942: 2012/12/12(水) 01:45:01.69 ID:jpkxTJAn0


シリーズ:モバP「冬の過ごし方」


前回:【モバマス】音葉「寒い日の過ごし方」


最初から:【モバマス】愛梨「冬の過ごし方」



  
ルキトレ「はぁー、このコタツいいですね」マッタリ

P「……そうですね。一度入ると出たくなくなります」

ルキトレ「ミカンも美味しいし、言う事無しです!」モッキュモッキュ

P「……そうですね。俺は言いたい事があるんですけど」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(8) (電撃コミックスEX)

943: 2012/12/12(水) 01:47:51.28 ID:jpkxTJAn0
 
ルキトレ「はい、何でしょう」

P「……なんで俺を背もたれにしてるんですか」

ルキトレ「……ダメなんですか?」

P「そんなことないです」

ルキトレ「じゃあ良いですね!」

944: 2012/12/12(水) 01:49:31.93 ID:jpkxTJAn0
 
ルキトレ「はぁー、この背もたれ暖かいですね」ギュッ

P「ルーキートレーナーさんも、暖かいですよ」

ルキトレ「プロデューサーさんだって、ぽかぽかです!」ギュー

P「ルーキートレーナーさんも、ぽかぽかですよ」

ルキトレ「……プロデューサーさんは、ぬくぬくです……」

945: 2012/12/12(水) 01:52:05.45 ID:jpkxTJAn0
 
ルキトレ「……すぅ……すぅ……」

P「…………」プニ

ルキトレ「……んー……すぅ……」

P「…………」プニプニ

ルキトレ「……ふわ……」

948: 2012/12/12(水) 01:58:56.86 ID:jpkxTJAn0
 
トレーナー「…………」

ベテトレ「…………」

マストレ「…………」

ルキトレ「……ん……ぷろでゅう、さーさん……」

P「……え、みなさん出張中じゃ、あの違うんですこれは……あのダンベルはちょっと」


ルキトレ「……んへへ」ギュー

949: 2012/12/12(水) 02:03:23.76 ID:jpkxTJAn0
 
ルキトレおしまい

次の人がいなければもう一つ

953: 2012/12/12(水) 02:08:07.67 ID:jpkxTJAn0
 
トレーナー「すみません、わざわざ付き合ってもらって……」

P「構いませんよ。暇でしたから、せっかくなので」

トレーナー「そう言っていただけると助かります。スタドリも量が量だと、軽くないので……」

P「いつもこんなことしてるんですから、トレーナーさんは凄いですよ」

トレーナー「……とんでもないですよ、プロデューサーさんには負けます」

P「ははは、これでも男ですから」

954: 2012/12/12(水) 02:10:57.25 ID:jpkxTJAn0
 
トレーナー「ふふ……だから寒さも平気なんですね」

P「今日は特別寒いな……大丈夫ですか?」

トレーナー「トレーナーですからね、これぐらいへい……へっくちゅっ」

P「ほらいわんこっちゃ……マフラー使います?」

955: 2012/12/12(水) 02:13:27.40 ID:jpkxTJAn0
 
トレーナー「いえいえ、ちょっとくしゃみが出ただけ……へっきゅしゅっ」

P「やっぱマフラー……」

トレーナー「でも、それだとプロデューサーさんがさむ……っくしゅ」

P「ああ、いま外しますから」

トレーナー「んー……あ、プロデューサーさん、そのまま……」

P「……?」

957: 2012/12/12(水) 02:22:21.78 ID:QkL0bMeBO
 
トレーナー「……これなら解決ですね」

P「……そうですけど」

トレーナー「私もプロデューサーさんも。ちゃんと暖かいですよ」

P「……そうですけども」

トレーナー「お互いの体温も、しっかり有効利用ですよ」

P「……まあ、いいか」

960: 2012/12/12(水) 02:27:11.13 ID:QkL0bMeBO
 
トレーナー「マフラーが長くて助かりましたね」

P「今度は、手が寒そうですよ」

トレーナー「……プロデューサーさんの手袋、片方だけ貸してくれませんか?」

P「片方が寒いままですけど」

トレーナー「……言わせるんですか?」

963: 2012/12/12(水) 02:32:00.82 ID:QkL0bMeBO
 
P「……はい、どうぞ」

トレーナー「ありがとうございますっ」ギュッ

P「……寒いですね」

トレーナー「もっとくっつきましょうか?」

P「……遠慮しときます」



P(……周りの目が……あ、なんか背後から視線と寒気が)

969: 2012/12/12(水) 02:45:57.64 ID:HGQGy7Jo0
「ただいまー。お餅、買ってきたよ」ガチャ

「…おお助かる。やはり鍋にはこれがないとな」

「マストレ姉さんはほんとお餅好きだね。お正月にもこれでもかってほど食べるのに」

マス「鍋の餅と正月の餅はまた違うんだ。いいじゃないか」

マス「それにトレーナーだってマロニー入れたがるじゃあないか」

トレ「美味しいからいいじゃない。ねえ、ベテトレ姉さん」

ベテ「いや…。豆腐に刺さるからマロニーは控えて欲しい」

トレ「なっ。姉さんが煮える前にかき回すから刺さるんでしょ!」

「まあまあ。熱くならないで…」

トレ「ふん。あとで泣いてもマロニーはあげませんからね」

ベテ「あまり好きじゃないから食べられなくても苦じゃないな」

マス「ほら、ルキトレも手を洗ってうがいして来るんだ。もうすぐ煮えるぞ」

ルキ「うん」

970: 2012/12/12(水) 02:50:15.01 ID:HGQGy7Jo0
マス「よし、煮えたな」ガパッ

ルキ「トレ姉さんポン酢取って」

トレ「はい」スッ

ベテ「あつ…。葱は美味しいが熱いな…だがこれがいい」

マス「火傷したら元も子もないのだから気をつけるんだぞ」

ルキ「あ、魚取れたよ」ザパッ

ルキ「誰か食べる?」

トレ「カワハギ?」

ルキ「タラ」

トレ「いらない」

ルキ「美味しいのに」

マス「……なあみんな。クリスマスの予定はどうなってる」

「「「……」」」

973: 2012/12/12(水) 02:55:56.09 ID:HGQGy7Jo0
マス「全員予定なしか…」

トレ「あ、あるよっ! トレーニング室の維持管理!」

ベテ「それはいつもやってるな」

トレ「そういう姉さんも予定ないじゃない」

ベテ「私は友人連中と街に繰り出すんだ」

~♪ メールガトドキマシタ ~♪

ベテ「……」パカッ

ベテ「繰り出すつもりだったんだ」

トレ「断られたんだね」

ルキ「私はいつも通り学校にいくだけだから…」

マス「まったく情けないな。お前たちも女なんだ、聖夜に心躍らないのか」

マス「彼氏の一人や二人作ろうという気はないのか」

974: 2012/12/12(水) 03:00:43.93 ID:HGQGy7Jo0
トレ「そういう姉さんだって独り身じゃない」

マス「私のことはいい」

ベテ「え、でもマストレ姉さんっておぼこじゃない」

マス「そ、その話は関係ないだろ」アセッ

トレ「いやいや、よく考えてみてよ」ゴホン

トレ「時はクリスマスの夜。世のカップル達はこぞってツリーの下に集まりお互いの愛を確かめる…」

ベテ「妹達もそれぞれの彼氏と夜の街に消え…」

トレ「一人寂しく薄暗い部屋でケーキと七面鳥をつつく姉さん」

ベテ「『かんぱーい!』なんて明るく言ってみるけど返事をしてくれる人はなし」

マス「……」

トレ「ああ!雪の降る聖なる夜にあわれ寂しい姉さんは涙で枕を濡らすのであった!」

976: 2012/12/12(水) 03:05:31.08 ID:HGQGy7Jo0
ベテ「姉さんも寂しいクリスマスは過ごしたくないでしょう?」

トレ「別にニャンニャンしろとは言わないけど。姉さんも作ろうよ、彼氏」

ルキ「でも…私たちの回りにいる男の人って恋愛厳禁な人たちばっかりだよね」

「「「……」」」

マス「……いや、問題ない奴が居る」

ルキ「え?」

マス「P」

トレ「ああ…」

ベテ「アイツは駄目だ。鈍感にも程がある。アプローチしてもきっと無駄だ」

トレ「そうだねぇ…。自分のアイドルたちに散々アタックかけられてるのに気づいてる素振り無いもんね…」

ルキ「この前の一周年記念Liveの時…CDデビューした子たちが時々応援に来てたよね」

978: 2012/12/12(水) 03:10:42.04 ID:HGQGy7Jo0
ベテ「来てたな。島村に渋谷、本田と…十時だったか」

ルキ「普通さ、夜の九時過ぎに応援になんてこないよね」

マス「あいつら未成年だからな。見つかったら大事だ」

ルキ「なのに人目忍んで会場にまで足を運ぶなんて。……そういうことだよね」

トレ「この前スタッフさんにチラッと聞いたんだけどさ」

トレ「藍子ちゃんとPさん、手繋いで帰ってたらしいよ」

ベテ「春菜と本番用のメガネを買うとか言う名目でデートしてたな」

ルキ「えっ! Pさんって加蓮ちゃんと深夜デートしてるって聞いたよ」

トレ「…三股?」

マス「まさかな。第一アイドルに恋愛はご法度なんだ。Pもそこはわきまえてるだろう」

ルキ「デートじゃないと思ってるのはPさんだけだと思うな…」

979: 2012/12/12(水) 03:16:30.27 ID:HGQGy7Jo0
トレ「鈍感すぎるPさんのこと考えると、私たちの見えないところにもライバルは多そうだね」

マス「前にPと柊さん、高垣の4人で酒を飲みに行ったことがあるんだがな」

ルキ「うんうん」

マス「二人とも獲物を狙う獣の眼してたな…。少し怖かった」

トレ「うわぁ…」

ベテ「しかしPが誰かとくっついたって話は聞かないな」

ルキ「もしかして…今フリーなのかな」

マス「可能性はあるな」

トレ「攻めるなら今かな…?」

ベテ「よしルキトレ、お前が一番槍だ」

ルキ「えええっ! 私!?」

981: 2012/12/12(水) 03:22:36.39 ID:HGQGy7Jo0
ルキ「でも私姉さんたちみたいにグラマーじゃないし…レッスンの方も下手だし…」

トレ「大丈夫安心して。そういう初々しいのがいいって人は多いから」

ベテ「乳と尻ばかり大きければいいってものでもないしな」

マス「何より若い」

ベテ「トレとルキトレはまだいいとして…私とマストレ姉さんは…なあ」

マス「三十路前の行き遅れ…」

トレ「しかもおぼこ」

マス「それは関係ないって言っただろ!」

982: 2012/12/12(水) 03:25:46.38 ID:HGQGy7Jo0
マス「とにかく、だ。ルキトレは明日からPにアプローチするように」

ルキ「ええっ!」

トレ「大丈夫、既成事実を作っちゃえばこっちのものだから」

ルキ「そっ、そういう問題じゃなくてっ!」

ベテ「どれ、私がプランを立ててやろう」

マス「なら私はPに飲ませるドリンクを作るか。……発情しそうな濃厚なやつを」

ルキ「え…はつ…えっ?」

ベテ「よーし、ではルキトレの既成じ…じゃなくて恋愛成就を祈ってかんぱーい!」

「「乾杯!」」

ルキ「私の話を聞いてよ!」

984: 2012/12/12(水) 03:30:29.11 ID:HGQGy7Jo0
P「いっくし!」ズビ

「あらくしゃみ…。大丈夫ですか?」

P「ええ…。誰かうわさ話でもしてるみたいです」

「ふふ。あなたは皆に好かれてますからね」

P「あはは、彼女たちは俺には重すぎますよ」

「あら、じゃあ私は軽い女ってことですか?」

P「違いますよ! 俺の身の丈に合うのはちひろさんってことです」

ちひろ「それはそれは…。お世辞でも嬉しいです」

P「お世辞なんかじゃ」

ちひろ「分かってます」クスクス

P「まったく意地悪な…。でもそんなところも含めて好きですよ、ちひろさん」

ちひろ「こら、二人っきりの時はちひろって呼んで下さいって言ったでしょ」

P「ああ…。好きだよ、ちひろ」

ちひろ「私もですよ。Pさん♪」

おわり

985: 2012/12/12(水) 03:31:03.72 ID:er0PTPr20
さすがちひろ汚い

986: 2012/12/12(水) 03:48:58.79 ID:d/0ll/okO
おつ
もうすぐ完走か



次回:【モバマス】モバP「寒い日の過ごし方」



引用: モバP「寒い日の過ごし方」