1: 2012/02/13(月) 16:24:16 ID:6sAaASdA
男「いや、まさにいい天気だ。こんないい天気なら外に出るだろ常識的に考えて」

ガヤガヤザワザワ

男「おお、かなり賑わってんな~」

ザワッ!オオッ!

男「うん?なんかあっちが騒がしいな?」

3: 2012/02/13(月) 16:25:23 ID:6sAaASdA
カワイイナ?!ザワッ

男「お、なんだなんだ?」

女 テクテク

男「(お、おお!かなりかわいい黒髪ロングが!!)」


チャラ男「ねぇねぇ、君かわいいね!僕と一緒に遊びに行かない?」


男「おっ!あれはクラスの中でも五本の指にはいる手の早さをもつチャラ男!流石だぜ!」

4: 2012/02/13(月) 16:26:05 ID:6sAaASdA
女 スルー


チャラ男「・・・え?」


男「(撃沈・・・か。チャラ男結構イケメンなんだけどな?)」


テクテク


女「・・・!」

テクテクテクテク

男「(ん?こっちの店に入りたいのかな?)」

サッ

女 ピタッ!


男「ん?」

5: 2012/02/13(月) 16:27:07 ID:6sAaASdA
女「やっと見つけた!」


男「へ?」ウシロヲフリカエル

男「(・・・誰もいない?)」

女「君だよ!君!やっと見つけた!」ギュッ!

男「!?はい!?」アセアセッ!

女 ギューーーッ!

ザワザワ ナンダアノオトコ ウラヤマシイ~

チャラ男「what is going on!?」

男「俺が聞きたい!」

6: 2012/02/13(月) 16:28:12 ID:6sAaASdA
女「も、もしかして私のこと覚えてないの?」ウルウル

男「(な、涙目上目遣いやべぇ・・・!)」

チャラ男「what happend to you with that girl !?」

男「黙れ帰国子女!何言いてぇかわっかんねぇよ!」

女「私と何があったの?って聞いてるよ?」

男「分かるの!?」

男「そしてその問いに対する答えはアイドントノー!だ!」

女「え?」パッ

7: 2012/02/13(月) 16:30:06 ID:6sAaASdA
男「え?」

チャラ男「huh ?」

女「男の・・・男の馬鹿~~っ!!」ダッ!

男「あ!?・・・(は、走ってどっかいっちゃった)」

チャラ男「・・・男・・・話しを・・・話を聞かせてくれ・・・」ウルッ

男「知るか、そしてテメェの涙目は萌えない」


テクテク


チャラ男「・・・グスッ」

8: 2012/02/13(月) 16:33:01 ID:6sAaASdA
~男家~


男「あ~疲れた~・・・」

妹「お兄ちゃんおかえり~」
女「男おかえりなさい!」

男「あ~ただいま~」

キィッ・・・ガチャンッ

男「ふぅ、つかれたぁ~」

男「・・・え?」

9: 2012/02/13(月) 16:40:44 ID:6sAaASdA
ガチャッ

妹「あれ?お兄ちゃんどうしたの?」
女「どうした~?」

男「何であなたがここにいるんですかっ!」

女「ひどいっ!本当に忘れたの!?」

妹「え?お兄ちゃん本気で言ってるの?」

男「え?何妹知ってるの?」

妹「うわ・・・本気だ・・・」

男「え?なに?知ってるなら教えてよ」アセアセ

妹「はぁ・・・サキュバスちゃんだよ、昔近くに住んでた」

男「え?サキュバス?」

11: 2012/02/13(月) 16:41:42 ID:6sAaASdA
女改めサキュバス以下サ「思い出してよ~」

男「・・・ん~?あ・・・確かに居た気も・・・」

サ「思い出したんだ!」

男「でもこれと言った印象も無いんだが・・・」

サ「ガーン!」

男「口で言うなよ・・・」

サ「もう!思い出してくれるまでここに居候します!」

男「なぜそうなった」

12: 2012/02/13(月) 16:45:29 ID:6sAaASdA
~夕飯でのこと~


男「結局いるし」

サ「もう許可はいただきました」ニコッ

男「おい母さんどういうことだ」

母「別にいいんじゃない?あのサキュバスちゃんでしょ?」

男「なんかもう混乱しちゃう」

サ「私は男と一緒にいれてうれしい!」ニコニコ

男「満面の笑みだ・・・」

13: 2012/02/13(月) 16:48:06 ID:6sAaASdA
サ「ニコニコ」

男「だから口で言うなし」

妹「ていうか兄も女の人連れてきたの?」

兄「男もか・・・」

ヴァンパイア以下ヴァ「どうも、ヴァンパイアです~」

サ「あれ?なんでヴァンパイアがこんなところに?」

ヴァ「そういうあなたも何でサキュバスがここにいるのよ?」

男兄「「は?サキュバス?ヴァンパイア?」」

妹「あれ?二人とも気づいてなかったの?」

14: 2012/02/13(月) 16:49:53 ID:6sAaASdA
男兄「「え?妹知ってたの?」」

母「二人とも鈍感ね~」

男「え、まさかの?」

兄「何うちの家庭」

ガチャッ

父「ただいま~」

男兄「「お、おやじ!母さんと妹が!」」

父「お、サキュバスとヴァンパイアか・・・サキュバスの方は昔近くに住んでた娘だね?」

男兄「「何が起こった!」」

16: 2012/02/13(月) 16:52:47 ID:6sAaASdA
男「え?なになに人外だよ?」

兄「もっと驚こうよ!?」

父「え、ていうかお前らも人じゃないし」

男兄「「え?」」

父「母さんは天使だぞ?ガチな方の」

男兄「「う、うそでしょ?」」

母「あらあら、本当よ?」バサァッ

男兄「「ま、マジかよ・・・」」

17: 2012/02/13(月) 16:57:25 ID:6sAaASdA
妹「ていうか兄さん達もだいぶ人間離れしてるじゃん」

男兄「「どこが?」」

妹「・・・兄さんたち50m走タイムは?」

男「・・・4秒」

兄「・・・3秒」

父「困惑した先生の顔が目に浮かぶな・・・」

母「あらあらw」

20: 2012/02/13(月) 17:07:14 ID:6sAaASdA
男「・・・ていうか何で妹はしってるんだよ!?」

兄「そうだな、俺たちにはいってないのに・・・」

妹「あたしの方が天使の血を濃く受け継いでるからね、父さんたちも隠しきれなかったの」バサァッ

男兄「「まじかよ・・・」」

21: 2012/02/13(月) 17:08:14 ID:6sAaASdA
~夜、男の部屋~

男「で、なぜ当然のようにいるの?」

サ「え?でもお父さんとお母さんの許可は取ったよ?」

男「あの親は何を考えているんだ!?」

ガタガタッ

男「ん?なんだ?兄の部屋の方がうるさいナァ・・・」

ナンデイルンダヨ~!!
ニゲテモムダヨ!
ガタガタッ

男「兄さん・・・生き残れよ・・・」

サ「あたしでよかったね~♪」

男「こっちはこっちで大変な気がする・・・」

22: 2012/02/13(月) 17:11:10 ID:6sAaASdA
男「さて、なぜ当然のように俺のベッドの中にいるかは聞かない方がいいのかな?」

サ「お!男もついに観念したか!」

男「サキュバス相手に喧嘩売るほどの勇気は俺にはないよ・・・」

サ「え?なに言ってるの?」

男「え?」

サ「男が本気出せばどんな妖怪でも適わないレベルよ?」

男「はい?」

サ「あなたはあの二人の子供なのよ?」

男「母さんの方は分かるけど、俺って天使のハーフなんだろ?純粋なサキュバスの方が強いんじゃないの?」

サ「お父さんはかなり有名な陰陽師の直系みたいよ?」

男「・・・はい?」

23: 2012/02/13(月) 17:14:18 ID:6sAaASdA
サ「そもそも、いくら天使と人のハーフといっても、サキュバスに抱きつかれたりヴァンパイアにかまれたりして大丈夫な人なんていないわよ」

男「ええええええええええええええ」

サ「しかもあれだとかなり長い間生きれるようにしてるね・・・長寿の術でも使ってるのかしら・・・」

男「・・・(おそらく母さんと一緒にいるためか・・・あの親父・・・)」

サ「その二人のハーフだよ?実際に男を今全力で誘惑してるのに無反応もいいところだよ」

男「そ、そうなの?」

サ「そうだよ~!でもいつかは抱かせるからね!」

男「ああ・・・もうどうにでもなれ・・・」モゾモゾッ

サ「ああ!こっち向いてよ~」

男「(なんでこうなった・・・)」

24: 2012/02/13(月) 17:15:47 ID:6sAaASdA
~夢の中~

?「え~ん!」

男(誰か泣いてる?)

