354: ◆cKpnvJgP32 2014/11/10(月) 18:01:37.40 ID:VyY/drmpo


モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ




シリアスなんてくだらねぇぜ!
俺のギャグSSを読めーっ!

355: 2014/11/10(月) 18:02:03.58 ID:VyY/drmpo
未央「ピィさん! 大変だよ、大変っ!!」ドダダ

ピィ「うおっ!? 未央!?」

未央「未央!? じゃないよ! とにかく大変なんだってば!」

ピィ「人ん家押しかけるなり大変大変って、何だっていうんだよ」


未央「『プロダクション』が……!」

ピィ「!?」

ピィ「『プロダクション』がどうしたんだ!?」

未央「『プロダクション』がぁ……!!」

ピィ「プ、『プロダクション』が……?」


未央「ギャグ因子に飲まれちゃったぁー!!」

ピィ「……」

ピィ「……うん?」
----------------------------------------



それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。

~中略~

「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。



356: 2014/11/10(月) 18:02:31.17 ID:VyY/drmpo
未央「今や『プロダクション』は、しっちゃかめっちゃかだよ!」

ピィ「ごめん……、”ギャグ因子”?」

ピィ「何その愉快な響きの……、何?」

未央「愉快なんてもんじゃないよ!」

ピィ「愉快じゃないのか」

未央「いや、愉快だけど」

ピィ「愉快なのか」


未央「とにかく、大変だから!」

ピィ「わかった、大変なのはわかった」

ピィ「……で? 俺にどうしろって?」

未央「来て♪」

ピィ「嫌だ」

357: 2014/11/10(月) 18:03:00.95 ID:VyY/drmpo
――そんなこんなで、ここは『プロダクション』前。

ピィ「……!?」


ピィ「待て! 場面の転換がおかしい!!」

ピィ「さっきまで俺の家だっただろ!?」

ピィ「俺の家から『プロダクション』までの道のりはどうした!?」

ピィ「ギャグ因子の影響範囲が大雑把すぎる!!」

ピィ「っていうか行かないって言っただろ!!」

未央「嫌だ(行かないとは言っていない)とは言ったね」

ピィ「有無を言わさぬ強引さ!!」


未央「っていうか何で嫌なのさー」

ピィ「嫌な予感しかしないからだ!」

ピィ「ギャグ因子だかなんだか知らんが、別に危険じゃ無いんだろ?」

ピィ「じゃあ放っておけばいいじゃないか、俺が来る必要性も感じない!」

未央「そんなこと無いよ! ピィさんは必要だよ!」

ピィ「そ……、そうなのか?」

未央「そうだよ!」

358: 2014/11/10(月) 18:03:29.91 ID:VyY/drmpo
未央「だってさ……」

未央「ピィさんがいないと、面白く無いじゃん……?」キャピッ

ピィ「帰る」

未央「知らなかったのか……? ギャグ因子からは逃げられない……!!!」

ピィ「帰るううゥゥーーーー!!!!」


ピィ「嫌だぁぁアアアーー!!! 絶対ひどい目に遭うもォォーーん!!!」

ピィ「面白いからっ☆」

ピィ「ってだけで、特に理由の無い暴力が俺を襲うんだああァァーーー!!!」

未央「まあまあピィ君、そこまでわかっているなら覚悟を決めたまえよ」

ピィ「ほらああァァ!!! 否定すらしないしィィィィーー!!!!」

未央「ギャグ補正があるから! 氏なないから!」

ピィ「ピィおうち帰るぅぅぅうううウウウウーーー!!!!!!」

359: 2014/11/10(月) 18:03:57.47 ID:VyY/drmpo
――『プロダクション』内。


ピィ「……」グスッグスッ

未央「ギャグとはいえ、いい年した男のマジ泣きはなかなか堪えるものがあったよ……」

ピィ「元はといえばお前のせいだろうがっ!」

未央「いやいや、ギャグ因子のせいでしょ」

未央「ひいてはこんなお話を書こうとした――」

ピィ「それ以上いけない」


ピィ「わかったよ、もう諦めたよくそっ!」

未央「ようやく話が進むねっ☆」

ピィ「……というか、ここ『プロダクション』の中なんだよな?」

未央「うん、そうだよ」

ピィ「想像以上だな……」


ピィ「まず壁だ」

ピィ「目の前に壁がある」

ピィ「……何で玄関入ってすぐ壁なんだよ!!」

千早「くっ」

ピィ「欠陥住宅もいいとこだよ!」

ピィ「こんな構造じゃなかっただろ!」

ピィ「誰だ今の!?」

歌鈴「ちくわ道明寺」

ピィ「なんだちくわ道明寺か」

360: 2014/11/10(月) 18:04:23.60 ID:VyY/drmpo
未央「ギャグ因子の影響で『プロダクション』の中が迷路になってるみたいだね」

