565: 2012/10/23(火) 03:17:58.06 ID:iwUfQxuA0




前回:P「夜の事務所にやよいを閉じ込めてみよう」


 
prrrr

雪歩「? あ、メール……プロデューサーから?」

~~~

お疲れ様。収録についていけなくてごめんな

詫びと言ってはなんだけど、美味しいお茶が手に入ったんだ

遅い時間だけど一旦事務所に戻ってこれないか?

待ってるな

~~~

雪歩「!わ、わわっ、い、いいのかな、いいのかなわ、私みたいなちんちくりんとそんな、ぷ、プロデューサー、嬉しいですけど!あの!あの!」

雪歩「って、め、メールだからお返事しないと!えっと、えと、ふ、ふつつかものですがーー!」



P「って、今頃慌てているだろう姿が目に浮かびます」

小鳥「今からもっともっと慌ててもらいますけどね。しかし雪歩ちゃん雪歩ちゃんほんと雪歩ちゃん」

P「意味が分かりませんが何となく伝わります」
第21話 まるで花が咲くように

568: 2012/10/23(火) 03:23:35.07 ID:iwUfQxuA0
雪歩「え、えへへ。真ちゃんも誘おうかと思ったけど……」

雪歩「きょ、今日は私、プロデューサーと二人っきり、で」

雪歩「へ、変な意味じゃ全然!そんな!わ、わたしみたいなのでプロデューサーには申し訳ないですぅ!」

雪歩「で、でも、今日はちょびっと勇気だして。お、お菓子もバッチリ。コンビニのわらび餅だけど……」

雪歩「だ、大丈夫、かな。プロデューサー、和菓子も……あぁ、苦手だったら穴掘って埋めちゃわないと……」


P「……中々事務所に入ってきてくれませんね。もう俺中にいるって送ったんですが」

小鳥「念を入れて扉の前にもカメラを仕掛けておいて正解でした。いじらしいです雪歩ちゃんほんと雪歩ちゃん」

P「えぇほんと、雪歩ですほんと」

569: 2012/10/23(火) 03:27:26.49 ID:iwUfQxuA0
雪歩「スーーッ、ハーーーッ」

雪歩「よしっ。お、おはよーございまーす」

ガチャッ   シーーーーン

雪歩「……あ、あれ?プロデューサー?」

雪歩「……灯り、ついてるのに。誰もいない……?」

雪歩「? プロデューサー、事務所で待ってる、って書いてあったのに……あれ?」


P「別の場所だけど待ったさ待たされたさ!」

小鳥「期待値も上り調子ですね!キョロキョロ見渡して首をかしげる雪歩ちゃんかわいい!」

571: 2012/10/23(火) 03:30:44.97 ID:iwUfQxuA0
雪歩「うーん?また後日っていうのを、間違えちゃったかなぁ……」

雪歩「……今日であってる。あれぇ?……も、もしかして、私となんかじゃ、ぐすっ」


P「っと、まずい。これはフォローを入れないとこのまま帰ってしまいそうですね」

小鳥「まぁ帰しませんけどね」

P「鬼ですねぇあなたは。ともかく一度は落ち着いてもらわないと」

小鳥「そのあとの絶望が映えるってわけですねわかります!」

P「鬼ですねぇ小鳥さんは」

小鳥「ぴよっぴよっぴよ!」

572: 2012/10/23(火) 03:34:48.61 ID:iwUfQxuA0
雪歩「な、なぁんだ。プロデューサーもお茶請けを買いに行ってたんだ……」

雪歩「待ってます、から、ゆっくり、どうぞ、っと」カチカチッ、ピッ

雪歩「噂のお茶はどこ、かな。そうだ、お湯の準備を」パタパタ


P「さて、火をつけられてしまうと暗闇にならないのでここらで仕掛けましょうか」

小鳥「合点です。ぴよっ!」


バツンッ!

雪歩「ふぇ!?て、停電!?」


P「……さっきから思っていたんですが、どうやっていまの掛け声だけで電気消してるんですか」

小鳥「企業秘密です」

574: 2012/10/23(火) 03:38:31.14 ID:iwUfQxuA0
雪歩「ど、どうしよ……えぇ、この事務所のブレーカー、どこだっけ……」

雪歩「うぅ、真っ暗でなにも見えない……まるで」

雪歩「まるで、穴の中に埋まっちゃったみたいですぅ」

雪歩「……」

雪歩「……あれ。そう考えたらなんだか落ち着いてきた」


P「しまった!」

小鳥「抜かりなく第二陣です!」


ガチャガチャガチャガチャガチャッ!!

雪歩「ひぃ!?何の、何の音!?ど、ドアノブ……プロデューサー!?プロデューサーですか!?」

575: 2012/10/23(火) 03:41:55.97 ID:iwUfQxuA0
ガチャガチャガチャガチャッ!!

雪歩「へ、返事してくださいぃぃ!プロ、プロデューサーなんですよね!?」

雪歩「あ、あれ?でも私、扉に鍵なんてかけて……」

ダンダンダンダンダンダンッ!!バンバンバンバンバンッ!!

雪歩「ひぃぃ!!ま、窓!?いや、いやぁああああ!!」


P「……恐怖に引きつった雪歩の表情」

小鳥「たまりませんね」

P「プロデューサー失格ですが、悔しいことに」

577: 2012/10/23(火) 03:46:11.84 ID:iwUfQxuA0
雪歩「なに、なにこれ、だ、誰ですか!?誰なんですかぁ!?」

バンバンバンッ、バンバンッ、バンバンバンバンバンバンバンッ!!

雪歩「きゃぁああ!や、やめて、やめてくださいぃいい!扉、扉、うぅ」

雪歩「やめてくれないなら、う、ううううちの若い人呼んじゃいますよぉおおおお!」


小鳥「アカン」

P「非常にまずいですこれはマズイですよこれは小鳥さんマジに埋められます俺達」

小鳥「っちょ、雪歩ちゃんもう携帯に指かけてます!プロデューサーさん、何とかしてください!」

P「そ、そんななんとかって!あ、そうだ!俺の方から今すぐ雪歩に……!」


prrrrrr

雪歩「ひゃぁっ!?……あ、あぁ!プロデューサー!!」

580: 2012/10/23(火) 04:02:11.35 ID:iwUfQxuA0
ピッ

雪歩「ぷろでゅーーーさぁあああああああわぁああああああん!!」

P『うわっ!?ど、どうしたんだ雪歩!?何があった!?』

雪歩「なに、何があったじゃありませんよぉおお!じ、事務所が急に暗く、暗くなってぇぇ!それでぇ!」

P『じ、事務所?雪歩、何を……』

雪歩「扉とか窓が、だだだだ誰か、何かに叩かれて、怖い、怖いんですぅうううう!穴掘って埋まりたいくらいにぃぃいいい!」

P『お、落ち着け雪歩!無闇に穴を掘ったらだめだって!とにかく、今どこ……』

雪歩「それはプロデューサーの方ですよぉおおお!今どこなんですか、は、早く帰ってきてくださいぃいいいい!!」

P『……あー、あのなぁ雪歩?』




P『俺、今、普通に事務所にいるぞ?停電?変な音?何のことだ?』

雪歩「…………え」

584: 2012/10/23(火) 04:08:51.56 ID:iwUfQxuA0
P『ついさっき、コンビニから帰ってきてさぁ。雪歩がどこにもいないし、心配してたんだ』

雪歩「……え」

P『事務所の明かりはついたまんまだし、あれ、そういえば雪歩が言ってたわらび餅?の入った袋はあるな』

雪歩「え」

P『なぁ雪歩、待たせたのは悪かったよ。だから意地悪しないでさ、教えてくれ』



P『お 前 一 体 、 ど こ に 行 っ ち ま っ た ん だ ?』

雪歩「……」


雪歩「」キュゥ

P「……失神してしまいました」

小鳥「……名演技でしたね」

P「……畜生を見る目をやめてください。分かってます。やりすぎました。起きたらジャンピングスライディング三点倒立土下座しますから」

586: 2012/10/23(火) 04:15:18.64 ID:iwUfQxuA0
雪歩「……」ムーーッ

P「すいませんでしたぁぁぁぁっらぁあああ!」バッズザァァァピシッ!!!

雪歩「……とってもとっても、とっても怖かったんですよぉ!?」

P「いやもうほんと、画面越しに伝わってきましたすいませんでしたこの通りだ!」

小鳥「実際に一番の恐怖顔はあなたが画面から目を離していたあの電話のシーンですけどね」

雪歩「もうしませんか!?いいえ!し、しないでくださいよ!分かってますかプロデューサー!」

P「はいっ!あぁ、雪歩がこんな風にしっかり自分の意見を主張してくれるなんt」

雪歩「穴掘って埋めたっていいんですよぉ!?」

P「ごめんなさい勘弁して!それだけは!」

589: 2012/10/23(火) 04:35:42.67 ID:iwUfQxuA0
雪歩「……もう。それじゃ、お茶……お茶のことも嘘だったんですか?」

P「あ、それはほんとだ。こんな失礼なことするんだし、ちゃんとしたものを、って。これ」

雪歩「……ふふっ。うーん、これじゃダメです、全然ダメダメですぅ」

P「んなっ!?これ、お茶屋さんで一番高い玉露入りなんだぞ!?これでダメなら、どう……」

雪歩「ぜーんぜん、こんなのは床に穴掘って埋めてください。だから……」

雪歩「こ、今度、一緒に買いに行ってくださいね、プロデューサー!」

P「……あぁ、もちろん!」



雪歩「あ、でもとりあえずこれでお茶、淹れちゃいますね。お湯沸かしてきまーす……」

雪歩「……(つ、ついでにこっそりこのショーツ脱いじゃわないと。うぅ、濡れちゃって気持ち悪いよぉ)」

小鳥「プロデューサーさん、明日のゴミ出しは任せてくださいぴよ!」

今度こそ、完

596: 2012/10/23(火) 05:47:35.93 ID:QKCRMJlM0

雪歩かわいいよ雪歩

次回


引用: P「夜の事務所にアイドルを閉じ込めてみよう」