549: 2011/01/23(日) 01:09:47.73 ID:uC8PGiaF0
上条「じゃ、ジャッジメント」黒子「ですの!!」・第二部

前回:【禁書目録】上条「じゃ、ジャッジメント」黒子「ですの!!」


550: 2011/01/23(日) 01:10:26.04 ID:uC8PGiaF0
~黒子と上条が付き合い始めた週の土曜日・joseph’s~

初春「えー!?御坂さんにまだ報告してないんですか!?」

黒子「なかなか言い出し辛くて・・・・」

佐天「早く言わないと・・・・・御坂さん、怒っちゃいますよ?」

黒子「分かってはいるんですが・・・」
とある魔術の禁書目録 5巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

551: 2011/01/23(日) 01:10:58.44 ID:uC8PGiaF0
~同・別席~

青ピ「いやー・・・カミやんもやっと一所に落ち着いたか・・・」

土御門「正直、喜んでるぜよ・・・おめでとう、カミやん」

上条「はは・・・ありがとうな」

青ピ「・・・・で、カミやん」

上条「ん?」

552: 2011/01/23(日) 01:11:49.57 ID:uC8PGiaF0
青ピ「今までフラグ立ててきた女の子に、どう説明したん?」ズイッ

上条「え?インデックス以外に俺がこのこと教えるのはお前らが初めて・・・じゃないな、ないけど、女の子にはインデックス以外には話してないぜ?・・・まあ初春さんと佐天さんには教えたって黒子が言ってたが」

土御門「あちゃー・・・・」

青ピ「カミやん・・・今回ばかりは同情するでぇ・・・」

上条「え?」

土御門「カミやん・・・お前が今まで立ててきたフラグの数を数えてみろ」

上条「え?・・・黒子のと、インデックスのだけと思うが・・・」

青ピ「・・・・なんとまあ」

土御門「・・・救い用が無いにゃー」

553: 2011/01/23(日) 01:12:18.43 ID:uC8PGiaF0
土御門(ねーちんがこの事を知ったら・・・いや、ねーちんだけじゃなく、五和、旧アニェーゼ部隊、オルソラ、超電磁砲、ミーシャ・・・はちょっと違うかな。それにしてもこれだけの人材が揃えば戦争規模の事態だって・・・あと戦力には関係なさそうだが、姫神、吹寄、クラス全員、他多数・・・・カミやん、けっこうマジでヤバイかもしんねーぜい?)

土御門「・・・」ポチポチ

上条「ん?携帯が・・・」

554: 2011/01/23(日) 01:12:49.36 ID:uC8PGiaF0
====================
From.シスコン軍曹
Sub.一切声を出さずに読んでくれ

カミやん、お前自身は気付いてないだろうが・・・・いや、こんなこと言っても仕方ない

単刀直入に言う

戦争規模の諍いが起きるかもしれない

そのときは、なにがあっても彼女さんから目を離すな・・・氏ぬぞ

詳細は追って直接説明する
=====================

555: 2011/01/23(日) 01:13:33.59 ID:uC8PGiaF0
上条「な・・・・・」

青ピ「どーしたカミやん?彼女から別れのメールでも来たんか?」

上条「いや、違う・・・ただの架空請求だ」

青ピ「あー・・・それならボクもぎょーさん来るで?ほら、なんか映像料として99800円払えとかゆうやつ」

上条「あはは・・・・」チラッ

土御門「俺も来るぜよー?」チラッ

上条(一体・・・何が起きているんだ?)

563: 2011/01/24(月) 00:36:17.27 ID:3xeWMbdR0
~数時間後~

青ピ「じゃーなーカミやん、土御門!ボカァここのパン屋やから・・・」タタタタ

土御門「・・・行ったな」

上条「・・・・おい、土御門」

土御門「なんだにゃー?」

上条「この戦争規模の諍いって・・・なんなんだ?一体・・・そして黒子から目を離すなって・・・」

土御門「・・・原因はいつかカミやんが自分で気付いた方がいいだろうから、あえてここでは言わないぜよ」

上条「なんだそりゃ」

564: 2011/01/24(月) 00:36:43.66 ID:3xeWMbdR0
土御門「ただこれだけは言える・・・もしその諍いが起こったときは・・・ねーちんや五和、旧アニェーゼ部隊を始め、様々な魔術師や・・・能力者がお前か白井黒子を狙うだろうな」

上条「なんだって!?・・・・それは・・・どうにもならないのか?」

土御門「カミやんが状況を把握していたら話は早いんだろうが・・・・・まあ、今はこんな事を行ってても仕方が無いぜい。ま、起こるかどうかもわからない戦争だし、そんなに気に病むことはないにゃー・・・・ただ」

上条「・・・ただ?」

土御門「・・・・今の日常を失う・・・・覚悟だけはきめておけ」

上条「・・・ああ、善処するぜ」

565: 2011/01/24(月) 00:37:21.16 ID:3xeWMbdR0
土御門「じゃあ・・・俺はいつも通り、ちょっとばかし泥臭いことしてくるにゃー・・・なんか分かったら連絡する・・・・氏ぬなよ、カミやん」

上条「ああ・・・・」

上条(一体・・・何が・・・・)

土御門(いずれはこうなると思っていたが・・・・全く、あの一級フラグ建築士はどんだけ俺に惨めな思いをさせりゃあ気が済むんだにゃー)

土御門「・・・」プルルルル

土御門「・・・結漂か?・・・今からアレイスターの所に行く。・・・手伝ってくれ」

566: 2011/01/24(月) 00:37:49.37 ID:3xeWMbdR0
~joseph’s前~

初春「ふゆー・・・・美味しかったですー」

佐天「今日は奢っていただいて、ありがとうございました」

黒子「いえいえ・・・わたくしも、お二人に相談して、なんだか活路が見えてきたような気がしますの!!」

佐天「がんばってくださいね!白井さん!」

初春「そうですよ!!私たち、白井さんと上条さんを結婚までバックアップするって決めたんですから!!」

黒子「そんな・・・・////」

567: 2011/01/24(月) 00:38:33.86 ID:3xeWMbdR0
初春「それじゃあ・・・」

佐天「さよーならー!」

黒子「さよならですのー」

黒子「全く・・・ん?携帯が・・・当麻さん?」ピッ

黒子「もしもし、黒子ですのー」

568: 2011/01/24(月) 00:39:05.27 ID:3xeWMbdR0
携帯『今どこにいる!!』

黒子「え?どうしましたの?」

携帯『今どこにいるんだ!!』

黒子「え、ええと・・・joseph’sの前ですの」

携帯『今からそっちに行くから!!動くんじゃねえぞ!!』プツッ

黒子「え?ちょっと当麻さん!!・・・切れてしまいましたの・・・なんでしたの一体?」

『あれは・・・黒子?あんなところで一体何を・・・・』

美琴『ちょっとここで隠れて見てましょう』ガサガサ

569: 2011/01/24(月) 00:39:43.39 ID:3xeWMbdR0
黒子「・・・はあ」

上条「はあはあ・・・・黒子!!」ダダダダ

黒子「!?一体なにが?」

美琴『なっ・・・どうしてアイツがここに!!』

黒子「そんなに息を切らして・・・一体どうしましたの当麻さん!?」

上条「はぁはぁ・・・・なんか変なことは無かったか!?」

黒子「ええ・・・まあ」

570: 2011/01/24(月) 00:40:16.09 ID:3xeWMbdR0
上条「そうか・・・よかった・・・・」ヘナヘナ

黒子「だ、大丈夫ですの?」ガシッ

上条「俺は大丈夫だ・・・・黒子が無事で・・・なによりだ・・・」ヘナー

黒子「当麻さん・・・」サスサス

美琴『え!?な、なんなのよ!!どうしてアイツと黒子が抱き合ってんのよ!!(他人にはそう見える)』

美琴『ち、ちょっと行ってみよっと・・・どうなってんのよ全く・・・』ガサガサ

571: 2011/01/24(月) 00:40:50.99 ID:3xeWMbdR0
黒子「・・・で、一体どうされましたの?」

上条「ああ・・・実は」

美琴「ち、ちょっとアンタ!!なんで黒子に抱きついてんのよ!!」バッ

上条「え?・・・なんだビリビリか」

黒子「お、お姉さま!?」

黒子(あー・・・・最悪のタイミングですの)

572: 2011/01/24(月) 00:41:16.86 ID:3xeWMbdR0
美琴「ま、まさか!!あんたの股間の幻想頃しで無理矢理黒子の幻想をや、破ろうとしてたんじゃ・・・・」

上条「ちっがーう!!人聞きの悪い事言うな!!」

黒子「お、お姉さま・・・・なんて破廉恥な・・・」

美琴「・・・・で、いつまでアンタは黒子と抱き合ってるわけ?・・・いい加減離れなさいよ」

上条「はあ?抱き合ってるってなんの・・・はっ」キョロキョロ

黒子「・・・・・////////」

上条「・・・・・まさかのイベント発生!?」

美琴「わけのわかんないこと言ってないでさっさと離れろっつってんだろおおおおおおがあああああああああああ!!!!!!!」ビリビリ

上条「うんぎゃああああああ!!!!不幸だああああああああああ!!!!!」

573: 2011/01/24(月) 00:42:09.78 ID:3xeWMbdR0
上条「はぁ・・・はぁ・・・お、俺が一体何をした・・・」グッタリ

美琴「全く・・・どの口が言ってんだか」

上条「・・・で、なんだビリビリ?手短に頼むぞ」

美琴「へ?べ、別に用事なんか・・・・た、ただアンタが黒子と抱き合ってたから・・・はっ!!そうよ!!なんでアンタは黒子と抱き合ってたの!!」

上条「はあ・・・ただ黒子に急ぎの用事があって走ってきたから・・・疲れて倒れそうになったら黒子が支えてくれたって・・・ただそれだけだよ」

美琴「黒子に急ぎの用事?・・・何の用事なのよ、風紀委員の手伝いは終わったんでしょ?」

上条「ああ・・・そのことなんだが・・・」

576: 2011/01/24(月) 00:45:54.56 ID:3xeWMbdR0
上条「なんか黒子が狙われるかも知れないらしい」

美琴「え!?」

黒子「なっ・・・・」

上条「土御門が『彼女さんから目を離すな』って言ってたから・・・ん?そういや戦争が始まったらって言ってたから、別に今は安心なのか」

美琴「・・・・ちょっとまって、今なんつった?」

上条「え?戦争が始まってないから今は安心・・・」

美琴「ちがうその前!!」

黒子(のおおおおおお!!!!この類人猿はどこまで鈍感なんですのおおおおおおおお!!!!)

577: 2011/01/24(月) 00:46:26.52 ID:3xeWMbdR0
上条「その前?・・・土御門が『彼女さんから目を離すな』って・・・」

美琴「な、なによそれ・・・それじゃまるで黒子がアンタの彼女みたいな言い方じゃない・・・」

上条「え?ああ・・・ビリビリにはまだ言ってなかったか・・・」

黒子(ストップ!!すとっぷですのおおおおおおおお!!!!!今ならまだ引き返せますの!!!頼みますからそれ以上言の葉を紡ぐのをお止めになって下さいまし!!!!!!)

578: 2011/01/24(月) 00:47:09.58 ID:3xeWMbdR0
上条「俺、 黒子と 付き合ってるんだ」

黒子(のおおおおおおお!!!おおおおお?・・・あーなんかもういいや)

美琴「・・・え・・・?」

美琴(な・・・によ・・・それ・・・)

579: 2011/01/24(月) 00:47:37.95 ID:3xeWMbdR0
美琴「へ、へー・・・そうなんだ・・・」

美琴(聞いてないよそんなの・・・いやだ)

上条「いやー・・・お前の後輩になんか手をつけちまって悪かったなー」

美琴(い・・・やだ・・・・)

黒子「・・・そういう訳ですの////////」

美琴(な・・・・んで?・・・アンタは私の気持ちを・・・・・)

美琴(い・・・やだ、いやだ、嫌だ、イヤだ、イヤダ)

580: 2011/01/24(月) 00:48:10.78 ID:3xeWMbdR0
上条「こないだの火曜日だっけ?いやー・・・あんときはびっくりしたのなんの・・・」

美琴(イヤダイヤだ嫌だいやだ)

黒子「で、お返事が水曜日でしたの//////」

美琴(嫌だイヤだイヤダイヤダいやダイヤダイヤだイヤダイヤダ嫌ダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ嫌ダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤだイヤだ・・・・・)


582: 2011/01/24(月) 00:48:56.49 ID:3xeWMbdR0
美琴「わ、私ちょっと用事あるから帰るわ・・・・じゃね」

黒子「え?さよならですのー!」

上条「じゃあなー」

美琴(どうして?どうして・・・?黒子は私の後輩で・・・・私の事が大好きで・・・・・・・男なんか見向きもしなくて・・・・私の気持ちも知っていて・・・なのにどうして!?ねえ!?どうして!?どうして私じゃないの!?アイツの隣にいるのは私だけでいいのに!!!ねえどうして!?どうして!?どうして黒子がいるの!?どうして黒子は私から幸せを奪い取ったの!?どうして!?どうして!?どうシて!?ドウしテ?どウして!?どうしてどうしてドウシてどうシてドウシテドウシテドウシてどうしてどうしテドウシテどうしてドウシてどうシテ・・・・?ねェ!?ドウシテ!?)

美琴「ふふ・・・・そっかあ・・・・」

583: 2011/01/24(月) 00:49:42.78 ID:3xeWMbdR0
美琴「アンタなんて、氏んじゃえばいいのよ・・・・・・この、泥棒猫」

美琴「そうよ・・・・そうよね・・・!?アイツが・・・当麻があんなのに惹かれる訳がないわ!!そうよ!!きっと黒子が・・・・あの泥棒猫が当麻を誘惑したのよ!!そうよ・・・そうに決まってる・・・そうじゃなきゃ・・・当麻は私を選んでくれるはずだもん・・・」

美琴「そウと決まレば、作戦を立テなきャ・・・・待ッてテね、当麻」


585: 2011/01/24(月) 00:50:12.24 ID:3xeWMbdR0
~窓の無いビル~

アレイスター「・・・・まずいな、非常にまずい」

土御門「・・・どうした」

アレイスター「・・・上条勢力の中で、大変な事態が起こっている」

土御門「・・・カミやんと白井黒子の交際のせいか」

アレイスター「ああ・・・イギリス清教でも、学園都市に潜ませていた隠密のせいでこのことが知れ渡ってしまったようだ・・・・」

587: 2011/01/24(月) 00:50:41.99 ID:3xeWMbdR0
土御門「・・・・どうするつもりだアレイスター・・・いくら『グループ』といえども、大量の魔術師や聖人を押さえ込むことはできんぞ・・・」

アレイスター「ふむ・・・おや?・・・お前の『仲間』に何か動きがあったようだな」

土御門「・・・!」ピクリ

アレイスター「ほう・・・・『海原光貴』が超電磁砲と接触したようだ・・・・」

土御門「・・・!あの口Oコンが・・・!!!!」

アレイスター「ふむ・・・・・」

シュンッ

土御門「!?」

588: 2011/01/24(月) 00:51:32.33 ID:3xeWMbdR0
モニター『た、大変な事が起こりけりしのよ!!神裂と五和とオルソラと旧アニェーゼ部隊が一斉に学園都市に!!』

アレイスター「ふむ・・・・」

土御門「!!あ、最大主教!!今すぐ天草式とステイル=マグヌス、それから・・・シェリー・クロムウェルと騎士団長と騎士団と新たなる光をこっちに回して欲しいにゃー!!」

アレイスター「なるほど・・・興味深いな・・・」

モニター『つ、土御門!!お前はは正気でありけるのか!?そんなことが・・・』

土御門「だめなら誰でもいい!!とにかく戦力を集めてくれ!!そうしないと・・・・このままでは世界大戦が起こりかねないぞ!!」

589: 2011/01/24(月) 00:52:16.63 ID:3xeWMbdR0
モニター『え?・・・事情は大体把握しけりにつきなのよ・・・流石にそこまでは送れぬので、ステイル=マグヌスと、シェリー・クロムウェル・・・それから、建宮斎字とレッサーをそちらに送りけるのよ・・・』

土御門「恩に着るぜい・・・最大主教!」

アレイスター「ふむ・・・これによりプラン20354から36745を短縮できる可能性が大だな・・・三人の入場を許可しよう」

土御門「アレイスター・・・・!」

土御門(無事でいてくれよ・・・!カミやん!!)

597: 2011/01/25(火) 00:27:04.08 ID:iqv5wgQ70
~常盤台中学学生寮~

美琴「ふう・・・・でも、今なんの準備もせずに黒子を襲っても埒が明かないわね・・・・まずは戦力を集めないと・・・・ふふ、待っててね当麻・・・・」

カタカタ

美琴「さっきなんか海原光貴は声を掛けてきたけど・・・・ま、戦力になるならなんでも利用した方がいいわよね!!レベル4でも役には立つでしょ!!なんかアステカがどうとか訳のわかんないこと言ってたけど」

美琴「んっと・・・書庫にハッキングかけて・・・これでよし」

598: 2011/01/25(火) 00:27:46.55 ID:iqv5wgQ70
美琴「えーっと・・・レベル5のそれぞれの予定は・・・っと」

美琴「んー・・・・第六位だけ空欄になってるわね・・・」

美琴「第一位は・・・・ダメ、問題外。ついでに第二位もダメみたい・・・そんで第七位は・・・なにこれ?訳分かんないわ!なによ『モツ鍋をビブルチする』って予定は!!・・・・そうすると残るのは・・・」

美琴「第四位・・・・麦野・・・沈利・・・!!!!」

599: 2011/01/25(火) 00:28:15.90 ID:iqv5wgQ70
~Benny’s~

麦野「あれー?今日のシャケ弁はまた味が違う気がする」

浜面「いっしょだろうがよ・・・・」

絹旗「ねね、浜面・・・ほんとにアイテムが再結成できて超よかったですよね!!多分フレンダだって超空の上で超喜んでますよ!!」

滝壷「だいじょうぶ。私だけ話す言葉が無くてもだいじょうぶ・・・・・」

600: 2011/01/25(火) 00:28:52.65 ID:iqv5wgQ70
滝壷「!!・・・むぎの」

麦野「んー?」

滝壷「南南西から信号が来てる・・・・それもレベル5クラスの」

麦野「!?・・・・どんな能力なの?」

滝壷「・・・・たぶん、この感覚は・・・・・超電磁砲だと思う」

麦野「・・・あの憎たらしい第三位か」

601: 2011/01/25(火) 00:29:29.96 ID:iqv5wgQ70
絹旗「む、麦野!!第三位は暗部との関わりが超薄いですから、別にそんなに超恐い顔する必要ないですって!」

麦野「・・・・それもそうか」

浜面「なあ・・・第三位って、可愛いのかな?」デュフフ

絹旗「・・・・・」

麦野「・・・・・」

滝壷「・・・・だ、いじょうぶ、今ここで浜面が氏んでも、代わりはいるもの」

浜面「ちょ、滝壷さん!?悪かった!!悪かったから!!フォークは洒落になんないって!!いたたたた!!箸も箸でいてえんだよおおおお!!!」

602: 2011/01/25(火) 00:30:02.93 ID:iqv5wgQ70
麦野「全く・・・・・・ん・・・?」

美琴「はあい、お久し振り・・・・・・麦野沈利さん?」

麦野「第・・・・三位」

美琴「あら?そんなに嫌な顔されると・・・・わたし泣いちゃうよ?」

麦野「・・・・・何しに来た」

美琴「やだやだ・・・・お願いだからその変なビーム出すの止めてね?結構辛いんだから・・・」

絹旗「・・・・超なにしに来たんですか」

603: 2011/01/25(火) 00:30:38.75 ID:iqv5wgQ70
美琴「え?そうね・・・あんたたち『アイテム』の力を借りに来た・・・・って感じかな?」

麦野「・・・・なんでテメエが私たちの名前を知ってんのかは知んないけど・・・・」

麦野「ブ チ コ ロ シ か く て い ね ?」

美琴「・・・・第一位や第二位への下克上」

麦野「!!」ピクッ

美琴「・・・・したいとは思わない?」

麦野「テメェ・・・・なにをする気なの・・・・?」

604: 2011/01/25(火) 00:31:18.94 ID:iqv5wgQ70
美琴「ん?別に・・・ちょっと事情があってね・・・第一位ど第二位を含む複数名とちょっと争わなくてはならなくなっちゃって」

麦野「・・・・・ねえ第三位・・・それは本気なのかしら?」

美琴「本気じゃなかったらわざわざ氏ぬ覚悟でアンタたちのところなんかに来ないわよ・・・」

麦野「・・・・絹旗」

絹旗「まさか・・・・・麦野」

605: 2011/01/25(火) 00:31:49.79 ID:iqv5wgQ70
麦野「今回だけ・・・・手を組ませてもらうわ」

滝壷「むぎの!!」

美琴「え?」パァ・・・

美琴「ほんと?うれしい!!ありがとね!!」ダキッ

麦野「なっ・・・離れろこのガキがぁ!!」

浜面「おいおい・・・・本気でこのガキ信用していいのかよ?・・・なんか臭いぞ?」

滝壷「はまづら・・・・」パァ

606: 2011/01/25(火) 00:32:24.44 ID:iqv5wgQ70
美琴「ダメ・・・かな?」ウルッ

浜面「ダメじゃないですどうぞご自由にアイテムをお使いください」

絹旗「やっぱり浜面は超浜面でしたね・・・超キモイです」

滝壷「浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す浜面頃す・・・・・」シャッシャッ

絹旗「滝壷さん・・・超ファミレスのナイフ超砥いでも切れませんよ」

美琴(作戦通り!!まっててねー当麻・・・・)

麦野(第二位・・・・あんときの仮を返させてもらうわね)

浜面(かわいいおんなのこがいっぱいーてんごくだー)

607: 2011/01/25(火) 00:32:53.74 ID:iqv5wgQ70
~グループ仮眠室~

土御門「・・・・てことだ」

結漂「はあ・・・つまり何?『上条当麻』を巡る女の争いが世界大戦規模に発達したと・・・・」

土御門「そうだにゃー・・・んで海原は超電磁砲のために向こうに付いてるがな」

一方通行「チッ・・・アイツどンだけトラブル作りゃあ気が済むんだか」

土御門「・・・まあ、今回はカミやんの完全自業自得といえばそれまでなんだが・・・あの風紀委員までが氏んじまうのは避けたいんだがにゃー」

608: 2011/01/25(火) 00:33:19.73 ID:iqv5wgQ70
プルルルルー

土御門「もしもし?・・・・なんだって?・・・分かった」

ピッ

一方通行「どォしたンだ?」

土御門「超電磁砲がアイテムと接触して・・・そのまま勢力内にとりこんだらしい」

一方通行「オイオイ・・・マズいンじゃねェの?」

土御門「ハッキリ言って・・・かなりマズいぜい」

結漂「・・・はあ・・・『白井黒子』かあ・・・」

結漂(随分成長したみたいね・・・・今なら守ってあげてもいいって気持ちも生まれるわよ?・・・・ほんのわずかだけどね)

609: 2011/01/25(火) 00:33:49.97 ID:iqv5wgQ70
バサッバサッ

土御門「なんだ?」

一方通行「なァに・・・新しい・・・・ただの居候だァ」

垣根「よおグループの皆さんおそろいで」

結漂「かっ・・・垣根・・・」

土御門「帝督・・・・だと?」

心理定規「はあい☆」

一方通行「今ならオマケも付いてくるってなァ!!」

610: 2011/01/25(火) 00:34:32.28 ID:iqv5wgQ70
垣根「一歩通行・・・・突然だが・・・」

一方通行「なンだ?」

打ち止め「おー!!ここどこ?ってミサカはミサカは大はしゃぎ!!」

垣根「連れて来ちった☆」

一方通行「・・・バカかテメエはァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

611: 2011/01/25(火) 00:35:38.52 ID:iqv5wgQ70
心理定規「まあまあ・・・・それに、連れてこなかったらそれはそれで大変な事になってたかもしれないのよ?」

一方通行「あァ?・・・・どういう事だァ?」

打ち止め「それが・・・妹達の中でも意見が割れてて・・・・・一触即発状態なの!!ってミサカはミサカは報告してみたり!!」

一方通行「なン・・・だと・・・?」

612: 2011/01/25(火) 00:36:25.10 ID:iqv5wgQ70
垣根「ま、そんくらいちょっと考えりゃあ分かったことなんだけどな」

一方通行「・・・・」

土御門「・・・ま、とは言っても事態は急を要せんぜよ。のんびり行くぜい」

結漂「それもそうね・・・」

土御門「・・・それから」

一方通行「ン?」

613: 2011/01/25(火) 00:36:50.98 ID:iqv5wgQ70
土御門「第七学区にマンションを借りたから・・・・そこを俺たち『上条・白井勢力』の本拠地にするからな・・・・あまり場所を洩らすなよ」

一方通行「オイクソガキィ!!間違っても共有とかすンじゃねェぞ!!」

打ち止め「あわわわ・・・わかったよ!!ってミサカはミサカは・・・・」

土御門「じゃあそこに向かうか・・・結漂、頼む」

結漂「はあ・・・結構骨なのよねーこれ・・・壁に埋まったらゴメンね?」

シュンッ

626: 2011/01/26(水) 23:55:01.83 ID:Mp4W7NfA0
~第二三学区・空港~

ステイル「ふう・・・あの飛行機だけは何度乗っても飽きないな・・・・」フラフラ

建宮「どうやら、シスターさん達はまだ来てないようなのよ」

シェリー「ああめんどくさい・・・・どうしてアタシがあのガキを巡る争いなんかを止めに来なきゃなんないのよ・・・」

建宮「そう言うなって・・・・俺個人としては同意見だが、女教皇様と五和まで参加してんのよ。だから天草式としても放って置けないのよな」

627: 2011/01/26(水) 23:55:35.21 ID:Mp4W7NfA0
ステイル「やれやれ・・・あの子に被害が及んだら承知しないぞ・・・上条当麻」

レッサー「あのー・・・さ、さっさと行きませんか?そのツチミカドさんの言ってたマンションに」

ステイル「そうだな、こうしていても仕方ないし・・・・こんなところでまだ何もしていないシスターを討つのは少し気が引けるし・・・なにより、討てる確証も無いしね」

建宮「多分俺らだけじゃ無理なのよな・・・・一刻も早く信用できる仲間と合流しないと」

ステイル「信用・・・ねえ。正直、あの男単体でも信用が出来ないのにその仲間が簡単に信用させてくれるとは思わない事だね」

628: 2011/01/26(水) 23:56:02.43 ID:Mp4W7NfA0
シェリー「話なんてしてないでさっさと行きましょ・・・厄介事は早く片付けるに限るわ」

ステイル「そうだな・・・・建宮!」

建宮「はいはい、今やってるのよな・・・・ぬん!!」

ボン

レッサー「わあ・・・ただの紙が乗り物に・・・」

建宮「出発進行なのよ!!」

シューン

・・・・・ガサッ

神裂「建宮・・・・いや、思いとどまってはいけませんね・・・作戦を立てないと」

629: 2011/01/26(水) 23:56:39.03 ID:Mp4W7NfA0
~とある学生寮~

インデックス「ふんふんふーん」フキフキ

トルルルルー

インデックス「あ!はーい、上条です・・・・もとはる?・・・うん、うん・・・分かった、すぐ行く」ガチャ

インデックス「とうま・・・くろこ・・・・!」ダッ

630: 2011/01/26(水) 23:57:05.27 ID:Mp4W7NfA0
~とあるマンション~

一方通行「えーっとォ・・・・」

ガヤガヤ

土御門「どうしたんだにゃー、一方通行?」

一方通行「・・・・なンなンですかァこの外人さン率の高さはァ!!」

レッサー「こまかいことはいいじゃないですかぁ!ま、仲良くやりましょうって!」バンバン

一方通行「・・・しかもめっちゃ日本語うめェしよォ!!」

631: 2011/01/26(水) 23:58:13.16 ID:Mp4W7NfA0
土御門「まあまあ・・・グローバルな土御門さんの知り合いは、外人さんも多いんだにゃー」

一方通行「そォかよ・・・・ンで、肝心の三下どもはどこだァ?」

土御門「ん?呼んでない」

一方通行「テメェはバカかァァァァァァァァ!!!!」

土御門「まあ落ち着け一方通行・・・・素人の手は煩わせずに暗部だけで暗部の事は片付ける・・・・・それがオメエの言う『悪党』なんじゃなかったのか?」

一方通行「・・・・ケッ」

土御門「それに、個人的な意見として・・・・せっかく幸福になったカミやんの幸福を、わざわざ不幸に変える気は無い・・・暗部の人間としても、友人としてもな」

一方通行「・・・・・・そォかよ」

632: 2011/01/26(水) 23:58:46.41 ID:Mp4W7NfA0
一方通行「・・・ま、第三位と第四位の三下どもぐれェなら、俺だけでもひねりつぶせるしなァ!!」

土御門「何を言っているんだにゃー・・・それくらいならお前の手なんか借りたりはしなくて大丈夫だろうが・・・おい!みんなちょっと聴いてくれ!!」パンパン

インデックス「あ、なんかもとはるがみんなに言いたい事があるみたいなんだよ!行こ?すている!」

ステイル「・・・うん」

土御門「えーと・・・ここで敵と味方の暫定的な戦力を確認したいと思う」

シェリー「ケッ・・・・」

633: 2011/01/26(水) 23:59:25.10 ID:Mp4W7NfA0
土御門「まず科学側のリーダーとしては・・・学園都市第三位の電力使い、『御坂美琴』だ」

インデックス「そんな・・・・短髪」

土御門「まあ・・・コイツは正直大した事ないにゃー、一方通行と垣根がいたら簡単に倒せる」

土御門「そして科学側で厄介なのは・・・・滝壺理后」

ステイル「一見、病弱な女の子にしか見えないけど・・・」

土御門「コイツ自身の戦闘能力は、大した事はない・・・と、言うよりも恐らく今回の事件の関係者の中では一対一なら一番弱いだろうな」

634: 2011/01/27(木) 00:00:00.82 ID:VXr1rMhD0
建宮「そんなやつのどこが恐いのよ?」

土御門「恐いのはこいつの能力・・・・『AIMストーカー』だ。コイツは能力者の出すAIM拡散場・・・と言っても分からんか。まあ、魔術で言うところの魔力みたいなもんだと思ってもらえたらいい・・・それを追跡したり、読み取ったりできるんだにゃー」

レッサー「・・・つまり、能力者以外には何の弊害も無いと?」

土御門「そうなんだけど・・・・こいつとセットになってるのが、絹旗最愛と麦野沈利だ・・・麦野は学園都市の第四位だけど、暗部の人間だから御坂より厄介だろうな。能力名は『原子崩し』なんかとにかく凄いビームが全身から出てくる能力だ」

土御門「そんで絹旗最愛の方は・・・コイツも大した事はない。能力は『窒素装甲』なんか窒素を自由に操れる能力らしいから、普通の銃弾なんかはコイツに邪魔されて届かないって寸法だにゃー」

インデックス「???・・・・さっきのたきつぼさんとどう関わってくるのかな?」


635: 2011/01/27(木) 00:00:45.78 ID:VXr1rMhD0
土御門「つまり、滝壺の読み取った情報を麦野や絹旗に伝えて、そんで手を打つ・・・・そんな厄介な事をしてるんだぜい、あいつらは」

