1: 2013/06/19(水) 01:12:59.93 ID:XllEFo69O
清麿「……ん?朝か…」

「コラー!そろそろ起きなさい清麿!」

清麿「お袋のやつうるさいな…はいはい今起きるよ」

「あなた今日も学校サボる気なの!?」

清麿「……え?」

「そんなだからイジメにあうんでしょ!?くやしかったら友達の1人でも作ってみなさいよ!」

清麿「いや…サボるもなにも…」

バリーン

清麿「!?」

ガッシュ「我が名はガッシュ・ベル!おまえが高峰清麿だな!?」

清麿「ガッシュ!?」

16: 2013/06/19(水) 01:20:19.99 ID:XllEFo69O
清麿「お、お前帰ってきたのか!?」

ガッシュ「ウヌゥ、何を言っておるお主?」

清麿「いや…だってお前は魔界にいるはずじゃ…」

ガッシュ「言ってることがさっぱりだ!それより父上から手紙を預かってる!」

清麿「親父…?」

清麿へ
お前に手紙を渡した子はガッシュ・ベル
イギリスの森の中で氏にかかってるところを助けたのだが
お礼に恩返しがしたいと言うのでお前の腑抜けを鍛え直して貰おうとそっちに寄越した
誕生日プレゼントとして受け取ってくれ

清麿「…………」

清麿(これは…見覚えがあるぞ。確かガッシュと初めて出会った日の…)

清麿(ってことは俺はタイムスリップしたのか…!?)

25: 2013/06/19(水) 01:26:47.21 ID:XllEFo69O
清麿(部屋も当時と同じ…俺の身体も少し小柄になっている…)

清麿(ということは俺の精神だけが昔に戻ったと解釈するべきか…)

清麿(お袋の様子も昔のまんまみたいだし…)

清麿「……なぁガッシュ」

ガッシュ「ヌ?なんだ清麿」

清麿「お前、兄弟はいるか?」

ガッシュ「ウヌゥ…それはわからぬ。私は記憶そーしつという奴みたいなのだ」

清麿(ガッシュも…お袋と同じか…)

清麿(なぜ俺だけがタイムスリップしたんだ…?)

清麿(…アンサートーカーはあるみたいだが…答えは出ないな…)

41: 2013/06/19(水) 01:33:18.82 ID:XllEFo69O
清麿(これは精神操作系の魔物の術の影響なのか?例えばキャンチョメのシン・ポルクのような…)

清麿(それとも…やはり本当に俺は昔に戻ったっていうのか?)

清麿(どちらにせよ、魔界の何かが関係しているとは思うんだが…)

清麿(……アンサートーカーで答えが出ない問題をいつまでも考えたって無駄か)

清麿(とにかくもう一度ガッシュと逢えたんだ。また一緒に魔界の王を目指すか)

「清麿ー!いい加減にしなさい!」

清麿「おっと…早く学校いくか」

清麿(…そういやこの頃ってクラスで孤立してたんだよな…)

56: 2013/06/19(水) 01:40:01.48 ID:XllEFo69O
清麿「お袋、おはよう」

華「!?…えぇ、おはよう」

清麿「今までごめんな。今日からまた学校にいくよ」

華「ほ、本当に…!?」

清麿「あぁ。それからこいつ、ガッシュっていうんだ。俺の教育係ってことで親父が送ってきたんだ」

ガッシュ「ウヌ!その通りだ!よろしくなのだ母上殿!」

華「あらあら…清麿のために来てくれたのね…清麿が変わったのもあなたのおかげなのねガッシュちゃん…」

ガッシュ「ウヌゥ…私はまだ何もやってないのだが…」

清麿「じゃあいってくる。ちゃんと留守番してろよガッシュ」

清麿(…そういえばガッシュの赤い本も元通りなのだろうか?)

清麿「本借りてくぞ」バッ

華「これ清麿!返しなさい!」

75: 2013/06/19(水) 01:45:44.14 ID:XllEFo69O
華「…ごめんねガッシュちゃん…あの子今まで友達もいなくて…」

ガッシュ「……母上殿は清麿に友達ができてほしいのだな?」

華「え?」

ガッシュ「わかった!私が今日にでも清麿の友達を作ってみせる!清麿を鍛え直す最初の作戦だ!」


清麿「……き、緊張するな…」ドキドキ

清麿「えーと…俺ってこの頃はどんなキャラだっけ…?」

清麿「とりあえず明るくいこう…明るく…うん」

89: 2013/06/19(水) 01:51:18.45 ID:XllEFo69O
授業中

清麿「……」

清麿(当たり前だが…やっぱり誰も話しかけてくれないな…)

清麿(それどころか陰口叩かれてるような…)

清麿(うぅ…胸が痛い…当時の俺はよくこんなのに耐えられたな…)

中田「高峰!!」

清麿「は、はいぃ!?」

中田「この数式を解いてみろ!!」

清麿(う…解いたら解いたでまた嫌味っぽくなっちまうし…)

清麿「わ、わかりません…」

101: 2013/06/19(水) 01:55:48.45 ID:XllEFo69O
中田「ふざけるな高峰!!」

清麿「ひ、ひぃ!?」

「ちっ…なんだよあいつ…」

「久々に来たと思ったらまた嫌味なことやりやがってよ…」

「あいつがあんな問題わならねぇわけねーだろ…」

「何がわかりませんだよ…本当にわからない俺達を馬鹿にしてんだろ…」

清麿(ど、どうしろってんだよぉぉ…)

ガッシュ「…………」

114: 2013/06/19(水) 02:03:43.01 ID:XllEFo69O
清麿(くっ…この空気に耐えられん…ちょっと外の空気吸って…)

水野「高峰君、どこいくの…?」

清麿「…水野?おぉ水野か!そうか水野がいたんだった!」

水野「え?え?」

清麿「いや、俺に話しかけてくれてありがとう水野…さっきまで俺、辛くて辛くて…」

水野(あ、あれ…?いつもの高峰君なら俺と話したら仲間外れにされるから話しかけんなって言うのに…)

水野(で、でも今日の高峰君優しいな…)ポッ

ガッシュ「おぉ…清麿を嫌わない子もいるではないか!」

清麿「!?ガッシュ、お前学校に…!」

清麿(そういや今日はガッシュが忍び込んでたんだっけ…忘れてた…)

123: 2013/06/19(水) 02:06:58.44 ID:LwDNNedM0
ガッシュ人気根強いな

134: 2013/06/19(水) 02:11:10.08 ID:XllEFo69O
清麿「あのなぁガッシュ…学校には来んなって言っただろ…」

ガッシュ「ウ、ウヌ…しかし私は清麿の教育係として…」

清麿(…このあとはどうなるんだったか…)

清麿(たしかカツアゲやってる金山が水野を屋上に呼び出して…それをガッシュが呪文で…)

清麿(い、いかんいかん!あの時みたいに電撃を撃つわけにはいかねぇ!)

清麿(威力はコントロール出来るが…あの時みたいにまた金山がガッシュを爆弾かなんかとうたがっちまうし…)

清麿(かといって今のガッシュはまだ金山にすら勝てないし…)

清麿(…でも水野は助けたいよな)

139: 2013/06/19(水) 02:17:51.88 ID:XllEFo69O
ガッシュ「よし、清麿!友達作り作戦を決行だ!」

清麿「!」

ガッシュ「学校には不良という輩がいるのであろう?清麿がそいつを倒し、からまれている者を助けるのだ!」キラキラ

清麿「あ、あぁ…わかったガッシュ」

ガッシュ「ウヌ!よくぞ言ったぞ清麿!」

清麿「いいかガッシュ、毎日のように屋上にカモを呼び出してカツアゲしてる金山って奴がいる。そいつを俺達でやっつけよう」

ガッシュ「わかったのだ!」

清麿「そこで1つ、お前に教えたいことがある」

ガッシュ「ヌ?」

145: 2013/06/19(水) 02:28:00.28 ID:XllEFo69O
バン!

金山「!?」

ガッシュ「その女の子から手を放せでくの坊!!正義の味方、清麿がおまえなんかやっつけてやる!」

清麿「おぉ…そうだぜ…俺が来たからにゃお前なんて…」

清麿(くっそー!なんだよこれは恥ずかしすぎるだろ!よく俺はこんな台詞を言えたな!あの頃は若かった!)

水野「高峰君!」

金山「なんの真似だてめぇ…自分以外を全部クズだと見下してるてめぇがなんの用だ!?」

清麿(金山…お前もこの頃は若かったなぁ…今じゃ一緒にツチノコ探しに行く仲なのに…)

ガッシュ「バーカ!バーカ!おまえなど清麿にやられてしまえ!」

金山「俺がこんなヤローに負けるかよ!」

150: 2013/06/19(水) 02:33:37.36 ID:XllEFo69O
清麿「」サッ

金山「!?」

水野「すごい高峰君!あっさり避けちゃった!」

清麿(肉体自体は昔に戻ってるが…魔物と闘った記憶と経験は残ってる)

清麿(おまけにアンサートーカーで相手の動きが読める…金山程度の攻撃はかすりもしないみたいだな…)

清麿「よし、ガッシュ。お前も金山に稽古つけてもらえ」

金山「あ、あぁ!?」

清麿「避けるタイミングは俺が指示する」

ガッシュ「ウヌ!」

清麿(今のガッシュは圧倒的に経験不足。金山くらいの攻撃を難なく避けるくらいには成長してもらわないと)

156: 2013/06/19(水) 02:39:14.42 ID:XllEFo69O
金山「ゼハァ…ゼハァ…」

清麿「こんなもんか。よく頑張ったなガッシュ」

ガッシュ「ウ、ウヌ!」

金山「て、てめぇ…」

清麿「付き合ってくれてありがとうな金山。だが今度カツアゲしてるの見たら電撃浴びせるからな」

金山「!?」ビクッ

ガッシュ「ウヌゥ!すごいではないか清麿!」

水野「そうよぅ!高峰君は強くて格好よくて料理も上手なんだからぁ!」

清麿(しかしやっぱり成長後のガッシュを知ってるだけに今のガッシュの弱さが気になっちまう)

清麿(帰ったらツボ押すか)

164: 2013/06/19(水) 02:48:00.81 ID:XllEFo69O
翌日

ガッシュ「ヌグオォォォ…ヌグオォォォ…」

清麿「うるさいぞガッシュ」

ガッシュ「ひどいではないか清麿ぉ…私の○○に指を突っ込みおって…」グスッ

清麿「ちょっと押しただけだろ。そのくらい耐えろよ」

ガッシュ「ヌゥ!なんということを言うのだ清麿は!私はただの子供なのだぞ!これは立派な暴力だ!」

清麿「ただの子供か…そういやまだガッシュは自分のことに気付いてなかったんだったか…」

ガッシュ「?」

清麿「いいかガッシュ。お前はな…」

「さて、ここで緊急のニュースが入ってきました」

清麿「ん!?」

「モチノキ町の甲虫銀行に銃を持った二人組が…」

清麿(あぁ!?しまった、また水野が捕まってるんだったぁ!?)

