1: 2016/08/28(日) 10:47:30.47 ID:uI7NN0Nr.net
凛「私は女子高生探偵の星空凛!」

凛「幼馴染のかよちんとの帰り道…」

凛「いい匂いに気付いた凛は偶然にも美味しそうなラーメン屋を発見した!」

凛「黒ずくめの男の作るラーメンに夢中になっていた凛は…気がついたら…」

凛「財布の中身が小さくなってしまったにゃ!」

凛「財布が小さくなってもお小遣いは同じ…」

凛「見た目はアイドル!頭脳は大人!迷宮なしの名探偵!」

凛「その名も名探偵凛ちゃん!」

3: 2016/08/28(日) 10:49:39.84 ID:uI7NN0Nr.net
花陽「…凛ちゃん…部室でなにやってるの?」

凛「だって~…暇なんだもん~」

凛「今日は練習もないしつまんないにゃ~」

凛「そうだ!かよち~ん」

花陽「な、なぁに凛ちゃん…」

凛「何か事件でも起こす予定ないかにゃ?」

花陽「そんなの無いと思うけどっ!」

4: 2016/08/28(日) 10:51:26.74 ID:uI7NN0Nr.net
凛「フッフッフッ…」

凛「それなら凛がかよちんを襲っちゃうにゃ~!」ガバッ

花陽「ぴゃあああああああああ」

凛「喰らうにゃ!希ちゃん直伝わしわしMAX~!」

花陽「ダ、ダレカタスケテ~!」

5: 2016/08/28(日) 10:53:35.71 ID:uI7NN0Nr.net
真姫「全く…部室で一体何やってるのよ…」

りんぱな「あ!真姫ちゃん!」

凛「真姫ちゃん遅いにゃ~!今日三人で一緒に帰ろうよ~」

花陽「美味しいスイーツのお店見つけたんだ~」

凛「帰りによって帰るにゃ~!」

真姫「悪いけど無理よ」

りんぱな「えぇっ!」

凛「なんでにゃ~!」

真姫「な、なんでって…用事があるからよ

6: 2016/08/28(日) 10:54:10.56 ID:uI7NN0Nr.net
凛「用事ってなんにゃ?」

真姫「べ、別に凛には関係ないでしょ」

真姫「とりあえずそういうワケだから悪いけど私は先に帰るわ」

真姫「またね」

花陽「行っちゃった…真姫ちゃん最近忙しいのかな…?」

凛「………しい………」

花陽「え?」

凛「怪しい…!怪しいにゃ!」

花陽「り、凛ちゃん?」

7: 2016/08/28(日) 10:55:08.17 ID:uI7NN0Nr.net
凛「きっと真姫ちゃんは凛たちに内緒で一人で美味しいスイーツを食べに行ってるにゃ…」

花陽「え?そ、そんなこと無いと思うけど…?」

凛「いーや、そうに決まってるにゃ…!」

凛「ずるいずるいずるいにゃ~!」

凛「凛も美味しいもの食べたいにゃ~!」

凛「ハァ…ハァ…と、とにかく!」

凛「真姫ちゃんが何してるか突き止めるにゃ!」

9: 2016/08/28(日) 10:57:01.06 ID:uI7NN0Nr.net
凛「と、いうワケでりんぱな探偵団出動にゃ~1]

花陽「あ、嫌な予感がするなぁ…」

凛「大丈夫にゃ!それより早くしないと真姫ちゃん見失うよ!」

花陽「り、凛ちゃんいきなりそんな無茶苦茶だよぉ!」

凛「いっくにゃ~!」ヒッパリ

花陽「だ、誰かタスケテ~!!」

10: 2016/08/28(日) 11:01:54.02 ID:uI7NN0Nr.net
凛「さて…真姫ちゃんの備考作戦開始にゃ!」

花陽「ほ、ほんとにやるの?やめた方がいいよぉ…」

凛「かよちん何言ってるの!これは必要な事なんだにゃ!」

凛「「真姫ちゃんだけでこの世の美味しいもの独り占めなんて許さないにゃ…!」

花陽「ど、どんどん話が大きくなってきてるような…!」

13: 2016/08/28(日) 11:06:34.42 ID:uI7NN0Nr.net
凛「むむ…!」

凛「真姫ちゃんがお店に入ろうとしてるにゃ…!」

花陽「あれは…花屋さん?」

凛「どうして花屋さんに…?」

花陽「うーん…誰かにプレゼントとかするのかなぁ…?」

凛「もしや…花を食べるためにとかっ?」

花陽「それは無いと思うけど…!」

14: 2016/08/28(日) 11:09:24.92 ID:uI7NN0Nr.net
凛「はっ…!」

凛「まさか…もしかしたら…」

花陽「ど、どうしたの凛ちゃん…」

凛「も、もしかして彼氏でもできたんじゃ…!」

花陽「えぇぇえぇ!そんなのアイドルとして大問題だよ!」

凛「それなら納得にゃ」

16: 2016/08/28(日) 11:16:58.28 ID:uI7NN0Nr.net
凛「あっ…お店から真姫ちゃんが出てきたにゃ…!」

凛「むむっ…!真姫ちゃんは何も買ってないにゃ…!」

凛「う~ん…真姫ちゃんの目的が分からないにゃ…」

花陽「も、もうやめにしようよ凛ちゃん…!」

凛「と、とにかく真姫ちゃんを追いかけるにゃ!」!