ステイル「・・・チッ、すると何か・・・こっちがもし一方通行などを使って頃しに行っても、それに対して先手を打たれるから意味無いって事か」

土御門「多分そうだぜい・・・だからこの三人の討伐には極力能力者は使いたくないんだが」

シェリー「・・・でも麦野さんとやらは全身からビーム出してんでしょ?攻撃の仕方が無いじゃないの」

土御門「それを今日考えるために集まってもらったんだにゃー」

シェリー「・・・チッ」

636: 2011/01/27(木) 00:01:13.35 ID:VXr1rMhD0
土御門「そんで浜面仕上・・・は説明する必要も無いカスだからとばすぞ」

土御門「そして海原光貴・・・コイツは能力者じゃないけど科学側だ・・・なんたって俺らの仲間だからな」

一方通行「ケッ・・・」

土御門「コイツは『トラウィスカルパンテクウトリの槍』ってものを使って攻撃してくる・・・どうやら金星の力を借りて、物体を分解させるらしい」

一方通行「ハッ、胡散臭ェ事この上ねェなァ!!」

インデックス「馬鹿にしちゃいけないよ。いくらレプリカって言ったって、当麻の右手でも無い限り、打ち消すのはほぼ不可能なんだから」

結漂「海原は今までそんな無茶苦茶なものを使ってたってわけね・・・・」

637: 2011/01/27(木) 00:01:55.03 ID:VXr1rMhD0
土御門「そして魔術サイドだが・・・・コイツは凄いぜい、聞いて驚くなよ」

土御門「まず最初に・・・神裂火織ねーちん」

インデックス「かおりが!?そんな・・・・」

土御門「科学サイドの人間にはよく分からないかも知れないが・・・・コイツは世界でも二十人と居ない聖人ってヤツでな・・・・とにかく、メチャクチャ強いんだにゃー」

垣根「どうしてその性人ってのは強いんだ?」

638: 2011/01/27(木) 00:02:30.29 ID:VXr1rMhD0
垣根「どうしてその性人ってのは強いんだ?」

土御門「『聖人』ってのはだな・・・ま、簡単に言えば『人間』じゃない。天使と人間の間ぐらいにいる感じだから、正直普通の人間では絶対に勝てない・・・たとえカミやんの右手があったとしても」

一方通行「なンだなンだなンですかァ!?いきなり氏亡フラグ立ちまくりってかァ!?」

土御門「まあ、ねーちんは余程の事が無い限り人を殺めたりしないぜい・・・余程の事が無い限りは、だけどにゃー」

640: 2011/01/27(木) 00:03:03.49 ID:VXr1rMhD0
土御門「お次は五和・・・こいつは槍術に長けてるから、かなり強いけどねーちん程ではないにゃー」

建宮「五和をバカにしちゃあいかんのよな・・・・俺はアックア戦の時に五和の恐さを思い知ったのよ」

ステイル「・・・と、言うのは?」

641: 2011/01/27(木) 00:03:31.81 ID:VXr1rMhD0
建宮「いやあ、女教皇様・・・・あ、神裂火織と同じ『聖人』と戦ったときの話なんだけどな、あんとき『上条当麻』はソイツに完膚なきまでにぶちのめされて・・・そんで五和が沈んでたもんだから叱咤したらソイツに対する敵意をむき出しにしてな・・・そしてなんと、われらが術式を組んだとはいえ、その『聖人』を返り討ちにしたのよ!」

建宮「あ、その聖人は女教皇様よりも遥かに強い聖人なのよな」

シェリー「ケッ・・・あのガキの周り、変な女ばっかじゃねえの」

土御門「・・・てな感じで、コイツにも十分な警戒が必要だにゃー」

一方通行(女って・・・・)

垣根(おそろしい・・・・)

642: 2011/01/27(木) 00:04:03.21 ID:VXr1rMhD0
土御門「そしてお次はアニェーゼ=サンクティス。こいつ単体なら、結漂がいれば大丈夫だろうが・・・取り巻きが酷いんですたい」

土御門「まず総数が二五○人」

心理定規「多!」

土御門「そんでその中でも厄介なのが・・・アンジェレネとルチアだ。特にルチア」

レッサー「名前だけなら聞いたことありますが・・・一体どんな術式を使うんですか?」

643: 2011/01/27(木) 00:04:42.74 ID:VXr1rMhD0
土御門「術式については今は省くが・・・攻撃方法は、アンジェレネが硬貨の入った袋を飛ばしてきて、ルチアはでっかい車輪を爆発させたりするんだにゃー。んでちなみにアニェーゼは座標攻撃を仕掛けてくる」

垣根「意外と大した事ないんだな・・・」

土御門「個々としてはそうだけど・・・アニェーゼ部隊の恐いところはその集団なんだにゃー・・・人は集まると急に強くなるからな」

土御門「後はオルソラ=アクィナスだが・・・・コイツはなんだかよく分からないんだにゃー」

644: 2011/01/27(木) 00:05:11.46 ID:VXr1rMhD0
心理定規「・・・・と、言うのは?」

土御門「今までに術式を使ってるデータが無い」

一方通行「チッ・・・一番やりづらそうだなァオイ?」

土御門「まあ、極端に弱いって可能性もあるけどにゃー」

土御門「とりあえず、分かってる敵戦力は以上ぜよ」

結漂「味方戦力は?」

645: 2011/01/27(木) 00:05:47.94 ID:VXr1rMhD0
土御門「ん、とりあえずここにいる全員と、アレイスターと最大主教だけだにゃー・・・あとニコライ=トルストイってロシアのキリスト教のトップもなんか言ってきてるが、コイツはまだなんとも言えないぜよ」

ステイル「やれやれ・・・上条当麻も、なかなかやらかしてくれる」

646: 2011/01/27(木) 00:06:21.78 ID:VXr1rMhD0
土御門「それでは今から役割を・・・と行きたいところだが、まだなんのアプローチも無い今は何も出来ないから、交代で男は白井黒子、女はカミやんの監視を・・・・」

結漂「なんかピンクの思惑が見え隠れしてるんだけど」

心理定規「これだからグループは・・・・」

土御門「んだよー・・・・じゃ、多数決で決めますか」

土御門「男が白井、女がカミやんの監視をしたほうがいいと思う人ー」

垣根(・・)ノ            土御門(・・)ノ

建宮(・・)ノ            レッサー(・・)ノ

土御門「・・・・・・氏ね、氏ねじゃなくて氏ね」ボソッ

655: 2011/01/28(金) 00:46:02.18 ID:+3ECNCYo0
~とある学生寮~

上条「当麻と!」

黒子「黒子の!」

上条・黒子「簡単!くっきんぐー!!」パチパチ

上条「さあ、今回も始まりました!当麻と黒子の簡単くっきんぐ!」

656: 2011/01/28(金) 00:46:40.83 ID:+3ECNCYo0
黒子「今日のお料理はこちらですの!」

ジャーン

フリップ『簡単!十分で出来ちゃうキャベツスパゲッティ!!』

上条「おー!」パチパチー

黒子「そして本日の材料は………」

657: 2011/01/28(金) 00:47:15.41 ID:+3ECNCYo0
~土御門の部屋~

テレビ『まずキャベツとパスタを塩で一緒に茹でて……』

建宮「呑気なもんなのよな…」←ジャンケンで負けた

心理定規「ええ本当……なんだかイライラしてきちゃうわ」イライラ←ジャンケンで負けた

建宮「はあ………お腹空いたのよ」

心理定規「向こうではなんか美味しそうなもの作ってるしね!」

658: 2011/01/28(金) 00:47:46.10 ID:+3ECNCYo0
建宮「なんかこっちでも作るのよ?」

心理定規「そんな事しなくても、結漂に頼めば何か持ってきてくれんじゃないの?座標移動で」

建宮「おお、それは名案なのよな!」

モシモシ、アワキンカ?

心理定規「二人の心の距離は……家族並、かあ………あーあ、私にもそんな人が欲しいなあ、なーんて」

建宮「すぐに持ってきてくれるらしいのよ」

心理定規「そう、良かった」

659: 2011/01/28(金) 00:48:20.04 ID:+3ECNCYo0
ヒュンッ

結漂「はい、おまちどお」

建宮「ありがとうなのよ!!」

結漂「はいはい…」

建宮「…ってえ!!こんな量食べきれないのよ!!」

「誰が二人で食えって言ったんだにゃー?」

心理定規「この声は……」

660: 2011/01/28(金) 00:49:41.31 ID:+3ECNCYo0
土御門「なーんかカミやんとその彼女が面白い事になってるって聞いたから、すっ飛んできたんだぜい」

建宮「そういう事だったのよ、丁度今、面白い事になってると思うのよ」

モニター『では当麻さんのソーセージを………』

全員「!!」ガタッ!!

661: 2011/01/28(金) 00:50:41.77 ID:+3ECNCYo0
建宮「す、凄いのよ………」

土御門「カミやん……あーあ、これでもう超電磁砲らに言い訳ができないにゃー」

心理定規「どきどき」

結漂「わくわく」

~三十分後~

モニター『はあ……良かったぞ黒子』

建宮「土御門、ちゃんと録画してたのよ?」

土御門「そこにぬかりは無いぜよ!!」

建宮「でかしたのよ!!これで三ヶ月は大丈夫なのよ!!」

心理定規「//////」

結漂「//////」

662: 2011/01/28(金) 00:51:09.22 ID:+3ECNCYo0
建宮「さて……そろそろ交代なのよ、あわきん、頼むのよ」

結漂「……そのあわきんっての止めてくんない?」

建宮「善処するのよ」シュンッ

心理定規「////////」シュンッ

ステイル「いたっ!」シュンッ ドスン

レッサー「きゃん!」シュンッ ドスン

「うおっ!」シュンッ ドスン

土御門「……………」

結漂「……………」

ステイル「……………」

レッサー「……………誰?」

663: 2011/01/28(金) 00:51:38.12 ID:+3ECNCYo0
削板「俺は学園都市の第七位!削板軍覇だ!!」バーン

ステイル「…炎よ」ヴォンッ!!

削板「うおっ!!発火能力か!?」ボオオオオオ

ステイル「効かない……だと?」

削板「いきなり攻撃してくるとは……根性が足らんぞ貴様!!」

664: 2011/01/28(金) 00:52:12.82 ID:+3ECNCYo0
結漂「……ハッ」

削板「痛たた!こら!勝手に人の体の内部にコルク抜きなんか移動させるんじゃない!貴様も根性が足りん!」

レッサー「……えいやっ!」

削板「いたた!!だから何か変な杖みたいなのを突き刺すのもダメだって!」

土御門「…黒ノ式」

削板「がぼぼぼっ!!ぷはっ!!勝手に人の体を水浸しにするな!!」

665: 2011/01/28(金) 00:52:53.45 ID:+3ECNCYo0
削板「だァァァらっしゃァァあああああああああああああああああああああああああ!!」バウーン

削板「さっきから自分達だけ好き勝手しやがって!!もう許さん!本物の根性というものを今から思う存分見せつけてくれるわーっ!!」

レッサー「い、今のみましたか!?コイツいきなり爆発したのにピンピンしてますよ!!」

土御門「いたたた……おい結漂、一方通行ここに持ってきてくれ」ポタポタ ガハッ

結漂「ええ、こんなの一方通行じゃなきゃ相手できないでしょうしね」

一方通行「いてェ!!」シュンッ ボサンッ

666: 2011/01/28(金) 00:53:21.75 ID:+3ECNCYo0
一方通行「オイてめェなにしやがンだ!!」

結漂「それよりコイツどうにかしてくれるかしら?」

一方通行「この爆発の跡と血まみれの土御門……ケッ、そういう事かよ!イイねェイイねェ!サイッコウだねェ!!テメェこの一方通行様を何だと思って」

削板「すみませんオナラが出ました!!」

一方通行「人の話を聞けェェ!!えーと、どこまで話したっけ……あ、そォだここだ…テメェこの一方通行の」

削板「すごいパーンチ」

一方通行「だから人の話を聞けっつってンブギュルワ!?」

結漂「つ、強い……」

667: 2011/01/28(金) 00:54:00.62 ID:+3ECNCYo0

削板「ん?誰かと思えば第一位さんじゃないか、どうしたんだ?そんなトコに寝転がって」

一方通行「…テメェがやったンだろコラァ!!」

削板「すごいパーンチ」

一方通行「ビブルチ!?」

土御門「はいはい…もうそれくらいにしてくれないと、土御門さんの寮が倒壊してしまいますにゃー」

削板「ごめん」

土御門「いいよ」

668: 2011/01/28(金) 00:54:29.79 ID:+3ECNCYo0
削板「…で、この削板軍覇に何の用だ?」

土御門「本当は用なんか無かったんだけど、さっきの戦いを見て気が変わったぜい……削板軍覇」

削板「なんだ?」

土御門「実は…ある女の子と糞みたいなフラグ男の命が危ないんだ……救うのを手伝ってくれないか」

削板「その女と男ってコイツらか?」

モニター『ギシギシアンアン』←さっきのビデオ

土御門「そうそう……ってぇ!!」

669: 2011/01/28(金) 00:55:21.08 ID:+3ECNCYo0
ステイル「上条当麻……ふん、結局アイツも発情期の猿だったって訳か」

一方通行「つゥゥゥゥゥゥゥち御門くゥゥゥゥゥゥゥン?テメェ人が暗部と交渉してる間にナニやってンですかァァァァァァ!?」

レッサー「あの人の……初めてがあああああああ」ペタン

削板「よーし、今のビデオで事情は大体分かった!!」

土御門「一体何を理解したんだにゃー」ボロッ

削板「つまりアレだろ?この男は必要以上に女にモテたから、このツインテール以外の惚れてた女の子からこのツインテールと共に命の危機にさらされてるって事じゃないのか?」

一方通行「テメェの能力計り知れねェな」

670: 2011/01/28(金) 00:56:07.78 ID:+3ECNCYo0
削板「そういう事なら協力してやる!!」

土御門「そうか!なら早速この資料を……」

削板「その為に根性入れて鍛え直すか!!ぬおおおおおおお!!」バシュッ

キラーン

土御門「………」

671: 2011/01/28(金) 00:56:39.95 ID:+3ECNCYo0
結漂「………行った、わね……空間移動よりも速い速度ってどういう事なのよ………」

ステイル「なんだったんだアイツは?」

一方通行「俺ビブルチされ損じゃねェか………」

レッサー「ああああああ………」ペタリ

土御門「……なにこの雰囲気」

土御門「……んでカミやんはカミやんで」チラ

モニター『すやすや』

土御門「女の子と全裸で手ぇ繋いで寝てるし!!!あー!不幸だー!!」

~そのころマンションでは~

672: 2011/01/28(金) 00:57:47.82 ID:+3ECNCYo0
シェリー「ほーら、エリス、やっちまいな」

エリス『おめえに食わせるツケメンはねえ!!』

打ち止め「わーい!ってミサカはミサカは面白い巨人を見て大喜びしてみたり!!」

垣根「未元物質でハンバーグ作ったぞー!」

心理定規「なんだか体に悪そうね……それ」

建宮「こっちはマフィンも出来たのよー!」

インデックス「ふむふむ、これは治癒魔術と…」

~かなり平和だった~

673: 2011/01/28(金) 00:58:20.21 ID:+3ECNCYo0
~第二三学区・空港~

五和「ふふ……着きましたね」

アニェーゼ「上条当麻……いや、白井黒子は、どこに行っちまってるんでしょうねえ」

オルソラ「ふふ……自ら心を奪っておきながら、勝手に持ち逃げするなんて許さないのでございますよー」

アンジェレネ「あ、あの……イギリス清教と学園都市が、動いてるみたいです……やっぱり止めませんか?その……上条さんは、諦めましょうよ、ね?」

ルチア「何を言っているのですシスター・アンジェレネ……上条当麻を諦めろだなんて……そんなことは主の教えに反しますよ」

アンジェレネ「あの……主ってもしかして」

674: 2011/01/28(金) 00:58:58.01 ID:+3ECNCYo0
ルチア「上条当麻に、決まってるじゃないですか……あの人が女王艦隊、いや、パラレルスウィーツパークで私の肩に触れて以来、主はこうなる事を望んでいたのですね……!」

アニェーゼ「ふふふ何言ってんですかー、私なんてあの人に裸で抱きついた事もあるし、局部の間近に顔を近づけられてブルブルやられた事もあるんですがね」

オルソラ「ふふ、私は入浴中にあの方が自らの意思で飛び込んできた事もあるのでございますし、なによりあの方は私の胸が大好きなのでございますよー」

五和「ふふ、ふふ。上条さんの命を救って、泊りがけで看病しようとした私に適うわけが無いでしょう?くずは引っ込んどいてくださいねー」

神裂「………上条当麻、上条当麻上条当麻上条当麻上条当麻上条当麻上条当麻上条当麻上条当麻なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ」ブツブツ

~窓の無いビル~

アレイスター「ふん…遂に始まったか……うん?あれは………ククク、さらにプランが短縮できそうだ」

681: 2011/01/29(土) 00:59:55.78 ID:/Teo/kOA0
~Benny’s~
美琴「…ってわけで、そのクソ女に一方通行と垣根帝督が肩入れしてる可能性が非常に高いから、私一人じゃ到底適わないからアンタたちの力を借りに来たのよ」

麦野「へ、へぇ…た、確かに戦うには十分な理由ね……」

麦野(ただの嫉妬してるヤンデレちゃんかよ!!)

絹旗(恐るべしは上条当麻って男ですね……)

浜面(女って……恐ろしい)チラチラ

滝壺(はまづらはまづらはまづらはまづらはまづらはまづらはまづらはまづらはまづらはまづら……はーまづらぁ)ゴゴゴゴ

浜面(なんだか今日の滝壺さんはすごく怖いです)

682: 2011/01/29(土) 01:00:30.47 ID:/Teo/kOA0
麦野「……で、勝算はあるの?」

美琴「現状では無いわね…どうせアンタ、一方通行はもちろん垣根帝督にも勝てないでしょ?」

麦野「……ええ、一度戦ったんだけど、手も足も出なかった」

美琴「そう……ま、私も多分勝てないわね。第三位と第二位、第二位と第一位の間には、それ以下の序列同士の差とは全くスケールの異なる差が存在するもの」

麦野(ああ…うっぜぇ、私が本気出しゃあテメェなんて一瞬で葬れるんだよ!!)

浜面(今日の麦野さんはいつも通りのようです)

683: 2011/01/29(土) 01:01:08.47 ID:/Teo/kOA0
麦野「じゃあ戦力を集める必要があるんじゃない?」

美琴「そうやって私、何度も言ってると思うんだけど」

麦野(うぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!)

絹旗(今日も麦野は超いつも通りですね)

麦野「じゃ、じゃあ……第七位とか」

美琴「なんか今日はモツ鍋でビブルチするらしいわよ?」

麦野「どういう事?」

美琴「知らないわよ、ただ、そんな変なヤツの手を借りられると本気で思ってんの?」

684: 2011/01/29(土) 01:01:41.08 ID:/Teo/kOA0
麦野「じゃあ……第六位とか」

美琴「書庫にすら明確なデータの無いやつの手をどうやって借りるの?」

麦野「じゃあもう…第五位でいいわよ!アイツ精神操作系だったでしょ?」

美琴「そうね……確かにアイツは嫌味だけど……当麻を救うためなら!!待っててねー、当麻!んちゅー」チュー←上条さんの盗撮写真にキスしてる

麦野(きめえ)

絹旗(きめえ)

滝壺(きめえ)

浜面(一途なおにゃのこかわええ)

685: 2011/01/29(土) 01:02:22.84 ID:/Teo/kOA0
~常盤台中学~

麦野「……で、その心理掌握とやらはどこにいんのよ?」

美琴「なんかどっかに特別室が用意されてるって聞いたけど……」

絹旗「超お嬢様ばっかですね……なんだか超腹立ってきました」

浜面「かわいいおにゃのこがいっぱーい……幸福だー」デレー

滝壺「……はまづら」

686: 2011/01/29(土) 01:03:23.83 ID:/Teo/kOA0
浜面「なんですか滝壺しゃ………ってぇ!!止めてください!!金属は洒落にならないから!!硬すぎるから!!って!!だからって『大丈夫、学園都市のは金属じゃないから大丈夫』とか言って銃を向けないで!!飛び道具はリーチが半端無いんだから!!」

滝壺「問答無用」ボカボカ

浜面「いたたたた」

絹旗(こいつら爆発しろ)

687: 2011/01/29(土) 01:04:01.93 ID:/Teo/kOA0
美琴「あー…もう!見つからないわねえ!!」

麦野「どっかに隠されてんじゃないの?」

絹旗「どんだけ超箱入りなんですか…」

滝壺「はーまづらぁ!」ボコッ

浜面「いたっ!」ドンッ←壁にぶつかった

クルッ

浜面「え?」ドスン

麦野「壁が……」

絹旗「超、回転した?」

688: 2011/01/29(土) 01:04:55.23 ID:/Teo/kOA0
浜面「いたたた……一体何だってんだ」サスサス

「だれですか?この部屋を…」

心理掌握「学園都市・第五位の『心理掌握』の部屋と知っての狼藉でして?」

浜面「こ、コイツが……」

麦野「第五位……心理、掌握!!」

690: 2011/01/29(土) 01:05:41.92 ID:/Teo/kOA0
心理掌握「あら、無粋な殿方だけだと思っていたら…御坂さん、貴女もこの殿方のお仲間でして?それになんだか……物騒な雰囲気の漂う人たちですこと」

美琴「心理掌握……実はアンタに頼みが」

心理掌握「生憎、『白井黒子』及びその仲間を殺害、若しくは再起不能にする手助けなど、致します気はさらさらありませんわ」

心理掌握(そしてその理由があまりに酷いですわね……人の幸せを僻み、自分の幸せを一番に考え、そしてその自分の幸せのためなら人の幸せを奪う事に何の躊躇いも覚えない……超電磁砲の名はここまで落ちぶれてはいなかったと記憶しておりますのに)

美琴「!?なんでそれを……そうか、アンタは精神系能力の最高能力者だったわね」

691: 2011/01/29(土) 01:07:15.57 ID:/Teo/kOA0
美琴「それなら話は早いじゃない!さっさと協力してよ!」

心理掌握「…一つ問いたい事が御座いますわ」

美琴「何よ!」

心理掌握「……『白井黒子』らの殺害、及び無力化に対する姿勢は……本気、なのですか?」

>>689すみません、分かりません…

692: 2011/01/29(土) 01:07:49.92 ID:/Teo/kOA0
美琴「…アンタなら分かるんじゃないの?人の本気度合いなんて、簡単に」

心理掌握「貴女の口から直接聞きたいのです」

美琴「……ええ、本気よ…私から簡単に当麻を奪っていったあのクソ女が本当に憎い…虫唾が走るくらいにね」

心理掌握(御坂美琴の深層心理と照合……誤差、2.8%…本気みたいですわね)

心理掌握「分かりましたわ……御坂さん、貴女に協力します」

693: 2011/01/29(土) 01:08:28.50 ID:/Teo/kOA0
美琴「本当!?助かるわ!!」

麦野「なんとか戦力の目処は立ったんじゃないかしら?」

美琴「よーし…さ、ファミレスに戻りましょう!」

滝壺「はーまづらぁ」ガブッ

浜面「ぎゃあああああ!!」

絹旗「あー、なんかもう超ストレートに氏ね」

694: 2011/01/29(土) 01:10:02.57 ID:/Teo/kOA0
ゾロゾロ

心理掌握「ふう……」

心理掌握「御坂さん……人の絆を裂くのは、尋常ではないくらい難しいですわよ?」

心理掌握「けれどどうして私は御坂さんに味方してしまったのでしょうか……案外、この状況を私は楽しんでるのかもしれませんわね」フフッ

695: 2011/01/29(土) 01:10:51.29 ID:/Teo/kOA0
~道~

麦野「なんか嫌な感じのガキだったわね……」

美琴「だから行くの嫌だったんだけどね…当麻を助けるためならなんだって!!」

絹旗(超振られた人間が何言ってんだか)

「…『白井黒子』はどこですかね」

美琴「ん?あれは……」

696: 2011/01/29(土) 01:14:09.84 ID:/Teo/kOA0
五和「あら?」

美琴「……お久し振り、『五和』さん」

五和「…お久し振りです」

麦野(なんだコイツら…)

絹旗(うわ!後ろに超夥しい数のシスターが!!)

アニェーゼ(なんなんですかねこいつら)

アンジェレネ(あうう…なんだかこの女の人怖いです)

美琴「そうそう……今ちょっと聞こえたんだけど、『白井黒子』をどうするつもりなのかしら?」

五和「あら、貴女には関係ないと思いますよ?」

697: 2011/01/29(土) 01:15:15.23 ID:/Teo/kOA0
美琴「残念ね……『上条当麻』の為に、『白井黒子』を殺害でもしようと考えてると思ったんだけど」

五和「……なぜ、それを?」

美琴「決まってるじゃない……」










美琴「わたしも、同じ目的を持ってるからよ」

五和「……そう、ですか」

707: 2011/01/30(日) 00:21:45.02 ID:hEVM9UKK0
~路地裏~

削板「…て訳だ!!」

横須賀「はあ!?そのカミジョーとシライの為に、どうして俺がテメェの訓練に付き合わなきゃなんねえんだよ!!」

削板「すごいパーンチ」

横須賀「だから人の話を聞けってつってんブギュルワ!?」

削板「まだだ……まだ足りない!!ぬおおおおおお!!」

ドカーン

横須賀「いてえ!!」

原谷(俺なんでこんなところにいるんだろう……)

708: 2011/01/30(日) 00:22:24.40 ID:hEVM9UKK0
削板「そうだ!!相手が攻撃してきたときの練習だ!!さあ、どしどし攻撃してくれ!!」

横須賀「はぁ?……まあよく分かんねえが…」

横須賀「今までの借りを、この内臓潰しの横須賀様が」

削板「むっ!来たか!すごいパーンチ」

横須賀「おい!今こっちに攻撃したら練習にならねえだブルゥヘ!?」

原谷(なぜだろう、悲しくもないのに涙が出るよお母さん)

709: 2011/01/30(日) 00:23:53.41 ID:hEVM9UKK0
削板「ぬっ!!新必殺技を思いついた!!」

横須賀「へ?」

削板「ぬおお!!新必殺技!!!……えーと、つよいチョーップ!!」

横須賀「それってすごいパンチと何が違うんブギュルワ!?」

削板「ふふふ……今度のは敢えて不安定な念動力の壁を手に沿うように作り、それを上から下へと振り下ろす事で殴りつける必殺技。念動鈍器とはこの事だァァあああああああああああああああああああああ!!」ドバーン

原谷「いや、無理でしょ」

削板・横須賀「?」

710: 2011/01/30(日) 00:24:28.68 ID:hEVM9UKK0
原谷「不安定な念動力の力場の近くで手を振るだけじゃ、そんな反応しないと思うし。俺、能力開発の時間割りの選択授業がそっちの方なんで、ちょっとだけ詳しいし」

削板「…」

横須賀「…」

削板「じゃあ、どういう理論で何が出たんだ?」

横須賀「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぅい!!アバウト!!こないだに引き続き必殺技の取り扱いがものすごく大雑把!!そんなんで倒される方の身にもなってみろテメェちくしょう!!」

削板「すごいチョーップ」

横須賀「だからそれやめろっつっただろうがビブルチ!?」

原谷(こうして、削板軍覇はまた一つ強くなりましたとさ、めでたしめでたし)

717: 2011/01/31(月) 00:30:53.86 ID:y0ui4yLp0
~小萌先生宅~

小萌「ささ、姫神ちゃん…今日はなぜか結漂ちゃんもいないので、先生は一人なのですから、ゆっくりしていってくださいなのですよー」

姫神「ありがとう。でも私ひとりじゃこの鍋は多すぎる。」

小萌「そうですかー?じゃあ吹寄ちゃんでも呼ぶのですよー?」

ジーコロジーコロ モシモシフキヨセチャン…

姫神「……誰かを。忘れてる気がする」

718: 2011/01/31(月) 00:31:24.13 ID:y0ui4yLp0
ピンポーン

吹寄「こ、こんばんはー……ってぇ!!なんですかこの給食にでも使いそうな大きな鍋は!!」

小萌「せっかく姫神ちゃんも吹寄ちゃんも来てくれたんだから、奮発したのですよー?」

吹寄「でもいくらなんでもこの量は……」

小萌「むむ、よく考えたらそうなのですよー……一体なんでこんな鍋を用意したんでしょうか」

姫神「誰か。これくらい平らげる人がいた気がするけど。」

小萌「これだけの量をですかー?そんなのシスターちゃんくらいしか…」

姫神・小萌「あ」

吹寄「?」

719: 2011/01/31(月) 00:32:19.70 ID:y0ui4yLp0
小萌「そうなのですよ!!シスターちゃんの存在をすっかり忘れていたのです!!」

吹寄「シスターって……あ、あのすき焼きの時に上条当麻が引き連れてた」

小萌「そうなのですよー」

姫神「そうと決まれば善は急げ。今すぐ上じ…ゲフンゲフンシスターを呼ぶべき。」

小萌「はい!!今日は騒がしくなりそうなのですよー」

ジーコロジーコロ トルルルルー

720: 2011/01/31(月) 00:32:49.09 ID:y0ui4yLp0
インデックス『はい、こちらカミジョーです!』

小萌「シスターちゃんですかー?」

インデックス『むっ、その声はこもえだね!』

姫神「先生。代わって。」

小萌「はいはい」

姫神「もしもし。」

インデックス『ん?その声はあいさかな、どうしたの?』

姫神「今日。小萌先生の家ででっかい鍋をする。よかったら来ない?」

姫神「か。上条君も一緒に。」ボソッ

721: 2011/01/31(月) 00:33:16.99 ID:y0ui4yLp0
インデックス『うーん、気持ちは嬉しいんだけど……』

上条『おーいインデックス、誰からだ?』

インデックス『ん、こもえとあいさから』

黒子『どういった用件ですの?』

姫神(女の子の……声?)

インデックス『鍋するから来ないかって……』

上条『お、いいじゃねえか、寄せてもらおう』

インデックス『くろこも来るの?』

姫神(どうして……上条君の家に女の子が?)

