梨子「印刷所の締め切りが近づいてて、でも練習も忙しくてなかなか集まれなかったのよ」

曜「えっと……私は、なにか手伝えばいいの？」

善子「曜は今日は特に何もしなくていいわ」

梨子「ええ。曜ちゃんには、当日に頑張ってもらうことになるから」

曜「？？？」

善子「まあ、要するに接客よ」

梨子「そうそう。曜ちゃん、チラシ配りとかもすごく得意だったし」

梨子「何より、コスプレ好きでしょ？」

曜「え、あ、まあそうだけど……」

善子「衣装はこっちで用意してる。当日、売り子してもらうだけでいいから」

曜「？　アルバイトみたいなもの？」

梨子「まあ、そんなところね」

曜「なんか話がよく見えてこないんだけど……その衣装って？」

梨子「そうね。衣装合わせも必要だし、ちょっと取ってくるわ」

曜「？？？」

梨子「はい、これが衣装」

曜「宅配便の箱……市販の服？」

梨子「まあ、その筋のところで買ったものよ」

善子「品質は保証するわ」

梨子「とりあえず、着てみて」

曜「あ、うん……えっと、着替えは……」

善子「別にここで着替えればいいじゃない」

梨子「ええ、そうよ」

曜「いや！　さすがに恥ずかしいよ！？」

善子「大丈夫よ＜○＞＜○＞」

梨子「変な目で見たりしないから＜○＞＜○＞」

曜「いやー！！！！！！！」

（・８・）ちゅんちゅん

曜「うわぁ！　すごいよ、この服……！！」

曜「材質も、縫製も、私なんかよりも遥かにすごい……プロ仕様だよ！！」

善子「ふっ……さすがに○万円かけただけのことはあったわね」

梨子「将来への投資と考えれば安いものよ」

曜「えへへ～……でも、これ何の服？」

善子「まあ、某有名アイドルグループの服よ」

梨子「それのアレンジバージョンみたいなものだけどね」

曜「すごいなぁ……って、それは？」

梨子「ウィッグだよ」

曜「ウィッグ……？」

梨子「あれ、曜ちゃんウィッグって知らない？」

善子「意外ね」

曜「うーん。制服とかは好きだけど」

梨子「要するにカツラよ」

曜「ほうほう」

梨子「じゃ、まずはこのネットを被って……それで……」

曜「おおっ」

善子「それでこれ。カラコン」

曜「え゛っ」

善子「どしたの？」

曜「いやー……わたし、実はすでにコンタクトで」

善子「大丈夫よ。今時は度入りのカラコンもあるから」

曜「さすがだね」

梨子「うん。サイズはピッタリみたいだし、問題はなさそうね」

曜「うん。じゃあ……脱ぐから、あっち向いててよね」

善子「ええ＜○＞＜○＞」

梨子「わかったわ＜○＞＜○＞」

曜「見るなーーーーーっ！！！！」

（・８・）ちゅんちゅん


善子・梨子「できたーーっ！！」

曜「おつかれー！」

善子「なんとか極道入稿で間に合ったわ……ぐふふふ……」

梨子「手痛い出費だったけど、クオリティのためにはやむ無しね……」

善子「さて！　じゃ、当日は現地集合になるけど……」

曜（……なんだか、蚊帳の外だなぁ……でも、二人共楽しそう！）

曜（よーし！　私も、がんばるぞー！）

曜「ヨーソロー！」

当日。




曜「うわーっ。すっっっっごい人！！！」

善子「こらこら。あんまり騒がないの」

曜「えへへ……」

善子「それに。こんなの、夏の真の戦場に比べたら前哨戦にも入らないわよ」

梨子「それで、曜ちゃん。なに、その体たらくは」

曜「な、なんか鞠莉さんみたいな……えっと、販売係っていうから、とりあえず衣装だけ」

善子「なってない！　なってないわ！！」

曜「はい？」

善子「ま、しょうがないから一式かしてあげるわ」ｻﾞｯ

曜「わっ！　すごい化粧道具！！」

梨子「タオルとかスポーツドリンクもあるわ。あとは塩キャラメルとかウィダーとか」ｻﾞｯ

曜「……えっと。イベント、だよね？　フリマみたいな」

善子「いいえ。コミケほどではないにせよ、私達が向かうのは」

梨子「れっきとした戦場よ」

曜「とりあえず着替えてきたよっ！　ヨーソロー！」

善子「メイクもしっかりしてきたし、ウィッグも完璧よ」

梨子「うん。完璧だね」

曜「こ、ここまでガッツリやるのは初めてだから……えへへ。似合ってるかな」ｸﾙｸﾙ

善子・梨子（天使がおる……）

曜「で、なに？　この本を売ればいいの？」

善子「ええ。１部500円。釣り銭はここのBOXから取って行って」

梨子「はじめのうちは1万円札はお断りしてね。ある程度溜まってきたら、むしろ積極的に両替しても構わないわ」

善子「挨拶に来たサークルがあったらここにスペース番号を控えておいて」

梨子「スケブ依頼とかは、ちょっと今回は遠慮していますって返してね」

善子「じゃ、見本紙提出してくるから」

梨子「うん。お願い」

曜「おおっ。なんか高ぶってきましたヨーソロー！」

曜（何言ってるのかはよくわからないけど！）

（　・　８　・　）

善子「とりあえず設営完了ね」

曜（なんか周りもすごいどたどたしてるなぁ）

ｿﾚﾃﾞﾊｺﾚﾖﾘー……

梨子「……始まるわよ」

善子「ええ……堕天使の宴がね！」

曜「よぉし！　それでは、全速前進！　ヨーソ……」

ドドドドドドドドド

曜「ヨーソロッ！？」

会場内は走らないでくださーい

曜「うわわっ！　すごい人だよっ！！」

梨子「じゃ、曜ちゃん！　売り子は頼んだわよ！！」

善子「期待してるわよ！！」

曜「え、ええっ！？　二人共どこいくのーっ！！！」

善子・梨子「「宝探しよ！！」」ﾀﾞｯ!

曜「えっと……！　あわわわ」

＼ｽｲﾏｾﾝｼﾝｶﾝｲﾁﾌﾞｸﾀﾞｻｲ／

曜「えっ、あっ、はい！　一部500円です！！」

＼ｶﾜｲｲｺｽﾌﾟﾚﾃﾞｽﾈ！／
＼ｼﾝｶﾝｸﾀﾞｻｰｲ／＼ｽｲﾏｾﾝｼﾝｶﾝｲﾁﾌﾞｸﾀﾞｻｲ／＼ｷｬｰｺｯﾁﾐﾀｰ／

曜「あっ、あのっ！　はい！　一列に！　一列に並んでくださーい！　あわわわわ……！」

曜「だ、誰かたーすーけーてー！！」

＼ｷｬｰｰｰ!!!／＼ｶﾜｲｲｰ!!／

曜「ふぅ……な、なんとか捌けて来たよ……」

曜「それにしても、なんていうか、みんな……こう、熱意がすごいっていうか」

曜「善子ちゃんや梨子ちゃんが夢中になるのも分かる気がする……」

曜「……そういえば、どんな本作ってるのか、見てなかったなぁ」

曜「こんなペラペラなのに、500円で売れるって……さぞかしすごいものが」

曜「どれどれ」

ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ……


ﾀﾞ､ﾀﾞﾒﾀﾞﾖﾘﾝﾁｬﾝ!　ﾆｼｷﾉｻﾝｶﾞﾐﾃﾙ!!

ﾐｾﾂｹﾃﾔﾚﾊﾞｲｲﾆｬｰ!　ｶﾖﾁﾝﾉｺｺ、ｽｯｺﾞｸﾄﾛﾄﾛﾆｬｰ!

ﾁｮｯﾄ!　ｲｷﾅﾘﾅﾝﾅﾉ!　ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ!!





曜「！？！？！？！？！？！？！？」

曜「えっ！？　あのっ、ええっ！？」

曜「えっと、これっ！？　あええっ！？」

曜「女の子同士、だ、だよね！？」

曜「そ、それに……この……うっわぁ……やばい、どうしよ」

曜「って、いやちょっとまずいでしょ、いや、しかもええ……この子……わ、私のウィッグと同じ……カラコンも……」

曜「えっ、じゃあ私うわぁそういうふうに見られて////」

曜「うわーっ！　わーっ！！」

＼ｼﾝｶﾝｲﾁﾌﾞ／

曜「はひゃい！？」

＼ｼﾝｶﾝｲﾁﾌﾞｸﾀﾞｻｲ／

曜「ひゃい！　ごひゃくえんでぇす！」

＼ｶﾜｲｲﾃﾞｽﾈ／

曜（あわわっっ！！！　見てる！！　見られてる！！！）

曜（あああっっ！！！　本の中身と！！！　私！！！　見比べられてる！！！！）

曜（ああああああ！！　な、なんかヒソヒソ声も聞こえてくるし……！！！！）

曜（い、一度意識しちゃうと、なんかすっごい見られてる気がする！！！）

曜（スカート短すぎないかな！？　む、胸とか、腋とか見えすぎてないかな！？）

曜（そういえば、けっこう汗ばんでて……に、匂いとか大丈夫！？　ブラ透けてない！？）

曜（どうしよう！　顔が熱い！！　会場の熱気とかよりも、なんかもっと別の理由で！！）

曜（善子ちゃん！？　梨子ちゃん！？　どこ！？　どこなの！？）



曜（うわあああああああああああ！！！！！！ヨーーソローーーーー！！！！！！）

善子「いやー！　お疲れ！」

梨子「ええ、お疲れ様」

曜「……お、つ、かれ、さま……」

善子「どうしたのよ。やけに疲れてるじゃない」

梨子「まあまあ。初めての売り子って、けっこう大変らしいから」

曜「あはは……はは……」

曜（あの後もずっとテンパってたからなぁ……更衣室も、なんか目線が怖かったよ……）

曜（そ……それに、もう、まともに二人の顔が見れないよー！！！///）

梨子「それに、曜ちゃんのおかげで完売したんだもの。ありがとっ」

曜「わ、わたしっ！？」

梨子「うんっ」

善子「評判だったわよー。すっごい可愛い売り子がいるサークルがあるって」

曜「は、恥ずかしいなー////　えへへ///」

子「さて。極道入稿で失った分も十分回収できたので……」

善子「祝賀会ね！！」

梨子「うん。私の家でいいかな。曜ちゃんも来るよね？」

曜「えっ！？　あっ、ひゃっ！？」

善子「？　どうしたの。なんか変よ」

梨子「もしかして、熱中症？　顔も赤いし……」

曜「だいっ！　大丈夫ぅ！　であります！！」

梨子「ならいいけど」

曜（ううう……きょ、今日のところは遠慮して帰ったほうがいいかなぁ……）

曜「あの……さ。えっと……わ、私は……家に帰ろうかなーって……」

善子・梨子「「じゃあ、祝賀会するの、やめる？」」

曜「やめないっ！！　……って！！　それ私の台詞だし！！！」

善子「なら決まりね」

曜（うわあああああああああああああ！！！！！！　バカヨーソロー！！）

曜（つい条件反射でやっちゃたよおおおおおおお！！！！！！！）

「「「かんぱーい♪」」」ﾁﾝｯ

善子「くーっ！　疲れた体に染みるわねぇ！」

梨子「くすくす。よっちゃんったら、お父さんみたい」

善子「何よ失礼ね！」

曜「あー……会場、結構暑かったもんねー……あー……クーラーすずしー」

梨子「うん……まだちょっとペタペタする……」

善子「ふっ……夏コミはこんなもんじゃないわよ」ﾄﾞﾔｯ

梨子「そこ、ドヤるところかな……」

曜（これよりも酷いんだ……）

善子「あ゛ー……ねぇリリー。後でシャワー借りてもいい？」

梨子「そうね……あっ。でも、どうせなら温泉でも行かない？　千歌ちゃん誘って」

曜（温泉……っ！？）

善子「いいんじゃない？　曜もそれで――」

曜「わ、わわわわたしは自分のうちのシャワーでいいかなっ！？　あはははのはー！」

梨子「？」

曜「いやー！　実は家の宿題がまだ終わってなくてさ！！」

善子「ふーん。だったら仕方ないわね」

梨子「うん。また今度行こうね」

曜（危なかったー！！　今この場で温泉とか、ものすごく気まずいもんね！！！）

梨子「そういえば、曜ちゃん」

曜「ん？　な、なにかな？」

梨子「せっかくコスプレしたのに、ずっと売り子させててごめんね」

曜「あ……別にいーよいーよ！　それなりに楽しかったしさ！」

梨子「でも、せっかくだからさ」

梨子「ここで、撮影会しない？」

曜「へ？」

善子「それもそうね。結構ドタバタしてたから、あんまり見る余裕なかったし」

梨子「じゃ、カメラ取ってくるね」

曜「え、あの、撮影会って……」

善子「コスプレイヤーの文化みたいなものよ。さ、ちゃちゃっと着替えちゃいなさい」

曜「え……でも、まだあの服洗濯してないし……」

善子「それがいいのよ」（ﾎﾞｿｯ

サークル参加っていうか、本を作って交流するとかっての楽しいよ。
売れなくて悲しみ背負うことが大半だけど（白目）
ちなみに自分はどっちかっていうと絵師の人間で、SSは3日前から書き始めた。

曜「え？　今なんて……」

善子「いいから。ほら、ちゃっちゃと着替える着替える」

曜「う、うん……」

梨子「……＜○＞＜○＞」

善子「＜○＞＜○＞」

曜（ｿﾞｸｯ）

これは肉食獣ですわ

曜「き、着替えたよ……///」

梨子「うん」

善子「うんうん」

曜（な、なんか梨子ちゃんの部屋で着替えて、まざまざと見られるのってすごい恥ずかしい！）

曜（しかもまだ汗乾いてないし！！　クーラー効いてるはずなのになんかしっとりしてる！！）

曜「……えっと、ウィッグとかは」

善子「それはいいわ」

梨子「ええ。曜ちゃんがその服を着てることに意味があるのだから」

曜「そ、そうなの……」

曜（まあ、ウィッグは蒸れるから、ないほうが楽といえば楽だね……）

梨子「じゃ、ポーズとって」

曜「え、あ、うん。こ、こんな感じ？」

梨子「いいわーいいわよー」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

善子「せっかくだから、もっとこうあざとい感じで……ね」

曜「あ、あざといって……こ、こんな？」

梨子「あーいいわすっごくいい。最高よ曜ちゃん」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

曜「り、梨子ちゃん……//　ちょっとローアングルすぎない？」

梨子「何言ってるのよ。女の子同士水臭いわ」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

善子「そうよ。あ、でも曜自身はいい匂いよ」ｸﾝｸﾝ

曜「善子ちゃんっ！？　ちょっっとぉ！？」

梨子「あ、動かないで、ぶれちゃう」ｽﾝｽﾝ

曜「梨子ちゃんも匂いかがないで！？　今私きっと、すっごく汗臭いよ！！！」

梨子「？　変な曜ちゃん」ｸﾝｸﾝ

善子「ええ」ｽﾝｽﾝ

曜「変って……な、なんか途中すっごい汗かいちゃってたし……て、ていうかすでになんか匂うというか……」

曜「っていうか、早く洗濯しないと！　汗のシミとかついちゃ―――

梨子善子「「それがいいんじゃないの」」

曜「……え？」

梨子「私達の本、読んだのでしょう？」

善子「ええ。堕天使の宴……百合本オンリーイベントの新刊を」

曜「百合……オンリー……あわわわわわ」

曜（ふ、二人共目が怖い！！！　何！？　一体何が起きてるの！？）

梨子「ねえ、よっちゃん」

善子「なぁに、リリー」

梨子「優れた作品を創出するためには、優れた参考資料が必要だと思うの」

善子「ふふっ。それには同意だわ」

梨子「例えば……被写体」ｽｽｯ

曜「ひっ！」

曜（服の隙間から手が……っ！）

善子「例えば……反応」ｽｽｽｯ

曜（スカートめくりあげられてるっっ……！！）

梨子「ねぇ……よっちゃんはどう思う？」

善子「ふふふ……最高の被写体ね。やっぱり、曜を選んだ私のカトブレパスの瞳に間違いはなかったわ……」

曜「あ……あ……」

曜（声が……出ないっ……！）

善子「あらリリー……クーラー切っちゃった？」

梨子「ええ……そのほうが、曜ちゃんの匂いがより強調されると思って……」

善子「ふふふ……最高よ、リリー」

曜「はぁ……はぁ……///」

梨子「ふふっ……曜ちゃんったら、本当にかわいい」ﾍﾟﾛｯ

曜「ひゃいっ！？」

梨子「曜ちゃんの汗……ちょっとしょっぱいね。でもおいしい」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

曜（腋……舐められちゃってる……///）

善子「ずるいわリリー。じゃ、私はこっち」ﾁｭﾙｯ

曜「あひゃっ！？　お、おへそっ！？」

善子「ふふっ……このヨハネを蠱惑するだなんて、罪な人間ね、貴女」

梨子「お耳もはむはむしてあげるね」

曜「あっ……///　ああっ……///」

善子「じゃあ、私は左からっ」

曜「～～～～～～～～～っ！！！」

曜（やばい！　やばいよ！！）

曜（両方の耳から、まるで脳みそに舌が入ってくるみたいに！！）

曜（梨子ちゃんと善子ちゃんの声と、舌の感触がががっががが）

曜「らめっ……やぁ……わ、わたし、変になるぅ……！」

善子「ふふっ……本当にかわいいんだから」

梨子「あら。我慢できなくなった？」

善子「据え膳食わぬはなんとやらよっ」

曜「だめっ……だよ……こんな……///」

曜（善子ちゃんの唇……すごく、近くて……）

曜（で、でも……き、キスだなんて……そんな、そんな……！）

ちょっと風呂入ってきます。

梨子「曜ちゃん」

曜「はーっ……はーっ……」

梨子「曜ちゃんはね。コスプレしてるの。それってね、別人になってるってことなの」

曜「別人……？」

梨子「うん。今の貴女は渡辺曜じゃなくて、一人のコスプレイヤーさん」

梨子「だから、今貴女が思ってる考えは、渡辺曜としての考えじゃないの」

曜「私の考えじゃ……ない……」

梨子「ええ、そうよ。だから、今の貴女のやりたいことに委ねても、何の問題もないのよ？」

曜「私の……やりたいこと……？」

梨子「……ええ、そうよ」

曜（私の……いや。"私"のやりたいことは……！）

善子「んっっ……」

曜「んっ……ちゅっ……」

曜（うわぁ……よ、善子ちゃん唇すごいやわぁかい……）

梨子「うわぁ……///　わっ、すごい。舌まで……//」

曜「んぁ……ちゅっ……よ、善子ちゃん……///」

梨子「」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

曜「あっ……」

梨子「ほら、見て見て曜ちゃん」

曜「ふぇ……？」

梨子「ほら。ここに写ってる女の子の顔。すごい顔してるでしょ？」

曜（……なに、これ）

曜（顔が……ドロドロに蕩けてて……すごい、えOちな顔してて……）

曜（もうよだれ垂らしちゃって……顔も耳まで真っ赤で……）

梨子「そう。これは曜ちゃんじゃないの」

曜「わたひじゃ……ない……」

梨子「うん。渡辺曜は、もっと元気で、パワフルで、健康的な少女……」

梨子「ここにいる、とてもえOちな顔をしてる女の子とは、まるで別人でしょ？」

曜「………じゃあ、わ、わたしは……」

善子「能書きが長いわ」ﾑﾁｭ

曜「ふぁぁ……///」ﾁｭｯﾁｭｯ

梨子「だからね、曜ちゃん」

梨子「いいえ」

梨子「”　　”ちゃん」

曜「……あっ……あっ」

梨子「貴女の、なりたいように、なればいいのよ」

曜（私の……なりたい、ように……！）

～～～～～～～～～～～～～～～

ダイヤ「それでは、本日の練習はこれまで！　解散！」

千歌「お疲れ様ー！　ぐあー！！　疲れたー！！」

曜「お疲れ様、千歌ちゃん」

果南「ふふっ。千歌はまだ元気がありそうだね。もう一本行く？」

千歌「げっ！？　体力オバケが出たっ！？

果南「ほっほぉ……そんなこという子には～……」

千歌「に、逃げろー！」

果南「あははは！！　まだ元気じゃーん！！」

花丸「あの二人は本当に元気ずらねぇ……」

ルビィ「…………」

鞠莉「Oh!　ルビィちゃんが息してませーん！！」

ダイヤ「ルビィ！？　ルビィイイイイイイ！！！！！！」

梨子「あー……疲れた」

善子「そう……ね……ぜぇ……ぜぇ……」

梨子「……ああ、そういえば」

善子「ええ……」

梨子「曜ちゃん曜ちゃん」

曜「ん？　どうしたの二人共」

善子「そろそろ、次のイベントに向けて何を作るか、天界会議の招集をかけようと思うんだけど……」

梨子「また、売り子のお願いをしたいの」

曜「あっ……」

梨子「曜ちゃんも一緒にきてくれるかな？　衣装合わせとかも……ね？」

善子「また、新しい衣装用意してるから……」

曜「…………」

曜「……うん、わかった」

おしまい。

今晩もお付き合いいただきありがとうございました。
過去作品もよろしくお願いします。いっぱい感想いただけててすごく嬉しいです。

曜「策士担当？」千歌「作詞担当だけに！」

SS 善子「リリーがガチレOだという風潮」

SS 梨子「女の子にセクハラをすると高圧電流が流れる腕輪ですって！？」

ちなみにここで感想貰えるのが嬉しすぎて既に次の作品も書いてるんだが

おかげでリアル同人イベントの原稿落としそうなアホは私です。

極道入稿するとね、それだけで3,4万飛ぶよ（弱小サークル並感