500: 2014/03/18(火) 22:13:28.35 ID:6A003M840
始めます!!

前回:レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだポケモンのままです)【前編】


503: 2014/03/18(火) 22:21:32.88 ID:6A003M840
キョウヘイ「うーん……時間的にそろそろお開きっすかね」

立食会が始まってから三時間くらい経っただろう。それならもう終わりの時間のはずだが……

アクロマ「そうでしょうかねぇ……」

キョウヘイ「は? 何でっすか?」

アクロマ「それは……今から屋敷の主人が言うのではないですかね」

アクロマの視線の先には、階段を降りてきたレッドさんがいた。
何となく申し訳無いような顔をしている。

レッド「あ、あの……シルバー、お願い」

レッドさんが言うんじゃないんかい!
そういやレッドさんは人の前で喋るのが苦手だったな。だからといって執事に任せるか普通?

シルバー「任せて下さい。お食事をお楽しみの所申し訳ありませんが、お知らせしなければならない事があります」

ブルー「なぁーによぉ? せっかくいい感じに飲んでたのに……」

セレナ「何かありましたの?」

シルバー「本来ならば立食会を終了する時刻なのですが……外をご覧下さい」

外? なぜ外を見なければいけないのか、という雰囲気で全員が窓の方を見た。
BANDAI ポケモンスケールワールド カントー地方 [6.レッド](単品)
504: 2014/03/18(火) 22:29:38.45 ID:6A003M840
キョウヘイ「……何だこりゃ」

窓の外は、明るい室内とは真逆に真っ暗で(夜だから当たり前か)大きい水滴が打ち付けていた。
音がしないせいで気付かなかったが、大雨が降っていたようだ。
更に、ついでのように稲光も光る。でも室内の方が明るくてわかりにくい。

シルバー「お気付きの通り、嵐が迫ってきているようです。
この状態でお帰りになりますと大変危険です。
嵐が止むであろう明日までこの屋敷に滞在してはどうか……とレッドさんはお考えです。」

レッド「……」コクリ

シルバー「部屋は後程、我々使用人が案内させていただきます」


キョウヘイ「……気付いてたんすか?」

アクロマ「そうですね。最初におかしいと思ったのはレッドさんとシルバーさんが窓の外を見て話し合っていたからですね」

キョウヘイ「なーんだ、それ見れば誰だってわかるっすよ」

505: 2014/03/18(火) 22:36:59.54 ID:6A003M840
ブルー「じゃあもう立食会は終わりね! これからは酒宴よ酒宴! 酒持ってこぉーい!」

レッド「ね、姉さん、もうやめた方が……」

ブルー「大丈夫よっ!!」

レッド「っ……じゃ、じゃあそういう事で……お願いします」

キョウヘイ「……?」

今、何故レッドさんはブルーさんに怯えていたのか? 大きい声だったから?
俺の探偵としての観察眼が見逃すものは無いっすからね!

アクロマ「窓の外の嵐は見逃していましたがね」

キョウヘイ「うっせ! 俺も飲んだらぁーっ!」


……ちょっと飲みすぎた気がしてきた。でもまだ大丈夫だろう。気分もいいし。
見ると立食会に参加していた人殆どが酒宴に参加しているらしい。
折角だからさっき話せなかった人と話したいな。
誰と話そうか……

ハンサム セレナとカルム サナ ルッコ グリーン ブルー レッド トウヤとメイ

下2

507: 2014/03/18(火) 22:38:13.34 ID:9SYR4mFs0
ルッコ

508: 2014/03/18(火) 22:46:15.83 ID:6A003M840
やっぱりここはルッコちゃんだよな! 話せるチャンスなんて滅多に無いし!

キョウヘイ「ルッコちゃーん!」

ルッコ「あ……さっき会った、えっと……」

キョウヘイ「俺はキョウヘイって言います! 探偵やってるんすよ!」

ルッコ「探偵、さん……? かっこいいね」

キョウヘイ「うぁーっ、ルッコちゃんにそういって貰えると嬉しいっす」

ルッコ「……ルリ」

キョウヘイ「へ?」

ルリ「私、本名はルリっていうんだ……今はプライベートだし、そう呼んで?」

キョウヘイ「はっはい! ルリちゃん!」

まさかっ、まさか……こうルッコちゃんの本名を知り、仲良くなれるなんて!
これはもうちょっと話をするべきっすね!
何を言おうかなー。

1、何で今日の立食会に招待されたんですか? 2、一生応援しますっ! 3、好き好きっ、大好き! ちょー大好きぃーっ!

下2

510: 2014/03/18(火) 22:47:33.63 ID:MdZ+fo9W0
3

511: 2014/03/18(火) 22:54:17.67 ID:6A003M840
キョウヘイ「好き好きっ、大好き! ちょー大好きぃーっ!」

ファンとして。俺は心の中でそう付け加えたが、それが彼女に伝わったかはわからない。

ルリ「ふぇ? あ、あ、ありがとうね……っ」タタッ

キョウヘイ「うにゃーっ、ルリちゃーんっ!」

顔を真っ赤にして何処かに走っていってしまった。何かあったのだろうか?
でも、とりあえず言いたかった事は言えたしいいや。

アクロマ「恐ろしい子ですねー……」

キョウヘイ「はぁー? 何がっすかぁー」

こいつは普段から何言ってるかわからないし放っておこう。

アクロマ「そんな虚ろな目で見て……誘ってるんですか?」ハアハア

一気に酔いが覚めた。

513: 2014/03/18(火) 23:00:20.94 ID:6A003M840
キョウヘイ「……俺何してたんだっけ」

とりあえず、ブルーさんが酒宴やるって言って、酒飲んだのは覚えてる。
それで、さっきアクロマを殴った所からの記憶もある。じゃあ、その間は……?
確かルッコちゃんがルリちゃんで……ルリちゃんと話せたならもっと覚えときゃ良かったぁ!

キョウヘイ「……そろそろ部屋に行ってみるっすか」

メイ「じゃじゃーん! じゃあじゃあ、メイがお二人をごあんなーい!」

キョウヘイ「頼むっす……ってこいつと同じ部屋!?」


メイ「ここだにょ、ここここ! こけこっこー!」

キョウヘイ「わ、結構広いっすね」

メイ「んじゃにゃ! 何か用があったらいってにょ!」

キョウヘイ「あ、じゃ早速いいっすか?」

メイ「ん?」

キョウヘイ「縄下さい」

514: 2014/03/18(火) 23:05:41.45 ID:6A003M840
アクロマ「……起きたら縄でベッドに固定されています! なるほど、束縛プレイですね!」


アクロマ「……誰もいません! 束縛プレイと放置プレイを合体させたんですね! キョウヘイ君!!」


~廊下~

<キョウヘイクーン…

キョウヘイ「あいつ置いてきて良かったっす」

俺は今からうろうろする予定だ。メイにここの地図も貰ったし、誰が何処にいるかも知った。
まぁ犯罪には使わないけど。ストーカーとか絶対しないから。うん。
……何処に行こうかな。

1、広間 2、厨房 3、庭 4、誰かの部屋(指定)

下2

516: 2014/03/18(火) 23:06:57.61 ID:GjMeLKK8o
4 ハンサムの部屋

517: 2014/03/18(火) 23:12:26.74 ID:6A003M840
あの国際警察とかの人ん所に行ってみるか。


キョウヘイ「お邪魔しまー……」

ハンサム「むっ!?」

カルム「えっ」

キョウヘイ「お邪魔しましたっ!」バタンッ


キョウヘイ「……」

部屋に入ったら警察のおじさんが御曹司を押し倒していた。いや、気のせいか。
俺は何も見ていない。誰が何を言おうとも、何も見ていない。

キョウヘイ「だから帰して欲しいんすけどねー……」

カルム「違うっ、違う違う違う!! こういう事しか考えないから庶民は嫌いだっ!!!」

519: 2014/03/18(火) 23:16:43.64 ID:6A003M840
ハンサム「その青年の言う通りだ。彼は一切悪くない」

キョウヘイ「まぁそうでしょうけど……」

カルム「僕はただ! 彼が、連れていた女の子を探してるっていうから、手伝いに来ただけ!!」

キョウヘイ「はぁ……」

ハンサム「その通りだ。マチエールが立食会の途中でいなくなってしまってな」

カルム「で、話してる途中……く、蜘蛛が出て……びっくりして、それで」

ハンサム「彼が私に飛び付いてきてな。バランスが崩れてああなったんだ」

カルム「飛び付いてなんかいないっ!!」

520: 2014/03/18(火) 23:22:34.94 ID:6A003M840
キョウヘイ「まぁ、その辺りはどうでもいいんすよ」

カルム「お前がっ……!!」グググ

ハンサム「お、落ち着け、落ち着くんだ」ガシッ

カルム「さっ、触るな!」

マチエールちゃんがいなくなった? その子、確か見た目十歳ちょっとだったよな……
流石にこの屋敷の中で迷子にはならないだろうが、心配だ。
メイドさん達にも協力してもらって探した方がいいのでは……

キョウヘイ「ん?」

カルム「やっ、別にこれはっ……わあっ! は、早くその蜘蛛追っ払って!!」

ハンサム「それくらいなら……しがみつかれては出来んぞ!」

カルム「ししししがみついてなんか」

キョウヘイ「……マチエールちゃん探すんじゃねえの?」

527: 2014/03/19(水) 22:21:10.24 ID:P6msTaRx0
~あらすじ~
酒に酔って大好きなフィー。


キョウヘイ「マチエールちゃーん……」

俺は今、マチエールちゃんを探しています。
マチエールちゃんを探していた二人に、『探偵だし人探し得意だろ』と。
まぁたまにするけどー……探し方がまず違うよね。探偵はこういう探し方しないと思う。

キョウヘイ「……小さい女の子が行きそうな所ねぇ」

色々考えてみる。女の子が行きそうな所……庭とか、厨房? うーんわからん。
あ、ここの家の人に聞くとか……それもありかもしれない。
それに、本当は手伝わなくてもいいんだよな。まさか行方不明にもならないだろうし。
何をしよう……

1、マチエールを探しに何処かに行く(場所指定) 2、使用人に聞きに行く 3、ほっといて誰かの所へ(人指定) 4、寝る

下2

529: 2014/03/19(水) 22:22:26.28 ID:JBJQzaZe0
3
トウヤ

531: 2014/03/19(水) 22:29:36.61 ID:P6msTaRx0
キョウヘイ「まぁ……大丈夫だろ!」

小さい女の子の行動範囲は限られているし、外には出ないだろう。
だったらすぐ見つかるだろうし、移動してて見つけたら報告すればいい。
うーん……そうだ、トウヤさんの所行こう!


キョウヘイ「えーと……ここっすね」

この辺りは使用人の部屋が並んでいる。右隣はメイ、左隣はシルバーだ。
女の子と隣とは……まぁトウヤさんなら変なこと起きないだろうけど。

キョウヘイ「トウヤさーん? いますー?」コンコン

トウヤ「んー? キョウヘイかぁ、まぁどうぞー」

キョウヘイ「お邪魔しまぁーす」


トウヤ「それにしても、久しぶりだねぇ。随分大きくなって……」

今俺の前で涙ぐんでいるのがトウヤさん。高校時代お世話になった先輩。
少し腹黒で少し口リコンで少しオカン属性があるよくわからないお方だ。

キョウヘイ「俺もビックリっすよ。皆さんここにいたなんて」

トウヤ「キョウヘイは今、チェレンの所で働いてるんだっけ?」

キョウヘイ「はい、私立探偵っすね。給料低いけど楽しく生活してるっす」

トウヤ「そう……良かった」

532: 2014/03/19(水) 22:36:08.43 ID:P6msTaRx0
キョウヘイ「いやー……でも、トウヤさんにはお世話になったっすよ」

トウヤ「えー、どうしたの、急に?」

キョウヘイ「いや、俺が部活入ったときには、もうトウヤさん引退してたじゃないすか?」

トウヤ「そうだったねぇ」

キョウヘイ「で、二年前みたいだートウヤの再来だーって大騒ぎされたんすよ」

トウヤ「……恥ずかしいね」

キョウヘイ「その噂を聞いて、わざわざ見に来てくれたんすよね」

トウヤ「うん……懐かしいねぇ」

キョウヘイ「トウヤさんの知り合いに会うたび、二年前のトウヤにそっくりだって言われましたよ」

キョウヘイ「そう、探偵事務所に入ったときにもチェレンさんに言われました」

トウヤ「……キョウヘイ?」

キョウヘイ「ん、あ……懐かしくて口が勝手に動いてたっす、さっきお酒も飲んだし」

キョウヘイ「だから……俺にとってトウヤさんは」

俺にとってトウヤさんは……?

1、最も尊敬する人 2、最も憎んでいる人

下2

534: 2014/03/19(水) 22:38:53.23 ID:VyIsINa90
2といいたいが好感度的に1

535: 2014/03/19(水) 22:46:41.07 ID:P6msTaRx0
キョウヘイ「最も尊敬する人……なんですよ」

トウヤ「……そ、そう言われると恥ずかしいねぇ。僕なんかでいいの?」

キョウヘイ「何告白された的な答え方してんすか。いや、これはリアルにそうなんすよ?」

トウヤ「えー、でも僕何かしたっけぇ?」

キョウヘイ「色々アドバイスくれたり、個人的な事の相談にものってくれたり……最高の先輩っす」

トウヤ「褒められるとくすぐったいね……ありがとう。キョウヘイも僕にとって最高の後輩だよ」

キョウヘイ「……本当だ、恥ずかしいっす」

トウヤ「でしょー。あ、今何時? ここ、仕事場とか以外に時計無くてさ」

キョウヘイ「えーっと……」

ちなみに俺の腕時計は高級ロレックス……のパチモンのレロックス。
酔った勢いで買っちゃったけど、意外に使いやすくて気に入っている。

キョウヘイ「……だいたい十二時半っすね。ちょっと遅くまでいちゃったっす。じゃ、また」

トウヤ「うん、また明日。美味しい朝ごはん作るからね」

キョウヘイ「楽しみにしてまぁーす」ガチャッ

536: 2014/03/19(水) 22:49:49.49 ID:P6msTaRx0


懐かしい先輩との感動の昔話をした俺は、少し暇になっていた。
この時間は大体皆寝ているだろうし……外に出ている人もいないだろう。

キョウヘイ「どうしよう。俺も寝よっかなー……」

どうする?

1、寝る 2、屋敷探検

下2

538: 2014/03/19(水) 22:53:22.18 ID:hfRFuzMM0
2

541: 2014/03/19(水) 23:00:52.01 ID:P6msTaRx0
いーや、まだ寝ない! 旅行先の深夜テンション舐めんな!
あ、忘れてたけど一応所長達に明日出勤遅れるってメールしとこ。

キョウヘイ「ふふふ……今の俺は忍者……NINJA……」コソコソ

もしも見付かったら凄く怪しいだろうが、今の俺は忍者だから大丈夫。
何が大丈夫かはわからないが。

キョウヘイ「えーと……ここは庭っすね」

鶏「zzz」「zzz」

キョウヘイ「……」

庭 に 二 羽 鶏 が い る 。


キョウヘイ「……ん?」

殆どの部屋が暗い中、一つだけ明るい部屋があった。
図を見て確認すると……えーと、あの部屋は、レッドさんの部屋か。

キョウヘイ「社長だもんなー……こんな時間までお仕事かな」

542: 2014/03/19(水) 23:09:10.39 ID:P6msTaRx0
キョウヘイ「まだまだ俺の夜は終わらにゃ……ふああ」

流石にあくびが出た。時計を見ると、もう一時半。あれから一時間経っていたのか……
まだまだ普段ならいける所だが、今日はヘトヘトになって山を登り、酒を飲んだりしたからな……
そろそろ部屋に戻って寝るかぁー……


~キョウヘイの部屋~

キョウヘイ「……」バタン

アクロマ「お帰りなさいキョウヘイ君!」

キョウヘイ「うおっ、お、起きてたんすか」

アクロマ「はい、勿論! もしかしたら帰ってこないなんて事もあるかもですからね!」

キョウヘイ「はぁ? 何でっすか」

アクロマ「だって今日みたいなシチュエーションだと、殺人事件とかおこりそうじゃないですか」

キョウヘイ「……暗い洋館、外は嵐、恐らく外との連絡も取れず、様々な客人が……マジだ」

アクロマ「明日起きたら誰か氏んでるかもしれませんよ」

キョウヘイ「そんな、まっさかぁ!」

キョウヘイ・アクロマ「あっはっは!」

……冗談で言った言葉だったが、まさかこれが本当の事になるなんて思わなかった。

543: 2014/03/19(水) 23:09:50.15 ID:P6msTaRx0
キリがいいからここまで。終わり。

550: 2014/03/20(木) 22:26:54.51 ID:16nRiEMJ0


うーん……何だここ、遊園地? ずいぶん寂しい遊園地だな。
遊具といっても観覧車くらいしか……誰か話しかけてきた。
山男っぽい見た目だなー。え? 一緒に観覧車に? いいですけど。
うわー高いなー。こんないい景色見られてラッ……あんた何してんだ
おい、やめろってやめろ! うわ、来るな……

