620: ◆3QM4YFmpGw 2014/07/08(火) 11:51:45.55 ID:B53ryTsM0
621: 2014/07/08(火) 11:52:41.06 ID:B53ryTsM0
ライラ「改めまして、わたくしライラさんですよー。こっちは相棒のカンタローでございます」
シャルク『わたしはライラさまのおつきで、シャルクともうします』
ガルブ『おなじく、ガルブです』
控え室に到着したライラ達が、改めて梨沙に自己紹介をした。
梨沙「…………」
一方、梨沙は呆然としていた。
確かにパップから「新人の子がこちらに向かっている」とは聞いていたが……。
梨沙「まさか敵対中の海底人が来るなんて……」
『ぶもっぶもっ』
『ゴトンゴトトン』
その足元で、カンタローとコアさんは既にすっかり意気投合している。
梨沙「……って、そういやアンタのプロデューサーはどうしたのよ?」
梨沙の目の前にいるのは、ライラとシャルク達だけだ。
ライラの担当プロデューサーである、クールPの姿は無い。
シャルク『わたしはライラさまのおつきで、シャルクともうします』
ガルブ『おなじく、ガルブです』
控え室に到着したライラ達が、改めて梨沙に自己紹介をした。
梨沙「…………」
一方、梨沙は呆然としていた。
確かにパップから「新人の子がこちらに向かっている」とは聞いていたが……。
梨沙「まさか敵対中の海底人が来るなんて……」
『ぶもっぶもっ』
『ゴトンゴトトン』
その足元で、カンタローとコアさんは既にすっかり意気投合している。
梨沙「……って、そういやアンタのプロデューサーはどうしたのよ?」
梨沙の目の前にいるのは、ライラとシャルク達だけだ。
ライラの担当プロデューサーである、クールPの姿は無い。
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それは、なんでもないようなとある日のこと。
それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。
~中略~
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
622: 2014/07/08(火) 11:53:34.69 ID:B53ryTsM0
シャルク『クールピーどのは、べつこうどうちゅうのらんどのをさがしにむかわれました』
梨沙「ふうん……」
梨沙(っていうかあのイワシロボ喋れたのね……それともこいつらが特別?)
梨沙「ま、爛に限らず今は集合待ちってコトね」
ライラ「そうでございますねー。ではその間、お話をして待ちましょう」
ライラが梨沙の隣にチョンと腰掛けた。
梨沙「ハァ? 何だってそんな……」
ライラ「ライラさんは早くアイドルヒーローのお友達を作りたいのですよー」
ライラの言葉に、梨沙がピクリと反応した。
梨沙(友達……友達ねぇ……)
梨沙の脳裏を、パップの言葉が過る。
梨沙「…………」
ライラ「…………リサさん? どうかしましたですか?」
黙り込んだ梨沙の顔をライラが覗き込む。
梨沙「…………まあいいわ、話し相手くらいなってあげる」
ライラ「はいっ、たくさんお話しましょうです」
梨沙「ぷっ……」
ライラのへにゃっとした笑顔を見て、梨沙は思わず少し吹き出してしまった。
――――――――――――
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梨沙「ふうん……」
梨沙(っていうかあのイワシロボ喋れたのね……それともこいつらが特別?)
