546: 2014/12/26(金) 22:35:26.20 ID:QFrdcp4s0

前回:レッド(無口とか幽霊とか言われるけど地方を回ります)【前編】


~マサラタウン~

ブルー「ふあぁ……あら、何かしらこれ……お菓子?」パクッ

ブルー「甘くて美味しいわね! ふふ、レッドにも分けてあげましょ」


レッド「ふあぁ……あ」

レッド「例のおじさんのぬいぐるみ……可愛い」

レッド「……っていうか、赤いヨッシーっていたんだ……可愛い」


リーフ「うーん……あ、プレゼントだわ! プレゼントよっ、ファイア!」

ファイア「ん……あぁ、クリスマスのか」

ファイア(猫耳……!? 付けろという事か!? 付けないぞ!?)

リーフ「きゃーっ! すっごいの貰っちゃったわーっ!」

ファイア「え、何?」

リーフ「ファイア君の初めてを貰える券!!」

ファイア「…………!?」

リーフ「じゃあファイアのファーストキッスいただくわよ!」ガバッ

ファイア「タンマタンマタンマタンマタンマ!! 落ち着け下さい!!」ダッ


ブルー「何だか上が騒がしいわね?」

レッド「?」モグモグ
BANDAI ポケモンスケールワールド カントー地方 [6.レッド](単品)
547: 2014/12/26(金) 22:40:19.58 ID:QFrdcp4s0



グリーン「よいしょっと……はぁ、朝か」

グリーン「ん? あぁ、サンタさんだな。俺には話が回って来なかったが」

グリーン「中身は……写真集?」

グリーン「しかも全部レッドの女装写真かよ……いらねぇよこんなの」

グリーン「ん……こんなのあったか……ふーん……ははっ」ペラッ

ナナミ「グリーン、朝ごはんよ? 何読んでるの?」

グリーン「うおおお何でもねぇえええ!!」バタン

ナナミ「? ライを呼んできてね」

グリーン「お、おう……」


ライ「朝か……あ、プレゼント」

ライ「…………マルマイン?」

ライ「そうか……俺に出番がねーこんな世の中爆発させちまえっつーことだな!」

グリーン「早まるなライ! テ口リストにはなるな!! 捕まえんの俺だし!!」

551: 2014/12/26(金) 22:45:01.93 ID:QFrdcp4s0



トウヤ「ふぁーあ……おはよー」

トウヤ「あれ? これ……プレゼント? そんなの配ってたんだ」

トウヤ「中身は……孫の手かぁ」

トウヤ「確かに、体が硬いと背中に手が届かないし便利かもねぇ」


トウコ「朝っ、グッドモーニング!」ガバッ

トウコ「……あら? 何これ、プレゼント?」

トウコ「もしかしたらサンタさんが……? なーんて」

トウコ「中身は……お、おいしい水?」

トウコ「……とりあえず冷蔵庫にしまいましょ」


トウヤ「あ、トウコおはよー」

トウコ「おはよう、プレゼント何だった?」

トウヤ「孫の手だったよー」

トウコ「私はおいしい水よ。なんかサンタって感じ無いわねー」

トウヤ「はは、そうだねぇ」

552: 2014/12/26(金) 22:50:51.91 ID:QFrdcp4s0



キョウヘイ「うー……ん、朝ー」

キョウヘイ「シャキッ! とは言いつつそこまでスッキリしない目覚めっす」ガバッ

キョウヘイ「……ん? あぁ、これは例のサンタのプレゼントっすね」

キョウヘイ「あんまりろくなもん無さそうっすけど……ん、おお!?」

キョウヘイ「NINJA!! なりきりセットだー!! やったー!!」

キョウヘイ「わーいわーい! サンタさんマジサンキュー!!」


メイ「ふにゃー……朝ぁー」

メイ「むむ、これは……薬品?」

メイ「プレゼントに薬品とは、センスの無いサンタさんですにゃあ」

メイ「仕方無い、とりあえずクソ兄貴の所に持ってって何の薬品か調べてもらお」

メイ「ついでに指紋も調べて貰って、嫌いな奴だったらそいつに薬盛ろう!」

メイ「えと、指紋が付かないように……と」

メイ「よし、今から行くぞークソ兄貴ー!」

554: 2014/12/26(金) 22:55:37.01 ID:QFrdcp4s0



ヒカリ「…………ふあぁ」

ヒカリ「いつも思うのだけれど、本当に睡眠時間って短く感じるのよね」

ヒカリ「あら、これはサンタさんのプレゼントかしら。中身は……」

ヒカリ「はかいのいでんし……これはミュウツー様の遺伝子と噂のアイテム……!」

ヒカリ「きゃぁぁああっ!! ど、どうしましょう! 保存しなきゃ!」

ヒカリ「冷蔵するのがいいのかしら? 何かの液に入れるとか!? と、とりあえず……」

ヒカリ「ありがとうっ、サンタさーんっ!」



コウキ「うーん……あ、プレゼントだー」

コウキ「プレゼントー、プレゼントー……おぉ、これはー」

コウキ「乾布摩擦のタオル……!」

コウキ「よーし! 朝から乾布摩擦やるかー!」バッ

555: 2014/12/26(金) 22:59:23.27 ID:QFrdcp4s0



ゴールド「ふぁーあぁ……ああ、もう朝かよ」

ゴールド「ウツギ博士も大変だな……あれ毎年やってんの博士だったのかよ」

ゴールド「で……これはでかいきんのたまか」

ゴールド「多分換金しろって事だな……欲しいもん金って書いたし」


ヒビキ「うーん……ううぅ」

ヒビキ「う? あ、プレゼントだ!」

ヒビキ「なんだろー……おぉ、スマートキッス!」

ヒビキ「ガチャガチャで見て欲しかったんだ、やったー!」

ヒビキ「でもシールか……勿体なくて使えないや!」

556: 2014/12/26(金) 23:04:56.63 ID:QFrdcp4s0



クリスタル「うーん……もう朝?」

クリスタル「……ってこれ、クリスマスプレゼント? まだやってたの?」

クリスタル「あたしももう大人だし、博士も無理しなくていーんだけど……」

クリスタル「まぁ、それはそれとして。中身が何かは気になっちゃうのよね……と」

クリスタル「……出番ありますよ券!? 本当!? 出番っ!?」

クリスタル「これがあれば出番貰えるのね!? やった!! 出番!!」

クリスタル「これが貰えるなら毎日来なさいよサンタ! クリスマス最高!!」


コトネ「うぅー……朝ー」

コトネ「はっ! そうだ、プレゼントプレゼント!」

コトネ「どれどれ……ヒビキと一日遊べる券!」

コトネ「やったーっ! 今からヒビキのところに遊びに行こーっと!」

コトネ「行ってきまーっす!」タタッ

557: 2014/12/26(金) 23:10:22.25 ID:QFrdcp4s0



ユウキ「もう食べられないんだぞー……はっ!」

ユウキ「夢だったのかー……いや、もしかしたら今まで俺が夢だと思っていた世界が全て現実で今ここで俺が考え事をしている世界こそが夢の世界であり全ての世界で夢と現実の逆転現象が起きているんじゃないだろうか……」

ユウキ「なわけないかー! ……あれ!?」

色ダンバル「……ばる?」

ユウキ「わーっ、すっげー! 色違いだー! これからよろしくなーっ、ダンバル!」

色ダンバル「ばるばる!」


ハルカ「ふぁー……朝かも」

ハルカ「何これ……あ、そういえばクリスマスだったかも」

ハルカ「中身は……木の実セット、しかもレアものばっかかも!」

ハルカ「これは凄いかも……さっそく庭に埋めるかも!」

ハルカ「たくさん実がなったらユウキに何か作ってあげるかも……ふふ」

ハルカ「今から楽しみかもー!」

558: 2014/12/26(金) 23:19:43.14 ID:QFrdcp4s0



セレナ「ん……ふあぁ、もう朝ですの?」

セレナ「今日も一日がんばるですの!」

セレナ「……あら? 何ですの? これは……コンパス?」

セレナ「普通のものに、ペリッパーの形のもの、ドーナツ、アチャモ、ハート、風車に砂時計……」

セレナ「色んな形のコンパスがあるんですのね! これでもう道に迷いませんわ!」

セレナ「さっそくミアレに出発ですわー!」


カルム「…………んー」

ハンサム「起きたかカルムクン! この縄をほどいてくれないか!」

カルム「…………ええええええええっ!? お、おじさん、なんで!?」

ハンサム「はっはっは、自分でもわからんがいつの間にかな!」

カルム「な、何それ……あ、もしかして」

ハンサム「心当たりがあるのかね?」

カルム「いや……サンタさんのお陰かな、なんて……いや、何でもないから忘れて!」

ハンサム「そうかそうか、サンタさんか! サンタさんがそういうなら、今日一日一緒にいよう!」

カルム「え、本当!? う、嬉しい……ありがと、おじさん」

559: 2014/12/26(金) 23:21:19.05 ID:QFrdcp4s0


レッド「グリーン、マリオやろ……って、何読んでんの……?」

グリーン「うおおおお!? か、勝手に入ってくんなよ!!」



終わり

605: 2014/12/31(水) 21:06:06.34 ID:3U27EAsB0
始めます!

