116: 2011/01/01(土) 09:59:13.55 ID:oMo2M7DK0
前回:サトシ(15)「オレはポケモンマスターに宣戦布告するぜ!」
・・・・・・1番道路
サトシ(10)「・・・・・・」
イ工口ー(8)「・・・・・・」
サトシ「・・・・・・イ工口ー」
イ工口ー「・・・・・・サトシさん」
サトシ&イ工口ー「「なにこれ」」
オニドリル「ゲェェ・・・」
コラッタ「コラッ・・・」
サトシ「時渡りしちゃったのは分かるけど、なんで年齢が下がってるんだ?」
イ工口ー「分かりません・・・けど、もしこの世界にボク達以外にボク達が存在しなかったら」
サトシ「しなかったら?」
イ工口ー「また、やり直せますよ」
サトシ「・・・・・・それは」
タカラトミー 『 ポケットモンスター モンコレトレーナーコレクション (サトシ) 』 ポケモン フィギュア おもちゃ 4歳以上 玩具安全基準合格 STマーク認証 Pokemon TAKARA TOMY
119: 2011/01/01(土) 10:13:45.59 ID:oMo2M7DK0
サトシ「願ってもないことだが・・・」
イ工口ー「前向きに考えましょう」
サトシ「・・・そうだな・・・今から本気で頑張ればレッドにだって勝てるかもしれない」
イ工口ー「絶対に勝てますよ」
サトシ「ま、やれるだけやってみるか・・・こいつらもいるしな」
オニドリル「ゲェエ!」バサッ!
コラッタ「ラッッ!」フルフル
イ工口ー「そうですね」ニコッ
サトシ「あ、あぁ///(レッド野郎、こんな可愛い子に見向きもしなかったとか、どういう脳みそしてんだ)」ジィー
イ工口ー「?、どうしたの?」
サトシ「い、いや、なんでもない・・・(どこぞの世界の美少女()なんかより断然こっちだろ!)」
121: 2011/01/01(土) 10:25:35.11 ID:oMo2M7DK0
イ工口ー「これからどうする?」
サトシ「まずは家に帰ろう、今日が何月何日か分からないし、暗くなると危ない」
サトシ「なによりこの世界に別の俺たちが居るとも限らないし、早めに確認した方がいい」
サトシ「もし居たらまたここで落ち合おう、居なかったら…電話番号は知ってるから家に帰ったらかけるよ」
イ工口ー「うん分かった、じゃあねサトシ君!」タッタッタ!
サトシ「・・・君、か」
サトシ「・・・・・・」ニヘラ
オニドリル「・・・」シラ~
コラッタ「・・・」シラ~
サトシ「・・・な、なんだよお前ら、そんな白い目で見るなよ・・・」
122: 2011/01/01(土) 10:33:09.20 ID:oMo2M7DK0
・・・時は流れ、一か月後
サトシ「博士ー!ポケモン貰いに来たぜー!」
シゲル「サァトシ君が早起きなんて珍しいねぇ~。」
シゲル「今日は雨が降るかもしれないから傘を持って歩かないとね」
サトシ「どういう意味だよ・・・」
シゲル「そのまんまの意味さ」フフン!
グリーン「・・・・・・レッドは遅刻か」ボソッ
イ工口ー「サトシくーん!」タッタッタ!
サトシ「ん?・・・え!イ、イ工口ー!なんでここに・・・」
イ工口ー「ハァ、ハァ・・・アハ、来ちゃった」
サトシ「う”・・・わ、わざわざ来なくてもトキワに付いたら寄るのに」
イ工口ー「ふふっ、今日は大切な日だから、一緒に見届けたかったの」ニコッ
124: 2011/01/01(土) 10:39:33.02 ID:oMo2M7DK0
サトシ「・・・そ、そうか、なら仕方ないね」ツツー
イ工口ー「あ、鼻血出てる、えっと・・・あった」スッ
サトシ「え?」
イ工口ー「動かないでね・・・」フキフキ
サトシ「///」
イ工口ー「なんでだろ、血、止まらないよ・・・」ジィー
サトシ「へ、変だね・・・///(か、顔が近い)」
シゲル「おいサトシ君!」コソッ!
サトシ「ッハ!、・・・なんだよシゲル・・・君(俺の幸せを奪いやがって・・・)」
125: 2011/01/01(土) 10:41:01.43 ID:oMo2M7DK0
イ工口ー「?」
シゲル「コイキングのコの字も知らない君がいつからこんな可愛い子と付き合ってるんだ!」
サトシ「コイキングのコの字くらい知ってる、それに付き合ってるわけじゃない」
グリーン「・・・(・・・先にポケモン貰ってくるか)」
シゲル「本当だろうねぇ・・・あ!グリーン!先にポケモンを選ぼうとしているな!」
サトシ「そう焦らなくても・・・」
シゲル「君ねぇ!それじゃあ何のために早起きしてきたから分からないじゃないか」
シゲル「誰が何と言おうと、最初にポケモンを選ぶのはこの僕じゃなきゃ!」
サトシ「はいはい、お先にどうそ・・・(どうせ俺の相棒は残り物なんだからいつ選んでも関係ないもんね)」
145: 2011/01/01(土) 21:05:27.49 ID:oMo2M7DK0
イ工口ー「(なんか凄いや・・・ここから全てが始まったんだぁ)」
オーキド「さぁ、好きなのを持って行きなさい」
グリーン「ヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネ・・・」
サトシ「・・・・・・・・・」
シゲル「おじいさま、3個しかモンスターボールがないみたいですが・・・」
オーキド「むぅ?、今日旅立つのは・・・よ、4人じゃったか?」
グリーン「ポケモンの数が足りない」ボソッ
オーキド「!、あ、安心せい!ちゃんと4匹目も準備しておる!(こうなったらあのポケモンをレッドに・・・)」
シゲル「・・・ま、僕には関係ないさ、じゃあおじいさま、僕はこの子を貰うよ」スチャ
グリーン「・・・じゃあオレはコイツを」スチャ
オーキド「うむ、じゃあサトシは残った」
サトシ「それはレッドにあげてくれ」
147: 2011/01/01(土) 22:05:14.61 ID:oMo2M7DK0
オーキド「なんじゃと?サトシよ、レッドに気を使う必要なんてないんじゃぞ」
シゲル「おじい様の言う通りだ、こんな大事な日に寝坊する奴に遠慮する事ない」
グリーン「・・・レッドは寝坊じゃない。恐らく・・・」
シゲル「なんだグリーン、レッドが何してるか知ってるのか?」
グリーン「・・・・・・」
イ工口ー「(あれ、確かレッドさんとフシギダネとの出会いって・・・!)」
グリーン「・・・オレはもう行く。じいちゃん、行ってくる」スタスタスタ
シゲル「グリーン!、じゃあおじい様、行ってきます・・・」タッタッタ
オーキド「頑張るんじゃぞグリーン、シゲル・・・してサトシ」クルッ
サトシ「・・・」
オーキド「残念じゃがフシギダネが嫌なら選択肢はないぞぉ?」
サトシ「分かってる。博士、俺は最初から大穴(相棒)狙いさ」
イ工口ー「・・・」ソワソワ
155: 2011/01/01(土) 23:56:15.70 ID:oMo2M7DK0
シゲル「ん、グリーン、トキワシティはそっちじゃないぞ」
グリーン「・・・・・・俺はあの森に用がある」
シゲル「森って、あの森は立ち入り禁止だ」
グリーン「今の俺にはポケモンがいる。行ける」
シゲル「何しに行くんだ?」
グリーン「・・・・・・レッドに用がある」
ガチャ
サトシ「ん?お前ら何してるんだ?」
156: 2011/01/01(土) 23:56:30.15 ID:oMo2M7DK0
シゲル「サトシ、その様子だとポケモンを貰えたみたいだね」
サトシ「あぁ、最高のポケモンをな」
シゲル「・・・余り物が最強・・・ね」
グリーン「・・・・・・」スタスタスタ
シゲル「!、グリーン!・・・はぁ、サトシ、君はどうするんだい?」
サトシ「・・・オレは行くよ。遊んでる暇なんてなし」
イ工口ー「・・・・・・」
シゲル「薄情な奴だなぁ。・・・僕は一応兄弟かららねぇ」
シゲル「出鼻を挫かれるとはこの事だよ。全く・・・」タッタッタッ!