722: 2011/01/31(月) 00:33:49.01 ID:y0ui4yLp0
黒子『ええと、わたくしは……』

上条『いいじゃねえか、なんだか知らないけど、俺と一緒にいたら寮監さんから門限破り許してもらえんだろ?』

黒子『そうですけれど…』

上条『おーいインデックス、三人行ってもいいか訊いてみてくれ』

インデックス『はーい…あいさ、三人行ってもいいかな?』

姫神「……」

インデックス『おーい、あいさ?』

姫神「……いいと思う。とりあえず小萌の家に来て。訊きたいことがあるから。」

インデックス『分かったー、じゃあね!』

ガチャン

723: 2011/01/31(月) 00:34:24.81 ID:y0ui4yLp0
姫神「…」

吹寄「おーい、姫神さん?」

小萌「どうしたのですかー?」

姫神「……シスターと上条君と一緒に。一人女の子がくるみたい。」

小萌「え?はあ……また上条ちゃんの悪い癖が出ましたか」

吹寄「上条当麻……今度はどんな手口を使って……」ブツブツ

ピンポーン

小萌「あ、はーい」

724: 2011/01/31(月) 00:34:55.89 ID:y0ui4yLp0
ガチャ

インデックス「こっんばっんはーーーーー!!うーん、日本の食文化の極みなんだよー!!」

上条「おじゃましまーす…ん?吹寄も来てたのか」

吹寄「貴様は……私の気も知らずにまた……」

上条「ん?なんか言ったか?」

吹寄「なんでもない!!/////」

上条「ふーん」

725: 2011/01/31(月) 00:35:26.70 ID:y0ui4yLp0
黒子「あ、あのー……は、はじめましてですのー」モジモジ

上条「ん?そんなトコに突っ立ってないで入って来いよ」

黒子「は、はいですのー」オズオズ

小萌・姫神・吹寄(こいつか……)

上条「紹介するよ、コイツはなんとあの常盤台中学一年の……」

黒子「し、白井黒子ですの」カチコチ

726: 2011/01/31(月) 00:36:05.01 ID:y0ui4yLp0
小萌「と、常盤台!?ま、まさか上条ちゃんはそんなお嬢様をもその甘い毒牙に……」

上条「人聞きの悪い事言わないで下さい!!」

黒子「あら、強ち間違ってもいませんわよ?」

上条「おい黒子、お前までなにを」

インデックス「とうまは最近ただのえろまになってるんだよ!」

上条「い、インデックスさあああああん!!あなたまで何を仰りますか!!上条さんは上条さんであって工口条さんでは!!てゆうか工口なんて言葉どこで覚えた!!そんな言葉シスターさんが使っちゃいけません!!」

姫神「……で?」

上条「へ?」

727: 2011/01/31(月) 00:36:48.92 ID:y0ui4yLp0
姫神「工口魔とか工口条とか。そんなのは初めから分かってる事だから。」

工口条「ひどっ!!」

姫神「問題は。その青少年保護法案に引っ掛かりそうなその女の子が。その。あの。」

上条「?」

インデックス(そっか……あいさも……)

728: 2011/01/31(月) 00:37:18.08 ID:y0ui4yLp0
吹寄「ええいじれったい!!上条当麻!!貴様はこの少女を連れまわして、何を考えているの!?」

小萌「そうなのですよ!!せ、先生みたいな合法口Oならともかく、こんな明らかな口Oバb……おっと、こんな小さな女の子を卑猥な目連れまわすなんて……」

黒子「止めてくださいまし!!」

小萌・姫神・吹寄「!!」

黒子「わたくしはこの上条当麻さんの彼女ですの!!ですから決してこの工口魔さんが女子中学生にまでその工口の手を伸ばした訳ではありませんの!!」

工口魔「お前までその名で呼ぶか」

黒子「まあ、今日は工口の手も少々伸ばされましたけど//////////」ボソッ

729: 2011/01/31(月) 00:37:47.60 ID:y0ui4yLp0
小萌「えぇ!?上条ちゃんにまさか土御門ちゃんと同じ趣味があったなんて……」

上条「止めてください!!」

黒子「//////////////」

小萌「…まあ、やっと上条ちゃんが一所に落ち着いてくれて良かったのですよー」

上条「またそんなことを!!だいたい……」

ワイワイガヤガヤ

姫神・吹寄「……」

インデックス(あいさ……それから、となりの……せいり?も……)

730: 2011/01/31(月) 00:38:22.65 ID:y0ui4yLp0
~心の中・吹寄制理の場合~

黒子『わたくしはこの上条当麻さんの彼女ですの!!』

吹寄(え?そんな……そっか、そうだよね)

吹寄(こんな色気の無い女を、上条君が選ぶ筈がないもの……最初から分かってたじゃない)

吹寄(ふふ……対カミジョー属性完全ガードの女……ねえ)

731: 2011/01/31(月) 00:38:58.42 ID:y0ui4yLp0
吹寄(それってただ…今まで上条君に助けてもらった事がなかった……ってだけの話じゃない)

吹寄(大覇星祭の時の……あの表情を見て、ガードなんて出来る筈がないじゃないの)

吹寄(でも、そんな幻想も……もうおしまい、かぁ)

吹寄(……白井さん、だったかな……上条当麻を、宜しくね?)

吹寄(私は……貴女と上条当麻の周りの世界を守るためなら……なんだって、できる…そんな気がするのよ)

732: 2011/01/31(月) 00:39:24.41 ID:y0ui4yLp0
~心の中・姫神秋沙~

黒子『わたくしはこの上条当麻さんの彼女ですの!!』

姫神(え…?うそ…だよね)

姫神(そうだ。嘘に決まってる。)

姫神(そう。上条当麻は。あの錬金術師から命がけで私を助けて。大覇星祭のときだって。あの赤い神父をたき付けてくれた。)

姫神(だから私以外の人を選ぶなんて…ありえないありえない有り得ない有り得ない有り得ない在りえない在り得ない在り得ないアリエナイアリえナいアリエナいあリえナイありえないアリエなイありえなイあリエなイ……)

733: 2011/01/31(月) 00:39:53.71 ID:y0ui4yLp0
姫神(そうか。きっとあの口Oババァが。口Oババァって事を生かして上条君を誘惑したんだ。でないと。私以外を選ぶなんて事はアリエなイ。)

姫神(ふふ……今はまだ様子見しか出来ないけど……)

姫神(いつか幻想を頃してあげるわね。白井黒子さん?)

740: 2011/02/01(火) 00:26:47.89 ID:ZqBPgdFG0
こんばんは!>>1です!!

>>739
ありがとうございます!!嬉しくて涙が……うっうっ

>>736
結局全員そうなんですよね……皆アタックする機会など山ほどあった筈なのに……

それでは、今日の分の投下です

今日のはギャグとシリアスが混じってそれはもうエライ事になってます

741: 2011/02/01(火) 00:28:34.25 ID:ZqBPgdFG0
~屋根裏~

土御門「コイツはちょっとまずい事になったぜい……」

結漂「あら、弱気?」

土御門「……姫神秋沙、能力は…………、か。作戦を考え直さないと」

結漂「え、なによ…どうしたのよ」

土御門「まずは最大主教に……」ブツブツ

742: 2011/02/01(火) 00:29:07.60 ID:ZqBPgdFG0
~お鍋終了~

インデックス「ふみゅー……おいしかったんだよ」ケポ

吹寄「どうしてあの鍋が空っぽに……」

小萌「ふふ、シスターちゃんは相変わらずなのですよー」

姫神「……」

上条「ん?どうした、姫神?なんだか顔色悪いぞ?」

姫神「いい。なんでもない。私は用事を思い出したから帰る。小萌先生ありがとう。」

ガチャ バタン

インデックス(これはちょっとまずい事になってるかも……)

743: 2011/02/01(火) 00:31:11.48 ID:ZqBPgdFG0
小萌「大丈夫ですかねー?……あ、そうそう!白井ちゃん、お鍋はどうでしたかー?お口に合いましたか?」

黒子「ええ、寮の出す料理よりもおいしかったですの。ありがとうございましたの」ペコリ

小萌「うふふ、上条ちゃんには勿体無いくらいの彼女さんなのですよー」

黒子「いえ、そんな……」

上条「ちょっと先生、そんな」

吹寄「私もそう思うかな」

上条「?!吹寄さんまで何を?」

744: 2011/02/01(火) 00:31:48.59 ID:ZqBPgdFG0
吹寄「ねえ白井さん……この上条君は、すぐにフラグたてるし、女の子には目が無いし、頭悪いし、何かにつけてすぐサボるし、スケベだし、変態だし、女の子の裸に対する意識がものすごい低いし、卑猥だし、不幸だし、バカだけど……でも、いいところも少しはあるから、上条君の事、よろしくね?」

黒子「吹寄さん……」

小萌(吹寄ちゃん…)ホロリ

インデックス(せいり……)

上条(なんか悪口言われた)

745: 2011/02/01(火) 00:32:18.56 ID:ZqBPgdFG0
黒子「はい!このどうしようもないドスケベの世話は、任せてくださいですの!!」

吹寄「うん!白井さんになら上条君を任せられるわね!!…貴様も、白井さんを泣かしたら……ふふ、ふふ」

上条「泣かしませんです!ハイ!!」ビシッ

吹寄「それでよし」

746: 2011/02/01(火) 00:32:51.74 ID:ZqBPgdFG0
小萌「吹寄ちゃん……吹寄ちゃーん!!せ、せんせいは…せんせいはぁー!!」ダキッ ウワーン

吹寄「ちょ、なんなんですか、小萌先生!!」

インデックス「せいりー!!わたしが、わたしがいるがらねー!!」ダキッ ウワーン

吹寄「ちょっと、シスターさんまで」

黒子「吹寄さぁーん!!くろこに、くろこに任せてくださいですのぉー!!」ダキッ ウワーン

吹寄「白井さんまで……もう、そんなんじゃないってのに」キラリ

747: 2011/02/01(火) 00:33:24.64 ID:ZqBPgdFG0
小萌・インデックス・黒子「うえーん!!」オイオイ

吹寄「まったく……」グシグシ

上条(まさかの百合百合展開…幸福だー)ハナジブー バタン

吹寄「……」

小萌「……」

インデックス「……」

黒子「……」

748: 2011/02/01(火) 00:34:00.40 ID:ZqBPgdFG0
上条「ふにゃー……百合の花ー……百合の花、咲き乱れー……」ダクダク

黒子「わたくし、CQCで〆ますの」

インデックス「わたしは頭に噛み付くんだよ」

吹寄「私はおでこで頭突きする」

小萌「先生は、加わるわけには行かないので、ここでみんなの応援を……」

上条「ふにゃー……ハッ、百合の花畑はどこに!?」キョロキョロ

黒子・インデックス・吹寄「ふふ、ふふふ、ふふ………」ゴゴゴゴ

749: 2011/02/01(火) 00:34:32.27 ID:ZqBPgdFG0
上条「え……?あのー、黒子さん?インデックスさん?吹寄さん?……皆さんおめめが笑っていませんの事よ?ほら、スマイル、すている……」

黒子・インデックス・吹寄「工口条工口魔ぁぁぁぁぁ!!!!」

工口条工口魔「はい!?……ちょ、ちょっと皆さんまって」

ガン ゴン グチャ

工口条「ぎゃあああああああああ!!!!不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

750: 2011/02/01(火) 00:35:02.45 ID:ZqBPgdFG0
~その頃、姫神宅~

姫神「ふふ、ふふ……いい事を思いついた……」

姫神「なんで。こんな簡単なことを今まで思いつかなかったんだろう。」

姫神「あんな口Oババァなんて……」

姫神「わ た し の の う り ょ く を も っ て す れ ば 。 い ち げ き だ っ た の ね 。」

姫神「上条君も……私の想いを。踏み躙ったのがいけないのよ。」

751: 2011/02/01(火) 00:35:56.38 ID:ZqBPgdFG0
~マンション~
一方通行「ハン!!愉快にケツ振りやがってェ!!誘ってンのかァ!?」ピコピコ

打ち止め「む、プリン!歌う!」ピコピコ

一方通行「ァ!!」

シェリー「ふふん、スネーク……やっちまいな」ピコピコ

チュドーン

一方通行「ァァァァァ!!フォックスゥゥゥゥゥゥ!!」

752: 2011/02/01(火) 00:36:28.50 ID:ZqBPgdFG0
一方通行「まだだァ……まだ一機残って」ピコピコ

ステイル「甘いね、PKファイヤーだ」ピコピコ

一方通行「はン!!そんなんでやられるほどこのフォックスは……」ピコピコ

シェリー「あははははっ!!どかないとケガするよ!!」タッタララッラッタッタッタッラッタッタララッラッタッタッタッラ←ハンマー

キラーン

一方通行「フォックスゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!」

753: 2011/02/01(火) 00:37:34.32 ID:ZqBPgdFG0
テテテテーッテッテッテッテー

勝ち
1P・プリン(打ち止め)3P・スネーク(シェリー)4P・ネス(ステイル)チームカラー・赤

負け
2Pフォックス(一方通行)チームカラー・黒

打ち止め「やーい!!またアナタの負けー!!ってミサカはミサカは哀れなアナタを嘲笑ってみたり」

754: 2011/02/01(火) 00:38:28.88 ID:ZqBPgdFG0
一方通行「クソがァ……1対3で勝てる訳ねェだろォがァ……!」

シェリー「アタシがさっき1対3で勝ったときに『はン、三下共に気ィ使って本気出せなかったンだよ。だから今度は三人まとめてかかって来なァ三下共がァ!!』とか言ってたのは、どこのドナタかしら?」

一方通行「そ、それはァ……」

ステイル「全く……個人戦でも負けるし、チーム戦でも負けるし……一体どうすれば勝てるんだい?」

一方通行「フ!!フォックスが悪ィンだァ!!おいそこのゴス口O!!スネーク代わりやがれェ!!」

755: 2011/02/01(火) 00:38:58.64 ID:ZqBPgdFG0
シェリー「あら、いいけど……じゃ、アタシがフォックスね」

一方通行「ツベコベ言わずにさっさとかかってこい三下共ォ!!」

テテテテー

結果

勝ち
1P(打ち(ry

一方通行「クッソォォォォォォォ!!!!」バン

ステイル・シェリー・打ち止め(バカだわコイツ)

756: 2011/02/01(火) 00:39:29.97 ID:ZqBPgdFG0
シュンッ

土御門「ハァ……ハァ……た、大変な事が起こったぜよ!!」

ステイル「全く、人が楽しんでる時に無粋な……一体どうしたんだい?」

土御門「姫神秋沙が向こう側についた……まだ御坂美琴らとの接触は無いが……時間の問題だにゃー」

ステイル「姫神秋沙!?……まさか、あの……アレを呼び寄せる……」

インデックス「そう、アレだよ……信じたくないけど」

一方通行「ケッ…なンの事だァ?」

ステイル「信じられないかもしれないが……」

757: 2011/02/01(火) 00:40:08.82 ID:ZqBPgdFG0
ステイル「不氏身の吸血鬼が……敵になる可能性がある」

一方通行「はァ!?どこのメルヘンですかァそりゃァ?!」

ステイル「信じられないのも無理は無い。僕も今まで見たことが無いからね」

土御門「今からその姫神秋沙について説明を」

バタン

建宮「た、大変なのよ!!」

土御門「騒々しいぞ!!どうしたんだ!!」

758: 2011/02/01(火) 00:41:08.00 ID:ZqBPgdFG0
レッサー「こ、この混乱に乗じて、ニコライ=トルストイが……ワシリーサ率いる殲滅白書を学園都市に仕向けてくるみたいで!!今ロシアでこつこつ準備をしてるみたいなんです!!」

ステイル「殲滅白書だって!?……くそ、あの狸め……どれだけ引っ掻き回せば気が済むんだ」

土御門「クソ…!……最大主教に報告して増援を」

垣根「うーい、アレイスターとローラとかいったシスターから伝言だあ」バサッバサッ

心理定規「なんでも、『先に言っておくが、増援なんて送る余裕は無いぞ』……だってさ」

土御門「――――ッ!!」

759: 2011/02/01(火) 00:41:41.42 ID:ZqBPgdFG0
シェリー「はあ!?これだけの少人数でどうにかしろって言うの!?相手はとんでもない数なのよ!?」

ステイル「それに、向こうにいるのは一人で軍隊にも互角以上の戦いが出来るような化け物ばかり……一体……どうすれば……」

土御門「………仕方ない、最後の手段ぜよ」

インデックス「ダメだよ!!もとはる……」

インデックス「二人の世界を守るためなのに……二人に力添えしてもらって何になるの?」

土御門「悪い、禁書目録……これしか方法が無いんだよ……」

760: 2011/02/01(火) 00:42:28.59 ID:ZqBPgdFG0
土御門「結漂、カミやんと、白井黒子を……ここに連れてきてくれ」

結漂「……いいのね?」

土御門「……ああ、ロシア成教まで関わってくるなんて……カミやん」

土御門「おいみんな、聞いてくれ……これはもう、ただの一人の男を巡る争いじゃない―――――――――」

761: 2011/02/01(火) 00:43:06.34 ID:ZqBPgdFG0












土御門「――――立派な、戦争だ」

768: 2011/02/02(水) 22:53:50.42 ID:oCXjqU9O0
~とある学生寮・上条さんの部屋~

上条「インデックスは途中でどっか行っちゃうし……不幸だー」

黒子「……」

上条「ん?どうしたんだ黒子、口に合わなかったのか?」

黒子「口には合いましたの……ただ」

上条「ただ?」

769: 2011/02/02(水) 22:55:44.18 ID:oCXjqU9O0
黒子「いきなりあんな知らない人だらけの所にわたくしを連れて行くなんて……当麻さんはわたくしの事を考えてはくださいませんでしたの?」ウルウル

上条「黒子……そんな筈無いじゃないか…、俺には黒子が一番大事なんだ」ギュッ

黒子「それなら……どうして」

上条「ほら、学園都市って、両親がいないだろ?……だから真剣に一番面倒見てくれる大人って、先生しかいないんだよ……だから、その人には紹介しとかなきゃなって思って…」

黒子「当麻さん……それって」

上条「ああ……両親に会わせるのと、大して変わらない、かな」

黒子「当麻さん……」

上条「黒子……」

ヒュンッ

770: 2011/02/02(水) 22:57:32.95 ID:oCXjqU9O0
土御門「カミやん!!」

インデックス「とうま!くろこ!」

上条「え?」←半裸

黒子「え?」←半裸

インデックス「……」

土御門「ほう……」ニヤニヤ

771: 2011/02/02(水) 22:58:17.38 ID:oCXjqU9O0
上条「あの、違うんだインデックス、上条さんはただ風呂に入ろうとしただけでして……」

黒子「そ、そうですの!!まだわたくしも中に出された事なd上条「あばばばばば!!!なんでもありませんのことよ!?」」

インデックス「…とりあえず、とうまの頭蓋骨をカミクダク!!」ガブッ

上条「不幸だー」

黒子「まあ、大胆なスキンシップですこと」ゴゴゴゴ

結漂「アンタ達は服を着なさいよ」シュンッ シュンッ←座標移動で服を着せてる

772: 2011/02/02(水) 22:59:01.24 ID:oCXjqU9O0
ギャーギャー

土御門「お楽しみ中悪いんだが……」

上条「いててて!!金属矢はヤバイって!!ところでどうしたんだ土御門!」

土御門「……見てるだけで腹立つから、取り敢えず寝かしとくか」

ドカッ

上条「うっ」バタン

ペシッ

黒子「はうっ」バタン

インデックス「……卑怯者」

土御門「返す言葉は無いし、必要も無いにゃー」

773: 2011/02/02(水) 22:59:47.67 ID:oCXjqU9O0
土御門「おい結漂、カミやんを運ぶために野郎どもを、白井黒子を運ぶために力のある女性の方々を呼んできてくれ」

結漂「はいはい……」シュンッ

一方通行「いてェ!!」ドサッ

建宮「ぬん!!」スタッ

レッサー「わわ!!」ドサッ

シェリー「…チッ」スタッ

774: 2011/02/02(水) 23:00:33.79 ID:oCXjqU9O0
土御門「てわけで、コイツらをマンションまで運んどいてくれ」

一方通行「チッ…わァッたよ」

建宮「おーおー幻想頃しさん……こうして見ると、いかにもなんだか弱そうなのよ」

一方通行「こンな奴能力でちょちょいっっとォ……あ」

土御門「……まさか」

一方通行「イ、幻想頃しのせいで能力が使えねェ……」

土御門「このモヤシが」

775: 2011/02/02(水) 23:01:26.14 ID:oCXjqU9O0
結漂「はあ……結局もう一回行きなおしかあ」

土御門「すまないにゃー」

一方通行「なンだよなンだよ……いいじゃねェかよモヤシ……ギャル○根(検索してはいけない方ではない)の主食だぞォ……?」シュンッ

垣根「あれぇ!!」ドサッ

土御門「これ運んで」

垣根「いいよ」

776: 2011/02/02(水) 23:01:59.25 ID:oCXjqU9O0
~マンション~

建宮「よいしょっ……ふう、重かったのよ」

垣根「体力・筋力・精力を回復する未元物質っと」

建宮「あ、俺も欲しいのよ」

垣根「ホラよ」

建宮「ムグムグ……オレンジ味なのよ?」

垣根「ムグムグ……グレープフルーツだ」

建宮「そうか」

777: 2011/02/02(水) 23:02:30.48 ID:oCXjqU9O0
シェリー「オラ!!ちゃんと持てって!!」

レッサー「そっちこそ!!そんな泥人形に頼らないで自分で持ってくださいよ!!」

シェリー「テメェだって変な杖に頼ってないで、自分で持ちやがれ!!」

ドサッ

黒子「あう」

784: 2011/02/04(金) 00:42:10.85 ID:HIPQk9sh0
黒子「いたたたた……はっ!ここは?」

土御門「にゃー、さっきは手荒な真似してすまなかったにゃー」

黒子「……用件はなんですの?」

土御門「それならカミやんが起きてから説明するぜい」

上条「たはーたはー」

心理定規「……変な気絶の仕方ねぇ」

786: 2011/02/04(金) 00:42:49.45 ID:HIPQk9sh0
上条「たはーたはー」

土御門「……」イライラ

一方通行「……」イライラ

上条「たはーたはー」

建宮「……」イライラ

ステイル「……」イライラ

上条「たはーたはー」

垣根「……」イライラ

レッサー「……」イライラ

シェリー「……」イライラ

787: 2011/02/04(金) 00:43:34.41 ID:HIPQk9sh0
上条「たはーたはー」

結漂「……」イライラ

打ち止め「……」イライラ

上条「たはーたはー」

インデックス「……」イライラ

黒子「……」イライラ

全員(早く起きろよ……!!)イライラ

788: 2011/02/04(金) 00:44:02.03 ID:HIPQk9sh0
上条「たはーたはー」

一方通行「オイ三下ァ!!いい加減起きやが」

??「だァァァァァらっしゃああああああああああ!!!!!いつまでも気絶するなああああああああ!!!!!!根性が足りんぞおおおおおおおお!!!!!見よ!!新必殺技・つよいチョーップ!!!」ズバンッ

上条「そげぶっ!!!」ガバッ

一方通行「ふンごォ!!!」ドサッ

789: 2011/02/04(金) 00:44:41.05 ID:HIPQk9sh0
上条「はあ……はあ……何だ、今の」

一方通行「」←しんでる

削板「ふははははは!!!!根性無しのオーラが漂ってきたから来てみれば……皆さん勢ぞろいとはな!!」

上条「……土御門、なんだ?この暑苦しいの」

土御門「……学園都市のナンバーセブン、らしいにゃー」

上条「ふーん……」

790: 2011/02/04(金) 00:45:10.66 ID:HIPQk9sh0
削板「なんだその微妙な反応は!?根性が足りーん!!!!今から叩きなおして」

黒子「いい加減にお話を聞かせてくださいませんの!?」ガー

土御門・削板「ごめん」

上条「ねえ、俺には謝罪無しなの!?ねえってば!!」

一方通行「」

796: 2011/02/05(土) 00:49:14.08 ID:SAbqKX4e0
土御門「えーと、どっから話せばいいか……」

黒子「……」

上条(土御門が話すのを躊躇うなんて……おのれ魔術師!!)

ステイル「ええい、じれったいな……上条当麻!!正直に言おう……
君のせいで、戦争が勃発した……それも世界規模の」

黒子「……はい?」

上条(……はい?)

797: 2011/02/05(土) 00:50:05.78 ID:SAbqKX4e0
インデックス「すている!!いくらなんでも酷いかも!!もっと言葉を選ぶ余地はあったと思うんだよ!!」

土御門「……すまないカミやん、俺の力をもってしても……戦争を、食い止められなかった」

上条「ちょちょちょ、まって…え?戦争?why?」

ステイル「それは貴様が……」

インデックス「すている!!!」

ステイル「……」

土御門「…俺らはカミやんと、彼女さんを責める気はさらさら無いんだが……、聞いてくれ」

黒子・上条「ごくり」

798: 2011/02/05(土) 00:50:49.76 ID:SAbqKX4e0
土御門「……実は、カミやんがそこの白井黒子さんと付き合い始めたと同時に……カミやんの事が好きだった奴らが動き始めたんだぜい……それも『一斉に』『団結して』」

黒子(なん……ですって……?……当麻さんに想いを寄せていた女性が……そんな……お姉さま……)

上条(俺のことを好きだった女の子?……インデックスぐらいしか思いつかないな)

799: 2011/02/05(土) 00:51:35.33 ID:SAbqKX4e0
土御門「……カミやん、あと……白井さん、気に病むなよ。それはお前たちの所為じゃない……自分たちからは何もしなかったくせに、行動した人間の幸福を恨む、横暴な、女どもが悪いんだ」

黒子「……」

上条「つ、土御門!!なーに深刻な顔してんだよー……どうせクラスの女子が、多くて二・三人何か言ってるのを大袈裟に報告して、上条さんを困惑させたいんでしょー?上条さん、そんなドッキリには引っかかりませんの事よ?」

シェリー「テメェはアタシらイギリス清教の主要戦力が、テメェをドッキリにかけるためにリスクを冒してまで学園都市の内部に入ってきたなんて思ってんのか!?」

上条「それは……」

土御門「認めたくないのは分かるぜい、カミやん……でもな、これはドッキリでもなんでもない……紛れもない現実なんだ。……ただの幻想なら、カミやんの右手でどうにかなったかもしれねぇがな」

800: 2011/02/05(土) 00:52:11.28 ID:SAbqKX4e0
黒子「……敵戦力は?いくら位、どのような人がいますの!?」

土御門「落ち着け白井さん」

黒子「白井でいいですの」

土御門「わかった」

黒子「うん」

801: 2011/02/05(土) 00:52:37.62 ID:SAbqKX4e0
土御門「戦力はまず科学側から……筆頭に、カミやんも白井もご存知の」

ドカーン

建宮「!?くそっ!今度は一体なんなのよ!!」

土御門「……言ってるそばから挨拶に来てくれたみたいだぜい?」

上条(クソッ!!一体だれなんだ!?)

黒子(この電撃……まさか、)

802: 2011/02/05(土) 00:53:26.08 ID:SAbqKX4e0
美琴「クスクス……こんにちは、皆さん」

上条「なーんだビリビリかあ、てっきり敵が襲ってきたのかと」

土御門「!?超電磁砲にそれ以上近づくなカミやん!!」

上条「え?」







土御門「ソイツが科学側筆頭の……御坂美琴だ!!」

上条「……はい?」

803: 2011/02/05(土) 00:54:14.38 ID:SAbqKX4e0
美琴「あらあら…とぅまからは随分と信用があったものね…、やっぱりあの泥棒猫が懐柔したんだぁ」ビリッ

黒子「お姉さま!!どうか……どうか止めて下さいまし!!こんな方法はまともな人間の取る行動ではありませんの!!」

美琴「……ふーん、ちょっとびっくりかも」

黒子「……なにがですの?」

美琴「ん?いやね、サルでも人の言葉って喋れたんだぁ……って思ってね♪」パチッ

804: 2011/02/05(土) 00:54:42.57 ID:SAbqKX4e0
黒子「え?……あっっっ……くっっつつあああああ――――――!!!!」

上条「!?ど、どうした黒子!!」

黒子「あっ………ぐう………」ビクビク

土御門「カミやん!!右手で触れ!!」

上条「お、おう!!」

パシュン

805: 2011/02/05(土) 00:55:23.01 ID:SAbqKX4e0
黒子「ああ……ふっ」バタン

上条「黒子!!」

美琴「うーん…思ってたよりもイマイチねー……この前、そこで寝そべってる白髪がやったって聞いて、生体電気を操ってみたのになー……」

上条「……どう、して」

美琴「ん?どーしたのとぅまぁ?」

上条「どうしてこんな酷い事をするんだ!!」

上条「答えろよ『御坂美琴』!!」バーン

806: 2011/02/05(土) 00:55:54.73 ID:SAbqKX4e0










美琴「……ふふっ、やっと名前で呼んでくれたねとーぅま♪」

807: 2011/02/05(土) 00:56:31.94 ID:SAbqKX4e0
上条「ふざけんじゃねえ!!黒子をこんな目に遭わして、何がしたいんだ!!」

美琴「!?……そっか、とぅまはあの猿に洗脳されてるんだったわね……今助けてあげるわねぇ?」

ステイル「魔女狩りの王!!」

イノケンティウス「がおー」

美琴「じゃま」ビリッ

イノケンティウス「あうー」

パシュン

ステイル「イノケンティウスが……消えた……だと?」

808: 2011/02/05(土) 00:57:19.52 ID:SAbqKX4e0
心理定規「ぬん!!」

心理定規「え……?心の距離が……測れない?一体どうなってるの?」

結漂(御坂美琴……ダメだわ、適わない適わない適わないかなわないカナワナイ……)

レッサー「えいやー!!」ブン!!

美琴「なにこの杖……電気流してみよっか」ビリビリ

レッサー「しびびびびびびびび」バタン

シェリー(クソ!!術式の発動が……)

建宮(間に合わないのよ!!)

土御門(すまんカミやん………!!)

809: 2011/02/05(土) 00:58:43.35 ID:SAbqKX4e0
美琴「さぁてと……さようなら、『泥棒猫』さん?」ビリビリ

上条(しまった!!両手が塞がっ)

ズバーン

美琴「……ふーん」

「第一位はお寝んね中、幻想頃しは両手が塞がってて、心理定規はなぜかあんたに能力はかけられない。座標移動は過去のトラウマにとらわれてて、ステイル・レッサーの攻撃は弾かれて、あとの魔術師は皆術式の構築中……」

垣根「さて、主要戦力の中でただ一人手持ち無沙汰な人がいました…一体誰でしょうか?」ニヤ

810: 2011/02/05(土) 00:59:20.72 ID:SAbqKX4e0
美琴「……第二位が第一位と共闘してるって噂は本当だったのね」

垣根「まあな……アイツには、かなりの借りがあっからな」

美琴「……クス、丸くなったわねえ」

垣根「うるせえよ」

美琴「隙あり!!」

垣根「なっ!!しまっ…」

ドカーン

811: 2011/02/05(土) 00:59:46.81 ID:SAbqKX4e0
美琴「よしっ!!」

ポト←コイン

美琴「……あれ?」

垣根「あ?」

削板「テメェらだけは許さんぞおおおおおお!!人を忘れおって!!!!!!しかも根性の無いことにいきなり撃ってきやがってえええええ!!根性が足らああああああああん!!」シャキーン

美琴「その話し方……アンタもしかして」

削板「そう!!学園都市のナンバーセブン、削板軍覇とは俺のことだあああああ!!」ババーン

812: 2011/02/05(土) 01:00:49.36 ID:SAbqKX4e0
美琴「……ふーん、そっちは超能力者が三人かあ……」

土御門「ははっ今更怖気づいたか?」

美琴「いいえ、全く?だって……」

813: 2011/02/05(土) 01:01:52.29 ID:SAbqKX4e0
美琴「こ っ ち に だ っ て 、 三 人 い る も の」

土御門「!?まさか……心理……」

美琴「さーあねー?…さ、今回は私一人で挨拶に来ただけだから。…こんどは、私の友達も呼んで、パーティーをしましょう……じゃ、またね。とぅま♪」

バタン ビリビリビリー

土御門「……クソッ」

814: 2011/02/05(土) 01:02:20.43 ID:SAbqKX4e0
上条「……黒子、大丈夫か?」

黒子「ええ……当麻さんは?」

上条「俺は別に…」

黒子「そうですか……」

815: 2011/02/05(土) 01:05:46.95 ID:SAbqKX4e0
心理定規「こんな事って……まさか……ほんとに……」ガタガタ

土御門「ああ……そんなことがあったんなら、恐らくビンゴだぜい」

一方通行「弱音なンかテメェらしくねえなあ……」

土御門「一方通行!?……いち起きたんだ?」

一方通行「実は超電磁砲が来たあたりから起きてたけど、当たるの怖いからのびてる振りしてずっと電気エネルギーを反射に設定してた」

土御門「このヘタレが……!!」

816: 2011/02/05(土) 01:08:11.07 ID:SAbqKX4e0
垣根「まあまあ……それで、どうしたんだ?」

土御門「よくぞ訊いたくれたにゃー」

土御門「向こう側に……」






土御門「……心理掌握までいる可能性が非常に高い……!!」


科学側一同(!?)ガタッ

魔術側一同(??)ポケー

823: 2011/02/07(月) 00:02:19.15 ID:3AhnxRD40
ステイル「……なんだい?その心理掌握ってのは……名前を聞く限り精神を操るようだが……」

一方通行「心理掌握……第五位のレベル5だが……正直、俺にもなンでアイツが超電磁砲や原子崩しより序列が下なのかが分かンねェぐれェめンどくせェ能力者みたいだが」

黒子「心理掌握……聞いたことがありますの」

土御門「なんだって!?……その情報を話して欲しいにゃー」

黒子「心理掌握……常盤台中学における、最大派閥の創始者ですの……彼女を崇拝する者も少なくなく、彼女専用の隠し部屋が校舎内に作られているという噂まで存在しますの」

黒子「能力については……もしお姉さまと彼女が戦闘したとして、一方的に超電磁砲を浴びせる事ができればお姉さまの勝ちでしょうけど……『戦意』そのものを打ち消されてしまいましたらお姉さまの勝ち目はまずございませんの……当麻さんなら、分かりませんけど」

824: 2011/02/07(月) 00:02:56.66 ID:3AhnxRD40
上条「ひょっとして、その心理掌握って……対象に触れただけでその記憶を読み取ってしまうっていう……あの能力者か?」

黒子「恐らくは……」

ステイル「やれやれ……僕らはとんでもないカード(ジョーカー)を引いてしまったようだね?」

上条「うわあ」

黒子「うわあ」

土御門「うわあ」

一方通行「うわァ」

結漂「うわあ」

垣根「うわあ」

心理定規「うわあ」

インデックス「うわあ」

打ち止め「うわあ」

レッサー「うわあ」

シェリー「うわあ」

建宮「うわあ」

削板「……ジョーカー?」

ステイル「……いっそ頃してくれ」

825: 2011/02/07(月) 00:03:43.90 ID:3AhnxRD40
ステイル「……」ズーン

削板「なあなあ、ジョーカーって何の事だ?お前ら、俺が来る前にトランプでもしてたのか?なあなあ」

上条「もうやめてあげて」

削板「え?俺はただ疑問をステイルに投げかけてただけなんだが……」

削板以外(((バカが一番恐ろしいな……)))

土御門「……コホン、んで、その心理掌握の攻撃……どうだにゃー、一方通行に垣根……防げそうか?」

826: 2011/02/07(月) 00:04:13.14 ID:3AhnxRD40
一方通行「うーン……一度でも攻撃を受けりゃ、攻撃のベクトルが掴めると思うンだが……」

垣根「俺も……アイツの攻撃の性質が完全に分かんない限り、未元物質の創りようがねえよ」

土御門「くそっ……魔術側はどうだ?」

インデックス「難しいね……精神操作系の魔術ならいっぱいあるけど、能力なら……わかんないかも」

土御門「………つまり手詰まりってわけか」

上条「俺の右手なら……」

土御門「カミやんの右手は、いつからちぎって全員の頭にのせれる位便利になったんだにゃー?」

上条「それは…」

827: 2011/02/07(月) 00:05:39.93 ID:3AhnxRD40
土御門「…つまり、実際に一度戦ってみない事には勝てる保障なんてどこにもない……か。正直、このメンバーが集まったときには楽勝だと思ったんだけどにゃー」

垣根「……心理掌握が第五位に甘んじている理由もよく分かんねぇ事だしな」

一方通行「……チッ、面倒な事に巻き込まれちまったぜェ」

上条「……土御門、他の敵戦力の情報を頼む」

土御門「おっと、忘れてたにゃー。あとは暗部の……」

黒子(お姉さま……黒子が必ずやそこから引っ張り上げて救って差し上げますの……!!)

