ココマ「ともかく早く治さないと学校行ったとき困るよ……保登ココマさんて呼ばれちゃうよ」

チノ「今の時代ギリギリいそうな名前ですし問題ないんじゃないですか」

ココマ「そんなこと言わないでよぉ！」

リゼ「しかし……どう治せっていうんだこれ……」

チノ「原因は寝違えみたいですし逆方向に寝違え直したら戻りませんかね」

リゼ「逆方向に寝違え直すとかいう何だその今まで聞いたことない言葉」

ココマ「よーし！　ちょっと寝てくる！」




ココム「治った？」

リゼ「悪化してる！！！」

リゼ「いやこれ何がどうなってるんだ！？　もう寝違えとかそんな次元じゃないだろこれ！？」

ココム「えっ！？　何！？　今私どうなってるの！？　まだ鏡見てない！！」

チノ「マの字がすさまじい方向にひね曲がってムになってます！！」

ココム「ヴェァアアアア！？」

リゼ「も、もう一度寝てくるか！？　もう一回すさまじい寝違えを起こしたら案外元に戻るかも……」

ココム「ね、寝てくる！！」



ココ△「どう！！？」

リゼ「くっついてる！！！！！」

リゼ「お前ホント普段どんな寝方してるんだ！！　何をどうしたらこんなことになるんだ！！」

ココ△「えええええ！？　何！？　今度は何になったの！？」

チノ「もはや文字を通り越して記号になりました！！」

ココ△「記号！？」

リゼ「何かこう……せめて文字に戻せ！！　寝てこい！！」

ココ△「イ、イエッサー！！」



ココ▽「起きたよ！！　多分まだダメだよね！！！！」

リゼ「まだダメだ！！！！！！」

チノ「ひっくり返っただけです！！！！」

リゼ「せめて文字に戻せって言っただろ！！　何で記号のままなんだ！！」

ココ▽「私もどう寝違えたらいいのかよくわからなくて……」

チノ「……もう一回寝ますか？」

ココ▽「次どうなるんだろう……何かもはやちょっと楽しみになってきたよ」

リゼ「楽しむなよ！！」


「ヴェァアアア！！」

リゼ「！？」

チノ「どうしたんですかココアさん！！」


ココフ「何か取れたあああ！！！！」＼

リゼ「！！！」

ココフ「どどどどどどうしようこれ！？　治る！？　接着剤か何かでくっつく！？」＼

リゼ「接着剤！？　いや接着剤ってお前……行けるか！？」

チノ「い、一応ありますけど……」

ココフ「よ、よし……！」＼

リゼ「お、おい本気か！？　本気で接着剤で行く気か！？」

ココフ「よ、よくわかんないけどやってみるか……」＼

ココフ「……ん？」＼

リゼ「ど、どうした？」

ココフ「えーと……私今どうなってるんだっけ？」＼

チノ「▽から左下の棒が取れて……あとちょっと丸みがついたみたいです。ココフさんになってます」

ココフ「……ねえ」＼

ココフ「パン用の私の麺棒持ってきてくれる？」＼

ココフ「まずこの棒の向きを変えて」／

ココフ「麺棒の丸みを利用して……形を……」ノ

ココフ「……よし！！」ノ

チノ「……この棒にも丸みがつきましたね」

リゼ「……あっ」

チノ「あっ」

ココフ「あとは接着剤で……」ノ



ココア「……！」ｷﾘｯ

リゼ「いやｷﾘｯじゃない！！　いいのかそれで！！！」

チノ「やりましたねココアさん！！」

ココア「うん！！」

リゼ「いや大丈夫かこれ！？　アに戻ったってことにしていいのかこれ！？」

ココア「え、でもちゃんとアに戻ったし……」

リゼ「いやでも一回ものすごいひっくり返ったはずだぞ！？　マからムに！！」

ココア「まあ何か問題が起きたらまたそのとき治せばいいんだよ！！」

リゼ「いや、しかし……ええ……」

　ｶﾞﾁｬ

チノ「いらっしゃいませ……あ、千夜さんとシャロさん……」

千夜「助けて！　大変なの！」

ココア「え！？　何！？　何事！？」

千夜「シャロちゃんが……シャロちゃんが……！」



ツャロ「ひどく寝違えたみたいで！！」

リゼ「シャロ―――――ッ！！！！！？」


　おわり

ココフってロシア人かよ