1: 2016/09/25(日) 12:49:20.99 ID:pqkA3Bmh0.net

曜「そんなに急いで食べたら……」

千歌「いっつ!」ズキ

果南「ほら、言わんこっちゃない」

千歌「!?が”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”っっっ!!!」ズキズキ

千歌「」バタン

曜「え!?千歌ちゃん!!??」

3: 2016/09/25(日) 12:55:10.34 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~~~~~

千歌「う…う~ん……アレ?私……寝て……」キョロキョロ

千歌「え!?ここ何処!?知らない!?……いや……この感じ……」

千歌「そうだよ!ここ善子ちゃんの家だよ!何で千歌、善子ちゃんの家に居るんだろ?」

???「千歌起きた~?早く学校行きなさいよ~」

千歌「え?ええ!?善子ちゃんのお母さん!?」

善子ママ「また寝ぼけてるの?とにかくママは仕事に行くからね」バタン

千歌「え?」

ポツーン

千歌「だ。誰も居ないみたいだね……外にでてみようかな」ガチャ

4: 2016/09/25(日) 12:59:51.64 ID:pqkA3Bmh0.net
千歌「ん?……え!?表札が」

【高海】

千歌「な……ここは善子ちゃんの家だよね?このマンション……間違いないはず」

千歌「津島じゃなく私の苗字が……と、とにかく学校に行ってみよう!」

5: 2016/09/25(日) 13:08:08.42 ID:pqkA3Bmh0.net
学校前
曜「あ、千歌ちゃん~」

千歌「あ、曜ちゃん!おはよう!」

曜「ずら!?」

千歌「ずら?」

曜「ち、千歌ちゃん?……また普通に戻ろうとしてるずら?」

千歌「え?なんの事?」

曜「だって、いつもなら「千歌じゃなくてヨハネよ!」って言うずら」

千歌「いやいや、それは善子ちゃんでしょ。と言うかその喋り方花丸ちゃんの真似?」

曜「ずら!?……何言ってるのか、いつも以上に解らないずら」

善子「あ、あの善子がどうしたんですか?」オドオド

千歌「あ、善子ちゃん(ん?いつもと雰囲気が違うような)」

7: 2016/09/25(日) 13:17:28.22 ID:pqkA3Bmh0.net
曜「今日の千歌ちゃん、まるで果南さんみたいずら」

千歌「え?果南ちゃん?何で?」

曜「ん~喋り方?雰囲気?」

千歌「まぁ、幼馴染だから似てるのかもね」

善子「ふあぁ~確かにいつもの千歌ちゃんじゃない感じがする」

千歌「え!?」

曜「ほら、いつもの「だからヨハネよ!」も言わないずら」

善子「ほんとだね~曜ちゃん」

千歌「えええ!?だからソレは善子ちゃんが言ってるじゃん!」

善子「ピギィ!?善子はそんな事言ったことないよ~」オドオド

曜「ずら~」

千歌「……どうなってるの?」

9: 2016/09/25(日) 13:23:44.85 ID:pqkA3Bmh0.net
ダイヤ「グッモーニング!」

千歌「うあぁ!?」

ルビィ「おはようございます。皆さん」

ダイヤ「はぁ~早く放課後にならないかしら?授業はつまらないからサボっちゃおうかな?」

ルビィ「お姉様!黒澤家たる者、そんな事許しませんわ!」

ダイヤ「も~ルビィは堅いよね~逃げちゃおう」タタ

ルビィ「まっ!待ちなさい!話は終わってませんわ!」

ダイヤ「シャイニ~!」

千歌「」

千歌「」

千歌「うええええええええええええええええ!!!?」

千歌「ルビィちゃんに追われるダイヤさん!?何コレ!?」

11: 2016/09/25(日) 13:31:06.04 ID:pqkA3Bmh0.net
千歌(頭の悪い私でも解ったよ!入れ替わってる!)

千歌(私が善子ちゃんの位置になってるんだ!」)

花丸「皆~おはよ~」

千歌「お、おはよ……」

花丸「ん?何警戒してるの?」

千歌「ずら」

花丸「え?」

千歌「ずら……言わないんだね」

花丸「曜じゃん。それ言うの」

千歌(花丸ちゃんが果南ちゃん!?見た目は花丸ちゃんで中身が果南ちゃん!?)

12: 2016/09/25(日) 13:38:20.63 ID:pqkA3Bmh0.net
鞠莉「おはよ~皆、今日の朝にちょっとした、お菓子作ってみたの。よかったら食べて」

千歌「……」

鞠莉「千歌ちゃん?どうしたの?」

千歌「シャイニ~って言わないの?」

鞠莉「それ言うのはダイヤさんじゃない?どうしたの?」

千歌「う…ううん……何でもないよ」

鞠莉「?おかしな千歌ちゃん」

千歌(この落ち着きようの鞠莉さん凄い違和感なんだけど!!!)

千歌(鞠莉さんが梨子ちゃん!?それでダイヤさんが鞠莉さんになってるの!?)

千歌「だっ……だいたい理解したよ……あとの二人……はどうなんだろ?」

13: 2016/09/25(日) 13:46:56.78 ID:pqkA3Bmh0.net
梨子「おはヨーソロ!」ビシッ

千歌「」

果南「皆~おはよ~」

鞠莉「おはよ~二人共。あのね、お菓子作ったんだ。良かったら食べて」

果南「え?いいの?わーい!……そうだ貰うだけじゃ悪いから」ガサゴソ

果南「はい!ミカンあげる!」

千歌「ぶふー!!!!」


曜「うわぁ!?どうしたずら!?」


千歌「……き……気にしないで」プルプル

千歌(わっ私だ!果南ちゃん絶対私だ!)

千歌(こ、これは何だか恥ずかしくなってくるよ!)

梨子「ほらほら!こんな所に立ってたら遅刻しちゃうよ!」

鞠莉「そうね、いきましょ」

千歌(もしかしなくても梨子ちゃんは曜ちゃんなんだね)

18: 2016/09/25(日) 14:00:19.49 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~~~~
放課後

千歌(それから、私は今の状況を整理するのが大変だった)

千歌(まず人格の違いはあるけど、全部違う訳じゃない)

千歌(まず学年は一緒だった……三年生は鞠莉さん、ダイヤさん、果南ちゃん。二年は私と曜ちゃんと梨子ちゃん)

花丸「ワンツーワンツー曜~ちょっと遅れてるよ~」

曜「ごめんなさいずら~!」

ルビィ「お姉様!変な振り付けしないでくださ!」

ダイヤ「え~毎回アドリブで踊った方が楽しいわよ~」

ルビィ「楽しいという問題ではありませんわ!」

千歌(一年が仕切ってるという状態……何コレ?)

梨子「ごっめん!善子ちゃん!衣装が間に合わそうにもないの!手伝って!」

善子「はい!がんば善子!」

千歌「いや、おかしいでしょソレ」

20: 2016/09/25(日) 14:11:08.63 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~
帰宅

千歌(今日一日あっと言う間だった……)

千歌(え~と、まとめるとこうだよね?


千歌→善子
梨子→曜
曜→花丸

ルビィ→ダイヤ
善子→ルビィ
花丸→果南

果南→千歌
ダイヤ→鞠莉
鞠莉→梨子)

千歌(8人が私をからかってる訳でもなかった……本当に入れ替わってる)

千歌「入れ替わってるから家も違うのか……」

千歌「ここは善子ちゃんの部屋だけど……ごめんね善子ちゃん」ガサゴソ

千歌(何か手掛かりは無いのかな?……ん?アルバム?善子ちゃんのかな?)ペラ

ゴス口リ着て厨二ポーズをドヤ顔で決めてる千歌の写真

千歌「」

21: 2016/09/25(日) 14:19:56.92 ID:pqkA3Bmh0.net
千歌(嘘……でしょ?コレも?コレも?撮った覚えないよ!?)ペラペラ

千歌「!?」

千歌(ビデオ見つけた……灼熱の魔眼って書いてある……再生してみよう)

~~~~~~
ビデオ

千歌「ぐう!瞳がっ!熱い!いけない!魔眼が発動してしまう!」

千歌「発動してしまえば世界が灼熱の炎に包まれてしまう!」

千歌「この美しい世界を灼熱の地獄【ゲヘナの焔】に変える訳にはいかないわ!」

千歌「私の命にかえても!世界を守ってみせる!」

~~~~~~~

千歌「」


千歌「」


千歌「」

千歌「何これえええええええええええええええええ!!?」

22: 2016/09/25(日) 14:24:12.83 ID:pqkA3Bmh0.net
善子ママ「千歌~!煩いわよ~!マンションだから大声ださないで!」

千歌「あっごめんなさい……」

~~~~~~
数時間後

千歌「ぐうう!何か凄く恥ずかしいのばかりだよ……善子ちゃんみたいにクールでもあり可愛さもある人だったらいいんだけど」

千歌「私じゃ似合わないよ~」

千歌「元に戻る方法を考えなくちゃ」

23: 2016/09/25(日) 14:31:30.80 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~
朝 学校

花丸「おはよー…ん?千歌どうしたの?暗い顔してるね?」

千歌「うん…昨日は精神的に攻撃されたからね」

花丸「ふふふ、ハグしてあげようか?」

千歌「」

花丸「な~んて、恥ずかしいか。とにかく元気だしな」バンバン

千歌「痛い痛い」

千歌(花丸ちゃんのハグしよう発言は何故か犯罪の匂いがするよ)

ダイヤ「花丸~ハグしてよ~」

花丸「も~ダイヤは甘えん坊だね」ハグ

千歌「あ、でもコレはいいかも」

24: 2016/09/25(日) 14:45:01.23 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~~
ダイヤ「わぉー!ルビィこの雑誌見てよ」

ルビィ「何ですの?」

ダイヤ「このペンギン、ルビィにそっくりよ」

ルビィ「はぁ!?」

ダイヤ「おお~ルビィペンギンは可愛いわね~こんな宝石のような硬い妹とは違って」

ルビィ「馬鹿にしてるんですの!?だいたい貴女も宝石の名前でしょ!」

ダイヤ「やっば!赤い宝石が怒った!逃げよ!」タタッ

ルビィ「待ちなさーいい!!!」


千歌「」


千歌「やっぱり一番慣れないのはこの姉妹だよ……」


千歌「とにかく帰る方法を考えなきゃ」


千歌「でも昨日も考えても、何も思いつかなかった……私一人の力じゃ駄目だ」


千歌「誰かに相談してみよう」

25: 2016/09/25(日) 15:02:26.51 ID:pqkA3Bmh0.net
千歌「あのね曜ちゃん」

曜「ずら?」

千歌(あ、曜ちゃんが花丸ちゃんになってるんだった)

千歌(……でも、花丸ちゃんでもいいかな?)

千歌「実はカクカクシカジカで」

曜「ほえ~オラが梨子ちゃんずらか?」

千歌「え?ええと……中身が曜ちゃんなのは梨子ちゃんで……うわ!ややこしい」

千歌「と、とにかく私の知ってる曜ちゃんはヨーソロなんだよ!」

梨子「ヨーソロ!」ビシ

曜「でもオラ、体力無いし運動神経悪いから、とても梨子さんだったなんて信じられないずら」

梨子「曜ちゃん!」(手を握り)

曜「梨子さん!?」

梨子「曜ちゃんには曜ちゃんにしか出せない魅力があるの!」

梨子「だから誰かと比べようなんてしちゃ駄目だよ」

曜「梨子さん……」

千歌(アレ?私の話は?)

26: 2016/09/25(日) 15:11:15.16 ID:pqkA3Bmh0.net
千歌「う~ん次は中身を考えて相談してみるか」

~~~~~

千歌「ルビィちゃん、ちょっといい?」

ルビィ「何ですの?」

千歌(ルビィちゃんの中身はダイヤさん……ダイヤさんなら……)

千歌「実はカクカクシカジカで」

ルビィ「私は忙しいので、ごきげんよう千歌さん」プイ

千歌「えええ!?何で!?相談に乗ってくれないの!?」

ルビイ「また貴方のヨハネだとかの設定なのでしょ?私は存じ上げません」

千歌「設定違うよ!」

ルビィ「だいたい私が善子さん?がんば善子が、がんばルビィ?無理がありますわ」

千歌「無理じゃないよ!ぴったりだよ!」

ルビィ「そもそも、前から気になったのですが果南さんの真似はおよしなさい!」

ルビィ「真似され続けるというのは不愉快な気持ちなにりますわ」

ルビィ「だいたい貴女は」クドクド

千歌(それから私はルビィちゃんに説教された)

27: 2016/09/25(日) 15:20:51.26 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~
千歌(ぐう……他の人達に相談しても信じてもらえない)

千歌(まだ相談してない人はいるんだけど……)

千歌「まるで自分自身と話してる気だから、嫌なんだけど」

果南「ん?千歌ちゃんどうしたの?」

千歌「……相談してみるか……頼むよ私!」ボソボソ

千歌「実はカクカクシカジカで」

果南「あはははははははwwwwないないwwそれはないよww」

千歌「」

果南「私が花丸ちゃん?ハグしよ?とか言うの?あはははははは」

千歌「こっの!」

果南「うわ!千歌ちゃんが怒った?にっ逃げろ―!」タタッ

千歌「……」

千歌「でも、もし善子ちゃんが同じ様な事言われても……同じこと言うかも」

千歌「あ……」

千歌(善子ちゃんには悪いけど……私が善子ちゃんの時点で何言っても信じてもらえないんじゃ?)

千歌(いつものヨハネ的なものかと流してしまうんじゃ……詰んでる!?)

28: 2016/09/25(日) 15:35:53.93 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~
千歌(それから私は探し続けたけど戻れない日々が続いた……そんなある日)

千歌「……」

曜「あっ」

千歌「ん?どうしたの?」

曜「そのポーズ……人指し指と中指と親指だけ立てて額につけるポーズ!」

善子「いつもの千歌ちゃんだ!」

千歌「え?嘘……無意識にやってた」

~~~~~
ルビィ「さて休憩しましょう」

花丸「さて、コンビニの。お使いは誰にする?」

ダイヤ「いつものジャンケンでよくない?」

ルビィ「そうですわね、では!じゃんけ~ん!!」

9人「ポン!」

千歌「あっ!」チョキ

曜(!そのチョキ!)

善子(ヨハネチョキ!)

千歌「ちえ~私の負けか~」トボトボ

29: 2016/09/25(日) 15:42:17.88 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~~~
数週間後

花丸「だいたい、こんな感じでダンスを入れようと思うの」

ダイヤ「いいわね!クールでキュートね!」

千歌「……」

花丸「ちょっと~千歌~何考え事してるの?」







千歌「千歌言うな!「ヨハネ」よ!」ビシ

30: 2016/09/25(日) 15:49:28.75 ID:pqkA3Bmh0.net
千歌「もっとこう……そう堕天使的なダンスを取り入れるべきだわ!」

花丸「また発作か」

千歌「発作いうな!」

花丸「だいたい堕天使的なダンスって何?」

千歌「よくぞ聞いてくれました!ではお見せしましょう」

千歌「」ビシビシギラーン!

花丸「それ、いつものポーズを素早く決めてるだけじゃん駄目だよ今回の曲は可愛らしくいくんだから」

千歌「ぐっ!」

31: 2016/09/25(日) 15:52:58.88 ID:pqkA3Bmh0.net
千歌「次こそはこのヨハネのダンスを……」

千歌「」


千歌「」


千歌「うあああああああああああああ!!!」

善子「ピギィ!?」


千歌(本当に最近気が抜けたら私は完全に善子ちゃんになってる!)

千歌(しかもどんどん、善子ちゃんになる時間が多くなってる!!)


千歌(も……もしかして……私は消えちゃうの!?そんなの嫌だよ……)

33: 2016/09/25(日) 16:02:15.59 ID:pqkA3Bmh0.net
善子「……ねぇ曜ちゃん」

曜「ずら……善子ちゃんも同じずら?」

善子「うん……」

曜「じゃあ本人に聞いて見るずら」

曜「千歌ちゃん」

千歌「だから「ヨッッ……何でもないよ…何?」

曜「最近凄く辛そうずら」


千歌「え?」

善子「な、なにかあったの?」

千歌「いや……でも」

曜「言えないなら無理に聞かないずら」

曜「でもオラ達はいつでも千歌ちゃんの味方ずら」

善子「いつでも相談乗るよ!」

千歌「……うん……有難う……」

千歌(もう一度……話してみようかな……今の二人なら……信じてくれるかな?)

35: 2016/09/25(日) 16:11:38.87 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~~~~~
説明後
曜「……信じられないけど……今度は信じるずら」

千歌「曜ちゃん……」

善子「ごめんなさい……最初に信じてあげなくて」

千歌「ううん!今信じてくれてるだけで嬉しいよ!」

曜「まるで本の話ずらね……」

善子「曜ちゃんの読んでるので似た話とか無いの?」

曜「う~ん…異世界に飛ばされる話はあるずら」

曜「同じ事すれば戻れたり」

千歌「試したよ……カキ氷を食べたけどなにも変わらなかったよ」

千歌「同じ場所で試したけど駄目だったし……いろいろしたけど戻れなかった」

善子「何かその時と違うとか」

千歌「そんなはずないよ。カキ氷に私の好きなミカン味で食べてるからね」

善子・曜「「え?」」

37: 2016/09/25(日) 16:19:51.20 ID:pqkA3Bmh0.net
千歌「どうしたの?」

善子「だって千歌ちゃんミカン嫌いだって」

千歌「いやいや、ミカンと言えば私だよ?ミカン嫌いとかないよ」

曜「それずら!」

千歌「え?」

曜「違いはあったずら!「好きな物」ずら!こっちの千歌ちゃんはミカン凄く嫌ってるずら」

千歌「え?……そういえば善子ちゃんミカンが嫌いって」

善子「善子はミカン嫌いじゃ……千歌さんの世界の善子だったね」

千歌「うん……嫌いなんだ」

曜「だったらこの世界の千歌ちゃんの好きな味で食べれば戻れるかもしれないずら!」

千歌「き、希望が見えてきた!………アレ?アレレ!?」

曜「どうしたずら?」

千歌「善子ちゃんって何が好きだったけ?」

曜「ええと……この世界の千歌ちゃんって事だね……」

千歌「うっごめんね、ややこしくて」

曜「ううん……確かイチゴと」

善子「チョコレートって聞きました」

38: 2016/09/25(日) 16:27:54.70 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~~~
千歌「よし!試してみるよ!まずはイチゴ!」パクパク

千歌「ぐっ!」ズキ

千歌「」チラ

曜「?」

千歌「……ヨーソロ?」

曜「梨子さん?」

千歌「……戻ってないか」

善子「次はチョコレートを!」

曜「どんなのか解らないからパンにつけるチョコのをそのままカキ氷に入れたずら」

千歌「う……うん」

千歌(おいしいのかな?)パクパク

千歌「わるくはないけど……痛い!」ズキ

千歌「」チラ

善子「?」

千歌「善子ちゃん」

善子「ぴぎぃ?」

千歌「戻ってない……」

39: 2016/09/25(日) 16:42:44.77 ID:pqkA3Bmh0.net
曜「だめ……ずらか」

善子「そんな……」

千歌「……何が駄目だったんだろ……」

果南「お~い!」

曜「あ、果南さん」

果南「家でカキ氷作るから来ない?……って千歌ちゃんカキ氷食べてる!?」

千歌「ギラン!」

千歌「って!駄目だ気を抜くとヨハネになる!」

果南「も~タイミング悪いんだから~二人はどう?大好きなミルク味あるよ~」

曜「ずら~」

千歌「……ん?大好き?ミルク?」

曜「ずら!牛乳は嫌いだけどカキ氷はミルク味ずら!」

千歌「……そうか」

善子「?」

千歌「好きな食べ物じゃなくてシロップだよ!この世界の私は何が好きなの!?」

曜「ええと……あれ?」

善子「確か何時も果南さんに要望をだしてたような」

40: 2016/09/25(日) 16:50:15.95 ID:pqkA3Bmh0.net
果南「え?千歌ちゃんの好きなの?……忘れちゃった」

千歌(自分自身だから殴りたくなる)

千歌(思い出すしかない!私の家で何回もカキ氷作ってるんだ!)

千歌(曜ちゃんはレモン味!梨子ちゃんはイチゴミルク!果南ちゃんはメロンか抹茶!鞠莉さんは抹茶ミルク!)

千歌(そして善子ちゃんは……善子ちゃんは……アレ?出てこない)

千歌(思いだすんだ!……確か……)

~~~~~~~
回想

?「あら無いのですの?○○○」

善子「何と!このヨハネが求めるものが無いとは!」

千歌「も~無いもの仕方ないよ~抹茶かメロンミルクで我慢してね」

?「仕方ありませんわね」

~~~~~~~~

41: 2016/09/25(日) 17:00:43.43 ID:pqkA3Bmh0.net
千歌「はっ!……何が好きかは思い出せないけど……」

千歌「ルビィちゃんに聞けば!」ピピピ

トゥルルルル……ガチャ

ルビィ「もしもし、どうしたんですの?」

千歌「カキ氷で好きなのは!?」

ルビィ「はぁ?何ですの?」

千歌「教えて!私と同じだったはず!?」

ルビィ「だったら知ってるのでは?」

千歌「忘れちゃったの!」

ルビィ「意味がわかりませんわ。これから習い事があるので切りますわよ」

千歌「ちょっ!」

ルビィ「………アズキ」ブチ

千歌「もしも~し!!もすも~す!!……切れちゃった……アズキって言いながら…」

千歌「ん?小豆!?」

果南「も~また~?ウチにはあずきは無いって~」

千歌「それだ!」

42: 2016/09/25(日) 17:04:37.00 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~~
千歌「よし!いろいろ走り回って探したよ!小豆!」

千歌「いっいくよ!」パクパク

善子・曜「ごくり」

千歌「いっ」ズキ

千歌「が”あ”あ”あ”あ”あ”あ”っっ!!?」ズキズキ

千歌「」バタン

善子・曜「千歌ちゃん!?」

43: 2016/09/25(日) 17:08:44.71 ID:pqkA3Bmh0.net
~~~~~
千歌「う……う~ん」

曜「千歌ちゃん!?良かった目が覚めたね!」

千歌「ヨーソロ?」

曜「ヨーソロ!」

千歌「戻ってこれたんだ……」

果南「もう……心配かけて」

千歌「ハグ?」

果南「悪い子にはハグしてあげないよ。反省しな」

千歌「……うん……うん」ポロポロ

果南「うわわ!泣く事ないじゃん!ほらハグしてあげるよ!」ハグ

千歌「ううん!違うの……でもこのままでいさせて」

45: 2016/09/25(日) 17:16:16.35 ID:pqkA3Bmh0.net
翌日
曜「うわ~!ごめん!また間に合いそうにないからルビィちゃん手伝って!」

ルビィ「はい!がんばルビィ!」

鞠莉「この学校にペットを置くのはどうかしら?普通のもつまらないからキリンとかいいわね」

ダイヤ「絶対に駄目ですわ!」

花丸「ずら~」

梨子「サンドイッチ作ってきたの、よかったら食べて」

千歌(うんうん!やっぱこうじゃないと!)

46: 2016/09/25(日) 17:18:06.98 ID:pqkA3Bmh0.net
果南「こういう感じでダンスを決めようと思うのだけど」

千歌・善子「「そこはもっと堕天使的なダンスをいれるべきだわ」」

善子「え?」

千歌「あ」

千歌(私のヨハネは暫く抜けなかった)

おしまい

47: 2016/09/25(日) 17:20:20.64 ID:pqkA3Bmh0.net
ありがとうございました
スクフェスのインストールのアイコンの配置バグから思いつきました

49: 2016/09/25(日) 17:24:38.43 ID:8sxMTEQ50.net

引用: 千歌(よし!急いでカキ氷食べなきゃ)パクパク