよ
     可愛い麦野が知らない男のものになるのは癪だけど
     麦野の幸せが私の幸せってわけねなのよ・・・)

フレンダ「よし!じゃあ麦野は魚を焼いておいて。
      全力でその当麻って人を喜ばせてあげましょ!」

麦野「・・・」

フレンダ「どうしたのよ麦野泣きそうになっちゃって」

麦野「・・だって今自然な感じで当麻って言ったぁ・・なんか私より親密そうなんだもん・・・」

フレンダ(くう、当麻って奴はあとで一発殴らなきゃいけないみたいね)

200: 2010/11/16(火) 07:54:03.92 ID:UbrbOs0a0
フレンダ「なんとか準備完了って訳ね!」

麦野「よ、よし、あとは当麻を待つだけね・・・」

フレンダ「私はこれで帰るけど・・・麦野一線超えちゃわないようにね」ニヒヒ

麦野「一線って・・・///ばば、馬鹿言うんじゃないわよ!!ぶち頃すわよ!」

フレンダ「アハハ、まあ緊張しすぎないように頑張ってね!んじゃ!」

麦野「うん!いつもありがとうねフレンダ」




上条「麦野さんの家ってここでいいのかな?よしっと」ピンポーン

麦野「きたっ!!」ガタッ

麦野「と、当麻!いらっしゃい、きてくれたんだね・・・」

上条「そんな、誘われておいてすっぽかすほど上条さんは薄情ではないことですよ
   じゃあおじゃまします」

麦野「ど、どうぞどうぞ!リビングにご飯用意してあるから」

230: 2010/11/16(火) 16:47:43.06 ID:UbrbOs0a0

232: 2010/11/16(火) 16:53:38.70 ID:52H8B2dZO

――――一方、その頃。

小萌「できましたー。肉鍋の完成ですー」

黄泉川「早速いただくじゃん」

打ち止め「お椀とお箸を取ってってミサカはミサカは催促してみたり」

禁書目録「白い人、私にもお願いするんだよ!」

一方通行「あン? ちっ、オマエが取り分けろ」

結標「はいはい、仕方ないわね……」

黄泉川「一方通行、お前野菜もちゃんと食べるじゃん」

一方通行「うっせェ……。しっかし暴食シスターがいるとはなァ」

結標「あら、知り合いだったの。さすがは口リコンね」

一方通行「ショタコンは黙って取り分けてりゃいいンだよ」

結標「……はい、あんたの分」

一方通行「ほうれん草だけじゃねェか! 肉よこせ、肉ゥ!」

小萌「ほらほら、喧嘩しちゃダメですよー。お肉はまだまだ沢山ありますからー」

禁書目録「はふっ! はふっ!」

238: 2010/11/16(火) 17:22:29.57 ID:UbrbOs0a0
浜面「なんかその上条って奴の趣味とかは聞かなかったのか?」

麦野「あの時は緊張しすぎて当麻にそんなこときく余裕なかったのよ・・・悪い?」

浜面「ったく、それで丸投げとか無責任にも程が・・・
   ん?上条当麻っていうのかそいつ?」

麦野「そうよ。かっこいい名前でしょ」

浜面「ぼけーっとしてて黒髪でツンツンの?」

麦野「・・・今当麻の悪口言ったのかしら?」

浜面「あああ、いや、違う違う、悪かった。
   っていうか俺そいつと知り合いかも」

麦野「・・・」

麦野「はぁあああ!?それを早くいいなさいよね。あんた当麻のこといじめたりしてないでしょうね。
   ・・・はっ!まさか当麻にはそっちの気が・・・?」

浜面「お、おいおい。知り合いって言っても顔見知りって程度だって。
   まあ幸い連絡をとれねえわけじゃないからなこうしよう」

浜面「名づけて!」

浜面「あれ?みんなで遊園地にきたはずなのに気付けば観覧車で2人きり大作戦だ!」

253: 2010/11/16(火) 18:20:42.82 ID:UbrbOs0a0
>>238から

4人「・・・」

浜面「どうだ、青春って感じだろ、褒めてくれちゃっても構わないんだぜ」フンス

絹旗「さすが浜面、超センスのかけらもありませんね」

フレンダ「さすがの私もここまでとは思わなかったわ」

滝壺「大丈夫、私はそんなださださなはまづらを応援してる」

フレンダ「麦野もなんか言ってやりなさいよ、ほら・・・」

麦野「いいっ!!それすごくいいわ!浜面にしてはなかなかいいじゃない
   何てたって当麻と二人きり・・・密室で当麻と私だけの世界・・・でへへ・・・」

浜面「ほ、ほら見てみやがれ。俺のプランは間違っちゃないようだぜ。」

浜面「んで肝心の内容だが、まず俺が誰かとデートすることになったと上条に伝える。 
   でもはずかしいからお前も一緒にWデートをしてくれと頼む、もちろん上条の相手は麦野だ」

麦野「うんうん!それで!」

浜面「すると当然上条は俺と誰かを2人きりにしようと考えるだろう、
   そして残るのはお前と上条、どうだこの完璧なプラン」

麦野「すごいわ・・・まさに自分だけ の現実―パーソナルリアリティ―」

フレンダ「もはや麦野までなにを言ってるか分からなくなってきた・・・」

257: 2010/11/16(火) 18:55:17.32 ID:UbrbOs0a0
麦野「あれ?ちょっと待って、当麻の相手が私なのは当然として
   あんたの相手は誰なのよ」