174: 2013/06/19(水) 02:55:58.82 ID:XllEFo69O
ガッシュ「清麿!水野さんを助けに…」

清麿「行くぞガッシュ!早く自転車に乗り込め!!」

ガッシュ「ウ、ウヌ!」


ガッシュ「ム、見えたぞ!」

清麿「あぁ…あれが犯人が立て籠ってる銀行だ」

ガッシュ「しかし清麿!青い服の者たちがとーせんぼしておる!」

清麿「警察だ。中へ入るには警察の気をそらす必要がある」

清麿「そこでだガッシュ!お前を二階の窓に投げ込む!その間に俺も中に入るから!」

ガッシュ「何!?わ、私を投げ込むなど…」

清麿「落ち着けよガッシュ!?大丈夫だから!信じろ!」

ガッシュ「ウヌゥ…」

清麿(前回は俺まで中に入っちまって偉い目にあったからな…)

180: 2013/06/19(水) 03:02:38.15 ID:XllEFo69O
清麿「かっ飛べガッシュー!」ポーイ

ガッシュ「ヌァァァァァァァァ!!」

ガシャーン

犯人「!?」

警察「!?」

清麿(よし、今のうちに…)コソコソ


清麿(ふぅ…なんとか中には入れたな…)

犯人「なんだ今のは…!?」

犯人「二階になにか投げ込まれたぞ!?」

清麿(犯人は銃を持ってる…さすがに今回はガッシュの電撃に頼らざるおえないな…)

ガッシュ「清麿ー!なにが大丈夫だー!すごく痛かったではないかー!?」

犯人「!?」

清麿(おい!俺を呼ぶな!こっそりこい!)

185: 2013/06/19(水) 03:09:47.05 ID:XllEFo69O
清麿(やめろバカ!これじゃ前と同じ展開になるじゃねーか!)

犯人「他に誰かいるのか!?」

水野「た、高峰君!?高峰君がいるの!?」

ガッシュ「ウヌ!清麿出てこい!おっきなたんこぶができたぞ!」

清麿(やべぇ…アンサートーカーアンサートーカー…)キュイーン

水野「わー!わー!高峰くーん!助けて高峰くーん!」

ガッシュ「清麿ー!いるのはわかってるのだー!出てこーい!」

犯人「ウッセェェェェェ!!」

清麿(!しめた、注意が水野とガッシュの方に!)

188: 2013/06/19(水) 03:15:49.73 ID:XllEFo69O
清麿(まずはガッシュの目の前の奴!)

清麿「ザケル!」

ガッシュ「」ゴッ

犯人「ぎゃぁぁ!?」

犯人「!?どうした!?」

清麿(そしてもう一人がガッシュの方を向いてるうちに…首を狙え!)ゴキィッッ

犯人「」ブクブク

水野「た、高峰君…こ、ころ、頃し…!」ガタガタガタガタ

清麿「まて、落ち着け!頃してない!」

ガッシュ「き、清麿…何も頃すことは…」

清麿「だ、黙れ!頃してねぇ!」

192: 2013/06/19(水) 03:23:28.74 ID:XllEFo69O
翌日

水野「高峰君!昨日の事件、新聞になってるよ!」

清麿「おぉ…こんなこともあったっけ」

水野「?」

山中「お前結構根性あんじゃねーか」

マリ子「犯人は銃とか持ってたんでしょ?」

鈴木「キャー」

野口「高峰君かっこいいよ高峰君!」

清麿(そっか。これがきっかけでみんなと話すようになったんだ)

清麿「へへ…えふへへ…」

金山「なんだこいつアブねぇ」

193: 2013/06/19(水) 03:31:18.41 ID:XllEFo69O
水野「また明日ね!」

清麿「おう」

ガッシュ「またなのだスズメ!」

清麿「ふぅ…友達ってのはいいもんだなぁガッシュ」

ガッシュ「ウヌ!そうであろうそうであろう!これも全部私の…」

ガッシュ「……そういえば私は何もしておらぬ」

清麿「いやいやそんなことないぞ」

ガッシュ「しかし友達が出来たのはすべて清麿が自分で…」

清麿「ガッシュにはこれから働いてもらうから。そうだガッシュ、俺がSETって言って指さしたらその方向に顔向けろよ」

ガッシュ「?ウヌ…」

清麿「SET、ザケル」

ガッシュ「」ゴッ

「ぐぁぁぁぁぁぁ!?」

197: 2013/06/19(水) 03:38:08.01 ID:XllEFo69O
細川「く、くそ…!こいつ後ろに目があるのか!?」

清麿「やっぱりか…そろそろくると思ったんだ」

レイコム「くっ…」

ガッシュ「…ヌ?なんなのだあの子供は」

清麿「まぁ気にするな」

ガッシュ「ウヌ」

細川「ギコル!」

清麿「ガッシュこい」グイッ

ガッシュ「ウ、ウヌ…」

スカッ

細川「く、くそ!避けやがったか!」

清麿(攻撃が単調すぎるな…こんな奴に苦戦してたのか…)

207: 2013/06/19(水) 03:45:00.30 ID:XllEFo69O
ガッシュ「すごい!すごいぞ清麿!あの子供口から氷を吐いたぞ!」

清麿「あぁ。まぁ気にするな」

ガッシュ「ウヌ」

細川「舐めやがって!ギコル!」

清麿「ガッシュ、タイミングは指示するからまた自分だけで避けてみろ」サッ

ガッシュ「わ、わかったのだ」

細川「ふざけんなてめぇ!まずはお前からだ!ギコル!」

清麿「俺が狙われた時はあの本を奪え」サッ

ガッシュ「ウ、ウヌ。やってみるのだ」

細川「くっそー!」

210: 2013/06/19(水) 03:54:31.28 ID:XllEFo69O
細川「ゼハァ…ゼハァ…」

レイコム「ほ、細川!むやみに呪文を唱えるな!」

細川「うるせぇ!おめぇがあの小僧に当てねーからだろうが!」

清麿「口から術を出すタイプはどうしても出遅れるんだよな」

細川「な、舐めんなよ!ギコル!」

清麿「今度は地面から氷を生やしたか…だけどその際には必ず狙いを定めないといけないらしい」サッ

細川「どういうことだ…俺の攻撃が読まれてやがる…」

細川「こ、こうなったら…」

清麿「フリズドか?あれはまず敵の隙を作らないと当たらないんじゃないかな」

細川「!?なんなんだこいつは!?」

214: 2013/06/19(水) 03:58:41.82 ID:XllEFo69O
細川「うわぁぁぁ!ガキだ!ガキの方を狙え!ギコル!」

清麿「今」

ガッシュ「ヌ!」サッ

清麿「ガッシュ、少し遅かったぞ。あとちゃんと最後まで目をそらすな」

ガッシュ「ウ、ウヌ…」

細川「余裕ぶりやがって…!ギコル!」

レイコム「……!」

細川「な…氷が出ない…!?」

清麿「心の力切れちゃったか…特訓終わりだな。ガッシュ、本を」

ガッシュ「ヌ!」ガッ

細川「や、やめろぉぉぉ!」

217: 2013/06/19(水) 04:07:22.55 ID:XllEFo69O
清麿「前回はなにも知らずに燃やしちゃったけど…」

細川「くそぉ…返しやがれてめぇ!」

レイコム「……!」ギロッ

清麿「お前らどう考えても悪い奴だよな…」

清麿「…なぁ細川。お前まだ復讐とか盗みとかやるつもりか?」

細川「!!な、なんでそんなこと知って…!?」

清麿「どうなんだ?」

細川「あ、当たり前だろ!こんないいもん手にいれといて美味い汁を吸わねぇ馬鹿がいるか!?」

ガッシュ「美味い汁…………!」ハッ

ガッシュ「みそ…」

清麿「違う」スパーン

ガッシュ「まだなにも言っておらぬ」

219: 2013/06/19(水) 04:13:19.66 ID:XllEFo69O
清麿「これからもするっていうのか?」

細川「当たり前だ!」

清麿「……まぁ仕方ないか」

清麿「ガッシュ、この本見ろ」

ガッシュ「ウヌ」

レイコム「!や、やめ…」

清麿「ザケル」

ガッシュ「」ゴッ

バチバチバチ

レイコム「あぁぁぁぁ……!」

細川「レイコム…!?お前透けて…」

ガッシュ「……ヌ?あの者…透けておらぬか…!?」

清麿「気にするな。後ろ向いてろ」

ガッシュ「ウヌ」クルッ

221: 2013/06/19(水) 04:19:37.68 ID:XllEFo69O
ガッシュ「ウヌゥ…なんだか変な子供だったの。口から氷を出したりいきなりどこかにいなくなってしまったり」

清麿「そうだな。まぁそういうこともあるさ」

ガッシュ「ウヌ」

清麿「それよりガッシュ。そのマント伸びるから練習しとけ」

ガッシュ「ヌ?何を言っておる清麿」

清麿「ほら押さえといてやるから」

ガッシュ「ウ、ウヌ…ヌォォォォォォ!!」

ニュッ

ガッシュ「グホォ!!」ガン!

清麿「よし、成功だな」

225: 2013/06/19(水) 04:31:00.65 ID:XllEFo69O
清麿「いいかガッシュ。そのマントは練習すればするほど自由自在に操ることができる」

清麿「更に意識を集中させれば盾にもなるし足場にもなる。といってもその強度はガッシュ自体の強さに依存すると思うが…」

ガッシュ「ヌゥ…なんだか難しい話だのぅ」

清麿「マントの練習と、俺との組み手やイメージトレーニングもこれから毎日やるぞ」

ガッシュ「ヌ!?」

清麿「更に今回は時間もないからもっかいツボを押しておく。こいガッシュ」

ガッシュ「い、いやなのだ!それだけはいやなのだ!」

清麿「大丈夫大丈夫。痛くしないぞ」

ガッシュ「ヌァァァァァァァァ!!」

232: 2013/06/19(水) 04:39:21.26 ID:XllEFo69O
公園

ガッシュ「うっ…うっ…」フラフラ

清麿「どこいくんだガッシュ」

ガッシュ「どっか行け清麿!!おまえの顔など見たくもないわ!!」

清麿「まぁ晩飯までにはかえってこいよー」

ガッシュ「ウヌ!」

ガッシュ「…………」

ガッシュ「うっ…うっ…」

ガッシュ「清麿のバカモノめ…」グスッ

ガッシュ「奴は化け物なのだ…人の皮を被った鬼畜生なのだ…」グスッ

犬「くーん」

ガッシュ「そうであろうそうであろう。共に清麿を倒すのだ!」

234: 2013/06/19(水) 04:42:38.37 ID:XllEFo69O
ピンポーン

清麿(居留守居留守)

ピンポーン

清麿(無視無視)

………………

ピンポーンピンポーンピンポーン

清麿(シカトシカト)

……………………




シェリー「……」ポツン

ブラゴ「……」ポツン

235: 2013/06/19(水) 04:47:17.17 ID:XllEFo69O
シェリー「…いないのかしら……」

ブラゴ「…………」

シェリー「…また明日きましょう」

ブラゴ「扉ぶち破ればいいだろう」

シェリー「駄目よそんなの…私達は強盗じゃないのよ?」

ブラゴ「ちっ…」

ガッシュ「ヌ?お主たちはお客さんか?」

シェリー「あら」

ブラゴ「…………」

犬「!!」ビクッ

240: 2013/06/19(水) 04:53:54.62 ID:XllEFo69O
シェリー「この子が魔物の子?」

ブラゴ「あぁ」

ガッシュ「ヌ?魔物?」

犬「」ガタガタガタガタ

ブラゴ「ふん…もう一匹連れてくるとはな」

「ドルク!」

犬「」メキメキメキメキ

ガッシュ「!?」

シェリー「レイス」

ブラゴ「」ゴッ

犬「ギャウ!」

ガッシュ「なんなのなのだ?なんなのなのだ!?」

245: 2013/06/19(水) 05:02:49.93 ID:XllEFo69O
「そんな…俺のゴフレが…」

犬「ハフハフ…」

ブラゴ「本を置いて失せろ…」

「ヒィィィィ!」ダッ

ガッシュ「あぁ…なんということなのだ…私の犬が…」

ブラゴ「こいつも魔物だ…」

ガッシュ「魔物…?だからそれはなんのことなのだ…?」

シェリー「……まさかこの子、自分のことがわかってないの?」

ガッシュ「ウヌゥ…教えてほしいのだ」

シェリー「…………いいでしょう」



清麿「よし、説明する手間が省けたな」

252: 2013/06/19(水) 05:11:40.29 ID:XllEFo69O
ガッシュ「そんな…私は人間ではないのか…?」

シェリー「えぇ。あなたは魔界からきた魔物。そして人間の力を借りて魔界の王を目指すために闘っているのよ」

ガッシュ「では…私は化け物なのだな…」

清麿「違うぞガッシュ。お前は俺の友達だ」

シェリー「」ビクッ

ガッシュ「しかし…このままでは清麿まで巻き込んでしまう…」

清麿「まぁ気にするな。俺が危ない目に合うと思うか?」

ガッシュ「まったく思わぬ」

清麿「よし」

シェリー「あ、あなたね…この闘いがどれだけ危険なものか…」

清麿「あぁ。それはわかってるよ。争いが苦手な優しい人の心を操って無理やり戦わせようとする奴とかいるもんな…」

シェリー「」ギョッ

261: 2013/06/19(水) 05:25:45.11 ID:XllEFo69O
清麿「魔物の中にはそんな極悪非道な奴がいるんだ!あんなはそれをほっておけるか!?」

シェリー「い、いえ…」

清麿「だろう!?そんな奴を見過ごせないんだ俺は!だからガッシュと共に闘う!」

ガッシュ「清麿…」

シェリー「…そんなこと言っても…あなたたちじゃすぐに脱落するだけよ」

ブラゴ「お前…落ちこぼれなんだよ。なぜこの戦いに参加できたか不思議なほどのな」

ブラゴ「そん
清麿「黙りやがれ!!」

ブラゴ「…………」

清麿「ガッシュ…お前は一人じゃねぇぞ…戦うんだガッシュ…こんな…こんな王を決める争いのためなんかじゃねーぞ…お前との運命とだ!!お前の幸せを勝ち取るためにだ!!
ここにいたかったらここにいるために戦え!!自分が本当に何者か知りたかったら…それを探すために戦え!!
俺が戦うから…お前と一緒に戦うから…ガッシュ!!お前は俺の友達だ!!
化け物だろーが魔物だろーが関係ねぇ!!友達なんだよ!!迷惑がかかるから戦えないなんて言ってみやがれ!!ぶっとばすぞこのやろう!!!!」

267: 2013/06/19(水) 05:33:10.09 ID:XllEFo69O
ブラゴ「…………」

ブラゴ(何を言っている…こいつ…)

シェリー「」ジーン

ブラゴ「!!」

ガッシュ「ウヌゥ…なんだかとっても胸に刺さる言葉だのう…」

清麿「だろう?」

清麿(俺の名言だ。暗記してきてよかったぜ。噛まずに言えたし)

シェリー「ねぇブラゴ…なんだかこの人たち悪い人じゃないみたいね…」ヒソヒソ

ブラゴ「おいシェリー。目的を忘れるなよ」

シェリー「」ハッ

272: 2013/06/19(水) 05:39:22.43 ID:XllEFo69O
シェリー「あ、あなたが何を言おうと見逃してなんてあげないんだから」

清麿「そっか」

シェリー「私はこの戦いを早く終わらせたいの。だからあなたも倒すの」

清麿「ガッシュ…戦うぞ…」

ガッシュ「おう…」

清麿「戦うぞ!」

ガッシュ「おう!」

清麿「戦うぞ!!!!」

ガッシュ「お、おう」

清麿「よし、それじゃ家を壊すのは嫌だから人気のないところにいこう」

シェリー「人気のないところ…?」

ブラゴ「なにをそわそわしてるんだシェリー」

280: 2013/06/19(水) 05:48:34.16 ID:XllEFo69O
人気のないところ

シェリー「こ、こんな人気のないところに誘い出してなにをする気かしら…」

ブラゴ「……戦いだろうが」

シェリー「」ハッ

ガッシュ「ウヌ…なんて強そうなのだ…」

清麿「ガッシュ、SET」

ガッシュ「ヌ?」

清麿「ザケル」ゴッ

ブラゴ「!くるぞシェリー!」

シェリー「ぐ、グラビレイ!」バシュゥ

清麿「ザケル」ゴッ

シェリー「!?」

ブラゴ「二連発…!?」

284: 2013/06/19(水) 05:52:46.36 ID:XllEFo69O
シェリー「グラビレイ!」バシュゥ

清麿「ザケル」ゴッ

シェリー「グラビレイ!」バシュゥ

清麿「ザケル」ゴッ

シェリー「グラビレイ…!」バシュゥ

清麿「ザケル」ゴッ

シェリー「ぐ、グラビレイ……!」バシュゥ

清麿「ザケル」ゴッ

シェリー「ぎ、ギガノ・レイスぅ!!」ゴゴゴゴ

清麿「避けろガッシュ」グイッ

シェリー「!?」

清麿「ザケル」ゴッ

シェリー「ぐ…グラビレイぃー!」バシュゥ

…………
……

290: 2013/06/19(水) 05:59:40.23 ID:XllEFo69O
シェリー「はぁ…はぁ…」

ブラゴ「おい…シェリー」

清麿「心の力が切れたみたいだな」

ガッシュ「ウヌゥ…なんだか物凄く疲れたのだ…」

シェリー「な、なんであなたはそんなに唱えられるのよ…はぁはぁ…」

清麿(いつだかのザケルザケルガテオザケルの舞に比べたら余裕だな)

ブラゴ「くそ…俺は一人でも戦えるぞ…!」ゴッ

清麿「待て!俺達が争ってどうする!邪悪なる魔物を打倒する俺達はいわば同志だろう!」

ブラゴ「…貴様、なにを言い出すんだ。命乞いか?」

シェリー「ど、同志…」キラキラ

ブラゴ「!?」

295: 2013/06/19(水) 06:08:58.91 ID:XllEFo69O
清麿「シェリー、もうあんたは一人じゃないんだ。俺達がいる。だからなんでもかんでも自分一人で解決しようとしないでくれ」

シェリー「」ジーン

ブラゴ「おい。おいシェリー」

清麿「あんたがピンチの時は俺達が駆けつける。だから俺達がピンチの時は助けてくれ」

清麿「それが…仲間ってもんだろ」

シェリー「」コクコク

ブラゴ「おい…コラ!シェリー!」

シェリー「」ハッ

シェリー「ま、まぁ…別に?あなた達は助けが必要な時もあるでしょうけど、私たちは全然必要ないんだからね」

清麿「よし、なら俺達だけ助けてくれ」

シェリー「し、仕方ないわね…どうしてもって言うのなら考えてあげなくも…」

ブラゴ「もう耳を貸すな!」

306: 2013/06/19(水) 06:17:40.91 ID:XllEFo69O
…………
……

ブラゴ「…なぜ見逃した?」

シェリー「私たちが倒すまでもなかっただけよ…」

ブラゴ「……………………………………」ジー

シェリー「べ、別に嘘なんてついてないんだから」

ブラゴ(……清麿、許さん)



清麿「よし、これでなんとかこれからもブラゴの協力が期待できるだろう」

清麿「今回はガッシュが落ち込むようなこともなかったし」

清麿「俺も怪我して入院することもなし」

清麿「名言も噛まずに言えたし」

清麿「さすがアンサートーカー」

315: 2013/06/19(水) 06:23:01.66 ID:XllEFo69O
ガッシュ「うわぁぁぁぁぁぁぁ清麿ぉぉぉぉぉナオミちゃんがぁぁぁぁぁぁナオミちゃんのあんちくしょーがぁぁぁぁ!!」

清麿「わかったわかった。植物園に連れてってやる」



つくし「お、清麿じゃない!しばらく顔見せなかっ
清麿「悪いな。また後で」

つくし「…………」

清麿「ここに植物使う魔物が現れたはず…」

清麿「どこにいる?」キュイーン

清麿「見つけたぜ。ガッシュ、SET」

ガッシュ「ヌ?」

323: 2013/06/19(水) 06:29:10.20 ID:XllEFo69O
春彦「ウノ・ドス・トレス・クアトロ・シンコ・セイス・シエテ……オチヨ……」

春彦「8人か…まぁこんなもんだろ…」

春彦「トレーニング…」

清麿「スタートだ!」

春彦「はい!え?」

清麿「ザケル!」ゴッ

スギナ「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

春彦「スギナ!」

清麿「よし、ガッシュ。後は一人で頑張れ」

ガッシュ「ウヌ。清麿は?」

清麿「俺はちょっと花の香りに癒されてくるさ」

ガッシュ「おしゃれだの」

328: 2013/06/19(水) 06:35:02.49 ID:XllEFo69O
春彦「なんだてめぇは!ジュロン!」

スギナ「はっ!」ジュロン

ガッシュ「ヌ!」ニュロン

春彦「!?マントが変形して…!?」

ガッシュ「負けないのだー!」ニュロンニュロンニュロン

清麿「おぉ。なかなかに使いこなせてるみたいだ。さすが俺がツボを押しただけあるな」

清麿「しかしまだ術を押し返す程の力はないか…まぁまだトレーニングしてほんの何日かだもんな」

つくし「なんの騒ぎ?」

清麿「まぁ気にするな」

つくし「そうするわ」

339: 2013/06/19(水) 06:42:30.59 ID:XllEFo69O
春彦「ちっ!面倒だなあのガキのマント!」

春彦「へへ…こうなりゃてめぇのパートナーを人質にとってやる!」

ガッシュ「ウヌ!?」

スギナ「春彦、あそこだ」

春彦「おう!ジュロン!」

清麿「ん?あぶな」サッ

つくし「ぎ…あぁあああ!!」

清麿「つくし!!!!」

春彦「…パートナーは避けたみたいだが…人質は手に入ったな」

清麿(なぜ…つくしがこんな目に逢っている…)

清麿(なぜ…つくしが大切にしてた花や木がふみにじられている…)

清麿(なぜ…なんの関係もない人達が苦しんでいる…?)

350: 2013/06/19(水) 06:52:33.20 ID:XllEFo69O
春彦「はははは!どうするマントガキのパートナー!?こっちにゃ人質がいるんだぜ!?」

つくし「あぐぅぅぅ!」

大学生(おにーさん)「うわぁぁぁぁぁ!」

清麿「つくし!!大学生(おにーさん)!!」

清麿「あいつらはやってはいけないことをやった…」

ガッシュ「ウヌ…それは言わずともわかる…なぜ…あいつらの練習に…つくしや…大学生(おにーさん)が巻き込まれておるのだ…」

ガッシュ「なぜ…魔界の王を決めるとかいうバカな戦いに…なんの関係もない者たちが傷つかねばならぬのだ!?」

清麿「本当に関係ないのにな!」

ガッシュ「ウヌ!」

358: 2013/06/19(水) 07:00:53.68 ID:XllEFo69O
清麿「ガッシュ、マントを刃状に変形できるか?」

ガッシュ「ウヌ。こうかのう?」ニュッ

春彦「なにを話してやがる!ジュロン!」

清麿「それであの術を斬るんだ」サッ

ガッシュ「ウヌ!」

春彦「やめろこら!ジュロン!」

清麿「いいぞいいぞ!もうちょいだ!」サッ

ガッシュ「ヌ!」ギコギコ

ガッシュ「だめだ清麿!まだそこまでの硬度を保てぬ!」

清麿「じゃあ術使おう。ザケル!」ゴッ

春彦「やめろぉぉぉ!」

364: 2013/06/19(水) 07:08:01.64 ID:XllEFo69O
つくし「う、うぅ…」ドサッ

清麿「大丈夫かつくし!」

つくし「い、痛いわ…」

清麿「大したことない。気にするな」

つくし「うん。じゃあそうする」

大学生(おにーさん)「くっ…」

清麿「大学生(おにーさん)は?」

大学生(おにーさん)「バカヤロー!!大学生(おにーさん)が中学生に助けられてだまってられったかよ!!!!」

清麿「は…はは…」

清麿(そうだ…俺は今一人じゃない…二人の声が力をくれる…俺の心に…沸き上がってくる何かをくれている…憎しみではない…あいつを倒せる熱い…何かが!!!!)

春彦「四人まとめてつぶれるがいい!!今の俺の最大…
清麿「ザケル!」

369: 2013/06/19(水) 07:12:53.62 ID:XllEFo69O
清麿「お前が練習台にしてた人の痛み…これで少しでもわかるがいい…」

つくし「じゃあね、またいつでもおいでガッシュ!」

ガッシュ「し、しかし私は口から電撃を…」

つくし「…あんた見た?」

大学生(おにーさん)「さぁ…」

大学生(おにーさん)「…命を救ってくれた」

大学生(おにーさん)「カッコイイヒーローなら…」

大学生(おにーさん)「いたけど…」

大学生(おにーさん)「……な!」

ガッシュ「つ…つくし…」グスッ

清麿「」ニコッ

376: 2013/06/19(水) 07:20:31.19 ID:XllEFo69O
ガッシュ「うおおおお!!お願いだ清麿!今日だけ学校につれてってくれ!」

清麿「植物園いけよ」

ガッシュ「今日は植物園も定休日なのだ!」

清麿「昨日もその前も定休日だったよな」

ガッシュ「ウヌ!私が行く前にはお客さんもいるのに、私がいざ入場しようとすると定休日になるのだ!」

清麿「不思議だな」

ガッシュ「まったく不思議だのう」

清麿「だったら公園いけよ」

ガッシュ「それなのだ問題は!私が昨日公園にいったらほかの子供たちが誰もいないのだ!ナオミちゃんに聞いたら別の遊び場にいるという」

ガッシュ「次にそっちにいったらまたみんないなくなってるのだ!ナオミちゃんに聞いたら元の公園にいるという」

清麿「不思議だな」

ガッシュ「ほんとにもう不思議だのう」

388: 2013/06/19(水) 07:34:49.96 ID:XllEFo69O
清麿「ほら一緒に遊ぶ友達がほしいんだろ?バルカン300だ!」

ガッシュ「オォォォォ!!」

清麿「よかったなガッシュ」

ガッシュ「清麿ありがとう!バルカンの年は
清麿「2分」

ガッシュ「バルカンは何者
清麿「ロボ。トイレットペーパーの芯とストロー製のミラクルボディ」

ガッシュ「バ
清麿「じゃあな」


清麿(さて…このままだと次のイベントはあの子か…)

清麿(どうしたものか…)

395: 2013/06/19(水) 07:44:21.66 ID:XllEFo69O
清麿(いやー学校楽しいな。もう一生中学生でいたい)

清麿「ただいま」

ガッシュ「清麿、お願いだ!バルカンを作り直してくれ!」

ガッシュ「自信を持ってバルカンを紹介したいのだ!……ティーナのように…」

ガッシュ「そう!ティーナのように!!!!」

清麿(テレビテレビ…)カチャ

「次のニュースです」

「モチノキ町の○○付近で連続通り魔事件が…」

清麿(やはり…前回と同じように事件が起きている)

清麿(俺と関わった物以外はすべてが前回と同じことが起こるようだ…)

清麿(じゃああの子の問題はどう片付けようか…)

403: 2013/06/19(水) 07:51:18.21 ID:XllEFo69O
翌日

ガッシュ「清麿…なぜこんなところに来たのだ?遊びにいくのではないのか?」

清麿「あぁ…」

清麿(昨日の通り魔事件がここで起きた)

清麿(そしてこれから起きる事件はこの辺のはず)

清麿(今までの例からして俺が直接的、または間接的に関わってない限り前回とまったく同じ時間軸になることがわかる)

清麿(つまりここの道路にあの子が飛び出してきてトラックが突っ込んでくるのもすでに決まっていることだ!)

「車道に出てはダメ!!コルル!クラクションが鳴っているのが聞こえないの!?」

「え?」

プァーン!


清麿「ラシルド!!」

412: 2013/06/19(水) 07:55:57.95 ID:XllEFo69O
ガシャァァン

コルル「ひぅっ……!」

清麿「ふぅ…間に合ったな…」

コルル「……?お兄ちゃん誰…?」

清麿「ガッシュのパートナーだ」

ガッシュ「ウヌ!危ないところだったのコルル!」

コルル「ガッシュ…!」

ガッシュ「しかしすごいのだ清麿!今のはいつもの術とは違う術だの!」

清麿(ガッシュが寝てる間にツボ押しといてよかったぜ)

417: 2013/06/19(水) 08:08:03.37 ID:XllEFo69O
栞「コルル!!」

コルル「しおりねーちゃん!」

栞「もう…危ないじゃない!轢かれたらどうするの!?」

コルル「ごめんなさい…」グスッ

清麿「術を使わなくてよかったな」

栞「っ…」

清麿「俺達がいなかったら呪文を唱えざるおえなかったろう…もう唱えないと誓ったのにな」

栞「あ、あなた…なんでそのことを…?」

清麿「昨日の通り魔事件はコルルがやったんだろう?」

栞「!!」

コルル「……っ!!」

ガッシュ「!!!!!!」

425: 2013/06/19(水) 08:15:32.75 ID:XllEFo69O
ガッシュ「なんということなのだ!!コルルは悪い者だったのか!?」

清麿「落ち着けガッシュ」

ガッシュ「これが落ち着いていられるかなのだ!なんなのなのだ!」

清麿「そこらへんはお前は気にしなくていい」

ガッシュ「そうだったのか」

コルル「そう…なのね…やっぱり私…なのね…」フルフル

栞「な、なに言ってるのコルル…もう終わったの!もう済んだのよ!」

コルル「でも…私が…みんなを傷つけたんでしょ?」フルフル

コルル「ガッシュ!この本を燃やして!そうすれば…もう…もう誰も傷つかないから…」

ガッシュ「そ、そうか!では燃やすしかなかろうぞ!」

清麿「ガッシュは黙ってろ」

ガッシュ「そうなのか」

432: 2013/06/19(水) 08:24:57.20 ID:XllEFo69O
清麿「本を燃やせば、コルルは魔界へ帰ってしまうんだぞ」

栞「!!……な…なによ…それ…」

栞「い、嫌よ!そんなの私、許さないわよ!」

コルル「ダメ…この本があるかぎりきっとまた同じことが…」

ガッシュ(なんだか難しそうな話をしておるの。清麿に聞いてもいいかの)

ガッシュ(しかし黙ってろと言われたので黙ってることにするのだ)

コルル「私…聞いたことあるの…この戦いで…私みたいに戦う意志の弱い子には…別の人格が与えられることがあるって…」

ガッシュ「!!!!!!」

清麿「ガッシュ」

ガッシュ「なんということなのだ!!許せぬぞ清麿!!なんという酷いことを…」

清麿「ガッシュ、SET」

ガッシュ「ヌ!」クルッ

清麿「ダッシュ」

ガッシュ「ヌ!」ダッ

439: 2013/06/19(水) 08:32:56.32 ID:XllEFo69O
コルル「戦うことから逃げられないようにって…」

栞「な、なに言ってるの!?そんなことあるわけ…」

コルル「逃げられなかったじゃない!!」

コルル「さっきみたいに呪文を唱えなきゃ行けないときがきて…また同じようなことが起こったら…私…」

清麿「…………」

栞「コルル……!」

清麿(…この子だって本当はこの世界に残りたいんだ…でもみんなのために…自分の気持ちを必氏におさえて…)

ガッシュ「はぁはぁ…そういえば聞いてなかったのだ!今日のダッシュは何百本なのだ?」

清麿「ガッシュ…その子の本、よく見てみな。少し…おかしいぞ…」

ガッシュ「何?」

441: 2013/06/19(水) 08:38:49.20 ID:XllEFo69O
清麿「本を奪え!ガッシュ!」

ガッシュ「ウヌゥ!」バッ

コルル「あぅっ」

清麿「そして家に持って帰れー!!」

ガッシュ「ヌォォォォォォ!!」ドドドドドド

コルル「」ポカン

栞「」ポカン

清麿「……呪文を唱えることが心配なら、俺が君の本を預かる」

清麿「だから自分の気持ちに素直になっていいんだ、コルル」

コルル「お、お兄ちゃん…」

448: 2013/06/19(水) 08:47:09.24 ID:XllEFo69O
清麿「君達はもう家族なんだ。家族が離ればなれにならなくちゃいけないなんて…間違ってる」

清麿「障害があるなら俺とガッシュがなんとかする!だからもう…自分の気持ちに嘘はつかないでくれ…」

コルル「うぅぅぅ…!」ポロポロ

栞(やだ…この人ちょっと臭いわ…)

栞「じゃ、じゃあ…コルルと一緒にいてもいいのね!?」

清麿「あぁ。それは君達が運命を切り開いた…いわば宿命…」

清麿「俺達は少し君達の背中を押してあげただけ…君達自身が勝ち取った明るい未来さ!!」

コルル「お兄ちゃん!!」

栞「あんまり近づいちゃダメよ」

458: 2013/06/19(水) 09:01:34.70 ID:XllEFo69O
清麿(今のいいな。自伝書くときに今のも俺の名言として遺そうっと)