凛「行くよかよちん!」

花陽「う、うん」

19: 2016/08/28(日) 11:28:49.99 ID:uI7NN0Nr.net
りんぱな「で、結局…尾行してみたけど…」

凛「花屋さんに…ケーキ屋さん…」

花陽「ぬいぐるみ専門店と色々入ってみたけど結局何も買ってなかったね…」

凛「う~ん…」

花陽「やっぱり凛ちゃんの勘違いじゃないかなぁ…?」

凛「う~ん…」スンスン

花陽「真姫ちゃんがそんな事するはずないもん…」

凛「(この匂いは…)」

花陽「いや…そもそもアイドルが恋愛なんて私は認めません!」

凛(やっぱりラーメン屋さんだ♪)

花陽「いやでも真姫ちゃんが恋愛なんてするとも思えないし…」

花陽「何か深いわけがあるはずだよ!…凛ちゃんはどう思う…?」

凛「」トコトコ

花陽「って凛ちゃん?」

20: 2016/08/28(日) 11:39:47.60 ID:uI7NN0Nr.net
凛「」ゴクゴク プハー

凛「いや~凛の見立て通り美味しいラーメンだったにゃ…」

花陽「り、凛ちゃん…!」

凛「いや~…さすがは名探偵凛ちゃん…」

花陽「凛ちゃん!」

凛「どうしたにゃ?かよちん」

花陽「真姫ちゃんの尾行なんだけど…」

凛「…」

22: 2016/08/28(日) 11:48:18.12 ID:uI7NN0Nr.net
凛「やってしまったにゃ…尾行対象を見失うなんて…」

花陽「り、凛ちゃん…!」

凛「凛は探偵失格にゃ~…!」

凛「かよちん、凛は決めた…探偵引退するにゃ…!」

花陽「えぇっ?凛ちゃん!」

凛「凛はこれから…普通の女の子に戻ります…」

25: 2016/08/28(日) 11:55:15.80 ID:uI7NN0Nr.net
花陽「(そんな…何とかしなきゃ…!凛ちゃん…!

花陽「凛ちゃんっ!」

花陽「諦めちゃだめだよ凛ちゃん!」

凛「かよちん…」

花陽「私はいつも諦めない前向きなリンちゃんが好き!」

花陽「私はそんな凛ちゃんをずっと見てきた…!」

花陽「凛ちゃんのその姿勢があったからこそ私も頑張ってこれたんだよ!」


花陽「だから、ここで諦めちゃだめだよ!一緒に頑張ろう!凛ちゃん!」

凛「かよちん…そっか…そうだよね…!かよちんの言う通りにゃ!」

28: 2016/08/28(日) 11:58:03.42 ID:uI7NN0Nr.net
花陽「凛ちゃん…!じゃあ…!」

凛「うん!」

凛「りんぱな探偵団!復活…」

真姫「………」

凛「にゃ…」

29: 2016/08/28(日) 12:01:35.80 ID:uI7NN0Nr.net
真姫「全く…二人共…なんでこそこそ付けてきてるのよ…」

花陽「だ、だって真姫ちゃんが一人で帰るから…」

凛「そうだにゃ!何でなのか教えるにゃ~!」

りんぱな「真姫ちゃん!」ズイッ

真姫「まぁ…こうなったら…バレたようなものね…仕方ないわ」

真姫「これ…ちょっと早いけど…」スッ

31: 2016/08/28(日) 14:26:51.36 ID:uI7NN0Nr.net
花陽「わぁ…!可愛いアクセサリー…!」

凛「でもこれは一体…?」

真姫「ほら…もうすぐ花陽と凛と出会ってから半年でしょ…」

真姫「あの時二人と出会っていなければ…私は何も変わってなかったと思う…」

真姫「だから…それは変わるきっかけをくれた二人への私からの感謝の気持ち…」

真姫「べ、別に深い意味はないのよ…!後は…これからもよろしくって…」

33: 2016/08/28(日) 14:33:46.22 ID:uI7NN0Nr.net
りんぱな「真姫ちゃん!」

真姫「ヴェェェ!」

花陽「真姫ちゃん!私たちはずっと一緒だよ~!」

凛「そうだにゃ!真姫ちゃん大好きにゃ~!」

花陽「ごめんね~!」

凛「ごめんにゃ~!」

真姫「なんで謝る必要があるのよ…」

花陽「いや、謝らせて!」

凛「真姫ちゃんに男が出来たなんて疑っちゃうなんて!」

真姫「へぇ…そんな事思ってたんだ…」

凛「え!あいやその…」

真姫「二人とも…」ニコッ

りんぱな「は、はい…」

真姫「ちょっと待ちなさい!」

りんぱな「ご、ごめんなさいぃぃぃ!」

35: 2016/08/28(日) 14:34:57.67 ID:uI7NN0Nr.net

引用: 凛「真実はいつも一つにゃ!」