浜面「あー?いやまあそこらへん女ナンパでもしとけばいいだろ」

絹・滝「ぴくっ!」

浜面「まあスキルアウト時代の知り合い伝っていけばどうとでm・・・

絹旗「あーそういえば私遊園地に行きたいってちょーおもってたんですよねー」

絹旗「今回のこととはちょーーーーー関係ないけど
   チケットも4枚手に入れようとか思ってたんですよね」   タキツボテクテク

滝壺「はまづら、わたしこの前のデートのお返しに付き合うよ」

浜面「お、滝壺悪いな、お礼のお礼になっちゃうけどまたどっか連れて行ってやるよ」

絹旗「きーっ!!はまづらぁっ!!私の話をシカトとは超生意気です!
   久しぶりに超怒りましたからね」

浜面「お、おい。なにいきなりキレてんだよちょっとまて話が見えないって、
    あ、窒素装甲解除しろ落ちつっけってうわあああ」ドカーン

フレンダ「アイテムはいつから恋する乙女の集団になったのよ・・・」

麦野「当麻と二人きり・・縮まる二人の距離・・デュフフ」

328: 2010/11/17(水) 18:09:23.94 ID:P8ErhcxyO
浜面「……とにかく俺は上条に連絡を取るからな?日にちはどうする?」

フレンダ「そりゃやっぱり善は急げって言うし早い方が良いわけよ」

浜面「じゃあ次の日曜日が……24日か」

絹旗「そもそもこれは善なのか超分かりませんけどね」

滝壺「むぎの?大丈夫?むぎのー」ペチペチ

麦野「……ッハ!ごめん意識飛んでたわ!」

浜面「……大丈夫かこれ」

329: 2010/11/17(水) 18:17:00.13 ID:P8ErhcxyO
とぅるるるるるるるる

禁書「とうまー、電話なってるんだよー!」

上条「インデックス出てくれないか……上条さんはちょっと忙しいんですよ……」シュクダイヤベェ

禁書「私だってカナミンを見るのに忙しいんだよ!」

上条「このシスターさんは全く……」ハァ

ガチャ
上条「はいもしもし……」

『上条か?浜面だけど』

上条「おー!どうしたんだ?」

『実はな………』

333: 2010/11/17(水) 18:32:01.88 ID:P8ErhcxyO
禁書「……さっきから当麻が喜んでるような悩んでるような…何時にも増して喜怒哀楽が激しいんだよ……」

ピリリリリリ

禁書「きゃわ!」

禁書「わ、私のけいたいが鳴ってるんだよ……えっと……」ピッ

禁書「も、もしもし?」

『ァー……そちら穀潰し暴食シスターさンですかァ?』

禁書「な!?いきなり失礼なんだよ!私は全然そんなことないかも!」

『この前の鍋の大半を食べた奴がそのセリフをねェ……』

禁書「う、うるさいんだよ!それより何かな!イタズラなら切っちゃうんだよ白もやし!』

『そンなこと言っちゃうンですかァ?せっかく誘ってやろォと思ったのによォ……』

禁書「な、何なのかな!?もっと詳しく教えるんだよ!」

『……実はなァ』

335: 2010/11/17(水) 18:43:57.68 ID:P8ErhcxyO
上条「……わかった。じゃあ…」ガチャ

禁書「わかったんだよ!じゃあ楽しみにしてるかも!」ピッ

上条「なんだインデックスも電話してたのか?」

禁書「とうま!次の日曜日は私、お出かけしてくるね!」

上条「そりゃちょうど良かった。実は上条さんも日曜日に用事が入りまして……」

禁書「とうまもお出かけ?」

上条「お出かけっていうか……友達との約束がな……」

禁書「ふぅん……私は今からワクワクするんだよ!」

上条(だ、Wデートだとぉぉぉ!?どうする俺!どうする!?うぉぉァァァ!!)クネクネ

禁書「?」

あとは…任せたぜ…バタン

338: 2010/11/17(水) 19:39:36.35 ID:P8ErhcxyO
上条(Wデート……デートってことは上条さんも女性の方を連れていかなければならない……)

上条(浜面が恥ずかしいからって何で俺まで……!)ハァ

上条(インデックス……は出かけるって言ってたな。ビリビリ……は俺のこと嫌いだから喧嘩腰なんだよな、論外。神裂はイギリスだし……)

上条「……麦野さんに頼んでみるか。電話電話……」

とぅるるるるるるるる…

339: 2010/11/17(水) 19:44:29.89 ID:P8ErhcxyO
麦野「浜面ぁ……大丈夫かな……?上手くいくかなぁ……?」

浜面「大丈夫だから!ギャルゲーマスターの俺を信じろ!尚且つ俺を信じる自分を信じろ!」

絹旗「ゲームと現実を一緒にするあたり流石に超引きますね」

フレンダ「でも結局今は浜面がちょっと頼もしいってわけよ」

滝壺「わくわく……」

ピリリリリリ

麦野「!!」

342: 2010/11/17(水) 19:54:28.05 ID:P8ErhcxyO
ピリリリリリ

麦野「来た……!来たわよ浜面ぁ!!」

浜面「落ち着け!とにかく落ち着け!」

絹旗「麦野超ファイトですよ!」グッ

フレンダ「こればっかりは応援するしかないわけよ!」

滝壺「大丈夫。私はいつも麦野を応援してるよ」b

麦野「よ、よし!出るわよ!」
ピッ

麦野「も、もしもし当麻!?」

『麦野さんですか?実は相談が……』

麦野「日曜日に遊園地よね!全然オッケーよ!!」

『あれ?なんで麦野さんがそれを……』

麦野「」

「「「「自爆したぁぁぁ!!」」」」

344: 2010/11/17(水) 20:05:03.27 ID:P8ErhcxyO
麦野「えっと……その……予感よ!何となくわかったの!」

絹旗「……もう超終わりかもしれませんね」ヒソヒソ

フレンダ「無理のある言い訳ってわけよ」ハァ

浜面「もう駄目だ……おしまいだぁ……」

『実はその通りなんですけど……予感で分かるなんて麦野さんは凄いなぁ……』

麦野「わ、私にかかれば当麻の考えてることなんてお見通しなんだから!」

「「「バレてねぇぇぇ!!」」」

滝壺「むぎのすごい」パチパチ

346: 2010/11/17(水) 20:24:00.13 ID:P8ErhcxyO
麦野「うん!うん!じゃ日曜日に!!またね!」ピッ

フレンダ「……奇跡ってわけよ」

絹旗「相手も相手で超変ですけどね」

麦野「浜面ぁ!私やったよぉ!」ダキッ

浜面「うぉ!麦野!嬉しいのは分かるけど!や、柔らかいものがァァァ!」

滝壺「はまづら。ぶちころしかくていだよ」ニコッ

浜面「た、滝壺はそんな怖いセリフ言わないよ……」

絹旗「私も何となくムカつくので浜面超ボコりますね」

フレンダ「私もやるしかないわけよ」

浜面「な、なんでええ!!」

バキボコドカゴシカァン!!!

麦野「楽しみだなぁ……日曜日」

347: 2010/11/17(水) 20:27:04.57 ID:P8ErhcxyO
あとは製品版でお楽しみくだしあ><

351: 2010/11/17(水) 20:51:58.51 ID:P8ErhcxyO
「仮初めとは言え麦野さんと……デートかぁ……」

「当麻と遊園地当麻とジェットコースター当麻と観覧当麻に告白……当麻から告白……きゃあああ……//」ゴロンゴロン


様々な思惑を胸に


「はまづら」

「ん?どうした滝壺?」

「私……すごく楽しみにしてる」



「遊園地なんて初めてかも……楽しみなんだよ……スピー…」

「あなたが遊園地に連れてってくれるなんてミサカはミサカは喜びを全身で表現してみる!!」ピョンピョン

「ァァァ!うるせェ!しがみつくなガキィ!……全くなんで俺が……」

「その割りにはパンフレットしっかりチェックしてるのね?」

「……うるせェ」


日曜日はやってくる

352: 2010/11/17(水) 20:53:36.47 ID:P8ErhcxyO
バトンタッチ……っ
圧倒的バトンタッチ……っ!

365: 2010/11/17(水) 23:30:19.13 ID:P8ErhcxyO
チュンチュン

禁書「とうまー!朝なんだよー!」グイグイ

上条「ん…んん……あぁおはようインデックス」

禁書「おはようなんだよ。私はもう出かけるからね?」

上条「もうか?朝飯だってまだだし……」

禁書「コンビニで買っていくんだよ!それにもうすぐ8時だから、とうまはとうまの約束に遅れないようにね!」

上条「………確か集合場所が駅前に8時だったような…」



上条「ふ、不幸だぁぁぁ!!」


禁書「……久しぶりに聞いたかも」

一方通行「早く乗りやがれ穀潰しシスターさンよォ……」


禁書「その呼び方は止めるんだよ!」

打ち止め「わくてかが止まらないねってミサカはミサカは大興奮!」

結標「フフッ……そうね…」

366: 2010/11/17(水) 23:39:17.74 ID:P8ErhcxyO
浜面「遅いな上条のやつ……」

麦野「大丈夫かな……?何かあったんじゃ……」ソワソワ


滝壺「むぎの、大丈夫だよ。ほらあれ」ユビサシ

麦野「えっ?」


ダダダダ

上条「すいませんっしたぁぁぁ!!」ズサァ!


浜面「全力疾走からのジャンピング土下座!?」


上条「ホントすいませんっしたぁぁぁ!!」ガンガン!!


浜面「さらに顔ドラム!?」


麦野「当麻ぁ!!」

368: 2010/11/17(水) 23:52:33.19 ID:P8ErhcxyO
上条「ホントごめんなさい!約束の時間オーバーしちゃって……」

麦野「そんな!全然大丈夫よ!とにかく今日は……楽しみましょ?」ニコッ

上条(はぅあ!!)ズキュゥゥゥン

滝壺「来てくれたねはまづら」

浜面「約束だけは絶対守る奴だからな……」


上条「えっと……こちらが?」

滝壺「滝壺理后です。よろしく」ペコリ

上条「……浜面」

浜面「な、なんだよ」

上条「……今日はファイトな!」グッ

浜面「……あぁ(お前の方が頑張ってもらわないと駄目なんだが……)

369: 2010/11/17(水) 23:59:22.10 ID:P8ErhcxyO
麦野「さぁ行きましょう!はーまづらぁ!運転任せるわよ!」

浜面「任されましたぁ!」



フレンダ「結局私達は遠くから様子見ってわけね」ハァ

絹旗「ぐぬぬぬ……」

フレンダ「もし遅刻したら麦野は容赦無いだろうけどあんなに喜んでるあたり……結局恋は人を変えるわけよ」

絹旗「……私も超行きたかったです」グスン

フレンダ「はいはい」ポンポン

375: 2010/11/18(木) 01:54:59.37 ID:QLGnqd0iO
ブロロロ…

打ち止め「遊園地ってどんな遊園地なの?ってミサカはミサカは首を傾けてみる」

禁書「それは私も気になるかも!」

一方通行「あァ?お前らパンフレットも見てないンですかァ!?」

禁書「そもそも貰ってないんだよ!」ムキー!

打ち止め「連れてってくれることに目を奪われてました!ってミサカはミサカは舌を出してみたり」テヘッ

一方通行「……これから行くところはなァ、ギネス認定されたお化け屋敷があったりスゲェジェットコースターがなァ……」

結標「……やっぱりアンタが一番楽しみにしてるんじゃない?」

一方通行「バッ……ンなわけねェだろうがァ!」

376: 2010/11/18(木) 02:03:47.55 ID:QLGnqd0iO
麦野「ねぇ当麻、着いたら何から乗ろうか♪」

上条「そ、そうですね……その前に麦野さんちょっとくっつき過ぎ…」

麦野「聞こえないにゃ~ん♪」ギュッ

上条(フォォォォォォ!)

浜面(……アイツらもう大丈夫なんじゃないか?)

滝壺「……」クイクイ

浜面「ん?どうした滝壺?」

滝壺「……はまづらにもギュッってしてあげるね?」

浜面(フォォォォォォォ!)