607: 2014/12/31(水) 21:11:29.30 ID:3U27EAsB0


マサキ「やーやー、いらっしゃいいらっしゃい」

レッド「……?」

トウヤ「今日は何ですか?」

キョウヘイ「この時期だと……あれっすかね」

コウキ「なんか僕影薄くなりそう!」

メイ「メイがここいてもいいのかにゃ?」

マサキ「ええよええよ、で、今回も去年と似たようなのやるで」

レッド「あー……」

トウヤ「あったねー……」

マサキ「えー、今回は……」

マサキ「笑ってはいけない! ジュンサーさん24時ぃぃぃ!!」

キョウヘイ「ジュンサーさん? ってことは……」

マサキ「まあ警察ってことや。着替えてきいや」

コウキ「はーい」

608: 2014/12/31(水) 21:19:02.67 ID:3U27EAsB0



マサキ「そろそろ終わったやろ。順番に呼ぶでー。まずトウヤ!」

トウヤ「はーい……なんか、普通に警察の制服なんだね」

マサキ「似合っとるやん。地元の交番のお兄さんって感じやな」

マサキ「次キョウヘイー!」

キョウヘイ「はいはいはい! いやー、俺は何でも似合っちゃうっすねえ」

マサキ「本当に似合ってるな、署内で一番調子乗ってる若手って感じや」

マサキ「次コウキー!」

コウキ「はーい! どうかなー?」

マサキ「ええやんええやん、職業体験に来た小学生って感じやな」

マサキ「メイー!」

メイ「はいはーいっ! すーぱーポリスメイちゃんだよん! っていうかこの服何にゃー!?」

マサキ「何故か男物やな……でも逆に可愛いんとちゃう?」

メイ「そっかにゃー」

マサキ「もうここまで来たらわかっとると思うけど……レッド!」

レッド「…………」

マサキ「似合っとる! 似合っとるでミニスカポリス!!」

キョウヘイ「やっぱりっすかー……」

メイ「レッドちょー似合ってるよーう!」

609: 2014/12/31(水) 21:24:37.16 ID:3U27EAsB0
マサキ「今からバスで警察署に行くで」

レッド「警察署……」

キョウヘイ「もうジュンサーさん感無いっすね。レッドさんの格好以外には」

レッド「…………」

トウヤ「えーと、笑っちゃ駄目なんだっけ?」

マサキ「このバスに乗ったらなー」

コウキ「うー、笑いやすいから気をつけないと……」

メイ「ふふん、メイはこーゆーの得意だもんねー!」


~バス~

レッド「……ねえ」

マサキ「ん?」

レッド「酔い止め下さい……」

マサキ「はいはい」

キョウヘイ「さーて、何が来るっすかねえ」

コウキ「えー、こんなすぐ来るのー!?」

マサキ「お、停留所に停まったらしいで」

メイ「はやー!?」

610: 2014/12/31(水) 21:30:17.24 ID:3U27EAsB0

マツバ子「……」スタスタ

ミナキ「待ってくれマツバ子! 誤解なんだ!」

マツバ子「あなたったら嘘ばっかり、もう信用できないわ(棒)」

レッド「……」

トウヤ「けほっ……んー」

キョウヘイ「ふっ」

コウキ「ぷぷっ」

メイ「ふふ」

マサキ「キョウヘイ、コウキ、メイ、アウトー!」

キョウヘイ「今トウヤさんずるいっすよ! 咳で誤魔化して! いってえ!」

コウキ「ぎゃ!」

メイ「だんじょびょーどーっ!」

トウヤ「いや、気のせい気のせい」

ミナキ「こないだのアレは本当に誤解なんだ!」

マツバ子「嘘おっしゃい(棒)」


611: 2014/12/31(水) 21:35:23.59 ID:3U27EAsB0
マツバ子「こないだ一緒に歩いてた準伝はなんなのよ(棒)」

ミナキ「違う! あれは……ただの友達なんだ!」

キョウヘイ「修羅場っすか」

レッド「準伝……」

スイクン「」ガタッ

ミナキ「ス、スイクン!」

スイクン「私たち友達だったの!? そんなっ……あの日の告白は嘘だったの!?」

マツバ子「どういうことなの(棒)」

ミナキ「こ、これはっ……! そ、そこの恋愛上手そうな君!」

キョウヘイ「……お、俺!?」

ミナキ「俺はこういうときどうすればいいんだ!?」

キョウヘイ「え、えーと……」

下2

613: 2014/12/31(水) 21:36:59.06 ID:O5SzBWvM0
スイクンを殴る

615: 2014/12/31(水) 21:45:05.74 ID:3U27EAsB0
キョウヘイ「スイクンを殴れ」

ミナキ「スイクンを!?」

キョウヘイ「そうそう、それでこそスイクンへの愛が示せるっすよ」

マツバ子「さっさとしなさいよ(棒)」

スイクン「私を殴るの!?」

ミナキ「スイクン……これも君のため……!」ブンッ

スイクン「っ……あれ?」

ミナキ「駄目だ……! 俺には君を殴ることなんて出来ないッ……!」ガクッ

レッド(ガチ泣きしてるっ……!)フッ

スイクン「何よ! やるならやりなさいよ! 意気地なし!」ダッ

ミナキ「スイクゥゥゥゥゥン!!!」ダッ

トウヤ「ふ……」

キョウヘイ「……」

コウキ「スイクン足速いねー」

メイ「そ、そうだにゃ……」

マサキ「レッド、トウヤ、キョウヘイ、メイ、アウト!!」

レッド「いたっ……」

トウヤ「いだっ」

キョウヘイ「うぎゃっ」

メイ「うにゃっ」

616: 2014/12/31(水) 21:54:09.41 ID:3U27EAsB0
マツバ「カツラきつっ……」ポイッ

マツバ「えーと……頑張ってね」スタスタ

マサキ「修羅場って怖いなあ。出発やでー」


レッド「この服……」

メイ「んー?」

レッド「メイが作った訳じゃないの……?」

メイ「メイだったらもっとフリフリ付けるよー!」

マサキ「停留所やでー」

キョウヘイ「今度は誰っすか?」

フヨウ「おばーちゃーん! 早く早く!」

プリム「はいはい」

トウヤ「あ、可愛い」

キョウヘイ「あの子は口リに入るんすね」

レッド「……」

フヨウ「ねーねーおばーちゃーん?」

プリム「なあに?」

フヨウ「何であの人は男の格好してるの?」

メイ「にゃっ!?」

プリム「さあ……そういう趣味なんでしょう」

フヨウ「へー……ねえお兄さん!」

トウヤ「え、何?」

フヨウ「お兄さんは何でニヤニヤしてるの?」

トウヤ「えっ……えーとね……」

下2

618: 2014/12/31(水) 21:55:31.69 ID:KIFeN+ow0
君が可愛いから(キリッ

619: 2014/12/31(水) 22:01:16.34 ID:3U27EAsB0
トウヤ「……君が可愛いから」キラキラ

フヨウ「へー」

レッド「……っ」

キョウヘイ「ははははは!!」

コウキ「ぷぷぷー」

メイ「にゃははははは!!」

マサキ「トウヤ以外アウトー!」

プリム「いい? フヨウ。これからああいう人には近づいてはいけないよ」

フヨウ「はーい」タッタッ

マサキ「そういうこっちゃな……警察官が子供に手ぇ出したらあかんで」

トウヤ「はーい……」

マサキ「そんなこんなで到着やでー。降りるで」

レッド「はーい……」

620: 2014/12/31(水) 22:09:59.28 ID:3U27EAsB0

マサキ「ここがお前たちを受け入れる警察署や」

レッド「大きい……」

トウヤ「すごいねえ」

キョウヘイ「ふーん、よさげな建物っすね」

コウキ「ここで働くんだー!」

メイ「何するのかにゃ?」

マサキ「まずは署長に挨拶しに行くでー」


~署長室~

マサキ「失礼しますー」

レッド「……?」

キョウヘイ「誰もいないっすよ?」

トウヤ「座ってないよね?」

コウキ「どこなのかなー?」

「こ、こほん!」

621: 2014/12/31(水) 22:18:27.55 ID:3U27EAsB0
ユリーカ「わたしがこの警察署の署長、ユリーカです!」クルッ

レッド「あれ……」

トウヤ「!」

メイ「大きい椅子に隠れちゃったんだねー」

キョウヘイ「ちっちゃい署長さんっすねえ」

コウキ「この子でなれるんならあ僕も署長さんなれそうだけどなー?」

ユリーカ「年は小さくても中身が違うの、中身が!」

ユリーカ「おに……秘書!」

シトロン「ユリー……署長、厳選がしたいです」

ユリーカ「うるさい! 例の物を渡して!」

シトロン「はいはい……どうぞ」

レッド「何これ……?」

トウヤ「ずいぶん重いけど」

ユリーカ「開けてみて!」

キョウヘイ「うわ、チャカ!?」

トウヤ「重いと思ったら……」

コウキ「ひえー! つ、使えないよー!」

メイ「リアルだにゃ……レッド、どうしたの?」

レッド「なんか……僕のだけ割り箸なんだけど……」

キョウヘイ「……っ!」

トウヤ「レ、レッド……」

メイ「……ひゃふっ」

マサキ「キョウヘイトウヤメイアウトー!」

622: 2014/12/31(水) 22:24:34.99 ID:3U27EAsB0
レッド「割り箸……」

トウヤ「まあ……レッドはいらないだろうし、ね?」

レッド「……確かに!」

マサキ「あ、レッドの以外はエアガンやから安心しーや」

キョウヘイ「そりゃそうっすよね……」

マサキ「これから部屋行くでー」


~部屋~

マサキ「しばらくここでゆっくりしててええよー」バタン

レッド「うん……」

キョウヘイ「さて……引き出しっすね」

トウヤ「何かしら入ってるもんね」

コウキ「自分用の机だー!」

メイ「結構本格的だねーぇ?」

レッド「……誰の引き出しから開ける?」

下2

624: 2014/12/31(水) 22:26:23.34 ID:UWRbiTxD0
メイ

625: 2014/12/31(水) 22:32:21.03 ID:3U27EAsB0
レッド「メイ……頑張って」

メイ「頑張るぞい!」

メイ「一段目ッ……何もない。二段目! もない……」

メイ「ここの幅広引き出しは……ん?」

メイ(女装レッド写真集……?)

メイ「ほう……ふむ……」

キョウヘイ「え、何かあ……っ」

コウキ「見せて見せ、て……あははは!」

レッド「!?」ガタッ

トウヤ「そんなの出てたんだ……」

スピーカー「キョウヘイ、コウキ、アウトー!」

キョウヘイ「悔しいっ!」

コウキ「うー!」

メイ「これ持って帰っていいよね?」

レッド「だ、駄目!!」

626: 2014/12/31(水) 22:37:52.97 ID:3U27EAsB0
コウキ「じゃあ次は隣の僕ねー!」

トウヤ「頑張ってねぇ」

コウキ「幅広っ! うわわわわわー!?」ガラッ プシュー

レッド「!? だ、大丈夫……?」

コウキ「う、う、うん……」

キョウヘイ「まさかスモークがあるとは……」

メイ「ほかには何かない?」

コウキ「ほかには何も無いっぽい……」

キョウヘイ「損した感のある引き出しっすね……」

トウヤ「えーと、次は僕かな……あった」

キョウヘイ「何すかそれ?」

レッド「見せて……」

トウヤ「うーん……DVDだね。中身はわからないけど」

レッド「……後で?」

メイ「お楽しみ? だにゃー」

627: 2014/12/31(水) 22:44:29.58 ID:3U27EAsB0
キョウヘイ「次は俺っすか……うわー」

トウヤ「なんだった?」

キョウヘイ「これっすよー」ポイッ

レッド「ボタン……押すほうの」

コウキ「何か書いてあるよー」

メイ「押したら安価で何かが起こる……うわー、超不審だにゃ!」

レッド「……これどうするの」

キョウヘイ「今押すか押さないか……俺はどっちでもいいっすよ」
 
トウヤ「全部見てからでいいんじゃない? レッドのとか」

メイ「そうだにゃー」

レッド「えっと……あ」

コウキ「なになに?」

レッド「ピカチュウのぬいぐるみ……」

キョウヘイ「普通にいいやつっすか?」

メイ「あ、お腹を押してねってあるにょ」

コウキ「喋ったりするのかな?」

レッド「……」ポチッ

ピカチュウドール「……ぴっかっちゅう(超低音)」

628: 2014/12/31(水) 22:49:45.47 ID:3U27EAsB0
レッド「っ!?」ブンッ

キョウヘイ「あー! レッドさんが投げたら壊れるっすよ!」

ピカチュウドール「ぴっかっちゅうぴっかっちゅうぴっかっちゅうぴっかっちゅうぴっかっちゅう(超低音)」

コウキ「あー壊れちゃったー?」

メイ「電池とっちゃお、不気味だもん」

トウヤ「それにしてもすごい驚きようだったね、何かあったの?」

レッド「……この声……サカキの……っ」

キョウヘイ「サカキ……ぶふっ」

メイ「にゅっ……それってあのごついスーツの……」

スピーカー「レッド、キョウヘイ、メイ、アウトー!」

レッド「いっ……」

キョウヘイ「うぐうっ」

メイ「うぎゅうっ」

トウヤ「……これ押しちゃうよー」ポチッ

キョウヘイ「あ、勝手に押さないで下さいよー!!」

何が起きる?   下2

630: 2014/12/31(水) 22:51:39.19 ID:UWRbiTxD0
\ボンジュール!/

634: 2014/12/31(水) 23:04:22.27 ID:3U27EAsB0
ボタン「ボンジュール!」

トウヤ「……」

キョウヘイ「……」

コウキ「ま、まだセーフ……」

メイ「……」プルプル

レッド「…………」ポチポチポチポチ

ボタン「ボンジュボンジュボンジュール! ボボボボンジュボンジュール!」

トウヤ「ふっ……」

キョウヘイ「ちょ、レッドさんやめてくださいって……くくくっ」

コウキ「あははははは! あははははは!」

メイ「にゃふふふふふふ!」

レッド「……」

スピーカー「トウヤ、キョウヘイ、コウキ、メイ、アウトー!」

トウヤ「いだいっ」

キョウヘイ「あぐう」

コウキ「うー!」

メイ「うぐう」

635: 2014/12/31(水) 23:09:28.62 ID:3U27EAsB0


マサキ「お前ら、街に悪党が出よったで!」

レッド「悪党……?」

キョウヘイ「泥棒とか殺人犯でなく悪党っすか」

トウヤ「随分アバウトだねー」

コウキ「しっかり倒すぞー!」

メイ「レッツゴー!」


~バス~

マサキ「通報によるとやな、とんでもない悪党らしい」

レッド「とんでもない……」

キョウヘイ「だからアバウトなんすよー」

マサキ「今はやな、交差点あたりで悪いことしとるらしいで」

コウキ「交差点!?」

トウヤ「交差点に驚く要素ある?」

メイ「悪いことって……全体的にアバウトすぎにゃー」

636: 2014/12/31(水) 23:18:54.94 ID:3U27EAsB0


マサキ「ここやで! さあ、とっ捕まえるんや!」

キョウヘイ「とっ捕まえるって……肝心の悪党はどこなんすか?」

レッド「…………」

「ここだ! 無能な警察ども!!」

トウヤ「え! ど、どこ?」

レッド「コウキ、それ貸して……」

コウキ「いいよー?」

メイ「は! う、上だー!」

「ようやく気付いたか!! 俺の名前を言ってやるからよーく聞きやがれ!」

ミドリゲス「俺の名前は大悪党ミドリゲ」

レッド「……」パンッ

ミドリゲス「すぅぅぅっ!? こ、こら! 落ちるところだったじゃねーか!!」

ミドリゲス「自己紹介は最後までさせろよレッドこの野郎!!」

レッド「やだ」パンッ

ミドリゲス「撃つんじゃねええええええええ!!」

キョウヘイ「ふっ」

トウヤ「あはは……」

コウキ「あははははは!」

メイ「あららー」

マサキ「キョウヘイ、トウヤ、コウキ、アウトー!」

637: 2014/12/31(水) 23:24:32.54 ID:3U27EAsB0
マサキ「強いやんかレッド! この調子で捕まえるんや!」

レッド「……わかった」ガシッ

ミドリゲス「ぐえっ、襟首を掴むな! わかったわかった、降参だ!」

レッド「ふん……」

キョウヘイ「お疲れさまっすー」

トウヤ「凄かったねえ」

マサキ「さすがやな! 今まで何人もの警官を葬ってきたミドリゲスを捕まえるなんて!」

コウキ「へー、グリーンさん凄いー!」

ミドリゲス「グ、グリーンじゃねえっつーの!」

レッド「……」ペシッ

ミドリゲス「いてっ」

メイ「一件落着だにゃー」

638: 2014/12/31(水) 23:31:44.07 ID:3U27EAsB0


~バス~

マサキ「さすがやなーレッド、ご褒美にアメちゃんやるわ」

レッド「やった……」

トウヤ「よかったねえ」

キョウヘイ「いいんすかそれ……」

マサキ「お、停留所に着いたで」

コウキ「あれ、お客さん来ないねー……うわ!」

テルミ「このバスちょっと止まってもらうぜ!」

キラン「さあさあ、あたし達のいう事聞かないと爆発させちゃうよ!」

ソウイチ「このバスかっこいいぜ!」

ロラン「あ、久しぶりですね」

レッド「うん……」

クロード「こら。今俺たちはテ口リストなんだから警官と話してはいけないだろう」

マサキ「ぎゃー! こいつらは今話題のテ口リストやー!」

テルミ「今からこのバスをジャックする!」

キョウヘイ「バスジャック……!? お前らの目的は何なんだっ!」

トウヤ「さすが俳優、上手だねー」

キラン「あたし達の目的は……」

下2

639: 2014/12/31(水) 23:32:42.25 ID:KIFeN+ow0
リア充繁栄

645: 2014/12/31(水) 23:41:20.50 ID:3U27EAsB0
キラン「リア充繁栄! リア充に幸あれ!」

テルミ「そのために活動しているんだ!」

キラン(まあ、出来ればレッドちゃんとリア充したいなー)

テルミ(本当はレッドとリア充になれればな……)

キョウヘイ「あっ」

トウヤ「あー」

コウキ「?」

レッド「……リア充撲滅! 全員逮捕!」

メイ「思いっきり私情だにゃ!」

レッド「二人も逮捕!」ガシッ

キラン「あ、レッドちゃんその服かわいーい!」

テルミ「あ、本当だな……に、似合ってるぞ」

レッド「ありがとう。でも逮捕」

キョウヘイ「リア充破滅モードになってるっすね」

コウキ「そんなモードあるんだー」

649: 2014/12/31(水) 23:48:27.91 ID:3U27EAsB0
レッド「マサキ……全員捕まえた」

キラン「捕まっちゃった……でもレッドちゃんに捕まるならいいかな」

テルミ「お、俺も……な、なんちゃってな」

ソウイチ「おにごっこだったのか?」

ロラン「僕も捕まっちゃいましたね」

クロード「そういうストーリーだから仕方ないだろう」

マサキ「大手柄やな!」

キョウヘイ「お疲れ様っすー」

トウヤ「頑張ったねー」

コウキ「凄かったー!」

メイ「もうわけわからんにゃ」

マサキ「今度こそ帰るでー」

652: 2014/12/31(水) 23:55:46.71 ID:3U27EAsB0
マサキ「ガチムチさんは女子枠やったからおらんねん。あ。キランちゃんは特別や」

レッド「?」

マサキ「そうそう、今回よく頑張ったから署長からプレゼントがあるらしいで」

レッド「やった……」

キョウヘイ「そういうのあるんすね」

トウヤ「ホワイト企業だねえ」

コウキ「楽しみだねー!」

メイ「署長ってユリーカちゃんだよにゃん……」


~署長室~

マサキ「連れてきたでー」

ユリーカ「あ、皆! 悪いけど、それどころじゃなくなっちゃったの!」

マサキ「な、なんやってー!」

コウキ「わざとらしー!」

ユリーカ「秘書、説明を!」

シトロン「先程、この警察署内に怪盗が入ったようです」

レッド「怪盗……?」

キョウヘイ「キッドっすか?」

トウヤ「違うでしょ……」

655: 2015/01/01(木) 00:00:59.91 ID:JyLg0zBM0
シトロン「その怪盗の特徴ですが……」

ユリーカ「早く言ってよお兄ちゃん!」

シトロン「ご、ごめんユリー……署長……」

トウヤ(いいなあ)

キョウヘイ(これは変態の顔っ!)

シトロン「年はコウキ君より上くらいに見えたらしい。顔は仮面でよくわからないとか」

ユリーカ「被害が出ないうちに捕まえるよ!」

レッド「はい……」

トウヤ「はい!」

キョウヘイ「ういっす」

コウキ「はーい」

メイ(笑ってはいけないとはなんだったのか)

656: 2015/01/01(木) 00:01:37.17 ID:JyLg0zBM0
明けましておめでとうございます。続きはまた明日。終わり。

674: 2015/01/01(木) 21:14:36.15 ID:JyLg0zBM0
始めます

675: 2015/01/01(木) 21:19:33.84 ID:JyLg0zBM0


マサキ「まさか怪盗が出るなんてなあ」

キョウヘイ「古風っすね」

トウヤ「怪盗には警察っていうイメージはないけどね。警察よりは……」

マサキ「ん!? 情報が届いたで!」

レッド「?」

マサキ「頼れる味方が到着したらしいで!」

コウキ「味方?」

メイ「警察が頼っちゃっていいのかにゃん」

マサキ「お、いたで! こっちこっち!」

ファイア「皆さんこんにちは。探偵のファイアです」

レッド「!」

キョウヘイ「探偵っすか。普通にはまり役っすね」

676: 2015/01/01(木) 21:27:18.14 ID:JyLg0zBM0
ファイア「いやー、探偵が警察に協力するのは常識ですからね。ミステリ界の」

マサキ「悔しいんやけどファイア君は天才探偵なんやで」

レッド「ファイアは頭がいいから……」

キョウヘイ「うーん、警察官役としては悔しい話っすね」

トウヤ「それで、探偵さんはどういう考えなのかな?」

ファイア「そうですね。犯人は最近出没しはじめた怪盗シルバーでしょう」

レッド「シルバー……?」

コウキ「だから僕より大きいって言ってたんだねー」

ファイア「資料は俺の助手が持ってきているはず……あれ」

カルム「ご、ごめん、ちょっと遅れちゃった」

ファイア「仕方ないカルム君だ。資料読んで」

カルム「怪盗シルバーは二ヶ月前から出始めた怪盗らしい」

キョウヘイ「本当に最近っすね。盗むものに何か共通点はあるんすか?」

カルム「犯人は下なものを盗んでいるらしい」

679: 2015/01/01(木) 21:36:26.71 ID:a5LkXliSO
マニアのポケモン

680: 2015/01/01(木) 21:42:50.22 ID:JyLg0zBM0
カルム「マニアが集めているような珍しいポケモンばかり盗んでいるとか」

キョウヘイ「ここポケモン設定生きてたんすね」

レッド「モンスターボール、最初に預けちゃったし……」

メイ「ポケモンがいない世界とかだと思ってたにゃ」

ファイア「それで、ここには珍しいポケモンがいるのかな。カルムはどう思う?」

カルム「え、僕? 僕は別に……ツボツボとか?」

ファイア「ふむふむ……で、ここにはどんなポケモンが?」

マサキ「えーと……6Vメタモンやったかなー」

コウキ「ろくぶい?」

キョウヘイ「えーと……強いポケモンってことっす」

ファイア「ふむ……まあ、今のところ犯人がどこにいるかわからないね」

トウヤ「あれ、そうなの?」

ファイア「仕方ないから少し探してみましょう」

キョウヘイ「結局足なんすねー」

681: 2015/01/01(木) 21:46:16.07 ID:JyLg0zBM0


マサキ「おらんやんけー」

ファイア「うーん……皆さんは見つけました?」

キョウヘイ「いや、なーんにも」

トウヤ「僕も……あれ、レッドは?」

コウキ「あれ、いない」

メイ「どこ行ったんだにゃ?」

レッド「あ、こ、ここ……」

トウヤ「どこ行ってたの?」

レッド「ううん、ちょっと、物陰も探してみただけ……何も無かったけど」

カルム「ポケモンもいないし、ここにいたっていう話自体が嘘なんじゃ?」

マサキ「どうなんやろ……ちょっとポケモンの保管場所に行ってみよか」

682: 2015/01/01(木) 21:52:43.20 ID:JyLg0zBM0


~保管場所~

マサキ「ここやで」

ファイア「随分厳重なんですね」

マサキ「天然物やからな。レアなんや」

キョウヘイ「でも侵入した形跡とかないっすよ?」

カルム「怪盗って言うくらいだし慣れてるんじゃ……って思うけど」

レッド「……」

コウキ「ポケモンってあれー? 見せて見せてー」

レッド「これが珍しいポケモン……?」ソッ

カルム「あ、こら! 勝手に触っちゃ駄目だよ」パシッ

マサキ「せやな。いつ犯人が持ってくかわからんからな」

カルム「戻しとくよ」

ファイア「なるほどね……ところでキョウヘイさん、わかりますか?」

キョウヘイ「え、何がっすか?」

ファイア「犯人がこの中にいる、って事ですよ」

キョウヘイ「え、マジで!?」

ファイア「考えれば簡単にわかると思いますよ。謎解きって言うかテンプレ解きですし」

キョウヘイ「テンプレね……えーと」

下2

683: 2015/01/01(木) 21:55:52.91 ID:v9zZB5QI0
マサキ

687: 2015/01/01(木) 22:04:05.65 ID:JyLg0zBM0
キョウヘイ「マサキさんとかっすか?」

ファイア「それは予想外でしたね」

キョウヘイ「マジか」

ファイア「てっきり兄さんの名前が出るかと思ってましたよ」

キョウヘイ「え、そうなんすか?」

ファイア「違いますけどね」

キョウヘイ「違うんかーい」

コウキ「何の話してるの?」

レッド「……?」

トウヤ「何か二人で話していたみたいだけど?」

カルム「何かわかったわけ?」

ファイア「うん、わかったさ。犯人が……カルム、君ってことがね!」

カルム「!?」

ファイア「というか、カルムの格好をしたシルバーだね」

カルム「……よくわかったな」

シルバー「そう、俺が怪盗シルバーだ!」

レッド「シルバーだったの……!?」

シルバー「は、はい」

キョウヘイ「シルバーキャラ付けキャラ付けー!」

688: 2015/01/01(木) 22:10:12.44 ID:JyLg0zBM0
シルバー「何故俺だと思ったか聞かせてもらおう」

ファイア「まず遅れてきたこと。これは気絶させてたら時間かかっちゃったーみたいな」

ファイア「二つ目は一人称かな。シルバーはあんまり話してないからわかんないかもだけど……」

ファイア「僕じゃなくてボクなんだよね」

シルバー「……?」

トウヤ「字の違いなんだよねー」

キョウヘイ「ただのミスかと思いきやっすね」

ファイア「三つ目はさっきのことだね。コウキが手に取った時、戻すフリして盗んだ」

コウキ「えー!」

シルバー「……その通りだ。仕方がないからこれは返そう」

レッド「わからなかった……シルバー器用だね」

シルバー「いえ、練習してやっとですから……」

トウヤ「うーん……怪盗キャラは難しいかな」

キョウヘイ「レッドさんに話しかけられると戻っちゃうっすね」

ファイア「これにて一件落着!」

マサキ「警官の出番ほとんど無かったわー!」

689: 2015/01/01(木) 22:13:41.03 ID:JyLg0zBM0



~署長室~

ユリーカ「お疲れ様!」

キョウヘイ「俺らなんにもしてないっすけどね」

メイ「ワトソン役にもなれてなかったにょん」

トウヤ「まあ、仕方ないよ」

ユリーカ「それで、レッドさんへのご褒美の話なんだけど!」

レッド「怪盗のときに何もしてないのに……」

ユリーカ「いいのいいの、お兄ちゃん持ってきて!」

シトロン「はいはい……」

トウヤ「良かったねぇ、レッド」

レッド「うん……」

ユリーカ「中身はこれだよ!」

下2

691: 2015/01/01(木) 22:16:37.89 ID:NkObV8nP0
苺系のお菓子10種類

692: 2015/01/01(木) 22:23:45.04 ID:JyLg0zBM0
ユリーカ「じゃじゃーん、お菓子ー!」

レッド「! ありがとう……!」

トウヤ「良かったねぇ」

キョウヘイ「しかもレッドさんの好みドンピシャっすね」

メイ「調べたりしたのかにゃ?」

ユリーカ「ううん、ユリーカが好きな物をあげてみたの!」

レッド「イチゴ好きなんだね……」

ユリーカ「うん!」

トウヤ(イチゴ好き幼女……)

キョウヘイ(幼女と好みが同じな13歳……)

マサキ「一回帰るでー」


~部屋~

コウキ「お腹すいたー!」

マサキ「そろそろご飯の時間か……ゲームで何を食うか決めるで」

693: 2015/01/01(木) 22:28:44.57 ID:JyLg0zBM0
トウヤ「お昼もかぁ」

キョウヘイ「ゲームって何するんすか?」

レッド「かけっこなら……」

コウキ「それだとレッドが買っちゃうよー!」

メイ「手っ取り早く済むものかにゃ?」

マサキ「せやな……考えるのめんどうやし時間無いからなあ」

キョウヘイ「え、じゃあ何すか?」

マサキ「コンマで決まるもん……せやな」

マサキ「ババ抜きや!」

キョウヘイ「ほーう」

レッド「……」

トウヤ「ババ抜きかー……」

コウキ「苦手だよー」

メイ「キョウたんが一番の強敵かにゃー?」

マサキ「はいコンマ」

レッド 下1  トウヤ 下2  キョウヘイ 下3  コウキ 下4  メイ 下5
コンマが大きい人が勝ち

694: 2015/01/01(木) 22:29:10.39 ID:PCys64WR0
ピカ

695: 2015/01/01(木) 22:31:32.09 ID:NkObV8nP0
口リ

696: 2015/01/01(木) 22:35:41.34 ID:jxf3bmra0
ぱわーん

697: 2015/01/01(木) 22:37:43.66 ID:PCys64WR0
2連だけどゆるしてちょ

698: 2015/01/01(木) 22:40:42.32 ID:jxf3bmra0
にゃおーん!

700: 2015/01/01(木) 22:49:55.21 ID:JyLg0zBM0
コウキ「いっちばーん!」

レッド「……二番」

キョウヘイ「三番……っすか」

メイ「にゅーん、四番」

トウヤ「うー、ビリ……負けちゃったなあ」

マサキ「決着ついたみたいやな。一位からご飯渡すでー」

コウキ「わー!おせちみたい!」

レッド「普通の二段弁当……美味しそう」

キョウヘイ「コンビニ弁当っすかー」

メイ「普通のお弁当……? にゃにゃ、これはベトベトンのキャラ弁……」

トウヤ「塩むすび二個かー」

マサキ「しばらく好きにしててええでー」

コウキ「わーい! いっただっきまーす!」

レッド「……普通に美味しい」

キョウヘイ「日本のコンビニ弁当って普通に美味しいっすね」

メイ「見た目が毒々しいにゃ……毒状態になりそ」

トウヤ「しょっぱー……」

701: 2015/01/01(木) 22:53:04.26 ID:JyLg0zBM0


キョウヘイ「そういやレッドさん、あの時一瞬いなくなったっすね」

レッド「?」

コウキ「あ、怪盗探しのとき!」

トウヤ「ああ、物陰を探しに行ったって言ってたけど……」

メイ「本当にそれだけかにゃ?」

レッド「そうなんだけど……その……」

トウヤ「ほかに何かあったの?」

レッド「……物を拾って」

メイ「もの?」

レッド「これ……」

下2

703: 2015/01/01(木) 22:55:26.43 ID:NkObV8nP0
どこでもアクロマさん

704: 2015/01/01(木) 23:00:22.29 ID:JyLg0zBM0
レッド「……腕時計みたいな」

コウキ「あ、本当だー」

トウヤ「あ、ボタンあるね」ポチッ

アクロマ『うわ!? ま、まだ開発途中ですからボタン押さないで下さい!』

アクロマ『というかこれ失くしてたはずなのに何で通信入ってるんですか!? あれ!?』

キョウヘイ「ふっ」

メイ「くふっ」

スピーカー「キョウヘイ、メイ、アウトー!」

キョウヘイ「あ、そうだったぎゃー!」

メイ「忘れてたうにゃー!」

レッド「あ……あとで返しておいて」

メイ「う、うん……」



マサキ「出発の時間やでー!!」

キョウヘイ「うーい」

レッド「また……」

トウヤ「今度はなんだろうねぇ」

705: 2015/01/01(木) 23:04:40.50 ID:JyLg0zBM0


~バス~

マサキ「これから警官の訓練場に行くで」

キョウヘイ「訓練場……ああ」

トウヤ「何かあったなあ」

コウキ「え、何だろー?」



~訓練場~

マサキ「絶対に捕まってはならない訓練ー!」

トウヤ「うわー……」

キョウヘイ「ぶー……」

コウキ「何するのー? 追いかけっこー?」

メイ「去年の放送からするとそうだと思うにゃ」

マサキ「それでな、一人そこの檻に拘束されてもらわなあかんのや」

マサキ「誰にするか決めるで。えーとなぁ」

下2

707: 2015/01/01(木) 23:06:08.04 ID:PCys64WR0
コウキ

710: 2015/01/01(木) 23:14:07.43 ID:JyLg0zBM0
マサキ「じゃあコウキ!」

コウキ「はーい」

マサキ「えーとな、これからこの敷地内から鍵を探してもらうで」

マサキ「鍵には偽物と本物があるんや。偽物を差し込むと……」

キョウヘイ「差し込むと?」

マサキ「コウキに何かが起こってまうのやー……」

コウキ「ひえー!」

メイ「じゃあ頑張って本物を探さないとにゃあ」

レッド「だね……」

マサキ「そうそう、探している間にも罰ゲームをしにくる黒服が来るでー」

レッド「捕まらなければいい……」

マサキ「レッドは15kgのリストバンドを付けてもらうで。気休め程度やけど」

レッド「これくらいなら……」

マサキ「そうそう、これも去年と同じやけどゲスト呼んだでー」

下2

712: 2015/01/01(木) 23:17:19.28 ID:PCys64WR0
クリスタル

714: 2015/01/01(木) 23:22:36.15 ID:JyLg0zBM0
クリスタル「出番だよっしゃああああああああああっ!!!」

マサキ「ふぐうっ……声がでかいわ……」

クリスタル「だあってえ! 初めての! 本編出演なのよ!」

マサキ「これ番外編やで」

クリスタル「がああああああっでええええええむ!!!」

レッド「………………?」

キョウヘイ「えーと……そちらのお姉さまは……」

トウヤ「どちら様……かな?」

マサキ「こいつはクリスタル。コトネの姉でゴールドの幼馴染や」

メイ「あ、ゴールドって一回女装させた……」

クリスタル「あ、ゴールドが一回本編に出たのって本当だったのね! くっそー」

マサキ「あの……スタートしてもええか?」

クリスタル「勝手にしなさいよ」

マサキ「はいはい……それじゃあスタートやで!」

ハリセン「」バッ

717: 2015/01/01(木) 23:30:19.03 ID:JyLg0zBM0


レッド「鍵……探さないと」

トウヤ「レ、レッド待って……はやっ……」

キョウヘイ「トウヤさん遅いっすね!?」

クリスタル「男のくせにだらしがないわね! 置いていくわよ!」

メイ「お姉さん早いにゃー」

トウヤ「待っ……あっ」

ハリセン「」パーン

トウヤ「ううっ……痛い……」

キョウヘイ「早速っすか……」

クリスタル「結構遠慮がないのね。今までのみてるとあたしにも遠慮なさそ……」

レッド「……トウヤ、大丈夫?」

トウヤ「だいじょばない……」

キョウヘイ「鍵探すっすか……」

メイ「何処に行くにょん? あるそうな所と言ったらグラウンドとか」

クリスタル「この建物の中とか倉庫も怪しいわよ」

トウヤ「レッドはどこだと思う?」

レッド「……そこの裏とか?」

何処に行く?  下2

719: 2015/01/01(木) 23:31:29.87 ID:NkObV8nP0
倉庫

721: 2015/01/01(木) 23:36:45.68 ID:JyLg0zBM0
クリスタル「そうね、倉庫に行くわよ」

レッド「うん……トウヤ、大丈夫?」

トウヤ「あー、大丈夫だよ、多分ね」

タブンネ「タブンネ!」

メイ「!?」

キョウヘイ「今のはいったい……」

クリスタル「倉庫は確か……あっ」ダッ

レッド「?」

キョウヘイ「ん? ……うわ!?」

黒服「」ダッ

レッド(! このままだとキョウヘイが……多分防御も少しはあるし、えい!)ダッ

レッド「キョウヘイは今のうちに倉庫に……すぐ追いつくから」

キョウヘイ「あ、あざっす!」

トウヤ「ごめんね! あっちで待ってるよ!」

メイ「レッドなら氏亡フラグも粉砕すると信じてるにゃ!」

レッド(……で、この人何の黒服?)

下2

723: 2015/01/01(木) 23:39:40.85 ID:PCys64WR0
ヤ・ン・デ・レ召喚!

725: 2015/01/01(木) 23:47:25.26 ID:JyLg0zBM0
ヤンデレ「」

レッド「」

ヤンデレ「どうしてそんな顔をするの? わたしとあなたがめぐり合うのは運命で決まっていたことだからそう驚かなくてもいいじゃない。それともわたしに会えて嬉しいの?嬉しいの?嬉しすぎるのね?そりゃそうよね。わたしもあなたもお互いが代々大好きなんだから仕方の無いことね。でも大丈夫これからは永遠に一緒にいられるおまじないをするから。だからそんな顔をしないで。ねえしないでって言ってるじゃない。どうして?ねえどうして?わたしと一緒にいられるから嬉しすぎるはずなのに!嬉しいって言いなさいよ!早くっ!!」

レッド「い……い……いやああああああああああっ!!」ダッ

ヤンデレ「待ちなさい! そんな照れ隠しに逃げたって無駄なんだから、わたしとあなたは永遠に一緒に幸せにハッピーに暮らして子供は男の子一人に女の子一人赤い屋根の家でゴールデンレトリバーのラッキーって名前のわんちゃんを飼って暮らすんだからぁっ!!!」ダッ




「いやあああああああああっ!!」

キョウヘイ「え、今のレッドさん!?」

メイ「フラグが……壊されなかった……?」

トウヤ「真っ先に逃げたね……」

クリスタル「百合ヤンデレとか何が面白いのよ」

726: 2015/01/01(木) 23:53:11.34 ID:JyLg0zBM0
キョウヘイ「とりあえず鍵ゲットっすね……」

クリスタル「偽物だったら駄目だけどねー」

メイ「とりあえず行ってみるにゃー」

トウヤ「レッド大丈夫かな……」


コウキ「あ、たーすけてー」

メイ「今メイちゃんがヘルプしちゃうにょん! とりゃ!」ガッ

キョウヘイ「……あれ?」

クリスタル「回らないみたいね?」

コウキ「ががーん!」

メイ「えーと……ごっめーん!」


マサキ「あー、外れだったみたいやなー」

キョウヘイ「遅かったっすね?」

マサキ「この子救出しててん」

レッド「はーっ、はーっ」ガタガタ

トウヤ「レッド!」

キョウヘイ「大丈夫っすか!?」

レッド「だ、だ、だいじょばない……」

マサキ「ちょっとエキストラが真性だったらしいねん……申し訳ない」

728: 2015/01/01(木) 23:56:36.62 ID:JyLg0zBM0
マサキ「で、コウキには……どん!」

アーティ「やー、こんにちはー」

トウヤ「アーティさん?」

レッド「何でここに……」

アーティ「今回の罰ゲームは人間アートだからね!」

キョウヘイ「人間アート……あっ」

メイ「まあ、トラウマになるものでは無いしにゃ」

レッド「僕よりはまだ……」



アーティ「完成! 今回のテーマは……」

下2

730: 2015/01/01(木) 23:58:02.73 ID:NkObV8nP0
厚着

732: 2015/01/02(金) 00:06:46.13 ID:HuR+2Jhn0
アーティ「厚着っ!!」

コウキ「うぐぐぐう」

キョウヘイ「うわ、DARUMA!?」

メイ「もっこもこだにゃん!」

レッド「何枚着てるの……?」

アーティ「えー、いちにーさん……九枚」

クリスタル「九枚!? 頭おかしいんじゃないの!?」

キョウヘイ「アーティストってのはそんなもんっすよ」

メイ「確かににゃん」


マサキ「お疲れやったな。実は本物の鍵はここやねん」

クリスタル「あんたふざけてんの!? 今までのなんだったのよ!!」

マサキ「だ、だって元でもこういう流れやもん!!」

クリスタル「あとあたしの出番そこまで無いじゃないのよおおおおおおおっ!!!」

マサキ「尺の都合なんや! 尺の都合なんや!」

レッド(このお姉さん怖い……)

キョウヘイ「えー、いつか本編で会えたらいいっすね……」

733: 2015/01/02(金) 00:07:36.25 ID:HuR+2Jhn0
今日はここまでです。終わり。

738: 2015/01/02(金) 21:18:53.19 ID:UILGVgyb0
始めます!

739: 2015/01/02(金) 21:24:06.59 ID:UILGVgyb0



マサキ「よっし、署に帰るでー」

キョウヘイ「まーたバスっすか」

トウヤ「歩きよりはいいと思うよ」

コウキ「バス停までは歩きだけどねー」

レッド(酔い止め飲まなきゃ……)

女性「すいません!! 助けて下さい!!」

マサキ「え、な、何ですか?」

女性「あっちの銀行で、強盗が、強盗が入ったんです! 私は命からがら逃げて!」

メイ「こういうイベントまであるんだにゃー」

マサキ「いや、こんなの台本にあらへん。リアルガチや……」

レッド「!」

キョウヘイ「げ、マジすか」

トウヤ「えっと……どういう状況ですか?」

女性「犯人は拳銃を持っていて、人質を取っています」

マサキ「助けにいくしかなさそーやな……」

レッド「うん……」

キョウヘイ「でもどうやって助けるんすか? 相手は拳銃持ってるんすよ」

レッド「………………」

下2

740: 2015/01/02(金) 21:34:34.12 ID:uwa6kVXSO
指銃

742: 2015/01/02(金) 21:50:50.08 ID:UILGVgyb0


~銀行~

レッド「………」

犯人「な、なんだてめぇ! これが目にはいんねぇのか!!」チャキッ

人質「あぁあぁぁああ!!」

レッド「…………ばーん」

犯人「?」

人質「?」

レッド「………………っ」

キョウヘイ「さ、流石レッドさん! 今のうちになんかやるんすね!」

トウヤ「あ、そ、そうだよね!」

メイ「今の可愛かったにゃ!」

コウキ「ばーん!」

トウヤ「しっ!!」

犯人「い、今のは……指から何か出たのか……」

人質「あ、もしあれから何か出てたら俺当たってる!! うぁぁあああぁああ!!」

レッド(今のうちに……何すればいいんだろ!?)

下2

744: 2015/01/02(金) 21:54:06.26 ID:ewO4Y+qO0
電光石火してからの当て身

745: 2015/01/02(金) 22:00:54.02 ID:UILGVgyb0
レッド(とりあえずダッシュで近付いて)ダッ

犯人「…………む!?」

レッド(えーとどうしよう……後頭部を蹴るっ!!)ガッ

犯人「ぐわぁぁぁぁああああああ!!」ドーン

人質「うわぁぁぁああああああああ!?」

キョウヘイ「す……すげぇ! 全く見えなかったっす!」

トウヤ「凄すぎるね……」

マサキ「マサラ人が強すぎてもうお前ら人間じゃねぇって感じやな」

レッド「…………捕まえた!」

メイ「警察にも電話したからもーすぐ来るにょー」

女性「えっ」

コウキ「僕達警察じゃないですよー!」

女性「え、えぇー……まぁ、ありがとうございました……」

レッド「どういたしまして……」


~バス~

マサキ「色々やってたら暗くなってきてもーたな……」

キョウヘイ「そっすね、だいぶ暗く……っ!」

マサキ「そう……帰ったらアレやからな……」

746: 2015/01/02(金) 22:06:38.00 ID:UILGVgyb0



~部屋~

キョウヘイ「あーもうあーもう」ウロウロ

レッド「…………?」

トウヤ「ほら、もうすぐ肝試しみたいなのやるから嫌なんだよ。ねぇ?」

キョウヘイ「う……ま、まぁ……そうですけど……」

メイ「キョウたんはお化け苦手だもんにゃー?」

キョウヘイ「に、苦手じゃないっすよ! た、ただ、何て言うか……その……」

コウキ「僕はお化け怖くないよー!」

トウヤ「そっか、凄いねぇ」

レッド(……すっごいいる)

メイ「レッド、何見てるのん?」

レッド「え……いや、何も」

キョウヘイ「レッドさんのそれはリアルなヤツっすから嫌なんすよぉおおお!」

マサキ「待たせてもーたなー、これから驚いてはいけない警察訓練やで」

マサキ「これから三人ほど監禁するから、残りの二人で助けにきぃや」

マサキ「監禁する三人は……こちら!」

下1~3

747: 2015/01/02(金) 22:07:23.69 ID:uwa6kVXSO
レッド

748: 2015/01/02(金) 22:07:30.77 ID:XmjdeOpt0
メイ

749: 2015/01/02(金) 22:11:53.18 ID:fMuYUqt00
コウキ

751: 2015/01/02(金) 22:18:43.48 ID:UILGVgyb0
レッド「……僕が?」

メイ「おけおけおっけー、やぁーんメイちゃん捕まっちゃう!」

コウキ「早く助けに来てねー!」

キョウヘイ「は、はーい……はは……」

トウヤ「よーし、頑張ろうねぇ」

キョウヘイ「はぁ……」



マサキ「ここが監禁場所や。レッドは檻、メイは椅子に縛って、コウキは磔やな」

レッド「この檻は壊しても……?」

マサキ「良いわけないやろ!」

メイ「えー縛っちゃうのぉー?」

マサキ「きつくはしないから文句言うなや」

コウキ「はりつけってなーにー?」

マサキ「ここの台上ってな、あとはこれに合わせて手足縛るだけや」

マサキ「ふぅ……後はゆっくり二人を待っててな! あとたまに何か起きるけど気にせんでな!」

メイ「気になるよぉー!」

レッド「あ……こんにちは」

女性『こんにちは、今日は賑やかですね』

レッド「すみません……」

女性『いえいえ』

752: 2015/01/02(金) 22:25:48.41 ID:UILGVgyb0


キョウヘイ「なんかだんだん照明暗くなってるんすけどーもーマジでー」

トウヤ「あはは……怖いなら手を繋ぐ?」

キョウヘイ「そんな子供じゃないっすよ!」

スピーカー「えー、道なりに進んでってなー」

トウヤ「ん、じゃあ行こうか」

キョウヘイ「うぅー……行きたくねー……」




トウヤ「やっぱり暗いねぇ」

キョウヘイ「そ、そうっすねー……」

トウヤ「あれ、何これ」

キョウヘイ「ん? ……あれはボールかなんかだと思うっすけど……暗くてよくわかんないっすね」

トウヤ「近付いてみようか」

マタドガス「どがぁぁああああ!」プシューッ

トウヤ「! ガス……」

キョウヘイ「ぎゃああああああああああっ!!」

トウヤ「…………キョウヘイ、大丈夫?」

キョウヘイ「は、はは、ぜーんぜんだいじょばない……」

トウヤ「うーん……」

トウヤ(どうしたらキョウヘイが怖がらずに済むかな……えーとえーと)

下2

754: 2015/01/02(金) 22:26:46.67 ID:XmjdeOpt0
目覚める

755: 2015/01/02(金) 22:35:45.34 ID:UILGVgyb0

キョウヘイ「マジ無理ビックリ系とか悪趣味すぎんすけどマジあり得ないマジない」

トウヤ「……キョウヘイ」

キョウヘイ「はい?」

トウヤ「そんなに怖いなら僕が抱き締めてあげようか?」

キョウヘイ「えっ」

トウヤ「まぁ、抱き締めるどころじゃ済まなくなって、僕が一番怖くなるかもだけど……?」ガシッ

キョウヘイ「っ…………」ガクッ

トウヤ「き、気絶した……!?」

トウヤ「仕方無いな……おぶっていこう。まだ目覚めてるから手を出したいけど」

トウヤ「そんなことしたらレッドに怒られちゃうし……本当に仕方無く」

キョウヘイ「きゅー…………」



トウヤ「ん……なんだこれ」

機械「指紋認証をします。手をかざして下さい」

トウヤ「ふーん…………うわっ!?」バチッ

トウヤ「…………電気。せっこいなー」

キョウヘイ「う……うーん……」

トウヤ「あ、起きた? 僕も早くキョウヘイに手を出したいから降りてね」

キョウヘイ「え…………うわ!? な、何もさせないっすよ! でも運んでくれてあざっす!」



レッド「ここは……?」

女性『ここは昔からロケ地なんです。ドラマとか、ホラー映画とか』

レッド「ホラー映画……?」

女性『ええ。私はその撮影を見ていたのですが、この場所が気に入ったので居座ってます』

レッド「……じゃあ、他の人も?」

女性『そうですね、ホラー映画の空気や仲間に誘われて来たようです』

スピーカー「安価で何か起きるでー!」

レッド「…………」

女性『あら、何がお安いのかしら』

下2が起きる

757: 2015/01/02(金) 22:37:29.95 ID:ePXy9wtc0
ルリ(ヤンデレモード)登場

758: 2015/01/02(金) 22:43:59.05 ID:UILGVgyb0
ルリ「キョウヘイくんは!? キョウヘイくんは何処っ!?」

レッド「っ!?」

女性『可愛らしい女の子ですね』

ルリ「あ、メイちゃん! キョウヘイくんは!?」

メイ「ル、ルリちゃん落ち着くにょー……キョウたんならこの建物の何処かにいるはずだにょ」

ルリ「わかった、ありがとうメイちゃん」

ルリ「キョウヘイくん、すぐ迎えに行くから……今会いに行くから……」

レッド「…………っ」

女性『落ち着いて下さい、ひっひっふーひっひっふー』

レッド「ひっひっふー……あれ?」




ルリ「キョウヘイくんっ!!」

キョウヘイ「ぎゃああああっ……あれ、ルリちゃん……?」

トウヤ「あれ……こんにちは、ルリさん」

ルリ「トウヤさん、さっきキョウヘイくんに変なことしようとしてませんでした?」

トウヤ「変なこと? 何もしてないよ」

ルリ「本当ですか……? キョウヘイくんからあなたの匂いが濃くするんです」

キョウヘイ「えっ……」クンクン

トウヤ「さっきキョウヘイが倒れた時におぶったからかな? それに、今日一日一緒にいたしね」

ルリ「そう……ですか……?」

直下コンマが70以下で信じる

759: 2015/01/02(金) 22:44:49.94 ID:uwa6kVXSO
信じ…

763: 2015/01/02(金) 22:49:01.38 ID:UILGVgyb0
ルリ「信じ……られる訳ないでしょっ!!」ジャキンッ

キョウヘイ「ルリちゃん!?」

トウヤ「チッ……信じてもらえないなら仕方無いね。今の僕は目覚めてるんだよ」

キョウヘイ「え、まだ何か違うところあるんすか!?」

トウヤ「いつもより逃げ足が速いっ!!」ダッ

ルリ「逃がさないっ!!」

キョウヘイ「あ……待ってくれルリちゃん!」

ルリ「……なぁに? キョウヘイくん。今からあなたに近付いた虫を駆除しなきゃいけないの」

ルリ「だから……ご用ならなるべく早くしてね?」

キョウヘイ(ど、どうすりゃいいんだ……どうしたら彼女を止められるんだ!)

下2

765: 2015/01/02(金) 22:49:32.39 ID:ZyjmGNh90
修羅場到来かな?

770: 2015/01/02(金) 22:57:30.17 ID:UILGVgyb0
キョウヘイ(何が嫌って……修羅場の片方がトウヤさんってことっすよ)

キョウヘイ(見知らぬ女なら別にどーでもいいんすけどね……)

キョウヘイ(…………でも、うーん、諦めるか)

キョウヘイ「ルリちゃん。あの人は友達だから、俺も話を聞きたいんだ」

ルリ「そうなの?」

キョウヘイ「だから、捕まえたら俺の所に連れてきて欲しい。なるべく怪我してない状態で」

キョウヘイ「…………お願い出来るかな?」キラキラ

ルリ「……わかった、キョウヘイ君がそういうなら」

ルリ「でも、キョウヘイくんの友達でも抵抗してきたら少し……だけ、傷付けちゃうかも」

キョウヘイ「そっか……俺にとっては二人とも、それぞれ違う意味で大切な人だから……」

ルリ「わ、わかったよ! だから、そんな悲しい顔をしないで、キョウヘイ君」

キョウヘイ「あ、あぁ……じゃあ、行ってらっしゃい」

ルリ「うん……」



トウヤ「はぁ……生身で戦ったら多分勝てないしなぁ」

トウヤ「かといってレッドを味方に付けたらあの子がやられちゃうし」

トウヤ「……年上らしく頭脳プレーで行こうかな」


下1~3のコンマで 奇数が多かったらルリ、偶数が多かったらトウヤの勝利

771: 2015/01/02(金) 22:58:28.68 ID:fMuYUqt00
うぇーい

772: 2015/01/02(金) 22:58:38.38 ID:uwa6kVXSO
俺きのこ派

773: 2015/01/02(金) 22:59:04.98 ID:ewO4Y+qO0
ピカピカ

779: 2015/01/02(金) 23:07:31.05 ID:UILGVgyb0


ルリ「何処!? 出てきて!!」


トウヤ(あんな怖い顔した子の前に出ていけないよ……)

トウヤ(…………まぁ、さっきくすねて来たこの子がいるから大丈夫かな)


ルリ「出てきてよ! 早く! …………!?」

ゴチルゼル「…………」ミョンミョン

ルリ「これは……さいみん……じゅつ……」バタッ

トウヤ「あ、上手くいったみたいだね」

トウヤ「ありがとう、メタモン」

メタモン「めためた!」ポンッ

トウヤ(怪盗の時見たこのメタモンにゴチルゼルの写真を見せて変身させた)

トウヤ(持ち歩いてて良かったよ……でも、この子どうやって連れていこう)

トウヤ「あー……メタモン、手押し車になれる?」

メタモン「めた!」ポンッ

トウヤ「じゃあ、この子を乗せて……運ぶかな」ガラガラ

780: 2015/01/02(金) 23:15:47.61 ID:UILGVgyb0



キョウヘイ「トウヤさん、あの世で犯罪を起こさないで下さい……」

トウヤ「はは、氏んでないよー」

キョウヘイ「あれ!? ……ルリちゃんも!?」

トウヤ「さいみんじゅつで眠らせただけだから大丈夫だよ、多分。あー怖かった」

キョウヘイ「すいません……あれ、ルリちゃんのポケットに鍵が」チャリッ

ルリ「う……ん……」

トウヤ「あ、危険だからこの包丁は貰っておくね」ヒョイ

ルリ「あれ……キョウヘイ君……何で私はここに?」

キョウヘイ「ここで倒れてたんすよ。俺に会いに来てくれたのはいいけど倒れちゃダメっす」

ルリ「あ、あはは……最近仕事で会えなかったから、つい……ごめんね……?」

キョウヘイ「いいんすよ。次の休みは……遊園地に行こう」

ルリ「うん! ……今ので元気出てきたかな。あはは……ま、またね!」

キョウヘイ「うん、また!」


トウヤ「じゃあ行こっかぁ」

キョウヘイ「そっすね……あれ? いつの間に目覚め状態治ったんすか?」

トウヤ「さっき。写真の整理してたらレッドの口リ写真が見つかって……」

キョウヘイ「あ、そうだったんすか……」

781: 2015/01/02(金) 23:21:11.25 ID:UILGVgyb0



キョウヘイ「絶対先いかないで下さいよ本当マジで」

トウヤ「はいはい、もうすぐだからねぇ」

キョウヘイ「あ、本当っすね……」ガラッ

コウキ「」

キョウヘイ「ぎゃあああああああああああああ!!」

コウキ「うわぁぁあああああああああああああ!?」

メイ「あ、遅かったにゃー」

トウヤ「色々あってねぇ……あ、この縄は包丁で切ればいっか」

キョウヘイ「コ、コウキっすか……あ、この鍵はレッドさんの檻っすね」

レッド「ありがとう……」

キョウヘイ「どういたしましてー。あれ? そっちの人は?」

女性『あ、私は何となくここでおしゃべりしていたんです』

キョウヘイ「そうだったんすか」

トウヤ「……キョウヘイ? 誰と話してるの?」

キョウヘイ「えっ?」

メイ「あたしには何も見えないけど……」

キョウヘイ「……えっ」

レッド「…………うん」

女性『私、幽霊です……うふふ』

キョウヘイ「」バタッ

レッド「キョウヘイ!? し、しっかり……!」

782: 2015/01/02(金) 23:28:08.99 ID:UILGVgyb0





キョウヘイ「…………はっ」

レッド「あ、キョウヘイ……大丈夫?」

キョウヘイ「大丈夫っす……あれ? 今俺どういう状態?」

コウキ「レッドが肩に担いでるよー」

トウヤ「レッドがどうしてもってね……」

キョウヘイ「あー、だからこうぶらさがってる感あるんすね」

レッド「あ、あの女の人もごめんなさいって……」

キョウヘイ「あっはい」

メイ「あと目覚めたばっかで悪いけど、そろそろ終わりだにょ」

キョウヘイ「まじか……あ、降りるっす」

レッド「はい……」

キョウヘイ「よいしょっと……で、どういう状況っすか?」

トウヤ「建物を巡って七つのボールを手に入れて意味深な壁にはめたんだけど」

レッド「……命令みたいなのが……今出てきた」

キョウヘイ「どれどれ……」

下2をすれば無事ゴールです

784: 2015/01/02(金) 23:29:33.94 ID:DtAAurH60
GBAをあそぶ

786: 2015/01/02(金) 23:39:55.72 ID:UILGVgyb0
キョウヘイ「じーびーえー?」

レッド「!?」

トウヤ「何だろうねぇ」

レッド「!?」

コウキ「英語かなー?」

レッド「!?」

メイ「何の略語かわかんにゃーい」

レッド「!?」

トウヤ「レッド……どうしたの?」

レッド「何て言うか……その……そっか……」

レッド「あれが発売されたの……十四年前だったんだ……って……」

キョウヘイ「レ、レッドさん……」

レッド「…………大丈夫、GBA持ってる!」

メイ「な、中身は!?」

レッド「ポケットモンスターファイアレッド!」

コウキ「ほー」

レッド「………………ぐすん」ピコピコ

トウヤ「よしよし……」

788: 2015/01/02(金) 23:46:27.27 ID:UILGVgyb0


トウヤ「あ……門が開いたよ」

レッド「待って……今三匹から選んでるから……」

キョウヘイ「普通に遊び進めないで下さいよ!」

レッド「うん……」

コウキ「この門の先には何が……あれれー?」

メイ「おっかしいぞー?」

マサキ「すまんなぁ、門の先にいるのがワイだけで」

キョウヘイ「なんなんすか? ここ」

マサキ「ん? 今ので、笑ってはいけないジュンサーさん24時が終わりなんや」

トウヤ「え、本当?」

キョウヘイ「最後の方それっぽさ無くなってたっすけどね」

マサキ「それを言うなや……この門くぐったら終わりや。せーの!」

レッド「…………」

キョウヘイ「わー」

トウヤ「終わりかー」

メイ「まぁそこそこ面白かったにょ」

コウキ「あ、じゃあ……年末スペシャル終わったからとっくのとうに新年だねー!」

レッド「あ……うん、そうだね」

キョウヘイ「はっぴーにゅーいやー!」

メイ「いぇーい!」

マサキ「あけおめーってこっちゃなー」

トウヤ「今年もよろしくね、レッド」

レッド「うん……」

789: 2015/01/02(金) 23:48:31.97 ID:UILGVgyb0
年末スペシャル終わり。明日は新年番外編やります。九時半から。明後日からは不定期に戻ります。

798: 2015/01/03(土) 22:00:47.32 ID:BgxUY7Nw0
始めます!

799: 2015/01/03(土) 22:04:56.32 ID:BgxUY7Nw0



~シロガネ山 洞窟内~

レッド「…………」

レッド(今日は吹雪が酷いので洞窟……)

レッド(……せっかくだしご飯食べようかな)

レッド(あ……最後の一食だ)

レッド(買いにいかないと……お金あったっけ)モグモグ

レッド(53円しかない……)モグモグ

レッド(このままだと飢え氏んでしまう……どうしよう)

レッド(……あ、そういえば今お正月だっけ)

レッド(いろんな人にお年玉貰いに行こう! 子供の特権だ!)

レッド(……でも誰の所に行こうかな。別の地方にも大人の知り合いいるし)

レッド(…………お年玉くれそうな大人、またはふんだくれそうな大人、っていうと)

下2

801: 2015/01/03(土) 22:05:50.63 ID:cz3YC47V0
オーキド

802: 2015/01/03(土) 22:13:49.42 ID:BgxUY7Nw0
レッド(まずは普通にオーキド博士のところかな……)

レッド(……今日は吹雪だしフリーザーに乗って行こう)ポーン

フリーザー「きゅぅぅおぉ!」バサッ



~マサラタウン~

レッド(着地)スタッ

フリーザー「きゅぅおぅ」

レッド(ありがとうフリーザー)シュウン


~研究所~

レッド「こんにちは……」

オーキド「おお、レッド! 久しぶりじゃのう!」

レッド「はい……明けましておめでとうございます」

オーキド「そうじゃったな、おめでとう。お年玉をやろう」

レッド「ありがとうございます……」

オーキド「一万円入っとるからな、食料でも買うといいぞ」

レッド(ばれてる……)

オーキド「もうすぐ他の研究員が来てしまうからもう行きなさい。騒ぎになってしまうからの」

レッド「はい……ありがとうございました」



~外~

レッド(オーキド博士、おじいちゃんみたいに優しい)

レッド(…………次、誰の所行こう)

下2

804: 2015/01/03(土) 22:16:33.63 ID:cz3YC47V0
ナツメ

805: 2015/01/03(土) 22:28:07.70 ID:BgxUY7Nw0
レッド(ナツメのところ行ってみよう……)




~ヤマブキジム~

レッド(いるかな……)

ナツメ「レッド、どうしたの?」

レッド「あ、ナツメ……明けましておめでとう」

ナツメ「おめでとう。お正月だったわね」

レッド「うん……それで……その」

ナツメ「ふふ……私はエスパー少女よ? レッドの考えてることくらいわかるわ」

レッド「あ、えっと……お、お願いしていい……?」キラキラ

ナツメ「っ……勿論良いわ、でもちょっと待ってて」

レッド「え……どこ行くの?」

ナツメ「銀行」

レッド「!?」



ナツメ「ただいま」シュンッ

レッド「お帰りなさい……」

ナツメ「はい、お年玉」

レッド「ありがとう……」

ナツメ「ふふふ、良いのよ。まだレッドは子供だもの。好きに使いなさい」

レッド「本当にありがとう……えっと、それじゃ」

ナツメ「また来てね」

レッド「うん……」



レッド(分厚い……ありがたい)

レッド(これで一ヶ月分は持ちそう……手持ちのご飯代を入れても)

レッド(…………あ、今稼ぎ時かも)

レッド(出来れば今年分! 出来れば今年分! の食費だけでも!)

レッド(……次行こう)

下2

807: 2015/01/03(土) 22:30:12.05 ID:6zuN+7o/0
レッドのおじいちゃん

808: 2015/01/03(土) 22:37:58.89 ID:BgxUY7Nw0
レッド(おじいちゃんは……もう……)

レッド(……って思ったけど会いに行くだけ行こうかな)

レッド(でもどうやって行けばいいんだろ……)

ギラティナ「レッド!」ポーンッ

レッド「! ……どうしたの?」

ギラティナ「我ならレッドを乗せてあの世界に行くことが出来るぞ!」

レッド「じゃあ……よろしく」

ギラティナ「任せろ!」




~やぶれた世界~

レッド「おじーちゃん……」

祖父『レッド? どうしたんだ』

ひな子『あ、おにーちゃん!』

レッド「今日は新年の挨拶に来た……」

祖父『そういえば正月だったか……』

ひな子『明けましておめでとう!』

レッド「おめでとう……」

祖父『祖父としてお年玉をやりたいが……やれるものが無いからな』

レッド「気持ちだけで充分……」

ひな子『お年玉ー?』

レッド「…………ひなちゃんには、このアチャモドールをお年玉代わりに」

ひな子『わーいっ! これ、おにーちゃん達と旅した時のだよね!』

レッド「うん……」

ひな子『えへへ……ありがとう、嬉しい!』

レッド「よかった……」

ギラティナ「そろそろ時間だ」

レッド「うん……じゃあ、またね」

祖父『うむ』

ひな子『ばいばーい!』


~現実世界~

レッド(久しぶりに会えて良かった……次は)

下2

810: 2015/01/03(土) 22:45:35.96 ID:cz3YC47V0
うえ

811: 2015/01/03(土) 22:54:11.64 ID:BgxUY7Nw0
レッド(…………マチスか)

レッド(はぁ……)



~クチバジム~

レッド「おじゃまします……」

マチス「レッド! ハッピーニューイヤー!」

レッド「あけおめ……お年玉ちょうだい」

マチス「オゥ、いきなりですねー」

レッド「今お金に困ってて……」

マチス「ホワィ? どうしてですカ? ギャンブルじゃないデスよね?」

レッド「ギャンブルなら勝つから……そうじゃなくて、手持ちの食費が大変で……」

マチス「そんなにデスか?」

レッド「カビゴンとか……大きいポケモンとかいるし……」

マチス「フーム……ならば、賞金を多目にするのでポケモンバトルで勝ち取ってクダサーイ!」

レッド「……頑張って食費ゲットしてね」

カビゴン「かびぃ……」ゴゴゴ

マチス「オゥ……」



マチス「ユーアーウィナー、私の負けデース。はいオトシダマ」

レッド「ありがとう……じゃね」

マチス「グッバーイ!」



レッド(地震連打だった……次どうしよ)

下2

813: 2015/01/03(土) 22:56:35.14 ID:pmIf40rrO
カントー四天王
&緑からも搾り取ろう(提案)

816: 2015/01/03(土) 23:04:10.89 ID:BgxUY7Nw0
レッド(……よし、行こう)



~トキワジム~

レッド(お邪魔しまーす……)

グリーン「おいレッド!! 何窓から入ってんだよ!!」

レッド「あ……緑、あけおめ」

グリーン「お、おう、あけおめ。で……今日は何だ?」

レッド「お年玉ちょーだい」

グリーン「はぁ!? 俺達同い年だろ!? なんでやんなきゃいけねーんだよ!」

レッド「だって緑働いてるし……」

グリーン「お前も下山すりゃいいだろが!」

レッド「酷い……氏ねって言うの……!?」

グリーン「下山すんのそんな嫌かよ! っつーか今してんだろ!」

レッド「今回はお年玉せびりだから……だからさっさとちょーだい」

グリーン「図々しい奴だな……」

レッド「だって……このままだと僕餓氏しちゃうもん。手持ち多いの知ってるでしょ……?」

グリーン「う……そういやそうだな……いやしかし……」

レッド「駄目なの……?」キラキラ

グリーン「だあっ、そのキラキラやめろ!! わかったから! お年玉やるから!!」

レッド「よっしゃ……」

グリーン「……五千円でいいな」

レッド「うん……ありがと」

グリーン「で、だな……俺にお年玉せびりに来る時間があるなら家に顔を……あれ」


グリーン「いねぇっ!!」

817: 2015/01/03(土) 23:16:54.66 ID:BgxUY7Nw0


~セキエイ高原~

レッド「……」

レッド(確か裏口がこの辺りに……あった)ガチャ



イツキ「あれ? 君、確かレッド君だよね」

レッド「はい……明けましておめでとうございます」

イツキ「あ、明けましておめでとう。礼儀正しい子だねー……いや、ちょっと欲張りな子かな?」

レッド「!」

イツキ「ふふん、なんたってエスパーだから考えてることくらいお見通しさ。はいお年玉」

レッド「あ、ありがとうございます……」

イツキ「いいさ、これくらい。他の奴等からも貰っちゃいなよ」



レッド「こんにちは……」

キョウ「む!? こっちから来るという言はバトルでは無いのだな」

レッド「今日は挨拶に……明けましておめでとうございます」

キョウ「む。明けましておめでとう……お年玉でもやろう」

レッド「ありがとうございます……」

キョウ「アンズにもやらねば……むーん」



シバ「ウーッハーッ!」

レッド「明けましておめでとうございま……え、あの、これ」

シバ「ウーッハーッ!」

レッド「お年玉……? ありがとうございます」



レッド「こんにちは……」

カリン「あら、あなたはいつぞやの。結局チャンピオンは辞めたんだったわね」

レッド「はい……今日は、新年の挨拶に……」

カリン「ふぅん、ばっくれたって聞いてたけど、礼儀正しい子じゃない。それともお年玉目当て?」

レッド「……駄目ですか? お姉さん」キラキラ

カリン「……仕方無いわね、持って行きなさい!」

レッド「ありがとうございます……」


レッド(疲れてきた……よし、次)

下2

819: 2015/01/03(土) 23:18:36.83 ID:mzsI4JWT0
ナツメ

822: 2015/01/03(土) 23:27:55.09 ID:BgxUY7Nw0
レッド(クロードさん……イッシュ地方だっけ)

レッド(…………まぁなんとかなるよね)ポーン

リザードン「ぐおおおおう」バッサバッサ



~イッシュ~

レッド(多分ここら辺にいるはず……)

クロード「ん……? やはりレッドか。久しぶりだな」

レッド「! クロードさん……えっと、明けましておめでとうございます」

クロード「明けましておめでとう……今日はどうしたんだ?」

レッド「さっき、クロードさんに会いたいなって思って……飛んで来ました」

クロード「そうか……しかし、今日はこれから用事があってな」

レッド「そうだったんですか……」

クロード「……お年玉でもやろう。その内また会えるだろうから、話はその時に」

レッド「……はい」

クロード「それじゃあな」

レッド「また……」


レッド(イッシュにもポチ袋ってあるんだ……)

レッド(…………次)

下2

824: 2015/01/03(土) 23:29:03.56 ID:Y98I658h0
エリカさん

825: 2015/01/03(土) 23:37:36.53 ID:BgxUY7Nw0
レッド(今からカントーに戻るのはキツいな……PWTとかにいないかな)


~PWT~

エリカ「あら、レッドさん!」

レッド(いた……)

レッド「明けましておめでとう……」

エリカ「おめでとうございます、今年もよろしくお願いしますね」

レッド「よろしく……」

エリカ「そうですわ! お年玉をあげようと用意していたんです、どうぞ!」

レッド「ありが、と……あの、多いね……?」

エリカ「ふふ、RK団の団員の分もですもの」

レッド(だからこんなに多いのか……)

エリカ「雪山だと大変でしょうけれど、せめてこのお金でゆっくり過ごして下さいね」

レッド「……ありがとう、エリカ」

エリカ「くうっ……天使の笑みですわ……っ」

レッド「あ、あと……団員の人にも、ありがとう、って言っておいて……」

エリカ「わかりましたわ! 皆さん喜ぶと思います!」

レッド「よろしくね……じゃあ」

エリカ「えぇ、また!」


レッド(……お年玉を紙袋で貰ったの初めて)

レッド(えっと……一応、次)

下2

827: 2015/01/03(土) 23:39:12.33 ID:6zuN+7o/0
サカキ

829: 2015/01/03(土) 23:44:21.20 ID:BgxUY7Nw0
レッド「……あ、サカキ」

サカキ「レッド……そういえばお前もPWTに出ていたな」

レッド「うん……今日はそれじゃないけど」

サカキ「む? では何をしに来たのだ?」

レッド「えっと……サカキ、お年玉ちょーだい」

サカキ「何だと!? このサカキ様にお年玉をせびりに来たというのか!」

レッド「そのサカキ様をボコボコに倒したレッド様にお年玉ちょーだい……」

サカキ「…………言うようになったではないか」

レッド「…………で、くれるの、くれないの」

サカキ「いいだろう、くれてやる。好きに使うがいい」

レッド「ありがとう……シルバーにはあげた?」

サカキ「………………いや」

レッド「すぐ行ってきて」

サカキ「はい……」



レッド(よし……次。最後かな)

下2

831: 2015/01/03(土) 23:46:41.27 ID:bOhWHBw7o
金持ちカルセレ

832: 2015/01/03(土) 23:58:48.62 ID:BgxUY7Nw0
レッド(次はカロスか……じゃあラティオスに乗って行こう)ポーン

ラティオス「くぉう!」キーン



~カロス~

レッド(ラティオス速い……)シュウン

カルム「あれ……レッド?」

セレナ「まぁっ、レッド! お久しぶりですわーっ!」

レッド「久しぶり……今日は二人一緒なの……?」

セレナ「今日はショッピングですの!」

カルム「セレナ一人だと絶対迷うから仕方無く……ね」

セレナ「カルムは大げさですわ。わたくしは大丈夫ですのに」

カルム「絶対大丈夫じゃない……で、レッドは今日何の用事?」

レッド「えっと……あ、明けましておめでとう」

カルム「ん、おめでとう」

セレナ「あけおめですわ!」

レッド「だから……お年玉貰おうと思って」

カルム「お年玉?」

レッド「うん……手持ちのご飯代とかの為に……」

カルム「ふーん……まぁ、本当はあげたくないけどいいよ。はい」

レッド「ありがとう……」

カルム「ほ、本当にしぶしぶなんだからね! 別にレッドに美味しい物食べてもらいたい訳じゃ……」

セレナ「素直に言ったらいいじゃありませんの! はい、私からもお年玉ですわ!」

レッド「ありがとう……」

セレナ「ふふ。わたくし、一度お年玉をあげてみたかったんですの! 頼れる年上って感じですわ!」

カルム「実際は頼れないけどね」

セレナ「そんなことありませんわ! ……あら、もうこんな時間! お店が閉まってしまいますわ!」

カルム「本当だ……じゃあ、また……遊びに来てもいいんだよ」

レッド「ありがとう……またね」

833: 2015/01/04(日) 00:03:37.19 ID:SN9mJrH50



~シロガネ山 洞窟~

レッド(今月分の食料も買えた……)

レッド(それにしても……色んな人から貰っちゃったな)

レッド(特にRK団の人達……っていうかあの団何人いるの……?)

レッド(皆に感謝しないとね……もしかしたら一年持つかもしれないし)

レッド(…………)

レッド(本当は、トレーナーが来てくれたらいいんだけどな……)

レッド(ねぇ)

カビゴン「かびぃ?」モグモグ

レッド「……」

レッド(あ、そうだ……えっと、今年もよろしくお願いします……)

終わり

874: 2015/01/13(火) 22:11:50.82 ID:jA+EszWx0
始めます。ちなみに最後安価出したまま終わります

875: 2015/01/13(火) 22:16:39.61 ID:jA+EszWx0



~電気石の洞穴~

トウヤ「あ……ここ、懐かしいなぁ」

レッド「?」

トウヤ「二年前ねー、ここで忍者に拉致されたんだよ」

キョウヘイ「NINJA!?」

ブルー「イッシュにも忍者がいるの? 泳いで渡って来たのかしら!」

グリーン「いやそれは無いだろ!」

レッド「大丈夫だったの……?」

トウヤ「うん。その時はNに呼ばれただけだったからね……あれ、もう出口だ」

レッド「結構短いね……」

ブルー「けど、石が邪魔で進みにくかったわ! 普通の石なら叩き割るんだけど!」

レッド「綺麗だから壊しにくいよね……」

ブルー「そうそう、そうなのよ! さっすがレッド、言いたいことわかってるわー」

876: 2015/01/13(火) 22:22:48.87 ID:jA+EszWx0


~フキヨセシティ~

レッド「着いた……」

ブルー「あ、町の中に飛行場があるのね! 凄ーい!」

トウヤ「レッド、またジムに行くの?」

レッド「うん……そのつもり」

トウヤ「わかった。その間にちょっと出掛けてくるよ」

レッド「……うん」

キョウヘイ「うーん……ここって正直飛行場くらいしか見るものないっすよね」

グリーン「いや、町中に飛行場があるっていうのが珍しいから飽きないぜ」

キョウヘイ「そうっすか? じゃあ見学させてもらいましょー」

ブルー「見学できるの!? いいわねー、楽しみっ!」

レッド「……ジム行ってくる」

キョウヘイ「あれ、レッドさんは飛行場いいんすか?」

レッド「飛行機は……」

キョウヘイ「あー……じゃあ、ポケセン前集合で。トウヤさんにも行っとくっす」

レッド「わかった……」

877: 2015/01/13(火) 22:30:51.71 ID:jA+EszWx0


~フキヨセジム~

レッド(ここは本当に凄い風が吹き寄せてくるからなぁ)

レッド(こういう強い風は苦手……タイプ的に)

レッド(……なんてのんびり考えてる暇ないかも)

レッド(あっ)ズルッ


~五分後~

レッド(しまった……壁に頭をぶつけて気絶してた)

レッド(これだから風は……)

フウロ「あのー……大丈夫ですか?」

レッド「あ……はい」

フウロ「よかった! 前の仕掛けは怪我人が出たからやめたんですけど……こっちもかー」

レッド「僕が特別風に弱いだけですから……」

フウロ「あれ、そうなの? っていうか、前挑戦に来た男の子だよね?」

レッド「……はい」

フウロ「やっぱり! ピカチュウがすっごく強かったから覚えてて……」

フウロ「改めまして……アタシ、フキヨセジムのジムリーダーフウロです」

フウロ「アタシともう一回バトルしてください!」

レッド「…………うん」

レッド(何のポケモン出そう……)

下2

879: 2015/01/13(火) 22:37:12.61 ID:nDd/zfVCO
レックウザ

880: 2015/01/13(火) 22:41:59.60 ID:jA+EszWx0
レッド「……頑張って」

レックウザ「きゅりきゅりぃしぃ!!」

フウロ「ほえっ!? ……い、いけっスワンナ!」




フウロ「ううううう、完敗……」

レッド「伝説使ってたし……」

フウロ「それでも敗けは敗け……うー」

レッド「……じゃあ、また来ますから……その時には、僕に勝てるようになって下さい」

フウロ「……もっちろん! アタシ、頑張りますからね! また!」

レッド「はい……」

フウロ「あ、このジム出るとき風が……」

レッド「!?」ゴオオッ



レッド「…………痛い」

レッド(忘れていた……ここは最後どどどどーんって行くこと)

レッド「……ポケモンセンター行こう」

881: 2015/01/13(火) 22:47:49.73 ID:jA+EszWx0



グリーン「ようレッド、遅かったじゃねーか……って、何か怪我してね?」

レッド「ジムで色々あって……」

キョウヘイ「ああ……あのジムは本当ヤバいっすよね」

ブルー「ええっ!? レッド、大丈夫なの!?」

レッド「うん……多分」


レッド「……あれ、トウヤは?」

キョウヘイ「まだ来ないんすよねー。ま、もうしばらくしたら来ると思うっすよ」

グリーン「じゃ、ここら辺で時間潰して待つか」

キョウヘイ「じゃあ俺、今のうちに仕事終わらせてくるんで」

ブルー「頑張ってねー!」

レッド(…………何して時間潰そう)

下2

883: 2015/01/13(火) 22:53:01.26 ID:bBM+scz50
自分の特訓

884: 2015/01/13(火) 22:56:44.47 ID:jA+EszWx0
レッド(自分の特訓か……)

レッド(そういえば最近して無かったな)

レッド(だから最近力が落ちてるのかも……姉さんみたいにゴローニャを片手で割りたい)

レッド(よし、特訓しよう!!)

レッド(まずはダッシュだぁぁあああああ!!)ダッ



レッド(はぁ……こんなもんかな)

レッド(ただ、これだけじゃ特訓と言わないかも……そうだ)

レッド(色んなジムリーダーがやってるように、僕もポケモンと戦ってみよう)

レッド(どのポケモンと戦おうか……)

下2

885: 2015/01/13(火) 22:59:35.03 ID:EZFRU18S0
ジュプトル

891: 2015/01/13(火) 23:06:09.18 ID:jA+EszWx0
レッド(ここはジュプトルかな……負け越してるし)

レッド(でてこーい)ポーン

ジュプトル「……」

レッド「……今日は負けないからね」

ジュプトル「……じゅぷ」


~物陰~

グリーン(何やってんだアイツ……ポケモンと戦って勝てるわけねーだろ)


直下コンマが偶数ならレッド、奇数ならジュプトルの勝ち

892: 2015/01/13(火) 23:07:21.13 ID:esxIuAM60
てい

894: 2015/01/13(火) 23:12:21.56 ID:jA+EszWx0


レッド「うわっ…………ううぅ」

ジュプトル「…………」ドヤァ

レッド「また負けた……ううぅ」

~物陰~

グリーン(やっぱりな、っつーかなんで意思疎通してんだよ!)


レッド「……次は僕が勝つからね」ガシッ

ジュプトル「じゅ……」ガシッ

~物陰~

グリーン(何だよこのライバル感!! レッドのライバル枠取るなよ!!)


グリーン「おいレッド!! 俺とも勝負だ!!」

レッド「…………いいよ、膝ついたら負けね」

グリーン「おう、ぜってー勝ってやる」

レッド「……グリーンには負けないから」

直下コンマが偶数ならレッド、奇数ならグリーンの勝ち

895: 2015/01/13(火) 23:13:44.89 ID:O+rSMtKY0
とう

900: 2015/01/13(火) 23:27:31.45 ID:jA+EszWx0
レッド「……っ!?」ズサーッ

グリーン「よっしゃ! ……っつーか、お前なんか弱くなってね?」

レッド「う、うぅ……まさか緑に……ぐすっ」

グリーン「なっ、泣くなよ! 俺が苛めたみてぇになんだろ!?」

レッド「緑に負けた……」

グリーン「人間生きてりゃ一回や二回負けることがあんだろが!」

レッド「そうだけど……追い討ちされた気分で……あと単純に悔しくて……」

グリーン「……こういう時は普通悔しさをバネにしたりすんだよ。ほら行くぞ」

レッド「やだ……」

グリーン「いつまでも拗ねてんじゃねぇ! 引きずっていくからな!」

レッド「うー…………」



キョウヘイ「…………それ、どうしたんすか」

グリーン「二連敗が悔しいんだってよ」

レッド「…………」

ブルー「もう、レッドったら……敗北から自分の弱味を知るのよ。そして克服するの」

レッド「こくふく……?」

ブルー「そうよっ! 弱点をどんどん知ってどんどん無くせば、すぐ最強になれるんだから!」

レッド「!」

ブルー「最強になるには負けることも必要なのよ。大丈夫! レッドならすぐ弱点をなくせるわ!」

レッド「…………うん!」

901: 2015/01/13(火) 23:32:02.99 ID:jA+EszWx0


キョウヘイ「レッドさんのテンションも治ったようっすね」

トウヤ「そうだ、遅れてごめんねぇ」

レッド「大丈夫……」

グリーン「で、次はどうするんだ?」

キョウヘイ「飛行機に乗ってヤマジタウンっすよ」

レッド「飛行機……」

ブルー「そうそう、酔い止め買っておいたわよ! レッドは飛行機苦手だものね!」

レッド「あ……ありがとう」

ブルー「ふふ、いいのよ! お姉ちゃんとして当たり前のことをしただけだもの!」

キョウヘイ「さ、飛行機乗るっすよー」

902: 2015/01/13(火) 23:36:28.05 ID:jA+EszWx0



~ヤマジタウン~

レッド「着いた……」

キョウヘイ「いやー、山って感じっす」

レッド「シロガネ山とは真逆って感じ……」

グリーン「この後はどうすんだ?」

トウヤ「少し暗くなるけど進む?」

キョウヘイ「い……いや、やめときましょう。俺、暗いときにあっち歩きたくないんで……」

レッド「?」

ブルー「何かあるの?」

キョウヘイ「い、いや、なんもないっす! 今日はここのポケセンに泊まることにしましょう」

グリーン「お、おう、いいけどよ」

トウヤ「じゃ、ご飯まで各自自由行動ねー」


レッド(何しようかな……)

下2

904: 2015/01/13(火) 23:38:00.45 ID:esxIuAM60
ブイズと遊ぶ

920: 2015/01/21(水) 00:20:28.30 ID:bw71IwZ10
レッド(遊ぶ……とりあえず出そう)ポーン

エーフィ「わーい久しぶり! 最近出番無かったから暇で暇で!」

ブラッキー「百合を下さい! 餓氏してしまいます!」

イーブイ「普通のカップルを下さい! 普通の!」

シャワーズ「抱かせて下さい!」

リーフィア「女体化して下さい!」

サンダース「バトルやろうぜバトル!!」

グレイシア「深紅に染められし契約と夕暮れの遊戯!」

ブースター「こんなやつらほっといて僕をもふりなよ!」

ニンフィア「兄弟がトレーナー取り合ってて修羅場なう……と」カタカタ

レッド(何喋ってるんだろう……)

921: 2015/01/21(水) 00:29:12.42 ID:bw71IwZ10
レッド(とりあえずもふろう)モフモフ

ブースター「ふふん、やっぱり僕が一番なんだよね」

シャワーズ「酷いです!」

ブースター「ん? ムチの餌食になりたいのかな?」

シャワーズ「いえ何でもございません!」

レッド「シャワーズも……みんなもおいで」

シャワーズ「やっほーい!」

グレイシア「シャワ兄、レッドにいじわるしないで……じゃなくて深紅の主人と深き者どもの交差」

シャワーズ「酷い!」

リーフィア「ほんとはブラりたかったけど、まーいっか」

イーブイ「あーあ、普通のカップルを見たい……わ、急にもふもふしないでよ!」

ブラッキー「いーなー、僕も僕も!」

ニンフィア「毒を分泌するブラ兄が行ってもいいのか問題」

エーフィ「レッドは人気だなー、いつまでも余裕ぶっこいてると取られちゃいそ……ふぃ?」

レッド「……?」

エーフィ「レッドも何か感じた?」ミョンミョン

レッド「うん……西から、かな……」

エーフィ「そこまで近くなさそうだけど、なんだろね」

シャワーズ「痛い痛い痛い痛い痛い痛い……あれ、気持ちいい……?」ハアハア

ブースター「レッドにそういうことしようとするなって言ったよねー?」グググ

グレイシア「ブー兄! シャワ兄が氏んじゃうよぉ!」

リーフィア「大丈夫よグレ姉、一回氏んでもふっかつ草があるから」

シャワーズ「せ、せめて元気のかけらで……」

レッド「け、喧嘩しちゃダメ!」



レッド(……疲れた。もう寝ようかな)

レッド(何かしてもいいけど……外ももう真っ暗だしやることは無いかな)

下2

923: 2015/01/21(水) 00:35:06.17 ID:Ee6LG8uD0
ブイズを抱き枕にして就寝

931: 2015/01/22(木) 23:43:49.22 ID:/pWu6KhU0
レッド(…………まあいっか。寝よう)

エーフィ「レッド、寝るなら僕を抱き枕にしていーんだよー」ボフッ

レッド(エーフィももふい……)

ブースター「あ、ずるい」

グレイシア「わ、私も……じゃなくて禁断の契約と力の増幅関係における誓約」

シャワーズ「じゃあ皆でレッドの布団に潜り込みましょう!」ズサー

レッド(なんかいっぱい来た……まあいいや、眠いし……皆、おやすみ……)




エーフィ「…………」パチッ

エーフィ「どうもあの気配が動いてるなー、あっちこっちいってる」

エーフィ「まあ、夜が明けたら巣に戻ってるだろうけどねー」

932: 2015/01/22(木) 23:47:14.57 ID:/pWu6KhU0



レッド「あれ……ここどこ?」

レッド「さっき寝たし……夢?」

レッド「……にしては真っ暗で、何も見えない」

レッド「…………見たことあるような」

レッド「うーん…………あ、ダークライだ」

レッド「でも……僕のダークライじゃなさそう……」

レッド「………………」

レッド「……考えるの苦手。今日はもう寝よう」

レッド「変な世界だけど、寝て起きたら起きれる……はず」

レッド「おやすみ……」

933: 2015/01/22(木) 23:53:27.70 ID:/pWu6KhU0
四日目 朝

レッド「…………」パチッ

エーフィ「ぐー……」

ブラッキー「ぐー……」

シャワーズ「さむ……」

サンダース「……zzz」

ブースター「うー……」モフモフ

グレイシア「うーん……うーん……」

リーフィア「ハアハアグレ姉ハアハア……ぐー」

ニンフィア「…………zzz」

レッド(いっぱいいる……)

レッド(起こさないようにそーっと抜け出そう)ソーッ


レッド(よし、一匹も起きてない……何しようかな)

レッド(朝のウォーミングアップタイム……)

下2

935: 2015/01/22(木) 23:55:18.85 ID:2WWF8buV0
フルマラソン

940: 2015/01/26(月) 23:38:20.10 ID:JFQw1UzI0

レッド(フルマラソンか……)

レッド(42.195kmだっけ、楽勝)

レッド(朝の準備運動に最適……さっと行ってさっと帰ってこよう)

~十分後~


レッド(ふー……そこそこの時間かな)

レッド(これでもう緑に負けたりしまい……)

レッド(…………思い出したら腹立ってきた)

レッド(よし、寝起きドッキリしよう。いっそ全員にやるとして……)

レッド(…………どんなドッキリを仕掛けてやろうかな)

下2

942: 2015/01/26(月) 23:42:54.15 ID:m0ziA83X0
適当な場所に持って行って放置

951: 2015/01/30(金) 00:16:20.94 ID:JInNzZ+i0
ファイア「今日で……日付越しちゃったから正確には昨日なんだけど」

リーフ「なになに?」

ファイア「ポケットモンスターファイアレッドリーフグリーン、発売11周年だそうです!」

リーフ「いぇーいっ!」

ファイア「ほら、せっかくだしライも来なよ」

ライ「チッ、しかたねーな……でもよ、11ってビミョーじゃね? 去年やりゃよかったろ」

ファイア「去年はまだ俺達出てな……いや出てるガンガン出てる」

ライ「ほらな!」

リーフ「去年のことはいいじゃない! 今年のことお祝いしましょーよ!」

ファイア「そうそう。ほら、11もなかなかいい数字だと思うよ? いい感じーみたいな」

ライ「語呂合わせかよ! くっだんねーなー!」

ファイア「ライだって語呂合わせにお世話になってんじゃないの? 1192作ろう……とか」

ライ「う……ま、まぁそーだな! 確かに語呂合わせいーかもな!」

リーフ「でしょー!」

ファイア「……えー、まあなんやかんや色々ありますが」

ライ「じゃあ明後日はいいライの日だな!」

リーフ「えー!?『 ラ』要素が無いじゃなーい! いいリーフの日にしましょ!!」

ライ「そっちは『リ』も『ー』も『フ』もねーじゃねーかー!」

ファイア「……初代リメイク組として、俺ら三人をこれからもよろしくお願いします!」

終わり


ファイア「…………三人ですからね? ライってば平気な顔して裏で泣いてるんですよ」

ファイア「ま、ライの為に俺が少しテコ入れしてやるんだけど……それはまた別のお話」

ファイア「えー、今度こそ……」

終わり

962: 2015/02/03(火) 12:21:44.93 ID:sXjjLuG/0
ヒビキ「鬼はーそとー!」バッ

コトネ「福はーうちー!」バッ

ゴールド「ぎゃーやられたしぬ」

クリスタル「ぐふっ! わ、我を倒そうとも第二第三の鬼が現れるであろう!」

ヒビキ「クリスタルさんかっこいー!」

コトネ「おねーちゃんかっこいー!」

クリスタル「ふっ……当然よ!」

ゴールド「節分っつーのもつまんねえものだな。毎年クリスタルの演技頼りだしよ」

クリスタル「確かに……ここ数年こういうことしてる気がするわ」

コトネ「えー、面白いしこれでいいと思うけど……ねー」

ヒビキ「ねー。それにどこもこういう感じだよー」

ゴールド「だぁからその節分っつーイベント自体のことを言ってんだよ」

ファイア「スリリングな節分をお探しならうち来ます?」モグモグ

ゴールド「うおっ……誰だよ。あと勝手にうちの豆食ってんじゃねえよ」

ファイア「ヒビキくんのお友だちですって言ったらあちらのご婦人が」

ゴールド「母ちゃん何やってんだよ」

ヒビキ「あ、ファイアさん!」

ゴールド「ガチで知り合いだったのかよ!」

963: 2015/02/03(火) 12:28:16.70 ID:sXjjLuG/0
ファイア「改めましてヒビキ君のお友達のファイアです。よろしくどうぞ」

コトネ「あ、レッドさんの弟さんの?」

ファイア「そうそう。で、君はたーしかヒビキの幼馴染みの……こっとねちゃんか」

コトネ「コトネですー!」

ファイア「で、そちらがクリスタルさんにゴールドさん。兄から話は聞いてますよん」

ゴールド「よく出来た弟だな」

クリスタル「ちょっと……ゴールド」

ゴールド「あん?」

クリスタル「レッドってあのちっちゃい男の子よね? 背は同じくらいだけど……」

ゴールド「ああ、つか俺らもそんなでかくねえけど」

クリスタル「あの子らよりはでかいわよ。で、あれ兄じゃなくて弟なの?」

ファイア「それ兄さんの前で言わないで下さいね。山に引きこもりますんで」

クリスタル「山!? あんたの兄どーなってんのよ……」

ファイア「……そうそう、俺の家にご招待って話でしたね。コトネとヒビキもどう?」

ヒビキ「行きますー!」

コトネ「行きたいですー!」

ファイア「という訳で……後半に続く!」

964: 2015/02/03(火) 12:52:17.54 ID:sXjjLuG/0


ファイア「という訳でやって来ましたカントー地方マサラタウンです」

ゴールド「スリリングな節分って何だよ……」

クリスタル「まさか本物の鬼でもいるっていうの?」

ファイア「本物の鬼っつーか……本人が鬼っつーか……」

ヒビキ「どんなのだろー!」

コトネ「わくわくしてきた!」

ゴールド「……それにしても人がいねーな。家にもいる気配がないぜ」

ファイア「ああ、この町では節分の豆まきを広場でやるんですよ。こっちこっち」



ファイア「さて、この門を抜けたら着くんですけど……皆さんはこれを着て下さいな」

ゴールド「……防御服ぅ?」

クリスタル「こんなのいらないわよ?」

ファイア「まあ、念には念を入れて石橋を叩いて壊す感じで」

ゴールド「壊すのかよ」

ヒビキ「ロボットみたーい!」

コトネ「かっこいー!」

ファイア「では戦争地帯に足を踏み入れますか」

ゴールド「おい、戦争っておい」

965: 2015/02/03(火) 13:00:19.14 ID:sXjjLuG/0

~広場~

「食らえぇぇぇぇえええええ!!!」バババ

「そんな遅い弾に当たるか!!!」バババ

「ぐふっ……俺はもう駄目だ……後は頼んだ」

「くっ……任せろ!!!」バババ

ゴールド「何だこれ……」

ファイア「マサラ人にとって豆は小さいイシツブテみたいなもんですよ」

クリスタル「その例えもわかんないわよ!」

ヒビキ「うひゃー……」

コトネ「ひょえー……」

ファイア「つまり、マサラの節分は……豆版雪合戦なんですよ。倒れてるのはリタイアした人です」

ゴールド「倒れるまで戦い続けんのか!? っていうかそもそも節分って鬼を追い出すものだろ」

ファイア「マサラ人的には『鬼?かかってこい返り討ちにしてやる!』って感じです」

ゴールド「マジかよ……」

クリスタル「確かにあんな速さの豆を食らったらヤバイわね。これ着てて正解……っきゃあ!?」

「あ、わ、わりぃ嬢ちゃん!」

クリスタル「ゆ……許すわけないでしょーが!! どりゃあ!」バッ

ゴールド「やめろ! 勝ち目ねーぞ!?」

ファイア「でもおねーさんなかなか筋がいいですよ。速さがあれば……」

ヒビキ「クリスタルさんすごーい!」

コトネ「おねーちゃんすごーい!」

966: 2015/02/03(火) 13:08:42.41 ID:sXjjLuG/0

レッド「あ、ファイア……あれ?」

ヒビキ「レッドさーん!」

コトネ「レッドさーん!」

レッド「久しぶり……何で二人がここに?」

ファイア「俺が連れてきたんだよ。あと御姉様御兄様も」

ゴールド「御姉様御兄様って何だよ」

レッド「ゴールド……さんと……!?」バッ

ファイア「何故俺の後ろに隠れたし」

レッド「怖そうなお姉さん……」

コトネ「レッドさん、おねーちゃんはレッドさんより年下ですよ?」

レッド「!?」

クリスタル「嘘!?」

ファイア「知らなかったんですか……あ、マサラ流節分を間近で見れるチャンス来ましたよ」

ゴールド「は?」

グリーン「よぉレッド。こんなとこにいたのか」

レッド「グリーン……今年も勝つ」バッ

グリーン「今年こそ勝つ!!」バッ


ファイア「見えますか? あの空中戦」

クリスタル「見えるわよ……凄いわね」

ヒビキ「すっごーい!」

コトネ「すっごーい!」

ファイア「……では、ゴールドさん感想どうぞ」

ゴールド「普通の節分が一番だな……」

終わり

996: 2015/02/14(土) 17:44:06.43 ID:+juvIR1u0
お待たせしてしまい申し訳ありません。今日はバレンタイン番外を次スレの方でやる予定です。
これから徐々に更新頻度を高められれば……と思います。

997: 2015/02/14(土) 18:07:42.66 ID:7iV454ao0
もうすぐ1000レス…


引用: レッド(無口とか幽霊とか言われるけど地方を回ります)