359: 2014/09/29(月) 20:43:09.88 ID:R/9mpaZ9.net

362: 2014/09/30(火) 16:50:09.57 ID:rJexS8y5.net
●にこ「理事長の陰口」:「陰口」


一期期末テスト前

にこ「はぁーあ…」

真姫「ちょっと!ため息ついてないで勉強しなさいよっ!赤点取ったらラブライブに出場できなくなるって言われ

たでしょ!」

にこ「ったく冗談じゃないわよ…せっかくのラブライブなのに…なんなのよあの理事長…!」

真姫「はぁ…赤点なんてとる人が信じられない…」

にこ「現ににこは赤点ばっかり取ってるんだからしょうがないでしょうよ!それを知っててあんなこと言うのよっ

!?」

真姫「しょうがなくはないわよ…」

にこ「そりゃ言うのは簡単よ!?テストで良い点とれってさ!じゃあ自分でテスト受けてみろって話よっ!!」

真姫「落ち着きなさいよ…一応ここ学校の中なんだから…他の先生に聞かれたらどうすんのよ」

にこ「だってそうじゃない!?」

真姫「まぁー私だったらあんな風に足元見るようなことしないけどね」クルクル

363: 2014/09/30(火) 16:56:56.35 ID:rJexS8y5.net
にこ「生徒の気持ちが全然分かってないのよっ!!そりゃ分かるわけないわよねっ!!どうせお金持ちのお嬢さん

だったんでしょうよっ!!」

真姫「落ち着きなさいって…」

にこ「それを偉そうに、一人でも赤点をとるようなことがあればラブライブの出場は認めませんよっ、だなんて…

!!」

真姫「別に勉強して赤点回避すればいいじゃない?」

にこ「はーあっ!そうやって勉強させて学校の評判をあげようとしてるだけよっ!だからにこあれよっ!あえて赤

点ばっかり取ってるんだからっ!」

真姫「そ、そうなの!?」

にこ「そうよっ!一人ストライキよっ!!」

真姫「卒業できなくなるわよ!?」

にこ「卒業させないでしょアイツ!?最低よね!!」

真姫「いやそれは自業自得でしょー!?」

364: 2014/09/30(火) 17:04:03.18 ID:rJexS8y5.net
にこ「なにあんたさっきから!?理事長の肩もつの!?」

真姫「別にそんなつもりはないわよっ!私だって今回のことはむかついてるわよ!」

にこ「でしょ!?」

真姫「当たり前よ!私たちに恥かかせようとして…!そもそも理事長の性格自体気に喰わないわ!!生徒を区別し

てんのよ!!笑顔で先生に挨拶するような子ばっかり優遇してっ!!」

にこ「そうよそうよ!」

真姫「かと言って理事長に媚び売るようなことは絶対したくないし!」

にこ「いいこと言うわねあんた!!」

真姫「プライドがあるのよ私にだって!!自尊心っ!!自尊心あるのよっ!!やばい何かますますむかついて来た

っ!!」

にこ「のってきたわねー!」

ことり「…」ガチャ

365: 2014/09/30(火) 17:11:37.06 ID:rJexS8y5.net
真姫「冗談じゃないわよあの俗物理事長っ!!」

ことり「!… …」

にこ「本当よっ!!」

真姫「生徒のことなんか本気で考えてないのよ!!自分のことしか頭にないのよ!!」

にこ「変な頭してるくせにねぇ!!」

真姫「そうよ!!どうなってんのよあのぴょこんとしてる髪!?どういう構造なのよ!?」


ことり「…」

にこ「!… …」

真姫「なんなのよアレ親子共々さぁ!ねぇ?ねぇ?」

にこ「えっ…?」

366: 2014/09/30(火) 17:18:24.22 ID:rJexS8y5.net
真姫「大体アイツ人の上に立つ人間じゃないのよ!!薄っぺらいのよ!!」

にこ「そ…そう…?」

真姫「そうでしょうよ!?」

にこ「ちょ…ちょっと一回落ち着きなさいあんた…」

ことり「…」

真姫「落ち着いてらんないわよ!!もうのってきちゃったんだからっ!!」

にこ「ど…どうしたのよ…」

真姫「どうしたってそういう話でしょー!! にこ「まぁまぁまぁ…」

真姫「あんな奴の言うことに従う必要ないのよっ!!どうせ三歩歩けば忘れんでしょ!?にわとりみたいに!!ち

ょーど頭もにわとりみたいだもんねぇ!!」

ことり「… …」

にこ「そ、そんなことないわよ…」

367: 2014/09/30(火) 17:25:54.07 ID:rJexS8y5.net
真姫「そうじゃない!にわとりみたいなもんじゃないっ!!」

にこ「んーっ…」


にこ「まぁ…にわとりみたいなもんか…」

ことり「!」

真姫「でしょー!?」

にこ「そうね…そう言われればそうね!大体授業料高いのよ!!いい加減にしなさいよ!!」

真姫「どうせぼったくってんじゃないの!?」

にこ「ぼったくった金でさぞ贅沢三昧な暮らししてるんでしょうねぇ!!」

真姫「子供も過保護に過保護に育ててんでしょうねぇ!!」

にこ「そんで変なアダ名で呼び合ったりしてねぇ!?」

真姫「してそぉー!!引くわーっ!!」

368: 2014/09/30(火) 17:33:55.93 ID:rJexS8y5.net
にこ「はースッキリした。ていうかもう家で勉強やるわ」

真姫「そうね。こんなとこ居てもしょうがないわ」


ことり「…」

真姫「!」

にこ「あ、ことりお疲れー」ガチャ

真姫「…」

にこ「ハヤクハヤクッ」

ことり「いやちょっと」

にこ「…」

真姫「…」

ことり「…」

370: 2014/09/30(火) 17:41:10.72 ID:rJexS8y5.net
にこ「…」

真姫「…」


ことり「斬新ですね?」

にこ「…」

真姫「…えっ?」

ことり「斬新ですね二人共っ!?いやありますよこういう光景!見たことありますよ!!でもフツー陰口言ってる

相手の娘が来たらやめませんっ!?」

真姫 にこ「…」

ことり「ねぇっ!?最後まで聞けちゃうって斬新ですねっ!!」

真姫「き…聞いてたのっ…?」

ことり「聞いてたよ!」

真姫「いやっあのっごめっ ことり「いや真姫ちゃんはいいの!一旦!」

371: 2014/09/30(火) 17:47:54.67 ID:rJexS8y5.net
にこ「…」

ことり「にこ先輩ですよ…目ぇあいましたよねぇ!?」

にこ「あったわね…」

ことり「あそこですよ!!絶対あそこでやめるべきでしたよっ!!違います!?」

にこ「最初はそう思ったんだけど…」

ことり「うん…まぁそうですよね。目あってすぐはまぁまぁみたいになってたましたもんね」

にこ「そっそうよ!」

ことり「でもちょっとしてまたガーーッっていきましたよね!?ガーーッって!!戻りましたねぇ悪口に!?なん

ですアレ!?目の前グニャってなったんですけどっ!?」

にこ「…何か…パニクっちゃって…」

ことり「パニクっちゃってフツー悪口に戻りますっ!?大体先輩最後すっきりしたって言ったでしょ!!」

にこ「そこまで聞いてたの…」

ことり「聞いてたよ!!どういうことなんですか!?もう娘いるけど、娘の前で理事長の悪口言っちゃって、報告されてもいいってそういうことですか!?」

372: 2014/09/30(火) 17:54:28.09 ID:rJexS8y5.net
にこ「報告はちょっと…」

ことり「報告はちょっと…?」

にこ「報告はちょっと」コク

ことり「じゃあもう…わかんない…じゃあもうことりにはわかんない…」


真姫「ちょ…ちょっと!何で教えてくれなかったのよ…!!」

ことり「そうだよね!?真姫ちゃんはもうある意味被害者だよね!あそこで止めとけばあんなに聞かれずに済んだ

からねっ!!」

真姫「そうよっ!!ああっ…もう…!!」

ことり「可哀想!!真姫ちゃん可哀想!!」

にこ「一応努力はしたんだけど…」

ことり「…はっ?努力…?」

にこ「いやその…まぁまぁみたいなことは一応やったんだけど…全然止まらないから…」

373: 2014/09/30(火) 18:00:36.91 ID:rJexS8y5.net
にこ「その…途中で…パニクっちゃって ことり「それやめてくださいよっ!別にパニクっちゃったは万能じゃな

いですからっ!!」

にこ「でも…あそこで止めたところで最初にちょっと聞かれちゃってる訳だから…」

ことり「はぁ…」

にこ「まぁ一緒かなと ことり「いやいやいやいやっ!!一緒じゃない一緒じゃない!!一緒の部分がないですっ

!!全く!!」

ことり「あそこで止めておけばことり聞こえなかった振りしたもんっ!!」

にこ「えっ!?ホントに!?」

ことり「してましたよっ!!アレ~?二人共何の話~?やってましたよ!!」


にこ「…それもう無理? ことり「無理ですよっ!!何ちょっとチャレンジさせようとしてるんですか!?無理だ

よもうこうなっちゃったんだから!!無理でしょ!!」

真姫「頑張ってよっ!!」

ことり「無理っ!!関係ないことりの頭のこともちょっと言われてたしっ!!さすがにさすがに!!さすがに無理

!!」

374: 2014/09/30(火) 18:07:58.54 ID:rJexS8y5.net
ことり「変なアダ名でも呼び合ってるしね実際!!」

にこ「呼び合ってるんだ…」

ことり「呼び合ってるよ!!家じゃムックンとドリリンだよ私達はっ!!」

真姫「ああぁもうっ…!そんなの聞かされたら絶対退学じゃないのよっ!!」

ことり「いや流石に退学はわかんないけど…」

真姫「何のムックンとドリリンなのよっ!!」

ことり「何のムックンとドリリンだっていいでしょうっ!!」

真姫「退学絶対嫌よ…!!」

ことり「いやいや退学はどうか分からないけど…」

真姫「絶対退学にするじゃないっもう!!」

ことり「いや退学にはならないと思うよ?うんっ大丈夫だと にこ「…」ガチャ

ことり「えっ何で帰るのっ!?何で帰るのっ!?」ガシッ

375: 2014/09/30(火) 18:14:14.95 ID:rJexS8y5.net
にこ「…」

ことり「えっ何でいま帰ったんですか!?えっえっ…!?ことり今…母子共々にわとり扱いした人慰めてる最中

なんですけど!?それなのになんで帰ったんですか!?」


にこ「いや…なんかパニクっちゃって…」

ことり「またっ!?パニックになる要素ありました今っ!?あのですね、こういうおかしな状況招いたの全部にこ

先輩のせいなんですよ…!?」

にこ「じゃあどうすればよかったの…」

ことり「だからあそこで止めておけばよかったんですよっ!」ダンッ

にこ「そうしたんだけど止まんなかったから…ことりが自分から止めてくれてたら…」

ことり「以外に難しいんですよ…聞いちゃうの…意外に…やってみれば分かりますよ…」

にこ「やってみればって言われても…そんなの嫌だし… ことり「ことりだって嫌でしたよっ!!ゼッタイ嫌でし

たよっ!!」

376: 2014/09/30(火) 18:20:41.53 ID:rJexS8y5.net
ことり「なんなんですか…?何でにこ先輩はそんなに焦ってないんですか…?もっと焦らないですか普通…?」

にこ「ことりが入ってきた時は焦ったわよ…」

ことり「焦ったわよじゃないわよ!!何ちょっと偉そうに言ってるんですか!?もっと焦りますよ普通!?もっと

!今もっ!!焦りますよっ!?理事長の悪口言ってたらその娘が入ってきちゃったんですよ!?焦りますよねフツ

ー!?」

にこ「…」

ことり「目ぇ合いましたよねぇ!?目ぇあった瞬間ああーー!!でしょ!?ああーーーことりーーー!!真姫ちゃ

んやめてあああーーー!!でしょ!?」

にこ「…」

ことり「ピンときてよっ!!!」ダァン

にこ「…そういう、タイミングも分からなかったし…」

ことり「タイミングとかないですよ!!ああーーーでしょ!!ことりっあああーーでしょ!!」

377: 2014/09/30(火) 18:28:00.88 ID:rJexS8y5.net
真姫「あああーーあっ!!あああーーあっ!!私の人生あああーあっ!!」

ことり「真姫ちゃん…今そのあああーーじゃないよ真姫ちゃん…」

真姫「この先の進路とかどうすんのよっ!?もう終わりよっ!!」

ことり「落ち着いて…真姫ちゃん落ち着いて…」

真姫「どうすんのよもうっ!!あああーーっ!!」


にこ「っww」

ことり「何で笑ってんの!?」ドガッ

にこ「ちょ…!!あんたアイドルの顔にハイキック…!!」

ことり「今そういうのいいですからっ!!何で笑ってんの!?どういう心境なんです今っ!?」

にこ「いや…凄いなーと思っただけよ…」

ことり「だけよじゃないんですよだから!!だけよじゃないんですよだから!!にこ先輩のせいなんですよこれ全

部!!なんなんですか!?ああーーーのタイミング分かんないんですか!?」

378: 2014/09/30(火) 18:37:33.58 ID:rJexS8y5.net
にこ「わからないわっ!」

ことり「…ゼッタイ分かりますよね?目ぇあってすぐああーーーですよ分かりますよね?」

にこ「わからないわっ!」

ことり「は…?何でここだけちょっと誠実なんですか…!?ねぇ!?ああーーーですよああーーーーのタイミング

ですよっ!分かるでしょ!?」

にこ「わからないわっ!!」

ことり「…」


ことり「じゃあもう教えますから…ああーーーのタイミング教えますから…」

にこ「いや…そんなことより勉強しないと… ことり「今こっちの勉強のほうが大事だからっ!!ことり以外の被

害者出る前に教えるからっ!!」

にこ「…」

ことり「なんなんですその顔…?何ちょっと被害者ぶってるんですか…!?」ドンッ

にこ「…」

379: 2014/09/30(火) 18:43:20.80 ID:rJexS8y5.net
ことり「もうじゃあ一回出てっ!!ことりと真姫ちゃんでにこ先輩の悪口言ってますからっ!!すぐ入ってきて!

!そしたらああーーーーのタイミング教えますからっ!ねっ!?」

にこ「そういうのはちょっと…」

ことり「…はっ!?いやいや何フツーに断ってきてるんですか…!?」

にこ「もう理事長の悪口とか…言わないから…」

ことり「いや言いますよね…?にこ先輩あの調子だったらゼッタイまた言いますよね…?」


にこ「…言うわっ」

ことり「その誠実なのやめてくれませんっ!?じゃあもう…出てっ!!それですぐ入ってきて!悪口言ってますか

ら!ねっ!?」

にこ「ハァ…」ガチャ

ことり「…ハァじゃないのよっ!!ったく…」


真姫「…」

ことり「真姫ちゃんっ!?どうして倒れてるの!?しっかりして!!」

380: 2014/09/30(火) 18:51:13.95 ID:rJexS8y5.net
真姫「何よもうっ!?」

ことり「ていうか真姫ちゃん…こういう時くらいタメ口やめない…?まだ先輩禁止とかじゃないから…」

真姫「まだって何よ!?意味分かんない!!」

ことり「あの…今からことりと真姫ちゃんでにこ先輩の悪口言うことになったから…」


真姫「はっ!?なんでよっ!?」

ことり「いやそういう流れになっちゃった…ごめんね…」

真姫「もういいわよっ!!どうせ退学でしょ!!」

ことり「いやいやしないしない!!退学にはしないっ!!」

真姫「そんなこと言って退学にしたら…絶対許さないからね…!」

ことり「何でことりが許されなきゃいけないの…?何か許されなきゃいけないことしたの…?」

381: 2014/09/30(火) 18:56:40.90 ID:rJexS8y5.net
真姫「ハァ…全く悪口言うのね…やればいいんでしょー!?」

ことり「ハァじゃないのよ!!タメ口やめなさいよ!!」

真姫「いいから早く悪口言いなさいよっ!!」

ことり「真姫ちゃんから言ってよ!!ことりわかんないもんにこ先輩のことなんて!!」

真姫「わっ私だって分かんないわよ///」

ことり「…なに照れてんの…!?…ていうかちょっと待ってね?」ガチャ


ことり「…」ズリズリ にこ「…」

ことり「…何で帰ったの?」

にこ「…」

ことり「ギリギリ校門のところで間に合ったから良かったけど…」

にこ「…」

382: 2014/09/30(火) 19:02:22.04 ID:rJexS8y5.net
ことり「ことり二回すっ転んだんだけど」

にこ「ふふっwww」

ことり「なに笑ってんのよ!!」ドガッ

真姫「ことりパンツ見えたっ///」

ことり「なに照れてんのよ!!」ドガッ



その後

穂乃果「ことりちゃん、あんまりにこちゃんと真姫ちゃんとは喋らないね?何かあったの?」

ことり「えーっ?ナンデモナイノヨ ナンデモ」

にこ「…」

真姫「…」



つづく

385: 2014/09/30(火) 21:25:12.88 ID:rJexS8y5.net
●真姫「そういう人達」:「そういう人」

ラーメン屋

にこ「もしもしことり?今どこ?…あーそう。じゃあそこから交差点左曲がってすぐの店だから。うん。看板見えてるからすぐ分かるわよ。うん。もうこっちは真姫ちゃんと二人でいるから。うん。はーい、じゃあ待ってるわね」

にこ「もうそろそろことり着くって」

真姫「あっそ。全くー、どうしてことりとご飯なんて食べなきゃいけないのよー」

にこ「あんたねぇ!せっかくことりと仲直りしようと思って来たのに何でそういう態度とるのよ!?」

真姫「そういう態度って何よ?意味分かんない!」

にこ「いやだからそのっ…今のまさにそういう態度よ!」

真姫「なんなのー?」

にこ「あのね…もうさすがにスッキリさせたいの!理事長の陰口のことでことりとにこ達ギクシャクしっぱなしでしょ?だからこうやって一緒にご飯でも食べて仲直りしようっていうんじゃない!」

真姫「わかってるわよー全く…」

386: 2014/09/30(火) 21:32:44.28 ID:rJexS8y5.net
にこ「とにかくもう絶対に失礼な態度とるんじゃないわよ!?絶対によ!?」

真姫「わかったわかったしつこいわね!失礼な態度とらなきゃいいんでしょ?」

にこ「絶対によっ!?そこだけ頼むわよ!!」

真姫「わかったわよもう…」

にこ「ならいいのよ…それにしてもことりおっそいわねー?道迷ってんのかしら? 真姫「ぶふっwwwちょっとにこちゃーんっwっw!!」

にこ「えっなに?にこ今変なこと言った?」

真姫「道に迷ってるってwっwそれことりがにわとり頭だからこんな簡単な道にも迷うって、そういうことでしょーっwwふざけてーっww」

にこ「いやそんなつもりで言ってないから!!深読みしすぎなのよあんたは!!」

真姫「っww」

387: 2014/09/30(火) 21:39:44.05 ID:rJexS8y5.net
にこ「ちょっと真姫ちゃん!ホントあんた本番でそんな調子だったら許さないわよっ!」

真姫「本番ってなによ!?別に練習してないわよ!!」

にこ「とにかくもう来るから!ねっ!気合入れるわよ!!」パンパン

真姫「何で頬叩くのよ…」


ことり「…」ガチャ

にこ「あっきたきた!ことりーっ!!こっちこっち」

ことり「あっ…にこちゃ」ツルッ

ことり「」ズッテーン!!


にこ「えっ大丈夫っ!?」ガタッ

真姫「こ…ことり…!」

ことり「…」

388: 2014/09/30(火) 21:46:15.95 ID:rJexS8y5.net
にこ「こっことり大丈夫…?」

ことり「だっ…だいじょうぶ…」ムクッ

にこ「大丈夫だったホントに…?ほら、鞄落ちたわよ…」

ことり「ありがとにこちゃん…」

にこ「テーブルこっちだから…」

ことり「うん…」ズルズル

真姫「…」

にこ「…」

ことり「…」トスッ

真姫「…」

にこ「あっ…注文しよっか…」

ことり「うん…」

真姫「ええ…」

389: 2014/09/30(火) 21:53:03.17 ID:rJexS8y5.net
ことり「その前にごめん…ちょっとお手洗い…」スッ

にこ「うっうん…」


ことり「んっ…」ズルズル

にこ「…」

真姫「っw…」

ことり「…」ズルズル


にこ「えっどうすればいいのぉー!?気まずすぎるわよーっ!!」

真姫「ふふっwwwコケてたーっ!!あははっwwwあはははははっ」

にこ「やめなさいやめなさいあんたは…」

真姫「いやコケるにしてもあんなイクふつーwっw」

にこ「あんなイクとか言うんじゃないわよあんたはっ!!あんなイクってなによ!!」

391: 2014/09/30(火) 22:00:55.78 ID:rJexS8y5.net
真姫「だって結構イってたわよ!?www」

にこ「あんまり笑うんじゃないわよっ!!本人そうとう恥ずかしいわよアレ!?」

真姫「でしょうねアレはねっw怪我とかしてないかしらねホントに?」

にこ「大丈夫だと思うけど…完全に足引きずってたからね…」

真姫「引きずってたわねwwいやそりゃ引きずるわよズッターンってイってたもんねーwwそこで」スッ

にこ「やめなさい!現場を指差すんじゃないわよ!!」

真姫「ふっwwだってイってたじゃないそこでww」スッ

にこ「指さないでっ!!やめなさい!!もうどうすればいいのよあの空気…」

真姫「もうがんがんいじってくしかないでしょ にこ「絶対ダメよ!!ダメダメ!!」

にこ「なにいじってくとか言ってんの!?誰に教わったのそんな言い回し!?」

真姫「希よ」

にこ「アイツ…まあとにかくよ!?ことりはそういういじられるタイプとかじゃないんだから!にこと違って!」

392: 2014/09/30(火) 22:07:51.63 ID:rJexS8y5.net
真姫「そういうタイプじゃないのにイクことりが悪いんじゃないwっw」

にこ「イクとか言うのやめなさい…変な意味に聞こえるわ…とにかくもうやめよ?もう可哀想。さすがに可哀想だわ」

真姫「wっ…まぁでも…そうね」

にこ「なかったことにしましょ?」

真姫「ええ」

にこ「もうことりが戻ってきてもその話題にはふれない。ね?絶対笑うんじゃないわよあんた!?」

真姫「笑わないわよ…」

にこ「もうことりもそろそろ戻ってくるから。…足ひきずりながら」

真姫「ふふっwwww」

にこ「笑うなって言ってんのよ!!」

真姫「今のはっwww今のはにこちゃんが悪いでしょーwww」

393: 2014/09/30(火) 22:14:19.96 ID:rJexS8y5.net
にこ「いい加減にしなさいあんたはっ!!なかったことにするの!!何も起きなかったの!!ことりは転んでなんかないっ!!」

真姫「いや転んだわよ!転んだは転んだ!そこで」スッ

にこ「だから指差すなって言ってんのよ!!現場を指差すんじゃないわよ!!もう戻ってくるから!!絶対笑うんじゃないわよ!!」

真姫「っw分かったわよ…笑わない!」

にこ「可哀想よホント…」


ことり「…」ズルズル

にこ「…」

真姫「…」

ことり「ごめん待たせて…」トスッ

394: 2014/09/30(火) 22:20:17.78 ID:rJexS8y5.net
にこ「いやいやいいのいいの!注文しましょ!ここのラーメン屋ホントなんでも美味しいから!」

ことり「じゃあ…ことり豚骨ラーメン」

真姫「っw…じゃあ私塩にするわ」

にこ「じゃあにこはー醤油!すいませーん、豚骨と塩と醤油で!」


真姫「…」

ことり「…」

にこ「ちょっとなに黙ってんのよ二人共ー?色々おしゃべりしましょ!ほらっ!語ろー♪語ろー♪」

ことり「ふふっ…そうだね!語ろー♪」

にこ「語ろー♪」

ことり にこ「おしゃべり止まらないからっ♪」

ことり にこ「あはははっ!」

396: 2014/09/30(火) 22:26:23.28 ID:rJexS8y5.net
にこ「ほら真姫ちゃんも黙ってないでー!」

ことり「おしゃべりしよ?真姫ちゃん!」


真姫「くっww…」

にこ「…」

ことり「…」

真姫「…ふっwwくくっ…ww」

にこ「何かあんたの笑い種類が違くない…?」

真姫「ふっwwwふふふっww…」

にこ「…真姫?」

真姫「…ふっwwなんか誘ってきたー…www…ww にこ「…ちょことりごめんね?一回席はずすわ」スッ

真姫「…ww」スッ

397: 2014/09/30(火) 22:33:28.94 ID:rJexS8y5.net
にこ「いい加減にしなさいよあんたっ!?」

真姫「いやっww転んだ人がなんか誘ってきたからww にこ「転んだ人とか言ってんじゃないわよ!!」

にこ「ことりよ!!μ'sのメンバーの一人、南ことりっ!!」

真姫「っwあの映像がもう頭にこびりついちゃってw…」

にこ「転んだ程度でμ'sのことりとの思い出が上書きされるわけっ!?」

真姫「ごめんっwwホントそれはごめんwっww」

にこ「にこに謝られてもしょうがないのよっ!! ことり「何かあったの?」ズルッ

にこ「ちょことり座って座って!!大丈夫だから!!座ってて!!」

ことり「だってにこちゃん大きな声出してたから…」ズル

にこ「戻って戻って!!なんでもないから!!だっ大丈夫だから!!」

ことり「そっ…そう」ズルズル…

398: 2014/09/30(火) 22:40:15.67 ID:rJexS8y5.net
にこ「ふーっ…」

真姫「…盛大に引きずってたわねwっw にこ「やめなさいっ!!」

にこ「真姫。あんたいい加減にしなさい。ことりは何も悪くないのよ」

真姫「もう無理よ!!私もう…ことりがそういう人にしか思えない にこ「そういう人ってなによ!?」

真姫「いやだから転んだ人でしょ にこ「やめろって言ってんのよ!!」

真姫「だってもう私の中でことりはそうなっちゃったのよ今日で!」

にこ「たまたま一回転んだだけでしょ!?じゃあ何!?ライブの時とかあんたはずっとそうやって笑ってんの!?」

真姫「もうライブなんて無理よ!!だって私が曲書くとするでしょ?海未が作詞するでしょ?エリーがダンス指導するでしょ?…そしてダンス中ことりが転ぶんでしょ?」

にこ「転ばないわよ!!そんなしょっちゅう転ばないわよ!!」

真姫「本当に転ばないのかしら?」

にこ「転ばないわよ!!今までだって転んでなかったでしょ!!」

399: 2014/09/30(火) 22:46:11.69 ID:rJexS8y5.net
真姫「何でよww転びなさいよwっw」

にこ「あんたマジ頃すわよ…?」

真姫「オチ担当でしょうよww にこ「オチって何よオチって!?誰に教わったのそれ!?」

にこ「もうダメね…もうあんたダメだわ…一回ビンタね…」

真姫「ええーっ!?」

にこ「当たり前でしょ!!一回ビンタよ!!」

真姫「はぁもう…でももうそのほうがいいかもしれないww」

にこ「一回リセットしてもらうから。この後絶対笑うんじゃないわよ?」

真姫「わかった。笑わない。もう笑わないわ」キッ

にこ「いくわよ」

真姫「ええ」

にこ「っ」ッパァーン!!

400: 2014/09/30(火) 22:52:11.58 ID:rJexS8y5.net
真姫「いっ… ことり「どうしたのにこちゃん!?」ズ にこ「ことりは動かないでっ!!意味なくなっちゃうからっ!!」

ことり「意味…? にこ「座って!!」

ことり「う、うん…」トスッ


にこ「行くわよ」

真姫「危なかったわね」

にこ「危なかったわよ」

真姫「戻りましょう」

にこ「うん」


にこ「ごめんねことり!ちょっとBiBiの話で!」トスッ

真姫「…」トスッ

ことり「ううん!大丈夫だよ!」

402: 2014/09/30(火) 22:59:28.51 ID:rJexS8y5.net
にこ「じゃあーおしゃべり再開しましょっか!楽しーことでー♪寂しー気持ちー♪上書きしようねー♪」

ことり「笑いー飛ばすー場所にーしたいー♪」

にこ ことり「おしゃべりはクスリー♪かもよっ♪」

にこ ことり「あははははっ!」

真姫「…」

にこ「どうしたの真姫ちゃんムスッとしちゃってー!」

ことり「そうそう!おしゃべりはクスリだよ?真姫ちゃんの甘くて強いクスリちょうだい?」

にこ「っw」

真姫「そうね」

にこ「ほらほら真姫ちゃんから何かないの?ことりに聞きたいこととかー」

ことり「うんうん!なんでも聞いて?」

真姫「…ことりは休みの日は何してるの?」

403: 2014/09/30(火) 23:06:38.84 ID:rJexS8y5.net
ことり「えー別にフツーのことしかしてないよー?」

にこ「フツーのことってフツーのことって?」

ことり「えっと、そうだなー」

にこ「うんうんっ!」

ことり「ウォーキングとか」


にこ「…」

真姫「…」

ことり「…」

にこ「…っ…っ」

真姫「…」

にこ「ウォ…ウォーキング…っ?」

真姫「っ…」

404: 2014/09/30(火) 23:12:35.12 ID:rJexS8y5.net
にこ「えっ…大丈夫…っ?」

真姫「…っ」

ことり「大丈夫って…なにが? にこ「違う違う違う!!変な意味じゃなくて変な意味じゃなくて!!」

真姫「…」

にこ「違う違う変な意味じゃないのよ!!単純に!!単純によ!!」

真姫「…」

にこ「でっ…できてるのかなっていうww 真姫「ちょ完全に言っちゃってんじゃないwww」

にこ「違うwww違うっwっ純粋にww 真姫「ふっwwwこれはwにこちゃんビンタねっw」

にこ「ちょ何でにこがwwビンタ受けなきゃいけないのよ 真姫「そりゃそうでしょうよwwだって言っちゃってんじゃないフツーにwww」

にこ「嫌よっwwにこビンタ嫌よwwだって単純にww 真姫「だっww単純にってwwww」

406: 2014/09/30(火) 23:19:46.95 ID:rJexS8y5.net
ことり「…」

にこ「ていうか真姫あんたアレよね!?ことりのこと二年生で一番まともって言ってたじゃない!!一番まともな人相手に良くそんな態度とれるわね!!」

真姫「いやあれは言うでしょあれは!!本人を前にして二番目にまともとか言えるわけないでしょー!? にこ「だから今言っちゃってんのよwww」

真姫「いやっww今はしょうがないでしょーww にこ「しょうがないってなによしょうがないってwwしょうがないの意味がわからないわよwっw」

ことり「…」バァーンッ

にこ 真姫「!…」


ことり「なんなの二人共っ!!人が転ぶのがそんなに面白いっ!?」ガタッ

真姫「…」

にこ「ことり…ごめっ…」

408: 2014/09/30(火) 23:27:00.42 ID:rJexS8y5.net
ことり「バカにしないでよっ!!もう帰る!!」ツルッ

ことり「」ズッテーン!!


にこ「!!」ガタッ

真姫「!!…ハァ…」

にこ「だっ大丈夫!?」


ことり「…!…!」ゴロゴロ

にこ「ちょ…痛いのは分かるけど…」

ことり「…!」ゴロゴロ

にこ「あんまりのたうちまわらないで…自動ドア開いちゃう…」

ことり「…んっ」ムクッ

409: 2014/09/30(火) 23:33:47.48 ID:rJexS8y5.net
にこ「ことり…大丈夫?」

ことり「…」

真姫「…」


ことり「…面白いでしょ?」

にこ「…」

ことり「二回目よ…さすがに面白いでしょ…?」

真姫「ハァ…」

にこ「いや…別に面白くはない…わよ」

ことり「嘘つき…笑ってたじゃない…!」

にこ「いや…笑ってないわよ…ねぇ?」

真姫「笑ってないわよ。一回も。今日来てから一回も。日付変わってから一回も ことり「笑ってたじゃない!!さっきからずっと笑ってたじゃない二人で!!」

410: 2014/09/30(火) 23:40:27.48 ID:rJexS8y5.net
にこ「いや笑ってない笑ってない。ホントに。ホントに笑ってない」

ことり「…」ズル…ズル…

にこ「ちょ…どうして近づいて…」

ことり「…」スッ
にこ「…」


ことり「笑ってたわよね…?」
にこ「笑ってない。笑ってない。ホントに笑ってないわよマジで」

ことり「ことりの趣味…ウォーキング」
にこ「…」

ことり「ほう…」
にこ「…」

411: 2014/09/30(火) 23:46:24.36 ID:rJexS8y5.net
ことり「…」ズル…ズル…

真姫「!…」

ことり「…」スッ
真姫「…」

ことり「おしゃべりしよ?真姫ちゃん!」
真姫「…」

ことり「ふーん…」

にこ 真姫「…」

ことり「座ろうよ…そろそろラーメンも来るだろうし…」ズルズル

にこ「も…もういいの? ことり「何がっ!?何がもういいって!?何か我慢してることでもあるのっ!?」

にこ「な…ないわよ」

412: 2014/09/30(火) 23:52:36.23 ID:rJexS8y5.net
ことり「…」トスッ

真姫「…」トスッ

にこ「…」トスッ


ことり「…」

真姫「…」

にこ「…ちょ、にこお手洗い行ってくるわ…」ガタ

ことり「うん…気をつけてね」

にこ「…何が?」ことり「床滑りやすいから」

にこ「…ありがとう」

真姫「…」

413: 2014/09/30(火) 23:58:27.61 ID:rJexS8y5.net
にこ「…」テクテク

ジャアー… パンパンッ

ことり「…」

真姫「…」


にこ「…」テクテク

にこ「…」トスッ

真姫「…」


ことり「…っ…ww…」プルプル

にこ「ちょ…何よ?何笑ってんのよことり…」

414: 2014/10/01(水) 00:05:05.63 ID:Z9K5ZHz4.net
ことり「いやっ…転ばなかったなーと思ってw にこ「何よ!?何いってんのことり!?何でっ何でにこが転ばなきゃならないのよ!!」

ことり「ふふっwwにこちゃんって転ばないよねーっw」

にこ「別に転ばないわよ…」


ことり「ふふふっwwにこちゃん本当転ばないww面白い方に」


にこ「えっ」

ことり「うふふっwwあははっwww」

416: 2014/10/01(水) 00:12:25.83 ID:Z9K5ZHz4.net
にこ「ちょそれ誰から聞いたのよ!?って穂乃果しかいないわね!!」

真姫「ちょっと!意味分かんないんだけど?それ何の話ー?」

ことり「いやあのね?この前にこちゃん にこ「ちょちょちょいいわよ報告しなくて!!」

ことり「だってにこちゃんそういうこと多いでしょ?多くない?」

にこ「まぁ…多いっ!」

ことり「結構あるよね?」

にこ「結構あーるっ!」

ことり「しょっちゅうあるよね?」

にこ「しょっちゅうあーるっ!」

ことり「頻繁だよね?」


にこ「うーん…頻繁っ!!」

ことり「救急車来なかったねwww今は来たほうが面白い流れだったのにwっw」

417: 2014/10/01(水) 00:19:30.57 ID:Z9K5ZHz4.net
にこ「そんなところまでガッツリ聞いてんじゃないわよ…」

ことり「でも大丈夫だよにこちゃん!もうアイドル研究部の時みたいにはならないから!にこちゃんの代わりに転んでくれる子が8人も居るんだもん!」

にこ「その話蒸し返すなって言ってんでしょ!」

真姫「全くー何言ってんのよ二人共?ホンット意味分かんない!」

にこ「もういいのよ!!この話終わり!!…はぁーあ!何かもうバカらしくなってきちゃったわよ…ていうかラーメン来るのおそくない?」

真姫「本当よ…もうお腹すいちゃったわ」

クゥー…

にこ「あっ!今お腹なったわね!もー真姫ちゃんたらーっ!」

真姫「いや…?」

ことり「ごめっ…今のことり///」

にこ「あっそ…真姫。あんたもこっち側だわ 真姫「だから何がよ!?」


おわり

423: 2014/10/01(水) 18:40:11.44 ID:Z9K5ZHz4.net
>>422

陰口:ことり=飯塚,真姫=豊本,にこ=角田

そういう人:にこ=飯塚,ことり=豊本,真姫=角田

真逆だよ…!

424: 2014/10/01(水) 18:41:42.11 ID:Z9K5ZHz4.net
●希「入塾日」:「入居日」

にこ 希「ずるいっ♪ずるいっ♪ずるいことはっ♪しちゃーダメなーのよコーラこら♪」

希「マジメにー♪ にこ「冗談はポケットんなっか~♪ 希「真剣にっキメッテー♪」

にこ 希「こわいっ♪こわいっ♪こわい顔でっ♪イターズラしーかるコーラコラー♪」

希「マジメにー♪真剣なキミっがー♪ にこ「すーてきなーんだもんっ♪」

にこ「だーからキースしよっ♪ 希「ずるいかっ♪」

にこ 希「じょーだーんっ♪」


にこ「ふぅー!ようやくこの曲もカタチになってきたわ!ねっ希?」

希「…うん」

にこ「真姫ちゃん!曲作り手伝ってくれて助かったわよホント!」

425: 2014/10/01(水) 18:48:14.49 ID:Z9K5ZHz4.net
真姫「べっ別に大したことしてないでしょー!ちょっとアドバイスしただけじゃない!」

にこ「いーえ!真姫ちゃんがいなかったらこの乙女式れんあい塾は完成しなかったわ!」

真姫「でもいいわよねーにこちゃんと希は息ピッタリで…私と海未と絵里だったらこうはいかないわ」

にこ「そーお?」

真姫「そうよ。この前だってくだらないことで言い争いになっちゃって…」

にこ「そうなの?どんな?」

真姫「いや…誰が私とご飯食べに行くかで にこ「本当くだんないことねっ!!」

にこ「全く…それより、ご飯といえばお腹空いてきちゃったわよ!何か食べに行きましょうよ!」

真姫「そうね」

426: 2014/10/01(水) 18:54:32.01 ID:Z9K5ZHz4.net
にこ「希!ご飯いきましょ! 希「ごめんにこっち…!」

にこ「ん?何が…?」

希「ウチ…にこっちと一緒には歌えない…」

にこ「えっ…?」

希「ごめんにこっち…本当にごめんっ!」

にこ「いやいや…あんた何言い出してんの…?」

希「あんな…ずっと言い出せなかったことなんやけど…」

にこ「何よっ…?」

希「乙女式れんあい塾…やっぱウチにはちょっとキツイわっ!!」

427: 2014/10/01(水) 19:00:46.59 ID:Z9K5ZHz4.net
にこ「き…きつい?」

希「うん…にこっちのキャラにはあってると思うけど…ウチにはちょっと…キツイと思うんや…」

にこ「はっ…!?ちょ…じゃあどうすんのよっ!?」

真姫「あっ…ちょっと私席外すわ… 希「真姫ちゃん待って!…ここにいて…!」

真姫「…!?」にこ「…はっ?」


希「真姫ちゃん…乙女式れんあい塾歌うの…代わってくれん?」

真姫「…」

にこ「…ウソでしょ…!? 希「ごめんにこっち!ホントごめん!」

にこ「ちょ意味がわかんないわよあんた!?何いってんのよ!?」

希「乙女式れんあい塾の作詞でにこっちが悩んでる時…いつも真姫ちゃんが手助けしていた…ウチはきつくて見てられんかったのに…」

にこ「…」

428: 2014/10/01(水) 19:06:30.92 ID:Z9K5ZHz4.net
希「いけないと思った!許されんと思った!でも気づいたら…乙女式れんあい塾を歌うんはウチより真姫ちゃんのほうが適任だと思うようになっていたんや…!」

にこ「ふざけんじゃないわよっ!!今歌が完成したばっかりなのよっ!! 希「言えんかったんやっ!!にこっちが真剣やったから…!!」

希「でも今言わんかったら…皆が不幸になる!カードがウチにそう言うんやっ!!」

真姫「いっ…意味分かんないっ! 希「分かるやろ…?」

希「真姫ちゃんにも正直に言って欲しい…もう隠す必要なんてないんやっ!乙女式れんあい塾…にこっちと一緒に歌いたいんやろ?」


真姫「いや…ムリ」

希「…無理? 真姫「ゼッタイ無理よ」


希「…あれっ?あの…乙女式れんあい塾歌いたくないん…?」

真姫「歌いたくないわよ…全然私の雰囲気に合ってないし…キツ過ぎるわ」

希「でっ…でも作詞で熱心にアドバイスとかもしてたやん…?」

429: 2014/10/01(水) 19:12:29.21 ID:Z9K5ZHz4.net
真姫「あれはにこちゃんと希が歌うならこんな感じかなと思っただけよ。私が歌うなんて冗談じゃないわ。キツ過ぎるわよ」

希「そっ…そっか…なら仕方ないな…」

にこ「…」


希「にこっち。やっぱり大丈夫やったわ にこ「はあっ!?」

にこ「えーっ?えっ…えっ何が起きたの今…!?」

希「そっぽ向いちゃいーけないの♪じっと♪見つめっ♪られたーい♪ にこ「ちょやめなさいやめなさいあんたっ!なに練習再開してんのよっ!」

にこ「えっなっ何が起きたの今マジで…!?えっ希キツイって言ってたよね…!?」

希「言ってたな…」

にこ「そんで…歌うの代わってくれとか言って…断られてたわよね…なんか?」

希「そ…そうやんな…」

430: 2014/10/01(水) 19:19:01.79 ID:Z9K5ZHz4.net
にこ「…で?」

希「もう大丈夫 にこ「何がっ!?」

希「歌える にこ「はあっ!?」

希「歌いたい にこ「えっ…乙女式れんあい塾を…?」

希「乙女れんあい塾をや にこ「にこと一緒に…?」

希「にこっちと一緒にや にこ「一緒に…?にこと二人で?」

希「にこっちと二人! にこ「予定通り…?」

希「予定通りや にこ「その…当初の…予定通り?」

希「当初の予定通りや にこ「歌うの…にこと…?」

希「にこっちとや! にこ「にこと一緒に…?」

希「にこっちとウチの二人でやっ! にこ「歌うの…?」

希「歌うんやっ! にこ「無理でしょっ!!」

希「なんで…!? にこ「いや無理でしょ!?」

431: 2014/10/01(水) 19:25:33.74 ID:Z9K5ZHz4.net
希「いやいやいやいやいやーっ!!」

にこ「いやいやいや!!逆に!!逆にいやいや!!逆にいやいや!!」

希「ちょっとにこっち!」

にこ「いや無理でしょ!?」

希「いやいやにこっち!!」

にこ「無理よっ!!」

希「にこっ!!」

にこ「いやっ…ふっww…無理でしょ!!無理でしょだって!!キツイんでしょ乙女式れんあい塾が!!」

希「違う…違うんやにこっち!!」

にこ「キツイなら無理でしょねぇ!?にこの書いた歌詞がキツイならっ!!」

希「違うんよにこっち…キツ、かった! にこ「いやいやいやそれはっ!!それはっ!!」

希「いやにこっち! にこ「それは無理!」

希「ホントにっ!! にこ「無理無理!」

432: 2014/10/01(水) 19:34:34.28 ID:Z9K5ZHz4.net
にこ「えっ何だったのこれ!?えっ何だったのこれ本当に!?ねぇ!じゃあもう言うけど!言うけど!!あの流れになったらゼッタイ断られちゃダメでしょ!!」

希「…」

にこ「あそこで断られてなかったら…!じゃあにこちゃん、一緒に歌いましょうかってなってたらまだ分かるわよ!いやわからないわよっ!!分からない分からないっ!!」

希「にこっち…楽しそうやな にこ「楽しくないわよっ!!全くもって一切楽しくないわよっ!!」

にこ「なにっ皆が不幸になるって!?何がカードがウチにそう言うんやよっ!?えぇっ!?」

希「…///」

にこ「それで真姫ちゃんはなんなのよ!?しれっとして!!何フツーにキツ過ぎるとか言ってんのよ!?しかも二回もっ!!」

真姫「ちょっと私に怒らないでよ!キツイのは事実でしょー!何よ冗談はポケットの中って!?どうやって冗談をポケットの中にいれんのよ にこ「やめなさいよっ!!」

にこ「じゃあ何…真姫ちゃんはずっとキツイって思いながらにこに歌詞のアドバイスしてたの…!?」

433: 2014/10/01(水) 19:40:05.38 ID:Z9K5ZHz4.net
真姫「いやだから…にこちゃんと希だったらいいと思うわよ…けど私はないでしょー!?私にこれを歌わせようとするなんて…希の感性狂ってると思うわ…」

希「…」ウンウン…

にこ「なんで頷いてんのよあんたっ!?」

真姫「とにかく…私が歌うのは無理よ!私はもっとマトモな曲を歌うべき にこ「やめなさいっ!!」

希「ウチが歌うべきなんは…乙女式れんあい塾っ!! にこ「うるっさいわよっ!!」

にこ「っw…あんたよく言えたわねっ!?…乙女式れんあい塾っ!!じゃないでしょーがっ!!ちょもう無理!!無理よもう!!もうパニックなのよっ!!もう無理よっ!!こうなっちゃった以上もう…!!」

希「…」

にこ「もう無理!希とはもうゼッタイ歌えないっ!!」

希「にこっち…ひどいっ!!」ガクッ にこ「あんたのせいでしょーがっ!!」

希「うぅ~… にこ「嘘泣きいいわよっ!!」

希「歌いたいのに… にこ「やかましいわよっ!!」

希「にこっちのバカっ!! にこ「バカはあんたよっ!!」

434: 2014/10/01(水) 20:01:56.54 ID:Z9K5ZHz4.net
真姫「もういいでしょうよ…歌いたいって言ってんだから、二人で歌えばいいじゃない?」

にこ「あんたは何なのよさっきからしれっとして!あんただって当事者なのよ!!」

真姫「はー!?私が何か悪いことした!?私はただ…にこちゃんと希に合うキツ目の歌詞を一緒に考えただけ にこ「ムカつくのよあんたはっ!!」

希「お願いにこっち考えなおして…!ウチにはもう乙女式れんあい塾しかないんやっ!」

にこ「消去法でしょ!」

希「でも今は乙女式れんあい塾が一位なんやっ!! にこ「さっきまでランク外だったでしょーがっ!!」

希「ランク外から怒涛の追い上げやっ!! にこ「嬉しくないわよっ!!」

にこ「もういいわよあんた…!!乙女式れんあい塾がキツイんでしょ!? 希「今はキツくないっ!!歌いたいっ!!」

希「かわいいって♪言わなきゃ♪もうー知らないーっ♪ にこ「やめなさいっ!!歌うんじゃないわよっ!!」

希「寂しー♪恋はやめってー♪甘やかしてよねーっ♪ にこ「やめなさいって!!歌わないでっ!!」

希「ねぇー♪ねぇー♪ねぇー♪それが♪フツー♪乙女式♪ にこ「やめなさいっ!!恥ずかしいからやめなさいっ!!」

435: 2014/10/01(水) 20:11:02.43 ID:Z9K5ZHz4.net
真姫「もう落ち着きなさいってーっ!いいから二人で歌いなさいよっ!!」

にこ「うるっさいのよ真姫ちゃんはっ!!口出ししないでっ!!」

真姫「なによそれっ…!?私作曲手伝ったんだけど…!?」


にこ「…ゴメーンッ!!」

真姫「…」

にこ「ちょもう…ごめん本当一人にして…どうすればいいのか全然わかんないから…」

希「キライっ♪キライっ♪キライなものーっ♪優柔不断もーやもや♪ にこ「うるっさいのよあんたはっ!!やめろって言ってんでしょ!!」

希「ちゃんとねー♪肝心なとこっはもっとー♪ 真姫「性急にっ♪おしってー♪wっw」

にこ「なにハモってんのよあんたはっ!!本番は歌わないと思って!!やめなさいもうっ!!もう誰も歌わないでっ!!」


真姫「あのねーにこちゃん。歌うなっていうのは簡単だけど、どうするの?」

にこ「何がっ!?」

436: 2014/10/01(水) 20:16:56.94 ID:Z9K5ZHz4.net
真姫「次のライブ、どうすんの?」


にこ「…はい?」

真姫「今更にこちゃんのソロ曲作れるの?時間的に無理よね?かと言って他のメンバーはもう殆ど曲作り完成してるし…」

にこ「…はい」

真姫「希と一緒に歌うしかないじゃないっ!」


にこ「…」

希「やだ♪全然しゃべんなーいっ♪ にこ「黙っときなさいあんたはっ!!」

にこ「いや無理よもう…にこが書いた歌詞をキツイなんて思ってるヤツと一緒に歌うなんてゼッタイ無理よ…一緒に歌うのだけはホント無理…」

真姫「じゃあどうすんの?ライブ諦める?」

にこ「ゼッタイ出る…ライブはゼッタイ出る…」

437: 2014/10/01(水) 20:22:28.76 ID:Z9K5ZHz4.net
真姫「じゃあどうすんのよ!?ライブ出るなら乙女式を歌うしかないでしょーがっ!!」

希「わかりー♪なさいー♪乙女式ー♪ にこ「黙れっつってんのよあんたはっ!!」


にこ「絶対無理…こんな状況に合わせて乙女式れんあい塾かぶせてからかってくるようなヤツとは絶対一緒になんか歌えない…」

真姫「はぁ…もうわかったわよ仕方ないわね…」

にこ「えっ…?」

真姫「私が代わりに希と乙女式れんあい塾歌えばいいんでしょ…全く…」

にこ「真姫ちゃん…でもキツイって…」

真姫「こうなっちゃった以上仕方ないじゃない!歌えばいいんでしょ歌えばっ!乙女式れんあい塾の歌やダンスだったら私見てたから…本番までには間に合うと思うわ」

にこ「真姫ちゃん…」

真姫「じゃあにこちゃんは代わりにsoldier gameでライブ出るってことね?」

438: 2014/10/01(水) 20:28:40.85 ID:Z9K5ZHz4.net
にこ「え?…まっ…まぁそうなるわね…」

真姫「あ、携帯で見る?soldier gameのダンス」

~♪スリッ トゥー ワン ゼゥ♪ココデー♪トウジョウ♪

ミテナサイ♪ワタシノホンキ♪スリルトービーイシキデ♪カツノヨカナラズ♪

にこ「っ…」

希「うわっ…こんな凄いダンスやったんか…やっぱウチ、乙女式れんあい塾で良かったわ…」

真姫「海未とエリーが本気になっちゃって…最近じゃ毎晩11時くらいまで練習してるわ」

にこ「…」

真姫「言っとくけどこっちは…キツイなんてもんじゃないから」


にこ「…じょーだーんっ♪やっほー♪やっほー♪」

希「うんとぐっと♪近づいてー♪ にこ「耳がー熱くー♪なりそー♪」

真姫「はぁ…やっぱその歌詞キツイわ…」


おわり

442: 2014/10/02(木) 17:46:34.38 ID:LlscEBvG.net
●凛「お礼がしたいにゃ!」:「お礼させて下さい」


部室

海未「…」ガチャ

花陽「あ、海未ちゃん!お疲れ様」

海未「あ、花陽。お疲れ様です。えっ…というかどうしてスノーハレーションの衣装着てるんですか?」

花陽「あっコレッ!?いやこれは…これからA-RISEのツバサさん達とお食事しに行くから…」

海未「またですかっ!?今月に入ってからそれ何回目ですかっ!?」

花陽「七回目かな…?そんなことより花陽変じゃないかな!?髪型とかどうかな!?」

海未「変ではないと思いますが…」

花陽「良かったぁ…海未ちゃん、もう帰るの?」

海未「はい。荷物を取りに来ただけですから」

花陽「そっか。じゃあ途中まで一緒に行こう」

海未「ええ」

443: 2014/10/02(木) 17:53:40.78 ID:LlscEBvG.net
花陽「あっ!ちょっと待って!やっぱりスノハレよりもぎゅっとの衣装の方が今日はいいかな!?」

海未「いやっ!今日はって言われても分からないですが…!」

花陽「ごめんっ!!やっぱり着替えるからちょっと待っててっ!?」

海未「まあいいですけど…私もこれから行くところがあるんですからね?」

花陽「行くところ?」ヌギヌギ

海未「ええ…今日は弓道部によろうと思いまして」

花陽「そっか弓道…」ヌギヌギ

海未「ええ。花陽も弓道をやれば集中力がつきますよ。あっ集中力がないと言えば、大丈夫だったのでしょうか?」

花陽「大丈夫って?ああ…凛ちゃんの英語の小テスト?」モゾモゾ

海未「うまくいったのでしょうか…」

花陽「大丈夫じゃないかな?だって海未ちゃん、凄く熱心に教えてあげてたでしょ?」モゾモゾ

444: 2014/10/02(木) 17:59:54.16 ID:LlscEBvG.net
海未「そうですね…花陽も結構付き合わされてましたね」

花陽「花陽も海未ちゃんと勉強できて為になったよっ」モゾモゾ

海未「それは良かったです」

花陽「よしっできたっ!どうかなっ!?花陽変じゃないかな!?髪型とかどうかな!?」

海未「別に髪型は変わってないですよ!!もう行きますよっ!」


凛「かよちん!海未ちゃん!」ガチャ

海未「あっ、凛!」

凛「よかった…まだ二人が帰ってなくてっ!」

花陽「凛ちゃん!あっ英語の小テストどうだったっ?」


凛「やったよっ…!全問書けたっ!!自信あるにゃ!!」

海未「おお…!やりましたねっ!凛!」

花陽「良かったねっ!凛ちゃん!!」

447: 2014/10/02(木) 18:08:29.29 ID:LlscEBvG.net
凛「ありがとにゃっ!!海未ちゃんの教えてくれた通りにやったらすんなり解けたよ!!」

海未「そうですかっ!凛もやればできますね!!」

凛「かよちんもっ!勉強手伝ってくれて、すっごく助かったよ!!」

花陽「凛ちゃんが頑張ったからだよ!」

凛「二人の力がなかったらまた凛、英語の課題で一週間徹夜することになってたにゃ…本当ありがとう!二人にお礼がしたいにゃっ!!」

海未「別にいいんですよお礼なんて!」

花陽「そうだよ凛ちゃん?」

凛「そんなわけにはいかないよっ!お礼にラーメンおごるからっ!」

海未「凛…そんなに気を使うものでは…」

凛「いやホントお礼がしたいからっ!ねっ?お礼させて?」

海未「そうですか…そこまで言ってもらえるなら…正直、尋常ではないほど大変だったので…」

花陽「凛ちゃん、花陽もいいの?」

凛「あったりまえだにゃっ!じゃあ今からいっくにゃー!!」

448: 2014/10/02(木) 18:16:50.95 ID:LlscEBvG.net
海未「今からですか?すいませんが今からは…私も花陽も用事があるので」

花陽「うんっ!今日じゃない日にしよ?」

凛「そ…そうなの?」

海未「はい。また今度お願いします」


凛「いやー…今日がいいにゃ…」

海未「…いやですから、今日は無理ですって!」

凛「そっか…かよちんも?」

花陽「うん、今日はごめんね…?」

凛「そっか…」

海未「では近々お願いします。私たちはもう行きますので 凛「今日がいいにゃ…」

海未「えっまだ言いますかそれ!?今日は無理だって言ってるじゃないですか!!弓道部の先生に顔を出すと連絡を入れてしまってるので!!」

449: 2014/10/02(木) 18:23:22.66 ID:LlscEBvG.net
凛「まいったにゃ…それ何とかできないかにゃ? 海未「どうして何とかしなきゃいけないんですかっ!?」

海未「弓道の指導をお願いして、今お待たせしてるんですからっ!」

凛「…もういい加減、弓道よくないかにゃ…? 海未「余計なお世話ですよっ!!」

凛「かよちんは…?」

花陽「花陽はA-RISEの皆さんとお食事…」

凛「あっそれあれだよね?Printempsの皆で行くヤツだよね?それだったらほら、かよちんは一旦凛とラーメン食べて、それから合流すれば 海未「ちょ待ちなさい凛っ!」

海未「どうしてですか!?どうしてこっちをずらそうとするんですか!?ラーメン屋を別の日にすれば済むことだと思うんですが!?」

凛「今日お礼がしたいから…」

海未「いいではないですか…また別の機会ということで…」

凛「早く済ませちゃいたいにゃ… 海未「えっ?」

海未「なんて言いました今…?早く済ませちゃいたいにゃって言いました…?」

凛「いやっあの…違うよ違うよ?そんなっそんなんじゃないよ?」

450: 2014/10/02(木) 18:30:24.80 ID:LlscEBvG.net
海未「いやたしかにそう聞こえたような…何でヤなことみたいに言ったんですか…?」

凛「いやいやそんなつもりは…」

海未「いや言いましたよね今!?ヤなことみたいに今言ったじゃないですか!?」

花陽「ま、まぁまぁ…落ち着いて海未ちゃん」

海未「いやでも早く済ませちゃいたいにゃって聞こえたのでっ!!おかしいなと思って聞いてるだけですっ!!」

花陽「いや凛ちゃんもそういう意味で言ったんじゃないよきっと?ねっ?」

凛「も…もちろん!」


海未「じゃあなんだったんですか…?」

凛「あっあのー早く、お礼がしたいっていう…そういうことにゃ 海未「…え!?」

凛「いやあのー…二人には凄く助けてもらったから、凄く…だからその気持が高ぶって…こう、でちゃったにゃ…



海未「高ぶって…?高ぶって早く済ませちゃいたいにゃって出ますか…?普通…?」

凛「いやっあの… 海未「それはおかしいと思うのですが…」

451: 2014/10/02(木) 18:38:18.63 ID:LlscEBvG.net
凛「いやだからそのーっ、早くお礼がしたいっていうのを…その、間違えたにゃ…」


海未「凛、それ本当ですか…?」

凛「ホントだよっ!! 海未「だいぶ違いますよっ!?」

凛「ごめん…間違えたの…」

海未「そうですか…」

凛「本当ありがとうって思ってるから!それだけは分かって 海未「それはもうわかりましたから…」

凛「だから今日お礼がしたにゃ 海未「だから今日は無理だって言ってるでしょう!!」ドンッ 凛「あ゙っ」

花陽「ちょちょ海未ちゃん!?落ち着いて…」

海未「いい加減にしてくださいっ!!凛!!」

花陽「だっ大丈夫!?凛ちゃん!」

凛「今日お礼がしたいだけなの… 海未「まだ言いますかっ!?」

452: 2014/10/02(木) 18:43:53.09 ID:LlscEBvG.net
花陽「じゃあ花陽…お食事会ずらしたほうがいいかな…?」

凛「えっかよちんホント!?ありがとにゃ…かよちんありがとう!!」

花陽「ううん。A-RISEの皆さんとはまたお食事できるから…」

凛「ありがとう…じゃあ海未ちゃんも 海未「じゃあって何ですか!?私の立場は一切変わってないんですよ!?」

凛「だってかよちんはずらしてくれたからーっ!」

海未「もう行って来ればいいじゃないですか二人でっ!」

凛「それじゃ海未ちゃんはどうするのっ!?」

海未「私はもうナシでいいです!」

凛「そういうわけにいかないにゃ!海未ちゃんには凄く勉強教えてもらったんだからっ!」

海未「はぁー…では今日はひとまず花陽と二人で行ってください。私はまた別の日にやってもらえればいいですから…」

凛「いやー今日で終わらしたいにゃ 海未「はっ!?」

453: 2014/10/02(木) 18:50:52.90 ID:LlscEBvG.net
海未「今日で終わらしたいにゃ…と」

凛「いやっ…違うよ? 海未「いやもう違くないです」

凛「いやホントそういう意味じゃ 海未「いやもう無理です。ハッキリ聞こえましたから」

凛「ちがっホント 海未「いやもう無理ですから。どうにもなりませんから」


凛「いや違うよっ!ホントに言いたかったのは!今日… … … 海未「何も出ないじゃないですかっ!!」

凛「チガウ…チガウ… 海未「せめて何か言ってくださいよ!!どうして出ないんですかっ!!」

凛「いや…違うよ…今のはちょっと…魔が差しちゃって 海未「それはもう認めているということですからね!?言葉の意味をわかって使ってるんでしょうね!?」

凛「違う違う…かよちん…タスケテ」

花陽「えっ…えーと…」

凛「ちょっと待ってよ…何コレ…えっ何コレ!?ちょ何コレー!? 海未「何コレーはこっちが言いたいですよっ!!」

455: 2014/10/02(木) 18:59:43.19 ID:LlscEBvG.net
海未「凛…なんなんですかあなたは?早く済ませちゃいたいにゃとか…今日で終わらしたいにゃとか…どうしてヤなことみたいに言うんですか…?」

凛「…」

海未「凛…?質問してるんですが…」

凛「ゴメンニャ…」

海未「いえゴメンニャとかではなく質問してるんです。どうしてヤなことみたいに言ったんですか?」

凛「ホントゴメンニャ…」

海未「いえホントゴメンニャとかではなくっ 凛「あああぁぁあーっ!!」

海未「聞きなさいよっ!! 凛「はあああぁぁあーもーっ!!」

海未「なんなんですかあなたは 凛「何で凛あんな言い方しちゃったんだろうっ!?」

海未「そういうのはいいですから。そういう 凛「あああぁぁあーっ!!」

海未「どうしてヤなことみたいに 凛「もおおぉおぉーっ!!」

海未「いい加減にしなさい凛!!ヤなんですかっ!? 凛「ヤにゃっ!!」

456: 2014/10/02(木) 19:07:26.03 ID:LlscEBvG.net
海未「えっ…ヤにゃ…?」

凛「ヤにゃっ!!」


海未「えっもうどどど、どういうことですか!?今の状況が全然頭に入ってこないんですが…!?」

花陽「り…凛ちゃんがお礼がしたいって言ったんだよ…?」

凛「言ったよ…」

花陽「なのに…ヤなの?」

凛「ヤにゃ!!だってそういうのやったら…絶対海未ちゃんテストのこと聞いてくるもん…!ここはどう書いたんですかとか…そこは間違えてましたねとか…そういうのヤにゃ!!不安になるだけにゃ!!もう凛はテストのことなんて綺麗サッパリ忘れたいのっ!!」

花陽「…」

凛「かと言ってそういう場を作らなかったら明日あたり海未ちゃんテストの話聞いてくるだろうし…もう凛は忘れたいのに…どうせやるなら早く終わらせたいから…だから海未ちゃん、今日行こう? 海未「行きませんよっ!!」

海未「それを聞かされて行く人がいるんですかっ!?」

457: 2014/10/02(木) 19:13:49.89 ID:LlscEBvG.net
凛「…!」ハッ

海未「よく新鮮にしまったみたいな顔できますねっ!はっきり言ったんですよあなたは!!嫌だってっ!!」

凛「ゴメンニャ…じゃあもう…いつでも良いから…お礼を… 海未「行きません。もう凛とはどこにも行きません」

凛「えっ…なんでそんなこと言うの…?」

海未「もういいです。凛は私のことが嫌いなんでしょうから」

凛「そっそんなこと…かよちん…タスケテ」

花陽「えっ… 海未「花陽に助けを求めないであげてください」

海未「花陽では荷が重すぎる案件なので」

凛「ちょ…そんな固い言い方…そんなこと言わないでよ海未ちゃん…何でそんなこと言うの…」サワッ

海未「なっ…」

凛「そんな言わないでよ海未ちゃん…」サワッ サワッ 海未「あのっちょっと…」

凛「なんでそんなん言うのーっ!海未ちゃーん!」サワッ

海未「なんでちょっと手を触るんですかっ!?」

458: 2014/10/02(木) 19:19:33.84 ID:LlscEBvG.net
凛「そんな言わないでよ海未ちゃーん!」サワ モミ

海未「だからちょっと触らないでくださいって!!」

凛「なーんでそんなん言うの海未ちゃーん!!」スッ 海未「!」バッ

海未「ちょ…花陽!見てないで助けてください!!私いま奪われかけましたよ!?」

花陽「いや…凛ちゃんがこうなっちゃうとどうにも…」


凛「ちょ海未ちゃんもうーっ!!なんでそんなこと言うのーっ!!」ジタジタ 海未「なっ…」

凛「海未ちゃーん!!」ギューッ 海未「やめなさいっ!!離れなさいっ!!」

凛「なーんでそんなん言うの海未ちゃーんっ!!」ジタジタ 海未「ちょ…なんで小刻みに揺れるんですか…!?」

凛「海未ちゃーんっ!!」ギューッ 海未「やめなさいって!!もう!!」

海未 凛「はぁ…はぁ…」


凛「かよちーんっ!!」ギューッ 花陽「あっ…凛ちゃん///」

海未「何をイチャイチャしてるんですかあなた達はーっ!!」

459: 2014/10/02(木) 19:26:33.25 ID:LlscEBvG.net
凛「はぁはぁ…胸が苦しいにゃ…」

海未「わっ…私だって苦しいですよ…!」

凛「ストレスかな… 海未「はっ!?ストレス!?私が悪いんですか!?」

凛「えっ…?いやいやいやっ!」

海未「私が悪いんですかっ!?私が凛にストレスを与えてるんですかっ!?」

凛「いやそんなつもりはっ… 海未「そういう言い方をしたじゃないですか!!私が…」

凛「いや違うよ…」チラ 海未「ちょなんで今時計見たんですかっ!?」

海未「なんで時計見たんですか今っ!?早く終わんないかにゃーと思ったんですか!?この説教長いにゃーと思ったんですか!?」

凛「いや思うわけないにゃー! 海未「じゃあなんで今時計見たんですかっ!!」

凛「違うの違うの!間違えた!間違えましたっ! 海未「何と間違えたんですか!?」

凛「あぅ… 海未「あなたが悪いんですよね!?凛、あなたのせいでこんなことになってるんですよね!?」

460: 2014/10/02(木) 19:33:02.15 ID:LlscEBvG.net
凛「それはそうだよっ!もう全部凛が悪い! 海未「そうですよねっ!」

凛「全部凛が悪いからっ!その辺は!もう自信持ってっ!!そこはっ!!」


海未「凛あなた…さっきから全発言を間違えているんですよ…なんで今ちょっと上から来たんですか…」

凛「…またにゃー!!」

海未「またにゃーじゃないですよ…」

凛「もう…こんな自分に嫌気がさすにゃーっ!!」

海未「そういう反省してるフリはいいんですよもうっ!!」

凛「そんなっ…反省してるフリなんかじゃないよ…?どうしてそんなこというの海未ちゃん…」サワッ

凛「お願いしますにゃ海未ちゃーん…!」サワ サワ 海未「だからなんでちょっと触るんですか…!?」

凛「なんでそんなこと言うの海未ちゃん…」スッ 海未「危なっ…!」バッ

461: 2014/10/02(木) 19:41:47.07 ID:LlscEBvG.net
凛「なーんでそんなん言うの海未ちゃーん!!」ジタジタ 海未「揺れないでくださいって!」

凛「海未ちゃーん!!」ギュー 海未「やめなさいっ!!」

凛「なんでそんなこと言うにゃ海未ちゃーん!!」ジタジタ 海未「ちょ…」

凛「海未ちゃーん!!」ギュー 海未「どういう仕組なんですかあなたはっ!?」

凛「海未ちゃん…」スッ 海未「危ない危ないっ!!近いですからっ!!」バッ

海未「花陽っ!どうなってるんですかこの凛はっ!?」

花陽「それは…凛ちゃん流の仲直り術です…」


凛「海未ちゃん…もうあれかにゃ…?何を言ってもわかってもらえないのかにゃ…?」

海未「は…?」

凛「もう…お礼はさせてもらえないのかにゃ… 海未「行きませんよっ!!」

凛「また…勉強は教えてくれるかにゃ…」

海未「凄いですねあなたは…よく強引に唇を奪おうとしておきながらそれを言えましたね…!!」

462: 2014/10/02(木) 19:47:51.44 ID:LlscEBvG.net
凛「いや…そんなつもりは…!」

海未「もうさすがに言わせて頂きますが…凛、あなたは最低ですっ!!」

凛「…!またにゃーっ!!また間違えたーっ!!」

海未「もういいですから…」

凛「また間違えてもたなーっ!! 海未「間違えてもたなっ!?なんで急に関西弁…」

凛「もう…ホント勘弁してにゃ海未ちゃーん…」チュ 海未「!」パァンッ


海未「なんで手の甲にキスしたんですかっ!?王子様ですかあなたはっ!!」


花陽「海未ちゃん…その辺で仲直りしておかないとキスがどんどん上がってくるから…」

海未「キスが上がってくる!?どういう理屈なんですかそれはっ!?」

凛「海未ちゃあん…」ジリ・・・

海未「やめなさい…鎖骨のあたりを見つめながらじりじり近づいてくるのは…」

463: 2014/10/02(木) 19:53:25.68 ID:LlscEBvG.net
海未「あっ!もうこんな時間…もうここまでです凛!私はもう行きますのでっ!!」

凛「えっ!?海未ちゃん待ってよ!!まだ仲直りが完了してない… 海未「完了ってなんですか!?もう付き合いきれません!私はもう行きます!!」

凛「また間違えたにゃ…じゃ、じゃあわかった!もう一気におでこまでいくから 海未「なんなんですかそれはっ!?なんでおでこにキスすればなんとかなるみたいな考えなんですかっ!?」

海未「もう知りませんので…それでは花陽、お疲れ様です」ガチャ

花陽「お…お疲れ様…」

凛「あっ…海未ちゃん…」


花陽「り…凛ちゃん…大丈夫…?」

凛「かよちーん!!やっちゃったよー!!海未ちゃん怒らせちゃった…!!」

464: 2014/10/02(木) 19:59:53.90 ID:LlscEBvG.net
花陽「仕方ないよ…また改めて明日ちゃんと謝ろう…?」

凛「やっちゃったにゃー…今日の内に仲直り済ませておきたかったにゃ…一日またぐとその日の夜すっごくテンション下がるから…」

花陽「その発言も聞かれてたらまた怒られると思うけど…」

凛「はぁ…でもごめんねかよちん、時間とらせちゃって…かよちんはA-RISEの皆とのお食事会行ってきて…?」

花陽「ううん!花陽、今日はお食事会には行かない!凛ちゃん、一緒にご飯食べに行こう?」

凛「い…いいの?」

花陽「うん!」

凛「ありがとうかよちん…!落ち込んでてもしょうがないよね!よぉーし!それじゃ海未ちゃん抜きでラーメン屋!いっくにゃーっ!!」

花陽「ちょ…それ聞かれてたらまた怒られるから…!!」


つづく

471: 2014/10/03(金) 18:45:50.23 ID:RL7pcIQj.net
●海未「魔が差して…?」:「魔が差して」

ラーメン屋

花陽「やっぱりここは炒飯も美味しいなぁ。凛ちゃんも食べる?」

凛「ありがとにゃ…でも大丈夫…凛はラーメンがあるから…」ズルズル

花陽「凛ちゃん…元気だして?海未ちゃんも明日ちゃんと謝れば許してくれるよっ…!」

凛「うん…でもきっと…海未ちゃんは凛のこと嫌いになったよ…」

花陽「そんなことないヨォ!きっと許してくれるから!ね?」

凛「だって…フツーあんなに怒る…?凛だって海未ちゃんとご飯食べに行くのが嫌だって言ったわけじゃないのに…テストの話が嫌だったってだけなのに…」

花陽「う…うーん…」

凛「きっと海未ちゃん…凛があんまりにもバカだから愛想つかしちゃったんだよ…」

花陽「そんなことないから…大丈夫だから…ね?」

凛「だって酷いよ…凛が仲直りしようとしても…突き飛ばされるし…ビンタもされたし…」

花陽「う…うーん…」

472: 2014/10/03(金) 18:52:19.13 ID:RL7pcIQj.net
凛「きっと海未ちゃんは凛のことなんてどうだっていいんだよ…じゃなかったらあんなふうにする!?かよちんだったらあんなふうにビンタしたりする!?」

花陽「いや…花陽だったらしないけどそれは…」

凛「ねぇ!?そうだよね!?海未ちゃんは酷いんだよ!凛のことなんてどうでもいいんだ!バカな凛の気持ちなんてわからないんだよ!!」

花陽「う…うーん…」

凛「バカって言ったほうがバカなんだよ!海未ちゃんのバカ!バカバカバカバカバーカ!! 花陽「落ち着いて凛ちゃん!!別に海未ちゃんそんなこと言ってないからっ!!」


海未「盛り上がってますねー!凛!花陽!」ヒョコ

凛「うわあっ!?」 花陽「えっええーっ!?海未ちゃん!?どうしたのぉ!?」

海未「いえ…予定が変わりまして…凛と花陽がここにいるかなーと思って寄ってみたのです」

花陽「あっ…あー…そうなんだ…び…びっくりしちゃった…」

海未「何かまずかったでしょうか…?」

473: 2014/10/03(金) 19:00:25.16 ID:RL7pcIQj.net
花陽「べっ…別にそうじゃないけど…」

凛「うっ…海未ちゃんなに食べる…?はい、メニュー…」

海未「ありがとうございます…では…このわかめスープをいただきます」

凛「そっそれだけ…?もっと食べたら…」

海未「いえ…そんなにお腹がすいてるわけではないので…」

花陽「っ…」

海未「どうしたんですか二人共…何か様子が変ですけど…」

花陽「なっ…何でもないヨォ!?」

海未「そうですか…それより凛と花陽は、二人でいるときにどんな話をしてるんですか…?」

凛「っ…」 花陽「いやっ…えーと…アイドルの話とか…食べ物の話とか…」

凛「うんうん…」

海未「そうですか…先程も結構盛り上がっていたみたいですね…何の話をしていたんですか…?」

475: 2014/10/03(金) 19:09:51.49 ID:RL7pcIQj.net
凛「べっ…別にフツーの話だよ!ねぇかよちん!?」

花陽「う…うーん…」

海未「そうですか…何やらバカバカと聞こえてきたので…誰かの悪口でも言ってるのかなと思ったのですが…」

凛「違うよ違うよ…アレは…カバの話をしてただけで…カバって食べたらどんな味がするのかなーって話だよ…」

海未「そうですか…それならいいのですが…すみません、お手洗いに」ガタ

凛「うっうん…」


凛「まずいよまずいよかよちん!海未ちゃんバカって言ってたの聞かれたかな!?」

花陽「わ…わからないよぉ…」

凛「どうしよう…聞かれちゃってたら…本当に仲直りできなくなっちゃうよ…ねぇどう思うかよちん!?聞かれてたと思う!? 花陽「う…うーん…」

凛「海未ちゃんバカって言ってたの!?聞かれてたかなぁ?海未ちゃんバカって! 花陽「あの…凛ちゃん…あんまり大きな声で… 海未「何か言いましたかー?」

凛 花陽「うわあっ!?」

476: 2014/10/03(金) 19:17:04.17 ID:RL7pcIQj.net
海未「凛?花陽?」

花陽「うっ…海未ちゃんお手洗いは…?」

海未「その前に…今なんと言いましたか…凛」

凛「…」

海未「なんと言ったかと聞いてるんですっ!!凛!!」

凛「海未ちゃんが…カバだって 海未「それはもう立派な悪口ですっ!!」


海未「そうですかそうですか…凛はわざわざラーメン屋まで来て私の悪口を言っていたわけですか…」

凛「違うよ…」

海未「何が違うんですかっ!?」

花陽「違うの海未ちゃん!!花陽が…花陽が海未ちゃんのことを言っちゃってたの!!ごめんなさいっ!!」

凛「かよちんっ!?」

海未「では凛は何も言っていなかったと…そういうことですか?」

477: 2014/10/03(金) 19:23:25.56 ID:RL7pcIQj.net
花陽「そうなの!信じて海未ちゃん!! 凛「かよちん!もうやめてっ!!凛が…凛が悪口言ってたの!ごめんなさい海未ちゃん!!」

海未「…」

花陽「凛ちゃんだけじゃないっ!花陽が…花陽が言い始めたことなのっ! 凛「違うよっ!!凛が一人で言ってただけだもんっ!!かよちんは悪くないもん!!」

海未「いい加減にしなさいっ!!」

花陽 凛「…」

海未「花陽…凛を思う気持ちは分かりますが…嘘をついてまでかばうものではありません」

花陽「違うのっ信じて! 海未「嘘をつくんじゃありませんっ!!」

花陽「嘘なんかじゃないっ!!花陽のこと信じられないノォ!? 海未「いい加減にしろと言っているんです…!」


海未「…全部聞かせてもらっていましたよ…あなた達がラーメン屋に入ってからした会話はねぇ!!」

凛「えっ…」 花陽「…!?」

478: 2014/10/03(金) 19:29:36.13 ID:RL7pcIQj.net
海未「二人がラーメン屋に行くという話は廊下まで筒抜けでしたからね…だから私は弓道部を断ってラーメン屋に来ていたのです…凛がどれだけ反省しているのか聞きたかったものですからね…」

凛 花陽「…」

海未「それが反省するどころか…まさか悪口を言っているとはねぇ!驚きましたよっ!!」

花陽「き…聞いてたの…?」

海未「ええ聞いてましたよ!気付かなかったでしょう?帽子を目深にかぶって髪型を変えていれば、遠目には分からないものです。全部聞かせてもらいましたよ…」

凛 花陽「…」

海未「盗み聞きなんてどうかとも思いましたがね…やってよかったですよ!凛の本当の気持ちを知ることができたんですからねぇ!!」

凛 花陽「…」

海未「何か言い訳ができるものならしてみてくださいよっ!!凛!!」

凛「…」

海未「先ほどのように凛をかばうことができるなら…やってみてください!花陽!!」

花陽「…」フルフル

479: 2014/10/03(金) 19:49:41.71 ID:RL7pcIQj.net
海未「…」

凛「…」

花陽「…」フルフル

海未「は…花陽…?」

花陽「…」フルフル


海未「えっ…引いてますか…?」

花陽「…」フルフル

海未「えっ…あの…盗み聞きしてたこと引いてますか…?いやっちょ、ちょっと待って下さい?引いてますか?…花陽?」

花陽「…」フルフル

海未「そっそれはないですよね?えっ引いてますか?花陽…?あの黙ってないで…何か言ってくれれば…あの…黙ってられるのが一番キツイので…は…花陽?…ひ…引いてるなら引いてるって言ってください…」

花陽「…引いてない」フルフル

海未「嘘をつくんじゃありませんっ!!どう見てもドン引きしてるじゃないですかっ!!」

480: 2014/10/03(金) 19:56:25.94 ID:RL7pcIQj.net
海未「一切私と目を合わせてくれないじゃないですかっ!引いてる証拠でしょう!?ちょっとそれはないですよ!どうしたらいいんですかもうっ!?」

花陽「…」フルフル

海未「ちょっと待って下さいよ!こっちだって…好きで盗み聞きしたわけじゃないですよっ!?葛藤ありましたよ!本当にいいのかなっていう…葛藤の上です!!葛藤の上に…盗み聞きがありますよっ!!」

花陽「…」フルフル

海未「だっ…だってそっちも悪いじゃないですかっ!正直に言わないでっ!どうなんですか花陽っ!?」

花陽「…」フルフル

海未「なっ…なんてね!ごめんなさいごめんなさいっ!ちょっと強く言い過ぎちゃいましたね?ごめんなさい…そっそんな怖がることないですよ?ねっ?ごめんなさい…」

凛「…」

海未「えっ…り、凛は…?」

凛「えっ…?」

海未「凛は…引いてるんですか…?」

凛「いやっ 海未「正直に言ってくださいよ?正直に聞いてるので正直に言ってくださいっ!」

481: 2014/10/03(金) 20:02:56.58 ID:RL7pcIQj.net
凛「いやっ…でも悪口を言ってた凛が悪いから 海未「いやいいんですいいんです!それはもう今はいいですからっ!一旦それは忘れてくださいっ!今そこじゃないんですっ!今そこじゃないんですよ!単純に引いてるかだけ…ちょっと聞かせてください…」

凛「単純に…? 海未「単純にです…!」

凛「単純に引いてるにゃ…」

海未「はぁ~やっぱ引きますかーっ…」

凛「盗み聞きはないにゃ…」

海未「あぁー…ごめんなさいっ…!」

凛「もっと他に…やり方はあったと思う 海未「ちょそれは言わないでください!言わないでください!」

凛「凛なら絶対にやらない… 海未「やっ…やめてください!やっちゃった人もいるんだから…自分が恥ずかしいっ…」


海未「でもあれですねっ…!結構言えるものなんですね…!その立場でっ…!」

凛「…え?」

海未「だって私の悪口を言ったのは凛じゃないですかっ! 凛「いやそこは今いいって言われたから!!だとしたらごめんなさいっ!ごめんなさいっ!!」ペコ

海未「いやいやいやごめんなさいごめんなさいっ!!頭上げてください上げてください!」グイ

482: 2014/10/03(金) 20:08:47.52 ID:RL7pcIQj.net
海未「そっそうですよね!?私が言ったんですもんね!?忘れてってね!それを戻して言うような真似しちゃってごめんなさい!ごめんなさいねホント?ねっ?」

凛「うん…」

海未「あっ…凛、唇にラーメンの汁がついてますよ…?アイドルなんですから…ね?綺麗にしておかないと」フキフキ

凛「…」


海未「やっぱり…盗み聞きはないですかね…?」

凛「盗み聞きはないにゃー!」

海未「ないですよねー!絶対ないですよね!?」

凛「絶っ対ないにゃ!」

海未「サイテーですよね!?」

凛「サイッテーだにゃ!!」

海未「ああ…なんでこんなことしちゃったんでしょう…」

483: 2014/10/03(金) 20:15:46.68 ID:RL7pcIQj.net
凛「卑劣にゃ!」 海未「卑劣…!本当そうですよっ…!」

凛「下劣にゃ!」 海未「下劣…!そうでしょう…!下劣でしょう私は…!」

凛「鬼畜にゃ!」 海未「鬼畜っ…!鬼畜いただきましたーっ…!!」


凛「まぁでも…あれだよね海未ちゃん…」

海未「え…?」

凛「魔が…差しちゃったんだもんね…?」


海未「んー…うん?」 凛「うん?」

海未「…はい?」 凛「はい…?」

凛「えっ…!?」 海未「あ、いや…」

凛「あっ悪口のこと言ってるの!?それはもう本当にごめん!ごめんなさいっ!!」ペコペコ

海未「いや違います違います!!そんなもう!むしろこうですよ!!むしろこうですよ!!ごめんなさいね本当!!」グイグイ

485: 2014/10/03(金) 20:22:13.28 ID:RL7pcIQj.net
凛「はぁ…はぁ…」 海未「ふぅ…ふぅ…」

凛「目つぶってたから見てなかったけど…むしろこうって何してたの…?」

海未「凛の頭の下に自分の頭を潜り込ませていました…」

凛「そっか…でも本当にごめん…」

海未「いつまで言ってるんですか!一旦忘れてくださいって!今はもう私の盗み聞き問題ですからっ!」

凛「うん…」

海未「私の盗み聞きですよっ!?」

凛「うん!わかったにゃ!切り替えるにゃ!」

海未「そうです!切り替えてください!…いやしかし参りましたね本当…」


花陽「」

海未「もう目を合わせてくれないどころか…私を視界にも入れてくれないみたいです…」

凛「かよちん…だいぶ引いちゃってるみたいにゃ…」

486: 2014/10/03(金) 20:28:17.87 ID:RL7pcIQj.net
海未「もう…どうしましょう…どうしたら許してくれるのか…全くわかりませんよ…」

凛「じゃあ…凛がちょっと話してみようか…?」

海未「…お願いできますか?」

凛「やってみるにゃ!」

海未「お願いしますっ!」ペコ 凛「まっかせるにゃ!」

海未「すみません本当に…」


凛「かよちん…」

花陽「」

凛「かよちんあのね…あっ!」

海未「…?」


凛「海未ちゃん…ちょっと耳塞いでてもらっていいかな…?」

海未「…はっ!?」

487: 2014/10/03(金) 20:36:36.39 ID:RL7pcIQj.net
凛「あんまり聞かれてるとアレだから…」

海未「あんまり聞かれてるとアレ…?」

凛「うん、そう」

海未「そう…?」

凛「だから耳を塞いでてってことを言ってるの」

海未「そっそうですか…別に盗み聞きするつもりはなかったんですが…まぁしょうがないですね…一度失った信用は中々…取り戻すのは大変です…」ギュ

海未「… … … …」


凛「… カヨチン …ガ … …ダカラ…デ…」

花陽「… … … ヌスミギキヲ!… …」

凛「…デ…ウミチャン… …モ 花陽「ヌスミギキッ!… …」

凛「マァマァマァ… …ダカラ…モウ… デ… 花陽「ヌスミギキッ!… …」

海未「凄い言ってますよ盗み聞きって…!凄い言ってるじゃないですか…!!」

488: 2014/10/03(金) 20:44:05.10 ID:RL7pcIQj.net
凛「ダカラ…ウミチャンモ…ダシ… 花陽「タスケテッ!…」

海未「タスケテ…!?別に私は危害を加えるつもりは…!」

凛「…モ…デ…カラ…ダケド… 花陽「サイコパワーッ!!…」

海未「サイコパワー!?…なんでベガの特殊能力の名前…」

凛「…ウン…ネ?…ネ?… 花陽「ウン…」


凛「海未ちゃん?」ポンポン

海未「はい…」

凛「今…かよちんと話したんだけど…まぁ今回は…凛達にも悪い部分はあったということで…」

海未「いえいえ…」

凛「今後、海未ちゃんが…二度と凛達に隠れてそういうことをしないと…約束してもらえるなら…かよちんも大丈夫らしいから…」

海未「ありがとうございますっ…!」

凛「ね?いいんだよね?」

花陽「…」コク

489: 2014/10/03(金) 20:50:21.77 ID:RL7pcIQj.net
海未「ありがとうございます花陽…」

花陽「ううん…花陽も悪かったから…」

凛「ねっ?仲良くしないと…また悪口言っちゃうにゃーなんてっ! 海未「はあっ!?」

凛「あっごめんなさいっ!!今のはごめんなさい!今のは本当に!」ペコ

海未「いえいえ…わかっていただければ…」

凛「ごめんごめん本当に…!」ペコ

海未「いえいえ…頭を上げてください…」


凛「じゃあもう…これでお互い、水に、流しましょう…?」

海未「…」

凛「…?」

海未「…」

凛「う…海未ちゃん…?」

海未「…」ポロポロ

凛「…!?」

490: 2014/10/03(金) 20:56:34.28 ID:RL7pcIQj.net
海未「やっぱり…無理です!酷いです!…あんまりですよこんなの…!水になんて流せませんっ!」ポロポロ

凛「ちょ…ちょっとどうしたの海未ちゃん…」

海未「凛が…凛が隠れて私のことを言うから悪いんじゃないですか…!」

凛「ちょっと待ってよ!海未ちゃんも隠れて聞いてたんだからお互い様だよっ!」

海未「私は凛に聞かれて困ることなど一度も言ったことはありませんっ!」

凛「う…」


海未「私は…自分の性格などもう分かっているんです…融通もきかないし…周りに合わせるのも下手ですし…悪口を言われても仕方ない性格なことは分かっているんです…」

凛「…」

海未「でも…そういうのは直接言ってくださいっ!隠れて言わないでくだひゃいっ!…隠れて言われると…」

凛「…」

海未「私のせいで…皆が悪者になっていくみたいで…つらいんです…」シクシク

凛「う…海未ちゃん…」

491: 2014/10/03(金) 21:02:20.49 ID:RL7pcIQj.net
凛「だって海未ちゃん…直接言ったら怒るにゃ…」

海未「怒りますよっ!私が間違ってないと思った時はっ!悪口を言った癖に怒らせてもくれないなんて…卑怯じゃないですかっ!!」

凛「あぅ… 花陽「凛ちゃん…」

凛「かよちん…? 花陽「全部…言おう?」

凛「え…?」

花陽「凛ちゃんが隠れて海未ちゃんに言ってたこと…いま全部、海未ちゃんに言おう…? 凛「はぁっ!?」

凛「べ…別に言う必要はなくないかにゃ…? 花陽「あるヨォ!もう…全部言おう凛ちゃん…!」

凛「ぜっ…全部!?」

花陽「うん…全部言おう? 凛「全部って…全部!?」

花陽「そう…全部。全部言おう? 凛「全部って…あれもこれも…!?」

花陽「あれもこれも…全部海未ちゃんに言おう? 凛「あれもこれもって…あの時のやつとかも…なにもかも!?」

花陽「なにもかも…全部言おう? 凛「なにもかもって…例えばあの時の 海未「ちょちょちょそんなに言ってるんですかっ!?」

492: 2014/10/03(金) 21:10:42.35 ID:RL7pcIQj.net
海未「そんなに私の悪口を言ってるんですかっ!?凛はっ!?」

凛「そんなに言ってるにゃ…」

花陽「凛ちゃんが言わないなら…花陽が全部言う!!」

凛「そ…それまさか…かよちんの… 花陽「正義感だヨォ!!」

海未「花陽…聞かせてください」

花陽「凛ちゃん…つらいだろうから、耳を塞いでて」

凛「はぁ…かよちんがこうなっちゃったらもう…どうしようもないにゃ…」ギュ

凛「… … … …」


花陽「… リンチャン …ガ … …ノトキ…デ…」

海未「… … … ユルセマセン!… …」

花陽「…デ…ウミチャン… …モ 海未「ユルセマセンッ!… …」

花陽「…ノトキハ… …ダカラ…モウ… デ… 海未「ユルセマセンッ!… …」

凛「凄い言ってるにゃ許せませんって…!凄い言ってるにゃー…!!」

493: 2014/10/03(金) 21:17:48.67 ID:RL7pcIQj.net
花陽「ダカラ…ウミチャンガ…ッテ… 海未「サイテーデスッ!…」

凛「また言われたよサイテーですって…一日に二回も言われたのは多分凛が初にゃ…」

花陽「…モ…リンガベー…カラ… 海未「エイゴノハツオンガヒドスギルッ!!…」

凛「英語の発音が酷すぎる!?…それちょっとテーマが違うんじゃ…」

海未「モーゲンカイデスッ! 花陽「サイゴマデ キイテッ!」

凛「はぁー…もう終わりにゃ…」


花陽「デモ…イツモ…デ…」 海未「…」

花陽「ホントウハ…ダカラ…デ…トッテモ…デ…」 海未「…」

花陽「…デ…リンノタメ…ダカラ…」 海未「…」

花陽「…チャンガ…イナカッタラ…ナコトニ…ダカラ…」 海未「…」

花陽「…デ…タノシクテ…デ…ホントウニ…カラ…」 海未「…」

花陽「…チャンガ…ダイ…デ…アリガト…ッテ…ナノ」 海未「…」

凛「…」

494: 2014/10/03(金) 21:23:51.92 ID:RL7pcIQj.net
花陽「凛ちゃん?」ポンポン

凛「はい…」

花陽「今…花陽が覚えてる限りで凛ちゃんが言ってたこと話してみたから…」

凛「う…うん…それで…結果は?」


海未「許せません」

凛「ええぇぇーっ!?許せないのぉ!?」

海未「ええ。悪口ばかり言っていたわけではないということは分かりましたが…かと言ってそう簡単には許せません」

凛「さ…最後の感じでいけると思ったのに… 海未「はぁ!?いけると思った!?どういうことですかそれはっ!?」

凛「ご…ごめんにゃ…また間違えたにゃ…」

海未「全く…!凛は本当に…!!」

花陽「ま…まぁまぁ海未ちゃん…あんまり怒らないで…ほら、色々あってお腹もすいたんじゃない?」

凛「う…うんうん!ね?今日は凛が奢るから…お礼とお詫びを兼ねて!」

海未「調子がいいんですからあなたはっ!」

495: 2014/10/03(金) 21:29:26.06 ID:RL7pcIQj.net
凛「すいませーんっ!海未ちゃん、ここのエビチリ本当美味しいから!エビチリひとつっ!」

海未「はぁ…」

凛「あっ他にも何か頼む?はいメニュー!」

海未「全く…じゃあ… …唐揚げ…麻婆豆腐…だし巻き卵…特性餃子…チキン南蛮…あと、炒飯セットで…」

凛「う…海未ちゃん結構食欲あるね…?」

海未「あなたが怒らせるからでしょうっ!」

花陽「ま…まぁまぁ海未ちゃん!今は無理でも…いつか凛ちゃんのこと…笑って許してあげて欲しいの…」

凛「そうだよ海未ちゃん笑って?ほら…今回のこともさ、ちょっと面白い話ではあるよね…?凛が悪口言ってたのが悪いのに、海未ちゃんが凛に説教されてて…っww」

花陽「ちょっと凛ちゃん! 海未「ふふっw…」

凛「あっ海未ちゃん今ちょっと笑ってなかった!?」

海未「笑えるわけないでしょう!いい加減にしなさい凛っ!!」

凛「ま…また間違えたのかにゃー…」

花陽「まぁまぁ…っw」


おわり

501: 2014/10/04(土) 20:09:26.88 ID:XqwNhPsL.net
●あんじゅ「ちょっとスーパーアイドル」:「ちょっと有名人」

凛、真姫μ's加入当初


カラオケ店

凛「…」

真姫「…」

凛「…」

真姫「花陽…遅いわね…」

凛「うん…」

真姫「先に受付して部屋入っちゃってましょうか…?」

凛「いや…それはかよちんに悪いから…」

真姫「そう…」

凛「…」

真姫「…」

あんじゅ「…」

503: 2014/10/04(土) 20:16:34.95 ID:XqwNhPsL.net
あんじゅ「…」

凛「!…」チラチラ

真姫「…」

凛「…」ジロジロ

あんじゅ「…」


凛「…真姫ちゃん真姫ちゃん!」

真姫「うん?」

凛「アイドルがいる!」

真姫「アイドルー?」

凛「うん!アイドル!本物だよっ!」

真姫「どこ?」

凛「ほら、あそこに座ってる…!」

あんじゅ「…」

504: 2014/10/04(土) 20:24:20.50 ID:XqwNhPsL.net
真姫「えっ?…誰?よくわからないわ…」

凛「うわぁ…!凛初めて生のアイドル見たにゃ…!」

真姫「ちょっとー!だから誰なのよ?」

凛「名前なんだったかなぁ…かよちんが言ってたんだよなぁ…」

真姫「ふ、ふーん…」チラチラ

凛「真姫ちゃんも気になるでしょ?ねっ話しかけてみよっか!?」

真姫「いっ…いいわよそんなのーっ!」

あんじゅ「…」チラ 凛「あっほら今顔よく見えるよっ!真姫ちゃん!どう?」

真姫「いや見えたけど…わかんないわね…」

凛「えっわかんない?アイドルだよ有名な!えーと名前名前…あっ思い出したにゃ!綺羅ツバサだっ!」

真姫「えっ?誰…?」

凛「知らないの?いっちばん有名なスクールアイドルだよっ!」

真姫「あっ…何よスクールアイドルなの?本当のアイドルかと思っちゃったじゃない…」

505: 2014/10/04(土) 20:30:59.15 ID:XqwNhPsL.net
凛「それでも凄い人なんだよ!大きいステージで歌ったりしてさ!ファンもいっぱいで!」

真姫「ほんとー?」

あんじゅ「…」チラ 凛「ほらほらほら!絶対そう!絶対綺羅ツバサだよっ!凄いにゃー!」

真姫「だから誰なのよ?」

凛「真姫ちゃんほんとに知らないの?

真姫「知らないわよー!誰よ?」

凛「綺羅ツバサだよ!かよちんも大ファンなんだからっ!グッズとかもいっぱいあるんだよ?」

真姫「だから誰よ…」

凛「どうしよう…サインもらいに行こうかな…」

真姫「いいわよもう!」

凛「どっ…どうして?」

真姫「だって私知らないもんあんな人!」

凛「えっ真姫ちゃん本当に知らないっ!?」

506: 2014/10/04(土) 20:38:47.42 ID:XqwNhPsL.net
真姫「全然知らないわよ!えっなに、きら…?」

凛「キ・ラ・ツ・バ・サ! 真姫「だから誰よっ!?」

真姫「もういいわよ!そんなのどうでも!やめましょこの話!」


凛「…そうだね あんじゅ「ええぇーーっ!?」ガタ

凛 真姫「…!?」

あんじゅ「はぁ…」ツカツカ


真姫「ちょ…こっち来るわよ…?」

凛「な…なんだろ?」

あんじゅ「どうも、優木あんじゅです」

真姫「ちょ…全然違うじゃない!」

凛「あれ…?違ったかにゃ… 真姫「こんなベタなツッコミしたくないけど…一文字も合ってないじゃない!」

508: 2014/10/04(土) 20:44:38.61 ID:XqwNhPsL.net
あんじゅ「綺羅ツバサは私と同じ…A-RISEっていうグループの別の人よ」

凛「ご…ごめんなさい…」

真姫「で…何ですか…?」

あんじゅ「えーとりあえずね…あなた達の会話、全部聞かせてもらいました」

凛「えっ…聞こえてたんですか…? あんじゅ「聞こえるわよ、ああいうの。逆にそれしか聞こえてなかったわよ」

凛「あぁ…」

あんじゅ「そういうもんなのよ?」

凛「そ、そうなんですか…」

真姫「それで…なんなんですか…?」

あんじゅ「いえね…キミが…私のことを知っててくれたのよね?」

凛「はいっ!知ってました! 真姫「あんた名前全然間違えてたじゃないっ!」

あんじゅ「まぁ名前こそ違えど…A-RISEを知っていてくれてありがとう」

509: 2014/10/04(土) 20:51:16.88 ID:XqwNhPsL.net
あんじゅ「で…キミは…私のことを知らないんだよね?」

真姫「… 凛「そうなんですよ!全然知らないくて…ごめんなさい本当!」

あんじゅ「うん…聞こえてたから…でそのキミがね 凛「あっ星空凛ですっ!」

あんじゅ「えー星空さんが、彼女に… 凛「あっ西木野真姫ちゃんですっ! 真姫「いいわよ言わなくてーっ!なんで教えんのよ名前っ!?」

あんじゅ「西木野さんって言うのね…?」

真姫「…はぁ」

あんじゅ「その西木野さんにね?星空さんが、一生懸命私のことをわかってもらおうと頑張っててくれてたじゃない?」

凛「はいっ!」

あんじゅ「それはもう嬉しいなって思って聞いてたのよ?」

凛「本当ですかっ!?」

あんじゅ「そうよー!ガンバレって思って!」

凛「ありがとうございますっ!」

510: 2014/10/04(土) 20:57:09.32 ID:XqwNhPsL.net
あんじゅ「なのにね?急に諦めたでしょう…?」

凛「あぁ…」

あんじゅ「突然切り捨てられた感じ…?ヤダヨあれーっ!あれヤダァーッ!分かるでしょうこの気持!?どう西木野さん!?」

真姫「なっ…なんで私に聞くのよ…?わからないですよ…」

凛「いやでも…もう無理かなーって思って…」

あんじゅ「いやそこは頑張らなきゃ…!こっちだって協力してるんだからこうやって」チラ

あんじゅ「顔見せてあげようと思ってこうやってさぁ?友達遅いなーみたいにやってたでしょ?」チラ

凛「やっ…やってました!あれわざとだったんですか?」

あんじゅ「そうよっ! 凛「ごっ…ごめんなさいっ!」

凛「でも…真姫ちゃん完全に知らなかったんだもんね?」

真姫「完全に知らないわよ…」

凛「じゃあやっぱり無理だにゃ…」

512: 2014/10/04(土) 21:03:48.51 ID:XqwNhPsL.net
あんじゅ「じゃあさじゃあさ?それだったらね?早めにそれを察知してこの話題を切り上げて欲しかったわよっ!」

凛「あぁ…逆に…」

あんじゅ「うーん…逆なのかな?うん…わからないけども…だってさぁ! 真姫「ちょっともういいでしょー?」

あんじゅ「ちょっと言わせてよ西木野さんっ! 真姫「なんなんですかあなた?」

あんじゅ「優木あんじゅよっ! 真姫「知らないわよっ!」

凛「真姫ちゃん!ダメだよ…! 真姫「だって本当に知らないもの!」

凛「ごめんなさい…綺羅さん… あんじゅ「優木よっ!」

凛「ごめんなさい…」


あんじゅ「まぁねその…知らないのはね?しょうがないのよ。確かに…スクールアイドルっていうのもそんなに有名なコンテンツでもないし…」

凛「いやいやそんなことないですよっ! あんじゅ「いやそこはそうなのよ!ねぇ西木野さん?」

真姫「だからなんで私に聞くのよーっ!?」

513: 2014/10/04(土) 21:09:16.44 ID:XqwNhPsL.net
真姫「ていうかもう良くないですかっ!?なんなのよこの話!? あんじゅ「まだよっ!」

真姫「もういいでしょー!? あんじゅ「まだ終わってないわよっ!」

真姫「なんなのよあなた!? あんじゅ「優木あんじゅよっ!」

真姫「だから知らないって言ってんでしょー!! 凛「真姫ちゃん!やめなって!」

真姫「なんでこんなに長々喋られなきゃいけないのよ!?なんなのよ!? 凛「落ち着いてって真姫ちゃん!」


凛「ごめんなさい…キラ、優木あんじゅさん…」

あんじゅ「…クレイジーな大量殺人犯みたいになっちゃったわね」

凛「…?ごめんなさい」

あんじゅ「まぁよく思い出してくれたわ…でね? 真姫「まだ何かあるのーっ!?」

真姫「なんなのよっ!もうスイマセンデシタっ!知らなくてゴメンナサイっ!これでいいんでしょー!?」

あんじゅ「そういうことじゃないのよっ!!」

514: 2014/10/04(土) 21:15:45.04 ID:XqwNhPsL.net
真姫「…なんなのよっ…!?」

あんじゅ「別にね…知らないのは罪ではないのよ…じゃあこの場合の罪ってなんでしょう? 真姫「知らないわよっ!!もうどっか行きなさいよキラツバサ!!」

あんじゅ「いいっ!?西木野さんっ!! 真姫「なによ…!?」

あんじゅ「別にね!知らないのは罪じゃないのよ!じゃあこの場合の罪は何かとっ!この場合の罪はっ!知らないのに無理やり私を押し付けて合意を求めようとした星空さんの傲慢さよね?」

凛「り…凛…?」

あんじゅ「あとそれに翻弄された西木野さんね?」

真姫「結局私もー!?なんなのよ一体!?メンドーな人っ!!」

あんじゅ「だってそうじゃないのよ!!最初西木野さんはねっ 真姫「うるさいわよっ!何なのよもう!!」

あんじゅ「だって最初西木野さんはっ 真姫「なんなのよ!!うるっさいのよ!! あんじゅ「西木野さーんっ!!西木野さーんっ!!」

真姫「なっ…何回呼んでるのよ…!?」

515: 2014/10/04(土) 21:22:08.32 ID:XqwNhPsL.net
真姫「名前を何回呼んでんのよ…!?」

あんじゅ「だっ最初西木野さん 真姫「うるっさいって言ってんでしょー!! あんじゅ「西木野さぁーんっ!!」

あんじゅ「西木野さぁーんっ!!ねぇっ!?」

あんじゅ「最初西木野 真姫「うるさいって!! あんじゅ「西木野さぁーんっ!!!西木野さん…!?西木野さぁーんっ!!?ねぇっ!?」

真姫「っww…だからなんなのよ…!?」

あんじゅ「最初…!西木野さんは…! 真姫「なによ…?」

あんじゅ「アノ人知らないナァ~?…アノヒト、シラナイナァ~?…っていう感じだったのよ…!」

真姫「私そんなバカみたいな感じじゃないわよっ!」

あんじゅ「それを星空さんがもうガンガンいくもんだからっ!最終的にどうなってた!? 凛「えっ…」

あんじゅ「シラネェーヨアンナ奴…!!カァンケーネェヨッ…!!シネヨッ…!!みたいな感じになってたでしょ!?」

516: 2014/10/04(土) 21:28:38.45 ID:XqwNhPsL.net
真姫「…氏ねとは言ってないわよ…」

あんじゅ「みたいな感じにはなってたでしょ!あんな人って言ってたでしょ!?」

真姫「いやそれは…聞こえてないと思ってたからぁ…! あんじゅ「知られてないというだけで…ノー・ブランドだというだけで…!なぜゆえ、あんな人呼ばわりされなきゃならないのでしょうかっ!?」

真姫「えっ…なにこの人…政治家?」

凛「スクールアイドルだよ… 真姫「いないわよこんなアイドルっ!」

あんじゅ「いるのよっ!!イルノヨ西木野さんっ!!ニシキノさぁーんっ!!」

真姫「wっwだからなんなのよ…!?」

あんじゅ「知られてないのは罪ですかっ!?」

真姫「いや…それは私が言い過ぎましたから…」

あんじゅ「そうでしょう…!? 真姫「はいはい…」

あんじゅ「ね?じゃあなんで西木野さんがそんなんになっちゃったのか…凛が押し付けたからでしょっ!!」

518: 2014/10/04(土) 21:34:42.94 ID:XqwNhPsL.net
真姫「あんた呼び捨てにされてるわよ…?」

凛「り…凛が悪いの…?」

あんじゅ「悪いでしょう!?人ひとりの人格変えちゃってるんだから…!」

真姫「別に人格は変わってないわよ… あんじゅ「いや変わっちゃったわよ真姫ちゃんは…」

真姫「何を知ってんのよ!?ていうか名前で呼ばないでくれませんっ!?」

あんじゅ「変わったわよ…!だから罪だと言ってるの!ね?だってそうでしょ!?最初 真姫「もうわかったわよ!!長いのよ優木あんじゅっ!!」

あんじゅ「やっと覚えてくれたのね私の名前…いや嬉しいわよ…でも本当そういうのはね?気をつけたほうが 真姫「もう、はいっ!もう…はいっ!!」

あんじゅ「いやっ…傷つく人もいるから 真姫「もうイイデショーっ!?いつまで言ってんのよウダウダウダウダっ!!ウダツバサねあんたはっ!!」

あんじゅ「優木あんじゅよっ!!」

真姫「はいはい… あんじゅ「ねぇ!?」

519: 2014/10/04(土) 21:40:23.57 ID:XqwNhPsL.net
あんじゅ「まぁこっちも…熱くなって言い過ぎ 真姫「はいはいっ!!」

あんじゅ「それに関しては、本当悪かった 真姫「はいはいっ!!」

真姫「行きなさいよもうっ!!あっち行きなさいよあんたはっ!!」シッシッ

あんじゅ「なんなのよそのシッシッっていうのはっ!!人が謝ってんのにシッシッってなによっ!?」

真姫「もううるっさいわよっ!!行きなさいよ!!」シッシッ


あんじゅ「ああ…もうこれイチからかこれ…ねぇ真姫ちゃん…?」

真姫「wwっww…もうホント人呼ぶわよっ!?」

あんじゅ「なんで人呼ぶのよっ!? 真姫「変なヤツいるって!」

あんじゅ「誰が変なヤツよっ!? 真姫「変なヤツに絡まれたって人よびますからねっ!?」

あんじゅ「優木あんじゅだって言ってんでしょ!?優木あんじゅが話したら…人呼ぶのっ!?」

真姫「…ふふっwwっw…」

520: 2014/10/04(土) 21:46:54.85 ID:XqwNhPsL.net
あんじゅ「ねぇ…!?」

真姫「wwぜっ…全然大したこと言わないわねあなたっww…」

あんじゅ「何よそれ…そんなふうに言うことないでしょ!?ネっ真姫ちゃん…!?そうでしょう…!?」

真姫「はぁ…」

あんじゅ「ねぇ…?」

真姫「っw…もう行きなさいよあんた…!」シッシッ

あんじゅ「やめろっつってんのよっ!!」

真姫「はぁ…」

あんじゅ「まぁまぁまぁまぁ…熱くなっちゃって申し訳ないけど…サイン書くわよ? 真姫「いらないわよっ!!よく言えたわねあんたこの流れでっ!!」

あんじゅ「まぁ真姫ちゃんは知らなかったからアレだけど…凛?あんたはね?」

凛「あっ…ホントですかっ?」

521: 2014/10/04(土) 21:52:35.89 ID:XqwNhPsL.net
凛「じゃあお願いしますっ!あっ…でも今色紙とか持ってなくて…」

あんじゅ「仕方ないわね…じゃあ私いまA-RISEのCD持ってるから…それに書いてあげるから 真姫「ノリノリじゃないあんたもっ!」

あんじゅ「全くもう…」キュッ キュッ

凛「ありがとうございますっ!じゃあ…小泉花陽さんへって入れてくださいっ!」

あんじゅ「えっ…?小泉…?だってあなた星空… 凛「あっ凛は欲しくないのっ!小泉花陽っていう子があんじゅさんのファンで…」


あんじゅ「何よそれっ!!じゃあ書かないわよっ!!」バキィッ 凛「ああーーっ!?」

あんじゅ「もう二度と私の前に姿を表わすんじゃないわよっ…!?分かったわネッ!!」ツカツカ

凛 真姫「…」

522: 2014/10/04(土) 21:58:03.68 ID:XqwNhPsL.net
凛「行っちゃった…」 真姫「なんだったのよあいつ…」

凛「真姫ちゃん…A-RISEの人にあんなこと言っちゃダメだよ…?かよちんに怒られちゃうよ…」

真姫「わかったわよ…もう今日のことはなかったことにしましょ…向こうにとっても忘れたい思い出だろうから…」

凛「うん…それにしても真姫ちゃん凄いにゃー!」

真姫「なっ…何が?」

凛「いやお喋りが!ホント凄かった!お笑いの人みたいだったもん!」

真姫「そっ…そう…?別にそんなの嬉しくないけど…///」

凛「ねぇねぇ!凛にもああいうふうにお喋りしてよ!」

真姫「えっ…!?そっそんなこと急に言われても…」

凛「いいからいいからっ!ねっ?真姫ちゃん真姫ちゃーん!! 真姫「もう!!うるさいーっ!!わかったわよもうーっ!!」


おわり

531: 2014/10/07(火) 17:50:53.56 ID:kp3LHlN/.net
●雪穂「お姉ちゃんの部屋」:「友人の家」


穂乃果の部屋


穂乃果「入って入ってー。あ、その辺適当座ってよー」ガチャ

海未「お邪魔します」

穂乃果「よーし!じゃあ早速たこ焼きパーティの準備しちゃおう!」

海未「はい!」

穂乃果「あっちょっと待って!その前に着替えちゃうから!」スッ 雪穂「…」

穂乃果「おうっ!?…えっ…?」

雪穂「あっ、お姉ちゃんおかえりー」

穂乃果「ただいま…えっ…何してんの…?」

雪穂「何が?」

穂乃果「いやっ…なんで穂乃果の部屋のタンスの引き出しの中に入ってるの…?」

532: 2014/10/07(火) 17:56:17.98 ID:kp3LHlN/.net
雪穂「別に?」

穂乃果「いや別にじゃないでしょ!?」

海未「ゆ…雪穂?」

雪穂「海未さん!お久しぶりー」ムク

海未「ご…ご無沙汰してます 穂乃果「いや今そんなのいいんだよ!」

穂乃果「いやっ…なんでタンスの中にいるの!?しかも下着姿で…?何してんの…?」

雪穂「まあね」

穂乃果「ああー…そう…? 海未「ちょ、ちょっと穂乃果…」コソコソ


海未「えっと…高坂家ではこう…こういったことは普通のことなんでしょうか…?」

穂乃果「こういうことって…?」

海未「いえですから…穂乃果の部屋のタンスに雪穂が入ってるということは… 穂乃果「いや普通じゃないよっ!そんな家庭ないよっ!!」

533: 2014/10/07(火) 18:02:16.73 ID:kp3LHlN/.net
海未「えっ…じゃあどうしてタンスの中に雪穂がいたんですか…?」

穂乃果「知らないよっ!だって別に…そういう遊びとかもしたことないし…気づいたら入ってた…」

海未「えっじゃあ…普段から穂乃果が気づいてないだけで雪穂はタンスの中にいたってことですかっ!? 穂乃果「いやいやいや、えっ!?なにそれ!?ないよそんなこと!!」

雪穂「じゃあ私部屋戻るねー 穂乃果「ちょ待ってちょ待って、えっ!?戻るの!?」

雪穂「戻るよ?」

穂乃果「えっ…何してたの!?」

雪穂「別に何してたって訳じゃないけどね」

穂乃果「いやっ…えーと…」

雪穂「お姉ちゃん、なにその持ってる袋?」

穂乃果「これは今から…海未ちゃんとたこ焼きパーティやろうと思って…買ってきたんだけど…」

雪穂「へー…海未さんと二人で?ことりさんは?」

穂乃果「いやっ…ことりちゃんはバイトがあるっていうから…」

535: 2014/10/07(火) 18:08:29.43 ID:kp3LHlN/.net
雪穂「あっそう。じゃあ私戻るね?邪魔しちゃ悪いし 穂乃果「いやいやいやちょっと待って!ちょっと待って!」

雪穂「なにー?」

穂乃果「ちょっとごめんね?ちょっと待ってて…」


穂乃果「凄いフツーだよ…」

海未「ということはやはり…普段から穂乃果のタンスに入ってるのでは…? 穂乃果「ちょやめてよ!怖くなるからっ!雪穂はそんな変な子じゃないからっ!フツーの子なの!!」

海未「じゃあどうしてこうなってるんですか…?」

穂乃果「こっちが聞きたいよ…! 雪穂「まだぁー?」

海未「ちょ…雪穂がイライラしてきてるみたいなんですが…」

穂乃果「なんで穂乃果イライラされなきゃいけないの…!?穂乃果が悪いの…!?」

海未「いやわかりませんけど…女性を待たせるものではありません。行ってきてください」

穂乃果「うっ…うん…」

537: 2014/10/07(火) 18:14:40.68 ID:kp3LHlN/.net
穂乃果「ごっ…ごめんね待たせて…」

雪穂「たのむよー?」

穂乃果「いやっ…タンスの中で下着姿で何してたのかなーってだけ…ちょっと教えてくれない?」

雪穂「だから別に何してたって訳じゃないって言ったじゃん?」

穂乃果「あー…そう…じゃあ、あの…」

雪穂「もーなに?」

穂乃果「穂乃果の部屋の壁にかけてあった初ライブの時の衣装がなくなってるんだけど…雪穂、知らない…?」

雪穂「知らないよ?」

穂乃果「あっ…そう?」

雪穂「じゃあ戻るね? 海未「いやいやいやいやちょちょっと待って下さい雪穂っ!」

海未「ちょ穂乃果!穂乃果!」コソコソ

538: 2014/10/07(火) 18:21:20.33 ID:kp3LHlN/.net
海未「いえあの…私全くわからないですけど…雪穂はおそらく…穂乃果のことが…すすすす好きなのでは///」

穂乃果「えぇー!?どっどういうこと!?どういうこと!?」

海未「いえあのあのあのあのですから…穂乃果を感じたくてタンスの中にというか…///」

穂乃果「いやそんなことは…!だって姉妹だよ!?」

海未「こここ恋に性別も姉妹も関係ありませんっ…///」

穂乃果「うーん…」

海未「初ライブの衣装も…その…穂乃果のライブの時の姿に憧れてとか…///」

穂乃果「そうかなぁ…?」

海未「いえわかりませんけど…聞いてみるだけ聞いてみたらどうでしょう…///」

穂乃果「分かった…聞いてみる…」


穂乃果「あっ…あのさ雪穂…」

雪穂「なんなのー?さっきから」

539: 2014/10/07(火) 18:27:44.32 ID:kp3LHlN/.net
穂乃果「ごっ…ごめんごめん…ちょっとその…雪穂のその…背中に隠してる手見せてもらっていい…?」

雪穂「なんで?何も隠してないよ?」

穂乃果「いやっ…変な意味じゃないよ…?変な意味じゃないけど…ちょっと手を見せて欲しいなーと思って…」

雪穂「いいけど?ほら」サッ

穂乃果「あー…ありがとう」


穂乃果「普通に衣装持ってた… 海未「ええぇええーーーっ!?」

海未「そっそれはもうっ…完全に雪穂は穂乃果のことを///えっどうするんですか///付き合うんですか…///!?穂乃果と雪穂は…///えっどっどどどうするんですか 穂乃果「ちょ落ち着いて海未ちゃん!!」

海未「だって好きじゃないですか///雪穂は穂乃果のことを好きなんですよ…///わっ私初めて生で見ました穂乃果のことを好きな人を…/// 穂乃果「どういうことそれっ!?」

穂乃果「でもフツーに衣装見せてきたよあの子…返してくれるかな…」

海未「いやわからないです…///好きな人の思い出の品なんですから…雪穂も欲しいはずです…///」

540: 2014/10/07(火) 18:33:23.37 ID:kp3LHlN/.net
穂乃果「じゃあ…行ってくるから…」

海未「ががが頑張ってください…///」


穂乃果「あのー…雪穂」

雪穂「おうっ! 穂乃果「おっ!?お…おう!」

穂乃果「あのーその雪穂が今持ってる衣装…穂乃果の初ライブの時の衣装じゃないかなって思うんだけど…ちょっともういっかい見せてもらっていい?」

雪穂「うん…」サッ

穂乃果「うん…あーやっぱりそうだ!これ…あそこにかけてあった初ライブの衣装だよね!?ことりちゃんが作った…」

雪穂「あっそうなの?じゃあはい」グイ 穂乃果「…」

雪穂「じゃあ戻るね?」

穂乃果「うっ…うん…」

雪穂「今日の夕飯、唐揚げだってよ?」スタスタ

穂乃果「あ…やった」

雪穂「それじゃ」ガチャ

541: 2014/10/07(火) 18:39:04.82 ID:kp3LHlN/.net
海未「えっ…えぇ!?どうするんですか…!?雪穂と付き合うんですか…!?」

穂乃果「いやわかんないよそんなこと…」

海未「答えを出さなきゃいけないじゃないですか…!」

穂乃果「だっだってそんなこと言われても 雪穂「…」ガチャ

穂乃果 海未「…!」

雪穂「…」スタスタ


穂乃果「どっ…どどどうしたの雪穂…?」

雪穂「いや…この部屋で脱いだ自分の服忘れちゃってて」ガサゴソ

穂乃果「…」

雪穂「じゃあ…ごゆっくり、海未さん 海未「うわああぁーーーっ///」ギュー

穂乃果「ちょ…!?海未ちゃーんっ!?」

542: 2014/10/07(火) 18:49:11.43 ID:kp3LHlN/.net
海未「穂乃果っ…!今すぐ…今すぐ答えを出してください!!ここで…ここでうやむやにしちゃったらお互いのためになりませんから…!!」ギュー

雪穂「…」

海未「どどどどどうするんですか穂乃果ーっ!!付き合うんですかー!!付き合わないんですかーっ!!」ギュー

穂乃果「いやっ…雪穂のことは好きだけど…でも姉妹だからなぁーっ…!!」

海未「どうにかしてくださいっ!!どうにかしてくださいっ!!胸がっ…胸が苦しいんです…っ!!」ギュー

雪穂「…」

穂乃果「分かった!!放していいよ海未ちゃん!!穂乃果が話し合ってみるから!!放していいよっ!!」

海未「はっ…放していいんですかっ…!!」ギュー

穂乃果「うんっ!!」

海未「はっ…放せませんっ…!!」ギュー

穂乃果「えーっ!?」

543: 2014/10/07(火) 18:55:30.58 ID:kp3LHlN/.net
海未「穂乃果と同じ温かみがあって…放せません…!!ちょ…!!」ギュー

穂乃果「落ち着いて海未ちゃん!!ゆっくり力を抜いて!!左右に腕を広げるのっ!!」

海未「やってみますっ…!!」ギュー

雪穂「…」

海未「はっ…放れません…っ!!」ギュー

穂乃果「海未ちゃん!…アイセーイッ!!ヘイッ!ヘイッ!ヘイッ!」

海未「スタートダッシュ!!」パッ

海未「///アッ…アッ…///アアッ///…ア・・・ウウッ…///」ガクガク

穂乃果「海未ちゃーん!?海未ちゃーん!!」

海未「アッ…ンッ…///アアッ…///アッアアッ…///」ガクガク

穂乃果「海未ちゃーんっ!?大丈夫!?」

雪穂「…大騒ぎだったねぇ?」

544: 2014/10/07(火) 19:01:29.89 ID:kp3LHlN/.net
穂乃果「雪穂のせいでしょ!!えっ…ていうか…それっ」

雪穂「なに?」

穂乃果「雪穂がつけてるブラジャー…それ穂乃果のじゃない!?」

雪穂「そうなの?」

穂乃果「うん…あーやっぱりそうだ!これ…タンスに入ってた穂乃果のブラジャーだよね!?」

雪穂「そうなんだ?」プチ

雪穂「はい」グイ 穂乃果「…」

穂乃果「えっ…何…?雪穂はやっぱり…穂乃果のことが好きなの…?」

雪穂「えっ…?まぁ…好きだけど…」

穂乃果「あぅ…いやっ…あの…雪穂が穂乃果を好きでいてくれてるっていう気持ちは嬉しいけど…やっぱり付き合うとかはちょっと…」

雪穂「えっ?私そんなつもりないよ?」

穂乃果「えっ…?」

545: 2014/10/07(火) 19:07:42.14 ID:kp3LHlN/.net
雪穂「好きっていうのは家族として好きってだけで…付き合うとかそんなつもりは全然ないよ?」

穂乃果「そうなの…!?じゃあ…なんで穂乃果のブラジャーつけたりするのっ!?」

雪穂「自分のブラジャーがちょっときつくなってきちゃってさ。お姉ちゃんの試しにつけてみようかと思って」

穂乃果「ほぁあ…」

雪穂「ライブ衣装は…可愛いなぁと思ってちょっと着てみたくなったんだ。ごめんね」

穂乃果「そっ…そうなの?じゃあなんでタンスの中に入ってたの…?」

雪穂「服を脱いでつけてみた瞬間にお姉ちゃん達が帰って来ちゃったから…パニくってそのままタンスの中に隠れちゃったの」

穂乃果「そうなんだっ!?じゃあなんでさっきからそんなにフツーなの!?」

雪穂「動揺したら負けかなーと思って」

穂乃果「あ…雪穂なりに考えたんだ?」

雪穂「あたりまえだよ」

穂乃果「あたりまえだよ…?」

546: 2014/10/07(火) 19:13:18.61 ID:kp3LHlN/.net
雪穂「じゃ、戻るね 穂乃果「ちょ、ちょっと待ってよ雪穂!」

雪穂「まだ何かあるの?」

穂乃果「さ…最後に一つだけ聞かせて?どうやって…タンスに入ったまま自分で引き出しを閉めたの…?」

雪穂「それは…お姉ちゃんのことが好きだったからだよ。じゃあ…私戻るね」スタスタ

穂乃果「うっ…うん」

雪穂「それじゃ」ガチャ


海未「えっ…なっ…納得したんですか…?」ムク

穂乃果「全然してないよ…」

雪穂(実はパニくった時の衝撃で引き出しの底に穴開けちゃっただけなんだよな…)


おわり

551: 2014/10/08(水) 16:00:47.21 ID:okQdLvNW.net
●絵里「ハラショー」:「サングラス」


絵里、希μ's加入時


部室

にこ「…」ガチャ

希「おっ、にこっち」

にこ「ああ希。早いわね」

希「そりゃウチらは新人やからねー。先輩より遅く来るわけにはいかないやん?」

にこ「何よそれ…」

希「エリチももうすぐ来ると思うよ?すぐそこで会ったから」

にこ「あっそ。そんなことより希、あんたダンスとか大丈夫なんでしょうね?経験あるの?」

希「踊るのは得意なんや!任せとき!練習ではいつもどんな感じでやってるん?」

にこ「そーねぇ…こんな感じよ」タタンッ タタンッ

希「おー…」

552: 2014/10/08(水) 16:06:43.32 ID:okQdLvNW.net
絵里「入るわよー」ガチャ

希「おーエリチ」

にこ「絵里」

希「今な、にこっちにダンス見せてもらってたところやったんよ」

絵里「へー…にこ、ちょっと私にも見せてくれない?」

にこ「そっ…そんなの練習の時にいくらでも見せるわよ…」

絵里「今見てみたいのよ。ね?にこ!」

にこ「仕方ないわねー」タタンッ タタンッ

絵里「…」

にこ「っ」クルッ タタタンッ

絵里「…にこ、ハラショー!」

にこ「んっ?」

553: 2014/10/08(水) 16:13:27.95 ID:okQdLvNW.net
絵里「動きにキレがあるわね!さすがにこね!」

にこ「えっ…どうしたのそれ?」

絵里「何が?…それにしても希、これは私達もウカウカしてられないわねっ!」

希「そうやな!ウチらも気合入れていかんと置いてかれちゃうかもしれんな!」

絵里「ええ!μ'sに入った以上、私も全力でやるわ!よろしく頼むわね!にこ!」

にこ「うん…で?どうしたのさっきの?」

絵里「…何が?」

にこ「いや…ハラショーって言ってたけど…」

絵里「ああ…あれはね?ロシア語で素敵なとか凄いとか…可愛らしいとかって意味の言葉よ」

にこ「それはなんとなくわかるけど…どうして急にさっきロシア語言ったの…?」

絵里「いやっ…?急にっていうか…前からたまに言ってたけどね…?」

555: 2014/10/08(水) 16:21:38.77 ID:okQdLvNW.net
にこ「いや嘘でしょ!」

絵里「本当よ?ついポロッと出ちゃうのよねー」

にこ「いや嘘つきなさいよっ!」

絵里「本当だって言ってるじゃない!もー変なにこねっ!…それで練習メニューのことなんだけど」

にこ「絵里がロシア語なんて使うの初めて聞いたけど…」

絵里「…そうだったかしら…?」

にこ「そうよ」

絵里「あーそう…それでね?バレエをやってた時の練習法なんだけど…」

にこ「ねぇ希はじめてよね?絵里がロシア語なんて喋ってるの聞くの」

希「まぁ…初めてやんなぁ」

にこ「そうよねぇ?」

絵里「あー…そうだったかしら?まぁアレだけどね。別に前からちょくちょく言ってたけど…二人の前で言うのは初めてか…そっかそっか。で練習のことなんだけど…」

にこ「…キャラ作ってんでしょ?」

556: 2014/10/08(水) 16:28:41.62 ID:okQdLvNW.net
にこ「なんで隠すの?にこ達には言ってもいいのよキャラ作ってるって。メンバーなんだから」

絵里「ちょ…ふふっキャラって何よにこったら…元々言ってたって言ってるじゃない…」

にこ「嘘つきなさいよあんた」

絵里「嘘ついてどうするのよこんなこと…うふふっ!変なにこね!それで練習のことで提案があるんだけど にこ「いいわよ一旦練習のことは」

絵里「いやいいことないでしょう…」

にこ「いつから言うようになったのよ?」

絵里「何が?」

にこ「ハラショーよっ!」

絵里「ああ…あれ?いやいつっていうか…ポロッと出ちゃうのよ…」

にこ「嘘つきなさいよっ!!」

絵里「本当だったら!ふふふっ…」

557: 2014/10/08(水) 16:35:34.47 ID:okQdLvNW.net
にこ「いつからポロッと出ちゃうようになったのよ…!?」

絵里「あれは…ロシアに住んでた頃だから…1歳ぐらいかしら…?」

にこ「嘘つきなさいよっ!ゼッタイ嘘よっ!」

絵里「1歳の秋かなんかじゃないかしら…」

にこ「嘘ねっ!なんであんた1歳の頃の記憶あんのよっ!?」

絵里「それは別にいいでしょうよ…ふふっ…」

にこ「1歳っていったらママとかワンワンとか言うのが関の山よっ!?あんたその頃からハラショーハラショー言ってたのっ!?」

絵里「とにかく言ってたのっ!!なんなのよにこはっ…ふふふっ…」


にこ「あんた…ポロッと出ちゃうって言えばセーフだと思ってるでしょう…?」

558: 2014/10/08(水) 16:42:37.01 ID:okQdLvNW.net
絵里「セーフって何よ…あはははっ…セーフの意味がわからないわよ…あははっ」

にこ「なんでそんな変な嘘つくのよ?」

絵里「嘘じゃないって!」

にこ「なんでキャラ作ってるのに作ってないだなんて変な嘘つくの?」

絵里「うふふっ…変なのはにこの方よ!本当にこったら…あははっ…」

希「なぁなぁ…いつまで言ってるん?いいやん別に。エリチの好きなようにやればいいやん?」

にこ「だって絵里が嘘つくんだもん! 絵里「嘘じゃないって言ってるでしょう!」

希「いいから練習の話しよう?今日も練習やるんやろ?」

にこ「やるけど…」

絵里「…私帰ろっかなぁ」

希「なんでっ?練習しないん?」

絵里「帰る? にこ「なんで?キャラ作ってるのバレたから?バレたからでしょ?ねぇ?」

559: 2014/10/08(水) 16:49:52.41 ID:okQdLvNW.net
絵里「…帰らないけど…なんなの?」

にこ「いやにこは本当のことが知りたいだけなの!」

絵里「ふふっ…本当にこったら…」

にこ「キャラ作ってるなら作ってるって言ってもらわないと困るの!いざっていう時にフォローしにくいから本当のこと言いなさいよっ!」

絵里「…はぁ…じゃあわかった…わかったわよ…本当のこと言うわよ…」

にこ「うん」


絵里「心を許してる人の前でしかロシア語言わないのよねぇ…」

にこ「はぁ…?」

絵里「いやほら…生まれのことで馬鹿にされたりすると嫌だから…心を許してる人の前でしか言えないのよ…」

にこ「嘘つきなさいよっ!!」

560: 2014/10/08(水) 16:57:47.52 ID:okQdLvNW.net
にこ「だったらさっきの1歳のころの嘘の意味が全くわからないんだけど!?最初から心を許してる人の前でしか言わないって言えば良かったじゃないっ!」

絵里「いやっ…それはちょっとみっともないかなぁと思って…」

にこ「いや全然大丈夫よっ!からかわれたくないから普段はあんまり言わないって言えばよかったじゃない!?アイドルやるからキャラ作ってんでしょあんた!?」

絵里「作ってないって!作ってるなら作ってるって言うしそれでいいじゃないそんなのふふふっ…」

にこ「心を許してる人って誰よ…?」

絵里「誰だっていいでしょう別に…」

にこ「なんでっ!?なんで言えないの!?キャラ作ってるから言えないんでしょう!?」

絵里「なっ…違うわよ!作ってないって言ってるでしょうよっ!」

にこ「じゃあ誰の前だったらハラショーって言うのよ!!」

絵里「あれよっ…!家族と…μ'sの皆よっ!!」

にこ「嘘つきなさいよあんた…!!」

561: 2014/10/08(水) 17:03:37.43 ID:okQdLvNW.net
絵里「本当よ!家族とμ'sの皆の前でだったら安心して言えるのよっ!」

にこ「急に!?今まで言えなかったのに急にμ'sに入った途端メンバーの前で言えるようになったのっ!?」

絵里「だから急じゃないのよっ!徐々に徐々にあなた達の性格とかがわかってきて安心して言えるようになったのよっ!」

にこ「嘘つきなさいよあんたはっ!誰の前でだったら言えるとか言えないとかないわよ普通!ないわよね希!?」

希「ウチもほとんどμ'sの皆にしか関西弁でしゃべらんよ?」

にこ「そうなのっ!? 絵里「ほらぁ!!ほらぁ!!」

にこ「たまたまよっ!絵里の場合はゼッタイ嘘!」

絵里「なんでよなんで…?」

にこ「あんた…心を許した人にしか言えないって言えばセーフだと思ってるでしょう…?」

562: 2014/10/08(水) 17:09:39.64 ID:okQdLvNW.net
絵里「ちょ…セーフってさっきから言ってるけど意味がわからないわよ…ふふふっ…セーフの意味が…」

にこ「ねぇ?ねぇ?ねぇ?」

絵里「何よ…?」

にこ「キャラ…作ってんでしょ?」

絵里「だっ…だから言ってるじゃないもう…なんなの?じゃあ言うけど…ハラショーは別にキャラ作って言ったわけじゃないけど…作ってたとしたらなんなの!?悪いのっ!?」

にこ「悪いなんて言ってないわよ!むしろ良いことよ!にこは正直に言って欲しいだけなのっ!」

絵里「だから言ってるじゃない…本当作ってるわけじゃないのっ…」

にこ「もういいわよそういうのっ!!嘘つきなさいって!!キャラ作って言ったんでしょう!?」

絵里「…何が?」

にこ「ハラショーよっ!!!」

563: 2014/10/08(水) 17:16:18.52 ID:okQdLvNW.net
絵里「はぁ…もう…」

にこ「…」

絵里「…」

にこ「…」

絵里「…」コク


にこ「ほらぁーっ!!」

絵里「…」コクコク

にこ「ほらあんたキャラ作ってんじゃーんっ!!作ってんじゃないあんたっ!!ハラショーって言ったの人生で何回目よあんたっ!?」

絵里「本格的なのは今日で初めてよ…」

にこ「初めてっ!?一発目のハラショーがアレ!?もうあんたより私のほうが多くハラショーって言ってんじゃないっ!!」

564: 2014/10/08(水) 17:24:08.91 ID:okQdLvNW.net
絵里「…なに!?いけないわけ!?ダメなの!?」

にこ「だからダメなんて言ってないわよ!なんで嘘ついたのよ?」

絵里「…別にいいでしょう」

にこ「…恥ずかしかったんでしょ?」

絵里「…」

にこ「…」


絵里「…恥ずかしいわよおおぉーっ!!」ガターンッ にこ「!」ビクッ


絵里「恥ずかしいでしょうっ!?今までと違う自分をお披露目するのよ…恥ずかしいわよっ!!」

にこ「…」

絵里「うわなにこいつ…なに急に…えっ目立ちたいの…?…みたいに思われるのかなぁとか!目立ちたいわよっ!!何よっ!!」

にこ「…」

565: 2014/10/08(水) 17:30:19.96 ID:okQdLvNW.net
絵里「それにねぇにこ…これだけは言っておくわよ…!あなた達からしたら突然のハラショーだったかもしれないけどね…私はだいぶ前から考えてたからねっ!!私はこれから…こういう感じでいくからねーっ!!」


にこ「部室で何の宣言してんのよあんた…」

希「他の教室とかにもガンガン聞こえてたと思うよ今の…」

絵里「こういう感じでいくしっ…」 にこ「うんうん…分かったから…」

にこ「こんなに一気に全部ぶっちゃけるとは思わなかったわよ…」

絵里「そういうことだから… にこ「分かった!分かったから!」


絵里「でもあれでしょ…どうせ変だと思ってるんでしょ…」

にこ「…いや別に思ってないわよ?」

絵里「だってにこあなた…凄い言ってきたじゃないっ…!」

にこ「それはあんたが嘘ついてたことに引っかかってただけよ」

566: 2014/10/08(水) 17:36:13.72 ID:okQdLvNW.net
絵里「…じゃあ…どう思うのよ…こういう感じ…」

にこ「いや全然っ…いいんじゃない?」

絵里「ホント…?」

にこ「うんっ!本当にいいと思うわよ?」

絵里「本当…?…良かった…ふふっ!」

にこ「うんうん!いいじゃないロシア語キャラ!絵里にあってるわよ!」

絵里「ありがとう!やっぱりにこって…ハラショーね! 希「ぶふっwっw」

にこ「…」

絵里「…」

希「ふふっwwwくっww…」

567: 2014/10/08(水) 17:42:13.02 ID:okQdLvNW.net
絵里「…はいはいやめやめ。なーにがロシア語キャラよ にこ「ちょちょちょどうしたのどうしたの!?」

にこ「どうしたのよ絵里!?言いなさいよハラショーって!」

絵里「もういいわよ…」

にこ「言いなさいよ!一旦言いなさいよ!」

絵里「言わないわよっ!!」

にこ「なんでよっ!?」

絵里「笑われてるじゃないのよっ…!」

にこ「ちょっと希!」

希「ごめっww完全にカタカナの発音でwwwハラショーってはっきり言ってるから…っww」

絵里「希…そんなふうに思ってたのね…」

希「ごめんっwwっwホントごめんwwっ」

568: 2014/10/08(水) 17:47:19.17 ID:okQdLvNW.net
にこ「…もう一回言おう?もう一回ロシア語言ってみよう?」

絵里「もういいわよ…」

にこ「もう一回言ってちゃんと聞いてもらおう?ちゃんと聞いてもらおう?」

絵里「…」フルフル

にこ「大丈夫!大丈夫よっ!?そういう感じでいくのよねっ!?ねっ?」

絵里「…」フルフル

にこ「大丈夫よっ!ちゃんともう一回聞いてもらおう?ねっ?大丈夫っ!!」

絵里「…ダイジョブ?…ダイジョブ?」フルフル

にこ「っww…大丈夫!大丈夫よほらっ!希!あんたちゃんと冷静になって聞きなさいよ!?」

希「…わかった。エリチ、頼むわ」キッ


絵里「…ダスビダーニャ」

希「ぶふっwwっwwwwっw」

570: 2014/10/08(水) 17:54:01.86 ID:okQdLvNW.net
にこ「希あんたねぇ!!」

希「ちょ今のは卑怯やろwwwハラショーくると思うやんフツーwwっwそっちで身構えてたらwwっw」

絵里「はい終わり終わり。かんっぜんに終わりね」

にこ「ちょ…絵里… 絵里「もういい。もういいわ」

にこ「だってあんたせっかく考えたんでしょ…?」

絵里「考えたわよ…亜里沙が言ってたから…良いなって思って…」

希「ふふっwwっwwハラショー誕生エピソード言うのやめぇやwwっwwちょお腹いたいwww」


にこ「…まぁこうは言ってるけどロシア語キャラ続けなさいよ」

絵里「続けられるわけないわよっ!!もういいわよっ!!」

にこ「なんでっ?別に希の感性がおかしいってこともあるのよ?にこは本当に良いって思うわよ?」

絵里「嬉しくないわよ…」

にこ「どうしてよ?」

571: 2014/10/08(水) 17:59:17.96 ID:okQdLvNW.net
絵里「だってにこのキャラ…変よ」

にこ「…はあっ!?」

絵里「…」

にこ「あんたそれ今関係なくないっ!?」

絵里「一番大事なところじゃない… にこ「なんなのよそれっ!!じゃああんたのも変よっ!!」

絵里「はあっ!?」

にこ「あんたのロシア語キャラも!じゃあ変よっ!!」

絵里「じゃあって何よじゃあって!?」

にこ「そんなこと言うならじゃあもう変よっ!!」

絵里「あなたのっ…!あなたの変は私への復讐の変じゃないっ!!」

にこ「何よ復讐の変って!!本能寺の変みたいに言うんじゃないわよっ!!」

絵里「そんなつもりないわよっ!!」

572: 2014/10/08(水) 18:04:59.51 ID:okQdLvNW.net
希「まぁまぁ…もうこの話いいやん?着替えて屋上行こう?」

にこ「ほら練習始めるわよっ!早く言いなさいよハラショーって!」

絵里「あとで言うわよっ!!」

にこ「早く変になりなさいよっ!!」

絵里「変じゃないわよっ!!ハラショーハラショーハラショー!!」

にこ「変じゃん!! 絵里「変じゃないっ!!」

にこ「大体あんたハラショーとダスビダーニャしか知らないくせに何がロシア語キャラよっ!!」

絵里「これから勉強するわっ!!」

にこ「変だからでしょ!変だから勉強するんでしょ!」

絵里「ロシアが好きだからよーっ!!」


希「まぁまぁ二人共…ほしたら、行こか にこ「ぶふっwww」

にこ「ほっwwっwwほしたらってwwっw初めて聞いたわそれwwっww」

573: 2014/10/08(水) 18:10:27.02 ID:okQdLvNW.net
希「なっ…なんでやねん!なんで笑うん!?別にいいやろ!」

にこ「なっwwっww何か急に希のキャラ作りも面白いように思えてきたwwっww」

希「なんでやねん!なんでやねんなんでやねん!」

にこ「やめっwwっやめなさいwww」

絵里「ハラショーハラショーハラショー!!っwww」

希「なんでやねんなんでやねんなんでやねん!!wっw」

にこ「ふふっwwたっw楽しくなってきてんじゃないわよあんた達wwっwにっこにっこにー!!にっこにっこにー!!ww」


部室前


凛「…」 花陽「…」

ハラショー ハラショー ナンデヤネン ナンデヤネン ニッコニッコニー ニッコニッコニー

凛「は…入りづらいにゃ…」 花陽「…ダレカタスケテーッ!!」


おわり

579: 2014/10/12(日) 16:13:19.19 ID:lY2Y1j1x.net
●海未「ブラジャー」:「ビニール傘」


海未「ふぅ…いい湯でしたね…」フキフキ

凛「うんっ!さっぱりしたにゃー!」フキフキ

にこ「たまには銭湯ってのもいいわねー」フキフキ

凛「よしっと…!さて…」ギュ 海未「ちょなにしてるんですか凛!?」

凛「えっ…何が?」

海未「いや…凛が今手にとったのは私のブラジャーなんですが…!」

凛「え…?」

海未「そのブラジャーは私のです!同じロッカーに入れたからって間違えないでくださいよ!」

凛「いや…違うよ…?これ凛のだよ…?」

海未「なっ…!違いますよ!これは買ったばかりの…寄せてあげるやつなんですから!間違われないように見張ってたんですよ!ここのロッカーの隅において!」

凛「じゃ…じゃあ凛のブラジャーはどこ…?」

580: 2014/10/12(日) 16:21:16.02 ID:lY2Y1j1x.net
海未「知らないですけど…そこにあるスポーツブラじゃないですか…?」

凛「え…これじゃないよ…いくら凛でもスポーツブラなんてつけないもん…」


にこ「ん…?」キョロキョロ

海未「…?どうしたんですか…にこ?」

にこ「いや…にこのロッカーに入ってたブラジャーがどうやら他の人のやつみたいなのよ…にこのブラジャーどこいったのかしら…?」キョロキョロ

海未「そうなんですか…?」

にこ「あっ!あったあったこの海未のロッカーに入ってるやつね!」ギュ 海未「いやちょっとすいませんっ!ちょっとすいません!」

海未「この寄せてあげるやつは私のですから!やめてください!」バッ

にこ「あっそう…?じゃあやっぱり…ロッカーに入ってた普通のやつがにこのかな…?そっかそっか…」

凛「ちょっと待ってにこちゃん!その普通のブラジャー見せてもらっていい?」グイ

にこ「何よ…?」

581: 2014/10/12(日) 16:27:24.59 ID:lY2Y1j1x.net
凛「あー…これが凛のかなぁ…?」

にこ「そうなの…?じゃあ」ギュ 海未「ちょすいません!だからだから!だからっ!」グイ

海未「この寄せてあげるやつは本当私のですからっ!」

にこ「じゃあやっぱりにこのロッカーに入ってた普通のが…」ギュ 凛「ちょっと待ってよ!なんですぐ持って行こうとするの!?」

にこ「いや…急いでんのよにこは…ほら…ちょっと見たいテレビがあるから…うん…はい…だから…」

海未「にこ…あなた何だか怪しいですね…」

凛「このスポーツブラ…にこちゃんのでしょ!こっそりロッカーから入れ替えたんだ!」

にこ「いやいやいやそれはないっ!それはないわよっ!にこだってスポーツブラなんてつけないわよっ!うんっ本当に!」

凛「…」

にこ「じゃあこの普通のやつがにこのだから…」ギュ 凛「待ってよ!なんでそうやってすぐ持って行こうとするの!」

582: 2014/10/12(日) 16:37:23.99 ID:lY2Y1j1x.net
にこ「だってスポーツブラはホント違うわよっ!」

海未「本当ですかっ…!?」

にこ「わかったわよ…!じゃあちょっと確認してみるわよ…」

にこ「…」モゾモゾ

にこ「…」ピタッ

にこ「…」ヌギヌギ

にこ「はっきり分かったわ…にこのは…この寄せてあげるやつか普通のやつかのどちらかよ!」

海未「何かずるいですねあなたっ!はっきりしてないじゃないですか全然!大体着けてみなくてもフツー分かりますよね!?」

凛「にこちゃん本当に怪しいにゃ…!凛のは…このスポーツブラ以外にゃ!」

海未「おんなじことですよっ!言ってることは同じじゃないですかっ!!」

584: 2014/10/12(日) 16:43:46.65 ID:lY2Y1j1x.net
海未「私のブラジャーはこの寄せてあげるやつですっ!絶対に!」

にこ「あー…これあれじゃない?この三人以外の別の誰かが間違えてブラジャー持って行っちゃったとか…そういうことじゃない?」

凛「いやそれはないにゃ!この銭湯には凛達の三人しか来てなかったよ!」

にこ「ああ…そうだっけ…?にこはなんだか…他にも五、六人はいたかなーって思ってたけど…」

凛「嘘だよっ!にこちゃんだって貸し切りだーって騒いでたもん!」

海未「にこ…あなた本当に怪しいですね…!」

にこ「えぇっ!?」

海未「このスポーツブラ…やはりあなたのでしょう! にこ「違うわよ!?本当違うわよっ!?」

凛「…」

海未「…」

にこ「ちょ…!やめなさいよあんた達!何かそういう流れにはなってるけどっ!!本当違うわよ!にこのじゃないわよこのスポーツブラはっ!!」

585: 2014/10/12(日) 16:49:43.43 ID:lY2Y1j1x.net
凛「…」

海未「…」

にこ「いやいやホントにっ!どうしましょこれホントにっ!!なんか笑っちゃうわねこれっwwふふっwwwなんだこりゃwwwふふっww」

海未「絶対、にこのスポーツブラですね」

凛「うん」

にこ「ちがっちがっwっw」

海未「分かりますよ…嘘つくとき笑っちゃうんですよね?穂乃果もそうでしたから。わかります」

にこ「いやっホンwww」

海未「今の私の表情を見てください。全然笑ってませんから」キッ

にこ「それは知らないけどもっw」

海未「凛の表情も見てください。この獲物を狙う時のような険しい表情」

凛「シャー!!」

にこ「それはそれで怪しいのよっ!」

587: 2014/10/12(日) 16:56:11.09 ID:lY2Y1j1x.net
凛「ほらにこちゃんスポーツブラ持ってって!シャー!!」グイ

にこ「なんでよっ!違うわよっ!!」

海未「どちらでもいいですが…私はもう抜けます!この寄せてあげるやつは絶対に私のですからっ! にこ「ちょっと待ちなさいよあんた…」

海未「…なんですか?」

にこ「何かさっきから寄せてあげやつは自分のみたいに言ってるけど…なんでそうやって言い切れるわけ…?」

海未「見張ってましたからっ!」

にこ「見張ってた!?どうやってお風呂入りながらロッカーを見張れるのよ!?」

海未「見張れました!鏡の反射でちょうどお風呂の中からここのロッカーが見えるんです!」

にこ「そんなの誰が納得するのよ!?そんなの証拠にならないわよ!!ねぇ凛!?」

凛「…言われてみれば!」

海未「いやいやいや聞いてくださいよ本当!!」

588: 2014/10/12(日) 17:02:27.89 ID:lY2Y1j1x.net
海未「このブラジャーは昨日買ったばっかりなんですよ!すぐそこの服屋でっ!あのっ…すぐそこの、ありますよね服屋!?」

にこ「あることはあるけど…」

海未「あの服屋で買ったばっかりで!着け心地が凄く良かったから大切にしたいと思って見張ってたんです!!お風呂の中からずっと!!だからこのブラジャーは私のですっ!!」

凛「それを証明できる人はいるの…?」


海未「いませんよ…」

にこ「はいはいはい… 海未「いや、はいはいじゃないですよ…何ですか…!」

凛「なるほどにゃ~! 海未「いや何ですかっ!?何ですかっ!?」

海未「この寄せてあげるやつは絶対私のですって!!昨日買ったんですからっ!!」

にこ「…それはまぁ皆言ってることだからねぇ 海未「いや本当に絶対に絶対私のですっ!!」

589: 2014/10/12(日) 17:08:48.23 ID:lY2Y1j1x.net
海未「じゃあもう希を呼びましょうかっ!?希を呼んで占いで誰のブラジャーか当ててもらいましょうよ!」

にこ「別にアイツも何でもできるわけじゃないから…」

海未「うーん…そうですねっ!」


凛「じゃあこれアレかにゃー…ジャンケンしかないんじゃないかにゃー…」

にこ「そうね~…」 海未「なんでですかっ!?」

海未「なんで私これ…買ったばっかりで取られる可能性でてきてるんですかっ!?」

にこ「しょうがないわよ。やるしかないわよ」

海未「おかしいですって!やらないですよ私は絶対!!」

にこ「一旦。一旦やりましょう? 海未「一旦ってなんですかっ!?やらないですよ私は!! 凛「最初はグー、ジャンケン…」

凛 にこ 海未「ポン!!」

590: 2014/10/12(日) 17:14:55.54 ID:lY2Y1j1x.net
海未「おぉーっ!?」チョキ

にこ「えーっ!?」パー

凛「あーっ!?」パー

海未「勝ったっ!!勝った!!勝ちました!!意外…!!まさかあの流れで勝つとは!!でももうこれでいいですよね!!」ギュ

にこ「なるほどね~…ジャンケンだとこういう感じになるのねぇ~ 海未「ちょっと待って下さいよ…!!何なんですかそれはっ!!」

凛「一旦って言ってたもんねぇ~」

にこ「うんうん」

海未「だってホントもう…この寄せてあげるやつは元々私のですし!!ジャンケンでも今勝ったんですからこれ以上何があるんですかっ…!?」


凛「ビーチフラッグで決めるかにゃ…」

にこ「うんうん…」 海未「はあっ!?」

591: 2014/10/12(日) 17:24:13.28 ID:lY2Y1j1x.net
海未「なんなんですかビーチフラッグって!?ビーチじゃないじゃないですか大体ここビーチじゃないじゃないですか!!ビーチじゃないしフラッグでもないですよ!!それを言うならセントーブラジャーじゃ…!!」

にこ「いやいやそこはいいでしょう!そこは!」

海未「…はい、いやまぁ確かにそこではないです。ツッコミ違っちゃいましたけど…」

にこ「ビーチじゃないのは別にね!?ビーチじゃないのは 海未「そこあんまり言わないでくださいっ!!とにかくビーチフラッグ自体おかしいでしょってことを言ってるんですっ!!」

凛「まぁまぁまぁ、じゃあ向こうからヨーイドンで走ってきて… 海未「ちょちょちょ何で進めてるんですか…!」

凛「早い順に、好きなブラを取るということでいいかにゃ?」

にこ「いいわよ!そうしようじゃないのっ 海未「なんで進めるんですかっ…!」

凛「せっかくだからこう…距離があったほうが 海未「いややりませんよ私は!?意味がわかりませんからっ!!」

にこ「いいわよ。寄せてあげるやつだけおいててくれれば」

海未「嫌ですよ!絶対それ取るじゃないですかっ!!」

凛「じゃあやったほうがいいんじゃないかにゃー?損だよ?」

593: 2014/10/12(日) 17:33:47.94 ID:lY2Y1j1x.net
にこ「じゃあやりましょ!」

海未「やりましょうじゃないですよ!大体銭湯の人に迷惑でしょうそんなことしたら!!」

にこ「あのー…すいま…あっありがとうございますー!」

海未「オッケー出たんですかっ!?なんでオッケーなんですか…!!」


凛「いやーこれで心置きなくできるにゃ!」フセ

にこ「負けられない戦いね!」フセ

海未「もう…何なんですかこれはっ!!」フセ

凛「じゃあ…凛のスタートの合図で… 海未「ちょっと待って下さいよ!それ絶対言う人が有利じゃないですかっ!」

にこ「いや別に誰が言ったって一緒じゃない… 海未「一緒じゃないですよ!!自分のタイミングで言えるんですから!」

にこ「えー?」

海未「私に言わせてくださいよっ!」

594: 2014/10/12(日) 17:42:10.40 ID:lY2Y1j1x.net
にこ「なんでよーっ!?」

海未「いいじゃないですか!!私の寄せてあげるブラジャーですよ!?ジャンケンでも勝ったんだからそれぐらいの権利は 凛「ヨイドンっ!!」ダッ

にこ「…!」ダッ

凛「…!」 ドンッ 海未「あいたっ!!」ズテッ

凛「よーしよしよし!!」ギュ

にこ「危ない危ない危ない!」ギュ

海未「…」

凛「やったにゃー!寄せてあげるブラだにゃー!」

にこ「普通のやつかー仕方ないわねー!」

海未「ちょっと待ちなさいよ…!!」

凛「はぇ?」

海未「押したでしょう…!!」

595: 2014/10/12(日) 17:50:23.87 ID:lY2Y1j1x.net
にこ「え?」

海未「押したんですよ凛が私のことを…!」

にこ「押した?」

凛「いや押してないよ…? 海未「押したじゃないですかっ!!突然ヨーイドン言うし更に押してきたんですよ凛が!!」

にこ「ちょっともう何よ… 海未「ダメですよこんなレース!!無効ですよこんなの!!」バッ

凛「ちょっと… 海未「当たり前ですよ!!無効ですよ!!」バッ

海未「もう一回です!!」

凛 にこ「もう一回!?」

海未「だって押したんですもん!!」

にこ「…じゃあわかったわよ…次で終わりにするわよ?次やって、それで終わりよ?」

海未「…元々寄せてあげるやつは私のですけどね にこ「だっそれは一緒でしょみんなそれはっ!!一緒でしょそれ言ってみんなぁ!!」

596: 2014/10/12(日) 17:57:49.06 ID:lY2Y1j1x.net
海未「一緒じゃないです!私が買ったんですもん! にこ「一緒でしょみんなそう言ってんのよそれぇ!!で埒あかないとっ!!でビーチフラッグやろうってなったんでしょ今ねぇ!!」

海未「… にこ「いまさっそれ言われてもねぇ!!一緒だからそれはみんなっ!! 海未「いやすっ にこ「えあっ!?何よっ!!」

海未「凄く怒ってますけど…一番怪しいのはにこですからねっ!? にこ「知らないわよそんなことはっ!!」

海未「知らないことはないでしょう!! にこ「知らないわよっ!!…次最後にするわよ…!…最後にするわよっ!!」

海未「絶対、にこのスポーツブラですよ…!」


にこ「ふぅー…」フセ

凛「はぁー…」フセ

海未「ゼッタイにこのでしょう!? にこ「知らないわよ!皆一緒なのよみんなっ!みんな一緒!」

海未「はぁ…」フセ

凛「じゃあ凛のスタートの合図で… 海未「だからちょっと待ってくださいよっ!!」

597: 2014/10/12(日) 18:03:42.90 ID:lY2Y1j1x.net
凛「もうー!なに!? 海未「ズルするじゃないですかっ!!私に言わせてくださいよヨーイドンを!!」

にこ「なんなの?言いたいのそんなに!? 海未「言いたいです!」

にこ「…じゃあもう言えばいいじゃないの… 海未「はいっ!」

にこ「それで終わりよホントに? 海未「いいんですね!?私が言って!!」

にこ「いいわよ!それでもうホントに 海未「ヨイドン!!」ダッ

凛「…!!」ガシッ 海未「…!!」ジタバタ

にこ「…!」ガシッ 海未「なっ…!!」ジタバタ

凛 にこ「…!」ギュギュー 海未「むぐっ…!!」ジタジタ

凛 にこ「…!」ポイッ 海未「いたっ!!」

凛「よしっ!よーしっ!」バッ

にこ「よぉーしっ!」バッ

海未「…」

598: 2014/10/12(日) 18:10:09.32 ID:lY2Y1j1x.net
にこ「よぉーしっ!!あー危ない!!あーっ一緒だったわね!」

凛「結果同じだったねー!」

海未「…さっきどころのずるさじゃないじゃないですかっ…!なんで二人がかりで抱えられてぽいってされなきゃいけないんですかっ!!」

にこ「一緒よ一緒…一緒一緒!」

凛「ふぅー…」

にこ「はぁー…イッショイッショよ!…イッショよ! 海未「何回言ってるんですかっ!! 真姫「ぶふっww…」

にこ「ん…?」

海未「何ですか…今の声は…」

凛「真姫ちゃんの声みたいに聞こえたけど…」

海未「真姫…いるんですか…?」

599: 2014/10/12(日) 18:16:46.60 ID:lY2Y1j1x.net
真姫「い…いるわよ…」

凛「えーっ!?真姫ちゃんなにしてるの!?なんで隠れてたの!?」

真姫「その…私も今日たまたま…銭湯に来てみただけよ…」

凛「そういえば前から来てみたいとは言ってたね」

にこ「で…なんで隠れてたのよ?」

真姫「いや…その…ロッカーを見てたら三人が来てるのがわかったから…その…どんなブラジャーつけてるのかなぁと思って…ちょっと見てただけよ…」

にこ「はぁ…?」

真姫「それで…突然皆が戻ってきたから…びっくりして…」

にこ「なっ…まさか自分のブラジャーおいてにこのブラジャー取ってったわけ!?」

真姫「とっ…とってったなんて下着ドロみたいな言い方しないでよ!ちょっとパニクっちゃったのよ!!」

海未「…」

600: 2014/10/12(日) 18:23:50.67 ID:lY2Y1j1x.net
凛「真姫ちゃん、おっちょこちょいだにゃー!…ん…電話…もしもし?かよちん?」

花陽『あっ凛ちゃん!?大丈夫!?』

凛「大丈夫って?何が?」

花陽『ブラジャーだよ!変なブラジャー着けてない!?』

凛「えっ…はっ…?」

花陽『あのさ…今日花陽のタンスの中に入ってたブラジャーで凛ちゃん遊んでたじゃない?かよちんの中一の頃のスポーツブラ、凛にぴったりだにゃーとか言って…』

凛「あ…」

花陽『それでね…今タンスの中に凛ちゃんのブラジャーが入ってるんだけど…もしかして…間違えて花陽の中一の頃のスポーツブラ着けたままじゃない!?』

凛「あっ…ああー…なるほどにゃー…」

花陽『やっぱりそうなのぉ!?大丈夫!?いま届けに行こうかぁ!?』

凛「あの…かよちん…声のボリューム抑えて…海未ちゃんに聞こえちゃうから…」

海未「…」

601: 2014/10/12(日) 18:36:49.24 ID:lY2Y1j1x.net
海未「そういうことですか…点と点がつながりましたよ…」

凛「あの…海未ちゃん…」

にこ「わ…悪かったわよ…にこもちょっとふざけて…」

真姫「ま…間違いは誰にでもあるわ…」


海未「まぁ…もういいですよ…別に皆悪気があったわけじゃないみたいですし…」

凛「海未ちゃん…!」


海未「それにこの寄せてあげるブラも…本当は買ったやつじゃなくて穂乃果からのお下がりですし…」

真姫「えっ…!?なっ…なんで買ってないのに買ったなんて変なウソついたの…!?」

海未「何だか恥ずかしかったもので///」

にこ「…怖いわこいつ…」


おわり

618: 2014/10/15(水) 18:06:15.85 ID:eQHZM6OP.net BE:807420414-2BP(0)
●穂乃果「勉強」:「渋滞」


海未「…」カリカリ

ことり「…」カリカリ

穂乃果「」

海未「ふぅ…どうですか、ことり。進捗の方は?」

ことり「うーん…数学をもう少しやっておかないと不安かも…」

海未「今回は範囲が広いですからねぇ…」

ことり「うん。頑張らなきゃね!」

穂乃果「」


ことり「穂乃果ちゃん?寝てるの…?」

海未「寝てますね…穂乃果が一人では集中できないからと私達を呼び出したというのに…」

619: 2014/10/15(水) 18:14:02.02 ID:eQHZM6OP.net BE:807420414-2BP(0)
ことり「穂乃果ちゃんらしいね!」

海未「全く…!」

穂乃果「」

ことり「起こそうか?」

海未「ええ!」

ことり「…穂乃果ちゃん!」ポンポン 穂乃果「おきっおきてるよ」


海未「…はぁ?」

穂乃果「おきてるおきてる…ずっと起きてたけど…」

海未「嘘をつかないでください!今起きたんじゃないですか!」

穂乃果「いやずっとおきてたよ…で、穂乃果の分の勉強終わった?」

海未「ずっと寝てたのに終わってるわけないでしょう!!完全に寝ぼけてる人の発言じゃないですかっ!!」

621: 2014/10/15(水) 18:20:45.54 ID:eQHZM6OP.net BE:807420414-2BP(0)
穂乃果「いやいいよ…起きてたって海未ちゃん…そんなことよりお腹すかない?」

海未「穂乃果…あなたはどこまで気ままなんですかっ!すきませんよっ!」

穂乃果「そっか…ことりちゃんは?」

ことり「すいてないよぉ」

穂乃果「そっかー!穂乃果すごくお腹すいたよー!」

海未「嘘をつかないでくださいよ…勉強をしたくないだけでしょう!」

穂乃果「えっ?嘘じゃないよ!」

海未「嘘じゃないですかっ!だってあなた一時間前くらいにコンビニで買ってきたパン食べてたじゃないですか!」

穂乃果「食べてないよっ!」

海未「食べてましたよっ!」

穂乃果「食べてないって…それアレでしょ?穂乃果が寝る前の話でしょ? 海未「やっぱり寝てたんじゃないですかっ!!」

622: 2014/10/15(水) 18:28:13.87 ID:eQHZM6OP.net BE:807420414-2BP(0)
海未「寝てたんじゃないですかーっ!」

穂乃果「もういいじゃん… 海未「よくありませんよ!」

穂乃果「もういいよ穂乃果その話だけはいい! 海未「その話中心なんですよっ今!」

穂乃果「もういいよそれは聞きたくないよ…そんなことより穂乃果は!一時間前にコンビニで買ったパン一個しか食べてないから!お腹すいたって言ってるの!すごくお腹すいたよっ!」

海未「嘘をつかないでくださいって言ってるじゃないですか…」

穂乃果「…じゃなんで嘘なの?穂乃果がすいてるって言ってるんだから…海未ちゃんが嘘っていうのおかしいじゃん!」

海未「あなた二個食べてたじゃないですかっ!」

穂乃果「食べてないよっ!!」

ことり「えっ…でも穂乃果ちゃん、さっきたしかに二個食べてたような…?」

穂乃果「食べてないよっ!二個多いから一個残したの! 海未「残したんですかっ!?じゃあお腹すいてるわけないじゃないですかっ!!」

623: 2014/10/15(水) 18:35:52.83 ID:eQHZM6OP.net BE:807420414-2BP(0)
穂乃果「ちょぇ…残したぶんすいてるんだよ今っ!」

海未「残したぶんすいてるって、全然理屈が通ってないんですよ!大体一時間前にパンを一個残した人が凄くお腹すいてるわけないでしょう!」

穂乃果「いやいや言っておくけどね…穂乃果ケッコー食べるよ?」

海未「ケッコーって…別に普通ですよ穂乃果は…」

穂乃果「いやケッコー食べるよ!穂乃果好きなものだったらケッコー食べるよ!」

海未「好きなものっていちごでしょう?いちごなんてそんないっぱい食べる機会ないじゃないですか!」

穂乃果「いちごだけじゃないよっ!いちご味のものだったら穂乃果いくらでも食べるよっ!」

海未「はぁ…付き合いきれませんね…」

穂乃果「本当だよ!甘酸っぱい系大好きなんだから!いくらでも食べるよ穂乃果っ!」

ことり「でもこの前穂乃果ちゃん…もう食べられないって言ってラズベリーのタルトことりにくれたよね?」

624: 2014/10/15(水) 18:43:46.32 ID:eQHZM6OP.net BE:807420414-2BP(0)
穂乃果「いやっ…ラズベリーは違うじゃん!」

ことり「でもラズベリーも甘酸っぱい系じゃない?」

穂乃果「ちがっ…ラズベリーじゃないの!穂乃果が言ってるのはストロベリーなのっ!」

海未「ラズベリー一人前ろくに食べられない人がなんでストロベリーならいけるんですかっ!!」

穂乃果「いや…ストロベリーは穂乃果の中で…甘さの中に酸っぱさがあってグイグイ進むの!ラズベリーは酸っぱさの中に甘さがあって酸っぱさが勝っちゃってるというか…」

海未「そんなイメージないですよ!どちらも似たようなものですよ!」

穂乃果「うーるさいなぁもう!食べるの穂乃果はぁ!お腹すいてるのっ!」

海未「じゃあもう…さっき残したパンを食べればいいじゃないですかっ!」

穂乃果「わかったようるさいなぁ!…ちょことりちゃんそこにある袋とって」

ことり「えっ?これ?」ス

穂乃果「ちがっ…!それ勉強道具入ってるやつ!」ビクッ

625: 2014/10/15(水) 18:49:47.83 ID:eQHZM6OP.net BE:807420414-2BP(0)
ことり「え?こっち?」ス

穂乃果「ちがっ…!それ掃除用具入ってるやつ!」ビクッ

ことり「あれっ?あっどっち?あれ?こっち?あっち?こっち?あちょちょっわああああああ!」バタバタ

穂乃果「ちょちょちょ落ち着いてって!そこのビニール袋! 海未「ああーーっうるさいですねぇ!!部屋の中に何個袋があるんですかっ!!整理しといてくださいよっ!!」

穂乃果「はあーあっ!もう…」ガサゴソ 海未「えっ…」

穂乃果「はむっ」

海未「さっき残したの…いちごジャムパンですか…!?全然いちご味のもの食べれないじゃないですかっ!!」

穂乃果「うるさいなぁもう!これだから勉強って嫌いだよっ!! 海未「勉強のせいじゃないですよっ!!」

ことり「あっ…穂乃果ちゃん、ほっぺにジャムついてるよ♪」ペロ 海未「何いちゃいちゃしてるんですかっ!!」

穂乃果「ありがとことりちゃん!ことりちゃんも食べる?」 ことり「うん食べる!あーん♪」イチャイチャ

海未「…もーっ…!私も勉強嫌いですっ!!」


おわり

632: 2014/10/20(月) 18:37:51.61 ID:1Z7Xr09c.net
●にこ「アイドルの心得」:「儀式」

にこμ's加入時


部室

花陽「…」ガチャ

にこ「…」

花陽「あ、にこ先輩…お疲れ様です…」

にこ「…お疲れ」

花陽「…」

にこ「ちょっとタレ目のあんたっ!」

花陽「こっ…小泉花陽です…」

にこ「聞いたわよ…あんたアイドルに詳しいらしいわね?」

花陽「大したことないです…」

にこ「嘘つきなさいよ!本当は自分が一番アイドルに詳しいって思ってんでしょ?」

633: 2014/10/20(月) 18:44:01.08 ID:1Z7Xr09c.net
にこ「あんたはそういうオーラガンガン出してんのよっ!見えんのよ私はそういうオーラっ!」

花陽「べっ…別に出してないです…」

にこ「にこは出してるわよっ!」

花陽「そうなんですか…」

にこ「誰にも見えてないみたいだけどね!…うっさいわよっ!!」

花陽「なにも言ってないですっ…」

にこ「ていうかあんた何さっきからビクビクしてんのよ?」

花陽「いえ…」

にこ「はぁ…ちょっと肩もみなさいよあんたっ!」

花陽「えっ…」

にこ「肩をもめって言ってんのよ!先輩をうやまう気持ちがないのあんたはっ!」

花陽「はっ…はい…」

634: 2014/10/20(月) 18:53:05.65 ID:1Z7Xr09c.net
花陽「…」モミモミ

にこ「そうやってビクビクばっかしてると舐められるんだからね!しっかりしなさいよあんたっ!」

花陽「はい…」モミモミ


穂乃果「おっ疲れさまでーすっ!おっにこ先輩と花陽ちゃん!」ガチャ

花陽「お疲れ様です」モミモミ

にこ「お疲れー」

穂乃果「あっ花陽ちゃん花陽ちゃん!」

花陽「はい?」


穂乃果「今日も半頃しにするの?」

花陽「うん…そうしようかな…」モミモミ

にこ「」

635: 2014/10/20(月) 19:00:07.68 ID:1Z7Xr09c.net
穂乃果「花陽ちゃんいつも半頃しにするもんねーっ!」

花陽「うん!味わいがあるし…やってて楽しいですから」モミモミ

にこ「…」

穂乃果「あ、それじゃあ家庭科室から道具とか持ってきちゃうね?」ガチャ

花陽「お願いしますっ!」モミモミ

にこ「…」


花陽「…もうちょっとやったほうがいいですか?」モミモミ

にこ「いやいいわよ…」

花陽「…」スッ

にこ「カッ…カンケーないからねっ!?」

花陽「はい…?」

636: 2014/10/20(月) 19:07:19.03 ID:1Z7Xr09c.net
にこ「何か半頃しがどうとか言ってたけど…別に何にも思わなかったし…何とも思ってないからねぇーっ!!」

花陽「そっ…そうですか…? にこ「そうよっ!!」

花陽「は、はぁ…」


穂乃果「花陽ちゃんごめーんっ!」ガチャ

にこ「…」ビクッ

穂乃果「まだ家庭科室使ってるみたいで…もうちょっと待ってて!」

花陽「はいっ」

穂乃果「あっ!にこ先輩は半頃しと皆頃しどっちが好きなんですか?」

にこ「はっ!?」

637: 2014/10/20(月) 19:14:45.80 ID:1Z7Xr09c.net
穂乃果「いや…半頃しと皆頃し…どっちがいいのかなーと思って…」

にこ「な…何いってんの!?」

穂乃果「いやだから半頃しと皆頃し にこ「うるさいのよっ!黙ってなさいよあんたはっ!何よ半頃しと皆頃しって!?どういう基準で選べばいいのよ!?大体なんでそんな話になんのよっ!?」

穂乃果「別に自然な会話の流れだと思うけど…」

にこ「全然自然じゃないわよっ…!!とにかくそんな半頃しだの皆頃しだのどうでもいいのよっ!!」

穂乃果「そっか…まぁそういう人も多いけど…」

花陽「花陽はやっぱり半頃しがいいな…ぷちぷちって潰れていくのが楽しいから…」


にこ「べっ…別に何とも思わないからねぇーっ!!」ガタ

穂乃果「な…なんでそんな大声出したんですか」

にこ「分からしてやっただけよ…!」

穂乃果「はぁ…」

638: 2014/10/20(月) 19:20:42.34 ID:1Z7Xr09c.net
穂乃果「あっそうだ!アレやろうよ!」

にこ「そうね…練習練習…」

穂乃果「ちょっと待ってにこ先輩!花陽ちゃんにもアレやってあげないと!」

にこ「な…何よ…」

穂乃果「昨日穂乃果たちにやったじゃないですかっ!アイドルの心得とか言って!花陽ちゃんあの時いなかったからやってあげないと!」

にこ「あぁ…」

穂乃果「花陽ちゃんだけやってあげないなんて可哀想だよ!」

にこ「いや時間ないかなーと思って…」

穂乃果「いやあるよ!海未ちゃんとことりちゃんも用事で遅くなるって言うからちょうどいいですよ!」

花陽「ア…アイドルの心得って…?」

穂乃果「うん!昨日にこ先輩が言い出したんだけど、ざっくり言うとバラエティ番組の罰ゲームみたいなことやるんだよ!」

639: 2014/10/20(月) 19:26:46.25 ID:1Z7Xr09c.net
穂乃果「それでアイドルとしてのリアクションとかを色々にこ先輩が教えてくれるの!」

花陽「ええっ!?花陽達スクールアイドルなのにそんなこと…」

穂乃果「今どきのスクールアイドルはそういうこともできなきゃダメなんだって!ねーにこ先輩っ!」

にこ「あのー…嫌だったら別に 花陽「わっ…わかりましたっ!」

穂乃果「じゃあこっち来て花陽ちゃん!」

花陽「うんっ!」


穂乃果「にこ先輩?早く!」

にこ「う…うん…」スッ

穂乃果「昨日はもっと楽しそうにやってたじゃないですか?どうしたんですか? にこ「いや十分楽しいけどねぇ!よーしじゃあやりましょうかアイドルの心得!」

穂乃果「うんっ!じゃあ何からやるの?」

にこ「…」ボソッ

穂乃果「えっ?」

640: 2014/10/20(月) 19:33:01.29 ID:1Z7Xr09c.net
にこ「…ニー」ボソッ

穂乃果「え、えっ?」

にこ「にこにこニー…」ボソッ

穂乃果「にこにこニー?何か今日元気ないですね? にこ「あるわよっ元気っ!!」

穂乃果「何か…大丈夫ですか? にこ「大丈夫よっ!!」

穂乃果「やれます? にこ「やれるに決まってるじゃないっ!!」

にこ「やっちゃいましょう!!」

穂乃果「うん!じゃあ花陽ちゃんここ立ってて!」

花陽「はい…」

穂乃果「今からにこ先輩がにこにこニー!って言って膝蹴りしてくるから!そしたら花陽ちゃんはイタイイターイッ!これ本当にイタイやつじゃないですかーっ!ってリアクションとればいいから!」

花陽「分かりましたっ…!」

にこ「よーし…じゃあそこ動くんじゃないわよっ!逃げたら承知しないからねっ!!」

641: 2014/10/20(月) 19:42:19.35 ID:1Z7Xr09c.net
にこ「じゃあ行くわよっ!ねぇ…!よーし…!」

穂乃果「うんっ!」

にこ「はあああーっ!!」チョコチョコチョコ

にこ「はああーっ!!」ピョンピョン 穂乃果「ちょちょちょどうしたの!?どうしたの!?」

にこ「はああーっ!!」ピョンピョン 穂乃果「なになにっ!?なんなのこれ!?なんなの!?」

にこ「なに途中で止めてんのよ穂乃果あんたはーっ!!」

穂乃果「いや何かウサギの赤ちゃんみたいだったから…」

にこ「誰がウサギの赤ちゃんよっ!良かったわねあんた途中で止められてっ!助かったわね!よーし…ダンスの練習始めましょう 穂乃果「いやいやいやいやっ!」

穂乃果「ちょちょちょちょっとにこ先輩!」

穂乃果「昨日はもっとガーッって言ってたじゃないですか!こうガーッて!」グワッ

にこ「!」バッターン 穂乃果「どっどうしたんですか!?どうしたんですか!?」

642: 2014/10/20(月) 19:50:04.12 ID:1Z7Xr09c.net
にこ「あぁ…あんたか… 穂乃果「穂乃果だよ!」

にこ「ふぃ…」

穂乃果「どっどうしたのw昨日はもっと楽しそうにやってたじゃないですかっ!! にこ「いやー!…今日も十分…楽しかったけどね…」

穂乃果「そんな感じしないっ!」

にこ「なんであんたが決めんのよっ!」

花陽「にこ先輩っ!もっとちゃんとやってください!…アイドルのためなら私…アバラ一本くらい平気だからっ…!」


にこ「…いいのねあんた…?知らないわよ…?」

花陽「はいっ!」

にこ「よーしいい度胸してんじゃないの…よぉーし穂乃果!!地獄シュークリーム祭りよっ!準備しなさいっ!」

穂乃果「うんっ!」ガチャ

644: 2014/10/20(月) 19:57:03.69 ID:1Z7Xr09c.net
にこ「調子にのってあんたはねぇー!あのまま黙っておけばよかったものを…!」

花陽「…」

にこ「…」

花陽「…」

にこ「穂乃果ハヤークッ!」

花陽「…」

にこ「穂乃果ーハヤークッ!!」

花陽「…」

にこ「穂乃果ぁー!?ハヤークッ!!」


穂乃果「はいはい!シュークリームとカラシ!」ガチャ

にこ「おおーっ!来たわねー!」

645: 2014/10/20(月) 20:02:38.96 ID:1Z7Xr09c.net
穂乃果「さてさて」ガチャ にこ「ちょちょちょどこ行くの!?どこ行くの!?」

穂乃果「いや…もっと持ってこないとわさびとか唐辛子とか…」

にこ「いやいや十分でしょう今日はこれで…」

穂乃果「いや昨日はもっといっぱい種類用意してたじゃないですか?」

にこ「いやいいのよいいのよ…フタリニシナイデ 穂乃果「はっ?」

にこ「いや大丈夫だから!これで型つけちゃいましょう!」

穂乃果「はぁ…」

にこ「準備しなさい」

穂乃果「まぁいっか…いっくよー花陽ちゃん!これ辛いからねー!」チュウ にこ「そんくらいでいいでしょう!」

穂乃果「えっこれだけ!?まだ納豆に入ってるヤツぶんも入れてないよ!?」

にこ「そんくらいでいいのよっ!リアクションが大事なんだから!辛くないものでも辛いようなリアクションを取るのが大変なんだからっ!!」

穂乃果「は、はぁ…」

646: 2014/10/20(月) 20:21:09.67 ID:1Z7Xr09c.net
にこ「じゃあ行くわよー…!」

花陽「はい!」

にこ「ちょっと…辛いわよー…!」スッ

花陽「はい!あーん…」

にこ「あああーっ!!」グイ

花陽「…」モグモグ

にこ「…」バッ

穂乃果「な…なんで机の下に隠れるんですか…?」


花陽「…美味しいです」

にこ「ああっ良かった~! 穂乃果「ああっ良かった~!じゃないですよ!」

647: 2014/10/20(月) 20:27:51.83 ID:1Z7Xr09c.net
にこ「よーしっ!食わせてやったー!!」

穂乃果「食わせてやったじゃないですよ!昨日は何かいっぱいリアクションに駄目出ししてきたじゃないですか!ちょっとだけ涙を浮かべるのがキモとか!本当にえずいたらダメとか!」

にこ「いいのよ…一人くらいは天然なリアクション取る奴がいても…」

穂乃果「いや昨日はことりちゃんとかにもガーって…」グワッ

にこ「!」バッターン 穂乃果「どっどうしたんですか!?どうしたんですか!?」

にこ「あぁ…あんたか… 穂乃果「穂乃果だよ!なんでちょくちょく私を見失うの!?」

にこ「無駄な動きすんじゃないわよ…よーしもうこれで十分でしょう!練習しましょう! 穂乃果「いやいやいやいやいや!」


花陽「こんなんじゃ花陽…うまくリアクションできないですっ…!前歯の一本くらい折られないとダメなんです…!」

にこ「そっ…そんなアイドルいないよぉ~…」

花陽「…」

にこ「なっ…なによ~…」

648: 2014/10/20(月) 20:34:25.07 ID:1Z7Xr09c.net
花陽「…」

にこ「何よ…!よぉーし!!覚悟しなさいよ!!穂乃果っ!!牛乳こちょこちょよっ!!準備しなさいっ!!」

穂乃果「うんっ!」

にこ「あんたねぇ…!後悔させてやるわよ!!ねぇー…!!調子にのって…!」

花陽「…」

にこ「何見てんのよ!?ッニヨアンタはっ!!」

花陽「…」

にこ「穂乃果ハヤーク」

穂乃果「はい?」

にこ「ホノカハヤーク」

穂乃果「はぁ…じゃあはい!花陽ちゃん、牛乳を口に含んで!」

にこ「早く含みなさいよ!もたもたすんじゃないわよっ…!」

花陽「はい…」

649: 2014/10/20(月) 20:41:30.82 ID:1Z7Xr09c.net
にこ「今から牛乳を含んだあんたを後ろからくすぐって…吹き出させてやるんだからねっ!」

花陽「飲み物を粗末にすることはできませんっ!耐えてみせますっ!!」グイ

にこ「…」

にこ「…」ギュ
穂乃果「えっどうしたのっ!?どうしたのっ!?」

にこ「…」ボソ
穂乃果「えっ…?ちょっとだけこのまま…?」

にこ「…」ボソ
穂乃果「はい…え?…wっwママに会いたいw?はぁ…」

にこ「よーし穂乃果!!用意できたのっ!?」
穂乃果「できてるよずっと」

穂乃果「できてるよっ!」
にこ「よぉーし!今そっち行くからねぇ!イクワヨッ!!」

にこ「右足…左足…右足とっ!」

にこ「…」
花陽「…」

651: 2014/10/20(月) 20:48:02.89 ID:1Z7Xr09c.net
にこ「やるわよっ!!ほらぁっ!!」サワ
花陽「…」チャ

にこ「!」ババッ

にこ「どうしたの穂乃果っ!?メガネとったの!?」

穂乃果「うん…メガネとったみたいだけど…」

にこ「メガネとっただけ…!?」

穂乃果「メガネとっただけだよ」

にこ「よぉーし…!じゃあ行くからね…!」

花陽「…」

にこ「ちょっと…くすぐったいわよーっ…!」
花陽「…」

にこ「行くわよーっ!!ほらぁっ!!」サワサワ
花陽「…」

653: 2014/10/20(月) 20:56:39.17 ID:1Z7Xr09c.net
にこ「ほらほらぁ…!」サワサワ
花陽「…」

にこ「ほら!早く楽になりなさいよ…!」モミモミ サワサワ
花陽「…」

穂乃果「ちょ…ちょっとにこちゃん…」

にこ「なっ何よ!?なに途中で止めてんのよ穂乃果あんたはーっ!!」

穂乃果「いや何か電車で痴漢してる人みたいだったから…」

にこ「誰が電車で痴漢してる人よっ!良かったわねあんた途中で止められてっ!助かったわね!よーし…練習始めましょう 穂乃果「いやいやいや昨日はもっとガーッってやってたじゃないですか!」グワッ

にこ「うわああっ!!」ビクッ
花陽「…」

にこ「おおおおっ!!」ビクッ
穂乃果「…」

穂乃果「ちゃんとやってよほらっ!!」グイ
にこ「やぁーっ!何よ押さないでよあんたはっ!!」
花陽「…」

654: 2014/10/20(月) 21:04:23.79 ID:1Z7Xr09c.net
穂乃果「だってにこ先輩がちゃんとやらないんだもん!」

にこ「いややったでしょ!これで十分よ!練習しましょうよ!」

穂乃果「いやいやいやいや! 花陽「ぶふっ」ブシュ

花陽「…」ポタポタ

穂乃果「あーっ!花陽ちゃん吹き出したーっ!!」

花陽「…吹き出してないです」フキフキ

穂乃果「吹き出したよーっ!穂乃果見てたもん!」

花陽「…///」フキフキ

穂乃果「ほらーっ!!花陽ちゃんちょっと恥ずかしそうにしてるじゃん!!教えてやってよにこ先輩!あんなリアクションじゃダメだよねー!? にこ「やめなさいっ!!刺激するんじゃないのっ!!」ガバッ

655: 2014/10/20(月) 21:10:33.19 ID:1Z7Xr09c.net
穂乃果「あっそうだ!そろそろ家庭科室あいたかも!ちょっと見てくるねーっ!」ガチャ

にこ「あっちょちょ穂乃果っ!?穂乃果ーっ!?」

花陽「…」

にこ「…」

花陽「…」

にこ「…」チョコチョコチョコチョコ

にこ「…」
花陽「…」

にこ「どうもすみませんでした…」
花陽「ええっ!?」

656: 2014/10/20(月) 21:16:19.49 ID:1Z7Xr09c.net


にこ「ええーっ!?何よっ!?」

穂乃果「wっwえっにこ先輩ずっとわかってなかったのw!?」

にこ「半頃しと皆頃しって…桜餅の作り方のことなの!?」

穂乃果「そうそう!あの、餅米が見えるやつを半頃しって言って」

にこ「ま…まじ!?」

穂乃果「見えなくなるまでメッタメタに打ってあるやつをー」

にこ「うん…」

穂乃果「皆頃しって言うの!」

にこ「うわ…そうだったの…!?」

花陽「そうなんですっ!穂乃果先輩の家が和菓子屋らしくて…家庭科室で道具を借りて桜餅を作ってみたりしてたんです!」

にこ「何よ…はぁ…」

657: 2014/10/20(月) 21:22:25.64 ID:1Z7Xr09c.net
花陽「私…半頃しが好きぃーっ!!」

にこ「やめなさい…変な噂がたつわ…」

穂乃果「にこ先輩…半頃しって人を半頃しにすることだって思ってたんだ!?だからずっとビクビクしてたんだ!?あっはっはっはっはwっw にこ「うるさいわよ…」

花陽「にこ先輩っ気にしないでくださいっ!えっと…ドンマイ にこ「うるっさいわよ!!調子にのってんじゃないわよっ!!」

花陽「す…すいません…」

穂乃果「ごめんごめんwお詫びにー!穂乃果特性手作り桜餅を食べてよっ!」

にこ「全く…しょうがない子達ね…」スッ

穂乃果「あっ!ちょっと待って!」

にこ「?」

658: 2014/10/20(月) 21:28:45.81 ID:1Z7Xr09c.net
穂乃果「実はこの3つの桜餅の中で…一つだけわさび入りの激辛桜餅が入ってるんです!」

花陽「ええっ!?いつの間にそんなことやってたノォ!?」

穂乃果「アイドルの心得だよ!ねーっにこ先輩!」

にこ「ええーっ!?ウソー!?にこ辛いのすっごく苦手なのにぃ~!穂乃果ちゃんってば意地悪~っ!!」

穂乃果「じゃあせーので食べよっ!行くよ?せーの…!」モグ

花陽「…」モグ

にこ「はむっ」モグ


にこ「あ…これ美味しいわね…」モグモグ

花陽「!?っ…辛いれすぅ~…!!」ジワッ

穂乃果(にこ先輩って面白い方に転ばない人だな…)モグモグ


おわり

661: 2014/10/20(月) 23:59:57.59 ID:1Z7Xr09c.net
●絵里「パーティー」:「パーティー」


絵里「それにしても…何度来ても真姫の家は凄いわねー」

真姫「別にこれくらいフツーでしょ」

絵里「いや凄いわよ!お風呂には何かカラフルなロウソクいっぱいあったし!」

真姫「アロマキャンドルよっ!」

絵里「ウチのお風呂もあんな感じにして入ってみようかしらねぇ にこ「えっ?絵里あんたもう帰るの?」

絵里「いや…まだだけど?だって今日お泊りでしょ…?」

にこ「えっ…ええ!そうよね!ならいいけど!」

絵里「うん?どうしたの…?」

にこ「いやいや別に何でもないわよっ!」

絵里「何か変よ…? にこ「何でもない何でもないっ!気にしなくていいわよっ!くつろぎなさいよ!」

絵里「にこの家じゃないでしょ!?」

663: 2014/10/21(火) 00:07:22.65 ID:4rshOuiu.net
絵里「あっそうだ真姫!BiBiの新曲の方はどんな感じ?」

真姫「うーん、まだなんとも言えないわねぇ」

絵里「そう?ちょっと特徴的な歌詞にしちゃったもんだからねー難しいところも にこ「絵里、ちょっと買い出し行ってきてくれない?」

絵里「なんでよっ!?何よ急に!?」

にこ「いや…飲み物とか食べ物なくなってきたから…」

絵里「なんで私なのよ?しかも唐突に!」

にこ「エッ!?」

絵里「エッ!?じゃないわよ…」

にこ「いやっ…いいじゃない行ってきてくれたってあんたーっ!」

絵里「だからなんで私なのよ?じゃあ皆で行きましょうよ?」

にこ「いやっ…皆で行くのはちょっとみっともないかなぁと思って…」

絵里「いや全然大丈夫よっ!むしろ年頃の女が深夜に一人で大量の食べ物買うほうがみっともないわよ!!」

664: 2014/10/21(火) 00:13:45.06 ID:4rshOuiu.net
絵里「にこ、あなた面倒なことを私に押し付けてるだけでしょう!?」

にこ「いやっそういうことじゃない!イーじゃないのよ別に行ってきてくれたらぁ!ねぇ真姫ちゃん!」

真姫「エリー、行ってきてよ」

絵里「なんで私なのよ!?イヤよっ!」

真姫「だってエリーあなた…買い物のセンスいいじゃない?」

にこ「あっそう!センスいい!センスいい!」

絵里「何よそれ?」

真姫「何か買ってきてーって言った時、凄い良いの買ってくるじゃない」

絵里「…まぁそうやって言われたら悪い気はしないけど…///」

にこ「うんうん…」

絵里「じゃあわかったわよ…行ってくるわよ!適当で良いのね?」スッ

665: 2014/10/21(火) 00:19:57.91 ID:4rshOuiu.net
真姫「私トマトサラダとヘルシア緑茶」

にこ「にこはチョコクリスピーといちごオレ」

絵里「センス関係ないじゃないのっ!ガッツリ注文してんじゃないのあなた達っ!」

真姫「頼むわよ」 にこ「お願いね」

絵里「わかったわよもう…」ガチャ


にこ「…よしっ!よしよしよし…絵里のやつ、今日自分の誕生日って気づいてないわね!もう12時回ったわよね?」

真姫「ええ。今12時20分くらいよ」

にこ「よーしっ!じゃあ今から絵里の誕生パーティの準備するわよっ!あいつ喜ぶわよ~!」

真姫「にこちゃんこういうの張り切るのねー。明日μ'sの皆でお祝いすればいいじゃない?」

にこ「そう言いながら真姫ちゃんだって張り切って準備手伝ってくれてたじゃないっ!絵里はBiBiのリーダーとして凄く頑張ってくれてるからね…にこ達で一足先にお祝いしてやるのよっ!」

真姫「べっ…別に私はー! にこ「あー照れてる時間がもったいないわっ!さっさと準備しちゃいましょう!」

666: 2014/10/21(火) 00:27:48.90 ID:4rshOuiu.net
真姫「もう…わかったわよー!」

にこ「じゃあ部屋の飾りつけからね…!よし真姫ちゃん!あの作っておいたやつ準備して!…この辺の壁がいいわよねぇ」

真姫「えっと…どこだったっけ…」ゴソゴソ

にこ「ん?どうしたの?」

真姫「いや…どこおいたかなーと思って…」ガソゴソ

にこ「ちょ早くしてよっ!時間ないんだから!」

真姫「あぁ…あそこかな?あそこになかったらもうないわよ にこ「はぁっ!?何言ってんのよあんた!!」

にこ「何よそれおーいっ!おおーいっ!!」


真姫「あったわよー」ゴトッ

にこ「そりゃあるわよ!こんなデカイ箱なくならないわよっ!」

667: 2014/10/21(火) 00:33:49.76 ID:4rshOuiu.net
にこ「よしよしよし…じゃあこの、カラフルな紙で輪っかいっぱいつなげたやつ!これからいきましょう!」スッ

にこ「じゃあこれ壁一面に貼っちゃったほうがいいわよねー。あ、真姫ちゃん!ちょっと台持ってきて!」

真姫「台?」

にこ「うん、この上の方につけたいから、台よ」

真姫「台、っていう商品は買い置きないわね」

にこ「台、っていう商品じゃなくていいんじゃない?…あの、高さ欲しいから!乗ってこう、つけたいから!何かそういうやつよ!」

真姫「そういうやつ…」

にこ「何よあんた…!?じゃあもう端持って端!ソファ、ソファ! 真姫「ソファ?ソファがなに…?」

にこ「ここ、これ乗るから!これ乗ってつけるから!いや分かるでしょ!?ほら持って! 真姫「ちゃんと言ってくれないとわからないわよ」

にこ「わっちょ!これ乗ってやるから!時間ないからっ!早くっ!」

真姫「じゃあ元に戻してねちゃんと?」グイ にこ「戻す戻す!」グイ

668: 2014/10/21(火) 00:39:43.36 ID:4rshOuiu.net
真姫「んーっ!」 にこ「よしよし…!」ズリズリ

にこ「よしこの辺ねっ!こうやってと…あ、真姫ちゃん!にこの鞄に画鋲入ってるからそれ取って!」

真姫「ガビョウ!? にこ「うんっ!」

真姫「駄目よ画鋲はっ!壁に穴あくじゃないっ!」

にこ「いや目立たないっ大丈夫よ!」

真姫「イヤよっ!私が怒られるのよ!?」

にこ「じゃあいいわよ…セロハンテープかガムテープで貼るから…!」

真姫「いやテープも駄目よ駄目よ!あと残っちゃうじゃないっ! にこ「残らないわよっ!!」

真姫「残るわよっ!あのベタベタしたやつ残るじゃないっ!! にこ「ちょ…あんたなんでそういうこと言うのよ!?」

真姫「言うわよ!自分の部屋だったらいいけどここリビングなんだから!綺麗に使わないと色々うるさいのよ にこ「じゃあこの輪っか作る前に言いなさいよっ!!なんで今言うのよっ!!」

669: 2014/10/21(火) 00:45:53.05 ID:4rshOuiu.net
真姫「いや…まさか壁に貼るとは思わなかったから… にこ「これ壁につけるやつでしょこれーっ!!これ壁にこうやってやるやつでしょこれはーっ!!」

真姫「まさか…まさかよ にこ「なんでまさかなのよっ!?どうすんのよじゃあこの輪っかのやつーっ!!」

真姫「…体に巻いとけば?」

にこ「…にこがっ!?…巻くわよじゃあっ!!何よ…どうすんのよこれ…!」ガサガサ

真姫「もっとこう…せっかくだからね…大胆に…」クルクル にこ「なによこれもう…!」マキマキ

にこ「真姫ちゃんも巻きなさいよこれーっ! 真姫「私はいいわよ にこ「あんた巻かないのっ!?」マキマキ

真姫「にこちゃんだけの特権よ にこ「特権なのこれ!?」クルクル

真姫「…よし!これでいいじゃないっ! にこ「何よこれ…」

にこ「じゃあこれはどうすんのよ!?運動会とかでよく作ったお花みたいなポンポン!これ壁に貼るつもりでテープ貼っちゃってんのよ!?これはいいでしょつけても…」スッ

真姫「ダメダメダメダメーっ!テープはあと残っちゃうって言ったじゃないっ!」バッ

にこ「いいじゃないのよもうーっ!」

670: 2014/10/21(火) 00:51:34.58 ID:4rshOuiu.net
真姫「このお花のやつも…にこちゃんつけときなさいよ!」ピタッ にこ「これもっ!?」

にこ「これ…なにこれ私のこの姿…!?にこがパーティなの!?」

真姫「エリー喜ぶわよ」

にこ「喜ばないわよっ!変なのいるーってなるだけよっ!」

真姫「なんないわよ。大丈夫よ」

にこ「いいわよもう…じゃあ他のやるわよ…」ガサゴソ

真姫「他のやる…?ちょっとちょっとちょっとー! にこ「なによ…」

真姫「ソファ元に戻してないっ!」

にこ「最後でいいでしょ…最後やるっ 真姫「なっ!元に戻す約束したでしょーっ!?」

にこ「ちょ…ややっ… 真姫「本来動かしちゃ駄目なソファなのよ!?」

にこ「や、やるから… 真姫「こうやってお客さんと話する時のために、位置とかもこうちゃんと考えて…」

にこ「持ちなさい持ちなさいっ!元に戻すから持ちなさいっ!!」

671: 2014/10/21(火) 00:58:08.91 ID:4rshOuiu.net
真姫「丁寧に持ってよー!」グイ にこ「丁寧に持つわようるさいわねー!」

真姫「そーっとね?」 にこ「もっとはやく行きなさいよあんたはーっ…」ズリズリ

真姫「クッション!クッション踏まないでよ?」 にこ「分かった分かった…この辺でしょ」ズン

真姫「違うわよ!もうちょっとこっちよっ!! にこ「いいじゃないのよもーっ!!」

真姫「もっとこっちよ!じゃあもう手伝わないーっ!そんなこと言うならもう手伝わないーっ! にこ「なんでそんなこと言うのよあんたはーっ!なんで逃げんのよあんたはーっ!!」スタスタ

真姫「だってやってくれないんだもんっ!!」スタスタ

にこ「持ちなさいっ!ソファ持ちなさいもう時間ないからっ!!」

にこ「なんなのよあんたはっ!」グイ 真姫「そっとね?ガンってやらないでよ」グイ

にこ「やんないわようるさいわねー…!」 真姫「親に色々言われちゃうから」ズン

672: 2014/10/21(火) 01:06:21.16 ID:4rshOuiu.net
にこ「もうあのさ…誕生日パーティの準備を優先して?時間ないからっ!」

真姫「やってるじゃない!」

にこ「…なにも変わってないでしょうがっ!!」

真姫「変わってるわよ…ほら」

にこ「にこだけねっ!!にこだけ変わってるわよっ!!」

真姫「にこちゃん!…あと何するの?」

にこ「なぁーんで新鮮ねあんたはっ!じゃあまぁいいあの…クラッカー。クラッカーやるから…」ガサゴソ

真姫「クラッカー!?いや駄目よクラッカーは駄目よ!!もう12時回ってんのよ!?駄目よ!!」

にこ「いやいや一個ずつくらいいいでしょ別に…」

真姫「イヤよっ!親が起きてきてゴチャゴチャ言ってきたら最悪じゃないっ!」


にこ「クラッカーも駄目なのっ!?」ガタッ

真姫「いや…今の大声も駄目よっ!シーッ」

673: 2014/10/21(火) 01:12:45.11 ID:4rshOuiu.net
にこ「もうさ…なんなのアレも駄目これも駄目!輪っかのやつも駄目で花のやつも駄目でソファ動かすのも駄目でクラッカーも駄目なのっ!?なんにもできないわねっ!!」

真姫「あっ…これあるじゃない…トナカイの被り物と赤い鼻…つけといたら?」ガポ

にこ「うぅ…もうにこだけドンドン変わっていくーっ!!にこだけドンドン変わるわよーっ!!」

真姫「ニコダケドンドン?」

にこ「ニコダケドンドンよっ!!」

真姫「なにそれっwなにニコダケドンドンってww にこ「あんたが言わせたんでしょうがっ!!」ドンッ

真姫「いやww…なんか面白そうだったからww」

にこ「もうーっ!!…更に変なのいるーってなるわよあんたっ!!」

真姫「いやいや…エリーはさっきの見てないから、更にとは言わないわよ」

にこ「うるっさいわよっ!!」ドンッ

真姫「痛いわよっ!ここばっか…この左肩の部分ばっかり叩かないでよっ!! にこ「時間ないって言ってんでしょうがっ!!」ドンッ

真姫「ここばっかりドンドンしないでよ!! にこ「もういいわよじゃあもうもう…ケーキケーキ!!」

674: 2014/10/21(火) 01:22:52.62 ID:4rshOuiu.net
真姫「えっ?」

にこ「ケーキ!! 真姫「あぁ…ケーキね」

にこ「うん… 真姫「えっと…どこだったっけ…」ガサゴソ

にこ「…冷蔵庫でしょうがっ!!」

真姫「あっ…そっかそっか… にこ「どこ探してんのよっ…!」

にこ「もう…早くしてよもうっ…!」ガサゴソ


真姫「じゃーんっ! にこ「私は知ってんのよっ!!なんなのその深夜のテンション!?早く置きなさいよっ!!」

真姫「言われなくても置くわよ」コトッ にこ「ロウソクッ!」

真姫「えっ? にこ「ロウソク!火ぃつけるからっ!」

真姫「火っ? にこ「ライター!ライター持って来なさいっ!」

675: 2014/10/21(火) 01:28:55.44 ID:4rshOuiu.net
真姫「ないわよ? にこ「…えっないの?」

真姫「ウチの家族タバコ吸わないし…」

にこ「じゃあどうすんのよ…!?あっじゃあガスコンロに用意しときなさい火…」

真姫「いや…ウチオール電化だから… にこ「火ぃないのっ?」

真姫「ええ にこ「あんたんち火ぃないのっ?」

真姫「うん にこ「あんたんち火ぃないのっ!?」

真姫「ないわよ にこ「マジッ…!?ふざけっ…どうすんのよこれーっ!?」



にこ「ちょ待って…あんたお風呂にロウソクいっぱいあんだから火がないわけないでしょうがっ!!騙されないわよっ!!」

真姫「ばれたーっww にこ「ばれたーじゃないのよっ!!ふざけてる場合じゃないのよ!!早く持って来なさいよ!!」

真姫「ちょちょ大きい声出さないでって!! 絵里「何騒いでるのー?」ガチャ

にこ「うわああああーっ!!ああっああーっ!!」 真姫「…!」サッ

676: 2014/10/21(火) 01:35:24.44 ID:4rshOuiu.net
にこ「…」 真姫「…」

絵里「…へ、変なのいるーっ!!」

にこ「なに帰って来てんのよーっ!!」

絵里「そりゃ帰ってくるでしょうよ…? にこ「まだ帰ってこないでよーっ!!」

絵里「どういうことよ…?なんなのよにこのその格好は…?」

にこ「み…見てんじゃないわよっ…!!」

絵里「はぁ…? にこ「見ないでよ!!他になに見たーっ!?」


絵里「…ケーキ」

真姫「…!」

にこ「違うわよ…!」

絵里「え?」

にこ「忘れなさい…!」

677: 2014/10/21(火) 01:41:41.83 ID:4rshOuiu.net
絵里「は…? にこ「やめなさいっ…!!」

絵里「あ…私今日誕生日か… にこ「あああーっ!!」パァンッ

絵里「うわっ…びっくりしたぁ…!!」

真姫「あっ!!ちょっとークラッカー鳴らさないでっ!!」

にこ「一旦忘れなさーいっ!! 絵里「はぁ!?」

にこ「あんたが誕生日ってこと一旦忘れなさいよーっ!! 絵里「無理よーっ!!」

真姫「ちょっと大声出さないでって!! にこ「うるさいのよもうっ!!」パアンッ

真姫「もうーっ!!ナラサナイデっ!! にこ「知らないわよもうっ!!」パアンッ

真姫母「ふぁ…どうしたの騒いでー…」ガチャ 真姫「うええっ…!ちっ違うのよこれは…!」

にこ「絵里ーっ!!」パアンッ 絵里「な…何よ…?」

にこ「誕生日オメデトウーッ!!」パアンッ

絵里「…ふふっww…ありがとう♪」


おわり

684: 2014/10/22(水) 19:12:40.56 ID:xqg9BsNH.net
●絵里「救世主エリーチカ」:「救世主」


部室

凛「…」

穂乃果「おっ疲れさまでーす!」ガチャ

凛「…」

穂乃果「おっ凛ちゃん!凛ちゃんがパソコンいじってるなんて珍しいね?」

凛「ほ…穂乃果ちゃん…」

穂乃果「どうしたの?…ていうかパソコンのその…青い画面なに…?」

凛「この画面から何も動かなくなっちゃった…」

穂乃果「えっウソっ!?」カタカタ

穂乃果「本当だ…どうしたのこれ!?」

685: 2014/10/22(水) 19:20:19.38 ID:xqg9BsNH.net
凛「あのね…凛が最初に触った時から何だかおかしくて…いつもよりマウスの動きとか凄く遅くて…」

穂乃果「それで?…あっ!もしかして叩いて直そうとしたの!?駄目だよ!こういうのは叩いても直らないんだよ!?」

凛「いやっ…そんなわけないよ!さすがに凛でもそれくらい分かるよ!」

穂乃果「あぁ…さすがに?」

凛「さすがにだよ…」

穂乃果「それでどうしたの?」

凛「それで…遅いの我慢して使ってたんだけど…格好良さそうなダンスの動画見つけた途端に急に止まっちゃって…ふざけんにゃーっ!!て、言ってガーン!!ってやっちゃったら…」

穂乃果「う…嘘でしょ凛ちゃん!?余計タチ悪いよっ!!」

凛「ごめんにゃ…」

穂乃果「どうするのっ!?このパソコンに…色々ライブの曲とか歌詞とか動画とか入ってるんだよっ!?」

凛「どうしよう…どうしよう穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「わかんないよ…だって何も動かないんじゃどうにも…」

686: 2014/10/22(水) 19:27:24.01 ID:xqg9BsNH.net
凛「あっ!そうだ!にこちゃんか真姫ちゃんならパソコン詳しそうだからなんとかしてくれるかも!」

穂乃果「にこちゃんと真姫ちゃんならもう帰ったよ!下駄箱ですれ違ったもん!」

凛「ええっ…じゃあ希ちゃんの不思議なチカラでなんとかしてもらえば…」

穂乃果「希ちゃんも二人と一緒に帰ったよ!今日はもうヤケ食いやーとか言ってたから戻ってこないよ!」

凛「なにそれ…酷いよこんな大変な時に…ふっざけんにゃー!!」グワッ 穂乃果「おおーいっ!!」ドンッ

穂乃果「学んでよ少しはっ!!」

凛「ごめんにゃ…」


絵里「お疲れ様ー」ガチャ

凛「え…絵里ちゃん…」

絵里「ああ凛と穂乃果。丁度良かったわ。今BiBiの新曲の歌詞ができたところなの。感想を聞かせてもらえるかしら」

穂乃果「そんなことより見てよ絵里ちゃん!パソコンが壊れちゃったの!」

687: 2014/10/22(水) 19:34:40.53 ID:xqg9BsNH.net
凛「凛が叩いちゃって…動かなくなっちゃったにゃ…」

絵里「ん…あら。ブルースクリーンが出ちゃってるわね」

穂乃果「ブ…ブルースクリーン?」

絵里「ちょっと貸して…」カタカタ

絵里「うーん。駄目ね」プチ

穂乃果「ええっ!?ちょっと絵里ちゃん!!電源ボタン押してパソコン切っちゃったらまずいんじゃないの!?」

凛「そうだよ!?小学校の頃パソコンの授業で教えられたよ!?」

絵里「全く動かないとなると仕方ないわ。それに最近のパソコンは強制終了したとしてもいきなりデータがトンだりすることは殆どないから大丈夫よ」

穂乃果「えっ…もしかして絵里ちゃん、パソコン詳しいの?」

絵里「少しだけね…うーん…電源が入らなくなっちゃったわね」プチプチ

凛「や…やっぱりまずかったんじゃ?」

絵里「叩いたせいでこうなったということは…ソフト的な問題じゃなくてハード的な問題かもしれないわね」

688: 2014/10/22(水) 19:42:08.64 ID:xqg9BsNH.net
絵里「パソコンを一度分解して調べてみないと…どこかに工具箱なかったかしら?」

凛「あっ…凛がとってくる!」ガチャ

穂乃果「えっと絵里ちゃん…そ…そふととかはーどって?」

絵里「ええ。パソコンのデータ上のシステムエラーなどによって起きる不具合がソフト的な問題。ハードディスクが傷ついていたり、物理的な損傷によって起きる不具合がハード的問題よ」

穂乃果「絵里ちゃんそんなことも分かるの!?」

絵里「それくらいだったらね」

穂乃果「絵里ちゃん…!絵里ちゃーん!!」

凛「あったよー!工具箱!」ガチャ

絵里「じゃあちょっと見てみるわね…」

穂乃果「お願い!絵里ちゃん!」

690: 2014/10/22(水) 19:49:55.97 ID:xqg9BsNH.net
絵里「えーと…周辺機器の問題じゃなさそうだから…やっぱり本体よねー…凛、ドライバー入ってる?」

凛「ドライバー…ちょっと待って!」ガチャガチャ

穂乃果「ドライバーだよ…!早く出してあげて凛ちゃん!」

凛「はいっドライバー!」サッ

絵里「ありがと」

穂乃果「どう…?絵里ちゃん…」

絵里「うーん…全く動かないとなると…何かの回路が接触不良を起こしているか…下手をすると…」カリカリ

絵里「ああ良かった。ハードディスクは無事ね」

穂乃果「ああ…良かった…!凄いね絵里ちゃん…!」

凛「うんうん…!凄い…!」

691: 2014/10/22(水) 19:56:25.87 ID:xqg9BsNH.net
絵里「となると…凛、ラジオペンチある?」

凛「ラジオペンチ…!」ガチャガチャ

穂乃果「ラジオペンチだよ…!言われる前に出してあげて凛ちゃん!」

凛「言われなきゃわかんないにゃ!」

穂乃果「にゃ!とか言ってないで早く!」

凛「あったあったラジオペンチ!」サッ

穂乃果「どう絵里ちゃん…いけそう?」

絵里「…」カリカリ ゴソ


絵里「よし…これでどうかしら?」

穂乃果「でっ…電源入れてみるね?」プチ

パソコン「テレレレンッ♪」ガー

穂乃果「おおおーっ!!」 凛「あああーっはっはっはっはっは!!」

692: 2014/10/22(水) 20:03:52.46 ID:xqg9BsNH.net
絵里「…」ニッ

穂乃果「ありがとう絵里ちゃん!!絵里ちゃんは救世主エリーチカだよ!!」

絵里「でもまだ駄目ね…電源が入るようになっただけで…うまく動かないみたい」カチカチ

穂乃果「あっ…本当だ…マウスのアレが動かないや…」

絵里「もうちょっとやってみないとね」

穂乃果「お願い絵里ちゃん!!」

凛「凄いや絵里ちゃん…!」 穂乃果「うんうん…!」

絵里「えーとまずは…マザーボードをチェックしないとね…」カチャカチャ

絵里「でもその前に…CPUソケットのピンが曲がっちゃってるから…」カチカチ グイグイ

穂乃果「曲がっちゃってるよ凛ちゃん…!曲がっちゃってるじゃない凛ちゃん!」

凛「ごめんにゃ…お願い絵里ちゃん…!」

絵里「…」ゴソゴソ カチャカチャ

693: 2014/10/22(水) 20:10:23.76 ID:xqg9BsNH.net
絵里「よし…これでどうかしら?」

穂乃果「うんっ…!」プチ

パソコン「テレレレンッ♪」ガー

穂乃果「おおおおーっやったああー!!」 凛「やったにゃー!!あっはっはっはっは!!」

絵里「ここまではさっきと一緒よ」

穂乃果「ああっ!!そうかそうか!」

絵里「いくわよ…」カチカチ

穂乃果「あっ!動いたよ!マウスのあれが動いたよほらっ!」 凛「本当だ!!動いてるっ!!」

絵里「マウス・ポインタよ」キリッ

穂乃果「やったーーっ!!すごーいっ!!マウス・ポインターっ!!」カチカチ

凛「マウス・ポインタだーっ!!すごいにゃーっ!!」

694: 2014/10/22(水) 20:17:28.33 ID:xqg9BsNH.net
穂乃果「ほら凛ちゃん!マインスイーパーも出来るよほらっ!!」カチカチ

凛「本当だっ!マインスイーパーできてるっ!!」

穂乃果「ほらほら!あっはっはっはっは!」カチカチ

凛「ちょちょww危ないよ穂乃果ちゃん!ちゃんと計算してマス開けないとっw!」

穂乃果「ほらほら凄いよー!!」ボガーン

凛「痛い痛いいたーいっww!地雷ふんじゃってるよ穂乃果ちゃーんww!」

穂乃果「すごいよ絵里ちゃーん!!」ボガーン ボガーン

凛「ありがとう絵里ちゃん!!」

絵里「でもちょっと待って…何だかパソコンの調子がおかしいわ…」

穂乃果「えっ…あっ!」

パソコン「」スーン…

凛「電源が急に切れちゃった…!」

695: 2014/10/22(水) 20:24:18.92 ID:xqg9BsNH.net
絵里「やっぱりもうちょっと見てみないと駄目ね…」

穂乃果「よろしくお願いします!!」ペコ 凛「お願いしますっ!!」ペコ

穂乃果「ホントさすが絵里ちゃんだね…!」

絵里「…あーなるほど…ここが外れちゃってるのね…」カチャカチャ

絵里「これはハンダゴテが必要になってくるわね…入ってるかしら?」

凛「ハンダゴテ…!」ガチャガチャ

穂乃果「早く出して…!凛ちゃんハンダゴテ早く…!」

凛「…ハンダゴテあったあああーっ!!」サッ

穂乃果「やったああっ!!よぉーしっ!!」 凛「よぉしよしよし!!やったにゃーっ!!」

絵里「そこは盛り上がるところじゃないわよ」キリッ

穂乃果「あぁ…ごめん!」

絵里「じゃあそれ、コンセントに繋いでおいて」

凛「了解にゃ!」

697: 2014/10/22(水) 20:31:14.14 ID:xqg9BsNH.net
穂乃果「…絵里ちゃん、穂乃果にも何か手伝えることはない…?」

絵里「そうね…じゃあ穂乃果は…さっき私が渡した歌詞に目を通しておいて?」

穂乃果「…カッコいい~っ!!」ペラ

穂乃果「何て凄い歌詞なの…!?涙が…涙があふれて止まらないよ絵里ちゃーんっ!!絵里ちゃーん!!」

絵里「いまやってるから」キリッ 穂乃果「ごめーんっ!!」


凛「ハンダゴテ、あったまりましたっ!!」

絵里「よし…それではこれより、マザーボードのコンデンサ修理に入るわっ」キリッ

穂乃果 凛「はいっ!!」

絵里「ハンダゴテ」

凛「はいっ」サッ

699: 2014/10/22(水) 20:37:27.45 ID:xqg9BsNH.net
穂乃果「どうか…どうかμ'sのパソコン…直してやってくださいっ!」ペコッ

凛「よろしくお願いしますっ!」ペコッ

絵里「…」カチャカチャ

穂乃果「ファイト…パソコン、ファイトだよっ…!大丈夫…!必ずエリーチカが直してくれるっ…!」

凛「凛…これからは勉強も頑張る…!歌やダンスももっともっと頑張る…!だからパソコン…あなたも頑張って!」

絵里「…」カチャカチャ

穂乃果「パソコン…あなたは絶対に負けない…!」


絵里「よし…後はここをつなげば…」カチャ ゴソ

凛「直れ…!」 穂乃果「私達のパソコン…!」

700: 2014/10/22(水) 20:44:07.13 ID:xqg9BsNH.net
絵里「ふぅ…穂乃果、電源を入れてみて?」ニコッ

穂乃果「はいっ!!…では…!」プチッ

パソコン「テレレレンッ♪」ガー

凛「ありがとうございますっ!ありがとうございますっ!…穂乃果ちゃん!良かったにゃー!本当に良かったにゃーっ!!」

穂乃果「うんっ!」カチカチ

凛「絵里ちゃん!ありがとうっ!お疲れ様!」

絵里「ううん…私は大したことはしてないわ」

凛「じゃあ穂乃果ちゃん!凛達のライブの動画見てみようよ!」

穂乃果「うん!」カチカチ

凛「早く見てみようよ!ここは生まれ変わったパソコンを記念して…START:DASH!!いっくにゃーっ!!」

穂乃果「うん…いまやろうとしてるんだけど…全然反応しないんだ…」カチカチ

絵里「えっ?」

701: 2014/10/22(水) 20:51:03.69 ID:xqg9BsNH.net
絵里「ちょっと見せて…?」カチカチ

絵里「どういうこと…!?マザーボードは問題ないはず…ということは…そうかっ!グラフィックボードねっ!」

穂乃果「あっああ…グラフィックボードね…!」

凛「うんうん…!」

絵里「いや違う…グラフィックボードは問題ない…となると…」


絵里「ちょっともうわからないわね」

穂乃果「…」

凛「…」

絵里「…」

穂乃果「…え?」

絵里「いやもう…わからないわ」

702: 2014/10/22(水) 20:57:33.62 ID:xqg9BsNH.net
穂乃果「いやいやいやいや…えっ?ちょ…直らないの…?」

絵里「ええ」

凛「絵里ちゃんならできるよ…!きっと直るよ… 絵里「いや無理よ?もう原因がわからないんだから」

絵里「もっとそういう…電気屋の人とかに頼んで?」

穂乃果「…」

凛「…」

絵里「…」

穂乃果「…」

凛「…」

絵里「…」

穂乃果「…」

凛「…」

絵里「うん…?」

703: 2014/10/22(水) 21:04:30.09 ID:xqg9BsNH.net
穂乃果「はぁ…」

凛「あーあ…」

絵里「えっ?えっ?何よ…?」

穂乃果「ふぅ…」

凛「なんだったの…」

絵里「何よっ?」


穂乃果「絵里ちゃん…なにこの歌詞?まじめにやらないとにこちゃんと真姫ちゃんが可哀想だよ?」ペラ

絵里「いやっ…さっき涙があふれて止まらないって言ってくれたじゃないっ!?」

穂乃果「涙もあふれてくるよこんな歌詞見せられたらさあっ!何なのがんばらねばねばねばぎぶあぷって!?」

絵里「そっ…それは頑張らねばとネバーギブアップをかけて… 穂乃果「いちいち説明しなくていいよっ!」

絵里「ちょっと何なの…!?なんでそんなに露骨に態度変えられなきゃいけないのよっ!?」

704: 2014/10/22(水) 21:10:55.61 ID:xqg9BsNH.net
絵里「しょうがないでしょう!?もう直せないんだからしょうがないじゃないっ!!」

凛「だったら最初から期待させないでよっ!シャー!!」

絵里「なに言ってるの凛あなた…!元々あなたが壊したんじゃないっ! 穂乃果「…!」ガシッ

絵里「あなたが壊したからこういうことになったんじゃないっ!!ねぇ!ねぇ! 穂乃果「…!」ドンッ

凛「今問題はそこじゃないのっ!!」


絵里「…ゼッタイそこデショッ!!そこしかないのよっ!!あなたが壊したっていう一点のみなのよっ!! 穂乃果「…!」ガシッ

絵里「ねぇ!?あなたが壊したからこういうことになったのよ!!ねぇ!? 穂乃果「…!」ドンッ

凛「絵里ちゃん…自分が直せなかったことを棚に上げて、凛が壊した話を蒸し返すんじゃないにゃーっ!!」

絵里「何よその凄い言い分…!?一回歌詞にしてみなさいよ今の…!!めちゃくちゃだってわかるから!!一回歌詞にしなさいよっ!! 穂乃果「…!」ガシッ

絵里「それを歌いなさいよ!!ねぇ!?それをあなたは 穂乃果「…!」ドンッ

絵里「何なのよ穂乃果あなたはぁっ!!」バッ

705: 2014/10/22(水) 21:18:26.82 ID:xqg9BsNH.net
絵里「なんで私を止めてるのよずっと!?」

穂乃果「凛ちゃん、歌詞になんてしなくていいよ 絵里「なんなのよっ!?なに!?なによっ!?」

絵里「凛が壊したんじゃないっ!!」

穂乃果「壊したのはね」


絵里「えへぇっ!?えっえっどういうことっ!?どっどういうこと…!?」

穂乃果「…」 凛「…」

絵里「何なのこれは…!?おかしいでしょう!?この2対1の構図は何なのよ一体!?ゼッタイおかしいじゃないっ!!」

凛「この2対1の構図は…直して欲しかった二人と…直せなかった絵里ちゃんだよっ!」

絵里「っだから何度も言うけどあなたが壊したからこういうことになったんじゃないっ!! 穂乃果「…!」ガシッ

絵里「あなたが壊したからこういうことになったのよねぇ!?ねぇ!? 穂乃果「…!」ドンドンドンッ

絵里「痛いじゃないっ!!張り手をやめなさいよっ!!」

706: 2014/10/22(水) 21:24:40.23 ID:xqg9BsNH.net
絵里「凛が壊したのが悪いんじゃないっ!! 穂乃果「絵里ちゃんが直せばそれはチャラだったんじゃないのっ!?」

絵里「えっナンデ…!?何で凛にそんなに優しいのよ…!?私にも優しくしてよっ!ねぇ!?まず私がちょっと直したことを一回ちゃんと褒めてよっ!」

穂乃果「いやいやそれは無理だよ… 絵里「いや褒めなさいよっ!」パシッ

穂乃果「無理だよ無理だよ… 絵里「褒めなさいってっ!」パシッ 凛「…!」ピシッ

絵里「何なのよ凛あなたはっ!!悪戯が過ぎるのよっ!!」ドンッ 凛「うぐっ」

絵里「怒るわよさすがに私もっ!! 穂乃果「…!」ドンッ

凛「…」
穂乃果「大丈夫凛ちゃん…?ほら痛くない痛くない…」サスサス

絵里「なんなの二人はっ…!?姉妹なのっ…!?おかしいじゃない…穂乃果もおかしいわよ…!何でずっと壊した凛の味方についてるのよ…!?」

穂乃果「逆にどうして穂乃果が絵里ちゃんの味方になると思ったの!?」

絵里「エッ…!?」

707: 2014/10/22(水) 21:31:35.88 ID:xqg9BsNH.net
穂乃果「穂乃果は今…絵里ちゃんに対して…直せないなんて酷いよっていう感情しかないからぁーっ!!もぉー悲しいからあっ!!」

絵里「悲しいの…!?」

穂乃果「悲しいよ!!あんなに直りそうな可能性感じさせといて…直せないなんて酷いよっ!!」

絵里「だからちょっと直したじゃないっ!! 穂乃果「だから全然意味ないよっ!!」

絵里「意味ないことないじゃないっ!!じゃあいいわよいいわよっ!!私がちょっと直した部分もとの壊れた状態に戻すからねっ!! 穂乃果「ああ戻しなよっ!!」

絵里「えっいいのっ!? 穂乃果「いいよいいよ!!全然いいよっ!!」

絵里「何でいいのよっ!?」

穂乃果「いやさ…電源が入ってマインスイーパーが出来るだけで皆に納得してもらえるの!?色々入ってたんだよ!?サイトで配信してる映像とか写真も!!…これからはマインスイーパーやってるとこだけ配信しようって言えるっ!?」

穂乃果「僕らのLIVE映像は~?君とのLIFE写真は~?言われるよっ!!」

絵里「全然動かないよりマシでしょーっ!! 穂乃果「全然動かないほうがよかったよっ!!」

708: 2014/10/22(水) 21:37:36.39 ID:xqg9BsNH.net
穂乃果「サイト工事中ですで良かったよ!!それを…マインスイーパーやってるとこだけ配信しますっ!サイト更新してみなよっ!!僕らのLIVE映像は~? 絵里「LIVE映像もういいわよっ!!LIVE映像の下りもういいわよっ!!」

穂乃果「全然動かないほうがよかったよっ!!」

絵里「じゃあいいわよいいわよ…確かに最後まで直せなかったのは事実だからそれはいいわよ…ただ、一番責められるのは違うって言ってんのよっ!!」ダンッ 穂乃果「違わないって言ってるんだよっ!!」ダンッ 絵里「何でだって言ってるのよっ!!」ダンッ


穂乃果「絵里ちゃんは格好つけていたからねっ…?」

絵里「ふっ… …へぅ…///」

穂乃果「直してる最中…ちょいちょい格好つけていたからねぇ…?格好つけてしまった以上…直す他道はないんだよーっ!!」

絵里「べっ…別に格好つけてはいなかったわよ… 穂乃果「いやいやいや…」

絵里「格好つけてはないわよっ!フツーに直していただけよっ!! 凛「格好つけてたにゃーっ!!」

絵里「はあっ?」

709: 2014/10/22(水) 21:43:21.49 ID:xqg9BsNH.net
凛「それではこれより、マザーボードのコンデンサ修理に入るワアッ」スッ

絵里「私そんな手術前みたいなポーズしてなかったわよっ!!」

凛「それではこれより~♪マザーボードの~♪コンデンサ修理に~♪入るチカッ♪」タタン タタン

絵里「私そんなダンス取り入れてないわよっ!!あなた本当に腹立つわねっ!!」ドガッ 凛「あ゙っ」

穂乃果「ちょ…!?おおーいっ!!何やってんの絵里ちゃん!!直せなかった絵里ちゃん!!壊した方に謝りなよっ!!」

絵里「ふっw…壊した方、ってなんなのよ…!?一回歌詞にしなさい今のーっ!!めちゃくちゃだってわかるからーっ!!」

穂乃果「絵里ちゃんは格好つけていた…それなのに直せなかった。これを歌詞にしてみてよっ!! 絵里「やめなさいっ!!」


凛「ねぇPKEソケットちゃん」

絵里「誰がPKEソケットよっ!?どんなアダ名よ!?まずPKEって何よっ!?」

凛「そこの工具箱…PKEソケットちゃんが使ったんだから片付けといてよっ!」

絵里「はあっ!?」

710: 2014/10/22(水) 21:51:37.87 ID:xqg9BsNH.net
穂乃果「ねぇ電源とマインスイーパーちゃん」

絵里「なによ電源とマインスイーパーって!?何よその洋画の邦題みたいなやつ!?なんなのよそれっ!!」

穂乃果「早く片付けてよ…!何のために出したか知らないけど…格好つけるためだったのかなぁ…?」


絵里「何よっ…!どうしてそんなふうに言われなきゃいけないのよっ…!」グスッ

穂乃果「うっ…え、絵里ちゃん…?」

絵里「こんなこと言われるくらいなら…最初からパソコンの知識なんて何も知らずにいれば良かった…!!」グズグズ

凛「ご…ごめん絵里ちゃん…凛、調子に乗って…」

絵里「忘れたいわ…パソコンのことも…今日あったことも…」

穂乃果「絵里ちゃんごめん…泣かないで…」

絵里「泣かないわよっ!!私はこれくらいのことで泣かないっ…!!」グッ

711: 2014/10/22(水) 21:57:53.72 ID:xqg9BsNH.net
次の日

凛「にこちゃんごめんっ…!!凛が…凛がパソコン叩いて壊しちゃったの…!!ごめんなさいっ…!!」ペコッ

にこ「うわ何よこれ…マインスイーパーしかできなくなってるじゃない」ボガーン

絵里「ごめんなさい…私も直そうと努力したんだけど…力及ばずで…」

にこ「まぁ元々調子悪かったし…最悪初期化するしかないかしらねぇ」

絵里「しょ…初期化!?」

穂乃果「初期化って…?」

絵里「パソコンを…買った状態まで戻すってことよ…」

穂乃果「買った状態まで…!?じゃあLIVEの映像とか今まで作った曲とかは…!?」

絵里「当然、全て消えることになるわ…」

凛「うわあああんっ!!ごめんなさいっ!!ごめんなさーいっ!!」ポロポロ

にこ「何言ってんのよ?」

712: 2014/10/22(水) 22:04:29.82 ID:xqg9BsNH.net
にこ「動画とか曲とかは全部外付けハードディスクにも保存してあるんだから…全部消えてなくなる訳じゃないわよ?」

絵里「えっ…そ…そうだったの…!?」

にこ「当たり前じゃない」

凛「えっ…じゃあじゃあ!動画とか曲とかは無事だってこと!?」

にこ「そうよ。大事なデータをパソコンだけに保存しておくわけないでしょ」

穂乃果「うわぁ…!!よかったああーっ!!」 凛「本当だにゃーっ!!良かったーっ!!」

絵里「穂乃果、凛。これが…バック・アップよっ!!」

穂乃果「やったーーっ!!すごーいっ!!バック・アップーっ!!」

凛「バック・アップだーっ!!すごいにゃーっ!!」

にこ「アホか…」

713: 2014/10/22(水) 22:15:03.68 ID:xqg9BsNH.net
凛「それより…昨日は本当ごめんね絵里ちゃん…凛、曲とかが全部なくなっちゃうと思って混乱して…」

穂乃果「穂乃果も…何か頭ごちゃごちゃになっちゃってて…」

絵里「別にいいわよもう…過ぎたことじゃない」

凛「絵里ちゃん…」


絵里「そんなことよりにこ!新しい歌詞を書いたの。見てくれるかしら?」

にこ「どれどれ…ラブノベルスと…ありふれた悲しみの果て…か」

絵里「ええ…ありふれた悲しみの果てはね…私が格好つけていたにも関わらずパソコンを直せなかった時の悲しみを描いた曲で… 穂乃果「えっ本当に歌詞書いたのっ!?」


おわり

726: 2014/10/24(金) 15:29:37.72 ID:eyMwjaZJ.net
●海未「シャイ…?」:「シャイ」


部室

花陽「…」カタカタ

花陽「…むむっ」カチカチ

海未「お疲れ様です」ガチャ

花陽「あ、海未ちゃん。お疲れ様」

海未「どうしたのですか花陽?パソコンの前で難しい顔をして…」

花陽「それが…パソコンがどうもおかしくて…マインスイーパーしかできなくなってるの」

海未「えっ…?ちょっと見せてください」カチカチ

海未「…本当ですね」ボガーン

花陽「困ったなぁ」

海未「そういえば今朝…にこ達が初期化するしかないかもと話していましたが…このことだったのですね」

花陽「しょ…初期化しちゃうノォ!?」

727: 2014/10/24(金) 15:36:16.64 ID:eyMwjaZJ.net
海未「やはり初期化はまずいのでしょうか?」

花陽「まずいっていうか…いくらバックアップをとってたとしても今の状態まで戻すのに結構手間だろうし…思わぬ不具合が起き

たりするから…」

海未「なるほど…ここは一度、ことりに相談してみるといいかもしれません」

花陽「ことりちゃんに?」

海未「はい。秋葉原のメイド喫茶で働いている内にパソコンにも少しずつ詳しくなっていったそうなので。ことりならなんとか出

来るかもしれません」

花陽「へぇ…じゃあことりちゃんに電話してみよう…」ゴソ

花陽「ん?…あれ?」ポンポン

海未「どうしました?」

花陽「あれ…携帯が…?ポケットに入れたと思ったのに…?」ゴソゴソ

海未「なくしてしまったのですか…仕方ないですね。では私の携帯でことりを…」ゴソ

728: 2014/10/24(金) 15:42:25.52 ID:eyMwjaZJ.net
海未「ん…携帯が…?鞄に入れたと思ったのですが…」ガサゴソ 花陽「海未ちゃんもなくしちゃったのぉ?」

海未「おかしいですねぇ…あっそうだ」

花陽「うん?」

海未「私の携帯で花陽の携帯を鳴らしてみますね?それですぐ見つかる…」パカッ

花陽「あれ?」

海未「はい?」

花陽「今海未ちゃんが持ってるのって…それ海未ちゃんの携帯だよね?」

海未「あっ…はあっ…///」

花陽「よ…よくあるよくある…携帯持ちながら携帯探しちゃうこと…」

海未「ちょ…///…はあっ…///ああぁ///」

花陽「ふふっ…海未ちゃんでもあるんだねこういうこと?」

729: 2014/10/24(金) 15:49:36.84 ID:eyMwjaZJ.net
海未「はああぁっ…///もうっ…///モッテルジャナイデスカッ…///」

花陽「あははっ…」

海未「ほああっ…///コレハッ…///ヤッテシマイマシタッ…///」

花陽「…」

海未「はあはははっ///…モッテマシタっ///…アルジャアリマセンカーッ…///」

花陽「…」

海未「くはっ…///コレハッ///…はあはははっ…///」

花陽「…」

海未「はあっ…ヤッチャイマシタっ…///モッテッ…アルジャナイデスカーッ///…モッテル…アリマシタヨッ…///」

花陽「…」

海未「はあははははっ…///はあっ…///ヤッテシマイマシタッ…///モッテルジャアリマセンカーッ…///」

730: 2014/10/24(金) 15:55:24.51 ID:eyMwjaZJ.net
海未「モッテタ…///ナラシテミマスネッテ…///モッテマシタヨーッ…///はあっ…///」パシッ

花陽「…」

海未「はあああっ…///」

花陽「…」

海未「…」

花陽「…」

海未「は、はああああっ…///アルジャアリマセンカーッ///モッテルジャアリマセンカーッ///」

花陽「…」

海未「マイッチャイマシタ…///ほああっ…///きゅひいぃくふふっ…/// 花陽「いつまで照れてるノォっ!?」

海未「ヤッチャイマシタッ…/// 花陽「ちょっと海未ちゃん?ねぇ海未ちゃんっ!」

732: 2014/10/24(金) 16:02:37.87 ID:eyMwjaZJ.net
花陽「いやあのっ…もう大丈夫だから。携帯でね… 海未「はああ…///モッテマシタッ…///」

花陽「あのね…ことりちゃんに連絡を… 海未「うふふっ…///ちょ…/// 花陽「ちょいい加減長くないかなっ!?」

海未「モッテマシタッ…///モッテマシターッ/// 花陽「あの…もう大丈夫だから。ことりちゃんにね?連絡を… 海未「モッテルジャアリマセンカーッ///」

花陽「あのっ…本当大丈夫だから…気にしてないから… 海未「…モッテマシタ…///ヤッチャイマシターッ…///」ガクッ

花陽「どっ…どうして膝まずくの…海未ちゃん大丈夫だから…」ポン 海未「きゃああーっ!!///やめてくださいーっ///」ジタバタ

花陽「ダ…ダレカタスケテーッ!!」


ことり「お疲れ様でーす。どうしたのかよちゃん大声出して?」ガチャ

花陽「あっことりちゃん!その…海未ちゃんが大変なことに…」

海未「ヤッチャイマシタ…///コレハモウッ…///」ジタバタ

ことり「あー…海未ちゃんってシャイだから…」

花陽「限度あるよぉ…」

733: 2014/10/24(金) 16:08:22.29 ID:eyMwjaZJ.net
海未「はあああっ…///モウダメデスッ…///」

ことり「あのね海未ちゃん…何があったかわからないけど、落ち着いて…? 海未「あっ!!あああはあーっ!!ことり…///ああーっもうダメですーっ!!///」

海未「誰にも言わないでくださいっー///ネットに書かないでくださいーっ///」ジタバタ

ことり「…こうなっちゃうと長いんだよねー海未ちゃん」

花陽「参ったなぁ…早く海未ちゃんに立ち直ってもらわないと…」

ことり「何かあったの?困り事?」

花陽「うん…あのね?海未ちゃんの携帯でことりちゃんに連絡してもらってここに呼んでもらわなきゃ…」

ことり「え?ことり?」

花陽「うん、ことりちゃんに…」

ことり「私ならここにいるけど…どうかした?」

花陽「あっ…はあっ…///」

ことり「あははっ!かよちゃんったら!それでどうしたの?」

花陽「ちょ…///…はあっ…///ああぁ///」

735: 2014/10/24(金) 16:16:54.27 ID:eyMwjaZJ.net
花陽「はああぁっ…///もうっ…///イルジャナイデスカッ…///」

ことり「あははっ…」

花陽「ほああっ…///コレハッ…///ヤッテシマイマシタッ…///」

ことり「…」

花陽「はあはははっ///…イタヨっ///…コトリチャントナリニイタヨーッ…///」

ことり「…」

花陽「くはっ…///コレハッ///…はあはははっ…///」

ことり「…」

花陽「はあっ…ヤッチャイマシタっ…///イルッ…イルジャナイデスカーッ///…イマシタヨーッ…///」

ことり「…」

花陽「はあははははっ…///はあっ…///ヤッテシマイマシタッ…///イルジャアリマセンカーッ…/// ことり「一緒じゃん!かよちゃん全然人のこと言えないじゃんっ!!」

736: 2014/10/24(金) 16:26:57.13 ID:eyMwjaZJ.net
海未「はあっ…///はああっ…///はああっ///」

ことり「あの…海未ちゃん?どうして私のこと呼ぼうとしたの?ねぇ海未ちゃん…?」ポン

海未「いっいやいやっそんなっ別に呼び出して告白なんてするつもりはっ…///」ビリビリッ ことり「なっちょおおおーいっ!!ポスターやぶっちゃだめじゃんっ!!何で破ったのイマッ!?」

海未「はああーっ///!!きゃああーっ///」カクレ ことり「にこちゃんの… 海未「ああはあぁはあぁはーっ///」

ことり「にこちゃんのポスター… 海未「ああはあっ///はあっ///はあっ///」ジタジタ


海未「…」チラ

ことり「… 海未「ああはあはあはあーっ…///見ないでくださいーッ///」


ことり「かよちゃん…?ねぇどうして私の事… 花陽「ぴゃああーっ///ダメっ…///ダメデスッ…///」

ことり「あのっ 花陽「ドメドメドメェーっ///」

738: 2014/10/24(金) 16:35:53.94 ID:eyMwjaZJ.net
ことり「かよちゃんのその動きはなんなの?」

花陽「ドメッ…///ドメデスッ///」ジタジタ

ことり「何それその…人差し指と小指と親指立てて…」

花陽「はあっ…///はあっ…///」ジタジタ

ことり「交互に両腕振り上げて…」

花陽「あああーっ///ぴゃーっ///」ジタジタ

ことり「顔の横に持ってくるその動きは…」

花陽「ひっひっふっひふーっ///」

ことり「にっこにっこにーじゃんそれはもうっ!!何で照れ隠しでにっこにっこにーするのっ!?」


海未「」ビリビリビリ

ことり「カーテンっ!?海未ちゃんなにカーテンにくるまってるのっ!!ビリビリいってるからっ!!」

海未「はあーっ///ふぁーはーっ///」

739: 2014/10/24(金) 16:41:47.07 ID:eyMwjaZJ.net
花陽「ぴゃああーっ///ひっひっふーっ///ひっひっふー///」ジタジタ

海未「あっはーはぁ///はあーっ///」ビリビリッ

ことり「…」

花陽「イルジャナイデスカーッ///」

海未「モッテルジャナイデスカーッ///」

ことり「状況が全く飲み込めない…」

海未「きゅひいぃくふふっ…///」 花陽「ひぃいひひひっ…///」

ことり「なにこれ…夢っ!?…まぁいいか。二人が照れてる内に…」ゴソ


ことり「この…今買ってきた部品で調子悪かったパソコン直しちゃおう!」

740: 2014/10/24(金) 16:47:29.79 ID:eyMwjaZJ.net
数分後

海未「ふぅ…花陽。落ち着きましたか?」

花陽「はぁ…うん海未ちゃん。もう大丈夫」

海未「それでは…」 花陽「うん…!」

海未「ことり…お願いがあるんです!」 花陽「部室のパソコンを直して欲しいんですっ!」

ことり「いや…もう直ったよ?」

パソコン「アイセーイッ♪ヘイッ♪ヘイッ♪ヘイッ♪スタートダッシュ♪」


海未「はああっ…///ヤッチャイマシターッ///」 花陽「ナオッテルジャナイデスカーッ///」

ことり「あぁ…」


おわり

744: 2014/10/24(金) 20:55:32.76 ID:ayFi6B7u.net
東京03のDVDは基本的に公演毎に収録
オープニングゲストもバッチリ入ってて丸々公演を一本分自宅で楽しめるぞ!
しかも音声特典でコメンタリーが聞けてネタの裏話なんかも聞けたりファン必見!
オープニングテーマや幕間劇もバッチリ収録の上にネタの本線に関わってきたりと作りの細かい公演が多い!

しかも第7公演ぐらいからはTSUTAYAでレンタルも出てるからとても視聴しやすい!
おすすめです

引用: 凛「凛の友達の友達」