632: 2012/12/09(日) 15:11:29.31 ID:c296nctZ0


シリーズ:モバP「冬の過ごし方」


前回:【モバマス】春菜(冬の)法子(過ごし方)志保(パフェ)


最初から:【モバマス】愛梨「冬の過ごし方」



 

 いいオチだww

じゃあみゆきいきまっす、7レスくらい?

633: 2012/12/09(日) 15:12:31.90 ID:c296nctZ0
P「うー、さむさむっ。悪いな、入ってくれ、美由紀」ガチャ

美由紀「は……はいっ! えと、お邪魔します?」

P「まさか大雪で交通網が麻痺するなんてなぁ……。せめて寮まで送っていけたらよかったんだが」

美由紀「明日は学校もお仕事もお休みだし、みゆきは大丈夫だよっ!」


柳瀬美由紀(14) Cu 出身地:北海道
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(8) (電撃コミックスEX)

635: 2012/12/09(日) 15:15:19.16 ID:c296nctZ0
美由紀(プロデューサーさんのおうち……えへへ、男の人のおうちに泊まるのって初めてかも)

P「それにしても、1人暮らしの男の家に泊めるなんて……。せめてどこかのホテルが取れたら良かったんだが、どこもいっぱいだしな」

美由紀「ううん、あたしはこの方がいいな」

P「?」

美由紀「だってホテルなんて、きんちょーして逆に寝られなさそうだもん……それに、寂しいし」

P「あはは、それもそうかもな。あ、適当に座ってくれ」

美由紀「はーい」ポスン

P「寮の方はどうだ?」

美由紀「うん、もう慣れちゃった! 留美さんもみくさんも、みんないい人だもんね! ……最初はやっぱり、あんまり眠れなかったけど」

P「北海道から出てきて1人暮らし。いろいろ大変だろうけど……」

美由紀「だいじょぶだいじょぶ! みんながついてるもん!」

P「……そっか」

638: 2012/12/09(日) 15:18:52.55 ID:c296nctZ0
P「じゃあ、風呂洗って沸かしてくるからちょっとだけ待っててくれ」

美由紀「はーい!」



美由紀「……」

美由紀「…………」ウズ

美由紀「……………………」キョロキョロ

美由紀(え、えい)ポス

美由紀(プロデューサーさんのお部屋)

美由紀(プロデューサーさんのおふとん)

美由紀(……えへへ)ゴロゴロ

639: 2012/12/09(日) 15:23:16.04 ID:c296nctZ0
美由紀『ねえねえ! 次はあっちのに乗ろーよ! ジェットコースター!』

P『おいおい……ちょっと休ませてくれよ』

美由紀『やだよー! だって時間が勿体無いじゃん!』

P『まったく、美由紀は元気だなあ』

美由紀『そっちがおじさんくさいんだよー! まだまだ若いんだから、しゃきっとしてよ、しゃきっと!』

P『はいはい。美由紀がそう言うならがんばるよ』

640: 2012/12/09(日) 15:25:43.56 ID:c296nctZ0
美由紀『……ぐす』

P『そりゃあ、あんなに走り回ってたら転びもするわなあ』

美由紀『だって……』

P『どうだ? 歩けるか?』

美由紀『……』フルフル

P『しょうがない……おぶってやるから、背中乗れよ』

美由紀『うう……ごめんなさい』

P『よいしょ、っと。おお、美由紀軽いな。ちっちゃいころのまんまだ』

美由紀『むー、失礼な! これでも成長してるんだから!』

P『はいはい、中学生なんてまだまだ子どもだよ』

美由紀『むー……』


美由紀(ああ、プロデューサーさんって、まるで……)

643: 2012/12/09(日) 15:28:22.38 ID:c296nctZ0
P『なあ美由紀、今日の晩ご飯何がいい?』

美由紀『んー、何でもいいよ!』

P『何でもいい、かぁ。困ったなあ』

美由紀『えへへー、だって何でも美味しいもん!』

P『そっか。じゃあ、最後だからぱーっと派手なものにするか』

美由紀『へ? 最後?』

P『ああ。だって、今日で美由紀と俺はお別れじゃないか』

美由紀『え? え?』

644: 2012/12/09(日) 15:31:45.04 ID:c296nctZ0
P『美由紀、遠いところへ行っちゃうんだもんな。離れても元気でな』

美由紀『ま、待ってよ。そんなの聞いてないよ?』

P『これは、しょうがないことなんだ』

美由紀『やだよ! みゆき、一緒がいいよ!』

P『じゃあな、美由紀。ばいばい』

美由紀『何で! 頼りにしてたのに!』

P『ほら、この手ももう、離さないと』

美由紀『やだ! 絶対離さないから! あっ!』スル

P『頑張れよ、美由紀。応援してるから』

美由紀『行かないで! あたし、誰を頼ったらいいか分かんなくなっちゃうじゃん! やだよ! ねえっ……!』


―――き

―――ゆき

645: 2012/12/09(日) 15:34:29.78 ID:c296nctZ0
P「みゆき?」

美由紀「ふぇ? あ、あれ……?」グシ

P「寝ちゃってたんだな、ごめんごめん」

美由紀「あ、あたし寝ちゃってたんだ……」

P「ああ。大丈夫か? ……その。泣いてたみたいだけど」

美由紀「い、いえ、これは別にっ!」

P「そうか? 何か辛いことがあったら、話してくれよな」

美由紀「……」

P「美由紀?」

美由紀「……じゃあ、ちょっとだけ」

美由紀「……あたし、お仕事が終わるといつも寂しくなっちゃうんだ」

P「寂しく?」

美由紀「うん。今日も終わっちゃったなあ、もうみんなとばいばいしなくちゃいけないんだなあ、って。……だから、今日はとっても嬉しいの。お仕事が終わってもプロデューサーさんと一緒にいられるから」

P「美由紀……」

647: 2012/12/09(日) 15:39:03.87 ID:c296nctZ0
美由紀「ね、もうちょっと近くに行ってもいーい?」

P「ああ、いいよ」

美由紀「……あたし、プロデューサーさんに頼ってばっかり。迷惑ばっかりかけて、ごめんね?」

P「そんなことないよ。美由紀はしっかり者だから、頼られる方が嬉しいってもんさ」

美由紀「えへへ、やっぱりプロデューサーさん、優しいし、あたしのことちゃんと見てくれる」

P「そりゃ、プロデューサーだからな」

美由紀「……だから」

P「何だ?」

美由紀「あのね、その、えっと……お兄ちゃん、って呼んでもいいですか?」

654: 2012/12/09(日) 15:52:31.58 ID:5Z9Lf9/n0
P「へ?」

美由紀「あっ、だっ、やっぱり無し! 今の無しです!」

P「あ、ああ……びっくりしたなあ。それより、お風呂沸いたから冷えないうちに入っておいで」

美由紀「あ、はい! それと」

P「それと、どうした?」

美由紀「あたしの手、ずっと離さないでいてくださいね♪」


おわり

655: 2012/12/09(日) 15:53:18.60 ID:5Z9Lf9/n0
最後さるって時間かかってすまん
みゆきちゃんは妹かわいい。親愛MAXの破壊力はやばい

あ、>>637もありがとう、次の方どうぞー

656: 2012/12/09(日) 15:53:39.88 ID:Sx1G+fF/0
手を離さないでお風呂か

660: 2012/12/09(日) 15:58:24.42 ID:04qCMQDX0
乙!



次回:
【モバマス】黒川千秋「冬の過ごし方」



引用: モバP「冬の過ごし方」