828: 2011/02/07(月) 00:06:26.83 ID:3AhnxRD40
~joseph’s~

五和「……なるほど、御坂さんもあの白井黒子とやらに……」

美琴「そーなのよ、アイツ、気持ち悪いったらありゃしない。私のとぅまを懐柔なんかしたりして……『くろこ』だけに『くろこげ』にしてやるわ!!」

麦野(笑えねえっつーの)

829: 2011/02/07(月) 00:06:55.36 ID:3AhnxRD40
アニェーゼ「……でも、どうすんですか?学園都市のレベル5とやらが、向こうには三人も集まってたんでしょう?」

美琴「ああ……ま、こっちにも三人いるし……なにより、心理掌握の力があれば、あんな奴ら敵でもないわ」

麦野(それが返り討ちにされてのこのこ戻ってきた奴の言う事かよ)

浜面(可愛い娘がいっぱい……くそ、上条当麻……許さん!!)

滝壺(はまづらが、また他の女の子見てる………コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス………)

絹旗(滝壺さん、超怖いです)

830: 2011/02/07(月) 00:07:42.13 ID:3AhnxRD40
アンジェレネ「そ、それに魔術師だって……あの炎の変態口Oコンシスター萌え男とか……天草式のクワガタとか……強い人がいっぱい……」

ルチア「シスターアンジェレネ、そんな弱腰でどうするのですか!!そんなカスども……私たちアニェーゼ部隊と、この聖人の神裂がいればどうにでもなるでしょう!!」

美琴「問題はあの第一位……アイツには心理掌握の力も通じるかどうか……私の超電磁砲は無理だろうし……ん?アイツって妹達の演算補助受けてたわよね……ってことは……」ブツブツ チュー

海原(御坂さんの使用したストロー……なんとしても手に入れなければっ!!)ギラッ

831: 2011/02/07(月) 00:08:31.07 ID:3AhnxRD40
神裂「相手側の脅威は土御門元春と……シェリー・クロムウェルくらいのものでしょうか」
チュー

浜面(あの巨Oのねーちゃんの使ったストロー…是非とも浜面・ストロー・コレクション(麦野・フレンダ・絹旗・滝壺・駒場のは回収済み)に加えたい!!)ギラッ

海原「え?」チラッ

浜面「ん?」チラッ

海原・浜面(コイツ……できる……!!)

絹旗(どうして超変態って奴は群れる習性があるんでしょうか)

838: 2011/02/07(月) 23:55:32.93 ID:3AhnxRD40
美琴「ブツブツ…だぁーー!!だめ、心理掌握の奴がここにいないことには話になんないわ!!」

麦野「そんなの、すぐに呼べばいいじゃんか」

美琴「はっ……麦野、アンタ天才?いますぐ呼んで……」

心理掌握「はあ……もうとっくに来ていますわ」

美琴「は?まさか……アンタの能力ってこんなに遠くのことまで」

839: 2011/02/07(月) 23:56:47.75 ID:3AhnxRD40
心理掌握「そんな事あるわけありませんわよ……」

オルソラ「なんでも、カエルのストラップを返しに来たとかでいらっしゃいますよー」

美琴「……へ?あ、ああ……あ!!そ、それは私ととぅまの思い出の品じゃないの!!早く返しなさい!!」ビリビリ

心理掌握「言われなくたってすぐに返しますのに……全く、かような所で電流を垂れ流すなど……マナー違反もいいところですわよ?」

美琴「……む」ギリッ

麦野(こればっかりは第五位の言うとおりじゃねえか)

840: 2011/02/07(月) 23:58:49.85 ID:3AhnxRD40

美琴「……でさ!アンタの能力って」

心理掌握「一方通行にはベクトルの性質を摑まれてない、一度きりしか効きませんし、垣根帝督についても、ベクトルの性質の所が、攻撃全体の性質に変わる以外は同じですの」

美琴「……そう」

心理掌握(全く。一体どなたですの?別にその人の心なんて読もうともしてないのに『読んでんだろ?』とか訳のわからない事を考えているこの殿方は)

美琴「……全く、アンタと話してると生きてる心地がしないわよ。なんでも分かっちゃうんでしょ?」

心理掌握「……そんな訳でもありませんのよ?」ボソッ

美琴「ん?なんか言った?」

心理掌握「いえ、特には」

841: 2011/02/08(火) 00:00:16.78 ID:R6P369w00
アニェーゼ「いや、絶対にそんなの間違ってますよ!!」

オルソラ「うふふ……一体いかなる思考にて私の思想に異を唱えるのでございましょうか」

アンジェレネ「い、一体何を話し合っているんですか?シスターアニェーゼとシスターオルソラ」

アニェーゼ「上条当麻に着せる衣装についてに決まってんでしょうが!」

オルソラ「うふふ……ですから上条当麻は亀甲縛りにして……」

アニェーゼ「ですからそんなのだめだっつってんですよ!!もっとこうスリルを……」

842: 2011/02/08(火) 00:01:07.81 ID:R6P369w00
アンジェレネ(あうう……一体いつからイギリス清教は変態さんの巣窟になってしまったんでしょうか……)

ルチア「二人とも!!お止めなさい!!」

アンジェレネ(シスタールチア……!!)パァァ

ルチア「その……縛るばかりではなく……縛ってもらうのも忘れてはいけません!!」

アンジェレネ(期待した私がバカでした)

843: 2011/02/08(火) 00:01:54.35 ID:R6P369w00
神裂「いつかは洗濯機プレイを……うへへ、うへ……」

絹旗(うわあ超気持ち悪い)

アンジェレネ(ん?)チラッ

絹旗(あれ?)チラッ

アンジェレネ・絹旗(なんだかこの人とは(超)仲良くなれそうな気がします……!!)

844: 2011/02/08(火) 00:02:51.70 ID:R6P369w00
美琴「……あ」

美琴「思いついちゃった……!!」ニヘラ

五和「どうしたんですか?」

美琴「見つけたのよ……最強を倒す切り札!!」

五和「それはよかったですね!!」

心理掌握(こんな月並みなアイデア……無理ね、きっと失敗しますわ)

845: 2011/02/08(火) 00:03:22.09 ID:R6P369w00
美琴「このノートに計画を書いて………」

五和「ふふ……ようやく白井黒子の呪縛から、とうまさんは解き放たれるんですね……!!」

美琴「そうよ……うフふ、なンだカあたシ、たノしくなっテきちゃった」ギラッ

麦野(…………?!コイツ………イカレてやがる)

心理掌握(……ッ……だめ、これ以上読み取ると私までおかしくなってしまいますわ)ハァーハァー

ガー イラッサイアセー

「うふふ……あれ?あれって……」

「あ、ほんとだー。おーい」

846: 2011/02/08(火) 00:03:53.40 ID:R6P369w00
美琴「うフフフふフ……ン?」

佐天「やっぱりそうだ!!御坂さんですよね!!」

初春「こんにちはー」

美琴「こんにちは」ギラッ

初春「……!?」ゾクッ

847: 2011/02/08(火) 00:04:39.99 ID:R6P369w00
佐天「?どったの初春」ニコニコ

初春「いえ……特には」

佐天「あはは……おやこちらの皆さんも、どーも」

一同「……」ギラリ

初春(ひいっ!!)ビクッ

佐天「?」←バカ

美琴(ん?こレって……ツ カ エ ル カ モ)

848: 2011/02/08(火) 00:05:16.56 ID:R6P369w00
美琴「ねぇ、初春さんに佐天サん……これから予定ある?」

初春「え……わ、わたしはこれから風紀委員に行かないと……」

佐天「あ、私は全然大丈夫ですよー?どうしたんですか?」

美琴「いえ、ちょっとね……付き合ってくんナい?」

初春(佐天さん!!ダメです!!うなずいちゃダメでムギュ)

初春脳内『ちょっと黙ってもらいましょうかねー……初春飾利さん?』

初春(……え?!脳内にちょくせt……やだ……なんだか視界が暗く………)

849: 2011/02/08(火) 00:06:37.69 ID:R6P369w00
佐天「え?はい、別にいいですよ?」

美琴「そう……よかったー」

佐天「ね、ういは……あれ?初春?ういは……」ドサッ

美琴「……」ビリビリ

美琴「……ワルイケド、チョットオトリニナッテネ……サテンサンニウイハルサン?」ニコッ

麦野(コイツ……本格的に狂ってやがる!!)

850: 2011/02/08(火) 00:12:57.30 ID:R6P369w00
~窓の無いビル~

アレイスター「……ふふ、ふふふ」

モニター『気持ちの悪き事ね……一体どうしたのよ?』

アレイスター「いや……誇り高きレベル5とて、所詮は人間、すぐに壊れてしまうのだなと思ってな」

モニター『……随分落ち着きし事ね、貴方は一体どんな神経をしておるのか、見てみたい気分につきなのよ』

アレイスター「……見てみるか?」

モニター『……今日は止めておくわ』

アレイスター「ふふ、それが賢明というものだよ」

パチン

アレイスター「……ふふ、幻想頃しが自ら作った幻想に追い込まれるとは……わざわざ呼び寄せた甲斐があったというものだな」

アレイスター「さて……ヤツはどう動くかな?」

856: 2011/02/08(火) 23:25:39.90 ID:R6P369w00
ガー アリアトヤシター

美琴「さて……と、この二人……どうしよっか?」

麦野「と、とりあえず……アイテムの仮眠室にでも……運んで、寝かせてやんないと……」

美琴「そこ、監禁はできるの?」ニコッ

麦野「……!?」ゾワッ

857: 2011/02/08(火) 23:26:43.73 ID:R6P369w00
麦野「た……ぶん」

美琴「ふーん……なら、そこに決まりね?」

「ん?あれは……」

青ピ「おおっ!!かわい子ちゃん勢ぞろい!!なな、みんな奢るでー……お茶していけへん?」

麦野「ゲッ……なによコイツ」

美琴(コイツはたしか……とぅまの知り合いね)

858: 2011/02/08(火) 23:27:20.66 ID:R6P369w00
美琴「はは、青髪ピアスさん……今日はちょっと」

青ピ「なな、ええやろー……?ほら、そこの赤い髪の娘なんか、なんかええ感じやん?紹介してーや、えーと……ビリビリさん?」

美琴(……ッ!!その名は……とぅましか呼んじゃいけないのに………!!)

美琴(ブ チ コ ロ シ か く て い ね)

859: 2011/02/08(火) 23:28:46.80 ID:R6P369w00
アニェーゼ「止めてくださいっつってんでしょうが!」

青ピ「ええやんええやん、ええんやでー。ほら、ここがええんか?」サワサワ

アニェーゼ「いやあああ!!止めてぇえええええええ!!」

美琴「青髪ピアスさーん……ワルイケド」

青ピ「ん?」カチャカチャ←ベルト緩めてる

美琴「シ ン デ ?」ビリビリ

青ピ「のわっ!!」

青ピ「」プスプス

860: 2011/02/08(火) 23:29:29.12 ID:R6P369w00
美琴「テメェ!!とぅま専用のあだ名で呼んでんじゃねえよ!!!虫唾が走んだよ気色わりィ!!私ととぅまの甘い関係に割って入ってくんじゃねえよ!!ブチ殺っそこのダボがァ!!!!!!」ビリビリ

麦野「ちょ、第三位落ち着けって!!」

美琴「放せェ!!」ジタバタ

麦野(このままじゃ埒が明かないな……よし)

麦野「ほ、ほら、コイツもひょっとしたら交渉材料になるかもしれないでしょ!?だから、ね!頃すのは止めて、こいつらと一緒に仮眠室に連れていきましょう!!」

美琴「……それもそうね、私も出来るだけ人は頃したくないし」ピタッ

麦野(だめだコイツ……早くなんとかしないと)

861: 2011/02/08(火) 23:29:58.74 ID:R6P369w00
五和「……で、ここに転がってるコレはどうするんですか?」

美琴「そうね……アニェーゼ部隊?だっけ、その下っ端に運ばせといたら?」

五和「そうですね」

青ピ(………)

862: 2011/02/08(火) 23:30:27.55 ID:R6P369w00
神裂「一体その『仮眠室』とやらはどこなのですか?」

麦野「もうすぐ見えてくるわ……ほら、あそこ」

浜面「ん!?」

海原「アソコ!?」

滝壺「氏んじゃえ浜面☆彡」

浜面「のあっ!?」

海原(カップル氏ね、氏ねじゃなくて氏ね)

863: 2011/02/08(火) 23:31:06.37 ID:R6P369w00
オルソラ「あれは……少し小さすぎるのではございませんか?」

麦野「も、もともと私たち四人だけの施設だから……」

麦野(つーか!!その250人くらいの部隊の時点で無理でしょうが!!)

ルチア「でも、少し詰めれば大丈夫でしょう」

麦野(すこし?!私にはその少し詰めるだけが、東京の満員電車に乗り込むくらいの少しにしか思えないんですが!!?)

アニェーゼ「ま、入るならとっとと入っちまいましょう」

864: 2011/02/08(火) 23:31:47.02 ID:R6P369w00
~仮眠室~

絹旗「……麦野、超意外とここって広いんですね」

麦野「そうね……更に詰めればあと10人くらいは入りそうだわ……ってアホか!」

美琴「むーぎのー、この押入れ使うわよー」

麦野「え?ああ、いいわよ」

滝壺「え?そこは……」

ガラッ ドサドサドサ

滝壺「…あちゃー」

865: 2011/02/08(火) 23:32:15.64 ID:R6P369w00
美琴「え?……なにこれ」

つ大量の浜面の盗撮写真

麦野「うわ……」

絹旗「こ、これは………」

滝壺「………」

海原(皆考える事は同じなんですね……ふふっ、帰ったら御坂さんファイルを整理しないと)

浜面(俺ってイケメンだなあ……)ウットリ

866: 2011/02/08(火) 23:35:58.54 ID:R6P369w00
滝壺「」ズーン

美琴「……ま、滝壺さんはほっといて…荷物を全部のけてっと」ドサドサ

麦野(乱暴にあつかうんじゃねえよ!!)

絹旗「へー、超ロンドンに住んでるんですか」

アンジェレネ「はい!とってもいいとこなんですよ!!」

浜面(癒されるわー)

海原(自分は御坂さん以外にはあまり魅力は感じませんね)

美琴「……ふう、アニェーゼさん、あいつら持ってきて」

アニェーゼ「はーい」

867: 2011/02/08(火) 23:36:53.11 ID:R6P369w00
ドサドサドサッ

初春・佐天「う…」

美琴「はあい、お目覚め?」

佐天「御……坂さん?」

初春「やだ……ここどこですか……?と、とりあえずこの拘束具を外してください!!」

868: 2011/02/08(火) 23:37:22.89 ID:R6P369w00
美琴「うっさいわねえ……麦野、猿轡とかない?」

麦野「あ、あるわけないでしょ!」

神裂「あ、それなら私が所持しています」サッ

五和「え?私も」サッ

滝壺「私も」サッ

麦野(どうなってんだこいつら)

心理掌握(掌握しきれませんわ)

869: 2011/02/08(火) 23:38:18.26 ID:R6P369w00
美琴「ふむ……三つか……それなら、この青髪にも噛ませるか」

初春「む?む!!むぐー!!(な?な!!なんですかー!!)」

佐天「むー…むーむーむーむー(うー……うーいーはーるー)」

青ピ「………」

美琴「この青髪ムダに長い時間気絶してるわね……ま、いっか」

ピシャッ

870: 2011/02/08(火) 23:38:51.22 ID:R6P369w00
美琴「ふー……監禁完了!!」

麦野(おそろしや)

オルソラ「さて、食事にいたしましょうか」

全員「さんせー!!」

アンジェレネ「………」

871: 2011/02/08(火) 23:39:35.37 ID:R6P369w00
~第23学区・空港~

ワシリーサ「ふー……やっと着いたのよん」

サーシャ「………上条当麻」ボソッ

ワシリーサ「ん?サーシャちゃん、なんか言った?」

サーシャ「第一の解答ですが、いえ、特には」

ワシリーサ「もーサーシャちゃんったら、冷たいんだから……」

サーシャ「……第一の質問ですが、今回の具体的な作戦をお願いします」

ワシリーサ「無視かよ。ま、いいわ…まず今回の目的は極めて簡単よん。それは……」

877: 2011/02/11(金) 01:12:54.42 ID:a8eGBFlg0
~夜・マンション~

土御門「……とまあ、敵戦力と味方戦力の説明はこんなもんだ。なんか質問はあるかい、カミやんに白井?」

上条「」グッタリ

黒子「」グッタリ

土御門「あり?」

878: 2011/02/11(金) 01:15:39.72 ID:a8eGBFlg0
一方通行「……五時間もぶっ続けでしゃべるヤツが何処にいンだよ……そりゃァ誰でもこォなるわ」

心理定規「見なさい……打ち止めちゃんとシスターなんて仲良く眠っちゃってるわよ」

打ち止め「すぴーってミサカはむにゅかは……」

インデックス「ちゅぱちゅぱ」←指吸ってる

垣根「これは絶景」パシャパシャ

一方通行「オイコラテメェ、後でツラ貸せや」カチッ

ステイル「手伝おう」ペタペタ

879: 2011/02/11(金) 01:19:04.25 ID:a8eGBFlg0
削板「すぴー」

上条「うほっ」

黒子「?」

上条「なんでもありませんの事よ」

建宮(削板×上条……ありっちゃありなのよな)

シェリー(同感だわ)

880: 2011/02/11(金) 01:19:48.73 ID:a8eGBFlg0
土御門「どれどれ今は……ほう、もう20時だったのか……どうすんだい、カミやん」

上条「へ?どうするって?」

土御門「寮に帰るのか……って事ですたい」

上条「あー……でも、このマンションには14人も寝泊りする場所はねえだろ?」

土御門「……この土御門さんが借りるマンションを嘗めてもらっちゃあ困るぜい、カミやん」

上条「へ?」

881: 2011/02/11(金) 01:21:40.97 ID:a8eGBFlg0
土御門「四畳間が三つに、八畳間が一つ……四畳間には詰めれば三つは布団が敷けるぜい?」

上条「当然フローリングだよな?」

土御門「モチのロンよ」

黒子(モチのロンって……)

レッサー(それ最大主教以外が言ってるの聞いたことありませんでした……)

885: 2011/02/11(金) 02:25:16.98 ID:a8eGBFlg0
一方通行「じゃあ白井とシェリーとレッサーと心理定規と結漂と……あとガキ共を八畳間に寝かせて……男はくじ引きでもすっかァ?」

上条「えっ」

土御門「ぐふふ、カミやんだけ『ゆうべは おたのしみでしたね』状態なんかにさせるわけないにゃー!!」

結漂「そうね……それでもいい?『白井黒子』さん?」

黒子「でも……わたくし寮の門限が」

886: 2011/02/11(金) 02:26:44.51 ID:a8eGBFlg0
垣根「オイオイ、そんな事言ってて氏んだら元も子もねえだろ」パシャパシャ

一方通行「テメェはいい加減」

ステイル「写真を撮るのを止めろ!!」

垣根「一枚30円」

一方通行・ステイル・上条「どんどん撮っちゃってください」

黒子「……当麻さん?」キラッ

上条「なんでもありません!!なんでもないからその物騒な金属の針をしまってください!!」

887: 2011/02/11(金) 02:28:31.41 ID:a8eGBFlg0
土御門「……で、どうすんだにゃー。鬼の寮監様を恐れてあっさり氏ぬのか、追い出される事覚悟でここに泊まるのか、あ、どっちにしても明日は六時には起きてここにいてもらわないと困るぜい?」

黒子「……寮監に電話してみますの」

一方通行「こっちのアングルの方が良くねェかァ?」

ステイル「これだから口Oコンは……こっちのアングルじゃないとこの子が写らないだろう!!」

垣根「あー、満遍なく撮ってやるから心配するな……これでも、真面目に学校行ってたときは写真部だったんだぜ?」キラーン

一方通行・ステイル「神だ!!神が降臨なさった!!」パチパチ

上条(ステイル……十字教徒としてそんな簡単に神を降臨させても問題ねーのかよ)

888: 2011/02/11(金) 02:36:13.01 ID:a8eGBFlg0
寮監『もしもし?』

黒子「あ、寮監様……わたくしですの、白井黒子ですの」

寮監『白井か……一体どうしたんだ?』

黒子「あの、実は……」

寮監『……ひょっとして外泊したいのか?』

黒子「……へ?なぜそれを」

889: 2011/02/11(金) 02:37:49.58 ID:a8eGBFlg0
寮監『上条少年は一緒なのか!?』

黒子「ええ……はい」

寮監『そうか……よし、いいだろう。特別に許可するが……』

黒子「本当ですの!?」

寮監『一つだけ条件がある』

黒子「なんですの?」

890: 2011/02/11(金) 02:38:23.16 ID:a8eGBFlg0
寮監『避妊だけはきちんとしろよ、それだけだ』

黒子「へ?……//////!!!ち、ちがいますの!!わたくし決してそんな」

ガチャ ツーツーツー

黒子「……//////」

土御門「……どうだったんだにゃー」

黒子「ええ……問題ないと、そう仰られていましたの/////////」

土御門「そうかにゃー……白井、コレだけは言っておくが……」

黒子「な、なんですの?」

891: 2011/02/11(金) 02:39:21.77 ID:a8eGBFlg0
土御門「俺たちの前でカミやんと仲良しだけはすんなよ?したらカミやんの命は保障できねーぜい?」

黒子「――――ッ!!し、しませんの//////////!!!」

土御門「どうだか……あ、そろそろ女性たちから風呂入って来るといいにゃー」

結漂「……覗いたら頃すわよ?」

一方通行「だれがババァなんて覗くかァ!!」」

ステイル「ふむ、同感だね」

892: 2011/02/11(金) 02:40:18.54 ID:a8eGBFlg0
打ち止め「ふぁ……む…あれー、あわきん達お風呂入るのー?ミサカも入るーってミサカはミサカはお願いしてみる」ヨチヨチ

インデックス「うーん……ん?あれ?みんなお風呂入るんだ、じゃあ私も入るんだよ」テトテト

結漂「……覗かないでよ?」

一方通行「………」

ステイル「………」

心理定規「そこで目を逸らすんじゃないわよ……」

バタンッ!!

893: 2011/02/11(金) 02:41:12.78 ID:a8eGBFlg0
一方通行「……」

ステイル「……」

建宮「ふ……」

垣根「ふふふ……」

土御門「ふはははははははは」

上条「ふはははははははあはあはあ」

削板「?」ゴシゴシ

894: 2011/02/11(金) 02:44:19.05 ID:a8eGBFlg0
土御門「さあ!!始まりました……」

垣根「お風呂覗き大会―――!!!」

ドンドンパフパフー

上条「いえー」

建宮「ぐふふふ!!笑いが止まらんのよな!!」

一方通行「………」

ステイル「………」

土御門「ん?どうしたお前ら?」

一方通行「…………い」

ステイル「……い……や」

895: 2011/02/11(金) 02:51:42.12 ID:a8eGBFlg0
一方通行・ステイル「イヤッホッほオオオオオオオオオオオオオオオウウウイイイイイイイイイイ!!!!!」

建宮「うんうん、それでこそ男なのよな!!」

垣根「えー……コホン、一方通行君?」

一方通行「ハイ!!なんでしょォか隊長!!」

垣根「まずは君がベクトル操作をして、様子を見てきてくれないか?」

一方通行「わかりました軍曹!!」

カチッ

上条「すげえ、ホントに透明になってら」

一方通行「いってきますであります大佐!!」

垣根「健闘を祈る!!」

スッ




スッ

一方通行「最高でありましたでございます殿下!!」ボタボタ

削板「おい、第一位鼻血だしてるぞ?大丈夫なのか?根性が足りてないのか?

896: 2011/02/11(金) 03:06:05.03 ID:a8eGBFlg0
垣根「写真は?」ハアハア

一方通行「バッチリでございます陛下!!」

バサバサ

土御門「ふぉおおおおおおおおお!!」

建宮「キてるのよ!!!すっごくキてるのよなああああああああああああああああああ!!」

上条「これはすごい!!何がすごいって、なんかもう全部すごい!!」

ステイル「おお……神よ!!我に生(性)を授けていてだいて誠に感謝いたします!!」

削板「お、お前……なんて根性無しな事を……」ボタボタ

897: 2011/02/11(金) 03:18:15.25 ID:a8eGBFlg0
上条「ねね、次は誰行く?ねえ、次誰行くの?」

建宮「はいはいはーい!俺が行くのよな!!」

垣根「じゃーあ俺も未元物質奮発しちゃおっかなー!!」

建宮・垣根「てーわーけーでー」

変態「とつげきー!!」




建宮・垣根「………」バタッ

上条「どうした!?」

建宮「あ……あれはすごいのよな……」ブシュー

垣根「あれに耐えるとは………さすがは第一候補………」ブシュー

上条「そ、そんなにすごいのか?」

建宮「魔道書の原典に触れた気分なのよな………」

垣根「俺……もっかい冷蔵庫からやり直してもいいかも……」

903: 2011/02/11(金) 23:58:49.95 ID:a8eGBFlg0
上条「すげえええ!!じゃ、俺も突撃を……」

ガラッ

かみじょう「あ」

一方通行「」カチッ←能力で消えた

垣根「」ウニョウニョ←未元物質で消えた

建宮「」ササササッ←石ころ帽子みたいな効果のある魔術使った

削板・土御門「」パチンパチン←何事も無かったかのように二人でオセロしてる

ステイル←さっきの写真のときにトイレに駆け込んでそのまま

かみじょう←今まさに脱衣所のドアノブに手をかけたとこ

904: 2011/02/12(土) 00:00:03.04 ID:227mki2K0
黒子「……どうして当麻さんは脱衣所のドアノブに手をかけてるんですの?」

かみじょう「い、いやー……ここれにはふふふふかいじじょうがありましてですねー」

打ち止め「………アナタ、隠れてもムダだよ」

一方通行「くぁwせdrftgyふじこlp;」←出てきた

インデックス「……そこだね!」

建宮「はうっ!」ドサッ

心理定規「………」

垣根「すみませんごめんなさいすみませんお願いだから温水洋一との心の距離を0に設定しないで」←おのずと出てきた

905: 2011/02/12(土) 00:00:58.79 ID:227mki2K0
結漂「アンタも何事も無かったかのように逃げれるなんて思ってないわよね?」

土御門「は、は、にゃはは……」

結漂「あ、削板君は巻き込まれただけみたいだし、別にいいわよ?」

削板「ほっ」

ステイル「ふぅ……」ガチャ

シェリー「……その写真はなんだよ、この不良神父」

レッサー「うわあ……見事にインデックスさんのとこだけカピカピ……」

インデックス「……」

ステイル「いやあのその」

906: 2011/02/12(土) 00:01:47.62 ID:227mki2K0
黒子「……当麻さん?」

上条「……はい」

打ち止め「……アナタ?」

一方通行[……ハイ]

心理定規「……垣根帝督?」

垣根「……はい」

907: 2011/02/12(土) 00:02:28.70 ID:227mki2K0
結漂「そして土御門に……」

レッサー「建宮さんに……」

インデックス「……すている?」

土御門・建宮・ステイル「……はい」

シェリー「……覚悟は出来てんでしょうねえ?」バキバキ

上条・一方通行・垣根・土御門・建宮・ステイル「ホントすみません」

削板「これうまい」バリバリ←煎餅食ってる

908: 2011/02/12(土) 00:02:56.06 ID:227mki2K0
結漂「すみませんで………」

婦女子一同「済むかああああああああああ!!!!!!」ドーン

削板除く「ひいいいいいいい!!」

黒子「ですのおおおおおおおおおお!!!こんの工口魔はああああああああああああああ!!」

上条「ひえええええええ!!!」

削板「ずずー」←煎茶飲んでる

ギニャアアアアアアアアアアア イヤアアアアアアアアアアアアア

909: 2011/02/12(土) 00:03:32.57 ID:227mki2K0
~アイテム・仮眠室~

美琴「えへへー……とーぅまー……むにゃむにゃ」

五和「かみじょおさーん……すぴー」

青ピ『………』

~同・押入れの中~

カミジョウサーン トウマサーン タキツボサーン ハーマヅラァ ムニャムニャ

青ピ(ふう…皆やっと寝てくれたみたいやな……それにしても、)

910: 2011/02/12(土) 00:04:02.22 ID:227mki2K0
ポロポロポロッ

青ピ「こないなチャチな拘束具で、ホンマにボクの動きを制限できるとでも思てるんやろか」ボソッ

青ピ「初春さんに佐天さん……やったっけな、聞こえてても返事したらあかんで……」ヒソヒソ

ポロポロポロッ

初春(え?…拘束具が)

佐天(取れ………た?……と言うよりも、崩れ去ったような……)

911: 2011/02/12(土) 00:04:43.92 ID:227mki2K0
青ピ「やっと解けたかー……ホンマに、一般人相手に超電磁砲も信じれんことしやがる」

初春(この人……一体……)

青ピ「でも超電磁砲以外に拘束されてたら、間違いなく携帯は没収されてたやろからな……アホな第三位さんには感謝せんと」カチャカチャ

青ピ「そうか……やっぱりカミやんたちも一枚かんでたんか……ほな」

青ピ「今からカミやんの所まで脱走するから、ボクの後ろについてくるんやで」

初春・佐天「………はい!」ヒソヒソッ

913: 2011/02/12(土) 00:06:22.47 ID:227mki2K0
ボロボロボロッ

青ピ「さ、時間はあんまり無い……行こか」

初春(うわあ……押入れの壁が)

佐天(ボロボロ崩れた……)

青ピ「ここは……三階か、じゃあまずボクがこの窓から飛び降りるから、そのあとに続いて飛び降りるんやで?」

914: 2011/02/12(土) 00:06:53.59 ID:227mki2K0
初春「えっ……ちょっとまっ」

青ピ「そーい」

ピョーン

初春「えーーーーー!」

佐天「しーっ!みんな起きてきちゃうよ……じ、じゃあ、まず私降りるね」

初春「えっ……佐天さ」

ピョーン

初春「うっそお……もう覚悟決めるしかないですよね……えいっ」

ピョーン

915: 2011/02/12(土) 00:07:24.03 ID:227mki2K0
~部屋の中~

アニェーゼ「……今何か聞こえませんでしたか?」

ルチア「ええ……シスターアンジェレネ、様子を見てきてください」

アンジェレネ「えー……私がですかあ?」

絹旗「私も超一緒に行きます」

アンジェレネ「ありがとうございます絹旗さん」

絹旗「いえいえ、さあ超行きましょう」

アンジェレネ「はい!」

916: 2011/02/12(土) 00:08:14.30 ID:227mki2K0
ガラッ

絹旗「窓は……超閉まってます」

アンジェレネ「他にも何も細工した様子は……あっ!!」

絹旗「どうしたんですか?」

アンジェレネ「押入れから……大きな穴が開けられてます!!」

絹旗「え?……超本当ですね」

917: 2011/02/12(土) 00:08:47.76 ID:227mki2K0
アンジェレネ「……どうします?」

絹旗「え?どうしますって、そりゃ」

アンジェレネ「えーと……もしここのことを知らせたら、人質の人は追われますよね……でも、人質の人は当然そんな事望んで脱獄したわけじゃないでしょうし……ほかの人たちはともかく、私と絹旗さんには……そんなことさせる理由なんてどこにも無いんじゃないでしょうか」

絹旗「……」

絹旗「超言われてみれば、私たちにはあの人質を追う理由も、白井黒子と戦う理由も超ありませんね……」

918: 2011/02/12(土) 00:09:29.06 ID:227mki2K0
アンジェレネ「それじゃ……」

絹旗「ええ……、超あなたの言うとおり、超時間の問題でしょうが報告は止しましょう」

「そんな事されたら困るわねぇ……ちゃんと情報は知らせてもらわないと」

アンジェレネ「あ、あなたは……」

美琴「今こんなちっぽけなところで裏切られるのは別にいいけど……大局で裏切られたら大いに困んのよねえ」

絹旗「………だからってどうするつもりですか」

美琴「どうする?そうね……」

919: 2011/02/12(土) 00:10:14.11 ID:227mki2K0
美琴「麦野!!人質が逃げたわ!!行き先?……そうね、恐らく敵の拠点のマンションよ!皆で追って頂戴!!……でも、五和さんはここに残ってね」

美琴「裏切り者の 処分を しなくちゃなんないから」ニコッ

アンジェレネ「ひいっ……」

絹旗「―――ッ!!」ギリッ

五和「あらあら……不純物は 取り除かないといけませんね?」

アンジェレネ(助けて…………!!)

