1: 2023/12/08(金) 22:31:28 ID:FmJYwx2s00
供養
※独自の解釈が含まれすぎています。ご注意ください。

2: 2023/12/08(金) 22:32:16 ID:FmJYwx2s00
???「……………」

???「……………目が覚めたかい?」

???「ようこそ、Link-Like Systemへ。まぁ、長いから”LLS”、もしくは”リンクラ”とでも呼んでくれ」

???「…突然だが、君はどんなスクールアイドルが好きかな?真っ直ぐで情熱的、クールでミステリアス、キュートで天真爛漫…」

???「どんなスクールアイドルであれ、その全てが素晴らしいものだ。高校生という青春の真っ只中、部活動という形で3年間の限られた時間の中で精一杯輝こうと奮起する少女たち…。ああ、なんと胸が熱くなることか…!」

???「……おっと、こちらから一方的にベラベラと喋ってしまったな。すまないすまない」

???「それに、自己紹介も忘れていたな。私は、まあ、ここの管理人みたいなものさ」

3: 2023/12/08(金) 22:33:14 ID:FmJYwx2s00
管理人「ここは”スクールアイドル”と”スクールアイドルのファン”、その時間軸がリアルタイムに”直結(リンク)”させてるのさ。何を当たり前な話を、と思うだろうが、それは同じ世界線での話だ」

管理人「リンクラは”両者が違う世界線”でも、まるで同じ世界で同じ時間を共有してる感覚を味わえる。つまり、君の世界に存在しない別の世界のスクールアイドルをリアルタイムで応援できて、その感動を生身で味わえるってわけさ」

管理人「少しややこしい話だが、素晴らしいシステムだろう?」

管理人「さて、本題だ。今から君に観てもらいたいのが、この子たちだ。

管理人「”蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ”」

4: 2023/12/08(金) 22:33:50 ID:FmJYwx2s00
管理人「良さを熱く語りたいところだが、興を削いでしまうかもしれないからここは抑えておこう。こういうのは何も知らない状態の方がワクワクするからな」

管理人「推す推さないは君に自由だ。無理強いはしたくない、が、私のおすすめの子たちでね、ぜひ応援してほしい!というのが本音さ」

管理人「直接会う事はできないが、君の応援は必ず彼女たちに届き、その背中を押す力になるだろう」

管理人「…さあ、君の答えを聴こうかな。もう一度言うが無理強いはしない」

管理人「ログイン、するかい?」

5: 2023/12/08(金) 22:35:32 ID:FmJYwx2s00
『Link-Like Systemにログインが完了しました』

管理人「ログインありがとう。改めて、ようこそ、Link-Like Systemへ。これが君のIDだ」

管理人「これから先は君の知らない世界が待っている。そこには喜びも、悲しみもある。」

管理人「だが、その先に素晴らしい輝きが待っていることを信じているよ。ぜひ日々をスクールアイドルと共に楽しんでいってもらいたい」

管理人「では」

管理人「”素敵なスクールアイドル応援ライフを”」

6: 2023/12/08(金) 22:36:54 ID:FmJYwx2s00
管理人「……私かい?私は、あの子達と同じさ」

管理人「いや、さすがにそれは傲慢な言い方だな…」

管理人?「私は、あの子達のようになりたかった者、なれなかった者…」

管理人の少女「私は、”この世界”は…」

車椅子の少女「”私の未練”、だよ」

7: 2023/12/08(金) 22:38:26 ID:FmJYwx2s00
『スクールアイドル、そして、それを応援する者たち』

『時に笑い、時に涙し、共に喜びと悲しみを分かち合い、一日一日、瞬間瞬間を大事に。そして、その先に限りない輝きがあらんことを』

『今を愛し、愛する今を共に生きよう』

『これからも、あなたと同じ空で───』

━ Link-Like System Code:Lotus103 起動 ━

8: 2023/12/08(金) 22:39:23 ID:FmJYwx2s00
~完~

9: 2023/12/08(金) 23:04:11 ID:dxEKKCXg00
こういうのすき

10: 2023/12/09(土) 00:11:02 ID:beg.gnL.Sa
プロローグで完結する物語なんてないのだけれど
あなたがやるべき事はただ一つ、どれだけ羞恥に塗れようとも最後まで書き切ることなのだけれど

引用: ようこそ、Link-Like Systemへ【SS】