ピィ「面妖な……」

未央「とりあえず道なりに進むしかないね」

ピィ「仕方ないね」


未央「……と思ったら早速行き止まりかー」

ピィ「そして、開けろと言わんばかりに扉があるな……」

未央「わかってる? ピィさん……」

未央「ここを開けたらもう後戻りはできないからね……」ゴクリッ

ピィ「今までのどこかに後戻りできる地点あった?」

未央「じゃあ、開けるよ」

ピィ「聞けよ」


ギィ……

361: 2014/11/10(月) 18:05:04.06 ID:VyY/drmpo

晶葉「できたぞピィ! 押すとピィの尻がシバかれるスイッチだ!」



ピィ「帰るぅぅぅぅぅううううううううーーーーー!!!!!」


未央「落ち着いてピィさん! 後戻りできないって言ったでしょ!!」


ピィ「いやぁぁぁぁぁああああああああーーーーーーー!!!!」


未央「落ち着け☆」ゴスッ

ピィ「ほぐぅっ!!」


未央「どう? ピィさん、落ち着いた?」

ピィ「……」

ピィ「おれはしょうきにもどった」

未央「良かった!」


ピィ「……で、晶葉はここで何をやってるんだ?」

晶葉「うむ……、私にもよくわからないのだが」

ピィ「どうした、晶葉にしては随分と歯切れが悪いな」

晶葉「天才にだって……、わからないことくらい……ある……」

ピィ「お、おう」

362: 2014/11/10(月) 18:05:30.18 ID:VyY/drmpo
晶葉「一つだけわかることがあるぞ」

ピィ「おお……!」

晶葉「まず、ピィ達は最深部にたどり着かねばならない」

ピィ「……どこの?」

晶葉「その為には、各部屋の住人に対して勝利を収めなければいけない」

ピィ「……どうやって?」

晶葉「そして、その第一関門が私だということだ」

ピィ「……えー」


ピィ「えっと……、ちなみにもう一度聞くけど、それは……?」

晶葉「押すとピィの尻がシバかれるスイッチだ!」

ピィ「何故作った!?」


晶葉「ギャグ因子に飲まれた時、一つの命令がきたぞ」

ピィ「!?」

晶葉「”ピィをいじめ抜け”だ!」

ピィ「やぁだぁぁあ!! やめてえぇぇ!!」

363: 2014/11/10(月) 18:05:56.44 ID:VyY/drmpo
ピィ「……要はお前に勝てばいいんだな!?」

晶葉「うむ、そうらしい」

未央「でも、どうやって?」

晶葉「わからん!」

ピィ「勝利条件不明かよ!」


未央「可能性があるとすれば」

ピィ「待て」

未央「あのスイッチだよね」

ピィ「待てと言ったぞ」

未央「じゃあ逆に聞くけど!!!」

ピィ「ひゃい!?」

未央「……押さずに済むと思うの?」


ピィ「……………………」

ピィ「す……」

ピィ「……っ」

ピィ「いや、でも……」

晶葉「えい」ポチー

ピィ「」

364: 2014/11/10(月) 18:06:24.46 ID:VyY/drmpo


デデーン! ピィ アウトー


ピィ「待った! 待って!」

ピィ「今の何か聞いたことある!」

ゾロゾロ

ピィ「何だお前ら!?(驚愕)」

ピィ「いや、見たことあるぞお前らも!」

ピィ「主に年末――、何をするっ!」

ピィ「やめ……っ、んぃっ!!?」スパーン!!

ピィ「~~~~~っ……!!」


未央「……すふっwww」プルプル

晶葉「んっ……www」プルプル

ピィ「お前らも”笑ってはいけない感”を出さなくていい!」


カチッ……


晶葉「おっ、どうやら次のエリアへの道が開いたようだぞ」

未央「やったねピィさん!」

ピィ「……」

ピィ「くそが」

365: 2014/11/10(月) 18:06:51.72 ID:VyY/drmpo
未央「また迷路かぁ」

ピィ「やっぱりこうなったよ……」

未央「まだ怒ってんのー?」

ピィ「怒るに決まってるだろ!」


ピィ「っていうか待て」

ピィ「未央、お前何を持ってる……?」

未央「ん? これ?」

未央「さっきのスイッチ♪」


ピィ「捨てろ!!」

未央「断る!!」


ピィ「何で持ってるんだよ!!」

未央「貰った」

ピィ「貰った理由を聞いてるんだ!!」

未央「そりゃあ……」

未央「面白そうだから?☆」キャピッ


ピィ「没収!!」

未央「断る!!」

366: 2014/11/10(月) 18:07:17.91 ID:VyY/drmpo
未央「あっ、ほらピィさん次の扉だよ!」

ピィ「話を逸ら―――」


――その時、目の前の扉に異変が起きた!

―― 一瞬にして幾重にも亀裂……、いや、切れ目が生まれ、

――大きな音を立ててひとりでに瓦解したのだ!!


ピィ「……」

未央「……」

ピィ「今のは……、まさか……」

未央「”切断”の能力……っ!」

ピィ「つまり、ここの部屋に居るのは……」


ピィ「楓さん!!」

367: 2014/11/10(月) 18:07:45.45 ID:VyY/drmpo
楓「その通りです……」

ピィ「っ!」

未央「!?」


楓「ようこそ、ピィさん、未央ちゃん……」

ピィ「あれは……、なんてことだ」

未央「……ピィさんも感じる?」

ピィ「ああ……!」


楓「ふふ……、うふふふ……っ」

未央「手遅れ……、みたいだね」

ピィ「畜生……っ! もっと早くに来ていれば良かった!!」

楓「うふふふっ、あはははははっ!!」

未央「今更嘆いていても仕方ないよ……」

ピィ「でもっ! 楓さんが――!」

368: 2014/11/10(月) 18:08:13.47 ID:VyY/drmpo
楓「はーい、次の関門は私でぇす! ここから動かんもん!」

楓「あははははーっ」ヒック

ピィ「完全に酔っ払ってやがる……っっ!!!」

未央「これは面倒くさそうだねぇ……」


楓「二人ともー、そんな所にいないで入ったらどうですかぁ?」

ピィ「あのー楓さん……?」

未央「酔ってますよね?」

楓「酔ってません!」

ピィ(酔ってる……)

未央(酔ってる……)

369: 2014/11/10(月) 18:08:39.73 ID:VyY/drmpo
ピィ「というか楓さん、一個前の話がですね、楓さんメインの話なんですよ」

ピィ「しかもシリアスなやつ」

ピィ「いきなり雰囲気ぶち壊しじゃないですか」

未央「おっ、ナチュラルにメタ発言するなんてピィさんも染まってきたねぇ」


楓「あー、あれですか」

楓「ちょっとギャグがスランプで落ち込んでたんですよねぇ」

ピィ「そんな理由で!?」

楓「おむぐる……、おま……、おみっおみっ……」

ピィ「噛みすぎィ!」

楓「失礼、お見苦しい所をお見せしました」

ピィ「……いえ、もういいです」

楓「あっ、えーっと『かみまみた』、でしたっけ?」

ピィ「遅いっ!」

370: 2014/11/10(月) 18:09:05.99 ID:VyY/drmpo
楓「ということでー、二人は私に勝たないといけませーん」

ピィ「勝つって言ってもな……」

未央「……」ポチッ


デデーン! ピィ アウトー


ピィ「!?」

ピィ「何故押したっ!!!???」

ゾロゾロ

ピィ「ちょっ、待っ、未央っ!」

ピィ「未央ッーーーー!!」スパーン!!

ピィ「~~~~~……っっ」


未央「いや、これを押せば勝てるシステムなのかなーって」

ピィ「……許さんぞ貴様」

楓「なるほど……」

楓「それを押すとピィさんのヒップがひっぷぁた(引っ叩)かれるわけですね、うふふふっ」

371: 2014/11/10(月) 18:09:32.61 ID:VyY/drmpo


デデーン! 高垣ー アウトー


楓「!?」

ピィ「!?」

未央「!?」


楓「えっ、未央ちゃん……?」

未央「違っ、私押してないよ!?」

ゾロゾロ

楓「えっ、嘘ですよね? 何かの間違――」

楓「あんっ!?」スパーン!!

楓「~~~~~……っっ!」

未央「……」

ピィ「……」


カチッ…


未央「あっ、開いた……」


ピィ「あの、楓さん……?」

楓「……」

楓「あの人たち、次出てきたら切り刻みます、慈悲はありません」

ピィ「楓さん、いのちだいじに! いのちだいじに!!」

372: 2014/11/10(月) 18:10:07.81 ID:VyY/drmpo
――先へ進む通路。


未央「何だったんだろうね、今のは……」

ピィ「ここの勝利条件ガバガバじゃねえか……」

未央「大丈夫かな、かえ姉さま」

ピィ「……というか、次それ押したら、ぶつぞ」

未央「真顔っ!? 暴力はんたーい!」

ピィ「俺は本気だからな」

未央「うっ……」


未央「……いじめる?」←せつなそうに no title


ピィ「……っ!」

ピィ「お前っ、そんなの卑怯だぞ!!」

未央「ぶつ……?」←せつなそうに no title


ピィ「やめろっ! そんな顔するんじゃねェェ!!」

373: 2014/11/10(月) 18:10:37.93 ID:VyY/drmpo
――そして……。


美玲「次の関門はウチだぞッ!!」

美玲「ふふふ……、怖いか?」

ピィ「あー」

未央「あー」

美玲「何だその反応はッ!?」

ピィ「楽勝だな」

未央「だねー」

美玲「何だとッ!!」


ピィ「そうだ美玲」

美玲「ガルルルルッ……!」

ピィ「次の話はお前メインの予定だから」

美玲「えっ」

ピィ「シリアスなやつ」

美玲「えっ」

ピィ「ほい、これ台本」

美玲「えっ」

ピィ「ちゃんと覚えとけよー」

美玲「えっ」

374: 2014/11/10(月) 18:11:05.26 ID:VyY/drmpo
ピィ「まあほぼ白紙なんだけどな(笑)」

美玲「えっ」

ピィ「でもプロットくらいは書いてあるから」

美玲「えっ」

ピィ「っていっても本当に書くかどうかわかんないんだけどな(笑)」

美玲「えっ」

ピィ「予定は未定、ってやつ?(笑)」

美玲「えっ」


ガチャ……


ピィ「おっ、扉開いたな」

美玲「えっ」

ピィ「じゃあ先進むわ」

美玲「えっ」

ピィ「またなー」

美玲「えっ」

375: 2014/11/10(月) 18:11:33.68 ID:VyY/drmpo
未央「そうだ、さかみー!」

美玲「えっ」

未央「今度から美玲ちゃんの事さかみーって呼ぶから」

美玲「えっ」

未央「なんてったって公式の呼び方だからさー」

美玲「えっ」

未央「ソースは毎週水曜日、22時からニコ生で放送中の『シンデレラパーティー』ってラジオのね……」

美玲「えっ」

未央「『未央のミツボシアイドルプロフィール!』って”コーナー”で……、あっ」

李衣菜「ワンペナ!」

未央「しまったー……」

美玲「えっ」

未央「まぁ、そんな感じの清いラジオをやってるから」

美玲「えっ」

未央「みんな聞いてねーっ!☆」

美玲「えっ」

未央「そいじゃー!」

美玲「えっ」


美玲「……」

美玲「えっ」

376: 2014/11/10(月) 18:12:03.90 ID:VyY/drmpo
ピィ「迷路っていっても一本道なんだな」

未央「グネグネしてるだけで、別に迷ったりはしないね」

ピィ「ならサクサク行くか、……早く終わらせたい」

未央「えー、私はもっと続けたいけどなー」

ピィ「お前な……、っと扉だ」


―――┣¨


未央「……待って」

ピィ「ん? ……っ!」


―――┣¨┣¨


ピィ「な、なんだこの威圧感……っ!」


――┣¨┣¨┣¨


未央「扉越しなのにここまで……」

ピィ「一体誰がっ!?」

377: 2014/11/10(月) 18:12:36.00 ID:VyY/drmpo
未央「……開けるよ?」

ピィ「ああ……!」ゴクリ


ガチャ


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


ピィ「!!」

未央「!!」

ピィ「おっ、お前は!!」

未央「そんな……っ!!」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


??「よぉ、久しぶりだな……」

378: 2014/11/10(月) 18:13:06.58 ID:VyY/drmpo


ピィ「”隊長”……っ」


隊長「まぁ、そんな顔をするな」

隊長「どうだ? あの後腕の調子は」


ピィ「……絶好調だよ、おかげさまで」

未央「そんなことより、なんでここに……?」

隊長「そうだなぁ……」

隊長「いかに無敵の俺でも、ギャグ因子には敵わなかったって事さ」

未央「なるほど……」

ピィ「……だからお前は」


アーニャ「アスタナヴィーチ、動かないでください……」


ピィ「アーニャに膝枕で耳掃除をしてもらっているのか……」


隊長「……そういうことになるな」

379: 2014/11/10(月) 18:13:38.81 ID:VyY/drmpo
隊長「まったく、厄介なもんだぜ……」

ピィ「そう言いながら、すげぇニヤニヤしてんじゃん」

未央「気持ち悪ーっ」

隊長「何だと……!」

アーニャ「だから動かないでください、パパ!」


ピィ&未央「「……………パパぁ!?」」


隊長「……何か?」ギロッ

ピィ「い、いえ……」

未央「なにも……」


隊長「ちっ……、扉なら開けてあるからさっさと行きやがれ」

ピィ「あ、どうもこれはご丁寧に……」

未央「アーニャもまたね」

アーニャ「ダー」

380: 2014/11/10(月) 18:14:05.63 ID:VyY/drmpo
――先へ進む通路。


ピィ「すげぇもん見ちまったな……」

未央「うん……」

ピィ「パパだってよww」

未央「ちょっwwやめてよ忘れてたのにww」


隊長(……聞こえてるからな)


ピィ「っ!? こいつ直接脳内に……!」

未央「怖っ!」

381: 2014/11/10(月) 18:14:34.28 ID:VyY/drmpo
――続いて……。


周子「よっ」

ピィ「……で、次はお前か」

未央「しおみーか……、厄介そうだね」


周子「ところがどっこい」

ピィ「ぎっちょん?」

周子「ネタがありません」

未央「えー……」

周子「悲しいお知らせです」

ピィ「何のために出てきたんだよ……」


周子「……ということで」

周子「周子は仲間になりたそうにそちらを見ている」

ピィ「えっ」

未央「来るの?」


周子「いーじゃん連れてってよー」

ピィ「俺は構わないけど……」

周子「書き手の負担が増える?」

ピィ「やめろォ!」

周子「ちなみに連れてってくれないと一個前の部屋に戻す」

未央「連れてく! 連れてくから!!」

382: 2014/11/10(月) 18:15:03.25 ID:VyY/drmpo
――周子が仲間に加わった!

――俺の負担が増えた!


ピィ「なんか天の声が毒づいてるんだけど」

周子「いーのいーの、どうせ行き当たりばったりなんだから」

未央「大丈夫かなぁ……」

周子「それより早く次行こ」

ピィ「お前が仕切るのかよ」

未央「あっ、これ未央ちゃんの存在感が薄れるパターンかな」


周子「はい到着!(強引)」

ピィ「強引すぎだろ!」

未央「はいはーい扉開けますよー」

ピィ「だから」

383: 2014/11/10(月) 18:15:36.87 ID:VyY/drmpo


博士「できたぞピィ君! 押すとピィ君がタイキックされるスイッチだ!」

ピィ「いっそころして」


周子「www」

ピィ「わろてもうてるやん」

未央「どんまいっ☆」

ピィ「やかましい」


博士「すまんなピィ君……、ギャグ因子に飲まれた時、一つの命令が来たんだ」

ピィ「博士もですか……」

博士「”お前が面白いと思うことをしろ”とな」

ピィ「自身の意志!!」


博士「そうだ、君がタイキックされるのは私の責任だ」

博士「だが私は謝らない」ポチー

ピィ「さっき謝ってたじゃないですかー!」


デデーン! ピィ タイキックー


ピィ「おお、もう……」

384: 2014/11/10(月) 18:16:14.28 ID:VyY/drmpo
(ピィがタイキックされる音)

(ピィが膝から崩折れる音)


未央「うわー、あれは痛そう……」

周子「息っ……www息がっwwww」


カチッ……


未央「ほらピィさん、開いたよ」

ピィ「   」

未央「えっ、なに?」

ピィ「しゅうこを……とめろ……」

未央「しおみーがどうかした?」


周子「博士、それちょうだい」

博士「ああ、持って行くといい」

未央「……」

未央「何もなかった」

ピィ「とめて」


――ちなみにピィが起き上がれるようになるまで5分ほどかかった。


385: 2014/11/10(月) 18:16:42.26 ID:VyY/drmpo
ピィ「押したらぶつ」

周子「ぶったら押す」

未央「まぁまぁ二人とも、ほら次ついたよ」

ピィ「……なんかだんだん展開が適当になってないか?」

周子「そんなことないってー」

未央「じゃ、開けるね」


ギィ…

386: 2014/11/10(月) 18:17:08.46 ID:VyY/drmpo
ピィ「『プロダクション』の口リ三銃士を連れてきたよ」

未央&周子「「『プロダクション』の口リ三銃士?」」


ピィ「天真爛漫、元気な笑顔が眩しい薫ちゃん」

薫「よろしくおねがいしまーっ!」

ピィ「幼さの中に漂う色香、千枝ちゃん」

千枝「千枝いっしょうけんめいがんばりますねっ!」

ピィ「メアリー・コクラン」

メアリー「チョット!!」


ピィ「どうした?」

メアリー「どうした? じゃないわヨ! なんでアタシだけ紹介が無いのヨ!」

ピィ「あー、すまん、忘れてた」

メアリー「絶対ウソでショ!?」


未央「……いや、それより今のくだり何? ツッコミどころ多すぎでしょ」

周子「あーもう、無理やりネタをぶっこむからー」

387: 2014/11/10(月) 18:17:37.06 ID:VyY/drmpo
メアリー「……さっきサリナが言ってたワ」

メアリー「三人一気に登場させるとか、手抜き以外の何でもないっテ」

ピィ「ギクッ……、いやそんなことは無いぞ?」

薫「手抜き? 手を抜いたのー?」

ピィ「だから違……」

千枝「手ヌキって言うと大人の男の人が喜ぶって聞きました……」

ピィ「千枝ちゃんにこの単語を教えたのは誰だあっ!! グッジョブ!!」


千枝「お兄さん、手ヌキってどういう意味ですか……?」

千枝「千枝に、教えて欲しいです」

ピィ「あのね千枝ちゃん、手ヌキっていうのは――」

未央「……」ポチッ


デデーン! ピィ アウトー


ピィ「千枝ちゃんに手ヌキされたいだけの人生だった」

ゾロゾロ

ピィ「千枝ちゃんは合法……っ!!!」スパーン!!

ピィ「……~~~~ッッッ」プルプル

388: 2014/11/10(月) 18:18:03.57 ID:VyY/drmpo
カチッ……


未央「あっ、開いた」


薫「ピィさん大丈夫!?」

千枝「お兄さんっ!!」

メアリー「今スゴイ音したわヨ!?」

ピィ「へへっ……、大したことはないさ……」

ピィ「ああ……、こんなに可愛い女の子達に囲まれて、俺は幸せだなぁ……」


周子「もう一発行っとく?」

ピィ「先を急ごうか」

389: 2014/11/10(月) 18:18:41.51 ID:VyY/drmpo
周子「ピィさんって口リコンなの?」

ピィ「……口リコン”でもある”、ってやつだな」

未央「……ピィさんって結構欲望に忠実だったりするよね」

ピィ「おとこだもの みつを」


周子「ピィさん時々未央ちゃんのこと性的な目で見てる時あるから気をつけてね」

未央「……」サッ

ピィ「待て、無言で距離を取るな傷つく」

未央「否定はしないんだ……」ジト...

ピィ「うぐっ……」

ピィ「お、お前のおっOいが大きいのが悪い!!」

未央「なっ……!? すっ、好きでおっOい大きいわけじゃ無いし!!」カァッ

周子「若いなぁ……」

390: 2014/11/10(月) 18:19:09.61 ID:VyY/drmpo
沙理奈「ウフッ、待ってたわよぉ」

沙理奈「……って、あら?」


ピィ「……」

未央「……」

沙理奈「あの二人はどうしたの?」

周子「まー、色々とね」

沙理奈「痴話喧嘩?」

ピィ「はぁっ!? ちげーし!!?」

未央「全然そんなんじゃねーし!!??」

周子「子供かっ!」

391: 2014/11/10(月) 18:19:35.47 ID:VyY/drmpo
沙理奈「ま、とにかく進めましょ」

沙理奈「……って言いたいとこなんだけどぉ」

ピィ「まさか……」


沙理奈「ネタが無いのよねぇ」

未央「また!?」

沙理奈「悲しいお知らせよ」

周子「ということはー?」


沙理奈「ウフッ、ピィさん」

沙理奈「アタシも連れてイッて欲しいなぁ?」

ピィ「やっぱりな(レ)」


沙理奈「連れて行ってくれなきゃ四個前の部屋に戻すわ」

未央「何で二人とも隊長の部屋に戻そうとするのさ!?」

周子「どうするんー?」

ピィ「連れて行きますよ! 連れて行けばいいんでしょ!!」

沙理奈「やったぁ☆」

392: 2014/11/10(月) 18:20:02.71 ID:VyY/drmpo
ピィ「『プロダクション』の強キャラ三銃士を連れてきたよ」

未央&周子&沙理奈「「「『プロダクション』の強キャラ三銃士?」」」


ピィ「九尾の狐、塩見周子」

周子「生粋の悪だよー」

ピィ「熾天使ラファエルにして本田未央」

未央「えっへへー、癒やしちゃうぞっ☆」

ピィ「初代色欲の悪魔、アスモダイの松本沙理奈」

沙理奈「ウフ、よろしくぅ、……ってそれピィさんが知らない設定よね?」


未央「これさっきもやった」

周子「ラーメン三銃士にハマってるの?」

沙理奈「っていうかもうただの自己紹介じゃない」

ピィ「俺にもよくわからん」

393: 2014/11/10(月) 18:20:30.32 ID:VyY/drmpo
――次のエリア。


愛海「 う ひ ひ 」


ピィ「愛海!? (早苗さんに)殺されたんじゃ!?」

愛海「残念だったなぁ、トリックだよ」


愛海「という訳でトリックオアおっOい!」

愛海「おっOいくれなきゃイタズラ(意味深)しちゃうぞ!!」

未央「どっちも一緒だ!?」

周子「っていうかとっくにハロウィン終わったのにね」

沙理奈「まあ、欲しいって言うならあげるわよぉ?」

愛海「mjsk!?」


沙理奈「ただし条件があるわ、ねっ、ピィさん?」

ピィ「ああ……」

愛海「条件……?」

394: 2014/11/10(月) 18:20:56.77 ID:VyY/drmpo
ピィ「愛海よ……」ゴゴゴ

愛海「な、なに……?」


ピィ「揉んでいいのは揉まれる覚悟のある奴だけだぞッッッ!!!!」クワッ


愛海「……ッッッ!!」


愛海「かっ……」

愛海「覚悟なら……」


愛海「覚悟ならあるよっ!」

ピィ「ほう……」

ピィ「それを今、証明できるか?」

愛海「……」コクッ...

ピィ「その意気やよし」

395: 2014/11/10(月) 18:21:23.81 ID:VyY/drmpo
ピィ「では愛海」

ピィ「脱げ」

愛海「っ!」


愛海「な、生で……?」

ピィ「なんだ、さっきの言葉は偽りだったのか?」

愛海「……わかった、脱ぐよ」

ピィ「それでいい」


周子「……」ポチッ

未央「……」ポチッ

396: 2014/11/10(月) 18:21:51.17 ID:VyY/drmpo


デデーン! ピィ 空手キックー


ピィ「!?」

ピィ「えっ、空手? タイじゃなくて?」


有香「押忍っ!」


ピィ「」

沙理奈「同時に押すとああなるのね」


ピィ「待って、氏ぬ、氏ぬから!」

ピィ「やりすぎたのは謝るから!!」

有香「なるべく氏なないように……、加減します……っ」

ピィ「なるべくって言った!」

有香「ふぅぅぅぅぅ…………!」


有香「たッ―――!!!!!」

397: 2014/11/10(月) 18:22:18.34 ID:VyY/drmpo
――その蹴りは、まさに光速であった。


――『光の速さで押忍にゃんがキックしたらどうなるの?』

――などというツッコミは、今は野暮である。

――これはギャグなのだ。

――ギャグなので有香は光速でキックできるし、

――ピィはギリギリ氏なずに済む。

――ただ、それだけの話だ。

――ギャグってそういうもんでしょ?


ピィ「あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」


398: 2014/11/10(月) 18:22:44.66 ID:VyY/drmpo
カチッ……


周子「行こうか」

未央「そうだね」

沙理奈「進みましょ」


ピィ「」チーン(笑)


――五個前の部屋からアーニャが来て蘇生してくれました。

399: 2014/11/10(月) 18:23:15.38 ID:VyY/drmpo
ピィ「……なぁ」


未央「……」

周子「……」

沙理奈「……」


ピィ「距離置きすぎだろ」


未央「最低……」

周子「あれはちょっとねー」

沙理奈「反省した方がいいんじゃない?」


ピィ「沙理奈さんの提案じゃないか」


沙理奈「あそこまでしろとは言ってない」

周子「脱げ、はちょっとねー」

未央「最低……」


ピィ「……はぁ、とにかく着いたぞ」

ピィ「やけに豪華な扉だな」

未央「ん? 何か書いてある……」

周子「……Last?」

沙理奈「最後の部屋、ってことかしら?」

400: 2014/11/10(月) 18:23:44.57 ID:VyY/drmpo
ギィ……


(BGM:この世全ての悪 http://www.youtube.com/watch?v=yHPMkzA79Z4



ちひろ「とうとうここまでたどり着きましたね」

ちひろ「待ちくたびれちゃいましたよ、皆さん」

ちひろ「ちょうど退屈を持て余していたところです」


ピィ「げえっ!? ちひろ!!」

未央「なんて重厚なBGM……っ!」

周子「そして不穏なタイトル」

沙理奈「まさにラスボスね……」


ちひろ「さてさて、歓迎しますよ、盛大にね!」

周子「入り口のLastの文字、ここが最深部……、なのかな?」

ちひろ「いかにもその通りです」

未央「このギャグ因子の原因はちひろさん?」

ちひろ「さぁ……、どうでしょう?」

沙理奈「ここで何をしてるの?」

ちひろ「ひ・み・つ……、です」

ピィ「一体何が目的だ!!」

ちひろ「やだなぁ、みんなして……これはギャグSSですよ?」


ちひろ「面白くなれっ! って、ただそう願っただけです」

ちひろ「本当にそれだけですよ」

401: 2014/11/10(月) 18:24:11.34 ID:VyY/drmpo
ピィ「……待て、ここが最後の部屋?」

ちひろ「はいっ」


ピィ「今までの部屋に居たのは、若干の例外はあれどみんな『プロダクション』に縁のある面子だった」

ピィ「だとすると、一人足りないよな……?」

ちひろ「……ええ」

ちひろ「まだ藍子ちゃんに会ってませんよね?(にっこり)」

ピィ「――っっっ!!!」

ピィ「藍子を何処へやった!!??」

ちひろ「……」


ちひろ「ぐすっ……」ジワァ...


ピィ「!?」

未央「!?」

周子「!?」

沙理奈「!?」

402: 2014/11/10(月) 18:24:40.28 ID:VyY/drmpo
ちひろ「ひっ……、えぐっ……」

ちひろ「み、みんなして……、ぐすっ……」

ちひろ「揃って私を、わっ、悪者みたいに……」

ちひろ「私だって、私だって……っ」

ちひろ「好きでやってる訳じゃ無いのにーーーっ!!!」

ちひろ「わぁぁああ~~~~ん!!」


ピィ「えぇ……(困惑)」

未央「ピィさん謝りなよ……」

ピィ「俺のせいか!?」

周子「ほら早くー」

沙理奈「甲斐性見せなさいよー」

ピィ「……わかったよ」

403: 2014/11/10(月) 18:25:12.76 ID:VyY/drmpo
ちひろ「うぇぇぇえええええん!!」


ピィ「あの、ちひろさん……?」

ちひろ「ぐすっ、ぐすっ……」

ちひろ「…………なんですか?」

ピィ「えっと、悪者扱いしてごめんなさい」

ピィ「良ければもうちょっと詳しいことを聞きたいんですけど……」

ちひろ「ぐすっ……、はい……」


ちひろ「ここが最後だというのは本当です……」

ちひろ「ただし、私に勝てば藍子ちゃんの所へ行けます……」

ちひろ「何でこうなったのかは私にもわかりません……」

ピィ「良かった……」

404: 2014/11/10(月) 18:25:39.99 ID:VyY/drmpo
ピィ「で、どうやってちひろさんに勝てばいいんです?」

ちひろ「はいっ、それはですね!(にっこり)」

ピィ「!?」


ちひろ「ここにスマホがあります!」

ピィ「それは……、俺の!? いつの間に!!」

ちひろ「ちょっと細工をしました」

ピィ「変なアプリとか入れてないでしょうね!」

ちひろ「そんな事しませんよ!」

ちひろ「ただ時間を弄っただけです」

ピィ「……時間? 時計のことですか?」

ちひろ「いいえ、画面をよく見てください」


ピィ「これは……、モバマスだ」

未央(モバマスの世界でモバマスをプレイしてるの?)

沙理奈(メタにも程があるでしょ)

周子(でもあんま突っ込んじゃいけない場面なんだろうなー)

405: 2014/11/10(月) 18:26:06.97 ID:VyY/drmpo
ピィ「!?」

ピィ「あ、藍子ガチャ……?」プルプル


ちひろ「はい、遠くない未来です」

ピィ「えっと……これは……?」プルプル

ちひろ「……(にっこり)」


ちひろ「レアやSレアのアイドルをGETするにはガチャが一番!」

ちひろ「ずばり! 藍子ちゃんを自引きしてください!」

ちひろ「それが勝利条件ですっ!」

ピィ「」


未央「鬼!」

周子「悪魔!」

沙理奈「ちひろ!」

406: 2014/11/10(月) 18:26:33.91 ID:VyY/drmpo
ちひろ「私に、というよりは、自分に……」

ちひろ「いえ、運命に勝つという感じでしょうか?」

ちひろ「かっこいいですねっ!」

ちひろ「でも、その先に藍子ちゃんが待ってますよ!」

ちひろ「ちーっひっひっひっひ……!」


未央「やっぱり悪者じゃないか!(憤怒)」

周子「あーもうめちゃくちゃだよ(呆れ)」

沙理奈「ちひろを信用してはいけない(戒め)」


ピィ「ところでちひろさん、一つ確認していいかな」

ちひろ「……いいでしょう、何ですか?」

ピィ「ああ、ガチャを回すのはいいが――」


ピィ「別に、二枚取りしてしまっても構わんのだろう?」


未央「アチャー」

周子「アチャー」

沙理奈「アチャー」

407: 2014/11/10(月) 18:27:18.31 ID:VyY/drmpo
――数十分後。


ピィ「NKT……」

ちひろ「ふむ、確かに……」

ちひろ「ちゃんと藍子ちゃんを自引きできてますね」

ちひろ「しかも宣言通り二枚……」

ピィ「そいつぁ違うぜちっひ……」

ピィ「二枚じゃあねぇ、二人だ……」

ちひろ「あっはい」


未央「あの、ピィさん……?」

周子「ぶっちゃけいくらつぎ込んだの?」

沙理奈「しかもリボ払いだったわよね?」





未央「……」

周子「……」

沙理奈「……」

408: 2014/11/10(月) 18:27:45.37 ID:VyY/drmpo
ちひろ「では、次の部屋へどうぞ」

ちひろ「そこで……、藍子ちゃんが待ってます」


ピィ「ぅ藍子ぉぉぉぉおおおおおお!!!!」ダダダッ


ちひろ「……」

未央「……」

周子「……」

沙理奈「……」


未央「私たちも行こっか」

周子「そだねー」

沙理奈「じゃあまたねぇ、ちひろさん」

ちひろ「はい、また」

409: 2014/11/10(月) 18:28:16.19 ID:VyY/drmpo
ピィ「藍子っ!」

藍子「ピィさん……っ!?」

ピィ「良かった……、無事か藍子?」

藍子「はいっ、そんなことよりピィさんこそ……」

ピィ「へへっ、何てことないさ」

藍子「本当に大丈夫ですか? どこか怪我は……」


周子(ギャグ因子の影響下にあってなお、あのヒロインオーラ……)

沙理奈(嫁補正恐るべしね)


未央「……」

藍子「あっ、未央ちゃん、もう用事は済んだんですか?」

ピィ「ん? 用事?」

未央「ふふ……」

ピィ「……未央?」

410: 2014/11/10(月) 18:28:55.06 ID:VyY/drmpo
未央「ふははははー!!」

未央「まだだよピィさん……」

ピィ「み、お……?」

未央「まだピィさんが戦ってない相手が残ってるよ!」

ピィ「まさか……」


未央「そうだよ! 最初からずっと一緒に居たもんね!?」

未央「だから、まだ私とは戦ってないでしょ!!」

未央「ピィさん!!」

ピィ「な、なんだってー!?」


ピィ「→ To Be Continued ...」

未央「いや続かないよ!?」

411: 2014/11/10(月) 18:29:31.82 ID:VyY/drmpo
未央「クライマックスなんだからもうちょっと真面目にやってよ!!」

ピィ「えー、もういいんだけど……」

ピィ「っていうかこれギャグなんだろー?」

ピィ「真面目にって言われてもなー……」


未央「待って、何でそんな露骨にテンション低いの……?」

ピィ「早く藍子と一緒に帰りたい」キリッ

藍子「ピ、ピィさん……?」


未央「ぐぬぬ……、道中私ともちょっとラブコメったりしてたじゃん……」ブツブツ

未央「あーちゃんに会えた途端これ……? ちょっとあんまりじゃないかな……」ブツブツ


ピィ「あいつ何をぶつぶつ言ってるんだ?」

藍子「……」

藍子「ピィさん、話を聞いてあげましょう? 未央ちゃんが可哀想ですよ」

ピィ「……まぁ、藍子がそう言うなら」

未央「!」


未央「流石はあーちゃん! 天使すぎる!」

ピィ「天使はお前だろ」

412: 2014/11/10(月) 18:30:05.83 ID:VyY/drmpo
未央「ということで、やる気が無いところ申し訳ないけどピィさん!」

未央「もうちょっと相手してもらうよ!!」

ピィ「いいだろう、ここまで来たらとことん付き合ってやるよ!!」

ピィ「かかってこい未央ォッ!!!!」


未央「ふふふ……、この――」

未央「人懐っこい性格で、持ち前の元気とエネルギーで周りを巻き込み、ぐいぐいと引っ張っていくようなムードメーカー的存在」

未央「運動神経がよくて学業も優秀、社交的で誰からも好かれる性格……とさりげなく万能なハイスペックさを持つが」

未央「そうと意識させないしたしみやすさもまた、魅力のひとつ」

未央「周りのアイドルに独特のあだ名をつけて呼ぶくせがある」

未央「はぁはぁ……」

未央「……未央ちゃんに、果たして勝てるかな!?」


ピィ「今のは……、THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION FIRST SET DVD版2500円 BD版3000円!」

ピィ「――に付いてくるムック本のキャラ紹介文!!」

ピィ「未央が実は運動だけでなく、勉強も得意という設定が初めて明かされた貴重な資料じゃないか!!」


未央「みんな!」

ピィ「買おうぜ!!」

413: 2014/11/10(月) 18:30:42.10 ID:VyY/drmpo
ピィ「……で?」

未央「ん?」

ピィ「結局お前が黒幕なのか?」

未央「えっへへ……、まぁね」

ピィ「ここまでのは全部自演かよ!」

未央「私はギャグ因子を発生させただけだよ」

未央「『プロダクション』がああなったのは、多分ちひろさんのせい」


みお「わたしは しりあすなえすえすに あきあきしていました そこで ぎゃぐいんしを はっせいさせたのです」

ぴぃ「なに かんがえてんだ!」


未央「……って感じ」

ピィ「お前それだとチェーンソーでバラバラになるんだけどいいのか」


楓「そんなものが無くても、私がバラバラにしてあげますよ」


ピィ「!?」

未央「!?」

414: 2014/11/10(月) 18:31:08.87 ID:VyY/drmpo


晶葉「私もいるぞ」


ピィ「!?」

未央「!?」


美玲「お前だけにいいカッコさせるかよッ!」


ピィ「!?」

未央「!?」


アーニャ「『プロダクション』のメンバーはあなただけじゃありません」

愛海「うひひ……」


ピィ「!?」

未央「!?」

415: 2014/11/10(月) 18:31:37.34 ID:VyY/drmpo
薫「これが!」

千枝「友情……」

メアリー「パワーヨ!」


ピィ「!?」

未央「!?」


周子(あたし達もいるんだけどなー……)

沙理奈(完璧に忘れられてるわね)


博士(……)

隊長(……)

416: 2014/11/10(月) 18:32:15.71 ID:VyY/drmpo
――ラストなので全員集合させてみました。


ピィ「正気か!?」

未央「収集がつかなくなるよっ!?」


――テヘペロ♪


ピィ「……」

未央「……」

ピィ「もう、さっさと終わらせよう」

未央「そうだね」

ピィ「……で、どうすればいいんだ?」

未央「んー、オチが付けばいいんじゃないかな」

ピィ「えっ……、お前に勝たないとダメなんじゃないの?」

未央「……」ポチッ


デデーン! ピィ アウトー


ピィ「お前っ!!」

417: 2014/11/10(月) 18:32:45.22 ID:VyY/drmpo
ピィ「裏切ったな!」

ピィ「俺の気持ちを裏切ったんだ!!」

未央「知らんな」

ゾロゾロ

ピィ「未央ォォーーーーッッッ!!!」スパーン!!

ピィ「~~~…………ッッ」プルプル

418: 2014/11/10(月) 18:33:15.87 ID:VyY/drmpo
藍子「ピィさんっ!!」

ピィ「あ、藍子……」

藍子「ピィさんっ! しっかりして下さい! ピィさん!!」

ピィ「すまん、俺は……、もうダメだ……」

ピィ「あ……、いこ……」ガクッ

藍子「ピィさん……っ!!」


――その時、ピィは氏んだふりをしました。

――そして、あわよくば藍子に人工呼吸して欲しいなぁと思いました。

――思っただけで要求はしていません。

――でもピィは藍子にマウス・トゥ・マウスして欲しいなぁと思っているのでした 。



419: 2014/11/10(月) 18:34:18.99 ID:VyY/drmpo


隊長「心肺停止か? 人工呼吸が必要なようだな」

隊長「俺に任せろ、必ず目を覚まさせてみせるぜ」ニヤリ




(隊長が空気を送り込む音)


(ピィの肺が破裂する音)


(アーニャが蘇生する音)

420: 2014/11/10(月) 18:34:54.64 ID:VyY/drmpo
ピィ「……」

ピィ「……」

ピィ「……はっ!?」

ピィ「はぁっはぁっ!!」

ピィ「……」

ピィ「何だ……」

ピィ「夢か……」


未央「ピィさん! 大変だよ、大変っ!!」ドダダ


――最初に戻る↑

421: 2014/11/10(月) 18:36:08.43 ID:VyY/drmpo
えー、以上です
オチ? いえ、知らない子ですね

登場人物の――
キャラが違う、口調がおかしい、設定が変……
これら全部ギャグ因子と妖怪のせいでございます

様々なキャラをお借りしました
ギャグ因子の免罪符の元、大変好き勝手使わせていただきました
ありがとうございます

422: 2014/11/10(月) 19:10:21.19 ID:VtXi4NRt0
これはひどい
ひどい(スタンディングオベーション)

久々に大爆笑したSSでした、天丼とかいろいろ卑怯



【次回に続く・・・】




引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part11