絹旗(あの人なら……あの人なら、きっと大丈夫な筈です……!!)

920: 2011/02/12(土) 00:35:02.73 ID:227mki2K0
~マンション・『第一』四畳間~

上条「いたた……酷い目に会った……不幸だー」

一方通行「自業自得だァ」

上条「お前もな……ん?メール…青ピから?」ポチポチ

上条「………土御門、一方通行」

土御門「なんだにゃー?」

一方通行「あァン?」

921: 2011/02/12(土) 00:36:48.21 ID:227mki2K0

土御門「……カミやん、今すぐ『俺らがお前たちの協力者だから、このマンションに来い』って内容のメールを、GPSの使用コードと一緒に青ピに送信しろ」

上条「ああ……でもどうしてアイツは拘束されてたんだ?」

土御門「それは知らないが……」

922: 2011/02/12(土) 00:37:22.63 ID:227mki2K0
一方通行「俺にはコイツが拘束された理由よりも、どォやって拘束具を解いたかが不思議だがなァ!」

土御門「拘束具を解いた?」

一方通行「あァ、どンな方法かは知ンねェが、いくらあの箱入りお嬢様でも手足を縛るぐれェの事はすンだろが」

上条「言われてみれば……」

土御門「青ピか……ん?まてよ……カミやん」

上条「なんだ?」

土御門「カミやんはアイツの能力……知ってるか?」

923: 2011/02/12(土) 00:37:50.26 ID:227mki2K0
上条「アイツの能力?あいつはいっつも補習受けてるから……ん?そもそも能力者なのか無能力者なのかも知らないな……」

土御門「やっぱりそうか……」

一方通行「オイオイ……そンな訳ねェだろォ?ソイツってテメェらと同じ底辺校に通ってンだろォが」

土御門「………」

上条「おい土御門……一体何が」

924: 2011/02/12(土) 00:38:22.76 ID:227mki2K0
土御門「カミやん……書庫って知ってるかにゃー」

上条「え?……たしか全部の能力者について細かく明記してあるとかいうあの」

土御門「そうだ……でもなぜか、『第六位』に関してのみ記述が無いんだにゃー」

上条「え?」

土御門「正確には『記述が無い』のではなく『記述出来ない』んだがにゃー」

925: 2011/02/12(土) 00:39:03.23 ID:227mki2K0
上条「……なんで?だってアレは能力測定の結果を……」

一方通行「その力が強大すぎて『学園都市統括理事長』さえも本気を出したところを見たことがない能力者ってのが存在すンだよ……暫定的に『得体すら知れない原石』よりは一つ上の『超能力者』……つまり『第六位』とランク付けしてなァ」

上条「……んでそれが」

土御門「まだ確証があるわけでは無いが……」

一方通行「こりゃァ……なンだかおもしれェ事になってきたぜェ?」

938: 2011/02/12(土) 23:53:12.84 ID:227mki2K0
~道~

佐天「はあ……はあ……」

初春「はあ……はあ……」

青ピ「はあ……はあ……」

青ピ(おんなじ台詞でも言う人によってこんなにも意味合いが変わるんやな)

939: 2011/02/12(土) 23:54:07.36 ID:227mki2K0
初春「ふう……ひい……ち、ちょっと休みませんか?」

佐天「はあ……さ、さんせー」

青ピ「なんや、体力ないなー……ま、女の子やし、しゃあないか……じゃあこの辺でちょっと座ろか」ドッコイショ

初春「はあ……はあ……あ、あのー」

青ピ「カミやんのマンションまではこっから三キロか……ん?なんや、えーと……」

初春「初春です」

佐天「そんで、私が佐天です」

青ピ「そおか、あんがと。ボクの事は青髪ピアス、若しくは青ピでええわ。んで何?初春さん」

940: 2011/02/12(土) 23:55:09.41 ID:227mki2K0
初春「あのぉ……青ピさんって一体何者なんですか……?」

青ピ「何者?うーん……少なくとも魔法なんてもんは使えんわな」ハハハ

初春「まじめに答えてください!!」

青ピ「おお、怖ぁ」

佐天「……で、何者なんですか?」

青ピ「うーん……じゃあちょっとクイズやけど、君たち超電磁砲のレベルと序列……知ってるわな?」

941: 2011/02/12(土) 23:55:50.84 ID:227mki2K0
初春「レベルはもちろんレベル5で!序列は……えーと……たしか第三位だったはずです」

青ピ「正解や、よう知ってるなぁ」

佐天「それがどうかしたんですか?」

青ピ「まあ、序列は取り敢えず置いとくとして……君たちがもし、超電磁砲との能力差が圧倒的やとして、こんなふうに真っ向から対立して脱走したりしようと思う?」

初春「み、御坂さんとの差は実際に圧倒的ですけど……正直、思わないですね」

942: 2011/02/12(土) 23:57:01.01 ID:227mki2K0
青ピ「せやろ?まあそれはボクやって同じやな。歯向かったら殺されるかも知れへんような化け物に、無闇に歯向かうほどボクは命知らずと違うし、そんなに命ってモンは軽々捨てられへん。多分、殺される様子の無い限りはずーっと猿轡噛んでるわな」

佐天「じゃあどうして!」

青ピ「おいおい……ボクが今言うたんは、『超電磁砲との能力差が圧倒的』やった場合の話やで?」

佐天「え?……じゃあ!」

初春「佐天さん!!……所詮無理ですよ」

青ピ「ん?」

943: 2011/02/12(土) 23:57:36.70 ID:227mki2K0
初春「貴方がどんなに優れた強能力者か大能力者かは知りませんが……あの人は超能力者、しかも第七位や第六位ならともかく、第三位なんです……次元がまるで異なります」

青ピ「おいおい……そないなこといわれたらお兄さん真面目に凹むわー……」

初春「え?」








青ピ「いくら第六位といえども、大能力者とか強能力者に負けるつもりはさらさら無いで?」

初春・佐天「!?」

944: 2011/02/12(土) 23:58:08.47 ID:227mki2K0
初春「あ、あなたが……」

佐天「が、学園都市の頂点の……一人」

青ピ「そやで、驚いた?」

初春「で、でも!!……仮に貴方の言葉が本当だとしても……御坂さんには勝てませんよ」

青ピ「え?なんで?」

初春「第六位が第三位になんて……勝てるわけないじゃないですか」

青ピ「……全く、キミらにはイチから教えなあかんみたいやな」

初春・佐天「え?」

945: 2011/02/12(土) 23:58:50.86 ID:227mki2K0
青ピ「そもそも、序列ってのは何を基準に付けられてるか知ってる?」

初春「そ、そりゃあ……」

佐天「単純に……強さ……じゃないんですか?」

青ピ「んもー……そないなことやからレベルが上がれへんのやで?」

佐天「ど、どういう意味ですか?」ムカッ

青ピ「はいはい……説明しますからよぉーく聞いといてくださいね」

946: 2011/02/12(土) 23:59:32.40 ID:227mki2K0
青ピ「まず、仮に序列の決め方がキミらの言うたみたいに、単純な強さだけで決められてるとしたら……例えば風力使いと発火能力の強さはどうやって比べんの?」

初春「あ……」

青ピ「まさかいちいち戦わせる、なんて言えへんわな?そんなもん戦い方によっても違ってくるし、第一そんなことしたら貴重な超能力者を失いかねへん」

青ピ「ほなから、この学園都市に於いての序列の付け方っちゅーんは、単純な『強さ』にプラスして、『工業的利用価値』とか、『多角的応用の可能性』とか、いろんな事が絡み合って、『学園都市』にとっていかに大きな利益を生む可能性があるかってゆーんで決まるんや。とは言っても第二位が強さ、利益、共に頭一つ以上抜き出てて、さらに第一位がそっから頭一つも二つも抜き出てるけどな」

947: 2011/02/13(日) 00:00:29.02 ID:OsbW3fLM0
青ピ「第七位なんか超電磁砲のコインを歯で受け止めるんやで?けど利用価値がなかなか見出せんから序列的には最下位やけどね」

佐天「それじゃあ……」

青ピ「そ。実際には戦った事無いから知らんけど、利用価値で上位に来てる超電磁砲ぐらいやったら、ボクの『第六位』でも倒せる可能性は十分にあるってこと」

青ピ「ま、ボクの場合利用価値うんぬんよりも、『学園都市統括理事長』さえもその全貌を把握してないだけなんやけどね」ボソッ

948: 2011/02/13(日) 00:01:02.87 ID:OsbW3fLM0
初春「……信用していいんですね?」

青ピ「そんなんはボクの決める事と違う。初春さんが信用できると思ったら着いて来たらええし、でけへんと思ったら一人向こうのアジトに戻るなり、自分の寮に帰るなりしたらええ」

青ピ「ま、その場合の命の保証はしかねるけどな」

初春「……」

佐天「も、もういいじゃない初春……」

初春「佐天さん……」

949: 2011/02/13(日) 00:01:32.05 ID:OsbW3fLM0
佐天「どうせ私たちみたいな低能力者が何したって御坂さんたちからは逃げ切れないし……それに、この自称第六位さんだって、私たちの拘束を解いたり、三階から飛び降りた私たちを顔色一つ変えずに着地させたり、実績もあるんだしさ……」

初春「……」

青ピ「…さて、ボクはそろそろまた走り始めるけど。キミらは着いてくるなりここでけえへん助けを待つなり、好きにしたらええで?まあボクとしては、カミやんじゃないけどこんなに可愛い女の子の命をみすみす見捨てるなんて事はあんまりしたくないけどな」

初春「……」

950: 2011/02/13(日) 00:02:06.11 ID:OsbW3fLM0
佐天「私は、行きます」

青ピ「そか。ほな行こか」

初春「……待って、下さい」

青ピ「……」

初春「私も……貴方を信用します……!」

青ピ「……そおか」

佐天「ほ、ほらほら初春!!そうと決まれば行くよ?」

初春「は、はい!わわ、まって……」

951: 2011/02/13(日) 00:02:59.80 ID:OsbW3fLM0
青ピ「危ない!!!」ドンッ

初春「え?」ドサッ

バシュンッッ!!

佐天(え?さっきまで初春が立ってた所に光線が)

「そう簡単に逃げられちゃあ困るのよね?」

青ピ「……第四位、麦野沈利さんか」

952: 2011/02/13(日) 00:04:13.73 ID:OsbW3fLM0
麦野「あれ?どうして私の名を……まあいっか。どうせアンタらここで氏ぬんだしね!!」

バシュ!!

青ピ「ぬん!!」

麦野「!?」

シュー…

初春「す、すごい……」

麦野「ほほう……テメェなかなかやるじゃない……さては」

麦野「あのデータの取れない、第六位さんだったりするのかにゃーん?」

953: 2011/02/13(日) 00:04:46.30 ID:OsbW3fLM0
青ピ「……そうやったら、どうするつもりや?所詮データの取れる第四位さんに負けるつもりは無いで?」

麦野「ほほう……言うわね、格下が」

青ピ「んで、どうするんや?おとなしく尻尾巻いて帰るんか?」

麦野「ふふっ……敵は私ひとりじゃないのよ?」

青ピ「なに!?」

神裂「七閃!!」

青ピ「!」サッ

ズシャシャシャ

954: 2011/02/13(日) 00:09:00.29 ID:OsbW3fLM0
アニェーゼ「Prima. Segua la legge di Dio ed una croce. Due cose diverse sono connesse.(偶像の一。神の子と十字架の法則に従い、異なる物と異なる者を接続せよ)」ドン

青ピ「……?」

青ピ「!…ぐっ……があ!!」

青ピ(こいつら……能力者や、ない?)

955: 2011/02/13(日) 00:10:10.23 ID:OsbW3fLM0
ルチア「車輪よ!!」

ドーン

青ピ「ぐっ!!」

シュパー

青ピ(なんとか無力化できたけど……アカン、カミやんに連絡を)

オルソラ「させないのでございますよ?」ドゴッ

青ピ「!?……がああ!!」

青ピ(携帯が……)

956: 2011/02/13(日) 00:10:43.52 ID:OsbW3fLM0

アニェーゼ部隊「わらわら」

青ピ「なっ……ざっと見て250人……こんな戦力を持っとったんか……!!」

初春「ど、どうしましょう佐天さん!!」

佐天「静かに……よし、送信完了」

初春「へ?」

957: 2011/02/13(日) 00:11:10.77 ID:OsbW3fLM0
佐天「上条さんに……今の状況とGPSの使用コードを送信した」

初春「佐天さん!!後ろ……!!」

佐天「へ?」

麦野「おいおい、なに勝手な事してくれてんだよ」ドカッ

佐天「がっ……!!」

初春「佐天さん!!」

958: 2011/02/13(日) 00:11:46.51 ID:OsbW3fLM0
麦野「……おいそっちのガキ!!その携帯こっちによこせ……でないとコイツを、私の原子崩しで骨も残らない位に焼き尽くしてやる」

初春「え……?」

佐天「渡しちゃだめ初春!!」

麦野「うっせえんだよ!!」ギュウッ……

佐天「ぐう……うう」

初春「佐天さん!!」

959: 2011/02/13(日) 00:12:22.27 ID:OsbW3fLM0
麦野「さあどうすんだ!!渡すのか渡さねえのか!!」

佐天「初春……だめ……」

初春「佐天さん……ごめんなさい……」トコトコ

佐天「来ちゃだめ!!初春!!」

麦野「ふん……」

960: 2011/02/13(日) 00:12:57.97 ID:OsbW3fLM0
初春「……本当に、渡したら佐天さんに危害を加えませんね?」

麦野「……まあ、こんなガキを頃す理由もねえし、それくらいレベル5の誇りに誓ってやらあ」

佐天「初春!!」

初春「佐天さん……ごめんなさい……これ以上佐天さんの苦しむ顔なんて見たくありません……」

961: 2011/02/13(日) 00:13:24.11 ID:OsbW3fLM0
初春「……どうぞ」

麦野「……ん、確かに」スッ

パァン

麦野「おい……花飾りの方も余計な考え起こすなよ。今度はテメェごと焼き払ってやっからな!!」

初春「……はい」

962: 2011/02/13(日) 00:14:48.48 ID:OsbW3fLM0
佐天「初春!!どうして!!」

初春「……佐天さんが苦しむくらいなら、なんでも耐えてみせます。携帯も、弁償します」

佐天「そんなのどうだっていいよ!!でもアレが無いと上条さんたちに………居場所が」

初春「……別の方法を考えればいいじゃないですか!それに佐天さんが氏んで、私が助かっても嬉しくなんてないです」

佐天「……でも!!」

初春「佐天さんは!!!」

963: 2011/02/13(日) 00:15:20.03 ID:OsbW3fLM0






















初春「私の、親友なんですよ?」

佐天「……そっか」

964: 2011/02/13(日) 00:15:48.31 ID:OsbW3fLM0
佐天「あんがと、初春」

初春「いえいえ……さあ、新しい方法を考えましょう!!」

オルソラ「あのー、青春してるところ悪いのでございますけれど」

初春・佐天「!?」

965: 2011/02/13(日) 00:16:17.41 ID:OsbW3fLM0
オルソラ「あちらの方は、もう満身創痍のようでございますよ?」

青ピ「はあ……はあ……くそ……」

初春「あ……」

佐天「青ピさん……」

麦野「これでとどめだ格下ぁ!!!」

青ピ「!!」

ドカーン

6: 2011/02/14(月) 00:44:19.73 ID:t1AAdqPW0
~マンション~

上条「……ん、また青ピからメールだ……?」

土御門「どうした?カミやん」

上条「なんか『データが破損しているためこのメールを開く事ができません』って表示されてら」

土御門「……おい一方通行、今この部屋の中にいる奴ら集めてこい」

一方通行「はァ?なンで俺が」

土御門「いいから早く!!」

一方通行「ケッ……なンなンですかァ一体……」ガチャ」

オーイ アツマレー ナンカツチミカドガ

7: 2011/02/14(月) 00:45:38.46 ID:t1AAdqPW0
上条「…ん?またメール……佐天さんから?」

土御門「おいカミやん……この期に及んでまだフラグを」

上条「ち、違うよ…風紀委員を通じてだな。なになに……」

上条「土御門!!」

土御門「え、なんだにゃー」

上条「この地図の場所はどこだ!!」

土御門「こ、これは……えーと、こっから三キロくらい南西に行った所の路地裏」

上条「急いで向かうぞ!!」

8: 2011/02/14(月) 00:46:13.23 ID:t1AAdqPW0
土御門「ど、どうしたんだにゃーカミやん……事情を説明してくれ」

上条「移動しながら説明する!!早く!!」ダッ

土御門「わ、分かったぜい…おいテメェら!!さっさと俺らについて来い!!」タタタタ

一方通行「なンですかなンなンですかァ!?ずいぶン面白そうじゃねェかァ!!」カツカツ

建宮「バカ言ってないで急ぐのよな!!」タタタタ

垣根「足が速くなる未元物質っと」パク

削板「うー……ねみいぞ」タタタタ

9: 2011/02/14(月) 00:46:41.11 ID:t1AAdqPW0
ステイル「大丈夫かい、転びそうじゃないかい?」ハアハア

インデックス「大丈夫だからその手を離して欲しいかも」タタタタ

黒子「くっ……、これだけ人が多いとおちおち空間移動もできませんの!!」タタタタ

結漂「同感ね……くっ、早く動ける人間に目的地を教えるのは常識じゃないの?」タタタタ

シェリー「エリスに運んでいってもらお」カキカキ

レッサー「わわ、何言ってんですか!!みんなぺちゃんこになっちゃいますよ!!」ダダダダ

心理定規「あー……だるいわ」タタタタ

打ち止め「わーいかけっこ!!ってミサカはミサカはただならぬ空気も読まずにはしゃいでみたり!!」タタタタ

10: 2011/02/14(月) 00:47:18.17 ID:t1AAdqPW0
土御門「……で、カミやん、そろそろ詳細を」タタタタ

上条「…青ピと一緒に俺の知り合いの女の子二人がこっちに逃げて来てて……そんで、全員追っ手に見つかって、青ピが交戦中みたいだ!!早く向かうぞ……ってあれ?」

土御門「今度はなんだ?」

上条「地図が…消えて見れなくなっちまった」

土御門「……携帯を潰されたか」

上条「くそっ……!!」

土御門「場所は覚えてるから大丈夫ぜよ……ってそうだ!!おい結漂!!こんだけの人数くらい一編に運べんだろ!!俺たちをこっから……って無理か。アバウトすぎて全員ビルに埋まりかねないか」

11: 2011/02/14(月) 00:47:48.16 ID:t1AAdqPW0
一方通行「オイオイ、こっからでも原子崩しの交戦の様子ぐれェ見えンだろォが。ほら、もォすぐみてェだぜェ?」ズギュンッ

土御門「一方通行……能力使用もバッテリーを考えて」

一方通行「わりィが、こっから先は一方通行ですってなァ!!」

土御門「聞いてねえし」

建宮「おい、見えたのよな!!」

上条「青ピィィィィィィィィ!!!佐天さぁぁぁぁぁぁぁん!!初春さぁぁぁぁぁぁぁん!!」ダッ

12: 2011/02/14(月) 00:48:45.37 ID:t1AAdqPW0
土御門「!?」

ヒュゥー

垣根「焼き尽くされてやがる……だと?」

黒子「そ、そんな……初春、佐天さん……」ガクッ

「あーぁ、一足遅かったわねえ……第一位に、第二位と……愉快な仲間たちさん?」

一方通行「!?……第四位……テメェ」

麦野「あれぇー?なーに怒って……ああ、第六位とガキ共ならさっき原子崩しの直撃を受けたから……まあ、骨が残ってればいい方かにゃーん?」

上条「……テメェ、俺の親友を…」

13: 2011/02/14(月) 00:49:22.74 ID:t1AAdqPW0
一方通行「……覚悟はできてンだろォなァ三下がァ!!!」カチッ

麦野「おー…怖い怖い、でもさっき第六位にも同じ事言ったけど……」

麦野「敵がアタシ一人とは思わない事ね」

上条「!?……土御門!!後ろ!!」

土御門「!?」サッ

神裂「七閃!!」ザザザザ

土御門「ぬっ!!」ザッ

垣根「おりゃあ!!」バサッ

神裂「唯閃!!」ザシュッ

垣根「なっ……」サラサラ

14: 2011/02/14(月) 00:49:55.69 ID:t1AAdqPW0
一方通行「第四位!!喰らいやがれェ!!」ビュウウウウウウウウ

滝壺「むぎの!」

麦野「よっしゃ!!オラァァァァ!!」ビーム

ドカーン

一方通行(相殺!?……チッ、AIMストーカーめ……力つけやがって)

ステイル「イノケンティウス!!」

イノケンティウス「がおー」

アニェーゼ部隊「おらー」ドカドカ

ステイル「くっ……きりがないな……」

建宮「今回は核のアニェーゼ=サンクティスを倒しても終わりそうにねぇのよな!!」ブンッ

15: 2011/02/14(月) 00:50:36.92 ID:t1AAdqPW0
シェリー「エリス!!」

エリス「グオオオオオオオオオオオ!!!」

海原「トラウィスカルパンテクウトリの槍!!」ビュッ

エリス「」ガラガラ

シェリー「!?クッ……瓦礫に」

結漂「世話が焼ける!!」シュンッ

シェリー「……ありがとよ」

結漂「あなたにとって海原は最悪の組み合わせね……ほんと」

16: 2011/02/14(月) 00:51:27.52 ID:t1AAdqPW0
インデックス(まずい……強制詠唱は付け込む隙が無いし……魔滅の声もすているとかさいじがいるから使えないし……戦う術が無いんだよ)

打ち止め「あわわわ……この人たち、ミサカのビリビリが全然効かない……ってミサカはミサカは恐怖心をあらわにしてみる!」

黒子「大丈夫ですのよ……黒子が付いていますの」

麦野「はん、ガキなんか連れ込んでんじゃねえよ!!」ビー

インデックス・打ち止め・黒子「!!」

17: 2011/02/14(月) 00:51:59.68 ID:t1AAdqPW0
上条「うおおおおおお!!」

パシュン

麦野「チッ…幻想頃しか…厄介な」ザッ

上条「!!待t」

土御門「カミやん!!」

上条「なんだ土御門!!」

土御門「連中の狙いは白井だ!!そばから離れるな!!」

上条「……分かった」

黒子「当麻さん!わたくし」

上条「いいから!!……俺のそばにいろ。悪いが、あいつらは黒子の手に負える人間じゃあない」

18: 2011/02/14(月) 00:52:46.82 ID:t1AAdqPW0
黒子「当麻さん……」

アニェーゼ「私の男と他の女がイチャついてんの見るとねえ!!腹が立っちまうんですよ!!」ドン

黒子「ぐっ……!!」

上条「黒子!!」

アニェーゼ「上条当麻も上条当麻ですよ!!どうしてそんなわけの分からない女と一緒にいちまってるんですか!?」

上条「アニェーゼ……」

19: 2011/02/14(月) 00:53:23.67 ID:t1AAdqPW0
アニェーゼ「一度フラグ建てちまってんですから、必ず回収するのが筋ってもんでしょうよ!!」

上条「アニェーゼ……!!……すまなかった、お前の気持ちに気付いてやれなくて。でも俺は」

アニェーゼ「そんな言葉は要らねえんですよ!!」ドン

上条「がっ……」

アニェーゼ「私たちがどんなに苦しんだか知ってんですか!?」ガンッ

上条「あっ……!?ぐぅ………」

20: 2011/02/14(月) 00:53:58.38 ID:t1AAdqPW0
アニェーゼ「明確な意思表示もせずに!!ずーっと皆にいい顔だけしか見せないで!!」ドコッ ガツッ

上条「がはっ……ぐっ……!!」

アニェーゼ「……結局私のものになんないんなら、邪魔です……消えてください」チャキッ

上条「……ぐっ……くそっ」

上条(殴れない……こんな一途に想い続けてくれた人間を……殴れる筈がない……)

上条(すまない……黒子……俺は、お前を、守れなかっ)

21: 2011/02/14(月) 00:54:25.17 ID:t1AAdqPW0
削板「ぬおおおおお!!すごいパーンチ!!」ドンッ

アニェーゼ「がっ!!」バタン

上条「削板!!」

黒子「削板さん!!」

削板「根性入れろ上条当麻!!貴様がどんな量のフラグを建てたかは知らないし、また、そんな根性無しな事は聞きたくもない!!だがな……」

22: 2011/02/14(月) 00:55:42.93 ID:t1AAdqPW0
削板「貴様は結局そこの白井黒子を選んだんだ!!告白されても断って、貴様が気付かなかったとはいえ別のフラグを建てた女に擦り寄っていく事も出来たはずだ!!でもそれを貴様はしなかった!!そして誓った!!この女を、白井黒子を守り通すと!!他にも沢山の行動の選択肢がある中で、ただ一つ、その選択肢を選んじまった!!その時点で分かってんだろうが!!選ばれなかった選択肢の人間の気持ちを考えるのは別の機会にしろ!!今は貴様が守るって決めた女を守る事を第一に考えなきゃならない状況だろ!?テメェがここで倒れたら誰が白井黒子を守るんだよ!!そんな状況で、まだ自分が選ばなかった選択肢に未練が残ってるようなそんな根性無しな事をするってんなら……」

削板「まずはその 腐った根性を 叩きなおしてやる!!」

上条「削板……!」

黒子「削板さん……」

23: 2011/02/14(月) 00:56:19.38 ID:t1AAdqPW0
削板「……立ち上がれよ。そして何があってもその女を、白井黒子を守り通したらどうなんだ!?ビブルチすんぞ」

上条「ああ……ありがとう削板」

削板「別に礼なんていいぞ。俺は自分の鍛えた根性に従って行動しただけだからな!!」

上条「ああ!!」

黒子(削板さん……ただの馬鹿と思っていましたが、この中では当麻さんの次にかっこいいですの)

打ち止め(うん!あの人の次にかっこいいな!ってミサカはミサカは大絶賛してみたり)

インデックス(濡れたんだよ)

アニェーゼ「きゅー」

24: 2011/02/14(月) 00:56:57.41 ID:t1AAdqPW0
上条「そうだ!!他の皆は……」

土御門「ぐっ……くそ……」ボロッ

垣根「なんだよ……あの刀……」

一方通行「クソッ……刀は防げたが他にも未知のベクトルが多すぎて演算が追いつかねェ……」ハアハア

25: 2011/02/14(月) 00:57:23.80 ID:t1AAdqPW0
ステイル「ぐっ……くそ……」

建宮「女教皇様……」

結漂「くっ……原子崩しがあんなに強力だったなんて……」

心理定規「付け入る隙がないわ……」

シェリー「くそっ……あのさわやか野郎……」

レッサー「あんな量のシスター……キリがありませんね」ハアハア

26: 2011/02/14(月) 00:57:52.21 ID:t1AAdqPW0
オルソラ「うふふ……皆さん満身創痍なのでございますよ」

麦野「ふん……対したことねえな……」

神裂「これでは七点七刀の錆にもなりませんね……」

土御門「くっそ……ねーちんと麦野が厄介すぎる……」

一方通行「くっそ……あと一人……火力がいれば……」

麦野「はっ!!テメェらに増援なんて来ねえよ!!オラ!これでとどめだ!!」ヒュウウウウ

上条「ぐっ……!!」

麦野「おらぁ!!」バシュッ!!