コルル「お兄ちゃん…でも1つ問題がある気がするの…」

清麿「な、なんだ。俺の名言に問題があるのか…?」

コルル「えっとね…お兄ちゃんは人間だからわからないかもしれないけど…魔物は魔物同士引き合うようになってるの…」

コルル「私はまだ全然だけど、強い魔物程遠くにいる魔物の気配までわかるわ」

清麿「なんだそんな些細なことか」

コルル「私としおりねーちゃんが一緒にいると…術を使えない私なんかじゃ守れない…」

コルル「だからお兄ちゃんのおうちに置いてほしいの」

栞「!!」

清麿「別にいいよ。ガッシュもいるし」

栞「危ない!!」

465: 2013/06/19(水) 09:11:18.36 ID:XllEFo69O
コルル「危なくないよ?だってお兄ちゃんが守ってくれるもん」

栞「そのお兄ちゃんが危ない!!」

清麿「や、やだな栞さん…俺は栞さんの年下じゃないですか…お兄ちゃんだなんて…」カァ

栞「危ないよりお兄ちゃんに反応したのが危ない!!」

コルル「私もしおりねーちゃんと一緒にいたいけど…私といるとしおりねーちゃんが危なくなっちゃうの」

栞「コルル…」

コルル「ふふ。しおりねーちゃんはさびしんぼだね。大丈夫だよ。私毎日遊びにいくから」

栞「いつでも逃げ出せるように準備しとくんだよ?あとお巡りさんがどこにいるかとかも確認しとくんだよ?いざというときのためにバットを常備しとくんだよ?もちろん金属ね?」

469: 2013/06/19(水) 09:17:11.73 ID:XllEFo69O
清麿「さて、ここが俺の家だ」

コルル「わー!おっきぃ…」

清麿「ただいまー」

コルル「ただいまー!」

ガッシュ「ウヌ、お帰りなのだ!」

ガッシュ「ヌァァァァァァァァ!?コルルがおる!?」

清麿「今日からうちに住むことになった」

コルル「よろしく」

ガッシュ「なに!?聞いてないぞ清麿!私に内緒でそのような…」

清麿「ガッシュ、お前が気にするようなことじゃない」

ガッシュ「なるほど」

清麿「ちなみにお前が使ってた布団は今日からコルルのだ」

ガッシュ「なるほど」

ガッシュ「ん?」

474: 2013/06/19(水) 09:23:53.08 ID:XllEFo69O
華「清麿!!!!あなたって子は!!!!不登校のひねくれ根暗ぼっちでも犯罪だけはしない子だと思ってたのに!!!!」

清麿「ご、誤解だお袋!!」




コルル「大丈夫お兄ちゃん?」

清麿「あぁ…ガッシュの時はすんなりだったのにどうしてコルルだと犯罪扱いなんだ…?」

ガッシュ「不思議だのう」

コルル「不思議だね」

清麿「まったく不可解だ」

清麿「じゃあ風呂入るか」

コルル「…わ、私…一人でお風呂は…ちょっとこわいな…」

清麿「そうか。じゃあ一緒に入るか」

華「清麿!!!!!!!!」

476: 2013/06/19(水) 09:29:28.48 ID:XllEFo69O
清麿「風呂入ってきたかー」

ガッシュ「オー!」

コルル「おー!」

清麿「んじゃ、恒例のツボ押しだ」

ガッシュ「ヌァァァァァァァァ!!勘弁してくれなのだー!!」

コルル「ツボ押し…?」

清麿「あぁそうだ。コルルの○○に○○を挿し込み、細胞を活性化させる」

コルル「わ、私の○○に○○を…?なんかちょっとこわい…」

清麿「大丈夫だよ。後から癖になる。な、ガッシュ?」

ガッシュ「ヌァァァァァァァァ!!ヌォォォォォォ!!」

清麿「ほら」

コルル「なにがほらなの?」

480: 2013/06/19(水) 09:34:02.35 ID:XllEFo69O
清麿「いいかコルル。これはお前の例の力が暴走しないようにするためなんだ」

コルル「!」

清麿「お前にはあの力とはまた別の、本来の力が備わってる」

清麿「それを呼び起こすために必要なんだ」

コルル「……」

清麿「でも…コルルが必要ないというのならしないよ。元々戦いが嫌いなんだ。わざわざ新しい呪文を覚えることもないのかもしれない」

コルル「……ううん。お願いしたい」

コルル「私にあんな力なんかじゃなく、別の力があるんだって思いたいもの」

清麿「そっか。じゃあいくぞ」

コルル「う、うん!」

486: 2013/06/19(水) 09:38:56.35 ID:XllEFo69O
ガッシュ「」ガクガクガクガク

「……ひっ…!?い、いた…痛い痛い痛い痛い!!痛いよお兄ちゃん!!」

ガッシュ「」ガクガクガクガク

「い、いやぁぁぁ!いたいっ!いたいってばぁぁぁ!あ、あああぁぁぁぅぅぅ…!!」

ガッシュ「」ガクガクガクガク

「だめ!それ以上は…や、やぁあああああぅぅぅ!!うやぁぁぁぁ!!」

ガッシュ「」ガクガクガクガク

「いひゃぁぁああああんんっ!!ごめんなさいごめんなさい!ごめんなさぁぁいぃぃぃぃ…!!」

ガッシュ「」ガクガクガクガク




清麿「終わったぞ」

コルル「」

ガッシュ「鬼…悪魔…」ガクガクガクガク

491: 2013/06/19(水) 09:46:08.88 ID:XllEFo69O
清麿(よし、コルルの本が光だした…)

清麿(おそらく新たに本に現れた呪文は…あれだろうな)

清麿(まぁシン級ではないだろうが…あの呪文であれば今後もガッシュの助けになるはず)

清麿(コルルがいてくれるのは戦力として大きいが…コルルが生存することでガッシュの目標がまだ定まってない状態だ…)

清麿(それはこれから強くなるにあたって決定的に足りない点だよな…)

清麿(……うーむ…)

清麿(五円玉と紐の準備だ)

495: 2013/06/19(水) 09:50:34.02 ID:XllEFo69O
清麿「ガッシュこーい」

ガッシュ「ウヌゥ?どうしたのだ清麿ー?」

清麿「いいかガッシュ。この五円玉をじっとみろよ」







ガッシュ「私は優しい王様にならねばならぬのだ!!」

清麿「よくぞ言った!よくぞその答えを出したガッシュ!!」

ガッシュ「コルルのような悲しき被害者を出さぬためにも…!!」

コルル「私生きてるよー」

ガッシュ「優しい王様になるために私は戦うぞ!!共に頑張ろうぞ清麿!!」

清麿「おうよガッシュ!!」

清麿(持っててよかったアンサートーカー)

571: 2013/06/19(水) 16:00:33.54 ID:XllEFo69O
清麿「ガッシュ起きろ!いつまで寝てるつもりだ!」

ガッシュ「グォォ…」

清麿「……」ズブゥ

ガッシュ「ヌホォォォォォォォ!!」

清麿「起きた?」

ガッシュ「起きた」

清麿「またモチノキ町に魔物がやってくるからちょっくら討伐しにいくぞ」

ガッシュ「ようくるのう」

清麿「お前が落ちこぼれだからな」

ガッシュ「なんと」

581: 2013/06/19(水) 16:15:20.61 ID:XllEFo69O
清麿「」テクテク

清兵衛「ハッハー!いたぜ!本の持ち主だ!ウイガル!」

清麿「」サッ

清兵衛「な…不意打ちを避けやがった…!」

清麿「」チラッチラッ

清兵衛「チィ!もう一発だ!ウイガル!」

清麿「」サッ

フェイン「くっ…」

清麿「」チラッチラッ

フェイン(横目でちらちら見てくんのがムカつくわ)

582: 2013/06/19(水) 16:19:56.30 ID:XllEFo69O
清兵衛「なめやがってぇぇぇぇ!!」ダッ

清麿「よし、さりげなくこちらに誘導できたぞ」

ガッシュ「さりげなかったか?」

清麿「おう」

ガッシュ「ウヌ。さりげなかったの」

清麿「俺をかついで廃ビルまでダッシュ」

ガッシュ「ヌ!?」

清麿「なんか馬鹿にされた気がしたからな」

ガッシュ「ちくしょう!」

清麿「今日は朝ごはんいっぱい食べた。味噌汁と納豆も」ズシィ

ガッシュ「重いのだ!重いのだ!」ダッ

清兵衛「奴ら逃げるぞ!」

フェイン「追うわよ!」

585: 2013/06/19(水) 16:28:17.78 ID:XllEFo69O
清麿「よし、ここなら一般人を巻き込まねぇ」

清兵衛「どこに逃げたって氏ぬのは同じだぜ!」

ガッシュ「…おい!魔物の方…」

フェイン「…………何?」

ガッシュ「お前は…優しい王様になるために戦ってるんじゃないのか?」

フェイン「ファーハッハッハッホッ!こりゃいいわ!何を言いだ
ガッシュ「そうか!よくわかった!ならばこの勝負負けるわけにはゆかぬ!お前を王様にさせるわけにはいかぬ!!!!」

ガッシュ「清麿!手を貸してくれ!!私はあの者を倒さねばならぬ!!!!」

清麿「よし、前回通りのガッシュに軌道修正できてるな」

589: 2013/06/19(水) 16:33:39.44 ID:XllEFo69O
清兵衛「けっ!何を言おうがこの術は防げまい!」

清麿「ガッシュ。奴らはめっちゃ速く動く術を出してくる」

清兵衛「ウ

清麿「お前にはちゃんと対応してもらう。反射神経を鍛える修行はしただろ?」

ガッシュ「ウヌ。清麿の○○から逃れる修行だな。あれはきつい」

清兵衛「ル

清麿「俺が方向言うからお前はマントで攻撃。捕らえなくていいぞ、くたばるまで練習台にするし」

ガッシュ「ヌ」

清兵衛「ク!!」

591: 2013/06/19(水) 16:38:57.19 ID:XllEFo69O
清麿「後ろ」

ガッシュ「ヌリャァァ!」ニョーン

フェイン「なっ……グッホゥ!!」

清兵衛「う、嘘だろ!?フェインの超高速移動に対応しただと!?」

清兵衛「くそ!ウイガル!」

清麿「そういえばお袋が作りおきしてたコルルの飯も食っちまった。いけね」サッ

フェイン「ダメよ!体制を崩さないとこいつらに攻撃は当たらないわ!」

清兵衛「チィ!ならばこちらの動きで翻弄するしかねぇ!ウルク!」

清麿「後ろ」

ガッシュ「ドッシャラァァ!!」

フェイン「グッホゥ!!」

594: 2013/06/19(水) 16:46:38.60 ID:XllEFo69O
フェイン「はぁはぁ…ダメよ!こいつらには勝てない!!」

清麿「なんだよもう終わりか。根性が足らないよ根性が」

フェイン「逃げるわよ!!」

清麿「ガッシュ。追っかけて本を持ってこい」

ガッシュ「なんだと清麿!また私を働かせる気か!」

清麿「バカヤロー!?優しい王様になるんだろ!?奴らを王にしてはいけない!!だからこそ頑張らなきゃいけない!!俺達は誓ったはずだ…共に優しい王様を目指そうと!!」

ガッシュ「ウヌ!感動した!」

清麿「いけガッシュ!俺は応援してるぞ!」

ガッシュ「ウヌ!」

清兵衛「うわぁぁ来るなぁぁぁぁ!」

596: 2013/06/19(水) 16:51:32.23 ID:XllEFo69O
メラメラ

清兵衛「クソォ!フェインが消えちまった!」

清麿「今日も激しい戦いだったぜ」

ガッシュ「フー…フー…」

清麿「よし、帰るか」

ガッシュ「ウヌ。そういえば清麿の本はどうしたのだ?」

清麿「家に忘れてきた。へへ…」

ガッシュ「清麿はおっちょこちょいさんだのう」

清麿「馬鹿。お前ほどじゃねぇよ」

麿ッシュ「ワッハッハッハ」

602: 2013/06/19(水) 16:58:04.06 ID:XllEFo69O
ライン川周辺地域

「ラージア・フリズド!!」

シェリー「寒い…!?」

シェリー「アイアン・グラビレイ!!」

「スケイプ・ギシルド!!」

シェリー「防いだ…!?」

「ラギコル・ファング!!」

シェリー「地面から…!?」

ガキン!

ブラゴ「……!」

シェリー「痛そう…!?」

「よし!フリガロ!とどめだ!」

ブラゴ「目をそらすなシェリー…忘れたのか…?我々の戦い…最後ま
シェリー「ギガノ・レイス!!」

「ぐあぁぁぁぁ!!」

ブラゴ「…………」

605: 2013/06/19(水) 17:02:10.14 ID:XllEFo69O
ブラゴ「まだ弱さが残ってるな…シェリー」

シェリー「…………」

ブラゴ「そんなことじゃ俺を王にするどころか…お前の目的すら果たせんぞ」

シェリー「…………」

ブラゴ「お前が追っているあいつは…もっと強くなっているはずだ」

シェリー「…………」

ブラゴ「……シェリー?」

シェリー「むにゃむにゃ…もう食べられないよ…」

ブラゴ「………………」

爺「ブラゴ殿…一人で喋って恥ずかしいですな」

ブラゴ「やかましい!!!!」

613: 2013/06/19(水) 17:09:29.85 ID:XllEFo69O
公園

ガッシュ「ヌォォォォォォ!!やめろ!やめるのだー!!私が遊具から降りられぬではないかー!!」

ナオミ「…………」ブォンブォンブォンブォンブォンブォン

ガッシュ「助けてくれー!!コルルー!!」

コルル「わーい。お花のかんむり作っちゃった。しおりねーちゃんとお兄ちゃんにあげよっと」

ガッシュ「清麿ー!!」

清麿「よくできてるな。すごいぞコルル」

コルル「えへへ」

ガッシュ「ウアァァァァァァ!!」

清麿「そろそろおやつのピノ勝手に食べたの許して」

コルル「だめ」

619: 2013/06/19(水) 17:15:38.57 ID:XllEFo69O
ガッシュ「誰か助けてくれなのだー!!」

「これお嬢ちゃん…いたずらも度がすぎちゃいけないよ」

ナオミ「いやぁぁぁぁん!!モンスター!!」

「…………」

ナオミ「モンスターモンスター!!うわー!!」ダダダダダ

「正直な子だ……さぁ、降りてきていいよ坊や」

「うおおおお!スマヌ、ありがとうなのだ!お主いいやつだな!」

「それじゃあ気をつけてお帰り。僕も用事があるからこれでいくよ…」

ガッシュ「ウヌ。またな!」



エシュロス「ったく…遅いんだよ進一のやつ…」

清麿「てめぇは許さねぇ!!ぶん殴ってやる!!」バキィッ

エシュロス「うぎゃあ!?」

622: 2013/06/19(水) 17:21:49.41 ID:XllEFo69O
エシュロス「なっ…え!?だ、誰だお前…!?」

清麿「てめぇ…もうしゃべるな…ちくしょーがぁ!!!!」ドガァ

エシュロス「あがっ…」

清麿「自分がどれだけひどいことしてるのかわかってんのか!?あいつの母親への純粋な思いを踏みにじったんだぞ!!俺は…俺はてめぇみたいな奴が…人の心を操って利用するような奴が…絶対に許せねぇんだよ!!!!」バキバキバキバキバキィッ

エシュロス「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」

清麿「コルル!マッチ!」

コルル「はい」ヒョイ

清麿「てめぇの本は即燃やす!」

メラメラ

エシュロス「うわぁぁぁぁぁやめろぉぉぉぉぉ」

631: 2013/06/19(水) 17:27:16.39 ID:XllEFo69O
進一「お待たせエシュロス…あれ?いない…」

清麿「じゃあな。元気でな」

進一「へ?」

清麿「コルルも言え」

コルル「じゃあなー。げんきでなー」

進一「あ、うん…」

清麿「帰るぞガッシュ」

ガッシュ「ヌぅ!清麿!なぜ助けてくれなかった!!万氏に値する!!」

清麿「まぁな。気にすんなよ」

清麿「そうか」

635: 2013/06/19(水) 17:34:13.67 ID:XllEFo69O
ブリ「」ビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチ

ガッシュ「フフフフフ…いいのブリが獲れたぞ。清麿にはずいぶん無理をさせてるからの。これを食べて元気を出してもらわねば!」

ブリ「」ビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチ

ガッシュ「……よう考えたら清麿のアホに食わすもんでもないの」

ガッシュ「では清麿の前で食べることにするのだ。たまには私がいじわるしてやるのだ」

ガッシュ「清麿ー!」ガチャ

キャンチョメ「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!誰か助けてぇぇぇぇぇ!!」

清麿「まてキャンチョメ!まだツボ押しの途中だ!」

ガッシュ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

638: 2013/06/19(水) 17:41:21.01 ID:XllEFo69O
キャンチョメ「やめてよぉぉぉぉ僕をいじめないでぇぇぇぇぇ!!」

清麿「やかましい!お前は今のうちにツボ押しといたほうがいいんだ!ついでに修行も俺が稽古つけてやる!」

キャンチョメ「うわぁぁぁぁ!見てないで助けてくれよぉぉぉ!」

ガッシュ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

コルル「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

清麿「大丈夫大丈夫。お前の○○に○○を○○して○○を抜き取るだけだ」

キャンチョメ「ひゃぁぁぁぁぁ!猟奇的だよぉぉぉぉ!!」

644: 2013/06/19(水) 17:47:03.07 ID:XllEFo69O
フォルゴレ「ハッハッハッハ!待たせたなキャンチョメ!!」

キャンチョメ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

ガッシュ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

コルル「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

清麿「お、ようフォルゴレ」

フォルゴレ「…………」

清麿「…まぁなんだ。気にすんな」

フォルゴレ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

キャンチョメ「フォルゴレー!殺されるかと思ったよぉぉぉぉ!!」

フォルゴレ「うちのキャンチョメをよくも!!許さんぞお前たちー!」

フォルゴレ「……あれ?呪文が2つも出てる」

清麿「よし」

648: 2013/06/19(水) 17:53:19.39 ID:XllEFo69O
フォルゴレ「なにがなんだかわからないが…とにかくキャンチョメを泣かせた奴に容赦はせん!!」

フォルゴレ「ポルク!」

コルル「きゃぁ!?大砲!」ビクッ

清麿「大丈夫だ。弾は出ない」

キャンチョメ「」ギクッ

フォルゴレ「な、なぜわかった……くそ!第二の術・コポルク!」

清麿「そこだガッシュ。踏み潰せ」

ガッシュ「ウヌ」ムギュ

キャンチョメ「ぎにゃー!!」

フォルゴレ「貴っ様ー!第三の術・ディカポルク!!」

貴様「幻だ。ほっとけ」

フォルゴレ「………………」

フォルゴレ「よし、帰るぞキャンチョメ」

654: 2013/06/19(水) 18:03:06.46 ID:XllEFo69O
キャンチョメ「まってよフォルゴレ!僕はまだ戦えるよ!」

フォルゴレ「えぇ!?」

キャンチョメ「僕に酷いことした清麿だけは許さないよ!!あんな奴を放っといたらまた不幸な事件が起きてしまう!」

フォルゴレ「キャンチョメ…!」

キャンチョメ「もう僕のような悲しい被害者を出さないようにするためにも…ここで清麿を倒す!!」

フォルゴレ「……成長したな。キャンチョメ…」

フォルゴレ「わかった!この鉄のフォルゴレ、どんなに凶悪な敵だろうとキャンチョメが戦うならぱ逃げはしない!!私が共に戦おう!!」

キャンチョメ「うん!!」

清麿「ザケル!」

キャンチョメ「」ハシッ

フォルゴレ「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」

655: 2013/06/19(水) 18:08:39.40 ID:XllEFo69O
フォルゴレ「ぐふぁ!」

キャンチョメ「フォルゴレ!!」

清麿「大丈夫か?」

キャンチョメ「…フフフフフ…お前たち、フォルゴレを舐めてるな?」

キャンチョメ「よし、教えてやろう!フォルゴレが鉄の戦士ということを!!」

キャンチョメ「無敵の戦士、フォルゴレということを!!」

キャンチョメ「鉄のフォルゴレ~♪」

フォルゴレ「無敵フォルゴレ~♪」スクッ

清麿「ザケル!」

フォルゴレ「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」

658: 2013/06/19(水) 18:13:23.11 ID:XllEFo69O
キャンチョメ「ハハハハハッ!馬鹿者め!何度やっても無駄なことがわからないのか!」

フォルゴレ「…………」

キャンチョメ「鉄のフォルゴレ~♪」

フォルゴレ「無敵フォルゴレ~♪」スクッ

清麿「ザケル!」

フォルゴレ「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」

キャンチョメ「気がすむまで撃つがいい!フォルゴレはビクともしないぞ!!」

フォルゴレ「ま…待つんだ…キャンチョメ…もう…もう…」

キャンチョメ「鉄のフォルゴレ~♪」

フォルゴレ「ゆ、許してくれ!ゴメンよ…私は無敵じゃないんだ!弱い人間なのさ!!」

清麿「いや、まだいけるだろ?」

フォルゴレ「え!?」

清麿「ザケル!」

664: 2013/06/19(水) 18:22:55.59 ID:XllEFo69O
キャンチョメ「うわぁぁぁぁぁ!!フォルゴレー!!」

フォルゴレ「…………」

キャンチョメ「嫌だ…氏なないでフォルゴレ…」

清麿「まだいけるよな?」

キャンチョメ「!!」

キャンチョメ(うぅ…フォルゴレが…このままじゃフォルゴレが…)

フォルゴレ「逃げ…るんだキャンチョメ…私達の術はもうすべて破られてしまった…」

フォルゴレ「勝ち目が…」

キャンチョメ「でも、ここで僕が戦わなければフォルゴレが氏んじゃうじゃないか!!」

キャンチョメ「僕が何もできないせいでフォルゴレがいなくなるのは嫌なんだよ!!」

キャンチョメ「僕はフォルゴレを助けるんだ!!」

ボッ

フォルゴレ(新しい…呪文…!?)

