1: 23/12/23(土) 19:45:34 ID:gHrK
このSSは、【年忘れSS祭り】真冬のコメディSS杯【笑えよ☆】参加SSです。

アイドルマスター ミリオンライブ! 12 百瀬莉緒 しゅうまいver. [ミニキャライラスト] アクリルスタンドプレート

2: 23/12/23(土) 19:46:32 ID:gHrK

百瀬莉緒「ああ、前にいきなりランクインしてビックリしてた、アレね」

P「そうそう。それで、選考として録音した音声が欲しいみたいだから、家で録ってきてくれるか?」

3: 23/12/23(土) 19:47:14 ID:gHrK

莉緒「いいわよ。どんな台詞が必要なの?」

P「この紙に書いてある。あと、ここに前に受けた似たような仕事のサンプル音声が入ってる」

莉緒「あら、私が一番手じゃないのね」

P「まぁ、こっちは今回の莉緒ほど大きくないところだけどな。それに、このサンプル、参考になるかはわからないし」

莉緒「どうして?」

P「聞いたらわかるよ」

……

4: 23/12/23(土) 19:48:03 ID:gHrK

莉緒(さてと、晩酌晩酌)

莉緒(あっそうだ。録音もしないとね)

莉緒(とりあえず、サンプル聞いてみようかしら)

莉緒(ポチッとな、なーんて)

『ふおおお! 真っ白なご飯が炊けましたよおおお! お宝ですよおおお!』

莉緒「ひっ」

5: 23/12/23(土) 19:48:32 ID:gHrK

莉緒「えっ、これ、亜利沙ちゃん……よね?」

莉緒「何かの間違いかしら? でも、ご飯って言ってたような……」

莉緒「……次、聞いてみましょう」

6: 23/12/23(土) 23:37:18 ID:gHrK

『エコ炊飯! 亜美ちゃんの趣味はエコです! ちなみに真美ちゃんの趣味はぼんさいです!』

莉緒「あ、うん」

7: 23/12/23(土) 23:37:43 ID:gHrK

莉緒「えっと、仲間の宣伝をする、アイドルの鑑……なのかしら?」

莉緒「亜美ちゃんの時点で、『ちなみに』のような気がするけど」

莉緒「……次は」

8: 23/12/23(土) 23:38:05 ID:gHrK

『早炊き! わかります、一分一秒が惜しいですもんね。さっさと炊いて、ありさと一緒にアイドルちゃんを推しましょう!』

莉緒「……」

9: 23/12/23(土) 23:38:49 ID:gHrK

莉緒「今更だけど、ちょっと詰め込みすぎな気がするわね」

莉緒「……こういうのが喜ばれるの?」

莉緒「えっと……ちょっと飛ばそうかしら」

『なな、生きてれば存在が優勝!』

莉緒「……え?」

10: 23/12/23(土) 23:39:16 ID:gHrK

莉緒「……あっ、もしかして、タイマーとか、時刻を合わせる時の音声、かな?」

莉緒「それに、どこかで聞いたことのある……たしか7選だったから」

莉緒「次、注目ね」

11: 23/12/23(土) 23:39:44 ID:gHrK

『はち、もう言葉は要りません』

莉緒「……次」

『きゅう、……ムフフ』

莉緒「……次」

12: 23/12/23(土) 23:40:21 ID:gHrK

『じゅう、ふおおお!やっぱり語りたくなっちゃいますよお! 本当はアイドルちゃんのいいところ100選にしようとしたんですけど、歌詞に収まらなくて無しになったんですから、ここで好きなだけ語らして貰いますぅ!』

莉緒「ちょ、ちょっと!」

13: 23/12/23(土) 23:40:55 ID:gHrK

莉緒「らしいと言えばらしいけど、流石に長すぎない?」

莉緒「……でも、そういえば、これ、売り出されてるのよね」

莉緒「……もう一つの方、聞いてみようかしら」

莉緒「ポチッとな」

14: 23/12/23(土) 23:41:20 ID:gHrK

『ちゃっちゃっちゃちゃちゃっちゃっちゃっちゃちゃちゃっちゃっちゃっちゃちゃちゃちゃ、茜チャーハン! あっ、これ炒飯じゃないっ、炊飯だ!』

莉緒「……」

15: 23/12/23(土) 23:41:49 ID:gHrK

『ほらほら、茜ちゃんがご飯を炊いたよ! ご褒美はナデナデでいいよ? 蓋でいいから、ナデナデしてー』

莉緒「……」

『何年何月何日何時何分か覚えといてね KAWAII!KAWAII!瞬間を!』

莉緒「……なるほど」

……

16: 23/12/23(土) 23:42:15 ID:gHrK

莉緒「プロデューサーくん、録ってきたわよ」

P「おっ、早いな」

莉緒「できるオンナだから当然よ。それに、上手く録れたと思うわ」

P「それじゃあ、確認するな」

17: 23/12/23(土) 23:42:44 ID:gHrK

莉緒「その前に、こっちのサンプル、返すわね」

P「あ、そうだったな。あまり参考にならなかっただろ?」

莉緒「そんなことないわよ。私は台詞以外のことは言わなかったけど」

P「それは助かる。それじゃあ、莉緒のを、ポチッとな」

18: 23/12/23(土) 23:43:12 ID:gHrK

『シュルッ……シュルッ……』

P「ん?」

『シュルッ……パサッ』

P「……」

19: 23/12/23(土) 23:43:39 ID:gHrK

『もうすぐ……お風呂が沸くわよ(ハート)』

P「……」

莉緒「やっぱり自分らしさって大事よね。どう? セクシーでしょ?」

20: 23/12/23(土) 23:44:02 ID:gHrK

P「録りなおそうか」

莉緒「なんでよぉ!」

おわり

21: 23/12/23(土) 23:44:25 ID:gHrK
SHARP「あなたが欲しい家電ボイスランキング」(2022年12月)と、茜亜利沙のオファー参照。

完結報告してきます。

22: 23/12/24(日) 03:54:40 ID:asdn
松田ァ!野々原ァ!それは炊飯器に求められてることじゃねぇ!
何故サンプルがこの二人だったのか……これは莉緒姉も勘違いするというもの
乙でした☆

23: 23/12/24(日) 08:33:46 ID:z0p9
それはベッドの前でさせる音やで

乙★

引用: 百瀬莉緒「家電ボイスのお仕事」