759: 2011/10/14(金) 22:57:07.96 ID:BelW21210
【禁書目録】上条「教育実習?」1日目
【禁書目録】上条「教育実習?」2日目
【禁書目録】上条「教育実習?」3日目
【禁書目録】上条「教育実習?」4日目
【禁書目録】上条「教育実習?」5日目
【禁書目録】上条「教育実習?」6日目
【禁書目録】上条「教育実習?」7日目
【禁書目録】上条「教育実習?」2日目
【禁書目録】上条「教育実習?」3日目
【禁書目録】上条「教育実習?」4日目
【禁書目録】上条「教育実習?」5日目
【禁書目録】上条「教育実習?」6日目
【禁書目録】上条「教育実習?」7日目
760: 2011/10/14(金) 22:59:34.76 ID:BelW21210
~8日目(月)~
上条「いやー、今日からまた学校かー」スタスタ
少年はようやく慣れてきた日常に安心しつつも愚痴を零さずにはいられなかった。その不満の原因にはやはり曜日が関係してくるだろう。
なにせ今日は世間一般の人々が忌み嫌う月曜日である。大抵この日は1週間の始まりであり、街を歩く人の殆どが職場や学校に向かっているのが見て取れる。
しかし、今街中にいる人間たち、特に学生たちはどこか嬉しそうな表情の者が多かった。それは上条とて例外ではない。
上条「あともう少しで夏休みだー!」
思わず叫んでしまうのも無理はない。この上条当麻の昨年の夏休みは、記憶喪失とか右腕斬られるとか電撃ビリビリとか学園都市最強とかアステカとかで散々だったのだ。
それでも夏休みらしく海水浴に行ったりもしたが、そこでは勝手に容疑者にされたうえにお隣さんにボコボコにされたのでちっとも楽しくなかった。
こうなると今年こそは夏休みをエンジョイするぞ!…と思って当然だろう。というか、神様もそれくらいの権利はこの男に与えてほしい。
そんなまだ見ぬ未来へ希望を馳せる少年の前に現れたのは、
美琴「おっ、いたいた。おはよう、とととっ当麻!」///
食蜂「おはようございますわ、当麻さん」ニコッ
学園都市の女の子なら誰もが憧れる名門お嬢様学校、常盤台中学の制服を着た2人の美少女だった。どうやら一緒に登校してきたようだ。
茶髪のショートカットの子の方は照れながら、金髪のロングヘア―の子の方は綺麗に微笑みながら上条に声をかけてきてくれた。
上条「おお、美琴に操祈か。おはよう。いやはや、今日も暑いですなー」
美琴「そうよねー。ホントに夏って感じがするわ」
食蜂「日本の夏はこれだから困りますわね。ふぅー、暑い暑い」パサパサ
上条「…//」ジー
美琴「このスケベ!」スパーン
上条「いってぇ!?な、何するんですかー!」
美琴「アンタが操祈のことをやらしい目で見てるからでしょ!」
上条「そ、そんなことは無いぞ!」チラチラッ
美琴「まだ見るかぁー!」スパコーン
上条「これは男の性ですぅ!」
美琴「このー!」
食蜂「…ふふっ」ニッコリ
上条「いやー、今日からまた学校かー」スタスタ
少年はようやく慣れてきた日常に安心しつつも愚痴を零さずにはいられなかった。その不満の原因にはやはり曜日が関係してくるだろう。
なにせ今日は世間一般の人々が忌み嫌う月曜日である。大抵この日は1週間の始まりであり、街を歩く人の殆どが職場や学校に向かっているのが見て取れる。
しかし、今街中にいる人間たち、特に学生たちはどこか嬉しそうな表情の者が多かった。それは上条とて例外ではない。
上条「あともう少しで夏休みだー!」
思わず叫んでしまうのも無理はない。この上条当麻の昨年の夏休みは、記憶喪失とか右腕斬られるとか電撃ビリビリとか学園都市最強とかアステカとかで散々だったのだ。
それでも夏休みらしく海水浴に行ったりもしたが、そこでは勝手に容疑者にされたうえにお隣さんにボコボコにされたのでちっとも楽しくなかった。
こうなると今年こそは夏休みをエンジョイするぞ!…と思って当然だろう。というか、神様もそれくらいの権利はこの男に与えてほしい。
そんなまだ見ぬ未来へ希望を馳せる少年の前に現れたのは、
美琴「おっ、いたいた。おはよう、とととっ当麻!」///
食蜂「おはようございますわ、当麻さん」ニコッ
学園都市の女の子なら誰もが憧れる名門お嬢様学校、常盤台中学の制服を着た2人の美少女だった。どうやら一緒に登校してきたようだ。
茶髪のショートカットの子の方は照れながら、金髪のロングヘア―の子の方は綺麗に微笑みながら上条に声をかけてきてくれた。
上条「おお、美琴に操祈か。おはよう。いやはや、今日も暑いですなー」
美琴「そうよねー。ホントに夏って感じがするわ」
食蜂「日本の夏はこれだから困りますわね。ふぅー、暑い暑い」パサパサ
上条「…//」ジー
美琴「このスケベ!」スパーン
上条「いってぇ!?な、何するんですかー!」
美琴「アンタが操祈のことをやらしい目で見てるからでしょ!」
上条「そ、そんなことは無いぞ!」チラチラッ
美琴「まだ見るかぁー!」スパコーン
上条「これは男の性ですぅ!」
美琴「このー!」
食蜂「…ふふっ」ニッコリ
761: 2011/10/14(金) 23:02:20.39 ID:BelW21210
上条「あたたた…。何もここまでしなくても」ヒリヒリ
食蜂「まったくですわ。当麻さんに何てことを!」プンプン
美琴「元はと言えばアンタが原因でしょ!とぼけんじゃないわよ」
食蜂「あらあら。一体何のことやら」シレッ
美琴「むー。中学生にして制服という名の凶器を使うなんてぇ…」キッ
上条「?」ン?
食蜂「制服が凶器なら貴女にもあるのではなくて?その…慎ましげな武器が」ヤレヤレ
美琴「軽く馬鹿にしてるわよね!?いやフツーに馬鹿にされてるわコレ!」ウガー
上条「??」ンンー?
食蜂「いえいえ。まさかそのような無粋な真似ができましょうか?」
美琴「いやそんなことはない…って言いたいの!?くぅ、こうなったら…」キッ
食蜂「…止めはしませんけど、やめた方が身のためですわよ?」
美琴「ここまで来たら私だって引けないわ!」
上条「おいお前、一体何を…?」
美琴「……ふ、ふぅー。きょきょきょ、今日もあっついわねー」パサパサ
上条「そうだな」
美琴「こんな日は、多少はしたなくても胸のYシャツで煽いでもいいわよねー」パサパサ
上条「そうだな」
美琴「…んー。こうなったらもう1個シャツのボタン外しちゃおっと。暑いからしょうがないわよね」パサッ
上条「そうだな」
美琴「…」パサパサパサパサ…
上条「…」ン?
美琴「…」
美琴「」orz
食蜂「ですから、やめた方が良いと言っておいたでしょう?」
美琴「これが、現実なのね…」ズーン
上条「?」
食蜂「まったくですわ。当麻さんに何てことを!」プンプン
美琴「元はと言えばアンタが原因でしょ!とぼけんじゃないわよ」
食蜂「あらあら。一体何のことやら」シレッ
美琴「むー。中学生にして制服という名の凶器を使うなんてぇ…」キッ
上条「?」ン?
食蜂「制服が凶器なら貴女にもあるのではなくて?その…慎ましげな武器が」ヤレヤレ
美琴「軽く馬鹿にしてるわよね!?いやフツーに馬鹿にされてるわコレ!」ウガー
上条「??」ンンー?
食蜂「いえいえ。まさかそのような無粋な真似ができましょうか?」
美琴「いやそんなことはない…って言いたいの!?くぅ、こうなったら…」キッ
食蜂「…止めはしませんけど、やめた方が身のためですわよ?」
美琴「ここまで来たら私だって引けないわ!」
上条「おいお前、一体何を…?」
美琴「……ふ、ふぅー。きょきょきょ、今日もあっついわねー」パサパサ
上条「そうだな」
美琴「こんな日は、多少はしたなくても胸のYシャツで煽いでもいいわよねー」パサパサ
上条「そうだな」
美琴「…んー。こうなったらもう1個シャツのボタン外しちゃおっと。暑いからしょうがないわよね」パサッ
上条「そうだな」
美琴「…」パサパサパサパサ…
上条「…」ン?
美琴「…」
美琴「」orz
食蜂「ですから、やめた方が良いと言っておいたでしょう?」
美琴「これが、現実なのね…」ズーン
上条「?」
762: 2011/10/14(金) 23:05:55.12 ID:BelW21210
食蜂「さて、そろそろ学校へ参りましょうか」
上条「お、おう、そうだな。おーい美琴ぉー、置いてくぞー」
美琴「……ハッ。ま、待ちなさいよぉー!」タッタッタッ
先に行っていた上条と食蜂を、美琴は全力で追いかける。少年は隣りの少女の肩に手を置きその動きを制し、手を置かれた少女は少しだけ頬を赤くして素直に指示に従う。
その様子を見て顔を真っ赤にしながら迫ってくる御坂美琴に対し、逃げる上条当麻と食蜂操祈。どさくさに紛れて上条の手を取る食蜂を見てさらに怒る美琴。
まるでコントのようにスムーズな3人のドタバタ劇は、彼女たちの楽しそうな笑顔に包まれた『新しい日常』となりつつあった。
しかし、そんな平和な日常はそう長くは続かなかった……。
ーーー窓の無いビルーーーーーーーーーーーー
アレイスター『ふむ。「プラン」は順調だな。三角、いや四角関係もより強固なものになっているようだ』
エイワス「『プラン』だと?…いや、君は何もしていないだろうアレイスター」
アレイスター『まあ、彼らのサポートなど殆どしていないに等しいな。だからこそ、あれだけクリーンな関係を保っているとも言えるが』
エイワス「そうだな。むしろ君が介入しない方が上手くいくのではないのか?」
アレイスター『フッ…。その考えの正否は、これからの私の行動で示していくことにしよう』
エイワス「なるほど。『汝の欲する所を為せ。それが汝の法とならん』か…」
エイワス「ならば示してみたまえ。汝の法を」
ーーーとある高校 職員室ーーーーーーーーーーーー
<ガラガラー
美琴「おはようございまーす」ノシ
食蜂「おはようございますわ、皆さん」ペコッ
黄泉川「おおー、おっはようじゃん2人とも」
小萌「御坂ちゃん、心理掌握ちゃん、おはようなのですよー」
美琴「はい、どうも」
食蜂「今日からまた宜しくお願いしますわ」
黄泉川「いやいや、それはこっちの台詞じゃんよー」
小萌「あともう少しなので頑張りましょうねー。…そうですよね、あともう少しなんですよ、ね」ウルッ
美琴「こ、小萌先生!?」
食蜂「ど、どうなさいましたの!?」
黄泉川「月詠先生、まだ泣くには早いじゃん!」
小萌「だ、だってぇ~」グスグス
美琴「あわわわ…」アセアセ
食蜂「い、いかがなさいましょう?」アタフタ
黄泉川「うーん。まあ、月詠先生はこっちで何とかするからさ。自分たちの机に行っててくれじゃん」
美琴「は、はぁ…」
食蜂「わかりました…」
<スタスタ
黄泉川「…ふぅー。ほら月詠先生、シャンとするじゃんよ!」
小萌「うぅぅ…」
上条「お、おう、そうだな。おーい美琴ぉー、置いてくぞー」
美琴「……ハッ。ま、待ちなさいよぉー!」タッタッタッ
先に行っていた上条と食蜂を、美琴は全力で追いかける。少年は隣りの少女の肩に手を置きその動きを制し、手を置かれた少女は少しだけ頬を赤くして素直に指示に従う。
その様子を見て顔を真っ赤にしながら迫ってくる御坂美琴に対し、逃げる上条当麻と食蜂操祈。どさくさに紛れて上条の手を取る食蜂を見てさらに怒る美琴。
まるでコントのようにスムーズな3人のドタバタ劇は、彼女たちの楽しそうな笑顔に包まれた『新しい日常』となりつつあった。
しかし、そんな平和な日常はそう長くは続かなかった……。
ーーー窓の無いビルーーーーーーーーーーーー
アレイスター『ふむ。「プラン」は順調だな。三角、いや四角関係もより強固なものになっているようだ』
エイワス「『プラン』だと?…いや、君は何もしていないだろうアレイスター」
アレイスター『まあ、彼らのサポートなど殆どしていないに等しいな。だからこそ、あれだけクリーンな関係を保っているとも言えるが』
エイワス「そうだな。むしろ君が介入しない方が上手くいくのではないのか?」
アレイスター『フッ…。その考えの正否は、これからの私の行動で示していくことにしよう』
エイワス「なるほど。『汝の欲する所を為せ。それが汝の法とならん』か…」
エイワス「ならば示してみたまえ。汝の法を」
ーーーとある高校 職員室ーーーーーーーーーーーー
<ガラガラー
美琴「おはようございまーす」ノシ
食蜂「おはようございますわ、皆さん」ペコッ
黄泉川「おおー、おっはようじゃん2人とも」
小萌「御坂ちゃん、心理掌握ちゃん、おはようなのですよー」
美琴「はい、どうも」
食蜂「今日からまた宜しくお願いしますわ」
黄泉川「いやいや、それはこっちの台詞じゃんよー」
小萌「あともう少しなので頑張りましょうねー。…そうですよね、あともう少しなんですよ、ね」ウルッ
美琴「こ、小萌先生!?」
食蜂「ど、どうなさいましたの!?」
黄泉川「月詠先生、まだ泣くには早いじゃん!」
小萌「だ、だってぇ~」グスグス
美琴「あわわわ…」アセアセ
食蜂「い、いかがなさいましょう?」アタフタ
黄泉川「うーん。まあ、月詠先生はこっちで何とかするからさ。自分たちの机に行っててくれじゃん」
美琴「は、はぁ…」
食蜂「わかりました…」
<スタスタ
黄泉川「…ふぅー。ほら月詠先生、シャンとするじゃんよ!」
小萌「うぅぅ…」
763: 2011/10/14(金) 23:08:48.50 ID:BelW21210
一方「…ン?おっ、超電磁砲と心理掌握かァ」ズズー
削板「む?おお、お早う2人とも!今日も良い朝だな!!」ニカッ
結標「あら、おはよう2人とも」
垣根「……おはよう」ジロッ
麦野「おーっす。美琴、こないだは世話になったわね」ニコォォォ
食蜂「?」チラッ
美琴「あっ、ハハハ…。えと、楽しかった?」
麦野「それ以上余計な口きいたら容赦しねえぞ」ピカッ☆
美琴「げっ」
麦野「……ま、結構楽しかったけどな」
美琴「そ、そう…。良かったじゃない」
麦野「一応わね。でも、やっぱり決定打に欠けるというか…」
一方(そりゃあ、麦野さンのは略奪愛だからなァ…)<ピカッ☆
一方「反射」カチャ ヒューン
垣根「未元物質」キーン
美琴「介入」クイッ
削板「根性!!」パッシャーン
一方「うおっ、麦野さンの光線が霧散しちまったァ!」
美琴「相変わらず無茶苦茶な能力ね…」
削板「根性さえあれば誰でもこれくらいは出来るぞ!」
垣根「それはひょっとしてギャグで言ってるのか…?」
一方「っていうか麦野さン。危ねェンですけど」
麦野「ごめんごめん。ついイラッときて☆」
垣根「俺らは麦野がイラッとした度に氏を覚悟せにゃならんのか」
削板「胸が熱くなるな!」
食蜂「貴方の場合は頭の中が沸騰しているのでは?」
美琴「薄くて悪かったわね!」
結標「その厚いじゃないってば」
削板「む?おお、お早う2人とも!今日も良い朝だな!!」ニカッ
結標「あら、おはよう2人とも」
垣根「……おはよう」ジロッ
麦野「おーっす。美琴、こないだは世話になったわね」ニコォォォ
食蜂「?」チラッ
美琴「あっ、ハハハ…。えと、楽しかった?」
麦野「それ以上余計な口きいたら容赦しねえぞ」ピカッ☆
美琴「げっ」
麦野「……ま、結構楽しかったけどな」
美琴「そ、そう…。良かったじゃない」
麦野「一応わね。でも、やっぱり決定打に欠けるというか…」
一方(そりゃあ、麦野さンのは略奪愛だからなァ…)<ピカッ☆
一方「反射」カチャ ヒューン
垣根「未元物質」キーン
美琴「介入」クイッ
削板「根性!!」パッシャーン
一方「うおっ、麦野さンの光線が霧散しちまったァ!」
美琴「相変わらず無茶苦茶な能力ね…」
削板「根性さえあれば誰でもこれくらいは出来るぞ!」
垣根「それはひょっとしてギャグで言ってるのか…?」
一方「っていうか麦野さン。危ねェンですけど」
麦野「ごめんごめん。ついイラッときて☆」
垣根「俺らは麦野がイラッとした度に氏を覚悟せにゃならんのか」
削板「胸が熱くなるな!」
食蜂「貴方の場合は頭の中が沸騰しているのでは?」
美琴「薄くて悪かったわね!」
結標「その厚いじゃないってば」
764: 2011/10/14(金) 23:12:04.07 ID:BelW21210
麦野「はぁーあ。どっかにチャンスが転がってないかしら?」
美琴「そう簡単にはいかないわよ。自分から攻めていかなきゃ!」
食蜂「そうですわ。何事も積極的にいかなければ!」
麦野「…アンタら、急に私に対する態度が変わったわね」
結標「あら?そういえば2人は上条くんとのデートはどうだったのかしら?」
一方「なっ!」
削板「デートだと!?」
麦野「やっぱり2人ともだったか…」
垣根「……ケッ」
美琴「んなななな…/////」カァーッ
食蜂「/////」カァーッ
結標「私にはとっても楽しそうに見えたけどね?御坂さんなんかお手てつないでまぁ嬉しそうだったわ」
美琴「そそそ、そんなことまで…!」////
食蜂「…美琴?」ニコォォォ
美琴「い、いいじゃない別にぃ!」
垣根「いいや、全っ然良くなんかねえ!!」ガタッ バンッ!
美琴「……えっ?」
麦野「垣根?アンタどうしちゃったの?」
一方「カカカカッ!どォやらこの暑さに頭の方がヤラれちまったみてェだなァ」
垣根「そんなんじゃねえ。だが、頭がどうにかなりそうだったのは本当だぜ」
結標(それ元からじゃないかしら?)
食蜂「えっと、では一体何がありましたの?」
垣根「…いやいや。『ありましたの?』じゃねえんだよォォォォォ!!」
食蜂「」
垣根「畜生、見せつけてくれやがって。リア充なんざクソくらえだァァぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!」
削板「むう??」
一方「ハッ。見苦しいなァ、ていとくン(笑)」
美琴「そう簡単にはいかないわよ。自分から攻めていかなきゃ!」
食蜂「そうですわ。何事も積極的にいかなければ!」
麦野「…アンタら、急に私に対する態度が変わったわね」
結標「あら?そういえば2人は上条くんとのデートはどうだったのかしら?」
一方「なっ!」
削板「デートだと!?」
麦野「やっぱり2人ともだったか…」
垣根「……ケッ」
美琴「んなななな…/////」カァーッ
食蜂「/////」カァーッ
結標「私にはとっても楽しそうに見えたけどね?御坂さんなんかお手てつないでまぁ嬉しそうだったわ」
美琴「そそそ、そんなことまで…!」////
食蜂「…美琴?」ニコォォォ
美琴「い、いいじゃない別にぃ!」
垣根「いいや、全っ然良くなんかねえ!!」ガタッ バンッ!
美琴「……えっ?」
麦野「垣根?アンタどうしちゃったの?」
一方「カカカカッ!どォやらこの暑さに頭の方がヤラれちまったみてェだなァ」
垣根「そんなんじゃねえ。だが、頭がどうにかなりそうだったのは本当だぜ」
結標(それ元からじゃないかしら?)
食蜂「えっと、では一体何がありましたの?」
垣根「…いやいや。『ありましたの?』じゃねえんだよォォォォォ!!」
食蜂「」
垣根「畜生、見せつけてくれやがって。リア充なんざクソくらえだァァぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!」
削板「むう??」
一方「ハッ。見苦しいなァ、ていとくン(笑)」
765: 2011/10/14(金) 23:14:03.23 ID:BelW21210
美琴「み、見せつけるって…。まさかアンタも…?」
食蜂「貴方も、あの現場に?」
垣根「ああ。2日連続で目撃した。ホント、久々にキレちまったぜ」
麦野「意味分かんねえ」
垣根「そしてムカついた。流石に第3位と第5位なだけはある。大したムカつきっぷりだ」
一方「…何でキレてンのアイツ?」ヒソヒソ
結標「…他人の恋愛なんて見ても楽しくないんじゃないかしら?」ヒソヒソ
一方「…小っちゃい野郎だな」ヒソヒソ
結標「…そうね」ヒソヒソ
美琴「い、いや、そんな理不尽なキレ方されても…」
食蜂「要するに…嫉妬ですか?見苦しいですわよ。そもそも私は貴方に興味は一切ありませんし」
垣根「そォォォいう問題じゃねえのォォォ!!つーか、俺だってテメェらみてぇのには興味ねえんだよボケ!」
美琴「何ですってぇ!……あれ、全然悲しくないや。何でだろ?」
食蜂「きっと、貴方も垣根さんに一切の興味関心が無いからよ」
美琴「ああ、なっとく」ポンッ
垣根「他人を馬鹿にするのもいい加減にしろよォォォォォォォォォォ!!」
一方「あっ、ていとくン後ろ後ろ」
垣根「あぁ!?だからその呼び方やめろっつってんだろ!あと、そんなベタな手にこの俺が…」<ザッ
黄泉川「垣根くぅぅぅぅぅぅぅん?」
垣根「うるせえぞ!今取り込み中なんだから後にしろこのクソババア!!…………あ゛」クルッ
黄泉川「うるさいのは…」ガシッ
垣根「あのちょ、ごめ」ミシッ
黄泉川「お前じゃァァぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああん!!」ブルオンッ!!
垣根「ぎゃふ――――ん!!」パリーン
一方「きたねェ花火だ…」
黄泉川「燃えちゃいないけどな。あっ、あとコレをホームルームの時間に言って欲しいんだけど…」
食蜂「貴方も、あの現場に?」
垣根「ああ。2日連続で目撃した。ホント、久々にキレちまったぜ」
麦野「意味分かんねえ」
垣根「そしてムカついた。流石に第3位と第5位なだけはある。大したムカつきっぷりだ」
一方「…何でキレてンのアイツ?」ヒソヒソ
結標「…他人の恋愛なんて見ても楽しくないんじゃないかしら?」ヒソヒソ
一方「…小っちゃい野郎だな」ヒソヒソ
結標「…そうね」ヒソヒソ
美琴「い、いや、そんな理不尽なキレ方されても…」
食蜂「要するに…嫉妬ですか?見苦しいですわよ。そもそも私は貴方に興味は一切ありませんし」
垣根「そォォォいう問題じゃねえのォォォ!!つーか、俺だってテメェらみてぇのには興味ねえんだよボケ!」
美琴「何ですってぇ!……あれ、全然悲しくないや。何でだろ?」
食蜂「きっと、貴方も垣根さんに一切の興味関心が無いからよ」
美琴「ああ、なっとく」ポンッ
垣根「他人を馬鹿にするのもいい加減にしろよォォォォォォォォォォ!!」
一方「あっ、ていとくン後ろ後ろ」
垣根「あぁ!?だからその呼び方やめろっつってんだろ!あと、そんなベタな手にこの俺が…」<ザッ
黄泉川「垣根くぅぅぅぅぅぅぅん?」
垣根「うるせえぞ!今取り込み中なんだから後にしろこのクソババア!!…………あ゛」クルッ
黄泉川「うるさいのは…」ガシッ
垣根「あのちょ、ごめ」ミシッ
黄泉川「お前じゃァァぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああん!!」ブルオンッ!!
垣根「ぎゃふ――――ん!!」パリーン
一方「きたねェ花火だ…」
黄泉川「燃えちゃいないけどな。あっ、あとコレをホームルームの時間に言って欲しいんだけど…」
766: 2011/10/14(金) 23:15:53.09 ID:BelW21210
ーーー2年3組教室ーーーーーーーーーーーー
上条「うぃーす」ガラガラ
青ピ「カミやん!」ズイッ
上条「ぬおっ。な、何だよいきなり。ビックリするだろうが」
青ピ「…すぅーっ」
上条「は?」
青ピ「爆発せェェぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええええええええええええええええええええええいっっ!!!」
上条「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!朝っぱらから何てことしやがる!?」<セーイ セーイ セーイ セーイ…
青ピ「自業自得や自業自得!」
上条「俺が何をしたっていうんだよ!?」
青ピ「あァ!?…そうかいそうかい、相変わらず自覚無しかいそうなんかい!」
上条「だから、別に俺はやましいことなんてしてねえって!」
青ピ「よっくもボクの視界内でそんなこと言えるなぁ、カミやん。ちゃんと自分の胸に手ぇ当てて考えてみい!!」
上条「……あっ!」
青ピ「やっと気がついたかカミやん!」
上条「インデックスの昼飯作ってくるの忘れたァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
青ピ「何やてぇ!?そりゃあ一大事やで。何をやっとんねんカミやん!……ってちがぁーう!そういうことちゃうでボケぇ!」
上条「うぃーす」ガラガラ
青ピ「カミやん!」ズイッ
上条「ぬおっ。な、何だよいきなり。ビックリするだろうが」
青ピ「…すぅーっ」
上条「は?」
青ピ「爆発せェェぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええええええええええええええええええええええいっっ!!!」
上条「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!朝っぱらから何てことしやがる!?」<セーイ セーイ セーイ セーイ…
青ピ「自業自得や自業自得!」
上条「俺が何をしたっていうんだよ!?」
青ピ「あァ!?…そうかいそうかい、相変わらず自覚無しかいそうなんかい!」
上条「だから、別に俺はやましいことなんてしてねえって!」
青ピ「よっくもボクの視界内でそんなこと言えるなぁ、カミやん。ちゃんと自分の胸に手ぇ当てて考えてみい!!」
上条「……あっ!」
青ピ「やっと気がついたかカミやん!」
上条「インデックスの昼飯作ってくるの忘れたァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
青ピ「何やてぇ!?そりゃあ一大事やで。何をやっとんねんカミやん!……ってちがぁーう!そういうことちゃうでボケぇ!」
767: 2011/10/14(金) 23:19:29.86 ID:BelW21210
上条「いやいや、これは本当に一大事だぞ。リアルにデッドオアアライブだからなコレ。やべぇどうしよう…!」
青ピ「おいカミやん。そろそろ他人の話ぃ聞かんと…」<ザッ
吹寄「そろそろ静かにせんと…」ガシッ
上青「「がしっ?」」
吹寄「あたしが静かにさせたろかぁ!?」ガターン!!
上条「ごふぅっ!?」
青ピ「がはぁっ!?」
吹寄「…ふう。そのまま一生眠っとけボケ」パンッパンッ
青ピ「くっ、オイおんどりゃあ!」ムクッ
吹寄「何ねん?」
青ピ「もっと強くぅ♪」
吹寄「いい加減にしろ」
吹寄「どうも、ありがとうございましたー」ペコッ
吹寄「ってちがぁーう!!何をさせてんのよー!?」
青ピ「結構ノリノリで素敵やん?」
吹寄「うるさいっ!」//
上条「な、何だこのカオス状態は…?」
姫神「まさかのノリツッコミ。突然の関西弁。私には無いキャラクターの確立。私は孤立していく。ふふふふ」
青ピ「おいカミやん。そろそろ他人の話ぃ聞かんと…」<ザッ
吹寄「そろそろ静かにせんと…」ガシッ
上青「「がしっ?」」
吹寄「あたしが静かにさせたろかぁ!?」ガターン!!
上条「ごふぅっ!?」
青ピ「がはぁっ!?」
吹寄「…ふう。そのまま一生眠っとけボケ」パンッパンッ
青ピ「くっ、オイおんどりゃあ!」ムクッ
吹寄「何ねん?」
青ピ「もっと強くぅ♪」
吹寄「いい加減にしろ」
吹寄「どうも、ありがとうございましたー」ペコッ
吹寄「ってちがぁーう!!何をさせてんのよー!?」
青ピ「結構ノリノリで素敵やん?」
吹寄「うるさいっ!」//
上条「な、何だこのカオス状態は…?」
姫神「まさかのノリツッコミ。突然の関西弁。私には無いキャラクターの確立。私は孤立していく。ふふふふ」
775: 2011/10/20(木) 23:36:27.69 ID:5vUCuHyC0
~ホームルーム~
美琴「さぁーて、皆元気にしてたかしらー?」
生徒たち「はぁーい!」「元気に引き籠ってましたー」「久しぶりー先生ぇー」
美琴「はいはい。元気そうでよろしい」
青ピ「ひゃー。御坂先生相変わらず可愛えなぁー!」
土御門「だにゃー!」
浜面「お前らブレねえなぁ…」
上条「…」
浜面「ん?どうかしたのかお前?」
上条「…あ、ああ。何でもねえよ。何でも」
浜面「?」
浜面(何からしくねえな)
上条(うーん。どうしたもんかな…?よく分かんねえや)
美琴「えっーと、まずは今日提出の英語の課題だけど、私の授業のとき集めるからね」
上条「」
浜面「」
美琴「それまでに終わってない人はやっておきなさいよー」
浜面「……なあ上条」
上条「……どうした」
浜面「……助けてください」
上条「……それはこっちのセリフだろうが」
土御門「にゃっはっはー!カミやん、やっぱり課題やってなかったのかにゃー?」バシバシ
上条「うるせえ。やる暇が無かったんだよ」
土御門「んんー?何だかあやしいにゃー」
美琴「…なんかごめん」
ほか「「「??」」」
美琴「さぁーて、皆元気にしてたかしらー?」
生徒たち「はぁーい!」「元気に引き籠ってましたー」「久しぶりー先生ぇー」
美琴「はいはい。元気そうでよろしい」
青ピ「ひゃー。御坂先生相変わらず可愛えなぁー!」
土御門「だにゃー!」
浜面「お前らブレねえなぁ…」
上条「…」
浜面「ん?どうかしたのかお前?」
上条「…あ、ああ。何でもねえよ。何でも」
浜面「?」
浜面(何からしくねえな)
上条(うーん。どうしたもんかな…?よく分かんねえや)
美琴「えっーと、まずは今日提出の英語の課題だけど、私の授業のとき集めるからね」
上条「」
浜面「」
美琴「それまでに終わってない人はやっておきなさいよー」
浜面「……なあ上条」
上条「……どうした」
浜面「……助けてください」
上条「……それはこっちのセリフだろうが」
土御門「にゃっはっはー!カミやん、やっぱり課題やってなかったのかにゃー?」バシバシ
上条「うるせえ。やる暇が無かったんだよ」
土御門「んんー?何だかあやしいにゃー」
美琴「…なんかごめん」
ほか「「「??」」」
776: 2011/10/20(木) 23:37:30.08 ID:5vUCuHyC0
美琴「…そうそう。今日のお昼休みに集会があるから体育館に集まってねー」
生徒たち「「「な、なんだってぇ―――!!?」」」ガビーン
美琴「だから昼食は早めにとっておいてね」
上条「せ、せっかくのお昼タイムが…!」
土御門「何てことだにゃー…」
浜面「で、内容は?」
美琴「うーん。それが私も知らないのよ」
青ピ「つまり……どういうことだってばよ?」
土御門「嫌な予感しかしないぜぃ…」
美琴「まあ、とにかくよろしくねー」
生徒たち「「「はーい」」」
美琴「よしっ。今日も一日頑張ろう!」
青ピ「おっほぉ――っ!!」
小萌「…」
上条「ん?小萌先生どうしたんですか?」
小萌「……い、いえ。何でもありませんよー」
上条「そうですか」
小萌(喋る隙がありませんでしたー…)
生徒たち「「「な、なんだってぇ―――!!?」」」ガビーン
美琴「だから昼食は早めにとっておいてね」
上条「せ、せっかくのお昼タイムが…!」
土御門「何てことだにゃー…」
浜面「で、内容は?」
美琴「うーん。それが私も知らないのよ」
青ピ「つまり……どういうことだってばよ?」
土御門「嫌な予感しかしないぜぃ…」
美琴「まあ、とにかくよろしくねー」
生徒たち「「「はーい」」」
美琴「よしっ。今日も一日頑張ろう!」
青ピ「おっほぉ――っ!!」
小萌「…」
上条「ん?小萌先生どうしたんですか?」
小萌「……い、いえ。何でもありませんよー」
上条「そうですか」
小萌(喋る隙がありませんでしたー…)
777: 2011/10/20(木) 23:38:48.05 ID:5vUCuHyC0
~ホームルーム終了~
浜面「にしても、やっぱり月曜日は嫌だー。また1週間が始まると思うとなー」
土御門「この間までニートだったヤツに言われたくないぜよ」
青ピ「えっ?浜面クンニートだったん?」
浜面「細々と働いてたよ!つーかその文面はやめてくれ!!」
上条「は?」
青ピ「何を言うてるんハマづらん」
浜面「気持ちわるっ!何なのハマづらんって!?」
青ピ「カミやんはカミやんやん?だから浜面はハマづらんでええやん」
浜面「良くねえよ!」
土御門「まあまあ落ち着けって。ハマづらん」
上条「そうだぞ。一旦深呼吸だ、ハマづらん」
浜面「テメェら…。いいぜ、テメェら何でも自分の思う通りになるって思ってるなら…」
上条「まずはそのふざけた幻想をぶち頃す!」ソゲブ
浜面「ぐわしっ!?」バターン
青ピ「ほえー。ハマやんが飛んでったで!」
土御門「さすがは本家だにゃー。さよならハマっち…」
浜面「もうあだ名変わりすぎだろ…。やっぱ俺は呼び捨てでいいや」<ガラガラ
食蜂「そうですか。では席についてください、浜面」
浜面「ぬおっ!?せ、先生まで呼び捨ては厳しいぜ…」
食蜂「そう?では浜面くん、さっさと座れよ☆」
浜面「」
浜面「にしても、やっぱり月曜日は嫌だー。また1週間が始まると思うとなー」
土御門「この間までニートだったヤツに言われたくないぜよ」
青ピ「えっ?浜面クンニートだったん?」
浜面「細々と働いてたよ!つーかその文面はやめてくれ!!」
上条「は?」
青ピ「何を言うてるんハマづらん」
浜面「気持ちわるっ!何なのハマづらんって!?」
青ピ「カミやんはカミやんやん?だから浜面はハマづらんでええやん」
浜面「良くねえよ!」
土御門「まあまあ落ち着けって。ハマづらん」
上条「そうだぞ。一旦深呼吸だ、ハマづらん」
浜面「テメェら…。いいぜ、テメェら何でも自分の思う通りになるって思ってるなら…」
上条「まずはそのふざけた幻想をぶち頃す!」ソゲブ
浜面「ぐわしっ!?」バターン
青ピ「ほえー。ハマやんが飛んでったで!」
土御門「さすがは本家だにゃー。さよならハマっち…」
浜面「もうあだ名変わりすぎだろ…。やっぱ俺は呼び捨てでいいや」<ガラガラ
食蜂「そうですか。では席についてください、浜面」
浜面「ぬおっ!?せ、先生まで呼び捨ては厳しいぜ…」
食蜂「そう?では浜面くん、さっさと座れよ☆」
浜面「」
778: 2011/10/20(木) 23:40:07.95 ID:5vUCuHyC0
~1時間目~
食蜂「さて皆さん、お久しぶりですわね」ニコッ
男ども「「「お久しぶりでぇ――――す!!」」」ヒュー
食蜂「お休み中は楽しんでましたか?」
男ども「「「はぁ―――い!!」」」
食蜂「そうですか。先生も昨日とっても楽しい思い出ができました!」
青ピ「へぇー。どんなですかー?」
食蜂「そ、それは……秘密ですわ♪」
土御門「んなっ!?ちょ、超気になるぜぃ…」
上条(あれ?そ、それって…)
食蜂「……ねっ?」ニッコリ
上条「っ」ドキッ
食蜂「? どうかなさいました?」
上条「い、いやぁ、何でもないですよ!」アセアセ
食蜂「でしたら良いのですが…」
上条「…」フゥー
上条「…ん?」チラッ
青ピ「カぁーミやん?」ゴゴゴゴゴ
土御門「どういうことか、説明してもらおうか?」ゴゴゴゴゴ
上条「い、いやいや。なぜ怒ってらっしゃるのでせう?」
浜面「なるほどなるほど。…いいぜ。もう何でもいいから」
男ども「「「ぶっ頃す!!」」」キシャーッ!
上条「何でだぁ!?ふ、不幸d」<キュイーン
男ども「「「」」」バッターン
上条「……だ?」
食蜂「…少し反省なさい」
男ども「「「い、イエッサー…」」」ピクピク
食蜂「さて皆さん、お久しぶりですわね」ニコッ
男ども「「「お久しぶりでぇ――――す!!」」」ヒュー
食蜂「お休み中は楽しんでましたか?」
男ども「「「はぁ―――い!!」」」
食蜂「そうですか。先生も昨日とっても楽しい思い出ができました!」
青ピ「へぇー。どんなですかー?」
食蜂「そ、それは……秘密ですわ♪」
土御門「んなっ!?ちょ、超気になるぜぃ…」
上条(あれ?そ、それって…)
食蜂「……ねっ?」ニッコリ
上条「っ」ドキッ
食蜂「? どうかなさいました?」
上条「い、いやぁ、何でもないですよ!」アセアセ
食蜂「でしたら良いのですが…」
上条「…」フゥー
上条「…ん?」チラッ
青ピ「カぁーミやん?」ゴゴゴゴゴ
土御門「どういうことか、説明してもらおうか?」ゴゴゴゴゴ
上条「い、いやいや。なぜ怒ってらっしゃるのでせう?」
浜面「なるほどなるほど。…いいぜ。もう何でもいいから」
男ども「「「ぶっ頃す!!」」」キシャーッ!
上条「何でだぁ!?ふ、不幸d」<キュイーン
男ども「「「」」」バッターン
上条「……だ?」
食蜂「…少し反省なさい」
男ども「「「い、イエッサー…」」」ピクピク
779: 2011/10/20(木) 23:43:12.19 ID:5vUCuHyC0
食蜂「さて、気を取り直して授業にしましょうか」
男ども「「「は、はい…」」」
土御門(恐怖政治は健在か…)
食蜂「ほいっ☆」キュイーン
土御門「」バタッ
青ピ「つっちー!?」
食蜂「では始めましょうね。今日は改めて係り結びの法則について復習しますわ」
土御門「」ピクピク
浜面(余計なことを考えないようにしないと……ああなるっ!)
上条(カカリムスビって何なんだろ?おむすび的な??)
食蜂「これは古文の基本と言いますか、おそらく既に十分勉強されているはずですが、再度勉強し直しましょうね」
上条「はいっ(今日しっかり覚えよう…)」
浜面「おっす(というか、俺の場合ロクに高校通ってなかったから古文自体ほぼ分かんねえ…)」
食蜂「それでは、まず係り結びが何かを復習しましょう。文は普通、活用語の終止形で言い切るのが原則です」
上条「うんうん」
食蜂「まあ原文は句読点が存在しないモノですがここでは教科書やテストの古文ということにしますわね」
食蜂「それで、文中に係助詞があって、協調あるいは疑問・反語の意を持たせたりしている場合は、文末に終止形以外の活用語を要求しますわ。例えば……」カキカキ
○橋を八つ渡せるによりて、八橋といひけり。 [終止形で言い切る]
↓
○橋を八つ渡せるによりてなむ、八橋といひける。[連体形で言い切る]
食蜂「このように、文中に係助詞『ぞ』『なむ』『や(やは)』『か(かは)』が用いられている場合は文末を連体形で、係助詞『こそ』が
用いられている場合は文末を已然形で結びます」
食蜂「この呼応のきまりを係り結びといいます。このとき上にある係助詞を係りといい、呼応する語を結びといいますわ」
上条「へぇ~」
浜面「へぇ~」
姫神「へぇ~」
食蜂「懐かしいですわねそれ」
男ども「「「は、はい…」」」
土御門(恐怖政治は健在か…)
食蜂「ほいっ☆」キュイーン
土御門「」バタッ
青ピ「つっちー!?」
食蜂「では始めましょうね。今日は改めて係り結びの法則について復習しますわ」
土御門「」ピクピク
浜面(余計なことを考えないようにしないと……ああなるっ!)
上条(カカリムスビって何なんだろ?おむすび的な??)
食蜂「これは古文の基本と言いますか、おそらく既に十分勉強されているはずですが、再度勉強し直しましょうね」
上条「はいっ(今日しっかり覚えよう…)」
浜面「おっす(というか、俺の場合ロクに高校通ってなかったから古文自体ほぼ分かんねえ…)」
食蜂「それでは、まず係り結びが何かを復習しましょう。文は普通、活用語の終止形で言い切るのが原則です」
上条「うんうん」
食蜂「まあ原文は句読点が存在しないモノですがここでは教科書やテストの古文ということにしますわね」
食蜂「それで、文中に係助詞があって、協調あるいは疑問・反語の意を持たせたりしている場合は、文末に終止形以外の活用語を要求しますわ。例えば……」カキカキ
○橋を八つ渡せるによりて、八橋といひけり。 [終止形で言い切る]
↓
○橋を八つ渡せるによりてなむ、八橋といひける。[連体形で言い切る]
食蜂「このように、文中に係助詞『ぞ』『なむ』『や(やは)』『か(かは)』が用いられている場合は文末を連体形で、係助詞『こそ』が
用いられている場合は文末を已然形で結びます」
食蜂「この呼応のきまりを係り結びといいます。このとき上にある係助詞を係りといい、呼応する語を結びといいますわ」
上条「へぇ~」
浜面「へぇ~」
姫神「へぇ~」
食蜂「懐かしいですわねそれ」
780: 2011/10/20(木) 23:45:32.71 ID:5vUCuHyC0
食蜂「では係り結びの例を挙げますよ」カキカキ


781: 2011/10/20(木) 23:48:25.40 ID:5vUCuHyC0
食蜂「…と、この5つの呼応が主に出てきますわ。係りと結びをセットで覚えましょうね」
青ピ「オッケーやでぇー!」
上条「ちなみに疑問と反語はどう見分ければ良いのでせうか?」
食蜂「そうですわね…。まず疑問文というのは普通の文と違って相手に答えを要求するパワーを持った文であることは分かりますね?」
土御門「質問がきたら答えが求められるってことだぜぃ」
食蜂「ええ。それで反語というのは、疑問文のこの性質を利用して相手にNOと分かりきった答えを要求するもの、いわば強調表現の技法なのです。YESの場合もあるようですが」
青ピ「つまり、疑問と反語の違いっちゅうのは、発言者が答えが分からないから言うてるんか、答えが分かりきったうえで言うてるんかっちゅう内容の差異のことなんやな」
食蜂「その通りですわ。よくできましたわね」
青ピ「褒められたでぇー!めっちゃ嬉しいわー!!」
食蜂「しかし、先生のいいトコを掻っ攫っていく態度はいただけませんわね」
青ピ「貶されたでぇー!めっちゃ気持ちええわー!!」
上条「―――それが、青髪ピアスが発した最後の言葉だった」
青ピ「ってカミやん!勝手に殺さんといて!?」
浜面「…えっとそれって、要するに結局は文章見て判断しなきゃいけねえってことか?」
食蜂「ええ。足りない脳味噌でせいぜい頑張ってくださいな☆☆☆」
浜面「酷っ!?」ガーン
青ピ「オッケーやでぇー!」
上条「ちなみに疑問と反語はどう見分ければ良いのでせうか?」
食蜂「そうですわね…。まず疑問文というのは普通の文と違って相手に答えを要求するパワーを持った文であることは分かりますね?」
土御門「質問がきたら答えが求められるってことだぜぃ」
食蜂「ええ。それで反語というのは、疑問文のこの性質を利用して相手にNOと分かりきった答えを要求するもの、いわば強調表現の技法なのです。YESの場合もあるようですが」
青ピ「つまり、疑問と反語の違いっちゅうのは、発言者が答えが分からないから言うてるんか、答えが分かりきったうえで言うてるんかっちゅう内容の差異のことなんやな」
食蜂「その通りですわ。よくできましたわね」
青ピ「褒められたでぇー!めっちゃ嬉しいわー!!」
食蜂「しかし、先生のいいトコを掻っ攫っていく態度はいただけませんわね」
青ピ「貶されたでぇー!めっちゃ気持ちええわー!!」
上条「―――それが、青髪ピアスが発した最後の言葉だった」
青ピ「ってカミやん!勝手に殺さんといて!?」
浜面「…えっとそれって、要するに結局は文章見て判断しなきゃいけねえってことか?」
食蜂「ええ。足りない脳味噌でせいぜい頑張ってくださいな☆☆☆」
浜面「酷っ!?」ガーン
782: 2011/10/20(木) 23:50:04.86 ID:5vUCuHyC0
食蜂「ちなみに反語になることの多い表現として挙げられるのは、先ほど板書した『かは』『やは』になりますわ」
食蜂「さらに言うと、疑問・反語の係助詞は文末にあってその意味を文に加える場合もございますので」
上条「…なんかややこしいな」
食蜂「1つ1つ整理していきながら覚えましょうね♪」
上条「はーい」
食蜂「…さて、話が少し逸れましたので戻りますわね。今度は係り結びの留意点を挙げていきましょう」
上条「留意点?」
土御門「気をつけとけってことですたい」
食蜂「まず注意せねばならないのは結びの箇所になりますわ。通常は係りと結びはセットで文にあるものですが、ここではそうでないケースを取り上げましょう」
上条「そ、そんな…。上条さんにそのような高等テクは厳しいですのことよ!」
食蜂「大丈夫ですわ。とう…上条さんにもご理解いただけるかと思いますわよ」
上条「上条さん“にも”って…」ズーン
食蜂「も、申し訳ありませんわ!そのようなつもりで言ったのでは…」アセアセ
上条「いや、いいんですよ…」ハハハ…
土御門(ん?今先生ってばカミやんのことを名前で呼びそうになったのか…?)
土御門「…」
土御門(からかうのはやめておこう)
食蜂「では紹介していきますわね。結びの変化には『結びの省略』と『結びの流れ』の2つがありますわ」
浜面「省略…?流れ…?」
食蜂「あと、結びの流れは『結びの消滅』ともいいます」
浜面「消滅…」ホワンホワンホワン…
麦野『めるとだうーにゃん♪』<チョドォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!
浜面「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!変な電波がああああああああああああああああああああああああああ!!?」
食蜂「」キュイーーーン
浜面「」ドンガラガッシャーン
食蜂「さらに言うと、疑問・反語の係助詞は文末にあってその意味を文に加える場合もございますので」
上条「…なんかややこしいな」
食蜂「1つ1つ整理していきながら覚えましょうね♪」
上条「はーい」
食蜂「…さて、話が少し逸れましたので戻りますわね。今度は係り結びの留意点を挙げていきましょう」
上条「留意点?」
土御門「気をつけとけってことですたい」
食蜂「まず注意せねばならないのは結びの箇所になりますわ。通常は係りと結びはセットで文にあるものですが、ここではそうでないケースを取り上げましょう」
上条「そ、そんな…。上条さんにそのような高等テクは厳しいですのことよ!」
食蜂「大丈夫ですわ。とう…上条さんにもご理解いただけるかと思いますわよ」
上条「上条さん“にも”って…」ズーン
食蜂「も、申し訳ありませんわ!そのようなつもりで言ったのでは…」アセアセ
上条「いや、いいんですよ…」ハハハ…
土御門(ん?今先生ってばカミやんのことを名前で呼びそうになったのか…?)
土御門「…」
土御門(からかうのはやめておこう)
食蜂「では紹介していきますわね。結びの変化には『結びの省略』と『結びの流れ』の2つがありますわ」
浜面「省略…?流れ…?」
食蜂「あと、結びの流れは『結びの消滅』ともいいます」
浜面「消滅…」ホワンホワンホワン…
麦野『めるとだうーにゃん♪』<チョドォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!
浜面「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!変な電波がああああああああああああああああああああああああああ!!?」
食蜂「」キュイーーーン
浜面「」ドンガラガッシャーン
783: 2011/10/20(木) 23:51:59.00 ID:5vUCuHyC0
食蜂「さて、汚物は消毒しましたので説明に移りましょうか」
上条(汚物って…)
食蜂「では『結びの省略』から。文中に係助詞『ぞ』『なむ』『や』『か』『こそ』があっても、文脈から判断して類推できる言葉が結びになる場合は、結びの語や語句を省略することがありますの」
上条「えっとぉ…?」
食蜂「少々分かりにくかったかもしれませんわね。省略された語を補うにはパターンがありますので、そちらを覚えればよろしいかと」カキカキ
①引用の格助詞『と』+係助詞 →(言ふ、聞く、思ふなど)
例文)ただ人にはあらざりけりとぞ。[言ひける] ←この[]が省略された語句
②断定の助動詞『なり』の連用形『に』+係助詞 →(補助動詞『あり』『侍り』など)
例文)我ばかりかく思ふにや。[あらむ]
食蜂「…このようになりますわ。先ほど言った文末の係助詞『か』『や』の用法と全く違うものになります」
上条「はぁ」
土御門「んんー。このパターンは文末と省略された語句をセットで覚えた方がよさそうだぜぃ」
上条「またセットか!?もう上条さんの頭には入りませんのことよ!」ウガー
青ピ「個々に覚えてくよりはマシやろ。贅沢言うなや」
食蜂「では、この2つのパターンについてもまとめてみますね」カキカキ
上条(汚物って…)
食蜂「では『結びの省略』から。文中に係助詞『ぞ』『なむ』『や』『か』『こそ』があっても、文脈から判断して類推できる言葉が結びになる場合は、結びの語や語句を省略することがありますの」
上条「えっとぉ…?」
食蜂「少々分かりにくかったかもしれませんわね。省略された語を補うにはパターンがありますので、そちらを覚えればよろしいかと」カキカキ
①引用の格助詞『と』+係助詞 →(言ふ、聞く、思ふなど)
例文)ただ人にはあらざりけりとぞ。[言ひける] ←この[]が省略された語句
②断定の助動詞『なり』の連用形『に』+係助詞 →(補助動詞『あり』『侍り』など)
例文)我ばかりかく思ふにや。[あらむ]
食蜂「…このようになりますわ。先ほど言った文末の係助詞『か』『や』の用法と全く違うものになります」
上条「はぁ」
土御門「んんー。このパターンは文末と省略された語句をセットで覚えた方がよさそうだぜぃ」
上条「またセットか!?もう上条さんの頭には入りませんのことよ!」ウガー
青ピ「個々に覚えてくよりはマシやろ。贅沢言うなや」
食蜂「では、この2つのパターンについてもまとめてみますね」カキカキ
784: 2011/10/20(木) 23:52:57.84 ID:5vUCuHyC0
_________________________
l パターン2 l パターン1 l
l―――――――――――――――――――――――――l
l に l に に に に l と l と と と と l l
l こ l か や な ぞ l こ l か や な ぞ l 文 l
l そ l む l そ l む l 末 l
―――――――――――――――――――――――――
l あ あ l あ あ l 言 言 l 言 言 l 省 l
l ら れ l ら る l は へ l は ふ l 略 l
l め l む l め l む l さ l
l 侍 l 侍 l 聞 l 聞 l れ l
l あ れ l あ る l 言 け l 言 く l た l
l∧ り l ∧ り l∧ ひ l ∧ ひ l 語 l
l已 け 候 l 連 け 候 l已 け 思 l 連 け 思 l ・ l
l然 る ふ l 体 る ふ l然 れ へ l 体 る ふ l 語 l
l形 l 形 l形 l 形 l 句 l
l∨ な l ∨ な l∨ な l ∨ な l の l
l ど l ど l ど l ど l 例 l
―――――――――――――――――――――――――
l パターン2 l パターン1 l
l―――――――――――――――――――――――――l
l に l に に に に l と l と と と と l l
l こ l か や な ぞ l こ l か や な ぞ l 文 l
l そ l む l そ l む l 末 l
―――――――――――――――――――――――――
l あ あ l あ あ l 言 言 l 言 言 l 省 l
l ら れ l ら る l は へ l は ふ l 略 l
l め l む l め l む l さ l
l 侍 l 侍 l 聞 l 聞 l れ l
l あ れ l あ る l 言 け l 言 く l た l
l∧ り l ∧ り l∧ ひ l ∧ ひ l 語 l
l已 け 候 l 連 け 候 l已 け 思 l 連 け 思 l ・ l
l然 る ふ l 体 る ふ l然 れ へ l 体 る ふ l 語 l
l形 l 形 l形 l 形 l 句 l
l∨ な l ∨ な l∨ な l ∨ な l の l
l ど l ど l ど l ど l 例 l
―――――――――――――――――――――――――
785: 2011/10/20(木) 23:54:21.23 ID:5vUCuHyC0
食蜂「…特に『言ひける』や『あらむ』のように、省略された結びの語は助動詞を伴った形で補うことも多いですの。文脈から判断しましょうね」
青ピ「ええでぇー!」
食蜂「良いお返事です。さて、次に『結びの流れ』について。係助詞『ぞ』『なむ』『か』『や』『こそ』が文中にあっても、結びとなるべき語に接続助詞などが付いたりして
文が続き、文末にならない場合には、係り結びが成立しません」
上条「成立しない…?」
食蜂「正確には結びの部分に発生する連体形や已然形の制約がなくなることで『結び』が現れなくなる現象ですわね。例文を書きますと…」カキカキ
○たとひ耳鼻こそ切れ失すとも、命ばかりはなどか生きざらむ。
―→『こそ』を受けて結びが『切れ失すれ。』になるはずが、終止形接続の接続助詞『とも』が付いて下に続いたため、係り結びが流れて『切れ失すとも』となった。
食蜂「…こんなところでしょうか。係りと結びのつながりばかりに目が行ってしまうとこちらの方を見逃してしまうので気をつけましょうね」
土御門「にゃー!」
食蜂「」イラッ
土御門「にゃ?」
食蜂「」キュイーン
土御門「ちょ」<キーン
食蜂「…さて、次は『こそ』、已然形の逆接用法についてですわよ」
土御門「」チーン
浜面「」シーン
青ピ(犠牲者が増えていくでぇ…)
吹寄(静かになったわね)
青ピ「ええでぇー!」
食蜂「良いお返事です。さて、次に『結びの流れ』について。係助詞『ぞ』『なむ』『か』『や』『こそ』が文中にあっても、結びとなるべき語に接続助詞などが付いたりして
文が続き、文末にならない場合には、係り結びが成立しません」
上条「成立しない…?」
食蜂「正確には結びの部分に発生する連体形や已然形の制約がなくなることで『結び』が現れなくなる現象ですわね。例文を書きますと…」カキカキ
○たとひ耳鼻こそ切れ失すとも、命ばかりはなどか生きざらむ。
―→『こそ』を受けて結びが『切れ失すれ。』になるはずが、終止形接続の接続助詞『とも』が付いて下に続いたため、係り結びが流れて『切れ失すとも』となった。
食蜂「…こんなところでしょうか。係りと結びのつながりばかりに目が行ってしまうとこちらの方を見逃してしまうので気をつけましょうね」
土御門「にゃー!」
食蜂「」イラッ
土御門「にゃ?」
食蜂「」キュイーン
土御門「ちょ」<キーン
食蜂「…さて、次は『こそ』、已然形の逆接用法についてですわよ」
土御門「」チーン
浜面「」シーン
青ピ(犠牲者が増えていくでぇ…)
吹寄(静かになったわね)
786: 2011/10/20(木) 23:55:33.07 ID:5vUCuHyC0
食蜂「こちらは簡単ですわ。『こそ』ー已然形で文が終わらずに、さらに下に続くときは、逆接の意味になりますの」
食蜂「今回は例文を書いた方が速いですわね…」カキカキ
○中垣こそあれ、一つ家のやうなれば、望みて預かれるなり。
(中隔ての垣根こそあるけれども、一つ屋敷みたいなものだから、(先方が)望んで(この家を)預かったのだ。)
食蜂「…要するにこういうことですわね。これはイメージしやすいかと思われますが」<ハックショーン!
食蜂「あらあら、どちら様でしょうか?はしたないですわね」
上条「先生ー。すいませーん」
食蜂「あら?どうかしましたか、上条さん?」
上条「あのぉ、中隔ての垣根ってどういうものかよく分かんないんですが」
食蜂「うーん、そうですねぇ…。私も専門ではないのでよく分かりませんが…」カキカキ
食蜂「今回は例文を書いた方が速いですわね…」カキカキ
○中垣こそあれ、一つ家のやうなれば、望みて預かれるなり。
(中隔ての垣根こそあるけれども、一つ屋敷みたいなものだから、(先方が)望んで(この家を)預かったのだ。)
食蜂「…要するにこういうことですわね。これはイメージしやすいかと思われますが」<ハックショーン!
食蜂「あらあら、どちら様でしょうか?はしたないですわね」
上条「先生ー。すいませーん」
食蜂「あら?どうかしましたか、上条さん?」
上条「あのぉ、中隔ての垣根ってどういうものかよく分かんないんですが」
食蜂「うーん、そうですねぇ…。私も専門ではないのでよく分かりませんが…」カキカキ
787: 2011/10/21(金) 00:02:36.77 ID:VzCeXAuG0
垣根
/\ ↓ /\
/ \ ______ / \
/ \ /|| ̄ ̄ ̄ ̄||\ / \
/ \ | ||========||\|| / \
/ \ | ||品品ロロ-,,||\|| / \
/ \ | |=========|\|| / \
/ \ | |''''''''''''''''''''''''| / \
ー| いえ |ー| |l | ー| いえ |ー
| | | |] 。 | | |
| | | |l | | |
|_________| | |_____,| |_________|
788: 2011/10/21(金) 00:03:58.45 ID:VzCeXAuG0
食蜂「多分こんな感じですわ♪」
垣根「嘘つけぇー!!」ガラガラ-!
食蜂「あらあら、垣根さんではありませんか。どうかなさいまして?」
垣根「どうしたもこうしたもねえんだよ!安易にネタに走んじゃねえぞコラ」
食蜂「むっ、どこか変な点でもありまして?」
垣根「分からねえとは言わせねえぞ!!」
<ギャーギャー ウキャーヒャー アーダコーダ ←全部垣根
<キーンコーンカーンコーン
上条「あっ、授業終わった」
垣根「嘘つけぇー!!」ガラガラ-!
食蜂「あらあら、垣根さんではありませんか。どうかなさいまして?」
垣根「どうしたもこうしたもねえんだよ!安易にネタに走んじゃねえぞコラ」
食蜂「むっ、どこか変な点でもありまして?」
垣根「分からねえとは言わせねえぞ!!」
<ギャーギャー ウキャーヒャー アーダコーダ ←全部垣根
<キーンコーンカーンコーン
上条「あっ、授業終わった」
798: 2011/10/25(火) 01:45:27.23 ID:sOG6RFvC0
食蜂「…といったところで今日の授業はおしまいですわ。では御機嫌よう」ガラガラー
垣根「おいコラ、何キレイに終わらせようとしてんだ!」ガラガラー
浜面「垣根のヤツ、何を怒ってんだ?」
青ピ「ネタにされとうなかったんやろ」
土御門「最初からネタキャラではあったけどにゃー」
浜面「?」
上条「…」ポケー
浜面「??」
姫神「弄ってもらえるだけ。マシというもの」
垣根「おいコラ、何キレイに終わらせようとしてんだ!」ガラガラー
浜面「垣根のヤツ、何を怒ってんだ?」
青ピ「ネタにされとうなかったんやろ」
土御門「最初からネタキャラではあったけどにゃー」
浜面「?」
上条「…」ポケー
浜面「??」
姫神「弄ってもらえるだけ。マシというもの」
799: 2011/10/25(火) 01:46:35.56 ID:sOG6RFvC0
~休憩時間~
上条「さて、次は誰が担当だっけ?」
青ピ「何を言うとるんカミやん。お次は本日のメインイベント、むぎのんやでぇー!」クネクネ
上条「お前ってホント麦野さんのこと気に入ってるよな」
青ピ「当たり前やん。あのルックス、あのプロポーション、そして超ドSな性格……たまらんわぁー!!」
土御門「あれで性格さえ良ければにゃー…」
上条「おっ、土御門でもアレは無理か」
土御門「にゃー。そもそも口リこそ至高だと考えてる土御門さんにとっては、あのムチムチの太腿は目に毒なんですたい」
青ピ「何を言うてるんつっちー!あの太めの脚こそ男の夢、そう……ロマンやろうがぁ!!」ドドーン
土御門「ちっちっちっ。まだまだ甘いぜぃ。いいか青ピ。小五と口リでは単なる犯罪だが…二つ合わされば悟りになる」キリッ
土御門「…つまり我々は既に悟りの境地に達しているんだにゃー!」
青ピ「何やとぉ!むぎのんの魅力が分からんのかいおんどりゃあ!!」
土御門「ハッ。もはや悟りに至ったこのオレにその程度の力で対抗しようとは……片腹痛いわぁ!」
上条「ふぅー、やれやれ。一体何をやってんだかコイツらは。お前もそう思うだろ、はまづ……」チラッ
浜面「…」ソロ~
上条「…ら?」
浜面「…」ビクッ
上条「……何してんの?」
浜面「…いやあの、急に腹が痛くなって」サスサス
上条「…もうちょいマシな言い訳は無かったのかよ」
浜面「…」
上条「おいはまづ」
浜面「っ」ダッ
上条「浜面ぁ!?」
上条「さて、次は誰が担当だっけ?」
青ピ「何を言うとるんカミやん。お次は本日のメインイベント、むぎのんやでぇー!」クネクネ
上条「お前ってホント麦野さんのこと気に入ってるよな」
青ピ「当たり前やん。あのルックス、あのプロポーション、そして超ドSな性格……たまらんわぁー!!」
土御門「あれで性格さえ良ければにゃー…」
上条「おっ、土御門でもアレは無理か」
土御門「にゃー。そもそも口リこそ至高だと考えてる土御門さんにとっては、あのムチムチの太腿は目に毒なんですたい」
青ピ「何を言うてるんつっちー!あの太めの脚こそ男の夢、そう……ロマンやろうがぁ!!」ドドーン
土御門「ちっちっちっ。まだまだ甘いぜぃ。いいか青ピ。小五と口リでは単なる犯罪だが…二つ合わされば悟りになる」キリッ
土御門「…つまり我々は既に悟りの境地に達しているんだにゃー!」
青ピ「何やとぉ!むぎのんの魅力が分からんのかいおんどりゃあ!!」
土御門「ハッ。もはや悟りに至ったこのオレにその程度の力で対抗しようとは……片腹痛いわぁ!」
上条「ふぅー、やれやれ。一体何をやってんだかコイツらは。お前もそう思うだろ、はまづ……」チラッ
浜面「…」ソロ~
上条「…ら?」
浜面「…」ビクッ
上条「……何してんの?」
浜面「…いやあの、急に腹が痛くなって」サスサス
上条「…もうちょいマシな言い訳は無かったのかよ」
浜面「…」
上条「おいはまづ」
浜面「っ」ダッ
上条「浜面ぁ!?」
800: 2011/10/25(火) 01:48:40.94 ID:sOG6RFvC0
浜面「麦野の授業なんて…授業なんて……怖くて受けられるかぁー!!」ダダダダダ
上条「んなっ!よせ浜面ぁ!でないと…」
青ピ「むっ、おい皆!浜面が逃げよったでぇ!!」
ほか「「「な、なんだってぇー!?」」」
青ピ「つっちー!」チラッ
土御門「了解ですたい。……ああオレだ。『コードレッド』発令、今すぐにだ」
上条「…遅かったか」
<ジリジリリリリリリリリリリリリリリ!!!!
<ブオーーーーーーーーン ブオーーーーーーーーーン
放送『コードレッド発令、コードレッド発令!!』
放送『現在猛獣「浜面仕上」が校内を逃走中!生徒の皆さんは所定のマニュアルに沿って速やかに浜面を捕獲してください』
放送『いいか、これは訓練ではない。繰り返す、これは訓練ではない!』
土御門「ふいー。これで一安心だぜぃ」
青ピ「今のでボクむぎのんに褒められる?褒められるかなぁ!?」
上条「浜面……無茶しやがって」
<ウギャァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!?
<ドーン バキューン バチコーン ドンガラガッシャーン
<ハァァァァァァァァァマァァァァァァヅゥゥゥラクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!?
<ズバンドンガッシャコーン
上条「んなっ!よせ浜面ぁ!でないと…」
青ピ「むっ、おい皆!浜面が逃げよったでぇ!!」
ほか「「「な、なんだってぇー!?」」」
青ピ「つっちー!」チラッ
土御門「了解ですたい。……ああオレだ。『コードレッド』発令、今すぐにだ」
上条「…遅かったか」
<ジリジリリリリリリリリリリリリリリ!!!!
<ブオーーーーーーーーン ブオーーーーーーーーーン
放送『コードレッド発令、コードレッド発令!!』
放送『現在猛獣「浜面仕上」が校内を逃走中!生徒の皆さんは所定のマニュアルに沿って速やかに浜面を捕獲してください』
放送『いいか、これは訓練ではない。繰り返す、これは訓練ではない!』
土御門「ふいー。これで一安心だぜぃ」
青ピ「今のでボクむぎのんに褒められる?褒められるかなぁ!?」
上条「浜面……無茶しやがって」
<ウギャァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!?
<ドーン バキューン バチコーン ドンガラガッシャーン
<ハァァァァァァァァァマァァァァァァヅゥゥゥラクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!?
<ズバンドンガッシャコーン
801: 2011/10/25(火) 01:49:31.20 ID:sOG6RFvC0
~2時間目~
浜面「」プスプスプス…
麦野「もう浜面ったら。照れ屋さんなんだからっ♪」
上条(どういう発想でその結論になるんだ!?)
土御門(恋する乙女の思考回路はムチャクチャだからにゃー…)
青ピ「浜面ァァァァァァァァァ!てめっ、マジで爆発せい!!」<ピューン
ドォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
青ピ「」プスプスプス…
麦野「さぁーて、今日も楽しい授業の始まりだにゃーん☆」
土御門「ババアのくせに…」ボソッ
ドォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
土御門「」プスプスプス…
麦野「すっきりしたから始めっかぁー」
上条「う、うっす…」
麦野「確か前回は奈良時代の政治、つーか藤原氏について勉強したのよね?」
吹寄「はい、その通りです」
麦野「そしたら今日は平安の藤原氏が中心かー。あー飽きたわー」
上条「何てことをおっしゃいます!?」
麦野「いやさ、ぶっちゃけ私の得意分野って中世からなのよ」
上条「いやだからって時代飛ばす訳には…」
麦野「それくらいは分かってるっての。ま、正直言っちゃうと>>1が受験のとき中世から勉強したってのが…」
上条「ストップストップストップ!!」
麦野「別にいいじゃねえか。あっ、あと文化史はそのうちまとめてやるかもな」
上条「ちゃんとやってくださいね!?」
姫神「ちなみに。>>1は古代と近代と文化史が。弱点だった」
土御門「そんなこと知っても誰も得しないにゃー。つーか勉強不足だっただけだし」
浜面「」プスプスプス…
麦野「もう浜面ったら。照れ屋さんなんだからっ♪」
上条(どういう発想でその結論になるんだ!?)
土御門(恋する乙女の思考回路はムチャクチャだからにゃー…)
青ピ「浜面ァァァァァァァァァ!てめっ、マジで爆発せい!!」<ピューン
ドォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
青ピ「」プスプスプス…
麦野「さぁーて、今日も楽しい授業の始まりだにゃーん☆」
土御門「ババアのくせに…」ボソッ
ドォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
土御門「」プスプスプス…
麦野「すっきりしたから始めっかぁー」
上条「う、うっす…」
麦野「確か前回は奈良時代の政治、つーか藤原氏について勉強したのよね?」
吹寄「はい、その通りです」
麦野「そしたら今日は平安の藤原氏が中心かー。あー飽きたわー」
上条「何てことをおっしゃいます!?」
麦野「いやさ、ぶっちゃけ私の得意分野って中世からなのよ」
上条「いやだからって時代飛ばす訳には…」
麦野「それくらいは分かってるっての。ま、正直言っちゃうと>>1が受験のとき中世から勉強したってのが…」
上条「ストップストップストップ!!」
麦野「別にいいじゃねえか。あっ、あと文化史はそのうちまとめてやるかもな」
上条「ちゃんとやってくださいね!?」
姫神「ちなみに。>>1は古代と近代と文化史が。弱点だった」
土御門「そんなこと知っても誰も得しないにゃー。つーか勉強不足だっただけだし」
802: 2011/10/25(火) 01:52:20.68 ID:sOG6RFvC0
麦野「うーん。ちょっと面倒だけど前回の復習と補足からにするわよ。前の内容だと見てて混乱しちゃうし」
青ピ「ばっちこーい!」
上条「もう復活したのかよ…」
青ピ「あんなものボクにとってはご褒美でしかないんやでぇー!」
上条「そのまま一生起きなきゃいいのに」
麦野「そんじゃ、分かり易いトコで聖武天皇から復習するわよー。文武、元明、元正天皇について知りたきゃ自分で調べな。まあそこまで重要じゃねえから」
土御門「強いて言うなら、持統天皇の次で大宝律令(701)のときが文武、平城京に移った(710)ときが元明、養老律令選定(718)のときが元正の時代だぜぃ」
麦野「そうね。持統の次で大宝律令のときの文武天皇くらいは覚えといても損は無いかしらね。まあ、全部覚えりゃ文句ねえけど」
上条「上条さんには不可能ですのことよ…」
麦野「そもそもお前に学業については期待してねえよ」
上条「」
麦野「さて、続きいくか。つっても詳しくは前回の参照ってことにするから、今回は『天皇と当時の状況』についてざっくり見ていくわよ。それが今日の内容につながるしね」
吹寄「…」フムフム
浜面「…」
麦野「さて、まずは第45代の聖武天皇。出来事でいうとコイツは大仏造るように命じたわね。741年に国分寺建立の詔、743年に大仏造立の詔よ」
麦野「あとコイツは在任中都を何度も移したことでも知られてるわ。740年恭仁京、742年紫香楽宮離宮、744年難波宮、同年紫香楽宮といった感じにね」
麦野「結局官民の反発で平城京に戻ったけどな」
姫神「…」ホウホウ
麦野「次は…第46代の孝謙天皇か。コイツは聖武の娘で、のちに重祚して第48代の称徳天皇になるわ」
麦野「彼女の政治については特に重要な点は無いと思うわ。ただ、養老律令が施行されたのは755年で当時の天皇が彼女だったの」
土御門「つまり『制定』と『施行』で時期が随分開くってことですたい」
麦野「そういうこと。日本国憲法だって公布と施行で日にちが違うでしょ?」
青ピ「ばっちこーい!」
上条「もう復活したのかよ…」
青ピ「あんなものボクにとってはご褒美でしかないんやでぇー!」
上条「そのまま一生起きなきゃいいのに」
麦野「そんじゃ、分かり易いトコで聖武天皇から復習するわよー。文武、元明、元正天皇について知りたきゃ自分で調べな。まあそこまで重要じゃねえから」
土御門「強いて言うなら、持統天皇の次で大宝律令(701)のときが文武、平城京に移った(710)ときが元明、養老律令選定(718)のときが元正の時代だぜぃ」
麦野「そうね。持統の次で大宝律令のときの文武天皇くらいは覚えといても損は無いかしらね。まあ、全部覚えりゃ文句ねえけど」
上条「上条さんには不可能ですのことよ…」
麦野「そもそもお前に学業については期待してねえよ」
上条「」
麦野「さて、続きいくか。つっても詳しくは前回の参照ってことにするから、今回は『天皇と当時の状況』についてざっくり見ていくわよ。それが今日の内容につながるしね」
吹寄「…」フムフム
浜面「…」
麦野「さて、まずは第45代の聖武天皇。出来事でいうとコイツは大仏造るように命じたわね。741年に国分寺建立の詔、743年に大仏造立の詔よ」
麦野「あとコイツは在任中都を何度も移したことでも知られてるわ。740年恭仁京、742年紫香楽宮離宮、744年難波宮、同年紫香楽宮といった感じにね」
麦野「結局官民の反発で平城京に戻ったけどな」
姫神「…」ホウホウ
麦野「次は…第46代の孝謙天皇か。コイツは聖武の娘で、のちに重祚して第48代の称徳天皇になるわ」
麦野「彼女の政治については特に重要な点は無いと思うわ。ただ、養老律令が施行されたのは755年で当時の天皇が彼女だったの」
土御門「つまり『制定』と『施行』で時期が随分開くってことですたい」
麦野「そういうこと。日本国憲法だって公布と施行で日にちが違うでしょ?」
803: 2011/10/25(火) 01:56:37.79 ID:sOG6RFvC0
麦野「ま、それは置いといて次いくか。第47代は淳和天皇よ。よぉーし、次いくわよー」
上条「えっ」
青ピ「えっ」
吹寄「えっ」
姫神(何というか。共感が持てる)
麦野「第48代はさっき言った通り称徳天皇よ。この時は道鏡との絡みが有名ね」
上条「絡み?」
麦野「病に臥してるトコに男が看病しに来て、そこで愛が芽生えちゃった的な☆」
上条「うわぁ…」
麦野「ちなみに道鏡には巨○説もあるわ。まあ信憑性は低いみたいだけど」
上条「うっわぁ…」
麦野「さらに言うと、道鏡の巨○説は“根強い”らしいわよ」
上条「文章にそこはかとなく悪意を感じるんだが」
土御門「根の辺りにな」
上条「そこ言っちゃ駄目だろ!?」
麦野「江戸時代には『道鏡は すわるとひざが 三つでき』って川柳ができてるくらいよ」
上条「ちょwwwwwwwwww」
土御門「それはwwww反則だにゃーwwwwwwwwww」
青ピ「wwwwwwwwwwwwww」
麦野「そろそろ話を元に戻すか。あとは第49代の光仁天皇だな。コイツはこれまでの連中と違って天智天皇の孫にあたる人物よ」
吹寄「では今までの人は?」
麦野「天武天皇の子孫ね。第40代天武天皇から第48代称徳天皇までだと、天武の血筋じゃないのは妻の持統天皇とその異母姉妹の元明天皇だけよ」
麦野「ちなみに他の連中は、天武と持統の子の草壁皇子の子孫で、この皇子の妻が元明天皇になるわね」
麦野「…いや待て。1人例外がいた。淳和は他の系統だったわ。天武天皇の孫の中でも」
麦野「ま、この辺の知識は頭の隅にでも置いとけ。ようやく今日の本題に入ってくからさ」
浜面「…」
上条「えっ」
青ピ「えっ」
吹寄「えっ」
姫神(何というか。共感が持てる)
麦野「第48代はさっき言った通り称徳天皇よ。この時は道鏡との絡みが有名ね」
上条「絡み?」
麦野「病に臥してるトコに男が看病しに来て、そこで愛が芽生えちゃった的な☆」
上条「うわぁ…」
麦野「ちなみに道鏡には巨○説もあるわ。まあ信憑性は低いみたいだけど」
上条「うっわぁ…」
麦野「さらに言うと、道鏡の巨○説は“根強い”らしいわよ」
上条「文章にそこはかとなく悪意を感じるんだが」
土御門「根の辺りにな」
上条「そこ言っちゃ駄目だろ!?」
麦野「江戸時代には『道鏡は すわるとひざが 三つでき』って川柳ができてるくらいよ」
上条「ちょwwwwwwwwww」
土御門「それはwwww反則だにゃーwwwwwwwwww」
青ピ「wwwwwwwwwwwwww」
麦野「そろそろ話を元に戻すか。あとは第49代の光仁天皇だな。コイツはこれまでの連中と違って天智天皇の孫にあたる人物よ」
吹寄「では今までの人は?」
麦野「天武天皇の子孫ね。第40代天武天皇から第48代称徳天皇までだと、天武の血筋じゃないのは妻の持統天皇とその異母姉妹の元明天皇だけよ」
麦野「ちなみに他の連中は、天武と持統の子の草壁皇子の子孫で、この皇子の妻が元明天皇になるわね」
麦野「…いや待て。1人例外がいた。淳和は他の系統だったわ。天武天皇の孫の中でも」
麦野「ま、この辺の知識は頭の隅にでも置いとけ。ようやく今日の本題に入ってくからさ」
浜面「…」
804: 2011/10/25(火) 01:58:34.76 ID:sOG6RFvC0
麦野「そして光仁天皇の子が、かの有名な桓武天皇よ。ん、そこまで知名度高くはねえかコイツ」
土御門「桓武平氏って言うくらいだから、割と有名な方だと思うぜよ」
麦野「そうそう。平家の元を辿ればこの男になるわね」
上条「へぇー」
麦野「で、まあ何でコイツがそこそこ名が知れてるかっていうと、平安京に移ったのがこの男が天皇のときだったからよ」
上条「へぇー」
麦野「でも実は平安京に移る前に一悶着あったのよねー」
上条「えっ?」
麦野「始めは天武の血統から天智の血統に変わったことを明確に示すことを目的に、784年に山背国の長岡京に遷都したのよ」
麦野「そしたら翌年785年、長岡京の造営責任者の藤原種継が暗殺されちゃったの」
麦野「それからが大変。早良親王っていうヤツが事件の関与を疑われて捕らえたんだけど、コイツが無罪を訴えて絶食して氏んだのよ」
麦野「で、この早良親王は怨霊として桓武天皇を苦しめたんだと。自分で言っててアホらしいけど」
吹寄「確かに、学園都市で怨霊とか言われましても…」
青ピ「むう。化けてくる女の子だったらロマンがあんねんけどなぁ…」
麦野「何だか陰陽師も出張った大事だったみたいよ。ま、私らみたいのは陰陽師の『力』ってヤツも信用できない人種だけどさ」
青ピ「それはむぎのんが全面的に正しいでぇー!」
吹寄「その通りよね。本当に陰陽師がいるんだったら、このあたしの前でその力を見せてみろってのよ!」ムキッ
ほか「おおーっ!」「さすがは鉄壁の吹寄だ!!」「そこに痺れる、憧れるぅー」
吹寄「ま、本当にいたらの話だけどね」
上条「…」ジー
土御門(おいカミやん、何だその目は。オレに氏ねっていうのか!?)
土御門「桓武平氏って言うくらいだから、割と有名な方だと思うぜよ」
麦野「そうそう。平家の元を辿ればこの男になるわね」
上条「へぇー」
麦野「で、まあ何でコイツがそこそこ名が知れてるかっていうと、平安京に移ったのがこの男が天皇のときだったからよ」
上条「へぇー」
麦野「でも実は平安京に移る前に一悶着あったのよねー」
上条「えっ?」
麦野「始めは天武の血統から天智の血統に変わったことを明確に示すことを目的に、784年に山背国の長岡京に遷都したのよ」
麦野「そしたら翌年785年、長岡京の造営責任者の藤原種継が暗殺されちゃったの」
麦野「それからが大変。早良親王っていうヤツが事件の関与を疑われて捕らえたんだけど、コイツが無罪を訴えて絶食して氏んだのよ」
麦野「で、この早良親王は怨霊として桓武天皇を苦しめたんだと。自分で言っててアホらしいけど」
吹寄「確かに、学園都市で怨霊とか言われましても…」
青ピ「むう。化けてくる女の子だったらロマンがあんねんけどなぁ…」
麦野「何だか陰陽師も出張った大事だったみたいよ。ま、私らみたいのは陰陽師の『力』ってヤツも信用できない人種だけどさ」
青ピ「それはむぎのんが全面的に正しいでぇー!」
吹寄「その通りよね。本当に陰陽師がいるんだったら、このあたしの前でその力を見せてみろってのよ!」ムキッ
ほか「おおーっ!」「さすがは鉄壁の吹寄だ!!」「そこに痺れる、憧れるぅー」
吹寄「ま、本当にいたらの話だけどね」
上条「…」ジー
土御門(おいカミやん、何だその目は。オレに氏ねっていうのか!?)
805: 2011/10/25(火) 02:00:24.59 ID:sOG6RFvC0
麦野「まあ紹介するのも癪だけどさ、教科書にこう載ってるモンはしょうがねえからな」
土御門(陰陽師はホントにいるもん…)シュン
麦野「そんなこんなあって、794年に現在の京都の地、平安京に遷都したの。ここから約400年間、12世紀末の鎌倉幕府成立までを平安時代っていうわ」
青ピ「なるほどなぁー。歴史があるんやなー」
麦野「んで、桓武天皇は長岡・平安京と相次いで都を造営するわ、一方で東北の蝦夷の征討に力を入れるわで、国家財政が窮乏しちゃったのよ」
青ピ「あらら…」
麦野「その対策として…」カッカッカッ
○陸奥・出羽・佐渡・九州以外の軍団を廃止。郡司の子弟と百姓のうち弓馬に巧みな選抜し、健児とする。→国府の警備にあたらせる
○国司の交替を監視する勘解由使をおく。
○雑徭を半減する。
○班田収授の間隔を12年に1度にする。→ 一紀一班
麦野「…こうして桓武天皇は地方財政の再建をはかったわ」
吹寄「あの先生」ビシッ
麦野「ん?どうしたの?」
吹寄「勘解由使というものがどのようにして財政再建に役立ったかを伺いたいのですが」
麦野「あぁー。それもそうよね。この説明じゃさすがに分かんないわ」
麦野「えっと、律令制下では官人が交替するとき、新任者が前任者から官有財産とかを確かに引き継いだことを証明する文書を交付するの」
麦野「これを『解由状』っていうんだけどさ。勘解由使ってのはコイツを、特に国司の解由状を審査することで、国司の横領行為とかで地方財政が窮乏化するのを防ぐ役割があったのよ」
上条「あのぉ、お馬鹿な上条さんにも理解できるように解説してほしいのですが…」
麦野「国司さん国司さん、勤務時間が終わったよー⇒お仕事の引継ぎはしっかりしなきゃいけないねー⇒後の人が前の人へオッケーサイン出せばいいじゃーん
⇒お仕事にお金が絡むとズルとか横取りとかしたくなっちゃうよー⇒そんなことしちゃうと前の人と後の人でお金のことで揉めちゃうー⇒交替が上手くいかないよー。…分かったかにゃーん?」
上条「はいすいませんでした」
土御門(陰陽師はホントにいるもん…)シュン
麦野「そんなこんなあって、794年に現在の京都の地、平安京に遷都したの。ここから約400年間、12世紀末の鎌倉幕府成立までを平安時代っていうわ」
青ピ「なるほどなぁー。歴史があるんやなー」
麦野「んで、桓武天皇は長岡・平安京と相次いで都を造営するわ、一方で東北の蝦夷の征討に力を入れるわで、国家財政が窮乏しちゃったのよ」
青ピ「あらら…」
麦野「その対策として…」カッカッカッ
○陸奥・出羽・佐渡・九州以外の軍団を廃止。郡司の子弟と百姓のうち弓馬に巧みな選抜し、健児とする。→国府の警備にあたらせる
○国司の交替を監視する勘解由使をおく。
○雑徭を半減する。
○班田収授の間隔を12年に1度にする。→ 一紀一班
麦野「…こうして桓武天皇は地方財政の再建をはかったわ」
吹寄「あの先生」ビシッ
麦野「ん?どうしたの?」
吹寄「勘解由使というものがどのようにして財政再建に役立ったかを伺いたいのですが」
麦野「あぁー。それもそうよね。この説明じゃさすがに分かんないわ」
麦野「えっと、律令制下では官人が交替するとき、新任者が前任者から官有財産とかを確かに引き継いだことを証明する文書を交付するの」
麦野「これを『解由状』っていうんだけどさ。勘解由使ってのはコイツを、特に国司の解由状を審査することで、国司の横領行為とかで地方財政が窮乏化するのを防ぐ役割があったのよ」
上条「あのぉ、お馬鹿な上条さんにも理解できるように解説してほしいのですが…」
麦野「国司さん国司さん、勤務時間が終わったよー⇒お仕事の引継ぎはしっかりしなきゃいけないねー⇒後の人が前の人へオッケーサイン出せばいいじゃーん
⇒お仕事にお金が絡むとズルとか横取りとかしたくなっちゃうよー⇒そんなことしちゃうと前の人と後の人でお金のことで揉めちゃうー⇒交替が上手くいかないよー。…分かったかにゃーん?」
上条「はいすいませんでした」
806: 2011/10/25(火) 02:02:17.81 ID:sOG6RFvC0
麦野「あと他にも桓武天皇の時代には坂上田村麻呂が征夷大将軍に任命されたりしたんだけど、ここは東北のトコでまとめて紹介するわね」
上条「うげぇ。もう頭が爆発しそうだ…」
麦野「で、桓武天皇の後の平城天皇、嵯峨天皇も律令制の再編に取り組んだわ。この辺りの人たちが作った役職が覚えるとき混乱しちゃうから要注意よ」
青ピ「チューイやでぇー!」
麦野「まず律令で定められた官司・官人を大幅に整理・統合していったのよ。一方で、必要に応じて律令に規定されていない役職を作ったわ」
麦野「これを『令外官』というわ。その名の通り、律令の外の官職ね。ちなみに桓武天皇のときの勘解由使と征夷大将軍も令外官よ」
吹寄「つまり、律令では想定されてない仕事をする人間が必要になった訳ですね」
麦野「まあそんなトコ。それで、嵯峨天皇の時代には天皇の秘書役である『蔵人頭』、平安京内の治安維持を担当する『検非違使』が設置されたわ」
麦野「ここで引っかけ問題ができるの。『勘解由使』を設置したのは嵯峨天皇である、みたいにね」
上条「ふむふむ」
麦野「あとこれは豆知識みたいなモンだけど、武士の創成期に出てくる『押領使』や『追捕使』は令外官だからね」
上条「へぇー」
麦野「それと関白。これも令外官だからな」
上条「へぇー……って、えっ?」
麦野「実質貴族のトップ、政治を司る役職だけど、実は律令には載ってないんだなコレが」
上条「……へぇー!」
麦野「さて、他にも律令法をより円滑に運用するために、法制の整備も進められたわ」
麦野「律令制度ってのは本来、律・令・格・式によって運用されるの。まず前提として根本法典である律(刑法に相当)と令(行政法・民法に相当)は改正しないのよ。
必要があれば格を出して改正・追加して、細かな施行細則は式によって定めたわ。これらの格式は、既に8世紀から数多く出されていたんだよ」
麦野「で、嵯峨天皇のとき、コイツらを分類・整理したのよ。このときの格式は当時の元号をとって『弘仁格式』というわ」
麦野「あと、9世紀になると養老律令の公定注釈書である『令義解』や、法律家の令の注釈書を集めた『令集解』がつくられて、
令の規定の解釈や適用の方法についての理解も深まっていったわ」
上条「えと、字が似てて上条さんには違いがさっぱり分からないのですが…」
麦野「だから、『令義解』は天皇が編纂を命じたヤツだから法的拘束力があんのよ。で、『令集解』ってのは個人が主観で選んだ云わばフツーの解説書」
上条「あと、注釈書って…?」
麦野「古書などの本文をくわしく検討して、語句の意味や叙述の次第などを解説した書物のことよ。まあこれは分かんなくても仕方無いわ」
上条「はぁ」
麦野「さて、次は蝦夷のことや藤原氏について触れていく訳だけど…」
上条「ひぃ!?も、もう歴史地獄が止まらないっ!?」
麦野「ここで一旦休憩入れるわよー」
上条「…ありがてぇ!」
浜面「…」
上条「うげぇ。もう頭が爆発しそうだ…」
麦野「で、桓武天皇の後の平城天皇、嵯峨天皇も律令制の再編に取り組んだわ。この辺りの人たちが作った役職が覚えるとき混乱しちゃうから要注意よ」
青ピ「チューイやでぇー!」
麦野「まず律令で定められた官司・官人を大幅に整理・統合していったのよ。一方で、必要に応じて律令に規定されていない役職を作ったわ」
麦野「これを『令外官』というわ。その名の通り、律令の外の官職ね。ちなみに桓武天皇のときの勘解由使と征夷大将軍も令外官よ」
吹寄「つまり、律令では想定されてない仕事をする人間が必要になった訳ですね」
麦野「まあそんなトコ。それで、嵯峨天皇の時代には天皇の秘書役である『蔵人頭』、平安京内の治安維持を担当する『検非違使』が設置されたわ」
麦野「ここで引っかけ問題ができるの。『勘解由使』を設置したのは嵯峨天皇である、みたいにね」
上条「ふむふむ」
麦野「あとこれは豆知識みたいなモンだけど、武士の創成期に出てくる『押領使』や『追捕使』は令外官だからね」
上条「へぇー」
麦野「それと関白。これも令外官だからな」
上条「へぇー……って、えっ?」
麦野「実質貴族のトップ、政治を司る役職だけど、実は律令には載ってないんだなコレが」
上条「……へぇー!」
麦野「さて、他にも律令法をより円滑に運用するために、法制の整備も進められたわ」
麦野「律令制度ってのは本来、律・令・格・式によって運用されるの。まず前提として根本法典である律(刑法に相当)と令(行政法・民法に相当)は改正しないのよ。
必要があれば格を出して改正・追加して、細かな施行細則は式によって定めたわ。これらの格式は、既に8世紀から数多く出されていたんだよ」
麦野「で、嵯峨天皇のとき、コイツらを分類・整理したのよ。このときの格式は当時の元号をとって『弘仁格式』というわ」
麦野「あと、9世紀になると養老律令の公定注釈書である『令義解』や、法律家の令の注釈書を集めた『令集解』がつくられて、
令の規定の解釈や適用の方法についての理解も深まっていったわ」
上条「えと、字が似てて上条さんには違いがさっぱり分からないのですが…」
麦野「だから、『令義解』は天皇が編纂を命じたヤツだから法的拘束力があんのよ。で、『令集解』ってのは個人が主観で選んだ云わばフツーの解説書」
上条「あと、注釈書って…?」
麦野「古書などの本文をくわしく検討して、語句の意味や叙述の次第などを解説した書物のことよ。まあこれは分かんなくても仕方無いわ」
上条「はぁ」
麦野「さて、次は蝦夷のことや藤原氏について触れていく訳だけど…」
上条「ひぃ!?も、もう歴史地獄が止まらないっ!?」
麦野「ここで一旦休憩入れるわよー」
上条「…ありがてぇ!」
浜面「…」
812: 2011/10/31(月) 01:51:34.95 ID:dDConeYE0
上条「いやー、にしても日本史は覚えることが多すぎて大変だなぁ」
土御門「確かににゃー。でもカミやん、何だかんだ言って一番頭に入るやり方は『書く』ことなんだぜぃ?」
上条「げっ。やっぱテスト直前の5分で覚えるのは無理があるか…」
青ピ「それで全部カバーすんのは不可能や。直前は『確認』程度にせなあかんでぇ」
麦野「そうそう。良いこと言うわねアンタ」
青ピ「こう見えても勉強は出来る方なんやでぇー!」クネクネ
上条「くっ。なぜこんな連中の頭が良いんだ…?」
麦野「うーん。勉強法を変えてみるってのも一つの手かもな」
上条「勉強法?」
麦野「そもそもお前がテスト勉強をするかって問題もあるけど…」
上条「…」
麦野「いや反論しろよ」
青ピ「それにしても、むぎのんのお勧めとは…。めっちゃ気になるわぁー!」
麦野「むぎのん言うな。ま、これは私がやってた訳じゃねえけどな。私はそんなに一生懸命に学習しなくても出来たし」
姫神「そのセリフは。相当数の受験生を。敵に回す」
麦野「これでも学園都市230万人の中で4番目のアタマだからねぇ」
上条「お、俺だってこう見えても学園都市の中で230万の1の…」
青土「「お馬鹿さん」」
上条「」
土御門「確かににゃー。でもカミやん、何だかんだ言って一番頭に入るやり方は『書く』ことなんだぜぃ?」
上条「げっ。やっぱテスト直前の5分で覚えるのは無理があるか…」
青ピ「それで全部カバーすんのは不可能や。直前は『確認』程度にせなあかんでぇ」
麦野「そうそう。良いこと言うわねアンタ」
青ピ「こう見えても勉強は出来る方なんやでぇー!」クネクネ
上条「くっ。なぜこんな連中の頭が良いんだ…?」
麦野「うーん。勉強法を変えてみるってのも一つの手かもな」
上条「勉強法?」
麦野「そもそもお前がテスト勉強をするかって問題もあるけど…」
上条「…」
麦野「いや反論しろよ」
青ピ「それにしても、むぎのんのお勧めとは…。めっちゃ気になるわぁー!」
麦野「むぎのん言うな。ま、これは私がやってた訳じゃねえけどな。私はそんなに一生懸命に学習しなくても出来たし」
姫神「そのセリフは。相当数の受験生を。敵に回す」
麦野「これでも学園都市230万人の中で4番目のアタマだからねぇ」
上条「お、俺だってこう見えても学園都市の中で230万の1の…」
青土「「お馬鹿さん」」
上条「」
813: 2011/10/31(月) 01:53:04.03 ID:dDConeYE0
上条「…えっと、それで上条さんはどう勉強すればよろしいのでせう?」
麦野「書け」
上条「は?」
麦野「書け。ひたすら」
上条「……えっ?」
麦野「日本史って教科で重要なのはあくまで『暗記』なのよ。でも、ただ用語や単語を覚えりゃいいってモンでもないの」
上条「じゃあどうすればいいのでせうか?」
麦野「ちゃんと用語と一緒に、その当時の時代背景とかその結果どうなったとかいう『流れ』を頭に入れる必要があるから、それも一緒に書くのよ」
姫神「なるほど。確かに用語だけ並べても。テストの時に答えが出てこないかも」
麦野「あと時代ごとに分けて書くのは勿論だけど、その中でもジャンルごとに分けて書いた方がゴチャゴチャしなくていいかもな」
吹寄「ジャンルとは文化史のことでしょうか?」
麦野「そ。私が思うに、『政治』『経済』『文化』の3つに分けて覚えた方が効率はいいわ」
上条「はぁ…」
麦野「ま、年代ごとに並べ替えるのだと文化史と他の歴史の複合問題があるから、一概に正しいとは言えねえけど」
青ピ「ほんなら、日本史っちゅうのは問題演習より用語の数を増やした方がええOちゅうことですかぁ?」
麦野「基本は他の教科と一緒で問題演習を通して覚えていく作業も必要になってくるわ。ただ、日本史の場合は暗記に割く時間を増やすべきね」
吹寄「ふむふむ」
麦野「つーかアンタらは2年生だからそこの心配じゃなくて定期考査の心配すべきだけどな。これ、あくまで受験対策に対応した勉強法だし」
上条「ん?えっとぉ…?」
麦野「今やってんのはまだ受験対策じゃなくて授業の消化ってこと。多分歴史の授業は遅くても3年生の1学期中には終わって、あとは問題演習になるからね」
土御門「つまり、毎回テストする羽目になるのか…?」
麦野「大学生なりたい奴はね」
生徒たち「「「…」」」
麦野「おいお前ら今『大学行かなくていいや』とか思っただろ。絶対そうだろ」
麦野「書け」
上条「は?」
麦野「書け。ひたすら」
上条「……えっ?」
麦野「日本史って教科で重要なのはあくまで『暗記』なのよ。でも、ただ用語や単語を覚えりゃいいってモンでもないの」
上条「じゃあどうすればいいのでせうか?」
麦野「ちゃんと用語と一緒に、その当時の時代背景とかその結果どうなったとかいう『流れ』を頭に入れる必要があるから、それも一緒に書くのよ」
姫神「なるほど。確かに用語だけ並べても。テストの時に答えが出てこないかも」
麦野「あと時代ごとに分けて書くのは勿論だけど、その中でもジャンルごとに分けて書いた方がゴチャゴチャしなくていいかもな」
吹寄「ジャンルとは文化史のことでしょうか?」
麦野「そ。私が思うに、『政治』『経済』『文化』の3つに分けて覚えた方が効率はいいわ」
上条「はぁ…」
麦野「ま、年代ごとに並べ替えるのだと文化史と他の歴史の複合問題があるから、一概に正しいとは言えねえけど」
青ピ「ほんなら、日本史っちゅうのは問題演習より用語の数を増やした方がええOちゅうことですかぁ?」
麦野「基本は他の教科と一緒で問題演習を通して覚えていく作業も必要になってくるわ。ただ、日本史の場合は暗記に割く時間を増やすべきね」
吹寄「ふむふむ」
麦野「つーかアンタらは2年生だからそこの心配じゃなくて定期考査の心配すべきだけどな。これ、あくまで受験対策に対応した勉強法だし」
上条「ん?えっとぉ…?」
麦野「今やってんのはまだ受験対策じゃなくて授業の消化ってこと。多分歴史の授業は遅くても3年生の1学期中には終わって、あとは問題演習になるからね」
土御門「つまり、毎回テストする羽目になるのか…?」
麦野「大学生なりたい奴はね」
生徒たち「「「…」」」
麦野「おいお前ら今『大学行かなくていいや』とか思っただろ。絶対そうだろ」
814: 2011/10/31(月) 01:54:05.88 ID:dDConeYE0
麦野「…まあいっか。どうせアンタらにはまだまだ時間あるしね。よし、そろそろ休憩終わりにすっかー」
麦野「ちなみにこの教科は色ペンやマーカーを使わない方が覚えやすいかもしれねえぞ。『見にくく読みやすい』ノート作りを心掛けてみたらどうかしら?」
麦野「さらに言うと受験生は今からでも遅くないわよ。>>1も去年のこの辺から本気出したから(日本史に限る)」
土御門「この時期から本気じゃマズいだろ…」
青ピ「それを言うんなら、この時期に奈良・平安やっとる時点でアカンでぇ」
上条「それ以上は言うな」
浜面「…」
麦野「さて、授業再開というか…とその前に、はーまづらぁ?」
浜面「」ピクッ
麦野「聞こえてるよなぁ?気絶してるフリして何したかったんだか」
浜面「」ガタガタガタ
麦野「はまづら。返事しろこの野郎。3秒以内に返事しねえとド・タ・マぶち抜くぞ」
麦野「はぁーい、いーち☆」ズキューン
浜面「2と3はぁ――っ!!?」<ドッカーン
麦野「知らねえなぁ、そんな数字。男はなぁ、1だけ覚えてりゃ生きていけるんだよ」
浜面「さっき自分で3秒って言ったじゃん!つーかアンタ男でしたっけ!?」
麦野「いーち☆」ズキューン
浜面「だから2と3はぁ――っ!!?」<チュドォォォン
麦野「おーし。浜面も起こしたし、さっさと続きやるかぁ」
土御門(恐怖政治は継続…!)
ーーーイギリス・ロンドン 処刑塔ーーーーーーーーーーーー
※時差あるから多分深夜だと思われ
看守「…」ウトウト
看守「…」<ブルァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアッッックション!!!
看守「」ビクッ
看守「…」キョロキョロ
看守「何だぁ一体…?」
看守「…」
看守「サボって寝るか」
看守「…」スヤスヤ
麦野「ちなみにこの教科は色ペンやマーカーを使わない方が覚えやすいかもしれねえぞ。『見にくく読みやすい』ノート作りを心掛けてみたらどうかしら?」
麦野「さらに言うと受験生は今からでも遅くないわよ。>>1も去年のこの辺から本気出したから(日本史に限る)」
土御門「この時期から本気じゃマズいだろ…」
青ピ「それを言うんなら、この時期に奈良・平安やっとる時点でアカンでぇ」
上条「それ以上は言うな」
浜面「…」
麦野「さて、授業再開というか…とその前に、はーまづらぁ?」
浜面「」ピクッ
麦野「聞こえてるよなぁ?気絶してるフリして何したかったんだか」
浜面「」ガタガタガタ
麦野「はまづら。返事しろこの野郎。3秒以内に返事しねえとド・タ・マぶち抜くぞ」
麦野「はぁーい、いーち☆」ズキューン
浜面「2と3はぁ――っ!!?」<ドッカーン
麦野「知らねえなぁ、そんな数字。男はなぁ、1だけ覚えてりゃ生きていけるんだよ」
浜面「さっき自分で3秒って言ったじゃん!つーかアンタ男でしたっけ!?」
麦野「いーち☆」ズキューン
浜面「だから2と3はぁ――っ!!?」<チュドォォォン
麦野「おーし。浜面も起こしたし、さっさと続きやるかぁ」
土御門(恐怖政治は継続…!)