清麿「新呪文フィーバーだな」

668: 2013/06/19(水) 18:33:14.79 ID:XllEFo69O
清麿(キャンチョメのツボを押して新しい力に目覚める環境は作った)

清麿(あとはキャンチョメ自身の心の持ちようだ。精神的に成長することがきっかけとなり新たな呪文が本に出る)

フォルゴレ「頼む!新しい呪文よ、キャンチョメを助けてくれ!!」

フォルゴレ「こんなときに役に立たない術だったらぶっ
清麿「ザケル!」

フォルゴレ「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」

キャンチョメ「フォルゴレー!!」

清麿「安心しろ。気絶させただけだ」

キャンチョメ「うわぁぁぁぁ!!清麿!!絶対に許さないからなー!!」

清麿「ザケル!」

キャンチョメ「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」

673: 2013/06/19(水) 18:38:53.96 ID:XllEFo69O
キャンチョメ「」

フォルゴレ「」

清麿「よし、あとはキャンチョメのツボを更に押し…」ズブゥ

ガッシュ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

コルル「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

清麿「これで少なくとも負けることはないだろう。一人でも十分にこの先生き残れる」

清麿「今回は俺があえて悪者役になってキャンチョメを育てたけど…」

ガッシュ「ウヌ。悪者役ではなく清麿は本物の極悪人なのだ。むしろ清麿こそ本物の魔物なのだ」

清麿「きっと俺達がピンチの時は駆けつけてくれる頼もしい仲間となるだろう」

コルル「絶対ないと思うよ。むしろもう二度と顔も見たくないと思ってるよ」

678: 2013/06/19(水) 18:46:49.56 ID:XllEFo69O
フォルゴレ「……なに、今日は相手が強すぎたんだ。しょうがないよキャンチョメ…」

キャンチョメ「…………」

フォルゴレ「…お前は頑張ったよキャンチョメ!」

キャンチョメ「…………」

フォルゴレ「だが、必ず清麿はぶっ倒そうな」

キャンチョメ「うん!!清麿ぶっ倒す!!」




清麿「いやぁいいことしたあとは気持ちがいいな」

ガッシュ「違うのだ。清麿は電撃で相手を痛め付けたことが気持ちいいのだ」

清麿「ガッシュ、今日も風呂あがったらツボ押しだからな」

ガッシュ「!!!!」

コルル(この家での過ごし方がわかった。下手なことは言わない方がいいみたい)

718: 2013/06/19(水) 20:13:57.98 ID:XllEFo69O
カッカッカッ

ガッシュ(きた…清麿だ!早く扉をあけるのだ…重大なお知らせがあるのだ…)

ガチャ

ガッシュ(もう少しだ…さあ開くぞ…)

キィィ

清麿「ただいまー」

ガッシュ(今だ!)

ガッシュ「清麿ー!!日頃の恨みなのだー!!」グァ

清麿「うぉらぁ!!!!」バキィッ

ガッシュ「グホアァ!!」

720: 2013/06/19(水) 20:17:45.99 ID:XllEFo69O
ガッシュ「き…清…麿…」ガクガク

清麿「ん?どーしたガッシュ?タンコブつくって」

ガッシュ「清麿がぶん殴ったからできたのだ!!どうしてくれるのだ!!」

清麿「まぁそんな些細なことは気にするな」

ガッシュ「よろしい」

清麿「それより俺になにか用があるんじゃないのか?」

ガッシュ「スズメの…スズメの石像が家の前に置いてあったのだー!!」

清麿「庭にでも飾っとけ」

724: 2013/06/19(水) 20:22:41.14 ID:XllEFo69O
コルル「違うよお兄ちゃん。スズメの石像じゃないんだよ」

ガッシュ「ウヌ?何をいうコルル。スズメの石像なのだ」

清麿「スズメの石像なのか。よし、庭にでも飾っとけ」

コルル「違うの違うの。スズメの石像だけどそっちのスズメじゃないの」

ガッシュ「どっちのスズメも何もスズメの石像はスズメの石像なのだ」

清麿「なんだスズメの石像だったのか。庭にでも飾っとけ」

コルル「もう!だから違うの!お兄ちゃんのお友達の方のスズメの石像なの!」

清麿「俺の友達のスズメの石像か。おう、庭にでも飾っとけ」

730: 2013/06/19(水) 20:28:54.74 ID:XllEFo69O
清麿「なんだこの石像は…水野の石像じゃないか」

ガッシュ「だからそう言っておるのだ」

清麿「スズメの石像っつったじゃねーかガッシュ!」

ガッシュ「だからスズメの石像なのだ!」

清麿「何を言ってるんだお前は!馬鹿なのか!」

コルル「お兄ちゃんの友達のスズメちゃんって水野スズメっていうんでしょ?」

清麿「水野……スズメ……?」

清麿「あぁ…そうなのか…水野の下の名前ってスズメって言うのか…忘れてたよ」

ガッシュ「ウヌ!問題解決なのだ!」

清麿「ハッハッハッハ。すまんすまん。水野のことなんて今の今まで忘れていたものだから」

ガッシュ「まったく相変わらず清麿はおっちょこちょいさんだのう」

コルル「ほんとね」

麿ルッシュ「アッハッハッハッハ」

735: 2013/06/19(水) 20:33:32.35 ID:XllEFo69O
清麿「それよりガッシュ。お前が持ってるそれはなんだ?」

ガッシュ「ウヌ!石像の首にぶら下がってたのだ。清麿に読んでほしくて持ってたのだ」

清麿「なになに…石像の女は預かった。ガッシュと本の持ち主は午後3時までにモチノキ港八番倉庫へ来い。来なければ女の命は無いと思え」

清麿「コルル、今何時だ?」

コルル「午後5時34分よ」

清麿「だめだこりゃ」

ガッシュ「き、清麿…スズメが…スズメが…!」ガクガク

清麿「気にせんでいい」

ガッシュ「そうなのか」

740: 2013/06/19(水) 20:40:20.21 ID:XllEFo69O
翌日

ロブノス「こらー!お前たちー!」ピンポーンピンポーン

清麿「どなた様ですか?」ガチャ

ロブノス「昨日はなんで無視したんだ!女がどうなってもいいのか!」

清麿「いや…水野さらったってどうせ嘘だろ」

ロブノス「!!!!」ギクギクッ

清麿「ザケル!」

ロブノス「ギャアアアアア!!」

清麿「わざわざ俺達が不利になるような冷凍倉庫まで行ってやることもない」

ロブノス「くっそー!ならば今この場でガッシュを倒してやる!!」

741: 2013/06/19(水) 20:46:57.02 ID:XllEFo69O
ロブノス「リュック!攻撃だよ!」

リュック「ビライツ!」ビー

清麿「ラシルド」バリバリビー

ロブノス「ぐわぁぁぁぁぁ!!」

リュック「く、くそ…攻撃を跳ね返しただと!?だが今のロブノスはフルパワーだ!その程度の攻撃…!」

清麿「ガッシュ、奴の頭部に包丁ぶっ刺せ」

ガッシュ「ウヌ」

ロブノス「え?」

753: 2013/06/19(水) 20:53:22.80 ID:XllEFo69O
ロブノス「なにするんだ!やめてやめて!人頃し!!」

ガッシュ「ヌァァァァァァァァ!!」グサッ

ロブノス「ギャアアアアア!!」

リュック「お、落ち着けロブノス!たいした傷ではない!それよりその魔物を倒すぞ!」

ロブノス「あ、あぁ!」コォォ

清麿「お前は光線を出す前に頭にエネルギーをためる」

ロブノス「!?」

清麿「そこに包丁をぶっ刺すことで包丁が避雷針の役目をし、ザケルはお前のエネルギーを利用して強力になる」

ロブノス「や、やめ…」

清麿「ザケルァ!」

ドガシャァァァァ

リュック「うわぁぁぁぁぁ!!グロい!頭がぐちゃぐちゃに飛び散ったぁぁ!!」

清麿「」ニコッ

758: 2013/06/19(水) 20:58:26.41 ID:XllEFo69O
メラメラ

リュック「オエェェェェ…オエー!!」

ガッシュ「ゴポッオェッ…ヌホエェ…」

ロブノス「そんなに吐かなくてもいいじゃないか…」ショボーン

ロブノス「…そうだ…帰る前に面白いことを教えてやるよ…数日前…」

清麿「あぁ、ゼオンか」

ロブノス「ガッシュに似た奴を…」

清麿「知ってる知ってる。じゃあな」

ロブノス「…………」

ロブノス「」ショボーン

シュゥゥゥ

764: 2013/06/19(水) 21:11:27.04 ID:XllEFo69O
ワイワイワイワイ

清麿「ここか…すごい賑わいだな」

水野「うんありがとう高嶺君!無事に会場につくことができたわ!」

清麿(恵さんのコンサートか…じゃあ今日はあの子に会うことになるのか)

清麿(あの子もなんとかして強化していきたいからな…前回通り格好よく助けてあげよう)

水野「こっちの席よ!いきましょ高嶺くん!」

清麿「いや、一人で行ってくれ」

水野「え…」

清麿「じゃ」

水野「…………」

水野「うん!今日も高嶺君は優しいな!」

769: 2013/06/19(水) 21:17:27.46 ID:XllEFo69O
清麿「たしかこっちだったな」テクテク

マルス「ハハッ!ティオ、やっと見つけたよ!」

ティオ「マルス!!」

清麿(お、やってるやってる)

マルス「そして君の本の持ち主は今ステージで歌ってる最中…今の君は力も使えないただのガキだ!」

清麿(あーいたいた。あんな奴いたな)

ティオ「ぐっ…」ダッ

マルス「おっと、また逃げてもいいけど…その時はコンサートの客たちを攻撃するよ」

ティオ「ぐ…ダ、ダメよ!!それだけはやめて!!」

清麿(よし、そろそろ助けに入った方がいいだろう。いくぞガッシュ!!)

776: 2013/06/19(水) 21:25:09.90 ID:XllEFo69O
ガッシュ「ウヌ!バルカンの空気ミサイルを食らうのだぁー!!」フヒュー

コルル「なんの!ティーナの弾丸キックを食らえ!」ドゴグシャゴグワッ

ガッシュ「ヌァァァァァァァァ!!バルカン十八代目がぁぁぁぁぁ!!」

コルル「今日もティーナの勝ちね!」

ガッシュ「ウゥゥゥ…弱すぎるのだバルカン…」グスッ

ガッシュ「しかしコルルがうちに来てから遊び相手がいていいのう。清麿のあんちくしょうは今日もどこかに遊びにいっておるし」

コルル「公園でみんなと遊べば?」

ガッシュ「ウヌゥ…私が行くとなぜかみんなが帰っていくのだ」

コルル「不思議だね」

ガッシュ「不思議だの」



清麿「やべ、ガッシュ忘れてきた」

786: 2013/06/19(水) 21:35:08.08 ID:XllEFo69O
マルス「今までさんざん逃げ回られたからね…ここらで倒させてもらうよ」

ティオ「!!」

レンブラント「ガロン!」

清麿「ティオ、こっち」グイッ

ティオ「え…?」サッ

マルス「な…誰だ!?」

清麿「コンサートを守りたいんだってな…一人でよくがんばった…」

清麿「あいつは俺が引き付けておくから恵さんを呼んできてくれないか」

ティオ「だ…誰…?」

清麿「気にするな」

ティオ「はい」

793: 2013/06/19(水) 21:42:53.44 ID:XllEFo69O
マルス「しまった!逃がすか!レンブラント!何をしてる!?もう一度攻撃だ!!」

レンブラント「お、おう!」

レンブラント「ガロ……おぶぇ!」

マルス「なっ!?」

清麿「うまいか?水野のバックからくすねてきたミカンだ!」

マルス「くそ!ちょこざいな真似を!レンブラント!何をしてる!?攻撃だ!!」

レンブラント「お、おう!ガンズ……うぶるぁ!」

清麿「今度はレモンだ!」

マルス「レンブラント!何をしてる!?」

レンブラント「お、おう!」

804: 2013/06/19(水) 21:55:39.33 ID:XllEFo69O
恵「敵ね!敵が現れたのね!?」タタタタ

ティオ「うん…ゴメン、本当にゴメン!」タタタタ

清麿「ん?きたか」

ティオ「だ、大丈夫なのあなた!?」

清麿「あぁ、俺は大丈夫だ」

恵「あの…ティオのこと助けてくれてありがとうございます!」

清麿「いえ、気にしないでくれ恵さん」

恵「は、はい…」

ティオ(なんか恵に馴れ馴れしいような…)

マルス「しかしお前たちが戻ってきてくれてホッとしたぜ!また逃げられ…」

レンブラント「ブルァァ!!」

マルス「レンブラント!何をしてる!?」

清麿「いよかんだっ!!」

811: 2013/06/19(水) 22:00:23.51 ID:XllEFo69O
マルス「なめるのも大概にしやがれ!!レンブラント!」

レンブラント「ガロン!」

恵「こんな無抵抗な人にまで…本当に最低な奴ね!!」

恵「セウシ…」

清麿「ちょっと恵さん、ティオもこっち」グイッ

恵「はわわっ」サッ

ティオ「わひっ」サッ

清麿「ああいう単純な攻撃はなるべく避けろ。俺が指示するから」

恵「で、でも…あなた一体…」

清麿「気にすんなってば」

恵「はい」

マルス「レンブラント!早くしろレンブラント!」

レンブラント「ガンズ・ガロン!!」

819: 2013/06/19(水) 22:05:55.61 ID:XllEFo69O
清麿「これは二人背負って避けるのは無理。セウシルを」

恵「は、はい!セウシル!」バイーン

清麿「思う存分に唱えな!真っ向から受けてたつぜ!!ティオが」

ティオ「!!」

マルス「…存分にか…いいだろう!!存分にやらせてもらおう!!」

マルス「レンブラント!さっさと唱えろ!どんくさい奴だ!」

レンブラント「お、おう!エイジャス・ガロン!」

ティオ「新呪文!?恵!全体防御を!!」

恵「はい!」

清麿「いや、俺の近くにきてくれ」

恵「はい!」

828: 2013/06/19(水) 22:13:39.41 ID:XllEFo69O
マルス(ふん、ティオの防御能力は確かに強い!だがその範囲は地上だけだ!)

マルス(そう…僕のこの新呪文は…地下からでも君を襲えるんだ!)ドヤッ

マルス「そこだぁ!!」グン

清麿「よっと」グイッ

恵「はわわっ」サッ

ティオ「ひにょっ」サッ

マルス「な!?避けただと…!?」

清麿「大丈夫か?」

恵「あ…ありがとう」

マルス「レンブラント!君のせいだぞレンブラント!」

レンブラント「お、おう!」

835: 2013/06/19(水) 22:24:05.95 ID:XllEFo69O
マルス「クソォ!なぜそこまで邪魔をする!?てめぇには関係ねえだろ!?」

清麿「かわいそうだったではないか!!あの者は泣いておったぞ!!コンサートにだけは手を出さないでくれと泣きながら頼んでおったぞ!!それをお主はあざ笑って攻撃を仕掛けたのだ!!お主、ひどすぎるではないか!!私はそれが許せぬ…絶対にお主を許せぬのだ!!!!」

ティオ「うぇぇぇぇぇん」グスッグスッ

マルス「クソ生意気な人間がぁ!!この技でくたばりやがれ!!」

マルス「レンブラント!何をしてる!?早く呪文を唱えろ生え際後退してるくせに!!」

レンブラント「お、おう!ギガノ・ガランズ!!!」

清麿「こりゃ無理だ。助けてくれ」

恵「はい!マ・セシルド!!」バインバイーン

マルス「な…な…」

846: 2013/06/19(水) 22:30:24.43 ID:XllEFo69O
清麿「今だティオ!」ヒョイ

ティオ「ふひゃはいっ!?」

清麿「俺がティオをマルスのパートナーの方へ投げ飛ばす。俺が注意を引いているうちにサイスで本を狙え」

恵「な、投げ飛ばすって…!あなたティオをなんだと…」

清麿「大丈夫。気にしなくていいんだ。いいんだ」

恵「はい!」

ティオ「!?」

清麿「かっ飛ばせぇぇぇ!!」ブォン!

ティオ「あにゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」

マルス「はっ!しまった!レンブラント!何をしてる!?撃ち落とすぞ!」

レンブラント「お、おう!ガロ……ごぶんごっ!」

清麿「……パパイアだっ!!」

ティオ「恵ー!」

恵「はい!サイス!」

マルス「レンブラントォォォォォォ!!!!」

852: 2013/06/19(水) 22:37:20.79 ID:XllEFo69O
清麿「どうだ!?バカにしてた奴にやられる気分は!?二度と…」

清麿「この俺をバカにすんじゃねえぞ!!!!」

マルス「くそぉ!くそぉおおお!!」

シュゥゥゥ

ティオ「やった…倒した…」ヒューン

ゴグシャッ!

ティオ「ぐはぁ!」

恵「ティオー!」

清麿「ふぅ」

清麿「」キッ

レンブラント「!」ビクッ

レンブラント「」ダッ

清麿「よし、今回も円満だな」

ティオ「後であいつの首閉めてやる…」

863: 2013/06/19(水) 22:45:12.10 ID:XllEFo69O
清麿「さ、早くコンサートに!!急がねぇとファンが待ってるぞ!!」

恵「ありがとう…えと、名前を聞いてもいいかしら…?」

ティオ「キシャー」シュッシュッシュッシュッ

清麿「あぁ。高嶺清麿だ。君達と同じ魔物のパートナーやってる」

恵「え、そうなの…?どんな子かしら…」

ティオ「シャシャシャー」シュッシュッシュッシュッ

清麿「ガッシュ」

ティオ「」

清麿「あ、そうだ。ちょっとティオ借りてっていいかな?やりたいことがあるんだ」

恵「え、えぇ…?何をするの…?」

清麿「気にしないで」

恵「はい」

清麿「うん。いくよティオ」グイッ

ティオ「」ズルズル

886: 2013/06/19(水) 22:52:08.41 ID:XllEFo69O
華「清麿!!!!!!!!!!!!!!!!」

清麿「誤解だってんだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」




ガッシュ「ウヌ。お帰りなのだ清麿」

コルル「お帰り。また知らないちっちゃい女の子連れ込んできちゃったの?」

清麿「あぁ。それだけのことなのになんで怒られなきゃならんのだ」

ガッシュ「不思議だの」

コルル「不思議不思議」

清麿「ただこの女の子の○○○に俺の○○○を突っ込んで○○を○○○して成長を促すだけなのに」

ガッシュ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

コルル「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

898: 2013/06/19(水) 23:01:35.88 ID:XllEFo69O
清麿「ティオ、起きろ」パンパン

ティオ「はっ!ここは…」

ガッシュ「ウヌ。こんにちはなのだ」

ティオ「!ガ…ガガガガガ…ガッシュー!!」ギュッ

ガッシュ「ウヌウ!!」

ティオ「まさかあんたがあいつのパートナーだなんてね…こんなとこに連れ込んで私をやっつけちゃおうってこと!?」ググググ

ガッシュ「グホォ…ヌゴゴゴゴ…首、首が…!!」

コルル「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

清麿「馬鹿いうな。俺達はもう仲間じゃないか…ティオ」

ティオ(はっ!たしか清麿!私を投げ飛ばした暴力魔!恵に近づく敵!)

907: 2013/06/19(水) 23:09:26.62 ID:XllEFo69O
清麿「これから俺達は共に力を合わせていくことになる。その日のためにティオにはあることをしてもらう」

ティオ「なによそれ…」

清麿「強くなるためのトレーニングだ。おれがティオにぴったりのメニューを考えてやるよ」

ティオ「なんであんたにそんなこと!」

清麿「…………」

ティオ「な、なによ…」

清麿「ガッシュ、コルル。ティオを抑えとけ」

ティオ「!?」

ガッシュ「」ガシッ

コルル「」ガシッ

ティオ「や、やめてよ!なにすんのよ!」

清麿「さぁ…リラックスして俺に身を任せるんだ…大丈夫大丈夫、痛いのは最初だけだ…」

ティオ「ひっ!」

ギニャー

917: 2013/06/19(水) 23:16:46.55 ID:XllEFo69O
ガッシュ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

コルル「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

ティオ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

清麿(よし…今回も問題なくティオ達と友好関係を持てた)

清麿(恵さんはともかく、ティオには頻繁に会い、ガッシュやコルルと共に強化していく)

清麿(やはりはじめのうちから育てられるメリットはでかい。後に現れる大きな力にも十分に対抗しうる戦力になるだろう)

清麿(更に前回では救えなかったガッシュの仲間となってくれる魔物もきっと力になってくれるはずだ)

清麿(今のところは順調だな…ん?)

コォォ

清麿「本が…光ってる」

928: 2013/06/19(水) 23:22:26.22 ID:XllEFo69O
清麿「……そうか」

清麿「残りの魔物が70名になったか」

清麿「これからは今までのように甘い戦いばかりにはならないということだな…」

清麿「…へへ、なんだか燃えてきたぜ!」

清麿「ガッシュ!必ず王となれ!その為に俺がなんだってしてやる!」

ガッシュ「いや、もう結構なのだ!!清麿はもう何もせずともよいのだー!!」

清麿「遠慮するなガッシュ!!俺達の仲だろう!!さぁこっちこい!ツボを押してやる!!」

ガッシュ「ヌァァァァァァァァ!!助けてくれなのだぁぁぁぁあー!!」


清麿「よっしゃ、第一部完!」

929: 2013/06/19(水) 23:23:47.36 ID:WpSYM9HQ0
第二部はまだですかね?

930: 2013/06/19(水) 23:23:48.20 ID:AzMePS9kP
俺たちの戦いはこれからだ!

935: 2013/06/19(水) 23:25:05.12 ID:z1qdr5BE0
激しく乙
こんなにも続きが気になるSSは久しぶりだ

937: 2013/06/19(水) 23:25:30.35 ID:XllEFo69O
一応酉
このスレではこれ以上は無理そうなので終わります

長々と支援保守ありがとうございました

938: 2013/06/19(水) 23:25:49.03 ID:fYH5SlQ/0
また楽しみにしてる 乙

939: 2013/06/19(水) 23:25:50.18 ID:AzMePS9kP

引用: 清麿「強くてニューゲームか…」