157: 2011/01/02(日) 00:01:18.35 ID:m3862TOr0
イ工口ー「サトシさん、レッドさんは・・・」ソワソワ
サトシ「お前まで・・・レッドがどうかしたのか?」イライラ
イ工口ー「その、昔教えてもらったんです。レッドさんとフシギダネとの出会を」
サトシ「フシギダネ、研究所で貰ったんじゃなかったのか?」
イ工口ー「違うんです。その日、レッドさんは暴れているガルーラを助けようとして森に居たんです」
サトシ「・・・・・・」
イ工口ー「興奮しているガルーラを何とか宥め様としたらしいんですが・・・逆にやられそうになって」
イ工口ー「そこにグリーンさんが助けにきて、レッドさんに渡す為に持ってたフシギダネを・・・」
サトシ「ふーん」
イ工口ー「ふーんって、どうして助けに行かないんですか?」
サトシ「・・・・・・」
158: 2011/01/02(日) 00:03:08.39 ID:m3862TOr0
イ工口ー「サトシさん、今いるレッドさんはあのレッドさんじゃないんですよ?」
サトシ「・・・・・・分かってるよ」
イ工口ー「分かってません!サトシさんはピカチュウしか見てません!」
サトシ「・・・あぁ、やっと再会できるんだ」
イ工口ー「そんなの後でだってできます!」
サトシ「・・・レッドの所にはシゲルとグリーンが」
イ工口ー「じゃあレッドさんじゃなくてボクが危ない目にあっても、同じこと言うんですか?」
サトシ「・・・・・・あぁ」
イ工口ー「っ!サトシさんのバカ!」タッタッタッ!
サトシ「・・・・・・・・・」
175: 2011/01/02(日) 07:04:40.99 ID:m3862TOr0
サトシ「・・・ピカチュウ」
サトシ「・・・・・・分かってるよ」
サトシ「このピカチュウは・・・俺の知ってる・・・」
サトシ「俺を知ってるピカチュウじゃ・・・ないんだろ・・・」ググッ
サトシ「それでも、俺は・・・・・・」
『ピカピ? ピッカァ! チャァ~ ピッカァチュウ! ピィ~カァ』
サトシ「!、・・・は、ははっ!そうだ、良いじゃないか。違うピカチュウでも、またやり直せるんだから」
サトシ「・・・・・・よし!ピカチュウ、今、出してやるぞ!」ドキドキ
サトシ「・・・・・・・・・」スチャ・・・
177: 2011/01/02(日) 07:13:19.87 ID:m3862TOr0
サトシ「・・・・・・なんて声かけよう」
サトシ「・・・久しぶり?じゃない、会いたかった・・・も違うよな」
サトシ「う~ん・・・・・・なぁ、イ工口ーは」クルッ
サトシ「あ・・・・・・・・・」
イ工口ー『じゃあレッドさんじゃなくてボクが危ない目にあっても、同じこと言うんですか?』
サトシ「・・・・・・・・・」
イ工口ー『サトシさん、今いるレッドさんはあのレッドさんじゃないんですよ?』
サトシ「レッド・・・・・・イ工口ー・・・」
フルフルッ!
サトシ「!、ボールが・・・ピ、ピカチュウ?」
フルッ!
サトシ「お前・・・俺に、行けって、戦えって言ってるのか?」ポタポタ
フルッ!フルッ!
サトシ「・・・・ピカチュウ、・・・少しの間待っててくれよ」ゴシゴシ
サトシ「・・・ありがとう」ダッタッタ!
178: 2011/01/02(日) 07:19:43.14 ID:m3862TOr0
---マサラタウン外れ、危ない森
レッド「ハァ・・・ハァ・・・」ガクッ
ガルーラ「ガルルルッ」フー、フー、
レッド「旅立ちの日にこんな大物と出会うなんて・・・」
レッド「ガルーラ、オレは友達になりたいだけなんだ」
ガルーラ「ガルルルッ」ギロッ
レッド「・・・・・・サトシにできたなら・・・オレにだって」グッ
179: 2011/01/02(日) 07:20:56.03 ID:m3862TOr0
------数日前、1番道路
レッド「いよいよオレもトレーナーデビューか・・・ワクワクするなぁ」スタスタ
『ドシン!!!』
レッド「ん?なんの音だろ?・・・」スタスタスタ
サトシ「いいぞぉ!もう一度だ!」
サトシ「コラッタ!でんこうせっか!オニスズメ!みだれづき!」
コラッタ「コラッ!」シュッ!シュッ!
オニスズメ「ゲェ!」ズッ!ズッ!ズッ1
木『ドォン・・・ユラッ!
180: 2011/01/02(日) 07:24:13.56 ID:m3862TOr0
レッド「2匹同時に・・・スゲェ」ゾクゾクッ
レッド「一体どんなポケモントレーナーなんだろ・・・」コソコソ
サトシ「ふぅ、今日はこの辺にするか」
コラッタ「コラッ!コラッ!」
オニスズメ「ゲェ!ゲェ!」
サトシ「ははっ、焦らなくても大丈夫さ・・・な」ナデナデ
コラッタ「コッタ!」
オニスズメ「ゲェッ!」
サトシ「じゃあしっかり休むんだぞ・・・また明日来るからなぁ!」スタスタスタ
レッド「!、サ、サトシ?・・・あの2匹、ゲットしてないポケモンなのかな?」
レッド「・・・よぉーしぃ!サトシに出来るならオレだって!」
レッド「・・・でもどうせなら強いポケモンと仲良くなりたいよな」
レッド「・・・そうだ!危ない森には強いポケモンが沢山出るって博士が言ってたな」
レッド「最初のポケモン貰う前に強い仲間いっぱい集めてやるぜ!」
181: 2011/01/02(日) 07:27:04.02 ID:m3862TOr0
------現在、危ない森
木『ドオン!』
レッド「クッ!木を薙ぎ倒した!?」
ガルーラ「ガルルゥゥ」フッ!
レッド「ッ!、メガトンパンチか!?」サッ!
「ゼニガメ!みずてっぽうだ!」
「ヒトカゲ!ひのこ!」
ヒトカゲ「カゲェ!」ボォオウ!
ゼニガメ「ゼニィ!」ピュウ!
レッド「!?」
・・・ジュゥ~~~
グリーン「・・・・・・」
シゲル「・・・・・・」
木『ドオン!』
レッド「クッ!木を薙ぎ倒した!?」
ガルーラ「ガルルゥゥ」フッ!
レッド「ッ!、メガトンパンチか!?」サッ!
「ゼニガメ!みずてっぽうだ!」
「ヒトカゲ!ひのこ!」
ヒトカゲ「カゲェ!」ボォオウ!
ゼニガメ「ゼニィ!」ピュウ!
レッド「!?」
・・・ジュゥ~~~
グリーン「・・・・・・」
シゲル「・・・・・・」
182: 2011/01/02(日) 07:40:26.52 ID:m3862TOr0
レッド「・・・・・・」ポカーン
レッド「・・・って!相頃し合ってどうするんだよ!」
ガルーラ「ガルル・・・」クルッ
シゲル「やはりガルーラか・・・(しかしガルーラは争いを好まない性格なハズ・・・)」
グリーン「レッド、無事だったみたいだな」
レッド「これが無事に見えるか?・・・はぁ、助かった」ヘタリ
ガルーラ「グゥウウ」ギロリ!
シゲル「!、グリーン、悪いけどこのガルーラ、僕達のポケモンでは手におえないみたいだ・・・」タラリ
ガルーラ「ガァアア!」ドシンッ!ドシンッ!
グリーン「相当気が立ってるようだな・・・レッド、このガルーラに何をした」
シゲル「それは僕もぜひお聞かせ願いたいね」
レッド「な!何もしてーよ!最初から怒ってたんだよ、俺はただ友達になりたくて・・・」
シゲル「君と言う奴は・・・少しは時と場所を考えてから行動したまえ」
グリーン「理由など知らん、倒してしまえば良いだけだ!」
レッド「なら最初から聞く・・・(あれ、待てよ・・・あのガルーラ、まさか・・・・)」
184: 2011/01/02(日) 07:45:03.41 ID:m3862TOr0
グリーン「ヒトカゲ、『ひのこ』だ!」
ヒトカゲ「カゲェ!」ボォウ
ガルーラ「ガァァッ!?」ボオウ
レッド「!、グリーン!攻撃しちゃダメだ!」
グリーン「なに!?攻撃するなだと?」
レッド「そのガルーラは自分の子供を探してるだけだ!」
グリーン「子供?」チラッ
ガルーラ「ガルウウ」ギロッ
シゲル「なるほど、確かにお腹の袋にいるハズの子供がいないな」
グリーン「・・・どの道倒せる相手じゃない、ここは」チラッ
シゲル「そうだな、レッド!僕たちがガルーラを引きつけている間に、その場を離れるんだ!」
レッド「ハハ・・・そうしたいのは山々なんだが、足をやられちまって動けないんだ」ズキッ
186: 2011/01/02(日) 08:19:09.06 ID:m3862TOr0
ガルーラ「ガァア!!」ドシン、ドシン
グリーン「ヒトカゲ!『なきごえ』!」
ヒトカゲ「カゲェエエ♪♪」キィ~
ガルーラ「ガルゥ!」ビクッ!
シゲル「ゼニガメ!『しっぽをふる』攻撃だ!」
ゼニガメ「ゼェニ」フルフルフル!
…ザッ!
187: 2011/01/02(日) 08:31:51.97 ID:m3862TOr0
イ工口ー「ハァ、ハァ、・・・レッドさん!」
シゲル「!?、君はサトシの」
グリーン「チッ、邪魔だ!」
ガルーラ「グググ」ギロッ
イ工口ー「!、・・・み、みなさん止めてください!ガルーラは、子供を探しているだけなんです!」
グリーン「そんな事は分かっている・・・だから最悪なんだ」イライラ
イ工口ー「どういうことですか・・・?」
シゲル「探している子供がこの場にいないんじゃ、話もできないって事さ」
イ工口ー「じゃあ一緒に探してあげれば」
シゲル「その子供が既に氏んでいた場合、話をする間もなく僕たちは殺されてしまうだろうね」
イ工口ー「で、でも!」
グリーン「ヒトカゲ!ガルーラの足元に『ひのこ』!」
シゲル「イ工口ーちゃん、このままだと僕たちは逃げる事すらできない」
シゲル「ガルーラは僕とグリーンに任せて君はレッドを頼む、どうやら怪我をして動けないらしい」
イ工口ー「!、レッドさんがケガを!、・・・分かりました、でも、なるべく傷つけないでください!」タッタッタッタ
シゲル「!?、君はサトシの」
グリーン「チッ、邪魔だ!」
ガルーラ「グググ」ギロッ
イ工口ー「!、・・・み、みなさん止めてください!ガルーラは、子供を探しているだけなんです!」
グリーン「そんな事は分かっている・・・だから最悪なんだ」イライラ
イ工口ー「どういうことですか・・・?」
シゲル「探している子供がこの場にいないんじゃ、話もできないって事さ」
イ工口ー「じゃあ一緒に探してあげれば」
シゲル「その子供が既に氏んでいた場合、話をする間もなく僕たちは殺されてしまうだろうね」
イ工口ー「で、でも!」
グリーン「ヒトカゲ!ガルーラの足元に『ひのこ』!」
シゲル「イ工口ーちゃん、このままだと僕たちは逃げる事すらできない」
シゲル「ガルーラは僕とグリーンに任せて君はレッドを頼む、どうやら怪我をして動けないらしい」
イ工口ー「!、レッドさんがケガを!、・・・分かりました、でも、なるべく傷つけないでください!」タッタッタッタ
188: 2011/01/02(日) 08:37:08.04 ID:m3862TOr0
ザッ
イ工口ー「レッドさん!」
レッド「え?えっと・・・君は?」
イ工口ー「あ・・・ぼ、・・・私はイ工口ーです。サトシ君の友達の・・・」
レッド「サトシの?なら君もポケモン持ってるの?」
イ工口ー「い、いえ・・・それより、早く離れないと」ガシッ
レッド「ッ!・・・サンキュー・・・イ工口ー君」スタッ、スタッ
イ工口ー「・・・・・・いえ、人助け・・・ですから」ボソッ
「ギャー!ギャー!、ギャー!ギャー!」
イ工口ー「え?」
レッド「!、こいつは」
189: 2011/01/02(日) 08:39:31.58 ID:m3862TOr0
ガルーラ「!?」クルッ!