?「え~ん!」

男(なんだろう・・・何か懐かしい気がする・・・)

??「もう大丈夫?」

男(・・・あれ?あれは・・・)

25: 2012/02/13(月) 17:20:33 ID:6sAaASdA
ジリリリリリリリリリッ!

ムクッ・・・

男「朝・・・か・・・」

サ「おはよう、ダーリン☆」

男「あれ?」

サ「え?」

男「ナゼボクトアナタカハハダカナンデスカ?」

サ「それはサキュバスのやることといったら・・・ねぇ?」

男「ねぇ?じゃないっ!」

サ「大丈夫!今日から三連休でしょ?」

男「バカなっ!うちの学校の創立記念日を知っているだと!?」

男(用意が周到すぎる!!)

26: 2012/02/13(月) 17:23:34 ID:6sAaASdA
サ「いえ?お父さんに聞きました♪」

男「・・・(アノオヤジ・・・!)」

ガタガタッ

男「うん?兄の部屋が騒がしいナァ・・・」

ナンデハダカナンダァ~!!
フフフッカクゴシテアニクン!

男「兄さん・・・」

サ「ヴァンパイアさんも積極的だねぇ~」

男「・・・(流石は誘惑する二大妖怪・・・)」

ガチャッ

妹「そろそろおきなよ兄さん~」

男サ「「・・・」」

妹「・・・」

27: 2012/02/13(月) 17:27:09 ID:6sAaASdA
男「は、はは・・・」

バタンッ

男「ちょ、妹さん!?妹さあああん!?」

サ「フッ、流石にこの後続きは出来ないか・・・残念!」

男「ぐっ!妹になんて説明すれば・・・!」

サ「説明なんて要らないじゃない?ダーリンとあたしがラブラブだったってコトでしょ?」

男「断じて違う!」

サ「ガーンッ!」

男「口で言うなよ・・・服着替えるぞ?」

サ「は~い・・・」ショボーン

28: 2012/02/13(月) 17:29:07 ID:6sAaASdA
~朝食にて~

妹「・・・」ジーッ

男&兄 ゲッソリ

ヴァ&サ ニッコニッコ

妹「・・・お楽しみでしたか?」

男兄「「だ、断じて違う!!」」

男「ふぅ・・・ていうか父さんは?」

母「じょれ・・・仕事よ?」

男「・・・(聞かなかったことにしとこう・・・)」

29: 2012/02/13(月) 17:32:21 ID:6sAaASdA
パクッ

男「ん?おいしいな・・・」

サ「!!」ボッ

母「あらあらw」

男「うん?どうしたの?」

サ「わ、私も今日ご飯作るの手伝ったんだよ?」

男「え?そうなの?すごくおいしいよ!」

母「サキュバスちゃんと結婚する人は幸せね・・・チラッ」

サ「も、もう!お母さんったら!///チラッ」

男「ズズーッ・・・(味噌汁おいしい)」

31: 2012/02/13(月) 17:33:38 ID:6sAaASdA
サ「・・・」

母「・・・はぁ・・・男、あんたサキュバスちゃんと一緒に買いものいってきなさい」

男「はい?」

母「サキュバスちゃんは引越ししてからだいぶ経つから、久しぶりに街を見てきた方がいいと思うの!」チラッ

サ「!(・・・ありがとうございますお母さん!)」

男「え・・・でもだるい・・・」

母「・・・」 ガンッ!メキャァッ!

32: 2012/02/13(月) 17:33:56 ID:6sAaASdA
男「い、椅子が塵に・・・」

母「行ってらっしゃい?」ニコッ

男「イッテキマス」

サ「♪」

33: 2012/02/13(月) 17:35:37 ID:6sAaASdA
~町にて~

男「・・・で、当然のように手を組むのね?」

サ「当たり前でしょう?フフッ!」

ザワザワッ カワイイウラヤマシイ

男「目立ってるナァ・・・」

男「(黒髪ロングでスタイルいいし・・・男どもの目がやばいな・・・)」

34: 2012/02/13(月) 17:38:28 ID:6sAaASdA
ザワザワッ アノオトコノヒトモカッコイイナァ

サ「目立ってるねぇ・・・」

サ「(やっぱり流石は天使のハーフ・・・容姿端麗、高身長、やばいね・・・)」

チャラ男「あ、男~!」ブンブンッ

男「あ、まずい・・・」

サ「え?」

チャラ男「ゲーセン行かね?・・・て・・・え?」

男「あ~・・・あの」

チャラ男「why are you with the girl we met yesterday?」

男「あ、あのさ、それは・・・」

35: 2012/02/13(月) 17:39:48 ID:6sAaASdA
サ「ねぇ男、この人誰~?」ギュッ

チャラ男「!!う、うわああああああああああああああああああん!!!」

男「チャ、チャラ男!?おい!!(やっぱり!あいつチャライのにメンタル弱いんだよ!!)」

サ「?」

男「チャラ男・・・悪い・・・今度ジュースでもおごるから許してくれ・・・」

サ「男~♪」ギュ~~~

男「はぁ・・・」

36: 2012/02/13(月) 17:40:37 ID:6sAaASdA
男「え~と・・・頼まれてる買い物はあと・・・」

サ「男~、遊びに行こうよ~」

男「いや、ていうか今更だけどいつまでいるの?家に帰らないの?」

サ「ちゃんとお父さんとお母さんの許可は取ったよ?」

男「親父もかよ!て、いや、それもだけど、そっちの両親は?」

サ「・・・」

男「あ、・・・話したくなかった?」

サ「いえ、いいの・・・」

男「ごめん・・・」

37: 2012/02/13(月) 17:41:28 ID:6sAaASdA
サ「むしろ乗り気で送ってくれたなんていったら男が狂っちゃいそうだから・・・」

男「うにゃああああああああああああああああああああ!!」

サ「え!?男!?あ、あたし・・・男~~!!」

38: 2012/02/13(月) 17:43:37 ID:6sAaASdA
~トイレ~


ジャーッ
バシャバシャ

男「・・・ふぅ疲れた・・・」

男「うっ!」
ジャーッ



サ「男遅いナァ~」

DQN1「あれ?かなりいい女じゃね?」
DQN2「はぁ?どれ?」
DQN3「うっわwwwまじwwwやべぇwww」
DQN1「へへwwwチョイ声かけるとするか」
DQN2「おいおいwww手早いなww」

39: 2012/02/13(月) 18:04:25 ID:6sAaASdA
DQN1「ねぇねぇ君?」

サ「?」

DQN3「君だよ君。俺らと一緒に来ない?」
DQN2「楽しいことしようぜ?」

サ「・・・連れがいるんで」

DQN1「そんな事いわずにさぁ」
グイッ

40: 2012/02/13(月) 18:09:31 ID:6sAaASdA
サ「!!(力出してないからって・・・!)」

DQN2「ほら早く!!」

サ「!!このっ!」

チャラ男「おいテメェら何してんだ・・・」

DQN123「「「はぁ?」」」

サ「(・・・誰だろうこの人)」

41: 2012/02/13(月) 18:14:11 ID:6sAaASdA
DQN1「ふっざけんなよ?www」チラッ
DQN2「(へへwww)」ススッ


DQN1「うらぁっ!ww」ブンッ!

チャラ男「ふんっ」バキッ!

DQN2「!?」

チャラ男「甘いナァ・・・おとりを使って・・・在り来たりだな・・・」

DQN3「!!ざっけんなぁぁ!!」

チャラ男「だから甘いって」ブンッ!
ガッ!

42: 2012/02/13(月) 18:16:16 ID:6sAaASdA
DQN2「(ま、回し蹴り!?)」

チャラ男「もういいだろう?分かったら消えろ・・・」

DQN2「て、てめぇ・・・!」

チャラ男 ポキポキ

DQN2「ひっ、ひいいいいいいいいいいいい!!」ダッ!

チャラ男「フンッ・・・女性に手を出そうとするなんて・・・大丈夫でしたか?(フッ、これで・・・)」

サ「ありがとうございます・・・で、どちら様ですか?」

チャラ男「う、うわあああああああああああああん!!」ダッ!

サ「?」

男「遅れてごめんね・・・てあれ?どうしたんだ?この二人?」

サ「男~♪なんでもないよ!☆」

43: 2012/02/13(月) 18:19:17 ID:6sAaASdA
~再び男の部屋~

男「ふう、疲れた~」

サ「お疲れ~☆」

男「ていうかもうナチュラルだな~」

サ「ふふっ!でも男もなれてきたじゃん!」

男「・・・あ、そういえば・・・」

サ「?」

男「ちょっと静かにしてね・・・」

サ「は~い♪」

44: 2012/02/13(月) 18:24:07 ID:6sAaASdA
男サ「「・・・」」

ドウキョ?ナニイッテンダヨ!?
リョウシンノキョカハトッタヨ?
オヤジィィ!!


男「兄さん・・・」

サ「あら、じゃああのヴァンパイアが義姉さん?ふふっ!」

男「・・・あれ?なんか違和感が・・・」

サ「ないよ!」

男「ん?無いの?ならいいか・・・」

46: 2012/02/13(月) 18:29:56 ID:6sAaASdA
~夕食にて~


母「う~ん、この家の食卓も華やかになったわねえ」

父「母さんには適わないけどな~」

母「あら、お父さんったら~」

一同「「「「「(ていうかリアル天使だからナァ・・・見た目も二十代だし・・・)」」」」」

47: 2012/02/13(月) 18:34:33 ID:6sAaASdA
ピンポ~ン

母「あら?誰か来たみたいね?」

男「あ、俺が出てくるよ」ガタッ

ガチャッ

男「は~い・・・あ、少年くん」

少「あ、男さん、こんばんわっす!」

男「どうしたの?」

少「いや、この前実家に帰ったお土産をと思いまして!」ガサガサ

男「あ、どうもありがとう」

少「どうぞっす!」

48: 2012/02/13(月) 18:35:29 ID:6sAaASdA
男「ありがとう・・・うん?(地獄まんじゅう?)」

妹「あれ?少年くん?何?地獄から帰ってきたの?」

男「・・・は?」

少年改め悪魔以下悪「あ、妹ちゃん!デレッ」

男「え?地獄?え?」

妹「あ、もう言っちゃっていいか。悪魔君は悪魔なんだよ?」

男「・・・」

49: 2012/02/13(月) 18:36:15 ID:6sAaASdA
悪「あ、もう男さんに言っていいんですか?」

妹「うんっ!もうばれちゃったし!」

悪「あ、うん・・・デレデレ」

男「・・・(今見ると悪魔が天使にホの字ってシュールだナァ・・・)」

悪「じゃ、今日はこれで」

男「あれ?泊まっていくとか言い出さないの?」

悪「?ははっなに言ってるんですか、そんな非常識なこと言いませんよ!」

男「悪魔が一番常識的!!」

50: 2012/02/13(月) 18:43:08 ID:6sAaASdA
~お風呂にて~


男「いやね?僕もいささか甘かったよ・・・風呂に入ってるとそこにサキュバスが来る?みたいな?だから入ってからかぎ閉めようと意気込んでたらさぁ・・・」

サ「甘いね~♪」

男「先に入ってた・・・」

サ「いやん♪男のエOチ!」

男「しかもなぜか出ようとしても出れない・・・」

サ「お父さんが快くここを一時封印してくれました!」

男「・・・モウイヤダコノカテイ」

51: 2012/02/13(月) 18:51:16 ID:6sAaASdA
サ「男~洗ってあげる~♪」

男「ちょ、やめ、・・・」ガタガタッ!

サ「遅いよ~!」ギュッ!

ムニィ

男「!!!」

サ「えへへ、逃げられないよ~?」

52: 2012/02/13(月) 18:55:16 ID:6sAaASdA
男「(おちつけ・・・おちつくんだ俺の馬鹿息子・・・)」

息子「いやでもサキュバスはまずいっしょ!」

男「ばっか!そこをがんばってこそのお前だろう!?」

息子「そんな事いっても主導権はそっちなんだから素数でも考えて落ち着いてくださいよ!」

男「2 4 6 8 10・・・」

息子「それは偶数です・・・」

サ「♪」ギュ~ッ

53: 2012/02/13(月) 18:58:09 ID:6sAaASdA
男「うああああああああああああああああああああ!!」

ガタッ!

サ「え、あ!」ズルッ

男「うあっ!」ガターンッ


男「いてて・・・うん?」

サ「///」

54: 2012/02/13(月) 19:09:53 ID:6sAaASdA
男「!@#$%^!!!(な、なんだこの体勢!サ、サキュバスが俺の下に!!)」

サ「男・・・興奮してるでしょ?」

男&息子「!!」

男「ナ、ナンノコトダカ」

サ「嘘言っても駄目、その、おおきく・・・なってるよ///」

息子「ばれてしまいました・・・」

男「こ、これは・・・」

サ「嬉しい・・・私の事をちゃんとそういう対象としてみててくれるんだね?」

男「う、ううう・・・」

サ「ねぇ・・・」ギュッ

男「アウトオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

59: 2012/02/13(月) 19:36:53 ID:6sAaASdA
~男の部屋~

男「スキル、章変えリセット・・・なにもなかったよ?」

サ「誰と話してるの?」

男「それはそうと、なんかもうナチュラルに布団にいるんだね?」

サ「ふふっ!」ギュ~~ッ

男「・・・(服越しは服越しでやばいっ!てかこいつノーブラか!ある意味こっちのが・・・)」

サ「男~♪」

男「(それはそうと、何でこいつはここまで俺に執心なんだ?・・・まだ思い出せてないことが・・・ある?)」

サ「♪」ギュ~~ッ

男「・・・(今はこっちをどうにかしないと、か・・・)」

サ「男~♪」スリスリ

男「2 4 6 8 10 12・・・」ブツブツ

60: 2012/02/13(月) 19:37:39 ID:6sAaASdA
~夢の中~

男「またこの夢か?」

男「いや、少しなんか違う?」

男「もっと、鮮明に・・・」

男「何かが、わかりそうな・・・」


その日は・・・確か普通にいい天気だった・・・
いい天気で、俺は外に出ようと思ったんだ・・・
いつもの散歩コース・・・
その途中の公園で・・・

61: 2012/02/13(月) 19:40:16 ID:6sAaASdA
ジリリリリリリリリリリッ

モゾッ

男「・・・ほんっとにいいタイミングでなるなぁ」

男「・・・今日はいないんだな、フゥ」

男「・・・着替えよう」

パサッ

ガチャッ

サ「脱いだ?」

男「・・・まさか着替えるのを待っていたのか?」

62: 2012/02/13(月) 19:42:22 ID:6sAaASdA
サ「いえいえ、普通にご飯が出来たと教えに来ました!」

男「・・・ナンデスカソノカッコウ」

サ「え?いやだなぁ・・・女の子に言わせる気?テレッ///」

男「いやいや、自ら進んでやっておきながらそれは無いでしょう?」

サ「え~?それとこれとは別だよ~!」タユンッ

男「・・・(分かりやすくいうと、目の前でサキュバスは生を受けたときの格好にエプロンという姿で俺の前にいる・・・)」

サ「どうしたの?」

男「どうしたもクソも無い!なぜ家の中でそんな格好をしている!?」

63: 2012/02/13(月) 19:43:23 ID:6sAaASdA
サ「いやいや、家の中以外でこの格好は無いでしょう?」クスッ

男「いや、まあそれはそうだが・・・」

サ「ねぇ・・・この格好・・・どう思う?」

男「え?いや・・・(な、なんだ?急に色っぽい声だして・・・)」

サ「え?じゃなくて・・・どうなの?」ピトッ

男「@#$%^&!?(くくくく・・・くっついた!?サ、サキュバス、淫魔・・・だった!!)」

サ「ねぇ、男~・・・」ギュゥ

男「え?あ?え?」アセアセ

妹「お兄ちゃんまだねてるの?」ヒョコッ

64: 2012/02/13(月) 19:45:40 ID:6sAaASdA
男「あ・・・」

サ ギュ~ッ

妹「・・・」

スッ・・・

男「む、無言・・・」

サ ギュ~

男「あ、あの・・・もう離れてもらっていいですか?」

サ「あ、待ってもう少し」

男「(さっきの夢・・・)」

65: 2012/02/13(月) 19:47:52 ID:6sAaASdA
~食卓~


父「遊園地のチケットがある」

男「ほう」

父「二枚だ」

男「なるほど?」

父「サキュバスちゃんといって来い!」ニコッ

男「よし、一発殴らせろ」ダッ!

父「甘いな~」スッ ペチッ

男「!?」スッテーン!ガラガラッ!

父「ははっ!甘いナァ!」

母「うるさいわよ」ペチンッ

父「あべしっ!」ドコオオオオン!

66: 2012/02/13(月) 19:49:37 ID:6sAaASdA
母「男~?あんたもそろそろ腹くくりなさい?」

男「くっ・・・何で・・・」

母「まだ思い出せてないからそんな態度なのよ~」

男「え?」

母「だって覚えてたらそんなはずないもの~」

男「え?なにが・・・」

母「お兄さんを見習いなさい?」

男「・・・え?」

67: 2012/02/13(月) 19:51:53 ID:6sAaASdA
兄「はい、あ~ん」カチャ

ヴァ「あ~ん☆」

兄「おいしい?」

ヴァ「うん!じゃあ次は兄君にあ~ん☆」

兄「ははっ!ありがとう!」

男「いったい昨夜何があったというんだい、兄さん・・・!」

サ「フフッ!何があったんでしょうね?♪」

妹「あんたらがいえたことか」

68: 2012/02/13(月) 19:54:39 ID:6sAaASdA
~遊園地~


男「ハハッ!いい天気だなぁ!」

サ「そうだね♪」

男「(現実逃避は・・・できないかぁ・・・)」

サ「ねぇねぇ男~!アレ乗りた~い!」

男「・・・(まあ折角もらったチケットだし、無駄には出来ないなぁ)」

サ「・・男?」

男「よし、今日は目いっぱい楽しむか!」

サ「!うん♪!」

69: 2012/02/13(月) 19:57:07 ID:6sAaASdA
男「時間的にこれで最後かな?」

サ「観覧車だね!」

男「まぁ、締めはやっぱり観覧車か」

サ「でも結構並んでるナァ・・・」

男「まあここから見える夜景は有名だからな・・・」

男「それでも、乗る?」

サ「うん!」

男「よし、じゃあ並ぼうか」

サ「うん・・・ブルッ」

男「? 寒いのか?」

サ「うん、ちょっとね?」

70: 2012/02/13(月) 19:58:13 ID:6sAaASdA
男「そうか」ギュッ

サ「・・・え?・・・え、男?」

男「あったかい?(やられてばっかりだったからな・・・お返しだ!)」

サ「う、うん//////」

男「あ、あれ?(思ってたのと違う?顔が赤い・・・)」

サ プシュ~~

男「は、はなそうか?」スッ

サ「・・・」 ギュッ・・・

71: 2012/02/13(月) 19:59:48 ID:6sAaASdA
男「え?」

サ「は、離さないで・・・このままで・・・いて?」ウルッ

男「(う わ め づ か い や ば い)」

・・・アレ?

男「(なんか・・・今懐かしい感覚が・・・)」

72: 2012/02/13(月) 20:01:38 ID:6sAaASdA
作業員「次の方どうぞ~」

サ「あ、男!私たちの番だよ!」

男「え?あ、うん・・・」

ガチャッ

バタンッ

サ「うわぁぁ・・・すごいね!男!」

男「ああ、町が一望できる」

サ「綺麗だねぇ・・・」

男「うん・・・」

男「(・・・あれ?確かあの公園は・・・)」

73: 2012/02/13(月) 20:03:22 ID:6sAaASdA

~回想~


幼サ「え~ん、やめてよぅ!!」

ガキ1「なにこいつ!ツノみたいのつけてる~」
ガキ2「おれしってる!こすぷれっていうんだぜ!」
ガキ3「いみわかんね~!うらうら!」

幼サ「うわああああああん!」

74: 2012/02/13(月) 20:04:18 ID:6sAaASdA
幼男「おまえらなにやってんだ!!嫌がってんだろ!」

ガキ1「なんだおまえ!」
ガキ2「いきなりなんだよ!」

幼男「うるさいっ!弱いものいじめはいけないんだぞ!」

ガキ3「なまいきなんだよ!」ガッ!

幼男「その子にあやまれ!」

ウルセェ!
ドッチガ!
コノ!

75: 2012/02/13(月) 20:06:17 ID:6sAaASdA
ガキ1「な、なんだよ!」
ガキ2「も、もういこうよ!」
ガキ3「つよすぎるよ・・・」

幼男「次こんなことしてみろ!僕がゆるさないからな!」

76: 2012/02/13(月) 20:08:26 ID:6sAaASdA
幼サ「え~~ん!」

幼男「もう大丈夫だよ、あいつら追っ払ったから」

幼サ「グスッ・・・スンッ・・・ほんと?」

幼男「もう大丈夫だから・・・ね?」ニコッ

幼サ「う、うん・・・」

幼サ「でも、あの子たちよくいるし・・・」

幼男「じゃあこれからも僕が守ってあげるよ!」

幼サ「え?」ドキッ

78: 2012/02/13(月) 20:09:35 ID:6sAaASdA
幼男「じゃあ名前おしえてもらおうかな?お姫様」

幼サ「お、お姫様?」

幼男「うん!僕が騎士で、君がお姫様!」

幼サ「・・・い、いやだ・・・///」

幼男「ガーンッ!」

幼サ「(な、何で口で言うんだろう・・・?)」

79: 2012/02/13(月) 20:10:01 ID:6sAaASdA
幼男「い、いやなの?」アセアセ

幼サ「うん・・・お姫様じゃなくて・・・///」

幼男「うん?他のがよかったのかな?なんでもいってよ!」

幼サ「わ・・・///」

幼男「わ?」

幼サ「私と結婚してください!」

幼男「ポカーン」

幼サ「(だから何で口で言うの?)」

80: 2012/02/13(月) 20:11:27 ID:6sAaASdA
幼サ「い、いや?」

幼男「ううん!いやじゃないよ?君かわいいし!」

幼サ「か、かわいい/////」

幼男「でもさぁ・・・」

幼サ「でも?」ドキドキ

幼男「まだ君の名前知らないよ?」

幼サ「あっ!」カァァァァァァッ

幼男「ねぇ、名前は?」

幼サ「さ、サキュバス・・・です//////」

幼男「僕の名前は男!じゃあこれからよろしくね!」

幼サ「え?」

幼男「大人になったら結婚するんでしょ?」

幼サ「!!」

幼サ「え、あ・・・はいっ!」ニコッ

81: 2012/02/13(月) 20:12:15 ID:6sAaASdA
~回想終わり~


男「ああ・・・そうだったっけな・・・」

サ「男?」

男「俺たち、結婚するんだったな」

サ「!男!!思い出したの!?」

男「ていうか何で俺はこんなビッグイベント忘れてたんだろう・・・そら妹にも呆れられるわな・・・」

サ「男・・・」

男「忘れてて悪かったな・・・もう、思い出したよ」

82: 2012/02/13(月) 20:13:35 ID:6sAaASdA
サ「・・・でも男・・・」

男「うん?」

サ「男は・・・私でいいの?・・・小さいときのことを私が覚えてただけだし・・・」

男「いや、まあ、ていうかあの話にはもう少しわけがあってさ・・・」

サ「え?」

83: 2012/02/13(月) 20:15:07 ID:6sAaASdA
男「前からあの公園で1人で遊んでるかわいい子が居るなぁ、て思ってたんだよ」

サ「・・・え?え?」

男「で、サキュバスが気になっちゃって、毎日公園に行ってたんだけどね?」

サ「え、じゃあ・・・」

男「うん、先に好きになったのは、俺」

サ「男・・・」ウルッ

84: 2012/02/13(月) 20:16:13 ID:6sAaASdA

男「長い間待たせて悪かったな・・・」ギュッ

サ「ううん・・・いいよ、思い出してくれたし・・・」

男「言いたいことがあるんだけど・・・ちょっといい?」

サ「・・・なに?」












男「好きだよ、結婚しよう」

サ「私でよければ」

チュッ




終わり

87: 2012/02/13(月) 20:20:15 ID:6sAaASdA
これで一応終わりです
初SSだったんで色々あれですけどご承知ください

引用: サキュバス「私と結婚してください!」