870: 2012/10/23(火) 19:36:16.50 ID:N1TEniVL0




前回:P「夜の事務所に真美を閉じ込めてみよう」


 
-夜・事務所-

ガチャ

美希「ただいまなのー!あ、ハーニーィ♪」ダキッ

P「うわっと、まだ仕事中なんだ。やめなさい美希」

美希「仕事とミキとどっちが大事なのー?」

P「そりゃ今は仕事だ」

美希「もう、ハニーったら恥ずかしがり屋さんなの♪」

P「(めんどくさい……いや悪い気はしないけどさ)」

美希「ねぇハニー、晩御飯一緒に食べよ?」

P「あのな、仕事残ってるから」

美希「そんなの小鳥に任せとけばいいって思うな!」

小鳥「あ、あのね美希ちゃん……」
第21話 まるで花が咲くように

871: 2012/10/23(火) 19:39:52.81 ID:N1TEniVL0
P「……いや、いいか。晩御飯くらいおごってやるよ」

美希「ホントに!?やったやったぁ!ハニーとご飯久しぶりなの!」

P「今日は特別だからな?」

prrrr……

P「おっと……もしもし律子か?ああ、伊織を迎えに行けばいいんだな。わかった」ピッ

P「というわけでちょっと伊織を迎えに行ってきますね」

小鳥「あ、ハイ。いってらっしゃい」

美希「ちゃんと帰ってきてねハニー!」

P「はいはい」バタン……

美希「んー。どうせハニーが帰ってくるまでヒマだし、寝てるの。あふぅ……小鳥~、ハニー帰ってきたら起こしてね~……」

小鳥「…………」

美希「Zzz……」

872: 2012/10/23(火) 19:43:42.52 ID:N1TEniVL0
小鳥「(ヒャッハー!このまま寝かせてなるもんですか!)」

小鳥「(今回は美希ちゃん、あなたがあふぅの音もでないくらい驚かせてあげるわ!)」コソコソ……



………………

ザァァァァァ……ゴロゴロ……

美希「……ん~……うるさいの……」

美希「あふぅ……あれ、雨が降ってる」

美希「(??よくみたら事務所が真っ暗なの……)」ムクリ

美希「小鳥~?電気つけてほしいの~」

しーん……

美希「……小鳥?」

874: 2012/10/23(火) 19:45:30.62 ID:N1TEniVL0
カッ ピシャアアアアアアアアアァァン!!!!!



美希「きゃあっ!?」

美希「……か、雷なの……っていうか、なんか様子が変なの」

美希「ハニー!まだ帰ってないのー!?小鳥ー!」

美希「……な、なんで誰もいないの?とりあえず電気電気……あれ?」パチパチ

美希「ちょっと、こんなのおかしいの!停電!?」

美希「うぅ~、もう事務所から一旦出たいの……」

875: 2012/10/23(火) 19:48:05.83 ID:N1TEniVL0

キャアアアアアアアァァァ!!!!


美希「っっ!!!ここ今度はなに……!?」

美希「やだやだ、もう外に出るの!もう知らないの!」ガチャ!

小鳥「……う……ぅぅ……」

美希「(!!か、階段に……血まみれの小鳥がいるの!)」

美希「こ、小鳥大丈夫!?さっきの声も小鳥なの!?」

小鳥「……ゃん……て……」グッタリ

美希「え?」

876: 2012/10/23(火) 19:51:44.70 ID:N1TEniVL0
小鳥「伊織ちゃんから……にげて……」

美希「い、伊織?小鳥なにいって……」

――フフフフフフフフフフフフフフフフ……

美希「!し、下のほうから声が……!」

??「……小鳥……どこいったの……?」

美希「ひっ」

コツ……コツ……

??「まだ生きてるの……?それともほかに誰かいるのかしら……フフフフフフフフフフフフ」

美希「~~~~っ!!!」

ガチャ! バタン!!

美希「はぁっ、はぁっ……!」

美希「こ、こんなのってないの……きっと悪い夢なの……!」ガタガタ

877: 2012/10/23(火) 19:54:13.31 ID:N1TEniVL0
??『――美希?』

美希「っっ!!」

??『そこにいるの……?ねぇ、私よ……開けて頂戴……?』

美希「デコちゃんはこんなことしないの!ぜったい開けないの!」

??『…………』

美希「っ……」ガタガタ

ザアアアァァ……

ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!!

美希「!!?」

??『開けなさいよ!!!開けなさいよおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!』ガンガンガン!!!

美希「っっ!!ぜ、ぜったい開けないの!開けないの!!」

881: 2012/10/23(火) 19:58:14.12 ID:N1TEniVL0
美希「うぅぅうっ、助けてはにぃっ……そ、そうだケータイで連絡っ……!!」ブルブル

prrrrr……

??『あけなさいったらぁああああああああああ!!!』ガンガンガン!!!

美希「はやく出てよハニーっ……!」

prrrr……

美希「(……あれ?)」

prrrrr……

美希「(な、なんか…社長室……から着信音がするの……!)」

ダッ ガチャ!

美希「ハニー!?いる、の……」

ピシャアアアァァァァン!

P「…………」

美希「は……は、にぃ、が……血まみれで……」ペタン

美希「い……いや……」ジワアァ……

美希「こんなのいやぁあああああああああああああ!!!」

884: 2012/10/23(火) 20:01:18.24 ID:N1TEniVL0

――パッ!

P「はい」ムクリ

美希「え」

P「ドッキリ大成功~!!」

ガチャ

伊織「もう、おもしろいくらい怖がってくれたわねぇ」

小鳥「ごめんね美希ちゃん、これただの絵の具なのよ」ベットリ

美希「……え?え?え?え?」

伊織「にひひっ♪さっきの、名演技だったでしょ?」

P「いやーすまんかったな。実は急遽伊織にも協力してもr」

バシン!

P「ほがっ!」

885: 2012/10/23(火) 20:04:06.45 ID:N1TEniVL0
美希「バカ!バカバカバカバカバカバカバカバカバカバカァァ!!!!!!!!」バシンバシンバシン!!

P「くぁzwsぇdcrfvtgbyhぬ!!!」

美希「氏ぬかと思ったの!氏んだかと思ったの!この償いは計り知れないの!!」

P「だ、だから晩御飯……」

美希「そんなのもはや無意味なの!もうミキと結婚するの!じゃないと許さないの!!」

伊織「な、ちょ、ちょっとアンタねぇ!私でもそこまで要求しなかったのよ!」

美希「デコちゃんもデコちゃんなの!伊織もミキと結婚するの!」

伊織「は、はぁ!?」

小鳥「え、じゃあ私も」

美希「小鳥は焼き鳥になればいいの!」

小鳥「せ、殺生ぴよー!!」



P「――この後、美希におにぎり1000個渡す契約で許してもらえた。あと濡れたパンツは俺が回収しといた」

おわり

887: 2012/10/23(火) 20:09:11.37 ID:iwUfQxuA0
乙なの

889: 2012/10/23(火) 20:09:30.90 ID:pU9ok6Ge0

りっちゃんはよ

890: 2012/10/23(火) 20:10:24.48 ID:ccOQRqAl0
これは締め律子あるで

次回



引用: P「夜の事務所にアイドルを閉じ込めてみよう」