ギャルルルルルル


麦野「はーまづらァ!!しっかり運転しやがれぇ!!!」

浜面「すいませんっしたァァァ!!」

392: 2010/11/18(木) 11:55:28.88 ID:QLGnqd0iO
一方通行「オィ!着いたぞガキ共ォ!」

打ち止め「デカァァァァいッ説明不要!ってミサカはミサカは驚きの声をあげてみる!」

禁書「すごいんだよ!楽しそうなんだよ!」

結標「ホントに大きなところね……ジェットコースターは3つもあるみたいだし」

打ち止め「どっちが入り口に最初に着けるか競争ね!ってミサカはミサカは猛ダッシュ!」ダダダダ

禁書「あ!ズルいんだよ!」ダダダダ

一方通行「走り回るンじゃねェェェェェ!!」

結標「……やっぱり楽しそうよねアイツ」

393: 2010/11/18(木) 11:57:04.27 ID:QLGnqd0iO
浜面「さぁて着きましたよぉっと!」

麦野「浜面ぁ!良くやったわ!褒めてやんよぉ!」

浜面「ははぁ!」

上条「麦野さんってやっぱりなんか飛び抜けてるよなぁ……?」

滝壺「お化け屋敷……ジェットコースター……(*・△・*)」ワクテカ

浜面「午前中は皆で行動だからな……麦野暴走するなよ」

麦野「わ、分かってるわにゃん!?」

浜面「……不安だ」

394: 2010/11/18(木) 11:59:25.96 ID:QLGnqd0iO
禁書「このFUJISANってジェットコースターあんまり混んでなくて良かったんだよ!」

結標「割りと時間早かったからかしら。これからドッと混雑すると思うわ……」

打ち止め「アナタも楽しみなの?ってミサカはミサカはニヤニヤしてるアナタに聞いてみる」

一方通行「アァ?ンなわけねェだろ!保護者だから仕方なくですよ仕方なくゥ……」

禁書「あ、順番来たんだよ!」

「大変申し訳ありませんそちらのお子様は規定の身長に……」

打ち止め「………私…乗れないの?……ってミサカはミサカは……」グスッ

一方通行「…………ァ?」

395: 2010/11/18(木) 12:04:15.86 ID:QLGnqd0iO
一方通行「オイ係員さンよォ……テメェずっと待ってたンだろ!?
ガキ共が泣かなねェで済む、誰もが笑える最高ォの遊園地ってやつをよォ!
今まで待ち焦がれてたンだろ!?何の為に今までここで勤めてきたンだ!
テメェのその手でガキ共を笑顔にすンじゃねェのかよ!
お前らだって客は喜ンでた方が良いだろ。職務を全うして客に最高の思い出を作ってもらうンじゃねェのかよ!
ちょっとくらい足りない身長で文句言ってンじゃねェ!
背伸びすりゃ届くンだ……いい加減乗り込もうぜ!係員さン!」


打ち止め「一方通行……」


結標「無い無い無いこれはいろいろ引っくるめて無い」

411: 2010/11/18(木) 20:36:28.88 ID:QLGnqd0iO
ガダンゴトンガダンゴトン

打ち止め「きゃー!すっごい高いねってミサカはミサカは興奮と恐怖が入り交じり……いや恐怖が7割かも……ってミサカは……」ブツブツ

結標「ねぇホントに大丈夫なんでしょうね?」

一方通行「ガキのことかァ?ベクトルで押さえつけてるから問題ねェよ」

結標「それ何が大丈夫なのかさっぱりなんだけど……係員泣いてたし……」

禁書「おぉ!富士山が綺麗なんだよ!まさしく名前通りかも!」

結標「てかアンタ顔色悪くない?何時にも増して白くなってるような……」

一方通行「ァ!?学園都市最強の俺がビビってるって言うンで」


ガコン

412: 2010/11/18(木) 20:42:34.18 ID:QLGnqd0iO
ミサカハァァァァァァァァァァァァァァ!!

ヒャアアアアァァァァァァァァァァ!!

キャアアアアアアア!!!

ggghenowpqukehmwxzgg!!


上条「今聞いたことある声が……空耳かな……」

浜面「うーん……このジェットコースターはかなり並びそうだな」

滝壺「……私ははまづらと一緒なら全然かまわないよ?」

浜面「」ズキュゥゥゥン

麦野(……クソがぁぁぁ!!目の前でイチャイチャしやがってェェェェ!!)

上条(む、麦野さんの顔が歪んでらっしゃる……俺が遅刻したからか!?俺のせいで並ぶから!?不幸だぁぁぁ!)


滝壺「むぎの、最初はお化け屋敷行こう?」

麦野「そ、そうね!また後で来れば空いてるかもしれないし……(お化け屋敷……私だって当麻と暗闇でイチャイチャするチャンス!)」ニヤッ

上条(さらに歪んでますよぉぉぉぉぉ!)

414: 2010/11/18(木) 20:51:25.56 ID:QLGnqd0iO
麦野「……いくらなんで空きすぎじゃない?」

浜面「何でも怖すぎて逆に客が来なくなった……らしい」

上条「それ大丈夫なんですか!?上条さんは怖いのはあんまり……しかも廃病院なんて……」

滝壺「……はまづらと一緒だから大丈夫」グッ

浜面「」ガウゥゥゥゥン!!

麦野(コイツらァ…)

麦野「と、当麻も私のこと守ってくれるわよね!」

上条「そりゃ守りたいのは山々ですが先述のように上条さん怖いのは……」

麦野「……駄目なのかにゃーん…?」グスッ

上条「上条当麻!七生を以って御身御守護を勤めさせていただきます!!」

417: 2010/11/18(木) 21:00:42.81 ID:QLGnqd0iO
「いくらなんでも暗すぎですよこれはぁぁぁ!」

「当麻ぁ!後ろから何か!何がぁぁ!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁ化け物と柔らかいものの板挟みぃぃぃぃ!!」

「出口は!?出口どこよぉぉぉぉぉ!?」

「麦野さん!!アレ!アレですよ多分!」



「この扉を開ければ――……」



「「いやぁぁぁあぁあぁぁぁぁ!!」」



浜面「すごい悲鳴が聞こえる……」

滝壺「……わくわく」

418: 2010/11/18(木) 21:12:10.68 ID:QLGnqd0iO
「滝壺……心の準備は?」

「……万端」b

「……手繋ぐか」スッ

「うん……」ギュッ

「ヘヘ……」

「……はまづらの手、あったか


ガシャーン!


「うぉぉ!窓からいきなり手とか止めろぉぉぉぉぉ!」

「……きゅう」バタン

「滝壺ぉぉぉぉぉぉ!?」





「あ、出口こっちですか?すんませんお化け役の人に案内なんて……」


こんなの見てる人なんているんだろうか('A`)

423: 2010/11/18(木) 21:24:05.25 ID:QLGnqd0iO
麦野(……全然イチャイチャできなかった……)ズーン

上条(……も、もう行かない……とにかく)

上条「……ホントすいません麦野さん。守るなんて言っときながら俺逃げてばっかりで……」

麦野「わ、私こそ叫んでばっかりで……ごめんね当麻……」

上条「いやいやそんな……俺は麦野さんのこともっと知れたような気がして……すごく怖かったけど、楽しかったです」キリッ

麦野(あぁん!)キュン


浜面「おぉーい!」

425: 2010/11/18(木) 21:35:14.71 ID:QLGnqd0iO
上条「おぉ!どうだった浜……面……?」

麦野「はーまづらぁぁ!テメェ滝壺背負って出てくるなんていくら暗がりだからって手ぇ出すんじゃないわよ!」

浜面「ち、違う!決して麦野が考えてるようなことは……痛い止めて殴らないで蹴らないでぇぇ!!」


カクカクシカジカ



浜面「……というわけです麦野様」ボロボロ

麦野「最初からそう言いなさいよこの馬鹿面」

上条(やっぱり麦野さん切れると怖い……)

浜面「と、とにかく俺は滝壺の面倒を見るからお前らは二人で楽しんで来いよ」

「「!」」

430: 2010/11/18(木) 21:49:12.27 ID:QLGnqd0iO
上条(なるほど……実は滝壺さんは気絶した振りで、俺と麦野さんとは早く別行動に移りたいわけだな!)

麦野(……つまりこれから先はずっと当麻と一緒だわ!滝壺には悪いけど……ナイスよ!)

浜面「麦野?おーい麦野?」

麦野「ひゃ!?な、何?」

浜面「……頑張れよ!」

麦野「言われなくても分かってるわよ馬鹿面ぁ!」

上条「?」

431: 2010/11/18(木) 22:02:25.70 ID:QLGnqd0iO
……………………

麦野「次はやっぱりジェットコースターかにゃーん……でもこのアトラクションも……」

ギュルルルル…

上条「はぅ!」

麦野「……もしかして当麻、お腹空いてる?」

上条「……実は恥ずかしながら上条さん朝御飯も食べてなくて………」タハハ

麦野「そんな!もっと早く言ってよ!昼にしましょ!私、実はお弁当作ってきたのよ」

上条「ほ、本当ですかぁぁ!?」

麦野「じ、自信作なんだから!あそこのベンチで食べよう当麻?」

432: 2010/11/18(木) 22:09:30.55 ID:QLGnqd0iO
麦野「はい当麻ぁ。あーん♪」

上条「さ、さすがにこんな大勢の前では恥ずかしいっていうか……」

麦野「……」グスッ

上条「食べまぁぁぁす!」パクッ

麦野「ど、どうかな…?」

上条「…本当麦野さんって天才ですね。すごい美味いですこれ……」

麦野(……いやったぁぁぁ!)バッ!

上条(いきなりその場でプラトーンのポーズを!?)モグモグ

433: 2010/11/18(木) 22:18:55.09 ID:QLGnqd0iO
麦野「あのね当麻……お願いがあるんだ」アーン

上条「こんな美味しいお弁当を食べさせてくれる麦野さんのお願いなんて断れないですよ」パクモグ

麦野「こ、これから先さ!私だけが呼ぶのも……不公平だからさ……私のことも……名前で読んで欲しいなぁ……って」

上条「」

上条(落ち着け…落ち着くんだ上条当麻……きっと形だけでも行けるとこまでトコトンそういう関係になりきるのがWデートの風習なんだ。
きっとそうだ……さすがに上条さんも勘違いするところでしたよ。これは元々浜面と滝壺の為の……)


麦野「当麻……?」

上条「えっと……沈利!お弁当ご馳走さまでした!」

麦野「………うん!」

434: 2010/11/18(木) 22:23:01.67 ID:QLGnqd0iO
書き貯めが終わってしまったでござる
バトンタッチしても良いのよ?

もしかしたら今日はもうダメ……

445: 2010/11/18(木) 23:02:14.29 ID:QLGnqd0iO
滝壺「………ぁ」

浜面「滝壺?目ぇ覚めたか?」

滝壺「あ、はまづら……ごめん。私……」

浜面「あー気にすんな気にすんな!」

滝壺「でも……」

浜面「……アトラクションとかなくてもさ」


浜面「…俺も滝壺と一緒にいるだけで満足だよ」


滝壺「……ありがとう」



ぶっちゃけいつ消えてもおかしくない

447: 2010/11/18(木) 23:07:15.08 ID:QLGnqd0iO
「当麻!次はアレ乗るわよ!」

「そんなに走らなくても……沈利は元気だなぁ……」



打ち止め「アナタは学園都市最強だからお化けなんて怖くないよねってミサカはミサカは念のため確認してみる!」

一方通行「あ、当たり前だろォ!化け物なんて非科学的なもンがこの世によォ……」

結標「アンタまた顔色悪いわよ……?」

禁書「お化けなんて嘘なんだよ……怖くないんだよ……だよねあわき!」

結標「やだ……あの子の泣き顔可愛い……」

禁書「…………」

449: 2010/11/18(木) 23:15:09.84 ID:QLGnqd0iO
打ち止め「やっぱり最後はあのおっきい観覧車に乗りたい!ってミサカはミサカは今日最後のお願いをしてみる!」

一方通行「……俺は待ってるからお前らで行ってこい」

打ち止め「えー!私は皆で乗りたいんだよってミサカはミサカは……うぅ……」


禁書「もやしが打ち止めを泣かしたんだよ……」

一方通行「テメェ……」ビキッ

結標「一方通行」

一方通行「……ンだよ」

結標「乗らないと土御門や海原にこの写真渡すわよ」ピラッ

451: 2010/11/18(木) 23:22:15.89 ID:QLGnqd0iO
一方通行「ッ!!」

禁書「……これは最初のジェットコースターに乗った時の写真かも」

結標「良くあるじゃない?コースの途中で撮影されるサービス」

一方通行「……」

禁書「ふふっ!すごい顔してるんだよ!」

打ち止め「私も見たいなぁ!ってミサカはミサカは……」ピョンピョン

一方通行「あァァァ!分かりましたよ乗りますゥ!乗りますゥ!」

打ち止め「やったー!やっぱり皆と一緒が一番良いよねってミサカはミサカは大はしゃぎ!」

一方通行「景色なんか観て何が楽しいンですかねェ……」ハァ

453: 2010/11/18(木) 23:30:06.75 ID:QLGnqd0iO
…………………


麦野「やっぱり締めは観覧車よね……!」

上条「デートの定番ですね……」

麦野(一番上まで行ったら当麻に告白……!逆にもしかしたら当麻から告白も……!あぁ……!)

上条(これで終わりかぁ……浜面と滝壺さんどうなったかな……でも俺は麦野さん…もとい沈利と1日過ごして……すごく……)


麦野「と、とにかく並びましょ!」

上条「そ、そうですね!」

454: 2010/11/18(木) 23:38:37.33 ID:QLGnqd0iO
麦野「もうすぐ私達の番ね……」

上条「で、ですねぇ………」

麦野(あああ!緊張する!落ち着け……私ならできる!私ならできる!よし!)

上条(周りカップルしかいないな……やっぱり俺と麦野さんも……そんな風に…?)


ト-ウ-マァァァァ!


上条「……あれ?沈利、今俺の名前呼びました?」

麦野「え?呼んでないけど……?」

456: 2010/11/18(木) 23:46:06.75 ID:QLGnqd0iO
ピキーン!

上条(はっ!今上条さんの不幸センサーが反応した気がする!『今すぐ頭部を守れ!』と指令g…)

ガブッ

上条「……いったぁぁァァ!!遅かったああ!!」

禁書「ふがふがふふぐふふぐ!?」

上条「インデックス!?なんでここに!?あと痛い!」

禁書「それは私のせりふなんだよ!」

麦野(こ、ここにきてクソシスターだとぉぉ!!?)


「シスタァァ!走り回るンじゃねェって最初に言っただろォがァァ!」


「え?」

「ン?」


「一方通行ぁぁぁ!?」

「三下ァァァァァァ!?」

458: 2010/11/18(木) 23:58:10.76 ID:QLGnqd0iO
麦野(学園都市第1位まで!?一体どうなってるのよぉぉぉ!?)

禁書「どうしてとうまはしずりと遊園地にいるのかな!友達との約束ってしずりとのデートだったの!?」

上条「インデックスさん待って!これにはマリアナ海溝より深~い訳が……
って一方通行だってなんでインデックスと一緒にいるんだよ!?」

一方通行「ァ?シスターだけじゃねェよ。ガキと同僚と一緒だァ」

上条「いやそうじゃねぇよ!」

一方通行「……それより三下よォ」

459: 2010/11/19(金) 00:13:29.54 ID:8foWsmqnO
第1位が私を見つめる
主な暗部は5つほどある
アイテムにスクール、メンバーにブロック
目の前の奴が所属するのはグループだっけ

私は暗部から足を洗った
もう関わらないと決めたんだ
過去を振り返らない
私は当麻と一緒にこれから生きていきたい
だから暗部から抜けたんだ

目の前の人間がニヤニヤしている
私はもう忘れていたい
あの頃を思い出したくない
なのにこいつは知っている
私の過去を知っている


目の前の人間が口を開く

止めて

言わないで

止めて―――……!

461: 2010/11/19(金) 00:26:55.64 ID:8foWsmqnO












『どォして『元』暗部のオマエがいるンですかァ……



第4位の原子崩し(メルトダウナー)ァ?』











466: 2010/11/19(金) 00:43:23.71 ID:8foWsmqnO
「お客様ー、次にお待ちのお客様ー?」

上条「沈利……?沈利……ど、どうしんだ?」

麦野「………」ダッ

禁書「あっ!しずりー!」

一方通行「おィおィ俺はちィっとばか昔の話をだなァ……」ガリガリ

上条「くっ……!」

禁書「あ、とうままで!」

打ち止め「いきなり走り出して置いてくなんて酷いよ!ってミサカはミサカはちょっと怒ってみる!」プンプン

結標「ホントいきなりどうしたのよ……心配したんだから」ハァ

一方通行「ァー、なンでもねェよ。シスターが知り合いだと思って走って勘違いってオチだァ」

禁書「な、違うかも!あなただって話してたんだよ!?」

一方通行「俺は何も見てねェし聞いてもいねェな」

禁書「ッ……(とうま……しずり……)」

468: 2010/11/19(金) 00:55:51.87 ID:8foWsmqnO
上条「沈利ー!沈利ぃぃぃ!」タタタッ

上条「くそっ!いきなりどうしたって……」

上条(あ、あの後ろ姿……!)

上条「沈利ぃ!」



麦野「………」


上条「……順番直前だったのにいきなり……あんなに楽しみにしてた観覧車じゃ……」

麦野「来ないで!!」

上条「!」

469: 2010/11/19(金) 01:12:39.99 ID:8foWsmqnO
麦野「当麻、そのまま聞いててね?」

上条「………」

麦野「さっき知ったと思うけど……私ね、暗部にいたんだ。アイテムって組織。浜面や滝壺も仲間だったんだよ。
あ、暗部って分かる?まぁ結構人頃したりとかするのよね」

上条「………ろ」

麦野「アレはいつだったかなぁ……なんか機密情報を外部に漏らそうとしたデブをさぁ!四肢をそれぞれ潰してから頃したり!」

上条「………めろッ」

麦野「はたまた路地裏で絡んでくるゴミ達を気分でバラしてみたりね!血が噴水みたいに吹き出してさぁ……」

上条「止めろって言ってるんだ沈利ぃぃぃ!!」


麦野「動くんじゃねェェェェ!!」

473: 2010/11/19(金) 01:38:49.47 ID:8foWsmqnO
上条「ッ!」

麦野「最後まで……聞いて?あ、あと笑わないでね?」

麦野「本当クソまみれな毎日でさ、もう何のために生きてるのかとか考えてみたりね……」


麦野「……いきなり話変わるけど私シャケ大好きなのよ。当麻も知ってるでしょ?」

麦野「スーパーでシャケ弁のセールがあって、でも全部売り切れで……不幸だぁぁって思ってたら」

麦野「当麻が『このシャケ弁どうぞ…』って恐る恐る渡して来てさ!最初はなんだコイツ潰そうかなんて思ったんだけど……」

麦野「全部当麻から始まってたのよね……」

475: 2010/11/19(金) 01:54:01.77 ID:8foWsmqnO
麦野「ホントくだらないんだけどシャケ弁当がきっかけでさ、私……当麻に……その……一目惚れしちゃったのよ……」

麦野「血の臭いしかしない暗い暗い私の世界に光が見えた気がしたの……」

麦野「アイテムの皆の引き止めを振り切って、追っ手もあったけど撃退して……暗部から足を洗ったわ」


麦野「まぁアイテムの皆とはその後も会って……恥ずかしいんだけど当麻について会議したりとかして……」


麦野「しばらくしてアドレスを交換したりとか!私が当麻に料理作ってあげたりとか……!私、当麻と……当麻と……」


麦野「当麻と出会ってからの一分一秒が全部楽しかった―……!」

478: 2010/11/19(金) 02:35:54.60 ID:8foWsmqnO
麦野「だから!私が暗部だったことを知られたくなかった!血に汚れた女だと思われたくなかった!」


麦野「『今の』私を見てほしかった!」

麦野「『過去の』私が分かってしまったら当麻は私のこと……」

上条「嫌いになんかなったりしない!」

麦野「!!」



上条「……沈利がどんな闇の中にいたかはわからねぇ」ザッ

麦野「嫌…嫌ぁぁ!」ビシュン!

パキィン!

麦野「な…なんでよ!?」バシュ!

上条「……沈利が何を抱えて生きてきたなんてのも分からねぇ!」パキィン!



上条「だから……だから!俺は沈利の全てが知りたい!!」


麦野「!」

479: 2010/11/19(金) 02:49:18.86 ID:8foWsmqnO





「沈利が生きてきた『過去』も!これから先の『今』も!どっちも否定するって言うんなら……」





「まずはその幻想をぶち頃す!!」







493: 2010/11/19(金) 12:42:57.07 ID:8foWsmqnO


麦野「当麻ぁ……!私……私!」ダキッ

上条「うぉ!し、沈利!?」

麦野「……当麻は私のこと知っても……離れないよね……いなくならないよね……?」

上条「……さっきも言ったけど、俺は沈利の……全てが知りたいんだ」

上条「だから……」ギュッ

麦野「あっ……」


上条「ゆっくりでいい……もっと沈利のこと……教えてもらいたい……!」


上条「それから……もっと俺のことも知ってほしい……!」

494: 2010/11/19(金) 12:52:05.63 ID:8foWsmqnO

麦野「……ふふっ」

上条「……沈利さん?」

麦野「だったら私、当麻のこと……全部……ぜーんぶ知り尽くしちゃうよ?余すとこ無いくらいにね」

上条「そ、それが本望ですよ!」

麦野「……私、汚れてるのよ?」

上条「……沈利の背負ってきたもの……上条さんにも持たせてほしいんですよ」ポリポリ

麦野「と、当麻……」



麦野「……私……私……本当に当麻と一緒にいても良いの?」

上条「……あぁ。大好きだ。沈利」

麦野「……当麻ぁ!」

496: 2010/11/19(金) 13:03:38.98 ID:8foWsmqnO

浜面「………やったな」

滝壺「………」グッ

浜面「うぉ……熱いなぁ……すげぇ……」ゴクリ

滝壺「……」スッ


浜面「……どうした?自分の口に人差し指あてて……」



滝壺「……はまづらも……する?」

浜面「」

498: 2010/11/19(金) 13:15:43.94 ID:8foWsmqnO
まもなく閉園時間です……本日は……


打ち止め「……ムニャムニャ」zzz

禁書「……とぉ……ま……」zzz

一方通行「ガキ共は絶ッ対寝ると思ったわァ……俺が最初に思ったわァ……」

一方通行(……しかしシスターと三下には悪いことしちまったなァ…)ボソッ

結標「何ブツブツ言ってるのよ。早くしないと閉められちゃうわよ」

一方通行「あン!?杖つきにガキ二人背負わせといて何言ってるンだよォ!」

結標「能力あるから良いじゃない」

一方通行「オマエも使いやがれェ!それにもうすぐバッテリーがなァ……!」

結標「……写真」ピラッ

一方通行「クソがァァァ!!」

500: 2010/11/19(金) 13:30:47.56 ID:8foWsmqnO
まもなく閉園時間です……本日は……

麦野「も………もうこんな時間ね」

上条「で、ですね……帰らないと……」

麦野「……あー!」

上条「うわぁ!どおした沈利!?」


麦野「コラぁ!はーまづらぁぁ!」

浜面「げぇ!バレた!」

滝壺「……ジャーンジャーンジャーン」

麦野「あ、アンタ達いつから……!」

浜面「いや……その……だなぁ……なぁ滝壺?」

滝壺「……むぎの、かみじょー」

麦野「な、なによ!」

上条「な、なんでせうか!?」

滝壺「……すごい情熱的だったよ」ポッ

「「……」」ボンッ

501: 2010/11/19(金) 13:36:42.70 ID:8foWsmqnO
ちょっと書き貯めてきます
つまらなかったらゴメス

510: 2010/11/19(金) 15:56:04.53 ID:8foWsmqnO


麦野「……はぁぁぁまぁぁぁづらぁぁあぁぁぁぁ!!」

浜面「いや言ったのは俺じゃないから!滝壺だから!確かに俺も見てましひでぶっ!あべし!うわらばっ!」バキッ

滝壺「……わたし達も負けてられない」ゴゴゴ

上条「ちょ!ちょっと皆さん時間マジでヤバイですよ!上条さん明日学校なのにここで一泊になっちゃうからぁぁ!早くしてぇ!ああもう幸せだけど不幸だぁぁぁぁぁ!」



511: 2010/11/19(金) 16:09:46.68 ID:8foWsmqnO
浜面「…………」ボロボロ

上条(……あの状態で黙々と運転している……)

滝壺「………」zzz

麦野「………忘れてた」

上条「?…何をだ沈利?」

麦野「観覧車乗りたかったわ……」

上条「あぁー…確かにちょっと勿体なかったかもなぁ…」

麦野「うーん……あ!」

麦野「当麻!今日何日だっけ!?」

上条「え!?今日ですか?えっと……11月24日?」

麦野「何の日?」

上条「……俺と沈利の付き合い出した日?」

麦野「ピンポーン!大正解だにゃーん♪」ギュッ

上条(やっぱり柔らかぁぁぁ!!)

浜面(……ちょっとわざと事故ろうかな)

512: 2010/11/19(金) 16:18:40.22 ID:8foWsmqnO

麦野「つまり記念日よ記念日!」

上条「ははぁ……?」

麦野「そして来月の24日は?」

上条「……クリスマスイブ?」
麦野「さすが当麻ぁ!大正解よ!大好き!」ギュギュッ


上条(イヤッフゥゥゥゥゥ!)

浜面(……あのガードレールとかいい感じじゃね?)

514: 2010/11/19(金) 16:30:22.93 ID:8foWsmqnO
麦野「だから決めたよ当麻……私決めたの!」

上条「な、なんでせう…?」

麦野「ちょっと照れくさいんだけどさ……1ヶ月後の記念日のクリスマス……またここに来てさ……今度こそ観覧車に乗ろう?」

麦野「ううん、1ヶ月後だけじゃないわ。3ヶ月後も1年後もずっとずっとずっーと……」



麦野「私と当麻の想い出の場所……忘れないようにしよ……?」


上条「沈利……」


麦野「当麻ぁ……」


チュッ


浜面(あの崖にしよう!決めた!俺決めたもんね!)

517: 2010/11/19(金) 16:42:50.80 ID:8foWsmqnO
…………………


フレンダ「結局アレから結構時間が経つわけよ……」

絹旗「最初は超ドッキリだと思いましたよ。まさか本当に付き合いはじめたなんて……」

フレンダ「最初は麦野と上条をくっつける作戦だったのにいつの間にか……」

絹旗「超浜面と滝壺さんまでも超付き合ってるし……」

フレンダ「結局私達は残り物ってわけよ」ヤレヤレ

絹旗「わ、私達は超若いんですから大丈夫ですよ……きっと超素敵な人が……多分」

フレンダ「ま、私はずっと麦野一筋ってわけよ!」

絹旗「……私は普通に超青春したいです」ブスー

518: 2010/11/19(金) 16:55:25.52 ID:8foWsmqnO
……………

土御門「……ッ!……ッ!」プルプル

海原「こ、これは……!フフッ……」プルプル

一方通行「あァ?テメェらなに揃って肩震わせてンですかァ?」

結標「どうしたのアンタ達?」

一方通行「いやなンかコイツらがよォ……」

結標「……あ、思い出したわ一方通行」

一方通行「……ンだよ」

結標「あの写真手違いで流出しちゃったの」

一方通行「……はァァァァァァァァァ!?」

土御門「もう我慢できないぜよ!は、腹がいたいにゃああ!!」ゴロンゴロン

海原「だ……ダメだ……笑うな……しかし……」プルプル

519: 2010/11/19(金) 17:07:05.08 ID:8foWsmqnO

結標「大丈夫よまだあまり広がってないから」

一方通行「そォいう問題じゃねェよ!そもそもなンで流出なンかよォォ!」

結標「……色々あってミスっちゃった」テヘッ

一方通行「……」カチッ

ギニャアアァアアアァァァ!!

キャアアアアアアアァァ!!

プラズマハマズイデスプラズマハァァァァァァ!!



打ち止め「あー!MNWにあの人の画像がいっぱいある!ってミサカはミサカは早速ダウンロード!!」


521: 2010/11/19(金) 17:15:10.64 ID:8foWsmqnO
………………

浜面(落ち着いて状況を整理しろ浜面仕上……!)

浜面(滝壺にクリスマスは部屋にいろと頼まれ身支度していたら呼び鈴が鳴り玄関に巨大な箱が置いてあった……)

浜面(な、何を言ってるかわからねーと思うが……じゃなかった)

浜面「……開けるッ!開けるぞ!うぉぉぉ!」パカッ

滝壺「…………」チョイーン

浜面「…………」

滝壺「………プレゼントはわ、た、し……♪ 」

浜面(……イェアアアアア!!)


523: 2010/11/19(金) 17:31:55.14 ID:8foWsmqnO
………………

上条「……よし、身嗜みはオッケーだな」

禁書「とうまー、しずりとデートなのかな?」

上条「まぁ……クリスマスだしな」

禁書「むむむー、私だってとうまと一緒に過ごしたかったけど……文句言うとしずりがご飯作ってくれないから我慢するんだよ!」

上条「ホント沈利が飯作ってくれなかったら上条家は崩壊してましたよ……」ハァ


禁書「あ……とーま」

上条「ん?」

禁書「……行ってらっしゃいなんだよ!」

上条「……あぁ!」



禁書「……一人は寂しいから子萌のところ行くんだよ…」グスッ


524: 2010/11/19(金) 17:45:27.58 ID:8foWsmqnO

「沈利!」

「あ!当麻!」

「悪いな……待ったか?」

「うぅん。私も今来たところだから……」

「……」ギュッ

「ひゃっ!」

「嘘つけ……こんなに冷えてるじゃないか」

「……当麻のいじわる」

「ははっ……行くか!」

「うん!」


525: 2010/11/19(金) 17:50:10.43 ID:8foWsmqnO










「当麻と一緒に過ごす初めてのクリスマス……すごい楽しみだよ……!!」










527: 2010/11/19(金) 17:56:52.78 ID:8foWsmqnO
これで終わりです
今後の上条さん達は皆の胸のなかでイチャイチャさせてやってくだしあ><
性の六時間の濡れ場は無理ですハイ

こんな誤字脱字の多いダメダメなSSを保守してくださってありがとうございました

少しでも楽しんでいただけたらハッピーです

引用: 麦野「クリスマスは当麻と一緒に過ごしたいなぁ…」