ガルーラ「ガルウウウ!!!」ドシン!ドシン!ドシン!
シゲル「!、どうしたんだ!」
グリーン「!、マズイ!レッド達に向かっている!」
シゲル「くそっ!ゼニガメ!背中に『みずてっぽう』だ!」
ゼニガメ「ゼニィ!」ドシュー!
ガルーラ「グググ」ドシンッ!ドシンッッ!
グリーン「チッ、オレ達のポケモンじゃ攻撃力が低すぎる・・・!」
シゲル「2人とも!!早く逃げるんだ!」
ガルーラ「ガルゥゥ」ドシンッ!ドシンッ!
レッド「!、イ工口ー君!君だけでも逃げてくれ」ズキズキ
イ工口ー「そんな!レッドさんを見捨てるなんてできません!」
レッド「良いから早く行ってくれ!2人ともやられちまう!」
グウゥゥ・・・
レッド&イ工口ー「!?」
ガルーラ「ガルウウウ!!!」ドシン!ドシン!ドシン!
シゲル「!、どうしたんだ!」
グリーン「!、マズイ!レッド達に向かっている!」
シゲル「くそっ!ゼニガメ!背中に『みずてっぽう』だ!」
ゼニガメ「ゼニィ!」ドシュー!
ガルーラ「グググ」ドシンッ!ドシンッッ!
グリーン「チッ、オレ達のポケモンじゃ攻撃力が低すぎる・・・!」
シゲル「2人とも!!早く逃げるんだ!」
ガルーラ「ガルゥゥ」ドシンッ!ドシンッ!
レッド「!、イ工口ー君!君だけでも逃げてくれ」ズキズキ
イ工口ー「そんな!レッドさんを見捨てるなんてできません!」
レッド「良いから早く行ってくれ!2人ともやられちまう!」
グウゥゥ・・・
レッド&イ工口ー「!?」
198: 2011/01/02(日) 11:40:00.59 ID:m3862TOr0
ガルーラ「ガルゥゥウウウウ」ブンッ!
レッド「クソゥ!」サッ!
イ工口ー「ッ!サトシさん!!!!」サッ!
「ゲェエエエ!!!」バサバサバサッ!!
ガルーラ「グゥウ?」
レッド「・・・・・・え?」パチリッ
イ工口ー「あ・・・(まさか・・・)」ドクン
「コラッタ!『でんこうせっか』でガルーラを翻弄しろ!」
イ工口ー「!、サトシさん!!」ガバッ!
レッド「サトシ!?」
サトシ「オニスズメ!コラッタが作った隙を狙って『みだれづき』だ!」
コラッタ「コラッ!」ダッタ!ダッッ!ダダッ!
ガルーラ「ガルルゥ!?」キョロキョロ
オニスズメ「ゲェエ!」ズッ!ズッ!ズッ!
ガルーラ「グッッッ!」ヨロッ!
レッド「クソゥ!」サッ!
イ工口ー「ッ!サトシさん!!!!」サッ!
「ゲェエエエ!!!」バサバサバサッ!!
ガルーラ「グゥウ?」
レッド「・・・・・・え?」パチリッ
イ工口ー「あ・・・(まさか・・・)」ドクン
「コラッタ!『でんこうせっか』でガルーラを翻弄しろ!」
イ工口ー「!、サトシさん!!」ガバッ!
レッド「サトシ!?」
サトシ「オニスズメ!コラッタが作った隙を狙って『みだれづき』だ!」
コラッタ「コラッ!」ダッタ!ダッッ!ダダッ!
ガルーラ「ガルルゥ!?」キョロキョロ
オニスズメ「ゲェエ!」ズッ!ズッ!ズッ!
ガルーラ「グッッッ!」ヨロッ!
199: 2011/01/02(日) 11:42:26.91 ID:m3862TOr0
タッタッタッ
サトシ「・・・2人とも、大丈夫か?」ザッ!
イ工口ー「サ、サトシさぁん!」パッ!、タッタッタッ
レッド「ちょ!うおっ!」ドテッ!
ダキッ!
サトシ「イ工口ー・・・遅れてごめんな」ナデナデ
イ工口ー「ホントに、遅いですよ・・・」グスン
サトシ「・・・お前とピカチュウのおかげで吹っ切れた」
イ工口ー「・・・会ったんですか?」
サトシ「まだだよ・・・思い出したんだ・・・」
イ工口ー「そうですか・・・」
サトシ「だから、『こっちのピカチュウ』とはイ工口ーと一緒に会う事にした」ニッ
イ工口ー「サ、サトシさん・・・(ホントに・・・良かった・・・)」グスッ
202: 2011/01/02(日) 12:07:00.57 ID:m3862TOr0
レッド「あの~仲直り?してるところを悪いんだけど少しは時と場所を考えてくれ・・・」ジィー
ガルルルウ!!!
イ工口ー「!、す、すみません!///」バッ!
サトシ「!、わ、分かってる!///・・・ふぅ・・・それで、いまいち状況が分からないんだけど」
サトシ「とりあえずあのガルーラを倒せば良いのか?」
イ工口ー「・・・ガルーラは子供を探しているだけなんです・・・暴れてるのは僕たちが子供をさらったと思って・・・」
サトシ「その子供は?」
イ工口ー「それは・・・」
レッド「ガルーラの子供ならこの近くに居るはずだ!さっき泣き声を聞いた!」
サトシ「そうか!、ならイ工口ーはガルーラの子供を探してくれ!俺は時間を稼ぐ!」
イ工口ー「!、う、うん、でも・・・」
サトシ「分かってるよイ工口ー・・・俺は時間を稼ぐだけ、遺恨は生まないし残さない。約束する」ジッ
206: 2011/01/02(日) 12:28:03.47 ID:m3862TOr0
イ工口ー「!、はい!サトシさん、ムチャしないでね!///」タッタッタ
サトシ「・・・・・・さてと」クルッ
ガルゥゥウ!!!