梨沙「ま、爛に限らず今は集合待ちってコトね」
ライラ「そうでございますねー。ではその間、お話をして待ちましょう」
ライラが梨沙の隣にチョンと腰掛けた。
梨沙「ハァ? 何だってそんな……」
ライラ「ライラさんは早くアイドルヒーローのお友達を作りたいのですよー」
ライラの言葉に、梨沙がピクリと反応した。
梨沙(友達……友達ねぇ……)
梨沙の脳裏を、パップの言葉が過る。
梨沙「…………」
ライラ「…………リサさん? どうかしましたですか?」
黙り込んだ梨沙の顔をライラが覗き込む。
梨沙「…………まあいいわ、話し相手くらいなってあげる」
ライラ「はいっ、たくさんお話しましょうです」
梨沙「ぷっ……」
ライラのへにゃっとした笑顔を見て、梨沙は思わず少し吹き出してしまった。
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623: 2014/07/08(火) 11:54:37.68 ID:B53ryTsM0
――――
――――――――
――――――――――――
爛「っでぇぇぇあ!!」
千鶴「……ふん」
爛が振りかぶった鉤爪を軽々と回避したアザエルは、カースの核を屋上から放り投げた。
千鶴「ああ、面倒臭い……早く諦めてくれないかな……」
頬を掻き目を逸らし、独り言を漏らすアザエル。
爛「チッ、ナメやがって……テメェ、ブッッッ頃すっ!!」
爛が激怒の咆哮と共に両手の鉤爪を振りかざし、アザエルへ突撃した。
千鶴「無駄な事を……きゃあっ!?」
突如、アザエルの体を背後からワイヤーが拘束した。
爛「っ! ……へっ、遅かったじゃねえかよ」
クールP「ふふ、すまないね。見た所、こちらのお嬢さんがカースをばら撒いているようだね」
千鶴「っ、な、仲間……!?」
必氏に拘束を解こうとするが、マキナ・アラクネのワイヤーはビクともしない。
魔法を使えばあるいは解けるだろうが、今のアザエルにはそこまで考える余裕は無かった。
クールP「ふんっ!」
クールPがワイヤーをグイッと手繰り寄せる。
千鶴「きゃああああああああっ!?」
振り回されたアザエルの体が、豪快に壁に叩きつけられた。
千鶴「ケホッ、ケホッ……!」
クールP「さて、君の身柄を拘束させてもらうよ」
ワイヤーを手繰り寄せ、クールPはアザエルを捕らえようとした。
――――――――
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爛「っでぇぇぇあ!!」
千鶴「……ふん」
爛が振りかぶった鉤爪を軽々と回避したアザエルは、カースの核を屋上から放り投げた。
千鶴「ああ、面倒臭い……早く諦めてくれないかな……」
頬を掻き目を逸らし、独り言を漏らすアザエル。
爛「チッ、ナメやがって……テメェ、ブッッッ頃すっ!!」
爛が激怒の咆哮と共に両手の鉤爪を振りかざし、アザエルへ突撃した。
千鶴「無駄な事を……きゃあっ!?」
突如、アザエルの体を背後からワイヤーが拘束した。
爛「っ! ……へっ、遅かったじゃねえかよ」
クールP「ふふ、すまないね。見た所、こちらのお嬢さんがカースをばら撒いているようだね」
千鶴「っ、な、仲間……!?」
必氏に拘束を解こうとするが、マキナ・アラクネのワイヤーはビクともしない。
魔法を使えばあるいは解けるだろうが、今のアザエルにはそこまで考える余裕は無かった。
クールP「ふんっ!」
クールPがワイヤーをグイッと手繰り寄せる。
千鶴「きゃああああああああっ!?」
振り回されたアザエルの体が、豪快に壁に叩きつけられた。
千鶴「ケホッ、ケホッ……!」
クールP「さて、君の身柄を拘束させてもらうよ」
ワイヤーを手繰り寄せ、クールPはアザエルを捕らえようとした。
624: 2014/07/08(火) 11:55:22.12 ID:B53ryTsM0
千鶴「……まだ!」
突然アザエルが黒い光球を生み出し、クールPへ向けて叩きつけた。
クールP「ぐぅっ……!!」
突然攻撃されたクールPは防御もままならず、吹き飛ばされて踊り場まで転落した。
爛「クールP!?」
千鶴「不意を突かれちゃったけど……それだけじゃ、ね」
アザエルは背中の翼を勢いよく広げ、緩んだ拘束を力技で解いた。
千鶴「あの街以降、どうも調子が出ないわね…………ふんっ」
そして独り言を吐き捨て、翼を羽ばたかせて学園を後にした。
爛「チックショウ、あんの太眉デコッパチが!! ……おい、生きてるか?」
クールP「まあ、どうにかね……」
爛の手を取り、クールPは少しよろけながら立ち上がった。
クールP「それよりも、奴の対策だ。今学園中のアイドルヒーローが集結中だから、僕達も急ごう」
爛「何なんだ、アイツ?」
クールP「詳しくは道中で話すよ。とにかく急ごう」
爛「おう。……あの太眉、次会ったらタダじゃおかねえ」
アザエルへの怒りと苛立ちを隠そうともせず、爛はクールPに続いて控え室へと向かった。
――――――――――――
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突然アザエルが黒い光球を生み出し、クールPへ向けて叩きつけた。
クールP「ぐぅっ……!!」
突然攻撃されたクールPは防御もままならず、吹き飛ばされて踊り場まで転落した。
爛「クールP!?」
千鶴「不意を突かれちゃったけど……それだけじゃ、ね」
アザエルは背中の翼を勢いよく広げ、緩んだ拘束を力技で解いた。
千鶴「あの街以降、どうも調子が出ないわね…………ふんっ」
そして独り言を吐き捨て、翼を羽ばたかせて学園を後にした。
爛「チックショウ、あんの太眉デコッパチが!! ……おい、生きてるか?」
クールP「まあ、どうにかね……」
爛の手を取り、クールPは少しよろけながら立ち上がった。
クールP「それよりも、奴の対策だ。今学園中のアイドルヒーローが集結中だから、僕達も急ごう」
爛「何なんだ、アイツ?」
クールP「詳しくは道中で話すよ。とにかく急ごう」
爛「おう。……あの太眉、次会ったらタダじゃおかねえ」
アザエルへの怒りと苛立ちを隠そうともせず、爛はクールPに続いて控え室へと向かった。
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――――
625: 2014/07/08(火) 11:56:20.97 ID:B53ryTsM0
――――
――――――――
――――――――――――
『ウォラアアアア!』
『ブッチノメス!』
エマ「へっへへー、来い来い来い!」
エマがギターの首を掴んで豪快に振り回す。
と、カチリという音と共に、ギターの胴から大きな刃がせり出した。
その姿は、まるで長柄の大斧のようだ。
エマ「バクオンマル、アックスモードッ! でぇいやぁっ!!」
『ギェェエッ!?』
振り下ろされた大斧が、カースの核を両断した。
サヤ「わお、エマったら激しいの。じゃ、サヤも……」
『ヨソミシテンジャネェェッ!』
サヤ「あらっ、危ない」
カースの拳をヒラリと回避したサヤは、カースの図上に着地した。
そしてエストックの柄をカチッと操作し……
――――――――
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『ウォラアアアア!』
『ブッチノメス!』
エマ「へっへへー、来い来い来い!」
エマがギターの首を掴んで豪快に振り回す。
と、カチリという音と共に、ギターの胴から大きな刃がせり出した。
その姿は、まるで長柄の大斧のようだ。
エマ「バクオンマル、アックスモードッ! でぇいやぁっ!!」
『ギェェエッ!?』
振り下ろされた大斧が、カースの核を両断した。
サヤ「わお、エマったら激しいの。じゃ、サヤも……」
『ヨソミシテンジャネェェッ!』
サヤ「あらっ、危ない」
カースの拳をヒラリと回避したサヤは、カースの図上に着地した。
そしてエストックの柄をカチッと操作し……
626: 2014/07/08(火) 11:56:57.19 ID:B53ryTsM0
サヤ「ベノムエストック……メロメロモード♪」
足元に見える核へ、それを一直線に突き刺した。
『アガッ……グ……!?』
サヤがエストックを引き抜き、宙へと舞って指揮棒のように振るう。
サヤ「あなたはもう、サヤのト・リ・コ……♪」
その言葉に呼応するように、カースの体がビクンと跳ねた。
カースの核に、淡いピンク色の光が宿る。
サヤ「さ、可愛いカースちゃん。サヤ達の為に……同士討ち、しちゃって♪」
『……アイアイサー!』
威勢良く返事したカースは拳を振り抜き、それを隣のカースへと叩きつけた。
『ウギェー!? ナニヲスル!』
『フレンドリーファイアハカンベンダゼグワァア!』
サヤのベノムエストック・チャームによって操られたカースが、混乱する味方へ次々と攻撃を加えていく。
足元に見える核へ、それを一直線に突き刺した。
『アガッ……グ……!?』
サヤがエストックを引き抜き、宙へと舞って指揮棒のように振るう。
サヤ「あなたはもう、サヤのト・リ・コ……♪」
その言葉に呼応するように、カースの体がビクンと跳ねた。
カースの核に、淡いピンク色の光が宿る。
サヤ「さ、可愛いカースちゃん。サヤ達の為に……同士討ち、しちゃって♪」
『……アイアイサー!』
威勢良く返事したカースは拳を振り抜き、それを隣のカースへと叩きつけた。
『ウギェー!? ナニヲスル!』
『フレンドリーファイアハカンベンダゼグワァア!』
サヤのベノムエストック・チャームによって操られたカースが、混乱する味方へ次々と攻撃を加えていく。
627: 2014/07/08(火) 11:58:38.27 ID:B53ryTsM0
『シネェッ!』
『ホァァァーッ!』
スパイクP「!!」
四方からの絶え間ないカース弾がスパイクPを襲う。
カイ「スパイクPさんっ!?」
スパイクP「……苛立つぜ……」
やがて爆風の中から現れたのは、無傷のアビスパイク。
スパイクP「この程度で俺を倒せると思ったのか? ムカつくんだよぉ!!」
スパイクPは怒号と共に棘を数発発射し、周囲のカースを打倒した。
カイ「ひゅうっ、すご! あたしも負けてらんないかなっ!」
『グェッ!?』
カイも迫りくるカースを蹴り倒し、ハンマーヘッドアームズの銃弾を撃ち込んだ。
『ギィィッ!』
その時、一体のカースが壁を登って逃げ始めた。
カイ「あっ、アイツ逃げるよ!」
エマ「逃がすかぁっ!」
エマがそれを追い、壁の中にトプンと沈んだ。
『ギェッギェッギェェェッ!?』
壁を登って逃げるカースの背後に、エマの大斧が迫る。
――――――――――――
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『ホァァァーッ!』
スパイクP「!!」
四方からの絶え間ないカース弾がスパイクPを襲う。
カイ「スパイクPさんっ!?」
スパイクP「……苛立つぜ……」
やがて爆風の中から現れたのは、無傷のアビスパイク。
スパイクP「この程度で俺を倒せると思ったのか? ムカつくんだよぉ!!」
スパイクPは怒号と共に棘を数発発射し、周囲のカースを打倒した。
カイ「ひゅうっ、すご! あたしも負けてらんないかなっ!」
『グェッ!?』
カイも迫りくるカースを蹴り倒し、ハンマーヘッドアームズの銃弾を撃ち込んだ。
『ギィィッ!』
その時、一体のカースが壁を登って逃げ始めた。
カイ「あっ、アイツ逃げるよ!」
エマ「逃がすかぁっ!」
エマがそれを追い、壁の中にトプンと沈んだ。
『ギェッギェッギェェェッ!?』
壁を登って逃げるカースの背後に、エマの大斧が迫る。
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628: 2014/07/08(火) 11:59:18.06 ID:B53ryTsM0
――――
――――――――
――――――――――――
ほたる「な、何この音……?」
乃々「ひっ……」
屋上まで響くカースの足音に、ほたると乃々は困惑する。
『ヤベェヤベェヤ……オン? コッチニモニンゲンガイヤガッタカ!』
そして、ついにカースが屋上に到達した。
乃々「っひぃい!?」
ほたる「カース! ……空よ!」
ほたる(私が……乃々ちゃんを護らないと!)
ほたるが決意して変身の構えを取った、その時。
エマ「だらっしゃあああああ!!」
『アギャエエエエエエエエエッ!?』
屋上へ飛び出したエマが、カースを真下から両断した。
ほたる「えっ……?」
乃々「…………」
エマ「ぃよおっし! …………ん?」
振り向いたエマが、ほたると乃々の姿を視界に捉えた。
乃々「せ、戦闘外殻……!?」
ほたる「親衛隊……乃々ちゃん、下がって!」
ほたるが乃々の前に立ち、再び変身の構えを取った。
エマ(ノノ? ……あ、確か前に母ちゃんが言ってたっけ。地上で出来た友達だって……)
ギターに戻ったバクオンマルを肩に担いだエマは、緊迫したほたる達とは対照的に、そんな事を呑気に考えていた。
――――――――――――
――――――――
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ほたる「な、何この音……?」
乃々「ひっ……」
屋上まで響くカースの足音に、ほたると乃々は困惑する。
『ヤベェヤベェヤ……オン? コッチニモニンゲンガイヤガッタカ!』
そして、ついにカースが屋上に到達した。
乃々「っひぃい!?」
ほたる「カース! ……空よ!」
ほたる(私が……乃々ちゃんを護らないと!)
ほたるが決意して変身の構えを取った、その時。
エマ「だらっしゃあああああ!!」
『アギャエエエエエエエエエッ!?』
屋上へ飛び出したエマが、カースを真下から両断した。
ほたる「えっ……?」
乃々「…………」
エマ「ぃよおっし! …………ん?」
振り向いたエマが、ほたると乃々の姿を視界に捉えた。
乃々「せ、戦闘外殻……!?」
ほたる「親衛隊……乃々ちゃん、下がって!」
ほたるが乃々の前に立ち、再び変身の構えを取った。
エマ(ノノ? ……あ、確か前に母ちゃんが言ってたっけ。地上で出来た友達だって……)
ギターに戻ったバクオンマルを肩に担いだエマは、緊迫したほたる達とは対照的に、そんな事を呑気に考えていた。
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629: 2014/07/08(火) 11:59:49.95 ID:B53ryTsM0
――――
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――――――――――――
隊長「……撒いたか」
涼宮星花捜索隊長は廊下を早足で歩いていた。
空からの砲撃に、大量のカース。
これを見た隊長は、反射的にエトランゼを飛び出した。
もし星花が来ていれば、その身に危険が及ぶと考えたのだ。
ここにいた方が安全だと、猫耳をつけたメイドに追いかけられたが……。
隊長「私が安全でも、お嬢様がそうでなくては意味が無い……!」
ギリ、と歯ぎしりした隊長は足を早め、星花の捜索を続けた。
隊長「お嬢様……お嬢様…………星花…………!」
うわ言のように星花の名を口にしながら、隊長は校舎の外へ飛び出した。
『クタバレニンゲンッ!』
隊長「っ!?」
しかしその直後、運悪くカースに発見されてしまった。
カースが大口を開けて隊長に迫る。
隊長「っく!」
隊長はすぐさま指で拳銃の形を作ってオーラの銃弾を数発放った。
しかし、いずれもカースの体表である泥を少し削った程度で、カースの進撃を止めるには至らない。
隊長「ちぃっ!」
――――――――
――――――――――――
隊長「……撒いたか」
涼宮星花捜索隊長は廊下を早足で歩いていた。
空からの砲撃に、大量のカース。
これを見た隊長は、反射的にエトランゼを飛び出した。
もし星花が来ていれば、その身に危険が及ぶと考えたのだ。
ここにいた方が安全だと、猫耳をつけたメイドに追いかけられたが……。
隊長「私が安全でも、お嬢様がそうでなくては意味が無い……!」
ギリ、と歯ぎしりした隊長は足を早め、星花の捜索を続けた。
隊長「お嬢様……お嬢様…………星花…………!」
うわ言のように星花の名を口にしながら、隊長は校舎の外へ飛び出した。
『クタバレニンゲンッ!』
隊長「っ!?」
しかしその直後、運悪くカースに発見されてしまった。
カースが大口を開けて隊長に迫る。
隊長「っく!」
隊長はすぐさま指で拳銃の形を作ってオーラの銃弾を数発放った。
しかし、いずれもカースの体表である泥を少し削った程度で、カースの進撃を止めるには至らない。
隊長「ちぃっ!」
630: 2014/07/08(火) 12:00:42.31 ID:B53ryTsM0
『ソウラ、ブチコロシテヤ……』
??「オーラロケットパンチッ!」
『グボェッ!?』
突如飛来した銀色の拳が、カースの核を粉々に破砕した。
隊長「い、今のは……!」
見間違えるはずが無い。
あれは星花の為に開発されたオーラ式人形、ストラディバリの右腕に違いない。
ということは、間違いなく星花もここに来ているという事だろう。
??「そこの方、ご無事ですか!?」
隊長「お嬢様っ!?」
隊長は声の方を向く。
そこに立っていたのは確かに星花だった。しかし……
星花「あっ…………」
隊長「っ……!?」
外見上は星花ではなく、悪魔風の衣装とペルソナを身につけた「謎の人物」だった。
星花「…………隊長、さん……」
隊長「……っ、貴様何者だぁっ!!」
星花「っ!?」
隊長はその姿を見るや、激昂して星花に掴みかかった。
隊長「何故貴様があの人形を扱える!? アレは、ストラディバリはなぁ、お嬢様にしか動かせないんだ!」
隊長「それを何故貴様がぁっ! どんなトリックを使った!! さあ吐けっ! お嬢様を……星花をどうしたぁ!!」
隊長は怒りに任せ、星花のペルソナに手を掛け、一気に奪い取った。
隊長「……っな!?」
星花「…………」
隊長「…………お嬢……様…………」
思わぬタイミングで探し求めていた相手と再開した隊長は思わず硬直し、奪ったペルソナを取り落とした。
カースとヒーロー達が戦う喧騒の中、ペルソナが地面にぶつかる音が、小さく響いた。
続く
??「オーラロケットパンチッ!」
『グボェッ!?』
突如飛来した銀色の拳が、カースの核を粉々に破砕した。
隊長「い、今のは……!」
見間違えるはずが無い。
あれは星花の為に開発されたオーラ式人形、ストラディバリの右腕に違いない。
ということは、間違いなく星花もここに来ているという事だろう。
??「そこの方、ご無事ですか!?」
隊長「お嬢様っ!?」
隊長は声の方を向く。
そこに立っていたのは確かに星花だった。しかし……
星花「あっ…………」
隊長「っ……!?」
外見上は星花ではなく、悪魔風の衣装とペルソナを身につけた「謎の人物」だった。
星花「…………隊長、さん……」
隊長「……っ、貴様何者だぁっ!!」
星花「っ!?」
隊長はその姿を見るや、激昂して星花に掴みかかった。
隊長「何故貴様があの人形を扱える!? アレは、ストラディバリはなぁ、お嬢様にしか動かせないんだ!」
隊長「それを何故貴様がぁっ! どんなトリックを使った!! さあ吐けっ! お嬢様を……星花をどうしたぁ!!」
隊長は怒りに任せ、星花のペルソナに手を掛け、一気に奪い取った。
隊長「……っな!?」
星花「…………」
隊長「…………お嬢……様…………」
思わぬタイミングで探し求めていた相手と再開した隊長は思わず硬直し、奪ったペルソナを取り落とした。
カースとヒーロー達が戦う喧騒の中、ペルソナが地面にぶつかる音が、小さく響いた。
続く
631: 2014/07/08(火) 12:01:18.75 ID:B53ryTsM0
・イベント追加情報
ライラと梨沙が控え室で雑談中です
アザエルが撤退、カースの増援が停止しました
爛とクールPが控え室へ向かっています
エマが屋上へ移動、乃々&ほたると遭遇しました
捜索隊長が星花と遭遇しました
以上です
副業に足を取られるスタイル
梨沙、コアさん、千鶴、乃々、ほたるお借りしました
ライラと梨沙が控え室で雑談中です
アザエルが撤退、カースの増援が停止しました
爛とクールPが控え室へ向かっています
エマが屋上へ移動、乃々&ほたると遭遇しました
捜索隊長が星花と遭遇しました
以上です
副業に足を取られるスタイル
梨沙、コアさん、千鶴、乃々、ほたるお借りしました
632: 2014/07/08(火) 13:43:56.63 ID:iQ/CMwaAO
乙ー
梨沙がライラとお話してなんか和んだ
千鶴調子悪いのかー
出会ってしまった乃々とエマ…そして乃々を守るほたるちゃんカワイイ
そしてこちらも出会ってしまったか……隊長、実はヤンデレです?
梨沙がライラとお話してなんか和んだ
千鶴調子悪いのかー
出会ってしまった乃々とエマ…そして乃々を守るほたるちゃんカワイイ
そしてこちらも出会ってしまったか……隊長、実はヤンデレです?
【次回に続く・・・】
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります