『赤い糸』

エレン「そんなに強く引っ張ったら服が破けちゃうだろう」ﾋﾞﾘﾘﾘ

エレン「が…………」ﾋﾞﾘ

ミカサ「ジャンこっちに来て」

ジャン「おっ！何だ！」ｳｷｳｷ

マルコ(さようなら、怒らないで聞いてほしいんだけど……)

エレン「……はぁ。縫うしかねぇかぁ」

クリスタ「何ならコレ貸してあげる！赤が嫌だったらあれだけど……」

エレン「いや、サンキュ、貸してくれ！」

アニ「…………」


ー廊下ー

エレン「そういえばジャンがいない…まぁ、ミカサと話してるんだろ」

ｷﾞｬｧｧｧ
ﾏﾃ、ﾏﾀﾞﾂﾐｦﾂｸﾞﾅｯﾃｲﾅｲ
ﾐ､ﾐｶｻ!

エレン「……と、思っていたい」

ｺﾛ

エレン「あっ！糸が！」

ｺﾛｺﾛ

ｺﾛｺﾛ

アニ「何コレ………」ﾊﾟｼ

エレン「あ、アニ！」

アニ「コレ、あんたの？」

エレン「うわ……こんがらがってんな」

アニ「直してやるから待ってて！」

エレン「お、おう」

アニ「あれぇ？」

エレン「やっぱり俺もやるよ！」

アニ「いいって！」

エレン「こうでこうでこうだろ！」

アニ「今度はこっちが絡まった！」

エレアニ「できた！」

エレン「ありがとな」

アニ「どういたしまして」ﾆｺｯ

エレン(かっかわ！)

アニ「じゃあね」ｽﾀｽﾀ

エレン「ん……あぁ」ｽﾀｽﾀ

エレアニ(ん？)

エレン(小指が引っ張られてるような……)

アニ(小指に違和感が……)

ﾋﾟﾝ

エレアニ(繋がってた……///)

アニ「あっ///ご、めん」

エレン「いや、こっちこそ」

エレアニ(赤い糸の話って……///)

……………………

アニ　ﾊﾟﾀﾝ!

エレン「だ、誰だよ、これ書いたの」

ベルトルト「その日に一話ずつ更新されているんだ」

サシャ「名前は……とことんとこトンカツ！トンコツの仕業です！」

アニ「本名なしか……」

コニー「明日が楽しみだな！」

キース「全くだ」

アルミン「!?」

アルミン「誰もいない…」

エレン「気にすんなアニ！(俺が気にしすぎて寝れない……)」

アニ「え、あ、あぁ……(あああああ赤い糸ってエレンが……キャァ///)

ー夜中ー

エレン(寝れねぇぇぇぇぇぇ)ｺﾞﾛｺﾞﾛ

エレン(赤い糸=運命の人ってことだよなアニかぁ…………)ｺﾞﾛｺﾞﾛ

エレン(笑うと可愛いよな……)


アニ(ね、寝れないぃ)

アニ(明日はどうなっちゃってるんだろう……)

アニ(なんかリクエストしたいな…)

アニ(エレンが王子で………///)

クリスタ(寝れてない……ふふっ)

ー次の日ー

エレン「お……はよ、アルミン」

アルミン「エレンの本性ってさぁあははははははは」

エレン「またあれか！」

ミカサ「エレン、あんなものは破り捨てるべき」

エレン「ほっとけよ(結構楽しみだから……)」

ミーナ「ヒーヒー………ギャーハハハハハハ」

アニ「!?」

エレン「何が書いてあったんだよ！」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

『王子と姫』

エレン「あ～あ、王子って暇だな」

コニー「そうでございますか……」

エレン「なんかねぇのか……なんつーか俺が楽しめるようなイベント」

コニー「イベントという訳ではございませんが、隣の国から縁談がきております」

エレン「縁談？可愛いの？」

コニー「この写真をどうぞ」

エレン「！」(可愛い……)

エレン「まっまぁやってもいいけど？」

コニー「了解致しました」

ミーナ「アニ姫！今日は王子が来るのですよ！早く下へ来て下さい！」

アニ「はぁ………」

ミーナ「早く！」

ﾊﾟﾝﾊﾟｶﾊﾟｰﾝ

マルコ「エレン王子のおなーりー」

ﾊﾟｶﾗｯﾊﾟｶﾗｯ

アニ「カッコいい…」

エレン「可愛い…」

ミーナ「ようこそいらっしゃいましたささ、こちらへ……」

エレン「少しアニ姫と2人にしてもらえますか？」

ミーナ「えぇはい、それはもちろん」ﾆﾔﾆﾔ

アニ「ミッミーナ！」

エレン「あの………唐突ですが結婚してもらえますか？」

アニ「私にはベルトルト王子が……」

エレン　スイッチON

エレン「へぇ～、そうなんですか～じゃあ俺が忘れさせてあげますよ」ちゅ

アニ「!?」

エレン「俺、本気ですから！」ﾆｶ

エレン(これが女頃しと言われる俺の笑顔！)

アニ「ファ、ファーストキス……」

エレン「どうしましたか？」ﾎﾞｿ

アニ「ひゃぁぁぁっ///」

エレン「大丈夫ですか？」ﾎﾞｿ

アニ「エレン王子………」ｳﾙｳﾙ

エレン「何ですか？」

アニ「私と結婚してください///」

エレン「いよっしやぁぁぁ！」

こうして腹黒王子は純粋なアニ姫と結婚したのであった

…………………

エレン ﾊﾞﾝ

アニ「え……なにこの話……」

ベルトルト「いっそのこと名前も呼ばれたくなかった……」

アニ「ごめんベルトルト！」

エレン「………もう、鐘鳴ったぞアニ」ﾎﾞｿ

アニ「ッ!?う、うん……///」

ー対人格闘ー

一同 ﾆﾔﾆﾔﾆﾀﾆﾀ

ミカサ「エレン、今日は私と…」

ライナー「エレン、今日もアニとだよな？」

エレン「あたりまえだろ」

ミカサ「」ｶﾞｰﾝ

アニ「エ、エレンとは組まない」

エレン「なんでだよぉ」

アニ「強くなりたいんだろ！ミカサがいるだろ！」

ミカサ「アニ…………」

エレン「お前じゃないとダメなんだって」

ミカサ「アニ………」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

アニ「なっ!?///で、でも」

エレン「ああもう！コッチこいって」ｸﾞｲ

アニ「？」

エレン「俺以外で申込みたい奴がいるのか？」ﾎﾞｿ

アニ「そっそういうわけじゃ……」

エレン「なら何でダメなんだ？」ﾎﾞｿ

アニ「みっ耳元で……///」

エレン「よろしくな」ﾎﾞｿ

アニ「う、うん……」ﾌﾟｼｭｰ

エレン「じゃあいくぞ！」

アニ 　ﾎﾞｰ

エレン「らぁ！」ﾄﾞｶｯ

アニ ﾄﾞﾃ

エレン「え、アニ？大丈夫か!?」ﾀﾞｷｱｹﾞ

クリスタ「お、お姫様抱っこ！キャ、キャー///」

ユミル「やっぱり小説より生身の方がときめくのな」

ミーナ「ん～でも、小説も面白いよね(私のおすすめはリヴァエレだけど)」

ライナー「おーいベルトルトー？」

ベルトルト「アニがぁ……」

マルコ「ダメだこりゃ」

ジャン「ミカサ！こ、今度の休ﾌｺﾞｯ」

ミカサ「……ふふ、ふふふふふ」

サシャ「虎の目……！」

コニー「虎見たことあんのか!?」

アルミン「胃薬もらおう……」

アニ「ハッ！今何時だ！」

23:54

アニ「あ……そっか……訓練で……」

エレン「くー……くー……」

アニ「……よいしょ」ﾓｳﾌｶｹｶｹ

アニ「……おやすみエレン」

ｶﾀｶﾀ

アニ「今日は寒いなぁ…」

エレン「あにぃ………」

アニ「！………///」

アニ「ほっぺたは熱いんだけど……」

ー次の日ー

ジャン「」

エレン「？」

ミーナ「」

アニ「？」

一同「」

エレアニ「？」

エレン「……何かあったか？」

ミカサ「あの……おぞましい本が……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

アニ「どうしたのユミル」

ユミル「あれはないだろ」

アニ「？」

一同(エレンに恋しましたぁ！)

『プレゼント交換』

アニ「じゃあプレゼント交換しまぁす！」

～♪

ミカサ(エレンのこーい！)

サシャ(自分の肉よ、かえってこーい！)

コニー(なんでもいいからこーい！)

ベルトルト(アニのこーい！)

ライナー(天使こーい！)

ユミル「クリスタだけで結構。」

クリスタ「むぅ～～～」

アルミン(天使を！どうか天使を！)

ジャン(ミカサミカサミカサミカサミカサ)

マルコ「平穏が訪れますように……」

エレン「七夕じゃねぇんだから……」

アニ(エレンのこないかなー)

～ﾌﾟﾂｯ

アニ「ストーップ！」

アルミン「こうなったか」

エレン:ライナーからの漫画

アニ:ミーナからの腕時計

ミカサ:エレンからのシャーペン

アルミン:天使からの手編みマフラー

クリスタ:サシャからの肉

ユミル:ミカサからの指輪

ミーナ:アルミンからの辞書

マルコ:ユミルからの天使秘蔵写真

ジャン:コニーからの酒

ベルトルト:アニからの犬マスコット

ライナー:ベルトルトからの育毛剤

コニー:ジャンからのミカサ秘蔵写真

サシャ:マルコからの燻製

一同「………以外とタメになるプレゼントだな」

※ライナーの育毛剤etc……

アニ「じゃ、明日からまた訓練始まるし、もう寝ようか！」

一同「おやすみぃ～」

エレン「アニ」ｸﾞｲ

アニ「わわ、何、エレン」

エレン「………コレ」

アニ「わぁ、髪留めだ！ありがとうエレン！」

エレン「…………///じゃ」ｽﾀｽﾀ

アニ「あっ………行っちゃった」

アニ「すごい、花の形の髪留めだ……ん？なんか箱の中に紙が……」ｺﾞｿｺﾞｿ

アニ「なになに……」


～ブーゲンビリア～

花言葉　:　貴方しか見えない

エレン「見た……か？」

アニ「エレン、これ……」

エレン「その言葉の通り俺にはアニしか、見えないから」ﾆｶ

…………………

アニ「わぁぁぁぁぁ///」

エレン「わ、わ、わあああああ！」

ユミル「お前まさかクーデレの出来損ないか!?」

クリスタ「私にはチューリップかいいなあなんて」

ミカサ「薔薇でいい」

ミーナ「スターチスなんて……」

サシャ「胡蝶蘭で！」

アニ「貴方しか…………わぁ///」

エレン「見えない？………」ﾁﾗ

ｱﾆ　ﾜｧｧ///

エレン(可愛いよ畜生！)

エレン「ア、アニ……あのさ」

アニ「ヒャ、エレン！」

エレン「お前さ……っておい！どこいくんだよ！無視するなよ！」

アニ(恥ずかしくて目なんて合わせられないって///)

ミカサ「エレン何も追うことはない」

エレン「放せよ！アニと喋れないだろ！」

クリスタ「私じゃ……ダメ？」

サシャ「すぐ戻りますから！」

ユミル「ほっとけー」

ミーナ「いつか連れてくるから！」

エレン「放せ～～～っ！」

アニ「あわわわわわ///」

アニ「あっ！」ﾍﾞﾁｬ

アニ「あー……ビチョビチョ」

ジャン「どうしたぁ？」

アニ「あ……ジャン」

ジャン「うわ、濡れてんな！待ってろ」ﾀｯﾀｯﾀｯ

アニ「さぶっ」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ジャン「お、お待たせ……ほらよ」

アニ「タオル………」

ジャン「とにかく、これ着ろよ。俺のだけど……すまん、女子寮には行けなくてさ」

アニ「ジャン………ありがとぅ」ﾆｺﾘ

ジャン「///」

アニ「あー、髪も濡れてる」ﾊﾞｻ

ジャン「///」

アニ「しかもブカブカ……あんたって大きいんだね」ﾆｺﾘ

ジャン「だああああああ///もうっ」ｷﾞｭ

アニ「えっ？ジャン！え……///」

サシャ「ほほう」

サシャ「エレーン！アニを想っても無駄ですよ！」

エレン「…………は？」

サシャ「ジャンにアニが抱きつかれてましたから」

エレン「」ﾀﾞｯ




ジャン「……………す、すまん！お前はエレンが好きなのに」

アニ ﾎﾞｰ

ジャン「おーい」

アニ「はっ！ご、ごめん………じゃあ今日のことは2人のひみ」

エレン「アニ！」

アニ「つ…………ってエレン」

エレン「アニ、何でジャンなんだ？俺じゃあダメだったか？」

アニ「ううん！え、え？エレンとは別にそういう関係じゃ……」

ジャン「今回ばかりは俺が悪い。アニを責めるな」

エレン「あ？」

アニ「ごめん………ごめんなさい」ﾀｯﾀｯﾀｯ

エレン「あ……………」

エレン「アニ！」ｶﾞｼ

アニ「放して！」

エレン「放さない」ｷﾞｭ

アニ「は、はぁ!?」

エレン「もう………さ、うんざりなんだよ！お前がライナーとかジャンとかと楽しそうに話してるの！」

アニ「……………」

エレン「今のアニさ、髪おろしてブカブカのTシャツ着てて、とってもかわいいんだよなぁ……分かるか？俺の心臓バクバクだろ？」

アニ「バカだね………全然可愛くないのにさぁ」

エレン「はぁ？可愛いんだって！もう誰にも見せたくねぇし」ﾌﾟｲ

アニ「…………///」

エレン「はっきり言うぞ。アニ、俺と付き合ってくれ！」

アニ「い…………」

エレン「ん？」

アニ「いーよ」ﾎｯﾍﾟﾌﾟｸｰ

エレン「ア、アニ！」ちゅ

アニ「バカッ///」

ベルトルト「ア、アニあのさ……」

アニ「何？」

エレン「だーめっ！男子とは俺が話す！だって……」





エレン「アニは俺のもんだもーん」

これで終わりです

たまには短編も良いですね……
次はまたエレアニを。

ではまた、どこかで会えることを祈りながら……………


アニ「また会おう！」