1: 2016/09/13(火) 22:54:17.81 ID:ghgrzkhf.net
梨子「は、外れないっっ……!!」ガチャガチャ

千歌「無理に外そうとすると大爆発するからね。やめたほうがいいよ梨子ちゃん」

梨子「千歌ちゃん! どうしてこんな酷いことするの!?」

千歌「うん。一度、胸に手を当てて考えてみるといいと思うよ」

2: 2016/09/13(火) 22:55:16.06 ID:ghgrzkhf.net
モニュッ

梨子「うん。相変わらずの柔らかさびびびびびびび!!!!!」バチバチッ

千歌「さいてー! さいってーだよ梨子ちゃん!! なにあの流れからナチュラルにセクハラかましてるの!? 動作確認なの!?」

梨子「だ、だって胸に手を当てて考えろって!!」

千歌「どう考えても自分の胸だよね!?」

梨子「え……」

千歌「いや、そこで意外そうな顔しないでよ……」

千歌「もうっ! そんなんだから、わざわざ鞠莉さんに頼んでそんなもの作るはめになったんだからね!!」

3: 2016/09/13(火) 22:55:46.98 ID:ghgrzkhf.net
梨子「……きっと、みんな誤解してるわ。そう、あれは都会特有のスキンシップで」キリッ

千歌「真顔で言ってもダマされないからね!?」

梨子「……ほら。性的な衝動がないとね、子孫繁栄を是とする人類としては」

千歌「多分、梨子ちゃんが末代だと思う」

梨子「……」

梨子「何よ……」

4: 2016/09/13(火) 22:56:44.78 ID:ghgrzkhf.net
梨子「千歌ちゃんも千歌ちゃんよ!!」

梨子「昨日の今日でいきなりセクハラ禁止だなんて!! 私を頃すつもり!?」

千歌「逆ギレ!? しかも、それはいくらなんでも大げさだよね!?」

梨子「いいえ! 酸素を吸う! ルビィちゃんの髪をもふもふする! 二酸化炭素を吐く! よっちゃんのお尻を触る!」

梨子「これらの一連の行為は、生命維持のための必要行為、代謝に等しいものなのよ!?」

千歌「サイテー!! さいてーだよ梨子ちゃん!!! 今すぐあの二人に謝ってきてよ!!!」

5: 2016/09/13(火) 22:57:20.34 ID:ghgrzkhf.net
千歌「それに、Aqoursの皆から、チームメイトのセクハラ相談を受けるリーダーのことも考えてよ!?」

梨子「いいえ、セクハラじゃないわ。友情を深めるためのスキンシップよ」キリッ

千歌「途中までセクハラって認めてたよね!?」

千歌「もう許さないんだから! 梨子ちゃんが真人間に改心するまで、その腕輪は外させません!!!!」

梨子「そ、そんな~!!!!!!」

6: 2016/09/13(火) 22:57:46.10 ID:ghgrzkhf.net
(・8・)翌日ちゅん


梨子「うう……昨日はひどい目にあったわ」

梨子「にしても、セクハラすると高圧電流が流れるだなんて……」

梨子「今思えば、どういう仕組みなのかしら?」

梨子「……遠隔操作で千歌ちゃんがスイッチを入れてる?」

梨子「やだ/// なんかそういうえOちな悪戯みたい///」

7: 2016/09/13(火) 22:58:25.05 ID:ghgrzkhf.net
梨子「なんてバカ言ってる場合じゃないわよね……はぁ」

曜「おはよーそろー!」

梨子「あ、おはよー」

梨子(ああ、朝から目の保養だわ)

梨子(おっOいは千歌ちゃんと同等にして、脅威の82を誇り)

梨子(アスリート体型として無駄なく引き締まったウェストとヒップ……)

梨子(まさに生ける工口きせかえお人形……)

9: 2016/09/13(火) 22:59:57.17 ID:ghgrzkhf.net
梨子(……そうだ)

梨子(この場に千歌ちゃんはいない)

梨子(ならば、この腕輪のスイッチを入れることはできない!!)

梨子(勝った! 勝ったわ! まさに完全勝利ってやつよ!!)

16: 2016/09/13(火) 23:04:13.09 ID:ghgrzkhf.net
梨子「あ、曜ちゃん。ゴミが付いてるわ」

梨子(ふふふ……そしてさり気なくお尻を)モニュモニュ

曜「あひゃひぃっ!?」

梨子(うふふ、なんて心地よい感触とリアクショ―――)

ビリビリビリビリビリッ!!!

梨子「ヨ゛ーーーーーー!!!!ソ゛ロ゛ーーーーーー!!!!!!」

19: 2016/09/13(火) 23:05:23.19 ID:ghgrzkhf.net
曜「ぎゃーーー!!! 何!? 何なの!?」

梨子「……ば、ばかな……」プスプス

曜「り、梨子ちゃん……?」

梨子「こ、こんなはずじゃ……」バタン

曜「えっと……さ、先に学校行くね!! お、遅れないようにね!!」

21: 2016/09/13(火) 23:05:55.88 ID:ghgrzkhf.net
ガララッ

梨子「おはよう」

曜「お、おはよー……」

千歌「………」

梨子(うぐっ……リアクションが冷め切っている)

23: 2016/09/13(火) 23:07:04.07 ID:ghgrzkhf.net
梨子(……考えるのよ。そう、ツリ目属性はクール属性。頭脳派リリー)

梨子(冷静に、思考を巡らせるのよ)

梨子(思うに、先ほどの電撃だけど)

梨子(そもそも、千歌ちゃんと曜ちゃんは幼馴染)

梨子(曜ちゃんにも、同様のスイッチが渡っている可能性を考慮しなかったのが落ち度だった)

梨子(となると……それを検証するのはお昼休みかな)

24: 2016/09/13(火) 23:08:14.76 ID:ghgrzkhf.net
(・8・)屋上ちゅん



梨子「さて、と」

善子「げっ、リリー」

梨子「はぁい、よっちゃん」ニコニコ

善子「な、なによ……いつもはここに来ないじゃない」

梨子「うん。たまにはよっちゃんとお昼ごはん一緒に食べたくて」

善子「ふ、ふ~~~~ん/// ま、まあ? この堕天使ヨハネ、この天界円卓に特例として同席することを許可しても構わないわよ!?」

25: 2016/09/13(火) 23:08:56.83 ID:ghgrzkhf.net
梨子「はいはい。サンドイッチばかりだと寂しいもんね。はい」

善子「……ん?」

梨子「はい、あーん」

善子「って、い、いきなりなによ!?」

梨子「ん? よっちゃんハンバーグ嫌い?」

善子「いや、嫌いじゃないけど……い、いきなりそんな」

梨子「別にいいじゃない。誰か見てるわけでもないんだし。ほら、あーん」

善子「あ……あ~ん///」

28: 2016/09/13(火) 23:14:13.82 ID:ghgrzkhf.net
梨子(目を閉じて顔真っ赤にしながらあーんしてるよっちゃん可愛すぎる問題)

梨子(ふふふ……そう。よっちゃんならば、恐らくスイッチは持っていない)

梨子(そして屋上ならば、千歌ちゃんや曜ちゃんの目も届かないだろう……)

梨子(ふふふっ……朝から昼までずっとおあずけだったもの!! とっくり堪能させてもらうわよ!!)

梨子(よっちゃんの、ほっぺを!!!)

30: 2016/09/13(火) 23:14:47.86 ID:ghgrzkhf.net
むにっ

善子「ひょ、りりーいきなりにゃにするにょよ」

梨子(ふふっ、よっちゃんたらかわ)

ビリビリビリビリビリッ!!!

梨子「サ゛タ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ン!!!!!!」

善子「ひぎゃああああああ!!!!!!!」

善子「何!? 何なのよ一体!?」

善子「雷魔法!? 私、本当に魔法使いになっちゃったの!?」

善子「うわーん! ルビィー! ずら丸ー!!!」ダダダダダ……

31: 2016/09/13(火) 23:15:31.59 ID:ghgrzkhf.net
梨子「な……ぜ……」

梨子「まさか……この腕輪は、本当に……!!」

梨子「"セクハラすると高圧電流が流れる腕輪"……ッッ!!」

梨子「い……」

梨子「いやぁああああああああああああ!!!!!!!!」

32: 2016/09/13(火) 23:21:08.55 ID:ghgrzkhf.net
ト(・8・)ブ室

ルビィ「……あの、千歌さん。梨子さんに、何かあったんですか?」

花丸「さっきから虚ろな目でぶつぶつぶつぶつ何か唱えながら、のっぽぱんをにぎにぎしてるずら……」

善子「わ、私は悪く無いわよ!! ほ、迸る魔力が抑えられなくて」

ダイヤ「千歌さん、一体何が起きてますの……ルビィもこんなに怯えて……」

千歌「制裁ですから、気にしないでください」

果南「いや……でも、あれはちょっと……」

34: 2016/09/13(火) 23:21:36.83 ID:ghgrzkhf.net
曜「ところで鞠莉さんは?」

ダイヤ「理事長の仕事があるとか言ってましたわ。本当に仕事してるかは疑わしいところですけど……」

果南「うーん……にしても、梨子ちゃんがこれだと、練習にならないね……」

善子「つまり今日はお休みってこと?」

ダイヤ「とりあえず、ユニットごとの練習にしましょう」

善子「ちょっと!! ギルキス全滅じゃない!!」

36: 2016/09/13(火) 23:27:56.37 ID:ghgrzkhf.net
千歌「じゃあ善子ちゃんはCYaRon!と一緒に基礎練習しよっか」

曜「ヨーソロー!」

ルビィ「いっしょにがんばルビィ!」

善子「ヨハネよ!!!」


梨子「………」フラ~~~

37: 2016/09/13(火) 23:28:19.27 ID:ghgrzkhf.net
梨子(駄目だ……禁断症状よ……これは確実に禁断症状だわ……)

梨子(目がかすむ……足が重い……女の子の匂い……柔らかさ……)

梨子(なんで私が……こんな罪を与えられなきゃならないの……)

梨子(こんな……Guiltyを……)

39: 2016/09/13(火) 23:34:20.96 ID:ghgrzkhf.net
鞠莉「シャイニー☆ どうしたの、リリー。そんな浮かない顔してー」

梨子「あ……鞠莉さん……」

鞠莉「まるで一週間くらい断食したPriestみたいになってるわよ?」

梨子「僧侶……そうかもしれませんね……あはは……」

鞠莉「Oh……これは重症ね……なーらーばー?」

梨子「?」

鞠莉「やる気注入! わしわしシャイニー☆」モミッ

梨子「ーーーーーーーーーー!!!!!」

41: 2016/09/13(火) 23:54:36.35 ID:ghgrzkhf.net
瞬間、桜内梨子は、弾けた。

それは、加熱された鉄の上に落とされた水滴。

急速に蒸発し、膨張したそれは水蒸気爆発を引き起こす。

あるいは、限界にまで引き絞られた弓。

あるいは、飢えた獅子の前に落とされた兎。

……飢え、渇き、絶望の底にあった梨子に与えられた豊満な刺激。

それは、あまりにも甘美で、甘美すぎた。




鞠莉「いやああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

43: 2016/09/13(火) 23:59:41.79 ID:ghgrzkhf.net
セクハラ防止装置は確かに作動していた。

だが、梨子の暴走した自我は、そんな電流をも自らの稼働力に変換してしまったのだ。

そう。人間の体を動かすのは、本質的には生体電流である。

高圧電流という責め苦を、桜内梨子は自身のセクハラムーブの外部ブースターに変えてしまったのだ。


果南「鞠莉!! どうしたの!!!」

ダイヤ「ものすごい悲鳴が聞こえましたわよ!?」

花丸「何が起きたずら!?」

45: 2016/09/14(水) 00:00:05.05 ID:L7hVpjD0.net
ゴゴゴゴゴゴゴ



ダイヤ「ピギィ!?」

ルビィ「お姉ちゃん!?」

果南「な、なに!? 一体、何が起きてるの!?」


鞠莉「あへぇ……////」

50: 2016/09/14(水) 00:06:39.49 ID:L7hVpjD0.net
果南「ま……鞠莉……!?」

梨子「………」

果南「梨子……貴女、鞠莉に一体何をしたの!?」

梨子「………83」ヒュッ

果南「き、消えたっ!?」

52: 2016/09/14(水) 00:07:25.64 ID:L7hVpjD0.net
梨子「……84」ボッ

ダイヤ「果南さんっ!! 後ろですわっ!!!!」

果南「は、早――――」

モニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュ

果南「いきゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

曜「果南ちゃんっ!? か、果南ちゃああああん!!!!!!!!!」

53: 2016/09/14(水) 00:08:19.02 ID:L7hVpjD0.net
花丸「一体何が!? 何が起きてるずら!?」

ダイヤ「……聞いたことがありますわ」

善子「知っているのか、雷電」

ダイヤ「誰ですのよ……それ」

善子「ノリ悪いわねー」

ダイヤ「……さて。あのような、存在」

ダイヤ「スクールアイドルの伝説に、わずか一文だけ、記されていた存在」

ダイヤ「伝説上の存在と思われていましたが……実在するとは……」

54: 2016/09/14(水) 00:08:37.79 ID:L7hVpjD0.net
ダイヤ「……クレイジーサイコレO……!!」

曜「クレイジー……」

善子「サイコレO……!」

梨子 バリバリッ バリッ

果南「あへぁ……/////」

61: 2016/09/14(水) 00:19:34.25 ID:L7hVpjD0.net
曜「あれは……雷を、纏っている?」

ダイヤ「生体電流……いえ、違いますわ」

千歌「……もしかして」

善子「ふっ、わが雷の魔力が――」

花丸「千歌ちゃん、心当たりがあるずら?」

善子「ずらまるぅ!!」

千歌「……もしかしたら、あれは……」

62: 2016/09/14(水) 00:20:17.17 ID:L7hVpjD0.net
ようよしはなまルビィダイヤ「「「「「セクハラすると高圧電流が流れる腕輪ぁ!?」」」」」

千歌「う、うん……」

ダイヤ「またなんでそんなものを! ……いや、まあ」

曜「あー……まあ、その」

善子「……リーダーなりに、えっと」

花丸「まるたちのことを考えて……」

ルビィ「…………」

一同(だって梨子ちゃんだもんなぁ………)

65: 2016/09/14(水) 00:22:01.57 ID:L7hVpjD0.net
善子「つ、つまり! 自分でセクハラを重ねてわざと電流を流し、その電流で自身の反射速度を極限まで上げてるってこと!? なにそのチート!!」

ルビィ「はわわわわわ……」

ダイヤ「と、とにかく!! 一刻も早く梨子さんをどうにかしませんと!!」

花丸「って、どうするずら!? 取り押さえようにも、Aqours一の体力バカが一瞬でやられたずらよ!?」

曜「さり気なく酷いこと言ってるよ花丸ちゃん!?」

ダイヤ「な、なんとか……一瞬の隙を――――」

梨子「……80」ヒュガッ

66: 2016/09/14(水) 00:23:12.30 ID:L7hVpjD0.net
ルビィ「お姉ちゃん!!」ドンッ

ダイヤ「ルビィ!?」

梨子「76……」


モニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュ


ルビィ「ピギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」

ダイヤ「ルビィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!」

曜「ダメですダイヤさん!!」ガシッ

ダイヤ「離してくださいまし!! ルビィが!! ルビィが!!!」

曜「だめーーーーーーっ!!!」

ルビィ「えへぇえへへ……///」ビクンビクン

67: 2016/09/14(水) 00:23:59.00 ID:L7hVpjD0.net
ダイヤ「あ……ああ……!!」

花丸「な、なんてことずら……」

梨子「……83」ヒュドッ

善子「!! ずらまる!! 危ないっっ!!」

花丸「ずらぁっ!?」

梨子「……79」バチバチッ

善子「!?」ガシィッ

花丸「あぁっ!!」ガシィッ

68: 2016/09/14(水) 00:26:00.29 ID:L7hVpjD0.net
曜「そんなっ!? 二人まとめてだなんて!!」

ダイヤ「自身の周りに纏っている電流で磁場を形成し、二人まとめて捕縛したというのですか!!」

ダイヤ「これが……ずるいよMagnetic Today……!!」

曜「ごめん、ちょっと何言ってるかわかんない」

ダイヤ「梨子さん……この短時間で、進化しているというの……!」

ダイヤ「電流の力を、徐々に応用、使いこなしている……!」

69: 2016/09/14(水) 00:26:52.45 ID:L7hVpjD0.net
善子「あ……ああっ……」

花丸「……あっ……ああ……」

善子「やだ……助けて……怖いよ……!!」

花丸「……だ、大丈夫ずら」ギュッ

善子「ず、ずらまる……?」

花丸「おらが……お、おらが! ついてるずら!」ギュウッ

70: 2016/09/14(水) 00:31:38.88 ID:L7hVpjD0.net
花丸「地獄の底まで、まるはついていくずら」

善子「……ず、ずらま……る……」

梨子「………フヒッ」バチバチッ

72: 2016/09/14(水) 00:32:57.25 ID:L7hVpjD0.net
梨子 ゴゴゴゴゴゴゴ

花丸(ビクンビクン)

善子(ビクンビクン)


曜「も、もうだめだ……」

ダイヤ「お、おしまいですわ……」

梨子「………82、80」

曜・ダイヤ「「あ……ああ……!!」」

千歌(ザッ)

73: 2016/09/14(水) 00:33:29.79 ID:L7hVpjD0.net
千歌「……梨子ちゃん」

曜「千歌ちゃん!?」

ダイヤ「千歌さん!!」

千歌「………」

千歌「うぉおおおおおおおおお!!!!!」ダキツキッ

曜「千歌ちゃん!?」

ダイヤ「危険すぎますわ!!! もうその方は貴女の知ってる梨子さんではない!!」

千歌「でも!! それでも梨子ちゃんは梨子ちゃんなんだ!!!」

78: 2016/09/14(水) 00:35:58.73 ID:L7hVpjD0.net
梨子「……82」

モニュッ

千歌「くふぅんっ……///」

梨子「チカチカチカチカチカチカチカ」

モニュモニュモニュモニュ

千歌「くっ……うっ……んんんっ///」

モニュモニュモニュモニュ……モニュッ

曜「ちか、ちゃん……?」

ダイヤ「一体、何が起きて……」

79: 2016/09/14(水) 00:36:31.95 ID:L7hVpjD0.net
モニュモニュモニュモニュ……モニュッ、モニュッ

曜「……千歌ちゃんが、梨子ちゃんのおっOいを……」

ダイヤ「揉んでる……」

80: 2016/09/14(水) 00:37:07.37 ID:L7hVpjD0.net
千歌「んっ………///」

千歌「だ、大丈夫……///」

千歌「私は……梨子ちゃんに触れられて、触れ返してる」

千歌「そう……だよ。互いに、慈しみ合いながら、温もりを共有してるんだ……!!」

千歌「だから、これはセクハラじゃないんだ……!!」

梨子「…………」

千歌「梨子ちゃん……大丈夫、大丈夫だよ……!」

曜「!! みて、ダイヤさん!!」

ダイヤ「これは……」

81: 2016/09/14(水) 00:40:55.55 ID:L7hVpjD0.net

曜「梨子ちゃんを取り巻いていた電圧が、低下している……!」

ダイヤ「! そういうことですの!」

曜「どういうこと!?」

82: 2016/09/14(水) 00:41:26.93 ID:L7hVpjD0.net
ダイヤ「あの腕輪は、セクハラを認識して放電する装置!!」

ダイヤ「そしてクレイジーサイコレOは、その電力でパワーアップしている!!」

ダイヤ「しかし、あの装置が止まれば!! 梨子さんがセクハラを止めてしまえば!!!」

ダイヤ「装置からの電力供給は途絶えるのですわ!!!」

曜「!!」

ダイヤ「先程までの梨子さんの所業は、確かに鬼畜無双のセクハラ三昧……」

ダイヤ「ですが! 今の千歌さんとの抱擁は、もはやセクハラではなく、神聖なる百合フュージョン!!!」

曜「百合・フュージョン……!!」

83: 2016/09/14(水) 00:41:52.71 ID:L7hVpjD0.net
千歌「あっ……ああああああっ!!!」

梨子「んっ…くっ、ああっ、ぁっ、ぁぅ……!!」

「「ああああああ~~~~~~!!!!!」」

87: 2016/09/14(水) 00:46:30.98 ID:L7hVpjD0.net
梨子(あの時、何が起きたのか)

梨子(目覚めた時には何も覚えていなかった)

梨子(ただ、Aqoursのメンバーにはとんでもないことをしちゃったみたいで……)

梨子(ダイヤさんにはこっぴどく叱られた)

梨子(……果南さん、鞠莉さん、花丸ちゃん、よっちゃん、ルビィちゃんからの視線が妙に生暖かくて怖かったけど)

梨子(とりあえず、Aqoursにはいつもの平穏が戻った)

88: 2016/09/14(水) 00:47:18.87 ID:L7hVpjD0.net
梨子(そうそう)

梨子(結局、この腕輪は外れずじまいだった)

梨子(だから、時々曜ちゃんのおしりを触ろうとすると高圧電流が流れる)

梨子(小原家の謎技術ジェネレーターにより、向こう100年くらいは放電できるらしい)

梨子(……でも、そんな腕輪のことは、もはや気にならなくなっていた)

91: 2016/09/14(水) 00:48:15.61 ID:L7hVpjD0.net
梨子「千歌ちゃんっ♪」モニュッ

千歌「ひゃっ! ちょっと梨子ちゃーん!!」

梨子「うふふっ」

千歌「このーっ! ほーら! お返しだぞーっ!!」モニュモニュッ

梨子「きゃーっ!」

梨子(そう。セクハラでなければ、この腕輪は何もしないのだから……♪)


おしまい。

93: 2016/09/14(水) 00:49:05.38 ID:L7hVpjD0.net
お付き合いいただきありがとうございました。
SS書くのって楽しいですね。

感想レス等もありがとうございました。
過去作も合わせてよろしくお願いします。


曜「策士担当?」千歌「作詞担当だけに!」

SS 善子「リリーがガチレOだという風潮」

96: 2016/09/14(水) 00:52:02.22 ID:9O88OGrn.net
なんだこれは……(ニッコリ

引用: SS 梨子「女の子にセクハラをすると高圧電流が流れる腕輪ですって!?」