45: 2013/01/12(土) 16:48:35.64 ID:/t6jc7S30
――――

――

前回:【モバマス】高橋礼子「がーるず」木場真奈美「とーくっ!」

ちひろ「さて、気を取り直して次……>>50ちゃんと>>54ちゃんなんてどうですか?」

50: 2013/01/12(土) 16:49:37.83 ID:tPvKeO3W0
グラハム

53: 2013/01/12(土) 16:49:53.66 ID:/3l4369z0
こ、小梅……!

54: 2013/01/12(土) 16:50:07.78 ID:0m6IoSs/0
ゆかり

61: 2013/01/12(土) 17:02:50.33 ID:/t6jc7S30
白坂小梅(13)
http://iup.2ch-library.com/i/i0826581-1357977478.jpg
キャシー・グラハム(15)
http://iup.2ch-library.com/i/i0826582-1357977478.jpg


小梅「プロデューサー、さんは……お仕事……」

小梅「涼さんも、オフ、だし……」

小梅「早めにきちゃった、けど……い、今なら……」

小梅「事務所の、大きなテレビで……映画……」

 カチャカチャ…ガチャッ!

キャシー「ハァイ! キャシーデース!」

小梅「わ、わっ……!?」

キャシー「あれ、小梅? どうしたの?」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)
62: 2013/01/12(土) 17:04:18.59 ID:/3l4369z0
安価間違ってねぇか?

64: 2013/01/12(土) 17:05:08.49 ID:aslui4zVO
>>54はゆかりだぞ

69: 2013/01/12(土) 17:11:40.82 ID:/t6jc7S30
小梅「び、びっくり……して……」

キャシー「あぁ、ごめんね? 挨拶は元気に! っておばあちゃんも言ってたから」

小梅「だ、大丈夫……です……」

キャシー「それで、何してたの?」

小梅「え、映画……見ようと思って、セット、してたの……」

キャシー「映画? いいねいいね! あたしも見る!」

小梅「だ、大丈夫……かな……」

キャシー「んー? ふっふーん。ハリウッド仕込みのこのキャシーのメガネにかなうか心配?」

小梅「そう、じゃなくて……えっと……」

キャシー「まぁあたし浅草から出たことほとんどないんだけどね!」

小梅「……い、いいのかな……?」

71: 2013/01/12(土) 17:16:18.82 ID:/t6jc7S30
小梅「じゅ、準備……できた……」

キャシー「さーて、どんな……の……?」

 ―― 悪夢の赤いリボン ――

小梅「わぁ……!」

キャシー「い、いぃっ!?」

小梅「やっぱり、綺麗……画面も、おおきいし……」

キャシー「な、なんだかタイトルからしておどろおどろしいよ! 小梅!?」

小梅「だいじょう、ぶ……」

キャシー「ほ、ホント?」

小梅「これ、スプラッタより、ホラーより、だから……たぶん……?」

キャシー「な、なにも大丈夫じゃないよ!? ノー! 絶対にノーだよ!」

74: 2013/01/12(土) 17:23:47.82 ID:/t6jc7S30
 『ひ、ひぃっ!? な、なんだこの音は!?』

 『もうやだよぉ……か、帰りたいよぉ……!』

 『……お、おい、お前! 足!』

 『足? え……なんだこ――』

キャシー「いやぁああああああ!」

小梅「す、すごい……臨場感……!」

キャシー「ノオォォッ! 怖いよ!」

小梅「うん……楽しい……」

キャシー「なんで日本のホラーはこんなにしとしとしてるの!? 火炎放射器でもぶち込んで館ごと焼いちゃえばいいのに!」

75: 2013/01/12(土) 17:27:20.64 ID:/t6jc7S30
 『会話が続いてるうちはお互い無事だよね?』

 『そう、だな……はは、今ドアあけるからさ』

 『うん、わかっ――あっ』

 『……おい? おい、どうしたんだよ……なぁ、返事しろよ、おい!』

キャシー「だ、ダメだよ! ぜったいくるよ、ぜったい、ぜっ……」

 ぴとぉ…

キャシー「ひぃやああああああ!? ノー! なに!? なんなのー!?」

女「……」ヌッ

キャシー「わぁああああ!? なんで!? 誰!?」

女「……ふゎ……ん……」

キャシー「こ、こないでぇ! へるぷみー!」

小梅「……え? あ……」

女「あったかい……」ぎゅぅ

キャシー「わぁぁぁん! あたし呪われちゃったの!? カースドキャシーなの!?」

小梅「ゆかり、さん……?」

76: 2013/01/12(土) 17:32:00.02 ID:/t6jc7S30

キャシー「へっ?」

ゆかり「むにゃ……もうすこし……」

小梅「……寝てた、のかな……」

キャシー「……」

ゆかり「……んぅ……」

キャシー「この人、ゆかり?」

小梅「た、ぶん……」

ゆかり「……ふふ……もっとぉ……」

キャシー「ゾンビじゃない?」

小梅「生きてる人、です……ちゃんと、見えてるから……」

キャシー「なぁんだ、よかった……」


キャシー「ん? ちゃんと見えてる?」

78: 2013/01/12(土) 17:37:13.15 ID:/t6jc7S30
キャシー「小梅、どういう意味かな?」

小梅「透けてないから、生きてる人、かなって……」

キャシー「透けてる人なんて今までみたことナイよ……」

小梅「結構……います、よ?」

キャシー「や、やめて! キャシー聞きたくない!」

ゆかり「ここにいるよー……むにゃ……」

キャシー「ゆかりもちゃんと起きて! それ寝言なの!?」

小梅「キャシーさんの、声で……起きたから……くっついてるのかも……」

キャシー「さしもの乙女座のあたしもそんな運命はごめんだよ!」

ゆかり「せんちめんたりずむ……」

小梅「す、ごい……いきぴったり……」

キャシー「ゆかり、起きてよ! もう!」

83: 2013/01/12(土) 17:47:56.83 ID:/t6jc7S30
キャシー「ゆかりをソファに寝かせなおしたよ……」

小梅「ずっと、くっついてましたね……」

キャシー「はがすのにも一苦労だよ……やんちゃ娘なんだから、もう」

ゆかり「……ん……あ、あれ?」

キャシー「あ、ゆかり。起きたの?」

ゆかり「すみません、ちょっとうたたねしていたみたいで……キャシーちゃん、小梅ちゃんは今来たところですか?」

キャシー「いや、いろいろと……」

ゆかり「なんでしょう?」

小梅「ゆかりさん、キャシーさん、とスキンシップ……」

ゆかり「スキンシップですか? 私、その……米国式というか、触れ合うようなのは苦手で……」

キャシー「えっ」

ゆかり「はい?」

84: 2013/01/12(土) 17:52:29.81 ID:/t6jc7S30
キャシー「覚えてないの?」

ゆかり「何をでしょうか」

キャシー「……あたしに急にくっついて来たりとか」

ゆかり「まさか、それはありえません。ちゃんと許可をもらわないでそんなことはしませんよ」

キャシー「いやいや……ねぇ? 小梅ならわかるよね?」

小梅「たし、かに……くっついてました、けど……」

ゆかり「……そうなんですか?」

キャシー「もう驚き桃の木山椒の木だったよ」

ゆかり「?」

キャシー「あれ? 通じない?」

85: 2013/01/12(土) 17:56:45.27 ID:/t6jc7S30
ゆかり「私、寝相がわるかったのかな……」

キャシー「いや、寝相ってレベルじゃなかったよ。本当に……あれ? 小梅?」

小梅「ゆかり、さんもいっしょに……見る……?」

ゆかり「映画ですか?」

キャシー「ゆ、ゆかり! これね、もうすぐ終わりだからここから見ても仕方ないよ! ほら、レッスンの時間近いんじゃないかな?」

小梅「だいじょう、ぶ……まだ、たくさん……あるから……」

キャシー「ノォーッ!?」

ゆかり「なるほど、興味深いですね。ホラー映画ですか……」

小梅「こ、これとか……すごく、ゾクゾクするから、オススメ……です」

ゆかり「じゃあこれにしましょう。ふふっ、楽しみです」

キャシー「もうやだキャシーレッスン行く! いかせてー!」

小梅「だ、だいじょうぶ……いっしょに、いるから……」

ゆかり「となり失礼しますね」

キャシー「だ、脱出不可能……ミッションインポッシブルだよ……」

88: 2013/01/12(土) 18:00:37.01 ID:/t6jc7S30
――――

――

P「キャシー、苦労してるなぁ」

ちひろ「でも、モテモテですね」

P「普段は攻める側、というか明るく引っ張る側やからかう側ですけど……相手が悪かったな」

ちひろ「寝ぼけてるゆかりちゃんに、ホラー映画装備した小梅ちゃんですからねぇ」

P「……ゆかりは意外とホラーも平気なのか」

ちひろ「何事にもまずは挑戦するって言ってましたしね」

P「そういう仕事もありかな……と」

ちひろ「頑張ってくださいね、プロデューサーさん?」


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引用: モバP「がーるずとーくっ」