1: 2016/09/08(木) 19:25:55.59 ID:ksBUAizl.net
希「真姫ちゃん、トマトジュースは足りてる?」
真姫「足りてるわ、フルチャージ済みよ」
希「じゃあ、学校行こうか♪」
真姫「えぇ」
このお話はうち東條希とちょっと変わった真姫ちゃんとのお話なのだ
2: 2016/09/08(木) 19:28:18.31 ID:ksBUAizl.net
真姫ちゃんとの出会いはうちが音ノ木坂に入学して、一か月が経った頃だった
希「うぅ....クラスに馴染めない....」トボトボ
希「はぁ...このまま一人ぼっちのまたなっちゃうのかな....?」
希「絢瀬さんもなんかツンツンしてて、仲良くなれないし...どうしよう」
「ねぇ!貴方、音ノ木坂の生徒よね?」
希「ん?えっと私のこと?」
「そうよ、そこの貴方よ」
希「えっと、音ノ木坂の制服...ごめんなさい、同じクラスの人とかでしたっけ?」
「私の名前は西木野真姫、明日から音ノ木坂に通うことになってるわ」
希「うぅ....クラスに馴染めない....」トボトボ
希「はぁ...このまま一人ぼっちのまたなっちゃうのかな....?」
希「絢瀬さんもなんかツンツンしてて、仲良くなれないし...どうしよう」
「ねぇ!貴方、音ノ木坂の生徒よね?」
希「ん?えっと私のこと?」
「そうよ、そこの貴方よ」
希「えっと、音ノ木坂の制服...ごめんなさい、同じクラスの人とかでしたっけ?」
「私の名前は西木野真姫、明日から音ノ木坂に通うことになってるわ」
3: 2016/09/08(木) 19:30:39.50 ID:ksBUAizl.net
希「この時期に転校って...珍しいですね...」
真姫「まぁ、私にも色々あってね...転々と色んな学校を転校してるのよ」
希「そうなんですね...私と一緒だ...」
真姫「ねぇ」
希「はい?」
真姫「貴方、さっきから堅苦しい言い方してるけどそんなかしこまらくていいわよ?私達1年生同士だし、明日から同じ学校の生徒になる訳だし」
希「そう...ですか?」
真姫「なんかさっきから辛気くさいのよね~もっと元気よく喋れないの?」
希「あ、ごめんなさい....」
真姫「だからそれよ!貴方結構見た目は可愛らしいんだからもっと自信を持ちなさいよ!」
希「か、可愛らしい!?私が!?」
真姫「まぁ、私程ではないけどね、私の次くらいなら認めてあげるわ」
希「ふふ....なにそれ」
真姫「何よ!笑うんじゃないわよ!」
真姫「まぁ、私にも色々あってね...転々と色んな学校を転校してるのよ」
希「そうなんですね...私と一緒だ...」
真姫「ねぇ」
希「はい?」
真姫「貴方、さっきから堅苦しい言い方してるけどそんなかしこまらくていいわよ?私達1年生同士だし、明日から同じ学校の生徒になる訳だし」
希「そう...ですか?」
真姫「なんかさっきから辛気くさいのよね~もっと元気よく喋れないの?」
希「あ、ごめんなさい....」
真姫「だからそれよ!貴方結構見た目は可愛らしいんだからもっと自信を持ちなさいよ!」
希「か、可愛らしい!?私が!?」
真姫「まぁ、私程ではないけどね、私の次くらいなら認めてあげるわ」
希「ふふ....なにそれ」
真姫「何よ!笑うんじゃないわよ!」
5: 2016/09/08(木) 19:34:30.61 ID:ksBUAizl.net
希「ごめんなさい、つい自信満々で言うから」
真姫「全く、でもちゃんと明るい表情もできるじゃない」
真姫「まぁ、ここで会ったのも何かの縁ね、貴方の名前は?」
希「私の名前は東條希です」
真姫「希、いい名前ね」
希「あ、ありがとう」
真姫「これからよろしくね、希」
真姫「全く、でもちゃんと明るい表情もできるじゃない」
真姫「まぁ、ここで会ったのも何かの縁ね、貴方の名前は?」
希「私の名前は東條希です」
真姫「希、いい名前ね」
希「あ、ありがとう」
真姫「これからよろしくね、希」
7: 2016/09/08(木) 19:36:06.73 ID:ksBUAizl.net
希「西木野さんは....」
真姫「真姫でいいわ、私も希のことを名前で呼ぶから」
希「じゃあ、真姫ちゃんでいいですか?」
真姫「その堅苦しい喋り方も辞めて、友達なんだから」
希「え?」
真姫「そうよ、私と貴方はもう友達なんだから」
希「友達.....友達...」
真姫「どうしたの?」
希「あのね...友達なんて久しぶりにできたらその...嬉しくて///」
真姫「っ!!.....とにかく明日からよろしくね!」
希「うん!」
真姫「真姫でいいわ、私も希のことを名前で呼ぶから」
希「じゃあ、真姫ちゃんでいいですか?」
真姫「その堅苦しい喋り方も辞めて、友達なんだから」
希「え?」
真姫「そうよ、私と貴方はもう友達なんだから」
希「友達.....友達...」
真姫「どうしたの?」
希「あのね...友達なんて久しぶりにできたらその...嬉しくて///」
真姫「っ!!.....とにかく明日からよろしくね!」
希「うん!」
9: 2016/09/08(木) 19:38:39.30 ID:ksBUAizl.net
次の日からうちと真姫ちゃんの学校生活が始まった
ただ真姫ちゃんには秘密があったのだ
昼休み
希「ねぇ、真姫ちゃんってなんでいつもお昼はトマトジュースしか飲まないの?」
真姫「ダイエット中なのよ」
希「真姫ちゃんスタイルいいのに...体を壊さないでね」
真姫「えぇ、メンテナンスをちゃんとしてるから」
希「メンテナンス?」
真姫「えっと、その、体のケアよ!体調管理は完璧なんだから!!」
希「そうなの?ならいいけど.....」
ただ真姫ちゃんには秘密があったのだ
昼休み
希「ねぇ、真姫ちゃんってなんでいつもお昼はトマトジュースしか飲まないの?」
真姫「ダイエット中なのよ」
希「真姫ちゃんスタイルいいのに...体を壊さないでね」
真姫「えぇ、メンテナンスをちゃんとしてるから」
希「メンテナンス?」
真姫「えっと、その、体のケアよ!体調管理は完璧なんだから!!」
希「そうなの?ならいいけど.....」
11: 2016/09/08(木) 19:43:35.74 ID:ksBUAizl.net
希「ねぇ、真姫ちゃん」
真姫「何?希」
希「真姫ちゃんは隣のクラスだから知らないかもしれないけど、うちのクラスの絢瀬さんって知ってる?」
真姫「あぁ...あの金髪でスタイルのいい人ね」
希「そうそう、でね、私...絢瀬さんとも仲良くなりたいの」
真姫「そう、希も随分と積極的になったわね」
希「茶化さないで、だって真姫ちゃんは違うクラスだから、私は自分のクラス友達いないし」
真姫「そういうことね....私は一応できたわよ」
希「え、真姫ちゃん私を捨てるの!?」
真姫「何、馬鹿なことを言ってるのよ.....」
真姫「何?希」
希「真姫ちゃんは隣のクラスだから知らないかもしれないけど、うちのクラスの絢瀬さんって知ってる?」
真姫「あぁ...あの金髪でスタイルのいい人ね」
希「そうそう、でね、私...絢瀬さんとも仲良くなりたいの」
真姫「そう、希も随分と積極的になったわね」
希「茶化さないで、だって真姫ちゃんは違うクラスだから、私は自分のクラス友達いないし」
真姫「そういうことね....私は一応できたわよ」
希「え、真姫ちゃん私を捨てるの!?」
真姫「何、馬鹿なことを言ってるのよ.....」
13: 2016/09/08(木) 19:49:50.66 ID:ksBUAizl.net
真姫「ならまず喋り方を変えてみましょう」
希「喋り方?」
真姫「そうね....希はとっても優しくていい人だから相手に優しいイメージを知ってもらえるようにならないと」
希「優しいなんてそんな....」
真姫「だからそうね....関西弁なんかどうかしら?ついでに明るいイメージもつくし」
希「か、関西弁?」
真姫「そうよ、完璧じゃなくいいわ、似非で丁度いいくらいだわ」
希「できるかな私に?」
真姫「今日から一人称は私じゃなくてうち!それに似非なんだから適当でいいのよ」
希「そんな滅茶苦茶なぁ....」
希「喋り方?」
真姫「そうね....希はとっても優しくていい人だから相手に優しいイメージを知ってもらえるようにならないと」
希「優しいなんてそんな....」