サトシ「・・・よくもイ工口ーを危険な目に合わせてくれたな」ギロッ
レッド「・・・」ビクッ!
サトシ「・・・子供から目を離した件と含めて、落とし前つけてもらうぜ!」フルブルッ
レッド「サ、サトシ?(震えるほど怒ってるのか・・・)」
サトシ「!、そうだった・・・レッド、これを」スッ
レッド「なんだ?・・・!、モンスターボール?」
サトシ「あぁ、お前の・・・」
レッド「お、俺の?」
サトシ「パートナーだ」
210: 2011/01/02(日) 12:37:58.19 ID:m3862TOr0
コラッタ「ラッッ!」ダッ!ダッ!
ガルーラ「グゥ!ガルゥウ!」ブン!ブン!
オニスズメ「ゲェ!」ズッ!・・・ズッ!
シゲル「何とかして援護を・・・」
グリーン「・・・今はムリだ、ヘタに攻撃すればオニスズメとコラッタも巻き添えになる」
シゲル「はぁ、いきなり現れたと思ったら・・・女の子と抱き合うなんて何を考えているんだ・・・」
グリーン「知るか・・・そんなことより、サトシはいつコラッタとオニスズメを捕まえた?」
シゲル「答えるまでもないさ、サトシの奴、抜け駆けしてポケモンをゲットしてたに違いない!」
グリーン「・・・だろうな、時間的にポケモン2匹を捕まえてこの場に来るのは不可能だ」
シゲル「帰ったらおじいさまに言いつけて叱ってもらう。ついでにレッドもね」
グリーン「・・・生きて帰れたらな」ボソッ
シゲル「そうだ!だから負けるんじゃないぞ、サトシ!」
212: 2011/01/02(日) 12:41:15.72 ID:m3862TOr0
レッド「俺の・・パートナー・・・」
サトシ「・・・オニスズメとコラッタじゃ決定打にかけるけど」
オニスズメ「グゲェ!」ズッ!バサッ!バサッ!
ガルーラ「ガルゥウ!」キョロ!キョロ!
コラッタ「コラッッ!」ダッッ!ダッ!ダダッ!
サトシ「・・・(ガルーラはパワータイプ、)」
サトシ「・・・(スピードタイプのコラッタとオニスズメでも攻め続ければ押し切れるはずだ!)」
シゲル「・・・あ、あのままじゃダメだ」
グリーン「あぁ、ガルーラはパワータイプであると同時にスピードタイプでもある」
グリーン「コラッタの動きもよく見ればパターン化している、見極められるのも時間の問題だ」
シゲル「サトシ・・・どうするつもりだ・・・」タラリ
258: 2011/01/02(日) 20:27:44.56 ID:m3862TOr0
ガルーラ「ガルルゥゥ」ギロッ!
オニスズメ「グェ!」ビクッ!
コラッタ「コラッ!」ビクッ
ガルーラ「ガァア!!」シュッ!シュッ!シュッ!
サトシ「!、あの技は!2人ともかわせ!!」
ダァン! ダァン!
オニスズメ「グウェエ!」ドサッ!
コラッタ「コッッ!」ザサァァ!
レッド「あぁっ!!」
サトシ「オニスズメ!コラッタ!(くそっ!俺はまた!)」
シゲル「ガルーラのれんぞくパンチだ!・・・やはりサトシでは無理だったか、グリーン!」
グリーン「ああ!、ヒトカゲ!、なに!レッド!?」
265: 2011/01/02(日) 20:36:49.83 ID:m3862TOr0
サトシ「レ、レッド?」
レッド「ハァ、ハァ、・・・サトシ、後はオレが・・・グッ」ザッ
サトシ「!、怪我してるじゃないか!隠れてろ!」
レッド「サトシ・・・これはオレが撒いたタネだ」
サトシ「何を言って・・・」
レッド「オレのせいで、これ以上みんなに迷惑かけれない」
サトシ「!?・・・(あの時の俺と同じだ・・・)」
レッド「・・・ガルーラ!お前の相手はオレだ!!」ヨロッ
ガルーラ「グゥゥゥウ」ギロッ!
レッド「っ!頼む!オレにみんなを守れるだけの力を、貸してくれ!」グッ
ガルーラ「ガルゥゥ」ドシンッ!ドシンッ!
サトシ「!、レッド!」
266: 2011/01/02(日) 20:39:13.16 ID:m3862TOr0
レッド「いけっ!オレのパートナー!!!」
シュルシュル、パァン!
フシギダネ「ダネェ!ダネッ!」
レッド「フシギダネか!オレはレッド!よろしくな!・・・フッシー!」
フシギダネ「ダェ?」コク?
レッド「お前のニックネームだ!フシギダネだからフッシーだ!」
フシギダネ「!、ダネフッシ!!」ニコニコッ!
レッド「よぉ~し、初バトルだ!気合入れていくぞ!」
フシギダネ「ダネッ!」
267: 2011/01/02(日) 20:42:13.66 ID:m3862TOr0
ガルーラ「ガルゥゥ」ドシンッ!ドシンッ!・・・サッ!
レッド「メガトンパンチ!?フッシー!『つるのムチ』で木の上に登れ!」ガシッ!
フシギダネ「ダネェ!」シュルシュル…ダンッ!!
ガルーラ「ガルゥウ!」ブンッ・・・スカッ!
サトシ「なんでレッドまで!?」
ガルーラ「ガルゥウウ!!」ギロッ
レッド「ガルーラ!お前の子供を取ったのはオレだ!」
ガルーラ「!?、ガアアア!!!」ドシンッ!ドシンッ!
レッド「狙い通り真下に来たな・・・今だ!真下に『ねむりごな』だ!サトシ!ポケモン達を!」
サトシ「!、わ、分かった、戻れ!オニスズメ、コラッタ!」キュイイン!
フシギダネ「ダァネッ!」パラパラ~
ガルーラ「ガルッ・・・ゥゥ」ドシン!!
レッド「やったぁ!」
フシギダネ「フッシ~!」
269: 2011/01/02(日) 20:48:09.02 ID:m3862TOr0
-----------
------
---
グリーン「フッ、レッドにしては上出来だ。・・・お前もよくやった、戻れヒトカゲ!」キュィイ
シゲル「良くやってくれたゼニガメ、後で研究所で回復させてやるからな」キュィイ
シゲル「・・・でだ、」クルッ!