キョウヘイ「うわああああああっ!!!」ガバッ

アクロマ「ぐほあっ」ガンッ

キョウヘイ「ゆ、夢か……つーか何でアクロマが俺にぶつかってんだよ」

アクロマ「うなされていたようですので、目覚めのキスでもと」

キョウヘイ「されたら永遠の眠りについてたわ!」

全く……ギリギリで目が覚めて良かった。

メイ『キョウたんとお兄ちゃーん? 朝ごはんだから下りて来てねー』

キョウヘイ「はーい」

551: 2014/03/20(木) 22:32:45.32 ID:16nRiEMJ0


キョウヘイ「おはござーす……」

アクロマ「おはようございます」

レッド「おはよ……よく眠れた?」

キョウヘイ「はい。バッチリ快眠っす」

レッド「なら、良かった……」

トウヤ「朝ごはんは気合い入れて作ったからね。自信作だよ」

セレナ「見ているだけでお腹が空きますわっ!」

レッド「じゃ、そろそろ……」

ヒカリ「……レッド」

レッド「? ……どうしたの」

ヒカリ「グリーンさんの事なんだけど……部屋にいないの」

レッド「……緑が?」

ヒカリ「何かあったのかしら……」

レッド「一応、探さないと……はぁ」

キョウヘイ「俺、一緒に探しますよ!」

レッド「じゃあ……お願い」

552: 2014/03/20(木) 22:37:57.91 ID:16nRiEMJ0
まさかのグリーンさん行方不明。彼なら何処かで酒に酔いつぶれて寝ていてもおかしくない。
ニートの癖になぁ……一応部屋を見てみよう。

キョウヘイ「おっじゃまー」ガチャッ

どうせ部屋の主もいないから、挨拶もしなくていいんだけど。
ニートの癖にそこそこ広い部屋だ。棚には酒が並んでいる。
机の上には……謎の老人とのツーショット写真がある。
ベッドを調べてみると、暖かくない。それに使った形跡も見当たらない。
昨夜、グリーンさんはここで寝ていなかったという事か?
……他に、何処を調べよう。

1、ベッドの下 2、机の引き出し 3、酒が入っている棚

下2

554: 2014/03/20(木) 22:39:40.23 ID:FDvsNRpw0
1

555: 2014/03/20(木) 22:45:25.21 ID:16nRiEMJ0
キョウヘイ「……まさか、何も無いよなあ……」ゴソッ

こういう所に物はあまりしまわないだろう。
あるとしたら……いや高校生じゃあるまいし……
そう考えながら探っているうちに、指先に何か当たった。

キョウヘイ「……この感じ」

出てきましたー出てきましたー。薄い本出てきましたー!
そしてビックリ、表紙メイドさんです! メイドさんです! そういう趣味があったのか!
まあ人の趣味を否定するのは良くないが……あんたメイドさん身近な存在じゃねえか。
ここのメイドさん被害にあってねえよな……とりあえずこの工口本は持っておくか。

*メイドさんの工口本を手に入れた!

キョウヘイ「……これ持ってるの見られたら大変だな」

でも、もしかしたら何かに使うかもしれない……使いたくないけど。

556: 2014/03/20(木) 22:53:24.01 ID:16nRiEMJ0

グリーンさんの部屋を出た俺は、ヒカリさんと偶然会った。
さっきメイドさんの工口本を見つけた俺は少し気まずい。

ヒカリ「中には誰もいなかったでしょ?」

キョウヘイ「ええ。昨日はベッドを使ってないみたいですね」

ヒカリ「あら、そうだったの……そこまでよく見てなかったわ」

キョウヘイ「まぁ名探偵っすからね!」

ヒカリ「ところでグリーンさんの居場所だけれど……」

スルーされた。軽々とスルーされた。少しも触れてくれなかったぁ!
少し悲しくなりながらも彼女の話を聞いた。

ヒカリ「他の人の部屋とか、厨房とかにもいなかったわ。当たり前だけど」

ヒカリ「だから、探すとしたら他を探してちょうだい。私、時間の無駄嫌いなの」

キョウヘイ「は、はい」

ヒカリ「それじゃ」スタスタ

……メイドさん怖いよう。


他の人の部屋にはいなかったか……まぁいたらおかしいよな。厨房はトウヤさんが使ってたハズだし。
さっき集まったのは大広間だからなー……大広間にはいないだろうし。
他の場所かー……何処を探そう。

1、書斎 2、裏庭 3、食堂

560: 2014/03/20(木) 22:58:36.82 ID:wfiaBaVn0
2

561: 2014/03/20(木) 23:05:41.43 ID:16nRiEMJ0
キョウヘイ「裏庭にでもいってみるかー」


裏庭にやってきました……薄暗いなぁ。建物の陰だし。
木も結構生えてるなー……庭師仕事しろ。
こんな所にグリーンさんはいるのだろうか? 一応呼んでみよう。

キョウヘイ「グリーンさーん……いますかー……」

……いないな。まあいたらビックリなんだけど。

キョウヘイ「さっさの他の所を探しに……あれ?」

何だろうここ。ここだけ土が盛り上がって……いや違う。これは土じゃない……?
回りの土と色が違うし、手触りも違う。これは……

「きゃああああああっ!!!」

キョウヘイ「! これは……食堂の方からだ!」ダッ

562: 2014/03/20(木) 23:12:31.26 ID:16nRiEMJ0


キョウヘイ「どうしたんですか!」

ブルー「こ、これ……!」

真っ青な顔のブルーさんが指差した先には……

キョウヘイ「グ……グリーンさんっ!」

胸から血を流し、倒れているグリーンさんがいた。
急いで脈を確認するが、もう手遅れだった。

ブルー「う、うそ……グリーン君、氏んでるの?」

キョウヘイ「……向こうに行きましょう。大広間に人を集めて説明しなくちゃ」



レッド「……キョウヘイ、どうしたの?」

シルバー「グリーンさんは見つかりましたか?」

キョウヘイ「見つかりましたよ……嫌な形でね」

トウコ「え……じゃあ」

キョウヘイ「食堂で、グリーンさんが亡くなっていました。一応、レッドさんは後で見て下さい」

レッド「うん……」

ハンサム「まて、私も同行させてもらおう。一応警察なのでな」

キョウヘイ「……正直役に立ちそうにないっすけど、まぁ見た方がいいかもっすね」

563: 2014/03/20(木) 23:17:54.47 ID:16nRiEMJ0
シルバー「……警察に連絡をしてきます」

レッド「お願い……じゃあ、キョウヘイ。行こう」

キョウヘイ「そうっすね……あ、アクロマも来いよ」

アクロマ「私もですか?」

キョウヘイ「お前、昔監察医やってたんすよね? なら出番っすから」

アクロマ「あぁ、任せてください。昔は鑑識も監察もやりましたからね。道具も持ち歩いています」

キョウヘイ「へー。たまには役に立つじゃないっすか」

アクロマ「ふっ、これくらい当然です。現場に行きましょう」



レッド「……グリーン」

ハンサム「胸を一突きか……」

アクロマ「……では、少し調べてみます。キョウヘイ君は所長に連絡を」

キョウヘイ「ういっす」

564: 2014/03/20(木) 23:27:19.57 ID:16nRiEMJ0


キョウヘイ「もしもし? 所長っすか?」

チェレン『どうしたんだい? こんな朝早くから』

そういえばまだ朝八時にもなっていない。もう少し時間を考えるべきだったな。

キョウヘイ「すんません……実は、ちょっと面倒な事に巻き込まれちゃって」

チェレン『ふうん……殺人事件とか?』

キョウヘイ「……よくわかったっすね」

チェレン『……冗談のつもりだったんだけどな。ならしばらく動けないだろうね』

キョウヘイ「え? どういう事っすか?」

チェレン『君が行ってるのって○○山だろう? 昨日の嵐で、土砂崩れが起きたらしい』

キョウヘイ「えっ……じゃあ警察もこれないっすよね」

チェレン『まぁあまり大きなものじゃないらしいし、2日くらいで通れるようになると思うけど……』

キョウヘイ「ふ、2日もっすか……」

2日間、殺人犯と同じところにいなくてはならないと思うとゾッとする。

チェレン『……君は何だい? 探偵だろう?』

キョウヘイ「え? ……ま、まさか、犯人を探せと!?」

チェレン『まあ、冗だ「わかりましたっ! 頑張りますっ!」え、ちょっ』ブツッ

そうだ、俺は探偵……こういう事件を解決したくて探偵になったんじゃ無かったのか!
ありがとう所長……俺の使命を思い出しました!

キョウヘイ「俺は……この事件を解いてみせるっ!!」

565: 2014/03/20(木) 23:28:29.47 ID:16nRiEMJ0
キリがいいからここまで。明日から探索+捜査+推理。終わり。

574: 2014/03/21(金) 22:33:43.96 ID:wLaMqYWv0
~あらすじ~
グリーン氏亡


キョウヘイ「ふふふ……これで俺も本当の探偵になってやるっす!」

探偵といえば……そうだ! いつも俺が持ち歩いている探偵セットの出番だ!


~準備中~


キョウヘイ「じゃじゃんっ!」バッ

アクロマ「おや何ですか可愛らしいですねキョウヘイ君」ハアハア

キョウヘイ「うわっ!? 急に出てくんなボケ! ……これは俺の探偵七つ道具っすよ!」

アクロマ「ほう、凄いですね。見せてください」

キョウヘイ「そこまで言うならしょーがないっすねぇー」

探偵七つ道具とは! いつも俺のバッグに入っている秘密道具だ!
仕方無いからこいつにも見せてやろう!

キョウヘイ「一つ目は、今つけてるハンチング!」

アクロマ「ほう……何故つけてるんですか?」

キョウヘイ「探偵ってだいたいこういうの被ってるじゃないっすか」

アクロマ「……そうでしょうか」

キョウヘイ「いーんだよ! 二つ目は、虫眼鏡!」

アクロマ「それは?」

キョウヘイ「……大体持ってるじゃないっすか」

アクロマ「はあ……」

キョウヘイ「三つ目! 万能ハサミ的な折り畳むアレ!」

アクロマ「ああ、旅先であると便利ですね」

キョウヘイ「四つ目! それっぽい手帳!」

アクロマ「それっぽいって言っちゃいましたね」

キョウヘイ「五つ目と六つ目と七つ目はまとめて発表っす! もうここでネタ切れてんすよ」

アクロマ「ですよねぇ」

残りの秘密道具 下1 下2 下3

575: 2014/03/21(金) 22:36:49.05 ID:hcQ9fzOu0
メイドさんの工口本

576: 2014/03/21(金) 22:36:56.29 ID:BEANIc420
指紋採取セット

577: 2014/03/21(金) 22:40:20.48 ID:xhAb/Ob90
dna検査用道具

579: 2014/03/21(金) 22:44:35.02 ID:wLaMqYWv0
キョウヘイ「五つ目! グリーンさんの部屋で見つけた工口本!(取引用)」

アクロマ「キョウヘイ君、こういうのが……」

キョウヘイ「ちげえよ!! 六つ目! 指紋採取セット! でもいらねぇ!」

アクロマ「私がいますしね!」

キョウヘイ「七つ目! でーえぬえー検査用の色々! 使い方わからん!」

アクロマ「あ、それ私に貸してくれませんか? 使い方ならわかるので」

キョウヘイ「あー、じゃあ貸してやるっす。有効活用しろ」

アクロマ「はい。では名探偵さん、現場見てみますか?」

キョウヘイ「モチロンっす!」

580: 2014/03/21(金) 22:53:50.07 ID:wLaMqYWv0
キョウヘイ「……グリーンさん」

アクロマ「氏亡推定時刻は午前一時半ごろです」

キョウヘイ「午前一時半……俺は散歩してたっすね。お前は?」

アクロマ「縛られたままキョウヘイ君を待ってました」

キョウヘイ「ああ、そういやそうだったっすね。動機も無いし違うか」

アクロマ「私を疑っていたのですか……! まぁいいです。遺体を観察してみてください」

キョウヘイ「うーん……」

グリーンさんの服装は白いシャツに濃い緑のジャケット。左胸の部分が赤く染まっている。
あれ? 俺が最初見たときと違うような……

キョウヘイ「アクロマ、これ動かしたっすか?」

アクロマ「ええ。調べる時に仰向けにしました」

キョウヘイ「そういえば最初はうつ伏せだったっすね」

観察を続けよう……他に傷は見当たらない。
ん? でも指先に血がついている……何故だろう?

アクロマ「ああ、それですか。遺体の左側を見てごらんなさい」

キョウヘイ「左側……おおっ」

俺は驚いた。何故かと言うと、そこには血で書かれた文字があったからだ。
まさか、ダイイングメッセージが実在するなんて……! どれどれ、内容は……

оο
U

キョウヘイ「……は?」

582: 2014/03/21(金) 22:59:45.12 ID:wLaMqYWv0
キョウヘイ「なんだこれ? グリーンさん氏ぬ前に何ふざけてんだ?」

アクロマ「……これ、少し書くときに焦ったみたいですね。本当に書きたかったのはこうでしょう」

そういってアクロマはメモを見せてきた。

0I0
 U

キョウヘイ「ああ……真ん中の線が潰れてたんすね」

アクロマ「ええ。彼の名誉のために言っておきますがね」

良かった。グリーンさんはそこまでふざけた人物ではなかったようだ。


キョウヘイ「……こんなもんっすか」

アクロマ「はい。私から遺体に関して言える事はこれ以上ありません」

キョウヘイ「そうっすか。じゃあこの状態だったと……」

アクロマ「……渡すものもあれません」

キョウヘイ「は?」

アクロマ「何かおかしいと思いませんか?」

キョウヘイ「おかしいこと?」

この氏体に関しておかしい事? 何だろう……

下2

584: 2014/03/21(金) 23:02:32.54 ID:2Abzg0tso
全裸

586: 2014/03/21(金) 23:08:32.44 ID:wLaMqYWv0
キョウヘイ「……全裸とか?」

アクロマ「……この遺体は全裸ですか?」

キョウヘイ「いいえ、違います」

さっきわざわざ服の事も言ったし。

アクロマ「はぁ……キョウヘイ君! あんまりふざけてると私が全裸になりますよ!」

キョウヘイ「何でだよ!」


アクロマ「言ったじゃないですか。渡すものは無いって」

キョウヘイ「……それが?」

アクロマ「……凶器ですよ。この遺体に凶器は刺さってますか?」

キョウヘイ「あ……」

どうやらダイイングメッセージに気をとられて基本的な部分を見ていなかったらしい。
……それはアクロマが全裸になってもおかしくな……いやおかしいけど。

キョウヘイ「べっ、別に忘れてた訳じゃ無いんすからね! お前を試しただけなんだから!」

アクロマ「それなら仕方無いですね。話を戻しますよ」

キョウヘイ「ぐぬぬ……」

こいつに大人の対応されるとむっかつくー!!

588: 2014/03/21(金) 23:16:28.69 ID:wLaMqYWv0
アクロマ「氏因は胸を刺され失血氏です。ですが凶器が見当たらないのです」

キョウヘイ「何処かに隠してあるんすかねー?」

アクロマ「凶器はおよそ長さ10cm位の尖った物だと思うのですが……」

キョウヘイ「結構限られてくるっすね」

ナイフか何かだと思っていたが……尖った物となると、少し違う気がする。
もっと……キリみたいなヤツとか? そういう物だろうか。

アクロマ「ですので、捜索はキョウヘイ君に任せますよ」

キョウヘイ「任せとけー!」


キョウヘイ「……とは言ったものの、何処を探そう」

とりあえずこの大広間を探してみるか。凶器がありそうな場所かー……
とりあえずソファーの下とかかな? そういうところを探そう!
でも他のところも探したいしー……一ヶ所探したら他を当たろうかな。

何処を探す?

1、暖炉の中 2テーブルの裏 3、椅子のクッション

下2

590: 2014/03/21(金) 23:18:14.39 ID:hcQ9fzOu0
1

591: 2014/03/21(金) 23:24:17.95 ID:wLaMqYWv0
キョウヘイ「ミステリーと言ったら暖炉の中っすよね!」

暖炉の中に凶器を投げ入れて逃走する犯人!
そうでなくても、帰り血がついた服とかならありそうだけど。

キョウヘイ「どーれーどーれー……」ゴソゴソ


キョウヘイ「……何もねえ。ゲホッゲホッ」

煤だらけになってしまった。ひっくり返して探すべきじゃ無かったなー。
……あれ? はじっこにあるアレ何だろ? あんまり重要な物じゃ無いかもしれないけど……
あっちまで手を伸ばしたら、確実に真っ黒になるな……
どうしよう。あれを取ろうと頑張るべき?

下2

593: 2014/03/21(金) 23:27:59.15 ID:xhAb/Ob90
べき。

595: 2014/03/21(金) 23:34:47.98 ID:wLaMqYWv0
キョウヘイ「……頑張るか!」

一応、大事な大事なハンチングと虫眼鏡は置いといて……

キョウヘイ「……ほあっ!」ガシッ

やった、ゲットだぜ、謎の物体!
謎の物体と引き換えに、俺の綺麗だった服は汚れてしまった! 真っ黒!

