168: 2012/02/15(水) 01:50:33 ID:nqbPBU1Y


171: 2012/02/15(水) 19:08:00 ID:ndbkzwRg
妹ルート



悪「さて、とて今日もいい天気だったわけだが、生憎悪魔である僕は夜の方が好きだったりする。」

悪「なので散歩には出ないで本読んでた」

悪「そしたらさっき親父が・・・

悪父『ひまならコレ男くんの家に届けてきて』

悪「というわけで男さんの家の前です」

172: 2012/02/15(水) 19:12:45 ID:ndbkzwRg
悪「(妹ちゃんいるかナァ・・・)」

ピンポーンッ

ガチャッ

男「は~い・・・あ、悪魔くん」

悪「あ、男さん、こんばんわっす!」

男「どうしたの?」

悪「いや、この前実家に帰ったお土産をと思いまして!」ガサガサ

男「あ、どうもありがとう」

悪「どうぞっす!」

173: 2012/02/15(水) 19:13:40 ID:ndbkzwRg
男「ありがとう・・・うん?(地獄まんじゅう?)」

妹「あれ?悪魔くん?何?地獄から帰ってきたの?」

男「・・・は?」

悪「あ、妹ちゃん!デレッ(いた!今日もかわいいナァ・・・///)」

男「え?地獄?え?」

妹「あ、もう言っちゃっていいか。悪魔君は悪魔なんだよ?」

男「・・・」

悪「あ、もう男さんに言っていいんですか?」

妹「うんっ!もうばれちゃったし!」ニコッ

174: 2012/02/15(水) 19:14:05 ID:ndbkzwRg
悪「あ、うん・・・(反則だ・・・!)///」

男「・・・(今見ると悪魔が天使にホの字ってシュールだナァ・・・)」

悪「じゃ、今日はこれで!(かわいかったなぁ~///)」

男「あれ?泊まっていくとか言い出さないの?」

悪「?ははっなに言ってるんですか、そんな非常識なこと言いませんよ!」

男「悪魔が一番常識的!!」

175: 2012/02/15(水) 19:14:19 ID:ndbkzwRg
~帰り道~

悪「ニコニコ」

悪「(妹ちゃんに会えたし、今日はいい日だね!)」

悪「まあ明日は補習な訳だけども・・・」

悪「はぁ・・・」

176: 2012/02/15(水) 19:15:20 ID:ndbkzwRg
~学校、補習にて~

悪「(で、これだよ・・・)」

DQN「おい悪魔くぅ~ん!ちょっと来てよ!!www」
DQN2「早く来ねぇとぼこるぞ?きてもぼこるけどな!!www」

悪「(だるっ・・・)」
 「(でも一般人の振りしないとだしなぁ・・・)」
 
悪「う、うん・・・」

177: 2012/02/15(水) 19:17:17 ID:ndbkzwRg
DQN「おらっ!ww」ボコッ!!

悪「あぁっ!!(そういえば今日ツタヤ返却日だったな・・・)」

DQN2「しねよっ!www」ドガッ!

悪「げほっ!(ついでに3も借りてくか・・・)」

DQN3「ど~ん!!ww」ゲシッ!

悪「がっ・・・!(ていうかさっさとしてくれないかな・・・全く痛くないのに演技するの疲れる・・・)」

178: 2012/02/15(水) 19:18:09 ID:ndbkzwRg
DQN1「じゃあ今日はコレぐらいで勘弁してやるよwww」
DQN2「また明日ね~www」
DQN3「あはははwwww」

悪「う、うう・・・・」


悪「・・・」

悪「いったか?」スクッ

179: 2012/02/15(水) 19:18:28 ID:ndbkzwRg
悪「あ~!だるかった!」ノビ~~ッ!

?「なんですか?また律儀にあいつらの遊びに付き合ってあげてたんですか?」

悪「何だ居たのかよ、この悪趣味妖弧め」

妖「そんな言い方は無いでしょう?僕だって正体がばれるとまずいんですよ」

悪「なら僕の気持ちもわかるだろう?できればこんな姿見せたくないんだ」

妖「いえいえ、実に面白かったですよ。まさに迫真の演技!」

コホンッ

妖『あぁっ!!』
 『げほっ!』
 『がっ・・・!』
 『も、もう許して・・・!』

悪「よしテメェちょっと体育館裏こい!」

妖「ここのことですね」ニコッ

180: 2012/02/15(水) 19:31:44 ID:ndbkzwRg
~学校廊下~

悪「まったく、DQNたちにも毎回毎回困ったもんだよ」フゥ・・・

妖「しょうがないでしょう?あなたルックスが良すぎて、あの人たちにはねたみの対象ですからね」

妖「どこかで勝っていると思わないとやっていけないんでしょう」

悪「あ、僕ゲーム弱いんだけどそれじゃ駄目かな?」

妖「それで満足するような輩なら最初からこうはなっていませんよ」フッ

悪「あ~・・・そりゃそうか・・・」

妖「ホント、そういうところおばかさんですよね」クスッ

悪「そういうお前だって補習来てるジャン!」

妖「僕は生徒会の仕事があるから来てるのです。」

悪「あれ?そうだっけ?」

妖「そういうところもおばかさんの証拠です」クスクス

悪「てめぇ・・・」

181: 2012/02/15(水) 19:37:30 ID:ndbkzwRg
~夕方~


prrrrr

悪父「もしもし・・・なんだ、男父か」

悪父「うん?ああ、うん・・・」

悪父「なるほど・・・」ニヤァ・・・

悪「(あの二人はまたなんかやらかすつもりか?)」

悪「(確か前は妹ちゃんをさらおうとしたヤクザグループ壊滅させたんだっけ?)」

悪「(まああの時は僕も居たけど・・・)」

悪父「わかった・・・それじゃあ」

ガチャン

182: 2012/02/15(水) 19:40:43 ID:ndbkzwRg
悪「出かけるんだろ?いってらっしゃい」

悪父「ああ・・・ところで突然だが母さんは今日は帰ってこないらしいぞ?」

悪「え?なんで?」

悪父「今朝『本場のピザ食べたい』ってイタリアいったのは覚えてるな?」

悪「うん。」

悪父「そこで中学時代の旧友とあったらしくて、今夜は向こうで飲み明かすそうだ」

悪「母さんらしいな」

悪父「それだから夜ご飯は男くんの家でもらってこい。男父とそういう話になった」

悪「まじか」

悪父「まじだ」

悪父「じゃあもう行くわ」バサッ

悪「いってらっしゃい・・・てああ、僕も行って来ますなのか」

183: 2012/02/15(水) 19:44:51 ID:ndbkzwRg
~男の家~


ピンポ~ン

悪「・・・」ドキドキ

ガチャッ

妹「悪魔君いらっしゃい!話は聞いてるよ!どうぞあがって!」ニコッ

悪「し、失礼します!(か、輝いてる・・・!)///」

妹「なんかね?昨日から兄さんたちが女の人連れ込んじゃって、参ってるのよ」クスクス

悪「さ、流石は兄さん方・・・」

184: 2012/02/15(水) 19:46:12 ID:ndbkzwRg
母「あら、いらっしゃい悪魔君、大変ね~」

悪「お邪魔してます!いえ、いつものことですから!」

妹「ごめんね?うちのお父さんが無茶言ったみたいで・・・」

悪「問題なしです!むしろ歓迎です!」

母「ありがとうね~」

妹「で、どうする?ごはんまではまだ時間があるから、一緒にゲームでもする?」

悪「!!是非!!」

185: 2012/02/15(水) 20:14:09 ID:ndbkzwRg
~翌日、補習~

悪「(昨日は浮かれすぎてミスを犯してしまった・・・)」ズーン|||

悪「(僕ゲームクソ弱かったんだ!)」ダンッ!

悪「(ぐぅ・・・恥ずかしい!!!)」カァァァァッ!

悪「(でも、妹ちゃん笑ってくれたし、いいか?)」

悪「(うん!いいよね!)」ニパァッ!

妖「相変わらず面白いですね」

悪「相変わらず悪趣味だな」ムッ

妖「妹ちゃん関連ですね?」ニヤッ

悪「な・・・ちが・・・!」カァァァァッ

妖「ふふ、表情豊かな人はカラかいがいがあっていい」クスクス

悪「てめぇ・・・!」

186: 2012/02/15(水) 20:14:41 ID:ndbkzwRg
妖「お知らせがあります」

悪「・・・どうしたんだよ、急に真顔になって」

妖「DQNたちがまた良からぬことを企んでます」

悪「?いつものことじゃないのか?」

妖「今回はある種の犯罪ですよ」

悪「ふぅ~ん・・・で、なに企んでるのさ?」

妖「欲望をもてあましたサルどものやること・・・ですよ」

悪「・・・おいまさか」

187: 2012/02/15(水) 20:15:02 ID:ndbkzwRg
妖「彼らさらってまわすつもりです」

悪「胸糞が悪いな・・・」

妖「しかもターゲットが妹ちゃんです」

悪「・・・!」

スクッ

悪「ちょっといってくる・・・」

妖「何をするつもりですか?」スッ

悪「どけよ」

妖「もう一度聞きます。何をするつもりですか?」

悪「決まってんだろ?」

188: 2012/02/15(水) 20:23:00 ID:ndbkzwRg
妖「今までの我慢はどうするのですか?それに、妹ちゃんなら大丈夫でしょう?」

悪「そういうこっちゃねぇ・・・」

悪「僕はあの娘に笑顔でいて欲しいんだ・・・」

悪「実際に行為は防げても、あの娘の心を傷つける」

悪「それだけは・・・させない・・・」

妖「彼らをやればここにはいられなくなるかもしれませんよ?」

悪「親父が言ってたんだ・・・」

189: 2012/02/15(水) 20:23:46 ID:ndbkzwRg
悪父『俺も長い間人を見てきたが、大抵は力をもっていても碌な事にはならないし、碌な事には使わない』
   『因果応報の自業自得ばっかだ』
   『あいつ以外はな』
   『いいか?お前はその力は使うな』
   『ただ一度、大切な人を守る以外には、な』


妖「・・・」

悪「今がそのときじゃなくて、なんなんだよ・・・!」

妖「まあそういうだろうと思ってました」サッ

悪「妖弧・・・」

妖「あの人たちなら今旧校舎の講堂でその会議をしてます。今なら全員いるでしょう」

悪「妖弧・・・恩に着る!」ダッ

妖「ふふっ・・・やはり律儀な人だ」クスクス

妖「それにしてもあの人も相変わらずのようだ、父上が聞いたらお喜びになるだろうな」クスクス

190: 2012/02/15(水) 20:25:46 ID:ndbkzwRg
~旧校舎~

ザワザワ

DQN1「あ~wwwはやく行動移そうぜw」
DQN2「ちょwwおまwwwがっつきすぎwww」
DQN3「話を聞いた奴らも来ちまってるし、妹の野郎は災難だなwww」

悪「全くだよ」

DQN15「あ?てめぇどこから入ってきた?」
DQN1「おいおい、誰かと思ったら悪魔君じゃないかwww」
DQN2「どうしたwwwおまえもやりたいのか?www妹をさwww」

悪「その汚い口でその名を呼ぶな、虫唾が走る」スタスタ

DQN4「は?なんだてめぇ?」

悪「だまれ」

ドガッ!ガシャガシャガシャンッ!バンッ!

一同「(い、一気に壁まで吹っ飛ばされた!!)」

191: 2012/02/15(水) 20:26:03 ID:ndbkzwRg
DQN1「な、なんのつもりだ!!」ガッ!

悪「うるさい」グッ

ボキッ

DQN1「う、腕が!!」

悪「てめえら全員胸糞悪い・・・」

ザワザワ!

悪「逃がさないし、許さない」

悪「手前ら全員地獄行きだ」

192: 2012/02/15(水) 20:26:32 ID:ndbkzwRg
~事後~

DQN1「くそ・・・悪魔のやろう・・・こんなに強かったのかよ・・・!」

DQN1「でもただで済むと思うなよ・・・こんなことして・・・退学させてやる!」

DQN2「ざまあみろ・・・・はは・・・」

妖「やはり彼は詰めが甘い」

DQN一同「!!」

193: 2012/02/15(水) 20:26:56 ID:ndbkzwRg
妖「さて、皆さん、これはあなたたちが個人的に喧嘩をして勝手にこうなったんですよね?」

DQN3「はあ!?ふざけんな!これはだな・・・!」

バゴッッ!!メキャメキャ!!

DQN一同「(カ、壁が消し飛んだ・・・)」

妖「さて、皆さんに一つ忠告をしましょう。まず一つ、僕は彼のようにやさしくありません」

妖「そしてもうひとつ、僕は”こっち”にさほど未練はありません。なのであなたたち全員を星にしてももんだいありません」

妖「さて、もう一度聞きましょうか・・・」

妖「これはあなたたちの個人的な喧嘩だったんですよね?」ニコッ

DQN一同 コクコク!! ガクガクブルブル

妖「ふふ・・・たしかに」

妖「大切なもののために使う力はいいものですね」ニコッ

194: 2012/02/15(水) 20:27:59 ID:ndbkzwRg

~学校、補習~

妖「DQNたちが入院したそうですね」

悪「あいつらの喧嘩ってことになってるけど・・・なんかした?」

妖「いえ?別に何も」ニコニコ

悪「ふ~ん・・・」

妖「しかしあなたも素直じゃありませんね」

悪「え?」

妖「裏から守ってばっかり・・・報われないでしょう?」

悪「うん?いや、僕はあの娘の笑顔が報酬だよ?」

妖「そうですか?」

悪「そ、だからこれでいいんだよ」


いつか君とちゃんと向き合える様になるまでは・・・ね



終わり

195: 2012/02/15(水) 20:52:43 ID:Ub/G3hlw
乙ー!!

196: 2012/02/15(水) 21:12:35 ID:rcHmNlMA
乙をあげましょう

198: 2012/02/15(水) 21:32:20 ID:Mi3FLdjU
これなら兄ルートだけで良かった感
ただDQNをSS内でボコってリアルの憂さ晴らししてるみたいな読後感だわ

199: 2012/02/15(水) 21:44:15 ID:HYhOL1nw
まさか他のルートまでやるとわなww

引用: サキュバス「私と結婚してください!」