1: 2009/11/27(金) 21:38:07.85 ID:GbCWVDBb0
神楽「あれ?何アルかあの空の・・・」
新八「え?ほんとだ・・・銀さんなんでしょう、あの空から落ちてくるのは」
銀時「あ?こんな時代空から槍が降ってこようが船が降ってこようがチョコが降ってこようが不思議な事でもねーだろ。ほっとけよ」
新八「え?ほんとだ・・・銀さんなんでしょう、あの空から落ちてくるのは」
銀時「あ?こんな時代空から槍が降ってこようが船が降ってこようがチョコが降ってこようが不思議な事でもねーだろ。ほっとけよ」
4: 2009/11/27(金) 21:45:08.58 ID:GbCWVDBb0
神楽「えらくゆっくりと落ちてくるアルな」ダッ
銀時「おいほっとけっつってんだろ、もたもたしてると金曜ロードショー始まっちまうだろうが。まいこはーん見れなくなんだろうーが」
新八「まいこはーんは昨日でしたよ」
銀時「おいどういうことだ何で今まで言わなかった何で今日一日俺を踊らせ続けた」
新八「言いましたよ昨日。銀さんが早くから飲んで来て酔い潰れてたんじゃないっすか。それで昨日丸一日分の記憶がすっぽり抜けてるんじゃないすか?」
銀時「おいおいどうしよう今日座敷遊びを嗜んで明日むふふんな映像ソフトを嗜みに行くという計画がおじゃんだよ」
新八「おじゃんになるべくしてなった計画だよどんな嗜み方してんだ!」
銀時「来週の金曜ロードショーは?」
新八「ええっと確か・・・」
神楽「あれ見るアル!落ちてきてるの人間ネ!」
銀時「おいほっとけっつってんだろ、もたもたしてると金曜ロードショー始まっちまうだろうが。まいこはーん見れなくなんだろうーが」
新八「まいこはーんは昨日でしたよ」
銀時「おいどういうことだ何で今まで言わなかった何で今日一日俺を踊らせ続けた」
新八「言いましたよ昨日。銀さんが早くから飲んで来て酔い潰れてたんじゃないっすか。それで昨日丸一日分の記憶がすっぽり抜けてるんじゃないすか?」
銀時「おいおいどうしよう今日座敷遊びを嗜んで明日むふふんな映像ソフトを嗜みに行くという計画がおじゃんだよ」
新八「おじゃんになるべくしてなった計画だよどんな嗜み方してんだ!」
銀時「来週の金曜ロードショーは?」
新八「ええっと確か・・・」
神楽「あれ見るアル!落ちてきてるの人間ネ!」
7: 2009/11/27(金) 21:53:04.57 ID:GbCWVDBb0
万事屋
アナウンサー『・・・昨日の飛行船強盗事件ですが・・・』
シータ「・・・・・・・ここは・・・?」
定春「わん」
シータ「きゃあ!」
神楽「あ!起きたアルか!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スナック
お登勢「へえ女の子が・・・」
銀時「まだ寝てるんで何にも話聞けてねーがまた勢いよくトラブルが舞い込んできたもんだぜ」
キャサリン「若イ女ノ子二人ト一戸屋根ノシタ、オーウ、犯罪ノカオリガプンプンシマース」
銀時「泥の匂いしかしない前科持ちは黙っとけ」
たま「キャサリン様からはドブの香りがする、とデータに書き加えておきます」
キャサリン「ヨケーナモン加エテンジャネェ!」
アナウンサー『・・・昨日の飛行船強盗事件ですが・・・』
シータ「・・・・・・・ここは・・・?」
定春「わん」
シータ「きゃあ!」
神楽「あ!起きたアルか!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スナック
お登勢「へえ女の子が・・・」
銀時「まだ寝てるんで何にも話聞けてねーがまた勢いよくトラブルが舞い込んできたもんだぜ」
キャサリン「若イ女ノ子二人ト一戸屋根ノシタ、オーウ、犯罪ノカオリガプンプンシマース」
銀時「泥の匂いしかしない前科持ちは黙っとけ」
たま「キャサリン様からはドブの香りがする、とデータに書き加えておきます」
キャサリン「ヨケーナモン加エテンジャネェ!」
10: 2009/11/27(金) 22:10:22.03 ID:GbCWVDBb0
お登勢「あんたその子今朝ニュースでやってた飛行船強盗のやつと関係あるんじゃないのかい?」
銀時「・・・しょうがねえ幕府の犬ッコロさんにでも連絡してみるか・・・」
ガラッ
桂「それはやめておいた方がいい」
エリザベス『やめておいたほうがいい』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真撰組隊員『桂何処へいった!?』
隊員『まだ近くにいる!逃がすな!』
桂「・・・ふん」
銀時「どういうことだヅラ」
桂「ヅラじゃない桂だ。・・・昨日の飛行船強盗事件は知っているか?」
銀時「・・・しょうがねえ幕府の犬ッコロさんにでも連絡してみるか・・・」
ガラッ
桂「それはやめておいた方がいい」
エリザベス『やめておいたほうがいい』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真撰組隊員『桂何処へいった!?』
隊員『まだ近くにいる!逃がすな!』
桂「・・・ふん」
銀時「どういうことだヅラ」
桂「ヅラじゃない桂だ。・・・昨日の飛行船強盗事件は知っているか?」
14: 2009/11/27(金) 22:19:12.46 ID:GbCWVDBb0
銀時「今聞いてたとこだ、やっぱりそれと関係あるのか?」
桂「昨日の夜から見慣れぬ連中がここらを嗅ぎ回っている。天人じゃない・・・おそらく西洋人だろう」
銀時「昨日の夜から・・・そいつらがあの子を狙ってるって言うのか?」
桂「さあな、しかしやつら上手く変装して観光客を装ったつもりのようだが俺ぐらいになると匂いで分かるわ、やつらがどういう生き方をしてきてる連中なのかを!」
銀時「さすが爆薬の匂いと垂れ流してる奴はいう事が違うな」
たま「追加で貧乏臭さ、胡散臭さを検出致しました」
お登勢「じゃあなおさら幕府の連中のとこへ連れてった方がいいんじゃないのかい?」
桂「そやつらとは別に血眼になってこの辺りを嗅ぎ回っている組織がいる、俺も今度は逃げるのに骨が折れた」
銀時「連中か」
桂「ああ、真撰組だ」
桂「昨日の夜から見慣れぬ連中がここらを嗅ぎ回っている。天人じゃない・・・おそらく西洋人だろう」
銀時「昨日の夜から・・・そいつらがあの子を狙ってるって言うのか?」
桂「さあな、しかしやつら上手く変装して観光客を装ったつもりのようだが俺ぐらいになると匂いで分かるわ、やつらがどういう生き方をしてきてる連中なのかを!」
銀時「さすが爆薬の匂いと垂れ流してる奴はいう事が違うな」
たま「追加で貧乏臭さ、胡散臭さを検出致しました」
お登勢「じゃあなおさら幕府の連中のとこへ連れてった方がいいんじゃないのかい?」
桂「そやつらとは別に血眼になってこの辺りを嗅ぎ回っている組織がいる、俺も今度は逃げるのに骨が折れた」
銀時「連中か」
桂「ああ、真撰組だ」
17: 2009/11/27(金) 22:25:32.85 ID:GbCWVDBb0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
定春「はぁはぁべろべろ」
シータ「きゃあ、ふふ」
神楽「シーちゃんも天人アルか?」
シータ「いいえ、私は地球人よ。私天人さんってはじめて見ちゃった、私達とあまり変わらないのね」
神楽「そうアルな、にひひ」
シータ「ふふ」
神楽「そうだ!その首飾り貸してくれないアルか?」
シータ「?」
神楽「見とくネ!」
定春「ハァハァ、ハァハァ」
18: 2009/11/27(金) 22:32:33.68 ID:GbCWVDBb0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キャサリン「イナクナッタアノ子ヲサガシテルダケジャケツカンノン?」
銀時「読みにくい喋んな」
桂「確かにそうかもしれん。しかし問題はやつらの飼い主のほうだ」
銀時「幕府の連中があの子を捜してるって言うのか?」
桂「それも幕府直属の機関のみを使い表沙汰にはせずあくまで隠密に、だ。まあ真撰組の連中にそんな器用な真似はできないみたいだが」
お登勢「確かに行方不明者の話なんて聞かないし、ニュースでもやってないねえ」
銀時「飛行船強盗といい胡散臭い連中といいやつらといい、なんか大きな話になってきやがったな」
ドオン
銀時「なんだ?外か?」
20: 2009/11/27(金) 22:41:32.21 ID:GbCWVDBb0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ターミナル客室
モウロ将軍「何をやっているのだ!娘っ子一人探し出すのにどれだけかかっている!」
近藤「・・・申し訳ない」
土方「・・・・・・」
ムスカ大佐「いやいや、貴方達はよくやってくれているよ。このまま捜索を続行してくれたまえ」
近藤「は!・・・行くぞトシ」
土方「・・・」
モウロ「くそ!無能な猿どもめ、身だしなみだけは一丁前で・・・」
ムスカ「閣下、不用意な発言はおやめください。」
モウロ「ふん!・・・我が軍であれば当の昔に探し出しておるわ」
ムスカ「我々では目立ち過ぎてしまいますよ閣下」
ターミナル客室
モウロ将軍「何をやっているのだ!娘っ子一人探し出すのにどれだけかかっている!」
近藤「・・・申し訳ない」
土方「・・・・・・」
ムスカ大佐「いやいや、貴方達はよくやってくれているよ。このまま捜索を続行してくれたまえ」
近藤「は!・・・行くぞトシ」
土方「・・・」
モウロ「くそ!無能な猿どもめ、身だしなみだけは一丁前で・・・」
ムスカ「閣下、不用意な発言はおやめください。」