キョウヘイ「……ちょっとお高かったのになー」

まあいいか、それより見つけた物体をみてみよー!
それは黒く煤で汚れていたが、手で払うと銀色の金属が見えた。
少しおかしな形だったから分かりにくかったが、どうやら鍵らしい。

キョウヘイ「ドアの鍵とは違うよなー……何だろう?」

これが物語のカギになったりして……鍵だけに。

596: 2014/03/21(金) 23:35:26.90 ID:wLaMqYWv0
今日はここまで。終わり。

607: 2014/03/22(土) 22:12:32.18 ID:IVisr2yI0
キョウヘイ「キョウヘイ君のわかりやすいあらすじ!」

銀色の鍵を手に入れた。服が真っ黒。不審者。


キョウヘイ「……鍵はまだ使わないっすよね。しまっておこう」


*銀色の鍵をポケットに入れた!


キョウヘイ「さーて、何を調べようかな……」

正直言って調べることは山ほどある。
凶器、返り血のついた服、目撃証言等々……
まずはどれについて調べるべきだろうか?

1、裏庭の謎の土 2、被害者についての聞き込み 3、犯行の目撃証言 4、昨夜の住人のアリバイ

下2

609: 2014/03/22(土) 22:18:17.81 ID:dM0GJHuh0
1

610: 2014/03/22(土) 22:26:32.06 ID:IVisr2yI0
キョウヘイ「そういや、さっきの土何だったんだろ……?」

グリーンさんを探してる時に、偶然見つけた謎の土らしきもの。
ブルーさんの悲鳴が聞こえたから捜索は中断したんだっけ。

キョウヘイ「よーし、さっそく裏庭へ行くぞー!」



キョウヘイ「……相変わらず木がもじゃもじゃ」

木の下を潜る度、枝が帽子に引っ掛かる。もう取っちゃおうかなこの帽子……

キョウヘイ「えーと、確かこの辺りのはず……」

俺はとりあえず屈んで近くの土を調べてみた。
確か、少し盛り上がっている場所があったからわかりやすいハズなんだけど……

キョウヘイ「……無くなってる」

どうしてだ? さっき来たときまではあったのに……アレが自然消滅するだろうか。
これは……何か関係があるのかもしれない。なるべく覚えておこう。


キョウヘイ「……じゃ、次いってみよー」

1、被害者について 2、犯行の目撃 3、昨夜のアリバイ 4、チェレンに助けを求める

下2

612: 2014/03/22(土) 22:38:53.73 ID:YoGanoK0o

615: 2014/03/22(土) 22:48:05.36 ID:IVisr2yI0
キョウヘイ「犯行を目撃した人はいないんすかね?」

とりあえず、片っ端から聞きまくる事にした。一人くらいは見てるだろう。



結果だけ言いましょう。収穫ほとんど無し。
夜遅かったのがいけないのか? でも確かにわざわざ夜中に広間の方にいく人もいないよなぁ。
なぜほとんどと書いたかというと、一人だけ目撃者らしき人がいたから。
その時の会話をご覧下さい。


キョウヘイ「え、見たんすか?」

ルリ「うん……あのね、少し屋敷の中で迷子になっちゃってて……」

キョウヘイ「広いっすもんね、仕方無いっす」

ルリ「それで……大広間の方に行ったら、人影が見えて……」

キョウヘイ「え!? そ、それで?」

ルリ「びっくりして、物陰に隠れたから……あんまり見えなかった。でも、男の人だと思う」

キョウヘイ「どうしてっすか?」

ルリ「今いる女の人、皆髪が長いよね。でも、見えなかったから……多分、男の人かな、って」

キョウヘイ「ふむふむ……ありがとうございます」

ルリ「役に立てたなら良かったかな……」

キョウヘイ「……あ、一ついいっすか? それ、何時頃の事です?」

ルリ「えっと……一時半くらい、かなぁ」

616: 2014/03/22(土) 22:59:14.51 ID:IVisr2yI0
ルリさんの目撃情報から、犯人は男性かもしれないとわかった。
情報を鵜呑みにする訳にもいかないが、今のところ一番有力な情報だ。
今、この屋敷にいる男性……屋敷の住人はレッドさん、シルバー、トウヤさん、コウキ。
客はオッサン、ハンサムさん、カルムさん……だな。

キョウヘイ「俺とアクロマは抜きで考えてもいいっすよね……」

とりあえず、この人達の中にグリーンさんを恨んでいる人がいないか聞きまくるぞ!


レッドさんの場合

ブルー「まぁ、家にニートがいて、自分のお金で暮らされたら嫌よね」

ブルー「あ、レッド疑わないでよ! 私の可愛い弟なんだから!」


シルバーの場合

メイ「……ここだけの話、シルバーって普通の主従以上にレッドに尽くしてるじゃん」

メイ「だから、レッドさんの代わりに……ってのも有り得るかもにゃー、なんて」


トウヤさんの場合

トウコ「この前、作った料理を投げ捨てられてたの」

トウコ「料理人にとって一番悔しいことって言ってたわ……もしかしたら……ううん、まさかね」


コウキの場合

ヒカリ「彼、普段は表の庭の花を育ててるの。だけど、グリーンに花を折られたって言っていたわね」

ヒカリ「大切に育てたのに、花が可哀想だって泣いていたわ」

ヒカリ「え? もちろん、男が泣くなって叱り飛ばしたけれど?」


キョウヘイ「……グリーンさんクズじゃねえか!!!」

617: 2014/03/22(土) 23:04:38.00 ID:IVisr2yI0
キョウヘイ「いや、待てよ……客はどうだろう。何か関わりがあるのか?」


ふひひマンの場合

メイ「グリーンって、レッドの弱味を握ってたんだって、噂になってるの」

メイ「あのオッサンなら、弱味を聞き出すために……とかしそうだよね」


ハンサムの場合

マチエール「え? あのお兄ちゃんについて? えっとねー……」

マチエール「あ! おじさんが、何か見たことある顔だなーって言ってたよ!」


カルムの場合

セレナ「私、彼の事は昨日色々知りましたの! カルムの会社は、レッドの会社と提携してるんですって」

セレナ「でも、少しカルムの会社の方が負担多いらしいですわ。だから弱味を……だったりして」


キョウヘイ「……全員怪しいじゃねえか!!!」

618: 2014/03/22(土) 23:09:15.95 ID:IVisr2yI0
キョウヘイ「まさか、グリーンさんがここまでクズで色々あるとは知らなかった」

キョウヘイ「ここはアリバイとかを調べていった方がいいかもっすね……」

レッドさんについては俺が証人だ。一時半頃にレッドさんの部屋の明かりを見た。
犯行時刻が少し違っていても、レッドさんの部屋から大広間までは遠いから多分違うだろう。

キョウヘイ「でも、一応全員に聞くべきだよなー」

こういう時、見た目は子供で頭脳は大人な彼ならどうするだろうか。
三毛猫だったら、紳士だったら、じっちゃんが凄い人だったら……

キョウヘイ「……まぁ聞かなきゃ何も始まらないっすね」

619: 2014/03/22(土) 23:10:00.95 ID:IVisr2yI0
今日はここまで。しばらく出来る時間が短くなりそうです。終わり。

645: 2014/03/25(火) 23:08:57.05 ID:37vz/tAu0


キョウヘイ「とりあえず、動機がある男性陣に聞くべきっすね」

うーん、誰から聞こう……
そう悩んでいると、グッドタイミングでトウヤさんが通りかかった。

トウヤ「あれ、キョウヘイ。こんな所で何してるの?」

キョウヘイ「いやー、ただウロウロしてただけっす。トウヤさんは?」

トウヤ「うーん、僕も同じ感じかな」

こう聞かれると、こう答える。そして相手も同じように答える……ありがちだな。
ここでトウヤさんのアリバイをチェックしときたいけど、どう聞くべきだろう。
人間、聞き方によって答える意欲変わるしなあ。
どうやって聞こう?

1、そういや、昨日の夜何してました?
2、昨日のアリバイを教えて下さい!
3、トウヤさん犯人じゃないっすよね?アリバイあります?

下2

647: 2014/03/25(火) 23:11:52.14 ID:HCw7GYwo0
2

649: 2014/03/25(火) 23:24:55.47 ID:37vz/tAu0
ここはズバッと正直に聞くべきだな!

キョウヘイ「トウヤさん!」

トウヤ「な、何?」

キョウヘイ「昨日のアリバイを教えて下さい!!」

トウヤ「……」

ちょっと驚いてるようだな。まぁいきなり言われたら驚くか。

トウヤ「……僕、キョウヘイのそういう正直な所いいと思うよ」

褒められちゃった。わーいってそれどこじゃないわ!

トウヤ「アリバイね、わかった。えーっと……」

トウヤさんは顎に手を当てて思いだそうとしている。
一瞬イケメンに見えて悔しかった。

651: 2014/03/25(火) 23:29:07.90 ID:37vz/tAu0
トウヤ「昨日は、宴会が終わったのが十一時くらいだったね」

宴会……まぁほぼ宴会状態だったからいいか。

トウヤ「その後は食器洗ったりして……その片付けが終わったのは十二時くらいかな」

キョウヘイ「大変っすねー」

トウヤ「まあね。で、その後部屋に戻ったら、キョウヘイが来たんだ」

へえ、俺は結構いいタイミングで来ていたらしい。

トウヤ「で、話終わったのが十二時半だったね。その後は……寝たかな」

キョウヘイ「ふんふん、ありがとうございます」

大体理解できた。まあトウヤさんにも犯行可能だった訳だ。
何かアリバイについて聞くことはあるかな?

(無しも可)下2

653: 2014/03/25(火) 23:34:20.36 ID:nBxKPPJf0
他に誰かを見かけなかったかどうか

654: 2014/03/25(火) 23:42:51.07 ID:37vz/tAu0
キョウヘイ「誰か見かけたりしませんでした?」

トウヤ「え? うーん……見てない、と思うけど……あれ? えーっと……」

キョウヘイ「ど、どっちなんすか!」

トウヤ「……思い出した! って言っても重要な事でもないと思うけどね。
食器洗ってる時、大広間で声が聞こえたよ。多分トウコとヒカリさんだねぇ」

キョウヘイ「ああ、あの二人合わなそうですもんね」

トウヤ「合わないねぇ。掃除についての話をしてたみたい。時間は……大体十一時半すぎかな」

キョウヘイ「それくらいっすか?」

トウヤ「うん。あんまり重要な話出来なくてごめんね」

キョウヘイ「いえ! ご協力ありがとーございました!」

とりあえず、今の事は後で聞くトウコさん達のアリバイを証明するだろう。
今のところ、アリバイは無いけどトウヤさんは怪しくなさそうだし、まあまあの収穫だな。

キョウヘイ「じゃ、またー!」タッ

トウヤ「頑張ってねー」

655: 2014/03/25(火) 23:50:42.73 ID:37vz/tAu0
キョウヘイ「次は何処いこーかな……」トコトコ

考えながら歩いているうちに、何故かレッドさんの部屋の前に来ていた。
丁度いいし聞いちゃうか!

キョウヘイ「レッドさーん、いまーすかー」コンコン

レッド『……入って』

キョウヘイ「お邪魔しまぁーす!」ガチャッ


キョウヘイ「あれ、シルバーもいたんすね」

二人一気にアリバイを調べる事が出来るな、ラッキー!

レッド「……どうしたの?」

シルバー「お茶でも入れましょうか」

キョウヘイ「あ、ちょっと聞きたい事があっただけなんすよ。昨日の夜について……」

シルバー「……レッドさんを疑っているんですか」キッ

レッド「……シルバー」

おお怖い怖い。シルバーは睨んだらなかなか迫力あるな。つーか忠誠心ありすぎ。

キョウヘイ「そういう訳じゃ無いんすけど、形式通りにね」

俺は今までこう聞く警察を変に思っていたが、聞く立場になるとこうしか言えない。
警察って意外と大変なんだな……心の中で警察を労いつつ、話をすすめた。

キョウヘイ「んじゃ、そういうシルバーから聞きましょーかね」

656: 2014/03/26(水) 00:00:31.20 ID:T9BGbgvZ0
シルバー「昨日、酒宴が終わったのは十一時頃でしたね。
それからは広間の片付けを手伝っていました。結構汚れていましたからね。
ですが、一段落してからはレッドさんと部屋で話をしていました」

キョウヘイ「話? どんな話っすか」

シルバー「……それは話した方がいいのでしょうか」

キョウヘイ「まぁ、なるべく詳しく聞きたいっすけど……話したくないならいいっすよ」

シルバー「……話をしたと言っても、世間話程度です。
その後、レッドさんが寝るということで、俺も部屋に戻り寝ました」

シルバー「……なるほど、シルバーとレッドさんはほとんど一緒にいたんすね」

シルバー「はい……あ、俺がレッドさんの部屋を出たのは、一時頃だったと思います」

キョウヘイ「ふむふむ……」

あまり不自然な部分は無いかな。ただどこか怪しいんだよな。
もしかしたら反抗的な態度を取られたからそう見えるだけかもしれないけど……
何か聞くべきことはあるかな?

下2

658: 2014/03/26(水) 00:25:31.76 ID:Oi1GrOMNo
外から人が来ていないか

659: 2014/03/26(水) 00:30:57.73 ID:T9BGbgvZ0
キョウヘイ「外から人が来たりしませんでした?」

シルバー「来てはいないと思います。嵐でしたから。それがどうかしました?」

キョウヘイ「ふむ……いや、何でもないっす」

まぁ、実は外部からの侵入者による犯行でした! ってのがないようにの確認なんだけど。
よく考えれば当たり前だな。嵐だった。

キョウヘイ「じゃ、次はレッドさんっすけど……」

レッド「う、うん」

キョウヘイ「ど、どうしたんすか?」

レッド「……キョウヘイ、刑事さんみたいだなって思って」

キョウヘイ「え、そうっすか? でも探偵の方がかっこいいしなぁー」

刑事っていうと堅苦しいが、探偵なら自由に謎解きが出来て楽しいと思う。
でも刑事っぽいって言われると少し嬉しいっていうかなー。

レッド「……アリバイだっけ」

キョウヘイ「あ、そうでしたそうでした。お願いします」

レッド「うん……えっと」

660: 2014/03/26(水) 00:31:30.98 ID:T9BGbgvZ0
今日はここまで。終わり。

686: 2014/03/28(金) 22:51:09.92 ID:qN210zo10
レッド「……とりあえず、酒宴には付き合ってた」

キョウヘイ「ブルーさんに絡まれてたとこは見たっす」

レッド「終わってから……自室に戻って、本読んでた」

キョウヘイ「ふんふん」

レッド「で……読み終わって暇になっちゃってたら、シルバーが来たから……」

キョウヘイ「お話をしたんすか?」

レッド「うん……で、一時くらいにシルバーが部屋を出て……」

キョウヘイ「あ! そういえば一時半位に、レッドさんの部屋の明かりついてたっすよね?」

レッド「え……あ、読んでた本の二巻見つけちゃって、読んでた」

キョウヘイ「あー! あるあるっすね! 寝る前によくあるんすよねーそういうの!」

レッド「うん……で、読み終わった四十五分くらいに、寝た……かな」

意外と普通だった。夜のアレは仕事じゃなかったんだな。
何か聞くことはあるだろうか?

下2

688: 2014/03/28(金) 22:53:26.10 ID:RR7CPodX0
工口本は読みますか?

689: 2014/03/28(金) 22:59:05.49 ID:qN210zo10
キョウヘイ「工口本は読みますか?」

レッド「……?」

シルバー「…………」

あれっ何この空気。俺はただ素朴な質問を投げ掛けただけなのに!

キョウヘイ「え、えーと……」

シルバー「……セコム、してますよ?」

ヤバい! このままだと人類最強の女にプロレスされてしまう!
何かそれらしい理由を……っていうか本当にやましい気持ちなんて無いのにぃ!

キョウヘイ「ち、違うんすよ! これは……」

1、グリーンさんの工口本を見付けたからそれについて聞こうとしただけ!
2、ただのお茶目です許して!(テヘペロ)
3、レッドさんの事……もっと知りたくて……(キラキラ)

下2

691: 2014/03/28(金) 23:00:42.97 ID:dw1/zLEP0
3

693: 2014/03/28(金) 23:07:44.58 ID:qN210zo10
えーいっ、こうなったら一か八かだ!

キョウヘイ「俺、レッドさんの事……もっと知りたくて……」キラキラ

どうだ! 普段滅多に使わない低音ボイスでお送りしました!

レッド「えっ……え、え? えと……」

あらこの子顔赤くしてわたわたしてる。可愛い。そこらの女の子より可愛い。

シルバー「…………」

あらこの子すっごい威圧感! 視線だけで氏にそう! 殺される! 犯人コイツじゃね!?
やべえ……この状況、どうすりゃいいんだ……なんか凄い三角関係なんですが。
……ここで追い討ちをかけるか、冗談ですたっていうか。俺の運命がここで決まる(真顔)
どうしよう……

1、手を握り、「駄目、かな……?」キラキラ
2、シルバーの方を向き土下座する
3、「それは置いといて、実はグリーンさんの部屋で……」と話を戻す

下2

695: 2014/03/28(金) 23:10:33.87 ID:D0BDddcG0
1

697: 2014/03/28(金) 23:24:22.74 ID:qN210zo10
キョウヘイ「駄目、かな……?」キラキラ

レッド「えっ、な、手、あ、うぅ……」

何で赤くなってんのこの子可愛いんですけど俺ノーマルタイプのはずなのに!

『ようこそ……こっちの世界へ……』

キョウヘイ「!?」バッ

驚いて振り返った先にあったのは、青色の動物のぬいぐるみと紫色の動物の人形だった。
一体何の声だったんだ……?

シルバー「……キョウヘイさん」

キョウヘイ「……はい」

シルバー「主人に悪影響な人を近くにいさせないのは執事の役目ですっ!」

キョウヘイ「わわっ、ごめんなさいごめんなさい!!」

ちょっと悪ふざけが過ぎたみたいだ。シルバーの俺を見る目が冷たくなった気がした。

レッド「……」

それと対照的にレッドさんはずっと赤いままだ。慣れてないのかな。
でも聞きたい事も聞けたし、逃げるか! いつまでもここにいるとシルバーに殺られる!

キョウヘイ「じゃ! 俺は捜査の為に旅に出るっす!」バッ

シルバー「はい」

レッド「い、いってらっしゃい……?」

レッドさん優しい。シルバースルーしないで。お兄たん悲しい。

キョウヘイ「……じゃあ、色々わかったらレッドさんにも一応報告しますよ」バタン


シルバー「……レッドさん、お上手ですね」

レッド「……仕方無い」

少し悲しい気持ちになりながらドアをしめて去った俺には、部屋の二人の会話は聞こえていなかった。

698: 2014/03/28(金) 23:32:24.34 ID:qN210zo10
キョウヘイ「いざすーすーめーやーきっちーん」トコトコ

色々聞いて回っていたら、お昼の時間を過ぎていたらしい。お腹が空いてこんな歌を歌ってしまった。
……これ誰かに聞かれてたら恥ずかしいな。

コウキ「みじんーぎーりーだーほーちょー」トコトコ

あっアホの子っぽいし大丈夫そうだ。
一応彼も容疑者の一人だからな、しっかり話を聞かないと……

キョウヘイ「コウキさんっすよね? 話を聞きたいんすけど……」

コウキ「あ、コウキでいいよー! それと、そのお話は広間でしよう。
これからトウヤがコロッケ作ってくれるんだってー!」

キョウヘイ「マジで!? やったぁー!」

少し俺はアホの子が移ったのかもしれない。でもコロッケと聞いたら心はダンシングするよね!
早速コロッケを食べるために……いや、食べながら話を聞くために、俺達は広間へ向かった。

コウキ「たーまねーぎーめにしーみてーもー」

キョウヘイ「なーみだーこーらーえーてー」

……歌いながら。

700: 2014/03/28(金) 23:42:26.74 ID:qN210zo10


~広間~

コウキ「コロッケ!」

キョウヘイ「食べたいナリ!」

トウヤ「あれ、キョウヘイも来たんだ。多く作っちゃってたから丁度良かったよ」

トウヤさんはコロッケを皿に盛り付けながら俺に話し掛けてきた。

トウヤ「そういえば、アリバイ聞くの進んでる?」

キョウヘイ「正直言えば、ぜーんぜんっす」

コウキ「でも僕に聞くから、少し進むねぇー」

キョウヘイ「そうっすねー」

トウヤ「大変そうだけど、頑張ってね。はい、召し上がれ」

キョウヘイ・コウキ「いただきまーす!」

俺はこの時食べたコロッケを元に、「人生の真理はコロッケである」という本を書いた。嘘です。


コウキ「ごちそうさまでしたー」

キョウヘイ「ごちっすー……超美味しかったっす!」

トウヤ「そっか、良かった。そう言ってもらえると凄く嬉しいな」

キョウヘイ「もう、本当に美味しかったんすよ。他のコロッケが食べられなくなりそうっす」

コウキ「僕はもうトウヤのご飯しか食べられなくなっちゃったよぉー」

とても和やかな雰囲気だが、食べるののに夢中で事件の事を忘れていた。
でもこの空気で言うのもアレだしな。間にクッション話題を入れよう。

1、トウヤにグリーンについて聞く 2、コウキにグリーンについて聞く 3、コウキとレッドの出会いを聞く

下2

702: 2014/03/28(金) 23:52:04.32 ID:dw1/zLEP0
3

703: 2014/03/29(土) 00:03:11.14 ID:VZ7kOItz0
キョウヘイ「そういえば、コウキとレッドさんの出会いってどんなんだったんすか?」

コウキ「え? ええっとねー……僕とヒカリは、孤児院みたいな所出身でねぇー」

キョウヘイ「……聞いていい話だったっすか?」

コウキ「うん、全然だいじょぶー。で、そこにレッドとレッドのお父さんが来てさー……何でだっけ?」

キョウヘイ「いや俺言われてもわかんねっすよ」

ヒカリ「レッドのお父様が、施設の援助をしていたのよ」

コウキ「あ、ヒカリだー」

キョウヘイ「わっ、いたんすか!」

気が付くとヒカリが横にいた。気配が無いんだもんなー。

ヒカリ「その時、私とコウキはレッドと仲良くなったの。
数年後、高校を卒業してどうするか迷っていた私達に、レッドは声をかけてくれたの」

キョウヘイ「へー……」

コウキ「うん。僕は自然が好きだからって」

ヒカリ「私には、しっかりしていて仕事を任せることが出来るって言ってね」

確かに庭は綺麗だったし、彼女の仕事はとても丁寧で素早い。
トウヤさんも料理上手だし、レッドさんは結構スカウト上手なのかもしれない。

704: 2014/03/29(土) 00:10:28.27 ID:VZ7kOItz0
ヒカリ「……で、何故こんな話をしていたのかしら?」

そうだった。事件の話をするためにいるんだった。

キョウヘイ「昨日のアリバイを聞こうと思ってて、クッションとしてこの話題を選んだんすよ」

コウキ「あ、そうだったんだ。じゃあ話をしよっかー」

ヒカリ「……なら私も一緒に話しておくわ」

キョウヘイ「わーい、助かるっす」

トウヤ「じゃ、片付けてくるからゆっくり話しててね」


キョウヘイ「昨日のアリバイ……酒宴の辺りから何をしていたか教えて下さい」

コウキ「うん。えっと、僕お酒飲めないからボーっとしててー……」

ヒカリ「……あれ、寝てるんじゃなかったのね」

コウキ「目は開いてたよぅ。で、終わったら眠くなったから寝た!」

キョウヘイ「……シンプルっすね。びっくりするぐらいに」

コウキ「えへへ」

ヒカリ「貶されてはいないけど……褒められてもいないわよ」

本当にシンプルなこの証言。アリバイは無いって事だな。逆に怪しくない。
何か聞くことはあるかな?

下2

706: 2014/03/29(土) 00:33:26.30 ID:VZ7kOItz0
無いと判断するぞ!眠いから続きはまた明日!

717: 2014/03/30(日) 16:53:25.36 ID:NUcHZ2Po0
ジーナ「ボンジュール! あたくしはジーナ……じゃなくて謎の人よ!」

デクシオ「ジーナ、残念だけど名前はもう出てるよ。僕はデクシオ。覚えている人はいないだろうけどね」

ジーナ「な、何でそんなにネガティブなの!? いつもと違うわよ!」

デクシオ「いつも……ゲーム本編にもそんな出てないし、いつもの僕って何だろうね」

ジーナ「ああもう! 面倒だから話を進めるわよ!」

ジーナ「といっても、ただのお知らせなんだけれどね。もっと華やかな仕事にしてほしいものね」

デクシオ「僕ら自体が華やかじゃないんだから我慢しようよ」

ジーナ「うるさいったら! えーと、『今日は十時半に始めます。絶対!』だそうよ」

デクシオ「この世に絶対なんて無いのにね」

ジーナ「デクシオに何があったのよ! あたくし面倒なのは嫌いよ!」

デクシオ「あはは、無関心よりは全然マシだよ。そろそろ終わろうか」

ジーナ「そうね。さよならは言われる前にあたくしから言いたいの。オ・ルヴォワール!」

終わり

726: 2014/03/30(日) 22:40:06.61 ID:NUcHZ2Po0


キョウヘイ「うがー!」ガチャ

アクロマ「おや、お帰りなさいキョウヘイ君。どうしました?」

キョウヘイ「アリバイ調べたけどぜーんぜんわかんねえんすよ!」

アクロマ「アリバイですか。教えてくれますか?」

キョウヘイ「おー。えーと簡単に言うとー、トウヤさんは犯行可能だけど怪しく無くてー」

キョウヘイ「シルバーも犯行可能で何怪しい。レッドさんは犯行可能だけどよくわかんなくて」

キョウヘイ「コウキは犯行可能だけど曖昧なんすよね、すぐ寝たとか言って」

アクロマ「ほう。他の方は?」

キョウヘイ「えーと」


ヒカリ『私は酒宴が終わってから片付けをしたわ。トウコが皿を割ってたから怒ってしまったの』

ヒカリ『その後もトウコと軽い言い争い? みたいな遊びをしてたわね。
トウコの部屋で……私は人間に興味は無いのよ、勘違いしないでくれる?』

ヒカリ『で、気付いたら二時になっていたから、急いで戻って寝たわ』


キョウヘイ「トウコさんも内容はほとんど同じだったっす。後はー」


メイ『メイのアリバイ? えとねー、お片付けした後は部屋にいたかにゃ』

メイ『ずっとテレビ見てた。んーとね、テンマ君が司会やってるやつ!
でも、内容も録画したのを見たりすれば後からでもわかるし、アリバイにはにゃらにゃいにゃー』


ブルー『え、私のアリバイ? そーね、私酒宴ですーっごく酔ってたでしょ?
でも何だか飲み足りなくて、お客様のセレナちゃんとサナちゃんって子と飲んでたわ』

ブルー『え? 時間? ……酔ってたから正確じゃ無いけど、三時位まで飲んでた気がするわ』

ブルー『……いいじゃない! 好きなのよぉっ、お酒!』


キョウヘイ「……屋敷の人はこんな感じで」

アクロマ「流石にブルーさんは飲みすぎですね」

727: 2014/03/30(日) 22:51:40.22 ID:NUcHZ2Po0
キョウヘイ「お客さんの方はー」


ハンサム『む、昨日の夜について? そうだな、キミも知ってる通り、マチエールがいなかっただろう?』

ハンサム『だから、あの親切なカルムという青年にも手伝ってもらって探していた。いやー、いい青年だ』

ハンサム『見つかったかって? それが、三時位まで青年と一緒に探していたんだが見つからなくてな。
仕方無く部屋に帰ったらベッドの上で寝ていたのだ! 全く、心配したのになあ』


ルリ『昨日……? えっと、さっき言った通りお散歩してたら人を見たんだ』

ルリ『それで、怖くなって部屋に急いで戻ったんだけど……途中、コウキさんを見たよ』

ルリ『寝たのは……二時位かな。あんまり重要な事言えなくて、ごめんね』


ふひひマン『昨日? ふひひ、そうだね。お酒の席でしばらく飲んだ後は部屋にいさせてもらったね』

ふひひマン『何でかって? ふひひ、仕事だよ仕事……疑うなら、着信履歴を見てもらってもいい』

ふひひマン『それで……寝たのは結局一時を過ぎていた。ふひひ』

ふひひマン『ふひひ……つまり、私に犯行は無理って事だ』


マチエール『昨日? え、お兄ちゃんあたしを探してたの? 心配させてごめんね!』

マチエール『夜のお散歩って楽しいよねっ、だから、屋敷を見て回ってたの!』

マチエール『……それだけだよ。それだけ! 変な部屋に入ったりとかはしてないよ!』


キョウヘイ「……って感じっす」

アクロマ「ふむ……キョウヘイ君、深呼吸して下さい。すってーはいてー」

キョウヘイ「すーはー……で、なんすか?」

アクロマ「深呼吸したらわかったでしょう。この証言におかしい事がありますよ」

キョウヘイ「え?」

おかしい事……? 何だろう?

(複数可)下2

728: 2014/03/30(日) 22:56:38.91 ID:mmYa0nCV0
コウキさん目撃情報が何気にあること

730: 2014/03/30(日) 23:06:45.25 ID:NUcHZ2Po0
キョウヘイ「そういえば……何でコウキの目撃情報があるんすかね?」

アクロマ「気付きましたね。偉いですよ」

キョウヘイ「おい何処触ってんだ氏ね」

アクロマ「……ふっ、それにマチエールさんの証言も怪しいですね。それには気付かなかったようですが」

キョウヘイ「ぐぬぬ……いいっすよ本人に聞いてくるっすもーん!」ダッ

アクロマ「あっ、キョウヘイ君……むう、私からも言うことがあったのですが……」


キョウヘイ「……アクロマ氏ね」

聞いてくるって言って出てきてしまったが、どっちに聞こう?
何故コウキが嘘をついたのか気になるし……マチエールちゃんは何をしてたのかも気になる。
どうしよう?

1、コウキの所へ 2、マチエールの所へ 3、アクロマに頭突きしてから1か2(指定)

下2

732: 2014/03/30(日) 23:12:19.82 ID:9rqZ+qSw0
3で1

733: 2014/03/30(日) 23:20:29.20 ID:NUcHZ2Po0
キョウヘイ「……一旦戻るか」


キョウヘイ「アクロマ!」ガチャッ

アクロマ「どうしましたかキョウヘイ君! 私に会いたくて会いたくて震えたんですか!?」

キョウヘイ「どりゃあっ!!」ゴスッ

アクロマ「ごふおっ」バタッ

キョウヘイ「はっ、ざまぁ!」ダッ

アクロマ「……我々の、業界では、ご褒美……です」ガクッ



キョウヘイ「コウキー!」

コウキ「あ、キョウヘイだぁー、どうしたの?」

キョウヘイ「昨日の夜、コウキを見た人がいるらしいんすよ。一時半過ぎに。どういう事っすか?」

コウキ「……僕を? 見た人がいる? えー、どうしてだろう? すぐ寝たはずなんだけどなぁ」

キョウヘイ「何か嘘ついてるならさっさと言った方がいいっすよ」

コウキ「嘘なんて言ってないよー。多分見間違いか……言った人が嘘ついてるんじゃないかなぁ?」

キョウヘイ「ルリちゃんは嘘なんてつきません!」

コウキ「んー……でも、僕も嘘言ってないしなぁ。どうしてかなぁ」

……これは演技なのか、それとも本当に嘘をついていないのか?
追求した方がいいか、彼を信じるべきか……
どうしよう?

1、厳しく追求する 2、遠回しに聞く 3、彼を信じ、話を終了する

下2

735: 2014/03/30(日) 23:21:47.36 ID:8IBxS5D5o

736: 2014/03/30(日) 23:31:21.56 ID:NUcHZ2Po0
キョウヘイ「そーっすか……見間違えかもしんないっすね」

コウキ「うん、そうだよ。夜は暗いからね」

キョウヘイ「そういや、寝たっていつ頃寝たんすか? そこまで詳しく聞いてなかったっすけど」

コウキ「終わってすぐだから、十二時位? わかんないなぁ」

キョウヘイ「普段は夜何してんすか?」

コウキ「普段? 月を見たり、庭に出たりしてるかな」

キョウヘイ「へー……昨日は?」

コウキ「昨日は……ってこれ、誘導尋問じゃーん」

ゆるーいノリツッコミを返されてしまった。言う気は無いようだ。
本当に嘘を言っていないのか? それじゃあルリちゃんは何故ああ言ったのか?
見間違いだとしても、他に誰かがいたという事……ああ、訳わからん!

コウキ「じゃ、僕そろそろ行くね。雨もあがってるし、花が気になるんだぁ」

キョウヘイ「あ、はい。いってらー」

ばいばーい、と言いながら彼はゆったりと去っていった。
まだ調べる事はたくさんありそうだ。
何を調べよう?

1、マチエールに昨日の夜について聞く
2、何となくアクロマの所へ
3、誰かに話を聞きにいく(指定)
4、誰かの部屋を探索する(指定)
5、銀色の鍵について調べる(方法指定)

下2

738: 2014/03/30(日) 23:39:24.66 ID:E4pSKQQ30
2

739: 2014/03/30(日) 23:46:20.89 ID:NUcHZ2Po0
キョウヘイ「……一回戻るか」

何故か部屋に戻らなくちゃいけない気がしてきた。
神のお告げとかだろうか……? なら神はあんまいい趣味持ってないな。
とりあえず部屋に戻ろう。


キョウヘイ「ただー」ガチャ

アクロマ「お帰りなさいキョウヘイ君! もう一回頭突きしてもいいですよ!」

キョウヘイ「……お前、なんか俺に言うことあんじゃねーの?」

アクロマ「好きです」キリッ

キョウヘイ「そういうやつじゃない」

アクロマ「スルーですかそうですか……まぁ言うことあるんですがね。事件に関しての事です」

キョウヘイ「……なんすか」

アクロマ「ダイイングメッセージですが、血の乾き方に違いがありましてね。
調べた結果、ダイイングメッセージは何者かに改造されたものである事がわかりました」

キョウヘイ「え? じゃあ元のダイイングメッセージは?」

アクロマ「……恐らく、こうです」ペラッ

いつになく真剣な顔で、アクロマは紙を見せてきた。
そこに書いてあったのは……

キョウヘイ「……O I O?」

これはどういう意味なんだ? 正直、改造されてなくても意味がわからない。
このダイイングメッセージは一体……?

アクロマ「これについて、何かわかりましたか?」

キョウヘイ「え? えーっと……下2って意味っすかね」

741: 2014/03/30(日) 23:54:05.63 ID:+VPKmUFO0
フィー

742: 2014/03/31(月) 00:00:25.93 ID:WeEt1RYy0
キョウヘイ「フィー! 的な?」

アクロマ「ほう、ならば私も氏ぬときにこう書きますよ。キョウヘイ君の名前と一緒に」

キョウヘイ「俺が捕まるからやめろよ!」

なんて冗談は置いといて……ダイイングメッセージは結局よくわかんなかったな。
まあ、これも今すぐって程の事でもないだろうし……後で考えるか。

キョウヘイ「はあー、今日は疲れたっす」

アクロマ「まぁ、氏体を見つけて聞き込みしたら疲れるでしょうね」

キョウヘイ「そーすよ。まだ氏体を見つけて一日もたってないんだぁー」

アクロマ「どうします? この後も調べたりしますか?」

キョウヘイ「うーん……」

どうしよう?

>>736の1、3、4、5、 または寝る

下2

744: 2014/03/31(月) 00:07:21.91 ID:xoWAvnpI0
1

745: 2014/03/31(月) 00:16:27.47 ID:WeEt1RYy0
キョウヘイ「マチエールちゃんに昨日の夜について聞いてくるっす!」

アクロマ「そうですか、頑張って下さいね。ですが、それが終わったら寝るんですよ」

キョウヘイ「お前は母親か! まぁ、遅くなったら寝るっすよ。明日も大変だろーし」

アクロマ「では、行ってらっしゃい」

キョウヘイ「いってきー」ガチャ

アクロマ「新婚みたいですね」

キョウヘイ「氏ね」バタン


マチエール「あれ? お兄ちゃんどうしたの?」

キョウヘイ「んー、昨日の夜について聞きにきたんすよー」

マチエール「……さっきも言ったじゃん!」

キョウヘイ「本当の事知りたいんすよねー」

マチエール「だめっ、言っちゃだめなの!」

キョウヘイ「何でっすか?」

マチエール「言っちゃだめって言われて……あ」

キョウヘイ「……誰に言われたんすか? お兄ちゃん教えてほしいなー」

マチエール「……だめだもん」

うーん、普通に聞いても駄目っぽいな。
もう少し変化球してみるかな。でも言い方によっては逆効果になるし……
どうやって聞こう?

1、「教えてくれないと……怒るぞー!」とかるーい脅迫
2、「…………」無言で睨んでみる
3、「後でお菓子あげるから!」と物で釣る
4、「教えてくれないと……君の秘密を皆にばらすぞ!」とハッタリをかます

下2

747: 2014/03/31(月) 00:22:58.57 ID:xoWAvnpI0
4だな

748: 2014/03/31(月) 00:36:59.80 ID:WeEt1RYy0
ここはハッタリをかましてみるか。某ツンツンさんみたいに!

キョウヘイ「教えてくれないと……君の秘密を皆にばらすぞ!」

本当は秘密なんて知らないし、あるかどうかもわからないんだけど……
昔から無駄に持っていた演技力をフル活用し、マチエールの様子を見る。

マチエール「え……や、やめて! 言うよ! 言うからっ!!」

oh……ビンゴだったみたいだ。何の秘密があるんだマチエールちゃん。
それは今はどうでもいいんだ。とりあえず聞かないと!

キョウヘイ「じゃ、昨日の夜について教えてほしいっす」

マチエール「……昨日、時間はわかんないんだけどね、お散歩してて……
そしたら、面白そうな部屋があったから、覗いてみたの。本がいっぱいで、凄かったから入っちゃって……
色々本を見たりしてたんだけど、途中で人に見つかっちゃったんだ……」

キョウヘイ「……誰に見付かったんすか?」

マチエール「えっと……ここの主人の、レッドって人、だったと思う……
『誰だ!』って言って、怖い顔して入ってきたんだけど……
あたしが本読んでるだけなのがわかると、優しい顔になって、
『仕事で使う物もあるから、あまり触らないでね』って言ってた。
その後、あたしが読むのに丁度いい本をくれて、『この事は、他の人に怒られるから秘密だよ』って。
で、歩き疲れたから、部屋に帰って寝たの……これで全部だよ!」

キョウヘイ「そっか、ありがとう」

レッドさんが……本当に『他の人に怒られるから』という理由だけなのか?
いや、あまり疑うのも良くないか? 確かに、仕事で使うものは大事だろうし……

マチエール「ね、この事、秘密だよ」

キョウヘイ「え、あ……うんうん。じゃ、おやすみっす」

マチエール「うん! またね、お兄ちゃん!」タッタッ

彼女は軽い足取りで部屋に帰って行った。現在一時。子供が起きていてはいけない時間だ。
まあ、話してたの俺だから俺が悪いんだけど……

キョウヘイ「……本、ねぇ」

750: 2014/03/31(月) 00:44:51.55 ID:WeEt1RYy0


キョウヘイ「ふあぁ……」ガチャ

アクロマ「お帰りなさい!」

キョウヘイ「げ、まだ起きてたんすか」

アクロマ「はい……そういえば、面白い噂を聞きましたよ」

キョウヘイ「え?」

アクロマ「何でも、この屋敷には幽霊が出るとか」

キョウヘイ「え、何すかそれ」

アクロマ「この屋敷はレッドさんのお父様が建てられたそうですが、彼は心臓麻痺で亡くなったそうです」

アクロマ「それで……後悔の念から成仏出来ずさまよっているとか」

キョウヘイ「だ、誰が言ってたんすかそんなの……」

アクロマ「妹が、前にグリーンさんが言っていたと」

キョウヘイ「……グリーンさんめ」

アクロマ「また、それに釣られて様々な悪霊も集まっているとか……」

キョウヘイ「や、やめろ!」

アクロマ「もしかしたら今日、出るかもしれませんね……幽霊か殺人犯が」

キョウヘイ「やややややめろってぇ!」

アクロマ「すみませんすみません。ではおやすみなさい」

キョウヘイ「…………」

アクロマ「どうしました?」ニヤニヤ

こここここここ怖くなんてねねねねねねねえし。
……どうしよう。

1、仕方無いのでアクロマと寝る 2、アクロマにラリアットして寝る 3、布団にくるまって寝る

下2

752: 2014/03/31(月) 00:49:11.23 ID:9mZO3QA90
さげ付け忘れた
連続okなら1

755: 2014/03/31(月) 00:55:55.74 ID:WeEt1RYy0
キョウヘイ「……アクロマ」

アクロマ「はい!」

キョウヘイ「どりゃああっ!」ゴスッ

アクロマ「ぎゃあああと見せかけてのホールド!」ガシッ

キョウヘイ「ぎゃあああああ!?」

アクロマ「ふっ……作戦成功ですね」

キョウヘイ「くそっ、はーなーせー!」

アクロマ「幽霊が……」

キョウヘイ「……」ピタッ

アクロマ「ああもうキョウヘイ君は可愛いですね頂いていいですか?」ハアハア

キョウヘイ「良かねえよ! ……でも、今日はお前を幽霊が来たとき用の盾にするからな」

アクロマ「……寝てくれるんですね!」

キョウヘイ「あーうっせーなー氏ねー! もう寝る! おやすめ永遠に!」

アクロマ「本当は今すぐ性的な意味で頂きたいですが我慢しましょう」ガシッ

キョウヘイ「気持ち悪いから触れるな」

756: 2014/03/31(月) 00:57:03.77 ID:WeEt1RYy0
久々のフィー。終わり。多分明日もやります。くそっ、本編再開の前にスレが埋まりそうで怖い終わり。

763: 2014/03/31(月) 22:40:55.61 ID:WeEt1RYy0


キョウヘイ「ううう……」

起きた瞬間に今まで見ていた夢を忘れる。よくある事だ。
それにしても嫌な夢を見た気がする。苦しいような夢を……あれ? まだ苦しいな。
……原因わかった。

キョウヘイ「抱きついてんじゃねえクソ野郎がぁぁぁぁぁ!!!」ゴスッ

アクロマ「ぐああああああっ!!」ドーン


キョウヘイ「はあ……もう二度とやんねーっすから! 寝ないっすから!」

アクロマ「夜の事は二度と忘れませんよ」

キョウヘイ「氏ね……うーん」

目覚め最悪。こんな奴と寝るんじゃなかった! 汚された!
……でも無意識に早く目覚めたかったのか、凄い早起きだ。まだ五時。

アクロマ「私の腕の中で二度寝しますか?」

キョウヘイ「するわけねーだろ氏ね」

何しよう。この時間だし聞き込みは無理だろうな。
何処か探索するか、普通に散歩するか……コイツと事件について話し合うか。
現場に行ってみるのもいいかもな。
どうしよう……

1、探索(場所指定) 2、散歩(場所指定) 3、アクロマと話し合う 4、現場へ

下2

765: 2014/03/31(月) 22:53:55.87 ID:udjk69Jy0
2レッドの部屋

767: 2014/03/31(月) 23:03:08.32 ID:WeEt1RYy0
レッドさんの部屋方面にでも行こうかな。まあ寝てるだろうし入れないと思うけど。

キョウヘイ「じゃ、お散歩してくるっすー」

アクロマ「はい。犯人に襲われないようにして下さいね」

キョウヘイ「変な事言うなよ!」バタン


キョウヘイ「えっと……この辺り」

レッドさんの部屋の前についた。うーん、ここからどうしようか……
悩んでいると、話し声が聞こえてきた。

『……うるさいな、そっちが悪いんでしょ』

おや、何だか良くないムード。喧嘩か何かかな? 誰と?

『何……文句あんの』

『う、る、さ、い! 僕が十割悪いとは思わない!』

『……そ、それは……もう、こんな時間に、誰かが聞いてたら困るから……ん?』

ガチャ

レッド「キョウヘイ……?」

キョウヘイ「あ……えへへ、何か声が聞こえて気になったんすよ。内容はわかんなかったけど」

レッド「そ、そう……ちょっと、電話してただけ」

キョウヘイ「そうだったんすかー」

何となく、今の事にはあまり触れて欲しくないような雰囲気だ。

レッド「……こんな時間に、どうしたの?」

キョウヘイ「え、まあお散歩なんすけどぉー……」

せっかくだし、何か聞いておこうかな?
今の事……とか、グリーンさんについてとか?
何について聞こう?

下2

770: 2014/03/31(月) 23:12:40.63 ID:udjk69Jy0
今のってこれっすか?(小指たてる)
*誘導尋問みたいな感じでオナシャス

771: 2014/03/31(月) 23:20:23.62 ID:WeEt1RYy0
キョウヘイ「今の電話の相手と親しそうだったっすね」

レッド「え……そう?」

キョウヘイ「そうっすよ。何か俺より親しい感じっすか?」

レッド「わかんないけど……一応、付き合いは長かった」

キョウヘイ「人見知りなレッドさんが、俺より親しい人……これ、っすか?」

レッド「……っ、無い! ぜっっったいに、無い!」

キョウヘイ「おうふ、そ、そんなに慌てなくても。キャラじゃないっすよ?
でも……そう慌ててると余計に怪しいっすね」

レッド「キャラじゃなくたっていい! あんな……あんなのと恋人になるくらいなら氏ぬ」ググッ

キョウヘイ「…………」

ど、どうしたんだレッドさんは? おこなの?
ちょっと怖いレッドさんが出てきて俺涙目。それをレッドさんも察したようだ。

レッド「あ……ご、ごめんね。それくらい……の相手、って事」

キョウヘイ「そ、そっすか……」

流石に俺もこれ以上は何も聞けませんでした。

772: 2014/03/31(月) 23:24:25.35 ID:WeEt1RYy0


いつもの優しいレッドさんに見送られて、とりあえず俺はまた現場に帰ってきた。
犯人は現場に戻るって言うしな……いやこれだと俺が犯人みたいじゃないか!

キョウヘイ「……にしても、やっぱり氏体見んのは嫌っすねぇ」

現場はそのままになっている。警察が来たときに怒られないようにだ。
そういえば、未だに凶器は見つかっていない。
キリのような鋭いもの……それは結構限られていると思うんだけどな。

キョウヘイ「何処か探してみるかー」

何処を探そう?

1、椅子の飾り
2、シャンデリア
3、暖炉の上の写真立ての裏

下2

774: 2014/03/31(月) 23:29:58.64 ID:udjk69Jy0

776: 2014/03/31(月) 23:34:20.01 ID:WeEt1RYy0
キョウヘイ「こういう所とかありそうだな……」ゴソゴソ

暖炉の上に置いてあった、ひびき(犬)の写真。写真立ての裏とかに何か入ってるんじゃないか?

キョウヘイ「へっへっへ……オープン!」カパッ

……何も無かった。ノリノリでオープン! とか言っちゃって恥ずかしい。
他を当たってみるか……

キョウヘイ「……確かに、写真立ての裏にキリっぽいのはなかなかないっすよね」

さて、何処を探そう……

1、椅子の飾り 2、シャンデリア

下2

778: 2014/03/31(月) 23:38:03.76 ID:1yYW+Wyd0

783: 2014/03/31(月) 23:50:23.51 ID:WeEt1RYy0
キョウヘイ「シャンデリアねー……」

金持ちの象徴とも言える、シャンデリア。もちろんこのお宅にもございます。
上を見るとギッラギラ! ギッラギラ! あのガラスのあれとか落ちてきたらやばくね!?
とりあえず、あれの何処かに凶器らしきものは無いかと見てみるが……

キョウヘイ「く……首がいてぇ……!」

普段上を向く事がないから超痛い! 不自然な体勢っ……!
しかも凶器とか無さそう! そりゃあそうだよね、落ちてきたら危ないもんね!

ルリ「……な、何してるの?」

キョウヘイ「うおぁっ!? び、びっくりした、ルリちゃんかぁ」

ルリ「そんなに驚かなくても……」

キョウヘイ「いや、散歩する前に連れに『犯人と会わないように』なんて言われちゃって」

ルリ「そ……そう、なんだ」

……あれ? 今のルリちゃんの反応、なんだろう。犯人って言葉に反応したみたいだけど……?

ルリ「あ、あのね、私も散歩してて……一緒に、どう?」

キョウヘイ「え、いいんすか!? ひゃっほう!」

この女神が犯人な訳ねーな! 絶対犯人じゃない! 何故なら女神だから!

ルリ「あ、あのさ……探偵さんって、いつもはどんなお仕事してるの?」

キョウヘイ「え? いつも……っすか」

本当はいつも目の前がガラスで外が見える受付で、女性が通る度最高の笑顔で客引きをしている。
でもそんな事女神に言える訳がない……何て言おう。

下2

785: 2014/03/31(月) 23:54:31.80 ID:udjk69Jy0
基本的にはいなくなった犬や猫などのペットの捜索、たまに事件に関わったりとかっすね

786: 2014/04/01(火) 00:03:32.35 ID:/pyTo8vS0
キョウヘイ「基本的には迷子の犬猫の捜索、たまに事件に関わったりっすねー」

これでも少し内容的には地味だが、まぁたまにやってるし……犬猫の捜索。

ルリ「そうなんだ……ドラマみたいに、いっつも事件って訳じゃ無いんだね」

キョウヘイ「そうっすね。そういう探偵さんは結構レアっすよ」

ルリ「へぇ、知らなかったな……私の仕事は……知ってるか」

キョウヘイ「はいもう! 今までの出演番組は全部チェックしましたし、ラジオも毎週聞いてます!
あと、よくCMに出てるっすよね。○○会社とか、□△建築とか、★■百貨店とか」

ルリ「そういえば……ふひひマンさんって、その★■百貨店のお偉いさんなんだよ」

キョウヘイ「えっ……そうなんすか」

ルリ「うん。だからレッドさんの会社とよく取引してるんだって」

キョウヘイ「俺、あの人はちょっと……苦手っす」

ルリ「そうなの? いい人だよ。CMのオーディションで、すぐ私を選んでくれて……
その後、何回もCMやらせてもらってるし、面倒を見てくれていい人だよ」

キョウヘイ「えー……」

どうも俺にはそうは見えない。あの下品な笑い方、あの目……思い出しただけで吐き気がする。

ルリ「もー……じゃあ、今からふひひマンさんの所に行って、確かめよう?」

キョウヘイ「うー……ルリちゃんがそういうなら」

788: 2014/04/01(火) 00:12:57.63 ID:/pyTo8vS0


ルリ「えっと……ここ、だよね」

キョウヘイ「そうっすね」

ルリ「すみませーん、ルリです。開けてくださーい」ガチャガチャ

キョウヘイ「……まだ寝てるんすかね」

ルリ「……朝ごはんですよー、起きてくださぁい」トントン

キョウヘイ「……おーきーてーくーだーさぁいっ!」ドンッ

ルリ「……どうしたのかな」

キョウヘイ「そっち、鍵掛かってるんすよね? なら……」

ルリ「え、いい案があるの……?」

キョウヘイ「この探偵七つ道具の一つ、旅先にあると便利なアレには、ドライバーもあるんすよ!
これを使って、こっち側の蝶番を外せばー……」カチャカチャ

キョウヘイ「開いた! 俺が先に入るっすからね」

ルリ「う、うん」


キョウヘイ「お邪魔しますよ! ……え」

俺の目の前では、胸を真っ赤に染めて、倒れている
ふひひマンがいたのであった。

キョウヘイ「……っ! ルリちゃん! 入っちゃ……!」

ルリ「…………!」プルプル

彼女にこの惨状を見せまいとしたが……遅かったようだ。
彼女はドアの前で真っ青になり、震えていた。

キョウヘイ「と、とりあえず外に出ましょう。全員を叩き起こすっすよ」

ルリ「う、うん……」

790: 2014/04/01(火) 00:15:47.69 ID:/pyTo8vS0
二人目氏んだ。850過ぎても進展が無かったらヒント出すから考えてね。
ディアルガはまだ倒せてません。ピカチュウだからか!ピカチュウだからか!終わり!!

791: 2014/04/01(火) 00:16:28.78 ID:mgRZ2qug0
ついに二人目の犠牲者がでたか・・・

808: 2014/04/01(火) 22:39:05.41 ID:/pyTo8vS0
~シロガネ山~

ヒュウウウウウウウ

レッド「……」

レッド(暇だなー……)ピピピ

レッド(あ……メール来た。緑からだ)ピッ

差出人 緑
件名無題
内容  俺リア充になってやったぜ!ざまあみろ!

レッド(……そういえば今日はエイプリルフールだっけ)

レッド(嘘ついてもいい日か……)

レッド「ピカチュウ」

ピカチュウ「ぴか?」

レッド「下山してマサラに定住する」

ピカチュウ「ぴか!? ぴーか、ぴかぴか?」

レッド「嘘……エイプリルフール」

ピカチュウ「ぴかー」ズコー

レッド(ピカチュウ可愛い……誰に嘘つきに行こうかな)

レッド(じゃ……下2に下4って嘘つこうかな)

814: 2014/04/01(火) 23:06:45.42 ID:/pyTo8vS0
レッド(仕返しに緑の所にでも行こうかな)

リザードン「ぐあああう」

レッド(いつもありがとね)


~トキワジム~

グリーン「レッド、あのメール見たのかね。嘘ととるか本当ととるか……」

グリーン「まあ嘘なんだけどな。凄く空しい」

レッド「お邪魔しますっ」ガッシャーン

グリーン「うおおおっ!? 窓ガラス割って入って来んな!!」

レッド「……大嫌い」

グリーン「は?」

レッド「だから……大嫌い」

グリーン「おう……知ってるけど」

レッド「チッ……大嫌い」

グリーン「舌打ちすんなよ! ……あ、もしかして嘘か?」

レッド「……」

グリーン「じゃあ俺の事大嫌いじゃねえんだ」

レッド「うん。大大大大っ嫌い!」バッ

リザードン「ぐあああう!」バッサバッサ

グリーン「…………ははっ」


レッド(やりすぎ感)

レッド(まあ大大大大っ嫌いなのは本当だしいいか)

レッド(お詫びに緑が嫌いな唐辛子詰め合わせセットでも送ろう)

815: 2014/04/01(火) 23:12:25.14 ID:/pyTo8vS0


~イッシュ~

トウヤ「あー……暇だなぁ」

ジャローダ「きゅあうあう」

トウヤ「ジャローダも暇だよねぇー?」

トウヤ「……こんにちは! 僕トウヤ! 今は暇だから迷いの森でひなたぼっこしてるよ!」

ジャローダ「きゅあう!?」

トウヤ「え……何か言いたくなっただけだよ。大丈夫ー」ピロピロリン

トウヤ「ん? ライブキャスターが……」ピッ

チェレン『トウヤ?』

トウヤ「うん、何? 何か用?」

チェレン『僕、変態止めるよ』エアークイッ

トウヤ「……そっか、エイプリルフールね」

チェレン『いや、今番外編でイケメンだからこのまま行けないかなって』

トウヤ「はいはい。今度はもっとマシな用事でかけてね。バイバーイ」

チェレン『え、ちょっ』ブツッ

トウヤ「……誰かに嘘つこうかなぁ」

トウヤ「じゃ、下2に下4って嘘つこうかな」

トウヤ「……何気に僕が主人公なの珍しいよね。キョウヘイはよくあるけど」

817: 2014/04/01(火) 23:20:12.24 ID:CrklYdrZ0
ルリ

819: 2014/04/01(火) 23:22:21.74 ID:Zrc3eqVz0
キョウヘイが浮気した

822: 2014/04/01(火) 23:34:18.06 ID:/pyTo8vS0
トウヤ「あはは、少しの嘘ならいいよね。愛は障害があるほど燃えるんだっていうしね。けっ」

トウヤ「よーし、行こうゼクロム」

ゼクロム「バ、バリバリダー!」ゴオッ


トウヤ「こんにちはー」

ルリ「きゃっ……あ、キョウヘイ君の先輩の」

トウヤ「うん。トウヤでーす。ちょっと言っておいた方がいいかなって事があって……」

ルリ「え……な、なんですか」

トウヤ「……キョウヘイがさ、浮気っぽいことしてたよ」

ルリ「…………え? 誰とですか?」

トウヤ「え、えっと……黒髪ショートの子に床ドンしてたよ」

トウヤ(何か急に怖くなった……ま、まぁ言ったのは本当の事だし……相手レッドだけど)

ルリ「そう……ですか……」

トウヤ「……ルリちゃん?」

ルリ「大丈夫ですキョウヘイ君が私を嫌いになるはずありません。だってキョウヘイ君は言ってくれました。私か世界で一番好きだって浮気したら頃してくれてもいいってだから私はキョウヘイ君の言葉に従うんです私はキョウヘイ君が大好きですからキョウヘイ君の言うことならなんだってしてあげれるんですキョウヘイ君キョウヘイ君キョウヘイ君キョウヘイ君キョウヘイ君……」

トウヤ「……ご、ごめんなさい勘違いですっ! あれは事故だった事を思い出しました!」

ルリ「……そうなんですか?」

トウヤ「はいっ! 誠に申し訳ございません!」

ルリ「い、いえ……誰にでも勘違いはありますから、気にしないでください」

トウヤ「はい! では失礼します! 行こうゼクロム!」

ゼクロム「バリバリダー!!!」ゴオオッ

ルリ「……慌てて、どうしたのかな?」



トウヤ「キョウヘイごめんキョウヘイごめんほんっっっとごめん……」

824: 2014/04/01(火) 23:38:12.36 ID:/pyTo8vS0
~ポケウッド~

キョウヘイ「はっくしゅん!」

メイクさん「どうしたんですか? 風邪でも引きました?」

キョウヘイ「うー……誰かが噂してんのかもっすね」

メイクさん「そういえばキョウヘイさん。今日エイプリルフールなんですよ」

キョウヘイ「あ、嘘ついてもいい日なんでしたっけ……」

メイクさん「誰かに嘘ついたらどうですか? キョウヘイさんの演技力なら相手信じますよ」

キョウヘイ「ふむ……面白そうっすね! やってみるっす!」

メイクさん「頑張って下さい。じゃあ俺はこれで」

キョウヘイ「うーい。誰に嘘つきましょっかねー……そうだ! こういう時こそ!」

キョウヘイ「下2に下4って嘘つくっす!」

キョウヘイ「……便利ぃ!」

826: 2014/04/01(火) 23:41:12.16 ID:bt7OVOy80
ルリ

828: 2014/04/01(火) 23:43:30.28 ID:03O0Di/b0
グリーンって知り合いに...掘られたよ...
こんなんじゃルリの彼女失格だよな...もう二度とルリの前には現れないよ......ゴメン

830: 2014/04/01(火) 23:53:58.75 ID:/pyTo8vS0
キョウヘイ「グリーンさんが氏ぬ(確信)」

キョウヘイ「まあ殺りに行く前に嘘でしたーって言えばいいっすよね」

キョウヘイ「よーし行こうぜキュレム……」ガタガタ

キュレム「きゅら……」ゴオッ


キョウヘイ「ルリちゃん……」

ルリ「あ、キョウヘイ君……どうしたの?」

キョウヘイ「グリーンさんって知り合いに……掘られたんすよ……」

ルリ「え……」

キョウヘイ「こんなんじゃルリちゃんの彼氏失格っすよね……はは」

ルリ「そ、そんな事……!」

キョウヘイ「気ぃ使わなくていいっすよ。もう二度とルリちゃんの前には現れないから……ゴメン」クルッ

ルリ「ま、待って!」ガシッ

キョウヘイ(来た! 最初の台詞がなければドラマって感じっすよ! どう来るか!?)

ルリ「本当に、気にしなくていいよ……だって、キョウヘイ君が汚されても、また私色に染めるから」

キョウヘイ「ル、ルリちゃん……」ジーン

ルリ「だから、こっち向いて。ね?」

キョウヘイ「うん……え?」

ルリ「ん?」

キョウヘイ「ル、ルリちゃ……ルリさん、その手のサディスティックな道具は一体……」

ルリ「言ったでしょ? 私色に染めるって……」グググッ

キョウヘイ「え、まさかそんな意味とは、ちょっ、待って、いやっ、きゃあああああああ!!!」




キョウヘイ「」

ルリ「あは、は……私に嘘は通じないんだから……キョウヘイ君、可愛い……」

831: 2014/04/02(水) 00:00:19.67 ID:JYQkTQxI0


~ジョウト~

シルバー「何処かで誰かが大変な目に合っている気がする……」

シルバー「ご冥福をお祈りしておこう」

シルバー「……ん?」ピリリリッ

シルバー「……もしもし」

ヒビキ『あ、シルバー!? あのね、僕ねっ、ロケット団に入ったんだよ!』

シルバー「はぁ……エイプリルフールの嘘だろ」

ヒビキ『えー!? 何でひっかかってくれないんだよー! シルバーの馬鹿ー!』ブツッ

シルバー「……馬鹿に馬鹿と言われた」

シルバー「……今度はあいつか」ピリリリッ

シルバー「……もしもし」

コトネ『あ、シルバー!? あのね、私ねっ、ロケット団に入ったのよー!』

シルバー「お前ら仲良いな」

コトネ『えー!? もしかしてヒビキと被ったー!? だからひっかかってくれないねっ!』

シルバー「いや、ヒビキの電話が無くてもひっかからなかったが」

コトネ『むー、何よぉー! シルバーの馬鹿ー!』ブツッ

シルバー「……」

シルバー「俺も誰かに嘘ついてみるか……」

シルバー「えっと……じゃあ、下2に下4って嘘をついてみよう」

833: 2014/04/02(水) 00:02:25.54 ID:4pE8zc920
ルリ

835: 2014/04/02(水) 00:04:25.15 ID:UqpQQPJq0
トウヤが二人の関係を引き裂こうと企んでいる

836: 2014/04/02(水) 00:14:27.23 ID:JYQkTQxI0
シルバー「ルリ、さん……?」

シルバー「……ああ、キョウヘイさんの交際相手の」

シルバー「……嫌な予感が……いや、行かないと。頼むぞ、クロバット」

クロバット「くばばっ!」バサバサッ



シルバー「……結構遠かったな。ありがとなクロバット」

クロバット「ばばっ……」

ルリ「あれ? 前、カロスで会った……」

シルバー「あ、こんにちは。シルバーと言います」

ルリ「久しぶり、です……えっと、奥さんは元気ですか?」

シルバー「奥さん……? あっ」

シルバー(そういえば会ったときレッドさんにそうやられてたんだった!)

シルバー「え、まぁ、はい……ところで、その大きい袋……重そうですけど大丈夫ですか?」

ルリ「あ、こ、これは大丈夫です!」

シルバー「そ、そうですか……それはそれとして、言いたい事があるんです」

ルリ「はい……?」

シルバー「トウヤさんが……二人の仲を引き裂こうと企んでいるんです」

ルリ「あ……教えてくれてありがとうございます。でも大丈夫です」

シルバー「え?」

ルリ「トウヤさん、来ましたけど大丈夫でした。わかってくれたんだと思います」

シルバー「そ、そうですか……なら、良かった……?」

ルリ「それじゃ、私はこれで……わっ」

袋「」ゴソゴソ

シルバー「!?」

ルリ「大丈夫です、中に袋好きなポケモンが入ってるだけですから……」ニコッ

袋「~~~~! ~~~~~っ!」ゴソゴソ

シルバー「そ、そうですか……では」

ルリ「はい」



シルバー「……怖かった」

シルバー「袋の中からキョウヘイさんの声がしたのは……聞かなかったことにしよう」

837: 2014/04/02(水) 00:18:09.54 ID:JYQkTQxI0
エリカ「え? 大トリが私でいいのですか?」

エリカ「嬉しいですわ……ぽっ」

エリカ「……なんちゃって。エリカですわ、お久しぶりです」

エリカ「今日はエイプリルフールなんだそうですね」

エリカ「今日は皆さん嘘をついているようで……この行事を楽しんでいるようです」

エリカ「なので、私も何か嘘を一つ……」

エリカ「あまり過激な物だと私、困ってしまいますから……よろしくお願いしますね」

エリカ「では、下2さんに下4という嘘をつきましょう」

839: 2014/04/02(水) 00:19:36.93 ID:rcOslrrm0
レッド

841: 2014/04/02(水) 00:23:53.54 ID:oUgCNkY90
RK団解散の危機

842: 2014/04/02(水) 00:27:59.84 ID:JYQkTQxI0
エリカ「RK団解散の危機、ですか……」

エリカ「レッドさんを好きなもの同士なので、そんな事は無いと思いますが……嘘ですものね」

エリカ「さて、レッドさんの所へ……所へ……」

エリカ「そういえば私寒いのが苦手なんです。草は氷に弱いですからね」

エリカ「まぁこういう時は町を歩けば会うはずですし。外に行きましょう」


~タマムシデパート前~

エリカ「……どうでしょうか」

レッド「……あれ、エリカ」

エリカ「やっぱり! ……では無くて、どうしたのですか? 山を下りて」

レッド「……食べ物無くなっちゃったから、買い出し」

エリカ「そうだったんですか……」

843: 2014/04/02(水) 00:35:50.85 ID:JYQkTQxI0
レッド「……どうしたの?」

エリカ「実は、RK団が解散しそうなんです」

レッド「……へぇ」

エリカ「……反応が薄いですね」

レッド「……だって、嘘だろうし、無くなっても、僕は別に……」

エリカ「くっ……ひっかかってくれませんのね」

レッド「え……ひっかかった方が、良かった?」

エリカ「まあ、その方が楽しかったですけれど上目使いでウルウルしないで下さいしんでしまいます」

レッド「!?」

エリカ「ふふっ……大丈夫です。RK団のリーダーとして、これくらいでくたばる訳には行きません」

レッド「そう……あ、エリカ」

エリカ「はい?」

レッド「……好き」

エリカ「へっ!?」

レッド「……嘘でした」

エリカ「……まぁ、もう、レッドさんったら……私、持ち帰ってprprしようとしてしまいました」

レッド(もうこの嘘やめよう)

エリカ「それが本当になったらprprさせて下さいね!」

レッド「……ご、ごめんなさいっ」ダッ

エリカ「……冗談ですのに」

エリカ「あっ……もしかして私が、レッドさんの女性恐怖症をより重度に……?」

エリカ「……まあ、大丈夫ですよね」

エリカ「それにしても……ふふ、先程のレッドさん可愛かったですわ。ああ鼻血が」

エリカ「こういうイベントがあるならエイプリルフールもいいですね。四月馬鹿万歳!」

終わり

844: 2014/04/02(水) 00:37:26.28 ID:JYQkTQxI0
変な終わり方ですまんね。関係無いけどサントラの白の樹洞のBGM聞いてたら泣けてきた。
BW辺りのピアノっぽい音が凄い好き。終わり。

868: 2014/04/03(木) 22:27:10.98 ID:gBe1e67G0
始めます!!

869: 2014/04/03(木) 22:33:34.17 ID:gBe1e67G0


アクロマ「また氏にましたか」

キョウヘイ「そーらしいっすね。俺第一発見者じゃーん」

グリーンさんの時も、第一発見者でなくても結構早い発見だった気がする。

アクロマ「運が悪いというか……コナ○君体質なんですかね」

キョウヘイ「そんな氏神体質嫌っす!」

アクロマ「ところで、今他の方々はどうなっているのです?」

キョウヘイ「んー、早く来たレッドさんに説明して、俺が調べるから他の人へ説明ヨロ! って感じっす」

アクロマ「面倒だったんですか」

キョウヘイ「早く調べたかったんすよ!」


さて、鑑識班(一人)を連れてまた現場に戻ってきた。
正直、まだひとつ目の事件の謎も解けてないのにな。不安だ。
とりあえず現場を調べてみるか。
まずは何処を調べてみよう?

1、氏体 2、氏体の周り 3、引き出し 4、凶器 5、自由

下2

872: 2014/04/03(木) 22:48:19.49 ID:gBe1e67G0
氏体をとりあえず見てみるか。

キョウヘイ「なむなむ……顔見たくないから隠しとこ」

身体中(もちろん見える所だけ)を見るが、胸の刺し傷以外に目立った外傷は無い。
胸の刺し傷は、5cmくらいのそこそこ大きな傷だ。血でシャツが染まっている。

キョウヘイ「何か持ってたりしないかなー……っと」ゴソゴソ

ズボンのポケットなどを探ってみる……と、何かを見つけた。

キョウヘイ「なーんだこれ……メモ?」

メモ、というか紙の切れはしがあった。
くしゃくしゃと丸められたそれを開くと、汚い字で何か書いてあった。

キョウヘイ「……書斎の、本棚の下?」

どういう意味なのだろう? 書斎?そこに何かあるのか?
あるのだとしても、それを何故外部の人間のこいつが……?

アクロマ「検査終わりましたよ」

キョウヘイ「はええな」

873: 2014/04/03(木) 22:56:38.47 ID:gBe1e67G0
アクロマ「氏因はこの傷ですね。氏亡推定時刻は恐らく四時ごろ……でしょう」

キョウヘイ「何か曖昧っすねー?」

アクロマ「その理由は後で言います。ところでキョウヘイ君、これを見て下さい」

アクロマが指差した先には、グリーンさんの時と同じダイイングメッセージがあった。

キョウヘイ「また笑顔マークっすか……何か意味があるんすかねぇ」

アクロマ「そういえば、ここにワインがあるでしょう?」

キョウヘイ「……あるっすね」

小さいテーブルの上に、ワイングラスがあった。ほとんど飲まれているが、赤ワインだったのはわかる。

キョウヘイ「……これが?」

アクロマ「氏体に睡眠薬の反応がありましてね……
もしやと思い調べましたら、やはりこのワインにも反応があったのです!」

キョウヘイ「ふーん……まあ完全に他殺っすよね」

実は、俺はグリーンさん頃しがばれそうになったこいつが自頃したのかと思っていた。

アクロマ「……ここまでで、おかしいと思ったことはありますか?」

何かおかしい事? 氏体に関する事はアクロマに全部聞いたし……
今まで言っていた事の中におかしい事があるっていうのか? えーっと……

おかしい事 下2

875: 2014/04/03(木) 23:11:02.08 ID:R89C1/dn0
髪が刈られてハゲてる

877: 2014/04/03(木) 23:18:02.04 ID:gBe1e67G0
キョウヘイ「……髪が」

アクロマ「いけませんキョウヘイ君!」バッ

キョウヘイ「ん!? んー!んんー!!」

アクロマ「元々、薄かったのですっ……!」

キョウヘイ「……」

アクロマ「彼の机にこれが……」パサッ

キョウヘイ「……ズラだったんすね」

アクロマ「……亡くなった人間にも、そこは気を使いましょう」

キョウヘイ「お、おう……」


アクロマ「では改めて、いくつかヒントを出しましょう」

キョウヘイ「おー」

アクロマ「その一、彼は睡眠薬で眠らされ、殺された」

アクロマ「その二、ダイイングメッセージがあった」

アクロマ「その三、そのダイイングメッセージは、この間言った物と違っていた……」

アクロマ「これで、わかりますね?」

キョウヘイ「……! まさか!」

真相 下2

879: 2014/04/03(木) 23:20:00.96 ID:zAvHUIKH0
もしもマチエールの行った部屋が書斎だったらレッドと何か関係があるかもしれない。

884: 2014/04/03(木) 23:27:55.58 ID:gBe1e67G0
キョウヘイ「……同一犯じゃ、ない?」

アクロマ「おおっ! よくわかりましたね! 正解です!」

キョウヘイ「……お前があんなわかりやすいヒント出すからだろーがよ」

アクロマ「ふふ、ではもう一つ考えましょう」

キョウヘイ「……同一犯じゃない。つまりダイイングメッセージは犯人が書いた」

キョウヘイ「……あ、そういやのんきに寝てやがったんだこいつ。だからそもそも書ける訳ないのか!」

アクロマ「正解ですっ! ああ本当に可愛いですね弟になりませんか?」

キョウヘイ「絶対に嫌っす。うーん……犯人二人見つけんのか、面倒だなあ」

アクロマ「そんなキョウヘイ君に朗報です」

キョウヘイ「何すか」

アクロマ「もっと面倒な事があります」

キョウヘイ「全然朗報じゃねえ!」

885: 2014/04/03(木) 23:32:23.15 ID:gBe1e67G0
キョウヘイ「……そういえばこの部屋、窓開いてなかったんすよね」

アクロマ「そうですね」

キョウヘイ「鍵もかかってる様子だった……っつーか今も掛かってる」

アクロマ「そうですね」

キョウヘイ「この部屋は俺が蝶番をぶっ壊して逆ドアみたいな感じで無理矢理通ってる!」

アクロマ「そうですね」ニヤニヤ

キョウヘイ「も……もちろん、この部屋に抜け穴なんて無い!」

アクロマ「そうですね」プークスクス

この部屋の状況! アクロマのうぜえ笑い方! これらからしてこの部屋は!!
絶対に下2状態だ!!!

887: 2014/04/03(木) 23:34:11.39 ID:7uAAO+6j0
フィー!

889: 2014/04/03(木) 23:44:33.07 ID:gBe1e67G0
間に何入ってんだー! こんなオッサンのフィーなんか見たくねえよー!

アクロマ「キョウヘイ君?」

キョウヘイ「はっ! いや、何でも無いっす。それより密室っすね密室。うんうん」

アクロマ「まぁ……私から言えるのはこれくらいですので、後はキョウヘイ君に任せましたよ」

キョウヘイ「おー! この名探偵キョウヘイ様に任せとけっすー!」


……なんて言ったけど、何から始めよう?
正直一度目の事件の凶器も発見出来てないし……犯人もわかってない。
二度目のダイイングメッセージは、一度目の犯人に罪を擦り付けるためだろう。
じゃあ、まずは一度目の犯人を? そういや二度目の事件の凶器は?
あー、考える事多すぎてむっかつくー! 一つ一つ解決してやんよ!
……と思ったら電話かよ! 人が決意してんのにー!

キョウヘイ「はいもしもし!?」

チェレン『もしもし。警察は明後日の夜にはそっちにつくらしい』

キョウヘイ「え!?」

チェレン『だからタイムリミットは明後日の昼頃までかな。頑張ってね』ガチャン

キョウヘイ「えぇ!? 所長っ、所長!?」

……何て日だ!!!


まずは何から調べようか……

1、一度目の凶器探し
2、二度目の凶器探し
3、ダイイングメッセージの意味
4、聞き込み(相手指定)
5、書斎へ

下2

891: 2014/04/03(木) 23:46:13.31 ID:7uAAO+6j0
5

892: 2014/04/03(木) 23:55:57.08 ID:gBe1e67G0
キョウヘイ「書斎……行ってみるか」

何があるのかはわからないし、もしかしたらレッドさんに見つかるかもしれない。
でも……まあ、大丈夫だろう。レッドさんなら話せばわかってくれそうだし?
よーし、さっそく書斎へレッツゴー!


~書斎~

キョウヘイ「はい到着……」コソコソ

流石にいきなりばれたら駄目だからな。こっそり行こうこっそり。


キョウヘイ「わ……本多っ」

書斎、というか図書室に見えるくらい本が沢山ある。
この沢山の本棚のどれかの下に、何かがあるんだろう。
……ちょっと宝探しっぽくて面白そうだな、オラワクワクしてきたぞ!


十分の捜索の末、俺は謎の箱を見つけた。大きさはA4が少し余裕持って入るくらい。
結構重くて、頑丈だな……あり、鍵掛かってる……あ、もしかして?

キョウヘイ「やっぱり……!」

あの時拾った謎の鍵。アレがピッタリだった!
まさか、ここでコレが使えるなんて……うん? 何でこれの鍵が暖炉に?
まあいいか、オープン!

キョウヘイ「……読む気失せる」

中には沢山の書類書類書類書類書類!!!
文字ばっかりでどうもよくわからない……でも読むしか無さそうだな。

893: 2014/04/04(金) 00:03:49.32 ID:hdZJNqFv0



キョウヘイ「……解読、完了」

要約すると、レッドさんの会社のインチキみたいな事の契約書的な? ものだった。
あの政治家が隠れて支援受けてるとか、あのぼうりょ……フンフフーン♪と関係あるとか。
それにしても、ロケット団って変な名前だなあ……

キョウヘイ「……早く戻しとこ」

俺がこれを読んでいるのを見られたら大変な事になりそうだ。
これ……オッサンは中身を知ってるのか? いや、鍵が無いと開かないから無理だろう。
そういえば、グリーンさんは何か弱味を握っている的な事を仄めかしてたな。
……それがこれの事、だとか?

とりあえずこの部屋から出よう。次の行動に移さないと。
とりあえず、レッドさんは……悲しいけど、黒だな。でも決定ではない。
それと、これの情報をグリーンさんからオッサンが奪おうとしたとか? 一度目に関しては黒だな……
……次はどうしよう。
>>889の1~4+自由

894: 2014/04/04(金) 00:04:35.41 ID:hdZJNqFv0
あー下2

895: 2014/04/04(金) 00:05:55.25 ID:dEzYo4vz0
いや、まてよシルバーが極秘にやってるという可能性が...

896: 2014/04/04(金) 00:06:44.05 ID:d5VX26Fn0
足の近くにルリの写真集

897: 2014/04/04(金) 00:10:42.90 ID:hdZJNqFv0
キョウヘイ「……ん?」

『初めての写真集! ~瑠璃色の瞳~』

な……何で? 何でここにルリちゃんの写真集が?
勿論俺も初回限定版を保存用鑑賞用布教用と三冊持ってるけど……
もしかしたら、誰かがルリちゃんが犯人だと言おうとしているのか!? いや無い無い無い無い。
まあ……持っていて損は無いしな……そっと懐にしまおう……

*ルリの写真集を手に入れた*

多分使いどころは無いな……

898: 2014/04/04(金) 00:12:08.89 ID:hdZJNqFv0
今日はここまで。自分でやってても訳わかんないけどわかってる人いる?
普段こういうの考えないからグチャグチャでごめんよ。終わり。

921: 2014/04/06(日) 22:35:21.43 ID:wuoY3Znd0
~あらすじ~

キョウヘイ「書斎で書類見つけてレッドさんが黒」


キョウヘイ「一つ目でレッドさんは黒だった」

キョウヘイ「二つ目でも黒……でも動機が無いよな」

結局オッサンは鍵を持っていないはずだし、書類を見ていないはず。
いや、もしかしたら鍵が二つあったとか!? でもそうしたら何も考えられないよなあ。

キョウヘイ「そういえば……二つとも凶器が見付かっていないんすよね」

一つ目の事件は尖ったもの。二つ目はそこそこ大きい刃物。
凶器をまず探してみるか! ……まずは一つ目を!
何処を探してみようかな……

1、現場 2、厨房 3、大広間

下2

923: 2014/04/06(日) 22:38:25.97 ID:FK+YulwE0

924: 2014/04/06(日) 22:44:37.45 ID:wuoY3Znd0
キョウヘイ「よし、大広間行くぞー!」


~大広間~

キョウヘイ「……大が付くだけあって広いっすね、やっぱり」キョロキョロ

大広間には……壁に何かお高そうな絵やら夜中動き出しそうな鎧やらが置いてある。
こういう鎧飾る人本当にいるんだな……ゲームとかの中だけだと思ってた。
こういう細かい飾りを全部調べていったら時間かかりそうだな。
あとは上にでっけえシャンデリア。下は高級そうな絨毯。前方15mほどの位置にレッドさん。
……どうしよう。

1、諦めて他へ 2、飾り全部調べる 3、レッドさんに聞く

下2

926: 2014/04/06(日) 22:50:16.30 ID:fQznDZII0
2

927: 2014/04/06(日) 23:01:50.46 ID:wuoY3Znd0
キョウヘイ「へっ……やってやろうじゃねーか……」

この大量の絵・鎧的な人を全部調べたら一時間かかるだろう……しかしっ!
その先にあるかもしれない凶器! 証拠! 解決! 俺かっけー! 的な展開の為だ! やってやんよ!

キョウヘイ「待ってろ凶器ー!!」バッ

レッド(……何してんだろ)



キョウヘイ「何もねえーーーーっ!!!」

びっくりするほど何もない! しかも途中レッドさんに頭大丈夫かって目で見られた!
マジ凹む! めり込む! この時間は一体なんだったのか!

ひびき「わんわん!」

キョウヘイ「あれ、ひびき……どうしたんすか、出番が少なくて不満っすか」

ひびき「がうーっ! わんわん!」

ひびきは『ちげーよボケ!』とでも言うように威嚇した後、首輪を俺に見せた。

キョウヘイ「ん? 何すか……おや、紙が首輪に巻き付けてある」カサカサ

キョウヘイ「お昼ご飯の時間です。読み終えたらこの紙は首輪につけ直して下さい……ふむ」

ひびきは動く伝言板になっている事がわかった。
こうして皆に知らせるんだな。確かにこの方法なら楽だ。

キョウヘイ「……よし、つけ直したっすよ!」

ひびき「わんわん!」タッ

行ってしまった。どうやらまだ見せていない人がいるようだ。
これ、全員に見せてこなきゃってひびきわかってんのかな? そうだとしたら凄いな。
さて、ご飯食べさせてもらいにに行くか……ついでに聞き込みしちゃったりして。

928: 2014/04/06(日) 23:10:03.85 ID:wuoY3Znd0


キョウヘイ「こんにちー」ガラッ

俺はクラス変え三日後のテンションで小食堂の扉を開けた。
中には誰がいるだろう。伝えてるのはひびきだし時間差あるよな。

メイ「あー! キョウたん! ひびき可愛かったでしょー!」

セレナ「可愛かったですわよね! わたくし、わんちゃん大好きなんですの! 可愛いから!」

サナ「はしゃいでるセレナの方が……な、何でもないよ!」

カルム「……レッドの知り合い、うるさいの多くない?」

レッド「……賑やかなのは、良いこと」

結構濃いメンバー揃ってた! あとサナさんの発言は聞かなかったことにしよう!

トウヤ「あ、キョウヘイ。今日のお昼チャーハンだよ。はい」コトッ

キョウヘイ「やったー! 美味しそー! いただきまーす!」パクッ

この上品かつ刺激的な味わい……食材一つ一つが高級な物だとわかる……
そしてこのお米の主張! パラパラしていて、まさにチャーハン! まるで……

キョウヘイ「お米の宝石箱やーっ!!」

カルム「うるさい!」

929: 2014/04/06(日) 23:14:12.24 ID:wuoY3Znd0


キョウヘイ「ふー、美味しかったー」

チャーハンってこんなに美味しいものだったんだなー。俺チャーハンマジリスペクトするわ。

キョウヘイ「チャーハンさんすげえ」

レッド「チャーハン……さん?」

カルム「何で料理にさんがつくの……意味わからない」

セレナ「チャーハンさん……確かにチャーハンちゃんとかより言いやすいですわ!」

サナ「チャーハンくんじゃダメなの?」

キョウヘイ「ダメっす……って本当はこんな事話してる場合じゃ無いんすよね」

誰かに凶器……もしくは事件について聞こうかな。
ここにいる人の中で、誰に聞こう?

下2

931: 2014/04/06(日) 23:25:51.31 ID:0tnab/Tr0
カルム

933: 2014/04/06(日) 23:33:13.72 ID:wuoY3Znd0
キョウヘイ「カールームーさん、こっち来てー」

カルム「何? ……別にいいけど」


キョウヘイ「事件関係の話っすからね、あっちで話すのはアレで」

カルム「え? 皆知ってるしいいんじゃないの?」

キョウヘイ「もしかしたらあの中に犯人がいるかもじゃないすか」

カルム「……そう。で、何?」

キョウヘイ「事件について、出来れば凶器について知らないっすか?」

カルム「……ボクがここに来たとき、トウヤが包丁一本無くなったって言ってた」

キョウヘイ「包丁……ふむ、他には何かあるっすか?」

カルム「他? …………特に、無いかな」

あれ? 今の間なんだろう? 考えたにしても長くないか?
もしかしたら何か訳があって隠し事があるとか? カルムは犯人じゃ無いはずだし……動機的に。
聞いてみるか。えっと、どうやって聞こうかな?

1、「何か隠し事してないっすか!?」
2、「あんたとハンサムさんの関係ばらすっすよ!」
3、「う、嘘は泥棒の始まりなんだからねっ!」
4、聞かずにスルー

下2

935: 2014/04/06(日) 23:35:15.69 ID:0tnab/Tr0
踏み台

938: 2014/04/06(日) 23:54:03.74 ID:wuoY3Znd0
キョウヘイ「……」

カルム「な……何?」

キョウヘイ「あんたとハンサムさんの関係ばらすっすよ」

カルム「は!? 関係っ!?」

キョウヘイ「ふっ、俺にはフラグが見えるんすよ。あれはフィーフラグだった!」ビシッ

これも半分ハッタリだが、結構勘には自信がある! っていうかこれ反応からして合ってる!

カルム「か、かか、関係……って言っても、まだ何も……」

キョウヘイ「まだ?」

カルム「あ! いや今のは言い間違い!」

結構言い張るなあ。もう反応からして決定的じゃんか。乙女の顔じゃんかおい。

ハンサム「おや、カルム君にキョウヘイではないか!」

キョウヘイ「わ、なんというご都合主義」

カルム「お、おじさん……!」

ハンサム「……キョウヘイよ、カルム君はやらんぞ!」

キョウヘイ「はい決定ーっ!」

カルム「おじさんの馬鹿ーっ!」


その後、よくわかっていないハンサムさんを強引に食堂へ向かわせた。
周りに人がいない事を確認し、先程の事を聞いた。

キョウヘイ「わかるっすよね?」

カルム「……実は、早朝に人を見たんだ」

キョウヘイ「! それが犯人かもっすね、何で教えてくれなかったんすか!」

カルム「…………だ」

キョウヘイ「え?」

カルム「二人、いたんだ……」

939: 2014/04/07(月) 00:05:03.25 ID:E+rS+CnJ0
キョウヘイ「え、二人?」

カルム「……だから、あんま言いたく無かったんだよ。余計混乱するし」

キョウヘイ「……誰と誰とかわかんなかったっすか?」

カルム「わかる訳無いでしょ。ボクは……その、ほら……」

キョウヘイ「朝帰りっすね、続けてどうぞ」

カルム「っ……続けるけど。それで部屋に戻る途中、誰かが部屋から出てきたんだ」

キョウヘイ「誰か……?」

カルム「朝っていってもまだ暗かったしね。雨で外からの光も無いし」

カルム「何だっけ、それで……見られたく、無かったから、つい鎧の影に隠れたんだ」

キョウヘイ「あー、あの動き出しそうなやつっすね」

カルム「少し遠かったし、性別とかもよくわかんなかった……
で、隠れる時に壁に寄りかかったから少し眠気が襲ってきて、うとうとしちゃったんだ」

キョウヘイ「お疲れ様です」

カルム「う、うるさいな……で、ドアが開く音でまた目が覚めた。その後にまた人が出てきた」

キョウヘイ「……入ってからどれくらい時間経ってたっすか」

カルム「……二分も無いくらい。なんだけど……その」

キョウヘイ「……顔見たんすね」

カルム「一度目より目が慣れてたし、その人が通った時に雷が落ちて……その稲光で見えた」

940: 2014/04/07(月) 00:11:39.61 ID:E+rS+CnJ0
キョウヘイ「で、誰なんすか」ズイッ

カルム「……広めないでよ」

キョウヘイ「はい、関係者にしか言わないっすから!」

カルム「……レッドだったよ。しかも急いでる感じだった。最初の人とは反対方向に歩いていったよ」

キョウヘイ「急いでも走ってはいなかったんすね」

カルム「走ったら足音がする……とか思ったんじゃないの」

キョウヘイ「ふむ……」

もしやレッドさんは二度目の事件の犯人? 目撃情報もあるしな……急いでたってのが怪しい。
でも最初の人も見逃せないな。誰なんだろう? それがわかれば……

キョウヘイ「……あ、その後カルムはどうしたんすか?」

カルム「……言わなきゃいけない事?」

キョウヘイ「はあ、まあ。一応ね」

カルム「雷と、見たことが……怖い訳じゃないんだけどね! 何となく、嫌な感じだったから!」

キョウヘイ「から?」

カルム「おじさ……元いた、場所に……」

キョウヘイ「……ありがとうございました。お幸せに」

カルム「い、言わないでよ……!」

キョウヘイ「わかってますってー!」

941: 2014/04/07(月) 00:17:15.50 ID:E+rS+CnJ0


意外な情報があった。二つ目の事件が起こった時にいた二人の人物……
誰かと、レッドさん。レッドさんはこの事件に大きく関わっていたりするのだろうか?

キョウヘイ「考えれば考えるほどわかんないなー……」

まだダイイングメッセージの意味が解ってないし、結局凶器も見つかっていない。
まあ、ダイイングメッセージは無視してもいいのだが……ミステリファンとして、こう……!
こうきても事件解決を優先しなきゃいけないんだけど。どうせ。

キョウヘイ「うーん……ダイイングメッセージをパパッと解いちゃおう!」

キョウヘイ「よーし、パパッと解いちゃえるっすよ、ダイイングメッセージくらい……えーっと」

ダイイングメッセージ『о ο』の意味
下2

943: 2014/04/07(月) 00:18:45.27 ID:HNghQONm0
メガネ

944: 2014/04/07(月) 00:24:01.63 ID:E+rS+CnJ0
キョウヘイ「メガネ……とか?」

メガネかけてる人いたっけ。レッドさん違うしシルバーも違うし……

キョウヘイ「……アクロマしかいねえ」

まさか、アクロマは縄抜けの技術を持っていて、ささっと抜けて刺して寝たとか!?
……いやねーわ。そういうの肯定してたらミステリー成立しないもんね。
うーん……俺の手には負えないものかもしれない……!

キョウヘイ「他の誰かに押し付け……いや相談でもしてみようかな」

1、チェレンに電話 2、誰かに相談(人指定)

下2

946: 2014/04/07(月) 00:25:23.67 ID:HNghQONm0
2 アクロマ

947: 2014/04/07(月) 00:32:00.29 ID:E+rS+CnJ0
キョウヘイ「……アクロマにでも聞くか」

アイツに聞くのは癪だが、何気に俺より推理してるし……まあアイツのが年だから! 仕方無いね!
……部屋にいるだろうか。さっさと戻ってさっさと聞いて解決しよう。


キョウヘイ「おーい」ガチャ

アクロマ「おや、キョウヘイ君! どうです、捜査推理は進んでいますか?」

キョウヘイ「まーそこそこっすね。ところでダイイングメッセージなんすけど……」

アクロマ「そういえばありましたね。そんなの」

キョウヘイ「で、それの意味がわかんねーんすよね。メガネかと思ったんすけど」

アクロマ「キョウヘイ君は私を犯人にするつもりだったのですか!」

キョウヘイ「お前縄抜け出来ないだろどうせ」

アクロマ「抜ける暇があれば更に縛ってもらいますからね」

キョウヘイ「……で、お前はダイイングメッセージどう思うっすか?」

アクロマ「ふむ……そうですね、キョウヘイ君が下2してくれたら言いましょう!」

949: 2014/04/07(月) 00:39:00.71 ID:Tm5Y6BAL0
フィー といいたいところですがハグでもいいですよ

951: 2014/04/07(月) 00:48:00.66 ID:E+rS+CnJ0
アクロマ「フィー……と言いたいところですが、ハグでもいいですよ」

キョウヘイ「む……まあその二択ならハグを選ぶっすけど……」

アクロマ「わかりました。ではカモン! ヘイ!」

キョウヘイ「欧米か! 一応ここ日本って事になってるんで! ……ハグねぇ」

アクロマ「昨日もしたんですし。かるーく友達にするような感覚でいいですよ」

キョウヘイ「お、おう……そいや」ギュッ

アクロマ「可愛い!! なんですかこの身長差! 小動物ですかこの子! これで26?
いや嘘ですね! 高校生でも通じますね! 小さいですし童顔ですしげぼあっ!?」ドーン

キョウヘイ「なっげえよ! あと俺の地雷二つも踏んでんじゃねえよ氏ね!」

アクロマ「……ナイス……アッパー……です」ガクッ

キョウヘイ「おいこら! ダイイングメッセージ聞くためにしたんだぞアホ! 起きろ!」

952: 2014/04/07(月) 00:53:57.64 ID:E+rS+CnJ0


アクロマ「ダイイングメッセージですが……正解であろう事言ってしまっていいですか?」

キョウヘイ「わ、わかってたんすか」

アクロマ「ええ、まあ。では一緒に考えていきましょうか」

キョウヘイ「おー」

アクロマ「えー、oloですが、これはどう読みますか?」

キョウヘイ「まるぼうまる……おーえるおー……ぜろいちぜろ」

アクロマ「今何と言いました?」

キョウヘイ「へ? ゼロイチゼロっすか?」

アクロマ「そうです。ゼロイチゼロです。つまり010。別の読み方を探しましょう」

キョウヘイ「……まるいちまる……れいいちれい……」

アクロマ「惜しい! 10は他にどう読みますか?」

キョウヘイ「え? ……じゅう、とう……まさか」

アクロマ「そのまさかです。どうぞ」

キョウヘイ「れいとう、レイトウ、レ、トウ……レッド!?」

アクロマ「良くできました!」

955: 2014/04/07(月) 00:58:12.79 ID:E+rS+CnJ0
キョウヘイ「まさか、レッドさんが犯人!?」

アクロマ「どうでしょうね。まだ他の人が書いたという可能性もありますが?」

キョウヘイ「それ言っちゃったらおしまいっすよ……」

アクロマ「まあ、ダイイングメッセージの内容は『レッド』。
顔になっていたのは誰かが書き加えたのでしょうね」

キョウヘイ「まだ、レッドさんが無関係で、勘違いした誰かが書き加えたっていう線もあるっすね」

キョウヘイ「まあ……とりあえず、ダイイングメッセージの謎は解けたな」

957: 2014/04/07(月) 01:00:51.10 ID:E+rS+CnJ0
今日はここまで。明日は多分やります!多分!
この先安価。ポケダン編が終わったらどうする?
1、バトナージ編 2、薄い地方再巡り 3、悪の軍団復活オリジナルストーリー 4、バトル施設編 5、終了
下2

959: 2014/04/07(月) 01:02:13.01 ID:pLnia4o90
3

961: 2014/04/07(月) 01:04:16.16 ID:E+rS+CnJ0
じゃポケダン編いつ終わるかわからないけど終わったら3やるます。
その後1245で。明日は!今日と同じぐらいに始めます!終わり!

974: 2014/04/07(月) 22:15:31.71 ID:E+rS+CnJ0
始めます!!

975: 2014/04/07(月) 22:21:52.01 ID:E+rS+CnJ0
~あらいすじ~

キョウヘイ「犯人レッドさん説濃厚」


キョウヘイ「じゃあ……仮にレッドさんが第一の事件の犯人とします」

アクロマ「はい」

キョウヘイ「そうしたら、二つ目の事件の時に目撃されていたレッドさんは? 何でいるんすか?」

アクロマ「……確かに、そうですね」

キョウヘイ「二つ目の事件とは犯人が違うって思ってたし……うむう」

アクロマ「ただの勘か、レッドさんは犯人がわかっているかじゃないですか?」

キョウヘイ「うーん……まあそれはそれで」

アクロマ「いいんですか……」

キョウヘイ「じゃ、俺捜査再開するんで!」

アクロマ「あ! そうだ、ちょっと待って下さい」

キョウヘイ「え、何すか?」

アクロマ「たまたま持っていた機械のパーツで、何か作ろうと思っているんです!」

キョウヘイ「はあ」

アクロマ「で、どうせなら捜査の役に立つ物を……と思いまして。この中のどれかをパパッと作りますよ」

キョウヘイ「設計図か。えっとー」

どれを作ってもらおう?
1、相手の嘘がわかる機械 2、安全チョッキ 3、どこでもアクロマさん

下2

977: 2014/04/07(月) 22:40:53.73 ID:HNghQONm0
誰かいないの?

979: 2014/04/07(月) 22:56:09.07 ID:E+rS+CnJ0
キョウヘイ「……このどこでもアクロマさんって何すか」

アクロマ「これですね! ちょっと待ってください!」カチャカチャ

キョウヘイ「いやこれとは言ってないんすけど!?」

どうせなら嘘がわかるとかの方がぜんっぜん役に立つんだけど!
っていうかどこでもアクロマさんってなんだよ!

アクロマ「もう遅いです。完成しました」

キョウヘイ「はええよ!」

アクロマ「どこでもアクロマさん。これは腕に付けるタイプとなってまして……腕出して下さい」

キョウヘイ「ん」

アクロマ「これをこう……装着完了です。赤のボタンを押せば私とのテレビ電話が出来ます」

それ携帯使えばよくね? とツッコミたかったが、まだ機能があるようなので耐えた。

アクロマ「青のボタンを押すと、キョウヘイ君の所まで私が走っていきます」

キョウヘイ「走ってって人力じゃねえか!」

アクロマ「この黒いボタンは……危なくなったら使ってください」

キョウヘイ「? わ、わかった」

981: 2014/04/07(月) 23:00:56.26 ID:E+rS+CnJ0


結局このどこでもアクロマさんが手に入った。
あんま使い道なさそうだな……推理の確認用にしかならなそうだ。
まあ無理に使わなくてもいっか。あいつのだし。

キョウヘイ「一つ目の事件の最重要容疑者はレッドさん」

ダイイングメッセージ、動機がバッチリなので多分レッドさん……だと思う。
二つ目の事件にも絡んでるし……

キョウヘイ「とりあえず凶器探すか凶器!」

尖ったものと包丁。包丁はともかく、尖ったものなんてのは見つかってもいいはず……
どう探そう?

1、現場へ 2、庭へ 3、逆にレッドさんを問い詰める

下2

983: 2014/04/07(月) 23:04:59.86 ID:pO1tr03d0
3

984: 2014/04/07(月) 23:13:36.51 ID:E+rS+CnJ0
キョウヘイ「……レッドさんに聞けばいいじゃん」

レッドさんが犯人だったら教えてもらえばいいし、犯人じゃなかったらまた探せばいい。
自白しないかもしれないけど……嘘をついてる人くらいすぐわかる。

キョウヘイ「よっしゃー、行くぜレッドさんとこ!」


~レッドの部屋~

キョウヘイ「レッドさーん?」

レッド「……キョウヘイ?」

キョウヘイ「遊びに来たっす。シルバーはいないんすか?」

レッド「うん……仕事、任せてて」

キョウヘイ「そっすか……なら、丁度良かったっす」

レッド「? ……!」ハッ

キョウヘイ「ちげえっすよ!? 俺ホ〇じゃないっすから!」

レッド「だよね……じゃ、何?」

キョウヘイ「凶器、何処にあるんすか?」

レッド「え? ……わかんないけど」

キョウヘイ「一つ目の事件の事っす。レッドさんなら知ってるはずっすよ」ジッ

レッド「…………何の、事?」

うーむ、これは何かを隠してるんだけどなぁ。簡単に言ってはくれないか。
どうにかして聞き出したい……レッドさんが話してくれれば一気に解決するのに。
何か言ってみるか。なんて言おう……

1、「レッドさんが話してくれれば解決するんです」
2、「氏んだグリーンさんの為にも!」
3、「話してくれないと○○するっすよ!」(内容指定)

下2

986: 2014/04/07(月) 23:16:11.76 ID:7MNMbqWp0
3
アクロマフィー攻撃

989: 2014/04/07(月) 23:22:05.07 ID:E+rS+CnJ0
キョウヘイ「アクロマフィー攻撃をするっすよ!」

レッド「……連れて来れないでしょ」

キョウヘイ「ちっちっち……俺には最終兵器どこでもアクロマさんがあるんすよ!」

レッド「!?」

そりゃびっくりするよなあ……俺も何でこんなの最終兵器とか言っちゃったんだろ。
まあいいや! 後は勢いだ勢い!

キョウヘイ「このボタンを押せばダッシュでアクロマが来るっすよ……ふっふっふ」

レッド「くっ……」

キョウヘイ「あれ、俺何か悪役みたい。まあいいや、言うんすか、言わないんすか!」

レッド「…………あ、ちょっと電話」ピピピッ

キョウヘイ「」ズコー

誰だこんな時に電話だなんて! KY! もう!

レッド「もしもし……その件ね、僕はいいけど…………うん、じゃあそういう事で……」

990: 2014/04/07(月) 23:28:50.85 ID:E+rS+CnJ0
キョウヘイ「もういいっすか?」

レッド「うん……じゃあ、午前二時に、またここに来て。そしたら、全部話す」

キョウヘイ「え、午前っすか?」

レッド「うん……その時なら、大丈夫」

キョウヘイ「わかったっす……えと、今五時っすね」

レッド「……ごめんね」

キョウヘイ「いーんすよいーんすよ! じゃ、また!」ガチャッ

レッド「うん……」


キョウヘイ「いやー、レッドさんが話してくれるって事で良かったー」

午前二時っていうのが謎だけど、多分仕事とか大変なんだろう。
俺は暇人だし何をしても全然っすからね。さーて、時間が経つのを待つ間何しようかな。

1、仮眠 2、包丁の行方を探しに(場所指定) 3、二つ目の事件の聞き込み(人指定)

下2

992: 2014/04/07(月) 23:31:39.63 ID:7MNMbqWp0
3ハンサム

993: 2014/04/07(月) 23:33:44.09 ID:E+rS+CnJ0
次スレに移動するから埋めてくださいな。

997: 2014/04/07(月) 23:39:46.31 ID:HNghQONm0
(´・ω・`)

999: 2014/04/07(月) 23:43:27.76 ID:VJraZL2h0
1000ならレッドはヒンバスになる


引用: レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだポケモンのままです)