40: ◆6osdZ663So 2014/08/30(土) 00:06:44.52 ID:SIW/AbqHo
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです
前回はコチラ
さてさて、幼児化イベント時系列で投下しますよー
なお、それなりにとんでもない事になる模様
あくまでギャグ回だからなんか色々とたがが外れてますが……きにしなーい(目反らし)
では投下ー
41: 2014/08/30(土) 00:09:11.51 ID:SIW/AbqHo
桃華「突然ですけど紗南ちゃま、少し付き合っていただけるかしら?」
紗南「あの、本当に突然って言うか……もう突然も突然すぎて、疑問しか沸かないんだけど」
桃華「あら?それはいけませんわね。
聞きたい事があるなら質問なさいな。なんでも答えて差し上げますから」
紗南「じゃあ聞くけどさ。なんであたし…お嬢様の中の人の事について記憶戻ってんの……?」
桃華「……何かと思えばそんな事でしたの。
今回はギャグ回だそうですから、そう言う設定だと言う事で納得すればよろしいでしょうに」
紗南「そんなメタ的で酷い理由を聞きたくはなかったです」
桃華「半分本気の冗談はさておき……
わたくしの”搾取”は記憶の消去ではなく、共有化およびに奪取ですわ。
であるならば……逆に”贈呈”するのも簡単なことだとは思いませんか?」
紗南「え?じゃあ、何?奪った記憶を戻したって事???」
桃華「簡単に言えば、そう言うことですわね。一時的に、ですが」
紗南(……一時的に……つまり用事が済んだらまた奪う気だ……
むぐぅぅう、人の記憶をカセットメモリみたいに抜き差しして……)
----------------------------------------
それは、なんでもないようなとある日のこと。
それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。
~中略~
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
42: 2014/08/30(土) 00:10:26.53 ID:SIW/AbqHo
紗南「…………はあ、今更逆らう気はないけどさ……(命握られてるし)」
桃華「うふ♪素直でよろしいことですわね♪」
紗南(ぐぬぬ……いつかチャンスが来たら絶対反逆するし!それまで我慢……)
紗南「それで、今回は何に付き合えばいいの?」
桃華「今からPちゃまをぶん殴りに行きますわ」
紗南「……ん?え?」
桃華「あら、聞こえませんでしたか?今から……」
紗南「いや、聞こえてたからちゃんと」
紗南「サクライさんを殴りに行くって……どうして?」
桃華「それについては……
Pちゃまの様子を撮影した映像を見てもらったほうが早いですわね。
VTR再生ぽちっとな、ですわ」
紗南「どこから出したの、そのリモコンとモニター」
43: 2014/08/30(土) 00:11:18.35 ID:SIW/AbqHo
44: 2014/08/30(土) 00:12:01.33 ID:SIW/AbqHo
桃華「……以上ですわ。おわかりいただけましたか?」
紗南「……なんか、すっごく手抜きで雑なVTRだった気がするけど……
よーするに、サクライさんがギャグ要因化する前に『ギャグ因子』を追い出したいってこと?
VTRだと確かに最後まで『ギャグ因子』が出てった様子はないけどさ(爆発には巻き込まれてるみたいだけど)」
桃華「……はあ」
紗南「え?どうしてため息ついたの?もしかして目的違うの?殴るって言ったからてっきりそうなのかと…」
桃華「仕方ありませんわね、紗南ちゃまにもわかるように……
もう一度、該当部分を再生しますわよ」
45: 2014/08/30(土) 00:12:49.52 ID:SIW/AbqHo
[ [>再生 ]
サクライP「そうだ!君も知っての通り、私の野望は世界中の少女たちに『パパ』って呼んでもらうことだ!」
チナミ「急に何言いだしてるのこの人!?」ガビーン
サクライP「この私サクライ……恥ずかしいことに最近娘が構ってくれない。
ああクソ……私は『お父ちゃま』とか『パパ』とか『お父さん』とか『ダディ』とかもっと呼ばれたいのさ!
もっと娘と触れ合いたい……もっと娘と接したい……。
もういっそ自分の娘じゃなくても『パパ』って呼んでほしい……。
娘成分が足らないんだよチクショー!
この……内からあふれ出る父性を……抑えられないのだよ……」ガクッ
チナミ「この人はキャラ崩壊までして何言いはじめてるの!?」
[ □停止 ]
46: 2014/08/30(土) 00:13:24.57 ID:SIW/AbqHo
[ <]<]巻き戻し ]
[ [>再生 ]
サクライP「この私サクライ……恥ずかしいことに最近娘が構ってくれない。
ああクソ……私は『お父ちゃま』とか『パパ』とか『お父さん』とか『ダディ』とかもっと呼ばれたいのさ!
もっと娘と触れ合いたい……もっと娘と接したい……。
もういっそ自分の娘じゃなくても『パパ』って呼んでほしい……。
[ <]<]巻き戻し ]
[ [>再生 ]
サクライP「もういっそ自分の娘じゃなくても『パパ』って呼んでほしい……。」
[ □停止 ]
桃華「これ完全にギルティーですわよね」 イライラ
紗南「えェェ……そっち?そっちにムカついてただけ?」
桃華「こっちいがいにどっちがあると言いますのっ!」 プンスカ
47: 2014/08/30(土) 00:14:07.52 ID:SIW/AbqHo
桃華「最近、構って差し上げられなかったのはわたくしの落ち度ですが、
しかし……桃華も一人のレディーとして、
殿方のこう言うところを簡単に許してしまってはいけないと思っていますの」
紗南「うん、まあサクライさんの主張は考えうる限り父親として最低な部類ではあったけどさ、
でも、これもギャグ因子のせいなんじゃ?情状酌量の余地はあるんじゃない?」
桃華「そうだとしても、わたくしが傷ついたのは事実……
ですからぁ……わたくしの心の傷に見合う程度には、オシオキが必要ですわ♪」
紗南「あーはいはい……(楽しそうで)」
紗南「だからとにかく一発殴りに行くんだね……」
桃華「うふっ♪理解が早くてよろしいですわね♪」
48: 2014/08/30(土) 00:15:01.96 ID:SIW/AbqHo
紗南「でもその目的を達成するのにさ、アタシって必要?」
桃華「ええ、もちろんですわよ。
わたくし、どんな時も一人での外出はできる限り避けていますの。
最低でも万が一の時の為に弾除けを……おほん
協力してくれる味方が一人でも居れば心強いですわね」
紗南「弾除けって言ったっ!?もぉお!!このクエストは謹んで辞退させてもらうからっ!!」
桃華「残念ですけれど、今回はストーリー上避けられない強制クエストですわ♪」
紗南「なんでさっ!!なんでアタシなのさっ!!
別に他の人でもいいでしょっ!!」
桃華「…………それがそうもいきませんのよ」
めいこ「つぎはかくれんぼであそぼーっ!!さくらちゃんがおにー!!」
さくら「やだやだー!さくらがかくれたいのーっ!!」
桃華「財閥の他の方はみな、あの調子ですので」
紗南「お、おお、エージェント……口リ化してしまうとは情けない……」
49: 2014/08/30(土) 00:16:22.25 ID:SIW/AbqHo
紗南「……この雨の被害さ、なんか拡大する一方じゃない?
防げる手段はちゃんとあるのに……部屋に籠ってるとか……」
桃華「なにしろ事件は真昼間に起きた事でしたから、屋外に居た方は多かったようですわ
その上、子供化した方の様子を気にして、雨の効果も分からないうちに自ら外に出てしまった方も多かったようですし……」
紗南「なるほど、ミイラ取りがミイラ」
桃華「それにそもそも、これを被害と認識できるかが微妙なところですのよ……
性質上、どうやら命が危うくなるまでの事は少ないようですから……」
ふぇいふぇい「じゃあふぇいふぇいがおにやるヨー!がおー!」
めいこ「わー、かくれなきゃー!」
さくら「まってぇー!」
きゃっきゃっ
桃華「なんだか楽しそうと言う理由で、あえて進んで被害者になる方もいるくらいですわ」
紗南「緊張感の欠片もないね」
50: 2014/08/30(土) 00:17:45.79 ID:SIW/AbqHo
―― 一方その頃 ――
みほ「はぁ、どうしよう……」
みほ「肇ちゃんと二人でお散歩に来たら、こんな事になっちゃうなんて」
はじめ「……どーしましょう?」
みほ(突然降ってきた予報はずれの雨、傘を持ってなかった私たちはすっかりと被ってしまい)
みほ(そして気づいたときには……)
みほ「身体が縮んでしまっていました!」 くわっ
はじめ「おじいちゃんのなにかけて?」
みほ「肇ちゃん、それは違う探偵」
51: 2014/08/30(土) 00:18:39.68 ID:SIW/AbqHo
みほ(私達だけではなく、周りを見渡せば、
雨に濡れてしまった人達みんなが子供になってしまったみたいで……)
わーわー!
きゃっきゃっ!
みほ(みんな、あっちこっちで好き勝手に遊んでますけど……)
みほ(保護者が一人も居ないから見ていて心配で、そわそわしてしまいます)
みほ(どうやら……身体が縮むのと一緒に、精神年齢まで相応のものになるみたいですね)
みほ(そんな中、私が精神年齢を保っているのは……おそらく所有しているヒヨちゃんのおかげだと思います)
みほ(意志を貫き通す刀、『小春日和』……その副作用なのかな?)
みほ(まあ、所有していると言っても)
Pくん「ママママァ…!」 グググ…
みほ(今の身体にヒヨちゃんはちょっと重いので、刀の後ろ半分はプロデューサーくんに支えてもらいながらなのですが)
みほ「プロデューサーくん、ありがとうね」
Pくん「マッ♪」
52: 2014/08/30(土) 00:19:57.02 ID:SIW/AbqHo
みほ「それにしても……何なのかな?この現象?
雨が原因なのは間違いないんだろうけど……」
はじめ「みんなのこと、しんぱいですか?」
みほ「そうだね……何も悪い事が無ければいいけど……」
はじめ「……きっとだいじょうぶ、です!」 ニコリ
みほ「 」
みほ(はっ……!純粋な笑顔が眩しすぎて一瞬意識が飛びかけました……)
はじめ「……?おねえちゃん、どうかしたの?」 ハテッ
みほ「 」
みほ(は、はうっ……!き、キョトンとした表情と首を傾げる仕種がっ!仕種がっ!)
53: 2014/08/30(土) 00:20:46.13 ID:SIW/AbqHo
はじめ「……」 ギュッ
みほ(はじめちゃんは、小さい頃からしっかりした子だったようです)
みほ(子供になってしまっても、この状況で私から離れるのはまずいとわかっているようで)
みほ(先ほどからずっと私の傍をくっついて離れません)
みほ(精神が退行して、記憶がおぼろげになっても)
みほ(私の事をとりあえずは信用してくれているみたい)
みほ(……同じく小さくなった私を「お姉ちゃん」と呼ぶのは、)
みほ(精神年齢を保っている私が、ちょっとだけ大人びて見えてるからなのかなぁ)
みほ(それにしても…………)
はじめ「ひとがいっぱい……」 ギュウッ
みほ(可愛すぎませんか、この子)
54: 2014/08/30(土) 00:21:35.88 ID:SIW/AbqHo
みほ「……でもそっか、鬼の里にはこんなに人居ないもんね
今の年頃のはじめちゃんはこう言う人混み(みんな子供だけど)、まだ馴れてないか」
はじめ「はい……ひとをみたのも…おかあさんくらいです……たぶん」
みほ(「たぶん」……と言うのは記憶の退行が完全なものではないからなのかな…?
子供なのでそこまで難しく考える事はないだろうけれど…)
はじめ「でも…」
みほ「?」
はじめ「みんな……たのしそうですね」
みほ「……そうだね」
みほ(子供になってしまう謎の現象、もしこのまま戻らないと問題ありだけど……
ただ見ている限り、被害者(?)はみんな楽しそうではあります)
はじめ「……なかよくなれたらいいな」
みほ「 」
みほ(天使が本当に居たらこんな感じなんでしょうか(錯乱))
55: 2014/08/30(土) 00:22:35.82 ID:SIW/AbqHo
みほ「それじゃあ、一緒に遊んじゃおっか」
はじめ「え?」
みほ「仲良くなりたいなら、みんなと遊んじゃうのが一番いいと思うから、ね?」
はじめ「……いいんですか?」
みほ(今の私達の境遇を思えば……現実逃避にも近い選択だけど……
実際のところ、目の前の問題は私にはどうにもできないと思うので……
それに……)
はじめ「……えへへ」
みほ「ふふっ」
みほ(この顔を見てたら、この子の助けになりたいなって思いますしね?)
みほ「それじゃあ、はじめちゃん。あの辺りで遊んでる子達の仲間に混ぜてもら……」
「つぎなにするー?」
「おにごっこ!」「いろおに!」「たかおに!」「こおりおに!」
はじめ「おに…?」
みほ(アカン)
56: 2014/08/30(土) 00:23:33.82 ID:SIW/AbqHo
みさ「と言う訳で、そそくさとその場を移動しました」
はじめ「おねえちゃん?」
みほ(うーん……あの子達には確実に悪意はないだろうけど……)
みほ(その辺りの事を分かってもらうのは、今のはじめちゃんにはちょっとハードル高そうかなぁ……)
みほ(こうなると……どうにかはじめちゃんにも当たり障りの無い遊び場を探さないと……)
♪♪♪~♪♪♪
みほ「この音……何の音だろう?」
はじめ「たのしそうなおんがく…ですね」
みほ「……行ってみようか」
57: 2014/08/30(土) 00:24:34.05 ID:SIW/AbqHo
バス『♪♪♪~♪♪♪』
みほ(果たして音の発生源は、ファンシーでかわいい感じに塗装された動物型バスでした)
「なにこれー!」 「すごいばすだー!」 「おとでてるー!」
「みみもはえてるよー!」 「しんちゃんみたい!」
はじめ「ひとがおおいです…」 ギュッ
みほ「楽しそうな音に釣られて……みんな、集まってきたんだね」
バス『お集まりのよいこのみんな~♪こんにちは~♪』
「「「こんにちはー!」」」
はじめ「こんにちはー」
みほ(何かのイベント……かな?子供達が集まってることにかこつけての?)
58: 2014/08/30(土) 00:25:57.14 ID:SIW/AbqHo
バス『今日は皆をと~っても楽しいところに案内しちゃうぞー!』
みほ(……猛烈に胡散臭いです)
はじめ「たのしいところ…」
みほ「はじめちゃん……こう言う怪しい感じの誘いに釣られたらダメ…」
「いってみようぜー!!」「たのしそー!」「のりこめー!!」
みほ「ええっ!?」
みほ(っ!そう言えば、この子達には保護者がいないんでした!
怪しいかどうかなんて判断できませんよねっ!)
みほ「みんな、待っ」 ズルッ
ドテッ
はじめ「だ、だいじょうぶですか?」
みほ(……小春日和の重さにバランスをくずしこけてしまいました……我ながら情けない……)
59: 2014/08/30(土) 00:26:52.03 ID:SIW/AbqHo
バス『ブロロロン♪』 ♪♪♪~♪♪♪
みほ(あぁ……止める間もなく、たくさんの子供達がバスに乗って行ってしまいました……)
はじめ「だいじょうぶかなぁ……」
みほ「うーん、一体何処のバスなのかな……」
Pくん「マッ!マっ!」 ヒラヒラ
みほ「プロデューサーくん?あれ、そのチラシ……拾ったの?」
Pくん「マっ!」 スッ
みほ「えーっと……なになに……子供達のためのテーマパーク……水の楽園……」
みほ「サクライ・アクアランド??」
60: 2014/08/30(土) 00:27:29.80 ID:SIW/AbqHo
――――
紗南「なにこの?サクライ・アクアランドって?」
桃華「財閥傘下のグループが立てたレジャー施設ですわ
遊園地、水族館、温泉……その他家族で楽しめる施設を盛りに盛り込んだ
いわゆる複合リゾート型のテーマパークとでも申しましょうか」
紗南「ふーん、ねずみーリゾートみたいなものかな?」
桃華「……問題はこのテーマパークが現在何者かに乗っ取られていて
そのうえ、テーマパーク行きのバスがそこら中で目撃されてるようですのよ
バスにはたくさんの子供達が乗せられて、テーマパーク内に連れ去られているようですわね」
紗南「へえー……」
紗南「って、乗っ取られた!?連れ去られてる!?」
61: 2014/08/30(土) 00:28:25.64 ID:SIW/AbqHo
桃華「どうやらテーマパーク内部との通信が遮断されているようなのですわ」
桃華「おまけに、「じゃあ直接向かうかー」と様子を見に行った者達はすべて返り討ち
全員、子供にされて、目的も忘れてテーマパークで遊んでいるようですわよ」
桃華「水の豊富なアクアランド内に『若返り薬』を散布して、それを利用するだなんて下手人も考えたものですわ」
紗南「それって……まずいんじゃ……」
桃華「ええ、まずいですわね。超まずいですわね」
桃華「しかも……わたくしにとって二重にまずいことに……
おそらくこれ……Pちゃまの仕業なのですわ」
紗南「えっ、サクライさんが???」
桃華「財閥の施設をこれほど簡単に乗っ取ってしまえる者なんて限られていますわよ」
紗南「……そりゃあ……当主が犯人なら乗っ取るも何も……だけどさ」
桃華「それに何より、テーマパーク内で本人の姿が目撃されていますわ」
62: 2014/08/30(土) 00:29:56.23 ID:SIW/AbqHo
桃華「あの爆発の後、何処へ行ってしまったのかと思っていましたけれど……
まさかこんな事になっていましたなんて……」 ピラリ
紗南「? なにその写真……」
紗南「金髪の女の子……?」
紗南「……」
紗南「えっ、うそ…………これ、お嬢様じゃないの?」
桃華「Pちゃまですわ」
紗南「はっ!?!!」
桃華「あの至近距離で『若返り薬』を浴びたのですから、当然Pちゃまも若返りますわよね……」
紗南「いやいやいやいや……そう言う問題じゃなくって
これどう見ても女の子じゃんっ!?!」
63: 2014/08/30(土) 00:30:33.48 ID:SIW/AbqHo
桃華「櫻井財閥現党首、サクライPは幼少時、病気がちであったそうですわ。
そこで魔除けと言いますか、健康祈願と言いますか…
幼少の間は女子の格好をさせられて、過ごされていたそうですの」
紗南「……なんか聞いたことあるような風習」
桃華「つまりPちゃまは、流行の男の娘だったそうですわ♪」
紗南「あ、そう……」
桃華「とにもかくにも、わたくし達の今回のミッションは…
事体が大きくなる前にテーマパークを乗っ取った下手人、サクライP……」
桃華「いえ、サクライJrを一発ぶちのめす……事になりますわね♪」
紗南「意外とまともな目的だった……のかな」
桃華「紗南ちゃま、わたくし達はこれからすぐにテーマパークに向かいますから
40秒で仕度をお願いしますわね」
紗南「……はーい」
64: 2014/08/30(土) 00:32:51.94 ID:SIW/AbqHo
―― サクライ・アクアランド 中央施設 ――
こども「さくらいさまー、ぜんじどーバスをはっしゃして、
ちまたのこどもたちを、あつめられるだけあつめてきましたー」
さくらいJr「そう、ご苦労様」
さくらいJr「隣の部屋にお菓子をたくさん用意してるから、仕事をしたみんなで分けるといいよ」
こどもたち「「「わーい」」」 ドタバタ
さくらいJr「さて……今のところ、計画は順調かな。まあ本番はこれからだけどね」
さくらいJr「それにしても……おっさんと呼ばれるような年になってもまだ世界を支配できてないなんて
”大人の僕”は何をちんたらやってるんだか……
『世界を支配するプラン』なんて、僕は5才の頃には完成させてるって言うのに……」
さくらいJr「ふん!まあいいさ。”大人の僕”にできないなら、この僕が代わりにやってやるまで……
子供のためのテーマパークの皮を被った……この『コドモ帝国』を使って
世界中の子供達の支配者に、僕が君臨してやるのさ!」
さくらいJr「ふふふっ!はっはっは!あーっはっは……ごふっ……げほげほっ!(吐血)」
柱の影
小チナミ(うわっ、想像以上のクソガキね…)
小チナミ(……本体がやられちゃったから、こんな形でしかサクライの弱みを探れないけど……)
小チナミ(ここまで来たら絶対に弱点を見つけてやるんだから)
つづく
65: 2014/08/30(土) 00:34:34.35 ID:SIW/AbqHo
さくらいJr
職業:櫻井財閥の当主
属性:強欲、金持ち、病弱、女装少年
能力:不明
世界に君臨する『櫻井財閥』の当主で、桃華の父。が『若返り薬』を浴び幼児化した姿。
時代を先取りした男の娘であったらしく、姿は桃華にそっくり。ただしクソガキ。
病弱なので大声出したり高笑いしたり軽く運動するだけで吐血する。
『若返り薬』による幼児化の影響で記憶の退行が見られるが、台詞は漢字交じり。聡明な子であったらしい。
彼の感覚としては子供時代から未来にやってきた気分であるらしく、
大人の自分がまだ世界を支配できていないと知って、面白くない様子。
テーマパーク『サクライ・アクアランド』を乗っ取り、世界支配の為に保護者の居ない子供たちを集めているようだ。
『サクライ・アクアランド』
とある街にある複合リゾート施設。管理運営を櫻井財閥の傘下のグループが行っている。
遊園地・水族館・温泉などのレジャー施設をごった煮にしたようなテーマパークでとにかく広い。
アクアランドと言う事で水を扱う施設が多く、さくらいJrはそこに『若返り薬』を散布して利用しているようだ。
66: 2014/08/30(土) 00:36:05.39 ID:SIW/AbqHo
イベント情報
・エージェントはだいたい口リ化中
・美穂と肇も幼児化雨を浴びて途方にくれています。
・テーマパーク『サクライ・アクアランド』行きの全自動バスが街中にやってきています。
保護者のいない幼児化した者たちを対象に次々と連れ去っている模様
・さくらいJrによって『サクライ・アクアランド』が乗っ取られています。
訪れたものはもれなく幼児化させられ、テーマパーク内で遊ぶことになるようです
と言う訳で続きます
えらく風呂敷を広げたようで、珍しくちゃんと畳む準備はできているお話
……ほ、本当です。後編は一週間以内を目処に投下予定ですし……
なお、あくまでギャグ回の延長なのでやはり本編側への影響は少ない模様
求:サクライ・アクアランドに生息するマスコットキャラクター
91: 2014/08/30(土) 11:00:30.38 ID:SIW/AbqHo
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