モウロ「ふん!・・・我が軍であれば当の昔に探し出しておるわ」
ムスカ「我々では目立ち過ぎてしまいますよ閣下」
21: 2009/11/27(金) 22:55:22.09 ID:GbCWVDBb0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
土方「・・・なんであんな連中に顎で使われなきゃいけねぇ」
近藤「まあまあトシ。今回はとっつぁん直々の命令だ、仕方あるめえよ。それにあのムスカさん?だっけ?いい人そうじゃないか」
土方「だからあんたもっと人を見る目を・・・。この捜査だって公にもしないなんて怪しさバリバリじゃねーか」
近藤「そんなことはない!もしかしたらあの娘さんとあのおっさんは親子で、喧嘩して娘が飛び出しちゃったのかもしれない」
近藤「それであのおっさんも頑固だから探してるのを娘にばれたくないんだよ、探してるなんて恥ずかしくて。きっとそうさ!」
土方「・・・・・・はあ」
近藤「お、売店だ何か飲みモンでも買っていくか?支払いは俺に任せろー」バリバリ
土方「やめて!」
23: 2009/11/27(金) 23:03:50.64 ID:GbCWVDBb0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スナック前
神楽「あたた・・・」
新八「何やってんだい神楽ちゃん!」
妙「大丈夫?」
神楽「姉御・・・大丈夫アル」
銀時「何やってんだ神楽!お前ら今来たのか?」
新八「はい。着いたところで神楽ちゃんが屋根から飛び降りてきて・・・」
シータ「怪我してない?」
銀時「!」
神楽「大丈夫ネ、私こう見えても頑丈アル。これのおかげで空を飛んでたのかと思ったけどやっぱ違ったみたいアルな」
シータ「まあすごいのね」
神楽「これ返すネありがとう」
24: 2009/11/27(金) 23:21:47.37 ID:GbCWVDBb0
銀時「お前さんは大丈夫なのか?」
シータ「はい、私はなんともないです」
銀時「お前は何しに来たんだ?」
妙「あら、新ちゃんから話を聞いて大人数になるとご飯作るの大変だろうと思って。ハイ、お弁当」
銀時、神楽「・・・・・・」
たま「周囲から特Aクラスの危険物質の反応をキャッチしました」
新八「すいません・・・大丈夫って言ったんですけど・・・」
シータ「?」
テクテクテク
桂「!・・・銀時!あの連中だ」
シータ「あの人たち・・・飛行船を襲った海賊です」
銀時「ってことはやっぱり狙われてんのかお前さん」
お登勢「あんたは早くこっちにきな!」
シータ「は、はい」
シータ「はい、私はなんともないです」
銀時「お前は何しに来たんだ?」
妙「あら、新ちゃんから話を聞いて大人数になるとご飯作るの大変だろうと思って。ハイ、お弁当」
銀時、神楽「・・・・・・」
たま「周囲から特Aクラスの危険物質の反応をキャッチしました」
新八「すいません・・・大丈夫って言ったんですけど・・・」
シータ「?」
テクテクテク
桂「!・・・銀時!あの連中だ」
シータ「あの人たち・・・飛行船を襲った海賊です」
銀時「ってことはやっぱり狙われてんのかお前さん」
お登勢「あんたは早くこっちにきな!」
シータ「は、はい」
26: 2009/11/27(金) 23:35:02.30 ID:GbCWVDBb0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シャルル「おぅい何やってんだい?」
銀時「え?なにってそりゃ、もうあれですよこの町でやることなんて酒をひっかけて尻軽に引っかかってですよ。なあ?」
妙「誰が尻軽ですって?」メキメキメキメキ
銀時「痛っちょっあばばばばばばばば」
シャルル「そ、そうかい。・・・なあちょっと聞きたいんだが女の子を探してるんだが、黒い髪のお下げで」
銀時「!・・・おおいるぜ、ヘイカモン!」パチン
ガララッ
パチ恵「どーもお客さあん!パチ恵どぇーす!」
アンリ「・・・・・・・おい兄ちゃんもういこうぜ」コソコソ
31: 2009/11/27(金) 23:48:07.08 ID:GbCWVDBb0
ガララッ
キャサリン「待チナ!コノ私ヲ見テモ行ケルッテンナラ行ッテミナ!」
銀時「どう?」
ルイ「いやそういう女の子ってことじゃなくて、それにこんな化け物三匹相手にできるかよ」
アンリ「おい兄ちゃんもういこうぜこのまちこわい」
ガララ
神楽「そうネ!こんなとこに黒髪でお下げで黒い服で綺麗な首飾りをしてる子なんていないからさっさと行くネ」
三兄弟「!!」
銀時「何やってんだお前!!」バシッ
神楽「いて!」
34: 2009/11/27(金) 23:58:45.42 ID:GbCWVDBb0
ルイ「いるってんなら庇いたてしないほうがいいぜ、こちとらドーラ一家って海賊なんだ。痛い目見たかねーだろ?」
神楽「おうおうやろうってのカ!」
シャルル「ふん威勢のいいお嬢さんだ」ズイ
アンリ「やっちゃえ兄ちゃん!ちびらしてやれ!」
シャルル「ぬぅぅ・・・!!」グググッ
シャルル「ふうん!!」バリバリィ!
シャルル「ふうん」ニヤリ
神楽「・・・ふん」ニヤリ
神楽「やれやれ全く。ぬぬぬぬぅ・・・!!」ググググッ
銀時「やめんかバカタレ!」バシッ
神楽「あて!」
キャプテン・カツーラ「銀時、ここは任せて行くがいい」
エリザベス『カツーラ一家』
36: 2009/11/28(土) 00:12:02.00 ID:m/0t8vHg0
銀時「ヅラ・・・!」
キャプテン・カツーラ「ヅラじゃないキャプテン・カツーラだってばよ」
妙「ほら、新ちゃんも」
新八「え、でも姉上達を置いて・・・」
妙「よく分からないけどコノ子狙われてるんでしょう?女の子が困ってるときに助けてあげれないなんて立派なお侍さんになれないわよ?」
神楽「シーちゃん定春に乗るネ!」
シータ「あの・・・」
キャプテン・カツーラ「む?」
シータ「皆さん、ご無事で」
キャプテン・カツーラ「ふははははこの国の明日を見ることなく氏ぬ事などできん!」
銀時「行くぞぱっつぁん!」
新八「はい!」
ブロロロロロロ
シャルル「あ!こらまて!」
38: 2009/11/28(土) 00:25:00.57 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ターミナル
ムスカ「そうか、続けろ・・・」ガチャ
ムスカ「閣下」
モウロ「・・・むう」
ムスカ「見つけました」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
見晴らしのいい場所
ドーラ「・・・私の目から逃げられると思っているのかい?」
ドーラ「さあ馬鹿息子どもを拾って追い詰めるよ!」
ブロロロロロ
40: 2009/11/28(土) 00:34:39.41 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
裏道
原付一台犬一匹
新八「そうかシータちゃんって言うのか」
シータ「すいません皆さんに迷惑かけちゃって」
新八「なにこの位いつもの事だよ」
シータ「こんなことがいつもの事なんですか?」
新八「はは、それよりなんで海賊なんかに?お登勢さんたちの話じゃ真撰組も探してるって言うし」
シータ「それは・・・」
神楽「おうおういつまで鼻の下伸ばしてでれでれしてんだヨ」
新八「ちょ、そんなんしてねーし!でれでれなんてしてねーし!」
銀時「新八くーん危機的状況下での恋愛なんて長続きなんてしないもんだよ、簡単に冷めて痛い目見るのは君なんだよ?」
神楽「まじきもいアルしばらく私に話しかけないで」
新八「だからしてねえっつってんだろうがあああああ!いい加減にしろよ話がすすまねえだろうが!」
41: 2009/11/28(土) 00:50:36.69 ID:m/0t8vHg0
新八「ところで銀さんこの方角は・・・吉原に向かってるんですか!?」
銀時「ああ、あそこにゃ幕府の手はとどかねえ。日輪様々もいることだしな、上手く匿ってくれんだろう」
シータ「よしわら?」
神楽「頑張る女と駄目な男の集まる街アル。元締めだった奴も普通の不器用なだけの口リコンだったネ」
銀時「おいおい何が駄目だって?おれだって座敷の上なら全力投球だよ全身全霊のストレート投げ続けるよ」
シータ「口リコン?ストレート?」
新八「あの、今そういうのマジで勘弁してください。こっちが恥ずかしくなるんで」
新八「しかし大丈夫かなあ・・・」
銀時「あ?ババアやヅラ共なら大丈夫だろ。そう簡単にゃくたばらねえだろ」
新八「いや・・・むしろ海賊の人たちが心配なんですが」
44: 2009/11/28(土) 01:16:41.99 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スナック前
ルイ「ああちっくしょうあいつら!」
シャルル「こんなコスプレバカ共なんてさっさとノックアウトしてやる!」
キャプテン・カツーラ「コスプレバカじゃないキャプテン・カツーラだ。ふははは宇宙キャプテンであるこの俺をお前たちが倒すと・・・?」
エリザベス『キャプテン・カツーラさん。ここは自分に任してください』
キャプテン・カツーラ「おお!やってみるがいいエリザベス」
48: 2009/11/28(土) 01:23:38.49 ID:m/0t8vHg0
エリザベス『ふん・・・!!』グググッ
キャプテン・カツーラ「ん?何をやっているんだエリザベス?」
エリザベス『ぬぬぬっ・・!!』ググググッ
キャプテン・カツーラ「おい!や、やめろエリザベス!エリザべ」
エリザベス『ふうん!!!』バリバリバリィィイ!!
キャプテン・カツーラ「エ、エエエリザベエエエエエエエエス!!!」
シャルル「ふうむ・・・これはなかなかいい体だぜ」
ルイ「兄貴チャンスだぜあの長髪!勝手にノックアウトされててるぜ」
シャルル「おう!」ズイ
ガシッ
50: 2009/11/28(土) 01:35:27.85 ID:m/0t8vHg0
ガシッ
シャルル「ええ!?女の子に止められた!?」
たま「臭気、たんぱく質の分泌具合などから数週間お風呂に入ってない事が確認されます」
たま「よって許可が下り次第これから肉体の洗浄を始めます」
お登勢「ぴかぴかにしておやりな」プハー
たま「許可が下りました。これより洗浄を開始します」
シャルル「おれの許可は!?」
たま「優先順位が最下位にあります」ビリビリ
シャルル「うわあああ助けてくれえええ辱められるぅううう!!」
54: 2009/11/28(土) 01:47:03.77 ID:m/0t8vHg0
アンリ「何やってんだ兄ちゃんそんなのパコーンとやっちゃいなよ!」
シャルル「女の子を殴れるかあああ!!」
ルイ「たくもう待ってろ今・・・!?」ガシッ
アンリ「え?」ガシッ
妙「おい。さっき私のことも化け物と言ったな・・・?」
ルイ「え・・・?」
妙「さっき私のことを化け物といったな?」
56: 2009/11/28(土) 01:58:55.91 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
銀時「あの道ふさいでやがる車は・・・」
新八「あれは・・・土方さんですよ!どうしましょう!?」
神楽「私に任せるネ。シーちゃんこのボンボリ付けとき」
シータ「これを?わかった」
ブロロロロロキキィ
58: 2009/11/28(土) 02:20:43.70 ID:m/0t8vHg0
ブロロロロロキキィ
銀時「よお税金泥棒。今日のお仕事は納税者の通行を妨げる事ですか?」
土方「誰が税金泥棒だ。お前らこそ納税者っつっても叩けば埃まみれになりそうな連中じゃねえか」
銀時「あ?そんな事言って弱い者いじめみたいな真似ばかりしてねえでもっと金持ってるやつらに突っ込んでみたらどうだ?」
銀時「こないだもどっかの大名が氏人から謎の献金を」
新八「やめろおおおどんだけどろどろした罵り合いしてんだ下ネタよりも薄汚い空気がが漂ってんぞ!」
60: 2009/11/28(土) 02:31:09.64 ID:m/0t8vHg0
土方「・・・人を探している。黒髪でお下げでネックレスをしたそのチャイナの後ろの娘を」
神楽「残念でしたーチャイナの後ろもチャイナでしたー黒髪でお下げはあそこのメガネでーす」
新八「パチ恵どぇーす!」
土方「そーかならお前を確保な。連行する」ガチャ
新八「え?何これ?手錠?嘘、冗談ですよね?連行って・・・」
土方「お前の場合は業務執行妨害だ。お前らもこれ以上邪魔するようならそれなりの処分を下す」プハー
シータ「そんな!その人は関係ありません!」
神楽「銀ちゃんどうしよ新八がとろくてパクられたアル」
銀時「氏んだ奴のことを悪く言っちゃいかんよ、俺たちに出来るのは奴の氏を無駄にしないことだけだ」
新八「誰が氏んだんだああああ!!イカンよ、イカンイカンこの人たち僕を見捨てる気だよ!」
62: 2009/11/28(土) 02:44:00.31 ID:m/0t8vHg0
銀時「それはそうとおめえら、その『黒髪でお下げ』さんを見つけ出したらどうするつもりだい?」
銀時「こそこそつけ回すような陰湿な男供の前に女の子を差し出せと?」
新八「そうですよ、さっきもこの子海賊に狙われてたんですよ一体どうなっているんですか」
土方「海賊ぅ?どういうことだ?」ジロ
ムスカの部下「・・・・・・」
シータ「はっ・・・・・・!」
64: 2009/11/28(土) 02:54:27.65 ID:m/0t8vHg0
シータ「・・・・・・神楽ちゃん皆さんありがとう」
神楽「シーちゃん?どこ行くヨ・・・」
シータ「その人は関係ありません、おとなしく従うから開放してあげて下さい」
部下「・・・・・・」
新八「シータちゃん・・・」
ブロロロロロロッ
ドーラ「見つけたよ小娘ええええ!」
シャルル「ママ落ちちゃう!」
ドーラ「うるさいよちゃんと掴まっときな!・・・全く、女に袋叩きにされてたなんて情けなくてありゃしないよ」
ルイ「ママあれは女なんかじゃなかったよ・・・」ボロ
アンリ「・・・・・・」ボロ
65: 2009/11/28(土) 03:08:00.33 ID:m/0t8vHg0
神楽「銀ちゃんさっきの海賊どもネ」
銀時「おいなんだありゃ梅干の化け物みたいなのが増えてるじゃねえか」
新八「とうっ!!」
土方「なっおいはなせ!」
部下「くっ!」
新八「行って下さい銀さん!」
銀時「!・・・行くぞ神楽!」ガシ
シータ「きゃあ!」
ブロロロロロ
部下「待て!」サッ
土方「!・・・ガキに銃なんて向けんじゃねえ!」バシ
部下「ぐ・・・!」
ルイ「ママ前!」
ドーラ「構いやしないよつっこみな!」
66: 2009/11/28(土) 03:30:24.03 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シータ「離して!このままだと新八さんが!」
銀時「大丈夫だよあのゴリラが悪いようにはしねえさ、なんで定春にしっかり掴まってろ」
シータ「ゴリラ?ゴリラさんが新八さんを助けてくれるんですか?」
神楽「エネルギーを素敵にじゃなくてストーカーで陰湿に、だけどな」
銀時「しかし野郎がここに居たとなるとこの辺りはもう包囲されちまってんじゃねえのか?吉原に向かうどころじゃねえな」
67: 2009/11/28(土) 03:56:36.17 ID:m/0t8vHg0
ドーラ「お待ちいい!」
神楽「銀ちゃんあの水路ネ!源外のじーさんと一緒にターミナルに行くために使った地下通路があるアル」
銀時「ようし、お前らはそれを使って吉原に向かえ。俺は梅干を成仏させてくる」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
屋根伝い
沖田「ありゃ旦那じゃねえか、なんでまた」
神山「万事屋の!?なんでまた!?」
沖田「いや今そういったじゃんなんなの?というかなんでお前までここに居んの?」
神山「しかしこの辺り一帯は既に包囲済みっスよ袋のネズミっスよ!」
沖田「おい何いっちょ前に無視してんだ」
神山「あっ白髪足を捨てて追っ手に飛び移ったっス!しかしやつらは一体・・・」
沖田「俺もここからお前を投げ捨ててやるよ」
神山「!チャイナと目標は水路の方に降りたっス!」
沖田「なに?」
72: 2009/11/28(土) 04:24:27.41 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブロロロロロロ
銀時「おい梅干おばけええええ何いい年こいてやんちゃこいてんだあああああ!」
ドーラ「離しな小僧!あんたに構ってるほど暇じゃないんだよ!」
シャルル「ママ前見て!」
銀時「こんなお下げ誰が得すんだ!ババアはおとなしく今すぐにパンチパーマあてて来い!」ガシ
ドーラ「黙りな!こんな髪型以前の哀れな頭に何が言えるってんだい!」ガシ
銀時「誰が哀・戦士だぼけええええええ」
ルイ「ママ前見て!」
75: 2009/11/28(土) 04:34:51.70 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地下通路
タッタッタッ
シータ「ここは・・・」
神楽「安心するネ道は分かんないけど入り口と同じような出口がどこかにきっとあるヨ」
シータ「・・・ごめんね、こんな事に巻き込んじゃって」
神楽「まだそんなこといってるアルか?友達助けるの当然ネ。私達万事屋グラさんにどーんと任せるアル!」
シータ「友達・・・うん、ありがとう」
80: 2009/11/28(土) 04:48:39.34 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神楽達の前方
土方「どうだ目標は?」
沖田「ああ土方さん遅かったですね、他の出入り口も隈無らに固めさせやしたよ」
土方「しかしこんなところに潜るとは・・・」
沖田「目標はあの太いパイプの上一本道をやってきやすぜ、下は底も見えねえ真っ暗闇、他の出口も封じた」
沖田「袋のネズミってやつでさあ」
神山「隊長!それさっき自分が言ったっス!!」
沖田「うっさい黙ってろ」
85: 2009/11/28(土) 05:03:41.94 ID:m/0t8vHg0
土方「しかしおかしなことになってきたな。連中の下っ端目標に向けて銃なんか出してきやがった」
土方「人には傷付けずに捕らえろ、とか抜かしてやがって。この隠密行動命令といい、とことんモチベーションが下がりやがる」
沖田「まあまあ、これで止めを刺して終わりでさあ」ガチャ
土方「話し聞いてた?なんで銃向けた云々で文句言ってる横でバズーカ構えてんの?何が終わるの?おれたち?」
87: 2009/11/28(土) 05:31:36.67 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドーラ「待ちなあ小娘どもおお!」
ブロロロロロロ
神楽「!銀ちゃーん。駄目駄目じゃねーカ、新八より役に立ってないアル」
銀時「うるせええええええ今それどこじゃねええ!ちょっ、タンマこれ落ちたらまずいって、下にはアレンの心よりも深い闇が広がってるよ!」
ドーラ「ふん、落ちたときゃお経代わりにテルーの唄でも流してやるよ安心して落ちなあ!」
シャルル「ママ俺も落ちそう!」
89: 2009/11/28(土) 05:48:46.47 ID:m/0t8vHg0
沖田「きやがったぜ」ガチャ
土方「やめろおお馬鹿お前それで何を吹き飛ばす気だ?俺たちの首か!?」
沖田「冗談でさあ。あそこは一本道、目標が足場のしっかりした場所まで行ったらその直ぐ後ろを狙うんでさあ」
神山「追っ手の連中と分断するんスね!」
沖田「そういうことだ。言ってるところでチャンスがきましたぜ」
沖田「あばよチャイナ」ボソ
土方「えっ」
ドオン
チュドーン
神楽「ぎゃあああああああああああああ!」
シータ「きゃあああ!」
94: 2009/11/28(土) 06:13:55.02 ID:m/0t8vHg0
沖田「おっといけねえ」