ーーーイギリス・ロンドン 処刑塔ーーーーーーーーーーーー
※時差あるから多分深夜だと思われ
看守「…」ウトウト
看守「…」<ブルァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアッッックション!!!
看守「」ビクッ
看守「…」キョロキョロ
看守「何だぁ一体…?」
看守「…」
看守「サボって寝るか」
看守「…」スヤスヤ
815: 2011/10/31(月) 01:56:21.93 ID:dDConeYE0
ーーー学園都市・第7学区 とある高校ーーーーーーーーーーーー
麦野「えっと、続きは古代の東北地方についての話だったわね」
吹寄「はい、その通りです」
麦野「時代は下っちゃうけど東北だけの歴史取り上げるから勘弁してね。まず古代から東北に住み着いた人々のことを蝦夷(えみし)と呼称されたの」
麦野「この人たちは大和朝廷に異族視されたわ。蝦夷は、政治的・文化的に、大和朝廷やその支配下に入った地域への帰属や同化を拒否していた集団を指したのよ」
麦野「ちなみに『夷』が東の異民族を指す字よ」
上条「へぇー」
麦野「で、大化改新後に城柵っていう大和政権の軍事的防御施設が築かれたわ。今から言うのはテストをよく出るから覚えといてね」
姫神「めもめも」
麦野「647年に渟足柵、648年に磐舟柵を設置したわ。どちらも越後、つまり今の新潟県に設置されたから間違えないでよ」
浜面「めもめも」
土御門「先生ー。ちょっと質問いいかにゃー?」
麦野「んー。どうかしたかにゃーん?」
上条(猫コンビ…)
土御門「結局、城柵ってのが東北にどんな影響を及ぼしたのか知りたいぜぃ」
麦野「なるほどね。まあ、こんなトコまでテストには出さないから覚えとかなくてもいいんだけどさ」
麦野「要するに先住民の征服よね。北方の土地とそこに住む人々を国家の領域の中に取り込んで行くことが課題だったの」
麦野「そこで律令国家は、この支配領域の拡大と蝦夷の公民化を実現するための政策を展開したわ。城柵は、国家がそうした政策を実行するために設けられたのよ」
上条「…はい?」
麦野「具体的に言っとくか。陸奥・越後・出羽の三国だと諸国の守の職業のほかに、特別に『饗給、征討、斥候』の職業が与えられていたのよ」
麦野「饗給とは宴会を催して禄物を与えて懐柔すること、征討とは軍事力で蝦夷を討つこと、斥候とは蝦夷の動向を探ることよ。これが律令国家の蝦夷政策の基本だったわ」
青ピ「つまり『異民族である蝦夷を国家に引き入れるための特別職』ってことですかぁ?」
麦野「そゆこと。まあ言ってしまえば蝦夷攻略の拠点が城柵。その先駆けが渟足柵や磐舟柵だったってことよ」
上条「…はぁ」
麦野「でも一番大事なのは名称と順番間違えないことだから、ここまで深く考えなくてもいいわよ」
浜面「頭痛い…」
麦野「あら、撫でてあげた方がいい?」
浜面「いえ遠慮しておきます」キリッ
ドォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
麦野「えっと、続きは古代の東北地方についての話だったわね」
吹寄「はい、その通りです」
麦野「時代は下っちゃうけど東北だけの歴史取り上げるから勘弁してね。まず古代から東北に住み着いた人々のことを蝦夷(えみし)と呼称されたの」
麦野「この人たちは大和朝廷に異族視されたわ。蝦夷は、政治的・文化的に、大和朝廷やその支配下に入った地域への帰属や同化を拒否していた集団を指したのよ」
麦野「ちなみに『夷』が東の異民族を指す字よ」
上条「へぇー」
麦野「で、大化改新後に城柵っていう大和政権の軍事的防御施設が築かれたわ。今から言うのはテストをよく出るから覚えといてね」
姫神「めもめも」
麦野「647年に渟足柵、648年に磐舟柵を設置したわ。どちらも越後、つまり今の新潟県に設置されたから間違えないでよ」
浜面「めもめも」
土御門「先生ー。ちょっと質問いいかにゃー?」
麦野「んー。どうかしたかにゃーん?」
上条(猫コンビ…)
土御門「結局、城柵ってのが東北にどんな影響を及ぼしたのか知りたいぜぃ」
麦野「なるほどね。まあ、こんなトコまでテストには出さないから覚えとかなくてもいいんだけどさ」
麦野「要するに先住民の征服よね。北方の土地とそこに住む人々を国家の領域の中に取り込んで行くことが課題だったの」
麦野「そこで律令国家は、この支配領域の拡大と蝦夷の公民化を実現するための政策を展開したわ。城柵は、国家がそうした政策を実行するために設けられたのよ」
上条「…はい?」
麦野「具体的に言っとくか。陸奥・越後・出羽の三国だと諸国の守の職業のほかに、特別に『饗給、征討、斥候』の職業が与えられていたのよ」
麦野「饗給とは宴会を催して禄物を与えて懐柔すること、征討とは軍事力で蝦夷を討つこと、斥候とは蝦夷の動向を探ることよ。これが律令国家の蝦夷政策の基本だったわ」
青ピ「つまり『異民族である蝦夷を国家に引き入れるための特別職』ってことですかぁ?」
麦野「そゆこと。まあ言ってしまえば蝦夷攻略の拠点が城柵。その先駆けが渟足柵や磐舟柵だったってことよ」
上条「…はぁ」
麦野「でも一番大事なのは名称と順番間違えないことだから、ここまで深く考えなくてもいいわよ」
浜面「頭痛い…」
麦野「あら、撫でてあげた方がいい?」
浜面「いえ遠慮しておきます」キリッ
ドォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
816: 2011/10/31(月) 01:57:09.28 ID:dDConeYE0
麦野「んんー。撫で心地はどうかしらーん?」ナデナデ
浜面「け、結構なお手前で……」プスプス…
青ピ(くっ、浜面のヤツ自分だけええ思いを…!)
青ピ(…せや!!)ピコーン☆
青ピ「ううー。なんだこのあたまのいたみはー」
麦野「あ?」
青ピ「あうー。あたまがわれるー。せんせいたすけてー」
麦野「はぁ?」
青ピ「ぐおー。ちえねつかもしれないぞー」
ほか「「「…ハッ」」」
ほか「うわー。おれもだー」「すさまじいずつうだー」「これはなでてもらわないとなおらんぞー」
麦野「えっ、何よいきなり。そ、そんなに難しかったかしら?」アセアセ
青ピほか「「「は、早く、頭を撫でてくれー!」」」
上条「?」
麦野「…」
麦野「」ガサゴソ
麦野「」スゥー
土御門(あっ、アレは拡散支援半導体)
青ピほか「「「?」」」
麦野「」ピンッ
麦野「はぁーい、いーち☆」ズキューン
青ピほか「「「2と3はぁ――っ!!?」」」<フコウダァー!!?
浜面「け、結構なお手前で……」プスプス…
青ピ(くっ、浜面のヤツ自分だけええ思いを…!)
青ピ(…せや!!)ピコーン☆
青ピ「ううー。なんだこのあたまのいたみはー」
麦野「あ?」
青ピ「あうー。あたまがわれるー。せんせいたすけてー」
麦野「はぁ?」
青ピ「ぐおー。ちえねつかもしれないぞー」
ほか「「「…ハッ」」」
ほか「うわー。おれもだー」「すさまじいずつうだー」「これはなでてもらわないとなおらんぞー」
麦野「えっ、何よいきなり。そ、そんなに難しかったかしら?」アセアセ
青ピほか「「「は、早く、頭を撫でてくれー!」」」
上条「?」
麦野「…」
麦野「」ガサゴソ
麦野「」スゥー
土御門(あっ、アレは拡散支援半導体)
青ピほか「「「?」」」
麦野「」ピンッ
麦野「はぁーい、いーち☆」ズキューン
青ピほか「「「2と3はぁ――っ!!?」」」<フコウダァー!!?
817: 2011/10/31(月) 01:59:23.56 ID:dDConeYE0
麦野「おーし。続きいくぞー」
土御門(何かもう教室が大変なことに…)
麦野「で、658年からは安倍比羅夫による蝦夷征討があって、秋田地方を征討した。ちなみに『火○鳥』立ち読みしてたらコイツが出てきてビビったわ」
青ピ「へぇー。さすがのボクでもそこまでは知らんかったわー」
上条「まあ、お前でもあの巨匠の漫画ヒロインまではカバーしてないとは思…」
青ピ「七色的な漫画のヒロインはめっちゃかわええでぇ!いやコレは素でお勧め」
上条「すげえなカバーしてたのかよ!?でもまあどろ○のヒロインよりは健全でいいのか…?」
青ピ「何を言うてるんカミやん。どろ○はいたって健全な漫画やでぇー!いやホント漫画は面白いから読んでみ」
麦野「おーい、脱線すんなよ」ピカッ
上条「すいません、だからその光を引っ込めてください」
麦野「まったく…。で、8世紀に入ると律令国家はしばしば軍隊を派遣したの。その結果、712年には日本海側に出羽国(山形)を建て、724年には太平洋側に多賀城(宮城)を造営したわ」
麦野「多賀城には鎮守府っていう軍政を司る役所が置かれて、蝦夷支配の拠点になったのよ」
麦野「8世紀後半になると蝦夷の活動は活発化していくわ。780年に蝦夷の豪族伊治呰麻呂が多賀城を襲撃する事件が起こって、これ以降30年余りの間、戦闘が断続的に行われた」
麦野「始めのうち、派遣された朝廷軍は歴史上類を見ないほどの鮮やかな負けっぷりを披露したんだけどな。蝦夷の族長の阿弖流為にコテンパンにやられたみたいでよ」
麦野「そして、ここで登場するのがかの有名な坂上田村麻呂よ。まさか知らねえ訳じゃねえよなぁ?」
上条「…」プイッ
浜面「…」プイッ
麦野「おいなぜ顔を逸らす」
土御門(何かもう教室が大変なことに…)
麦野「で、658年からは安倍比羅夫による蝦夷征討があって、秋田地方を征討した。ちなみに『火○鳥』立ち読みしてたらコイツが出てきてビビったわ」
青ピ「へぇー。さすがのボクでもそこまでは知らんかったわー」
上条「まあ、お前でもあの巨匠の漫画ヒロインまではカバーしてないとは思…」
青ピ「七色的な漫画のヒロインはめっちゃかわええでぇ!いやコレは素でお勧め」
上条「すげえなカバーしてたのかよ!?でもまあどろ○のヒロインよりは健全でいいのか…?」
青ピ「何を言うてるんカミやん。どろ○はいたって健全な漫画やでぇー!いやホント漫画は面白いから読んでみ」
麦野「おーい、脱線すんなよ」ピカッ
上条「すいません、だからその光を引っ込めてください」
麦野「まったく…。で、8世紀に入ると律令国家はしばしば軍隊を派遣したの。その結果、712年には日本海側に出羽国(山形)を建て、724年には太平洋側に多賀城(宮城)を造営したわ」
麦野「多賀城には鎮守府っていう軍政を司る役所が置かれて、蝦夷支配の拠点になったのよ」
麦野「8世紀後半になると蝦夷の活動は活発化していくわ。780年に蝦夷の豪族伊治呰麻呂が多賀城を襲撃する事件が起こって、これ以降30年余りの間、戦闘が断続的に行われた」
麦野「始めのうち、派遣された朝廷軍は歴史上類を見ないほどの鮮やかな負けっぷりを披露したんだけどな。蝦夷の族長の阿弖流為にコテンパンにやられたみたいでよ」
麦野「そして、ここで登場するのがかの有名な坂上田村麻呂よ。まさか知らねえ訳じゃねえよなぁ?」
上条「…」プイッ
浜面「…」プイッ
麦野「おいなぜ顔を逸らす」
818: 2011/10/31(月) 02:00:36.66 ID:dDConeYE0
麦野「この男はこれまた有名な『征夷大将軍』に史上初めて任命されたわ。この役職は後に武士にとって大きな存在になっていくけど、今はその話は置いておくからな」
麦野「『征夷』ってのは読んで字のごとく『東夷を征討する』って意味。つまり東北太平洋側の蝦夷を討つ軍の最高司令官って訳ね」
麦野「田村麻呂は797年に征夷大将軍に昇格して、801年に遠征に出て成功を収めるわ。で、翌802年には陸奥(岩手)に胆沢城を築くために再び陸奥国に赴くの」
麦野「そこで蝦夷の族長の阿弖流為ら500人余りが降伏したんで、それを受け入れて阿弖流為ともう1人の指導者を引き連れて京に上ったのよ」
麦野「これは別に敵の大将を貴族の目の前で処刑するためじゃなくて、始めから阿弖流為を天皇に拝謁させるためだったみたいなの」
姫神「なん。だと…」
麦野「そもそもずっと抵抗し続けてきた阿弖流為があっさり降伏したのは、朝廷の武力に屈したじゃなくて話し合いをするためだったと言われてるのよ」
麦野「でも、中央の貴族が当時異民族とされていた阿弖流為と友好関係を築く訳もなく、田村麻呂の懇願も空しく2人は処刑されてしまうわ…」
上条「…」
麦野「それで、802年に築かれた胆沢城には、かつて多賀城にあった鎮守府が移されたのよ。803年に田村麻呂は陸奥(岩手)に志波城が築かれた。胆沢城よりさらに北になるわね」
麦野「ここの順番大事よ。多賀城(724)→胆沢城(802)→志波城(803)をちゃんと頭に入れといて。場所は徐々に北上してくからな」
麦野「この辺りは781年からの桓武天皇の時世よ。彼は前に言った通り東北の蝦夷の征討に力を入れた人物だったからな」
麦野「その後天皇は806年からの平城を挟んで809年からは嵯峨天皇になった。で、コイツが派遣した文室綿麻呂の征討によって、今の岩手県北部までが律令国家の勢力下に入ったわ」
麦野「…ふう。こんなトコかしらね。ここまでで何か質問とかない?」
上条「」スゥ
麦野「あ?珍しいな上条。どれ、言ってみな」
麦野「『征夷』ってのは読んで字のごとく『東夷を征討する』って意味。つまり東北太平洋側の蝦夷を討つ軍の最高司令官って訳ね」
麦野「田村麻呂は797年に征夷大将軍に昇格して、801年に遠征に出て成功を収めるわ。で、翌802年には陸奥(岩手)に胆沢城を築くために再び陸奥国に赴くの」
麦野「そこで蝦夷の族長の阿弖流為ら500人余りが降伏したんで、それを受け入れて阿弖流為ともう1人の指導者を引き連れて京に上ったのよ」
麦野「これは別に敵の大将を貴族の目の前で処刑するためじゃなくて、始めから阿弖流為を天皇に拝謁させるためだったみたいなの」
姫神「なん。だと…」
麦野「そもそもずっと抵抗し続けてきた阿弖流為があっさり降伏したのは、朝廷の武力に屈したじゃなくて話し合いをするためだったと言われてるのよ」
麦野「でも、中央の貴族が当時異民族とされていた阿弖流為と友好関係を築く訳もなく、田村麻呂の懇願も空しく2人は処刑されてしまうわ…」
上条「…」
麦野「それで、802年に築かれた胆沢城には、かつて多賀城にあった鎮守府が移されたのよ。803年に田村麻呂は陸奥(岩手)に志波城が築かれた。胆沢城よりさらに北になるわね」
麦野「ここの順番大事よ。多賀城(724)→胆沢城(802)→志波城(803)をちゃんと頭に入れといて。場所は徐々に北上してくからな」
麦野「この辺りは781年からの桓武天皇の時世よ。彼は前に言った通り東北の蝦夷の征討に力を入れた人物だったからな」
麦野「その後天皇は806年からの平城を挟んで809年からは嵯峨天皇になった。で、コイツが派遣した文室綿麻呂の征討によって、今の岩手県北部までが律令国家の勢力下に入ったわ」
麦野「…ふう。こんなトコかしらね。ここまでで何か質問とかない?」
上条「」スゥ
麦野「あ?珍しいな上条。どれ、言ってみな」
819: 2011/10/31(月) 02:02:16.20 ID:dDConeYE0
上条「…えっと、言ってしまうとその時代には律令国家っていう都を中心とした国と東北っていうまた別の国があったってことですよね?」
麦野「ザックリ言うとな」
上条「それで、律令国家の方が支配範囲を広げるために東北に進出したんですね?」
麦野「征服とも言う」
上条「…でも、だったら何で蝦夷の人たちは抵抗したんですか?」
麦野「あ?そりゃおm」
上条「確かに自分たちの国に他国の人間が勝手に入ってきたら怒るかもしれない。いきなり支配しますなんて言われてもはいそうですかと受け入れられないのも分かってる」
麦野「いやだからそうじゃなk」
上条「けど、だったらまず話し合えばいいじゃねえかよ!考えや文化の違いはあっても同じ島に生きる人間同士じゃねえか!
戦闘なんてくだらないもんで相手を拒絶してちゃ何も解決しないことは分かりきってるだろ!?」ガタッ
麦野「おい人の話をきk」
上条「ああそうさ!これが甘ったるい理想論だってことぐらい分かってる。そんなに簡単じゃねえってことぐらい理解できてる。
それでも、田村麻呂と阿弖流為は分かり合おうとしてたじゃねえか!」
上条「互いの権利を尊重して、文化を認めて、心情を思いやる。それが人間ってヤツだろ!?だったら蝦夷は、阿弖流為は犠牲になんかならなくて良かったんだよ!
軍人だって氏なずに済んだかもしれねえ!」
上条「……いいぜ。それでも人間同士が分かり合えねえっていうんなら…」
上条「まずはその幻想をぶ「話を聞けゴルァ!!(ピューン)」べらぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!!?」パキーン
麦野「…」
上条「」ガクブル
麦野「落ち着いたかしら、上条くん?」
上条「は、はい…。ホントすんません」
土御門(カミやんって歴史でこんなに熱くなれたのか…。昔『織田幕府』とか言ってたくせに)
麦野「ザックリ言うとな」
上条「それで、律令国家の方が支配範囲を広げるために東北に進出したんですね?」
麦野「征服とも言う」
上条「…でも、だったら何で蝦夷の人たちは抵抗したんですか?」
麦野「あ?そりゃおm」
上条「確かに自分たちの国に他国の人間が勝手に入ってきたら怒るかもしれない。いきなり支配しますなんて言われてもはいそうですかと受け入れられないのも分かってる」
麦野「いやだからそうじゃなk」
上条「けど、だったらまず話し合えばいいじゃねえかよ!考えや文化の違いはあっても同じ島に生きる人間同士じゃねえか!
戦闘なんてくだらないもんで相手を拒絶してちゃ何も解決しないことは分かりきってるだろ!?」ガタッ
麦野「おい人の話をきk」
上条「ああそうさ!これが甘ったるい理想論だってことぐらい分かってる。そんなに簡単じゃねえってことぐらい理解できてる。
それでも、田村麻呂と阿弖流為は分かり合おうとしてたじゃねえか!」
上条「互いの権利を尊重して、文化を認めて、心情を思いやる。それが人間ってヤツだろ!?だったら蝦夷は、阿弖流為は犠牲になんかならなくて良かったんだよ!
軍人だって氏なずに済んだかもしれねえ!」
上条「……いいぜ。それでも人間同士が分かり合えねえっていうんなら…」
上条「まずはその幻想をぶ「話を聞けゴルァ!!(ピューン)」べらぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!!?」パキーン
麦野「…」
上条「」ガクブル
麦野「落ち着いたかしら、上条くん?」
上条「は、はい…。ホントすんません」
土御門(カミやんって歴史でこんなに熱くなれたのか…。昔『織田幕府』とか言ってたくせに)
820: 2011/10/31(月) 02:03:29.11 ID:dDConeYE0
麦野「うーん。ホントは話が長くなるから端折った部分なんだけど…」
麦野「さっき出てきた『城柵』ってのは蝦夷への前線基地みたいなモンなんだけど、律令国家はここから蝦夷の開墾を進める戦略をとったのよ」
麦野「この時、蝦夷の人々は捕らえられて強制的に働かされたのよ」
麦野「で、東北の人々からすりゃこんなもん許せるはずもない。だから東北各地で反乱が起こったんのよ」
上条「…つまり、始めから律令国家の方が悪かったと」
麦野「当時の連中にはそんな感覚は一切無かったろうけど、要するにそういうこと」
上条「…つまり、始めから上条さんは的外れなことを言っていたと」
麦野「当時の上条にはそんな感覚は一切無かったろうけど、要するにそういうこと」
上条「…」
上条「//」カァーッ
青ピ「カミやんの赤面シーンキタ―――――――――――――!!!」
土御門「ハッハッハー。だぁーれも得しないにゃー!!」
浜面「ん?いや待て。これは…?」
女1「キャー!上条くんが照れてるぅー!」
女2「何か可愛いー!!」
女3「イイ…。凄く……イイ…!」ハァハァ
姫神「確かに。なんとなく可愛い部類かも」
吹寄「……ふん。誰が上条の照れ顔なんかに…」//
青ピ「…」
土御門「…」
浜面「…」
3人「「「これが…カミジョー属性…!」」」
姫神「主人公補正とも言う」
浜面「えっ?じゃあ俺はどうなんの?」
姫神「えっ」
上条「えっ」
浜面「えっ」
全員「「「…」」」
<キーンコーンカーンコーン
麦野「うーし。今日はここまでなー」
麦野「さっき出てきた『城柵』ってのは蝦夷への前線基地みたいなモンなんだけど、律令国家はここから蝦夷の開墾を進める戦略をとったのよ」
麦野「この時、蝦夷の人々は捕らえられて強制的に働かされたのよ」
麦野「で、東北の人々からすりゃこんなもん許せるはずもない。だから東北各地で反乱が起こったんのよ」
上条「…つまり、始めから律令国家の方が悪かったと」
麦野「当時の連中にはそんな感覚は一切無かったろうけど、要するにそういうこと」
上条「…つまり、始めから上条さんは的外れなことを言っていたと」
麦野「当時の上条にはそんな感覚は一切無かったろうけど、要するにそういうこと」
上条「…」
上条「//」カァーッ
青ピ「カミやんの赤面シーンキタ―――――――――――――!!!」
土御門「ハッハッハー。だぁーれも得しないにゃー!!」
浜面「ん?いや待て。これは…?」
女1「キャー!上条くんが照れてるぅー!」
女2「何か可愛いー!!」
女3「イイ…。凄く……イイ…!」ハァハァ
姫神「確かに。なんとなく可愛い部類かも」
吹寄「……ふん。誰が上条の照れ顔なんかに…」//
青ピ「…」
土御門「…」
浜面「…」
3人「「「これが…カミジョー属性…!」」」
姫神「主人公補正とも言う」
浜面「えっ?じゃあ俺はどうなんの?」
姫神「えっ」
上条「えっ」
浜面「えっ」
全員「「「…」」」
<キーンコーンカーンコーン
麦野「うーし。今日はここまでなー」
831: 2011/11/07(月) 00:49:01.52 ID:NW/2OsWH0
~休憩時間~
上条「はっはっはっ。恥かいちまったぜ」
青ピ「カミやんの赤面とか初めて見たかもしれへんなぁ。…全っ然嬉しくないけど」
上条「喜ばれても困る訳だが」
浜面「でも貴重な場面ではあったんじゃねえか?その筋の人間には高値で売れそうな素材だったぞ」
上条「その筋ってどの筋だよ…。つーかそんなふざけた筋はぶち頃す」
土御門「多分カミやんでも断ち切れないと思うぜぃ…」
青ピ「こればっかりは同感やでぇ…」
浜面「上条さんパネェ…」
上条「?」
ーーー職員室ーーーーーーーーーーーー
麦野「…って訳で、どさくさに紛れて上条の赤面シーンを激写しちゃったんだけどさ。欲しい?」
美琴「欲しい欲しい欲しい!!」ノ
食蜂「私でも見たことありませんのに!ください!!」ノ
小萌「先生も欲しいのですよー!」ノ
一方「俺も欲しいぜェ!!」ノ
ほか「「「えっ」」」
一方「えっ?」
結標(何言ってんのよコイツ…)<ピリリリ
結標「はい?…ええ、それで?」
結標「……は?今から??」
上条「はっはっはっ。恥かいちまったぜ」
青ピ「カミやんの赤面とか初めて見たかもしれへんなぁ。…全っ然嬉しくないけど」
上条「喜ばれても困る訳だが」
浜面「でも貴重な場面ではあったんじゃねえか?その筋の人間には高値で売れそうな素材だったぞ」
上条「その筋ってどの筋だよ…。つーかそんなふざけた筋はぶち頃す」
土御門「多分カミやんでも断ち切れないと思うぜぃ…」
青ピ「こればっかりは同感やでぇ…」
浜面「上条さんパネェ…」
上条「?」
ーーー職員室ーーーーーーーーーーーー
麦野「…って訳で、どさくさに紛れて上条の赤面シーンを激写しちゃったんだけどさ。欲しい?」
美琴「欲しい欲しい欲しい!!」ノ
食蜂「私でも見たことありませんのに!ください!!」ノ
小萌「先生も欲しいのですよー!」ノ
一方「俺も欲しいぜェ!!」ノ
ほか「「「えっ」」」
一方「えっ?」
結標(何言ってんのよコイツ…)<ピリリリ
結標「はい?…ええ、それで?」
結標「……は?今から??」
832: 2011/11/07(月) 00:51:20.08 ID:NW/2OsWH0
~3時間目~
一方「このスレに求められてるのは数学じゃねェ。分かりきったことじゃねェか…」
上条「始まって早々どうしたのでせう!?」
一方「いやさァ、絶対おかしいじゃンか。どォ考えても文系の連中の方が優遇されてンじゃン」
土御門「そ、それは仕方のないことじゃないかにゃー…?」
一方「大体ノリで授業始めた時点で変だろォが。いくら俺が優秀でも書き手が数Ⅱ・B○○点だったら意味ねェだろ!?」
青ピ「それをコッチに愚痴られてもどうしようもあらへんでぇ…」
浜面(第一位ってこんなヤツだったのか…?)
一方「そンな訳でェ、今日は真面目に授業やっちゃいまァーす」
生徒たち「「「うげぇっ!!?」」」
一方「あァ!?文句あンのか!文句なら毎日働かずにグータラしてる芳川に言ってくれェ!!」
生徒たち「なに!毎日グータラだと!?なんてうらや…けしからん!!」「そうか!じゃあ僕も働かなくていいんだ!!」「俺…この仕事が終わったら自宅を守るんだ…」
一方「よォし、いいかテメェら。文系に屈するンじゃねェ!勝負は理系だ!!」
一方「センター試験っつゥのは文系の連中は当然文系教科の平均点が高ェ。だから差がつく理系を攻略するか否かで勝敗に大きな差が出てくるもンだ!」
青ピ「おおっ!なんや急に熱い展開に…!」
土御門「しかも結構まともなこと言ってるぜぃ!」
一方「そして、数学を攻略するにはとにかく問題演習だァ!様々なパターンの問題を解くことでスピード、正確性を同時に上げていくゥ!」
浜面「おおっ」
一方「という訳で、今日はひたすら問題演習しまァーす」
生徒たち「「「」」」
一方「まずは簡単な直線の方程式の問題だ。2つの直線がある場合、着目すべきなのは傾き同士の関係でェ……」
土御門(なぁ一方通行。お前は気づいてるのか?…いやそんなはずないよな。だって)
土御門(…問題演習なんて形式にしたら、省略されるのがオチだからな)
833: 2011/11/07(月) 00:52:31.38 ID:NW/2OsWH0
<キーンコーンカーンコーン
一方「…はァーい、ひどい省略でェす」
上条「そんなこと言っちゃ駄目だろ!?つーか俺らの労力は省略されてねえし!」
浜面「そうだそうだ!何だ余弦定理って。いじめか!?」
一方「えっ、オマエら余弦定理も知らねェの?」
上条「えっ、予言だから魔術師とか出てくるんじゃねえの?」
一方「いや魔術師っておま、え?」
上条「え?」
一上「「…」」
一方「……………ハァ」
上条「その絶望しきったようなため息はやめてください」
土御門「カミやん…。余弦定理くらいは覚えよう。なっ?」
青ピ「余弦定理で世界は大きく広がるでぇー」
上条「……具体的には?」
青ピ「テストの点が3点くらい上がる」
上条「俺…余弦定理マスターになるぜ!」キリッ
土御門「なにその超一点突破型のマスター」
834: 2011/11/07(月) 00:53:28.15 ID:NW/2OsWH0
~休憩時間~
上条「」カリカリカリ…
浜面「」カリカリカリ…
青ピ「なんちゅうか……シュールな光景やな」
土御門「姫神がやってきた宿題をカミやんが自分のに写して、さらにそれを浜面が写してるからにゃー」
姫神「えっへん」フンス
吹寄「何も貸してやることはないんじゃないの?課題をやってこなかったんだから、怒られても自業自得な訳だし」
姫神「こういう日頃の努力が。最後に実を結ぶ。うふふ」
青ピ「でも出さないという選択肢もあるでぇー!叱ってもらえるからなぁ!!」
上条「うるせえ。間違いなく怒声とともにビリビリもくるだろうが」カリカリ
浜面「オマエはまだいいだろ。電撃なんて俺は防ぎようがないからな…」カリカリ
上条「いやそれでも普通に怖いから」
浜面「そんなもんか」
上条「お前、麦野さんのビーム思い出してみろ。…どうだ、超怖いだろ」
浜面「うん、超怖い」<ガラガラー
上浜「「!」」クルッ
結標「ど、どうしたのよ2人とも…。まるで鬼でも見たような顔して」
上浜「「…ふぅー」」
結標「? まあいいわ。ところで土御門はいるかしら?」
上条「ん?ここにいるけど」
土御門「にゃー。どうかしたか?」
結標「ちょっと2人きりで話がしたいんだけど」
ほか「「「ふ、ふたりきりだとォ――っ!?」」」
結標「」ビクッ
上条「」カリカリカリ…
浜面「」カリカリカリ…
青ピ「なんちゅうか……シュールな光景やな」
土御門「姫神がやってきた宿題をカミやんが自分のに写して、さらにそれを浜面が写してるからにゃー」
姫神「えっへん」フンス
吹寄「何も貸してやることはないんじゃないの?課題をやってこなかったんだから、怒られても自業自得な訳だし」
姫神「こういう日頃の努力が。最後に実を結ぶ。うふふ」
青ピ「でも出さないという選択肢もあるでぇー!叱ってもらえるからなぁ!!」
上条「うるせえ。間違いなく怒声とともにビリビリもくるだろうが」カリカリ
浜面「オマエはまだいいだろ。電撃なんて俺は防ぎようがないからな…」カリカリ
上条「いやそれでも普通に怖いから」
浜面「そんなもんか」
上条「お前、麦野さんのビーム思い出してみろ。…どうだ、超怖いだろ」
浜面「うん、超怖い」<ガラガラー
上浜「「!」」クルッ
結標「ど、どうしたのよ2人とも…。まるで鬼でも見たような顔して」
上浜「「…ふぅー」」
結標「? まあいいわ。ところで土御門はいるかしら?」
上条「ん?ここにいるけど」
土御門「にゃー。どうかしたか?」
結標「ちょっと2人きりで話がしたいんだけど」
ほか「「「ふ、ふたりきりだとォ――っ!?」」」
結標「」ビクッ
835: 2011/11/07(月) 00:56:41.20 ID:NW/2OsWH0
青ピ「何や何や!まさか…つっちーにも春が!?クソ、蒸発せい!!」
土御門「うにゃー!舞夏に出会った時点でオレに春は来てたぜぃ!!」
青ピ「んだとぉ!?元から春やなかったんかい!元春だけに」
土御門「おいコラ、他人の名前を弄んのは反則だろうが!」
浜面「おおっ!宿題やってる場合じゃねえ!!」ガタッ
吹寄「うるさいぞ野次馬ども!」
姫神「でもあの2人。案外お似合いかもしれない」
上条「ほうほう。土御門も隅に置けないな」ニヤニヤ
土御門「いやー、それほどでもー……いやねーよ」
結標「ちょ、なに勝手に盛り上がってるのよ!?つーかそんなにサラッと否定されるのも悲しいのだけれど!」
土御門「ハッハッハーッ!いやいや、ジョークだぜぃジョーク。……いやゴメン。やっぱり本格的にお前はナシだわ」
結標「結局フォローになってないし!…まあいいわ。とにかくやましい話じゃないから、さっさと来なさい」
土御門「うおっ!無理矢理従わせようとするなんて、なんて強引な!」キャー
結標「……ここにコルクがある訳だけど」シャキッ
土御門「では参りましょうぞ」キリッ
結標「最初からそう言いなさいよ、まったく…」ガラガラー バタン
<ナンデオレナンデスタイ?
<イイカラコッチキナサイ
上条「…で、結局何だったんだ?」
浜面「さあな。ともかく今は宿題を片付けないと…」
青ピ「ええなぁ。ボクも呼び出されて個人レッスン受けたいわー!」
吹寄「貴様はいい加減黙ってろ」
土御門「うにゃー!舞夏に出会った時点でオレに春は来てたぜぃ!!」
青ピ「んだとぉ!?元から春やなかったんかい!元春だけに」
土御門「おいコラ、他人の名前を弄んのは反則だろうが!」
浜面「おおっ!宿題やってる場合じゃねえ!!」ガタッ
吹寄「うるさいぞ野次馬ども!」
姫神「でもあの2人。案外お似合いかもしれない」
上条「ほうほう。土御門も隅に置けないな」ニヤニヤ
土御門「いやー、それほどでもー……いやねーよ」
結標「ちょ、なに勝手に盛り上がってるのよ!?つーかそんなにサラッと否定されるのも悲しいのだけれど!」
土御門「ハッハッハーッ!いやいや、ジョークだぜぃジョーク。……いやゴメン。やっぱり本格的にお前はナシだわ」
結標「結局フォローになってないし!…まあいいわ。とにかくやましい話じゃないから、さっさと来なさい」
土御門「うおっ!無理矢理従わせようとするなんて、なんて強引な!」キャー
結標「……ここにコルクがある訳だけど」シャキッ
土御門「では参りましょうぞ」キリッ
結標「最初からそう言いなさいよ、まったく…」ガラガラー バタン
<ナンデオレナンデスタイ?
<イイカラコッチキナサイ
上条「…で、結局何だったんだ?」
浜面「さあな。ともかく今は宿題を片付けないと…」
青ピ「ええなぁ。ボクも呼び出されて個人レッスン受けたいわー!」
吹寄「貴様はいい加減黙ってろ」
836: 2011/11/07(月) 01:01:59.05 ID:NW/2OsWH0
ーーー生物室ーーーーーーーーーーーー
土御門「それで、一体何の用なんだ?」キッ
結標「ええ。実はさっきアレイスターから電話で呼び出されたの」
土御門「アレイスターからだと?…ていうか電話でやり取りしてたのか」
結標「直で来たのは今日が初めてなのだけれどね」
土御門「で、結局ヤツはお前を呼び出して何をさせたんだ?」
結標「それが……」
土御門「」ゴクッ
結標「…テレビカメラの搬入」
土御門「は?」
結標「だから、あのビルにテレビカメラとか音響機器とか、あとはテレビ局のスタッフとかを運んだのよ」
土御門「…おい、言ってる意味が分からんのだが」
結標「私だってそうよ。いきなり第15学区で『仕事』して来いなんて言われて、いざ行ってみたらテレビ局員が『宜しくお願いします!』だもの」
土御門「なるほど。で、とりあえず仕事は片づけたはいいが、あまりに訳が分からないんでこの土御門さんに相談した次第だと」
結標「…ええ。そんな次第よ。貴方はどう思う?」
土御門「うーん、突然そんなことを言われてもなぁ…。少なくともアレはテレビに映りたがるような奴ではないがな」
結標「そうなのよ。まさか『統括理事長独占インタビュー!』なんて番組がある訳がないでしょ?」
土御門「そんなもん誰も見ないだろうが…」
結標「視聴率がレベル0になるものね…」
土結「「うーむ…」」
土御門「…スマン結標。さすがのオレでもこればかりはまったく分からん」
結標「そう。貴方が分からないのなら仕方がないわね…」
土御門「まあ、今の学園都市は平和そのものだし、世界情勢も安定してるからにゃー。危ないことを企んでいる訳じゃないと思うぜぃ」
結標「だといいのだけれどね…」
土御門「? 歯切れが悪いな」
結標「まあね。そもそもレベル5を実習生として集めた時点で不気味でしょうがないわよ」
土御門「1人レベル4がいるけどにゃー」
結標「うっさいレベル0」
土御門「ふっ。土御門さんの真骨頂は能力ではないのですたい」
結標「ここの生徒でそんなこと言うのアンタだけよ」
土御門「それで、一体何の用なんだ?」キッ
結標「ええ。実はさっきアレイスターから電話で呼び出されたの」
土御門「アレイスターからだと?…ていうか電話でやり取りしてたのか」
結標「直で来たのは今日が初めてなのだけれどね」
土御門「で、結局ヤツはお前を呼び出して何をさせたんだ?」
結標「それが……」
土御門「」ゴクッ
結標「…テレビカメラの搬入」
土御門「は?」
結標「だから、あのビルにテレビカメラとか音響機器とか、あとはテレビ局のスタッフとかを運んだのよ」
土御門「…おい、言ってる意味が分からんのだが」
結標「私だってそうよ。いきなり第15学区で『仕事』して来いなんて言われて、いざ行ってみたらテレビ局員が『宜しくお願いします!』だもの」
土御門「なるほど。で、とりあえず仕事は片づけたはいいが、あまりに訳が分からないんでこの土御門さんに相談した次第だと」
結標「…ええ。そんな次第よ。貴方はどう思う?」
土御門「うーん、突然そんなことを言われてもなぁ…。少なくともアレはテレビに映りたがるような奴ではないがな」
結標「そうなのよ。まさか『統括理事長独占インタビュー!』なんて番組がある訳がないでしょ?」
土御門「そんなもん誰も見ないだろうが…」
結標「視聴率がレベル0になるものね…」
土結「「うーむ…」」
土御門「…スマン結標。さすがのオレでもこればかりはまったく分からん」
結標「そう。貴方が分からないのなら仕方がないわね…」
土御門「まあ、今の学園都市は平和そのものだし、世界情勢も安定してるからにゃー。危ないことを企んでいる訳じゃないと思うぜぃ」
結標「だといいのだけれどね…」
土御門「? 歯切れが悪いな」
結標「まあね。そもそもレベル5を実習生として集めた時点で不気味でしょうがないわよ」
土御門「1人レベル4がいるけどにゃー」
結標「うっさいレベル0」
土御門「ふっ。土御門さんの真骨頂は能力ではないのですたい」
結標「ここの生徒でそんなこと言うのアンタだけよ」
837: 2011/11/07(月) 01:03:51.32 ID:NW/2OsWH0
~4時間目~
美琴「さて、4時間目は美琴センセーの英語よ!」
青ピ「ひゃっほーい!」
浜面「ふう。やっぱりこう、御坂先生の授業は落ち着くなぁ」
上条「そうか?上条さんはいつ電撃が飛んでくるかとビクビクしてるのですが…」
美琴「…今飛ばしちゃう?」ビリリッ
上条「いえ結構です」
美琴「ふーん。まあいいわ。皆、早速今日の分の課題、提出してもらうわよ」
浜面「いやはや、何とか出せるな俺たちも」
上条「ああ。努力の甲斐があったな!」
美琴「じゃあ後ろの人集めてねー」
浜面「にしても、自分でも何書いてるかさっぱりだったぜ!」
上条「だな!俺も世界を渡るたびに英語って大事だなーっては思うんだけど、いざ勉強してみても分かんねえんだよなー」
美琴「おーい、後ろの2人ー。早く集めてこーい」
浜面「確かに外国語って分かると分からないじゃ全然違うよな。ロシア行ったときも全部滝壺に訳してもらったし、現地の人も日本語で合わせてくれたし」
上条「俺も俺も!ロシアでもイタリアでもイギリスでも…あと一応フランスでもだけど、皆日本語で話しかけてくれるんだよな。コッチとしてはありがたい話だけど」
美琴「ちょろっとー。聞いてるぅー?」
土御門「話に夢中になり過ぎててまったく耳に入ってないと思われるぜよ」つ[]]
美琴「あっ、ありがと。そっかー、ふーんそうなんだー」ビリリッ
土御門「うぎゃあ!?ちょっとオレに感電してるにゃー!?」
美琴「うふふふ。私の話が聞けないだそうなんだー。ふーんもうどうしてやろうかしらん?」ゴゴゴゴゴ
青ピ「こ、これはボクでも補正が効かんレベルやでぇ!」ガクブル
土御門「青ピでも駄目なレベルだと!?くっ、カミやん、急いで回収を…!」
上条「だからさ、何が大事かっていうと、もしこれから外国に行くにしたって、現地の人たちが俺らに合わせてくれるとは限らないってことなんだよ!」
浜面「確かにな!俺なんか能力とかで役に立てねえし、せめて語学の面でカバーされないようにしねえと」
土御門「全然聞いてねえよコイツら!?つーかそんなどーでもいいことで盛り上がってんじゃねえぞ!」
美琴「………たしが」
土御門「ん?」
美琴「そんなもん私がカバーしてやるっつーのよ、このクソ馬鹿ァァあああああああああああああああああああああ!!!」ビリリーーッ!
土御門「ツンデレか、それはツンデレなのかァァああああああああああああああああ!!?」
美琴「さて、4時間目は美琴センセーの英語よ!」
青ピ「ひゃっほーい!」
浜面「ふう。やっぱりこう、御坂先生の授業は落ち着くなぁ」
上条「そうか?上条さんはいつ電撃が飛んでくるかとビクビクしてるのですが…」
美琴「…今飛ばしちゃう?」ビリリッ
上条「いえ結構です」
美琴「ふーん。まあいいわ。皆、早速今日の分の課題、提出してもらうわよ」
浜面「いやはや、何とか出せるな俺たちも」
上条「ああ。努力の甲斐があったな!」
美琴「じゃあ後ろの人集めてねー」
浜面「にしても、自分でも何書いてるかさっぱりだったぜ!」
上条「だな!俺も世界を渡るたびに英語って大事だなーっては思うんだけど、いざ勉強してみても分かんねえんだよなー」
美琴「おーい、後ろの2人ー。早く集めてこーい」
浜面「確かに外国語って分かると分からないじゃ全然違うよな。ロシア行ったときも全部滝壺に訳してもらったし、現地の人も日本語で合わせてくれたし」
上条「俺も俺も!ロシアでもイタリアでもイギリスでも…あと一応フランスでもだけど、皆日本語で話しかけてくれるんだよな。コッチとしてはありがたい話だけど」
美琴「ちょろっとー。聞いてるぅー?」
土御門「話に夢中になり過ぎててまったく耳に入ってないと思われるぜよ」つ[]]
美琴「あっ、ありがと。そっかー、ふーんそうなんだー」ビリリッ
土御門「うぎゃあ!?ちょっとオレに感電してるにゃー!?」
美琴「うふふふ。私の話が聞けないだそうなんだー。ふーんもうどうしてやろうかしらん?」ゴゴゴゴゴ
青ピ「こ、これはボクでも補正が効かんレベルやでぇ!」ガクブル
土御門「青ピでも駄目なレベルだと!?くっ、カミやん、急いで回収を…!」
上条「だからさ、何が大事かっていうと、もしこれから外国に行くにしたって、現地の人たちが俺らに合わせてくれるとは限らないってことなんだよ!」
浜面「確かにな!俺なんか能力とかで役に立てねえし、せめて語学の面でカバーされないようにしねえと」
土御門「全然聞いてねえよコイツら!?つーかそんなどーでもいいことで盛り上がってんじゃねえぞ!」
美琴「………たしが」
土御門「ん?」
美琴「そんなもん私がカバーしてやるっつーのよ、このクソ馬鹿ァァあああああああああああああああああああああ!!!」ビリリーーッ!
土御門「ツンデレか、それはツンデレなのかァァああああああああああああああああ!!?」
838: 2011/11/07(月) 01:05:16.55 ID:NW/2OsWH0
美琴「うおらァァあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」バチバチバチーーッ!!
土御門(マズい…。軽く暴走状態だぜぃ。これは周りを巻き込むかもしれんぞ)
青ピ(アカンアカン、アカンでぇ…。ギャグで済まないかもしれへんぞ)
浜面(うおっ!?何だか盛り上がってる間に大変なコトに!!?)
上条「…あれれ?おいみk…御坂!何やってんだちょっと落ち着けって!!」ガタッ
土御門(…これは)チラッ
青ピ(やるしか)コクッ
浜面(…ない!)グッ
美琴「私の話を聞けェェえええええええええええええええええええええええ!!!」バチバチーーッ!!
上条「くっ、一体何がどうn」
浜面「上条!」ドンッ
上条「えっ」フラフラ
青ピ「カミやん!」バシンッ
上条「ちょっ」クラクラ
土御門「カミやーん!」ガツンッ
上条「おまっ」フラフラ…
美琴「…ぇぇぇぇぇぇえええええええええって、えっ?」
上条「えっ?」
<パキーン
上条「…」ダキッ
美琴「…」ダカレッ
ほか「「「…えっ?」」」
美琴「………ふぇ?」
土御門(マズい…。軽く暴走状態だぜぃ。これは周りを巻き込むかもしれんぞ)
青ピ(アカンアカン、アカンでぇ…。ギャグで済まないかもしれへんぞ)
浜面(うおっ!?何だか盛り上がってる間に大変なコトに!!?)
上条「…あれれ?おいみk…御坂!何やってんだちょっと落ち着けって!!」ガタッ
土御門(…これは)チラッ
青ピ(やるしか)コクッ
浜面(…ない!)グッ
美琴「私の話を聞けェェえええええええええええええええええええええええ!!!」バチバチーーッ!!
上条「くっ、一体何がどうn」
浜面「上条!」ドンッ
上条「えっ」フラフラ
青ピ「カミやん!」バシンッ
上条「ちょっ」クラクラ
土御門「カミやーん!」ガツンッ
上条「おまっ」フラフラ…
美琴「…ぇぇぇぇぇぇえええええええええって、えっ?」
上条「えっ?」
<パキーン
上条「…」ダキッ
美琴「…」ダカレッ
ほか「「「…えっ?」」」
美琴「………ふぇ?」
839: 2011/11/07(月) 01:06:49.20 ID:NW/2OsWH0
上条「…ありゃ?」ダキッ
美琴「…うぅ」////
青ピ「…………んな」
生徒たち「「「なんぞこれェェええええええええええええええええええええええええええ!!?」」」
青ピ「えっ、ちょっと待って整理させて。これどういう状況なん?」
土御門「にゃー。浜面、カミやんを押す。青ピ、カミやんを(ry。オレ、カ(ry。カミやん、奇跡的に先生に抱きつく。こんなトコだぜぃ」
浜面「えっ、何?これって俺のせい??」
姫神「くう。羨ましい。けしからん」
上条「あの、えっとぉ…?」
美琴「/////」シュン
上条(いかん!押されたと思ったらいつの間にか抱き着いてたし美琴はうつむいて喋らないしそもそもこの状況を打破できるか上条当麻!!?)
吹寄「…………上条当麻」
上条「ひいっ!?な、何でございましょうか吹寄サン?」
吹寄「釈明があるなら一応聞いておこう。……もっとも、情状酌量の余地は皆無だけど」
上条(うわっヤバッ!?完全に吹寄の目が据わってるよ絶対能力でボコボコにされるってこれ!つーか他の連中まで何やら動きが不穏に!!?)
生徒たち「上条許すまじ」「ラッキースケベには血の制裁を」「上条くんは私の……私だけのモノ。ふっ、ふふふふふあはははははははははははは―――っ!!」ガヤガヤ
上条(うわわわわっ!何だかもう皆殺気立ってて恐ろしいですぞ!?おい何だその炎は。なぜ病んでる子がいる!?)
上条(しかも姫神は机から魔法のステッキ取り出してるし浜面は伸縮式の警棒持ってるし青ピの全身からは気持ち悪いオーラが出てるし…。あと土御門。折り紙出すなお前のはマジで洒落にならん)
上条(…ここは上条さんの持ち得るすべての知識を用いて最高のフォローをせねば!!)キリッ
上条「…」パッ
美琴「あっ」
上条「…はははっ」
ほか「「「…?」」」
上条「こりゃあ完全に自己責任だよな。事故だけに」キリッ
吹寄「よし一斉攻撃開始」
<ドンドンドカーン ズバコーン ガガガガガガ パキーン フコウダー
美琴「も、もう少しだけならあのままでも良かったのに…。ってあれ!?ちょっ、皆ストップストップ!!」
美琴「…うぅ」////
青ピ「…………んな」
生徒たち「「「なんぞこれェェええええええええええええええええええええええええええ!!?」」」
青ピ「えっ、ちょっと待って整理させて。これどういう状況なん?」
土御門「にゃー。浜面、カミやんを押す。青ピ、カミやんを(ry。オレ、カ(ry。カミやん、奇跡的に先生に抱きつく。こんなトコだぜぃ」
浜面「えっ、何?これって俺のせい??」
姫神「くう。羨ましい。けしからん」
上条「あの、えっとぉ…?」
美琴「/////」シュン
上条(いかん!押されたと思ったらいつの間にか抱き着いてたし美琴はうつむいて喋らないしそもそもこの状況を打破できるか上条当麻!!?)
吹寄「…………上条当麻」
上条「ひいっ!?な、何でございましょうか吹寄サン?」
吹寄「釈明があるなら一応聞いておこう。……もっとも、情状酌量の余地は皆無だけど」
上条(うわっヤバッ!?完全に吹寄の目が据わってるよ絶対能力でボコボコにされるってこれ!つーか他の連中まで何やら動きが不穏に!!?)
生徒たち「上条許すまじ」「ラッキースケベには血の制裁を」「上条くんは私の……私だけのモノ。ふっ、ふふふふふあはははははははははははは―――っ!!」ガヤガヤ
上条(うわわわわっ!何だかもう皆殺気立ってて恐ろしいですぞ!?おい何だその炎は。なぜ病んでる子がいる!?)
上条(しかも姫神は机から魔法のステッキ取り出してるし浜面は伸縮式の警棒持ってるし青ピの全身からは気持ち悪いオーラが出てるし…。あと土御門。折り紙出すなお前のはマジで洒落にならん)
上条(…ここは上条さんの持ち得るすべての知識を用いて最高のフォローをせねば!!)キリッ
上条「…」パッ
美琴「あっ」
上条「…はははっ」
ほか「「「…?」」」
上条「こりゃあ完全に自己責任だよな。事故だけに」キリッ
吹寄「よし一斉攻撃開始」
<ドンドンドカーン ズバコーン ガガガガガガ パキーン フコウダー
美琴「も、もう少しだけならあのままでも良かったのに…。ってあれ!?ちょっ、皆ストップストップ!!」
840: 2011/11/07(月) 01:07:49.98 ID:NW/2OsWH0
~しばらくして~
上条「し、氏ぬかと思った…。対アックア戦を彷彿とさせるものがあったぞ」
土御門「それ、ほぼ氏にかけだぜぃ」
美琴「まったく…。皆、モノには限度ってもんがあるんだから。一応気をつけなさいよ」←上条への攻撃を半分くらい防いだ
生徒たち「「「はーい」」」
美琴「ふう…。それじゃ、授業始めるわよ」
美琴「今日はまず最初に問題を出して、その解説をしながら文法や語法、イディオムのチェックをするからね」
上条「……おい土御門。『いでぃおむ』って何だ?」ヒソヒソ
土御門「……慣用句とか熟語とかって意味ですたい。つーかそれくらいググれ」ヒソヒソ
上条「授業中にググれるか!?」
美琴「ググるねぇ…。そうだ、私の授業でもしも隠れてケータイ弄ろうなんていう輩がいたら…」
浜面「…いたら?」
美琴「問答無用でケータイがビリビリ☆地獄になるからそこんトコよろしく。ま、私なら使った瞬間すぐに探知できちゃうけど」
生徒たち(高校生の敵だなぁ…)
美琴「それじゃ、いっちょいきますか。まずは…」カッカッカッ
(a) Needless to say,hunger is the best sauce.
(b) It goes ( ) saying that hunger is the best sauce.
上条「し、氏ぬかと思った…。対アックア戦を彷彿とさせるものがあったぞ」
土御門「それ、ほぼ氏にかけだぜぃ」
美琴「まったく…。皆、モノには限度ってもんがあるんだから。一応気をつけなさいよ」←上条への攻撃を半分くらい防いだ
生徒たち「「「はーい」」」
美琴「ふう…。それじゃ、授業始めるわよ」
美琴「今日はまず最初に問題を出して、その解説をしながら文法や語法、イディオムのチェックをするからね」
上条「……おい土御門。『いでぃおむ』って何だ?」ヒソヒソ
土御門「……慣用句とか熟語とかって意味ですたい。つーかそれくらいググれ」ヒソヒソ
上条「授業中にググれるか!?」
美琴「ググるねぇ…。そうだ、私の授業でもしも隠れてケータイ弄ろうなんていう輩がいたら…」
浜面「…いたら?」
美琴「問答無用でケータイがビリビリ☆地獄になるからそこんトコよろしく。ま、私なら使った瞬間すぐに探知できちゃうけど」
生徒たち(高校生の敵だなぁ…)
美琴「それじゃ、いっちょいきますか。まずは…」カッカッカッ
(a) Needless to say,hunger is the best sauce.
(b) It goes ( ) saying that hunger is the best sauce.
841: 2011/11/07(月) 01:09:03.56 ID:NW/2OsWH0
美琴「さて問題。カッコの中に当てはまる英単語は何でしょう?―――ハイ浜面クン!」ビシッ
浜面「俺!?えっとぉ…」
美琴「ヒントはもちろん上の文よ。『Needless』ってのは『need』に接尾語の『less』で否定の意味を持たせた単語だから、“必要でない”っていう意味になるわよね」
浜面「えと、そうっすね」
美琴「だとすると、『Needless to say』の意味はどうなるかしら?」
浜面「うーん。『say』ってのは言うっつう意味だから、“言う必要もない”ってトコか?」
美琴「うんうん。ほぼ正解ね。こういう慣用表現で使う場合は“言うまでもなく”って訳すかな」
美琴「さて、そうすると下の分はどうなるかしらね?」
浜面「あー、“言う”っつう部分は『saying』で表されてるから、あと必要なのは……『less』の部分か」
美琴「うんうん!もう少しもう少し!」
浜面「否定…?『not』ってのはそもそも動詞に使うモンだし、この場合は名詞になるから……『without』?」
美琴「ハイ浜面クン正解おめでとう!」
浜面「おっ…。うっしゃあ!これで英語マスターに一歩近づいたぜ!!」
上条「なん…だと…?浜面が英語マスターに近づいている…だと!?」
ほか(英語マスター……?)
美琴「はいはい。そんじゃあ、次の問題はアンタに出題してあげる」
上条「そ、そんなぁ!」
美琴「ふふっ。……ま、アンタは英語なんか覚えない方がいいんだけどさ」ボソッ
上条「ん?今何か言ったか?」
美琴「な、何でもないわよ!」カッカッカッ
ほか(相変わらずのテンプレ展開……)
The new theory has ( ) to be proved.
①already ②become ③been ④yet
浜面「俺!?えっとぉ…」
美琴「ヒントはもちろん上の文よ。『Needless』ってのは『need』に接尾語の『less』で否定の意味を持たせた単語だから、“必要でない”っていう意味になるわよね」
浜面「えと、そうっすね」
美琴「だとすると、『Needless to say』の意味はどうなるかしら?」
浜面「うーん。『say』ってのは言うっつう意味だから、“言う必要もない”ってトコか?」
美琴「うんうん。ほぼ正解ね。こういう慣用表現で使う場合は“言うまでもなく”って訳すかな」
美琴「さて、そうすると下の分はどうなるかしらね?」
浜面「あー、“言う”っつう部分は『saying』で表されてるから、あと必要なのは……『less』の部分か」
美琴「うんうん!もう少しもう少し!」
浜面「否定…?『not』ってのはそもそも動詞に使うモンだし、この場合は名詞になるから……『without』?」
美琴「ハイ浜面クン正解おめでとう!」
浜面「おっ…。うっしゃあ!これで英語マスターに一歩近づいたぜ!!」
上条「なん…だと…?浜面が英語マスターに近づいている…だと!?」
ほか(英語マスター……?)
美琴「はいはい。そんじゃあ、次の問題はアンタに出題してあげる」
上条「そ、そんなぁ!」
美琴「ふふっ。……ま、アンタは英語なんか覚えない方がいいんだけどさ」ボソッ
上条「ん?今何か言ったか?」
美琴「な、何でもないわよ!」カッカッカッ
ほか(相変わらずのテンプレ展開……)
The new theory has ( ) to be proved.
①already ②become ③been ④yet
842: 2011/11/07(月) 01:10:41.60 ID:NW/2OsWH0
美琴「さあ、アンタお得意の記号問題よ!埋めるだけだから超簡単♪」
上条「埋めりゃいいってモンじゃねえぞ!?」
美琴「ふーん。分かってるじゃない」
上条「上条さんでも流石にそのくらいは分かりますよ」
美琴「よし、じゃあその調子でこの問題も分かっちゃえ」
上条「そんな軽い調子ではこの問題は解けませんのことよ!?」
美琴「まあまあ。ちょっと時間あげるからよく考えなさい」
上条「具体的には?」
美琴「30秒」
上条「ふんぬゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
青ピ「カミやん!?どないしたんや一体?」
土御門「多分無い知識を必氏に絞り出してるんだにゃー」
浜面「無いとか言うなよ、可哀想だろ」
土御門「お前だって知識無いだろ」
浜面「(´・ω・`)」
上条(…よし、よく考えるんだ上条当麻。まずは①。『have already』の形は現在完了形の文ではしばしば見受けられる。しかぁーし、その場合は過去分詞がすぐ続くはず!)
上条(よって①は違う。次に②。仮にこの文が現在完了形ならば動詞『become』の過去分詞としてこの位置にあっても不思議ではない。しかぁーし、この動詞はto不定詞には繋がらない!)
上条(そして③。確かに現在完了形の文には『have been to』で“~に行った”のような使い方もある。しかぁーし、この場合は次の『be proved』へは導けない!)
上条(つまり、このまま消去法でいけば…!)
上条「……答えは④だ!」
美琴「! 正解よ。お見事!」
上条「よっしゃあ!」
美琴「じゃあ訳して」
上条「おう任せろ!……って、えっ?」
美琴「えっ?」
上条「埋めりゃいいってモンじゃねえぞ!?」
美琴「ふーん。分かってるじゃない」
上条「上条さんでも流石にそのくらいは分かりますよ」
美琴「よし、じゃあその調子でこの問題も分かっちゃえ」
上条「そんな軽い調子ではこの問題は解けませんのことよ!?」
美琴「まあまあ。ちょっと時間あげるからよく考えなさい」
上条「具体的には?」
美琴「30秒」
上条「ふんぬゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
青ピ「カミやん!?どないしたんや一体?」
土御門「多分無い知識を必氏に絞り出してるんだにゃー」
浜面「無いとか言うなよ、可哀想だろ」
土御門「お前だって知識無いだろ」
浜面「(´・ω・`)」
上条(…よし、よく考えるんだ上条当麻。まずは①。『have already』の形は現在完了形の文ではしばしば見受けられる。しかぁーし、その場合は過去分詞がすぐ続くはず!)
上条(よって①は違う。次に②。仮にこの文が現在完了形ならば動詞『become』の過去分詞としてこの位置にあっても不思議ではない。しかぁーし、この動詞はto不定詞には繋がらない!)
上条(そして③。確かに現在完了形の文には『have been to』で“~に行った”のような使い方もある。しかぁーし、この場合は次の『be proved』へは導けない!)
上条(つまり、このまま消去法でいけば…!)
上条「……答えは④だ!」
美琴「! 正解よ。お見事!」
上条「よっしゃあ!」
美琴「じゃあ訳して」
上条「おう任せろ!……って、えっ?」
美琴「えっ?」
843: 2011/11/07(月) 01:11:44.85 ID:NW/2OsWH0
上条「あの、この文を訳すのでせうか?」
美琴「そう言ってるじゃない。穴埋めは当たったんだから、日本語訳だって大丈夫でしょ?」
上条「…」
美琴「…まぁいっか。コレ、結構レベル高い文だし、私が解説するわ」
上条「おおっ、ありがたや…」
美琴「まずこの文で一番大事なのは『have yet to do』のトコよ。これは分かるわよね、上条くん?」
上条「ああ。でもこれをどう訳せばいいかが分からん」
美琴「なるほど。じゃあまず『yet』ってどういう意味?」
上条「えと、確か“まだ”だっけ?」
美琴「そう。通常は否定文の文末にもってくる単語ね。『Not yet』で“いいえ、まだです”っていう表現もあるわね」
上条「ふむふむ」
美琴「それで、この文法だと『yet』に否定的な意味合いを持たせることで、“まだ~していない”という、むしろ現在ではまだ行われていない事象を表すの」
上条「うーん。とにかく“まだ~していない”って覚えた方がいいのか?」
美琴「この場合はそうした方が賢明ね。変に『have』と『yet』の関係だけを見て現在完了にとっちゃうと絶対に間違えるし」
上条「なるほど。丸暗記なら何とかなるぜ!」
美琴「あっ、あと『be yet to do』でも同じ意味になるから、文章で出てきたら思い出してねー」
上条「おう!」
美琴「そう言ってるじゃない。穴埋めは当たったんだから、日本語訳だって大丈夫でしょ?」
上条「…」
美琴「…まぁいっか。コレ、結構レベル高い文だし、私が解説するわ」
上条「おおっ、ありがたや…」
美琴「まずこの文で一番大事なのは『have yet to do』のトコよ。これは分かるわよね、上条くん?」
上条「ああ。でもこれをどう訳せばいいかが分からん」
美琴「なるほど。じゃあまず『yet』ってどういう意味?」
上条「えと、確か“まだ”だっけ?」
美琴「そう。通常は否定文の文末にもってくる単語ね。『Not yet』で“いいえ、まだです”っていう表現もあるわね」
上条「ふむふむ」
美琴「それで、この文法だと『yet』に否定的な意味合いを持たせることで、“まだ~していない”という、むしろ現在ではまだ行われていない事象を表すの」
上条「うーん。とにかく“まだ~していない”って覚えた方がいいのか?」
美琴「この場合はそうした方が賢明ね。変に『have』と『yet』の関係だけを見て現在完了にとっちゃうと絶対に間違えるし」
上条「なるほど。丸暗記なら何とかなるぜ!」
美琴「あっ、あと『be yet to do』でも同じ意味になるから、文章で出てきたら思い出してねー」
上条「おう!」
844: 2011/11/07(月) 01:13:03.74 ID:NW/2OsWH0
美琴「さて、じゃあこの文の全訳を……ハイ土御門クン!」ビシッ
土御門「にゃー!?不意打ちとは卑怯なり――っ!」
美琴「優秀な土御門少年には2秒で訳してもらおうかにゃうふふふ」
上条(ああ、いつぞやの…)
土御門「うげっ、2秒はキツいぜよ!」
美琴「はい、文句を言わずにさっさと訳す!」
美琴(さあ、大人しく負けを認めなさいこの帰国子女が!)
土御門「“その新しい理論はまだ証明されていない”…ってトコか?」
美琴「」
上条「ほえー。さっすが帰国子女」
浜面「へぇー。アイツって外国出身なのか」
上条「そんなレベルじゃねえけどな。色んな意味で」
浜面「?」
土御門「にゃー!?不意打ちとは卑怯なり――っ!」
美琴「優秀な土御門少年には2秒で訳してもらおうかにゃうふふふ」
上条(ああ、いつぞやの…)
土御門「うげっ、2秒はキツいぜよ!」
美琴「はい、文句を言わずにさっさと訳す!」
美琴(さあ、大人しく負けを認めなさいこの帰国子女が!)
土御門「“その新しい理論はまだ証明されていない”…ってトコか?」
美琴「」
上条「ほえー。さっすが帰国子女」
浜面「へぇー。アイツって外国出身なのか」
上条「そんなレベルじゃねえけどな。色んな意味で」
浜面「?」
845: 2011/11/07(月) 01:15:18.46 ID:NW/2OsWH0
美琴「くっ、じゃあこの美琴センセーの高難易度問題には対処できるかしら?」
土御門「ふっ。土御門さんの性能は常盤台のお嬢様でも対応できぬほどハイスペックなんですたい」
美琴「……言ったわね金髪グラサン高校生」ギリッ
土御門「……それがどうした茶髪ブルジョワ中学生」キッ
上条「えっ、なにこの雰囲気」
青ピ「つっちーに変なスイッチが入ったでぇ…」
美琴「…じゃあいくわよ」
土御門「いつでもどこからでも」
浜面「い、一体何が始まるんだ?」
美琴「…」
土御門「…」
ほか「「「…」」」ゴクッ
美琴「よっしゃあ!美琴センセーのぉ、超高難易度問題10連発ゥゥううううううううううううううううううううう!!」
土御門「上等だァァァァァ!かかって来いや中学生ィィいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
ほか「「「」」」
美琴「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」カッカッカッカッカッカッカッカッカッ
土御門「ふっ。土御門さんの性能は常盤台のお嬢様でも対応できぬほどハイスペックなんですたい」
美琴「……言ったわね金髪グラサン高校生」ギリッ
土御門「……それがどうした茶髪ブルジョワ中学生」キッ
上条「えっ、なにこの雰囲気」
青ピ「つっちーに変なスイッチが入ったでぇ…」
美琴「…じゃあいくわよ」
土御門「いつでもどこからでも」
浜面「い、一体何が始まるんだ?」
美琴「…」
土御門「…」
ほか「「「…」」」ゴクッ
美琴「よっしゃあ!美琴センセーのぉ、超高難易度問題10連発ゥゥううううううううううううううううううううう!!」
土御門「上等だァァァァァ!かかって来いや中学生ィィいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
ほか「「「」」」
美琴「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」カッカッカッカッカッカッカッカッカッ
846: 2011/11/07(月) 01:17:19.79 ID:NW/2OsWH0
問1:彼女の発言は私には奇妙に思われた。
Her remarks ( ) me ( ) strange.
問2:“Why does Mary wear so many clothes ?” “Because she is very ( ) to cold”
①sensual ②sensible ③sensitive ④sentimental
問3:My sister will be sure to visit you when you are convenient for it.
①── ②─ ③── ④──────────
※①~④から間違いを一つ探し、数字を選んで訂正すること。
問4:What (you/line/in/are) ?
問5:私は彼女に会議へ出席するように説得しようとした。
I tried (attending/her/into/meeting/talk/the/to).
問6:The boxer finally (①pulled through ②turned out ③came about ④came to) ten minutes after he had been knocked out.
問7:What sports do most students (①go over ②go in for ③give in ④consist of) these days ?
問8:New clothes are expensive,so you'll just have to make do with what you've got.
─────
①manage with ②part with ③show off ④take off
※同じ意味であるものを選べ。
問9:He is always pulling my leg.
──────
①counting on me ②making fun of me ③letting me down ④killing me
問10:The boys get on my nerves with that noise they make.
───────
①amuse me ②irritate me ③surprise me ④encourage
Her remarks ( ) me ( ) strange.
問2:“Why does Mary wear so many clothes ?” “Because she is very ( ) to cold”
①sensual ②sensible ③sensitive ④sentimental
問3:My sister will be sure to visit you when you are convenient for it.
①── ②─ ③── ④──────────
※①~④から間違いを一つ探し、数字を選んで訂正すること。
問4:What (you/line/in/are) ?
問5:私は彼女に会議へ出席するように説得しようとした。
I tried (attending/her/into/meeting/talk/the/to).
問6:The boxer finally (①pulled through ②turned out ③came about ④came to) ten minutes after he had been knocked out.
問7:What sports do most students (①go over ②go in for ③give in ④consist of) these days ?
問8:New clothes are expensive,so you'll just have to make do with what you've got.
─────
①manage with ②part with ③show off ④take off
※同じ意味であるものを選べ。
問9:He is always pulling my leg.
──────
①counting on me ②making fun of me ③letting me down ④killing me
問10:The boys get on my nerves with that noise they make.
───────
①amuse me ②irritate me ③surprise me ④encourage
847: 2011/11/07(月) 01:18:49.74 ID:NW/2OsWH0
美琴「うっしゃあ!んじゃ、ちょろっと前に出てきてこの問題解いてもらおうかしら?」
土御門「ほいほーい」スタスタ
美琴「さぁーて、お手並み拝見と…」
土御門「~♪」スラスラ
美琴(超速解答……だと…?)
土御門「…ふいー。終わったぜぃ」
美琴「んなっ!?」
土御門「それで、オレの解答は10点満点中だとどれくらいなのかにゃー?」
土御門「ほいほーい」スタスタ
美琴「さぁーて、お手並み拝見と…」
土御門「~♪」スラスラ
美琴(超速解答……だと…?)
土御門「…ふいー。終わったぜぃ」
美琴「んなっ!?」
土御門「それで、オレの解答は10点満点中だとどれくらいなのかにゃー?」
848: 2011/11/07(月) 01:23:53.24 ID:NW/2OsWH0
問1:彼女の発言は私には奇妙に思われた。
Her remarks (struck) me (as) strange.
問2:“Why does Mary wear so many clothes ?” “Because she is very (③) to cold”
①sensual ②sensible ③sensitive ④sentimental
問3:My sister will be sure to visit you when you are convenient for it.
①── ②─ ③── ④──────────
※①~④から間違いを一つ探し、数字を選んで訂正すること。
…④→ it is convenient for you
問4:What (line are you in) ?
問5:私は彼女に会議へ出席するように説得しようとした。
I tried (to talk her into attending the meeting).
問6:The boxer finally (①pulled through ②turned out ③came about ④came to) ten minutes after he had been knocked out.
…④
問7:What sports do most students (①go over ②go in for ③give in ④consist of) these days ?
…②
問8:New clothes are expensive,so you'll just have to make do with what you've got.
─────
①manage with ②part with ③show off ④take off
※同じ意味であるものを選べ。
…①
問9:He is always pulling my leg.
──────
①counting on me ②making fun of me ③letting me down ④killing me
…②
問10:The boys get on my nerves with that noise they make.
───────
①amuse me ②irritate me ③surprise me ④encourage
…②
Her remarks (struck) me (as) strange.
問2:“Why does Mary wear so many clothes ?” “Because she is very (③) to cold”
①sensual ②sensible ③sensitive ④sentimental
問3:My sister will be sure to visit you when you are convenient for it.
①── ②─ ③── ④──────────
※①~④から間違いを一つ探し、数字を選んで訂正すること。
…④→ it is convenient for you
問4:What (line are you in) ?
問5:私は彼女に会議へ出席するように説得しようとした。
I tried (to talk her into attending the meeting).
問6:The boxer finally (①pulled through ②turned out ③came about ④came to) ten minutes after he had been knocked out.
…④
問7:What sports do most students (①go over ②go in for ③give in ④consist of) these days ?
…②
問8:New clothes are expensive,so you'll just have to make do with what you've got.
─────
①manage with ②part with ③show off ④take off
※同じ意味であるものを選べ。
…①
問9:He is always pulling my leg.
──────
①counting on me ②making fun of me ③letting me down ④killing me
…②
問10:The boys get on my nerves with that noise they make.
───────
①amuse me ②irritate me ③surprise me ④encourage
…②
849: 2011/11/07(月) 01:25:21.28 ID:NW/2OsWH0
美琴「…お見事。10点よ」
土御門「やったぜぃ!!」
ほか「おおーっ!土御門スゲー!!」「いや、俺は思ってたね。アイツはやれば出来るヤツなんだと!」「つっちーカッコいいキャー!!」
土御門「いやー、照れるぜよ」ハッハッハッ
土御門(…ホントは職業柄、こうして目立つのは御法度なんだが)
女子たち「キャーキャーウキャー!!」
土御門(……悪くない、気分だぜ)ニヘラ
浜面「うっわ。アイツ半端ねえな」
上条「だな。つーかアイツ、イタリア語も読めるんだよなぁ…」
浜面「嘘っ!この年で三ヶ国語も話せるのかよ!?」
上条「いやー、3つかどうかも怪しいからなぁ…」
浜面「…少しだけ噂には聞いていたけど、本当に有能なヤツなんだなぁ」
上条「噂?アイツって有名人なのか?」
浜面「ん?ああ、あん…俺の方の世界じゃそれなりに有名だったんだ。金髪グラサンの凄腕エージェントって話だったな」
上条「…まあ、確かにそんな感じだけど」
浜面「うーんと、あともう1つこの噂には続きがあって…」
上条「続き?」
浜面「ああ。確かその金髪は例の『窓の無いビル』って場所にも入ることのできる数少ない人間で、あと…」
浜面「―――学園都市統括理事長、アレイスター=クローリーに最も近い人物なんだと」
土御門「やったぜぃ!!」
ほか「おおーっ!土御門スゲー!!」「いや、俺は思ってたね。アイツはやれば出来るヤツなんだと!」「つっちーカッコいいキャー!!」
土御門「いやー、照れるぜよ」ハッハッハッ
土御門(…ホントは職業柄、こうして目立つのは御法度なんだが)
女子たち「キャーキャーウキャー!!」
土御門(……悪くない、気分だぜ)ニヘラ
浜面「うっわ。アイツ半端ねえな」
上条「だな。つーかアイツ、イタリア語も読めるんだよなぁ…」
浜面「嘘っ!この年で三ヶ国語も話せるのかよ!?」
上条「いやー、3つかどうかも怪しいからなぁ…」
浜面「…少しだけ噂には聞いていたけど、本当に有能なヤツなんだなぁ」
上条「噂?アイツって有名人なのか?」
浜面「ん?ああ、あん…俺の方の世界じゃそれなりに有名だったんだ。金髪グラサンの凄腕エージェントって話だったな」
上条「…まあ、確かにそんな感じだけど」
浜面「うーんと、あともう1つこの噂には続きがあって…」
上条「続き?」
浜面「ああ。確かその金髪は例の『窓の無いビル』って場所にも入ることのできる数少ない人間で、あと…」
浜面「―――学園都市統括理事長、アレイスター=クローリーに最も近い人物なんだと」
850: 2011/11/07(月) 01:28:33.11 ID:NW/2OsWH0
ーーー通称『窓の無いビル』ーーーーーーーーーーーー
カメラマン「テレビカメラのセット、完了しましたー!」
スタッフ「音響、照明その他の準備も整いました!」
ディレクター「よし。これで準備はオーケーだな。…本番まであと3、40分ってトコか」
プロデューサー「ふむ。あの、軽くリハくらいはした方がいいのでしょうか?」
手下「それは理事長に伺ってみないことには…。理事長、理事長ぉ――っ!」
☆『どうかしたのか?』
手下「いや、これから生放送なんで、一応カメラや音響のチェックした方がいいのでしょうかー?」
☆『好きにしたまえ』
手下「…だそうだ」
プロデューサー「了解した」
ディレクター「それじゃ、本番前のリハやりまーす!」
☆『(ふむ。よもやこの私が生放送に出ることになろうとはな)』
エイワス(ふふっ。そう言っている割には随分楽しそうだな、アレイスター)キュイーン
☆『(…エイワスか。一体どこから話しかけているのだかな)』
エイワス(私の行方などどうでも良かろう。それより、本番に向けてスピーチの練習をしたらどうかね?…もっとも、君が途中で噛んでくれる方が、私としては興味深いのだがな)
☆『(ほう。ではご期待に沿えられぬよう全力を尽くすしかあるまい)』
エイワス(くっくく。手厳しいな)
☆『(仕方あるまい。私とて油断すれば失敗くらいはするのだからな。……そうか、私という生き物は月並みに緊張を自覚しているのかもしれん)』
エイワス(君が緊張だと?くっくっく、それは一体何のジョークだ?)
☆『(…そろそろいいか。もう「リハーサル」が始まってしまうのでな)』
エイワス(そうか。ではアレイスター、君には期待しているぞ)
エイワス(……せいぜい私を楽しませてくれよ)
カメラマン「テレビカメラのセット、完了しましたー!」
スタッフ「音響、照明その他の準備も整いました!」
ディレクター「よし。これで準備はオーケーだな。…本番まであと3、40分ってトコか」
プロデューサー「ふむ。あの、軽くリハくらいはした方がいいのでしょうか?」
手下「それは理事長に伺ってみないことには…。理事長、理事長ぉ――っ!」
☆『どうかしたのか?』
手下「いや、これから生放送なんで、一応カメラや音響のチェックした方がいいのでしょうかー?」
☆『好きにしたまえ』
手下「…だそうだ」
プロデューサー「了解した」
ディレクター「それじゃ、本番前のリハやりまーす!」
☆『(ふむ。よもやこの私が生放送に出ることになろうとはな)』
エイワス(ふふっ。そう言っている割には随分楽しそうだな、アレイスター)キュイーン
☆『(…エイワスか。一体どこから話しかけているのだかな)』
エイワス(私の行方などどうでも良かろう。それより、本番に向けてスピーチの練習をしたらどうかね?…もっとも、君が途中で噛んでくれる方が、私としては興味深いのだがな)
☆『(ほう。ではご期待に沿えられぬよう全力を尽くすしかあるまい)』
エイワス(くっくく。手厳しいな)
☆『(仕方あるまい。私とて油断すれば失敗くらいはするのだからな。……そうか、私という生き物は月並みに緊張を自覚しているのかもしれん)』
エイワス(君が緊張だと?くっくっく、それは一体何のジョークだ?)
☆『(…そろそろいいか。もう「リハーサル」が始まってしまうのでな)』
エイワス(そうか。ではアレイスター、君には期待しているぞ)
エイワス(……せいぜい私を楽しませてくれよ)
858: 2011/11/14(月) 04:35:49.73 ID:0Dx3rPuu0
ーーーとある高校 2年3組ーーーーーーーーーーーー
美琴「ふ、ふん。大したもんじゃない。さすがは土御門の兄ね」
土御門「舞夏のことを評価してもらえるのは嬉しいけどにゃー。別にそれとこれは関係ないぜい」
美琴「あれ、そうなの?」
土御門「まあ義妹だし」
美琴「確かに似てないわね」
土御門「だから何も問題ないし」
美琴「確かにそれなら問題は……っておい」
土御門「?」
美琴「…もしかしてあの子の『兄と妹でドロドロになるヤツが好きー』ってのはアンタの影響なワケ?」
土御門「まっさかー。そりゃあくまで本人の嗜好の問題ですたい」
美琴「そっか…。なら安心したわ」
上条「果たしてそれは安心していいのだろうか?」
浜面「まあ駄目だろうな」
土御門「うるせえバカども。それ以上舞夏の悪口言ったら眼球にデコピンするぞ」
上条「眼球に!?」
浜面「もはやデコピンじゃねえし!?」
美琴「はいはい。と…上条くんが可哀想だからやめたげなさい」
浜面「あれ、俺は!?」
美琴「……」プイッ
浜面「こっち見てくれません!?」
美琴「こっち見んな」
浜面「(´・ω・`)」
美琴「ふ、ふん。大したもんじゃない。さすがは土御門の兄ね」
土御門「舞夏のことを評価してもらえるのは嬉しいけどにゃー。別にそれとこれは関係ないぜい」
美琴「あれ、そうなの?」
土御門「まあ義妹だし」
美琴「確かに似てないわね」
土御門「だから何も問題ないし」
美琴「確かにそれなら問題は……っておい」
土御門「?」
美琴「…もしかしてあの子の『兄と妹でドロドロになるヤツが好きー』ってのはアンタの影響なワケ?」
土御門「まっさかー。そりゃあくまで本人の嗜好の問題ですたい」
美琴「そっか…。なら安心したわ」
上条「果たしてそれは安心していいのだろうか?」
浜面「まあ駄目だろうな」
土御門「うるせえバカども。それ以上舞夏の悪口言ったら眼球にデコピンするぞ」
上条「眼球に!?」
浜面「もはやデコピンじゃねえし!?」
美琴「はいはい。と…上条くんが可哀想だからやめたげなさい」
浜面「あれ、俺は!?」
美琴「……」プイッ
浜面「こっち見てくれません!?」
美琴「こっち見んな」
浜面「(´・ω・`)」
859: 2011/11/14(月) 04:36:56.08 ID:0Dx3rPuu0
土御門「さて、そろそろオレは席に戻ってもいいですたい?」
美琴「うーん、そうねえ。いや待てよ、ここまで出来てるんだったらいっそ…」
土御門「ん?」
美琴「もう解説もお願いしようかしら?」
土御門「え゛」
美琴「どうせ大丈夫でしょ?」
土御門「ま、まあ一応はにゃー…」
美琴「じゃあヨロシクー」
土御門「うにゃー!?」
吹寄「せ、先生!いくら何でもこんなのに解説させるなんて!」
土御門「そうだそうだー!……あれ、この構図おかしくね?」
美琴「まあいいじゃない。熱心な生徒が暴走したってことにしとくから」
土御門「いやあの、オレってばそんな熱心な訳じゃ」
バチバチバチィィィィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!
土御門「…よーし、つっちー頑張っちゃうぞー☆」
美琴「そうそう。最初から素直に言うこと聞けばいいのよ」
姫神「レベル5たちによる。恐怖政治」
美琴「姫神さん、何か言ったかしらん?」ニコォ
姫神「……地獄耳とは」
美琴「ていうか、私なんかまだ中学生だから教員になるかも不明だし」
上条「それもそうだよな。つーか中学生に教わってる俺らも俺らだけど」
浜面「常盤台なら仕方ねえよ。まっ、麦野の場合は実際に教員になってても違和感ないけどな」
ドォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
浜面「」ピクピク
上条「oh…」
姫神「……地獄耳とは」
美琴「うーん、そうねえ。いや待てよ、ここまで出来てるんだったらいっそ…」
土御門「ん?」
美琴「もう解説もお願いしようかしら?」
土御門「え゛」
美琴「どうせ大丈夫でしょ?」
土御門「ま、まあ一応はにゃー…」
美琴「じゃあヨロシクー」
土御門「うにゃー!?」
吹寄「せ、先生!いくら何でもこんなのに解説させるなんて!」
土御門「そうだそうだー!……あれ、この構図おかしくね?」
美琴「まあいいじゃない。熱心な生徒が暴走したってことにしとくから」
土御門「いやあの、オレってばそんな熱心な訳じゃ」
バチバチバチィィィィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!
土御門「…よーし、つっちー頑張っちゃうぞー☆」
美琴「そうそう。最初から素直に言うこと聞けばいいのよ」
姫神「レベル5たちによる。恐怖政治」
美琴「姫神さん、何か言ったかしらん?」ニコォ
姫神「……地獄耳とは」
美琴「ていうか、私なんかまだ中学生だから教員になるかも不明だし」
上条「それもそうだよな。つーか中学生に教わってる俺らも俺らだけど」
浜面「常盤台なら仕方ねえよ。まっ、麦野の場合は実際に教員になってても違和感ないけどな」
ドォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
浜面「」ピクピク
上条「oh…」
姫神「……地獄耳とは」
860: 2011/11/14(月) 04:37:53.01 ID:0Dx3rPuu0
土御門「んじゃ早速、つっちーの英語講座のはじまりはじまりー♪」<テレテッテッテッテッテ テレテッテッテッテッテ テレテッテッテッテッテッテッテッテ パッポッ
吹寄「いや、なぜこのBGMなのよ」
土御門「雰囲気作りが大事だからにゃー」
美琴「そんじゃ、私はアンタの席借りてるわねー」スタスタ
土御門「了解したぜい。あれ?ってことは…」
美琴「…何よ。文句でもあるの?」ビリリッ
土御門「いやー、滅相もないにゃー!」
美琴「…ふん」スタスタ ストン
上条「おーす。隣りで解説頼むぜ、美琴」
美琴「別にアンタに個別指導するためにここ来たわけじゃないんだけど」
浜面(あれ、呼び捨て…?)
土御門「うーし、ボチボチやってくぜよ。まずは問1。最初から難問だな」
土御門「答えは『struck』と『as』になるんだが、日本語訳を見る限り、コイツは過去形の文だよな?」
土御門「ということは動詞『struck』も過去形だな。じゃあこの原形は何かな、カミやん?」
上条「俺かよ!?」
土御門「教師ってのは下から叩き上げてくモンなんだぜい?」
上条「畜生、これが権力を握る人間か…!」
土御門「うっはっはっは!これはなかなか気分がイイなぁ!……つーかさっさと答えろや」
上条「くっ、さすがは『Fallere825』。始めから騙せる相手じゃなかったか…」
土御門「なんで『struck』の原形知らねえくせにオレの魔法名は覚えてるんだよ」
吹寄「いや、なぜこのBGMなのよ」
土御門「雰囲気作りが大事だからにゃー」
美琴「そんじゃ、私はアンタの席借りてるわねー」スタスタ
土御門「了解したぜい。あれ?ってことは…」
美琴「…何よ。文句でもあるの?」ビリリッ
土御門「いやー、滅相もないにゃー!」
美琴「…ふん」スタスタ ストン
上条「おーす。隣りで解説頼むぜ、美琴」
美琴「別にアンタに個別指導するためにここ来たわけじゃないんだけど」
浜面(あれ、呼び捨て…?)
土御門「うーし、ボチボチやってくぜよ。まずは問1。最初から難問だな」
土御門「答えは『struck』と『as』になるんだが、日本語訳を見る限り、コイツは過去形の文だよな?」
土御門「ということは動詞『struck』も過去形だな。じゃあこの原形は何かな、カミやん?」
上条「俺かよ!?」
土御門「教師ってのは下から叩き上げてくモンなんだぜい?」
上条「畜生、これが権力を握る人間か…!」
土御門「うっはっはっは!これはなかなか気分がイイなぁ!……つーかさっさと答えろや」
上条「くっ、さすがは『Fallere825』。始めから騙せる相手じゃなかったか…」
土御門「なんで『struck』の原形知らねえくせにオレの魔法名は覚えてるんだよ」
861: 2011/11/14(月) 04:39:03.43 ID:0Dx3rPuu0
上条「ん?ああ、案外覚えやすくてさ」
土御門「元はラテン語だぞこれ。何なら今度ラテン語講座でも開こうか?」
上条「マジで勘弁してください」
美琴「あっ、私受けたい」ノ
土御門「後で詳細詰めるか」
上条「勉強熱心だなオイ!?」
美琴「だ、だって、もしものときのためというか…」///
土御門「いや、ラテン語が公用語なのはバチカンくらいだし、使うのもペテロのジジイが会見するときだぜい」
浜面「へぇー」
土御門「…いや、それよりも答えだカミやん。このままじゃ一向に進まん」
上条「え、えっとぉ…?」チラッ
美琴(……私?随分ヘルプ求めるの速いのね)
上条(…頼む美琴。お前しか頼れねえんだ!)ヒソヒソ
美琴(! し、仕方ないわねぇ。ヒントなら出してあげるわよ)ヒソヒソ
上条(よしこい!)
美琴(そうねぇ…これなら大丈夫かな。いくわよ、ピッチャー振りかぶってぇ…投げた!パシッ!)
上条「ボール!!」
美琴「いや違うだろ」
土御門「元はラテン語だぞこれ。何なら今度ラテン語講座でも開こうか?」
上条「マジで勘弁してください」
美琴「あっ、私受けたい」ノ
土御門「後で詳細詰めるか」
上条「勉強熱心だなオイ!?」
美琴「だ、だって、もしものときのためというか…」///
土御門「いや、ラテン語が公用語なのはバチカンくらいだし、使うのもペテロのジジイが会見するときだぜい」
浜面「へぇー」
土御門「…いや、それよりも答えだカミやん。このままじゃ一向に進まん」
上条「え、えっとぉ…?」チラッ
美琴(……私?随分ヘルプ求めるの速いのね)
上条(…頼む美琴。お前しか頼れねえんだ!)ヒソヒソ
美琴(! し、仕方ないわねぇ。ヒントなら出してあげるわよ)ヒソヒソ
上条(よしこい!)
美琴(そうねぇ…これなら大丈夫かな。いくわよ、ピッチャー振りかぶってぇ…投げた!パシッ!)
上条「ボール!!」
美琴「いや違うだろ」
862: 2011/11/14(月) 04:40:00.21 ID:0Dx3rPuu0
土御門「…もういい。『strike』な。普通コイツは“打つ”とか“当てる”とかって意味なんだが、他にも“印象を与える”なんて意味を表す用法もある」
土御門「この場合、設問のように『strike A as B』の形で出題されることが多い。覚えておけ」
上条「ふーん」
土御門「特にカミやんはな」
上条「」
土御門「ちなみに『strike A』で“(考えなどが)Aに思い浮かぶ”という意味も表すぞ」
美琴「『occur to A』と同義ね」
土御門「こっちの方が見覚えがあるかと思われるぜい。さて、こんなペースで次も進めていくぞ」
青ピ「何やつっちー。今日は真面目やねー」
土御門「今は土御門先生とお呼び!」
青ピ「御門先生やったらええねんけど…」
土御門「オレにそんなトラブルを期待するなよ?よし次の問題いくか」
土御門「問2は紛らわしい単語の見分けだ。4つとも似てるっちゃ似てるが、残るのは『sensible』と『sensitive』だろうな」
土御門「コイツらはよくゴッチャになるが、『sensible』が“分別のある”、『sensitive』が“敏感な”って意味だ」
青ピ「じゃあボクって『sensitive』なんー?」
土御門「何に対してかは知らんがな。さあ、これを踏まえて問2を見てみようか」
土御門「まずは『Why does Mary wear so many clothes ?』で“なぜメアリーはそんなにたくさん服を着てるんだい?”だな」
土御門「これに対する返答が『Because she is very ( ) to cold』なんだが、カッコ内を省略して無理矢理訳せば“彼女はとても寒いからだ”となる」
土御門「ここでさっきの2つの単語の登場だ。ここまでくれば答えは分かるな?」
吹寄「ていうか答え出ちゃってるしね」
土御門「だにゃー。訳は『sensitive to cold』で“寒がりな”とでもすれば完璧ですたい」
姫神「ふむふむ」
土御門「この場合、設問のように『strike A as B』の形で出題されることが多い。覚えておけ」
上条「ふーん」
土御門「特にカミやんはな」
上条「」
土御門「ちなみに『strike A』で“(考えなどが)Aに思い浮かぶ”という意味も表すぞ」
美琴「『occur to A』と同義ね」
土御門「こっちの方が見覚えがあるかと思われるぜい。さて、こんなペースで次も進めていくぞ」
青ピ「何やつっちー。今日は真面目やねー」
土御門「今は土御門先生とお呼び!」
青ピ「御門先生やったらええねんけど…」
土御門「オレにそんなトラブルを期待するなよ?よし次の問題いくか」
土御門「問2は紛らわしい単語の見分けだ。4つとも似てるっちゃ似てるが、残るのは『sensible』と『sensitive』だろうな」
土御門「コイツらはよくゴッチャになるが、『sensible』が“分別のある”、『sensitive』が“敏感な”って意味だ」
青ピ「じゃあボクって『sensitive』なんー?」
土御門「何に対してかは知らんがな。さあ、これを踏まえて問2を見てみようか」
土御門「まずは『Why does Mary wear so many clothes ?』で“なぜメアリーはそんなにたくさん服を着てるんだい?”だな」
土御門「これに対する返答が『Because she is very ( ) to cold』なんだが、カッコ内を省略して無理矢理訳せば“彼女はとても寒いからだ”となる」
土御門「ここでさっきの2つの単語の登場だ。ここまでくれば答えは分かるな?」
吹寄「ていうか答え出ちゃってるしね」
土御門「だにゃー。訳は『sensitive to cold』で“寒がりな”とでもすれば完璧ですたい」
姫神「ふむふむ」
863: 2011/11/14(月) 04:40:58.23 ID:0Dx3rPuu0
土御門「じゃあ問3いくぜい。これは『convenient』の用法についてだな」
土御門「この単語は普通『人』を主語にとらない。つまり、『you are』の部分が誤りぜよ」
土御門「だからこの場合は『you』を後ろへ持って行って、『it』を主語にした構成にするのが正しい判断だ」
土御門「用法としては、『be convenient for A』、“Aに都合のよい”の形で押さえてほしいところだな」
上条「おおっ、さすがだな土御門!羨ましいぜその英語力」
土御門「そりゃどうも。ま、現地で使うのには授業みたいに形式ばった用法は必ずしも正しいとは言い切れないけどにゃー」
上条「…どういうことだ?」
土御門「例えば地方によって日本みたく方言もあるしな。つっても現地に何ヶ月も放り込まれりゃ自然と身に着くとは思うけど」
上条「へぇー。だが断る」
土御門「カミやんはインデックスがいれば大丈夫だろ。あれはガイドとしてはともかく、通訳としては最適な人材だからな」
上条「あー、それもそうか」ポンッ
美琴「えっ!?で、でもあのシスターじゃなくても、通訳くらいなら私が…!」
土御門「いやー、さすがに御坂先生でも対抗するのはキツいと思うぜい?インデックスならアマゾンの奥地でも東南アジアの密林の中でも対応できるし」
上条「あの、上条さんは特にジャングルとかに用は無いのですが…」
美琴「むー!」
土御門「つーか、曲がりなりにも一介の中学生がここまで語学詳しいんだからもういいだろ。やっぱ常盤台パネェ」
美琴「そんなことは無いと思うけどね。英語・フランス語・ロシア語……あとはどこだろ。これくらいしかないし」
ほか(本当に中学生…?)
土御門「日本人にしちゃ十分すぎる語学力だと思うけどにゃー。まぁともかく続けるとするか」
土御門「次は問4ぜよ。並べ替えだな。これくらいは当ててほしいモンだぜい」
上条「…」
浜面「…」
土御門「名詞の『line』には“職業/商売”っつう意味もあるんだにゃー。で、答えのような表現が用いられることが多いんだぜい」
吹寄「ほうほう」メモメモ
土御門「この単語は普通『人』を主語にとらない。つまり、『you are』の部分が誤りぜよ」
土御門「だからこの場合は『you』を後ろへ持って行って、『it』を主語にした構成にするのが正しい判断だ」
土御門「用法としては、『be convenient for A』、“Aに都合のよい”の形で押さえてほしいところだな」
上条「おおっ、さすがだな土御門!羨ましいぜその英語力」
土御門「そりゃどうも。ま、現地で使うのには授業みたいに形式ばった用法は必ずしも正しいとは言い切れないけどにゃー」
上条「…どういうことだ?」
土御門「例えば地方によって日本みたく方言もあるしな。つっても現地に何ヶ月も放り込まれりゃ自然と身に着くとは思うけど」
上条「へぇー。だが断る」
土御門「カミやんはインデックスがいれば大丈夫だろ。あれはガイドとしてはともかく、通訳としては最適な人材だからな」
上条「あー、それもそうか」ポンッ
美琴「えっ!?で、でもあのシスターじゃなくても、通訳くらいなら私が…!」
土御門「いやー、さすがに御坂先生でも対抗するのはキツいと思うぜい?インデックスならアマゾンの奥地でも東南アジアの密林の中でも対応できるし」
上条「あの、上条さんは特にジャングルとかに用は無いのですが…」
美琴「むー!」
土御門「つーか、曲がりなりにも一介の中学生がここまで語学詳しいんだからもういいだろ。やっぱ常盤台パネェ」
美琴「そんなことは無いと思うけどね。英語・フランス語・ロシア語……あとはどこだろ。これくらいしかないし」
ほか(本当に中学生…?)
土御門「日本人にしちゃ十分すぎる語学力だと思うけどにゃー。まぁともかく続けるとするか」
土御門「次は問4ぜよ。並べ替えだな。これくらいは当ててほしいモンだぜい」
上条「…」
浜面「…」
土御門「名詞の『line』には“職業/商売”っつう意味もあるんだにゃー。で、答えのような表現が用いられることが多いんだぜい」
吹寄「ほうほう」メモメモ
864: 2011/11/14(月) 04:41:40.68 ID:0Dx3rPuu0
土御門「さて、続いては問5。またまた並べ替えだな」
土御門「ここで使われてるのは『talk A into doing』。“Aに話して…してもらう”ってヤツだにゃー」
土御門「これさえ分かってればさほど難しい問題ではないですたい」
美琴「『persuade A to do』と同じ表現ね」
土御門「だにゃー。『talk』ってのは基本自動詞なんだが、さっきのヤツや『talk A out of doing』、“Aに話して…するのをやめさせる”は他動詞用法だぜい」
土御門「よし、次からはイディオムに入っていくにゃー」
土御門「ここで使われてるのは『talk A into doing』。“Aに話して…してもらう”ってヤツだにゃー」
土御門「これさえ分かってればさほど難しい問題ではないですたい」
美琴「『persuade A to do』と同じ表現ね」
土御門「だにゃー。『talk』ってのは基本自動詞なんだが、さっきのヤツや『talk A out of doing』、“Aに話して…するのをやめさせる”は他動詞用法だぜい」
土御門「よし、次からはイディオムに入っていくにゃー」
871: 2011/11/26(土) 02:43:31.46 ID:NQSCDVot0
土御門「じゃあ問6の説明に移るぜい」
浜面「なんかもう本物の英語教師みたいだな」
土御門「帰国子女だからにゃー。さて、この文はノックアウトされたボクサーのお話ぜよ」
上条「ノックアウトされた、ねぇ…」ジトー
土御門「いやカミやん、あの時は仕方なかったんだってば。ちゃんと謝ったじゃん後で」
上条「にしたってあそこまでやることはねえだろうが!」
青ピ「アソコまでヤル?」
上条「青ピ、お前はいくらなんでもそこまでのキャラではなかったはずだ」
美琴「えっ?じゃあアンタ、あの金髪に喧嘩で負けたの?」
上条「おう。10秒でボッコボコにされた」
美琴「なん…だと…」
土御門「ま、まぁ相性の問題だぜい?だから間違ってもオレと喧嘩しようなんて考えないでくれよ」
美琴「うっ。な、何でよ?」
土御門「だって土御門さんは素手で超電磁砲受け止められないし…」
姫神「受け止められるとか。対応できる方が。まともじゃないけど」
青ピ「まぁ、ボクらが見れる代物やないけどなぁ。超電磁砲は」
浜面「原子崩しはしょっちゅう見るんだけどなぁ」
土御門「それはお前だけぜよ。さて、そろそろ解説に戻るか」
土御門「まぁ全部用法の確認だし、もう選択肢にあるヤツをざっと書いていくぜい」カッカッカッ
上条(面倒臭くなったな…)
浜面「なんかもう本物の英語教師みたいだな」
土御門「帰国子女だからにゃー。さて、この文はノックアウトされたボクサーのお話ぜよ」
上条「ノックアウトされた、ねぇ…」ジトー
土御門「いやカミやん、あの時は仕方なかったんだってば。ちゃんと謝ったじゃん後で」
上条「にしたってあそこまでやることはねえだろうが!」
青ピ「アソコまでヤル?」
上条「青ピ、お前はいくらなんでもそこまでのキャラではなかったはずだ」
美琴「えっ?じゃあアンタ、あの金髪に喧嘩で負けたの?」
上条「おう。10秒でボッコボコにされた」
美琴「なん…だと…」
土御門「ま、まぁ相性の問題だぜい?だから間違ってもオレと喧嘩しようなんて考えないでくれよ」
美琴「うっ。な、何でよ?」
土御門「だって土御門さんは素手で超電磁砲受け止められないし…」
姫神「受け止められるとか。対応できる方が。まともじゃないけど」
青ピ「まぁ、ボクらが見れる代物やないけどなぁ。超電磁砲は」
浜面「原子崩しはしょっちゅう見るんだけどなぁ」
土御門「それはお前だけぜよ。さて、そろそろ解説に戻るか」
土御門「まぁ全部用法の確認だし、もう選択肢にあるヤツをざっと書いていくぜい」カッカッカッ
上条(面倒臭くなったな…)
872: 2011/11/26(土) 02:44:51.81 ID:NQSCDVot0
問6
① pull through……回復する、乗り越える
② turn out…………判明する
③ come about………起こる(=happen)
○④ come to…………意識[正気]を取り戻す
問7
① go over…………近づいて行く、訪問する
○② go in for………~を好む、~に参加する、~を始める
③ give in…………降参する、屈服する
④ consist of……~から成る、成立している
――→ちなみに[consist in]で“~にある、基づいている、依存している”になる。
問8
○① make with A……Aで間に合わす/済ます(=manage do with )
② part with A………(やむなく)Aを手放す、売り払う
③ show off……………かっこよく見せる、見せびらかす、引き立たせる
④ take off……………離陸する、飛び立つ
問9
① count on A…………Aを当てにする(=rely on A)
○② make fun of A……Aをからかう(=pull A's leg,tease A)
③ let A down…………Aをがっかりさせる
④ kill A………………[ピーーー]
問10
① amuse A……………Aを面白がらせる、楽しませる
○② irritate A………Aの神経にさわる(=get on A's nerves)
③ surprise A………Aを驚かす
④ encourage A………Aを励ます
① pull through……回復する、乗り越える
② turn out…………判明する
③ come about………起こる(=happen)
○④ come to…………意識[正気]を取り戻す
問7
① go over…………近づいて行く、訪問する
○② go in for………~を好む、~に参加する、~を始める
③ give in…………降参する、屈服する
④ consist of……~から成る、成立している
――→ちなみに[consist in]で“~にある、基づいている、依存している”になる。
問8
○① make with A……Aで間に合わす/済ます(=manage do with )
② part with A………(やむなく)Aを手放す、売り払う
③ show off……………かっこよく見せる、見せびらかす、引き立たせる
④ take off……………離陸する、飛び立つ
問9
① count on A…………Aを当てにする(=rely on A)
○② make fun of A……Aをからかう(=pull A's leg,tease A)
③ let A down…………Aをがっかりさせる
④ kill A………………[ピーーー]
問10
① amuse A……………Aを面白がらせる、楽しませる
○② irritate A………Aの神経にさわる(=get on A's nerves)
③ surprise A………Aを驚かす
④ encourage A………Aを励ます
873: 2011/11/26(土) 02:45:44.70 ID:NQSCDVot0
土御門「…とまぁ、こんな感じぜよ。答えの用法だけじゃなくて選択肢にあるモノも出来るだけ覚えておくといいぞ」
上条「ふーん」
土御門「いやふーんじゃなくて覚えろっての」
姫神「めもめも」
土御門「御坂先生、こんなもんでいいかにゃー?」
美琴「ええ、お疲れさま」
青ピ「み、御坂先生からの労いの言葉だと…。羨ましいでぇつっちー!」
土御門「はっはっは!舞夏の褒め言葉とは違ったありがたみがあるぜい」
浜面「ここでも妹自慢かよ」
土御門「いや、義妹ぜよ」
浜面「そういやそうだったか」
土御門「だからナニをしても大丈夫だし」
浜面「そりゃそ……いやそういう問題じゃねえよ」
上条「浜面、コイツには何を言っても無駄だぞ」
浜面「は?どういうことだよ上条?」
上条「あの金髪は既に義妹に手を…」
土御門「わぁーっ!カミやん、何てことを言」
<キーンコーンカーンコーン
上条「ふーん」
土御門「いやふーんじゃなくて覚えろっての」
姫神「めもめも」
土御門「御坂先生、こんなもんでいいかにゃー?」
美琴「ええ、お疲れさま」
青ピ「み、御坂先生からの労いの言葉だと…。羨ましいでぇつっちー!」
土御門「はっはっは!舞夏の褒め言葉とは違ったありがたみがあるぜい」
浜面「ここでも妹自慢かよ」
土御門「いや、義妹ぜよ」
浜面「そういやそうだったか」
土御門「だからナニをしても大丈夫だし」
浜面「そりゃそ……いやそういう問題じゃねえよ」
上条「浜面、コイツには何を言っても無駄だぞ」
浜面「は?どういうことだよ上条?」
上条「あの金髪は既に義妹に手を…」
土御門「わぁーっ!カミやん、何てことを言」
<キーンコーンカーンコーン
874: 2011/11/26(土) 02:46:47.79 ID:NQSCDVot0
美琴「…はい、授業おしまい。皆、今朝話した通り体育館へ向かってねー」
ほか「「「はーい」」」
土御門「……た、助かったぜよ」フゥー
浜面「で、義妹に何をしたって?」
上条「ああ。実はもう手を出し」
土御門「ぬおわらァァあああああああああああああああああああああああ!!」バキィ
上条「ふごっ!?」メキィ!
浜面「上条ぉ!?」
土御門「ついでにオラァ!」ゲシッ
浜面「俺も!?」バコッ
美琴「ちょ、ちょっと落ち着きなさいよ土御門兄!浜面はともかくっ!」
浜面「えっ、その文脈で俺が出てくるの!?」
美琴「一体どうしたのよアンタら」
土御門「い、いやー、とっても何でもないぜい」
美琴「何やら土御門兄が義妹に手を出してドロドロの兄妹関係がどうとか聞こえたんだけど」
土御門「あああああの、べべべべべべ別になな何でもないですたいぜよ!?」
美琴「動揺しすぎよ。まぁ他人様の家庭事情に口を出すつもりはないかいいけどさ」
上条「いや良くないだろ倫理的に」
美琴「とにかく体育館に行って」
3人「「「へーい」」」
ほか「「「はーい」」」
土御門「……た、助かったぜよ」フゥー
浜面「で、義妹に何をしたって?」
上条「ああ。実はもう手を出し」
土御門「ぬおわらァァあああああああああああああああああああああああ!!」バキィ
上条「ふごっ!?」メキィ!
浜面「上条ぉ!?」
土御門「ついでにオラァ!」ゲシッ
浜面「俺も!?」バコッ
美琴「ちょ、ちょっと落ち着きなさいよ土御門兄!浜面はともかくっ!」
浜面「えっ、その文脈で俺が出てくるの!?」
美琴「一体どうしたのよアンタら」
土御門「い、いやー、とっても何でもないぜい」
美琴「何やら土御門兄が義妹に手を出してドロドロの兄妹関係がどうとか聞こえたんだけど」
土御門「あああああの、べべべべべべ別になな何でもないですたいぜよ!?」
美琴「動揺しすぎよ。まぁ他人様の家庭事情に口を出すつもりはないかいいけどさ」
上条「いや良くないだろ倫理的に」
美琴「とにかく体育館に行って」
3人「「「へーい」」」
875: 2011/11/26(土) 02:47:36.86 ID:NQSCDVot0
~昼休み~
ーーー体育館ーーーーーーーーーーーー
小萌「はいはい。ちゃっちゃと準備しちゃってくださーい」
黄泉川「スクリーンの次はプロジェクタの用意じゃんよー」
素甘「機器の調節係はどこー?」
<スイスイ テキパキ
上条「…一体何が始まるんです?」
青ピ「何や、てっきり校長のつまんねー話かと思うてたわ」
浜面「あっ、やっぱり校長先生の話って長いの?」
上条「まあなー。っつってもどこの校長も一緒だけどさ」
青ピ「大覇星祭のアレはマジで勘弁してほしいなぁ。いっそボクが統括理事会に入って変えたろか?」
浜面「俺、オマエと付き合い長くないけどさ。それは本当にやめてくれ」
上条「確かに。子供たちの精神衛生上良くないな」
青ピ「そんなぁ!2人とも反対なん!?」
浜面「まぁ、クソッタレの上層部よりは幾分かマシかもしれねえがよ」
上条「そもそも理事会に入るにはアドバイザーが必要じゃなかったか?確かトレインとか言う…」
青ピ「トレインちゃうブレインや」<ヘクチッ
上条「あれ、先輩。夏風邪ですか?」
雲川「いやいや。これでも体調管理は上手な方だけど」スタスタ
上条「っつーか、先輩何でここいるんです?」
雲川「こっちの方が色々と面白そうだしな。リアクションとかが」
上条「?」
ーーー体育館ーーーーーーーーーーーー
小萌「はいはい。ちゃっちゃと準備しちゃってくださーい」
黄泉川「スクリーンの次はプロジェクタの用意じゃんよー」
素甘「機器の調節係はどこー?」
<スイスイ テキパキ
上条「…一体何が始まるんです?」
青ピ「何や、てっきり校長のつまんねー話かと思うてたわ」
浜面「あっ、やっぱり校長先生の話って長いの?」
上条「まあなー。っつってもどこの校長も一緒だけどさ」
青ピ「大覇星祭のアレはマジで勘弁してほしいなぁ。いっそボクが統括理事会に入って変えたろか?」
浜面「俺、オマエと付き合い長くないけどさ。それは本当にやめてくれ」
上条「確かに。子供たちの精神衛生上良くないな」
青ピ「そんなぁ!2人とも反対なん!?」
浜面「まぁ、クソッタレの上層部よりは幾分かマシかもしれねえがよ」
上条「そもそも理事会に入るにはアドバイザーが必要じゃなかったか?確かトレインとか言う…」
青ピ「トレインちゃうブレインや」<ヘクチッ
上条「あれ、先輩。夏風邪ですか?」
雲川「いやいや。これでも体調管理は上手な方だけど」スタスタ
上条「っつーか、先輩何でここいるんです?」
雲川「こっちの方が色々と面白そうだしな。リアクションとかが」
上条「?」
876: 2011/11/26(土) 02:49:05.30 ID:NQSCDVot0
青ピ「おっほー!雲川先輩やー!!」
雲川「どうも。君は相変わらず気持ち悪いけど」
青ピ「罵倒でも気持ちええでぇー!」クネクネ
雲川「で、そっちは浜面仕上クンか。ロシアでは大活躍だったそうだけど?」
浜面「あっ、どうも。…って何でロシアのことを!?」
雲川「ふふっ。君は案外有名人だということを自覚すべきだと思うぞ?」
浜面「…まさか『アレ』のことも」ズイッ
雲川「知ってはいるさ。だからと言って何かする気は無いけど」
浜面「…アンタ、何者だ?」
雲川「そうだなぁ…。私はアレだよ、君らで言うトレインというヤツだけど」
浜面「っ!?」
雲川「とは言っても私は貝積の担当だし、見た目通りクリーンだけど」
浜面「…大丈夫なんだろうな?」
雲川「もちろん。君は可愛い滝壺ちゃんと青春を謳歌してればいい」
浜面「……おう!」<ブチッ
青ピ「可愛い滝壺ちゃん、ねぇ?」ゴゴゴゴゴ
浜面「へっ、あのアオガミピアスサン?」
上条「まぁ確かに滝壺は可愛い系だよなー」<ブチッ
浜面「…上条。滝壺だけは、アイツだけはテメェの毒牙に触れさせねぇぞ」
上条「は?何を言って…」
青ピ「(まだ見たこと無いけど)可愛い滝壺ちゃんとイチャラブしやがって!粛清してやるでぇ!!」
浜面「滝壺だけは俺が守る!だから上条、テメェは今ここでぶっ潰す!!」
上条「んなぁ!?な、何かいつの間にか三つ巴の戦いにぃぃぃぃ!?」
雲川「どうも。君は相変わらず気持ち悪いけど」
青ピ「罵倒でも気持ちええでぇー!」クネクネ
雲川「で、そっちは浜面仕上クンか。ロシアでは大活躍だったそうだけど?」
浜面「あっ、どうも。…って何でロシアのことを!?」
雲川「ふふっ。君は案外有名人だということを自覚すべきだと思うぞ?」
浜面「…まさか『アレ』のことも」ズイッ
雲川「知ってはいるさ。だからと言って何かする気は無いけど」
浜面「…アンタ、何者だ?」
雲川「そうだなぁ…。私はアレだよ、君らで言うトレインというヤツだけど」
浜面「っ!?」
雲川「とは言っても私は貝積の担当だし、見た目通りクリーンだけど」
浜面「…大丈夫なんだろうな?」
雲川「もちろん。君は可愛い滝壺ちゃんと青春を謳歌してればいい」
浜面「……おう!」<ブチッ
青ピ「可愛い滝壺ちゃん、ねぇ?」ゴゴゴゴゴ
浜面「へっ、あのアオガミピアスサン?」
上条「まぁ確かに滝壺は可愛い系だよなー」<ブチッ
浜面「…上条。滝壺だけは、アイツだけはテメェの毒牙に触れさせねぇぞ」
上条「は?何を言って…」
青ピ「(まだ見たこと無いけど)可愛い滝壺ちゃんとイチャラブしやがって!粛清してやるでぇ!!」
浜面「滝壺だけは俺が守る!だから上条、テメェは今ここでぶっ潰す!!」
上条「んなぁ!?な、何かいつの間にか三つ巴の戦いにぃぃぃぃ!?」
877: 2011/11/26(土) 02:50:04.85 ID:NQSCDVot0
<バキボキ ドンガラガッシャーン
雲川「…ふふっ。これではデルタフォースもメンバーチェンジか?」
土御門「…」キッ
雲川「何だ。そんな敵意むき出しの視線は好みではないけど?」
土御門「…どういうことだ?」
雲川「ああ、第15学区の連中が例のビルに入った件か?アレには私も関わって無いけど」
土御門「そうか。まぁ、現在の学園都市は安定しているからな。やはり杞憂か」
雲川「…考えることが仕事な私にとっては不安だらけだけど。時には流れに身を任せることも必要かな」
土御門「だにゃー。とりあえず面白いことになりそうだし」
雲川「ほう。意見が一致したみたいだけど?」
土御門「いや、だから何?」
<キサマラー!! ナニヲコンジョウノナイコトヲシテルー!!?
<ゲッ、ソギイタセンセイ!?
<チュドーン
<パキーン
<フコウダー
雲川「…彼らが来てから、この学校はさらに面白くなったけど」
土御門「だから『けど』って何?文句でもあるの?」
雲川「…ふふっ。これではデルタフォースもメンバーチェンジか?」
土御門「…」キッ
雲川「何だ。そんな敵意むき出しの視線は好みではないけど?」
土御門「…どういうことだ?」
雲川「ああ、第15学区の連中が例のビルに入った件か?アレには私も関わって無いけど」
土御門「そうか。まぁ、現在の学園都市は安定しているからな。やはり杞憂か」
雲川「…考えることが仕事な私にとっては不安だらけだけど。時には流れに身を任せることも必要かな」
土御門「だにゃー。とりあえず面白いことになりそうだし」
雲川「ほう。意見が一致したみたいだけど?」
土御門「いや、だから何?」
<キサマラー!! ナニヲコンジョウノナイコトヲシテルー!!?
<ゲッ、ソギイタセンセイ!?
<チュドーン
<パキーン
<フコウダー
雲川「…彼らが来てから、この学校はさらに面白くなったけど」
土御門「だから『けど』って何?文句でもあるの?」
878: 2011/11/26(土) 02:51:33.50 ID:NQSCDVot0
校長『はい皆さん、お静かに!』
ほか(ム○カ…?)
校長『それではこれから緊急の全校集会を開始します。全員スクリーンに注目しなさい』
上条「何なんだろうなー」
浜面「さあなー」
土御門「…」ゴクッ
一方「何かイヤな予感しかしねェンだが」
垣根「おいおい奇遇だな。俺も」
美琴「ビデオレターとかかな?」
麦野「にしたって全校生徒に見せるモンって何よ?」
食蜂「案外生放送だったりしますかね」
結標「ど、どうかしらね…」
削板「何でも構わん。なぜならどんな内容でも根性で乗り越えられるからな!」
ほか「「「うるせえ」」」
削板「(´・ω・`)」
<ガチャガチャ ポチッ ジー
姫神「…」ドキドキ
<パッ
☆『やあ』
一方「」
垣根「」
麦野「」
結標「」
土御門「」
ほか(ム○カ…?)
校長『それではこれから緊急の全校集会を開始します。全員スクリーンに注目しなさい』
上条「何なんだろうなー」
浜面「さあなー」
土御門「…」ゴクッ
一方「何かイヤな予感しかしねェンだが」
垣根「おいおい奇遇だな。俺も」
美琴「ビデオレターとかかな?」
麦野「にしたって全校生徒に見せるモンって何よ?」
食蜂「案外生放送だったりしますかね」
結標「ど、どうかしらね…」
削板「何でも構わん。なぜならどんな内容でも根性で乗り越えられるからな!」
ほか「「「うるせえ」」」
削板「(´・ω・`)」
<ガチャガチャ ポチッ ジー
姫神「…」ドキドキ
<パッ
☆『やあ』
一方「」
垣根「」
麦野「」
結標「」
土御門「」
879: 2011/11/26(土) 02:53:02.57 ID:NQSCDVot0
美琴「………………えっ、誰あの逆さ人間?」
食蜂「………………多分、この街の理事長様」
☆『こんにちは諸君。学園都市統括理事長のアレイスター=クローリーだ』
垣根「」ポカーン
麦野「」ポカーン
結標(アイツ、本当にテレビに出やがったわね…)
土御門(予想の斜め上行き過ぎてもう笑えねえ…)
雲川(まさか直接挨拶してこようとはな。てか、何この状況)
☆『ふむ。実習生も全員集合しているな。感心感心』ウンウン
垣根「か、かかかかっかっかっかか」
美琴「あれ、垣根さん?」
垣根「感心感心~……じゃねえだろうがァァああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
麦野「テメェ、どの面下げて表ぇ出てきてやがんだァァあああああああああああああああああああああああああああああ!!?」
一方「」ポッカーン
☆『うむ、何だか知らないが感情が高ぶっているようだな。遅すぎる反抗期だな、垣根帝督』
垣根「何を父親面してやがる!俺の親父はテメェと違って超絶イケメンだっつーの!!」
☆『それは良いとしてだな。ほらどうだ、今なら交渉し放題だぞぉ。ほらほらどーしたぁ、君の欲しかった直接交渉権だぞぉ?』
垣根「コイツ腹立つ!そしてムカついた」キリッ
☆『君も大変だな。何せ少ない素材で台詞を工面せねばならないからな』
垣根「余計なお世話だ!つーか大変なのは俺じゃねえからな!!……ゼェゼェ。コイツ激しく面倒臭ぇ」
☆『心配するな。自覚はある』キリリッ
垣根「俺から台詞を奪うなァァァァァああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
食蜂「………………多分、この街の理事長様」
☆『こんにちは諸君。学園都市統括理事長のアレイスター=クローリーだ』
垣根「」ポカーン
麦野「」ポカーン
結標(アイツ、本当にテレビに出やがったわね…)
土御門(予想の斜め上行き過ぎてもう笑えねえ…)
雲川(まさか直接挨拶してこようとはな。てか、何この状況)
☆『ふむ。実習生も全員集合しているな。感心感心』ウンウン
垣根「か、かかかかっかっかっかか」
美琴「あれ、垣根さん?」
垣根「感心感心~……じゃねえだろうがァァああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
麦野「テメェ、どの面下げて表ぇ出てきてやがんだァァあああああああああああああああああああああああああああああ!!?」
一方「」ポッカーン
☆『うむ、何だか知らないが感情が高ぶっているようだな。遅すぎる反抗期だな、垣根帝督』
垣根「何を父親面してやがる!俺の親父はテメェと違って超絶イケメンだっつーの!!」
☆『それは良いとしてだな。ほらどうだ、今なら交渉し放題だぞぉ。ほらほらどーしたぁ、君の欲しかった直接交渉権だぞぉ?』
垣根「コイツ腹立つ!そしてムカついた」キリッ
☆『君も大変だな。何せ少ない素材で台詞を工面せねばならないからな』
垣根「余計なお世話だ!つーか大変なのは俺じゃねえからな!!……ゼェゼェ。コイツ激しく面倒臭ぇ」
☆『心配するな。自覚はある』キリリッ
垣根「俺から台詞を奪うなァァァァァああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
880: 2011/11/26(土) 02:54:36.55 ID:NQSCDVot0
麦野「つーか何なのマジで。何で全校集会なの?馬鹿なの氏ぬの?」
☆『ル○ズたんの名言キタコレ!!』キリッ
麦野「それは関違いだっつのぉぉォォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
☆『ふむ、ノリが悪いぞ麦野沈利。しかし、君も女性なのだからその口調はやめた方がいい。何やかんやでストレスが溜まって……ハゲるぞ』
麦野「おい座標移動。ちょっとあのビルまでよろしく。断ったらテメェの原生林を禿山にするから」ガシッ
結標「ちょっ、いきなりそんなことを言われても困るのだけれど!?」
麦野「いいからさっさとあのクソ野郎の所に連れてけ!ビーカーごと粉々にしてやる!!」
☆『まあまあ一旦冷静になりたまえ。ちなみに既に森林はb』
結標「な、何を言ってるのよォォおおおおおおおおおおおおお!!」
麦野「…そんなことまで知ってるのかよ。この変態が」
☆『君はとても自然体のようだな。色んな意味で』
麦野「よーし、まず手始めにあのプロジェクタからぶち壊してやる」
☆『それは流石に困る。これから重大な発表があるのだしな』
麦野「…発表?」
☆『うむ。「教育実習 in レベル5」も最終段階だからな。締めは派手にいこうと思ってな』
ほか(ネーミングださっ)
一方「この実習の…」
垣根「締め…だと?」
☆『これまでは主に授業を中心に指導してもらった。だが、それでは一般の教育実習生と変わらん』
美琴「ていうか、私らの方が特殊でしょ」
食蜂「そもそも教員志望とかではありませんし」
☆『さて、ここで問題だ。普通の実習生と君たちで決定的に違うモノは何だ?』
麦野「年齢?」
垣根「※ただし麦野を除く」
麦野「パーンチ」ブルオゥン!!
垣根「危ねぇ!?」
☆『ル○ズたんの名言キタコレ!!』キリッ
麦野「それは関違いだっつのぉぉォォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
☆『ふむ、ノリが悪いぞ麦野沈利。しかし、君も女性なのだからその口調はやめた方がいい。何やかんやでストレスが溜まって……ハゲるぞ』
麦野「おい座標移動。ちょっとあのビルまでよろしく。断ったらテメェの原生林を禿山にするから」ガシッ
結標「ちょっ、いきなりそんなことを言われても困るのだけれど!?」
麦野「いいからさっさとあのクソ野郎の所に連れてけ!ビーカーごと粉々にしてやる!!」
☆『まあまあ一旦冷静になりたまえ。ちなみに既に森林はb』
結標「な、何を言ってるのよォォおおおおおおおおおおおおお!!」
麦野「…そんなことまで知ってるのかよ。この変態が」
☆『君はとても自然体のようだな。色んな意味で』
麦野「よーし、まず手始めにあのプロジェクタからぶち壊してやる」
☆『それは流石に困る。これから重大な発表があるのだしな』
麦野「…発表?」
☆『うむ。「教育実習 in レベル5」も最終段階だからな。締めは派手にいこうと思ってな』
ほか(ネーミングださっ)
一方「この実習の…」
垣根「締め…だと?」
☆『これまでは主に授業を中心に指導してもらった。だが、それでは一般の教育実習生と変わらん』
美琴「ていうか、私らの方が特殊でしょ」
食蜂「そもそも教員志望とかではありませんし」
☆『さて、ここで問題だ。普通の実習生と君たちで決定的に違うモノは何だ?』
麦野「年齢?」
垣根「※ただし麦野を除く」
麦野「パーンチ」ブルオゥン!!
垣根「危ねぇ!?」
881: 2011/11/26(土) 02:55:19.64 ID:NQSCDVot0
一方「…まァ、フツーに考えりゃ」
美琴「能力、よねぇ」
垣根「つーか、俺らレベル5だしな」
食蜂「レベル5ですわね」
麦野「レベル5だな」
削板「レベル5だからなっ!!!」
結標「…」
☆『そういうことだ。君たちにはこの街でも最高ランクの超能力が備わっている。これが君たちの強みではないかね?』
美琴「それはそうかもしれないけどさ」
垣根「それがどうしたんだよ?」
食蜂「既に能力開発の授業も受け持ってますわよ?」
削板「根性が入った能力バトルもしたしな!!」
麦野「能力はお仕置き用に使ってるけど質問ある?」
一方「えっ、あの麦野さン?」
結標「さ、最高ランクだなんて…。改めて言われると照れるわね…!」
一方「しかし、相手はアレイスターである」
結標「…目が覚めたわ。ありがと」
☆『…今軽く心に傷が付いたのだが、続けてもいいか?』
一方「どォぞ」
☆『とまぁ、そういう訳で終了式の翌日からクラスマッチを開催するからな。宜しく頼む』
一方「えっ」
垣根「えっ」
美琴「なにそれこわい」
美琴「能力、よねぇ」
垣根「つーか、俺らレベル5だしな」
食蜂「レベル5ですわね」
麦野「レベル5だな」
削板「レベル5だからなっ!!!」
結標「…」
☆『そういうことだ。君たちにはこの街でも最高ランクの超能力が備わっている。これが君たちの強みではないかね?』
美琴「それはそうかもしれないけどさ」
垣根「それがどうしたんだよ?」
食蜂「既に能力開発の授業も受け持ってますわよ?」
削板「根性が入った能力バトルもしたしな!!」
麦野「能力はお仕置き用に使ってるけど質問ある?」
一方「えっ、あの麦野さン?」
結標「さ、最高ランクだなんて…。改めて言われると照れるわね…!」
一方「しかし、相手はアレイスターである」
結標「…目が覚めたわ。ありがと」
☆『…今軽く心に傷が付いたのだが、続けてもいいか?』
一方「どォぞ」
☆『とまぁ、そういう訳で終了式の翌日からクラスマッチを開催するからな。宜しく頼む』
一方「えっ」
垣根「えっ」
美琴「なにそれこわい」
890: 2011/11/28(月) 03:25:11.56 ID:imct+zsB0
☆『なにそれって…。高校生にもなればクラスマッチくらいするだろう?』
麦野「んなこと言ってもなぁ。そもそも、そういうのを全部合わせたのが大覇星祭じゃなかったかしら?」
☆『大覇星祭…ねぇ?』ハァー コポコポ
食蜂「露骨にため息つかれましたわ」
垣根「スゲー腹立つ」
☆『いや、学園都市にとって大覇星祭はとても大事なイベントなのだよ。それは君たちとて理解しているだろう?』
結標「まあね」
削板「根性が必要だからな!!」
☆『なのに君たちときたら…』ハァーー コポコポコポ…
美琴「えっ、私たちが何よ?」
削板「オレは何もやましいことはしていないぜ!」
ほか「「「…」」」タラー
☆『レベル5の超能力を存分に発揮することによって学園都市の存在を世界にアピールすることが出来る訳だが、どうも非協力的でな』
☆『そこで、今年の大覇星祭に先駆けてイベントを用意したのだ。昨年のように断られては堪ったものではないからな』
垣根「んなこと言ったってよぉ、俺や麦」
☆『はいはい言い訳乙~☆』
麦野「もうビルの耐久性とかどうでもいいや。ここから狙い撃ちしよう。超長距離狙撃で一点突破するわ」
美琴「ちょっ、麦野さん落ち着いて!」ガシッ
麦野「あんの野郎、いちいち言動がムカつくんだよ…!」イライラ
食蜂「しかし、このままでは相手の思う壺です!」
結標「いや、多分そんな意図は無いと思うけれど」
麦野「んなこと言ってもなぁ。そもそも、そういうのを全部合わせたのが大覇星祭じゃなかったかしら?」
☆『大覇星祭…ねぇ?』ハァー コポコポ
食蜂「露骨にため息つかれましたわ」
垣根「スゲー腹立つ」
☆『いや、学園都市にとって大覇星祭はとても大事なイベントなのだよ。それは君たちとて理解しているだろう?』
結標「まあね」
削板「根性が必要だからな!!」
☆『なのに君たちときたら…』ハァーー コポコポコポ…
美琴「えっ、私たちが何よ?」
削板「オレは何もやましいことはしていないぜ!」
ほか「「「…」」」タラー
☆『レベル5の超能力を存分に発揮することによって学園都市の存在を世界にアピールすることが出来る訳だが、どうも非協力的でな』
☆『そこで、今年の大覇星祭に先駆けてイベントを用意したのだ。昨年のように断られては堪ったものではないからな』
垣根「んなこと言ったってよぉ、俺や麦」
☆『はいはい言い訳乙~☆』
麦野「もうビルの耐久性とかどうでもいいや。ここから狙い撃ちしよう。超長距離狙撃で一点突破するわ」
美琴「ちょっ、麦野さん落ち着いて!」ガシッ
麦野「あんの野郎、いちいち言動がムカつくんだよ…!」イライラ
食蜂「しかし、このままでは相手の思う壺です!」
結標「いや、多分そんな意図は無いと思うけれど」
891: 2011/11/28(月) 03:27:03.66 ID:imct+zsB0
☆『大体、君たちの中には熱い青春というものを送ってない者もいるだろう。せっかく私がその場を提供してやるのだから楽しみたまえよ』
削板「むっ、お前ら熱い学園生活を送らなかったのか!?人生における大きな損失だぞそれは!!」
一方「否定は出来ねェよな…。上から目線で言われンのは腹立つが」
垣根「実際立場上だしな」
一方「上げ足取ンな」
☆『いやぁ、学園都市第2位サマからお褒めの言葉を頂けるとは、光栄なことだ』
垣根「安心しろ。別に褒めてねえから」
麦野「でもさぁ、結局私らオッケーしたところで駄目じゃないの?開催するのは学校側だし」
☆『その点は問題ない。既に校長には了解をとってあるよ。いやぁ、権力はいいねぇ。リリンが生み出した文化の極みだよ。そうは思わないかい?』
食蜂「いえ、まったく」
美琴「ていうか、手を回すのが早いわね…」
☆『ふふふ。根回しと言ってくれたまえ』
一方「その言い方はイメージ悪化してンぞ」
☆『ともあれ諸君、楽しい楽しいクラスマッチの開催は決定した。皆、せっかくだから楽しんでいこうぜー!!』
生徒たち「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」ドドーン
垣根「ぬおっ!?こいつら、まだ何するかも分かってねえのに勝手に盛り上がりやがって」
美琴「まぁ、面白いイベントだしね」
食蜂「私にとっては厳しいのですが…」
一方「能力無しなら俺もだな。まぁ、それはあり得ねェだろォが」
削板「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!燃えてきたァァああああああああああああああああああああああああああ!!!」
麦野「うるせえ」
小萌「ほえー。大変なことになってきましたねー」
素甘「大変どころの騒ぎじゃありませんよ。理事長は一体何を考えているのでしょうか…?」
黄泉川「まあまあ、面白くなったきたからいいじゃんよー!」
若め「何だか楽しそうですねっ」
黄泉川「そうじゃん♪」
削板「むっ、お前ら熱い学園生活を送らなかったのか!?人生における大きな損失だぞそれは!!」
一方「否定は出来ねェよな…。上から目線で言われンのは腹立つが」
垣根「実際立場上だしな」
一方「上げ足取ンな」
☆『いやぁ、学園都市第2位サマからお褒めの言葉を頂けるとは、光栄なことだ』
垣根「安心しろ。別に褒めてねえから」
麦野「でもさぁ、結局私らオッケーしたところで駄目じゃないの?開催するのは学校側だし」
☆『その点は問題ない。既に校長には了解をとってあるよ。いやぁ、権力はいいねぇ。リリンが生み出した文化の極みだよ。そうは思わないかい?』
食蜂「いえ、まったく」
美琴「ていうか、手を回すのが早いわね…」
☆『ふふふ。根回しと言ってくれたまえ』
一方「その言い方はイメージ悪化してンぞ」
☆『ともあれ諸君、楽しい楽しいクラスマッチの開催は決定した。皆、せっかくだから楽しんでいこうぜー!!』
生徒たち「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」ドドーン
垣根「ぬおっ!?こいつら、まだ何するかも分かってねえのに勝手に盛り上がりやがって」
美琴「まぁ、面白いイベントだしね」
食蜂「私にとっては厳しいのですが…」
一方「能力無しなら俺もだな。まぁ、それはあり得ねェだろォが」
削板「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!燃えてきたァァああああああああああああああああああああああああああ!!!」
麦野「うるせえ」
小萌「ほえー。大変なことになってきましたねー」
素甘「大変どころの騒ぎじゃありませんよ。理事長は一体何を考えているのでしょうか…?」
黄泉川「まあまあ、面白くなったきたからいいじゃんよー!」
若め「何だか楽しそうですねっ」
黄泉川「そうじゃん♪」
892: 2011/11/28(月) 03:29:08.38 ID:imct+zsB0
☆『さて、ではクラスマッチの概要を説明しようか』
一方「もォ勝手にしてくれェ…」
麦野「てか、こういうのって生徒が考えるモンじゃないの?…もうツッコまなけどさ」
☆『なお、すべての競技とはいかないが一部は生放送で世界中に配信する。その辺りよろしく』
垣根「ま、そうなるわな」
食蜂「あまり目立ちたくはないのですが…」
美琴「それこそ今さらでしょ」
☆『まず、競技…いや試合と言うべきか。とにかく日程は金曜日から日曜日までの3日間とする』
麦野「3日間?随分と長いのね」
垣根「麦野にはキツいかもな。年」
麦野「ん?」ニコォォォ
垣根「……女の子だもんな、麦野は」
麦野「ええそうよ。よく分かってるわねぇ垣根クン?」
☆『まず初日はスポーツ対決だ。競技はバスケットボール、バレーボール、サッカー、ソフトボール、卓球、ドッジボール、そして…』
垣根「そして……?」ゴクッ
☆『水泳のメドレー競技だ。この競技に限っては能力云々ではなく主に女生徒に出てもらいたい』
美琴「それ、下心丸見えよね」
☆『まぁ仕方ないのだよ。この放送にはスポンサーの意思も絡んでいるからな』
一方「…ちなみにスポンサーってのは?」
☆『私だ』キリッ
垣根「お前かよ!?つーかそれって単にお前一人の意見じゃん!」
☆『まぁ私とて人間なのだ。機械で食欲と睡眠欲は抑えられるのだが、性欲だけはコントロールできなんだ』
麦野「こんな公然の場で何てこと言いやがる!」
美琴「麦野さんは他人のこと言えないけどね…」
☆『ふっ。性の衝動というのは凄まじいものなのだよ。現に今日も私の自前の衝撃の杖が…』
土御門「おいよせ」
一方「もォ勝手にしてくれェ…」
麦野「てか、こういうのって生徒が考えるモンじゃないの?…もうツッコまなけどさ」
☆『なお、すべての競技とはいかないが一部は生放送で世界中に配信する。その辺りよろしく』
垣根「ま、そうなるわな」
食蜂「あまり目立ちたくはないのですが…」
美琴「それこそ今さらでしょ」
☆『まず、競技…いや試合と言うべきか。とにかく日程は金曜日から日曜日までの3日間とする』
麦野「3日間?随分と長いのね」
垣根「麦野にはキツいかもな。年」
麦野「ん?」ニコォォォ
垣根「……女の子だもんな、麦野は」
麦野「ええそうよ。よく分かってるわねぇ垣根クン?」
☆『まず初日はスポーツ対決だ。競技はバスケットボール、バレーボール、サッカー、ソフトボール、卓球、ドッジボール、そして…』
垣根「そして……?」ゴクッ
☆『水泳のメドレー競技だ。この競技に限っては能力云々ではなく主に女生徒に出てもらいたい』
美琴「それ、下心丸見えよね」
☆『まぁ仕方ないのだよ。この放送にはスポンサーの意思も絡んでいるからな』
一方「…ちなみにスポンサーってのは?」
☆『私だ』キリッ
垣根「お前かよ!?つーかそれって単にお前一人の意見じゃん!」
☆『まぁ私とて人間なのだ。機械で食欲と睡眠欲は抑えられるのだが、性欲だけはコントロールできなんだ』
麦野「こんな公然の場で何てこと言いやがる!」
美琴「麦野さんは他人のこと言えないけどね…」
☆『ふっ。性の衝動というのは凄まじいものなのだよ。現に今日も私の自前の衝撃の杖が…』
土御門「おいよせ」
893: 2011/11/28(月) 03:30:31.05 ID:imct+zsB0
☆『まぁそれはそれとしてだな』
一方「どれがどれだよ」
☆『さあ続きといこうか。ともかく、水泳全部とその他の競技の決勝戦は中継することにする』
垣根「まぁ、妥当だろうな」
削板「むっ、すべての試合を中継することは出来んのか!!?」
結標「多分時間的に無理なんでしょうね」
削板「そ、そこは根性で…!」
一方「オマエの場合はそれで時空とか歪めそうで怖いわ」
☆『まあクラスマッチということで生徒が中心になる訳だが、今回は実習生や教師は担当のクラスから出場してもらうことになる』
黄泉川「おっ。月詠先生、お互い頑張ろうじゃん」
小萌「私は応援に回りますよー」
☆『さて、こうなるとやはり実習生のクラスが非常に有利になってしまうだろう。そこで特別ルールを設ける』
美琴「特別ルール…?」
☆『ふむ。特別に各クラスともに「外部枠」を3つ設ける。つまり、学園都市中でも世界中でもいいから、知り合いを3人参加させることが出来るということだ』
生徒たち「おお、マジか!?」「大能力者を味方につけたら良いトコまで行けるんじゃないか?」「知り合いにいればの話だがな」
☆『参加する気がある者であれば誰でもいい。ただし科学サイドや学園都市在住の者に限らせてもらうがな』
☆『だから常盤台中学だろうと霧ヶ丘女学院だろうと長点上機学園だろうと、傭兵だろうと元暗部だろうと何でも構わんぞ』
垣根「おい、途中で刺激の強い言葉が出てきたけどいいのか?」
☆『いいじゃん。こまけぇことはいいのだよ』
一方「どれがどれだよ」
☆『さあ続きといこうか。ともかく、水泳全部とその他の競技の決勝戦は中継することにする』
垣根「まぁ、妥当だろうな」
削板「むっ、すべての試合を中継することは出来んのか!!?」
結標「多分時間的に無理なんでしょうね」
削板「そ、そこは根性で…!」
一方「オマエの場合はそれで時空とか歪めそうで怖いわ」
☆『まあクラスマッチということで生徒が中心になる訳だが、今回は実習生や教師は担当のクラスから出場してもらうことになる』
黄泉川「おっ。月詠先生、お互い頑張ろうじゃん」
小萌「私は応援に回りますよー」
☆『さて、こうなるとやはり実習生のクラスが非常に有利になってしまうだろう。そこで特別ルールを設ける』
美琴「特別ルール…?」
☆『ふむ。特別に各クラスともに「外部枠」を3つ設ける。つまり、学園都市中でも世界中でもいいから、知り合いを3人参加させることが出来るということだ』
生徒たち「おお、マジか!?」「大能力者を味方につけたら良いトコまで行けるんじゃないか?」「知り合いにいればの話だがな」
☆『参加する気がある者であれば誰でもいい。ただし科学サイドや学園都市在住の者に限らせてもらうがな』
☆『だから常盤台中学だろうと霧ヶ丘女学院だろうと長点上機学園だろうと、傭兵だろうと元暗部だろうと何でも構わんぞ』
垣根「おい、途中で刺激の強い言葉が出てきたけどいいのか?」
☆『いいじゃん。こまけぇことはいいのだよ』
894: 2011/11/28(月) 03:31:44.46 ID:imct+zsB0
☆『もちろん「外部枠」を使用するかは各クラスの判断に任せる。無理に参加させることもないのだからな』
美琴「…なるほどね」
☆『なお、能力はもちろん解禁だが、レベルや能力の差異が競技に著しく影響する場合もあるからルールを付け加えることもある。予め了承しておいてくれ』
麦野「はいはい」
☆『ただし上条当麻は除く。皆、彼には思い切って能力をぶつけようね☆』
生徒たち「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」
上条「ふ、不幸だぁ――――――っ!!?」ガーン
垣根「へぇ。そういうの、嫌いじゃねえぜ」ニヤリ
麦野「アンタも分かってんじゃない」ニヤリ
削板「オレは常に全力だぜっ!!」
一方「コイツの暴走を止める係必要じゃねェのか…?」
結標「いや、誰が止めるのよ。私たちでも厳しいのだけれど」
☆『そして、初日の競技の結果、優秀だった7クラスが2日目以降の決勝トーナメントへの出場権を獲得する。その説明は初日が終わってからすることにしよう』
一方「お楽しみは後にとっておこう、てかァ?」
食蜂「あらあら。気になってしまいますわね♪」
☆『ほう。なかなか皆やる気になってきたではないか。ではもう一つ、起爆剤を投下するとしよう』
結標「起爆剤?」
☆『優勝したクラスの生徒、実習生、教師および協力者の一人一人に、賞品として豪華旅行“ペア”チケットをプレゼントしよう』
ほか「「「」」」
☆『もちろん高位能力者でも好きな所へ行けるようにこちらで全面協力する』
実習生「「「」」」
美琴「…なるほどね」
☆『なお、能力はもちろん解禁だが、レベルや能力の差異が競技に著しく影響する場合もあるからルールを付け加えることもある。予め了承しておいてくれ』
麦野「はいはい」
☆『ただし上条当麻は除く。皆、彼には思い切って能力をぶつけようね☆』
生徒たち「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」
上条「ふ、不幸だぁ――――――っ!!?」ガーン
垣根「へぇ。そういうの、嫌いじゃねえぜ」ニヤリ
麦野「アンタも分かってんじゃない」ニヤリ
削板「オレは常に全力だぜっ!!」
一方「コイツの暴走を止める係必要じゃねェのか…?」
結標「いや、誰が止めるのよ。私たちでも厳しいのだけれど」
☆『そして、初日の競技の結果、優秀だった7クラスが2日目以降の決勝トーナメントへの出場権を獲得する。その説明は初日が終わってからすることにしよう』
一方「お楽しみは後にとっておこう、てかァ?」
食蜂「あらあら。気になってしまいますわね♪」
☆『ほう。なかなか皆やる気になってきたではないか。ではもう一つ、起爆剤を投下するとしよう』
結標「起爆剤?」
☆『優勝したクラスの生徒、実習生、教師および協力者の一人一人に、賞品として豪華旅行“ペア”チケットをプレゼントしよう』
ほか「「「」」」
☆『もちろん高位能力者でも好きな所へ行けるようにこちらで全面協力する』
実習生「「「」」」
895: 2011/11/28(月) 03:32:59.80 ID:imct+zsB0
青ピ「………きっ」
生徒たち「「「キタ――――――――――――――――――――――――――――!!!」」」
☆『ふっ。喜んでもらえるのは結構だが、それは優勝したときのために取って置きたまえよ』
青ピ「おっほぉ――――っ!!これで合法的に学園都市から出れるでぇ!しかも可愛い女の子とセットや!!」
浜面「セットかどうかは別問題だろうが!でも、これは滝壺と合法的に旅行できるチャンスだ!!」
吹寄「これで合法的に美人の湯へ行けるのね!姫神さん、優勝したら一緒にどう?」
姫神「誘ってくれたのは嬉しいけど。それはいい。差を。見せつけられるから」
土御門「ひゅー。アレイスターも気前がいいにゃー!これは舞夏と夏の思い出が作れるチャンスぜよ!!」
雲川「へぇ。なかなか面白そうなことになったけど。なぁ上条。もしチケットが獲得できたら私と……って、上条?」
上条「…」
一方「ハッ。どいつもこいつもチケットごときでうるせェな(こ、これで打ち止めと合法的に旅行ができる!アイツに夏の思い出を作ってやれる!!ありがとよアレイスター!)」
垣根「まったくだ。まぁ、俺らクラスが盛り上がれる話題じゃねえな(去年の10月9日に襲っちまった風紀委員に譲ってやろう。せめてもの詫びだ。誘うヤツもいねえし)」
美琴「まままま、まぁ、悪くはないんじゃない?(キャー!これを使えばととととと、当麻と一緒にりょりょりょりょ旅行に…!ぐへへへ)」
麦野「そ、そうよね。レベル関係なくってのがすごくお得よね(は・ま・づ・ら・と・ペ・ア・りょ・こ・う♪)」
食蜂「我々では『外』に出るのも大変ですからね(こ、これは…。理事長様が私に与えてくださった最高のご褒美!ぜ、絶対にモノにしてみせますわ!!)」
結標「能力使えば出ることはできるわよね。むしろ塀の中に入ることになるけど(も、もしやこれで一方通行の好感度を上げることが出来るのでは…!?)」
削板「まぁ、この街はそもそも塀に囲まれているのだがな!!(これはオレの根性の見せ所だ!世界中にオレの根性溢れる姿を見せつけてやる!!!)」
雲川「…どうした上条。あまり嬉しそうではないのだけど」
上条「え、えっとですね。わたくし上条当麻は、『外』に出るとロクなことがないというジンクスがありまして」
土御門「ああ、そういえばそうだにゃー」
上条「何割かはお前のせいだけどな」
生徒たち「「「キタ――――――――――――――――――――――――――――!!!」」」
☆『ふっ。喜んでもらえるのは結構だが、それは優勝したときのために取って置きたまえよ』
青ピ「おっほぉ――――っ!!これで合法的に学園都市から出れるでぇ!しかも可愛い女の子とセットや!!」
浜面「セットかどうかは別問題だろうが!でも、これは滝壺と合法的に旅行できるチャンスだ!!」
吹寄「これで合法的に美人の湯へ行けるのね!姫神さん、優勝したら一緒にどう?」
姫神「誘ってくれたのは嬉しいけど。それはいい。差を。見せつけられるから」
土御門「ひゅー。アレイスターも気前がいいにゃー!これは舞夏と夏の思い出が作れるチャンスぜよ!!」
雲川「へぇ。なかなか面白そうなことになったけど。なぁ上条。もしチケットが獲得できたら私と……って、上条?」
上条「…」
一方「ハッ。どいつもこいつもチケットごときでうるせェな(こ、これで打ち止めと合法的に旅行ができる!アイツに夏の思い出を作ってやれる!!ありがとよアレイスター!)」
垣根「まったくだ。まぁ、俺らクラスが盛り上がれる話題じゃねえな(去年の10月9日に襲っちまった風紀委員に譲ってやろう。せめてもの詫びだ。誘うヤツもいねえし)」
美琴「まままま、まぁ、悪くはないんじゃない?(キャー!これを使えばととととと、当麻と一緒にりょりょりょりょ旅行に…!ぐへへへ)」
麦野「そ、そうよね。レベル関係なくってのがすごくお得よね(は・ま・づ・ら・と・ペ・ア・りょ・こ・う♪)」
食蜂「我々では『外』に出るのも大変ですからね(こ、これは…。理事長様が私に与えてくださった最高のご褒美!ぜ、絶対にモノにしてみせますわ!!)」
結標「能力使えば出ることはできるわよね。むしろ塀の中に入ることになるけど(も、もしやこれで一方通行の好感度を上げることが出来るのでは…!?)」
削板「まぁ、この街はそもそも塀に囲まれているのだがな!!(これはオレの根性の見せ所だ!世界中にオレの根性溢れる姿を見せつけてやる!!!)」
雲川「…どうした上条。あまり嬉しそうではないのだけど」
上条「え、えっとですね。わたくし上条当麻は、『外』に出るとロクなことがないというジンクスがありまして」
土御門「ああ、そういえばそうだにゃー」
上条「何割かはお前のせいだけどな」
896: 2011/11/28(月) 03:34:26.43 ID:imct+zsB0
☆『ふむ。そんな上条当麻くんに朗報だ』
上条「朗報?」
☆『もしチケットが必要ない、「外」に用がないのでいらないと言う者がいれば、大会が終わったのちに申し出てくれ。ペアチケットに関してかかるお金をすべて現金にして支払おう』
上条「なん…だと…?」
☆『一種の奨学金だと考えてくれればいい。何せ宣伝効果が高いものでな。こちらとしても存分に利用させてもらうから安心して暴れたまえ』
上条「…や、やったァァあああああああああああああああああああああああああ!!!」ニコッ
土御門「カミやん、超いい笑顔だぜい」
青ピ「現金なヤツやのう」
☆『なお、その制度もあるのでチケットの転売、贈呈は全面的に禁止させてもらう。自分とペアの人で使うのか、換金するのかは個人の判断に任せる』
上条「了解です!!」
浜面「もう換金する気満々のヤツがいるんだが」
土御門「まぁ、この制度の場合は『誘われれば旅行に行ける』ってことになるしにゃー。カミやんの場合どのクラスが優勝しても旅行には行けそうだぜい」
上条「えっ、豪華旅行なんてあのチケットで上条さんから誘わなきゃ行ける訳ねえだろ。何言ってんだお前ら」
浜土「「…」」
上条「何だその目は」
浜面「なぁ。俺たちレベル0だし、普通に許可取ってコイツの旅行邪魔しねえか?」
土御門「だにゃー。レベル0の長所はここで生かすことにしようぜい」
上条「何その物騒な話!?」
上条「朗報?」
☆『もしチケットが必要ない、「外」に用がないのでいらないと言う者がいれば、大会が終わったのちに申し出てくれ。ペアチケットに関してかかるお金をすべて現金にして支払おう』
上条「なん…だと…?」
☆『一種の奨学金だと考えてくれればいい。何せ宣伝効果が高いものでな。こちらとしても存分に利用させてもらうから安心して暴れたまえ』
上条「…や、やったァァあああああああああああああああああああああああああ!!!」ニコッ
土御門「カミやん、超いい笑顔だぜい」
青ピ「現金なヤツやのう」
☆『なお、その制度もあるのでチケットの転売、贈呈は全面的に禁止させてもらう。自分とペアの人で使うのか、換金するのかは個人の判断に任せる』
上条「了解です!!」
浜面「もう換金する気満々のヤツがいるんだが」
土御門「まぁ、この制度の場合は『誘われれば旅行に行ける』ってことになるしにゃー。カミやんの場合どのクラスが優勝しても旅行には行けそうだぜい」
上条「えっ、豪華旅行なんてあのチケットで上条さんから誘わなきゃ行ける訳ねえだろ。何言ってんだお前ら」
浜土「「…」」
上条「何だその目は」
浜面「なぁ。俺たちレベル0だし、普通に許可取ってコイツの旅行邪魔しねえか?」
土御門「だにゃー。レベル0の長所はここで生かすことにしようぜい」
上条「何その物騒な話!?」
897: 2011/11/28(月) 03:35:17.09 ID:imct+zsB0
☆『いずれにせよ、諸君には全力・氏力を尽くし、大会を大いに盛り上げてくれることを期待している。賞品はそのオマケにすぎよ』
垣根「何かいいこと言って締めようとしてやがるぞ」
一方「ムカつくな」
☆『では来たる金曜日の開会式でまた会うことにしよう。それまでには面白い面子を集めておいてくれ。んじゃ、あでゅー』<プツッ
土御門「…通信が切れたな。まったく、奴は何を考えている…?」
雲川「さあな。案外、何も考えていないのかもしれないけど」
土御門「改めて冷静に考えりゃ、世界ってのは少々ヤバそうだな。『科学』を全面に押し通しすぎている気もする」
上条「でも、これで戦争とかはねえだろ…」
浜面「まぁ、そりゃな…」
土御門「とにかく、念のために一度会うしかないか…」
雲川「その辺りは任せるよ。どうせ大したことはないだろうが、私では謁見は叶わないし。だが……」
土御門「ああ。ただ……」
一方「…」ゴゴゴゴゴ
垣根「…」バッサァァァ
美琴「…」ビリビリリッ
麦野「…」ピカピカァァ
食蜂「…」ドドドドド
結標「…」ヒュンヒュンヒュン
削板「はっはっはー!!」バゴーン!!
雲土「「面白いことになってきた」」
垣根「何かいいこと言って締めようとしてやがるぞ」
一方「ムカつくな」
☆『では来たる金曜日の開会式でまた会うことにしよう。それまでには面白い面子を集めておいてくれ。んじゃ、あでゅー』<プツッ
土御門「…通信が切れたな。まったく、奴は何を考えている…?」
雲川「さあな。案外、何も考えていないのかもしれないけど」
土御門「改めて冷静に考えりゃ、世界ってのは少々ヤバそうだな。『科学』を全面に押し通しすぎている気もする」
上条「でも、これで戦争とかはねえだろ…」
浜面「まぁ、そりゃな…」
土御門「とにかく、念のために一度会うしかないか…」
雲川「その辺りは任せるよ。どうせ大したことはないだろうが、私では謁見は叶わないし。だが……」
土御門「ああ。ただ……」
一方「…」ゴゴゴゴゴ
垣根「…」バッサァァァ
美琴「…」ビリビリリッ
麦野「…」ピカピカァァ
食蜂「…」ドドドドド
結標「…」ヒュンヒュンヒュン
削板「はっはっはー!!」バゴーン!!
雲土「「面白いことになってきた」」
913: 2011/12/04(日) 12:01:58.55 ID:1iQSCxT10
~集会終了後~
ーーー2年3組教室ーーーーーーーーーーーー
美琴「さて、皆教室に戻ったわね?」
青ピ「全員揃っとるでぇー」
美琴「ならいいわ。で、あの後すぐに集まってもらったのはどうしてか分かるわね?」
上条「…クラスマッチだな」
美琴「そう。皆、よく分かってるとは思うけど…」
小萌「怪我には気をつけて、ですね!」
美琴「…怪我なんか気にすんじゃないわよー!!」
生徒たち「「「おおーっ!!」」」
小萌「はひっ!?」
美琴「やるからには絶っ対に優勝するわよー!!」
生徒たち「「「おおーっ!!!」」」
小萌「み、皆さんちょっと落ち着いて…」
美琴「ペアチケットが欲しいかー!!?」
生徒たち「「「おおーっ!!!」」」
小萌「せ、先生の話を聞いてくださいですー!」
美琴「しゃあ!それじゃ、早速作戦タイムよ!!」
生徒たち「「「おおーっ!!」」」
小萌「」
ーーー2年3組教室ーーーーーーーーーーーー
美琴「さて、皆教室に戻ったわね?」
青ピ「全員揃っとるでぇー」
美琴「ならいいわ。で、あの後すぐに集まってもらったのはどうしてか分かるわね?」
上条「…クラスマッチだな」
美琴「そう。皆、よく分かってるとは思うけど…」
小萌「怪我には気をつけて、ですね!」
美琴「…怪我なんか気にすんじゃないわよー!!」
生徒たち「「「おおーっ!!」」」
小萌「はひっ!?」
美琴「やるからには絶っ対に優勝するわよー!!」
生徒たち「「「おおーっ!!!」」」
小萌「み、皆さんちょっと落ち着いて…」
美琴「ペアチケットが欲しいかー!!?」
生徒たち「「「おおーっ!!!」」」
小萌「せ、先生の話を聞いてくださいですー!」
美琴「しゃあ!それじゃ、早速作戦タイムよ!!」
生徒たち「「「おおーっ!!」」」
小萌「」
914: 2011/12/04(日) 12:02:58.35 ID:1iQSCxT10
美琴「さて、まずは何から話し合おうかしら?」
浜面「はい先生!」ノ
美琴「ん、ハイ浜面クン!」
浜面「えと、まずは助っ人をどうするかを決めないか?」
美琴「うーん。確かにそれが手っ取り早そうね」
青ピ「とすると、レベルが高い人へのコネがあるかっちゅう話やな」
土御門「いや、そもそも助っ人を雇うかからだぜい」
浜面「いや、やっぱり外部枠は活用すべきだろ!」
上条「うーん、でもそれだと伝手が無いと…」
ワイワイ ガヤガヤ アーダコーダ
美琴「…」
吹寄「でも、わざわざ助っ人を呼んでクラスの和を乱すことも無いんじゃない?」
姫神「同感。ていうかこれ以上。増えないでほしい」
美琴「…」ウーム
青ピ「ボクは知り合いに強そうな人はおらへんけど…。浜面はどうなん?」
浜面「ああ。飛び切り強いのが隣りのクラスにいるぜ」
美琴「…」フム…
上条「(土御門。お前のコネだったら強いヤツをいくらでも呼べるんじゃないか?)」ヒソヒソ
土御門「(…残念。強いのはもれなく魔術サイドだにゃー)」ヒソヒソ
美琴「!」ピコーン
浜面「はい先生!」ノ
美琴「ん、ハイ浜面クン!」
浜面「えと、まずは助っ人をどうするかを決めないか?」
美琴「うーん。確かにそれが手っ取り早そうね」
青ピ「とすると、レベルが高い人へのコネがあるかっちゅう話やな」
土御門「いや、そもそも助っ人を雇うかからだぜい」
浜面「いや、やっぱり外部枠は活用すべきだろ!」
上条「うーん、でもそれだと伝手が無いと…」
ワイワイ ガヤガヤ アーダコーダ
美琴「…」
吹寄「でも、わざわざ助っ人を呼んでクラスの和を乱すことも無いんじゃない?」
姫神「同感。ていうかこれ以上。増えないでほしい」
美琴「…」ウーム
青ピ「ボクは知り合いに強そうな人はおらへんけど…。浜面はどうなん?」
浜面「ああ。飛び切り強いのが隣りのクラスにいるぜ」
美琴「…」フム…
上条「(土御門。お前のコネだったら強いヤツをいくらでも呼べるんじゃないか?)」ヒソヒソ
土御門「(…残念。強いのはもれなく魔術サイドだにゃー)」ヒソヒソ
美琴「!」ピコーン
915: 2011/12/04(日) 12:04:22.37 ID:1iQSCxT10
美琴「」バーン
ほか「「「うおっ!?」」」ビクゥ
美琴「助っ人は…呼ばないことにするわ!」
浜面「な、なんでだよっ!?確かにレベル5の御坂先生がいるだけで十分かもしれねえけど、それでも他のクラ」
美琴「馬鹿野郎っ!!」バチコーン
浜面「ふぐわっ!?」ドンガラガッシャーン
青ピ「殴ったね!?」
土御門「麦野にもぶたれたことないのに!!」
浜面「それ俺のセリフ!!つーか麦野にはしょっちゅうぶたれてますよ!?」
美琴「ふーん、さすがに可哀想ね」
浜面「そう思うなら最初から殴らないでくれよ…」
美琴「ゴメンゴメン。ちょうど殴りやすい顔だったからつい」
浜面「それは酷すぎませんか!?」
青ピ「ほんで、何で助っ人は呼ばないです?」
美琴「…確かに、他にも高位能力者がいれば有利に進むわよ」
美琴「でも、それだと『クラスの勝利』って胸を張って言えないじゃない!」
上条「…」
美琴「だから、だから…!皆、一致団結して優勝目指すわよ!!」
上条「…ああ、そうだな!」
土御門「さすがは御坂先生だにゃー!」
青ピ「おっしゃあ!頑張るでぇー!!」
美琴「よーし。それじゃあ、金曜日はやってやるわよー!!」
生徒たち「「「えいえいおー!」」」
ほか「「「うおっ!?」」」ビクゥ
美琴「助っ人は…呼ばないことにするわ!」
浜面「な、なんでだよっ!?確かにレベル5の御坂先生がいるだけで十分かもしれねえけど、それでも他のクラ」
美琴「馬鹿野郎っ!!」バチコーン
浜面「ふぐわっ!?」ドンガラガッシャーン
青ピ「殴ったね!?」
土御門「麦野にもぶたれたことないのに!!」
浜面「それ俺のセリフ!!つーか麦野にはしょっちゅうぶたれてますよ!?」
美琴「ふーん、さすがに可哀想ね」
浜面「そう思うなら最初から殴らないでくれよ…」
美琴「ゴメンゴメン。ちょうど殴りやすい顔だったからつい」
浜面「それは酷すぎませんか!?」
青ピ「ほんで、何で助っ人は呼ばないです?」
美琴「…確かに、他にも高位能力者がいれば有利に進むわよ」
美琴「でも、それだと『クラスの勝利』って胸を張って言えないじゃない!」
上条「…」
美琴「だから、だから…!皆、一致団結して優勝目指すわよ!!」
上条「…ああ、そうだな!」
土御門「さすがは御坂先生だにゃー!」
青ピ「おっしゃあ!頑張るでぇー!!」
美琴「よーし。それじゃあ、金曜日はやってやるわよー!!」
生徒たち「「「えいえいおー!」」」
916: 2011/12/04(日) 12:05:31.92 ID:1iQSCxT10
~5時間目~
小萌「さぁーて、午後は小萌先生の授業ですよー」
青ピ「うっひょー!!」クネクネ
上条「はぁ…」
浜面「鬱だ…」
青ピ「ん、どうしたんやカミやん。せっかく小萌センセの授業が来たっちゅうのに」
上条「っつってもよぉ…」
浜面「俺らレベル0には辛い時間だぜ…」
土御門「にゃー…」
小萌「はいはーい。今日も前回に引き続き超能力者の紹介をしますよー」
上条「確か前回は美琴までだったな」
浜面「ってことは…!」
小萌「ではでは、早速登場しちゃってくださーい!」バッ
麦野「ひっさしぶりだねえ、はーまづらぁああああああああああああああああああああああああああああああああーっ!!」ガラガラ
浜面「ひぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!?」
麦野「何よ。ちょっと驚かせただけじゃない」
浜面「俺にとってはトラウマなの!マジで自重してくださいお願いします!!」
麦野「はいはい。仕方ないわねー」
小萌「とまぁ、そんなこんなで麦野ちゃんでーす!」バッ
麦野「……ちゃん付けされるなんて、いつ以来かしらね」
土御門「そう、それは東京オリンピックが開催された年にまで遡る―――」
麦野「次言ったら頃すからなテメェ」
小萌「さぁーて、午後は小萌先生の授業ですよー」
青ピ「うっひょー!!」クネクネ
上条「はぁ…」
浜面「鬱だ…」
青ピ「ん、どうしたんやカミやん。せっかく小萌センセの授業が来たっちゅうのに」
上条「っつってもよぉ…」
浜面「俺らレベル0には辛い時間だぜ…」
土御門「にゃー…」
小萌「はいはーい。今日も前回に引き続き超能力者の紹介をしますよー」
上条「確か前回は美琴までだったな」
浜面「ってことは…!」
小萌「ではでは、早速登場しちゃってくださーい!」バッ
麦野「ひっさしぶりだねえ、はーまづらぁああああああああああああああああああああああああああああああああーっ!!」ガラガラ
浜面「ひぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!?」
麦野「何よ。ちょっと驚かせただけじゃない」
浜面「俺にとってはトラウマなの!マジで自重してくださいお願いします!!」
麦野「はいはい。仕方ないわねー」
小萌「とまぁ、そんなこんなで麦野ちゃんでーす!」バッ
麦野「……ちゃん付けされるなんて、いつ以来かしらね」
土御門「そう、それは東京オリンピックが開催された年にまで遡る―――」
麦野「次言ったら頃すからなテメェ」
917: 2011/12/04(日) 12:06:38.98 ID:1iQSCxT10
小萌「皆さんも知っての通り、麦野ちゃんの能力は学園都市第4位という驚異的なモノなのですがー」
麦野「まぁ、トップ3が揃ってるこの学校で言ってもあまり迫力はないけど」
小萌「能力名は『原子崩し』ですねー。本来『粒子』又は『波形』のどちらかの性質を状況に応じて示す電子を、その二つの中間である
『曖昧なまま』の状態に固定して、強制的に操ることができますよー」
青ピ「強制的て、魅力的な響きやなー!」
麦野「うるせえよ」
小萌「そして麦野ちゃんは、操った電子を白く輝く光線として放出して、絶大なる破壊を撒き散らしますよー。正式な分類では粒機波形高速砲と呼ばれますがー」
上条「な、なんか難しそうな名前ですね…」
浜面「俺も正式名称なんて初めて知ったぜ…」
麦野「…はーまづらぁ?」
浜面「ひいっ!?」
小萌「なお『電子を操作する』という特性ゆえか、電撃の軌道を曲げることもできますがー。逆に電子操作能力者には粒機波形高速砲を逸らされましたねー」
麦野「よく知ってるわね、そんなこと…」
土御門「ちなみに誰に逸らされたんですたい?」
麦野「ハッ。テメェらんトコの実習生サマにだよ」
青ピ「へぇー。さっすが御坂先生やなー」
浜面「やっぱり心強いな!クラスマッチでも頼りにさせてもらおう」
麦野「」ギロッ
浜面「なんで!?」
麦野「…」ジー
浜面「そ、そんなに睨むなよ…」
麦野「…」ジー
麦野「」ピコーン☆
麦野「」ニヤリ
浜面「突然笑った!?それもそれで怖えよ!」
麦野「まぁ、トップ3が揃ってるこの学校で言ってもあまり迫力はないけど」
小萌「能力名は『原子崩し』ですねー。本来『粒子』又は『波形』のどちらかの性質を状況に応じて示す電子を、その二つの中間である
『曖昧なまま』の状態に固定して、強制的に操ることができますよー」
青ピ「強制的て、魅力的な響きやなー!」
麦野「うるせえよ」
小萌「そして麦野ちゃんは、操った電子を白く輝く光線として放出して、絶大なる破壊を撒き散らしますよー。正式な分類では粒機波形高速砲と呼ばれますがー」
上条「な、なんか難しそうな名前ですね…」
浜面「俺も正式名称なんて初めて知ったぜ…」
麦野「…はーまづらぁ?」
浜面「ひいっ!?」
小萌「なお『電子を操作する』という特性ゆえか、電撃の軌道を曲げることもできますがー。逆に電子操作能力者には粒機波形高速砲を逸らされましたねー」
麦野「よく知ってるわね、そんなこと…」
土御門「ちなみに誰に逸らされたんですたい?」
麦野「ハッ。テメェらんトコの実習生サマにだよ」
青ピ「へぇー。さっすが御坂先生やなー」
浜面「やっぱり心強いな!クラスマッチでも頼りにさせてもらおう」
麦野「」ギロッ
浜面「なんで!?」
麦野「…」ジー
浜面「そ、そんなに睨むなよ…」
麦野「…」ジー
麦野「」ピコーン☆
麦野「」ニヤリ
浜面「突然笑った!?それもそれで怖えよ!」
918: 2011/12/04(日) 12:08:39.99 ID:1iQSCxT10
小萌「続けますねー。その『曖昧なまま固定された電子』というのは『粒子』にも『波形』にもなれないので、外部からの反応で動くことが無い
『留まる』性質を持つようになりますー。この性質によって擬似的な『壁』となった『曖昧なまま固定された電子』を強制的に動かし、
放たれた速度のまま対象を貫く特殊な電子線を高速で叩きつけることで、絶大な破壊力を生み出しますねー」
上条「ぜ、絶大かぁ…」
小萌「さらに、四方八方へ同時に放つこともできますしー。それら一つ一つが金属すら紙のように容易く貫き溶解させますよー」
上条「か、紙のように…」ゴクッ
小萌「また収束や固定も可能で、浜面ちゃんとの戦闘で左手を失った後は、左腕の切断面からかぎ爪の腕の様な形で放射していましたー。当然ながら、その腕に触れるのは非常に危険ですー」
青ピ「そんなら、超攻撃型のドS能力ってことですかぁ?」
小萌「いえいえー。攻撃一辺倒ではなく、盾のように展開することで防御にも応用が可能ですー。また、ロケットのように能力を放射することで、
爆発から逃れる程の速度で高速回避をすることも出来ますよー」
浜面「や、やっぱ超怖ぇ…」
土御門「お前、よく生き残ったな」
小萌「でもでもっ。その絶大な威力は、一歩間違えれば自滅する危険性も孕むのですー。本来照準は慎重に行わなければならないのですよー」
麦野「まぁ確かにな。実際、ブチ切れて細かい照準を無視して使おうとした時は、発動と同時に自分の左腕を吹き飛ばしちゃったし」
姫神「自分の腕ごと。飛ばしてしまうなんて。なんて威力」
上条(あれ、腕が吹き飛ぶだって?…なんか共感できる)
小萌「とはいえ、相手と直接対峙した状態でなら相手が銃を抜いて発砲するまでの間に四肢を消し飛ばせるぐらいには精度は高いのです!」ニコッ
吹寄「先生、今可愛い声でとんでもないこと言いましたよ」
青ピ「にしてもさすがレベル5やなー。弱点が見当たらんわ」
小萌「うーん。弱点といいますかー。性質上連射が出来ないのでー。面制圧や飽和攻撃を苦手としますがー…」
麦野「私の場合はこの『拡散支援半導体』を大量に所持することで対応しているわ。弱点に対策を講じるのは当然だしね」サッ
小萌「まぁ、麦野ちゃんの能力の解説については以上ですかねー。何か質問とかあれば麦野ちゃんにぶつけちゃってください!」
『留まる』性質を持つようになりますー。この性質によって擬似的な『壁』となった『曖昧なまま固定された電子』を強制的に動かし、
放たれた速度のまま対象を貫く特殊な電子線を高速で叩きつけることで、絶大な破壊力を生み出しますねー」
上条「ぜ、絶大かぁ…」
小萌「さらに、四方八方へ同時に放つこともできますしー。それら一つ一つが金属すら紙のように容易く貫き溶解させますよー」
上条「か、紙のように…」ゴクッ
小萌「また収束や固定も可能で、浜面ちゃんとの戦闘で左手を失った後は、左腕の切断面からかぎ爪の腕の様な形で放射していましたー。当然ながら、その腕に触れるのは非常に危険ですー」
青ピ「そんなら、超攻撃型のドS能力ってことですかぁ?」
小萌「いえいえー。攻撃一辺倒ではなく、盾のように展開することで防御にも応用が可能ですー。また、ロケットのように能力を放射することで、
爆発から逃れる程の速度で高速回避をすることも出来ますよー」
浜面「や、やっぱ超怖ぇ…」
土御門「お前、よく生き残ったな」
小萌「でもでもっ。その絶大な威力は、一歩間違えれば自滅する危険性も孕むのですー。本来照準は慎重に行わなければならないのですよー」
麦野「まぁ確かにな。実際、ブチ切れて細かい照準を無視して使おうとした時は、発動と同時に自分の左腕を吹き飛ばしちゃったし」
姫神「自分の腕ごと。飛ばしてしまうなんて。なんて威力」
上条(あれ、腕が吹き飛ぶだって?…なんか共感できる)
小萌「とはいえ、相手と直接対峙した状態でなら相手が銃を抜いて発砲するまでの間に四肢を消し飛ばせるぐらいには精度は高いのです!」ニコッ
吹寄「先生、今可愛い声でとんでもないこと言いましたよ」
青ピ「にしてもさすがレベル5やなー。弱点が見当たらんわ」
小萌「うーん。弱点といいますかー。性質上連射が出来ないのでー。面制圧や飽和攻撃を苦手としますがー…」
麦野「私の場合はこの『拡散支援半導体』を大量に所持することで対応しているわ。弱点に対策を講じるのは当然だしね」サッ
小萌「まぁ、麦野ちゃんの能力の解説については以上ですかねー。何か質問とかあれば麦野ちゃんにぶつけちゃってください!」
919: 2011/12/04(日) 12:09:37.14 ID:1iQSCxT10
麦野「ぶつけるって…」
上条「はいっ!」ビシッ
麦野「あぁ、上条か?お前、『原子崩し』でもぶつけられたいのか?」
上条「そ、それはリアルに勘弁してください…。いや、てか質問だって!」
麦野「ああ、そうね。何かしらん?」
上条「えっと、これは上条さんの私見なんですけど、御坂と麦野さんとだと、麦野さんの方が力は上な気がするんですが…」
小萌「だそうですがー?」
麦野「ふーん。アンタ、結構いい目してるじゃない」
上条「そりゃあ、両方とも受け止めたからな…」
麦野「うーんと、答えなんだけどさー。研究者曰く、生存本能がセーブを掛けているから出力が抑えられているんだって。 それさえなければ『超電磁砲』ぐらいなら軽く瞬殺できるらしいんだと」
上条「しゅ、瞬殺って…」
麦野「まぁ、実際にその出力を出すと反動で自分の身体も消し飛ぶらしいし、正直なところ研究員の負け惜しみとなのよねー」
上条「な、なるほど…」
麦野「っつっても、そう認めちゃうのも悔しいんだけどね。さて、他に質問あるー?」
青ピ「はいっ!む、むぎのんのスリーサ」
ドォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
青ピだったもの「」ピクピク
麦野「ほ か に は ?」ニコォ
ほか「……」シーン
麦野「あら、遠慮しなくてもいいのに」
土御門(遠慮せざるを得ないにゃー…)
小萌「じゃあこんなところですかねー。麦野ちゃん、お疲れさまでしたー」
麦野「はいはい。それじゃあねー」ガラガラー バタン
上条「はいっ!」ビシッ
麦野「あぁ、上条か?お前、『原子崩し』でもぶつけられたいのか?」
上条「そ、それはリアルに勘弁してください…。いや、てか質問だって!」
麦野「ああ、そうね。何かしらん?」
上条「えっと、これは上条さんの私見なんですけど、御坂と麦野さんとだと、麦野さんの方が力は上な気がするんですが…」
小萌「だそうですがー?」
麦野「ふーん。アンタ、結構いい目してるじゃない」
上条「そりゃあ、両方とも受け止めたからな…」
麦野「うーんと、答えなんだけどさー。研究者曰く、生存本能がセーブを掛けているから出力が抑えられているんだって。 それさえなければ『超電磁砲』ぐらいなら軽く瞬殺できるらしいんだと」
上条「しゅ、瞬殺って…」
麦野「まぁ、実際にその出力を出すと反動で自分の身体も消し飛ぶらしいし、正直なところ研究員の負け惜しみとなのよねー」
上条「な、なるほど…」
麦野「っつっても、そう認めちゃうのも悔しいんだけどね。さて、他に質問あるー?」
青ピ「はいっ!む、むぎのんのスリーサ」
ドォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
青ピだったもの「」ピクピク
麦野「ほ か に は ?」ニコォ
ほか「……」シーン
麦野「あら、遠慮しなくてもいいのに」
土御門(遠慮せざるを得ないにゃー…)
小萌「じゃあこんなところですかねー。麦野ちゃん、お疲れさまでしたー」
麦野「はいはい。それじゃあねー」ガラガラー バタン
920: 2011/12/04(日) 12:10:33.80 ID:1iQSCxT10
上条「ふう。嵐のように去っていったな…」
土御門「いや、物理的に荒らしていったにゃー」
青ピ「せやなー」
浜面「おっ、さすがの耐久力」
青ピ「ご褒美やからなぁー!」
浜面「オマエ、やっぱスゲェよ…」
小萌「はいはーい、そこの野郎共ー!まだまだ授業は続くので静かにしやがれなのですよー」
4人「「「「はーい」」」」
小萌「では次の方、入ってきてくださーい!」
食蜂「はい」ガラガラ
青ピ「おっほー!そういえば次は第5位やったなー!!」
食蜂「ですわね。順番に紹介しているようですし」
上条「だよなー」
小萌「それでは、能力の紹介に移りますねー」
食蜂「宜しくお願いしますわ」ペコッ
小萌「はい。皆さんも知っているでしょうが、能力は通り名の通り『心理掌握』なのですよー。学園都市最高の精神系能力ですねー」
上条「学園都市最強か…。本当にすごいんだな!」
食蜂「そ、そんなに褒められると照れてしまいますわ…」///
上条「?」
小萌「具体的に言いますと、記憶の読心・人格の洗脳・念話・想いの消去・意志の増幅・思考の再現・感情の移植などなど、精神に関する事ならなんでもできますよー」
食蜂「ええ。人によっては十徳ナイフのような能力と称されていますわね」
土御門「いや、物理的に荒らしていったにゃー」
青ピ「せやなー」
浜面「おっ、さすがの耐久力」
青ピ「ご褒美やからなぁー!」
浜面「オマエ、やっぱスゲェよ…」
小萌「はいはーい、そこの野郎共ー!まだまだ授業は続くので静かにしやがれなのですよー」
4人「「「「はーい」」」」
小萌「では次の方、入ってきてくださーい!」
食蜂「はい」ガラガラ
青ピ「おっほー!そういえば次は第5位やったなー!!」
食蜂「ですわね。順番に紹介しているようですし」
上条「だよなー」
小萌「それでは、能力の紹介に移りますねー」
食蜂「宜しくお願いしますわ」ペコッ
小萌「はい。皆さんも知っているでしょうが、能力は通り名の通り『心理掌握』なのですよー。学園都市最高の精神系能力ですねー」
上条「学園都市最強か…。本当にすごいんだな!」
食蜂「そ、そんなに褒められると照れてしまいますわ…」///
上条「?」
小萌「具体的に言いますと、記憶の読心・人格の洗脳・念話・想いの消去・意志の増幅・思考の再現・感情の移植などなど、精神に関する事ならなんでもできますよー」
食蜂「ええ。人によっては十徳ナイフのような能力と称されていますわね」
921: 2011/12/04(日) 12:11:34.69 ID:1iQSCxT10
小萌「えーと、諸事情により説明はこんなところですー。質問はありませんかー?」
食蜂「諸事情…ですか」ズーン
青ピ「はいはーい!」ビシッ
小萌「ハイ青髪ちゃん。どんな質問ですかー?」
青ピ「その能力って、本気を出せばどれくらいのことが出来るんです?」
小萌「うーん、どうなんですかねー?」
食蜂「そうですわね…。おそらくやろうと思えばこの場にいるほとんどの人を洗脳できますわ。やりませんけれど」
ほか「「「」」」
食蜂「そのまま全員を支配下に置き、おまけに洗脳を解除した際に記憶を操作しイザコザを無かった事にすることも可能ですわね」
浜面「す、すげぇ改竄力…!」
食蜂「また、対象に行動を強制させて、かつその記憶を残さないような芸当もやろうと思えばできますわよ」
吹寄「そ、それを防ぐ方法は…?」
食蜂「基本的にはありませんわ。ただ、リモコンを使用する方法では美琴には通用しないみたいですが」
上条「へぇー。確かにアイツだったら電磁バリアくらい張れそうだもんな」
食蜂「…ということは、他の方法でなら通用する可能性があるとも言えるのですが」
上条「? あ、ああ。確かにな」
小萌「解答としてこんなところでしょうねー。さて、他に質問はありませんかー?」
生徒たち「「「大丈夫でーす」」」
小萌「ならよし!ではお疲れさまでしたー」
食蜂「ええ。皆さん、まだ授業は続きますので頑張ってくださいね♪」
男ども「「「押忍っ!」」」
食蜂「ふふっ。それでは」ガラガラー パタン
食蜂「諸事情…ですか」ズーン
青ピ「はいはーい!」ビシッ
小萌「ハイ青髪ちゃん。どんな質問ですかー?」
青ピ「その能力って、本気を出せばどれくらいのことが出来るんです?」
小萌「うーん、どうなんですかねー?」
食蜂「そうですわね…。おそらくやろうと思えばこの場にいるほとんどの人を洗脳できますわ。やりませんけれど」
ほか「「「」」」
食蜂「そのまま全員を支配下に置き、おまけに洗脳を解除した際に記憶を操作しイザコザを無かった事にすることも可能ですわね」
浜面「す、すげぇ改竄力…!」
食蜂「また、対象に行動を強制させて、かつその記憶を残さないような芸当もやろうと思えばできますわよ」
吹寄「そ、それを防ぐ方法は…?」
食蜂「基本的にはありませんわ。ただ、リモコンを使用する方法では美琴には通用しないみたいですが」
上条「へぇー。確かにアイツだったら電磁バリアくらい張れそうだもんな」
食蜂「…ということは、他の方法でなら通用する可能性があるとも言えるのですが」
上条「? あ、ああ。確かにな」
小萌「解答としてこんなところでしょうねー。さて、他に質問はありませんかー?」
生徒たち「「「大丈夫でーす」」」
小萌「ならよし!ではお疲れさまでしたー」
食蜂「ええ。皆さん、まだ授業は続きますので頑張ってくださいね♪」
男ども「「「押忍っ!」」」
食蜂「ふふっ。それでは」ガラガラー パタン
922: 2011/12/04(日) 12:12:41.57 ID:1iQSCxT10
浜面「いやー、さすがにレベル5ともなるとスゲー人ばかりだな」
上条「でも、お前ってあの麦野さんを3回も倒したんだろ?そっちの方がスゲーと思うぞ」
土御門「レベル5のトップと世界最大の原石を倒した男のセリフじゃないにゃー」
小萌「さて、順番で言えば次は第6位なのですがー。今回は実習生ではないようですのでカットしますよー」
青ピ「な、なんでやねーん!!?」ガーン
上条「こればっかりはどうしようもないからなー」
小萌「それでは、最後にこの人に登場してもらいましょう!」バッ
削板「はっはっは!ついにオレの出番だぜっ!!」ババーン
小萌「第7位の超能力者、削板ちゃんなのですっ!!」
削板「ちゃ、ちゃん付けは根性が無いな」
小萌「では早速能力の説明といきたいのですが…」
上条「あれ?歯切れが悪いですね先生」
削板「む?一体どうしたというのだ!!?」
小萌「いやー、削板ちゃんの能力は未だに解明されていませんのでー。実際に説明するのは不可能なのですよー」
削板「な、なんだとっ!!!?」ガガーン
小萌「とりあえず分かるところだけ説明しますとー。世界最大の『原石』であると言われていましてー。ひどく繊細かつ複雑でしてー。
それ故に研究者が手を出すこともできなかったという話なのですよー」
浜面「繊細…?」
上条「複雑…?」
削板「なぜか馬鹿にされている気がする」
小萌「というか、どういう原理で何が起こっているか全然わかっていないので、そもそも超能力者に分類していいのかさえ本来は不明なのですよー」
削板「嘘だろっ!!?」ガガガーン
土御門(『原石』ってことは要するに純粋に生まれつき才能があるってことだし、おそらく超能力に含まれるとは思うがな)
上条「でも、お前ってあの麦野さんを3回も倒したんだろ?そっちの方がスゲーと思うぞ」
土御門「レベル5のトップと世界最大の原石を倒した男のセリフじゃないにゃー」
小萌「さて、順番で言えば次は第6位なのですがー。今回は実習生ではないようですのでカットしますよー」
青ピ「な、なんでやねーん!!?」ガーン
上条「こればっかりはどうしようもないからなー」
小萌「それでは、最後にこの人に登場してもらいましょう!」バッ
削板「はっはっは!ついにオレの出番だぜっ!!」ババーン
小萌「第7位の超能力者、削板ちゃんなのですっ!!」
削板「ちゃ、ちゃん付けは根性が無いな」
小萌「では早速能力の説明といきたいのですが…」
上条「あれ?歯切れが悪いですね先生」
削板「む?一体どうしたというのだ!!?」
小萌「いやー、削板ちゃんの能力は未だに解明されていませんのでー。実際に説明するのは不可能なのですよー」
削板「な、なんだとっ!!!?」ガガーン
小萌「とりあえず分かるところだけ説明しますとー。世界最大の『原石』であると言われていましてー。ひどく繊細かつ複雑でしてー。
それ故に研究者が手を出すこともできなかったという話なのですよー」
浜面「繊細…?」
上条「複雑…?」
削板「なぜか馬鹿にされている気がする」
小萌「というか、どういう原理で何が起こっているか全然わかっていないので、そもそも超能力者に分類していいのかさえ本来は不明なのですよー」
削板「嘘だろっ!!?」ガガガーン
土御門(『原石』ってことは要するに純粋に生まれつき才能があるってことだし、おそらく超能力に含まれるとは思うがな)
923: 2011/12/04(日) 12:13:29.24 ID:1iQSCxT10
小萌「ともあれ、こういう場合は本人に直接語ってもらうのが一番なのですが…」
削板「はっはっはーっ!自分でもよく分からんから無理だなぁ!!」
上条「威張るなよ!」
土御門「カミやんも他人のこと言えないけどにゃー」
小萌「まぁ、もしかすると参考になるかもしれないので、質問ある人は挙手してくださーい」
姫神「はい」
小萌「あらら、珍しいですねー。ハイ姫神ちゃん、どうぞ!」
削板「何でも質問してくれっ!!!」ドンッ
上条「答えられないのによくあんなことが言えるなー」
土御門「馬鹿だからにゃー」
削板「ふっ、根性さえあれば問題無い!!さぁ質問をしてくれっ!」
姫神「必殺技」
削板「む?」
姫神「一発逆転で。最終奥義で。超絶個性の。必殺技はありますか?」
削板「うむ、それなら『念動砲弾』こと『すごいパーンチ』がピッタリだろう!!」
姫神「アタッククラッシュ。単純ながらも。カッコいい名前。素敵な技」
削板「そうだろう!これは身体の前にあえて不安定な念動力の壁を作り、それを殴ることで壊して遠距離まで衝撃を飛ばす技―――」
小萌「――と、信じて疑わなかった削板ちゃんでしたが、たまたまそこにいた原谷ちゃんに即論破された無理矢理な論理でしたねー」
削板「ぐはぁっ!!?」ゴフッ
削板「はっはっはーっ!自分でもよく分からんから無理だなぁ!!」
上条「威張るなよ!」
土御門「カミやんも他人のこと言えないけどにゃー」
小萌「まぁ、もしかすると参考になるかもしれないので、質問ある人は挙手してくださーい」
姫神「はい」
小萌「あらら、珍しいですねー。ハイ姫神ちゃん、どうぞ!」
削板「何でも質問してくれっ!!!」ドンッ
上条「答えられないのによくあんなことが言えるなー」
土御門「馬鹿だからにゃー」
削板「ふっ、根性さえあれば問題無い!!さぁ質問をしてくれっ!」
姫神「必殺技」
削板「む?」
姫神「一発逆転で。最終奥義で。超絶個性の。必殺技はありますか?」
削板「うむ、それなら『念動砲弾』こと『すごいパーンチ』がピッタリだろう!!」
姫神「アタッククラッシュ。単純ながらも。カッコいい名前。素敵な技」
削板「そうだろう!これは身体の前にあえて不安定な念動力の壁を作り、それを殴ることで壊して遠距離まで衝撃を飛ばす技―――」
小萌「――と、信じて疑わなかった削板ちゃんでしたが、たまたまそこにいた原谷ちゃんに即論破された無理矢理な論理でしたねー」
削板「ぐはぁっ!!?」ゴフッ
924: 2011/12/04(日) 12:14:13.83 ID:1iQSCxT10
削板「」ズーン
小萌「ほ、他に質問はありませんかー?」
浜面「それじゃ、はい」スッ
小萌「ハイ、では浜面ちゃん!」
浜面「(ちゃん付けには慣れないなぁ)えと、んじゃあ削板先生のスゲー技の数々を紹介してくれよ!」
削板「…むっ?そうか、そんなにオレの根性のある技のことを知りたいか」
浜面「えっ。はっ、はい…」
削板「ならば紹介しよう、このオレ、ナンバーセブン削板軍覇の根性溢れる所業を!!」
浜面(うわぁ、変なスイッチ押しちゃったかなぁ…)
削板「まずは、オレの必殺技『念動砲弾』!オレの中で煮えたぎる根性によって衝撃を遠距離にまでぶっ飛ばすっ!!!」グッ
浜面「な、なんか格好いい…!」
削板「さらに、防御技としては『磁力戦線』こと『すごいガード』!念動力によって地球の磁力線を自らの手に集中させ、その誘電磁力の反発で電流を跳ね返す!!」バッ
小萌「いやだから、そんなの不可能なのですよー」
削板「さらに、『超すごいガード』!赤青黄色のカラフルな爆発を背負いながら落雷攻撃を迎え撃つ!!」ガバッ
上条「俺の『幻想頃し』よりも無茶苦茶だな…」
土御門「馬鹿だからにゃー」
削板「馬鹿は関係ない!!これはオレの根性があるからこそなせる技なのだ!!!」ババーン
青ピ「今自分で馬鹿って認めたで」
小萌「ほ、他に質問はありませんかー?」
浜面「それじゃ、はい」スッ
小萌「ハイ、では浜面ちゃん!」
浜面「(ちゃん付けには慣れないなぁ)えと、んじゃあ削板先生のスゲー技の数々を紹介してくれよ!」
削板「…むっ?そうか、そんなにオレの根性のある技のことを知りたいか」
浜面「えっ。はっ、はい…」
削板「ならば紹介しよう、このオレ、ナンバーセブン削板軍覇の根性溢れる所業を!!」
浜面(うわぁ、変なスイッチ押しちゃったかなぁ…)
削板「まずは、オレの必殺技『念動砲弾』!オレの中で煮えたぎる根性によって衝撃を遠距離にまでぶっ飛ばすっ!!!」グッ
浜面「な、なんか格好いい…!」
削板「さらに、防御技としては『磁力戦線』こと『すごいガード』!念動力によって地球の磁力線を自らの手に集中させ、その誘電磁力の反発で電流を跳ね返す!!」バッ
小萌「いやだから、そんなの不可能なのですよー」
削板「さらに、『超すごいガード』!赤青黄色のカラフルな爆発を背負いながら落雷攻撃を迎え撃つ!!」ガバッ
上条「俺の『幻想頃し』よりも無茶苦茶だな…」
土御門「馬鹿だからにゃー」
削板「馬鹿は関係ない!!これはオレの根性があるからこそなせる技なのだ!!!」ババーン
青ピ「今自分で馬鹿って認めたで」
925: 2011/12/04(日) 12:15:49.85 ID:1iQSCxT10
削板「そしてオレの砲声は、あまりの根性で波動を生み出す!!」ゴゴゴゴゴ
上条「あー、アレは怖かったな」
削板「また、オレの根性溢れる肉体からは爆発さえ起こる!!」ドカーン
土御門「もう本当に理屈とか関係なしだにゃー」
削板「そう、オレのこの鋼の肉体は、心臓だろうがどこだろうが、根性で理不尽な攻撃に耐え抜くことが出来る!!痛いがな!」バーン
吹寄「根性って…」
削板「なおかつ、前方に立つ相手のもとへ踏み込み・顔を掴み・叩き付ける、その一連の動作を音速の二倍の速度で行える!!」シュバーン
上条「音速の2倍ってことは…えっと音速って時速の何倍だっけ??」
浜面「上条。多分オマエじゃ一生かかっても解けねえよ」
削板「時には落下してくるコンテナを、両手を掲げて空中で火山のように吹き飛ばす!!」バゴーン
姫神「今まで言ってきた必殺技のどれかを。私にください」
削板「しかも、あの御坂美琴が放った『超電磁砲』のメダルを歯で受け止めることも可能なのだ!!!」ドドーン
生徒たち「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーっ!!」」」
削板「ハハハッ!どうだ、参ったかぁ!!」
青ピ「いや、なんでやねん」
小萌「まぁでも、能力者特有のAIM拡散力場がまともに観測できない困ったちゃんなんですけどね♪」
削板「」
小萌「では今日の授業はここまででーす。皆さん、今聞いたことを次の授業に生かしましょうねー」
青ピ「あのー、小萌センセ?」スッ
小萌「何ですかー?」
青ピ「結標先生は?」
小萌「えっ」
青ピ「えっ」
結標「えっ」ガラガラ
<キーンコーンカーンコーン
結標「………ぐすっ」
上条「あー、アレは怖かったな」
削板「また、オレの根性溢れる肉体からは爆発さえ起こる!!」ドカーン
土御門「もう本当に理屈とか関係なしだにゃー」
削板「そう、オレのこの鋼の肉体は、心臓だろうがどこだろうが、根性で理不尽な攻撃に耐え抜くことが出来る!!痛いがな!」バーン
吹寄「根性って…」
削板「なおかつ、前方に立つ相手のもとへ踏み込み・顔を掴み・叩き付ける、その一連の動作を音速の二倍の速度で行える!!」シュバーン
上条「音速の2倍ってことは…えっと音速って時速の何倍だっけ??」
浜面「上条。多分オマエじゃ一生かかっても解けねえよ」
削板「時には落下してくるコンテナを、両手を掲げて空中で火山のように吹き飛ばす!!」バゴーン
姫神「今まで言ってきた必殺技のどれかを。私にください」
削板「しかも、あの御坂美琴が放った『超電磁砲』のメダルを歯で受け止めることも可能なのだ!!!」ドドーン
生徒たち「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーっ!!」」」
削板「ハハハッ!どうだ、参ったかぁ!!」
青ピ「いや、なんでやねん」
小萌「まぁでも、能力者特有のAIM拡散力場がまともに観測できない困ったちゃんなんですけどね♪」
削板「」
小萌「では今日の授業はここまででーす。皆さん、今聞いたことを次の授業に生かしましょうねー」
青ピ「あのー、小萌センセ?」スッ
小萌「何ですかー?」
青ピ「結標先生は?」
小萌「えっ」
青ピ「えっ」
結標「えっ」ガラガラ
<キーンコーンカーンコーン
結標「………ぐすっ」
932: 2011/12/06(火) 02:34:14.02 ID:peLfF0d60
~休憩時間~
上条「はぁ、次はもっと鬱だ…」
浜面「能力実習だっけ?そんなの俺が一番向いてねえじゃねえかよ…」
土御門「にゃー。レベル0にとっては地獄のような時間だぜい」
姫神「みーとぅー」
吹寄「さて、気合入れていかなきゃね……って上条!貴様、またそんな腑抜けた表情をして!!」
上条「ひぃっ、吹寄サン!?だって仕方ないじゃない、上条さんは伸びるセンスがゼロなのだから!」
吹寄「そうやって嫌な現実から逃げようとするな!その腐った根性、叩き直してやるわ!!」ガシッ
上条「ぬおっ、裸絞!?それだと落ちるだけで鍛えられないのでは!!?」
吹寄「やかしましい!」ブニュー
上条「っていうか吹寄さん、背中!背中に何かとてつもなく柔らかい物体が押し付けられているのですが!?」
吹寄「柔らかいモノって……か、上条のヘンタイ!!」///
青ピ「せやせや!なんて羨ましいんや!!」
浜面「ちょっとややこしくなるから黙ってろよオマエ」
上条「いや、つーかこれを押し付けているのは貴女であって実際のところHENTAIなのは貴女様なのでは!?」
吹寄「ううう、うるさーいっ!!」ガシッ
上条「んなっ!!?」
土御門「ふ、吹寄がカミやんの腰を掴んだぜよ!」
浜面「まさか、この構えはプロレス!?」
吹寄「ふんぬっ!!」グイッ
上条「ぬわあっ!?」フワァ
ほか「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーっ!!」」」
上条「はぁ、次はもっと鬱だ…」
浜面「能力実習だっけ?そんなの俺が一番向いてねえじゃねえかよ…」
土御門「にゃー。レベル0にとっては地獄のような時間だぜい」
姫神「みーとぅー」
吹寄「さて、気合入れていかなきゃね……って上条!貴様、またそんな腑抜けた表情をして!!」
上条「ひぃっ、吹寄サン!?だって仕方ないじゃない、上条さんは伸びるセンスがゼロなのだから!」
吹寄「そうやって嫌な現実から逃げようとするな!その腐った根性、叩き直してやるわ!!」ガシッ
上条「ぬおっ、裸絞!?それだと落ちるだけで鍛えられないのでは!!?」
吹寄「やかしましい!」ブニュー
上条「っていうか吹寄さん、背中!背中に何かとてつもなく柔らかい物体が押し付けられているのですが!?」
吹寄「柔らかいモノって……か、上条のヘンタイ!!」///
青ピ「せやせや!なんて羨ましいんや!!」
浜面「ちょっとややこしくなるから黙ってろよオマエ」
上条「いや、つーかこれを押し付けているのは貴女であって実際のところHENTAIなのは貴女様なのでは!?」
吹寄「ううう、うるさーいっ!!」ガシッ
上条「んなっ!!?」
土御門「ふ、吹寄がカミやんの腰を掴んだぜよ!」
浜面「まさか、この構えはプロレス!?」
吹寄「ふんぬっ!!」グイッ
上条「ぬわあっ!?」フワァ
ほか「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーっ!!」」」
933: 2011/12/06(火) 02:35:35.61 ID:peLfF0d60
吹寄「はぁっ!」
上条「あでえっ!?」ガシャーン
土御門「決まった!ジャーマン・スープレックス!!」
浜面「スープレックスは投げるのではなく落とす!これはダメージ大きいぞ!」
青ピ「ショーとしてでなく攻撃性を追及した技やな!」
上条「って、解説してないで少しはコッチの心配もしやがれ!」
吹寄「ゼイゼイ…」
上条「てか吹寄。教室でプロレス技は危ねえだろ!」
吹寄「うるさい変態!」
上条「ったくよぉ、痛っ…」サスサス
姫神「上条くん。大丈夫?」
上条「お、おう。サンキュー姫神。っつっても、もうこういうのは慣れっこだけな。ハハハハ!」
姫神「慣れっこというのも。困ったものだけれど」
上条「あっ、はははは…」
吹寄「ふ、ふんっ。先に着替えるわ。姫神さん、行きましょう」スタスタ
姫神「あっ。うん」トコトコ
上条「っておい、吹寄!…ったく、少しはフォローしろよなぁ」
青ピ「けっ。やっぱカミやんはカミやんか」
浜面「いつもこうなのかよ。オマエらも大変だなぁ」
土御門「もはやツッコミを入れる気力すら湧かないにゃー」
上条「?」
上条「あでえっ!?」ガシャーン
土御門「決まった!ジャーマン・スープレックス!!」
浜面「スープレックスは投げるのではなく落とす!これはダメージ大きいぞ!」
青ピ「ショーとしてでなく攻撃性を追及した技やな!」
上条「って、解説してないで少しはコッチの心配もしやがれ!」
吹寄「ゼイゼイ…」
上条「てか吹寄。教室でプロレス技は危ねえだろ!」
吹寄「うるさい変態!」
上条「ったくよぉ、痛っ…」サスサス
姫神「上条くん。大丈夫?」
上条「お、おう。サンキュー姫神。っつっても、もうこういうのは慣れっこだけな。ハハハハ!」
姫神「慣れっこというのも。困ったものだけれど」
上条「あっ、はははは…」
吹寄「ふ、ふんっ。先に着替えるわ。姫神さん、行きましょう」スタスタ
姫神「あっ。うん」トコトコ
上条「っておい、吹寄!…ったく、少しはフォローしろよなぁ」
青ピ「けっ。やっぱカミやんはカミやんか」
浜面「いつもこうなのかよ。オマエらも大変だなぁ」
土御門「もはやツッコミを入れる気力すら湧かないにゃー」
上条「?」
934: 2011/12/06(火) 02:36:25.58 ID:peLfF0d60
~6時間目~
ーーーグラウンドーーーーーーーーーーーー
黄泉川「おーし。最後は能力実習の時間じゃんよー!」
垣根「テメェら、気合入れてけよー!」
上条「なんか、垣根先生が物凄く自然な感じでいるのだが」
土御門「気にしたら負けぜよ」
浜面「ホントにコイツあの垣根帝督か?昔会ったときとは随分印象が違うな」
垣根「昔は昔、今は今なんだよ。いつまでも引き摺ってはおけねえからな」
浜面「はぁ…」
黄泉川「えーっとだなー。まず、昼にもあった通り、金曜日から能力使用を前提としたクラスマッチがある訳だけど」
青ピ「金曜は遠いなぁ…」
吹寄「それは言わない約束よ」
黄泉川「とまぁ、別に能力が優れてるからって絶対に競技に勝てるってモンでもないじゃん。でも、能力を上手く活用すれば試合を有利に運ぶことが出来るのも事実じゃんよ」
浜面「っつってもなぁ…」
黄泉川「で、今からやるのは能力を上昇させるっていう今までの方法でなくて、今ある能力をどれだけ上手に使いこなせるかという観点から鍛える方法じゃん」
垣根「クラスマッチまで時間も無いしな。レベルアップよりも能力を応用する手立てを考えねえといけないぜ」
上条「まぁ、その通りではあるんだけどさ…」
土御門「にゃー…」
黄泉川「そういう訳じゃん。今から皆にはじゃんじゃん能力を使ってもらうじゃん」
垣根「自分でどうやったら有効に能力を活用できるか考えながらやれよ。そのうえで俺たちが能力の応用についてのアドバイスをする」
青ピ「てか垣根センセ。それって敵に塩を送ることになってません?」
垣根「あっ、言われてみればそうだ」
ーーーグラウンドーーーーーーーーーーーー
黄泉川「おーし。最後は能力実習の時間じゃんよー!」
垣根「テメェら、気合入れてけよー!」
上条「なんか、垣根先生が物凄く自然な感じでいるのだが」
土御門「気にしたら負けぜよ」
浜面「ホントにコイツあの垣根帝督か?昔会ったときとは随分印象が違うな」
垣根「昔は昔、今は今なんだよ。いつまでも引き摺ってはおけねえからな」
浜面「はぁ…」
黄泉川「えーっとだなー。まず、昼にもあった通り、金曜日から能力使用を前提としたクラスマッチがある訳だけど」
青ピ「金曜は遠いなぁ…」
吹寄「それは言わない約束よ」
黄泉川「とまぁ、別に能力が優れてるからって絶対に競技に勝てるってモンでもないじゃん。でも、能力を上手く活用すれば試合を有利に運ぶことが出来るのも事実じゃんよ」
浜面「っつってもなぁ…」
黄泉川「で、今からやるのは能力を上昇させるっていう今までの方法でなくて、今ある能力をどれだけ上手に使いこなせるかという観点から鍛える方法じゃん」
垣根「クラスマッチまで時間も無いしな。レベルアップよりも能力を応用する手立てを考えねえといけないぜ」
上条「まぁ、その通りではあるんだけどさ…」
土御門「にゃー…」
黄泉川「そういう訳じゃん。今から皆にはじゃんじゃん能力を使ってもらうじゃん」
垣根「自分でどうやったら有効に能力を活用できるか考えながらやれよ。そのうえで俺たちが能力の応用についてのアドバイスをする」
青ピ「てか垣根センセ。それって敵に塩を送ることになってません?」
垣根「あっ、言われてみればそうだ」
935: 2011/12/06(火) 02:37:40.00 ID:peLfF0d60
浜面「まぁ問題は無いだろ。何せレベル5だ。俺ら程度じゃ障害にもなりゃしねえさ」
垣根「それもそうか。ほんじゃ、遠慮なく教えるし俺も能力を使わせてもらうぞ」
黄泉川「垣根だったら敵に対しても平等に接してくれるじゃん。だから、しっかりアドバイスを聞いて役立てるじゃんよー」
生徒たち「「「はーい」」」
黄泉川「さて、早速練習方法なんだけど…。うしっ、おい上条!」
上条「は、はいっ?」
黄泉川「それに土御門!」
土御門「にゃー?」
黄泉川「ちょっと前に出てくるじゃん」
上条「えっ、何?」スタスタ
土御門「晒し者だぜい」スタスタ
黄泉川「さて、なぜこの2人に来たもらったかというとだなぁ…」
上条「なーんかすごく不幸な予感…」
土御門「ってカミやん!オレを巻き込まないでほしいにゃー!」
黄泉川「始めにこの2人の能力を紹介しておくか。まずは土御門。コイツはレベル0だけど『肉体再生』の能力者じゃん」
土御門「とはいえ、実際大したことないチカラなんだけどな」
黄泉川「そう、あまり大したことないじゃんよ。せいぜい長時間かけて瀕氏の重傷から復帰する程度しかな」
土御門「……まさか」タラァ
黄泉川「そして上条。コイツもレベル0判定だけど、なんかよく分からんチカラで能力を掻き消せるじゃん」
上条「あの、だから『幻想頃し』だって」
黄泉川「さてここで問題です。コイツらを上手に利用して、能力を鍛える方法はなーんだ?」
上条「……っておい。これってもしかしなくても」
土御門「にゃー。逃げ支度をするぜよ」
ほか「「「……」」」ゴゴゴゴゴ
黄泉川「おーし。皆、やっちまえー!!」
ほか「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーっ!!」」」ダダダダダ
上土「「ぎゃーっ!!?」」
垣根「それもそうか。ほんじゃ、遠慮なく教えるし俺も能力を使わせてもらうぞ」
黄泉川「垣根だったら敵に対しても平等に接してくれるじゃん。だから、しっかりアドバイスを聞いて役立てるじゃんよー」
生徒たち「「「はーい」」」
黄泉川「さて、早速練習方法なんだけど…。うしっ、おい上条!」
上条「は、はいっ?」
黄泉川「それに土御門!」
土御門「にゃー?」
黄泉川「ちょっと前に出てくるじゃん」
上条「えっ、何?」スタスタ
土御門「晒し者だぜい」スタスタ
黄泉川「さて、なぜこの2人に来たもらったかというとだなぁ…」
上条「なーんかすごく不幸な予感…」
土御門「ってカミやん!オレを巻き込まないでほしいにゃー!」
黄泉川「始めにこの2人の能力を紹介しておくか。まずは土御門。コイツはレベル0だけど『肉体再生』の能力者じゃん」
土御門「とはいえ、実際大したことないチカラなんだけどな」
黄泉川「そう、あまり大したことないじゃんよ。せいぜい長時間かけて瀕氏の重傷から復帰する程度しかな」
土御門「……まさか」タラァ
黄泉川「そして上条。コイツもレベル0判定だけど、なんかよく分からんチカラで能力を掻き消せるじゃん」
上条「あの、だから『幻想頃し』だって」
黄泉川「さてここで問題です。コイツらを上手に利用して、能力を鍛える方法はなーんだ?」
上条「……っておい。これってもしかしなくても」
土御門「にゃー。逃げ支度をするぜよ」
ほか「「「……」」」ゴゴゴゴゴ
黄泉川「おーし。皆、やっちまえー!!」
ほか「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーっ!!」」」ダダダダダ
上土「「ぎゃーっ!!?」」
936: 2011/12/06(火) 02:38:45.55 ID:peLfF0d60
上条「どーしてこーなるのォォォォォォォォォォォォォ!!?」ダダダダダ
土御門「カミやん、恨むぜい!!」ダダダダダ
上条「これは俺のせいじゃねえぞ!?」
土御門「だってカミやんはまだマシだろっ!攻撃が来たって…」
男1「うおらっ!」ヒューン
上条「おおっ!?」パキーン
土御門「…こうやって防げるんだからな。それに引き替えオレは、ボロボロになるしかないもんね!」
上条「じゃあボロボロになっちまえ!…っては言えないからなぁ」
土御門「とりあえず逃げるしかないにゃー」
上条「命懸けの鬼ごっこだなコレ…」
<ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!?
上条「な、なんだ!?」
土御門「…って浜面ぁ!?」
浜面「何で俺までェェェェェェェ!?」
上条「そりゃあ、まぁ…」
土御門「浜面だからにゃー」
浜面「理不尽だぁ!!」
吹寄「おらおらァァァあああああああああああああああああああああああああーっ!!」ドドドドド
上条「吹寄サン怖いっ!!?」
浜面「俺はただの無能力者だってのにィィィィィィィ!!」
姫神「…………皆。楽しそう」
土御門「カミやん、恨むぜい!!」ダダダダダ
上条「これは俺のせいじゃねえぞ!?」
土御門「だってカミやんはまだマシだろっ!攻撃が来たって…」
男1「うおらっ!」ヒューン
上条「おおっ!?」パキーン
土御門「…こうやって防げるんだからな。それに引き替えオレは、ボロボロになるしかないもんね!」
上条「じゃあボロボロになっちまえ!…っては言えないからなぁ」
土御門「とりあえず逃げるしかないにゃー」
上条「命懸けの鬼ごっこだなコレ…」
<ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!?
上条「な、なんだ!?」
土御門「…って浜面ぁ!?」
浜面「何で俺までェェェェェェェ!?」
上条「そりゃあ、まぁ…」
土御門「浜面だからにゃー」
浜面「理不尽だぁ!!」
吹寄「おらおらァァァあああああああああああああああああああああああああーっ!!」ドドドドド
上条「吹寄サン怖いっ!!?」
浜面「俺はただの無能力者だってのにィィィィィィィ!!」
姫神「…………皆。楽しそう」
937: 2011/12/06(火) 02:41:47.43 ID:peLfF0d60
垣根「おーっす。えと、吹寄だっけ?」ピュー
吹寄「あっ、先生」ピトッ
垣根「お前の能力って適用範囲は自分だけか?」
吹寄「ええ、レベル的に他への応用はまだ…」
垣根「そうか。となると、遠距離系の能力への対応を考えなきゃいけないな」
吹寄「そうなりますね…」
垣根「物理的防御ならある程度可能だが、感覚的には厳しいところだな」
吹寄「はい。我慢すれば大丈夫ですが、それにも限度がありますし」
垣根「となると、回避についても考える必要があるな…。よし、今から能力者がチカラを使うときの予備動作をいくつか挙げてくから、頭に入れとけ」
吹寄「は、はいっ!ありがとうございます!!」
黄泉川「おお、やっぱり君に頼んで正解だったじゃん!」
垣根「いやぁ」テレテレ
黄泉川「君以外には削板しか空いてなくてさ。助かったじゃんよー」
垣根「アイツは能力は超一流だが能力者を教えるのは三流以下だしなぁ」
黄泉川「あの子は論理派じゃなくて感覚派だからなー」
垣根「……にしても黄泉川さん。改めてなんだが、済まなかった」ペコッ
黄泉川「言ったろ。もう気にしては無いじゃん。当時の一方通行を止められなかった私にも責任はあるし」
垣根「そんなこと、アンタが気にする必要は…」
黄泉川「あるんだよ。子供の不始末は保護者の責任じゃんよ。君たちの関係はどうあれ、止められなかったことは事実じゃん」
垣根「……ハッ。やっぱりアンタは甘いな」
黄泉川「そう思われても結構。ま、普段は割と厳しい方なんだけど」
垣根「ふん、そうかよ」
黄泉川「それに…」ジー
垣根「あ?」
黄泉川「しっかり更正したじゃん、お前ら2人とも♪」
垣根「………けっ」
上条「何を和んでるんだあの連中ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」
土御門「さっさとコレを止めてくれぇぇい!」
浜面「だから何で俺なのぉぉォォォォォォ!!?」
吹寄「あっ、先生」ピトッ
垣根「お前の能力って適用範囲は自分だけか?」
吹寄「ええ、レベル的に他への応用はまだ…」
垣根「そうか。となると、遠距離系の能力への対応を考えなきゃいけないな」
吹寄「そうなりますね…」
垣根「物理的防御ならある程度可能だが、感覚的には厳しいところだな」
吹寄「はい。我慢すれば大丈夫ですが、それにも限度がありますし」
垣根「となると、回避についても考える必要があるな…。よし、今から能力者がチカラを使うときの予備動作をいくつか挙げてくから、頭に入れとけ」
吹寄「は、はいっ!ありがとうございます!!」
黄泉川「おお、やっぱり君に頼んで正解だったじゃん!」
垣根「いやぁ」テレテレ
黄泉川「君以外には削板しか空いてなくてさ。助かったじゃんよー」
垣根「アイツは能力は超一流だが能力者を教えるのは三流以下だしなぁ」
黄泉川「あの子は論理派じゃなくて感覚派だからなー」
垣根「……にしても黄泉川さん。改めてなんだが、済まなかった」ペコッ
黄泉川「言ったろ。もう気にしては無いじゃん。当時の一方通行を止められなかった私にも責任はあるし」
垣根「そんなこと、アンタが気にする必要は…」
黄泉川「あるんだよ。子供の不始末は保護者の責任じゃんよ。君たちの関係はどうあれ、止められなかったことは事実じゃん」
垣根「……ハッ。やっぱりアンタは甘いな」
黄泉川「そう思われても結構。ま、普段は割と厳しい方なんだけど」
垣根「ふん、そうかよ」
黄泉川「それに…」ジー
垣根「あ?」
黄泉川「しっかり更正したじゃん、お前ら2人とも♪」
垣根「………けっ」
上条「何を和んでるんだあの連中ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」
土御門「さっさとコレを止めてくれぇぇい!」
浜面「だから何で俺なのぉぉォォォォォォ!!?」
938: 2011/12/06(火) 02:43:02.16 ID:peLfF0d60
<キーンコーンカーンコーン
黄泉川「おーし。今日はこんなトコじゃん。身体動かしたヤツは後でちゃんとストレッチしとけよー」
垣根「能力自体はまぁ大したことねえけどよ。今持ってるモンでも上手く応用すりゃ結構モノになると思うぜ。とにかく頑張れや」
上条「……なにを…綺麗に………締めてやがる…!」ゼイゼイ
浜面「無能力者を……舐めんじゃ…ねえ……!」ゼハーゼハー
土御門「ヤベェ、ちょっと能力発動してるぜよ」ダラダラ
黄泉川「それじゃあ、今日はここまで。皆、気をつけて帰るんだぞ。浮かれて事故に遭うなんてのはナシじゃん」
生徒たち「「「ハーイ」」」
黄泉川「うーし、じゃあ解散っ!」
生徒たち「「「お疲れっしたぁー」」」
垣根「さぁーて、俺も帰るかー」コキッコキッ
黄泉川「ところで君、もう助っ人の目星はついてるじゃん?」
垣根「ん、あぁ探りかぁ?」
黄泉川「純粋な興味じゃん。ていうか、それなら一気に名前も出させようとするはずだし」
垣根「まっ、それもそうか。一応目ぼしいのが何人かいるぜ。コネは結構あるしな」
黄泉川「そっかー。ウチのはそういうのが無さそうだから困ってるじゃん」
垣根「ありゃコミュ障だからなー」
黄泉川「助っ人探しよりもそっちの方が困ったもんだけどな。まぁ、多分自力で何とかするだろ」
垣根「どうだかなぁ…」
黄泉川「おーし。今日はこんなトコじゃん。身体動かしたヤツは後でちゃんとストレッチしとけよー」
垣根「能力自体はまぁ大したことねえけどよ。今持ってるモンでも上手く応用すりゃ結構モノになると思うぜ。とにかく頑張れや」
上条「……なにを…綺麗に………締めてやがる…!」ゼイゼイ
浜面「無能力者を……舐めんじゃ…ねえ……!」ゼハーゼハー
土御門「ヤベェ、ちょっと能力発動してるぜよ」ダラダラ
黄泉川「それじゃあ、今日はここまで。皆、気をつけて帰るんだぞ。浮かれて事故に遭うなんてのはナシじゃん」
生徒たち「「「ハーイ」」」
黄泉川「うーし、じゃあ解散っ!」
生徒たち「「「お疲れっしたぁー」」」
垣根「さぁーて、俺も帰るかー」コキッコキッ
黄泉川「ところで君、もう助っ人の目星はついてるじゃん?」
垣根「ん、あぁ探りかぁ?」
黄泉川「純粋な興味じゃん。ていうか、それなら一気に名前も出させようとするはずだし」
垣根「まっ、それもそうか。一応目ぼしいのが何人かいるぜ。コネは結構あるしな」
黄泉川「そっかー。ウチのはそういうのが無さそうだから困ってるじゃん」
垣根「ありゃコミュ障だからなー」
黄泉川「助っ人探しよりもそっちの方が困ったもんだけどな。まぁ、多分自力で何とかするだろ」
垣根「どうだかなぁ…」
939: 2011/12/06(火) 02:43:42.10 ID:peLfF0d60
~放課後~
上条「さて、帰るかー」
浜面「あぁ、まだダルいぜ…」
土御門「オ、オレは保健室に寄ってこうかにゃー」
浜面「俺もそうするかなぁ」
青ピ「何や君ら。案外丈夫やないのぉ」
浜面「つーかオマエが一番の加害者だろうが…」
青ピ「そりゃあ、リア充はボクの敵やもん」ドドーン
上条「威張るな!」
青ピ「…とはいえ、今日のアレはさすがに大人気なかったわ。よし、今日はつっちーの看病をしたるで!」
土御門「えぇぇぇ…。あの、オレは義妹の看病を受ける予定なので結構ですー」
浜面「俺も滝壺の…」
青ピ「ああもう、ちょっと甘い顔見せたらスグこれや!やっぱりリア充は爆発せい!!」
<ギャーギャーギャー
上条「あー、付き合ってらんね。先に帰っちまうか」スタスタ
上条「さて、帰るかー」
浜面「あぁ、まだダルいぜ…」
土御門「オ、オレは保健室に寄ってこうかにゃー」
浜面「俺もそうするかなぁ」
青ピ「何や君ら。案外丈夫やないのぉ」
浜面「つーかオマエが一番の加害者だろうが…」
青ピ「そりゃあ、リア充はボクの敵やもん」ドドーン
上条「威張るな!」
青ピ「…とはいえ、今日のアレはさすがに大人気なかったわ。よし、今日はつっちーの看病をしたるで!」
土御門「えぇぇぇ…。あの、オレは義妹の看病を受ける予定なので結構ですー」
浜面「俺も滝壺の…」
青ピ「ああもう、ちょっと甘い顔見せたらスグこれや!やっぱりリア充は爆発せい!!」
<ギャーギャーギャー
上条「あー、付き合ってらんね。先に帰っちまうか」スタスタ
940: 2011/12/06(火) 02:44:32.13 ID:peLfF0d60
上条「にしても、クラスマッチかぁ。何がどうなるのやら…」
食蜂「あら」バッ
上条「おっ」タリ
食蜂「どうも当麻さん。今お帰りですか?」
上条「おう。なんなら途中まで一緒に帰るか?」
食蜂「………とてつもなくありがたく嬉しい言葉ではありますが、今日は都合が合いませんわ」
上条「そっか。まぁ別にいいんだけど」
食蜂「べっ、別に当麻さんのお誘いが迷惑だったとか、そういうのではございませんのですよ!」
上条「分かってるって。それじゃ、また明日な」ニコッ
食蜂「え、ええ。御機嫌よう」
上条「~♪」
食蜂「……申し訳ございません当麻さん。しかし、これも全て…!」
食蜂「あら」バッ
上条「おっ」タリ
食蜂「どうも当麻さん。今お帰りですか?」
上条「おう。なんなら途中まで一緒に帰るか?」
食蜂「………とてつもなくありがたく嬉しい言葉ではありますが、今日は都合が合いませんわ」
上条「そっか。まぁ別にいいんだけど」
食蜂「べっ、別に当麻さんのお誘いが迷惑だったとか、そういうのではございませんのですよ!」
上条「分かってるって。それじゃ、また明日な」ニコッ
食蜂「え、ええ。御機嫌よう」
上条「~♪」
食蜂「……申し訳ございません当麻さん。しかし、これも全て…!」
941: 2011/12/06(火) 02:45:13.65 ID:peLfF0d60
上条「さて、美琴ももういないみたいだし、さっさと帰るか」
上条「……なんで美琴や操祈がいないとさっさと帰ることになるんだ?」
上条「まぁ、いっか。気にするほどのものじゃねえだろ」スタスタ
ーーーいつもの公園ーーーーーーーーーーーー
上条「~♪」スタスタ
部下「…」ドキドキ
上条「さぁーて、たまには帰り道でジュースでも買ってみるか。えっとぉ…」
部下「ととと、当麻様?」ヒョコ
上条「お、おわぁっ!!?」ビクッ
部下「も、申し訳ありません。驚かせてしまいましたか?」
上条「あ、ああ。大丈夫なんだけどさ。…ってあれ、なんで?」
部下「? どうかされましたか?」
上条「いや、操祈が今日用事があるみたいなこと言ってたからさ。てっきり君との待ち合わせかと」
部下「いえ、今日は特に待ち合わせはしておりませんし、派閥の会合もございませんわ」
上条「そっかー。じゃあどこ行ったんだかなぁ…」ウーム
部下「…」ムー
上条「…ん?どうかした?」
部下「当麻様」
上条「あっ、ハイ」
部下「わたくしには、当麻様が食蜂様と共に居られないことを不満に思っているように見えます」
上条「そ、そうかぁ?」
部下「ええ、それはもう」
上条「…つーか、なんで機嫌が悪いのでせう?」
部下「知りませんわ」プイッ
上条「??」
上条「……なんで美琴や操祈がいないとさっさと帰ることになるんだ?」
上条「まぁ、いっか。気にするほどのものじゃねえだろ」スタスタ
ーーーいつもの公園ーーーーーーーーーーーー
上条「~♪」スタスタ
部下「…」ドキドキ
上条「さぁーて、たまには帰り道でジュースでも買ってみるか。えっとぉ…」
部下「ととと、当麻様?」ヒョコ
上条「お、おわぁっ!!?」ビクッ
部下「も、申し訳ありません。驚かせてしまいましたか?」
上条「あ、ああ。大丈夫なんだけどさ。…ってあれ、なんで?」
部下「? どうかされましたか?」
上条「いや、操祈が今日用事があるみたいなこと言ってたからさ。てっきり君との待ち合わせかと」
部下「いえ、今日は特に待ち合わせはしておりませんし、派閥の会合もございませんわ」
上条「そっかー。じゃあどこ行ったんだかなぁ…」ウーム
部下「…」ムー
上条「…ん?どうかした?」
部下「当麻様」
上条「あっ、ハイ」
部下「わたくしには、当麻様が食蜂様と共に居られないことを不満に思っているように見えます」
上条「そ、そうかぁ?」
部下「ええ、それはもう」
上条「…つーか、なんで機嫌が悪いのでせう?」
部下「知りませんわ」プイッ
上条「??」
942: 2011/12/06(火) 02:46:25.29 ID:peLfF0d60
部下(まったく当麻様ってば、会って早々に上の空とは…。まぁ、さすがは食蜂様と言ったところですが)
部下(で、でも、わたくしだって頑張ったのです!勇気を振り絞って、当麻様の下校ルートで待ち伏せして…)
部下(それなのに当麻様ったら…。いや、しかしこれは逆に好機かもしれません)
部下(わたくしと当麻様の距離を少しでも縮めるための…!)
上条「な、なぁ。本当にどうしたんだ?」
部下「…」
上条「と、とにかく話をしようぜ。なっ?」
部下「…そうですわね。これはチャンスですわ」
上条「? え、えっとぉ…」
部下「当麻様」
上条「あっ、ハイ」
部下「…あっ、えーとですね。そのぉ、先程は失礼しました」ペコッ
上条「お、おう」
部下「それで、お詫びと言ってはなんですが、今からわたくしとお茶しにいきませんか?」
上条「ん、ああ。構わないぜ」
部下「そ、そうですかっ。でしたら邪魔が入らないうちに参りましょう!」
上条「えっ、いや邪魔なんて入る訳…」
部下「さぁ、参りましょう!」
上条「…おう。じゃあ行くか、……あれ?えっとぉ…?」
部下「あ、ああ。そういえばまだちゃんと自己紹介をしていませんでしたわね」
天音「わたくしは天音深波と申します。改めてよろしくお願いしますわ、当麻様♪」
部下(で、でも、わたくしだって頑張ったのです!勇気を振り絞って、当麻様の下校ルートで待ち伏せして…)
部下(それなのに当麻様ったら…。いや、しかしこれは逆に好機かもしれません)
部下(わたくしと当麻様の距離を少しでも縮めるための…!)
上条「な、なぁ。本当にどうしたんだ?」
部下「…」
上条「と、とにかく話をしようぜ。なっ?」
部下「…そうですわね。これはチャンスですわ」
上条「? え、えっとぉ…」
部下「当麻様」
上条「あっ、ハイ」
部下「…あっ、えーとですね。そのぉ、先程は失礼しました」ペコッ
上条「お、おう」
部下「それで、お詫びと言ってはなんですが、今からわたくしとお茶しにいきませんか?」
上条「ん、ああ。構わないぜ」
部下「そ、そうですかっ。でしたら邪魔が入らないうちに参りましょう!」
上条「えっ、いや邪魔なんて入る訳…」
部下「さぁ、参りましょう!」
上条「…おう。じゃあ行くか、……あれ?えっとぉ…?」
部下「あ、ああ。そういえばまだちゃんと自己紹介をしていませんでしたわね」
天音「わたくしは天音深波と申します。改めてよろしくお願いしますわ、当麻様♪」
943: 2011/12/06(火) 02:56:44.51 ID:peLfF0d60
以上です。初登場から苦節1,532レス…。ようやく部下ちゃんの名前が公開されました! いや、しました!!
その名は『天音深波(あまねみなみ)』。
由来は彼女の能力『伝導音波』からで、“天空から深海まで響き渡る音の波”という意味です。
なお、このスレにおける三大ヒロインの名前を『み~』で統一することも狙いですね。
……えっ、どこかで聞いたことのある名字だって? 発案時には考慮してなかったぜ!……一応。
っていうかネーミングはどうでしたか? 期待はずれだったらごめんなさい。
ではまたノシ
その名は『天音深波(あまねみなみ)』。
由来は彼女の能力『伝導音波』からで、“天空から深海まで響き渡る音の波”という意味です。
なお、このスレにおける三大ヒロインの名前を『み~』で統一することも狙いですね。
……えっ、どこかで聞いたことのある名字だって? 発案時には考慮してなかったぜ!……一応。
っていうかネーミングはどうでしたか? 期待はずれだったらごめんなさい。
ではまたノシ
953: 2011/12/15(木) 00:37:23.75 ID:XhY8ehYg0
こんばんは。お久しぶりです。
まず、ネーミングの件、高評価ありがとうございます。正直自信があったのでほっと一安心です。
今後は部下ちゃん改め『天音深波』ちゃんとして、また彼女のことも宜しくお願いします。
では投下。今回はそんな彼女のお話です。
まず、ネーミングの件、高評価ありがとうございます。正直自信があったのでほっと一安心です。
今後は部下ちゃん改め『天音深波』ちゃんとして、また彼女のことも宜しくお願いします。
では投下。今回はそんな彼女のお話です。
954: 2011/12/15(木) 00:38:18.12 ID:XhY8ehYg0
ーーー第7学区 大通りーーーーーーーーーーーー
上条「えっと、天音って呼べばいいのかな」
天音「あら、それでは呼びにくいのでは? わたくし自身、そう思っておりますし」
上条「うーん…。言われてみりゃそうかもな」
天音「そうでしょう!」
上条「じゃあ……深波、ちゃん?」
天音「」ズキューン
上条「お、おい。いきなり倒れちまったけど大丈夫か?……深波ちゃん」
天音「」ズバキューン
上条「深波ちゃーんっ!?」
天音「だだだ、大丈夫ですわ。し、しかし、出来れば呼び捨ての方がよろしいですの。……でないとわたくしの方が持ちませんし」
上条「そ、そうかぁ?」
天音「ええ。ちゃん付けというのも名残惜しいものですが」
上条「? それで、今日はどちらに行かれるのでせうか?」
天音「あっ、はい。それはもちろん、この常盤台生行きつけの喫茶店ですわ! なんとコーヒー1杯たったの2,000円♪」キラキラ
上条「な、なんですとぉーっ!!?」
天音「……というのは流石に冗談でして」
上条「冗談かよ!?」
天音「本日の行き先は、こちらの雰囲気ある喫茶店ですわ」マッタリ
上条「へぇー、確かにそれっぽい感じのトコだな。結構昔からあったのかな?」
天音「いえ、昨日オープンしたそうですわよ」
上条「昨日!?」
955: 2011/12/15(木) 00:39:14.42 ID:XhY8ehYg0
天音「何でも、若くてイケメンの店主がそこそこの人気を博しているようですが、それ以上に手ごろな値段で楽しめるところが人気だそうで」
上条「なるほど。それで気になって来た訳だな」
天音「ええ。まことに自分勝手ながら、そうさせてもらいました」
上条「気にしなくていいぜ。俺も入ってみたいしな」
天音「そ、それは幸いでしたわ! では早速入店いたしましょう!!」
上条「おうっ。…にしても、随分変わった名前のトコだな」
ーーー喫茶店『エツァルクァリストリ』ーーーーーーーーーーーー
店主「いらっしゃいませ。お二人様でしょうか?」
天音「ええ」
上条(おっ、外人さんだ。褐色ってことは中南米の方か?)
店主「では、空いている席へどうぞ」
上条「へぇー。内装も落ち着いていて良いな。」マッタリ
天音「ですわねー」ホッコリ
店主「ご注文はお決まりでしょうか」スッ
上条「うーん…。どうすっかなぁ」
天音「このお店のおススメとかはありますか?」
店主「当店はメキシコ風喫茶店となっておりますので、そちらの方は特に自信がありますね。例えばこちらなどはいかがでしょうか?」
上条「そうですか。じゃあ俺はそれで」
天音「わたくしはこちらのコーヒー入りで」
956: 2011/12/15(木) 00:40:10.78 ID:XhY8ehYg0
店主「おつまみにチュロスなどいかがですか? お客様たちは初めての来店ので、サービスしますよ」
上条「無料ってことでせうか!?」
天音「良いですわね。ではそちらもお願いします」
店主「かしこまりました。チョコラーテ1つ、チョコラーテのアレンジ1つ、チュロスですね。では少々お待ちください」
店主「チョコラーテ2つでーす!」
<シーン…
店主「チュロスもセットになりまーす!」
<シーン…
上条「あの、他の店員さんは…?」
店主「いませんよ。自分一人ですが、それがどうしました?」ニッコリ
天音「いえ、ではなぜ他の店員さんを呼ぶような真似を…?」
店主「雰囲気です」ニッコリ
上条(大丈夫かなぁ…)
上条「無料ってことでせうか!?」
天音「良いですわね。ではそちらもお願いします」
店主「かしこまりました。チョコラーテ1つ、チョコラーテのアレンジ1つ、チュロスですね。では少々お待ちください」
店主「チョコラーテ2つでーす!」
<シーン…
店主「チュロスもセットになりまーす!」
<シーン…
上条「あの、他の店員さんは…?」
店主「いませんよ。自分一人ですが、それがどうしました?」ニッコリ
天音「いえ、ではなぜ他の店員さんを呼ぶような真似を…?」
店主「雰囲気です」ニッコリ
上条(大丈夫かなぁ…)
957: 2011/12/15(木) 00:40:57.46 ID:XhY8ehYg0
店主「それでは、少々お待ちくださいね」
天音「ええ。噂のお味、確かめさせてもらいますわ」ニコッ
店主「おやおや。では期待に沿えられるように努めるとしますか」スタスタ
上条「ハハッ。店主さんにプレッシャーをかけてやるなよ」
天音「あら?わたくしとしては褒め言葉のつもりだったのですが」
上条「さいですか。……にしてもあの人、どっかで見たことあるような…?」
天音「知り合いの方ですか?」
上条「いや、そういう訳じゃないんだけど…。昔会ったことがあるような気がするんだよなー、あの店主と」
店主「~♪」グツグツ
天音「そうなのですか。まぁ、似た人のことかもしれませんよ?」
上条「だよなー」
店主「~♪」コネコネ
天音「ふぅー。それにしても…」
上条「ああ。それにしてもな…」
店主「~♪」バチバチ
天上「「暇ですね…」」
958: 2011/12/15(木) 00:42:28.91 ID:XhY8ehYg0
店主「~♪」グツグツ
天音「この時間って結構暇ですのよね…」
上条「確かになー」<カランカラーン
店主「いらっしゃいませー」グルグル
天音「ふむぅ…。では、少し遊んでみましょうか」
上条「遊び?」
天音「普段こういうことはしないのですが…」ブルルル
上条「ああ、『伝導音波』だったっけ」
天音「これを上手く集約・調整していくと、この机の真ん中にある置き物を…」ピョーン
上条「おおっ、跳ねた!」
天音「ふふふっ。どうです、わたくしの能力も少しは面白いでしょう?」ピョンピョンピョーン
上条「へぇー!面白いなぁ!」
天音「それは幸いですわ♪」ピョンピョンピョーン
上条「でも、一旦ストップな。迷惑かかるといけないし」ギュッ パキーン
天音「!!?」/////
上条「これでよしっと」ギューッ
天音「あわわわわわわわわわわわわわ……」////
上条「よーし、もう大丈夫だな。それじゃあ離すぞー」
天音「えっ…」
上条「ん、どうかしたか?」
天音「ああああ、あの、わたくしは、わたくしは…」
上条「ん?」
天音「その、わたくし、手を離されるとまた悪戯をしてしまいまそうで、えっとぉ…」///
959: 2011/12/15(木) 00:43:54.65 ID:XhY8ehYg0
上条(な、何なんだこの感じは!? よく分からんが物凄く緊張するんですけどぉ!)
天音「…」ドキドキ
上条「…」ドキドキ
一方「…」ジー
上条「ちょっと待って」
天音「あ、あれ? 確かこの方は…」
一方「どォも。お二人さンもお熱いよォで何よりですねェ」
上条「一方通行じゃねえか! なんでここに!?」
一方「コーヒーの香りに誘われたンですゥ」
上条「そ、そうか…。そうだ、だったら相席しねえか? まだ席は余ってるし」
一方「ハァ?」
天音「」ギューッ
上条「イタタタタタッ!! な、何するんですかーっ!!?」
天音「まったく…」プンプン
一方「ハッ。ありがたい話だけどよォ、今回はお断りさせてもらうわ」
天音「!」
上条「えっ、どうしてだよ?」
一方「そりゃ、こンなにラブラブなお二人の邪魔をする訳にゃいかねェからな」ニヤニヤ
上条「は、はぁ!?」
天音「ら、らぶらぶ……」プシューッ
一方「にしても意外だなァ。てっきり俺は超電磁砲か心理掌握のどっちかだと思ったンだけどよ。まさかの三人目ときたか」
店主「いえいえ、そんな訳ありませんよ」ヌッ
一方「あ?」クルッ
960: 2011/12/15(木) 00:45:33.76 ID:XhY8ehYg0
店主「お待たせしました。チョコラーテ2つにチュロスになります。あっ、こちらがアレンジですね」ゴトッ
上条「おっ、来た来た」
天音「ご苦労様です」
店主「いえいえ。ではごゆっくりと。そちらのお客様はいかがなさいます?」
一方「…」ジー
店主「お客様?」
一方「…カフェ・メヒカーノ」
店主「かしこまりました。では少々お待ちくださ」
一方「いや、オマエがちょっと待って。つーかこっち来い」ズカズカ
店主「は、はぁ…」スタスタ
上条「どうしたんだ?」
天音「さあ。何はともあれ、冷めないうちに頂きましょうか」
上条「おっ、そうだな。それじゃ」
上天「「いただきまーす♪」」
一方「……で?」
店主「何がです?」
一方「とぼけンじゃねェぞクソ野郎が。オマエ、顔や体格こそ違ェが…」
店主「あははっ、バレてしまいましたか。まぁ一つだけ言っておきますと、こっちが本物で普段が偽物なんですけどね」
一方「ンなこたァどォでもいいンだよ。問題は何でテメェがカフェなンかやってやがるかってことだァ!」
店主「あれ、不味いでしょうか? 確かに無許可でやってはいますが…」
一方「それも駄目だが、それ以上にオマエの方が信用できねェンだよ」
961: 2011/12/15(木) 00:46:51.03 ID:XhY8ehYg0
店主「失礼な。これでも地元料理の腕は学園都市でも随一と自負していますが」
一方「そりゃ、オマエと同郷なンざ氏ンでもお断りだしな」
店主「これは手厳しい。しかし、『昔』に比べれば、何とまぁ安全で合法的なではありませんか」
一方「そうかもな……じゃねェよ馬鹿。まず合法的じゃねェし」
店主「まあまあ。では自分は仕事に戻りますね」
一方「不味いコーヒー淹れやがったらオマエの身体の中に流れてる熱い液体を逆流させるからな」
店主「肝に銘じておきましょう」スタスタ
一方「…さて、何はともあれ俺もそろそろ座るかァ」
一方「」スタスタ
一方「」ストン
天音「いや何故こちらに座りますの?」
一方「いいじゃねェか。別に付き合ってる訳じゃねェンだろ、オマエら」
上条「ん、まぁそりゃな」
天音「…」ムー
一方「ケケッ、やっぱり罪な野郎だぜ」
上条「は?」ズズー
店主「お待たせしました。カフェ・メヒカーノになります」ゴトッ
一方「ン? おォ、きたか」
上条「おっ、さすがのブラックか」
一方「まァな。っつっても、いつもは缶コーヒーだけどな」
天音「第一位様はブラック派なのですか…」
一方「ま、ともかく話は飲みながらでイイだろ」
上条「だな」
天音「では、チュロスと一緒に頂きましょうか」
店主「そうですね」ストン
一方「いや、何普通に座ってンのオマエ? マスターなンだろ」ズズー
962: 2011/12/15(木) 00:47:29.26 ID:XhY8ehYg0
店主「いいではありませんか。ほら、今日は平日なので貴方がたのようなひm……学校終わりの生徒くらいしか来ないのですよ」
一方「今オマエ暇人って言いそうになったろ。絶対そうだろ」
店主「いいえ、そんなことはありませんよ。貴方も随分と忙しいようではありませんか。教育実習(笑)で」
一方「うぜェわ。コイツマジうざいンですけどォ」
上条「あれ、知り合いなのか?」ズズー
一方「最悪なことになァ」
店主「おやおや」ニコッ
一方「ったく…」ズズー
天音「」ズズー
店主「皆さん、お味の方はいかがでしょうか?」
天音「なかなかよろしいかと。こう……カカオ本来の素朴な味わいがあると言いますか」
上条「確かに。あと、シナモンの風味があるし、意外とスパイシーだったりな」
店主「お褒めに預かり光栄です」
上条「それに、何かもこもこ泡が立ってて面白いよな」
店主「これはモリニージョというチョコラテ用の撹拌棒を使ってぐるぐる混ぜたので、こうなるのですよ。伝統的な作り方ですけどね」
天音「へぇ。やはりお詳しいのですね」
店主「ええ一応は。とはいえ、これらのほとんどは地元で普通に作られていたモノなのですが」
上条「ふーん」
店主「さて、そちらのお客様はどうですか?」
一方「ン? ああ、俺か。……ふン、悪くねェ」
店主「おやおや。さすがは学園都市第一位のツンデレ(笑)。素直ではありませんね」
一方「オマエちょっとイイ加減にしろよ」
天音(なぜこのマスターは先程から第一位様に対して喧嘩口調なのでしょう…?)
963: 2011/12/15(木) 00:48:20.45 ID:XhY8ehYg0
店主「それにしても、カフェ・メヒカーノは普通、黒糖を齧りながら飲むものなのですが…」
一方「ハッ。必要ねェよ、ンなモン」ズズー
店主「やはりそうでしたか。出さなくて正解でしたね」
上条「いやー、何かカッコいいなぁ。こう、ブラックを飲む男ってのがさ」
天音「男の方ってそういうものなのでしょうか? 当麻様はそんなことが必要ないくらいだと思いますが」
一店「「様?」」
天音「い、いいではありませんかっ!」//
上条「?」
一方「それにしてもクラスマッチかァ……ったく、アレイスターの奴は何を考えてやがるンだァ?」
上条「無能力者の上条さんとしては補助金が増えるのが嬉しいのですがね」
一方「もォ優勝した気なンですかァ?」
上条「まっ、やっぱり目指すは優勝だろ!」
天音「…あのぉ、一体何の話なのですか?」
店主「そうですね。自分も気になります」
上条「ん? ああ、実は金曜日にウチの学校でクラスマッチがあるんだよ」
一方「ンで、何故かは知らねェがアレイスターの野郎が全面支援するカタチになってよォ。優勝したクラスにはもれなく豪華旅行“ペア”チケットをプレゼントってなァ」
天音「豪華旅行“ペア”チケットですって…?」
店主「ほう。聞き捨てなりませんね」
天音「とはいえ、わたくしたちでは手の出しようがありません…」
上条「いや、そうでもないぞ」
天音「はい?」
一方「今回は実習生もクラスから参加するからなァ。戦力の均等化を図るために、各クラス3つまで『外部枠』が使えるンだぜ」
上条「要するに助っ人を3人呼べるってことだな。もちろん、その助っ人たちも競技に参加する訳だから、優勝すればチケットが貰えるってさ」
天主「「!」」
一方「ハッ。必要ねェよ、ンなモン」ズズー
店主「やはりそうでしたか。出さなくて正解でしたね」
上条「いやー、何かカッコいいなぁ。こう、ブラックを飲む男ってのがさ」
天音「男の方ってそういうものなのでしょうか? 当麻様はそんなことが必要ないくらいだと思いますが」
一店「「様?」」
天音「い、いいではありませんかっ!」//
上条「?」
一方「それにしてもクラスマッチかァ……ったく、アレイスターの奴は何を考えてやがるンだァ?」
上条「無能力者の上条さんとしては補助金が増えるのが嬉しいのですがね」
一方「もォ優勝した気なンですかァ?」
上条「まっ、やっぱり目指すは優勝だろ!」
天音「…あのぉ、一体何の話なのですか?」
店主「そうですね。自分も気になります」
上条「ん? ああ、実は金曜日にウチの学校でクラスマッチがあるんだよ」
一方「ンで、何故かは知らねェがアレイスターの野郎が全面支援するカタチになってよォ。優勝したクラスにはもれなく豪華旅行“ペア”チケットをプレゼントってなァ」
天音「豪華旅行“ペア”チケットですって…?」
店主「ほう。聞き捨てなりませんね」
天音「とはいえ、わたくしたちでは手の出しようがありません…」
上条「いや、そうでもないぞ」
天音「はい?」
一方「今回は実習生もクラスから参加するからなァ。戦力の均等化を図るために、各クラス3つまで『外部枠』が使えるンだぜ」
上条「要するに助っ人を3人呼べるってことだな。もちろん、その助っ人たちも競技に参加する訳だから、優勝すればチケットが貰えるってさ」
天主「「!」」
964: 2011/12/15(木) 00:50:19.43 ID:XhY8ehYg0
天音(こ、これはもしやビックチャンスでは!? 当麻様と共闘して勝利し、なおかつ当麻様と一緒にりょ、旅行へ…!)
店主(ふっ、かつての自分ならば優勝して御坂さんと旅行へ…などとほざいていたでしょう。しかし、今は違う選択肢がありますよ…!)
上条「お前のトコはどうするんだ? 外部枠使うのか?」
一方「まァ、そォなるンじゃねェか? そもそも、ウチの連中なンざどいつもこいつも勉強勉強でクラスマッチに対する意識が低すぎるからな。ハッパをかけてやらねェと」
上条「はははっ。一組は大変だなぁ」
一方「多分一番の問題クラスはオマエらのトコだと思うがなァ。で、そォいうオマエらは使うのか、外部枠」
上条「いや、上条さんのところは使わないぞ」
天音「」ガーン
一方「へェ。超電磁砲も思い切ったことをするモンだなァ。……超電磁砲といえば、例のチケットは転売・贈呈は全面的に禁止だそォだ」チラッ
店主「」ガーン
上条「しかし、そうなると大変そうだな。学園都市中からトンデモナイ能力者が集まってくるだろうし」
一方「ハッ。今あの学校にはレベル5が6人、それに加えてオマエまでいるンだぜ。既にオールスターだろォが」
上条「言われてみりゃそうだけど、そんな化物集団に上条さんを入れないでください!」
一方「オマエ、学園都市最強の俺に勝っといてその物言いはねェだろォが…」
天音(確かに、改めて考えてみれば恐ろしい面子と戦うことになるのですね)
店主(まともに立ち向かったら命がいくつあっても足りません)
天音(しかも、わたくしたちにメリットがあるかどうかは不明ですし)
店主(さて、どうしたものでしょう…?)
上条「そういや土御門が言ってたな。『誘われれば旅行に行ける』って」
一方「そりゃそォだろ。ペアチケットなンだし、元々参加しねェ連中への配慮もあるンじゃねェの」
天主「「それだ!!」」ガターン
上条「うおっ!?」
一方「何なンですかァ?」
965: 2011/12/15(木) 00:51:29.97 ID:XhY8ehYg0
天音(そうなると懸案事項はただひとつ)ジー
店主(誰と組むか…)チラッ
一方「………あァ?」ギロッ
天音(…やめておきましょう)
店主(止した方が賢明ですね)
天音(しかし、やはりなるべく強者と組むべきでしょうね…)チラッ
店主(とりあえず、強い方とつながりを持った方が…)チラッ
天音「…」←常盤台中学生徒
店主「…」←第一位に喧嘩売るくらいの実力の持ち主(?)
天音「……組みます?」
店主「是非」
天音「わたくし、天音深波と申します。実は学園都市第五位・心理掌握様の第一の部下なのですが、諸事情によりそれは不可能ですので、他の手を考えねばなりません」
店主「ではレベル5とはいかなくても、学園都市最強の空間移動系能力者ならばどうでしょう? おそらくあの中でもトップレベルの汎用性かと」
天音「……交渉成立、ですわね」ニコッ
店主「ええ。どうぞ宜しくお願いしますね」ニッコリ
上一「「?」」
店主「ではお手数ですが、連絡先を…」
天音「ええもちろん。……ハッ、少々お待ちを」タッタッタッ
店主「? どうぞ」
上条「ふいー」ズズー
天音「と、当麻様!」
上条「げふっ!? な、なんでせう?」
天音「あ、あの、れれれれ連絡先の交換を…!」
上条「ん? ああ、別にいいぞ。ほいっ」サッ
天音「あ、ありがとうございます!」ニッコリ
一方「あーあ、暑い暑い。おいマスター、ここの冷房効いてねェンじゃねェの?」パタパタ
店主「おやおや。青春とは良いものですね」ニコニコ
966: 2011/12/15(木) 01:05:29.33 ID:XhY8ehYg0
~しばらくして~
店主「……はい。これでオッケーですね」ピロピロ
天音「そうですわね。では、連絡が来次第こちらにもお願いしますわ」
店主「ええ」
天音「…さてそろそろ行きましょうか、当麻様」
上条「ん? お、おう」
天音「マスター、会計お願いします」
店主「はい。お二人で………はい、ちょうど頂きます。ありがとうございました」
上条「ごちそうさまでしたー」
天音「機会があればまた伺いますわ」
店主「ええ。またいらしてください」ニコッ
上条「んじゃ、俺らも帰るか」
天音「ええ。…あの、本日はお付き合いいただき、本当にありがとうございましたの」ペコリ
上条「いいっていいって。結構楽しかったしな。それじゃ、帰り気をつけてな」
天音「…はい。また会いましょうね、当麻様♪」
上条「おうっ」
一方「…ところでよォ」
店主「何でしょう?」
一方「さっきからオマエが飲んでたヤツって何だ? 黒くて冷たそォなヤツだったからアイスコーヒーかァ?」
店主「コーヒーでしょうか? いいえ、それはコカ・コーラです」キリッ
一方「コークプリーズ!? 何なンだよオマエ、さっき伝統がどォとか言ってたくせに自分はコーラかよ!?」
店主「ふふふ。甘いですね一方通行さん。これにはかなり深い訳があるのですよ。実はですね…」
一方「実は…?」
店主「メキシコ産のコーラって、美味いらしいですよ?」
一方「知るかァァァァあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーっ!!」
979: 2011/12/22(木) 01:57:47.64 ID:BCH8iQ9E0
こんばんは。コーラの話題って盛り上がるんですね。
残りのレス数がかなりギリギリですが、とにかく置いていきます。
では投下。
残りのレス数がかなりギリギリですが、とにかく置いていきます。
では投下。
980: 2011/12/22(木) 01:58:49.67 ID:BCH8iQ9E0
ケース1 一方通行の場合
ーーー黄泉川宅ーーーーーーーーーーーー
一方(にしても、どォすっかなァ……外部枠)ウーム
一方(まずは使えそォな奴をピックアップしてみっか…)
打ち止め「あっ、帰ってきてたんだね。おかえりなさい!、ってミサカはミサカは挨拶してみたり」
一方(黄泉川……はそもそも端から味方だ。担任だからなァ)
打ち止め「おーい聞いてるのー、ってミサカはミサカは返事の無いアナタに問いかけてみる」
一方(クソガキ……は論外として、番外個体あたりはアリかもな。後で電話しとくかァ)
一方(アイツならノリノリで参加してきそォだしな。あとは…芳川は無理として、他に知り合いといやァ『グループ』あたりか?)
打ち止め「聞ーいーてーるーのー?」
一方(土御門……は3組。結標……は6組。海原……はヤだ。うン、全員無理だなこりゃ)
一方(あと知り合いといえば、親船? 妹達? 医者? ……あれ、俺ってもしかして…)
打ち止め「……本当にミサカの話を聞いてくれないの?、ってミサカはミサカは少しだけ涙目になってみる…」
一方「知り合い少なすぎねェか!!?」
打ち止め「」ビクッ!!
ーーー黄泉川宅ーーーーーーーーーーーー
一方(にしても、どォすっかなァ……外部枠)ウーム
一方(まずは使えそォな奴をピックアップしてみっか…)
打ち止め「あっ、帰ってきてたんだね。おかえりなさい!、ってミサカはミサカは挨拶してみたり」
一方(黄泉川……はそもそも端から味方だ。担任だからなァ)
打ち止め「おーい聞いてるのー、ってミサカはミサカは返事の無いアナタに問いかけてみる」
一方(クソガキ……は論外として、番外個体あたりはアリかもな。後で電話しとくかァ)
一方(アイツならノリノリで参加してきそォだしな。あとは…芳川は無理として、他に知り合いといやァ『グループ』あたりか?)
打ち止め「聞ーいーてーるーのー?」
一方(土御門……は3組。結標……は6組。海原……はヤだ。うン、全員無理だなこりゃ)
一方(あと知り合いといえば、親船? 妹達? 医者? ……あれ、俺ってもしかして…)
打ち止め「……本当にミサカの話を聞いてくれないの?、ってミサカはミサカは少しだけ涙目になってみる…」
一方「知り合い少なすぎねェか!!?」
打ち止め「」ビクッ!!
981: 2011/12/22(木) 01:59:40.51 ID:BCH8iQ9E0
一方「やべェよ、どォしよォ。助っ人呼ぶのって絶対に俺だよな。出来れば3人欲しいしなァ…」
打ち止め「もうアナタ!! さっきから何を考え込んでるの、ってミサカはミサカはうがぁーーっ!!」グワッ
一方「ぬおっ!? な、何を叫んでやがるこのクソガキ!」
打ち止め「だってアナタがミサカの話を聞いてくれないからだもん!、ってミサカはミサカは主張してみたり」
一方「マジか? …悪ィな。なンか音反射してみてェだ」
打ち止め「むー。確かに物凄く集中してたかも、ってミサカはミサカは改めて考えてみたり。仕方ないね」
一方「おい、そのネタ何処で覚えてきやがった?」ガシッ
打ち止め「? まぁそれはさて置き、一体何があったの?、ってミサカはミサカは尋ねてみたり」
一方「ン? おゥ、実はな……」カクカクシカジカ
打ち止め「…ふーん。豪華ペアチケットかぁ」
一方「まっ、俺にとっちゃそれこそオマケみてェなモンだけどなァ。第一位として負ける訳にゃいかねェしよォ」ニヤニヤ
打ち止め(その割には超嬉しそう、ってミサカはミサカは初めてのクラスマッチで舞い上がってるであろうアナタを微笑ましく思ってみたり)
一方「でも、どォすっかなァ…。とりあえず一人は確定なンだが」
打ち止め「えっ、どちら様?、ってミサカはミサカは…」
一方「番外個体」
打ち止め「」ブーッ
一方「アイツなら絶対面白がって参加するだろ。…よし、今から電話するか」ピッピッ
打ち止め「…だ、駄目ぇーっ!!、ってミサカはミサカは絶叫してみたり!」
一方「ぬわふっ!? だから何しやがンだこのクソガキ!」グリグリ
打ち止め「い、痛ーいっ!、ってミサカはミサカは訴えてみたり。しかしメインヒロインの座は譲れないのだ、ってミサカはミサカは確固たる意志をもってここに宣言してみる!」
一方「ハァ? 何を意味分かンねェこと言ってやがるンですかァ?」
打ち止め「だって、だってぇ…」ウルウル
打ち止め「もうアナタ!! さっきから何を考え込んでるの、ってミサカはミサカはうがぁーーっ!!」グワッ
一方「ぬおっ!? な、何を叫んでやがるこのクソガキ!」
打ち止め「だってアナタがミサカの話を聞いてくれないからだもん!、ってミサカはミサカは主張してみたり」
一方「マジか? …悪ィな。なンか音反射してみてェだ」
打ち止め「むー。確かに物凄く集中してたかも、ってミサカはミサカは改めて考えてみたり。仕方ないね」
一方「おい、そのネタ何処で覚えてきやがった?」ガシッ
打ち止め「? まぁそれはさて置き、一体何があったの?、ってミサカはミサカは尋ねてみたり」
一方「ン? おゥ、実はな……」カクカクシカジカ
打ち止め「…ふーん。豪華ペアチケットかぁ」
一方「まっ、俺にとっちゃそれこそオマケみてェなモンだけどなァ。第一位として負ける訳にゃいかねェしよォ」ニヤニヤ
打ち止め(その割には超嬉しそう、ってミサカはミサカは初めてのクラスマッチで舞い上がってるであろうアナタを微笑ましく思ってみたり)
一方「でも、どォすっかなァ…。とりあえず一人は確定なンだが」
打ち止め「えっ、どちら様?、ってミサカはミサカは…」
一方「番外個体」
打ち止め「」ブーッ
一方「アイツなら絶対面白がって参加するだろ。…よし、今から電話するか」ピッピッ
打ち止め「…だ、駄目ぇーっ!!、ってミサカはミサカは絶叫してみたり!」
一方「ぬわふっ!? だから何しやがンだこのクソガキ!」グリグリ
打ち止め「い、痛ーいっ!、ってミサカはミサカは訴えてみたり。しかしメインヒロインの座は譲れないのだ、ってミサカはミサカは確固たる意志をもってここに宣言してみる!」
一方「ハァ? 何を意味分かンねェこと言ってやがるンですかァ?」
打ち止め「だって、だってぇ…」ウルウル
982: 2011/12/22(木) 02:00:29.70 ID:BCH8iQ9E0
打ち止め(だって今の力関係じゃ番外通行一直線だもん、ってミサカはミサカは最悪の事態を想定してみたり。何とかこのミサカが割り込む隙を作らなければ…)ブツブツ
一方「? 何をブツブツ呟いてやがる」
打ち止め(何か手は無いのか……っ、そうだ!)
打ち止め「み、ミサカも参加する、ってミサカはミサカは大きく挙手をしてみたり!」ビシッ
一方「……は?」
打ち止め「だって面白そうなんだもん、ミサカはミサカは「駄目だ」って、どうして!?」
一方「テメェ、あの高校が今どれだけ危ねェ場所か分かってンのか!? 第六位を除くレベル5全員が集まってンだぞ? そンな中にオマエが入っていったらどンだけ…」
打ち止め「ミサカだって参加したい! アナタの力になりたいっ!!、ってミサカはミサカは感動的なセリフを言ってみる」
一方「自分で感動的とか言うンじゃねェ! つーかオマエは絶対に駄目だ!」
打ち止め「どうして!?」
一方「危ねェからに決まってンだろ!」<ガチャ
黄泉川「ただいまー……って、2人ともどうしたじゃん?」
芳川「何かクラスマッチに参加するがどうとかで揉めてるのよ」フワァ
黄泉川「ああ、そういうことか。さて、どうしたものかね…」
芳川「とりあえず止めに入ったら? このままじゃずっと不毛なままよ」
黄泉川「確かにそうじゃんよ。おーい、2人ともストップストップー!」
一打「「だってコイツ(この人)が!」」
黄泉川「まだ何も言ってないじゃん」
芳川「それで? どうするの愛穂?」
黄泉川「…よーし、今から家族会議じゃん。公平にジャッジするぞー」
打ち止め「任務了解、ってミサカはミサカは脈絡なく発言してみたり。こうなったら負けないもん!」
一方「上等だァァァァァァァ!! 絶っ対に参加させてやらねェからなァァああああああああああああああああああああああああああああーっ!!」
こうしてもはや何回目かも分からない黄泉川家の家族会議が開催された結果、本人の意思が尊重されたため、一方通行の敗訴が決定した。
ちなみに、この会議は打ち止めが寝た後も行われ、深夜までかかってしまった。そのため、一方通行は番外個体にはとりあえず明日電話してみることにするのであった。
―――それが、まさかあんなことになってしまうとは、このときは誰も知る由もない。
2年1組、とりあえず幼女をゲット。
一方「? 何をブツブツ呟いてやがる」
打ち止め(何か手は無いのか……っ、そうだ!)
打ち止め「み、ミサカも参加する、ってミサカはミサカは大きく挙手をしてみたり!」ビシッ
一方「……は?」
打ち止め「だって面白そうなんだもん、ミサカはミサカは「駄目だ」って、どうして!?」
一方「テメェ、あの高校が今どれだけ危ねェ場所か分かってンのか!? 第六位を除くレベル5全員が集まってンだぞ? そンな中にオマエが入っていったらどンだけ…」
打ち止め「ミサカだって参加したい! アナタの力になりたいっ!!、ってミサカはミサカは感動的なセリフを言ってみる」
一方「自分で感動的とか言うンじゃねェ! つーかオマエは絶対に駄目だ!」
打ち止め「どうして!?」
一方「危ねェからに決まってンだろ!」<ガチャ
黄泉川「ただいまー……って、2人ともどうしたじゃん?」
芳川「何かクラスマッチに参加するがどうとかで揉めてるのよ」フワァ
黄泉川「ああ、そういうことか。さて、どうしたものかね…」
芳川「とりあえず止めに入ったら? このままじゃずっと不毛なままよ」
黄泉川「確かにそうじゃんよ。おーい、2人ともストップストップー!」
一打「「だってコイツ(この人)が!」」
黄泉川「まだ何も言ってないじゃん」
芳川「それで? どうするの愛穂?」
黄泉川「…よーし、今から家族会議じゃん。公平にジャッジするぞー」
打ち止め「任務了解、ってミサカはミサカは脈絡なく発言してみたり。こうなったら負けないもん!」
一方「上等だァァァァァァァ!! 絶っ対に参加させてやらねェからなァァああああああああああああああああああああああああああああーっ!!」
こうしてもはや何回目かも分からない黄泉川家の家族会議が開催された結果、本人の意思が尊重されたため、一方通行の敗訴が決定した。
ちなみに、この会議は打ち止めが寝た後も行われ、深夜までかかってしまった。そのため、一方通行は番外個体にはとりあえず明日電話してみることにするのであった。
―――それが、まさかあんなことになってしまうとは、このときは誰も知る由もない。
2年1組、とりあえず幼女をゲット。
983: 2011/12/22(木) 02:01:06.34 ID:BCH8iQ9E0
ケース2 垣根帝督の場合
ーーー垣根宅ーーーーーーーーーーーー
垣根「ふいー。ただいまー」
定規「あら、おかえりなさい」
垣根「おう。…なんかテメェがいるのが自然すぎて怖いぜ」
定規「そう? 私としては慣れ親しんだ場所だからね。なかなか居心地が良いのよね、この家」
垣根「ここ俺ん家だってこと忘れてねえかテメェ」
定規「いいえ。そんなことは無いわよ」
垣根「そうかい。にしても、俺もどうすっかなー」
定規「あら? どうかしたの?」
垣根「いやよぉ。それがな…」カクカクシカジカ
定規「……へぇ。随分と面白そうなことをするじゃない」
垣根「だろ? そんな訳で、助っ人呼ぶために色々と知り合いを当たってみようってな」
定規「ふーん…」
垣根「アイツ、傭兵だろうと元暗部だろうとオッケーっつってたな。じゃあ手始めに『スクール』関係から当たってみるか…」
定規「…」
垣根「とはいえ、流石に『表』に馴染めてねえヤツはやめておいた方が良いな。そうなると傭兵辺りが妥当かぁ?」
定規「…」
垣根「えーと、もう半年も前の話か。あの連中とコンタクト取ったのって。…あれ? 誰が情報持ってたっけ?」ガシガシ
定規「…」
垣根「おーい。テメェってあの傭兵連中の連絡先知ってる? だったら教えてほ」
定規「ちょっと待ったァァああああああああああああああああああああああああああーっ!!」
垣根「うおっ!?」
ーーー垣根宅ーーーーーーーーーーーー
垣根「ふいー。ただいまー」
定規「あら、おかえりなさい」
垣根「おう。…なんかテメェがいるのが自然すぎて怖いぜ」
定規「そう? 私としては慣れ親しんだ場所だからね。なかなか居心地が良いのよね、この家」
垣根「ここ俺ん家だってこと忘れてねえかテメェ」
定規「いいえ。そんなことは無いわよ」
垣根「そうかい。にしても、俺もどうすっかなー」
定規「あら? どうかしたの?」
垣根「いやよぉ。それがな…」カクカクシカジカ
定規「……へぇ。随分と面白そうなことをするじゃない」
垣根「だろ? そんな訳で、助っ人呼ぶために色々と知り合いを当たってみようってな」
定規「ふーん…」
垣根「アイツ、傭兵だろうと元暗部だろうとオッケーっつってたな。じゃあ手始めに『スクール』関係から当たってみるか…」
定規「…」
垣根「とはいえ、流石に『表』に馴染めてねえヤツはやめておいた方が良いな。そうなると傭兵辺りが妥当かぁ?」
定規「…」
垣根「えーと、もう半年も前の話か。あの連中とコンタクト取ったのって。…あれ? 誰が情報持ってたっけ?」ガシガシ
定規「…」
垣根「おーい。テメェってあの傭兵連中の連絡先知ってる? だったら教えてほ」
定規「ちょっと待ったァァああああああああああああああああああああああああああーっ!!」
垣根「うおっ!?」
984: 2011/12/22(木) 02:01:54.73 ID:BCH8iQ9E0
定規「ゼハーゼハー…」
垣根「おいおい。一体どうしたっていうんだ?」
定規「それはこっちのセリフよ。ほら、もっと良く考えてみなさい。貴方の目の前に誰がいるのかを!」クワッ
垣根「…あー?」
定規「元暗部で! 戦闘慣れしていて! しかも貴方との相性が良いこの私が!」
垣根「相性良いとか言うなよ気持ち悪い」
定規「と・に・か・く! まずは私から誘うのが筋ってものでしょ!?」
垣根「んー、必要ねえよ」
定規「ど、どうして!?」ウルッ
垣根「決まってんだろ。テメェは最初から出場決定だボケ」
定規「………ふぇ?」
垣根「勝手に他人様の家に住み着いといて何もしねえってのは気に入らねえしな。せいぜい氏ぬ気でやれよ」ヒラヒラ
定規「………その心は?」
垣根「だからよぉ、テメェ以外の面子をどーしよーかっつう話なんだっつーの。さっさと知恵貸せコラ」
定規「………ていとくー!!」ダキッ
垣根「ぬわっ!? て、テメェ何しやがる! 抱き着いてくんな!!」
定規「むっふっふー…。第二位様は立派なのねー」スリスリ
垣根「離せクソボケ!」
定規「ふふっ、照れちゃってもう…。でも、せっかく貴方と組むなら結果を残したいわね」
垣根「…当然だろ。目指すは優勝のみだぜ」
定規「あら? 貴方っていつからそんなに熱血になったのかしら?」
垣根「うるせえ。……そしていい加減離れろ。テメェみたいな起伏のねえオンナに抱かれても嬉しくもなんともねえぞ」
定規「…もう!」ギューッ
垣根「いや抓るんじゃなくて離せっての。痛いぞクソアマぁ!」
2年2組、順当にドレスの女が参戦へ。
垣根「おいおい。一体どうしたっていうんだ?」
定規「それはこっちのセリフよ。ほら、もっと良く考えてみなさい。貴方の目の前に誰がいるのかを!」クワッ
垣根「…あー?」
定規「元暗部で! 戦闘慣れしていて! しかも貴方との相性が良いこの私が!」
垣根「相性良いとか言うなよ気持ち悪い」
定規「と・に・か・く! まずは私から誘うのが筋ってものでしょ!?」
垣根「んー、必要ねえよ」
定規「ど、どうして!?」ウルッ
垣根「決まってんだろ。テメェは最初から出場決定だボケ」
定規「………ふぇ?」
垣根「勝手に他人様の家に住み着いといて何もしねえってのは気に入らねえしな。せいぜい氏ぬ気でやれよ」ヒラヒラ
定規「………その心は?」
垣根「だからよぉ、テメェ以外の面子をどーしよーかっつう話なんだっつーの。さっさと知恵貸せコラ」
定規「………ていとくー!!」ダキッ
垣根「ぬわっ!? て、テメェ何しやがる! 抱き着いてくんな!!」
定規「むっふっふー…。第二位様は立派なのねー」スリスリ
垣根「離せクソボケ!」
定規「ふふっ、照れちゃってもう…。でも、せっかく貴方と組むなら結果を残したいわね」
垣根「…当然だろ。目指すは優勝のみだぜ」
定規「あら? 貴方っていつからそんなに熱血になったのかしら?」
垣根「うるせえ。……そしていい加減離れろ。テメェみたいな起伏のねえオンナに抱かれても嬉しくもなんともねえぞ」
定規「…もう!」ギューッ
垣根「いや抓るんじゃなくて離せっての。痛いぞクソアマぁ!」
2年2組、順当にドレスの女が参戦へ。
985: 2011/12/22(木) 02:02:36.22 ID:BCH8iQ9E0
ケース3 御坂美琴の場合
~完全下校時刻後~
ーーー常盤台中学学生寮 208号室ーーーーーーーーーーーー
美琴「ただいまー♪」ガチャ
白井「あら、おかえりなさいませお姉さま」
美琴「あれ黒子? 今日は風紀委員の方は?」
白井「本日は非番ですの」
美琴「ふーん。…あっ、そうそう黒子! ちょっと聞いてほしいんだけど!」
白井「どうかなさいましたか?」
美琴「うん。実はね…」カクカクシカジカ
白井「…なるほど。波乱が巻き起こりそうですわね。お姉さまや他のレベル5たちが暴れ回るとなれば」
美琴「別に暴れたりはしないわよ! ……多分」
白井「まぁ、お姉さまほどの能力者たちが集まるのであれば、良い宣伝になりそうですの」
美琴「私は宣伝なんかどうでもいいんだけどね。それよりもチケットよチケット!」
白井「ふむ…。今回は随分と思い切ったことをしますのね、学園都市も」
美琴「みたいねー。…ぐふふっ、これで当麻と一緒に…!」
白井「お姉さまお姉さま、願望がダダ漏れですの」
美琴「…ハッ! ゴメンゴメン。……あれ、何かおかしいわね」
白井「何がです?」
美琴「いつものアンタなら『またあんの類人猿め!ムキ――――!!』…とか言いそうなのに」
白井「ギクッ!」
美琴「それ口に出す人初めて見たわ」
~完全下校時刻後~
ーーー常盤台中学学生寮 208号室ーーーーーーーーーーーー
美琴「ただいまー♪」ガチャ
白井「あら、おかえりなさいませお姉さま」
美琴「あれ黒子? 今日は風紀委員の方は?」
白井「本日は非番ですの」
美琴「ふーん。…あっ、そうそう黒子! ちょっと聞いてほしいんだけど!」
白井「どうかなさいましたか?」
美琴「うん。実はね…」カクカクシカジカ
白井「…なるほど。波乱が巻き起こりそうですわね。お姉さまや他のレベル5たちが暴れ回るとなれば」
美琴「別に暴れたりはしないわよ! ……多分」
白井「まぁ、お姉さまほどの能力者たちが集まるのであれば、良い宣伝になりそうですの」
美琴「私は宣伝なんかどうでもいいんだけどね。それよりもチケットよチケット!」
白井「ふむ…。今回は随分と思い切ったことをしますのね、学園都市も」
美琴「みたいねー。…ぐふふっ、これで当麻と一緒に…!」
白井「お姉さまお姉さま、願望がダダ漏れですの」
美琴「…ハッ! ゴメンゴメン。……あれ、何かおかしいわね」
白井「何がです?」
美琴「いつものアンタなら『またあんの類人猿め!ムキ――――!!』…とか言いそうなのに」
白井「ギクッ!」
美琴「それ口に出す人初めて見たわ」
986: 2011/12/22(木) 02:03:14.06 ID:BCH8iQ9E0
白井「な、何でもございませんの。黒子もそろそろ心を広く持ち始めたということですの!」
美琴「そう。なら良いんだけどさ。……それで、黒子に話があるんだけど」
白井「えっと、助っ人役の件ですか? それでしたら申し訳あ」
美琴「んー、そっちじゃないのよ。常盤台も金曜から夏休みでしょ? だったらアンタも見に来ないかなーって」
白井「あっ、そういうことですの」
美琴「そっ。元々うちのクラスは枠を使うつもりはないしね。…で、どう?」
白井「…申し訳ありませんお姉さま。その日は既に用事が入っていますの」
美琴「そっか。残念だけどそれじゃ仕方ないわね」
白井「初春たちにはわたくしから声をかけておきますの。あの子たちはこういうイベントには目が無いですから」
美琴「分かった。じゃあヨロシクねー」
白井「はいですの!」
美琴「さーて、どうやって勝とうっかなー♪」
白井(…本当に申し訳ございませんの、お姉さま。本来ならば黒子が率先して応援せねばならないのですが)
白井(今回だけは別ですの。…心を鬼にして、黒子は、黒子は戦いますの!!)シャキーン☆
美琴「……アンタ、何いきなりポーズとってるのよ。しかもウ○イン・ボ○トの」
白井「れ、連邦捜査官ですの!」キリッ
美琴「それウェ○ンだから。しかも捜査官じゃなくて大統領だし」
2年3組、そもそも枠を使う気なし。
美琴「そう。なら良いんだけどさ。……それで、黒子に話があるんだけど」
白井「えっと、助っ人役の件ですか? それでしたら申し訳あ」
美琴「んー、そっちじゃないのよ。常盤台も金曜から夏休みでしょ? だったらアンタも見に来ないかなーって」
白井「あっ、そういうことですの」
美琴「そっ。元々うちのクラスは枠を使うつもりはないしね。…で、どう?」
白井「…申し訳ありませんお姉さま。その日は既に用事が入っていますの」
美琴「そっか。残念だけどそれじゃ仕方ないわね」
白井「初春たちにはわたくしから声をかけておきますの。あの子たちはこういうイベントには目が無いですから」
美琴「分かった。じゃあヨロシクねー」
白井「はいですの!」
美琴「さーて、どうやって勝とうっかなー♪」
白井(…本当に申し訳ございませんの、お姉さま。本来ならば黒子が率先して応援せねばならないのですが)
白井(今回だけは別ですの。…心を鬼にして、黒子は、黒子は戦いますの!!)シャキーン☆
美琴「……アンタ、何いきなりポーズとってるのよ。しかもウ○イン・ボ○トの」
白井「れ、連邦捜査官ですの!」キリッ
美琴「それウェ○ンだから。しかも捜査官じゃなくて大統領だし」
2年3組、そもそも枠を使う気なし。
987: 2011/12/22(木) 02:03:52.02 ID:BCH8iQ9E0
ケース4 麦野沈利の場合
~放課後~
ーーー校長室ーーーーーーーーーーーー
<ピューン スバーン バゴーン
麦野「……さーて、こちらの要求を聞いてもらおうかにゃーん?」
校長「ひ、ひぃ…!」ガタガタ
教頭「…い、言ってみなさい」ブルブル
麦野「コレ。あとはアンタらのサインだけだし、仕事は下の連中にでも振り分けりゃいいから。でもちゃんと責任持ってやってよねー」ヒラヒラ
校長「わ、わかった…」
教頭「し、しかし、なぜこの中途半端な時期に彼を…? もしや例のけ」<バゴッ!
麦野「…うっせえんだよ。さっさとサインしやがれ」ピキピキッ
2人「「は、はい喜んで!!」」カキカキ
麦野「…ふぅー。これで良しっと。業者は呼んどいたから、多分明日にはここも直ってるわよ。んじゃ、サンクスー」スタスタ
教頭「ば、化物め…」
校長「…やはりウチではレベル5は扱いきれんな」
~放課後~
ーーー校長室ーーーーーーーーーーーー
<ピューン スバーン バゴーン
麦野「……さーて、こちらの要求を聞いてもらおうかにゃーん?」
校長「ひ、ひぃ…!」ガタガタ
教頭「…い、言ってみなさい」ブルブル
麦野「コレ。あとはアンタらのサインだけだし、仕事は下の連中にでも振り分けりゃいいから。でもちゃんと責任持ってやってよねー」ヒラヒラ
校長「わ、わかった…」
教頭「し、しかし、なぜこの中途半端な時期に彼を…? もしや例のけ」<バゴッ!
麦野「…うっせえんだよ。さっさとサインしやがれ」ピキピキッ
2人「「は、はい喜んで!!」」カキカキ
麦野「…ふぅー。これで良しっと。業者は呼んどいたから、多分明日にはここも直ってるわよ。んじゃ、サンクスー」スタスタ
教頭「ば、化物め…」
校長「…やはりウチではレベル5は扱いきれんな」
988: 2011/12/22(木) 02:05:22.17 ID:BCH8iQ9E0
~その後~
ーーーいつものファミレスーーーーーーーーーーー
麦野「……と、いう訳で皆にも協力してもらいたいのよ」
絹旗「…まぁ私は超構いませんけど」
フレンダ「結局、面白そうな訳よ」
滝壺「…私も、参加でいい」
麦野「そ、そう! 良かったわ。アンタらなら参加してくれるとは思ってたけどさ」
絹旗「さて、そうなると問題は……」
フレンダ「…ペアチケットな訳よ」
滝壺「? 何か問題でもあるの?」
麦野「そうそう。絹旗、アンタはあの黒夜ってのと一緒に行けばいいんだし」
絹旗「ハァ!? どうして私があんなのと一緒に!? 大体私は…」
麦野「それにフレンダ。アンタは妹と一緒に行けば問題無し。たまには姉妹水入らずで旅行ってのも乙なものよ?」
フレンダ「うーん。それはそれでアリだけど、結局私が一緒に行きたいのは…」
麦野「あと滝壺。アンタだって…」
滝壺「…私、浜面しかいない」
麦野「……あー、やっぱそうなるかぁ」
滝壺「だから、皆で優勝して、チケット手に入れよう? きぬはたもふれんだも相手がいるみたいだし、むぎのだって捜せばいくらでもいるよ?」
麦野「っ! 関係ねえよ!! カァンケイねェェんだよォォォ!!」ガターン
絹旗「ちょっ、麦野!? 超落ち着いてください!」ガシッ
フレンダ「ていうか、私たちだって本音抑えてるっていうのに、麦野だけ全開!?」
ーーーいつものファミレスーーーーーーーーーーー
麦野「……と、いう訳で皆にも協力してもらいたいのよ」
絹旗「…まぁ私は超構いませんけど」
フレンダ「結局、面白そうな訳よ」
滝壺「…私も、参加でいい」
麦野「そ、そう! 良かったわ。アンタらなら参加してくれるとは思ってたけどさ」
絹旗「さて、そうなると問題は……」
フレンダ「…ペアチケットな訳よ」
滝壺「? 何か問題でもあるの?」
麦野「そうそう。絹旗、アンタはあの黒夜ってのと一緒に行けばいいんだし」
絹旗「ハァ!? どうして私があんなのと一緒に!? 大体私は…」
麦野「それにフレンダ。アンタは妹と一緒に行けば問題無し。たまには姉妹水入らずで旅行ってのも乙なものよ?」
フレンダ「うーん。それはそれでアリだけど、結局私が一緒に行きたいのは…」
麦野「あと滝壺。アンタだって…」
滝壺「…私、浜面しかいない」
麦野「……あー、やっぱそうなるかぁ」
滝壺「だから、皆で優勝して、チケット手に入れよう? きぬはたもふれんだも相手がいるみたいだし、むぎのだって捜せばいくらでもいるよ?」
麦野「っ! 関係ねえよ!! カァンケイねェェんだよォォォ!!」ガターン
絹旗「ちょっ、麦野!? 超落ち着いてください!」ガシッ
フレンダ「ていうか、私たちだって本音抑えてるっていうのに、麦野だけ全開!?」
989: 2011/12/22(木) 02:06:25.59 ID:BCH8iQ9E0
麦野「フゥー、フゥー…!」
フレンダ「よ、ようやく落ち着いた訳よ」フゥー
絹旗「というか、滝壺さんは流石ですね。こんな麦野の豹変ぶりを見てもまだ涼しい顔してますし」
滝壺「うん。もう慣れちゃった。皆もそうでしょ?」
絹旗「そ、それは…」
フレンダ「もちろんその通り!」
<ゴチーン!!
フレンダ「」シーン
麦野「ったく…」
絹旗「さて、馬鹿は放っておくとして。本当にどうします? このまま私たちが結束しないままじゃ、本番では超勝てませんよ」
麦野「そうねぇ…」ウーム
滝壺「ハイむぎの。私からひとつ提案」ビシッ
麦野「ん? 何かしら?」
滝壺「優勝してチケット貰った後に、それぞれが平等にはまづらを旅行に誘うようにしたら?」
絹旗「なるほど。浜面に超選ばせる訳ですか。それだと……あれ? 結局滝壺さんの一人勝ちじゃないですか!」
滝壺「まぁまぁ」
麦野「うーん。でも、それが一番じゃない? とりあえず優勝しないことには話にならないし、まずは協力しましょ?」
フレンダ「さ、さんせーい…」
滝壺「私も賛成」
絹旗「…むぅ。納得いきませんが、私の魅力で浜面を超落としてみせましょう!」
麦野「ふふっ。その意気よ絹旗。私も負けないからな」
2年4組、『アイテム』メンバー勢ぞろいで早くも3人確保。
フレンダ「よ、ようやく落ち着いた訳よ」フゥー
絹旗「というか、滝壺さんは流石ですね。こんな麦野の豹変ぶりを見てもまだ涼しい顔してますし」
滝壺「うん。もう慣れちゃった。皆もそうでしょ?」
絹旗「そ、それは…」
フレンダ「もちろんその通り!」
<ゴチーン!!
フレンダ「」シーン
麦野「ったく…」
絹旗「さて、馬鹿は放っておくとして。本当にどうします? このまま私たちが結束しないままじゃ、本番では超勝てませんよ」
麦野「そうねぇ…」ウーム
滝壺「ハイむぎの。私からひとつ提案」ビシッ
麦野「ん? 何かしら?」
滝壺「優勝してチケット貰った後に、それぞれが平等にはまづらを旅行に誘うようにしたら?」
絹旗「なるほど。浜面に超選ばせる訳ですか。それだと……あれ? 結局滝壺さんの一人勝ちじゃないですか!」
滝壺「まぁまぁ」
麦野「うーん。でも、それが一番じゃない? とりあえず優勝しないことには話にならないし、まずは協力しましょ?」
フレンダ「さ、さんせーい…」
滝壺「私も賛成」
絹旗「…むぅ。納得いきませんが、私の魅力で浜面を超落としてみせましょう!」
麦野「ふふっ。その意気よ絹旗。私も負けないからな」
2年4組、『アイテム』メンバー勢ぞろいで早くも3人確保。
990: 2011/12/22(木) 02:06:54.54 ID:BCH8iQ9E0
ケース5 食蜂操祈の場合
~放課後~
ーーー風紀委員 第177支部ーーーーーーーーーーーー
白井「初春ー。いますのー?」ウイーン
初春「そうですか!? 私、嬉しいです! いつも白井さんにはお嬢様な体験をさせてもらえないもので…」
白井(あら、電話中ですの? …にしたって、仕事中に明らかな私用の電話。これは注意しなければ!)
食蜂「いえいえ。結構なお手前ですわよ? なかなか勉強されているようですし」ズズー
初春「ほ、本当ですか!?」
食蜂「ええ。今度白井さんにも披露してはいかがですか? 結構褒めてくださると思いますわよ」
初春「おおっ、なんか自信が出てきました! では次に白井さんに会ったらぎゃふんと言わせてやります!」
白井「誰をぎゃふんとですの?」ニッコリ
初春「うわっ! 白井さん!? あっ、これはですね…」アセアセ
白井「ふむ。とりあえず言い訳は後ほど聞くことにいたしましょう」ニコォ
初春「ひっ!?」
白井「仕事中に何をサボってますのー!?」グリグリ
初春「い、痛いです白井さーん! ゴメンナサーイ!!」
白井「謝れば何でも許されると思ったら大間違いですの! 大体、貴女がサボると私まで固法先輩に怒られますのよ!?」
初春「そ、それを言うなら、私だって白井さんが仕事で独断専行するたびに一緒に怒られてるじゃないですかー!?」
白井「わたくしのは仕事上仕方ありませんのー!」
食蜂「まぁまぁ白井さん。その辺で宜しいのではなくて?」
初春「ですよね!」パァー
白井「…そうですわね」パッ
~放課後~
ーーー風紀委員 第177支部ーーーーーーーーーーーー
白井「初春ー。いますのー?」ウイーン
初春「そうですか!? 私、嬉しいです! いつも白井さんにはお嬢様な体験をさせてもらえないもので…」
白井(あら、電話中ですの? …にしたって、仕事中に明らかな私用の電話。これは注意しなければ!)
食蜂「いえいえ。結構なお手前ですわよ? なかなか勉強されているようですし」ズズー
初春「ほ、本当ですか!?」
食蜂「ええ。今度白井さんにも披露してはいかがですか? 結構褒めてくださると思いますわよ」
初春「おおっ、なんか自信が出てきました! では次に白井さんに会ったらぎゃふんと言わせてやります!」
白井「誰をぎゃふんとですの?」ニッコリ
初春「うわっ! 白井さん!? あっ、これはですね…」アセアセ
白井「ふむ。とりあえず言い訳は後ほど聞くことにいたしましょう」ニコォ
初春「ひっ!?」
白井「仕事中に何をサボってますのー!?」グリグリ
初春「い、痛いです白井さーん! ゴメンナサーイ!!」
白井「謝れば何でも許されると思ったら大間違いですの! 大体、貴女がサボると私まで固法先輩に怒られますのよ!?」
初春「そ、それを言うなら、私だって白井さんが仕事で独断専行するたびに一緒に怒られてるじゃないですかー!?」
白井「わたくしのは仕事上仕方ありませんのー!」
食蜂「まぁまぁ白井さん。その辺で宜しいのではなくて?」
初春「ですよね!」パァー
白井「…そうですわね」パッ
991: 2011/12/22(木) 02:07:32.35 ID:BCH8iQ9E0
初春「ふいー。助かりました。危うく頭蓋骨が砕けるところでしたよー」
白井「どんだけ力があるのですかわたくしは」
食蜂「ふふっ、流石は風紀委員」
白井「ですの! ………ハッ! ついクセでやってしまいましたの…」
食蜂「別に私は振ってませんけれど」
白井「し、失礼しました……ではなくて! 何故貴女がここにいらっしゃるのですか!?」
食蜂「あら。居てはいけませんでしたか?」
白井「そもそもここは本来風紀委員以外は用が無い場所ですが…」
初春「あっ、白井さん。心理掌握さんは悪くありませんよ! ここに案内したのは私ですから!」
白井「お前かーっ!」グリグリ
初春「痛いです白井さーん!」フエーン
食蜂「あらあら。いいではありませんか。されるがまま来た私も悪い訳ですし」ニッコリ
白井「……それで、何の用ですの?」
食蜂「はい?」
白井「おそらく何らかの用件があっていらしたのでしょう? 風紀委員関係のことですの?」
食蜂「残念ながら違いますわ。私が用があるのは貴女ですのよ、白井黒子さん?
白井「わたくし…ですの?」
食蜂「ええ。出来れば2人きりでお話したいのですが…」
初春「えーっ! 私は聞いちゃ駄目なんですかー!?」
食蜂「申し訳ありませんわね。少々プライベートな件ですので」
初春「そうですか…」
食蜂「そう暗い顔をなさらずに。今度、紅茶によく合う菓子等を持ってこちらに来ますから」
初春「ほ、本当ですか!?」
食蜂「ええ。約束いたしますわ」ニッコリ
白井「どんだけ力があるのですかわたくしは」
食蜂「ふふっ、流石は風紀委員」
白井「ですの! ………ハッ! ついクセでやってしまいましたの…」
食蜂「別に私は振ってませんけれど」
白井「し、失礼しました……ではなくて! 何故貴女がここにいらっしゃるのですか!?」
食蜂「あら。居てはいけませんでしたか?」
白井「そもそもここは本来風紀委員以外は用が無い場所ですが…」
初春「あっ、白井さん。心理掌握さんは悪くありませんよ! ここに案内したのは私ですから!」
白井「お前かーっ!」グリグリ
初春「痛いです白井さーん!」フエーン
食蜂「あらあら。いいではありませんか。されるがまま来た私も悪い訳ですし」ニッコリ
白井「……それで、何の用ですの?」
食蜂「はい?」
白井「おそらく何らかの用件があっていらしたのでしょう? 風紀委員関係のことですの?」
食蜂「残念ながら違いますわ。私が用があるのは貴女ですのよ、白井黒子さん?
白井「わたくし…ですの?」
食蜂「ええ。出来れば2人きりでお話したいのですが…」
初春「えーっ! 私は聞いちゃ駄目なんですかー!?」
食蜂「申し訳ありませんわね。少々プライベートな件ですので」
初春「そうですか…」
食蜂「そう暗い顔をなさらずに。今度、紅茶によく合う菓子等を持ってこちらに来ますから」
初春「ほ、本当ですか!?」
食蜂「ええ。約束いたしますわ」ニッコリ
992: 2011/12/22(木) 02:08:05.72 ID:BCH8iQ9E0
白井「…よく分かりませんが、わたくしは構いませんわ。何か大事なことのようですし」
食蜂「ありがとうございます。では」スッ
白井「どちらまで?」
食蜂「第7学区ならば、貴女の好きなところ何処へでも」
白井「了解しましたの!」ヒュン
ーーー第7学区 例の公園ーーーーーーーーーーーー
白井「着きましたの。…それで、お話とは?」シュタッ
食蜂「ええ。実は……」カクカクシカジカ
白井「…なるほど。クラスマッチ、外部枠、ペアチケットですか」
食蜂「ええ。それで、私は諸事情もありまして、必ずこのクラスマッチで優勝したいのです」
白井「それでこのわたくしをスカウトしに来た、という訳ですの?」
食蜂「はい。貴女は非常に優れた人ですし、私たちのクラスの戦力になってくださればとても嬉しいのですが。私自身、スポーツは得意とは言い難いですしね」
白井「……申し訳ありませんの。誘っていただいたのは大変光栄なのですが、お断りさせていただきますの」ペコッ
食蜂「そうですか……。やはり美琴かしら? その理由は」
白井「……はい。やはりわたくしは、お遊びとはいえお姉さまと敵対するなど出来ませんわ。そのような商品があるのであれば、なおさら」
食蜂「……」
白井「以上ですの。これからわたくしは仕事があるので戻らなければなりませんが、学舎の園まで送りましょうか?」
食蜂「いいえ、結構ですわ。自分で帰りますから」
白井「そうですか。ではまたお会いしましょう」
食蜂「ええ」
白井「……では」
食蜂「……………本当に、それで良いの?」
白井「……」
食蜂「貴女だって、本当はまだ諦め切れてないのではありm」
白井「分かってますの!!」
食蜂「……白井さん」
食蜂「ありがとうございます。では」スッ
白井「どちらまで?」
食蜂「第7学区ならば、貴女の好きなところ何処へでも」
白井「了解しましたの!」ヒュン
ーーー第7学区 例の公園ーーーーーーーーーーーー
白井「着きましたの。…それで、お話とは?」シュタッ
食蜂「ええ。実は……」カクカクシカジカ
白井「…なるほど。クラスマッチ、外部枠、ペアチケットですか」
食蜂「ええ。それで、私は諸事情もありまして、必ずこのクラスマッチで優勝したいのです」
白井「それでこのわたくしをスカウトしに来た、という訳ですの?」
食蜂「はい。貴女は非常に優れた人ですし、私たちのクラスの戦力になってくださればとても嬉しいのですが。私自身、スポーツは得意とは言い難いですしね」
白井「……申し訳ありませんの。誘っていただいたのは大変光栄なのですが、お断りさせていただきますの」ペコッ
食蜂「そうですか……。やはり美琴かしら? その理由は」
白井「……はい。やはりわたくしは、お遊びとはいえお姉さまと敵対するなど出来ませんわ。そのような商品があるのであれば、なおさら」
食蜂「……」
白井「以上ですの。これからわたくしは仕事があるので戻らなければなりませんが、学舎の園まで送りましょうか?」
食蜂「いいえ、結構ですわ。自分で帰りますから」
白井「そうですか。ではまたお会いしましょう」
食蜂「ええ」
白井「……では」
食蜂「……………本当に、それで良いの?」
白井「……」
食蜂「貴女だって、本当はまだ諦め切れてないのではありm」
白井「分かってますの!!」
食蜂「……白井さん」
993: 2011/12/22(木) 02:08:35.54 ID:BCH8iQ9E0
白井「わたくしだって…わたくしだって諦めたくはありませんの! 簡単には割り切れませんの!!」
食蜂「……」
白井「でも、あんなに嬉しそうなお姉さまのお顔を見たら、あんなに幸せそうなお姉さまを見てしまったら、もう私には…」
食蜂「……だから、もう無理だと決めつけてしまうの?」
白井「仕方ありませんの! これが…これがお姉さまのためですの。お姉さまの幸せが、黒子の幸せですわ!! だから黒子は嬉しいんですの!!」
食蜂「だったら!」
白井「」ビクッ
食蜂「…ならどうして、貴女はそんなに悲しそうな顔をしているの?」
白井「……」
食蜂「自分の気持ちが、グチャグチャのままで整理できないのね。心を読まなくても分かるわ。貴女は初めてのこの状況に困惑している」
白井「…ええ」
食蜂「でもね、そういうときは、自分の気持ちに素直になればいいの。そうすれば、今まで混沌としていた心が整うわ」
白井「…しかし、それではお姉さまが」
食蜂「そのお姉さまは、貴女が悲しんでいるのを無視できる人だった? 人の気持ちを踏みにじるような女だった?」
白井「そ、そんな訳ありません! お姉さまはいつでも皆のことを第一に考えてくださる…」
食蜂「…なら、少しくらい貴女のワガママも聞いてもらおうじゃない? 貴女のお姉さまに」
白井「……分かりましたの。では、わたくしの初めてのワガママ、貴女の手に委ねますわ」
食蜂「交渉成立ね。ごめんなさいね、責めるような真似して」ガシッ
白井「いいえっ! むしろ心がすっきりしましたの」ガシッ
食蜂「…じゃあ、一緒に優勝目指しましょうね。白井黒子さん?」
白井「了解しましたの!!」
食蜂(ふふっ。まずは一人目…!)
2年5組、交渉術を駆使して見事に白井黒子を獲得。
食蜂「……」
白井「でも、あんなに嬉しそうなお姉さまのお顔を見たら、あんなに幸せそうなお姉さまを見てしまったら、もう私には…」
食蜂「……だから、もう無理だと決めつけてしまうの?」
白井「仕方ありませんの! これが…これがお姉さまのためですの。お姉さまの幸せが、黒子の幸せですわ!! だから黒子は嬉しいんですの!!」
食蜂「だったら!」
白井「」ビクッ
食蜂「…ならどうして、貴女はそんなに悲しそうな顔をしているの?」
白井「……」
食蜂「自分の気持ちが、グチャグチャのままで整理できないのね。心を読まなくても分かるわ。貴女は初めてのこの状況に困惑している」
白井「…ええ」
食蜂「でもね、そういうときは、自分の気持ちに素直になればいいの。そうすれば、今まで混沌としていた心が整うわ」
白井「…しかし、それではお姉さまが」
食蜂「そのお姉さまは、貴女が悲しんでいるのを無視できる人だった? 人の気持ちを踏みにじるような女だった?」
白井「そ、そんな訳ありません! お姉さまはいつでも皆のことを第一に考えてくださる…」
食蜂「…なら、少しくらい貴女のワガママも聞いてもらおうじゃない? 貴女のお姉さまに」
白井「……分かりましたの。では、わたくしの初めてのワガママ、貴女の手に委ねますわ」
食蜂「交渉成立ね。ごめんなさいね、責めるような真似して」ガシッ
白井「いいえっ! むしろ心がすっきりしましたの」ガシッ
食蜂「…じゃあ、一緒に優勝目指しましょうね。白井黒子さん?」
白井「了解しましたの!!」
食蜂(ふふっ。まずは一人目…!)
2年5組、交渉術を駆使して見事に白井黒子を獲得。
994: 2011/12/22(木) 02:09:12.31 ID:BCH8iQ9E0
ケース6 結標淡希の場合
~放課後~
ーーー職員室ーーーーーーーーーーーー
結標「…ふぅー。クラスマッチ、ねぇ」
結標(助っ人かぁ。私のところは誰を呼ぼうかしら?)
結標「うーん。とりあえず帰りながらゆっくり考えましょうか」<ガラガラー!
土御門「結標! 居るかーっ!?」
結標「きゃっ!? つ、土御門? どうしたのよ?? ていうか貴方、随分傷だらけなのだけれど」
土御門「話は後だ! さっさとオレをアレイスターのところへ連れて行け!」
結標「はぁ? そ、そんなこと急に言われても…」
土御門「い・い・か・ら!!」ゴゴゴゴゴ
結標「は、はい…(助っ人のことがあるのに~!)」ヒュン
ーーー窓の無いビルーーーーーーーーーーーー
土御門「よし、着いたか」
結標「じゃ、じゃあ私はこれで…」
土御門「おいお前、オレをここに閉じ込める気か?」
結標「い、いいえ。そういうつもりじゃ…」
土御門「ならいい。ここで待ってろ」スタスタ
結標「は、はい」
土御門「おいアレイスター! あれは一体どういうつもりなんだ!?」
☆『ふむ。何か問題でもあるかね? とても平和的な宣伝方法だと思うのだが』
土御門「にしたって唐突すぎるぞ。『あちら側』への配慮はどうなってる?」
☆『そちらは君の担当分だと思うのだがね。まぁ、これですぐにバランスが崩れる訳でもないのだし、おそらく大丈夫だろう』
土御門「オレもそうは思うんだがな。だが、急に科学のイベントを増やしては、あちらもあまりいい顔をしないぞ」
☆『問題は無い。所詮子供たちのお遊びにすぎんよ』
土御門「レベル5と『幻想頃し』を集めておいて“お遊び”で済むはず無いだろうが。その対策はどうなっている!?」
☆『ああ。これはまだ不確定事項なのだが…』
結標(…まだ終わらないのかしら? これだと仲間集めが一向に進まないじゃない…!)
2年6組、結局この日は仲間が一人も集まらず。
~放課後~
ーーー職員室ーーーーーーーーーーーー
結標「…ふぅー。クラスマッチ、ねぇ」
結標(助っ人かぁ。私のところは誰を呼ぼうかしら?)
結標「うーん。とりあえず帰りながらゆっくり考えましょうか」<ガラガラー!
土御門「結標! 居るかーっ!?」
結標「きゃっ!? つ、土御門? どうしたのよ?? ていうか貴方、随分傷だらけなのだけれど」
土御門「話は後だ! さっさとオレをアレイスターのところへ連れて行け!」
結標「はぁ? そ、そんなこと急に言われても…」
土御門「い・い・か・ら!!」ゴゴゴゴゴ
結標「は、はい…(助っ人のことがあるのに~!)」ヒュン
ーーー窓の無いビルーーーーーーーーーーーー
土御門「よし、着いたか」
結標「じゃ、じゃあ私はこれで…」
土御門「おいお前、オレをここに閉じ込める気か?」
結標「い、いいえ。そういうつもりじゃ…」
土御門「ならいい。ここで待ってろ」スタスタ
結標「は、はい」
土御門「おいアレイスター! あれは一体どういうつもりなんだ!?」
☆『ふむ。何か問題でもあるかね? とても平和的な宣伝方法だと思うのだが』
土御門「にしたって唐突すぎるぞ。『あちら側』への配慮はどうなってる?」
☆『そちらは君の担当分だと思うのだがね。まぁ、これですぐにバランスが崩れる訳でもないのだし、おそらく大丈夫だろう』
土御門「オレもそうは思うんだがな。だが、急に科学のイベントを増やしては、あちらもあまりいい顔をしないぞ」
☆『問題は無い。所詮子供たちのお遊びにすぎんよ』
土御門「レベル5と『幻想頃し』を集めておいて“お遊び”で済むはず無いだろうが。その対策はどうなっている!?」
☆『ああ。これはまだ不確定事項なのだが…』
結標(…まだ終わらないのかしら? これだと仲間集めが一向に進まないじゃない…!)
2年6組、結局この日は仲間が一人も集まらず。
995: 2011/12/22(木) 02:09:47.49 ID:BCH8iQ9E0
ケース7 削板軍覇の場合
ーーー第7学区 街頭ーーーーーーーーーーーー
<ザワザワ ガヤガヤ
削板「さて皆の者! オレの話にどうか耳を傾けてほしい!!」
削板「この中で根性のある者!! オレと共にクラスマッチに出場してみないか!!?」
削板「参加資格は熱い根性のある者!! それさえあれば年齢・学校・出身は問わない!」
削板「とにかく根性だ! 根性のある者が大会を制し、根性によって勝敗は決する!!」
削板「さぁ、オレと一緒に熱い青春の一ページを紡ごうではないか!!!」
削板「そこの奥さん! 走り回っているお子さん! そして毎日忙しいサラリーマンの皆!! オレと一緒に青春をしようぜっ!!」ババーン
削板「おーし。皆、どうだぁ!!? 参加したくはないかぁ!!?」
削板「ハッハッハッハーっ!!!」
原谷「警備員さんこっちです」
黄泉川「削板軍覇、現行犯逮捕じゃん」ガシャッ
削板「何故だァァァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーっ!!?」
2年7組、迷惑防止条例違反で仲間集めが不可能に。
ーーー第7学区 街頭ーーーーーーーーーーーー
<ザワザワ ガヤガヤ
削板「さて皆の者! オレの話にどうか耳を傾けてほしい!!」
削板「この中で根性のある者!! オレと共にクラスマッチに出場してみないか!!?」
削板「参加資格は熱い根性のある者!! それさえあれば年齢・学校・出身は問わない!」
削板「とにかく根性だ! 根性のある者が大会を制し、根性によって勝敗は決する!!」
削板「さぁ、オレと一緒に熱い青春の一ページを紡ごうではないか!!!」
削板「そこの奥さん! 走り回っているお子さん! そして毎日忙しいサラリーマンの皆!! オレと一緒に青春をしようぜっ!!」ババーン
削板「おーし。皆、どうだぁ!!? 参加したくはないかぁ!!?」
削板「ハッハッハッハーっ!!!」
原谷「警備員さんこっちです」
黄泉川「削板軍覇、現行犯逮捕じゃん」ガシャッ
削板「何故だァァァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーっ!!?」
2年7組、迷惑防止条例違反で仲間集めが不可能に。
996: 2011/12/22(木) 02:14:02.74 ID:BCH8iQ9E0
以上です。それぞれの感情が入り混じったクラスマッチ……。書くのは一体いつになるのやら。
という訳で、8日目終了です。9日目の時間割は次スレに貼っておきますね。
では、2スレ目もご愛顧いただき、本当にありがとうございました! まだまだグダグダ続きますので、また宜しくお願いします。
それでは、次スレ建ててきますので少々お待ちを。
という訳で、8日目終了です。9日目の時間割は次スレに貼っておきますね。
では、2スレ目もご愛顧いただき、本当にありがとうございました! まだまだグダグダ続きますので、また宜しくお願いします。
それでは、次スレ建ててきますので少々お待ちを。
997: 2011/12/22(木) 02:36:37.16 ID:3L6z4M9A0
引用: 上条「教育実習?」2週目
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