1: 2011/05/12(木) 17:16:22.70 ID:vupW7Mii0
唯の家

憂「そ、そうなんだ…」

憂「それで…何て返事したの?」

唯「もちろんオッケー出したよ!あずにゃんの事大好きだから!」ニヘラー

トントントン

憂「………」

唯「えへへ、明日からあずにゃんと恋人同士か~」

トントントン

憂「………」

唯「キ、キスとかもしちゃったりするのかな?////」カァーッ

トントントン

ザクッ

憂「い、痛っ!!…」
けいおん!Shuffle 3巻 (まんがタイムKRコミックス)
11: 2011/05/12(木) 17:21:08.88 ID:vupW7Mii0
憂「いたた…」

唯「だ、大丈夫!?絆創膏すぐに持ってくるね!」

憂「ご、ごめんお姉ちゃん…」

唯「えっと…どこにあったっけ!?」

憂「居間の引き出しに入ってたと思うよ」

唯「じゃ、じゃあすぐに持ってくるね!」

ドタドタドタ

憂「………」

憂「…ふふっ…」

ペロッ


憂(悪い癖のついた猫ちゃんには…お仕置きしないとね…)

12: 2011/05/12(木) 17:28:18.92 ID:vupW7Mii0
翌朝

唯「えへへっ、おはよ!憂!」

憂「………」

唯「どしたの?ボーっとしちゃって…」

憂「えっと…お、お姉ちゃんがこんなに早く起きるなんて珍しいね!」

唯「ふふーん、今日から私は早起きする事にしました!」ビシッ

憂「何で…?」

唯「えへへ~、実は今日からあずにゃんが毎朝迎えに来てくれる
ようになったんだ」フンス!

憂「………」

唯「憂?」

憂「…え?ご、ごめんお姉ちゃん!」

憂「そっかー…梓ちゃんが…」


14: 2011/05/12(木) 17:34:59.02 ID:vupW7Mii0
登校!

唯「えへへ~、あずにゃーん♪」ダキッ

梓「ちょ、ちょっと!離れてください!唯先輩!///」

唯「よいではないかーよいではないかー♪」スリスリ

梓「ひ、人が見てますよ!////」

唯「あずにゃんは可愛いな~、人前で思いっきり見せ付けちゃおうよぅ!」

梓「な、何言ってるんですか!!////」


憂「………」


憂(本当は…昨日までは私がお姉ちゃんの隣に並んでたのに…)

21: 2011/05/12(木) 17:46:03.64 ID:vupW7Mii0
昼休み

憂「………」


唯「あずにゃーん!一緒にお弁当食べよ!」

梓「わ、わざわざ私の教室まで来て言わなくても…///」

唯「私はあずやんと一緒にお弁当食べたいな~…」ウルウル

梓「…はぁ…仕方ないですね…」

唯「やったー!それじゃあ屋上で食べよっか?」

唯「行こっ!あずにゃん!」

梓「は、はい…////」


憂「………」プルプル

純「どうしたの?」

憂「…ちょっとトイレ行って来るね」

純「う、うん…」

27: 2011/05/12(木) 17:54:36.76 ID:vupW7Mii0
屋上

唯「はい、あずにゃん!あーん?」

梓「は、恥ずかしいですよ!そんなの…////」

唯「いいからいいから、ほらっ」

梓「…あ、あーん…////」パクッ

梓「…モグモグ」

唯「きょ、今日のお弁当は私が作ってみたんだけど…どうかな?」

梓「…!…お、美味しいです!」

唯「ほんとに!?」

梓「は、はい!その唐揚げ、もう一つ貰ってもいいですか?」

唯「やった~!昨日徹夜で作り方覚えたんだー…」ホッ


憂(お姉ちゃん…昨日深夜まで起きてたのはそういう事だったんだ…)

33: 2011/05/12(木) 18:01:11.89 ID:vupW7Mii0
憂(…お姉ちゃん、すごく幸せそうな顔してる…)

憂(私の前でも、あんなに幸せそうに笑ってた事あったっけ?)

憂「私はダメで…梓ちゃんならいいの…?」


唯「あずにゃん!美味しかったかな?」

梓「この料理…本当に全部、唯先輩が作ったんですか?」

唯「そうだよ~、えへへ」ニパァ

梓「…唯先輩…////」


憂(こんなのって…ないよ…)


35: 2011/05/12(木) 18:07:57.55 ID:vupW7Mii0
翌日、早朝

憂「………」

パラパラッ

憂「………」

唯「おはよ~、憂…」

憂「お、おはよう!お姉ちゃん!」

唯「ん~…その小瓶何?」

憂「こ、これは塩コショウだよ!ちょっと玉子焼きの味付けが
足りなくって…」

唯「そっか~…ふぁ~」ノビー


唯「それじゃあ今日もお弁当のおかずの作り方教えてください!」キリッ


憂「うん…それじゃあ今日はね---」

39: 2011/05/12(木) 18:14:33.80 ID:vupW7Mii0
昼休み

憂「梓ちゃん、一緒にお弁当たべよ?」

梓「う、うん…じゃあ一緒に食べよっか?」

憂「何だか残念そうだね?」ニヤニヤ

梓「!!…そ、そんな事…////」

憂「お姉ちゃんと一緒の方がいい?」

梓「…あ、あの…その…////」


ガラッ

唯「あずにゃーん!一緒にお弁当食べよっ!」

梓「きょ、今日も来たんですか?…////」ジトッ

42: 2011/05/12(木) 18:20:25.37 ID:vupW7Mii0
唯「もちろんだよ!今日から毎日、一緒にお弁当食べようね!」

「「ざわ…ざわ…」」

「えー?ひょっとして中野さんと平沢先輩って付き合ってるんじゃないの?」

ヒソヒソ

「何か中野さんもまんざらでもない顔してるしねー」

ヒソヒソ

梓「……~~っ!!/////」カァー

憂「あ、あのっ!梓ちゃん!」

梓「は、はいっ!!////」ビクッ

憂「この玉子焼きちょっと余っちゃって!よければ貰ってくれないかな?」

梓「う、うん…いいけど?」ヒョイ

52: 2011/05/12(木) 18:28:18.25 ID:vupW7Mii0
放課後

音楽室

唯「あずにゃんまだかなー?」ワクワク

澪「昨日から梓にベッタリだな?」

唯「だって、あずにゃんと私は今では恋人同士だもん♪」

澪「よくそんな恥ずかしい事、人前で言えるな…」

紬「私はこういうのもいいと思うわー…」ポワーン

澪「………」

ガチャ

唯「あ、あずにゃん!」

梓「ど、どうも…です……」ヨロッ


56: 2011/05/12(木) 18:32:33.32 ID:vupW7Mii0
澪「ど、どうした?…何か体を動かすだけでも精一杯って感じだけど?」

梓「す、すみません…何か…昼休みから急に体が重く…」フラッフラッ

唯「あ、あずにゃん!無理せずに今日は帰りなよ!?」

梓「そ、そんな…そこまで気を使ってくれなくても…」

紬「でも、見るからに辛そうよ…」

梓「だ、大丈夫…」

フラッフラ


ドテーン!!

唯「あずにゃん!?」

梓「はぁ…はぁ…やっぱり…今日は休みますね…」ガクッ

58: 2011/05/12(木) 18:38:22.07 ID:vupW7Mii0
校門

ヨロッヨロッ

梓(結局…部活に行けなかったなー…)

梓(また変に先輩達に心配掛けちゃった…今日はしっかり休んで、明日
謝らないと…)

フラッフラ


憂「梓ちゃん!」

梓「……う、憂…?」

憂「どうしたの?何か汗だくだけど?」

梓「ちょっと…体調が悪くて…部活休んできちゃった…」

憂「そっか…なら、私が付き添ってあげるね!」

60: 2011/05/12(木) 18:42:55.76 ID:vupW7Mii0
梓「べ、別にいいよ…そこまでしてくれなくても…」

憂「でも、このまま放っておけないよ!」

梓「だ、大丈夫だから……」

フラッ

フラッ

ドテッ!!


憂「だ、大丈夫!?無理しなくていいよ!」

梓「ごめん…憂…」

憂「気にしなくていいよ…ほら、私の肩に捕掴まって?」

梓「うん…」



63: 2011/05/12(木) 18:50:46.92 ID:vupW7Mii0
町中

憂「だ、大丈夫?梓ちゃん?」

梓「………」

梓(何だか…周りの音もよく聞こえなくなってきちゃった…)

梓(ほんとに…どうしちゃったんだろう…)

憂『あ---さ---ちゃ---ん----』

梓(憂…何言ってるのか…よく聞こえないよ…)

憂『…---は---は!--あは---』

梓(…?……何で…笑ってるの…?)



憂「ねぇ?お姉ちゃんの事、好き?…」


梓(えっ?…今度はハッキリ…憂の声が…聞こえる…)

梓「う、うん…」



69: 2011/05/12(木) 18:59:30.13 ID:vupW7Mii0
憂『…---そっ---そうなの----じゃあ-----』


梓(なに?…何て言ってるの?…憂…)

梓(よく聞こえないよ…)


憂「梓ちゃん…信号、青だよ?」

梓「え、えっ?ごめ----」


フラッフラッ


パッパァーーーーーン!!!!


ガチャーーーーーン!!!!

73: 2011/05/12(木) 19:04:53.86 ID:vupW7Mii0
ざわ…ざわ…


憂「……ふふっ……」


「お、おいっ!!女の子が轢かれたぞ!!」

「誰か!!きゅ、救急車を!!」

憂「…………」



憂「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!!梓ちゃんっ!!梓ちゃんっ!!」

憂「返事をして!!梓ちゃんっ!!!」



憂(これでいいんだよね…お姉ちゃん?)

80: 2011/05/12(木) 19:12:13.94 ID:vupW7Mii0
数日後



唯「………」

憂「お姉ちゃん、そろそろドア開けてよ?」

唯「………」

憂「梓ちゃんの事は…本当にごめん…私が…私が…」

憂「私が…もっと…しっかりしてれば…!!」グスッ

唯「…憂……」

カチャッ

唯「…憂のせいじゃないよ…」

憂「お姉ちゃん…ぐすっ…お姉ちゃんっ!!」ダキッ

唯「…だから…自分をそんなに責めないで……」ナデナデ

憂「お姉ちゃん…お姉ちゃん!!…」


憂(ふふっ…あはははははははははははははははははは)

憂(大好き…お姉ちゃん…)

85: 2011/05/12(木) 19:18:20.20 ID:vupW7Mii0
憂「今日も学校…休んじゃうの?」

唯「うん…ちょっと暫く行く気になれないかな…」

憂「無理しなくてもいいよ…あんな事があったんだもん、
ゆっくり休んでね…」

唯「ありがとう…憂…」

憂「それじゃあ私、学校に行って来るね…」

憂「終わったらすぐに戻るから…」

唯「…うん……」

バタン

憂「…ごめんね、梓ちゃん」

憂「ふふっ…うふふふふふっ…」

タッタッタ



律「…………」ジーッ

87: 2011/05/12(木) 19:24:04.09 ID:vupW7Mii0
音楽室

律「…………」

澪「おい!律!」

律「え、えっ?何?」

澪「何?、じゃないだろ…今日の部活はもう終わりだって言ったんだ!」

律「あ、あはは…ごめん!聞いてなかった!」

紬「何だか今日はずっとボーっとしてるな?」

律「ちょっと色々と考え事しててさ…」

紬「唯ちゃんの事?…そういえば、あれからずっと部活を休んでるものね…」

澪「部長として気になるのは分かるけどさ…だからこそ頑張らなきゃ」

律「う、うん…分かってる」

90: 2011/05/12(木) 19:28:50.49 ID:vupW7Mii0
紬「それじゃあ、また明日ね!りっちゃん!澪ちゃん!」

タッタッタ

澪「ああ、また明日!」

律「………」

澪「?…律?どうしたんだ?」

律「い、いや!何でもない!」

澪「…そっか…」

律「ごめん…」

澪「…梓の事はもう気にするなって言ったろ?」

律「う、うん…」

澪「別にお前が部長をやってるからって、自分を責める事ないんだから…」

律「………」

92: 2011/05/12(木) 19:35:05.90 ID:vupW7Mii0
律(…そうじゃない!そうじゃないんだよ、澪!…)

律(あの時、私は…私は…)


律(梓が氏んだ瞬間、あの場所に居たんだ!)

事故当日

現場付近のCDショップ

律「はぁ~、危うかった…でも、何とか手に入ってよかったぜ…」ホッ

律(何せ発売をずっと前から待ってたCDだったからな~…)

律(おかげで部活には遅れる事になっちまうけど、まぁたまにはいいよな?)

スタッスタッ

律「ん?あれって梓と憂ちゃんじゃないか?…」

99: 2011/05/12(木) 19:44:14.78 ID:vupW7Mii0
律(って、梓の奴…何で憂ちゃんの肩に掴まってるんだ?)

律「何してるんだ?…」


律(?…何か憂ちゃんが梓の耳元で囁いた?…)

律「お、お~い!二人とも、何して---」

フラッフラッ

律「!?」

律(バ、バカッ!!梓!!赤信号なのに何で歩道渡って…!?)

律「あ、危な----!!」


ガチャアアアアアアアアン!!!

律「…………」

103: 2011/05/12(木) 19:50:34.11 ID:vupW7Mii0
~~~

律「………」

律(あの時…梓が轢かれた瞬間、憂ちゃんが笑ってた…)ゾゾッ

澪「どうしたんだ?顔色悪いけど…?」

律「な、何でもない…!!」

澪「そっか…本当に、あんまり気にしすぎるなよ?」

律「ありがと…澪」

律(澪には絶対に黙っとこう…心配掛けたくないし…)

律(私が毎朝毎朝、唯の家を見張ってる事も…)


107: 2011/05/12(木) 19:56:18.31 ID:vupW7Mii0
翌朝

唯の自宅前

憂「それじゃあ、行ってくるね…お姉ちゃん」

唯「うん…気を付けてね…」

バタンッ

憂「………」

スタッスタッ


律「…今日も唯は学校に来ないのか…」ソソッ

律(とりあえず…唯が無事でよかった…ひょっとしたら憂ちゃんが…)

律「って、何て事考えてるんだ私は!!」

律「う、憂ちゃんに限ってそんな事する筈が…!!」


憂「…私がどうかしたんですか?律さん?」

律「!?」

110: 2011/05/12(木) 20:01:02.38 ID:vupW7Mii0
律「う、憂ちゃん…」

律(い、いつの間に背後に…!!)

憂「全くもう、居たなら声掛けてくださいよ?」

律「あ、あはは…ご、ごめんごめん…」



憂「梓ちゃんが事故に遭った時みたいに…」


律「……え?」

憂「だから、梓ちゃんが事故に遭った時に律さんもあの場に居たじゃない
ですか?」ニコッ

律「…………」

119: 2011/05/12(木) 20:10:14.09 ID:vupW7Mii0
憂「毎朝毎朝、探偵みたいにコソコソ隠れなくってもいいんですよ?
普通に声かけてくれても?」

律「!!……な、何言って---」

憂「そういえば、最近私の居ない時を見計らって私のクラスの人に
色々と聞き込みしてるそうじゃないですか?」

律「…あ、あの…それは…」

憂「そんな回りくどい事しなくても私に直接聞いてくれればいいのに…
私、そんなに信頼されてないのかなぁ~」

憂「ちゃんと私に言ってくれれば話しましたよ?私が薬物入りの玉子焼き
を梓ちゃんに渡したって…」

律「!!…あ、あの話…本当だったのか…?」

憂「まぁ、信頼されようがされまいがどうでもいいですけど…」

憂「律さんに一つ言っておく事があります…」

ガシッ

律「!?…な、何?…」ガタガタ


憂「あなたは知りすぎました…」

127: 2011/05/12(木) 20:20:21.74 ID:vupW7Mii0
放課後

ザワザワ

律「ム、ムギ!」

紬「どうしたの、りっちゃん?」

律「わ、悪い…今日は部活はなしだ…」

紬「どうしたの?…」

律「た、たまにはいいだろ…!」

紬「?…具合でも悪いの?」

律「いいから!それじゃ、寄り道せずに帰れよ!」

紬「は、はい…」シュン

バタバタバタッ

律(ごめん!ムギ!…でも、部活中に憂ちゃんが何かしてきたら…!)

律(澪にも今日は早く帰るように伝えないと!…)


132: 2011/05/12(木) 20:26:40.52 ID:vupW7Mii0
唯の家

憂「ええ、それじゃあさっき言った時間に、公園に来てくれませんか?」

憂「はい、それじゃあお待ちしてます…」

ピッ


憂「ふふ…あなたが悪いんですよ、律さん…」


その日の深夜

公園

憂「………」

スタッスタッスタッ

憂「やっと来てくれましたか、律さん…」

律「…何だよ…こんな時間に呼び出して…」

憂「今朝の話の続きですよ…」

律「…っ……」

憂「そんなに身構えないでください…」フフッ

137: 2011/05/12(木) 20:35:51.86 ID:vupW7Mii0
憂「それで、私は律さんの予想通り…梓ちゃんを頃したわけですけど」

憂「それを知った律先輩はどうするつもりですか?」

律「警察に全て話す…」

憂「そうですか、今のお姉ちゃんには私以外に支えがないのに…」

憂「その支えを奪うんですか?親友なのに?」

律「梓だって大切な仲間だった!!」

律「大切な…親友だった…!!」

憂「…律さんの考えはよく分かりました、正直言って予想通り
過ぎてガッカリですよ」

律「悪かったな…」


140: 2011/05/12(木) 20:41:29.53 ID:vupW7Mii0
憂「ふふ…あはははは!…笑っちゃいますよ!」

律「な、何がだよ!」

憂「だって、律さんだって私と同じ考えをしてるんじゃないんですか?」

律「何の話だよ…」

憂「ほら、律さんだって大切な澪さんに頼られたり、甘えられたり
したら嬉しいでしょ?」

律「…み、澪は関係ない!!」

憂「その反応は図星ですか?…」

律「黙れ…」

憂「ほら、否定できないじゃないですか…結局は人間はお互いに依存し
合わないと生きていけない生き物なんですよ」

憂「律さんだって結構、澪さんにベッタリなんじゃないんですか?」

律「黙れって言ってるんだよ!!!」

憂「ふふふ…分かりやすい反応ですね」

144: 2011/05/12(木) 20:46:02.61 ID:vupW7Mii0
律「これ以上、余計な事言うと…タダじゃおかねぇぞ…!!」

憂「安心してください…お二人の仲を裂こうだなんて考えていませんから」

律「………」

憂「あっ!そういえば律さんに見てもらいたいモノがあるんですよ…」

律「?……」

律(そういえば…憂ちゃんが肩に掛けてるバッグ…)

律(何が入ってるんだ……)




憂「ほら、見てください…澪さんをここに連れて来たんですよ?」

154: 2011/05/12(木) 20:49:33.79 ID:vupW7Mii0
律「……え?……」

律「な、何言ってんだよ…澪なんてどこにも…」

憂「だから、このバッグの中に居るんですよ…」フフッ

律「は?……」

憂「直接自分の目で確かめてください」

ドシャッ

律「………」

カパッ


律「……え?……み、澪……?」


169: 2011/05/12(木) 20:58:19.77 ID:vupW7Mii0
律「…………うっ…」



律「お”、お”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”っ!!!」


憂「ふふっ…律さんだけ頃したら可哀想だったので」

律「…………」

憂「こうして頭だけでも残しておいてあげました」

律「……っ……ぉ……み……ぉ……」

律「…何で……何で……そんなに…怯えた顔……してるんだよ…」


律「ぐすっ…み…お……みお”……ひっく…」


憂「全部、律さんのせいですよ…?」


律「……わたしの……せい……?」

憂「あなたが変な勘ぐりをしなければ、澪さんは殺されずに済んだんですよ?」

律「ごめん…ごめんよ……みおぉ……お願いだから…許して…」

178: 2011/05/12(木) 21:04:33.53 ID:vupW7Mii0
律「……わたしは……どうすればいいの…?」

律「……どうしたら……どうしたら…澪は許してくれるの…?」


憂「そうですね…澪先輩はもうこの世に居ませんから、後を追うしか
ないですね」

律「そうすれば…澪は…許してくれる……?」

憂「はい!きっと許してくれますよ…それじゃあ、あそこの木の根元に
ある台に乗って、垂れてるロープに首を通してください」

律「……うん……」

憂「大丈夫です、私の言う通りにすれば…」

律「………」



憂「じゃあ、ロープに首を通したら台を蹴ってください」

194: 2011/05/12(木) 21:19:45.13 ID:vupW7Mii0
『引き続き、ニュースをお伝えします…今朝、xx県xx市のxx公園で二人の
少女の遺体が発見されました。』

『発見されたのは秋山澪さん、田井中律さんの二人で、澪さんは首が切断された状態で発見され、
律さんは木で首を吊っている状態で発見されました。』

『また、律さんの遺体のポケットからワープロで書かれた遺書のようなものが
見つかったため、警察は二人の間でトラブルが起きたものと見て捜査を進めて
居ます。』

憂「お姉ちゃん…入るね…」

憂「…さっき紬さんの家から連絡があったの…」

憂「ここ最近の出来事ですっかり憔悴しきっちゃって…精神病院に入院
するって…」

唯「…みんな…」

唯「みんな…居なくなっちゃったよぉ…」ポロッポロッ

憂「…お姉ちゃん」ダキッ

唯「…ぐすっ…憂……憂……!!」

憂「大丈夫だよ…お姉ちゃん…私はどこにも行かない
から…」


196: 2011/05/12(木) 21:21:24.13 ID:vupW7Mii0
唯「うい…憂だけは…ずっと私と一緒に居て…!!」

憂「うん、お姉ちゃんはもう二度と一人させないよ!」

唯「ういぃぃぃぃ!!…」


憂(もう…絶対に離さないから…)







色々とごめんなさいorz

200: 2011/05/12(木) 21:22:25.75 ID:4sCof85H0
えっ

引用: 唯「あ、あずにゃんに告白されたよ!」憂「!?」