真姫「だからそうね....関西弁なんかどうかしら?ついでに明るいイメージもつくし」
希「か、関西弁?」
真姫「そうよ、完璧じゃなくいいわ、似非で丁度いいくらいだわ」
希「できるかな私に?」
真姫「今日から一人称は私じゃなくてうち!それに似非なんだから適当でいいのよ」
希「そんな滅茶苦茶なぁ....」
14: 2016/09/08(木) 19:56:34.97 ID:ksBUAizl.net
希「えっと、うちの名前は東條希!大好きなものは焼肉で、趣味は占いとお昼寝!占いならうちにお任せやん?」
真姫「...........」
希「実はこう見えて運もな~すっごくよくて、おみくじなら大吉ばっかやし、福引きともよく当たるんよ」
真姫「..........」
希「だからうちと一緒にいたらうちの幸運パワーをおすそ分けしてあげる!だからうちとお友達にならない?絶対お得だから!」
希「....ねぇ、真姫ちゃん途中からすごく胡散臭くなってきたんだけど」
真姫「まぁ、いいんじゃない?こっちのが多分親しみやすいわよ」
希「え~....なんかいまいち納得ができないなぁ」
真姫「いいからさっさと絢瀬さんのとこに行ってきなさい!」
真姫「...........」
希「実はこう見えて運もな~すっごくよくて、おみくじなら大吉ばっかやし、福引きともよく当たるんよ」
真姫「..........」
希「だからうちと一緒にいたらうちの幸運パワーをおすそ分けしてあげる!だからうちとお友達にならない?絶対お得だから!」
希「....ねぇ、真姫ちゃん途中からすごく胡散臭くなってきたんだけど」
真姫「まぁ、いいんじゃない?こっちのが多分親しみやすいわよ」
希「え~....なんかいまいち納得ができないなぁ」
真姫「いいからさっさと絢瀬さんのとこに行ってきなさい!」
15: 2016/09/08(木) 20:01:36.37 ID:ksBUAizl.net
翌日
希「真姫ちゃん!やったよ!私、絢瀬さんとちゃんと話せたよ!」
真姫「希、関西弁」
希「あぁ、うっかりしてたわ、真姫ちゃんのおかげやね」
真姫「私は手伝っただけよ、希が変わろうとして頑張った、その頑張った結果よ」
希「ありがとね、真姫ちゃん」
真姫「お礼は絢瀬さんとちゃんと友達になってから聞くわ」
希「そうだね、うち頑張る!」
希「真姫ちゃん!やったよ!私、絢瀬さんとちゃんと話せたよ!」
真姫「希、関西弁」
希「あぁ、うっかりしてたわ、真姫ちゃんのおかげやね」
真姫「私は手伝っただけよ、希が変わろうとして頑張った、その頑張った結果よ」
希「ありがとね、真姫ちゃん」
真姫「お礼は絢瀬さんとちゃんと友達になってから聞くわ」
希「そうだね、うち頑張る!」
16: 2016/09/08(木) 20:08:48.94 ID:ksBUAizl.net
数日後
希「怪しい....」
絵里「どうしたの?希?」
希「うちね、真姫ちゃんがご飯を食べてるとこを見たことないの、それに放課後寄り道を誘っても断れるし」
絵里「真姫ちゃん?」
希「あれ?エリチは知らなかったけ?」
絵里「えぇ...私、希以外とはあんま喋らないから」
希「も~エリチも交友関係は広くもった方がいいよ」
絵里「そうね...でも貴方もあんまり人の事言えないでしょ」
希「そういえば、そうでした」
希「怪しい....」
絵里「どうしたの?希?」
希「うちね、真姫ちゃんがご飯を食べてるとこを見たことないの、それに放課後寄り道を誘っても断れるし」
絵里「真姫ちゃん?」
希「あれ?エリチは知らなかったけ?」
絵里「えぇ...私、希以外とはあんま喋らないから」
希「も~エリチも交友関係は広くもった方がいいよ」
絵里「そうね...でも貴方もあんまり人の事言えないでしょ」
希「そういえば、そうでした」
17: 2016/09/08(木) 20:13:20.44 ID:ksBUAizl.net
放課後
希「ねぇ、真姫ちゃん今日は帰りちょっと寄り道していい?」
真姫「いいけど...あんまり遅い時間までは付き合えないからね、うちは門限厳しいから」
希「わかった、わかった、じゃあレッツゴー!」
真姫「ちょっと!引っ張らないでよ!」
真姫「で、なにこれ」
希「ん?パフェやよ?」
真姫「いや、それは見ればわかるわよ!私が聞いてるのはなんでこんなに大きいのよ!」
希「まぁ、ええやん♪うちこれを食べてみたかったんよ」
真姫「....太るわよ」
希「うぅ...でも大丈夫!真姫ちゃんにも食べてもらうから」
真姫「はぁ!?私は食べないわよ!」
希「ねぇ、真姫ちゃん今日は帰りちょっと寄り道していい?」
真姫「いいけど...あんまり遅い時間までは付き合えないからね、うちは門限厳しいから」
希「わかった、わかった、じゃあレッツゴー!」
真姫「ちょっと!引っ張らないでよ!」
真姫「で、なにこれ」
希「ん?パフェやよ?」
真姫「いや、それは見ればわかるわよ!私が聞いてるのはなんでこんなに大きいのよ!」
希「まぁ、ええやん♪うちこれを食べてみたかったんよ」
真姫「....太るわよ」
希「うぅ...でも大丈夫!真姫ちゃんにも食べてもらうから」
真姫「はぁ!?私は食べないわよ!」
18: 2016/09/08(木) 20:19:08.40 ID:ksBUAizl.net
希「ええやん、ええやん♪たまには、いつもトマトジュースばっかなんだから」
真姫「いや、いいから...希がちゃんと責任持って全部食べなさいよ」
希「ほら、あーんして♪食べさせてあげるから」
真姫「いや、本当にいいから」
希「ほれほれ、希ちゃんが食べせてあげるから、照れない照れない」
真姫「だから!いいって言ってるでしょ!!!」
希「」ビクッ
真姫「あ、ごめん....」
希「っ...真姫ちゃんうちの...私の事嫌いなの?....私...」ウルウル
真姫「いや、いいから...希がちゃんと責任持って全部食べなさいよ」
希「ほら、あーんして♪食べさせてあげるから」
真姫「いや、本当にいいから」
希「ほれほれ、希ちゃんが食べせてあげるから、照れない照れない」
真姫「だから!いいって言ってるでしょ!!!」
希「」ビクッ
真姫「あ、ごめん....」
希「っ...真姫ちゃんうちの...私の事嫌いなの?....私...」ウルウル
19: 2016/09/08(木) 20:28:37.22 ID:ksBUAizl.net
真姫「はぁ....嫌いな訳ないでしょうが、だったら今日もこうして一緒にいないわよ」
希「じゃあ、なんで....食べてくれないの?」
真姫「私...アレルギー体質なの」
希「...アレルギー体質?」
真姫「そう、乳製品とかもそうだし、体が小さい頃弱くてね...色んなアレルギーを持ってるの」
希「そうだったの?....じゃあなんで言ってくれなかったの!」
真姫「気を使わせたくなったのよ...その、希はここでの初めての友達だったし面倒くさいって思われたくなったのよ!」
希「だったらそう言ってよ!うち真姫ちゃんに嫌われたんじゃないかって....」
真姫「そんな訳ないでしょ、ほら泣いてるんじゃないわよ」
希「泣いてない!」
希「じゃあ、なんで....食べてくれないの?」
真姫「私...アレルギー体質なの」
希「...アレルギー体質?」
真姫「そう、乳製品とかもそうだし、体が小さい頃弱くてね...色んなアレルギーを持ってるの」
希「そうだったの?....じゃあなんで言ってくれなかったの!」
真姫「気を使わせたくなったのよ...その、希はここでの初めての友達だったし面倒くさいって思われたくなったのよ!」
希「だったらそう言ってよ!うち真姫ちゃんに嫌われたんじゃないかって....」
真姫「そんな訳ないでしょ、ほら泣いてるんじゃないわよ」
希「泣いてない!」
20: 2016/09/08(木) 20:36:17.05 ID:ksBUAizl.net
希「全く、真姫ちゃんは素直じゃないんだから....」
真姫「いや、素直とか関係ないでしょ」
希「あ、もうこんな時間だ!じゃあうちはこっちだから!」
真姫「えぇ、また明日」
希「あ、信号がちょうど青だ!バイバーイ!」
真姫「希!!」
希「何?真姫ちゃん!」
真姫「えっと、その、大好きよ」
希「!!....///」タッタッタ
真姫「!!希!!横!!」
車「」プップップッー!!
希「へ?」
真姫「っ!間に合って!!!」
真姫「いや、素直とか関係ないでしょ」
希「あ、もうこんな時間だ!じゃあうちはこっちだから!」
真姫「えぇ、また明日」
希「あ、信号がちょうど青だ!バイバーイ!」
真姫「希!!」
希「何?真姫ちゃん!」
真姫「えっと、その、大好きよ」
希「!!....///」タッタッタ
真姫「!!希!!横!!」
車「」プップップッー!!
希「へ?」
真姫「っ!間に合って!!!」
21: 2016/09/08(木) 20:41:33.50 ID:ksBUAizl.net
希「...あれ?....うち生きてる?」
真姫「」
希「真姫ちゃん.....?」
真姫「」
希「え?真姫ちゃんがなんで倒れてるの?車は!?」
希「真姫ちゃん!真姫ちゃん!」ユサユサッ!
真姫「.........」
希「嫌だよぉ....わたしのせいで、そんな真姫ちゃん!」
真姫「っ....ノゾミ?....」
希「真姫ちゃん!?待てって今救急車呼ぶから」
真姫「....大丈夫よ、問題ないわ」ムクッ
真姫「」
希「真姫ちゃん.....?」
真姫「」
希「え?真姫ちゃんがなんで倒れてるの?車は!?」
希「真姫ちゃん!真姫ちゃん!」ユサユサッ!
真姫「.........」
希「嫌だよぉ....わたしのせいで、そんな真姫ちゃん!」
真姫「っ....ノゾミ?....」
希「真姫ちゃん!?待てって今救急車呼ぶから」
真姫「....大丈夫よ、問題ないわ」ムクッ
22: 2016/09/08(木) 20:44:16.48 ID:ksBUAizl.net
希「問題なくない!真姫ちゃん!え、嘘でしょ...右腕がなくなってる!!?」
真姫「え?あ」
希「ど、ど、どどうしよう、痛くない?いや痛いよね?」
真姫「落ち着きなさい、希」
希「落ち着いてなんかいられないよ!だって腕がないんだよ!?」
真姫「ちょっと待ってて...えっと、あったわ」
希「え?取れっちゃった腕を持ってどうするの?」
真姫「よいしょっと」パキンッ
希「は?」
真姫「うーん、外身は傷がついちゃったけど、異常はなさそうね」
希「えーーーーーーーーー!!!」
真姫「希、うるさい」
真姫「え?あ」
希「ど、ど、どどうしよう、痛くない?いや痛いよね?」
真姫「落ち着きなさい、希」
希「落ち着いてなんかいられないよ!だって腕がないんだよ!?」
真姫「ちょっと待ってて...えっと、あったわ」
希「え?取れっちゃった腕を持ってどうするの?」
真姫「よいしょっと」パキンッ
希「は?」
真姫「うーん、外身は傷がついちゃったけど、異常はなさそうね」
希「えーーーーーーーーー!!!」
真姫「希、うるさい」
23: 2016/09/08(木) 20:49:27.28 ID:ksBUAizl.net
真姫「ばれちゃったら仕方ないわね、私アンドロイドなの」
希「えっと、スマホが?」
真姫「いやボケなくていいから、ようはロボットってことよ」
希「いきなりすぎてなにがなんだか」
真姫「知られちゃった仕方ないわ、希」
希「な、何?辞めて、消さないで」
真姫「いつまでボケてんのよ、事情を話すわ、他言無用だからね」
希「は、はい.....」
希「えっと、スマホが?」
真姫「いやボケなくていいから、ようはロボットってことよ」
希「いきなりすぎてなにがなんだか」
真姫「知られちゃった仕方ないわ、希」
希「な、何?辞めて、消さないで」
真姫「いつまでボケてんのよ、事情を話すわ、他言無用だからね」
希「は、はい.....」
24: 2016/09/08(木) 20:52:11.61 ID:ksBUAizl.net
希「つまり真姫ちゃんの正体はロボットで、音ノ木坂の様子を監視する為に送り込まれたってこと?」
真姫「簡単に言えばそうね、ちなみにオリジナルの私は今中学2年生だし」
希「オリジナル?」
真姫「この真姫を操縦してるのはオリジナルの私、つまり中学2年生の私ってこと」
希「成程....って納得できるかーい!!」
真姫「希が納得できなくてもこれが事実よ」
希「なんでそんなことをしてるの?」
真姫「うちのパパが....私が入学する高校を選ぶ為に始めたの、中々入学してみないとそこの学校がいいかどうかわからないからって」
希「なんて親バカなんだ」
真姫「ちなみに音ノ木坂は9校目よ」
希「どおりでやたらコミュ力があると思ったよ」
真姫「簡単に言えばそうね、ちなみにオリジナルの私は今中学2年生だし」
希「オリジナル?」
真姫「この真姫を操縦してるのはオリジナルの私、つまり中学2年生の私ってこと」
希「成程....って納得できるかーい!!」
真姫「希が納得できなくてもこれが事実よ」
希「なんでそんなことをしてるの?」
真姫「うちのパパが....私が入学する高校を選ぶ為に始めたの、中々入学してみないとそこの学校がいいかどうかわからないからって」
希「なんて親バカなんだ」
真姫「ちなみに音ノ木坂は9校目よ」
希「どおりでやたらコミュ力があると思ったよ」
32: 2016/09/08(木) 23:05:29.52 ID:ksBUAizl.net
希「だからご飯も食べれてなかったんだね」
真姫「そうよ、食べたら壊れる原因になる可能性があるからね」
希「じゃあ、なんでトマトジュースは飲めるの?」
真姫「ようはトマトジュースは例えるなら車のガソリンみたいなものなのよ」
希「成程...そんな仕組みになってるんだね」
真姫「ちなみトマトジュースが4Lあれば1日は普通に活動可能よ」
希「トマトジュースって便利だね」
真姫「そうよ、食べたら壊れる原因になる可能性があるからね」
希「じゃあ、なんでトマトジュースは飲めるの?」
真姫「ようはトマトジュースは例えるなら車のガソリンみたいなものなのよ」
希「成程...そんな仕組みになってるんだね」
真姫「ちなみトマトジュースが4Lあれば1日は普通に活動可能よ」
希「トマトジュースって便利だね」
33: 2016/09/08(木) 23:32:46.02 ID:ksBUAizl.net
真姫「その、ごめんなさい」
希「え、なんで真姫ちゃんが謝るの?」
真姫「だって、その...私がロボットだったのよ?」
希「そうやね....でもロボットのおかげでこうして真姫ちゃんもうちも無事に助かった訳だし、うちは怒る理由も問い詰め理由もないよ」
真姫「希.....」
希「仮にロボットだって、それに真姫ちゃんは真姫ちゃんやん!それに中学生の真姫ちゃんは実際いるんだし!」
真姫「そうだけど.....」
希「うちね、真姫ちゃんのおかげでエリチとも友達になれたし、感謝してるの、だから真姫ちゃんはうちの大切な友達だよ」
真姫「なによ....馬鹿じゃないの....」
希「ありがとな~真姫ちゃん」
希「そういえば事故を起こした車は?」
真姫「大丈夫よ、こっちで処理したから」
希「え、なんで真姫ちゃんが謝るの?」
真姫「だって、その...私がロボットだったのよ?」
希「そうやね....でもロボットのおかげでこうして真姫ちゃんもうちも無事に助かった訳だし、うちは怒る理由も問い詰め理由もないよ」
真姫「希.....」
希「仮にロボットだって、それに真姫ちゃんは真姫ちゃんやん!それに中学生の真姫ちゃんは実際いるんだし!」
真姫「そうだけど.....」
希「うちね、真姫ちゃんのおかげでエリチとも友達になれたし、感謝してるの、だから真姫ちゃんはうちの大切な友達だよ」
真姫「なによ....馬鹿じゃないの....」
希「ありがとな~真姫ちゃん」
希「そういえば事故を起こした車は?」
真姫「大丈夫よ、こっちで処理したから」
34: 2016/09/08(木) 23:41:46.77 ID:ksBUAizl.net
真姫「さて、そろそろここも去る時期がきたわね....本当は1か月のはずがもう2か月もたってしまったわ」
真姫「全くこれも希のせいよ!.....でも最初に話かけたのは私よね....」
真姫「大丈夫よ....パパ、あと1週間したら次の学校に行くからちゃんと...ちゃんと...それにまだばれてないんでしょ?」
真姫「え?腕の具合?大丈夫よ、メンテナンスはしっかりしてもらってるわ」
真姫「さて、希を迎えに行かないと」
真姫「全くこれも希のせいよ!.....でも最初に話かけたのは私よね....」
真姫「大丈夫よ....パパ、あと1週間したら次の学校に行くからちゃんと...ちゃんと...それにまだばれてないんでしょ?」
真姫「え?腕の具合?大丈夫よ、メンテナンスはしっかりしてもらってるわ」
真姫「さて、希を迎えに行かないと」
35: 2016/09/09(金) 00:04:10.90 ID:IL2qVXB8.net
希「おはよー、真姫ちゃん」
真姫「おはよう、希」
希「熱くなってきたな~....」
真姫「そうね」
希「あ!そういえば明後日はオープンキャンパスだね」
真姫「そういえばそうだったね」
希「まぁ、真姫ちゃんは毎日オープンキャンパスみたいなもんだよねー」
真姫「たしかにそう言われてみればそうね」
真姫「おはよう、希」
希「熱くなってきたな~....」
真姫「そうね」
希「あ!そういえば明後日はオープンキャンパスだね」
真姫「そういえばそうだったね」
希「まぁ、真姫ちゃんは毎日オープンキャンパスみたいなもんだよねー」
真姫「たしかにそう言われてみればそうね」
37: 2016/09/09(金) 00:30:21.64 ID:IL2qVXB8.net
希「ねぇ、せっかくならオープンキャンパスでピアノでも弾いてみたら?」
真姫「えぇ!?私が?」
希「そうそう、ほらいつも弾いてる曲やったらええやん、うち好きだよ?あの曲」
真姫「聞いてたのね...こっそりやってるつもりだったのに」
希「真姫ちゃんのことなら、希ちゃんはお見通しなのだーってね」
真姫「全く調子がいいんだから」
希「ふふふ」
真姫「ふふ」
真姫「えぇ!?私が?」
希「そうそう、ほらいつも弾いてる曲やったらええやん、うち好きだよ?あの曲」
真姫「聞いてたのね...こっそりやってるつもりだったのに」
希「真姫ちゃんのことなら、希ちゃんはお見通しなのだーってね」
真姫「全く調子がいいんだから」
希「ふふふ」
真姫「ふふ」
38: 2016/09/09(金) 00:45:34.31 ID:IL2qVXB8.net
夜
真姫(明日、オープンキャンパスが終わったら私はこの学校を去る)
真姫(いつものことだ、明後日になれば学校の人は皆、西木野真姫のことはきれいさっぱり忘れる)
真姫(そして希も......私って最低な人間かもね、いや今は人じゃないか)
真姫「ごめんなさい、希」
真姫(明日、オープンキャンパスが終わったら私はこの学校を去る)
真姫(いつものことだ、明後日になれば学校の人は皆、西木野真姫のことはきれいさっぱり忘れる)
真姫(そして希も......私って最低な人間かもね、いや今は人じゃないか)
真姫「ごめんなさい、希」
39: 2016/09/09(金) 01:06:49.59 ID:IL2qVXB8.net
オープンキャンパス当日
希「真姫ちゃん、演奏お疲れ様」
真姫「ロボットにお疲れ様って....」
希「操縦してる真姫ちゃんにも言ってるつもりだから間違ってないよね?」
真姫「全く、貴方って人は.....」
希「えへへ~」
グラグラグラグラ
希「な、何!?」
真姫「地震よ!!希!建物から離れて!かなり大きいわ」
希「う、うん」
真姫「お、治まったわね...屋外で助かったわね」
希「他の皆は大丈夫かな!?そうだ、エリチ!」
真姫「ちょっと待ちなさい!?希!」
希「真姫ちゃん、演奏お疲れ様」
真姫「ロボットにお疲れ様って....」
希「操縦してる真姫ちゃんにも言ってるつもりだから間違ってないよね?」
真姫「全く、貴方って人は.....」
希「えへへ~」
グラグラグラグラ
希「な、何!?」
真姫「地震よ!!希!建物から離れて!かなり大きいわ」
希「う、うん」
真姫「お、治まったわね...屋外で助かったわね」
希「他の皆は大丈夫かな!?そうだ、エリチ!」
真姫「ちょっと待ちなさい!?希!」
40: 2016/09/09(金) 01:12:54.58 ID:IL2qVXB8.net
絵里「っく...なんとか助かったわね、よかった」
「お姉さん!」
「私達をかばって.....今助けを呼んできます!」
希「ん?あっちが騒がしい?」
真姫「誰か、瓦礫の下敷きになってるみたいだわ!」
希「......!エリチ!」
真姫「絢瀬さん!」
「お姉さん!」
「私達をかばって.....今助けを呼んできます!」
希「ん?あっちが騒がしい?」
真姫「誰か、瓦礫の下敷きになってるみたいだわ!」
希「......!エリチ!」
真姫「絢瀬さん!」
41: 2016/09/09(金) 01:14:10.83 ID:IL2qVXB8.net
絵里「希に、西木野さん....」
希「エリチ!今助けるから!よいしょっと!」
絵里「無理よ....さっきこの子達3人でも持ち上げることができなかったのよ、大丈夫よレスキュー隊は呼んだから」
希「そっか、なら安心だね...とりあえずは」
真姫「そうとも言えないわ」
希「え?」
絵里「西木野さんは鋭いわね、そうよこの瓦礫と看板以外も見て....ここはオープンキャンパスの舞台ステージセットの真ん前よ」
希「崩れかかってる!」
絵里「だから早く逃げて!!貴方達も危ないから!あとはレスキュー隊に任せて離れて!!余震でいつ崩れるかわからないわ!」
希「いやや!うちはエリチを置いて逃げられない!!助かるまでここにいる!」
絵里「バカ!!貴方まで巻き込まれたらどうするのよ!」
希「嫌だ!絶対に離れないから!!」
真姫「はぁ....面倒な人達ね....」
希「エリチ!今助けるから!よいしょっと!」
絵里「無理よ....さっきこの子達3人でも持ち上げることができなかったのよ、大丈夫よレスキュー隊は呼んだから」
希「そっか、なら安心だね...とりあえずは」
真姫「そうとも言えないわ」
希「え?」
絵里「西木野さんは鋭いわね、そうよこの瓦礫と看板以外も見て....ここはオープンキャンパスの舞台ステージセットの真ん前よ」
希「崩れかかってる!」
絵里「だから早く逃げて!!貴方達も危ないから!あとはレスキュー隊に任せて離れて!!余震でいつ崩れるかわからないわ!」
希「いやや!うちはエリチを置いて逃げられない!!助かるまでここにいる!」
絵里「バカ!!貴方まで巻き込まれたらどうするのよ!」
希「嫌だ!絶対に離れないから!!」
真姫「はぁ....面倒な人達ね....」
42: 2016/09/09(金) 01:20:33.73 ID:IL2qVXB8.net
真姫「希、ちょっと離れて」
希「真姫ちゃんまでそんなこと言うの!?絶対に嫌だ!」
真姫「じゃあわかりやすく言うわね、今から絢瀬さんを助けるからどいて」
希「え?真姫ちゃんできるの?」
真姫「当然でしょ?私を誰だと思ってるのよ、周りの人達を避難させて」
希「!そっか、真姫ちゃんはそうだもんね!わかった!」
真姫「わかればよろしい....よいしょっと」
絵里「え?何してるの西木野さん、無理よ!持ち上がる訳が」
真姫「私の大切な友達の大切な友達は私にとっても大切な友達よ、黙って助かりなさい」
希「真姫ちゃん!!」
真姫「端っこを持っても看板に隙間がちょっとしかできないか.....なら下に少し入りこんで全身で支えて....」
真姫「ヴェェェェェィィィィ!!!」
絵里「え?嘘.....」
真姫「希ィ!!.....私が今これを持ってるから早く絢瀬さんを!」プルプル
希「わかった!」
希「真姫ちゃんまでそんなこと言うの!?絶対に嫌だ!」
真姫「じゃあわかりやすく言うわね、今から絢瀬さんを助けるからどいて」
希「え?真姫ちゃんできるの?」
真姫「当然でしょ?私を誰だと思ってるのよ、周りの人達を避難させて」
希「!そっか、真姫ちゃんはそうだもんね!わかった!」
真姫「わかればよろしい....よいしょっと」
絵里「え?何してるの西木野さん、無理よ!持ち上がる訳が」
真姫「私の大切な友達の大切な友達は私にとっても大切な友達よ、黙って助かりなさい」
希「真姫ちゃん!!」
真姫「端っこを持っても看板に隙間がちょっとしかできないか.....なら下に少し入りこんで全身で支えて....」
真姫「ヴェェェェェィィィィ!!!」
絵里「え?嘘.....」
真姫「希ィ!!.....私が今これを持ってるから早く絢瀬さんを!」プルプル
希「わかった!」
43: 2016/09/09(金) 01:24:58.63 ID:IL2qVXB8.net
絵里「助かったわ、希....それに西木野さんも」
希「お礼は真姫ちゃんに言ってよ、ねぇ真姫ちゃん?」
真姫「そうね、よか、ったわね」
希「早く真姫ちゃんもそれを降ろしてこっちに戻ってきなよ、危ないよ?」
真姫「そ、そうね.....」
希「真姫ちゃん?」
真姫「...........」
希「お礼は真姫ちゃんに言ってよ、ねぇ真姫ちゃん?」
真姫「そうね、よか、ったわね」
希「早く真姫ちゃんもそれを降ろしてこっちに戻ってきなよ、危ないよ?」
真姫「そ、そうね.....」
希「真姫ちゃん?」
真姫「...........」
44: 2016/09/09(金) 01:25:35.64 ID:IL2qVXB8.net
希「何してんの?早くこっちにきなよ」
真姫「やっぱり悪い事はできないみたいね」
希「え?」
真姫「右腕がね動いてくれないのよ...エネルギーももう今ので尽きかけ...まぁ私はロボットだし、いいよね?」
希「待って、それってどういう.....」
真姫「ねぇ、希、私は忘れないから」
希「真姫ちゃんそれはどういう意味なの!?」
真姫「貴方と過ごした数か月間、他のどの学校よりも楽しかったわ、もし会えたらまた....」
希「なんで!なんでそんなことを言うの!?」
真姫「友達になってくれますか?」
希「真姫ちゃーーーーん!!!!」
真姫「やっぱり悪い事はできないみたいね」
希「え?」
真姫「右腕がね動いてくれないのよ...エネルギーももう今ので尽きかけ...まぁ私はロボットだし、いいよね?」
希「待って、それってどういう.....」
真姫「ねぇ、希、私は忘れないから」
希「真姫ちゃんそれはどういう意味なの!?」
真姫「貴方と過ごした数か月間、他のどの学校よりも楽しかったわ、もし会えたらまた....」
希「なんで!なんでそんなことを言うの!?」
真姫「友達になってくれますか?」
希「真姫ちゃーーーーん!!!!」
45: 2016/09/09(金) 01:30:42.97 ID:IL2qVXB8.net
真姫(無様ね...瓦礫に埋もれるなんて...肝心なところで私は駄目な)
真姫(もうコンピューターも、もう切れそうね....オーるデリーと開始......)
真姫(これ、で西木野真姫のデーたは消える、これでおし、まい)
真姫(ぱぱ、ごめんなさい、約束、守れませんでした)
真姫(もしも、めがさめたら、お説教はいくらでもきくから、でも命を救えたよ?)
真姫(ぱぱみたいにたくさんは救えなかったけど、大切な人達をすくえたから、いいよね?)
真姫(................)
真姫(もうコンピューターも、もう切れそうね....オーるデリーと開始......)
真姫(これ、で西木野真姫のデーたは消える、これでおし、まい)
真姫(ぱぱ、ごめんなさい、約束、守れませんでした)
真姫(もしも、めがさめたら、お説教はいくらでもきくから、でも命を救えたよ?)
真姫(ぱぱみたいにたくさんは救えなかったけど、大切な人達をすくえたから、いいよね?)
真姫(................)
46: 2016/09/09(金) 01:31:09.04 ID:IL2qVXB8.net
絵里「あれ?私はなんでこんなところに...痛っ!ってなにこれ」
希「..........」
絵里「希?....なんで泣いてるの?怪我でもしたの!?」
希「え!?あ、あれ?なんでうち泣いてるの?ってそれよりエリチのが怪我してるやん!早く手当しないと」
絵里「私達、奇跡的に助かったみたいね...目の前が瓦礫の山よ」
希「そう、やね........」
希「..........」
絵里「希?....なんで泣いてるの?怪我でもしたの!?」
希「え!?あ、あれ?なんでうち泣いてるの?ってそれよりエリチのが怪我してるやん!早く手当しないと」
絵里「私達、奇跡的に助かったみたいね...目の前が瓦礫の山よ」
希「そう、やね........」
47: 2016/09/09(金) 01:31:46.98 ID:IL2qVXB8.net
その後すぐに西木野総合病院から救急車が来てエリチは念の為の検査で運ばれていった
オープンキャンパスは中止、うちは帰路につくことになった
希「ただいま~あ~喉乾いた」
希「ん?うちこんなにトマトジュース買ったっけ?」
希「あれ?なんで涙が出てくるんだろう、なんで?」
希「真姫ちゃん......」
オープンキャンパスは中止、うちは帰路につくことになった
希「ただいま~あ~喉乾いた」
希「ん?うちこんなにトマトジュース買ったっけ?」
希「あれ?なんで涙が出てくるんだろう、なんで?」
希「真姫ちゃん......」
51: 2016/09/09(金) 23:05:16.21 ID:IL2qVXB8.net
「医院長、メモリーとボディの回収完了しました」
「ご苦労、そこに置いておいてくれ」
「はい」
「真姫の容態は?」
「以前と変わらず肉体には意識は戻りません」
「そうか...」
「しかし、お嬢様がまさかあんなことをするなんて」
「そうだな...だが真姫が誰かの為に何かをするなんてな、そこまでの物があの学校にはあったんだろう」
「.........」
「ご苦労、そこに置いておいてくれ」
「はい」
「真姫の容態は?」
「以前と変わらず肉体には意識は戻りません」
「そうか...」
「しかし、お嬢様がまさかあんなことをするなんて」
「そうだな...だが真姫が誰かの為に何かをするなんてな、そこまでの物があの学校にはあったんだろう」
「.........」
52: 2016/09/09(金) 23:07:06.52 ID:IL2qVXB8.net
「医院長!お嬢様の容態が!」
「何!一体どうした!?」
「お嬢様の....お嬢様の意識が戻りました!」
「!!すぐにいく!」
「真姫!!」
真姫「パパ?....少し痩せた?」
「まぁ、色々とあってな.....」
真姫「私....どれだけ眠っていたの?」
「約1年だ.....正確には体は」
真姫「体は?....どういうこと?」
「真姫....まさか覚えてないのか?」
真姫「?」
「何!一体どうした!?」
「お嬢様の....お嬢様の意識が戻りました!」
「!!すぐにいく!」
「真姫!!」
真姫「パパ?....少し痩せた?」
「まぁ、色々とあってな.....」
真姫「私....どれだけ眠っていたの?」
「約1年だ.....正確には体は」
真姫「体は?....どういうこと?」
「真姫....まさか覚えてないのか?」
真姫「?」
53: 2016/09/09(金) 23:25:49.76 ID:IL2qVXB8.net
絵里「私達も今日から2年生ね、1年があっという間だったわね」
希「そうやね」
絵里「ちゃんと見本になる先輩にならないとね」
希「しっかりしないといかんね」
「あー!いたーー!!いたよ!海未ちゃん!!」
「騒がしいですよ、穂乃果!」
希「そうやね」
絵里「ちゃんと見本になる先輩にならないとね」
希「しっかりしないといかんね」
「あー!いたーー!!いたよ!海未ちゃん!!」
「騒がしいですよ、穂乃果!」
54: 2016/09/09(金) 23:26:15.40 ID:IL2qVXB8.net
絵里「なんか騒がしそうな子達ね、1年生かしら」
希「あ、こっちにくるよ」
「お姉さん!私この学校入ったよ!あ、私、高坂穂乃果っていいます」
絵里「えっと....誰?」
穂乃果「ひどいよ~オープンキャンパスの時に穂乃果達を助けてくれたじゃない!」
「穂乃果!先輩に向かってなんて言葉遣いなんですか!」
穂乃果「あ.....ごめんなさい、でもお礼が言いたくて」
絵里「あー!あの時の3人組だった子達ね」
希「あ、こっちにくるよ」
「お姉さん!私この学校入ったよ!あ、私、高坂穂乃果っていいます」
絵里「えっと....誰?」
穂乃果「ひどいよ~オープンキャンパスの時に穂乃果達を助けてくれたじゃない!」
「穂乃果!先輩に向かってなんて言葉遣いなんですか!」
穂乃果「あ.....ごめんなさい、でもお礼が言いたくて」
絵里「あー!あの時の3人組だった子達ね」
55: 2016/09/09(金) 23:51:35.20 ID:IL2qVXB8.net
「うちの幼馴染が無礼者で失礼しました」
絵里「大丈夫よ、怒ってないから...えっと」
海未「私の名前は園田海未です」
絵里「えっと園田さんね、これからよろしくね...何か困ったことがあったら相談してね」
海未「ありがとうございます」
穂乃果「あれ~?」キョロキョロ
海未「どうしたんですか?穂乃果?ことりはしばらく戻ってきませんよ」
穂乃果「違う違う、ねぇ、あの赤髪のお姉さんは?」
絵里「赤髪のお姉さん?誰よそれ...希、知ってる?」
希「え、うちは知らないけど....」
穂乃果「えっと希先輩でしたっけ?と一緒にいたと思うんですけど」
海未「そんな人いましたっけ?」
穂乃果「いたよ!赤髪でつり目のお姉さん!」
海未「だから仮にそうだとしてもお姉さんじゃなくて、先輩です!」
絵里「大丈夫よ、怒ってないから...えっと」
海未「私の名前は園田海未です」
絵里「えっと園田さんね、これからよろしくね...何か困ったことがあったら相談してね」
海未「ありがとうございます」
穂乃果「あれ~?」キョロキョロ
海未「どうしたんですか?穂乃果?ことりはしばらく戻ってきませんよ」
穂乃果「違う違う、ねぇ、あの赤髪のお姉さんは?」
絵里「赤髪のお姉さん?誰よそれ...希、知ってる?」
希「え、うちは知らないけど....」
穂乃果「えっと希先輩でしたっけ?と一緒にいたと思うんですけど」
海未「そんな人いましたっけ?」
穂乃果「いたよ!赤髪でつり目のお姉さん!」
海未「だから仮にそうだとしてもお姉さんじゃなくて、先輩です!」
56: 2016/09/09(金) 23:52:46.86 ID:IL2qVXB8.net
絵里「ふぅ...元気だったわね、新入生」
希「そうやね、なんか元気もらっちゃったね」
絵里「そうね....ただ、あの高坂さんが言ってた赤髪の生徒って」
希「もしかして幽霊?」
絵里「や、やめなさいよ!変な事言うのは」
希「え~でも穂乃果ちゃんしか見てないかんじやったやん」
絵里「そこなのよね、私も希も園田さんもその場にいたのに見た記憶がない、多分高坂さんの勘違いよね」
希「たしか名前はまきちゃん....だっけ?」
絵里「調べてみたけど、そんな名前の生徒はいなかったわ」
希「謎やな.....まきちゃんか....」
希「そうやね、なんか元気もらっちゃったね」
絵里「そうね....ただ、あの高坂さんが言ってた赤髪の生徒って」
希「もしかして幽霊?」
絵里「や、やめなさいよ!変な事言うのは」
希「え~でも穂乃果ちゃんしか見てないかんじやったやん」
絵里「そこなのよね、私も希も園田さんもその場にいたのに見た記憶がない、多分高坂さんの勘違いよね」
希「たしか名前はまきちゃん....だっけ?」
絵里「調べてみたけど、そんな名前の生徒はいなかったわ」
希「謎やな.....まきちゃんか....」
57: 2016/09/10(土) 00:21:46.67 ID:ikppShXj.net
希「~♪」
絵里「希って毎日トマトジュース飲んでるわよね?好きなの?」
希「いや別に、普通かな」
絵里「え、じゃあなんで毎日飲んでるのよ」
希「なんでなんだろう....なんか懐かしい味がするんよ」
絵里「なにそれ、希も変な事言うわね」
希「うーん...なんでなんだろう」
絵里「希って毎日トマトジュース飲んでるわよね?好きなの?」
希「いや別に、普通かな」
絵里「え、じゃあなんで毎日飲んでるのよ」
希「なんでなんだろう....なんか懐かしい味がするんよ」
絵里「なにそれ、希も変な事言うわね」
希「うーん...なんでなんだろう」
58: 2016/09/10(土) 00:24:15.61 ID:ikppShXj.net
絵里「今年は無事にオープンキャンパスも終わったわね」
希「~♪」
絵里「希はその歌好きね、なんの歌なの?」
希「これ?気づいたらつい鼻歌しちゃうんよね」
絵里「へぇ~、よっぽどお気に入りの歌なのね」
希「そうやね....でもなんの曲かよくわからなんよ」
絵里「なによそれ、ボケ?」
希「ボケとらんわ!でも思い出せないんよ」
絵里「まぁ、たまにそんなことあるわよね、思い出したら教えてちょうだい」
希「うん!...でも、なんの歌なんだろ、これ」
希「~♪」
絵里「希はその歌好きね、なんの歌なの?」
希「これ?気づいたらつい鼻歌しちゃうんよね」
絵里「へぇ~、よっぽどお気に入りの歌なのね」
希「そうやね....でもなんの曲かよくわからなんよ」
絵里「なによそれ、ボケ?」
希「ボケとらんわ!でも思い出せないんよ」
絵里「まぁ、たまにそんなことあるわよね、思い出したら教えてちょうだい」
希「うん!...でも、なんの歌なんだろ、これ」
59: 2016/09/10(土) 00:45:14.33 ID:ikppShXj.net
絵里「もう私達もそろそろ3年生ね、そして私は生徒会長」
希「うちは副会長」
絵里「全く、お互いに長い付き合いになったわね」
希「そうやね、ここまで仲良くなれるとは思わなかったよ」
絵里「そうね、希のおかげね」
希「うちのおかげ?」
絵里「え、だって希から私に話かけてくれたんじゃない」
希「そうやったね、懐かしいな~」
絵里「最初は『なに?この似非関西弁の子は?』って思ったけどね」
希「手厳しいな~エリチは」
希「そういえば、なんでうちはこの喋り方になったんだっけ?」
希「うちは副会長」
絵里「全く、お互いに長い付き合いになったわね」
希「そうやね、ここまで仲良くなれるとは思わなかったよ」
絵里「そうね、希のおかげね」
希「うちのおかげ?」
絵里「え、だって希から私に話かけてくれたんじゃない」
希「そうやったね、懐かしいな~」
絵里「最初は『なに?この似非関西弁の子は?』って思ったけどね」
希「手厳しいな~エリチは」
希「そういえば、なんでうちはこの喋り方になったんだっけ?」
60: 2016/09/10(土) 00:46:02.13 ID:ikppShXj.net
希「エリチおはよ~♪」
絵里「こら希!!入学式に遅刻してくる生徒会がいるなんて示しがつかないでしょ!!」
希「おぉ...ごめん、エリチ」
絵里「全くもう...生徒会長しか挨拶とかがなくて本当によかったわ」
希「ごめんな~エリチ」
絵里「ほら、仕事は山ほどあるんだから手伝って!」
希「は~い」
絵里「こら希!!入学式に遅刻してくる生徒会がいるなんて示しがつかないでしょ!!」
希「おぉ...ごめん、エリチ」
絵里「全くもう...生徒会長しか挨拶とかがなくて本当によかったわ」
希「ごめんな~エリチ」
絵里「ほら、仕事は山ほどあるんだから手伝って!」
希「は~い」
61: 2016/09/10(土) 01:22:12.53 ID:ikppShXj.net
絵里「ふぅ...今日はこんなところかしら」
希「そうやね、今日はあんま時間かからんかったね」
絵里「希が真面目にやってくれたからね、毎日こうだったらいいのに」
希「あはは...耳が痛いなぁ...」
~♪
絵里「ん?放課後なのにピアノの音?」
希「どっかに部活じゃないの?」
絵里「どうかしら、吹奏楽部とか廃部になったはずだし、誰かしら?」
希「まぁ誰でもええやん.......!」
絵里「そうね...どうしたの希?」
希「....ごめん、エリチうちなちょっと用事を思い出したわ、先に帰ってて!」
絵里「ちょっと、どこいくの!?」
希「そうやね、今日はあんま時間かからんかったね」
絵里「希が真面目にやってくれたからね、毎日こうだったらいいのに」
希「あはは...耳が痛いなぁ...」
~♪
絵里「ん?放課後なのにピアノの音?」
希「どっかに部活じゃないの?」
絵里「どうかしら、吹奏楽部とか廃部になったはずだし、誰かしら?」
希「まぁ誰でもええやん.......!」
絵里「そうね...どうしたの希?」
希「....ごめん、エリチうちなちょっと用事を思い出したわ、先に帰ってて!」
絵里「ちょっと、どこいくの!?」
62: 2016/09/10(土) 01:23:41.34 ID:ikppShXj.net
希(この曲....うちはどこかで聞いたことがある)
希(だけど思い出せない)
希(ただ、すごく大切な気がするんよ!)
希(あともう少しで思い出せそうな気がするんよ!とにかく音楽室に!)
希「はぁ...はぁ...音楽室にやっと着いた」
希「よし、入ろう...」
希(だけど思い出せない)
希(ただ、すごく大切な気がするんよ!)
希(あともう少しで思い出せそうな気がするんよ!とにかく音楽室に!)
希「はぁ...はぁ...音楽室にやっと着いた」
希「よし、入ろう...」
63: 2016/09/10(土) 01:32:36.12 ID:ikppShXj.net
真姫「~♪」
希「....真姫ちゃん?」
真姫「!誰!?」
希「あはは....なんで、うち忘れてたんやろ、大切な友達のことを」
真姫「えっと、リボンの色からして3年生の先輩ですよね?なにか私に用ですか?」
希「!!うち!東條希!真姫ちゃん忘れちゃったの?」
真姫「ごめんなさい...私、2年半前から1年半くらい前までしばらく入院して意識を失ってたの」
真姫「目が覚めてそれより前の記憶が混在してるの、ごめんなさい...もし昔知り合いだったり友達だったりしてたらごめんなさい、思い出せないの....」
希「....真姫ちゃん?」
真姫「!誰!?」
希「あはは....なんで、うち忘れてたんやろ、大切な友達のことを」
真姫「えっと、リボンの色からして3年生の先輩ですよね?なにか私に用ですか?」
希「!!うち!東條希!真姫ちゃん忘れちゃったの?」
真姫「ごめんなさい...私、2年半前から1年半くらい前までしばらく入院して意識を失ってたの」
真姫「目が覚めてそれより前の記憶が混在してるの、ごめんなさい...もし昔知り合いだったり友達だったりしてたらごめんなさい、思い出せないの....」
64: 2016/09/10(土) 01:49:14.71 ID:ikppShXj.net
希「そ、そんな......せっかくせっかく思い出せたのに...なんでなんで....」ポロポロ
真姫「あの、ごめんなさい....本当に」
希「私の最初の友達だったの....その時は真姫ちゃんは私を助けてくれたの....それでね」
真姫「..........」
希「それで一人ぼっちだった私の友達になってくれて、友達を作るのも手伝ってくれた!エリチ、絢瀬さんとも友達になれたのも真姫ちゃんのおかげ....」
真姫「あやせ....さん.....」
希「~♪」
真姫「...!この曲は今私が引き語りしてた曲...私と私の家族くらいしかしらないはずなのに....」
希「覚えてないかもしれないけど、この曲をねオープンキャンパスで皆の前で演奏したんだよ」
真姫「............」
希「ごめんね....今の真姫ちゃんに言ってもわからないし、迷惑だよね?...そうだ、真姫ちゃんトマトジュースよく飲んでたの、これあげるね」
真姫「...トマトジュース.......!?」
希「迷惑じゃなかったらまたくるから...その時は仲良くしてね....」
希「じゃあ、またね......」
真姫「全く、関西弁忘れてるわよ、希」
真姫「あの、ごめんなさい....本当に」
希「私の最初の友達だったの....その時は真姫ちゃんは私を助けてくれたの....それでね」
真姫「..........」
希「それで一人ぼっちだった私の友達になってくれて、友達を作るのも手伝ってくれた!エリチ、絢瀬さんとも友達になれたのも真姫ちゃんのおかげ....」
真姫「あやせ....さん.....」
希「~♪」
真姫「...!この曲は今私が引き語りしてた曲...私と私の家族くらいしかしらないはずなのに....」
希「覚えてないかもしれないけど、この曲をねオープンキャンパスで皆の前で演奏したんだよ」
真姫「............」
希「ごめんね....今の真姫ちゃんに言ってもわからないし、迷惑だよね?...そうだ、真姫ちゃんトマトジュースよく飲んでたの、これあげるね」
真姫「...トマトジュース.......!?」
希「迷惑じゃなかったらまたくるから...その時は仲良くしてね....」
希「じゃあ、またね......」
真姫「全く、関西弁忘れてるわよ、希」
70: 2016/09/10(土) 22:58:27.70 ID:ikppShXj.net
希「真姫ちゃん......?今なんて?」
真姫「久しぶりね、少し背が伸びた?」
希「っ.............」
真姫「希のおかげで記憶が戻ったみたい、お礼を言うわ....でも今希は私の先輩だから、呼び方は希先輩かしら?ねぇ、呼び方はどうしたらいいかしら?」
希「......ばか.......」
真姫「え?なにか言ったかしら?あ、そうだ!敬語の方がいいかしら?一応先輩なわけだし....」
希「..........」
真姫「ねぇ、せっかくの再開なのよ、もっとリアクションとかないの?」
希「真姫ちゃんのあほおぉぉぉぉぉ!!」
真姫「!?」
真姫「久しぶりね、少し背が伸びた?」
希「っ.............」
真姫「希のおかげで記憶が戻ったみたい、お礼を言うわ....でも今希は私の先輩だから、呼び方は希先輩かしら?ねぇ、呼び方はどうしたらいいかしら?」
希「......ばか.......」
真姫「え?なにか言ったかしら?あ、そうだ!敬語の方がいいかしら?一応先輩なわけだし....」
希「..........」
真姫「ねぇ、せっかくの再開なのよ、もっとリアクションとかないの?」
希「真姫ちゃんのあほおぉぉぉぉぉ!!」
真姫「!?」
71: 2016/09/10(土) 23:00:09.33 ID:ikppShXj.net
真姫「な、なによ!びっくりするじゃない!」
希「うっさいわ!なんや、そのテンション!うちは!うちは!!!」
真姫「の、希....?」
希「私は....寂しかった!!誰かいたはずなのに誰か思い出せない!!その人の痕跡があるのにその人がいない!」
真姫「...........」
希「自分がおかしいかなとも思ったよ!!気持ちが悪かったよ!!」
希「でも....真姫ちゃんは戻ってきてくれた....もう絶対に離さないんだから......」ぎゅっ
真姫「ちょ、ちょっと、苦しいわ....希」
希「嫌だ...これはうちを....私を泣かした罰なんだから」
真姫「....全く、これじゃ、どっちが先輩なんだかわからないわね....」
希「うるさいわ....真姫ちゃんのあほぉ.....」
真姫「はいはい.....」なでなで
希「うっさいわ!なんや、そのテンション!うちは!うちは!!!」
真姫「の、希....?」
希「私は....寂しかった!!誰かいたはずなのに誰か思い出せない!!その人の痕跡があるのにその人がいない!」
真姫「...........」
希「自分がおかしいかなとも思ったよ!!気持ちが悪かったよ!!」
希「でも....真姫ちゃんは戻ってきてくれた....もう絶対に離さないんだから......」ぎゅっ
真姫「ちょ、ちょっと、苦しいわ....希」
希「嫌だ...これはうちを....私を泣かした罰なんだから」
真姫「....全く、これじゃ、どっちが先輩なんだかわからないわね....」
希「うるさいわ....真姫ちゃんのあほぉ.....」
真姫「はいはい.....」なでなで
72: 2016/09/10(土) 23:24:52.56 ID:ikppShXj.net
絵里「教室を飛び出したかと思えば....よかったわね希...私も思い出したわよ」
絵里「今度改めて、西木野さんにはあの時のお礼を言わないとね....今日は二人っきりにしてあげるわ、これは貸しなんだからね?なんちゃってね」
穂乃果「あ!絵里ちゃん会長~!!ここにいたんだね!」
絵里「穂乃果!絵里ちゃん会長はやめなさいって言ったでしょ!」
穂乃果「えへへ...ごめんなさい、つい」
絵里「全く、穂乃果は...私先輩なのよ、一応」
穂乃果「あ!そうだ!それよりも聞いて!聞いてよ!絵里ちゃん会長!」
絵里「穂乃果、私の話を聞いてた?」
穂乃果「えっと、ほらあの真姫ちゃんっていう先輩みたいな1年生の子がいたんだよ!!音楽室にいるから行こうよ!」
絵里「あぁ....さっき音楽室通りかかったけど、誰もいなかったわよ」
穂乃果「えぇ~今日は帰っちゃったのかな~?」
絵里「今度改めて、西木野さんにはあの時のお礼を言わないとね....今日は二人っきりにしてあげるわ、これは貸しなんだからね?なんちゃってね」
穂乃果「あ!絵里ちゃん会長~!!ここにいたんだね!」
絵里「穂乃果!絵里ちゃん会長はやめなさいって言ったでしょ!」
穂乃果「えへへ...ごめんなさい、つい」
絵里「全く、穂乃果は...私先輩なのよ、一応」
穂乃果「あ!そうだ!それよりも聞いて!聞いてよ!絵里ちゃん会長!」
絵里「穂乃果、私の話を聞いてた?」
穂乃果「えっと、ほらあの真姫ちゃんっていう先輩みたいな1年生の子がいたんだよ!!音楽室にいるから行こうよ!」
絵里「あぁ....さっき音楽室通りかかったけど、誰もいなかったわよ」
穂乃果「えぇ~今日は帰っちゃったのかな~?」
73: 2016/09/10(土) 23:25:17.44 ID:ikppShXj.net
絵里「かもね、だから今度一緒に行きましょ?」
穂乃果「そうだね!!そうだ!今日ね、海未ちゃん達これからクレープ食べにいくの!一緒にいかない?」
絵里「買い食いはあまり生徒会長として容認できないけど....たまにはいっか」
穂乃果「お!絵里ちゃん今日はノリがいいね~じゃあ、海未ちゃん達呼んでくるね~」
絵里「あ、こら!廊下は走っちゃダメよ!!」
絵里「全く........さて、行きますか」
絵里「....あ.....」クルッ
絵里「ハッピーエンドね」
穂乃果「そうだね!!そうだ!今日ね、海未ちゃん達これからクレープ食べにいくの!一緒にいかない?」
絵里「買い食いはあまり生徒会長として容認できないけど....たまにはいっか」
穂乃果「お!絵里ちゃん今日はノリがいいね~じゃあ、海未ちゃん達呼んでくるね~」
絵里「あ、こら!廊下は走っちゃダメよ!!」
絵里「全く........さて、行きますか」
絵里「....あ.....」クルッ
絵里「ハッピーエンドね」
74: 2016/09/10(土) 23:26:27.21 ID:ikppShXj.net
主演
東條希役 東條希
西木野真姫役 西木野真姫
絢瀬絵里役 絢瀬絵里
高坂穂乃果役 高坂穂乃果
園田海未役 園田海未
医院長役 西木野真姫の父
助手 エキストラ
製作提供 音ノ木坂学院 西木野総合病院
「うちとマキちゃん」END
凛「あー終わっちゃった」
東條希役 東條希
西木野真姫役 西木野真姫
絢瀬絵里役 絢瀬絵里
高坂穂乃果役 高坂穂乃果
園田海未役 園田海未
医院長役 西木野真姫の父
助手 エキストラ
製作提供 音ノ木坂学院 西木野総合病院
「うちとマキちゃん」END
凛「あー終わっちゃった」
75: 2016/09/10(土) 23:27:45.08 ID:ikppShXj.net
明日の午後のロードショーは
真姫「できたわ!押したら自分と周りの人間を小さくしてしまうスイッチよ!」
それは一人の科学者を目指す少女?が作ったスイッチがきっかけだった
真姫「くれぐれも勝手に押しちゃダメよ?」
ことり「なんだろ~このスイッチ?」
穂乃果「押しちゃえ♪スイッチオン♪」
そのスイッチを押すと
花陽「エェ!?カラダガチヂンジャッタノォ!?」
絵里「は、ハラショー....」
体が6mmまで小さくなってしまった!!
果たして4人は無事に元に戻ることができるのか!?
ミクロミューズ
凛「懐かしいな~これ、明日も見よっと」
おしまい
真姫「できたわ!押したら自分と周りの人間を小さくしてしまうスイッチよ!」
それは一人の科学者を目指す少女?が作ったスイッチがきっかけだった
真姫「くれぐれも勝手に押しちゃダメよ?」
ことり「なんだろ~このスイッチ?」
穂乃果「押しちゃえ♪スイッチオン♪」
そのスイッチを押すと
花陽「エェ!?カラダガチヂンジャッタノォ!?」
絵里「は、ハラショー....」
体が6mmまで小さくなってしまった!!
果たして4人は無事に元に戻ることができるのか!?
ミクロミューズ
凛「懐かしいな~これ、明日も見よっと」
おしまい
76: 2016/09/10(土) 23:28:59.76 ID:ikppShXj.net
これでおしまいです
最後までお付き合いいただきありがとうございました
ただ、のぞまきが書きたかったそれだけです
最後までお付き合いいただきありがとうございました
ただ、のぞまきが書きたかったそれだけです
77: 2016/09/10(土) 23:36:56.83 ID:YtErfUA7.net
乙乙
いまいち流行らないけど俺は好きだよ
いまいち流行らないけど俺は好きだよ
引用: 希「うちとマキちゃん」
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