27: 2011/02/14(月) 00:58:23.43 ID:t1AAdqPW0
シュー

麦野「はあ!?どうしてアタシの原子崩しが!!まさか」

「『火力』やったら無いけど……『戦力』やったらここにあるでえ?」

麦野「!?……テメェ!!」

上条「……生きてたのか」

28: 2011/02/14(月) 00:58:51.89 ID:t1AAdqPW0
青ピ「あたりまえやでー……ま、今まで出した事のないくらい能力はつこたけどね」

黒子「初春!!佐天さんも……」

初春「白井さん!!」

佐天「こ、怖かったです……」

29: 2011/02/14(月) 00:59:23.56 ID:t1AAdqPW0
一方通行「ケッ……直ぐに戦えンだろォなァ……第六位の『水力支配』(ハイドロマスター)……とでもいったところかァ?」

青ピ「おっ、その中二ネームええな、今度から使わせてもらうわ」

青ピ「もちろん、戦えんでえ……ちょっとばかし、ムカついたしな」

麦野「大口叩いてんじゃねえよ格下がぁ!!!」

青ピ「さて、と……みんな気合入れなおして行くでぇ!!」

上条勢力一同「おぉーーーーーっ!!!!!!」

35: 2011/02/16(水) 00:16:51.48 ID:MIMBGo7R0
麦野「ちいっ……雑魚が何人増えても雑魚だ!!やっちまうぞ!!」

ルチア「とおっ!!」

青ピ「ふふん、木なんか爆発させたって効かんのやでー!」グググッ

シーン

ルチア「不発……?そんなバカな!!先ほどは打てたはず」

青ピ「あーあー、いつの事言うてるんかは知らんけど……」

36: 2011/02/16(水) 00:17:47.72 ID:MIMBGo7R0
青ピ「ボクはまだ、本気を一回も出してないでぇ?ケガ人が出るからな」

ルチア「チッ……異教のサルが大きな口を……」

一方通行「オラァ!!くたばりやがれェ!!」ドカッ

神裂「くっ……七閃!!」

一方通行「効かねェっつってンだろォがァ!!」

神裂「ぐっ……ああっ!!」

37: 2011/02/16(水) 00:18:33.27 ID:MIMBGo7R0
垣根「オラオラ第四位!!なんどやっても結果は同じだっつーの!!」ヴァサッ

麦野「くうっ……」

滝壺「むぎの!!」

心理定規「おっと、AIMストーカーさんのお相手は私よ?」

滝壺「くっ……!!」

38: 2011/02/16(水) 00:19:12.47 ID:MIMBGo7R0
心理定規(心の距離を……そうね、浜面仕上と同じ……あら?こないだよりも縮まってるわね……まあいっか。心の距離5に設定!!)

滝壺「……」

心理定規(よしっ!!ちょろいもんだわ…あとは蹴り倒して)

上条「心理定規!!そっちは大丈夫か!?」

心理定規「ええ、大丈夫よ」

心理定規(この子もいいんだけどね……先約があっちゃダメね。それに能力も効かないし)

滝壺「め……」

心理定規「……め?」

39: 2011/02/16(水) 00:19:54.02 ID:MIMBGo7R0
滝壺「心理定規が私以外に色目を使った心理定規が私以外に色目を使った心理定規が私以外に色目を使った心理定規が私以外に色目を使った許せない許せない許せない許せない許せない許せない頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す頃す……」ブツブツ

心理定規「ひいっ!!」

上条「ちっとも大丈夫じゃねえじゃねえか!!うおおおおおおお!!」バキッ

滝壺「そげぶっ」ゴロゴロ

心理定規「はあ……助かったわ、ありがと」

上条「他の手伝いに行くぞ!!」タッ

心理定規「あっ……行っちゃった」

滝壺「うーんいたた……あれ、はまづらは?おっかしいな……さっきまでいた気がしたんだけど」キョロキョロ

心理定規(AIMストーカーは……まあ、いいか。あんな性格なら私の心理定規も役に立たないだろうし)タタタッ

40: 2011/02/16(水) 00:20:54.57 ID:MIMBGo7R0
浜面「あー、いたいた……滝壺さん」

滝壺「……はまづら」

浜面「ん?なんだ?」

滝壺「さっき男に色目を使ったはまづら……私よりも男がいいなんて……大丈夫、私はそんなホ〇面をとても応援している」ハアハア

浜面「こわいよー」

41: 2011/02/16(水) 00:27:15.38 ID:MIMBGo7R0
「第一の質問ですが、どちらに味方を……」

「んー……命令文からして、このシスターがいっぱいいる方に味方かしらん?」フニョン

「第一の解答ですが、いちいち胸を揉むのを止めてください」

「まあ、お遊びはこのへんにして……行くわよーん、サーシャちゃん?」

42: 2011/02/16(水) 00:27:49.67 ID:MIMBGo7R0
ステイル「全く……倒しても倒しても出てくるなこのシスターたちは!!」

建宮「そうなのよ!!あー……だれかこっちに回ってきてほしいのよな!!」

レッサー「はあはあ……海原さん?でしたっけ……のせいでシェリーさんはゴーレムを使えませんし……結局こっちの劣位ですね」

ブーブー

ステイル「携帯が……土御門から?くそ、こんなときに……」

43: 2011/02/16(水) 00:28:50.57 ID:MIMBGo7R0
土御門『大変だにゃー!!殲滅白書が……』

ステイル「な、なんだってー!!」

建宮「どうしたのよな!!」

ステイル「殲滅白書が……参戦した」

レッサー「聞くまでもないですけどどちら側として!?」

ステイル「敵側に決まっているだろう!!くそ!!ニコライ=トルストイめ!!」

44: 2011/02/16(水) 00:29:44.11 ID:MIMBGo7R0
建宮「落ち着くのよなステイル!!あいつら単体の力は必要悪の教会よりも大きく下回っているのよ!!勝機は存分にあるのよな!!」

ステイル「そうだとしても数が違うだろう数が!!土御門はこっちに来てくれるとは言っていたが……」

建宮「この密度じゃ期待は出来んのよな!!さっさと俺らだけで片付けるのよ!!」

レッサー「ラジャーです!!とりゃああああ!!」

45: 2011/02/16(水) 00:30:09.70 ID:MIMBGo7R0
土御門「がはっ…」

サーシャ「第一の質問ですが、本当にやる気があるのですか?」

ワシリーサ「今までに一回も魔術を使おうとしない……その姿勢は買ってあげてもいいけど、そんなんじゃ我が殲滅白書には勝てないわよん」

土御門「ぐっ……くそ……!!」

土御門(だめだ、魔術は使えない……体力は超電磁砲たちまでに温存しておかないと……そして)

46: 2011/02/16(水) 00:30:40.52 ID:MIMBGo7R0
土御門(どうして心理掌握はここにいないんだ!?)

土御門(ヤツが出てきたら黒ノ式で倒すつもりだったが……ヤツの行方が分からない以上、こんなところで魔術は使えない!!)

サーシャ「第二の解答ですが、チェックメイトです」ブンッ

土御門「!!」

47: 2011/02/16(水) 00:31:54.02 ID:MIMBGo7R0
プシュー

サーシャ「あ…れ…?道具が一気に錆びて」

青ピ「土御門!!呆けてる場合とちゃうで!!」ドコッ

サーシャ「あう」

土御門「青ピ……」

ワシリーサ「くっ……かわいいサーシャちゃんをよくも」

48: 2011/02/16(水) 00:32:48.29 ID:MIMBGo7R0
青ピ「あー……悪いけど」

青ピ「引っ込んどいて、オバチャン?」バシュッ

ワシリーサ「!?がぼがぼがぼ」

青ピ「ふう……」

土御門「ダメだ青ピ!!油断するな!!」

青ピ「へ?」

49: 2011/02/16(水) 00:33:40.11 ID:MIMBGo7R0
ワシリーサ「だ……れ……が……オバチャンじゃゴルァァァァァァァァ!!!!」

青ピ「ごはっ……!!」

土御門「青ピ!!」ダッ

青ピ「はー……はー……え?」

ワシリーサ「ふふ……愛しのサーシャちゃんに手を出した揚句、私のことをオバチャン呼ばわり……オシオキが必要みたいね?」バキボキ

50: 2011/02/16(水) 00:34:08.36 ID:MIMBGo7R0
青ピ「……今や!!」プシュー

ワシリーサ「ふふ!効かないと何度言ったら……ん?」

土御門「黒ノ式!!」

ズバアアアアアアアアアアアア!!!!

ワシリーサ(さっきとは段違いの水量……一体どこから)

青ピ「ふん、『なんで?』って顔してるな…土御門、教えたれ」

土御門「ぐっ……青ピの……水流操作で魔方陣の水路を作り……そっから術式を発動させたんだにゃー……陰陽博士の名は伊達じゃないぜよ」ガクッ

51: 2011/02/16(水) 00:34:39.35 ID:MIMBGo7R0
ワシリーサ「くっ……全部隊撤退!!至急集合地点TFに集合しろ!!」ザッ

土御門「……ガハッ」

青ピ「おい土御門、大丈夫なんか?」

土御門「問題ない……少し休めばまた」

青ピ「全く……患部見せてみ」

土御門「くっ……まさかお前の能力って……ケガの治癒まで……」

52: 2011/02/16(水) 00:35:07.66 ID:MIMBGo7R0
青ピ「違う違う……きれーいな水で洗ったら、治るもんも早く治るんやで」

土御門「そんなもんか……くっ」

青ピ「お前はもう休んどけ……あ、おい、そこのお前!!」

浜面「え、俺?」

青ピ「お前しかおらんやろ……通りすがりやろ?コイツの事見といたって!怪我してるから!」

浜面「え、いやあの実は俺」

53: 2011/02/16(水) 00:35:50.57 ID:MIMBGo7R0
青ピ「頼んだで!!ほなな土御門!ボク他んとこ手伝ってくるから!」

土御門「ああ……」

浜面「あのー…」

土御門「ああ……素人に手伝わせるなんて本来ならプロ失格だが……すまない、ありがとよ」

浜面「いやあの俺」

土御門「すまない……少し疲れたので、話は後で」

浜面「あ、はい、すみません」

浜面(どうしよう、麦野におこられる)

54: 2011/02/16(水) 00:37:49.19 ID:MIMBGo7R0
ここまでです

途中1回間違えて上げてしまいまいた……すみません

今回は浜面がたくさん出ましたね

黒子はでませんでしたがね

それでは、また明日です

雪はもう二度と見たくない

64: 2011/02/25(金) 01:11:54.09 ID:6jXyfJ7b0
建宮「カード配置終わったのよな!!」ブンッ

ステイル「ふっ……この戦闘の合間を縫ってたった一人でルーンを配置して魔方陣を作るとは……建宮斎字、君は女教皇様を既に上回ってるんじゃないのか?」

建宮「ムダ口叩いてないでさっさと魔女狩りの王を!!」

ステイル「はいはい……出でよ、イノケンティウス!!」

超イノケンティウス「ウガアアアアアアアアアアアア!!!!!」

建宮「やったのよな!!」

71: 2011/02/25(金) 23:06:09.44 ID:6jXyfJ7b0
レッサー「す、すごい……あの量のシスターが次々と……」

ステイル「ふふふ、さっきまでの小さなイノケンティウスとは格が違うんだよ」

建宮(そうゆう事は自分一人でこの術式が全部組めるようになってから言って欲しいのよな)

レッサー「ふう……やっと終わりが見えてきましたね」

ステイル「そうだな……」

ワラエワラエ オロカナユメー

ステイル「ん?土御門から電話が……」

72: 2011/02/25(金) 23:07:01.61 ID:6jXyfJ7b0
ステイル「ん……ん……分かった、それじゃ」

建宮「なんだって言ってたのよな?」

ステイル「……いい知らせだ。殲滅白書を土御門とその友人で返り討ちにしたらしい」

レッサー「じゃあコイツらを倒せばもうそれ以上の増援はないってことですね!!とりゃああ!!」

オルソラ「がっ……上条……さん……!!」

73: 2011/02/25(金) 23:07:29.54 ID:6jXyfJ7b0
建宮「あと30人もおらんのよな!!うおらあああ!!」

ルチア「ぐっ……上条、当麻………」

超イノケンティウス「ガアアアアアアアアア!!!」

ワーワー カミジョウー トウマー

ステイル「僕のイノケンティウスはつくづくすごいな……いや、隠語的な含みは無いから。純粋にこのイノケンティウスの事だから」

ステイル「ふう……ここはイノケンティウスに任せて、僕は信成の野望でもしようかな」ポチポチ

74: 2011/02/25(金) 23:08:42.24 ID:6jXyfJ7b0
一方通行「オイオイ……なンですかァなンなンですかァ!!聖人だかなンだか知ンねェがよォ……ちょっと学園都市第一位サマを舐めすぎてンじゃねェンですかァ!?」

神裂「ぐっ……」ドサッ

神裂(まさか……七閃のみならず必殺の唯閃まで防がれるとは……)

一方通行「くかき、終わりにしてやンよォ……」

神裂「……!!」

76: 2011/02/25(金) 23:09:25.57 ID:6jXyfJ7b0
一方通行「……これの週末が超リベンジでくれませんです?!奥手は揚げ物の愛し合いにニーズであります?!!」

神裂「……?」

一方通行(しまっ た で んきょ くのばって りーが)ドサッ

神裂「……」

神裂「……え?」

77: 2011/02/25(金) 23:10:30.01 ID:6jXyfJ7b0
神裂(なんだかよく分かりませんが、チャンスなのでしょう……『反射』は……)ギュム

神裂(頭を踏みつけても反応なし……これは『反射』とやらが入っていないのでしょう)

神裂「ふふ……ふふ、ふふふふ………神は全てを見ている!!!!正しい行いを正しい時に正しいタイミングで行えば奇跡は起こる!!上条当麻……今、行きます」チャキッ

ザザザザッ

「ぐ……がァ!!」

「………」

「く……そォ……」

78: 2011/02/25(金) 23:11:53.11 ID:6jXyfJ7b0
「どう……して……」

神裂「どうして反射が復活……ごぼっ」

一方通行「……ァーァー、まァあれだうン、携帯用充電器ってやつだァ」

神裂「ぐっ……」

一方通行「さァて、さっきはよくも頭ァ踏ンづけてくれたなァ!!!お返しだぜェ!!」

一方通行「歯ァ食いしばれェ三下、俺のベクトル操作はちょっとばかし響くぞォ」

ドゴッ

神裂「があああああっ!!!!……かはっ」ガクッ

一方通行「……ふゥ……やっと落ちたかァ」ストン

79: 2011/02/25(金) 23:16:23.40 ID:6jXyfJ7b0
一方通行「助かったぜェ……打ち止め」

打ち止め「ふふーん、ミサカの力をもってすれば100Vの交流電流を流すなんてちょろいちょろい!!ってミサカはミサカは自分の能力を誇りに思ってみる!!」

一方通行「とはいえ、俺がこの充電用のアダプター持ってなかったら即アウトだったがなァ……氏ぬかと思った」

打ち止め「何はともあれ、良かったね!!ってミサカはミサカは喜んでみたり!!」

80: 2011/02/25(金) 23:17:24.32 ID:6jXyfJ7b0
一方通行「そりゃどォも……どォやら、三下共が揃いも揃って海原のバカに苦戦してるよォだなァ……ちょっくら行ってくるわ」

打ち止め「気をつけてね!!」

一方通行「あァ……ァ、もしクソメルヘンが来たら、未元物質でそこの露出狂を拘束するよォ伝えといてくれェ」

垣根「おう、今拘束してるぞ」グルグル

一方通行「そォかァ、そりゃァ優秀なメルヘンだァ」

一方通行「ってェ!!そンな訳ねェだろォ!!いつからそこにいたァ!!!」グルンッ

81: 2011/02/25(金) 23:18:11.85 ID:6jXyfJ7b0
垣根「美幼女のかほりがしたその時から」

一方通行「オーケィオーケィ、どォやら氏にてェみてェだなァ!!」

垣根「あ、あんなところに幼稚園児が」

一方通行「なにィ!!」グルンッ

黒子「ひっひっふー」

上条「そうそう、ひっひっふー……ん、なんだよ一方通行」

垣根「キャハ☆うっそでぃーっす!!」

一方通行「てェェェェェェェェいとくゥゥゥゥゥゥゥゥゥン?!どォやらよっぽどユカイな氏体になりてェよォだなァ!!!!!!」

82: 2011/02/25(金) 23:19:48.28 ID:6jXyfJ7b0
垣根「あ、ほらほら!!海原とかいう爽やかな青年が暴れている!!早くあのゴス口Oを助けないと!!」バサッ

一方通行「待てやゴルァァァァァァァァァァ!!!!!」ビュンッ

打ち止め「あ!!……行っちゃった……どうしよう!!あの程度のバッテリーで能力を使って暴れまわったら一瞬で無くなって……もし交戦中になくなったりたりしたら大変な事になっちゃう!!ってミサカはミサカは大心配してみたり!!」

上条「あー、心配する事無いみたいだぞ?」

打ち止め「え?」

一方通行「」ポト

黒子「飛び上がって二秒で落下運動を開始してましたの」

打ち止め「……よかった」ホッ

83: 2011/02/25(金) 23:20:26.99 ID:6jXyfJ7b0
結漂「ちょ、安心してる場合じゃないわよ。今アイツ鈍い音と一緒に地面にぶつかったわよ?」チョイッ

シュンッ

一方通行「し……ぬ………」ガクッ

上条「あ、氏んだ」

黒子「氏にましたの」

結漂「氏んだわね」

打ち止め「氏んだね」

84: 2011/02/25(金) 23:21:26.07 ID:6jXyfJ7b0
~ナレーション~

木山『この後、スタッフが美味しくいただきました』

木原『流石に違うだろ』

木山『あれ?』

固法『しっかりしてくださいよ……正しくは、「この後インデックスが神裂の魔力を勝手に使って治癒魔術をかけてもらい、電極も打ち止めに充電してもらって一方通行は戦場へと向かいました」ですよ、木山先生』

木山『そうか、そうだったな』

木原『絶対話きいてねえだろコイツ』

85: 2011/02/25(金) 23:22:29.26 ID:6jXyfJ7b0
~再び戦場~

海原「くっ……残ったのは自分と麦野さんだけってわけですか……これは手厳しい」

シェリー「エリス!!」

海原「何度来ても同じです!!」ビカッ

垣根「どうかな…!おりゃっ!!」バサッ

海原「!!……くっ、おのれ、まず貴方から」

レッサー「甘いですよ!!」ダッ

海原「がっ……は、鋼の手袋……」

86: 2011/02/25(金) 23:23:11.49 ID:6jXyfJ7b0
青ピ「そんなもんじゃあ終わらせれんでー?」

海原「がぼがぼがぼ」

削板「つよいチョーップ」

海原「プギャアアアアアア!?」

海原「かっ……は……」

上条「いいぜ海原光貴、テメェがもし、御坂に従ってなんでもするってんなら」

海原「貴方だけはゆるしません」ビカッ

上条「なんで俺だけ」サッ

87: 2011/02/25(金) 23:24:13.09 ID:6jXyfJ7b0
海原「くっ………ふふっ、自分は御坂さんの世界を守る事なんて出来なかった……って事ですか」ヨロッ

上条「海原……」

海原「しかし……これだけは覚えておいて下さい、自分は……世界中の誰よりも、御坂さんの事が」

一方通行「氏亡フラグなンて建ててねェでさっさと寝てろォ」ピト

海原「」バタッ

88: 2011/02/25(金) 23:24:44.64 ID:6jXyfJ7b0
上条「一方通行!!」

一方通行「全く……やっと追いついたぜェ。あ、海原のバカなら、ただ生体電気操って寝てもらってるだけだから心配すンなァ」

上条「そうなのか?良かったー……」

垣根「さあて、残るは……」

麦野「」ビク

89: 2011/02/25(金) 23:25:15.36 ID:6jXyfJ7b0
一方通行「第四位、テメェだけかゴルァァァァァ!!!」

麦野「」

削板「……?」

黒子「最後にふさわしい倒し方をしてさしあげますの!!」

建宮「やるってんなら仕方がねえ、今日がお前さんの命日だ!」

麦野「」

削板「なあ、あれって……」

結漂「ええ……間違いないわ」

90: 2011/02/25(金) 23:25:52.57 ID:6jXyfJ7b0
上条「なんだなんだ?」

削板「あ、上条。あれって……」

上条「なんだって?……あ、ホントだ」

青ピ「第四位さん?覚悟するんやでー」

一方通行「下克上なんて最初っからできるわけねェだろォがァ!!行くぜェェェェ!!」

上条「ちょちょちょ、まって一方通行」

一方通行「なンだァ!?」

91: 2011/02/25(金) 23:26:30.38 ID:6jXyfJ7b0
上条「麦野沈利をよく見てみろ……」

一方通行「あァ?………なンだありゃ」

垣根「なんだ?………ぷっ」

土御門「いんやあ……一本とられたにゃー」

建宮「ぷぷぷっ……」

青ピ「くっくっ……なんで第四位が」

一同「恐怖のあまり気絶してるん(ン)だよ!(や!)(のよな!)(だにゃー!)」

麦野「」

95: 2011/02/27(日) 00:12:53.12 ID:2y8PmPkD0
一方通行「さァて、第四位をとりあえず横になれる場所に連れてきたわけだがァ」

麦野(無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない無理勝てない……」

インデックス「後半声に出てるんだよ!!ただのヘタレかも!!」

上条「インデックス、近寄ったらかませが移るぞ」

シェリー(もう十分に移ってるよなあ……)

96: 2011/02/27(日) 00:13:24.88 ID:2y8PmPkD0
垣根「いい加減に起きろ」バチャ

麦野「ごももも!!ぶはっ、何しやがる!!」

垣根「俺の未元物質で作った『水のようなもの』をかけただけだが?」

麦野「ぶっ!!うえっぺっぺ!!そ、それってただのテメェの未元物質じぇねえか!!」

垣根「だから未元物質なんだって」ニヤニヤ

上条(うわあ)

黒子(うわあ)

97: 2011/02/27(日) 00:13:53.59 ID:2y8PmPkD0
土御門「にゃー、お楽しみのところ悪いけどにゃー」

ドスッ←むぎのんの近くの壁に何か刺した

麦野「ひいっ!」

土御門「テメェらのアジトの位置を教えろ……もし教えなかったら」

麦野「ふ、ふん……どうするって言うのよ」

土御門「お前の名前と実家の住所と電話番号とかその他もろもろを某大型掲示板に晒してやる」

麦野「アイテムノ仮眠室デス、スミマセン」

土御門「よし」

98: 2011/02/27(日) 00:14:31.70 ID:2y8PmPkD0
建宮「こいつらはどうすんのよ?」

拘束された敵シスター+滝壺+海原「」

浜面(なんか俺だけ免れた)

一方通行「いっそ全員殺っちまうかァ?」

結漂「私もその方が楽だと思うな」

打ち止め「ダメだよ!!ってミサカはミサカは再び過ちを繰り返そうとするアナタを制止してみたり!!」

一方通行「分かった」アッサリ

結漂「ちょ、おま」

99: 2011/02/27(日) 00:15:15.46 ID:2y8PmPkD0
浜面「おい……」

土御門「なんだ?……つか誰だ?」

浜面「いい加減にしないと泣くぞ、割とマジで」

麦野「アイツははーまづらぁっていう私たちアイテムの下っ端よ」

黒子「三下の身元なんて興味ありませんの」

一同「」ウンウン

浜面「……」グスッ

100: 2011/02/27(日) 00:15:48.25 ID:2y8PmPkD0
一方通行「いじけてないでさっさと話を進めやがれェ」

浜面「……うん」

浜面「あのアジトには……絹旗っていう俺の知り合いと、アンジェレネっていうシスターが第三位達を裏切ろうとして拷問されてるんだ」

土御門「なんだと……?」

上条「アンジェレネが……」

浜面「だから……早くアイツらを助け出して欲しい……」

麦野「なぁに寝ぼけた事言ってんのよはーまづらぁ」

浜面「へ?」

101: 2011/02/27(日) 00:16:34.01 ID:2y8PmPkD0
麦野「アンタと私も行くのよ!!当然!!」

浜面「え……?ちょちょちょ、まって」

土御門「そうだな……後の奴らはダメだが、幸い麦野はカミやんに惚れてないから元々戦う理由も無くて裏切る心配も希薄だし、この見るからに小物臭い主人公もどきは裏切ったところで大した脅威にもならない……いざとなれば、的は多い方がいいからな」

浜面「……」

一方通行「ケッ……まァコイツは俺が認めたいい悪党だからなァ、テメェらがよけりゃ連れて行くのにゃ異存はねェな」

浜面「」

102: 2011/02/27(日) 00:17:30.59 ID:2y8PmPkD0
ステイル「ふん……まあいいんじゃないのかな、囮がいたほうがなにかと楽だろうし」

浜面「いやその」

上条「よろしくな、浜面!」

浜面「ええと、」

削板「見るからに根性なしだが、まあ追々叩きなおすか!!」

浜面「なにそれこわい、じゃなくてあの」

麦野「文句無いわよねえはーまづらぁ?」ニッコリ

浜面「……ありません、よろしくお願いします」グスッ

103: 2011/02/27(日) 00:18:04.91 ID:2y8PmPkD0
建宮「じゃあこの縛った奴らはアンチスキルとやらにお願いしとくのよな」

一方通行「黄泉川を呼ぶかァ」ピポパ

浜面「なにぃ!!黄泉川だtt」

半蔵「黄泉川さんと聞いて半蔵登場」シタッ

垣根「いや、誰だよ」

104: 2011/02/27(日) 00:18:42.99 ID:2y8PmPkD0
浜面「おい、半蔵いつから」

半蔵「いや、このキャンピングカー盗んじゃおっかなーとか考えてたらお前の声が聞こえて、なんか黄泉川さんがどうとか言ってたから現れてみた」

青ピ「まあええやん、この子なかなか強そうやし、口Oコンばっかりの学園都市の中ではなかなか優秀な熟女好きみたいやしなー」

半蔵「てことはお前も……」

青ピ「ん?いや、違う違う。ボカァ熟女のみならず義姉義妹義母(ry」

打ち止め「あ、あの人怖いよーってミサカはミサカは明らかに口Oコンなアナタに抱きついてみたり!」ガバッ

一方通行「誰が口Oコンだクソガキ」ベクトルチョップ

105: 2011/02/27(日) 00:19:19.33 ID:2y8PmPkD0
土御門「やっぱり口Oが最高だにゃー、あのペタペタは……」

上条「つ、土御門ぉぉぉぉ!!テメェの目は腐ってやがる!!テメェはペタペタならなんでもいいんだろうが!!!」

ステイル「ただの口Oはただの口Oだよ、やっぱり知性もあって……」

建宮「いや、違うのよ!!隠れ巨Oや隠れ美脚等の隠れ要素が一番なのよな!!」

結漂「いや、ショタよ!!時代はショタなのよ!!」

浜面「違うだろぉぉぉぉ!!!明らかに水着っぽい服装をこれまた明らかに水着っぽい服装をするべきではない場所で着用しているってのが一番だろおおおおおお!!」

垣根「ヤれたら何でもいいんじゃねえのか?」

レッサー「っかー!!なーんにも分かってない!!イギリスの役にたちそーなのを捕まえて虜にしてからイギリスの為に働かせるのが一番なのにーっ!!」

ワイワイ ギャーギャー

削板「……」プルプル

106: 2011/02/27(日) 00:20:16.10 ID:2y8PmPkD0
削板「いい加減にしろ貴様らぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ドッカーン

変態「」ピクピク

削板「アジトに行って拷問されてる浜面の仲間とかを助けるんじゃなかったのかああああああああ!!!ドイツもコイツもも変な話ばっかりしやがってぇぇぇぇぇぇ!!!」

黒子「……当麻さん?」ニッコリ

上条「は、はひぃ……」ガタガタ

黒子「後でオシオキですわよ?」ニーッコリ

上条「」ガタガタブルブル

107: 2011/02/27(日) 00:20:59.78 ID:2y8PmPkD0
滝壺「……はまづら」モゾモゾ

浜面「だから俺はレースクイーンでも……ん、なんですか滝壺さ……」

滝壺「オ シ オ キ カ ク テ イ ね?」ニッコリ

浜面「……」

浜面(そうだ、滝壺は今動けないジャマイカ!!ならば……)

108: 2011/02/27(日) 00:21:37.19 ID:2y8PmPkD0
浜面「いっひいっひいっひいっひ!!」フリフリ

滝壺「………」チャキ

浜面「ははは、やだなあ滝壺さん、私浜面仕上はそんなちゃっちいオモチャのマシンガンに騙されたりなど……」ハッハッ

滝壺「」ズガガガガガガガガ

浜面「うわああああああ!!ふ、不幸だぁぁぁぁぁぁぁ!!」

一同(テメェが悪い)

109: 2011/02/27(日) 00:22:31.63 ID:2y8PmPkD0
「ふふふ……楽しそうですこと……」

「アジトにて待ってますわね、愉快なお仲間さんたち?」

心理定規「」ゾクッ

心理定規(何かしら今の……ま、いっか)

110: 2011/02/27(日) 00:24:48.41 ID:2y8PmPkD0
ここまでです

さて、最後に現れた怪しい人物の正体とは!?

そして浜面の運命やいかに!?

……えー、>>1の面白くないネタはこの辺にしておいて、また明日来ますね

半蔵なんて出したところで、使い道は特にない

113: 2011/02/27(日) 23:51:18.04 ID:2y8PmPkD0
削板「ほら!!さっさと行こうぜ!!」

一方通行「あァ……ちょっと待てェ、もうそろそろ黄泉川が……」

ブロロロロ

黄泉川「お、一方通行……と、いっぱいいるじゃん……小萌センセとこの悪ガキが三人に、居候が一人、そんで白井に初春、そっちは……佐天とかいったじゃん?それから浜面に半蔵……なんじゃんここは?悪ガキのオンパレードじゃんよ」

初春「わ、悪ガキ!?」

佐天「白井さんたちならともかく、私たちまで悪ガキだなんて……」

一方通行「待てェ、テメエら一体いつから」

初春・佐天「さっきからずっといましたよ!!」

一同(わ、忘れてた……)

114: 2011/02/27(日) 23:52:14.06 ID:2y8PmPkD0
一方通行「と、とにかく黄泉川ァ、この縛られてるシスターたちを侵入者として連れて行ってくれェ」

黄泉川「はいはい……事情は訊いても教えてくれなさそうだし、引き受けるじゃんよ」

半蔵「はい!!俺もこのキャンピングカー盗もうとしました!!連れて行ってください!!」フンス

黄泉川「あれ?そういうのは浜面の方が得意じゃなかったじゃん?……それに未遂だし、被害も無かったんなら捕まえる理由にはならないじゃん」

半蔵「じゃあ黄泉川さんのマンションでいいっス!!」

浜面(どうしてそうなんだよ)

115: 2011/02/27(日) 23:52:48.72 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「はあ……帰る寮が無いじゃん?」

半蔵「じゃあそれで!!」

黄泉川「……はあ、また犯罪犯されても困るじゃん。もういいからウチに来るじゃん。ほら、鍵」ジャラ

半蔵「ありがたき幸せ!!」ハアハア

浜面「おい黄泉川……本当にいいのか?」

黄泉川「?生徒の為なら、保護するのを拒む理由は無いじゃんよ」

一方通行「……ま、テメェがいいならいいンじゃねェのか」

116: 2011/02/27(日) 23:53:30.97 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「そういうことじゃん。じゃ、こいつら連れて行くじゃんよ…才郷、杉山、手伝え」

才郷・杉山「はいっ」

半蔵「オイテメコラ、黄泉川さんとどういうモガモガ」

浜面「黄泉川んちに入れて欲しけりゃ、その時が来るまでじっとしとくことだ」ギュッ

半蔵「もがが!!もがー!!」

才郷・杉山「せっせせっせ」

117: 2011/02/27(日) 23:53:56.56 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「ふう……ところで一方通行…」

一方通行「なンだァ?」

黄泉川「……まだ戦うつもりじゃん?」

一方通行「……テメェにそれを言う義理はねェンだが」

黄泉川「……はぁ、とりあえず」サッ

初春「きゃっ」

佐天「うわっ」

118: 2011/02/27(日) 23:54:27.39 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「この子たちはこっちで保護しとくじゃんよ?……なんか一晩寮に戻ってないとかで通報があったし」

一方通行「一晩……?」

黄泉川「はあ、時計見るじゃん」

つ6時

黄泉川「アンタたちがいつから戦ってたのかは知らないけど、もう立派な朝じゃん。それにこの子たちは中学生だし、寮に連絡もよこしてなければ悪ガキでもない……保護するには十分すぎる理由じゃん?」

一方通行「はァ……さっさともって行けェ」

119: 2011/02/27(日) 23:55:06.77 ID:2y8PmPkD0
初春「まってください!!私たちまだ……」

一方通行「……ガキが、何言ってンだァ」

佐天「そうですよ!!いざとなれば戦力にも多少なるかもしれませんし……それに私たちはレベル1の」

青ピ「あーあー、佐天ちゃんに初春ちゃん……言わせてもらうけど」

青ピ「第一位は……いや、第一位に限らず、この場にいる皆は、ろくに戦う力もない君たちが邪魔やって言うてるんやで?」

初春「そんな……」

青ピ「実際ボクの助けがなかったらあんなちゃっちい拘束からも逃れられへんかった……ちゃうか?」

初春・佐天「……」

120: 2011/02/27(日) 23:55:59.90 ID:2y8PmPkD0
上条「おい青ピ!!そんな言い方って」

佐天「上条さん!!……いいんです、青ピさんの言うとおりですから……」

上条「佐天さん……でも!」

黒子「……当麻さん」

上条「……なんだ?」

黒子「青ピさんの言っている事は、言葉こそ厳しいですが事実……それは佐天さんも初春もわきまえているはず……ですから、ここは引き下がってくださいまし」

上条「……そうかよ」チラ

青ピ「………」

上条(なるほど)

121: 2011/02/27(日) 23:56:39.52 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「そういう事らしいじゃん……さ、行くじゃん」

初春・佐天「……はい」

佐天「青ピさん!!」

青ピ「……なんや」

122: 2011/02/27(日) 23:57:06.95 ID:2y8PmPkD0
佐天「その……ありがとうございました」ペコ

青ピ「……」

初春「……私も、ありがとうございました」ペコ

青ピ「……早よ行き。アンチスキルの仕事とボクらの目的の邪魔や」

佐天・初春「……はい」

123: 2011/02/27(日) 23:58:00.28 ID:2y8PmPkD0
黄泉川「……じゃあな、一方通行」

一方通行「あァ……」

半蔵「黄泉川さん!!早く行きましょう!!」フンフン

黄泉川(……コイツを家に呼んだのは間違いだったじゃん?)

バンッ ブロロロロ

青ピ「……」

上条「青ピ……」

124: 2011/02/27(日) 23:58:36.14 ID:2y8PmPkD0
青ピ「……ボクって、最低やな」

上条「……」

青ピ「あんな言い方して……傷つけてからやなかったら、アノ子たちを戦線離脱させる事がでけへんかった……ほんま、最っ低の男や」

黒子「そんな事……」

上条「……ああ、最低だ」

黒子「当麻さん!!」

125: 2011/02/27(日) 23:59:15.19 ID:2y8PmPkD0




上条「そうやっていい事言ってれば、女の子とのフラグが建つと思っているテメェは最っ低だよ」

青ピ「」ギク

黒子「……へ?」

土御門「ほう……」

126: 2011/02/27(日) 23:59:43.09 ID:2y8PmPkD0
上条「そこまでならまだ良かった……でもテメェはやっちまった。佐天さんからお礼言われた時、一瞬耐え切れずに口元を緩ませただろ?思い通りにいってニヤニヤしてえのが丸わかりだ……あの直後に佐天さんと初春さんからメールが来たぞ。『青ピさん、かっこいい事が言えて嬉しかったみたいですね^^危うく騙されるところでした^^^^^^^^』ってな……」

青ピ「!!!」

一方通行「……プッ」

上条「おっと一方通行、テメェも例外じゃあねえ」

一方通行「あァン……?」

打ち止め「?」

127: 2011/02/28(月) 00:00:35.37 ID:G7jpRQBx0
上条「テメェ、初春さんたちに『ガキが……』とか何とか言ってるとき、電極を能力使用モードに変えてまでカッコいい台詞考えてただろ」

一方通行「」ギクッ

打ち止め「へぇ……」

上条「そんでも中々思いつかなくて、んでやっと思いついたと思ったら青ピに先越されて表記されない位の小さな声で『ァ……』とか言ってただろ。知ってるんだぞ」

一方通行「」ギクギクギクッ

打ち止め「……」

128: 2011/02/28(月) 00:01:18.40 ID:G7jpRQBx0
上条「例のメールの中に、『白い人も何か言いたかったみたいですけど、青ピさんに先越されちゃいましたね^^』とか書かれてたぞ」

一方通行「」

土御門(一級フラグ建築士ってのは、自分がフラグ建てたのは気付かないくせに人が建てようとしたフラグにはムダに敏感で、さらにそこをつついてくるから性質が悪いにゃー)

浜面(全くだ)

垣根(お前も人のことは言えないんじゃないのか?)

建宮(その点ステイルは優秀なのよな)チラ

ステイル(インデックスたんとボクの間には立派なフラグが建ってるよな……)モンモン

削板(はー、たこ焼き喰いてえなあ……)ジュルリ

129: 2011/02/28(月) 00:01:48.39 ID:G7jpRQBx0
打ち止め「アーナータ?中学生以上はババァじゃなかったの?ってミサカはミサカは尋問の姿勢」ゴゴゴゴ

一方通行「ハハ、ハ、ハハハ……」

クカキケカキコケカカー

上条「さて、アイテムのアジトとやらに向かうか」

浜面「アイアイサー」ブロロロ

青ピ(ええなあ、公式の嫁がおるヤツは……)ショボン

130: 2011/02/28(月) 00:02:23.40 ID:G7jpRQBx0
~アイテム仮眠室~

絹旗「がっ……」

五和「あらあら……モアイちゃんったら、超能力とか機関銃とか、科学的な攻撃には強いのに魔術的な攻撃には驚くくらい弱いんですね」シュンッ

アンジェレネ「うああ……」

美琴「こっちは全部に弱いわ……ねえ、アンタホントにやる気あんの?」ビリビリ

「……御坂さん」

美琴「あら、なに?」

131: 2011/02/28(月) 00:03:08.08 ID:G7jpRQBx0
「麦野さんたちが敗れました……敵は麦野さんと浜面とかいった小物を引き連れてこちらへ向かってますわよ?」

美琴「ふーん……じゃあとぅまは自ら私に会いにきてくれるんだあ」ニッコリ

五和「正確には、私にですけどねー」パァァ

絹旗(助けが……超来てくれるんですか?)

アンジェレネ(もうやだ……助けて……)

絹旗・アンジェレネ((ヒーロー………!!))

美琴「……うふふ」

五和「……うふふふ」

美琴・五和「うふふふふふうふふふふふふ」

「………ふふ、楽しみですわね」

140: 2011/02/28(月) 23:38:17.39 ID:G7jpRQBx0
~キャンピングカー内~

青ピ「……なあ、カミやん」

上条「ん?なんだよ」

青ピ「どうして第三位たちはこんな事しようと思ったんやろね」

上条「そんなの……」

141: 2011/02/28(月) 23:39:00.20 ID:G7jpRQBx0
青ピ「だって普通……いや、なんでもないわ」

上条「なんだよ?」

青ピ「いやいや、ええんや、ええんやで?」

上条「でも言いかけて……」

土御門「カミやん、青ピがもういいって言ってるんだ……どうしても聞きたかったら、青ピがまた話したくなるまで待つしかねえにゃー」

上条「ちぇっ」

青ピ「………」

142: 2011/02/28(月) 23:39:45.50 ID:G7jpRQBx0
一方通行「ったく……第三位もめンどくせェ事させやがる。ま、あンだけの戦力を前に敗れなかった第一位サマをあンな三下がどうこうできるわけもねェがなァ」

浜面「そんなもんかねえ………ほら、着いたぞ」

一方通行「テメェさっきなンか口答えしたから後で罰な」

浜面「そんな殺生な」

黒子(お姉さま……黒子が今助けてさしあげますの……!!)

143: 2011/02/28(月) 23:40:19.42 ID:G7jpRQBx0
上条「……行くぞ」

キイー

土御門「暗いな……よし、一度キャンピングカーへ戻るぞ」

上条「入って二行で撤収かよ!!」

144: 2011/02/28(月) 23:41:07.90 ID:G7jpRQBx0
~キャンピングカー~

レッサー「どうして撤収しちゃったんですか?」

土御門「あの暗いところでは、超電磁砲たちが奇襲してきたらまずい……シェリー、」

シェリー「……なんだよ」

土御門「お前のゴーレムの出来損ないのあの目で内部を探ってくれないかにゃー」

シェリー「言い方は気にいらねえが、仕方ないわね……」カッカッカッ

145: 2011/02/28(月) 23:41:34.94 ID:G7jpRQBx0
目玉ちゃん「」ギョロギョロ

黒子「ひっ……」ギュッ

麦野「きゃっ」ギュッ

上条「わっ……大丈夫だぞ黒子」ナデナデ

黒子「当麻さん……」

土御門「」イライラ

146: 2011/02/28(月) 23:42:10.65 ID:G7jpRQBx0
浜面「すごっ!すごいっ!!すごいおっOい!!麦野、お前もうそれはムニッてレベルじゃないおっOいだけどおっOいどうする?」

ビカッ シュー

麦野「……はーまづらぁ、ちったあ気の利いた言葉をかけるとかできないの?」

浜面「イエス!!でもおっOい!!」

青ピ「」イライラ

147: 2011/02/28(月) 23:42:47.57 ID:G7jpRQBx0
シェリー「……終わったわ。情報は常に私の頭の中に展開されている」

建宮「んで?敵はどこにいるのよな!!」

シェリー「ここは……入って二つ目の部屋でちっこいのが二つ、ガキと極東宗派にいびられてるな……ん?」

土御門「どうした?」

シェリー「なんだ?今ノイズが……」

148: 2011/02/28(月) 23:43:37.82 ID:G7jpRQBx0
レッサー「だーもう!!とにかく入って二つ目の部屋にアンジェレネさんたちが囚われてるんでしょう!?さっさと助けに行って帰ってきましょう!!」

土御門「ノイズ……気になるが、考えていても仕方が無い、行けばわかるんだ。行くぞ」

シェリー「ああ……」

インデックス「しぇりー!」

シェリー「あん?」

インデックス「嫌な予感がする……しぇりーのそれにノイズを与えるような魔術は、少なくとも私の十万三千冊にはないんだよ」

シェリー「……だからなんだってんだよ」

149: 2011/02/28(月) 23:44:17.65 ID:G7jpRQBx0
インデックス「……能力者かも。念のため魔術は切っておいた方が無難なんだよ」

シェリー「……チッ」

『あら……切れてしまいましたわ……惜しかったですの』

土御門「それじゃ、改めて……」

上条「行くぞ!!」

150: 2011/02/28(月) 23:46:09.41 ID:G7jpRQBx0
ここまでです

浜面のキャラ崩壊が酷いな……

もうそろそろクライマックスになりそうです

新約が出る頃には完結できるかなあ……

少なくとも、三月中には完結したいと思います

それでは、また

158: 2011/03/04(金) 00:19:00.03 ID:K9EKpBo00
~アイテム仮眠室内部~

ガチャ

土御門「相変わらず暗いな……」

上条「……ていうか、ステイルいるんだから照らしてもらえばよくね?」

土御門「あ……」

上条「………」

ステイル「………」

シェリー「………」

159: 2011/03/04(金) 00:19:48.95 ID:K9EKpBo00
土御門「……これだからカミやんは」

ステイル「全く、彼女持ちはこれだから……」

シェリー「引きちぎるぞこのヤロウ」

上条「どうして!?」

ステイル「ガソリンのようなものをまかれてた場合はどうするんだい?」

上条「う………」

土御門「はー……やっぱり撤退を」

パチ

上条・土御門・ステイル・シェリー「ん?」

垣根「電気のスイッチあったから点けといたぞ!」

160: 2011/03/04(金) 00:20:18.58 ID:K9EKpBo00
上条「………これだから垣根は」

土御門「よくやったにゃーていとくん!!」

ステイル「盲点だったな……」

シェリー「……チッ、今度一日エリスを自由に使わせてやるよ」

上条「え、みんなひどい」

161: 2011/03/04(金) 00:21:01.68 ID:K9EKpBo00
上条「」ズーン

青ピ「元気出すんや!!もげろ」

建宮「がんばって欲しいのよな!!つぶれろ」

上条(負けない………!!)

土御門「さっさと行くにゃー」

上条「……はい」

162: 2011/03/04(金) 00:21:49.95 ID:K9EKpBo00
土御門「……ここだにゃー」

浜面「せーので行こうぜ……」

一方通行「せェの!!」カチッ

ガラッ

浜面「絹旗!!」

上条「アンジェレネ!!」

土御門「……だれもいない……?あるのは変なぬいぐるみだけ……」

163: 2011/03/04(金) 00:22:22.15 ID:K9EKpBo00
麦野「……ん?あのぬいぐるみどっかで」

「超気をつけてください!!そのぬいぐるみは……!!ぐっ」

浜面「……絹旗?」

麦野「このぬいぐるみ……もしかして……フレンダの!!」

「ご名答☆正解者には副賞として……盛大にミンチになってもらいましょうか」

浜面「みんな逃げろ!!」

バチィッ!!

浜面「ちっ……!!」

麦野「ッ―――――!!」


164: 2011/03/04(金) 00:23:21.21 ID:K9EKpBo00
ドッカーン

麦野「ぐっ……」

麦野(生き……てる……?……そうか、こっちには)

青ピ「ふうー………危なー……もーちょっとで全員氏ぬとこやったでぇ」ポタポタ

「あらら……第六位の『水力支配』さん……さっすが、底が知れないわねえ」

青ピ「やかましい!!第三位って序列なんやったら正々堂々と戦えカス!!」

美琴「ふふ……残念だけど、とぅま以外からの罵声に興奮する趣味は無いの。ね、とーぅま☆」

青ピ(またカミやんか……!!)ギロッ

上条「ひいっ!」ビクッ

165: 2011/03/04(金) 00:24:23.87 ID:K9EKpBo00
上条「ビリビ……いや、美琴……どうしてこんな」

美琴「あ、とぅまったらまた名前で呼んでくれた……嬉しい、やっぱりそこの雌豚なんかじゃあ役不足ってことかしら?」

黒子「お姉さま……黒子がお姉さまを」

美琴「豚が気安く人の言葉を使ってんじゃないわよ!!」ビリビリ

黒子「!!」

パシュウ!!

166: 2011/03/04(金) 00:25:23.36 ID:K9EKpBo00
上条「もう止めろ美琴!!……お前変だよ……一体どうしちまったんだよ、昔は……昔は、あんなに黒子と仲が良かったじゃないか……!!」

美琴「仲がいい?私がそこの豚と?……ハッ、笑わせないでくれるかしら……私は人の言葉をしゃべる豚なんて、動物園でも生まれてこの方見たこと無いわよ?」

上条「……お前……!!」ダッ

土御門「……!!!!ダメだカミやん!!引き返せ――――?」

上条「なに……うわっ!!」

ドカーン

「……爆弾は一つとは言っていませんでしたわよ?」

167: 2011/03/04(金) 00:26:39.62 ID:K9EKpBo00
一方通行「……第五位、心理掌握かァ!!」

心理掌握「いかにも、わたくしが心理掌握ですわ」

麦野「……爆弾の爆破には導火線に点火するための摩擦や電気がいるはず、第三位は上条当麻相手に攻撃はしない……一体どうやって」

心理掌握「やれやれ……下々の者はこれだから」

心理掌握「貴方のお仲間だった方は、発電能力者や発火能力者だったのですか?」

麦野「まさかテメェ……フレンダの針を」

心理掌握「ええ、そこに仕舞われてましたので使わせていただきましたわ」

麦野「この女狐が……!!」

心理掌握「あら、フランケンシュタインみたいに切ったり貼ったりされてる人には言われたくありませんわ」

168: 2011/03/04(金) 00:27:20.15 ID:K9EKpBo00
浜面「そんなことより絹旗をどこにやった!!!」

心理掌握「絹旗……?……ああ、あのちんちくりん二人なら、今ごろ五和さんが可愛がってるのではなくて?」

浜面「絹旗!!」ダッ

麦野「……ずいぶん簡単にいかせんのね」

心理掌握「ええ……あんな女性のお尻の事しか考えてないような殿方に用はありませんわ」

麦野(アイツ……そんなことばっかり考えてたのか)

169: 2011/03/04(金) 00:27:50.81 ID:K9EKpBo00
麦野「……テメェ一人でアタシを抑えられるとでも?」

心理掌握「……ま、能力の質が違いますから100%とは言いませんが……」

麦野「……嘗めてやがる。ふん、どうして能力に序列が存在するのか教えてやるよォォォォォォォォ!!!」

心理掌握「……くす、単純ですこと」

心理掌握「その異常なまでの単純さに……少しは疑問を覚えて欲しいですわね」ニタッ

麦野「オラァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

170: 2011/03/04(金) 00:29:44.76 ID:K9EKpBo00
ここまでです

五和の描写など、とてもとてもと-っても難しいです

2日もご無沙汰してたのに、こんな量で申し訳ありません……

葛根湯ってあんなに眠くなるんですね

それでは、またきます

今日は皆さん本当にありがとうございました

172: 2011/03/06(日) 01:27:47.18 ID:/0Y4c8XO0
こんばんは、>>1です

昨日はまたもや寝落ち……削板さんあたりが聞いたら殴られそうな根性無しっぷりです

すみませんでした

それでは、投下開始します

173: 2011/03/06(日) 01:28:15.84 ID:/0Y4c8XO0
ガラッ

浜面「絹旗!!」バン

絹旗「は……まづ……ら……?」

五和「おや……思ったより早かったんですね」

浜面「テメェか……俺の仲間を傷つけた罪は重いぞ」

五和「その台詞、三下が言わなかったらいい台詞なんですけどね」シュッ

浜面「……?……があっ……!!」

浜面(なん……だ?見えない何かが………)

174: 2011/03/06(日) 01:28:48.87 ID:/0Y4c8XO0
絹旗「気を付けて……下さい、そいつ……正体不明の……攻撃を」

五和「正体不明?……はあ、学園都市の人間ってのは、科学から一歩でも離れると全くわかんなくなっちゃうんですね……」

五和「魔術ですよ、ま・じゅ・つ。貴方たち学園都市の超能力とは歴史が違うんです……てわけで、大人しく降参しちゃってください。私と当麻さんの邪魔です」

浜面「か……ねえよ」

五和「?」

175: 2011/03/06(日) 01:29:23.80 ID:/0Y4c8XO0
浜面「関係ねえよ!!カァンケイねェェんだよォォォ!!何が魔術だ、何が歴史の差だ!!科学から何歩離れようが理論のりの字も分からなくなろうが、仲間を想う気持ちはひっくり返らねえ!これがアイテムだ。これが第四位さえ倒した『浜面仕上』だ!!つけ上がってんじゃねえぞクソ野郎。テメェらみたいに仲間の事をなんとも思ってないやつなんざ、たとえ倒されようが何回立ち上がってでもブチのめせるんだよォおおおおおッ!!」

五和「……やっすい台詞ですね。当麻さんでもないのに説教なんて止めてもらえますか?」ザンッ

浜面(あれは……槍じゃねえか!!スキルアウトでもあんないかにもな武器使った事ねえぞ!?)

絹旗「浜面避けてください!!」

浜面「分かってるよちくしょおおおおお!!」サッ

176: 2011/03/06(日) 01:30:15.20 ID:/0Y4c8XO0
五和「なかなかの身のこなしですね……もちろん当麻さんには遠く及びませんがね!!」ダッ

浜面「何度来ても……がっ!」

絹旗「どうしたんですか!!」

五和「あれー?どうしたんですか……ひょっとして、魔術が当たっちゃったとか?」ギラッ

浜面「くっ」ヨロッ

浜面(くそ……アイツ槍の攻撃の間に『魔術』とやらを挟んで来やがる……せめて『魔術』攻撃の前兆でも掴めたら……)

五和「……ふっ」バシュッ

浜面(早い!?刺さる―――――?)

177: 2011/03/06(日) 01:30:41.94 ID:/0Y4c8XO0
「来たれ!!十二使徒の一つ!!」

バシッ

五和「……寝ていたんじゃなかったんですか」

アンジェレネ「はぁはぁ……私たちシスターは人を傷つけるためにいるのではありません……人を助けるためにいるんです……目の前に槍で刺されそうになってる人がいて……のうのうと寝ていられる筈がありません……!!」

178: 2011/03/06(日) 01:31:11.08 ID:/0Y4c8XO0
五和「………そうですか、残念です」ギンッ

アンジェレネ「うっ……」バタリ

絹旗「アンジェレネさん!!」

五和「安心してください……ちょっとした魔術を使用しただけです。普通の人なら二時間ほどでしょうが……そのシスターは肉体損傷の酷い状態だったので半日ほど起き上がれないだけですよ」

絹旗「外道が……」ギリッ

五和「淑女と呼んでください。氏なせたのではなく、眠らせただけですから………もっとも、彼女の精神によっては、二度と起き上がれないかもしれませんが」

179: 2011/03/06(日) 01:31:40.26 ID:/0Y4c8XO0
絹旗「貴様……!!」

浜面「絹旗!!……もういい、下がってろ」

絹旗「でも!!」

浜面「いいから!!……ムカついた、久し振りにな……こんなにムカついたのは黄泉川に留置場にブチ込まれたとき以来だ……自慢じゃねえけどな」

浜面「だから……命に代えてでも、このクズをぶっ飛ばす」

五和「……ふふ、さすが小物は言う事まで小物臭いですね」

180: 2011/03/06(日) 01:32:17.32 ID:/0Y4c8XO0
浜面「ほざけ!!」

五和「まあ、氏なない程度に…おっと、さっき『命に代えても』って仰いましたよね……じゃあ、程よく氏ぬ程度で頑張ってください」

浜面「嘗めんじゃねえぞおおおおおおお!!!!」

181: 2011/03/06(日) 01:32:43.53 ID:/0Y4c8XO0
麦野「くっ……」

心理掌握「どうしたんですの?早くお得意の『原子崩し』を見せて下さいな」

麦野(打てない……あの『心理定規』のときよりも強力な……何か本当に精神を多い尽くす何かが……邪魔をしてやがる……!!!)

心理掌握「ふん……第四位といってもこの程度ですか。序列なんて案外あてになりませんのね」ドカッ

麦野「うぐっ!!」

182: 2011/03/06(日) 01:33:12.95 ID:/0Y4c8XO0
心理掌握「如何ですの?能力でもない、ただのオモチャのような武道にあしらわれる気分は……おっと、言わなくても分かりますからいいんですけどね」

麦野(ダメだ………反撃しようと思っても、反撃しようと『思う』事すら許されねえ……対策を考えようにも『考える』事を許されてねえからそれもできねえ……一体どうすれば)

心理掌握「あら、新しい来客が……」

一方通行「がっ……」

麦野「第一位!!テメェも……」

心理掌握「あらあら……第一位と言えど、こうなってしまってはどうしようもありませんわね」

183: 2011/03/06(日) 01:33:41.64 ID:/0Y4c8XO0
建宮「隙ありなのよな!!」

心理掌握「知ってます」ギロ

建宮「うっ……」カランカラン

建宮(畏怖……?いや違う…もっと強大で……掴めない『何か』があるのよな……)

184: 2011/03/06(日) 01:34:15.53 ID:/0Y4c8XO0
心理定規「んっ!!」

心理掌握「……はあ、貴女はバカですの?貴女など何の脅威にも……」

心理定規「今よ!!」

心理掌握「!」

結漂「えいっ!!」

トンッ

185: 2011/03/06(日) 01:34:47.21 ID:/0Y4c8XO0
カランカラン

結漂「うそ……」

心理掌握「なりませんのよ?……どうやら、同系の能力者には私の能力が効かない事を見越して囮役となったようですが……あなたの意識が誰に向かってるかなんて、能力を使わずとも分かりますわ」

心理定規「くっ……!!」

心理掌握「……的もいっぱいあることですし……そろそろ」ジャキッ

麦野(レディース用の……拳銃?)

心理掌握「終わりにしましょうか……まずは厄介な第一位さんから」カチッ

一方通行「クッ……」


186: 2011/03/06(日) 01:35:16.38 ID:/0Y4c8XO0
心理掌握「冥土の土産に教えて差し上げますわ……この事件、発端からおかしいとおもいませんでした?」

建宮「……まさか」

心理掌握「ええ、そのまさか……この事件、裏で皆さんの精神をいじくってたのは、私ですのよ?」

一方通行「………」

心理掌握「それでは……ごきげんよう」

バンバンバンッ

187: 2011/03/06(日) 01:35:43.78 ID:/0Y4c8XO0
美琴「と……ぅま?嘘よね?生きてるんだよね?こんな爆発になんて巻き込まれないんだよね!?ねえ……返事をしてよとぅま……」

ステイル「イノケンティウス!!」

美琴「うっさい!!だまれ外野!!」ビリビリ

イノケン「」

ステイル(ええーー……………)

188: 2011/03/06(日) 01:37:04.51 ID:/0Y4c8XO0
美琴「うう……とぅまぁ……やだよぉ」グスッ

「勝手に頃してんじゃねえよ」

美琴「え?……とぅま?とぅまだよね!?」

上条「ああ……そうだ」

上条「上条当麻だ……っつったって、自分のだけ力じゃ今頃床の染みにでもなってただろうがな」

189: 2011/03/06(日) 01:37:30.73 ID:/0Y4c8XO0

青ピ「ふー……あー、えらかったでー……あんま繊細なことさすんやめて欲しいんやけどなあ」

削板「いい根性してるなお前、その髪が黒かったら言う事なしだ!!」

青ピ「いやー、これは女の子引っ掛けるためには必要不可欠なんやでー?」

土御門「ウソついてんじゃねえにゃー、かろうじて引っ掛かったのなんて、お前が青髪にしていった日におでこデラックスしてきた吹寄タソだけぜよ……ま、それもカミやんにいかれてもたけどにゃー」

青ピ「」ズーン

190: 2011/03/06(日) 01:38:21.16 ID:/0Y4c8XO0
美琴「とぅま……」

上条「……なんだよ」

美琴「生きててよかった……」

上条「……あんがとよ」

美琴「もし氏んでたら……アタシ……」

上条「………」

191: 2011/03/06(日) 01:39:12.47 ID:/0Y4c8XO0
美琴「もし氏んでたら……黒子をぶっ頃す理由がなくなっちゃうじゃないの☆ね?」

上条「え」

美琴「うふふふ……とぅまを弄んだ罪は重いわよん」ビリビリ

黒子「!!」

上条「くっ!!」

パシュゥ

192: 2011/03/06(日) 01:39:45.71 ID:/0Y4c8XO0
上条「美琴……いや、御坂!!お前まだ……」

美琴「あららん……苗字にランクダウンしちゃったぁ……ま、それもこの女がいなくなれば全て元通りになるんだけどね!!」ビリビリ

上条「くっ!!」

パシュウ

193: 2011/03/06(日) 01:40:16.18 ID:/0Y4c8XO0
削板「うおおおおお!!」ズキュン

美琴「ふっ!!」ビリビリ

カクッ

削板「ちっ……根性のない避け方しやがって!!」

美琴「アンタの攻撃には微弱な電磁波が伴うのよ!!曲げるのも楽勝……」

194: 2011/03/06(日) 01:40:45.07 ID:/0Y4c8XO0
土御門「オラぁぁぁ!!」

美琴「ふう……このアタシに素手で挑もうなんて、考えただけでも片腹痛いわ!!」ビリビリ

土御門「ぐっ……!!やっぱり結界でも超能力は規格外ってか!!」ドロッ

上条「土御門!!」

195: 2011/03/06(日) 01:41:12.85 ID:/0Y4c8XO0
青ピ「ふん!!」ザァァァァァ

美琴「えい!!」ビリビリ

青ピ「!!あかん……!逃げ」

ドカーン

美琴「ふう……水を電気分解したら水素と酸素……そこにさらに電気を流したりしたら爆発するなんて、最近の小学生でも分かる理科の問題よ」

ザァァァァ

美琴「!!」サッ

青ピ「ふう……その爆発によって水が生まれ……ってのは、中学生なら分かる理科一分野の問題やろか?」

美琴「くっ……しぶといわね」

196: 2011/03/06(日) 01:41:42.94 ID:/0Y4c8XO0
シェリー「エリス!!」

エリス「グァァァァァ!!」

美琴「!!」パチン

美琴「オラァァァァ!!!!!!!」ズキュン!!!

エリス「ゴァァァァァ……」ガラガラ

シェリー「まだまだァ!!」

レッサー「とお!!」ニョーン

美琴「きっ、キリがない!!」バリバリ

レッサー「やめてー!」

197: 2011/03/06(日) 01:42:16.06 ID:/0Y4c8XO0
黒子「お姉さま……お姉さまああああ!!」シュンッ

美琴「!!」

美琴「アンタだけは……アンタだけはァあああああああ!!!」ズッ

黒子「ああああああああ!!!!!!」パリ

美琴「!!…アンタ……電子を空間移動させて……」

黒子「お姉さまああああああああああ!!!」ザザザザ

美琴「……く。ハ、面白い、面白いじゃないの!!それでこそ思いっきりぶちのめせるってモンよ!!!お望みどおりぶちのめしてやるわよォォォォォォォ!!!!!」

202: 2011/03/07(月) 00:12:00.23 ID:4qD6Z2900
浜面「おおおおおおおおおッ!!!!!」

五和「おっそいです」サッ ドコッ

浜面「がっ……」

五和「脇も閉まってないし、重心だってうろうろしてるような攻撃で本当に勝てるとおもってたんですか?」

浜面「くっ……」

浜面(くそっ……今までの俺の勝利は……所詮偶然だったって訳か……!!コイツ……恐ろしいくらい戦いなれて――――?!)

203: 2011/03/07(月) 00:12:30.51 ID:4qD6Z2900
五和「えいや☆」

浜面「ぐっ……あァああああああああ!!」

浜面(違う……確かにコイツは戦いなれてる……でも、根本的なところで……『魔術』が作用してやがる……!!!)

五和「ふふ……貴方たちの常識なんて、私には通用しません……これでトドメです!!」ダッ

浜面(槍が!!回避は……)

五和「ふふ、ムダですよ☆」

204: 2011/03/07(月) 00:12:59.71 ID:4qD6Z2900
パシン

五和「……あれ?」

「常識が通用しねえ……か」

五和「だ、誰ですか!!この間合いで邪魔に入るなんて……」

浜面(この声は……)

205: 2011/03/07(月) 00:13:46.07 ID:4qD6Z2900
垣根「悪いが、俺の未元物質に常識は通用しねえ……てわけで、ちょっくら眠っててくんないかなぁお譲ちゃん?」

五和「……ホストに用はありません」

垣根「つまんねえ冗談どうもありがとう。……ちなみに俺の名前はホストじゃねえ、垣根帝督だ……テメェらとは常識の次元が違う、第二位の『未元物質』だ。よぉっく覚えとけ」バサッ

五和「……科学の街の能力者さんが天使の真似事ですか。似合いませんね、メルヘン野郎」

垣根「心配するな。自覚はある」

206: 2011/03/07(月) 00:14:17.47 ID:4qD6Z2900
垣根「……浜面、さっさと片付けるぞ」

浜面「ああ……」

絹旗「私も……超戦います」

浜面「絹旗!!」

絹旗「すみませんが……これは超私の意志なんです。友達を二人も痛めつけられても黙ってるなんて、私のポリシーに超反します」

207: 2011/03/07(月) 00:14:47.18 ID:4qD6Z2900
浜面「そうか……ん?二人?」

絹旗「!!ち、超私自身の事です!!決して超変態な浜面の事なんて勘定してるわけじゃ……!!」

垣根「おいおい、あんまりやってると嫁が泣くぞ」

絹旗「ちっ違い……/////」

浜面「来るぞ!!」

五和「あああああああ!!!」ダッ

208: 2011/03/07(月) 00:15:14.74 ID:4qD6Z2900
心理掌握「……どうして」

心理掌握「どうしてアナタのベクトル操作が生きてるんですか!!あなたの思考は全てこちらが掌握……」

一方通行「ごちゃごちゃうるっせェンだよ三下が……テメェが掌握してンのはあくまで『俺自身の精神』だけだろォが」

心理掌握「……まさか」

209: 2011/03/07(月) 00:16:02.60 ID:4qD6Z2900
一方通行「そォだよ……俺の演算能力や言語能力、つまり『感情』以外の『思考能力』なンかは全て世界中に散らばってる『妹達』の作り出す『MNW』に代理演算させてンだよ……いくらテメェの能力が強大だったって、世界中に届くわけじゃねェだろォが」

心理掌握「くっ……ならその『敵対する感情』を塗りつぶして」

一方通行「ァーァー、テメェなンで俺が一回テメェの能力の支配下に置かれてやったか分かってンのかァ?」

心理掌握「……?」

一方通行「テメェの心理攻撃のベクトルの性質を割り出して反射の項目のなかに織り込む為に決まってンだろォが」

210: 2011/03/07(月) 00:16:30.72 ID:4qD6Z2900
心理掌握「嘘っ……!!」

一方通行「ふゥ……さっきの麦野じゃねェが」

一方通行「どォして能力に序列が存在するのか教えてやるよ……この格下が」ズキュンッ

心理掌握「この!!……あっ」バタン

一方通行「はァ……所詮はお嬢様、ちょっと血流の流れを止めてやっただけでコレかよ」

麦野「いや、誰だって氏ぬだろうよ。冗談でしょ」

一方通行「冗談?そーォだなァ」

一方通行「新ネタだ」

麦野「おいやめろ」

211: 2011/03/07(月) 00:17:04.06 ID:4qD6Z2900
一方通行「冗談だって…ちょっと脳に行く血流操作して強制的に寝てもらっただけだァ」

麦野(それでも十分に危険だよなあ……)

一方通行「おい結漂、コイツを縛ってアンチスキルの支部に送っとけェ」

結漂「……はぁ、失敗しても知らないわよ?」

一方通行「ならこのカメラの画像をみて、人がいねェときを見計らって座標移動させろ」

一同(なんでこんなもん持ってんの?)

結漂「はあ……えい」

212: 2011/03/07(月) 00:17:44.78 ID:4qD6Z2900
シュンッ

建宮「おお、モニターにさっきの子が移ったのよ」

心理定規「でも下着姿ね……」

一方通行「オイ結漂……これって」

結漂「私の趣味よ」

一同「オイ!!」

213: 2011/03/07(月) 00:18:10.67 ID:4qD6Z2900
~そのころ~

海原「ふっ、不覚でしたね……自分が警備員に捕縛されるなど」

海原「まあ、トラウィスカルパンテクウトリの槍で拘束を解いて逃げて事なきを得ましたが」

海原「それにしても、この槍の名前どうにかなりませんかね。いちいち五巻を確認しなくてはなりませんのでかなり面倒です」パラパラ

海原「はあ……それにしてもイケメンですね五巻の自分って。口絵以外に出番が無いのが少し気に入りませんが」

214: 2011/03/07(月) 00:18:39.93 ID:4qD6Z2900
海原「ふう……なんだか最近古泉とか言う奴と間違われたりするんですよね。全然違うのに。一人称とか」

海原「ところで心なしか、さっきから周りの視線が集まってるような気がしますね。まあ拘束を解いたときに服まで一緒に分解してしまいましたから無理もありませんが」

海原「でも、全裸も個性として受け入れてくれてもいいんじゃないかって最近思うんですよね」

海原「全裸でいたら何が悪い!!」

海原「はあはあ……少し取り乱してしまいました。すみません」

215: 2011/03/07(月) 00:19:08.21 ID:4qD6Z2900
海原「それにしても、少し寒いですね……冷えてきました。仕方ありませんから下腹部のさらに下についてるやたらと膨張している一物をカイロがわりにでも……」

シュンッ パサッ

海原「ん?これは……常盤台の制服ではあーりませんか!!どれどれ……」クンカクンカ

海原「残念ながら御坂さんのではないようですね。少し香りが異なります」ガックシ

海原「しかし……全裸で冷ややかな視線を受けている自分……そして少し肌寒くなってきて、一物をカイロがわりにしようかと考えている所に落ちてきた御坂さんの物と同じ学校の制服……」ムラムラ

海原「こっ、これは神の思し召し!?これを着ろと!!そして一物を[自主規制]しろというのですね!?」パァァ

216: 2011/03/07(月) 00:19:55.59 ID:4qD6Z2900
海原「参りましたね……着替える場所がありません。ではもうここで失礼して……」ゴソゴソ

海原「ふんもっふ!!」

海原「ふぅ……少しきついですが大丈夫でしょう」

海原「さぁって!!堂々と正面切って学び舎の園へ入りましょうか!!」フンフン

そして晴れて彼がその日の夕刊の一面を飾る事になるという事は、この時点では誰も知る由も無かったのである

アレイスター「なかなか見上げた奴だ」

217: 2011/03/07(月) 00:20:28.02 ID:4qD6Z2900
~そして場所と時間は遡りアイテム仮眠室~

一方通行「……なンか背筋がぞくっとしたンだが」

結漂「そうかしら?」

一方通行「まァいいか……黄泉川にも連絡したし……浜面の応援にでも行くかァ!!」

麦野(まっててね絹旗……!!)

218: 2011/03/07(月) 00:20:58.21 ID:4qD6Z2900
黒子「ぐっ……」

美琴「どうしたの?もうちょっと遊びましょうよ」

黒子(お姉……さま……)

美琴「トドメよ……!!」ビリビリ

黒子「!!」

パシュウ

219: 2011/03/07(月) 00:21:33.79 ID:4qD6Z2900
美琴「……あら」

上条「御坂……俺はお前を信じてたんだぜ……?なんだかんだ言っても、後輩だった黒子だけには手をかけないって……」

美琴「……」

上条「でもテメェは手をかけた!!それも人としての許容範囲を大きく上回る位残忍に……!!」

上条「俺はお前を許せない……いいぜ、認める」

上条「これより御坂美琴は上条当麻の『敵』だ」

220: 2011/03/07(月) 00:22:01.36 ID:4qD6Z2900
美琴「そん、な……やだよ、とぅま……そんな怖い顔しないで……」

上条「……テメェは俺の大切な人に手をかけた……一生かけて守るって、そう決めた人にだ……その決意が揺らいだ事もあったが、もう揺るがない……俺は黒子を守る為ならなんだってする」

美琴「うそ……だよね。そうだ。うそだよ……きっと黒子は多重能力者で、それでとぅまの精神を操ってるんだ。そうに決まってる……なら」

美琴「イマ、元に戻シてあげルネ」

221: 2011/03/07(月) 00:22:30.09 ID:4qD6Z2900
上条「うおおおおおおお!!」

美琴「コんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイコんナハズなイ………」

上条「いいぜ、御坂美琴……テメェがもし、黒子を憎んで攻撃するってんなら」

222: 2011/03/07(月) 00:22:56.77 ID:4qD6Z2900






上条「まずはその ふざけた幻想を ぶっ頃す!!」

美琴「!!!」

バキッ 

美琴「かっ……はっ……」ドサッ

パシュゥ

上条(なんだ……?何かが壊れて……)

223: 2011/03/07(月) 00:23:45.20 ID:4qD6Z2900
美琴「うう……あれっ?私……」

黒子「お姉さま!!」

美琴「黒子……アンタなんでそんな……!!!」

美琴「やだ、私……みんなにとんでもない事を……」ストン

上条「……御坂……いや、美琴お前……」

224: 2011/03/07(月) 00:24:22.17 ID:4qD6Z2900
美琴「言わないで!!……覚えてる……私」

土御門「……カミやん。敵戦力の中にいた第五位の能力……覚えているかい」

上条「第五位?確か……」

インデックス「心理掌握、だったかな?」

上条「心理掌握?……まさか」

土御門「ああ、恐らくな……これは全て心理掌握が」

美琴「違うの!!……心理掌握がやったことはあくまで私の想いの増幅……」

上条「……美琴」

225: 2011/03/07(月) 00:30:10.03 ID:4qD6Z2900
美琴「ふふ、私って最低だよね……好きだった男を取られたからって、自分を一番慕ってくれてた後輩を殺そうとした……」

上条「でも美琴、それは」

美琴「慰めないで!!」

上条「美琴……」

美琴「もう……私に生きてる資格なんて無い……いくら増幅されたとはいえ、根っこの部分にあったのは私の想い。……私なんてもう」

黒子「お姉さま!!!!……もう止めてください」

226: 2011/03/07(月) 00:31:10.37 ID:4qD6Z2900
美琴「止めてください……?私はアンタを殺そうとしたのよ!?それでも生きる資格があるって言うの!?」

黒子「何を仰るのですか……ささやかな殺意など、誰にだって芽生える可能性はありますの。少しイラッとした程度で簡単に芽生える物なのですから……好きな人を自分の知らない内にとられてた時なんて……増幅などされなくとも簡単に人を頃しにいけるレベルの殺意が沸いても可笑しくはありませんの……!!ですから氏ぬなんて……そんな悲しいことを仰るのは止めてくださいまし!!」

美琴「でも!!私はもしこのバカが止めてくれなかったらアンタを頃していた!!そんな状況に陥ってもアンタは私を許せるって言うの!?」

黒子「……ええ、だって貴女は……」

227: 2011/03/07(月) 00:31:47.61 ID:4qD6Z2900







黒子「わたくしの大好きな、お姉さまなのですから」

美琴「……くろこ……くろこぉーーー!!!」

黒子「お姉さまー!!」

ダキッ

上条「……一件落着、かな」

青ピ「百合の花が……百合の花が咲いてるんやでー」ハナヂブー

レッサー「これは売れそうですね」パシャパシャ

削板「根性のないことを言うな」ゴンゴン

青ピ・レッサー「」ピクピク

228: 2011/03/07(月) 00:32:17.74 ID:4qD6Z2900
上条「さあ……アンジェレネと浜面の仲間を助けに行くぞぉ!!」

一同「おーっ!!」

美琴「おーっ!!」

243: 2011/03/09(水) 22:42:47.19 ID:6W2bm2UQ0
五和「結構たいした事ないんですね」ドカッ

垣根「ぐっ……この世界とはまた物理法則の違う世界……未元物質の良い所が封じられる……!!」

浜面「」

絹旗「浜面は超さっさと負けて気絶しちゃいますし……どこまで役立たずなんですか」

垣根「ああ、全くだ……」

五和「ふふ。所詮は落ちこぼれですね」

浜面「……」

244: 2011/03/09(水) 22:43:20.00 ID:6W2bm2UQ0
浜面(ふふふ……キミたちは桶狭間の戦いというものを知らないらしいな……)

浜面(その昔……東海道一の勢力を誇っていた駿河の今川家の当主今川義元が、2万5000の軍勢を率いて尾張の織田信長の居城清洲城を攻め落とそうとしたときの事……桶狭間にて5000の軍勢と共に休息中だった今川義元の話を聞き織田信長はわずか2000の軍勢を率いて義元の軍に攻撃を仕掛けた……結果今川義元は近くで氏んだ振りをしていた兵に討たれたとか討たれなかったとか……つまり!!俺はここで気絶した振りをしてあの女が油断したところを後ろかrぐえ)

絹旗「超邪魔です浜面!!」ギュム

浜面「」チーン

垣根「……かわいそうに」ナムナム

245: 2011/03/09(水) 22:43:45.99 ID:6W2bm2UQ0
五和「ふふ……この魔術でチェックメイトです!!」

パシュウ

五和「……?発動しない……」

上条「ふー……間に合ったか……」

垣根「上条!!」

絹旗「い、幻想頃し……」

浜面「」

246: 2011/03/09(水) 22:44:13.39 ID:6W2bm2UQ0
五和「あ!!当麻さん!会いに来てくれたんですねー……嬉しいなあ」

一方通行「黙れ三下が」ボコッ

五和「きゅー」バタン

上条「いいぜ五和……お前がもし……ってあれ?」

一方通行「そげぶだろ?早くやれェ」

上条「あ、うん……」

上条(こんな筈では……)パシュウ

247: 2011/03/09(水) 22:44:40.43 ID:6W2bm2UQ0
五和「う、うーん……あれ?」

上条「五和!!」

建宮「おっ、お目覚めなのよな」

五和「わ!!上条さん!?それにクワg……建宮さんも」

建宮「……」

五和「それにあれ?ステイルさんに……え?私一体……」

248: 2011/03/09(水) 22:45:12.62 ID:6W2bm2UQ0
上条「あー、五和…さっきまでの事はだな、心理掌握っていう悪いやつが……」

五和「さっきまでの事?さっきまでの事って……あ!!」

建宮「お、思い出したのよ?」

五和「わ、私さっきまで大天使ハイパーチラメイドの試着を……おのれ心理なんとか!!人の恋心を!!!」

上条「そーそー、大天使ハイパーチラメイドの……ってえええええええええ!!!」

建宮「あー……そういえば新しいのが出たってゲテモノメイド服のデザイナーが言ってたのよな……」

土御門(メモメモぐふふ)

249: 2011/03/09(水) 22:45:39.01 ID:6W2bm2UQ0
五和「こうしてはいられません!!上条さん!!私に心理なんとかのいる場所を教えてください!!一回ぶっ飛ばさないと私の気が済みません!!」

上条「え、いやそのだな」

打ち止め「警備員の第一七七支部だよってミサカはミサカは正直な事を教えてみたり!!」

五和「ありがとうございます可愛い幼女さん!!」

打ち止め「よ、幼女って……」

250: 2011/03/09(水) 22:46:05.04 ID:6W2bm2UQ0
上条「あのー……五和さん?それは」

五和「止めないで下さい!!おんどりゃああああ心理なんとか!!我が積年の恨み、今晴らしてくれるわああああああああ!!!」ドドドドド

キラーン

インデックス「……行っちゃったんだよ」

上条「……どうしよう」

建宮「ま、まあ辛い過去を思い出すよりもよっぽどましなのよな!!思い出したら思い出したで別にいいし」

上条「そ、そうだよな!!おっと……忘れるトコだった」パシュウ

251: 2011/03/09(水) 22:46:55.81 ID:6W2bm2UQ0
アンジェレネ「う……ん、シスタールチア……もうお尻なくなっちゃいますよ……ってあれ?最愛さん?私……」

絹旗「アンジェレネ!!」

アンジェレネ「あれ?上条さんに……さっき急に入ってきた妙に小物臭いチンピラも転がってるし……もしかして」

絹旗「そうですよ!!私たちもう……ゲテモノメイド服を着なくてもいいんですよ!!」

アンジェレネ「本当ですか!?」

上条「まって、拷問ってそんなのだったの?」

絹旗「ええ……超嫌がったら殴られたり魔術されたりしましたけどね」

アンジェレネ「あうう……堕天使ハイパード工口メイドは辛いものがありました……」

土御門(ねーちん……)

252: 2011/03/09(水) 22:47:21.74 ID:6W2bm2UQ0
建宮「……五和が操られてた間の記憶が無いのも無理ないのよな」

上条「……そうだな」

ステイル「全くだ……」

削板「ああ……拷問ってなあ」

垣根「こんなものの為に……俺は」

一方通行「内容はコスプレってなァ……」

青ピ「一部のお友達にとってはご褒美……」

浜面(なんだよ……)

野郎共(激しく見たくなっちまったじゃねえ(ェ)か(ァ)………!!!)ムクムク

253: 2011/03/09(水) 22:48:04.48 ID:6W2bm2UQ0
黒子「ですの」

美琴「あ」

インデックス「む」

打ち止め「ん?」

心理定規「あら」

レッサー「お」

シェリー「ケッ」

結漂「まあ」

アンジェレネ「え?……きゅー」

絹旗「……」

麦野「はーまづらぁ」

子猫ちゃんたち「なぁーに小っこいモンぶらさげてんのかなあ?」ゴゴゴゴ

254: 2011/03/09(水) 22:48:37.19 ID:6W2bm2UQ0
上条「いや」

一方通行「あの」

浜面「その」

主人公たち「……テヘッ」

255: 2011/03/09(水) 22:49:09.76 ID:6W2bm2UQ0
黒子「問答無用ですのおおおおおおおおお!!!」

インデックス「とー……うー……まァああああああああ!!!!」

美琴「そんなにメイドって響きが大好きな人だったのかこのボンクラがァァあああああああああ!!」

打ち止め「ふふ……分かってるよねーってミサカはミサカはアナタの代理演算を……」

麦野「はーまづらぁ……×××焼き切って二度と×××ーが出来ないようにしてやるわァああああああああ!!!」

絹旗「超普通にキモいです浜面……」

野郎共「ひいいいいいい!!」

ドカバキグシャ

子猫ちゃんたち「ふう……」

野郎共「」ピクピク

青ピ(なぜかボクだけノータッチやったんやで)

土御門(俺もだにゃー)

デルタフォース(ただしカミやん病患者を除く)「カミやん病患者め………!!!!!!!」

256: 2011/03/09(水) 22:49:49.45 ID:6W2bm2UQ0
上条「」トントントントン

上条「おうふ……てことで一件落着……」

「何を。勝手に終わっているの。」

一同「!!」ビクッ

上条「ひ、姫神……」

姫神「許せない……。勝手に彼女を作るだけならまだしも。私を完全に忘れるなんて。」

土御門(それは仕方のない事だにゃー)

257: 2011/03/09(水) 22:50:21.53 ID:6W2bm2UQ0
姫神「首の。霊装を外した。だからもう少しで彼らが来る……」

ステイル「なっ……」

インデックス「……あいさ」

姫神「それで。全てが終わるなら。全てが無に帰るなら……」

上条「姫神!!お前……」

姫神「安心して。上条くんはその右手があるから。咬まれても彼らのようにはならない……」

姫神「全てが無に帰り……後に残るのは私と上条くんだけ……これって。すごくステキな事だと思わない?」ニヤッ

258: 2011/03/09(水) 22:50:49.86 ID:6W2bm2UQ0
上条「姫神!!思い直せ……」

姫神「もうおそい。今から思い直して霊装をつけたとしても。彼らは行き場を失い。この街の人を咬むだけ。」

上条「くっ……ステイル!!なんとかならねえのか!!」

ステイル「無理だね……僕の吸血頃しの紅十字なら多少は応戦できるかもしれないが……奴らは生き物だ、君の右手も効果が無い……向かっていって、ぐちゃぐちゃにされるのがオチさ」

姫神「もう。そこまで来ている。」

上条「くっ……!!」

ステイル「来たぞ!!」

259: 2011/03/09(水) 22:51:16.74 ID:6W2bm2UQ0
吸血鬼「グ……ァアアアアア!!」

姫神「頑張って。私はもう頃したくないから。霊装をつけておく。これでもう新しいのは来ないから。安心して。もっとも。一匹でも勝てるとは思わないけど。」カチャ

ステイル「吸血頃しの紅十字!!」ボオオオオ

吸血鬼「グ……ア…マ……イ……!!」

青ピ「ぬん!!!」ヒュオオオオオ

吸血鬼「グ……」ギギギギ

青ピ「体中の水分を全部奪ったのに動いてる……やと?」

ステイル「吸血鬼は全てが無限なんだ!!全部奪う事なんて到底できない!!」

260: 2011/03/09(水) 22:51:49.22 ID:6W2bm2UQ0
レッサー「どうしたら……!!」

上条「姫神!!」

姫神「……」チャラン

上条「?」

姫神「これが霊装。今君が触れば。吸血鬼は迷わず私の血を吸いに来て。そして灰に還る。」

上条「……」スッ

261: 2011/03/09(水) 22:52:18.66 ID:6W2bm2UQ0
姫神「私に。これからもずっとまた頃す生活を続けていって欲しいなら。壊しても構わない」

上条「」ピクッ

姫神「……どうしたの」

上条「………くっ」ストン

姫神(やっぱり……。上条くんはとても優しいから。壊す事なんてできない。これで……)

262: 2011/03/09(水) 22:52:54.85 ID:6W2bm2UQ0
吸血鬼「ガァァァァ!!」

イノケンティウス「」フッ

ステイル「イノケンティウス!!」

吸血鬼「グ……!!」

ステイル(これまでか……!!上条当麻……あの子を……た…の…)

263: 2011/03/09(水) 22:53:23.90 ID:6W2bm2UQ0
「はあっ!!」

吸血鬼「ガッ」ヨロッ

姫神「!!」

上条「ステイル!!」

ステイル「な……にが……?」

「あらあら……リベンジに来てみたら大変な事になってたでござるの巻ね☆」

264: 2011/03/09(水) 22:54:13.16 ID:6W2bm2UQ0
土御門「その声は……さっきの」

青ピ「ワシリーサちゃん!!」

ワシリーサ「ちゃん付けで呼んでんじゃねえわよこのボケ……サーシャちゃん、ちゃっちゃと片付けといて」

サーシャ「第一の解答ですが、了解しました」ガツン

青ピ「うっ」バタン

265: 2011/03/09(水) 22:54:40.52 ID:6W2bm2UQ0
上条「殲滅白書……どうして」

ワシリーサ「ああ……説明するの面倒だわ。そこの赤い神父!殲滅白書の役割とか適当に説明して…来た来た!!」

吸血鬼「ガァァァ!!」

上条「どういうことなんだステイル?」

ステイル「僕に聞くなよ……ん?殲滅白書の役割……そうか」

一方通行「どうしたンだァ?」

266: 2011/03/09(水) 22:57:04.53 ID:6W2bm2UQ0
ステイル「必要悪の教会の役割が魔術師の対処なら……殲滅白書の役割は人ならざる物の殲滅……!!」

上条「てことは……」

ステイル「彼女たちはこういった事のスペシャリストってわけか!!」

ワシリーサ「私たちがニコライ=トルストイのクソ野郎から命令された内容はこうよ……『殲滅白書の存在意義を念頭においた上で、より有利だと思う方に付き混乱の収束及びより多くのロシア成教の利益を生み出すよう行動しろ』……そんでさっきはシスターたちの方に付いて、んでやられてムカついたからリベンジに来たら『なんか人ならざる物いるじゃん』ってなってこっちに付いたわけよん」

サーシャ「……第二の解答ですが、説明くらい真面目にしてください」ゴスッ

ワシリーサ「あん!」

267: 2011/03/09(水) 22:57:46.97 ID:6W2bm2UQ0
ステイル「……んで」

吸血鬼「ギャヒーン」

ステイル「吸血鬼は帰っていったわけだが……上条当麻!!」

上条「ああ……姫神」

姫神「ま。また外せば……今度は大群でやってくるはず。今度こそ負けない。今度こそ……」

上条「いいぜ姫神、テメェがもし吸血鬼を呼んで全てを無に戻すってんなら……」

268: 2011/03/09(水) 22:58:14.96 ID:6W2bm2UQ0







上条「まずはその ふざけた幻想を ぶっ頃す!!」

姫神「!!!」

上条「オルァァァァアァァァ!!!」

バキッ

姫神「がっ……」

姫神(終わった。のね……)キラリ

パシュウ

269: 2011/03/09(水) 22:58:40.76 ID:6W2bm2UQ0
上条「ハアハア……ど、どうだ……?」

姫神「うーん……はっ」

インデックス「あいさ!!」

姫神「……!!!」

姫神「私……みんなになんてことを!!」

270: 2011/03/09(水) 22:59:18.58 ID:6W2bm2UQ0
上条「姫神」

姫神「もう……生きていけない!!ここで。ここで……!!」ジタバタ

上条「姫神!!」

ギュッ

姫神「……え?」

上条「みんな……そうだったんだ……お前が悪いんじゃない……お前が気に病む必要はないんだ!!」

姫神「でも……私は。みんなを……!!」

上条「ああ……お前が行ったその行為自体は許されない事かもしれないし、俺も許すつもりはない」

姫神「だったら!!」

271: 2011/03/09(水) 23:00:20.79 ID:6W2bm2UQ0
上条「でも……その行為を選択したのはお前のせいじゃない。でも心理掌握のせいでもない……」

上条「長い……夢を見てたんだよ、お前は……その夢の中で、少々適切じゃない選択をしてしまったんだ……」

姫神「……でも」

上条「それにこんな言葉だってある……『罪を憎んで人を憎まず』…俺は姫神のした行為は絶対に許さないし、許せない……だけど、俺は姫神の事は、ちっとも悪いやつだなんて思わない……寧ろ、俺のことをそこまで大事に思ってくれて、感謝してるよ。……ありがとうな」

姫神「……!!//////」

土御門(このこざかしいガキはまたフラグを建ておってからに)

272: 2011/03/09(水) 23:00:51.94 ID:6W2bm2UQ0
一方通行「オイ三下ァ、今黄泉川から連絡があったンだが、心理掌握が全員の精神状態を元に戻したそォだ。ついでに操られてた部分に都合のいい記憶も入れたよォだぜェ」

上条「そうか……」

上条「さ、もう全部終わったんだ……!!立てよ姫神、そんで……」

姫神「あの!!皆さん!!」

一同「?」

273: 2011/03/09(水) 23:01:42.94 ID:6W2bm2UQ0
姫神「お騒がせして……すみませんでした!!」ペコ

インデックス「あいさ……」

ステイル「……全くだよ本当に!!」

インデックス「すている!!」

ステイル「……でも吸血頃しの紅十字や、ほかの術式についても改善点が分かった……それでチャラにしてあげよう」

インデックス「すている……」

インデックス(鼻がピクピクしてるんだよ)

274: 2011/03/09(水) 23:02:26.04 ID:6W2bm2UQ0
一方通行「ちったァおもしれェもン見れたしなァ」

打ち止め「ミサカ、吸血鬼にドキドキした!!ってミサカはミサカは……」

美琴「まあ、私も騒がせたし……」

青ピ「ボカァ久しぶりに思いっきり能力が使えてせいせいしとるでー」

青ピ「ま、まだ本気じゃないけどな」ボソッ

垣根「未元物質がどこまで効くのかとか確認できたしな!!」

削板「根性の鍛えがいがあった!!」

結漂「久し振りに汗かいたわー」

心理定規「人外にも能力って効くのね……勉強になったわ」

シェリー「緊張しててもエリスが出るようにしねえとな……」

レッサー「それなりにエキサイトしましたから、よしとしましょう!!」

建宮「けっこうおもしろかったのよな!!」

浜面「まあ、なんだかんだ言って結構……」

麦野「浜面の×××も叩けたしな」

絹旗「超友人も増えましたし」

アンジェレネ「あうう……怖かったです」

ワシリーサ「まあ、いい体慣らしになったし」

サーシャ「第一の解答ですが、私は上条当麻と敵対する事はあまり望んで……だから寧ろゴニョゴニョ////」ポッ

ワシリーサ「ん?」

275: 2011/03/09(水) 23:03:09.91 ID:6W2bm2UQ0
黒子「……当麻さん」キラリ

上条「分かってるよ……ええコホン」

上条「このあと上条さんちでお疲れ様の会をやりましょー!!」

黒子「違いますのおおおおおおお!!」ズザァァァァ

276: 2011/03/09(水) 23:03:52.12 ID:6W2bm2UQ0
青ピ「よおおっしゃあああああ!!イベント!!イベント!!フラグ建ての大チャンスなんやでええええええ!!」

土御門「カミやんの部屋じゃ狭いから、もう学校の体育館借り切っちゃおうにゃー!!」

打ち止め「わーい!!ケーキ食べられるの?ってミサカはミサカは大喜びしてみたり!!」

浜面「あ、あの一方通行……その」ゴニョゴニョ

一方通行「ン?…そォだなァ、黄泉川に頼ンで正気に戻った奴らも参加させるかァ!!」

浜面「よっし!!!!」

277: 2011/03/09(水) 23:04:35.42 ID:6W2bm2UQ0
絹旗(浜面は滝壺さんにそんなに超会いたいんでしょうか)ヒソヒソ

麦野(ちがうんじゃねえの?ただ工口いだけで女の子が沢山いる方がいいだけだろ)チラッ

浜面(女の子がいっぱいくるぞおおおお!!)ビンビン

278: 2011/03/09(水) 23:05:04.25 ID:6W2bm2UQ0
垣根「もう関わった奴ら全員呼ぼうぜ!!」

削板「モツ鍋なんとかさんとかも呼ぶか!!必殺技の開発手伝ってもらったし」

姫神「私も。いいの?」

上条「もちろん!!あ、あと吹寄と小萌先生と……」アクセク

黒子「あ……もう、当麻さんったら……」

黒子(まあ、いいですの……あの事はまた二人でじっくりと……そんなに急ぐことでもありませんの)

279: 2011/03/09(水) 23:05:39.11 ID:6W2bm2UQ0
美琴「ねえ黒子、どうしたの?」

黒子「なんでもありませんの……あ、寮監どうします?」

美琴「どうするもなにも」

寮監「ふふ」

美琴「もう来てるわよ」

黒子「ですのおおおお!!!」ズザアアアアアア

280: 2011/03/09(水) 23:06:05.48 ID:6W2bm2UQ0
寮監「御坂の帰りが遅いので探していたらとんでもない事になっていてな。隠れて視ていたんだ」

黒子「そうだったんですの」

寮監「白井……避妊はするんだぞ!!」ポン

黒子「またそれですの!?」

上条「よっしゃああああ!!やるぞおおおお!!」

一同「おおおおおお!!!」

281: 2011/03/09(水) 23:07:03.65 ID:6W2bm2UQ0
その日、彼らはとある高校の体育館を丸々借り切って宴を行った





ある者は笑い、ある者は歌い……その賑わいは学園都市全域に届く程だったという





その宴を楽しむ者の中には学園都市統括理事長アレイスター・クロウリーやイギリス清教最大主教ローラ=スチュアートの姿さえ確認された程であった





上条当麻と白井黒子の仲は祝福され、二人は恥ずかしがりながらも皆の前で接吻を交わし、宴はさらなる盛り上がりを見せた





しかし、そこに海原光貴の姿は無かったという――――――

第二部・完

283: 2011/03/09(水) 23:16:49.01 ID:6W2bm2UQ0
これで第二部終了です。

最後はなんだか詰め込んだ感が半端なかったですね。すみません

それでは、第三部について…

第三部では、第一部や第二部のように大きなテーマは決めずに、一話一話どーでもいいような日常を書いて、ちょっとずつエンディングに近づけていきたいと考えています

ですので、続けようと思えばかなり続けられますし(グダグダになるのは目に見えてますが)もうやめようと思えば切り上げられます

かなり自由度を高くして、皆様よりリクエストをもしいただけたらそのテーマを書く努力をしたいと思っています

それでは、今日はこれで失礼させていただいて

新約、いよいよ明日発売ですよ!!

引用: 上条「じゃ、ジャッジメント」黒子「ですの!!」 美琴「2」