699: 2012/10/23(火) 13:23:08.33 ID:AyjBcrGl0




前回:伊織「……プロデューサーを閉じ込めるドッキリ?」


 
ガチャッ

P「どうぞどうぞ」トビラオサエ

あずさ「あら、すいません~」

バタン

あずさ「わざわざ迎えに来てくださってありがとうございます」

P「いえいえ、久々の事務所飲みです。三人で盛り上がっちゃいましょう!」
第21話 まるで花が咲くように

700: 2012/10/23(火) 13:28:13.43 ID:AyjBcrGl0
あずさ「でもいいのかしら、未成年のコも多い事務所で~」

P「たるき亭定休ですからね、不可抗力ということで」

ヴーッ ヴーッ

P「あれ、音無さんからメールだ」

P「すいません、ちょっと荷物持ち手伝ってきますね」

あずさ「あ、私も行きましょうか?」

P「大丈夫ですよ、迷子になられても困りますから待っててください」ハハハ

701: 2012/10/23(火) 13:30:54.81 ID:cZB0rqAQ0
あずささんひとりきりとか、それなんて迷子フラg・・・がんばってください

702: 2012/10/23(火) 13:35:24.74 ID:AyjBcrGl0
あずさ「も~プロデューサーさんったら。私だってそんなに頼りなくないんですからね」

あずさ「でも、ああやってさり気なく優しくしてくれるのが、プロデューサーさんの魅力よね……」

あずさ「ちょっと誰にでも優しすぎるのがタマに傷ですけど~」


―――――――

P「今日は優しくないですよ」

小鳥「事務所の封鎖はパーフェクトです。アリの這い出る隙間もありません!」

703: 2012/10/23(火) 13:40:12.26 ID:AyjBcrGl0
あずさ「準備してまってましょう」

コトンコトン

あずさ「誰もいない事務所って、静かね~」

―――バツッ!

あずさ「きゃっ!?」

705: 2012/10/23(火) 13:46:54.76 ID:AyjBcrGl0
あずさ「イヤだわ~停電なんて……」

あずさ「天気もいいのいに、どうしてかしら…?」

あずさ「ブレーカーを探しに……でも、真っ暗だし、また迷ってプロデューサーさんに迷惑をかけちゃうのもね」

カタカタカタ

あずさ「!」ドキッ

あずさ「か、風の音かしら~…あんまり、お天気も良くないみたい、ね~」ドキドキ

ガタン!

あずさ「やっ!?」

あずさ「だ、だれかいるんですか~!」

706: 2012/10/23(火) 13:52:12.53 ID:AyjBcrGl0
あずさ「うー……」

あずさ「お、おばけなんてないさ~おばけなんてうーそぉ、さ~」

シーン

あずさ「ぷ、プロデューサーさ~ん、早く帰ってきてください~」

あずさ「うぅ」

あずさ「あ……!そうだわ、先に始めちゃってましょう」

あずさ「それならきっと、怖さも紛れるわ~」

――――

P「おっと、これは吉と出るか凶と出るか?」

小鳥「フラグですね~」

707: 2012/10/23(火) 13:58:24.42 ID:AyjBcrGl0

プシッ

あずさ「ごめんなさい、お先にいただきます~」

ゴクゴク

あずさ「はぁ……。なんだか、一人で飲んでもおいしくないわ……」

ガタガタッ!

あずさ「ひんっ!!ま、まだダメね、やっぱり、もう少しいただきましょ」

グビッグビッ

―――――

P「良くないお酒の飲み方ですね」

小鳥「お酒が不安をひどくする、なのに不安をはらそうとより沢山……分かります」

710: 2012/10/23(火) 14:06:38.53 ID:AyjBcrGl0

あずさ「うっうっ……ぷろでゅうさーさぁん、音無さぁん、早く来てください~」

ヴぁぁ゛ぁぁ゛ぁィ゛

あずさ「気のせい!気のせいなんだから~」ミミフサギ

ドンドンドンドンドン!!!

あずさ「ぷ、プロデューサーさん……プロデューサーさん」

プシッ

ゴクッゴクッゴクッ

715: 2012/10/23(火) 14:14:57.40 ID:AyjBcrGl0

あずさ「よ、よ~し、元気100倍。こうなったら、どこから音がしてるのか確かめてあげます!」

ソロソロ

ガタッ

キャッ!


ガッシャーン!!!

あずさ「あいたた……」

あずさ「あ、ら……?お酒の場所……あっ!?携帯も……」

716: 2012/10/23(火) 14:19:57.15 ID:AyjBcrGl0

あずさ「………」フルフル

アハハハハハハ

あずさ「やぁっ!」ギュッ

―――――――

P「お、おぉう……あずささんの、胸が、腕で」

小鳥「ヤバイですね!」

P「是非あの場にいたかったです。あずささんとお化け屋敷行きたい」

720: 2012/10/23(火) 14:27:46.65 ID:AyjBcrGl0

あずさ「……うっ……」ポロポロ

ダンダンダンダン!!!

あずさ「うううう」グズッ

あずさ「いや……やだ……だめぇ……」グズッグズッ

あずさ「~~~~っ」ヒック

あずさ「プロッ、デューサーさんっ……」


―――――――

P「け、結構泣いちゃってますね」

小鳥「お酒のせいで若干退行してますかね」

721: 2012/10/23(火) 14:29:05.19 ID:AyjBcrGl0


ガチャガチャガチャ!!

あずさ「ひっ」

あずさ「プロデューサーさんですよね……?いじわるはやめてください……」


あずさ「プロデューサーさん、プロデューサーさん……」ヨロヨロ

ガタン

ガチャッ

P「うああああああああ―――て、あ、れ?」

P「あずささん……?」

――――バチン

P「いない………」

724: 2012/10/23(火) 14:34:23.96 ID:AyjBcrGl0

………サァン

……カツン……カツン

P「……声が、と、遠くから……足音も?」

…シテ……プロデューサーサァン……

P「や、やだなぁ音無さん、逆ドッキリですか?こんなの」ガクガク

…イルンデショ………プロデューサーサァン…………

カツン カツン

P「だんだん……近くに」

726: 2012/10/23(火) 14:40:10.35 ID:AyjBcrGl0

………コワカッタ………

サビシカッタ………

ドウシテ……ドウシテ……

P「あ、あずささん……?」

カツン,カツン

……マッテタンデスヨ……

P(―――いる、すぐ後ろに、いる)


「み~つけた」


「 う ん め い の ひ と 」

730: 2012/10/23(火) 14:44:20.02 ID:n8ANMhXd0
オ ネ エ チ ャ ン

731: 2012/10/23(火) 14:44:56.21 ID:FqVWdp0lP
>>730
お前の出番は終わったからあの世に帰れw

733: 2012/10/23(火) 14:46:49.88 ID:AyjBcrGl0

P「ウワァァァァァ!!!」

あずさ「きゃああああああ!!!」

ドサッ

P「へっ?」

あずさ「うう……いたた」

あずさ「プロデューサーさんひどいです、急に大声出すなんて」

P「あ、あずささん?どうしてそこに」

あずさ「落っこちちゃったんですっ!たるき屋さんに」

P「あ、中から開けて階段から来たんですか」

734: 2012/10/23(火) 14:52:38.68 ID:AyjBcrGl0

P(気をつけないと時々塞ぎ損ねた雪歩の穴に落ちるんだよな……)

P(何がアリの這い出る隙間も~だよあの鳥っ)

あずさ「とっても、と~っても怖かったんですから~」

P「あ……ごめんなさい」ス

あずさ「えいっ」ダキッ

P「えっ」

あずさ「ずっと待ってたんですよ」ギュゥゥゥ

P「あ、あずささん、酔って」



736: 2012/10/23(火) 14:58:30.69 ID:AyjBcrGl0

あずさ「うっふふ~プロデューサーさん~」スリスリ

P(おうふ……脅かした上ご褒美とは)

あずさ「離してあげませんからね~///」

P(ん……?アルコールの臭いに混じって、この匂いは)

P(もしかしなくて……粗相ですか)

あずさ「……」

P「あ、あずさん……あれ?」

スーッ スーッ

P「寝ちゃったよ」





739: 2012/10/23(火) 15:04:03.98 ID:AyjBcrGl0

P(酔ってて羞恥心に身もだえするあずささんを見れなかったのは残念だが……)

あずさ「ムニャ……・プロデューサーサン……」

P(これはこれで)

P「しっかりしてください、シャワー浴びましょうね」

あずさ「ウフフフ……ヤダ,プロデューサーサンッタラダイタン……」


小鳥「そこまでよ!」


……・…

P「小鳥さんがシャワーに入れて着替えさせてもあずささんは起きませんでした」

小鳥「この酔いっぷりじゃまたいつやるかも分からないですしオムツでもはかせときます?」

P「この変態ッ」

小鳥「プロデューサーさんこそ」

小鳥P「ピヨッピヨッピヨッピヨッ!!!」

終われ!

次回


引用: P「夜の事務所にアイドルを閉じ込めてみよう」