土方「なにやってんだああああああああああ!なに?アバヨチャイナ、ってなに!?」
沖田「お呪いみたいなもんですぜ、十字切るみたいなもんでさあ」
土方「お前いい加減なのもいい加減にしろよおお!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブロロロロロロ
銀時「ぎゃああああ道があああああ!」
ドーラ「ちぃ!やってくれるじゃないか!野郎共前のパイプの中に飛び移るよ!」
ルイ「そんなの無理だよママァ!」
ドーラ「じゃあ氏ぬだけだよ覚悟しな!」
アンリ「そんなあ」
ドーラ「ほらあんたも行くんだよほんとにテルーの唄でも流されたいのかい!」
銀時「ちっきしょう!言われなくたって飛んでやらあ!I CAN FLY !On Your Mark!」
ドーラ「うちの腑抜けと違ってなかなか骨があるじゃないか!行くよ!」
96: 2009/11/28(土) 06:36:42.81 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シータ「神楽ちゃん!」
神楽「シーちゃああああああん!」ガシ
神楽「あんのマヨと糞Sあとで血祭りじゃあアアアア!その血とマヨネーズでSって書き殴ってやらアアアア!!」
神楽「あれ?えらくゆっくり落ちるアル」
パアァ
神楽「!シーちゃん首飾りが光ってる!」
シータ「え?・・・わあ」
神楽「私達飛んでるヨ!きゃっほおおおおおい!」
99: 2009/11/28(土) 06:58:16.12 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドーラ「お前たち見るんだよ!あれが飛行石の力だよ!」
3兄弟「!!」
銀時「かぺぺっ・・・、定春!おめえもここに飛び込んだのか」
定春「わん!」
銀時「神楽・・・!ってなんだありゃ・・・」
神楽「ぎゃはははは!公僕共おおお梅干いいいここまで来れるモンなら来てみろヨオオオオ!!ぎゃははh」
ドオン
チュドーン
神楽「ぎゃあああああああかすったああああああ」
100: 2009/11/28(土) 07:09:37.24 ID:m/0t8vHg0
土方「なんだありゃ、どうなってやがる」
神楽「あんにゃろおおおお!シーちゃん!こうなったらこのまま奴らが手を出せないところまで降りてくネ!」
シータ「でも銀さんも定春ちゃんもだいじょうぶかしら・・・」
神楽「大丈夫ネ定春はパイプの中に上手く飛び移ってたヨ、銀ちゃんも多分その辺にいるアル」
103: 2009/11/28(土) 07:26:10.69 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドーラ「素晴らしい!欲しい!」
ドオン グラグラ
銀時「ぎゃああああああああああ」
ドーラ「奥へ逃げるよ!」
ダダッ
土方「まさかあんな魔法みてーな方法で逃げられるたあ・・・やつら何かとんでもねぇ事隠してやがるな」
沖田「まだ旦那があの連中と一緒にいますが撃っちゃっていいんですかい」ドオン
チュドーン
土方「野郎はどうでもいい、連中は逃がすな」
105: 2009/11/28(土) 07:33:48.07 ID:m/0t8vHg0
ドーラ「絶対に手に入れてみせるう!」
銀時「なんで俺までこいつらと逃げなきゃいけねえんだああ涙出てくるわ!おい定春乗せてくれえ!」
定春「・・・」シュタタタ
銀時「なんでお前は二足歩行で逃げてんだあああ!おい、こっち見ろおい!無視すんな!」
定春「・・・」シュタタタ
銀時「はええええなああおいい!!」
108: 2009/11/28(土) 07:49:39.33 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地下通路最下層
神楽「一番下まで降りて着ちゃったアルな」
シータ「ええ、でもところどころに灯りがあって良かった」
神楽「真っ暗じゃないネ、これならまたどこからか上に登れるアル。逸れないよう手ぇ繋いで行くヨ」
シータ「ふふ、ええ」ギュッ
シータ「皆大丈夫かしら、新八さんもおば様達も酷い目に合わされてないかしら。それに銀さんも本当に・・・」
神楽「銀ちゃんや新八達はそんな柔じゃないヨ、心配するだけ無駄アル」
シータ「本当に信頼してるのね、じゃないとそんなこと言えないわ」
神楽「ゴキブリみたいにしぶといのを知ってるだけヨ。それよりシーちゃんはなんで狙われてるアルか?」
109: 2009/11/28(土) 07:54:28.90 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神楽「遠くから石と一緒にさらわれてきて・・・それにその石の不思議な力や御呪いの話・・・でもなんでこの国に?」
シータ「分からない、ただ見せたいものがあるって・・・」
シータ「・・・・・・私何も知らなかった。おばあちゃんからこの石を受け継いだときも、何も聞かされなかった・・・」
神楽「あー・・・・・・そうだ、お腹がすいたアル。シーちゃんまだ何も食べてなかったネ、酢昆布食べるアルか?」
シータ「わあありがとう。実はお腹ぺこぺこだったの」
シータ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すっぱ」
110: 2009/11/28(土) 08:08:08.51 ID:m/0t8vHg0
すまない寝る
残して頂いてたら続きを書かして頂く
残して頂いてたら続きを書かして頂く
160: 2009/11/28(土) 15:42:47.82 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガラッ
シータ「・・・!」
神楽「誰アルか!?」
三郎「御意」
神楽「三郎!ってことは・・・!」
源外「おいおいえらく深いとこまで潜ってやがるじゃねえか、探すのに苦労したぜ」
神楽「源外のじーさん!なんでこんなところに?」
シータ「知り合い?」
神楽「すんごい指名手配犯」
シータ「えっ」
源外「おい」
166: 2009/11/28(土) 16:08:06.05 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
源外「で、ババアに話聞かされておめぇさんたち探しに来たって訳よ」
神楽「でもババアもよくこの地下通路にいるって分かったアルな」
源外「外は真撰組の連中がこの通路の出入り口を警戒してたり突入の準備をしてたり慌しく動いてやがる」
源外「素人目でもなにかあると勘付くぜ、だがおかげで侵入口を探すだけでも苦労させられたがな」
シータ「銀さんは見つかってるんですか?」
172: 2009/11/28(土) 16:32:24.83 ID:m/0t8vHg0
源外「銀の字はまだだ。だが俺の息子達が探してる、安心しな」
シータ「息子?」
源外「へへ、こいつらのことさ」コンコン
三郎「御意」
シータ「まあ」
神楽「三郎って言うネ。手動でロケットパンチも撃てるすごいやつだよ」
源外「いや、撃てねーから。お前が腕ちぎってるだけだろうが」
神楽「見せてやるアル三郎!」
三郎「御意」
源外「いやお前も御意じゃねーよ」
シータ「ふふふ」
173: 2009/11/28(土) 16:52:41.07 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神楽「もうだいぶ歩いたヨ、出口はまだアルか?」
シータ「あれ?変よ、ここ灯りも無いのに明るいわ」
神楽「ホントだ・・・・・・うわ上見るネ!」
シータ「わあ・・・まるで星空みたい!」
源外「こいつはたまげた・・・」
神楽「シーちゃんまた石が光ってる!」
源外「こりゃあ、まさか飛行石か・・・!?」
シータ「知っているんですか!?」
176: 2009/11/28(土) 17:16:26.14 ID:m/0t8vHg0
源外「かつてラピュタ人だけが飛行石を加工する技術を持っていたといわれる・・・こんな物が実在したとは・・・」
神楽「なんでそんな事じーさんが知ってんだヨ」
源外「・・・・・・」
神楽「おい!ジジイ無視すんなヨ!」
源外「あ、ああすまん・・・・・・この辺りはターミナルの動力の源、龍穴と呼ばれる地だ」
源外「龍脈のエネルギー噴出地点である龍穴の地は飛行石を多く含んでいて、それも動力の一部として使われていると聞く」
源外そんな大きな飛行石を持ち込まれたことで、他の石が反応しちまってるんだ」
シータ「ラピュタ人というのは?」
源外「古い達公が話してたんだよ、空飛ぶ城・・・ラピュタを見たって」
184: 2009/11/28(土) 18:33:30.29 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神楽「つまりそのラピュタ人が飛行石を使って空飛ぶお城を作ってったって訳アルか」
源外「ただの御伽話、伝説の類だと思ってた」
シータ「そのお友達というのは・・・?」
源外「冒険家だったよ。ラピュタを見た、なんて言ってたら詐欺師扱いされて氏んじまった。ガキ一人残して・・・」
源外「ワシも信じてやれんかった」
シータ「・・・・・・」
186: 2009/11/28(土) 18:49:30.99 ID:m/0t8vHg0
シータ「・・・・・・神楽ちゃん私まだ言ってなk」
真撰組「おい誰だ!そこで何をやっている!」
源外「!ここはワシらに任せろ!お前らはこの道をまっすぐ行って左だ!警備のない出口に繋がってる筈だ!」
シータ「でも・・・!」
神楽「いくアル!」ガシ
シータ「あっ・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
外、裏道
タッタッタッ
神楽「このまままっすぐ行けば吉原につくネ!」
シータ「はあ・・・はあ・・・」
神楽「ごめん急かし過ぎた?少し休む?」
シータ「ううん、こっちこそごめんなさい」
192: 2009/11/28(土) 19:00:52.91 ID:m/0t8vHg0
シータ「・・・・・・神楽ちゃん、私まだ言ってなかった事があるの」
神楽「え?」
シータ「私の家は石のほかにも代々受け継いできた物があるの」
シータ「それは名前。私の本当の名前は・・・リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」
神楽「ラピュタ・・・?それじゃ・・・」
パーン
194: 2009/11/28(土) 19:12:24.51 ID:m/0t8vHg0
神楽「・・・・・・・・・・うぐうっ・・・!?」ドサ
シータ「神楽ちゃん!・・・血!?」
部下「・・・・・・」
山崎「おい貴様!何故撃った!?撃たずとも良かったはずだ!」
部下「・・・・・・」スッ
山崎「ううぇ!?や、やだなあそんなもの向けないでくださいよう!すんません!ちょっと調子乗ってましたほんとすんません!」
原田「ザキさん・・・」ぼそぼそ
山崎「だって銃なんか向けられたらびびるって・・・とりあえずはやく救護班を」
195: 2009/11/28(土) 19:21:16.74 ID:m/0t8vHg0
神楽「ふんぬらばあ!!」
真撰組隊士「!」
神楽「シーちゃん早く逃げるネ!」
ガシ
神楽「!?」
シータ「もう動かないで!もうじっとしてて!これ以上・・・」
神楽「シーちゃ・・・」グラ
山崎「救護班なにやってんの!」
196: 2009/11/28(土) 19:33:44.39 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日、真撰組屯所内独房
新八「それで神楽ちゃんの容態は!?」
近藤「病院で治療の方は終わった。命に別状は無いらしいがまだ意識は取り戻していない」
新八「・・・・・・でも、なんで・・・」
近藤「本当にすまない、俺の責任だ」
新八「・・・・・・いえ近藤さんのせいじゃありません、僕たちは自分達の意思で行動しました」
新八「それによって真撰組のみなさんにも迷惑をかけた、こうなる可能性だってあったのは分かってなきゃいけなかった」
新八「ここで混乱してるのは僕に覚悟が足りなかったせいだ。でも今からでもまだできることはあるはずだ、神楽ちゃん達の為にも」
201: 2009/11/28(土) 19:46:09.46 ID:m/0t8vHg0
新八「教えて下さい近藤さん!シータちゃんを何の為に探し回ってたんですか?一体誰が?」
近藤「すまない・・・」
新八「近藤さん!」
近藤「俺たちもほとんど知らされてないんだ、知っていることも些細な事でも話すわけにはいかない」
新八「・・・・・・」
近藤「なるべくはやく出所手続きは済まそう、そしたら俺の分まで見舞いに行ってやってくれないか?」
近藤「あんな怪我までさせて、そのうえ友達も取り上げようって言うんだ。俺には合わせる顔がない」
近藤「・・・本当にすまない」
203: 2009/11/28(土) 19:57:57.95 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
土方「近藤さん、あの眼鏡の言うとおりだぜ。あんたが負い目を感じるこたぁねえよ」プハー
沖田「そうでさあ、自分の行動の責任は自分でとらなきゃいけねぇや」
土方「ああそうだな、そんな事言ってのけるお前の行動の数々にはその気配が全く感じられないけどな」
近藤「トシ、お前らに聞かされた話も含めて今回は謎が多すぎる。とっつぁんも口を割れねえときた」
近藤「なら新八くんの言うとおり、俺も自分の意思で行動するときだな」
土方「近藤さんの意思?」
近藤「俺も女の子が悲しい顔したまんまじゃいやなのさ」
208: 2009/11/28(土) 20:11:47.53 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ターミナル、要人向け客室
シータ「・・・・・・」
ムスカ「彼女は命に別状はないようだ、よかった。丈夫なお嬢さんだ」
シータ「・・・貴方達が撃ったくせに・・・」
ムスカ「・・・そういえば、あなたに見せておきたいものがある、と言ったね」
シータ「・・・」
ムスカ「ついて来ていただけるかな?」
ガチャ
近藤「失礼します」
213: 2009/11/28(土) 20:23:28.01 ID:m/0t8vHg0
ムスカ「おや、これはこれは局長さん。この度はご協力感謝いたします」
近藤「いえ。・・・それよりお話し頂けませんか?今回の極秘での捜索はなんのために・・・それにその娘は一体なんなんですか?」
ムスカ「それは最初にお話できないといったはずですが」
近藤「民間人に負傷者を出してしまった!それでは納得できない!」
ムスカ「・・・・・・君も役人なら聞き分けたまえよ」
近藤「あんた・・・!いや、それならこちらも考えがある。その子の引渡しはできない、こちらで身柄を預かる!」
ムスカ「・・・ふははは、浅知恵を働かせるのはやめたまえ。いいだろう、君もついて来るといい」
近藤「なに?」
ムスカ「私が誰の命で動いてるのか教えてさしあげよう」
217: 2009/11/28(土) 20:47:04.11 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ターミナル地下、立入り禁止区域
シータ「・・・ひっ!?」
近藤「これは・・・カラクリ!?」
ムスカ「そうだ、機械の兵隊だ。天人襲来より遥か前に空から降ってきたものだ」
ムスカ「これがなければラピュタなどただのおとぎ話で終わっていただろう」
近藤「ラピュタ?空から降ってきた・・・?」
ムスカ「この体が何でできているのか、それすら今の科学力を持ってしても解明されていない」
近藤「なん・・・だと・・・?」
ムスカ「かつてこの星にもあったのだよ。天人達に匹敵する科学力を持ち、天空から地上を支配するラピュタという帝国が」
220: 2009/11/28(土) 21:09:03.07 ID:m/0t8vHg0
ムスカ「なぜこんな物がここにあると思う?そして今、そんな管理できない力を誰が一番恐れていると思う?」
近藤「まさか・・・」
ムスカ「私は軍に属しているんだが、同時にわが国の政府を通じてこの星の指導者、いやこの国の指導者からの調査の命を受けているのだよ」
近藤「そんな・・・」
ムスカ「君たちには何も出来ない。分かったのならそこで黙って見ていたまえ。・・・シータさんこちらへ」
シータ「・・・・・・」
ムスカ「安心したまえ。こいつはもう氏んでいる」
224: 2009/11/28(土) 21:30:01.62 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ムスカ「この胸の印を見たまえ、その石にも同じ物が描かれている」
シータ「あ・・・」
ムスカ「この石の力は君が手にしているときにしか使えない、君は何か知っているはずだ」
ムスカ「この石がラピュタへの道標となる言葉か何かを」
シータ「私、何も知りません・・・それにそんなものを見つけてどうするんですか?」
ムスカ「人が空を自由に行き来する今、ラピュタはいつか誰かが見つける、それが我々じゃなくても」
ムスカ「しかし我々以外の人間に見つかればどうなると思う?これほどの科学力を持てばいつか大きな争いの火種になる」
シータ「・・・・・・」
225: 2009/11/28(土) 21:36:16.65 ID:m/0t8vHg0
ムスカ「・・・・・・手荒な真似はしたくないが、彼女達の運命は君が握っているんだよ」
シータ「・・・!」
シータ「貴様、聞いていれば!」
ムスカ「黙ってみていろと言っただろう。・・・君が協力してくれれば彼女達を自由にできるんだ」
シータ「私・・・本当に何も知らないんです、どうしてこんな・・・」
シータ「お願いします!石はあげます!だから神楽ちゃんたちを・・・」
ムスカ「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」
シータ「・・・どうしてそれを・・・」
ムスカ「この名前が君じゃなきゃ駄目だということ意味しているんだ、君がラピュタの正統な後継者だということを」
241: 2009/11/28(土) 22:57:22.32 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大江戸病院
神楽「・・・・・・ん?・・・」
新八「起きた?神楽ちゃん」
神楽「あれ?氏んだ見えるネ。ここ天国アルか」
新八「いつまでそのネタ引っ張ってんだ!ここは病院だよ」
神楽「・・・もう夜になりそうネ・・・」ボー
新八「もうほとんど大丈夫だ、って。さすがだよ」
神楽「・・・あ!シーちゃんは!?ついでに銀ちゃんも」ガバ
242: 2009/11/28(土) 23:10:04.29 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真撰組屯所
近藤「・・・・・・・」ズーン
原田「どうしたんです?局長」
土方「さあな、守秘義務だと。で、眼鏡は釈放したのか?」
原田「はい。今は病院の方に向かっていると思います」
近藤「どうせ俺は駄目なゴリラだよ・・・」
245: 2009/11/28(土) 23:29:50.75 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神楽「そんな、しーちゃんの居場所もわからないなんて・・・!」
新八「ごめん・・・銀さんもまだ万事屋に帰ってきてないって。吉原にも入ってないみたいだ」
神楽「なんで何にもわかんないネ!本当にホンモンの駄眼鏡アルなお前は!」
新八「ぼくに当たんないでよ!・・・・・・はあ、飲み物でも買ってくるよ」
神楽「・・・・・・」
看護婦長「神楽ちゃーん、お電話だよ-!」
神楽「・・・!」
247: 2009/11/28(土) 23:45:24.85 ID:m/0t8vHg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神楽「もしもしヨ」
シータ『神楽ちゃん!大丈夫?』
神楽「シーちゃん!全然平気ネ、MPも満タンヨ。バイキルトせいしんとういつばくれつけん使いまくりネ」
シータ『よかった、本当によかった・・・』
神楽「?シーちゃんどうかしたアルか?今どこ?」
シータ『・・・・・・神楽ちゃんお願いを聞いて欲しいの。・・・私がいったこと全部忘れて」
神楽「え?なに言ってるヨ」
シータ『ごめんね、迷惑かけて。それにありがとう』
神楽「まってよシーちゃん!」
シータ『・・・・・・・・・・・・ガチャ・・・ツー・・・ツー・・・』
神楽「・・・・・・」
251: 2009/11/29(日) 00:08:02.56 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
歩道
神楽「・・・・・・」トボトボ
新八「神楽ちゃんやっと見つけた!駄目じゃないか勝手に病院を抜け出しちゃ!」
神楽「うるさいネ、もう大丈夫なんだろ?構うなヨ」
新八「だからぼくに当たるなよ。僕だって銀さんたちやシータちゃんが心配なんだから」
神楽「お前にシーちゃんの何が分かる!」
新八「いい加減にしろよ!だから当たんなっていってんだろが!」
新八「・・・・・・はあ、もう万事屋の方が近いから今日はそっちにかえって明日病院に戻ろうよ」
神楽「・・・・・・」
255: 2009/11/29(日) 00:43:20.90 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
万事屋
ガララ
新八「銀さん帰ってますかー?ッていないんだろうけど・・・」
銀時「いいや、いるぜー」
定春「わん」
新八「銀さん!定春も!帰ってたんですか?なんで電話したのに出てくれ」
ルイ「おおっと動くなよ?」ガチャ
新八「え?バズーカ?」
257: 2009/11/29(日) 00:55:15.03 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドーラ「お邪魔しているよ」
アンリ「えらい大人しく縛られたな」
神楽「・・・・・・」
新八「銀さんどうしてこんなことに」
銀時「キャサリンの馬鹿が捕まりやって芋ズル的にこんなことにだよ、ばばあどもは下だ」
ドーラ「しかしあれだけ頭数揃ってたのに娘っ子一人守れないとは、万事屋なんてたいそうな看板掲げときながら情けないねぇ」
神楽「偉そうにスンじゃねーヨ!お前らだってシーちゃんさらおうとしてたろーが!」
ドーラ「何を言っているんだい海賊が財宝を狙って何が悪い」
259: 2009/11/29(日) 01:06:41.40 ID:7VXYe1QO0
銀時「おいおいあいつあんなにイライラしてんの?どうしたの?酢昆布不足?」ボソボソ
新八「かくかくしかじかあったんですよ、起きてからずっとあの調子ですよ」ボソボソ
神楽「うるさいネ役立たず!お前今までほんとに何やってたんだよ!てかそもそも今まで何かやったアルか!」
銀時「ああん!?おれが帰ってくるまでどんだけ苦労したと思ってんだ!?」
銀時「海賊との氏闘、ラビリンスな地下道、定春とのすれ違いからの決別、そして再び友情を取り戻したりと聖剣シリーズ並に充実した外伝っぷりじゃボケ!」
266: 2009/11/29(日) 02:14:36.93 ID:7VXYe1QO0
ドーラ「やれやれ、娘の居場所も分からなくなっちまって周りに当たり散らしてるってのか」
ドーラ「お前たちを自由にしたあの子の気持ちが浮かばれないよ」
新八「シータちゃんが僕たちを?」
ドーラ「あの連中がまだ駐在している間にお前たちを解放すると思うのかい?あの娘が何か取引したんだよ」
神楽「私だってシーちゃん助けてあげたい!でも居場所も分からないんじゃどうしようもないネ!」
ドーラ「ふん、ならそのままぐずっときな。そうこうしてる内に手が出せなくなっちまうよ」
神楽「・・・・・・」
シャルル「ママ!ターミナルで動きがあったって!」
280: 2009/11/29(日) 03:48:13.62 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドーラ「戦艦を呼び寄せている?」
銀時「おいおいなんかやベー響きが聞こえてきたよ話がドラゴンボール並にインフレしてきたよ」
新八「なんでターミナルにシータちゃんがいるって分かったんですか?」
ドーラ「やつらが気を抜いて情報も漏らしたんだ。あそこには攻め入ってこないと高を括っているんだよ」
ドーラ「しかし、こりゃいよいよホントに手が出せなくなるね。あんなものに乗られたら近寄る事もできなくなっちまうよ」
シャルル「どうするのママ」
ドーラ「・・・出発する、準備しな!」
ルイ「ママあそこに突っ込むの!?無茶だよ!」
ドーラ「次はないんだよ!無茶かどうかはやってみなきゃわからないじゃないか」
282: 2009/11/29(日) 04:08:18.84 ID:7VXYe1QO0
神楽「待つネ!私も連れて行くアル!」
新八「神楽ちゃん・・・」
ドーラ「なんであんたみたいな小娘連れて行かなきゃならないんだ」
ドーラ「私達は石が欲しいんだよ、娘を助けたいんならそのお仲間と頑張るんだね」
ドーラ「なにか掴んできたかと思って待ち伏せしても収穫0のとんだ無駄足だったよ」
神楽「待つネ、あの石はシーちゃんじゃないと駄目アル!他の人間じゃ使えない」
286: 2009/11/29(日) 04:38:39.13 ID:7VXYe1QO0
ドーラ「なに?」
神楽「私達が助けてもらったんなら今度は私が助けないといけないヨ!」
新八「・・・僕も!僕も連れて行ってください!」
ルイ「おお自己犠牲精神、ブシドーだブシドー」
シャルル「あれをブシドーってゆーの?」
ドーラ「お黙り!」
ルイ「ひい!」
288: 2009/11/29(日) 04:57:53.96 ID:7VXYe1QO0
ドーラ「馬鹿ばかりだね、私らについてくるっていうのはどういうことか分かってんのかい、海賊になるっていうことなんだよ!」
神楽「・・・分かってる、でももうシーちゃんのあんな悲しい声聞きたくないヨ!」
ドーラ「・・・・・・あんたはどうなんだい」
銀時「こちとら最初から万事屋なんて胡散くせえことやってんだ。それに加えて収入もいまいちと来た」
銀時「ここは一度海賊Lv1に転職して一山狙ってみんのも悪かねぇ。なにLv1つっても実力は外伝のほうで保証済みだろ?」
ドーラ「・・・・・・40秒で支度しな!」
292: 2009/11/29(日) 05:16:12.66 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スナック
銀時「ほらよババア」
お登勢「ふん・・・」
神楽「定春ちゃんと餌もらうヨ」
定春「わん」
キャサリン「テンメナニ大人シク捕マッテンダ!」
たま「救済プランは幾つかありましたが生存率が①お登勢様78%キャサリン様0%②62%・0%③53%・0%と確実性に欠けるため実行に移りませんでした」
キャサリン「ナンデダアアアア!!ナンデ確実二私ハ氏ンデンダアアア!」
お登勢「ほんとにあんな連中といっちまうのか」
銀時「今の時代子供の夢は海賊王よ、ちょっと遅れたが叶えに行ってくらあ」
お登勢「なに馬鹿言ってんだい。無茶ばっかりしやがって、ほんとに」
ドーラ「まずは倉庫行くよ!ついて来なあ!」
299: 2009/11/29(日) 05:46:13.49 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ターミナル要人向け客室
シータ「・・・・・・」
シータ「・・・・・・おばあさん・・・」
シータ「・・・我を・・・助けよ・・・・・・光よ・・・蘇れ・・・」
シータ「リーテ・・・ラトバリタ・・・ウルス・・・・・・アリアロス・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
301: 2009/11/29(日) 05:55:45.91 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ターミナル、エアポート
モウロ「船はまだか!」
ムスカ「機体の設備に不具合が見つかったらしく、予定より遅れるそうです」
モウロ「扱いきれないものを無理に使おうとするからそんな事になるのだ、そんなものに乗り込んで大丈夫なのか!?」
ムスカ「・・・・・・大丈夫ですよ。閣下にはここに残っていただきます」
モウロ「なんだと?」
ムスカ「ここからは我々のみで動きます。出航した後は閣下は何処へなりとご自由に」
ムスカ「しかし、ご安心を。ラピュタは我々が必ず見つけだしますよ」
モウロ「ムスカ貴様あ!」
パアアーーーーーーー
モウロ「なんだ!?」
ムスカ「これは・・・!?」
308: 2009/11/29(日) 06:27:29.83 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
道中
車一台原付一台
ブロロロロロロ
銀時「新八、お前は良かったのか。俺たちゃろくな身内がいねーからいいが」
神楽「そうネ姉御一人になっちゃう」
新八「姉上も言ってたじゃないですか、困ってる娘も助けれなきゃ立派な侍になれないって」
銀時「おいおい海賊と侍は両立難しいぜ、とりあえず三刀流を扱えるようになんねーとな」
新八「・・・神楽ちゃんが撃たれたって聞いたとき、僕取り乱しちゃいました。そうなることだってあるのは分かってたのに」
新八「僕は考えが甘かったんだ、自分のすることに覚悟なんてできちゃいなかった」
新八「次こそはみすみす誰かを傷つかせませんよ。神楽ちゃんもシータちゃんも」
銀時「新八の癖に言うじゃねーか。でもなんか助けた代わりに氏ぬ、って感じのフラグが見えるよなんでだろう」
神楽「なんかキモいアルしばらく私に話しかけないで」
新八「お前ら・・・」
310: 2009/11/29(日) 06:47:47.48 ID:7VXYe1QO0
アンリ「いいのママ、あんな奴ら引き入れて」
ドーラ「やつらがいたほうがあの娘が素直に言う事聞きそうだからね」
ドーラ「それにすぐ音を上げるさ、あんな連中がいつまでも海賊なんてやってけるわきゃないよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地下、ロボットのある部屋
山崎「副長も無茶を言う、ターミナルを調べろだなんて。明らかに給料に見合わないよ」パシャ
山崎「でもこりゃビンゴかもしれないな、一体なんだこりゃカラクリか?」パシャ
ピ ピピ
山崎「ん?」パシャ
山崎「気のせいか」パシャ
ピピ
ドシン
山崎「ううぇ!?」パシャ
314: 2009/11/29(日) 07:20:52.04 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
パアアアアアアアアアアアアアア
シータ「きゃああ!?」
バタン
ムスカ「古文書にあったとおりだ!これこそ聖なる光だ!」
ズウウウン
ムスカ「これは・・・来い!」ガシ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
海岸倉庫
新八「あれ!ターミナル見てください!」
ドーラ「なんだいありゃ、火の手が上がっているじゃないか」
銀時「江戸で火事場に喧嘩ふっかけにいくなんざなかなか華々しい海賊デビューじゃねえかおい」
ドーラ「これは運も向いてきたもしれないね」
316: 2009/11/29(日) 07:49:54.23 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ターミナル
ズドオオオン
近藤「客の非難は?」
土方「大体は済んだ。しかしこの爆発は事故か、それともテロか・・・こりゃ、山崎氏んだな」
近藤「え?ザキいたの?なんでまた?」
土方「・・・近藤さんが帰ってきてから様子がおかしかったから調べさしてたんだよ」
近藤「そうだったのか・・・・・・え?地下を?」
土方「ああ」
近藤「・・・・・・え?爆発は?」
土方「地下からだな」
近藤「・・・・・・・え?」
土方「・・・・・・・え?」
沖田「こいつぁもしかして山崎のやつが起こしたんじゃないですか」
ズドオオオン
319: 2009/11/29(日) 08:08:30.74 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
空中
フラップター数機
銀時「ターミナルすげー事になってんなヅラの喜びそうな光景だぜ」
神楽「きゃっほおおおおおおお!!」
シャルル「おいちょっと!暴れるな!」
銀時「こっちもすげーなこんなもんが空飛ぶなんて」
ドーラ「ふん、落ちたくなきゃしっかり捕まってんだね」
銀時「てかなんでばばあとペアなんだよ風下だからすごいんだけど加齢臭、馬糞みたいな匂いがすごいんだけど」
グワングワン
銀時「ぎゃあああああ落ちるうううううううう!!」
ドーラ「落ちたくなきゃ口もしっかり閉じとくことだね」
324: 2009/11/29(日) 08:41:17.68 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
近藤「いやいやいやいやそんなザキが!いや100歩譲ってザキがドジ踏んでたとしたらこれ誰の責任!?トシ?トシだよね!?」
土方「100歩譲ってもあいつ自身の責任だろおおおが!あいつの馬鹿まで面倒見きれるか!俺がこれの責任取るときゃ真撰組が終わるときだ!」
沖田「二人ともそんな事言ってる場合じゃないみたいですぜ」
ズルン ズルン
ロボット「・・・」
土方「なんだありゃ?山崎?」
近藤「ありゃあ・・・」
ロボット「ピピ」ピカッ
土方「え?」
ズドオオオン
331: 2009/11/29(日) 09:05:48.39 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エアポート
ムスカ「ふはははあのロボットも封印から目覚めたのだ。あれがラピュタの科学の結晶。いやまだだ、まだこんなものではない!」
シータ「はなして!」
ムスカ「糞!まだ船は到着していないのか!」
ズシン
ロボット「・・・」
ムスカ「もうこんなところまで・・・翼膜?まさか飛行してきたというのか!?」
ロボット「ピピ」ビーッ
ムスカ「はっ!?」
ズドオオン
ムスカ「ぐわ!?」ドサ
シータ「きゃあ!!」ドサ
399: 2009/11/29(日) 19:30:10.47 ID:7VXYe1QO0
アンケなんてもん取ったくせに申し訳ないがターミナルENDでいかして頂く
訳はあるんだが本当に申し訳ない
訳はあるんだが本当に申し訳ない
403: 2009/11/29(日) 20:20:19.75 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ムスカ「・・・・・・・」グタリ
シータ「うう・・・襲ってこない?」
ロボット「・・・」
シータ「あなた・・・」
ブウウウウウン
神楽「シーーーちゃーーーん!」
シータ「神楽ちゃん!」
パアア
シータ「あ・・・光が空指してる」
405: 2009/11/29(日) 20:30:52.50 ID:7VXYe1QO0
チュドーン
ロボット「・・・」グラ
沖田「当たりやしたぜ土方さん」ガチャ
土方「さっさと次を詰めろ」
近藤「今のうちに早くこっちへ来るんだシータちゃん!」
チュドーン
シータ「やめて!撃たないでぇ!」
ロボット「ピピ」ピカッ
土方「うおやべ階段降りろ!」
ズドオオオン
ロボット「・・・」ガシ
シータ「きゃあ」
黒眼鏡達「あそこだ!撃てえ!」パーン パーン
ロボット「・・・」ガシンガシン
黒眼鏡「上へ登っていくぞ!」
408: 2009/11/29(日) 20:41:40.27 ID:7VXYe1QO0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神楽「シーちゃんがまたさらわれたネ!」
銀時「もうありゃそういう星の下だな」
神楽「それにあのグラサンデジャブ!」
新八「シータちゃん階段上っていきましたよ!」
パーンパーン
ドーラ「これじゃ降りられないよ!」
銀時、神楽、新八「とう!!」ヒュン
シャルル「ええ!?飛んだ!?」
シュタ、シュタ、ズガン
新八「ぐふ・・・」
421: 2009/11/29(日) 22:15:16.51 ID:DyaDEZRi0
銀時「お前らはあの子と一緒に頂上まで行け!ここは俺が片付ける」
新八「はい!」
神楽「待たんかデカブツウウウ!」ダッ
ルイ「ママ後ろ後ろ!」
ドーラ「・・・!ついに戦艦がやってきたね・・・アンリ、ルイあんたらはあれの目くらましと時間稼ぎだよ!」
427: 2009/11/29(日) 22:37:58.04 ID:DyaDEZRi0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
黒眼鏡「・・・・・・」バタ
銀時「ふう、こいつで終いだ・・・ごほっ、おい腐ればばあ!人がやり合ってる最中に後ろからぶっ放すやつがいるか!」
ブウウウウウン
ドーラ「援護してやったんだ感謝はあれど文句を言われる筋合いはないよ!」
銀時「援護って何?味方もごほっ、涙と鼻水でぐずぐずにすること?顔中から汁がとまんねえんだけど!?」
近藤「万事屋?なんだその顔?バブルスライム張り付いてんぞ。お前ら海賊なんかと手を組んだのぐうぉっほっ!なんだこの煙?」
銀時「あーあ吸っちまったなこれでお前もバブルスライマーだぐえっふ!」
429: 2009/11/29(日) 22:58:32.19 ID:DyaDEZRi0
近藤「ん?あの戦艦はとっつぁんじゃねえのかもしかしてがふっ!」
近藤「あれ?おかしいな?なんか主砲が起動してるように見えるんだけど。涙で視界が滲んでるせいかなぐっふ!」
銀時「気のせいじゃねえよ、なんかエネルギーを充填させてんぞんぎえふっ!」
銀時「おいおいまたここ吹き飛ばそうとしてんじゃねえのか?あのおっさんげふっ!」
チュドーン
銀時「なんだ!?登りの階段が塞がっちまったぐふぉっ!」
近藤「・・・!倒れていたムスカがいないげっほ!」
432: 2009/11/29(日) 23:20:33.48 ID:DyaDEZRi0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ターミナル頂上
ロボット「・・・」ガシンガシン
シータ「離して、お願い・・・」
ロボット「・・・」パサ
シータ「・・・え?」
神楽「待つアル!ってあれ?頂上まで着ちゃったヨ、どうなってるカ?」
新八「シータちゃんも離した・・・何をしているんだろう?」
シータ「石の・・・光の指し示す方角を見てる・・・」
神楽「そっちには海とおっきな雲しかないヨ」
433: 2009/11/29(日) 23:28:33.80 ID:DyaDEZRi0
チュドーン
ロボット「・・・」ガシャアン
シータ「ああ!・・・・・・ひどい、氏んじゃった・・・」
ムスカ「はっはっは。機械に氏んだ、とはおもしろいことを言う」
新八「あんた・・・!」
ムスカ「動かない方がいい、それともその棒切れで私と勝負するかね?」スッ
437: 2009/11/29(日) 23:45:39.08 ID:DyaDEZRi0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
松平『吹き飛ばす』
近藤「吹き飛ばすじゃなくて!何言っちゃってんの!?」
松平『昨日は娘と約束した家族旅行を入れていたんだ。それが緊急に呼び出され、これの出航も遅延』
松平『娘たちゃ俺をおいて行っちまったよ。電話をしてみてもお父さんなんてだいっ嫌い、だとよ』
松平『こうなったらもう俺はこの腐った世界をぶっ潰すしかあるめえよ』
銀時「腐ってんのはお前の頭だあああああ」
松平『それに上の命令もある、あのカラクリと青二才を始末しろっつうな、両方頂上にいやがるんで絶好の好機よ』
近藤「ムスカのことか?なぜ?」
松平『やつの本性が上の連中に見透かされてお払い箱だ』
近藤「本性?」
442: 2009/11/30(月) 00:12:56.51 ID:C/QsYmyJ0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ムスカ「見ろ、光が指すあの雲を。古文書の通りだ。ラピュタへの道は開けた!700年経った今でも王の帰りを待ち続けているのだ」
新八「ラピュタ?700年?王?」
神楽「おっさんいい年していつまでも子供みたいな夢見てんなヨ、もうとっくに夜は明けたアル」
ムスカ「確かに夢物語のような話かもしれない。だが実際にあるのだよあそこに、恐るべき科学力を持った帝国がね」
ムスカ「君はその力の末端を既に体験済みだと聞いていたがね?」
神楽「・・・・・・」
ムスカ「そしてあの力があれば再びこの星を人間が支配することだって出来るかもしれないのだよ」
ムスカ「この星を空から支配するのは彼らではない、ラピュタ王となる私なのだ」
シータ「あなたが王・・・?」
ムスカ「リュシータ、君と同じように私も受け継いできた秘密の名前があってね」
ムスカ「私の名前は、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」
シータ「・・・!」
ムスカ「君の一族と私の一族は、もともと一つの王家だったのだ。地上に降りた時、二つに分かれたがね」
ムスカ「分かったのなら石をこちらに渡すんだ。さあ、いい子だから」
445: 2009/11/30(月) 00:36:49.97 ID:C/QsYmyJ0
ムスカ「分かったのなら石をこちらに渡すんだ。さあ、いい子だから」
シータ「・・・あなたみたいな人に石は渡せない」
新八「あぶない!」サッ
パン
シータ「新八さん!」
新八「・・・大丈夫かすっただけだよ」
ムスカ「安心しろ頃しはしない・・・だが次は耳だ」
シータ「やめて!」
神楽「新八あれ何アルか?」
新八「え?・・・何あの船デジャブ。あれ?なんかやばくない?砲門こっち向いてない?」
447: 2009/11/30(月) 00:57:13.38 ID:C/QsYmyJ0
ムスカ「なんだと、どういうことだ!なぜ!?」
シータ「・・・・・・石は渡すから、でもその前に二人は逃がして」
神楽「私達だけなんて駄目ヨ!」
ムスカ「まだ私がお願いををしているように聞こえるらしいな」
シータ「あなたがなんと言おうと、あと一時をここで過ごせば石は塵に変わるわ」
ムスカ「・・・いいだろう早くしたまえ」
シータ「お願い二人とも、行って」
神楽「そんなことできるわけない!」
グイ
神楽「・・・!?新八離すネ!おい離せっつってんだろダメガネ!!」
新八「・・・・・・」グイグイ
神楽「シーちゃん!」
451: 2009/11/30(月) 01:10:04.32 ID:C/QsYmyJ0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ムスカ「・・・・・・さあ早く渡したまえ!」
シータ「できない」
パン
シータ「・・・」
ムスカ「ふはははいい加減にするんだ!氏にたいのか!」
シータ「いつまでも石ころ一つに遊ばれている王様なんて滑稽だわ」
ムスカ「・・・きさまああああああああ!」
銀時「新八いいいいいい神楽ああああああ!」
ブウウウウウウン
ムスカ「!?」
新八・神楽「うおおおおおおおおおお!」
ムスカ「!?まだ影に潜んでいたのか!」
453: 2009/11/30(月) 01:20:26.76 ID:C/QsYmyJ0
新八「神楽ちゃん行って!」ガシ
ムスカ「何をする!離せ!」
神楽「シーちゃん!跳ぶよ!」ガシ
シータ「あっ!」
神楽「とう!」ヒュン ガシ
銀時「ぎゃあああああああてめえ何でよりにもよって髪掴んでんだおめえは!」
神楽「気分はワンダアル」
近藤「新八くん!」ブウウウウウウウウン
新八「はい!」ガシ
ドーラ「すぐに離れるよ!ったく4人なんて重量オーバーもいいとこだ!」
シャルル「待ってよママ!」
ムスカ「くそ!」パン パン
松平「まっちゃん砲、発射」
ピカ
ムスカ「・・・あ、ああ、へあああぁあ!」
462: 2009/11/30(月) 01:47:37.59 ID:C/QsYmyJ0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
松平「・・・近藤、余計な真似しやがって・・・・・・」プハー
空中
ブウウウウウウウウウウウン
銀時「ちょっと狭すぎんだよこのスペースに4人って、ばばあ降りろ」
ボコ
銀時「ぐふう」
ドーラ「女に囲まれてんだから贅沢言うんじゃないよ」
銀時「馬糞の匂いを漂わすようになったのを女とはいわねぇ」
ボコ
銀時「ぐふう」
神楽「銀ちゃんせめーのに暴れんじゃないヨ糞虫が」
464: 2009/11/30(月) 02:04:43.57 ID:C/QsYmyJ0
新八「近藤さんいいんですか?海賊と手を組んだりして・・・」
近藤「大丈夫大丈夫、俺拉致られたことにするんで」
新八「局長が拉致されるってのもどうなんですか?」
近藤「え?」
ブウウウウウン
アンリ「ママ大変だったよ!」
ルイ「頑張ったのにほとんど相手にされなかったよ!」
ドーラ「ああそうだろうよ」
神楽「あんなしょっぱい煙幕使ってるのが間違いヨ。せめて・・・うぷ・・・こんくらいの・・・っう、おぼろうぷぷ!?」ガシ
銀時「はいすっぱいものは胃に戻そうな」ギュウウ
神楽「んぐんんんんんんんん!!?」
466: 2009/11/30(月) 02:21:05.90 ID:C/QsYmyJ0
銀時「しかし近藤さん、そっちも男4人となると窮屈だろう?」チラリ
ムスカ「・・・・・・」
シャルル「最後の最後に無茶させるぜ」
近藤「・・・・・・」
銀時「どうすんだそいつぁ」
近藤「もうこの男にはもう特権も何もない、今までやってきた事の処罰も受けてもらう」
467: 2009/11/30(月) 02:41:23.52 ID:C/QsYmyJ0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シータ「ありがとう神楽ちゃん」
神楽「全然たいしたことないヨ」
シータ「私もう氏んじゃうのかと思った、今でも震えが止まらない」
神楽「・・・・・・お下げ一個なくなっちゃったアルな。そうだ!また私のボンボリ使うネ」
シータ「わあ、ありがとう」
シャルル「・・・・・・」
近藤「・・・・・・」
新八「・・・いい」
神楽「何見てんだキモいんだヨ」
シャルル近藤新八『おめえじゃねえよ』
472: 2009/11/30(月) 03:30:12.40 ID:C/QsYmyJ0
ドーラ「あんたにゃ悪いが今度は私らにさらわれてもらうよ」
近藤「・・・・・・」
シータ「はい・・・でもお願いがあるんです」
ドーラ「なんだい、言ってみな」
シータ「皆を元の生活に返してあげてほしいんです」
ドーラ「・・・ふん、あんたがこいつらのこと要らないってんならこっちから首にしてたとこだよ」
神楽「そんな!私はついて行くヨ」
シータ「ありがとう、でも神楽ちゃんにはちゃんとした居場所があるから」
神楽「・・・・・・」
シータ「あなたは警察の人ですよね?」
近藤「え?あ、ああ」
シータ「神楽ちゃん達は何も悪い事はしてないんです、見逃していただけないですか?」
近藤「ああ、それは任せておけ・・・それより君はいいのか?無理矢理連れて行かれるってことならさすがに黙って見過ごすわけにはいかない」
シータ「・・・おばさま。もうひとつだけお願いできますか?」
474: 2009/11/30(月) 03:56:19.73 ID:C/QsYmyJ0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
からくり堂
シータ「ああおじさま無事でよかった!」
源外「おお!お前さんも無事だったか」
シータ「あなたも・・・よかった本当に・・・」
新八「あのカラクリのこと気にしてるんですかね」ボソボソ
銀時「・・・しらねえよ」
三郎「御意」
シータ「・・・おじさま、教えてほしいんです。ラピュタを見たお友達のことを」
477: 2009/11/30(月) 04:23:58.91 ID:C/QsYmyJ0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
海岸倉庫
ドーラ「・・・・・・」
アンリ「ちゃんと帰ってきてくれるかなあ」
神楽「・・・・・・」
近藤「何でお前はついて行かなかったんだ?別れるのが嫌で一緒にいるのが辛いのか?」
神楽「・・・お前はそうやってデリカシーがないからもてないんだヨ、お前こそ何やってる」
近藤「おれは近くに隊士を呼んである。もうあの男を連れて屯所へ帰るさ」
神楽「なら何やってるネ」
近藤「いやちゃんとお前に謝っておこうと思ってな。ヒドイ怪我を負わせた」
神楽「怪我なんてもう治ったアル、いつまで過去の事をいってるネ。てかお前jのせいじゃだろ」
近藤「がははは、そうか。いや、それだけだ」
近藤「この連中も存外悪い奴じゃない、あの子も自分の意思でなら今回は目をつぶろう。それじゃあな」
神楽「・・・・・・」
479: 2009/11/30(月) 05:01:56.69 ID:C/QsYmyJ0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドーラ「お前達は先に本船に帰りな!私はこの子と車で向かう」
シータ「神楽ちゃん、新八さん、銀さんありがとう。このことはずっと忘れない」
新八「気をつけて」
銀時「あれ?今回俺何かしたっけ?」
神楽「・・・・・」
シータ「神楽ちゃん、私この目でラピュタを確かめてみようと思うの」
シータ「それでおじさまの話してくれたお友達の息子さんにラピュタは本当にあるんだ、お父様は何も嘘なんていってないんだって事を証明したいの」
シータ「ちゃんとお手紙書くから。あとこれもありがとう」
神楽「・・・そのボンボリ、次会った時返してヨ!それまで貸しとくアル」
シータ「うん」
481: 2009/11/30(月) 05:09:06.91 ID:C/QsYmyJ0
新八「いやー良い子でしたね」
銀時「だな。ぱっつぁんが鼻の下伸ばしてたのもわかる気がするぜ」
新八「だからしてないですってば」
神楽「おいお前ら」
銀時「あ?どしたぁ?」
神楽「・・・・・・昨日機嫌悪くて当たったの悪かったアル、ちゃんと謝っとくネ」
神楽「・・・ごめん」
銀時「あっやべ俺もしかして名前銀で覚えられてんじゃねーの?」
新八「かもですね、なんか他と違いましたし」
神楽「聞けヨ!」
銀時、新八『気にしてねーよ』
銀時「とっとと行くぞ」
おわり
483: 2009/11/30(月) 05:19:45.42 ID:C/QsYmyJ0
とちゅうでターミナルに変えたのは訳なんて言ったけど
単にパズーに触れたのに先にバルスるのはどうかと思っただけ、どうせならその足でラピュタの地を踏んでほしい
あとムスカ氏なせたくなかったんで、以上
保守ありがとう
単にパズーに触れたのに先にバルスるのはどうかと思っただけ、どうせならその足でラピュタの地を踏んでほしい
あとムスカ氏なせたくなかったんで、以上
保守ありがとう
484: 2009/11/30(月) 05:24:46.68 ID:38/4rm4oO
乙
面白かったまたなんかジブリやってくれ
面白かったまたなんかジブリやってくれ
485: 2009/11/30(月) 05:37:40.30 ID:rQ4bUC0+0
マジ乙
面白かった
面白かった
486: 2009/11/30(月) 05:41:26.55 ID:HThuHO8KO
乙
面白かった
面白かった
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