シゲル「サァトシ!そこにいるオニスズメとコラッタはどーいう事だ!!」
サトシ「え!あー・・・友達だ」
シゲル「トモダチ~?怪しい、イ工口ーちゃんといいそのポケモン達といい、君、何か隠してるだろ?」ズイ
サトシ「う”・・・(相変わらず鋭いな・・・)」チラッ
イ工口ー「あはは」フルフル
子ガルーラ「ギエー!ギエー!」
273: 2011/01/02(日) 20:57:13.29 ID:m3862TOr0
サトシ「だから何も隠してないって」
シゲル「嘘だ!だいたい君はいつもいつも」
レッド「まぁまぁ、結果的に助かったんだからもう良いじゃん」
シゲル「~~~、レッド!元はと言えば君が」
グリーン「シゲル、余り騒ぐな。他のポケモン達が集まってくる」
シゲル「君はどっちの味方なんだ?」
グリーン「時と場所を考えて行動しろと言っているだけだ」
サトシ「シゲルは真面目過ぎるんだよ・・・」
グゥゥゥ・・・
276: 2011/01/02(日) 21:03:05.63 ID:m3862TOr0
イ工口ー「・・・え?」クルッ
ガルーラ「ガルウウウウウ!!!!」ガバッ!
シゲル「!?」
グリーン「!?」
サトシ「っ!しまった!ガルーラの特性、『はやおき』だ!」
レッド「は、早起き?」
シゲル「眠り状態からすぐに目覚める特性だよ・・・」
グリーン「チッ、さっさとゲットするなり倒してしまえば良かったんだ」スチャ
イ工口ー「ま、待って!」
グリーン「今更何を待つんだ・・・その子供がオレ達と一緒に居る時点で話し合いはムリだ」
子ガルーラ「ガー!ガー!」
ガルーラ「!?、ガアアアアア」
280: 2011/01/02(日) 21:11:43.11 ID:m3862TOr0
イ工口ー「あ、赤ちゃんは・・・」タッタッタッ…ダキッ
イ工口ー「無事です!だからもう戦わないで、この子を安心させてください!」
タッタッタ!
ガルーラ「グゥ・・・」ギロッ
イ工口ー「お願いします・・・」ペコリ
子ガルーラ「ギェー!ギェー!」
ガルーラ「・・・・・・・・・」スッ
シゲル「な!なんて無ty「シゲル」!」グイ
サトシ「イ工口ーに任せよう」
シゲル「はぁ!?君は」
グリーン「聞いたことがある。トキワシティ出身者のポケモントレーナーは不思議な力を持つと」
レッド「イ工口ーってトキワの子なのか?」
サトシ「あぁ」
レッド「じゃああの子は、その力を使ってガルーラと・・・」
サトシ「・・・力があるだけじゃ出来ない。ガルーラの前に立つなんてな」
282: 2011/01/02(日) 21:13:13.48 ID:m3862TOr0
ガルーラ「・・・・・・」スッ
イ工口ー「!・・・」スッ
・・・…クルッ
ガルーラ「グゥゥ」ナデナデ
子ガルーラ「クガー!クガー!」
ガルーラ「……」ニコッ
ドシンッ!ドシンッ!ドシンッ!
イ工口ー「・・・よ、良かったぁ」ヘタリッ
サトシ「イ工口ー!」
シゲル「大丈夫か!」
レッド「ハハッ・・・本当にあの子が・・・」ヘナヘナ
グリーン「・・・後で礼を言っておけ」
レッド「・・・お前も、サンキューな」
グリーン「!、・・・チッ、オレはヒトカゲの修行に来ただけだ」スタスタスタ
352: 2011/01/04(火) 00:14:01.01 ID:PUWdmgS50
---2時間後、一番道路
シゲル「じゃあ僕はココで失礼するよ。これ以上君たちに付き合っている時間はないからね」スタスタ
レッド「オレも、シゲルに先こされたからもう行くな」
レッド「サトシ、イ工口ー君、今日の借りはいつか必ず返す」
イ工口ー「・・・」
サトシ「俺は、何もしてない・・・(最後に決めたのはレッドだ・・・)」
サトシ「・・・(俺はやっぱり主人公にはなれないのか・・・)」
レッド「ハァ?サトシ、お前が来なかったら今頃オレ達氏んでたんだ」
レッド「それにオレが戦えたのはお前がオレのパートナーを連れてきてくれたからだろ?」
サトシ「それはそうだけど・・・俺がもっと早く駆けつけてれば・・・」ウジウジ
レッド「ったく、元気だけが取り柄のサトシはどこ行ったんだ・・・イ工口ー君からも何か言ってくれないか?」
イ工口ー「・・・サトシ君、誰が何と言おうと、僕たちを助けてくれたのはサトシ君です」
レッド「そういう事さ・・・それでさ、サトシ、1つ頼みがあるんだけど」テレッ
サトシ「俺に頼み?」
レッド「旅の途中、いつかオレと出会ったらでいい・・・その時は、オレとポケモンバトルしてくれ!」
353: 2011/01/04(火) 00:19:30.56 ID:PUWdmgS50
サトシ「!、お、俺とバトル?」
レッド「あぁ!お前のバトルスゲー熱かったからな!」
サトシ「・・・俺なんかで良いのか?」
レッド「実はこの前お前がこの辺で修行してるのをたまたま見ちゃってさ~」
レッド「オニスズメとコラッタの同時攻撃、感動したぜ!」
サトシ「・・・オニスズメとコラッタだぞ?(何を言ってるんだ・・・こいつ)」
レッド「それにオレ、ポケモンの特性なんて全然知らなかったし」
サトシ「特性なんてすぐ覚えるだろ・・・(俺なんて特性の存在知らないで大会とか出てたんだぞ・・・)」
イ工口ー「サトシ君、勉強してたから」
レッド「やっぱりそうか~、サトシ、お前のおかげでバトルは気合いだけじゃダメだって分かったぜ!」
レッド「だからさ、当面の目標は・・・サトシ、お前だ!」
サトシ「!、あぁ・・・そういう事か(当面・・・な、そうだよな、お前は俺なんかあっと言う間に・・・)」
レッド「すぐに追いついてやるから見てろよ!じゃあまたなサトシ!イ工口ー君もな!」ダッタッタ!
サトシ「あぁ、またな・・・・・・」
イ工口ー「・・・・・・」
354: 2011/01/04(火) 00:23:22.94 ID:PUWdmgS50
イ工口ー「目標にされちゃいましたね」クスッ
サトシ「・・・違う」ボソッ
イ工口ー「・・・・・・」
サトシ「・・・違う、違う違う違うだろっ!俺は、俺はあんなレッドに勝ちたいんじゃない!」
イ工口ー「・・・」
サトシ「くそっ!!、なんでセレビィは時渡りなんてしたんだよ!」
イ工口ー「・・・」
サトシ「仲間を逃がした・・・罪を償う事すらさせてくれないのか!!!」
イ工口ー「・・・・・・」
サトシ「俺が謝りたいのは、本当に助けたいのは・・・」ガクッ
イ工口ー「サトシさん・・・」
サトシ「・・・・・・」
イ工口ー「サトシさん、ピカチュウと会いましょう」
361: 2011/01/04(火) 01:37:08.24 ID:PUWdmgS50
サトシ「・・・・・・ピカチュウか」
イ工口ー「サトシさん・・・やってしまった事をなかった事にはできません」
サトシ「・・・・・・」
イ工口ー「だから、今できるをやればいいんです」
サトシ「今できること・・・」
イ工口ー「そうです、同じことを繰り返さなきゃ良いんです」
サトシ「・・・そうだな、そうだ。・・・・・・でも、お前は良かったのか?」
イ工口ー「・・・何がですか?」
サトシ「・・・・・・レッド、行っちゃったぞ」
イ工口ー「・・・・・・良いんです」
サトシ「・・・・・・」
イ工口ー「・・・最後まで女の子として見てくれませんでしたから」ウルッ
サトシ「・・・・・・」
イ工口ー「・・・初めからわたしって言っても、ダメでしたね」ニコッ
サトシ「・・・・・・あいつは鈍いからな」
362: 2011/01/04(火) 01:41:16.84 ID:PUWdmgS50
イ工口ー「・・・・・・」
サトシ「なんたって、同じ日に旅立った俺の存在を忘れるくらいだからな」ニヤッ
イ工口ー「・・・・・・ぷっ、ふふっ」
サトシ「!、あの野郎、地方チャンピオンになった時も、世界チャンピオンになった時も」
サトシ「俺にだけ知らせてくれなかったんだぜ?」
サトシ「シゲルやグリーンとは定期的に連絡取ってたくせにさ」
イ工口ー「わたしにも連絡くれなかったです・・・」
サトシ「!(しまった!)、・・・だ、だろ!?きっとあいつシゲルかグリーンが好きなんだぜ?きっとそうさ!」
イ工口ー「・・・・・・」
サトシ「・・・・・・(何言ってるんだ俺は!、カスミ!助けてくれ!)」
イ工口ー「ふふふっ、・・・サトシさん、ありがとうございます」
サトシ「!、・・・き、気にすんなよ(上手くいったのか・・・?)」
363: 2011/01/04(火) 01:46:21.38 ID:PUWdmgS50
--------------
-------
----
サトシ「・・・出すぞ」ゴクリ
イ工口ー「はい」
サトシ「・・・・・・」
イ工口ー「・・・サトシさん?」
サトシ「ダメだ・・・手の震えが止まらない」ガクブル
イ工口ー「頑張ってください!レッドさんにも似たような事ありましたけど克服しましたよ!」
サトシ「レッドと俺を一緒にしないでくれよ」
イ工口ー「レッドさんに追い付かれたくないんでしょう?だったら」
サトシ「あーもう!分かってるって!、心の準備ができないだけなんだよ」
イ工口ー「覚悟を決めてください、ピカチュウだって出たがってますよ」
-------
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サトシ「・・・出すぞ」ゴクリ
イ工口ー「はい」
サトシ「・・・・・・」
イ工口ー「・・・サトシさん?」
サトシ「ダメだ・・・手の震えが止まらない」ガクブル
イ工口ー「頑張ってください!レッドさんにも似たような事ありましたけど克服しましたよ!」
サトシ「レッドと俺を一緒にしないでくれよ」
イ工口ー「レッドさんに追い付かれたくないんでしょう?だったら」
サトシ「あーもう!分かってるって!、心の準備ができないだけなんだよ」
イ工口ー「覚悟を決めてください、ピカチュウだって出たがってますよ」
364: 2011/01/04(火) 01:46:44.91 ID:PUWdmgS50
サトシ「って、俺のピカチュウに会った事ないのによく分かるな?」
イ工口ー「えへへ、実はわたし、手をかざすとポケモンの気持ちが分かっちゃうんです」
サトシ「ポ、ポケモンの気持ちが・・・?」
イ工口ー「あ!信じてませんね!」
サトシ「そりゃあ・・・」
イ工口ー「じゃあちょっと貸してみてください!こうやってかざすと・・・」サッ!
365: 2011/01/04(火) 01:50:10.80 ID:PUWdmgS50
パァァァ・・・ドロッ・・・
イ工口ー「・・・え?え?」
サトシ「・・・イ工口ー?」
イ工口ー「・・・・・・」ボーゼン
サトシ「?・・・どうしたんだ?(まさかボケてんのか?)」
イ工口ー「!、あ、その・・・このボール、オーキド博士から貰ったやつですよね?」
サトシ「当たり前だろ・・・?(やっぱり不思議ちゃんだったのか・・・)」
イ工口ー「・・・・・・」
サトシ「?・・・・・・じゃ、じゃあ気を取り直して・・・投げるぞ(可哀そうだし触れてあげないでおくか・・・)」グッ
イ工口ー「・・・(何かの間違いだよね・・・きっと、きっとそうさ!)」ドキドキ
サトシ「・・・・・・っ!出ろ!ピカチュウ!」
シュルシュル、パァン!
…ベタァ~
サトシ「・・・・・・は?」
イ工口ー「・・・・・・」
368: 2011/01/04(火) 01:53:02.63 ID:PUWdmgS50
ズサッズサッ!
サトシ「な、なんでピカチュウのモンスターボールに、お前が入ってるんだよ!」
サトシ「ベトベトン!?」
ベトベトン?「ベタァ~~」ズサッズサァ
イ工口ー「!、・・・サ、サトシさん、よく見てください!」
サトシ「・・・見てるって、でも、どこからどう見てもベトベトンだろ」ジィー
イ工口ー「サトシさん!、この子はベトベトンじゃありません」
サトシ「!?、イ工口ー!お前にはこいつがピカチュウに見えるのか!?」クルッ!
イ工口ー「そうじゃなくて・・・この子は、ベトベターです」
369: 2011/01/04(火) 01:54:08.81 ID:PUWdmgS50
サトシ「えぇ・・・・・・」チラッ
ベトベター「ベタァ!」ガバッ!
サトシ「うわぁっ!」ドテッ!
ベトベター「ベタァー」ニコニコ
サトシ「なんだこのベトベターは!」ジタバタ
イ工口ー「やっぱり・・・」ジッ
サトシ「何がやっぱりなんだよ!た、助けてくれ!」ジタバタ
イ工口ー「サトシさん、そのベトベター、サトシさんのベトベトンです」
424: 2011/01/05(水) 03:54:10.96 ID:sRpRzxr+0
-----------------
----------
-----
サトシ「つまりお前は手をかざすとポケモンの記憶(気持ち)を読み取れるんだな?」
イ工口ー「はい・・・一部ですが」
サトシ「回復させるだけじゃなかったのか・・・」
イ工口ー「黙っててごめんなさい・・・あんまり人に言えなくて」
サトシ「・・・その能力を使って、俺のポケモン達を探してくれてたんだろ?」
イ工口ー「は、はい・・・」
サトシ「それなら俺が感謝しないといけないんだから謝るなよ」
イ工口ー「・・・でも見つけられませんでしたし」
サトシ「それはイ工口ーが気にする事じゃないさ」
サトシ「手伝ってくれただけでも嬉しかったぜ。ありがとうイ工口ー」
イ工口ー「は、はい!」
サトシ「・・・それで話を戻すけど、どうしてベトベトンが時渡り?したんだ?」
イ工口ー「それは・・・」
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サトシ「つまりお前は手をかざすとポケモンの記憶(気持ち)を読み取れるんだな?」
イ工口ー「はい・・・一部ですが」
サトシ「回復させるだけじゃなかったのか・・・」
イ工口ー「黙っててごめんなさい・・・あんまり人に言えなくて」
サトシ「・・・その能力を使って、俺のポケモン達を探してくれてたんだろ?」
イ工口ー「は、はい・・・」
サトシ「それなら俺が感謝しないといけないんだから謝るなよ」
イ工口ー「・・・でも見つけられませんでしたし」
サトシ「それはイ工口ーが気にする事じゃないさ」
サトシ「手伝ってくれただけでも嬉しかったぜ。ありがとうイ工口ー」
イ工口ー「は、はい!」
サトシ「・・・それで話を戻すけど、どうしてベトベトンが時渡り?したんだ?」
イ工口ー「それは・・・」
427: 2011/01/05(水) 04:04:17.01 ID:sRpRzxr+0
イ工口ー「わたしが読み取れたのはサトシさんとベトベトンとの出会い」
イ工口ー「オーキド博士に纏わりついている光景」
イ工口ー「それと・・・」
サトシ「・・・イ工口ー、遠慮せずに言ってくれ。俺は受け入れる」
イ工口ー「はい・・・・・・サトシさんに、その、逃がされる所・・・」
サトシ「そう・・・か・・・・・・」
イ工口ー「あ、あとは・・・どこかの森に居て、突然光に包まれる場面です」
サトシ「森と光・・・!、まさかあの時ウバメの森に居たのか!?」
429: 2011/01/05(水) 04:14:22.57 ID:sRpRzxr+0
イ工口ー「その可能性が高いかもしれません」
サトシ「じゃあジュカインもこっちに・・・」
イ工口ー「ウバメの森で目撃された物凄く強いジュカインがサトシさんのジュカインだったら可能性はあるかもしれません」
サトシ「ジュカイン・・・という事はキモリになるのか」
サトシ「そうか・・・必ず」
イ工口ー「・・・必ず?」
サトシ「必ず見つけ出して捨ててしまった事を謝ってやるぜ!」
イ工口ー「!、はい!一緒に頑張りましょう!」
サトシ「え?一緒にって、イ工口ーは留守番だろ?まだ子供だし」
430: 2011/01/05(水) 04:32:34.90 ID:sRpRzxr+0
サトシ「それに女の子に旅は厳しいぜ?」
イ工口ー「お、女の子扱いしてくれるのは嬉しいですけど・・・わたしも一緒に行きます」
サトシ「だからまだ10歳になってないんだからさ」
イ工口ー「中身は違います!」
サトシ「はぁ・・・一応聞くけど、どうして付いて来るんだ?」
イ工口ー「・・・それは」
サトシ「・・・それは?」
イ工口ー「・・・暇だからです」
サトシ「・・・・・・」
イ工口ー「・・・・・・」
サトシ「そっか、じゃあよろしくな、イ工口ー」
イ工口ー「!、はい!」
イ工口ー「お、女の子扱いしてくれるのは嬉しいですけど・・・わたしも一緒に行きます」
サトシ「だからまだ10歳になってないんだからさ」
イ工口ー「中身は違います!」
サトシ「はぁ・・・一応聞くけど、どうして付いて来るんだ?」
イ工口ー「・・・それは」
サトシ「・・・それは?」
イ工口ー「・・・暇だからです」
サトシ「・・・・・・」
イ工口ー「・・・・・・」
サトシ「そっか、じゃあよろしくな、イ工口ー」
イ工口ー「!、はい!」
433: 2011/01/05(水) 04:43:05.28 ID:sRpRzxr+0
---------
-----
--
こうして、サトシ達の新しい旅は始まった。
しかし、サトシは無事、かつての仲間たちと出会う事ができるのか?
そして、博士のもとに居るはずのピカチュウはどこへ行ってしまったのか?
レッドやイ工口ーとの関係はどうなっていくのか?
サトシの旅は、まだまだ続く・・・続くったら続く・・・
-----------第2部 新たなる旅立ち 完
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こうして、サトシ達の新しい旅は始まった。
しかし、サトシは無事、かつての仲間たちと出会う事ができるのか?
そして、博士のもとに居るはずのピカチュウはどこへ行ってしまったのか?
レッドやイ工口ーとの関係はどうなっていくのか?
サトシの旅は、まだまだ続く・・・続くったら続く・・・
-----------第2部 新たなる旅立ち 完
434: 2011/01/05(水) 04:47:45.21 ID:sRpRzxr+0
わーい!ゴールしたったwwwwゴールしたったよーwww
435: 2011/01/05(水) 04:52:07.12 ID:xJ3kxh1p0
まだしてないって
436: 2011/01/05(水) 04:55:32.18 ID:6nitAUWCO
やっとスタートラインか
438: 2011/01/05(水) 04:59:19.70 ID:xHo1EXvh0
パー速で地道に長くやってもらいたい
443: 2011/01/05(水) 05:11:02.70 ID:9iQtpFXt0
ちょっとくらい長いプロローグで絶望してんじゃねぇよ!
手を伸ばせば届くんだ!
いい加減に始めようぜ、魔術師!!
手を伸ばせば届くんだ!
いい加減に始めようぜ、魔術師!!
444: 2011/01/05(水) 05:41:16.44 ID:xHo1EXvh0
終わりなら乙つつつつつ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります