1: 2016/09/02(金) 21:48:00.134 ID:U2ppGetQK.net
-シャロの家
リゼ「う?」
シャロ「ほら 出してください」
トントン
リゼ「んぎゃあ!!」
シャロ「えっ?!もしかして飲み込んじゃった?!」
シャロ「もー!先輩!!」
リゼ「やーーーっ!!」
バタバタッ
千夜「うるさいわね!!今 何時だと思ってるの?!」
シャロ「千夜…ご…ごめん…」
リゼ「だ~う」
千夜「まだそんなのと遊んでたの?もうやめなさいシャロちゃん」
シャロ「…!!リゼ先輩にそんな言い方…」
千夜「もうそれはリゼちゃんじゃないでしょ…もうリゼちゃんは…」
シャロ「なんてこと言うの!!千夜なんて大嫌い!!出てって!」
バンッ
リゼ「うーう?」
ポイッ
シャロ「よかった…飲み込んだわけじゃなかったんだ」
千夜「シャロちゃん…」
リゼ「う?」
シャロ「ほら 出してください」
トントン
リゼ「んぎゃあ!!」
シャロ「えっ?!もしかして飲み込んじゃった?!」
シャロ「もー!先輩!!」
リゼ「やーーーっ!!」
バタバタッ
千夜「うるさいわね!!今 何時だと思ってるの?!」
シャロ「千夜…ご…ごめん…」
リゼ「だ~う」
千夜「まだそんなのと遊んでたの?もうやめなさいシャロちゃん」
シャロ「…!!リゼ先輩にそんな言い方…」
千夜「もうそれはリゼちゃんじゃないでしょ…もうリゼちゃんは…」
シャロ「なんてこと言うの!!千夜なんて大嫌い!!出てって!」
バンッ
リゼ「うーう?」
ポイッ
シャロ「よかった…飲み込んだわけじゃなかったんだ」
千夜「シャロちゃん…」
5: 2016/09/02(金) 21:55:03.081 ID:U2ppGetQK.net
-ラビットハウス
ココア「いらっしゃいま…」
シャロ「ほらリゼ先輩 ラビットハウスですよ…覚えてますか?」
リゼ「う~?」
ココア「!!」
ココア「シャロちゃん…なんで連れて来たの…?」
シャロ「なに言ってるの…リゼ先輩でしょ」
チノ「もう忘れさせてください」
リゼ「う~やぁ」
シャロ「リゼ先輩 とっても嬉しそう…」
チノ「リゼさんのそんな姿を私たちに見せて…精神的な嫌がらせですか?」
シャロ「ち…違うよ…私はただリゼ先輩に元に戻ってほしくて…」
リゼ「やぁぁぁぁッ!!」
バタバタッ
シャロ「リゼ先輩?!お店の中は静かにしないと…」
チノ「他のお客さんもいるんで帰ってもらえませんか」
シャロ「…リゼ先輩…いこっ」
リゼ「あう~?」
ココア「いらっしゃいま…」
シャロ「ほらリゼ先輩 ラビットハウスですよ…覚えてますか?」
リゼ「う~?」
ココア「!!」
ココア「シャロちゃん…なんで連れて来たの…?」
シャロ「なに言ってるの…リゼ先輩でしょ」
チノ「もう忘れさせてください」
リゼ「う~やぁ」
シャロ「リゼ先輩 とっても嬉しそう…」
チノ「リゼさんのそんな姿を私たちに見せて…精神的な嫌がらせですか?」
シャロ「ち…違うよ…私はただリゼ先輩に元に戻ってほしくて…」
リゼ「やぁぁぁぁッ!!」
バタバタッ
シャロ「リゼ先輩?!お店の中は静かにしないと…」
チノ「他のお客さんもいるんで帰ってもらえませんか」
シャロ「…リゼ先輩…いこっ」
リゼ「あう~?」
7: 2016/09/02(金) 22:02:36.715 ID:U2ppGetQK.net
リゼ「だ~う」
ペロペロ
シャロ「リゼ先輩…」
『あれって天々座さんのとこの お嬢様でしょ?』
『ねぇ…』
ヒソヒソ
メグ「あーっ!!リゼちゃんだぁ!」
マヤ「シャロもだ」
シャロ「あっ メグちゃんマヤちゃん」
マヤ「うわっ!リゼがいる!!ビョーキが移るぞー!!」
メグ「やぁい やぁい」
リゼ「うーっ!!」
シャロ「なっ ひどい…」
シャロ(なんでこんなことになっちゃったんだろう…)
シャロ(リゼ先輩がこうなってから みんなリゼ先輩から離れてった…学校のみんなも…ココアもチノも千夜も…)
シャロ(私だけは…私だけはリゼ先輩の味方ですからね)
リゼ「だぁ~」
ペロペロ
シャロ「リゼ先輩…」
『あれって天々座さんのとこの お嬢様でしょ?』
『ねぇ…』
ヒソヒソ
メグ「あーっ!!リゼちゃんだぁ!」
マヤ「シャロもだ」
シャロ「あっ メグちゃんマヤちゃん」
マヤ「うわっ!リゼがいる!!ビョーキが移るぞー!!」
メグ「やぁい やぁい」
リゼ「うーっ!!」
シャロ「なっ ひどい…」
シャロ(なんでこんなことになっちゃったんだろう…)
シャロ(リゼ先輩がこうなってから みんなリゼ先輩から離れてった…学校のみんなも…ココアもチノも千夜も…)
シャロ(私だけは…私だけはリゼ先輩の味方ですからね)
リゼ「だぁ~」
10: 2016/09/02(金) 22:09:41.802 ID:U2ppGetQK.net
-今年の1月
シャロ「格安スキーバスツアー?!」
千夜「ええ シャロちゃん リゼちゃんの誕生日になにかしたいって言ってたじゃない?」
シャロ「この冬はリゼ先輩と思い出作りたいと思ってたのよね」
千夜「これならシャロちゃんのお金だけでもリゼちゃんと旅行にいけるわよ」
シャロ「ちょっと高いけど…リゼ先輩とふたりっきりで…」
シャロ「よし!バイトがんばろ!ありがとう千夜!」
-学校
リゼ「スキー?」
シャロ「は…はい!お金は全部 私が出します!だからいっしょに!」
リゼ「いや 交通費くらいは 私が出すよ それか新幹線か飛行機でいくか?」
シャロ「ダ…ダメです!もうすぐ先輩 誕生日ですから 全額 私に出させてください!」
リゼ「シャロ…」
リゼ「わかったよ ありがとなシャロ」
シャロ「夜行バスでスキー場まで向かうんですよ 楽しみ!」
シャロ「格安スキーバスツアー?!」
千夜「ええ シャロちゃん リゼちゃんの誕生日になにかしたいって言ってたじゃない?」
シャロ「この冬はリゼ先輩と思い出作りたいと思ってたのよね」
千夜「これならシャロちゃんのお金だけでもリゼちゃんと旅行にいけるわよ」
シャロ「ちょっと高いけど…リゼ先輩とふたりっきりで…」
シャロ「よし!バイトがんばろ!ありがとう千夜!」
-学校
リゼ「スキー?」
シャロ「は…はい!お金は全部 私が出します!だからいっしょに!」
リゼ「いや 交通費くらいは 私が出すよ それか新幹線か飛行機でいくか?」
シャロ「ダ…ダメです!もうすぐ先輩 誕生日ですから 全額 私に出させてください!」
リゼ「シャロ…」
リゼ「わかったよ ありがとなシャロ」
シャロ「夜行バスでスキー場まで向かうんですよ 楽しみ!」
12: 2016/09/02(金) 22:13:42.470 ID:U2ppGetQK.net
-ツアー当日
シャロ「リゼ先輩とふたりっきりで旅行か~♪」
ココア「リゼちゃんだけずるい!私も行きたいよ!ぶぅぶぅ」
チノ「これはリゼさんへの誕生日プレゼントなんですから」
千夜「そうよココアちゃん それに…2人の邪魔をしちゃ悪いでしょ」
リゼ「じゃあな みんな ついたらまた連絡する」
シャロ「夜行バスってワクワクするわよね」
千夜「おみやげ楽しみにしてるわ」
ココア「リゼちゃ~~~ん!!シャロちゃ~~~ん!!いってらっしゃーい!!」
チノ「なにも今生の別れじゃないんですから…」
シャロ「リゼ先輩とふたりっきりで旅行か~♪」
ココア「リゼちゃんだけずるい!私も行きたいよ!ぶぅぶぅ」
チノ「これはリゼさんへの誕生日プレゼントなんですから」
千夜「そうよココアちゃん それに…2人の邪魔をしちゃ悪いでしょ」
リゼ「じゃあな みんな ついたらまた連絡する」
シャロ「夜行バスってワクワクするわよね」
千夜「おみやげ楽しみにしてるわ」
ココア「リゼちゃ~~~ん!!シャロちゃ~~~ん!!いってらっしゃーい!!」
チノ「なにも今生の別れじゃないんですから…」
13: 2016/09/02(金) 22:16:46.293 ID:U2ppGetQK.net
-バス内
『ウェーイ??』
『ウェーイ?!』
『ウェーイ!!』
リゼ「みんな楽しそうだな」
シャロ「うっうっ」
リゼ「バス酔いか?シャロ?」
シャロ「はいぃ…」
リゼ「おいおい夜行バスだぞ」
リゼ「仕方ないやつだな ひざまくらしてやる」
シャロ「しぇんぱい」
リゼ「かわいいやつめ よしよし」
ナデナデ
シャロ「ハァー ハァー ハァー」
シャロ(先輩のひざまくら!!しかも先輩が背中さすってくれてる!)
シャロ(幸せ………もう私 氏んでもいい…)
『ウェーイ??』
『ウェーイ?!』
『ウェーイ!!』
リゼ「みんな楽しそうだな」
シャロ「うっうっ」
リゼ「バス酔いか?シャロ?」
シャロ「はいぃ…」
リゼ「おいおい夜行バスだぞ」
リゼ「仕方ないやつだな ひざまくらしてやる」
シャロ「しぇんぱい」
リゼ「かわいいやつめ よしよし」
ナデナデ
シャロ「ハァー ハァー ハァー」
シャロ(先輩のひざまくら!!しかも先輩が背中さすってくれてる!)
シャロ(幸せ………もう私 氏んでもいい…)
15: 2016/09/02(金) 22:18:48.712 ID:U2ppGetQK.net
シャロ「きれいな景色!」
『おい カーテン閉めろ!』
『眠れねェだろうが!!』
シャロ「は…はぁい」
ピシャッ
シャロ(ああ 夜の景色見られないなんてつまんないなぁ)
シャロ(寝たふりしとこ)
リゼ「寝たなこいつ」
~♪
リゼ「もしもし?ココアか?バスの中だから電話かけてくるなよ」
シャロ(ココアから電話?)
リゼ「シャロはもう寝てる すごくはしゃいでたからな」
シャロ(私の話?)
リゼ「うれしいよ 本当はシャロも自分の生活でいっぱいいっぱいなのに 私を誘ってくれて」
シャロ(先輩!)
リゼ「だからシャロの誕生日のときは 私が遠くへつれてってやるんだ こんなことシャロが起きてたら恥ずかしくて言えないけどな」
シャロ(ふふっ 起きてますよ♪)
『おい カーテン閉めろ!』
『眠れねェだろうが!!』
シャロ「は…はぁい」
ピシャッ
シャロ(ああ 夜の景色見られないなんてつまんないなぁ)
シャロ(寝たふりしとこ)
リゼ「寝たなこいつ」
~♪
リゼ「もしもし?ココアか?バスの中だから電話かけてくるなよ」
シャロ(ココアから電話?)
リゼ「シャロはもう寝てる すごくはしゃいでたからな」
シャロ(私の話?)
リゼ「うれしいよ 本当はシャロも自分の生活でいっぱいいっぱいなのに 私を誘ってくれて」
シャロ(先輩!)
リゼ「だからシャロの誕生日のときは 私が遠くへつれてってやるんだ こんなことシャロが起きてたら恥ずかしくて言えないけどな」
シャロ(ふふっ 起きてますよ♪)
16: 2016/09/02(金) 22:20:27.338 ID:U2ppGetQK.net
リゼ「…」
トロォ…
リゼ「ZZZ(ゼットゼットゼット)」
シャロ(!)
シャロ(超貴重 リゼ先輩の寝顔!かわいい!)
シャロ(リゼ先輩!私 リゼ先輩のことが大好きです!)
シャロ(な~んていったら引かれちゃうわよね)
リゼ「ぐぅ…私もシャロ…好きだぞ…」
シャロ(?!!)
シャロ(な…なに今の…!?寝言?!?!)
トロォ…
リゼ「ZZZ(ゼットゼットゼット)」
シャロ(!)
シャロ(超貴重 リゼ先輩の寝顔!かわいい!)
シャロ(リゼ先輩!私 リゼ先輩のことが大好きです!)
シャロ(な~んていったら引かれちゃうわよね)
リゼ「ぐぅ…私もシャロ…好きだぞ…」
シャロ(?!!)
シャロ(な…なに今の…!?寝言?!?!)
19: 2016/09/02(金) 22:26:31.503 ID:U2ppGetQK.net
-
運転手「…」
ヘラジカ「モォォォォ…」
運転手「なんだあいつ!!危ねェぞ!!」
ギャギャギャ
運転手「らあああああ?!」
ギャルギャルギャル
ガコンガコンガコンッ
シャロ「きゃっ!!なに?!」
リゼ「ハッ!!敵襲か?!」
リゼ「シャロ!私につかまれ!!」
シャロ「先輩ッッッ!!」
ギュッ
『えっ?!えっ?!えっ?!』
『ヤダッ?!なにッ?!』
『ウェイ?!ウェイッ?!!』
『なんかヤバい!!ヤバい!!ヤバい!!ヤバい!!!ヤバい!!!!』
『落ちるッ!!落ちるって!!!』
『誰か止めてーーー!!!!』
運転手「…」
ヘラジカ「モォォォォ…」
運転手「なんだあいつ!!危ねェぞ!!」
ギャギャギャ
運転手「らあああああ?!」
ギャルギャルギャル
ガコンガコンガコンッ
シャロ「きゃっ!!なに?!」
リゼ「ハッ!!敵襲か?!」
リゼ「シャロ!私につかまれ!!」
シャロ「先輩ッッッ!!」
ギュッ
『えっ?!えっ?!えっ?!』
『ヤダッ?!なにッ?!』
『ウェイ?!ウェイッ?!!』
『なんかヤバい!!ヤバい!!ヤバい!!ヤバい!!!ヤバい!!!!』
『落ちるッ!!落ちるって!!!』
『誰か止めてーーー!!!!』
20: 2016/09/02(金) 22:28:22.369 ID:U2ppGetQK.net
ココア「よく寝たぁ」
ココア「めざましじゃんけんでポイントためないと」
ポチッ
『今日のめざましじゃんけんは ありません』
ココア「えっ?!なんでー?」
『なぜなら速報が入ったからです 今日 未明 横転して森へ転落したバスをヘリコプターが発見しました』
ココア「そうなんだ」
ココア「あれ…?このバスって………」
ココア「そんなわけないよ リゼちゃんたちが乗ってるバスなわけない…」
チノ「どうしたんですか?」
ココア「この時期だもん!!スキーのツアーのバスなんてたくさんあるよね?!」
チノ「な…なんですか急に…テレビが見えないので どいてくだ…」
チノ「………」
ココア「ねぇ 違うよね?このバス 違うバスだよね…?」
ポロポロッ
ココア「なんで答えてくれないの?!!」
ココア「めざましじゃんけんでポイントためないと」
ポチッ
『今日のめざましじゃんけんは ありません』
ココア「えっ?!なんでー?」
『なぜなら速報が入ったからです 今日 未明 横転して森へ転落したバスをヘリコプターが発見しました』
ココア「そうなんだ」
ココア「あれ…?このバスって………」
ココア「そんなわけないよ リゼちゃんたちが乗ってるバスなわけない…」
チノ「どうしたんですか?」
ココア「この時期だもん!!スキーのツアーのバスなんてたくさんあるよね?!」
チノ「な…なんですか急に…テレビが見えないので どいてくだ…」
チノ「………」
ココア「ねぇ 違うよね?このバス 違うバスだよね…?」
ポロポロッ
ココア「なんで答えてくれないの?!!」
21: 2016/09/02(金) 22:31:04.039 ID:U2ppGetQK.net
-
シャロ「う…うぅ…痛い…体中が痛い…」
ピクピク
『痛いよぉ…』
『た…助けて…』
『誰かー!!』
シャロ「そんな…地獄だ…」
シャロ「!!」
シャロ「先輩ッ?!リゼ先輩は?!!」
リゼ「」
ガクガクガク
シャロ「ウソでしょ?!リゼ先輩!リゼ先輩!!」
シャロ「リゼ先輩~~~ッ!!」
シャロ「う…うぅ…痛い…体中が痛い…」
ピクピク
『痛いよぉ…』
『た…助けて…』
『誰かー!!』
シャロ「そんな…地獄だ…」
シャロ「!!」
シャロ「先輩ッ?!リゼ先輩は?!!」
リゼ「」
ガクガクガク
シャロ「ウソでしょ?!リゼ先輩!リゼ先輩!!」
シャロ「リゼ先輩~~~ッ!!」
24: 2016/09/02(金) 22:38:19.434 ID:U2ppGetQK.net
-病院
ココア「リゼちゃん!!リゼちゃんは?!」
千夜「リゼちゃんに会わせてください!!」
チノ「ここがシャロさんとリゼさんの病室ですよ!!」
ガチャ
シャロ「うぇっ…うぇっ…うっ…」
ポロッポロッ…
リゼ「…」
ココア「よかった!!2人ともケガしてるけど大丈夫そう!」
リゼ「だう~??」
ココア・チノ・千夜「あっ………」
シャロ「リゼ先輩がっ…リゼ先輩がぁぁぁ………」
医者「頭部にかなり強い衝撃を受けたため 脳に重い障害が残ってしまったようです」
医者「もう戻らんでしょう なんなら安楽氏って方法も…」
リゼの父「きさまァァァァッ!!」
医者「だってこの娘がこれから見るのは地獄!しかもそれを地獄と認識することもできない!!」
シャロ「もうやめてェェェェッ!!」
リゼ「だ~う」
ココア「リゼ…ちゃん…」
ココア「リゼちゃん!!リゼちゃんは?!」
千夜「リゼちゃんに会わせてください!!」
チノ「ここがシャロさんとリゼさんの病室ですよ!!」
ガチャ
シャロ「うぇっ…うぇっ…うっ…」
ポロッポロッ…
リゼ「…」
ココア「よかった!!2人ともケガしてるけど大丈夫そう!」
リゼ「だう~??」
ココア・チノ・千夜「あっ………」
シャロ「リゼ先輩がっ…リゼ先輩がぁぁぁ………」
医者「頭部にかなり強い衝撃を受けたため 脳に重い障害が残ってしまったようです」
医者「もう戻らんでしょう なんなら安楽氏って方法も…」
リゼの父「きさまァァァァッ!!」
医者「だってこの娘がこれから見るのは地獄!しかもそれを地獄と認識することもできない!!」
シャロ「もうやめてェェェェッ!!」
リゼ「だ~う」
ココア「リゼ…ちゃん…」
27: 2016/09/02(金) 22:46:59.151 ID:U2ppGetQK.net
それから私たちは おかしくなってしまったリゼちゃんと
一生懸命 向き合いました
ココア「ここ リゼちゃんとよくいっしょに買い物にいったよね」
リゼ「あう?」
ビリビリ
ココア「リゼちゃん!それまだレジ通してないから開けちゃダメだよ!!」
でも一生懸命 向き合えば向き合うほど
以前のリゼちゃんが戻って来ないことを実感するだけでした
チノ「リゼさんはしばらくカップを拭いてください」
リゼ「う~」
チノ「大丈夫ですよ 平日だからそんなに忙しくないはずですから…」
リゼ「あう?」
パリーンッ
チノ「…」
リゼ「うー!うー!」
パリーンッ パリーンッ
チノ「…」
イラッ
一生懸命 向き合いました
ココア「ここ リゼちゃんとよくいっしょに買い物にいったよね」
リゼ「あう?」
ビリビリ
ココア「リゼちゃん!それまだレジ通してないから開けちゃダメだよ!!」
でも一生懸命 向き合えば向き合うほど
以前のリゼちゃんが戻って来ないことを実感するだけでした
チノ「リゼさんはしばらくカップを拭いてください」
リゼ「う~」
チノ「大丈夫ですよ 平日だからそんなに忙しくないはずですから…」
リゼ「あう?」
パリーンッ
チノ「…」
リゼ「うー!うー!」
パリーンッ パリーンッ
チノ「…」
イラッ
29: 2016/09/02(金) 23:10:24.584 ID:U2ppGetQK.net
ココア「疲れちゃったよぉ~」
チノ「リゼさん…本当に戻るんでしょうか…」
シャロ「なに言ってるの!戻るに決まってるでしょ!」
千夜「シャロちゃん…リゼちゃんの介護のためにバイトやめたそうね…」
シャロ「う…うん…学校では私が 放課後はみんなが 家ではお手伝いさんがリゼ先輩の面倒を見てるから大丈夫!」
千夜「…」
千夜(誰かが言わなきゃいけないこと…私が言わないと…悪者になるのは私でいい…)
千夜「もういいんじゃないかしら」
『!!!』
千夜「リゼちゃんの家の人がリゼちゃんの介護をしてくれるなら…私たちがリゼちゃんの介護をしなくても…」
シャロ「わ…私たちにリゼ先輩を見捨てろっていうの?!」
千夜「お医者さんも治る見込みがないって言ってたでしょ…これ以上はもう…辛いだけよ…私たちも体力的に限界だし…」
チノ「私もそうだと思います…あんなの…リゼさんじゃないです…それなのにリゼさんのために わざわざ時間作って…」
シャロ「なんで…なんで2人ともそんなひどいこと言うの?!」
シャロ「ココアは!!ココアは違うよね?!」
ココア「…」
ココア「…ごめん」
シャロ「…もうわかった…この薄情者…みんな嫌いよ…」
チノ「リゼさん…本当に戻るんでしょうか…」
シャロ「なに言ってるの!戻るに決まってるでしょ!」
千夜「シャロちゃん…リゼちゃんの介護のためにバイトやめたそうね…」
シャロ「う…うん…学校では私が 放課後はみんなが 家ではお手伝いさんがリゼ先輩の面倒を見てるから大丈夫!」
千夜「…」
千夜(誰かが言わなきゃいけないこと…私が言わないと…悪者になるのは私でいい…)
千夜「もういいんじゃないかしら」
『!!!』
千夜「リゼちゃんの家の人がリゼちゃんの介護をしてくれるなら…私たちがリゼちゃんの介護をしなくても…」
シャロ「わ…私たちにリゼ先輩を見捨てろっていうの?!」
千夜「お医者さんも治る見込みがないって言ってたでしょ…これ以上はもう…辛いだけよ…私たちも体力的に限界だし…」
チノ「私もそうだと思います…あんなの…リゼさんじゃないです…それなのにリゼさんのために わざわざ時間作って…」
シャロ「なんで…なんで2人ともそんなひどいこと言うの?!」
シャロ「ココアは!!ココアは違うよね?!」
ココア「…」
ココア「…ごめん」
シャロ「…もうわかった…この薄情者…みんな嫌いよ…」
36: 2016/09/03(土) 01:47:03.175 ID:iDWRYjJyM.net
リゼ「すぅすぅ」
シャロ「疲れて寝ちゃったわ」
シャロ「ふふふ こうやって見てると赤ちゃんみたい」
リゼ「ろ……」
シャロ「え?」
リゼ「しゃろ」
シャロ「!?」
シャロ「疲れて寝ちゃったわ」
シャロ「ふふふ こうやって見てると赤ちゃんみたい」
リゼ「ろ……」
シャロ「え?」
リゼ「しゃろ」
シャロ「!?」
38: 2016/09/03(土) 01:48:23.844 ID:iDWRYjJyM.net
俺は1じゃないしssも書いたことがないんだ
40: 2016/09/03(土) 01:52:45.137 ID:iDWRYjJyM.net
シャロ「今私の名前を!?」
リゼ「くぅ」
シャロ「リゼ先輩!リゼ先輩!」ガタガタッ
リゼ「う…う…うだー…だうあうあー!!」プンプン
シャロ「あ ごめん 起こしちゃったわ」
リゼ「うぎゃぎゃあーー!」ボカスカ
シャロ「痛い痛い!ごめんなさい!叩かな…いたっ」
リゼ「くぅ」
シャロ「リゼ先輩!リゼ先輩!」ガタガタッ
リゼ「う…う…うだー…だうあうあー!!」プンプン
シャロ「あ ごめん 起こしちゃったわ」
リゼ「うぎゃぎゃあーー!」ボカスカ
シャロ「痛い痛い!ごめんなさい!叩かな…いたっ」
41: 2016/09/03(土) 01:55:03.142 ID:iDWRYjJyM.net
翌日
ココア「リゼちゃんがシャロちゃんの名前を呼んだって!?」
シャロ「うん…寝言だけどそう聞こえたの」
千夜「とうとう幻聴を…」
チノ「しっ」
シャロ(あれだけ離れていっても リゼ先輩が回復するかもってわかったら戻ってきた)
シャロ(先輩は幸せ者ね)
ココア「リゼちゃんがシャロちゃんの名前を呼んだって!?」
シャロ「うん…寝言だけどそう聞こえたの」
千夜「とうとう幻聴を…」
チノ「しっ」
シャロ(あれだけ離れていっても リゼ先輩が回復するかもってわかったら戻ってきた)
シャロ(先輩は幸せ者ね)
44: 2016/09/03(土) 02:00:02.669 ID:iDWRYjJyM.net
リゼ「だうー」
千夜「とても戻ったようには見えないけれど…」
シャロ(やっぱり聞き間違いだったのかな)
シャロ「き 今日は集まってくれてありがとね ごめん 私どうかしてたみたい」
シャロ「行こっ 先輩」
リゼ「あああ~」
ココア「あっ…」
千夜「とても戻ったようには見えないけれど…」
シャロ(やっぱり聞き間違いだったのかな)
シャロ「き 今日は集まってくれてありがとね ごめん 私どうかしてたみたい」
シャロ「行こっ 先輩」
リゼ「あああ~」
ココア「あっ…」
45: 2016/09/03(土) 02:05:33.050 ID:iDWRYjJyM.net
医者「うーん やはり何も変わっていないようですねえ」
リゼ「きゃっきゃっ」
シャロ「そう…ですか…」
医者「桐間さん ご友人がこのようなことになってしまったのは悲しいことですが…あなたも少し疲れてるんじゃありませんか?」
シャロ「…………」
シャロ(そうなのかな)
リゼ「きゃっきゃっ」
シャロ「そう…ですか…」
医者「桐間さん ご友人がこのようなことになってしまったのは悲しいことですが…あなたも少し疲れてるんじゃありませんか?」
シャロ「…………」
シャロ(そうなのかな)
46: 2016/09/03(土) 02:20:37.100 ID:eye+Lhb8M.net
シャロ「ねぇリゼ先輩?」
リゼ「あうー」
シャロ「ははっ 聞いてるわけ無いか」
『聞いてるぞ』
シャロ「え?」
『あっははっ シャロは本当に仕方のない奴だな』
シャロ「先輩…先輩ぃ!」
『あ そうだ もうすぐお前の誕生日だったっけ 約束通りどこかへ行くか?』
シャロ「そういえば…事故からもうそんなに…」
シャロ「ぐす…先輩とだったらぁ…どこへだって行きますう」
リゼ「あうー」
シャロ「ははっ 聞いてるわけ無いか」
『聞いてるぞ』
シャロ「え?」
『あっははっ シャロは本当に仕方のない奴だな』
シャロ「先輩…先輩ぃ!」
『あ そうだ もうすぐお前の誕生日だったっけ 約束通りどこかへ行くか?』
シャロ「そういえば…事故からもうそんなに…」
シャロ「ぐす…先輩とだったらぁ…どこへだって行きますう」
47: 2016/09/03(土) 02:25:38.653 ID:eye+Lhb8M.net
『よし じゃあ どこか遠くに行くか!』ニコッ
シャロ「はい!」ニコッ
ピーーーーーーーーー
リゼ「シャロー!シャローーー!!」
ココア「うぅ シャロちゃん…」
チノ「シャロさん」
千夜「くぁ……」
医者「ご臨終です」
完
シャロ「はい!」ニコッ
ピーーーーーーーーー
リゼ「シャロー!シャローーー!!」
ココア「うぅ シャロちゃん…」
チノ「シャロさん」
千夜「くぁ……」
医者「ご臨終です」
完
49: 2016/09/03(土) 02:27:10.092 ID:eye+Lhb8M.net
笑ゥせぇるすまんと世にも奇妙な物語オタクの俺にはこうすることしかできなかった
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります