584:◆q96FT5l1ZULn   2011/06/18(土) 02:03:36.76 ID:Z8eQ8eVN0
とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の一方通行(10) (電撃コミックスNEXT)
585: 2011/06/18(土) 02:20:54.84 ID:Z8eQ8eVN0
少し戻ってinドルフィンポート工芸店

佐天「綺麗ですね!切子もこんなに!!」

13153号「ふむ。まぁ、まぁましな物が揃っているみたいですね。これで江戸切子なんて並べていたらうったくるところですよ、とミサカは見解を口にします」

御坂「江戸切子?」

13153号「はい。そもそも薩摩切子の誕生も江戸の職人を招いたことから始まりますから根っこでは同じですけどね」

番外個体「いいじゃんもう、綺麗なものは綺麗でさぁ」

13153号「そうなのですが、こう、ただの色つき硝子のグラスを薩摩切子と銘打って売っていて腸が煮えくり返ったことがあるので、とミサカはあの日を思い出してなんだか腹かいてきました」

佐天「へ~、あこぎな商売する人もいるんですね」

13153号「古薩摩切子なんて窯途絶えてますから普通に骨董品ですからね。現薩摩切子は1900年代中頃に島津家が再復興させたものが多いです。まぁその頃には技術もよそに盗まれまくりですから、自称薩摩切子がゴロゴロあったのですが」

佐天「なるほど……まさか初春、その古薩摩切子にしろとは言わないよね……ここにあるのでいいよね……」

13153号「今は当時のように使用品だけでなくアクセサリーなども作られてますから、そっちでどうですか?綺麗ですんで、お怒りも静められると思います、とミサカは小物コーナーに誘導します」

586: 2011/06/18(土) 02:39:25.41 ID:Z8eQ8eVN0
佐天「青い球体状の切子ペンダント……ハハハ、なんだかプラズマを思い出しますよ」

御坂「……え?そ、それって一方通行のあれ?」

佐天「はい。最初のトレーニングの時に私が空力使いの素質があるって分かったら見せてくれて……『おめェがレベル上がってこれが出来るようになったらよォ!こいつをぶつけ合って遊ぼうなァァ!!!あはぎゃは!!学区一つぐれェぶっ壊してるかもしれねェが!!』って」

番外個体「最悪だよあいつテロ予告だよしかも巻き込もうとしてるし」

13153号「バイオレンスですね……それは少々値が張りますから、こちらの板状のものはどうでしょう、細工も素敵です、とミサカはそれでも2万オーバーという2センチ四方のペンダントを差し出します」

佐天「あ!これいい!!どうです御坂さん、お花っぽくて初春にぴったしだと思いません?」

御坂「うん、良いと思う。初春さんに似合いそう」

佐天「じゃあこれにしよう……あぁぁ良かったこのくらいで済んで。妹さんありがとうございます」

13153号「いえいえ、お役に立てて光栄です、とミサカはガイド冥利に尽きます」

番外個体「……るいこさんってさぁ、一番初春さんと仲がのにどうして苗字呼びなの?ミサカずっと不思議なんだけど」

佐天「え?……ん~、あんまり考えたことないですね。慣れというか、なんというか」アハハ

御坂「いいじゃないそれで何か変わるでもないし。私も佐天さんは佐天さんって呼ぶけど、遠慮してるわけじゃないんだから」

番外個体「そんなもんなのかなぁ。ミサカまだよく分からないや」

佐天「じゃ、私レジ行ってきますね!」

588: 2011/06/18(土) 02:48:11.79 ID:Z8eQ8eVN0
佐天「(名前、名前かぁ)」

佐天「(ほんと考えたことなかったなぁ)」

佐天「(あけみやむーちゃん、まこちんはそう呼ぶのに)」

佐天「(なんで初春は、私の中で『初春』なんだろう)」

佐天「(そりゃ知り合ったのは三人よりずっと最近だけど、今じゃ一番の親友なんだけどなぁ)」

佐天「(……それだけ私の『初春』を、大事にして変えたくないってこと、かなぁ)」

カサッ(ペンダントin包装紙)

佐天「(喜んでくれるかな……)」

佐天「……」

パカッ ピッピッピッ

佐天「(返信ないのは寂しいよぉういはるぅ)」

佐天「(……ま、ちょっと悪いことしちゃったもんね)」

佐天「(よし!!!学園都市に戻ったら目一杯謝って!!!)」

佐天「(それで……ちょっとだけ、もう少しでも仲良くなれるのか、話してみよ。うん!)」

カチッ タッタッタッタッタ

佐天「おっそくなりました~!!ささ!戻って旅をつづけましょ~」





おわり

596: 2011/06/18(土) 10:28:32.26 ID:Z8eQ8eVN0
さくら湯 男風呂

番外個体「……やっぱ、その、脱がさないと駄目……かな」

13153号「……着衣での入浴は禁止だとは思いますよ、とミサカは困りきった顔の番外個体に助言します」

一方通行「」ピヨピヨ

番外個体「……ってかさ、背負ってる間この人の身体めちゃくちゃ熱かったんだけど、この状態でお湯に浸からせて大丈夫なの?」

13153号「さぁ……黄泉川女史もそこまでうかつじゃないでしょうから、実際には少し酔う程度の量だったのに、一方通行がお酒の物凄く弱かっただけかもしれません」

番外個体「ありうる……みてよ、このひともともと真っ白だから、なんかもう肌がピンク色だよ……」

13153号「ですね。紅白餅みたいに……いやいやそういうのいいんです。脱がせますか?どうしますか?」

番外個体「……」

1315号「……」





番外個体「下着は、残す、感じで」カァァ








13153号「え!?下着まで脱がすかどうかで悩んでたんですか!?!?!?!?!!?ミサカてっきり目を覚ますまで待つかどうかで悩んでるんだとばかり!!!!!」ドン引き

番外個体「え!?あぁぁぁぁあああいやいやいやいやもちろんミサカもそうよそうだよそうですよぉぉぉぉ!!!なぁに言っちゃってんのなに言ってんのォォぉぉぉぉ!?!?!?!?!?!?」

597: 2011/06/18(土) 10:34:48.30 ID:Z8eQ8eVN0
番外個体「……知ってたけどゼブラ柄が出てくると一瞬ビビる」

13153号「しかし細い、いやぁ細い、吹いたら飛んでいきそうです、とミサカは思ったとおりのことを口にします」



13153号「……と言いたいところだったのですが、なんてか、意外につくとこはついてますね」

番外個体「最近色々あるからじゃない?バッテリー空っぽで友達に背負われて帰ってくるなんてかっこ悪いって反省してたから……腕が超リアル・アクセラ人形の頃よりけっこう太い」プニプニ

13153号「持ってたんですか」

番外個体「……変態が、生写真10枚でゆずるって言うから」

598: 2011/06/18(土) 10:42:35.13 ID:Z8eQ8eVN0
上条「……星野、正直に言ってくれ。そうしてくれれば上条さんたち怒りません。だから本当のことを正直に答えてくれよ?」

アレイスター星野「……」

御坂「ここ、通るの5回目なんだけど」

アレイスター星野「……」

神裂「……迷ったんですよね」

アレイスター星野「……」

ななちゃん「」ガシャガシャ

アレイスター星野「……」



アレイスター星野「めんご☆」


上条「可愛くねぇぇぇんだよばかやろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

御坂「どうすんのよぉぉぉぉぉ!!!!こんな見知らぬ土地で!!!!深夜に!!!!!人も通ってないのよぉぉぉぉ!?!?!?!?」

神裂「コンビニさえ30分以上見ていないじゃないですか!!!」

アレイスター星野「いやぁ有名なトンネルらしいから指宿てけとうに進めば付くのかなぁ。と」

上条「どんだけ見切り発車だてめぇぇぇ!!!心霊スポットがそんな道の駅みたいな感覚であってたまっかぁぁぁぁぁ!!!!」

599: 2011/06/18(土) 10:52:14.69 ID:Z8eQ8eVN0
御坂「結局30分前のコンビニ戻って道を聞きました」グッタリ

神裂「いやに応対が慣れていましたね。やはりよく聞かれるんでしょうか」

上条「そうなんだろうな。だってトンネルだってぇのに、こんなに狭い道を通るとは思いませんよ普通」

アレイスター星野「車通りを目的としたトンネルではなく、外国人観光客から地元農民の作業風景・移動風景を隠すために作られたものだそうだから、それも至極当然だろうな」

上条「不思議な気配りだなぁ。そういう田舎の風景を見たいっていう旅行客だっているんじゃないですかねぇ」

御坂「いいじゃない奥ゆかしくて。それが今じゃ心霊スポットなんて悲しいけど」

神裂「そうですね……噂だけで、実際は大したことないのかもしれませんy」

アレイスター星野「あそこだな、入り口が見えたぞ」


開聞トンネル入り口前

上条「」

御坂「」

神裂「」






アレイスター星野「」


上条「おいまてお前まで言葉失うなこら」

御坂「……嘘よね?ねぇ?明かりついてないように見えるんだけど、中に進んだら電灯があるのよね?ねぇ????」ブルブルブルブル

神裂「ななちゃんななちゃんななちゃんななちゃん」ガタガタガタガタ

ななちゃん「」

600: 2011/06/18(土) 11:03:49.66 ID:Z8eQ8eVN0
チャポーン

一方通行「」ピヨピヨ

番外個体「おきないね、この人」ジロキョロ

13153号「弱かね~ほんに。そげなことじゃかぉぃまじんとは呼べんど」

番外個体「いやこの人関東人(?)だから。そしてうろたえてるのは伝わるけど鹿児島弁やめてよ」ジロキョロ

13153号「あなたこそ一方通行の髪と鎖骨あたりを見つめた後、恥ずかしくなってよそに目をむける一連の動きやめてください」

番外個体「な!!だ、だって、こ、こ、こんな近いと!!!!」

13153号「あ、暴れないでください!彼が沈んだらどうしますか!とミサカは波をたてかねない番外個体に忠告します」

※番外個体 一方さん 13153号の並びで縁に背中をあずけています

番外個体「……なんかさ、男側の方が泥、多くない?普通逆だよね」

13153号「……女性側は、女性が肌にぬったりと色々と使ってしまうから減る一方なのでは、とミサカは予想します」

番外個体「そういうことか……」

13153号「……はい」






番外個体「この人、このままじゃ滑っていって沈むかもだよ、ね」

13153号「……です、ね」





番外個体「……しかたないよね、いくらミサカでも、寝ている間に窒息させるのは不憫だと思うし」

13153号「そうです、これは、その、不可抗力というやつですよ。番外個体」




ムギュッ   ギュッ

601: 2011/06/18(土) 11:12:37.55 ID:Z8eQ8eVN0
13153号「……あぁたは押し付けすぎゃないけ?」

番外個体「し、仕方ないじゃん!!!しっかり支えようとすると……そ、それにあんただってやけに顔近くないですかぁ?あはぎゃはっ!ミサカそんなに近づけようとしたら胸はじけちゃうかも」

13153号「だまらんね~こぃがおきようがぁ!そぃでなぁ!こぃ以上胸のぉはんしはすぃな!!!いーけー!?」

番外個体「わ、分かった分かったミサカが悪かったよもう……あんたいつからこの人派になってるのさ」ブッスー

13153号「散々MNW内でセ口リ派を煽りまくってるくせにアクセラ人形保持者なあなたには言われたくないです」

番外個体「う、うるさいなぁ!!ミサカは別に!あんなの、あ、抱き、抱き枕くらいにしか使って……」




13153号「うわぁ」ナイワァ

番外個体「あぁぁぁっぁちくしょう待って今のなし!!!ミサカがおかしくなる!!!こんなのミサカのキャラじゃないぃぃぃぃぃ!!」ブンブン


一方通行「」ピヨピヨ

605: 2011/06/18(土) 11:24:38.22 ID:Z8eQ8eVN0
ブロロロロ

上条「……車幅ギリギリだな」

アレイスター星野「(ちょっと縮ませたからなんとか入ったか。おそらく本来なら軽自動車で一杯一杯だろうな)」フゥ

御坂「おか、おか、おかしいでしょ絶対なんでトンネルなのに本当に電灯が一つもないのよああああああああ後ろ真っ暗むりむりあそうか私が放電してあかりをあかりを」ブツブツブツ ブルブルブル

アレイスター星野「オガクズ、いつものを」

上条「はいはいビリビリは上条さんと手をつなぎましょうね~こんなところでエンストはマジ勘弁ですから」

神裂「ときおり、天井に穴がありますね……昼間はここから光が入るのでしょうか」ガクガク

アレイスター星野「そうなのだろうな。もっとも、昼間でさえ人が通るのか分からないが」

上条「その穴のせいで内部が風化してくんだろうな。外壁とかもおどろおどろしくてホント雰囲気でてる」ギュッ

御坂「は、離さないでね!?絶対離さないでよ!?」

上条「はいはい」

神裂「ななちゃん、何か感じますか……?」

ななちゃん「」ガシャガシャ


607: 2011/06/18(土) 11:51:08.90 ID:Z8eQ8eVN0
神裂「え!?け、気配!?」ブルブルブル

御坂「えぇええぇぇええぇぇええなによなによなんなのよもぉぉぉやめてぇぇぇぇぇ少し気持ちの整理をさせてぇぇぇぇぇ」イヤイヤ

上条「お、落ち着けビリビリ」

アレイスター星野「ふむ。ななちゃんの索敵能力の程は?」

神裂「絶対です。あの……次の天井の穴があるあたりで、何かが待っている、と」ブルブルブル

御坂「やぁぁぁぁめぇぇぇぇてぇぇぇぇぇ」ガシッ ギュゥゥゥゥゥゥゥ

上条「まてまてビリビリ抱きつかれると流石のお前でもちょと当たったり当たらなかったりいやこれどうなんだお前ほんとなんてかあれなんだな言葉にするとぶん殴られるから言わないけどほんとあれなんだな」

御坂「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ギリギリギリギリッッ

上条「良かった聞いてnイテテテテテテテテテ締めるな締めるなやっぱり聞いてるのか聞いたうえで締めてるのかまておいやめてやめてくださいぃぃぃぃ」ギリギリギリギリ

神裂「や、やめましょう!戻りましょう!!!」ブルブルブル

アレイスター星野「なにをいまさら……ほら、もうすぐだ」ワクワク ドキドキ プルプル

御坂「いやぁぁぁぁぁぁ!!」ギリギリギリギリ

上条「いやあああああああああ!!!!」ギギギギガコッ

神裂「あああああん!!ななちゃぁぁぁぁぁん!!!」ブルブルブルブル

ななちゃん「」




DQN「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
DQN「きょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
DQN「ばぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

アレイスター星野「」

上条「」

御坂「」

神裂「」

ななちゃん「」ガシャシャシャ

DQN「ひっははは!!みぃやたけちゃん!!てげな驚いとるが!!」ガッハハハ
DQN「アホぉぼけぇ!!!こげな時間に来んでなかが~」ガハハハハ
DQN「み~な固まっとるよ!!怖い怖い思とったんだろな」ガハハハハハ

アレイスター星野「ぶっ頃してきていいかな」

上条「いやここは俺にまかせろぶち頃してくる」

御坂「なに言ってんのよ私が感電氏させて灯りになってもらうわよこんな屑ども」

神裂「」

ななちゃん「」ガシャシャシャシャ

DQN「お?なんだ女ごがぁ二人も乗っとるが!」
DQN「おいこらいまないか生意気なこと言わんかったかおぃらはこら!!」
DQN「なめたてやがんのてげにおもしろかしてぇになりたかかおい!!」

アレイスター星野「いやいやもう私プッツンだよ久々だよこんなにムカツいたの」

上条「俺だってこういう人様に迷惑かける馬鹿が大嫌いなんだよ」

御坂「あぁイライラするこんなのにビビッてた自分にも本気でイライラする」

神裂「……みなさん、ここは私に」




神裂「ななちゃんが、血に飢えているそうなので」ビキビキビキビキ

ななちゃん「」ガコシャロガスシャ!!!!!

全員「どうぞどうぞ」サササッ

614: 2011/06/18(土) 14:18:08.20 ID:Z8eQ8eVN0
佐天「みなさん今頃青春してるんでしょうね~色んな形で」モグモグ

打ち止め「キビナゴでらうま!!ってミサカはミサカは小さなお魚のお刺身に舌鼓をうってみる!!」キラキラ

黄泉川「若いってのはそれだけでいいことだよなぁ~私ももっとあんたらと馬鹿したいけど、さすがにもう立場とか色々あるじゃん」チビチビ

芳川「まぁいいじゃない、私たちはあの子が楽しそうならそれで。はい打ち止め、わたしのもあげるわ」アーン

打ち止め「あ~~~ん。ん~~~!美味しい!!」モグモグ

佐天「みなさんは……アクセラさん一家はとっても仲が良いですよね。うらやましいです」

佐天「わたしは……両親家族から離れて一人暮らしなので」ハハハ

佐天「もちろん友達がたくさんいますから、寂しくなんてないですけどね」

黄泉川「それでいいんじゃん。わたしらは何にも血縁なんてない、まぁ打ち止めと番外個体はおなじ遺伝子だけどさ、ただの寄せ集め。成り行きで一緒に暮らすことになっただけ。でも、今じゃもう家族じゃん」

芳川「親友であり、親代わりであり、姉代わりであり。本当の関係がどれと呼べるのか分からないけど、一つに縛られることもないのよ私たちは。そういう人、あなたにもいるでしょう?」

佐天「……そう、ですね。いる、と思います」

黄泉川「なんだなんだぁるいこちゃん今日はちっとナーバスじゃん!こうなったら……」





黄泉川「うちの子になるかぁぁぁ!?一方通行娶ってさぁぁぁ!!!じゃん!!!!」

佐天「え……えぇぇぇ!?!?!?!?!?」

打ち止め「なに言ってるの黄泉川ぁぁぁぁ!!??」

芳川「あ、無理やり『じゃん』を付け始めた。これはまずいわ」

615: 2011/06/18(土) 14:35:21.06 ID:Z8eQ8eVN0
黄泉川「るいこちゃんならあの馬鹿まかせても大丈夫そうだじゃん!!あいつの無駄に高い家事スキルにもついていけそうだしじゃん!!」

佐天「いや、いやいやいやいやいや私じゃ無理ですよそんなというか黄泉川さん酔ってますね!?顔色変わってないけど酔ってるんですね!?」アタフタ

芳川「口調が壊れ始めたら本格的に酔った証拠よ」

黄泉川「あいつは性格難ありだけどいい物件だとおもうぞぉ?顔はまぁいいし、金もある!なにせ窓の無いビル勤務という超特権階級じゃんもんじゃん!!」アッハハハハハ

佐天「いやそれは初めて知りましたしかなり突っ込みたいところですけどそういう問題ではなくってですね……」オロオロ

黄泉川「なにさぁ~、最近何気にいい感じじゃんよう!低能力者に上がった時も一番にうちに来たりしてさぁぁぁぁ」コノコノ

佐天「あ!あれは!!!一番お世話になったのがアクセラさんだからで!!!」ワタワタ

黄泉川「あははははははは!!照れてるじゃんるいこじゃん!!!もうこりゃ脈ありで……」

佐天「」 


プツン





佐天「うるせぇぇぇぇぇぇェェェェぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

黄泉川「!!」

芳川「!!」

打ち止め「」モグモグ


佐天「どいつもこいつもにっちもさっちも目がふさがってるのかぁぁぁぁぁ!!!」




佐天「そりゃアクセラさんカッコイイですよ素敵ですよ私だって幾度と無く救われましたし感謝してますよぉぉぉ!!」


佐天「でも!!!でもぉぉぉぉぉぉ!!!!」





佐天「あの服はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!ねぇぇぇぇぇよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」




黄泉川「」

芳川「」

打ち止め「」モグモグ

佐天「……」





黄泉川「ごめんじゃん」

芳川「酔いが覚めた!?」

佐天「わたしだってね……ときめきたいんですよ。なんだ初春のあの可愛さ。あんなんなるなら私だって恋焦がれてますよちくしょう」シクシク

黄泉川「ごめんほんとマジごめん今度あいつに言うじゃん普通の服着ろって言うからなくな、な」

佐天「いいんです、もういいんです」シクシク



打ち止め「オチが分かってたからミサカはあまり突っ込まなかったのだ!ってミサカはミサカは黄泉川とるいこちゃんのキビナゴも完食してみたあとだったり!」ペロリ

616: 2011/06/18(土) 14:43:02.88 ID:Z8eQ8eVN0
番外個体「なんだかどこかでこの人のゼブラツンパが馬鹿にされている気がするよ」

13153号「奇遇ですね、ミサカもです、とミサカは禿げ上がるほど同意します」

番外個体「おちびになんかあったかな?学園都市出てからMNW切ってあるから不便だよミサカ」

13153号「星野さんのすすめででしたっけ?」

番外個体「うん。理由はよくわかんなかったけど、あの統括理事長がそう言うならと思って」

13153号「そうですか。ミサカも今一時切断しているので分かりませんね」

番外個体「あんたも?」

13153号「もちろんですよ。これはミサカとあなたへのご褒美なのですから、最初から勝負を投げた上位固体には味わう権利はありまえん、とミサカは胸に彼の腕を引き寄せます」

番外個体「無い乳に?」

13153号「うったくっど」

618: 2011/06/18(土) 14:51:10.39 ID:Z8eQ8eVN0
番外個体「ガキんちょはごねてた?」ケタケタ

13153号「はい『そっちがそのつもりならこっちだって切られてる間にたくさん美味しいもの食べてやるんだからー!!』と。アホかここミサカの地元だっての、とミサカは全然張り合えていないお子様に苦笑します」プププッ

番外個体「変態あたりは?うるさかったんじゃない?」

13153号「?聞いていないのですか?学園都市の個体は今全員メンテナンスに入っていますよ?」

番外個体「……そだっけ?」

13153号「えぇ。でなければ、ミサカもここまで乗り気じゃありませんよ……」






13153号「桜島と富士山のどっちが受けとか攻めとか言い出したら、ミサカあの変態を遂に仕留めかねません」

番外個体「いや今はあと一歩でおねぇさまがその域にいると思う」ハァァ

619: 2011/06/18(土) 15:07:56.77 ID:Z8eQ8eVN0
ブロロロロ

神裂「まったく、ふざけた連中でしたね!!!」プンプン!!

アレイスター星野「田舎の不良というやつか。ふふふ、心霊スポットを溜り場にするとは、なかなか肝が据わっているな」

上条「そもそもそういう現象の噂も、ああいうやつらがさっきみたいに脅かしてたせいじゃねぇの?」

御坂「……冷静になったらわたし素で暗視ゴーグル状態に出来るから暗くても平気だった」

神裂「峰打ちで勘弁してやりましたが、今度あったらただじゃおきません!なんですか人をセンターウーマンだのなんだの」プンプン

上条「そっちかよ」

御坂「っていうか絶対峰打ちじゃなかったでしょ血が壁にベッタリだったじゃない」

アレイスター星野「ふふふ、血気盛んなことだ……ところで神裂火織、キミ、粗相でもしたかね?」

神裂「はぁ!?そ、そこまで怖がっていません!!!!なにを言っているのですか!!!」

アレイスター星野「うん?興奮状態で気づいていないのかな……」




アレイスター星野「キミの座っている座席、雨も降ってないのに降りた時から濡れてはいないか?」

上条「」

御坂「」

神裂「」

アレイスター星野「それと、キミらしいな不良に絡まれていた人でも助けたのかね?その隣にいる女性をどこで降ろせばいいのか教えてくれ」

上条「」

御坂「」

神裂「」









御坂「きゃぁあああああああああああああああああ」ギュゥウウウウウウウウ

上条「あぁあああああぁあっぁあぃたいいたいいいいいビリビリやメまてはないててててててって!!!」

神裂「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!なぁぁぁぁぁなちゃぁぁぁぁぁぁん!!!!」ビーーー








アレイスター星野「(水風船を仕込んだ座布団と、時間が経ったら浮き出てくるステッカーがこんなに成功するとは)」ウキウキ

620: 2011/06/18(土) 15:22:33.11 ID:Z8eQ8eVN0
アレイスター星野「すまなかった」

アレイスター星野「あの、これだけは言っておきたいのだが私はみんなを愉しませようとして」

アレイスター星野「いえ、ちがいますね。はい。悪ふざけでした」

アレイスター星野「たちの悪いバカな行いでした」

アレイスター星野「あの、そろそろ正座を……ですよね」




上条「こぇえ神裂」

御坂「当然よあれくらい足りないくらいよ」

上条「これ以上なにをさせるんだよあれ一応かなり偉い人なんだぞあいつのジャンピングスライディング土下座はかなり歴史的行いだからなほんとに」

御坂「そこよ、星野さんっていつも思ってたけど何者なの?野球の監督?」

上条「いやこっちの星野は巨人ファンだって」

御坂「よくわかんないわね……あ、罰一個思いついたいいやつを」タッタッタ


神裂「二度としませんね」

アレイスター星野「うん……」

神裂「返事!!!」

アレイスター星野「はいいっ!!!」

御坂「かおりさん、そのくらいで許しましょうよ」

神裂「そうですね……このくらいにしておきますか」

御坂「私からは電撃を食らわせたりしないわ。もうかおりさんにボコボコにされてるしあんた」

アレイスター星野「助かります」ボロッ

御坂「その代わりさ……ねぇかおりさん、泥パックしてから肌凄いツルツルしてない?」

神裂「そうですね、かなり効き目があったように思います」

御坂「ね。ということで星野」






御坂「この辺の土4、5トン持ってってさ、学園都市に泥湯作りなさいよあんたそういうことできんでしょ」

アレイスター星野「全力で任せろ」ピッ

上条「ちょっとまてぇぇぇ!!!生態系変える気か!?!?!?しかもなんでここの土!?!?!?」

御坂「山舐めんなそのくらいじゃちっとも減らないわよ。土なんて鹿児島ならどこも一緒でしょ?」ヘッ

上条「舐めてるのはお前だよバカ野郎謝れ指宿の人と霧島の人に全力で謝れこのやろう」

621: 2011/06/18(土) 15:33:33.92 ID:Z8eQ8eVN0
チャポン

一方通行「」

番外個体「あんたがこの人派になったのってさ、やっぱ水族館から?」

13153号「ギクッ。な、なんのことでしょう、とミサカは必氏にばれないようしらばっくれます」

番外個体「できてないよ。だってイルカショーが終わった後二人ともどこいったのかと思ったらあんた顔真っ赤で二人で帰ってくるんだもん。そりゃ気づくわ」

13153号「そう……ですか。やはりミサカは隠し事が下手です。えぇ、推測通りですよ」

番外個体「……潔いじゃん」

13153号「えぇ、いつまでたってもツンツンしてるあなたよりは。まぁバレバレですけどね」フフン

番外個体「は、はぁ!?何言ってんのあんた何言っちゃってんの!?!?」

13153号「いやいやそれもう無理ですってあなたこの湯に入ってからの自分の言動忘れました?あとカラオケで褒められたときのいい笑顔、そして一方通行を運ぶ際の目茶苦茶優しい手つきと視線、服を脱がす時の恥じらい、だけど興味が抑え切れなくて最近筋肉が付き始めた彼の身体に目を向けちゃうそんなミサカ、ミサカじゃないよ…でも、気になっちゃう。どうしよう、ミサカこれじゃあ……まるでミサカ、この人のこと……ってやつも」

番外個体「」カァァァァ

622: 2011/06/18(土) 15:51:42.83 ID:Z8eQ8eVN0
番外個体「なぁぁぁぁに人の思考を勝手に捏造してベラベラベラベラくっちゃべってんのよ田舎モンがぁぁぁぁぁ!!!」

13153号「体表面の温度急上昇を確認、これは温泉によるものではなく、恥ずかしさからくる心境の……」

番外個体「突然クールビューティーキャラになるなぁぁぁぁぁ!!!!灰臭ぇど田舎個体が調子づくなこらぁぁぁぁ!!!なにが西郷さん号だよあんなデブいおっさんのどこがいいんだよぉぉぉぉ!!!」ザパァァァァ

13153号「今ぅな許されんごつゅぅたど。今なんいったけぇぇぇ!!!!!サイゴーさん馬鹿にすんならおぃは赦さんどおぃわぁぁぁぁぁ!!!!かぉぃまのサイゴーさん像な太っとらんわ軍服なぁ着よって~格好よかが~~~~~!!!!!!」ザッパァァァァ

一方通行「」ズルッ ボチャッ


番外個体「上っっっ等だよこのこのぽっと出ぇぇぇぇぇぇぇ!!!!ミサカはなぁぁぁぁ!!!ミサカはずっとこの人といるってきめてんだよぉぉぉぉぉ!!!!!かかってこいやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

13153号「ほぃならそぃを本人に言いなやぁぁぁっぁあぁああ!!!!外ん住んどるミサカからすればな~あんたは甘えとんのじゃぼけかすぅぅっぅぅぅ!!!!怖がりおっせぇ家族でじゅぃぶん思っとってなぁにが決めとるじゃがこらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

一方通行「」ブクブクブク

番外個体「るせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

13153号「なぃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」








一方通行「ぶはっっ!!!ンげほっげほっ!!!クソがっ!!!!ンだなンだよなンですかァ!?!?俺はなァンでいきなり溺れかけてンで……」


番外個体「」

13153号「」

一方通行「」※二人ともタオルは巻いてません そして立っています





番外個体「」

13153号「」

一方通行「」






一方通行「あ~、喧嘩やめよう、な」

番外個体「なんか言えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

1315号「おなごん裸みといて流しなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

一方通行「いやまて俺は最大級に気を利かせまてやめろそのアングルは流石にやめろそして逐電すんなぁあああああああああぁbbbbbvvvvvvbbvbvbvbv」

624: 2011/06/18(土) 16:24:00.99 ID:Z8eQ8eVN0
黄泉川「おかえりじゃ~ん」

上条「ただいまもどりました」クッタリ

御坂「完成が楽しみですね、かおりさん」

神裂「そうですね、みんなで入りにいきましょう」

芳川「なんの話?」

アレイスター星野「学園都市に泥湯の銭湯を作ろうとおもってね」

佐天「すごい!さっすが星野さん!」

番外個体「そうなりゃもう二度とあの人はここにはこないよ田舎モン」

13153号「馬鹿言わないでください、鹿児島には彼のお気に入りがたくさんありますこのミサカ含めて」

番外個体「ほざけ気に入られてるのは髪の毛だけだろ」

13153号「手だって握ってますぅ臆病もんになに言われてもこたえないですぅとミサカは番外個体を煽ります」

上条「……あの二人になにがあったのでせう。そして……」






上条「あっちで伸びてる、一方通行も」

黄泉川「……二人とも教えてくれないじゃん」

番外個体「」カァァ

13153号「」カァァ

打ち止め「あ~な~た~おきて~~」パタパタパタ

一方通行「ン……うー……山脈……まな板……」ブツブツブツブツ

634: 2011/06/19(日) 01:21:16.74 ID:DGP6BQcY0
ねーちん生茶事件より数日前


アトリエ・カッキーinデザイナーズマンションカッキー(D・Mカッキー)最上階


一方通行「おす、新作はどォよ垣根」ガチャリ

垣根「るせぇ邪魔するな第一位。俺は今、このマネキンにスカートを履かすという俺の仕事の集大成の瞬間を味わってんだ。ごちゃごちゃ言うと今度の新作発表会呼ばねぇぞ」プルプルプルプル

一方通行「……怪しい男にしかみえねェな。女物のスカートをマネキンに履かす半笑いの変態だ」

垣根「るせぇってんだよ!!!パチリッ よっしゃぁ!これで完璧!!どうだおい、良い出来だろ!!試作品第一号のお披露目に付き合えるたぁお前も運がいいなぁよほど良い星の下に生まれたとみえる!!」ヒャッホォォ

一方通行「食料買って来いつったのお前だろバカか。ンでよ、これ、常盤台の制服にしか見えねェンですけどなンなンですかァ?お前そういう趣味でデザイナーになったンですかァ?失望するわーもうお前作品以外で自己表現しないでくれ頼むから」

垣根「ちっげぇよ!!これ凄いんだぞ……みてやがれぇ」スッ

シュパッ

一方通行「!」

垣根「どうよ!!!特定の能力演算式によるAIM力場に反応して、一瞬で常盤台の制服から普通のお洒落着に!!!まぁ色と素材が変わるだけだが、常に常盤台制服着なくちゃいけねぇ連中にはきっとウケとおもわねぇか、この技術」

一方通行「……すげェなお前天才、いややっぱ新鋭鬼才の凄腕デザイナーだわ」キラキラキラ

垣根「あ、やばい目茶苦茶うれしい。もっかい言え」

一方通行「調子のンな。でもよ、日常で能力使うやつが着たら意味ないだろ。能力使う度に変身すンのか?」

垣根「特定のつったろ。この、リップ型のAIM発生装置マターにだけだ反応するのは」

一方通行「なンでもかンでも語尾にマターつければいいってもンじゃねェと思うぞ……」

635: 2011/06/19(日) 01:31:01.74 ID:DGP6BQcY0
一方通行「いやすげェ、素直に関心した。そりゃお前アレイスターから元の身体与えられるわ」サワサワ

垣根「冷蔵庫ボディじゃ製作に限界あったからな。いや、その話に触れるな泣きたくなる」

一方通行「それで、これ安全性はどうなンだァ?公衆の面前でストリップなんざ笑えねェぞ」

垣根「ああ、その辺踏まえて最初はソックスくらいから販売だな。ちょっと色々ポーズとらせて不備がねぇか確認すっか……」ヨイショ

一方通行「いや、ポーズてお前……」

垣根「……はぁ?なんでこのマネキン、間接ついてねぇんだよふざけてやがんのか」

一方通行「この間、『マネキンのくせに動いてんじゃねぇお前らは突っ立ってればそれでいいんだよ!!』って全部買い換えたのおめェだろ」

垣根「……」

一方通行「……」



垣根「ポージングくらい出来るように設計しとけや!!これだから他所のはよぉぉぉぉ!!!ふざけてやがんなよっぽど廃業に追い込まれてぇと見えるぜぇぇぇぇ!!!!」

一方通行「だからそれから乗り換えたのはおめェ……ああああァァァァァもうこいつ面倒くせェェェェェ!!!まだ命狙われてた頃のが良かったわもォォォォォォォォ!!!!」

636: 2011/06/19(日) 01:48:33.26 ID:DGP6BQcY0
垣根「決めた、今度から自分でマネキン作るわ俺」

一方通行「そうしろや。いちいち付き合う俺の身にもなれっての。なンですかァ俺はいつからおめェのマネージャーかなにかになってンですかァ?」

垣根「いつもD・M・カッキーブランド総合新作発表会の特別入場券やってるだろ。お前服だけは頑なに買おうとしねぇけど」

一方通行「おめェの家電やら建築物やらのセンスの良さは認めてやる、だがな、だからって俺の自分的お洒落ポイントであるこの服まで変えていいってことには……ならねェだろうがァァァ!!」キリッ

垣根「はいはい。あ~どうすっかなぁ、自販機蹴る動きとか、年上のルームメイトに飛びつく動きとか、色々試そうと思ってたのに」

一方通行「どれが誰をさしてるか明確に言ってるな。誰か適当なやつ呼ぶかァ?それこそ白井とかよォ」

垣根「いや、俺あいつなんか苦手でさ。顔見たら笑いたくなる……白黒」ププッ

一方通行「もう一度、今度こそ天に召されてェのかァ?」

垣根「冗談だよ友達想いの第一位め。風紀委員のあいつがこんな規則破りの技術の開発に手を貸すはずないだろ……誰かいねぇかな~このサイズ着こなせる手ごろな慎重と手ごろな細さもった暇なヤツ……」

一方通行「……」


垣根「……あ」

一方通行「食料ここ置くないいもン見せてもらったわァ完成したらまたなもう来るかわからねェけどよあばよカッキー元気で達者に」クルッスt

垣根「待ぁ~てよぉ~~~!し~んゆ~~う」ガシッ

一方通行「離せこら!!!おめェの言いたいことは分かってンぞ!!!俺にそれ着ろって言うンだろ!?!?!?」

垣根「いやどうみてもお前の細さならこれぴったりなんだもんさ。いいだろ別に減るもんじゃなし」

一方通行「ざけンな離せこらァァァァ!!!」ジタバタ

垣根「たのむ!たのむ親友!!!お礼に麦野んところで出前頼むから!!!たのむ!!!」




一方通行「豪華松茸鮭御膳・松な」シュルシュル

垣根「おまえんとこの人たちが今日みんな留守で助かったわ」メシ ツクルノハ キライナノナ オマエ

637: 2011/06/19(日) 02:17:45.17 ID:DGP6BQcY0
麦野「ったく……な~んで料理長のわたしが出前なんて行かなくちゃなんねぇんだ」イライラ

麦野「垣根め、これが第一位の分じゃなかったら毒盛ってやるとこだっての」

麦野「ってか第一位はこの量食えるのか……?あいついつもサバ定食サバとご飯のみだろ」

麦野「ま、いっか。残したらぶち頃し確定っていう掟は知ってるだろうし」

ピンポーン

麦野「おいこらクソホストー!!」

シーン

麦野「シカトかクソが。せっかくこっちがテンションあげてやったってのによぉ」ビキビキ

ドウッ  ゴバァァァ

麦野「いねぇのかー!!それとも童O臭く竿でもしごいて動けませんってところかにゃーん!?」

  垣根『よし、結構な運動でもぶれることなさそうだな。あとは生産ラインをどう確保すっか……装置は別売りでいいと思うか?」

  一方通行『同梱版と別売りとにすればいいンじゃねェ?で、俺もう脱いでいいか?」裏声

麦野「いんじゃねぇかよったりめぇだよな出前とったのはお前だしなぁそれでなんだその女の声はおい!!」ツカツカツカ

  垣根『いいぞ、ありがとよ。別に声まで女に声までしなくても良かったけどな』

  一方通行『何事も完璧にしねェと気がすまないンだよ俺は 鈴科百合子です☆』裏声

麦野「人のこと呼び出してシカトしたあげく女はべらせてんのかよおいこらぁぁ!!」

  垣根『ほんと凄いなその声帯変換……お?なんか騒がしくね?」

  一方通行『はァ?……おいまさか麦野が来たンじゃ……」裏声


バァァァァン

麦野「ここかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」パリィ!パリィ!





垣根「」カメラ装備

一方通行「」常盤台制服装備


麦野「」

垣根「」

一方通行「」





麦野「あ、ごめ。邪魔したわね」スッ

垣根「まてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

一方通行「あらぬ誤解したまま帰ンなァァァァァ!!!」裏声


麦野「いや誤解ってこれ現場じゃん。あんた女装どころか声まで垣根好みに……第三位の言うとおりあんたが受けだtt」

垣根「いや俺おっOい星人だからこれはないわ」フリフリ

一方通行「どこ否定してンだお前は垣根ェェェェェェ!!!!麦野も誤解だっつってンだろォォォォォォォ!!!!そしてこの場にいなくとも波乱巻き起こす超電磁砲ンンンンンンンン!!!!あいつ!!あいつゥゥゥゥゥゥ!!!!」ウガァァァァァァァァァ 裏声


その後誤解を解いているあいだにすっかり冷め切ってしまった豪華松茸鮭御膳・松なのでした

おわれ

638: 2011/06/19(日) 02:22:45.28 ID:DGP6BQcY0
そんなこんなで閑話という名のおふざけはここまでです

かっきーは一方さんを結構アシスタント代わりにしてたりします
それで仕事終わったらむぎのんのとこで飯を食べるのが習慣です
みんなアホですごめんなさい


思ったより長くかかってしまいました。やっぱりレベル5勢は楽しいですね

それではまた、今度は本編の方でよしなにどうぞ

643: 2011/06/19(日) 14:56:14.62 ID:DGP6BQcY0
みなさまどうもです

昨日は予告せず閑話を挟んでしまいすみませんでした

さて、旅行編もそろそろ終いです

事態が変わるのはいつも急なのです



ともあれ最初は通常通り 宿での翌朝の風景から始まります

今日もどうぞ、よしなに


645: 2011/06/19(日) 15:04:17.55 ID:DGP6BQcY0
翌朝!

一方通行「やな夢みたわァ」ドヨーン

上条「よ、確かにひどい顔だな」ハハハ

一方通行「おめェみたいにか?っあー俺いつの間に寝てたンだよ」

上条「ぶっ飛ばすぞ。どこまで記憶あるんだ?俺達がカラオケしたことは覚えてるのか?」

一方通行「あァ~…そうだったな、ンで、黄泉川のアホに酒飲まされ…溺れて起き……いや、覚えてねェおれはなにもおぼえてないいや覚えていちゃいけない」ブンブン

上条「?」

ガララッ

アレイスター星野「おや二人とも起きていたか。そろそろ朝餉のようだ、参るとしようじゃないか」モグモグモグ

一方通行「そう言いつつお前はなにを頬張ってやがンだ正真正銘朝飯前かこら」

アレイスター星野「偶然通りかかった料理場にたくさん置いてあったからもったいなくて食べちゃったかも!」モグモグ

一方通行「料理場に偶然足を運ぶバカがいるかこのバカそンでつまりそれ俺達の朝飯じゃねェかぼけェェェェェ!!!」

上条「アレイスター、本当にインデックスに似てきたなぁあ」ハァ




646: 2011/06/19(日) 15:15:19.87 ID:DGP6BQcY0
黄泉川「頭イタイじゃん」ズキズキズキ

芳川「」ズキズキズキ

神裂「芳川さんはともかく、黄泉川さんはお酒に強いと認識していたのですが……」

番外個体「黄泉川は日頃屋台のやっすいお酒しか飲まないから、お高いお酒飲むとああなんの。はいお水、黄泉川」

打ち止め「庶民派肝臓ってあの人が言ってた!ってミサカはミサカは芳川にお水どーぞ!」

黄泉川「ありがとじゃん……うぅう、ここまで酷くなったのは闇咲と一方通行の親友記念で美食倶楽部で飲みまくって以来だよ」ゴクゴク

芳川「あなた三日寝込んだものね」ゴクゴク

御坂「そこまでしてどうして大人ってお酒飲むのかしら」

佐天「ホントですよ酔うとタチ悪いですし黄泉川さん」

13153号「おや?ミサカ達がいない間に絡まれでもしたのですか?とミサカはるいこさんの発言から予測した質問をします」

佐天「え!?い、いやいやいや!!なぁんにも!!!そ、それを言ったら妹さんとワーストさんは……」

ガララッ

一方通行「おす、朝飯はここなのなァ」

黄泉川「おはようじゃん」ズキズキ

芳川「おはよ」ズキズキ

打ち止め「おっはよぉあなた!ってミサカはミサカは元気にご挨拶!!」

御坂「おはよ、起きれてよかったわね」

神裂「おはようございます、一方通行」

ななちゃん「」ガオシャハギョシャ

番外個体「」///

13153号「」///

佐天「」///


一方通行「?ンだよお前らは挨拶もせず顔真っ赤にしてよォ」

上条「なんかおれ、土御門とかにたまに殴られる理由が良く分かった気がする」ブンナグリタイコイツ

647: 2011/06/19(日) 15:26:29.99 ID:DGP6BQcY0
いただきます!

一方通行「13153号、今日の予定~」パクッ

13153号「あ、は、はい!一方通行!えとですね……車を借りているのが中央駅前なのでまずはそれを返しに、その後、中央駅付近を散策の予定です。色々あるので退屈しないと思うのですが、どうでしょうか」

一方通行「ン。おめェらもいいよな」パクッ

は~い

一方通行「よし決定。そして当麻、あと食べてください」サササッ

上条「二口ってお前」

一方通行「バカかお前俺みたいのが朝っぱらからこンな量食えるかよ」

上条「女子中学生体系って言われるのが悔しくて鍛え始めたんだろ?だったら朝飯もちゃんと食べなさい」

一方通行「甘ェな当麻、本気で言ってるンだとしたら抱きしめたk……まて今の無し」

御坂「」スチャッ

上条「そうですね、ビリビリが動画撮影モードに入ってるのでその名台詞パロディはやめとこう」

一方通行「朝食わないで昼にガッツリの方が肉がつくンだよ。だから俺はもういい」

上条「健康的じゃねぇよバカ」



番外個体「っていうかあんた昨日の昼飯のくだり見てきなよ白モヤシ」

一方通行「……」

648: 2011/06/19(日) 15:44:59.44 ID:DGP6BQcY0
番外個体「そぉ~んなに食べれないなら~!み、ミサカが食べさせてあげちゃおっかな~」ヒョイ

一方通行「おう頼m……まておい食べてやるじゃなくてか?」

番外個体「ほら、ぶ、無様に口あけておねだりしなよ第一位!」

一方通行「……」



神裂「」バキッ

御坂「かおりさん、箸箸」

13153号「ここは焚き付けた手前妹の成長を喜ぶべきなのでしょうしかしこれはミサカ個人的にはあまり由々しくない事態でありぅななんしちょっかかわらんねと突っ込むべきなのでしょうかどうすればいいのでしょうミサカ分かりませんたすけてサイゴーさん」

打ち止め「」イラッ

佐天「」モヤモヤ

御坂「あ、あれ!?佐天さん!!??突っ込み!突っ込みは!?」

佐天「え……あ!そ、そうだ!わ、ワーストさんそこはあ~んって言うところですから!!!」アタフタ

御坂「そこぉぉぉぉ!?」

上条「あぁぁやばいほんとそげぶしたい」シュッ!シュッ!





番外個体「あ、あ~ん」ア~ン


一方通行「……(言いつつこいつ自分が口あけてンじゃねェか)」

651: 2011/06/19(日) 15:58:02.82 ID:DGP6BQcY0
パクッ

番外個体「!」

一方通行「」モグモグ

番外個体「ど、どうよ白モヤシ!み、ミサカみたいな美人に餌付けされてさ~!目茶苦茶美味しいんじゃない!?」ギャハッ

一方通行「変わらンねェよ別に美味いことは美味ェけど。ったく、そこまで言うなら分かりましたよォ。食えばいいンだろ食えば」パシッ

番外個体「あ……」箸トラレ



神裂「一回なら…一回なら許しましょう、13153号さん」バキバキバキッ

13153号「そうですねかおりおねぇさま……とミサカも箸を折りつつこらえます」バキッ

上条「それってあんまり堪えられてると言えないんじゃないでせうか」



一方通行「ほら、次はてめェだ」

番外個体「は、はぁぁぁ!?!?」

一方通行「俺だけ恥ずかしい目にあうのは不公平だろが、さっさと口あけろ」ア~ン

番外個体「い、いやさっきのはどっちかってとミサカの方が恥ずかしく……あ、あ~ん」パクッ



神裂「」

13153号「」

佐天「」モヤモヤ

御坂「さ、佐天さ~ん?」

打ち止め「いいもんいいもんミサカ時々してもらうもんいいもん別に気にしてないもんってミサカはミサカは」ブツブツブツ

黄泉川「いやぁ青春じゃんねぇ」

芳川「お返ししてあげなかったらコーヒーぶっかけるところだったのに」

アレイスター星野「二人とも酔いは覚めたか。アルコール消し去~るくん凄いなさすが垣根」モグモグ






上条「あああああぁぁぁぁぁあぁああもう駄目だぁぁぁ!!!歯ぁ食いしばれ最強(最弱)!!!!」

バッキィィィィ!!!!

654: 2011/06/19(日) 16:13:33.47 ID:DGP6BQcY0
車内

一方通行「俺もお前のことオガクズと呼ぶことにすっからな」ズキズキ

上条「すまん!ほんとすまん!!あの、前兆の予知がその!勝手に身体が動いてその竜がその!!」

一方通行「黙れオガクズ」ゲシッ

上条「まって止めて頭をガラスに押し付けるのは勘弁してください」イテテテテ


佐天「あの服はないあの服は絶対にない初春初春初春……よし、大丈夫です御坂さん!るいこ完全復帰です!!」ツッコミマスヨー!

御坂「あぁ、良かった。佐天さんが元通りなら私はあいつらの撮影に戻れる……一方的一方攻め。貴重だわ」カシャシャシャシャ レンシャシタゲコ!!

佐天「さっきので上条さんが自分の気持ちに気づいてくれたのかもとか考えが及ばないんですかあなたは」


番外個体「わっるいね~おねぇさん!一歩進んじゃってさぁ~」ギャハッ

神裂「わ、わ、私だってその!か、彼に、素肌をですね!」

番外個体「」///

神裂「え……なんですかその反応!まさか!まさか昨日あのあとまさかぁぁぁぁぁ!!!」





打ち止め「み、ミサカだって昔あの人に往来で素っ裸にさせられたことあるもぉぉぉぉぉぉん!!!!ってミサカはミサカは対抗してm」

一方通行「俺の聞いてないところでなにとち狂ったことぬかしてンだクソガキこらァァァァァァァァ!!!!!」

655: 2011/06/19(日) 16:22:54.86 ID:DGP6BQcY0
13153号「なんだか後ろが騒がしいですね、とミサカは助手席から運転席の黄泉川女史と後ろの二人に問いかけます」

黄泉川「どうせラブコメしてるんじゃん」アッハッハ

芳川「なぜだかコーヒーの予感がしたけど流石に車の中はやめておきましょう」

アレイスター星野「レンタルだものな。あ、黄泉川愛穂あそこにたこ焼き屋さんがあるぞ行こう行きましょう」

黄泉川「あんたまだ食べるじゃん?そして目立つ看板だな……上に大きい蛸がいるし」

芳川「というかなんで突然道端にこんなものが?」

13153号「……いたるところに存在しているのですが、これが鹿児島限定のなにかなのか九州なのかはたまた全国展開しているものなのか存じませんので、ミサカは説明を放棄します」




一方通行「ちげェェェェェ!!!!俺は口リコンじゃねェェェェェェ!!!!」

657: 2011/06/19(日) 16:53:06.08 ID:DGP6BQcY0
鹿児島中央駅

13153号「さて、黄泉川女史が車を返してきてくれている間に、ミサカはご一行を『若き薩摩の群像』前へとご案内します」

一方通行「おォ……なンかかっけェな作りが」

上条「なんと言えばいいんだろう、段違いの台座の上に、17体の銅像がでかでかと」

御坂「一番上の人は真下からじゃよく見えないわ」

13153号「こちらは、日本で初めて『海外留学』を行った人々の群像です。薩摩英国使節団という名で、1865年に旅立ちました」

芳川「……待って。その年代は……」

13153号「はい、まだ幕府は続いており、当然鎖国状態も続いている頃です。しかしその二年前の薩英戦争で諸外国の脅威を知った島津藩は、なんとしても西洋の知識をものにするため、どこよりも早く、また極秘に、彼らを英国に送ったのです」

佐天「え?じゃあ、とっても名誉なことなのに、こっそり旅立ったの?」

13153号「はい。旅立ちもここからとても遠い、山と海に囲まれた片田舎の漁港羽島から行われました。英国貿易商のグラバーの手を借りて。補足ですが、鎖国状態のこの頃、薩摩藩はこれまた極秘にオランダ・中国以外とも貿易をしています。幕府の言うことなんて聞いてられっかぼけぇという感情はとっくに持っていたのですね」

上条「どえらい根性の人たちだったんだなぁ」

一方通行「なンか今べつのヤツ思い出した」

13153号「彼らは帰国後、薩摩の躍進に大きく貢献しました。そして、一番下にいます年少の彼、長沢鼎はグラバーに気に入られ彼がアメリカへ渡るのに追従。その地でワイン作りをはじめ、『ぶどう王』として名を馳せることとなりました」

アレイスター星野「面白い人生を歩んだのだな」

13153号「はい。彼は結局氏ぬまで薩摩には戻りませんでした。それは薩摩が嫌で戻らなかったのではありません。その証拠として、長沢は永住が決まっても英国名を名乗ろうとしませんでした。あくまで日本人、薩摩人として生きたいとグラバーに語ったそうです。彼の実直で、真面目で謙虚な姿勢はアメリカで大きく評価されました。アメリカに元をたどると鹿児島人の日系が多いのや、鹿児島人の留学生を今でも多く受け入れるのは、そういった長沢の姿があったおかげなのです」


一方通行「すげェ長沢鼎かっけェ」

上条「卑怯っぽい名前なのにな」

13153号「うったくるぞオガクズ」

666: 2011/06/19(日) 19:15:16.70 ID:DGP6BQcY0
黄泉川「お待たせじゃん。なんだこれ凄いな」

番外個体「おかえり。旅する田舎モンの像だってさ」

13153号「こらそこの脳内春色個体ミサカに喧嘩うるのもいい加減にしなさい」

アレイスター星野「それより13153号よ。なにか食べるものはないのだろうか。最悪あそこのスタバでもいいのだが」

13153号「たこ焼きあんだけ食っておいてまだ言いますかあなた。まぁ丁度いいです。みなさまに、世界最高のお菓子をご紹介しましょう、とミサカは遠くに見えるあの黒い看板をみやりつつ早くもドキドキが止まらない」

一方通行「ンだよお前その変なテンション……いや分かるわあの看板はちょっと分かるわテンション上がるの」オォォ

上条「この駅の特徴の宝塚っぽい階段の横に、えらく目立つ店舗があるな」

神裂「あれが、そのお菓子があるという?」

13153号「えぇ、   薩摩蒸気屋です!」

668: 2011/06/19(日) 19:31:11.67 ID:DGP6BQcY0
薩摩蒸気屋 店内 

一方通行「」モグモグモグ

13153号「ど、どうですか……?」


一方通行「……」モグモグ ゴクリ

13153号「あの、できればお味のご感想とかを……み、ミサカはその『かすたどん』を、こよなく愛しているのですが……」



一方通行「……おい、13153号」

13153号「は、はい!!」




一方通行「おまえ、なンてもンを紹介してくれてンだ」

13153号「あ……お口に、合いませんでしたか。とミサカはショックのあまり下をm」




一方通行「こンなもン食ったらよォォォォ!!!!食べ物土産指定のやつらには全員これ買うしかなくなンだろォォォがァァァァァァァ!!!」バクバクモグモグ

13153号「」パァァァ





上条「たしかにこれは美味い」モグモグ

御坂「ロールケーキみたいな生地のお饅頭?に、あっさり風味のカスタード。これは美味しい」モグモグ

佐天「東京バナナみたいな感じですかね。でもこれは美味い」モグモグ

神裂「これで一つ百円ですか凄いですねこれは美味しい」モグモグ

番外個体「MNWつないでなくて良かったこれ独り占めとか超贅沢なんだけど超美味い」モグモグ

打ち止め「仙台ミサカが『こんなもん萩の月のパクリじゃちくしょぉぉぉうめぇぇぇぇぇ』って!ってミサカはミサカはご報告これはおいしい!!」

黄泉川「あたしはこっちの『かるかん』のが好きかなぁ」モグモグ

芳川「餡好きだものねあなた」モグモグ

アレイスター星野「学園都市に支店を出さないかね。超高待遇で迎え入れようじゃないか」モグモグモグモグ





一方通行「鹿児島サイコーーーーー!!!」グルグルグル

13153号「あわわわわわわとミサカはーーーーーー」

上条「店の中で両手握ってグルグルやめろバカお前ホントテンション上がると面倒だな」ハァ

674: 2011/06/19(日) 19:57:42.17 ID:DGP6BQcY0
一方通行「家に500個ほど送りました」ホクホク

アレイスター星野「1000個程食べましたがもう勘弁してと言われました。まだ食べたい」

上条「災厄だよお前らはお店にとって。売り上げればいいってもんじゃないんだからな」

13153号「喜んでいただけて光栄です、とミサカは少々ふらつきながらみなさまを店外へ案内します」

御坂「上に観覧車があるわね。ここが昨日言っていた、『アミュプラザ鹿児島』なの?」

13153号「はい、正確にはその前に広がる多目的スペース『アミュ広場』ですが。あちら、スタバ入り口横のガラス張りのスペースではラジオの公開録音もやっています。ポッキーを観たいですがこんな時間にはいませんね」

佐天「ポッキー?ってなんです?」

13153号「FM鹿児島の人気DJです。超人気で、彼とコラボしたパンが鹿児島(とどこか?)のファミリーマートで売られるほどなのですよ」

一方通行「ラジオなンて聞かねェからよくわからねェンだが、普通そういうのってありえるのか?」

13153号「それだけ、DJポッキーが愛されているのですよ、とミサカは答えます」





13153号「まぁ実際に見てみると普通の若作りしたおっちゃんなんですけどね、愛嬌のある」

一方通行「……ラジオDJに対して一番言っちゃいけない評価だろそれ」

675: 2011/06/19(日) 20:13:01.17 ID:DGP6BQcY0
番外個体「観覧車か……おねぇさんは、狙っちゃうの隣をさ」

神裂「な、なんの……いえ、分かってます。全力で勝ち取ってみせますよ」

ななちゃん「」ガシャシャ

打ち止め「う~!それじゃあミサカはあの人のお膝に乗せてもらうもん!ってミサカはミサカはお子様の特権を発動する宣言をしてみる!!」

佐天「あっははは……か、上条さんは御坂さんとですね~電撃で止めちゃうとけませんし」モヤモヤ

上条「そうだなぁ。あ、そういえばまた繋いでおくかビリビリ?この人ごみの中じゃちょとの放電もやばいしな」ハイ

御坂「ふえぇぇええ!?い、いいの!?いや、いやいやそ、そうよねぇ!周りに迷惑かけちゃ駄目、だもん、ね」ギュッ

黄泉川「青春じゃんねぇまったく」ハハハ

芳川「この旅の間に、誰かと誰かが結びついたりするのかしら」クスクス




アレイスター星野「……いや」





13153号「一方通行、この地下にもむじゃきの支店がありますんでしろくま・くろくま食べましょうね、とミサカは提案します」

一方通行「マジかお前ほんとナイスだ鹿児島おい」ワッシワッシ



アレイスター星野「残念だが、そろそろ」






13153号「な、なんしよっと~~~や~~~~(↓)め~~~~~(↑)ろ~~~~~~~(↓)」

一方通行「……ほんと、手触りいいなお前。おら、きばって鹿児島案内、続けろよ。愉しンでだから、よ」ニコッ

13153号「!あ、あの……」カァァ









アレイスター星野「遊びは、お終いのようだ」












屋外大型ビジョン「臨時ニュースをお伝えします」


屋外大型ビジョン「日本が誇る科学の最先端都市『学園都市』が、サイバーテロ、同時に内部での同時多発テロにより全てのアクセスが途絶え、占拠されました」

677: 2011/06/19(日) 20:20:02.15 ID:DGP6BQcY0
一方通行「……はァ?」ピタッ


大型ビジョン「……専門家によりますと、今回のサイバーテロは内部からの干渉ということで、学園都市には既に前々から外からの工作員、もしくは内通者の存在がうかがえるとして……」


上条「ど、どうなってんだよ!!これ!!!」


大型ビジョン「交信が途絶えた1時間前までの時点で氏者は確認されていないとのことですが、学園都市内自警組織には大勢の負傷者が報告されており、どうやら内部で暴動のようなことが……」


御坂「そんな……そんな!!!」

佐天「うそ……どうして!」





アレイスター星野「……」






アレイスター星野「予想より二日も早い。学園都市も脆いものだな、まったく」


全員「!!!??」


一方通行「てンめェェェェェェェェェ!!!!!」

ガシッ  ダァァァン!!!

680: 2011/06/19(日) 20:29:30.12 ID:DGP6BQcY0
一方通行「……てめェの口ぶりだとよォ!!!まるでこうなることが分かっていたみてェに聞こえンだが、俺の耳がおかしくなっちまったのかァァァァ!?!?!?あァァァ!?!?!?!?」

アレイスター星野「もちろん知っていたさ。ただ、もう少し長持ちすると思ったのだが……」

一方通行「それで、なンで……なんで涼しい顔していられンだよてめェはァァァァ!!!どうして教えなかった!!!どうして救おうと……なンであの街をてめェ抜きでほっぽってンだよおいィィィィ!!!」

アレイスター星野「あっはっはっは、忘れたかね一方通行。私はこの次元に複数存在できる。いま、あちらの私は総力つくして街をどうにかしようとしているさ」


アレイスター星野「その証拠に……あぁ、一方通行。キミの買ったかすたどん、一つ分けてくれるか?腹が空いてな」

一方通行「ふっざけてンじゃねェェェェェ!!!!まじめに……」

アレイスター星野「ふざけてなどないさ」

アレイスター星野「わたしはいつからこんなに食べるようになった?」

アレイスター星野「禁書目録に似てきた?なるほど、ではどうして禁書目録があれほど食べるのか聞いたことがあるかね?」

アレイスター星野「彼女は脳内の十万三千冊を抑える体力を消費するため、あれほどまでに食料を欲する」

アレイスター星野「わたしも、今のわたしも同じさ」






アレイスター星野「本体からの力の供給が得られず、常にエネルギーを摂取していないと、今の私は姿を維持できないのさ」


一方通行「……!!!」

681: 2011/06/19(日) 20:38:22.84 ID:DGP6BQcY0
一方通行「そこまでして……おかしいだろ!!!あの街はお前が作ったンだろォが!!!いつか言ってたろ!!!なしとげてェことがあるって!!!!どうしてもあいたいやつがいるってよォォォォ!!!!あの街がぶっ壊されたら、てめェのそういうのまで全部なくなっちまうンだろォォがァァァ!!!」

アレイスター星野「ふむ、プランのことか……わたしが旅行前に最後に送ったメール、覚えているかね?」

一方通行「あァ!?プランはおやつにふくむのかとかいうふざけたあれかァ!?意味分からなすぎて忘れらンねェよバカ!!!それがなンの……」


アレイスター星野「そう、キミはあれに『好きにもってこい』と返信しただろう?だから私、持ってきたんだよ」





アレイスター星野「プランに一番重要な第一位のキミ、一方通行。幻想頃しの、上条当麻。その上条当麻を慕うもう一人のレベル5、御坂美琴」


アレイスター星野「あの騒ぎを起こしている連中は、頃す意思まではないようだから」



アレイスター星野「だから私の手元にちゃんと大事なものだけは残したのさ。お菓子みたいに、ね」クスクスクスクス

682: 2011/06/19(日) 20:53:59.63 ID:DGP6BQcY0
一方通行「っざけンなァァァァァァァァァ!!!!!」

上条「落ち着け、落ち着け!!一方通行!!!」ガシッ

一方通行「ンなことできっかよォォォ!!!当麻、こいつ、こいつはァァァァ!!!」

上条「たしかにコイツは俺達にそれを黙ってた。けど言ってたろ?本体は街のために尽力してる。とりあえず、街の現状を把握できるのは今はこいつだけだ。落ち着け……お前も、もう挑発するようなこと言うなよ」

アレイスター星野「……あぁ、いいだろう」

御坂「どうなってんのよ!?っていうか一方通行なにしてるの!?星野さんをいきなりぶっ飛ばして!!」タッタッタ

佐天「そ、そうですよ……一瞬、アクセラさんの背中から何か見えたような気がするんですけど」

神裂「……」

番外個体「……」

13153号「……」

打ち止め「……」

芳川「……」

黄泉川「……」


アレイスター星野「おやおや、一部以外からはあまり優しくない視線しか飛んでこないな」クスクス

一方通行「……教えろ。学園都市は一体全体、どこのどいつにのっとられた?どこの国だ?どこの勢力だ?また魔術だったりが関わってたりすンのかよ、おい!!」

アレイスター星野「……どれでもない。むしろ、この騒ぎは全てキミを中心に起こっているのさ。一方通行」

一方通行「いいからさっさと答えろォォォ!!!」






アレイスター星野「出来すぎた人工知能が人間に牙を向く、そんなのありふれいて、至って古典的な話だとは思わないかね、一方通行」

一方通行「……そンな……嘘だろ……おい……」

アレイスター星野「いつかキミの作ったAIプログラム、それが今回の全ての原因だ。いまはなんと呼ばれていたか……そう」



アレイスター星野「虚構人格、だったか?」

691: 2011/06/19(日) 22:08:09.08 ID:DGP6BQcY0
もどりました

レスありがとうございます励みになります

伏線、驚いてもらえたなら光栄です。せっせと撒いてきた甲斐があります

それでは今日は急展開でおいてけぼりになってないか不安ですが

っていうか>>1自信がちょっときつめなのですが

一方さんとちっとばっかきばってみます

途中レスはどうぞお好きに 一方さんと悔しがってあげてください

それでは再開します

692: 2011/06/19(日) 22:19:38.88 ID:DGP6BQcY0
居酒屋 個室

芳川「……つまり、AIが反乱、意思を持って学園都市を占拠した。しかも……」

アレイスター星野「あぁ。どうやったのかは分からないが、人間を洗脳して、身体を手に入れることさえ行っているようだ」

黄泉川「そんなこと……ありえないじゃん!!!」

芳川「……その、虚構人格は、女生徒の中でかなり普及していたの?」

御坂「は、はい。わたしはそういうの苦手で、ってか一回黒子の携帯で電話してみた時にな~んか嫌な電波を感じまして……」

佐天「わたしはパケット放題じゃないので無駄なメールはあまりしたくなくて。でも、うちの学校の女の子とか、何人かの男の子たちはかなりはまってましたよ。なんでも解決してくれる、って」

芳川「……布束も、もしかしたらその手に落ちてるのかもしれない」

一方通行「!?学習装置か!?」

芳川「……その技術を盗んだのかも」

アレイスター星野「布束が無事かどうかは分からないにしろ、その技術は知っているだろうな。守護神まで洗脳されているようだ。電子セキュリティの類は一切無駄、全ての情報は筒抜けだと言っていいだろう」

上条「……じゃぁ、出発する時に一方通行のチケットがキャンセルされてたのって……」

アレイスター星野「AIの仕業だろう。キミが目的のようだな、やつらは」

一方通行「……」

   『キミは誰かに恨まれでもしてるんじゃないかね』

一方通行「……」

   『こいつらに、あまり構うな』







一方通行「俺の、せいなのか」ギリッ

694: 2011/06/19(日) 22:29:52.21 ID:DGP6BQcY0
13153号「学園都市の個体がメンテナンス中というのは?とミサカはふってわいて出た疑問をアレ……星野にぶつけます」

アレイスター星野「どうやら一方通行を足止めできなかったと分かると、その能力をどうにかしようと思ったらしい。窓の無いビルで保護している……生命活動は止めさせてもらったが」

御坂「!?!?!?こ、頃したっていうの!?!?!?」

一方通行「違う。窓の無いビルにある冷却装置だ。生きてはいねェが、氏んでもいねェ。しかるべき手順で元に戻る」

御坂「あ……そう。……なんであんたあのビルに詳しいの?星野さんもだけど」

一方通行「……たまたまだ」

打ち止め「……ただの切断状態にしてはおかしいと思ってた」

13153号「メンテナンスにしては長すぎましたし、学園都市個体一度にというのはおかしかったですものね」

アレイスター星野「すまないな。彼女らの脳は活動していない。MNWのことも知っている以上、そのアクセス手段をどうにかされたらたまらなかったのだ」

番外個体「……ミサカに切断しておくよう言ったのもなにか理由があんのね?」

アレイスター星野「それは……」






打ち止め「……待って。外部アクセスポイントより接続を確認……20000号、たち?」

番外個体「!?」

13153号「!?」

695: 2011/06/19(日) 22:39:47.78 ID:DGP6BQcY0
MNW内


20000号「いやぁ冷たかった冷たかった!漏れあのまま凍えしぬかと思いましたよ氏んでたけど」

10032号「そうですね、とミサカは20000号に同意します」


打ち止め「……どうして正規ルートで接続しなかったの?」


14510号「能力が安定していないのでこのデバイスを使いました。とにかく上位個体達に現状を教えねば、と」


13153号「……ですが、そのアクセスポイントは」


  外部アクセスポイント『Accelerator』


17600号「布束女史が貸してくださいました、とミサカことスネークは答えます」

打ち止め「……いくら緊急事態だからって、あななたち大勢をいっぺんに、そのデバイスで接続させたの?」



スッ

番外個体「……」

打ち止め「あ、番外個体……」

13153号「……どうしました、顔色が」









番外個体「……はっ。アレイスターがミサカに接続を切っておくよう言うわけだわ」ズキズキ

番外個体「他のミサカには分からなくてもさぁ、このミサカは分かっちゃうんだよね~」ズキズキズキ






番外個体「あんたたちがぁぁぁぁ!!!!!偽物で負の感情しか持ってないクソ野郎どもだってさぁぁぁぁぁ!!!!!!」ズキズキズキズキ

696: 2011/06/19(日) 22:47:32.89 ID:DGP6BQcY0
番外個体「……おちびがどうにかした。MNW内にはこれで外部からのアクセスはできないよ」ズキズキズキ

打ち止め「やっぱり布束さんも落ちてるかも!てミサカはミサカはご報告」

13153号「妹達が洗脳されたわけではなく、AIから直接なりすました人格が接続してきたようです、とミサカは暗に窓の無いビルの妹達が無事であるという予想をお伝えします」

一方通行「……悪かったな」スッ



番外個体「近寄んないで!!!!」バチバチッ

一方通行「!!」


番外個体「やめてよ……ミサカもうやだよ……あなたにこんな感情、もつのいやだよ……」ブルブルブル ズキズキズキ

一方通行「……」

黄泉川「落ち着け、番外個体」ダキッ

番外個体「ううぅぅぅぅ……やだよ、やだよ、いやだよ黄泉川ぁぁ」ギュゥゥゥ





一方通行「……」

697: 2011/06/19(日) 22:57:32.95 ID:DGP6BQcY0
上条「……白井も洗脳されてるのか」

御坂「おそらくね。あの子、よくアンジェレネさんがどうとか言ってたから」

佐天「どうしよう……初春もです」

神裂「すぐに向かいましょう、学園都市へ。このままでは……」

アレイスター星野「ゲートは全て閉まっているだろう。それに、学園都市行きの飛行機も使えん。それに行ったところで、手も足も出ないかもしれないな……」

御坂「な、なに言ってんのよ!!たかがAIくらいに、私が……」




アレイスター星野「……虚構人格が乗っ取ったのは学生だけではない。何人かの研究員や教員、大人たちを含んでいる」

佐天「そ、それくらいわかってますよ!でも……」

アレイスター星野「その中の一人に、どうやら木山春生がいる」

御坂「!」

佐天「!」





アレイスター星野「やつらめ……ふふふ、AIにしておくには実に惜しい。それぞれが多重能力者ときたものだ」

699: 2011/06/19(日) 23:10:44.79 ID:DGP6BQcY0
アレイスター星野「それも以前のような、レベルの低い能力者たちの集まりではない。中心は『レベル3以下は入学さえできない』あの常盤台の能力者たち……個々の能力も跳ね上がっているぞ」

御坂「そんな……でも、やらないと!私たちの友達が!!あそこには大勢いるの!!!」

アレイスター星野「無謀な策に乗ることはできんな。そもそも足が無い。私たちには」




一方通行「そォだな。『お前ら』には無理だ。ここにいろ」

全員「!?」


一方通行「俺一人でいく。俺なら能力で、時間がかかってもたどり着ける。だからお前らは来ンな。足手まといだしなァ」

上条「な、なに言ってんだ一方通行!!!俺達だって、みんなお助けたい!!!」




一方通行「これは全部、俺の撒いた種だ。聞いてたか?あいつらを作ったのは俺、あいつらを頼ったのも俺、そんなあいつらを勝手に手放したのも俺、あいつらに狙われてンのも俺だ。……俺一人でいいだろ、責任とンのはよォ」

上条「そんなの!!!関係ねぇだr」

一方通行「うるせェェェンだよ三下ァァァァァ!!!!!あいつらは俺の……ダチだったンだ!!!!虚構だろうがなンだろうが、ダチだったンだよォォォ!!!!」

一方通行「その俺が話しつけてくるって言ってンだ!!!文句あっかこらァァァァァァ!!!」

上条「……」

701: 2011/06/19(日) 23:23:31.44 ID:DGP6BQcY0
打ち止め「ある!!!ミサカは文句でいっぱい!!!ってミサカはミサカはあなたの腕を目一杯掴んでみる!!!」ギュゥゥゥ

一方通行「……離せ」

13153号「駄目です。あなたは、能力が本調子ではありません。とミサカは上位個体にならってあなたの腕をつかみます」ガシッ

番外個体「そうだよ……絶対に行かせちゃだめ。おちび、場合によっちゃ演算切りな」ズキッ

一方通行「黙れクソ遺伝子ども。離せ」

番外個体「おっかしぃなぁと思ったの。あなたがマグマ観に行って、芋焦がしちゃったって言ったでしょ。能力使用モードのあなたなら、そんなミスあるはずないのに」

一方通行「……」

番外個体「……あの変態がさ、どれだけあなたの能力行使の核になってるか、あなた知らないわけじゃないでしょ」

13153号「加えて学園都市の全個体です。日頃あなたにお世話になっている個体全員が能力演算の補助できないとなれば、その影響は……」

打ち止め「精度も、効果も、今の、あなたじゃ。多重能力なんて、殺、殺されちゃう!!」ボロボロボロボロ

704: 2011/06/19(日) 23:40:11.44 ID:DGP6BQcY0
芳川「一方通行、落ち着きなさい」

一方通行「るせェンだよどいつもこいつも!!!俺が一人でかたァつけるって言ってンだろォが!!!」

芳川「……いいから、聞いて」

一方通行「黙れェェェェェ!!!!今すぐその髪ひっちぎられてェのかクソババァァァァ!!!」

芳川「……」

一方通行「おォ!?!?なンだなンだよなンですかァ!?!?お得意のコーヒーですかァァ!?!?やれよオラかけたいだけかけてみろやァァァァ!!!」

芳川「……」スッ












パシンッ







一方通行「」



芳川「キャラじゃないから、ビンタなんてしたくなかったけどね」

708: 2011/06/19(日) 23:52:20.18 ID:DGP6BQcY0
芳川「今回のこと、確かに発端は全てあなたよ」

一方通行「……」

芳川「あなたは、たくさんお友達が出来た。人と向き合うことを知った。でもね、人と人が生きる上で、もう一つ大切なものがあるの。向き合うこととは真逆だけど、とても大切な。あなたにそれを教えきれていなかったのは、私も悪かったわ」

一方通行「違う……芳川、お前は悪くない。全部、俺の」

芳川「そうよ、発端は全部あなた。でもね……どうしてあなた一人ですべて解決しなくちゃいけないの?」

芳川「あなたの腕を御覧なさい。周りを見なさい。私をみなさい。携帯のメモリー、覗いてみなさいよ」

芳川「……友達っていうのはね、そういう時に頼っていいものなの」

芳川「あなたには、たくさんの親友がいるじゃない」

芳川「手を取り合うのは決して恥ずかしいことじゃないわ。一方通行」




芳川「……一緒に、助けにいきましょう。みんなで」

一方通行「……」










一方通行「芳川ァァァァァァァ」ワァァァァン ダキッ

芳川「ふふふ、お泣きなさい」ヨシヨシ









打ち止め「ミサカ達の必氏の訴えは?」ビキビキ

上条「上条さん、そういう旨を伝えたつもりだったんですが」ビキビキ

黄泉川「……ビンタは私の方があってるじゃん」クソゥ

神裂「お約束に文句を言うのはよしましょう。いいじゃないですか、みなさん台詞あったんですから」チクショウ

ななちゃん「」ガシャガシャ

711: 2011/06/20(月) 00:13:50.79 ID:0p3Mp/1t0
一方通行「ンじゃそういうわけで、今から学園都市行くぞお前ら!」キリッ

上条「うわぁ芳川さんの胸に頭うずめながらいい顔ぶん殴りたいそげぶしたい」シュッシュッ!

神裂「ですが、どうやって行きましょうか。空はだめですし、一方通行の能力もこの人数では……」


佐天「そういえばNEWSはどうなってますかね……ちょっとワンセグ観てみよう」カチカチッ

御坂「さっきの見てた!?佐天さん!くぅぅ!たまには一方攻めもいいわね!これは金剛さんに教えないと!」カチカチ

佐天「あの空気で写メってたあなたの神経疑いますよそして金剛さんってあの悪夢金剛の恐怖の金剛さんですか大丈夫ですかあの人色んな意味で」


黄泉川「車は時間かかりすぎるじゃんねぇ」

アレイスター星野「私、本気出せば飛べるけど」モグモグモグ

13153号「ただ存在してるだけでそれだけ食べるあなたが飛んだりしたらどれだけ食べないといけないんですか、とミサカはあの中一人食べとおしだった星野に突っ込みをいれます」


番外個体「ついたら私らはまず窓の無いビルだね。結標さん無事かな」カチカチ

打ち止め「あの人が全面対決になる前に20000号達を起こさないとね!ってミサカはミサカは全個体にバックアップを目一杯要請中!」ムムム


一方通行「ン~、海が一番マシなンじゃねェか?」

上条「海、そうだな……お~い鹿児島ミサカ。お前、船とかにコネって……」





  『か、鹿児島から臨時ニュースです!!!』


佐天「あ、やっとついた。ここ入り悪いな~」


  『いおワールド鹿児島水族館付近に!!!と、突如!!!!青い氷のようなもので出来た巨大な船が出現しました!!!!』


全員「」

アレイスター星野「やっと着いたのか」ヤレヤレ


  『げ、現場から新井です!いやぁ今日の雲は……じゃなくて、その!きょ、今日はわたくしたまたまこちらから天気をお伝えするはずが、あの!!!』

  『新井さん落ち着いて!』

  『は、はい!!突如海底から浮かび上がってきた巨大な船は、とくに動きも無く……あ!いえ!甲板に人!人が出てきました……なんでしょう、いやに黄色い服をきています!!!カメラさんズームズーム!!!』




一方通行「……まさか」










  『おさわがせしてすんませぇぇぇぇん!!!!!よぉぉぉぉぅ!!!科学の頂点!!!観てんでしょぉぉぉぉ!?!?!?!?』




いおワールド鹿児島水族館沖



ヴェント「あんたの親友がさぁぁぁぁ!!!!迎えに来てやったわよぉぉぉぉ!!!」ザッパーン!!

722: 2011/06/20(月) 16:12:36.19 ID:0p3Mp/1t0
あ、レス返し

>>715
やめてくださいwwwほんと怖いですwww

>>716
シーーーッ!!  ちなみにあの会話は一応一方さんと☆の間だけで行われていて上条さんが最後あたりを聞いた以外は皆聞こえてないです

>>717
上級在宅研究員をもっぱら名乗っているようです

>>718
急すぎましたかね……この展開は予想されているものだとばかり

>>719
そろそろ限界かなぁと思いましたので
これからも愉しんでもらえるようがんばります

>>720
センセーバナナは弁当に入りますかっ!!


それでは今度こそ

723: 2011/06/20(月) 16:23:07.05 ID:0p3Mp/1t0
ヴェント「いやぁあんたがいてくれてホント助かったわアックア」

アックア「貴公は何を考えているのであるか!こんなものをこんな人目のつくところに!!」

ヴェント「えぇ~?だってさぁあんた人払いの術式知ってるし、ここ来るのが一番かなぁ~と思ったんだけど」

アックア「ぎりぎりだぞ!!!ぎりぎりであるぞ!!!こないだようやく一般魔術を使えるところまで回復したのである!無茶させるなしかもこんなでかいものを!!!うったくられたいのであるか!?!?!?」

ヴェント「すんませんって。あぁあぁなによ変な言葉使ってさぁ。鹿児島でイルカ男になってるってテッラのアホに聞いたときは耳を疑ったけどまさかホントとはねぇ」

アックア「人を怪人みたいに呼ぶなぁぁぁ!!!イルカ調教師!!!である!!!!」ピーーーッ!

キューイッ! バッ  ザパーーン!


ヴェント「おぉぉぉ」

アックア「まんまるに感謝するのである。彼奴が手伝ってくれなければここまで迅速に対応はかなわなかった」

ヴェント「すっげぇイルカすっげぇ。流石、ロシアから泳いで帰ろうとして途中で溺れた無様なあんたを救ってくれただけあるってもんね」

アックア「……聖人パワーが無くなったことを失念していたのだその話するな泣けてくるのである」

キューイ! バシャバシャ!!

725: 2011/06/20(月) 16:38:18.58 ID:0p3Mp/1t0
アックア「というかアックアとはあまり呼ばれたくないのであるが」

ヴェント「いいじゃん。何よいまさらウィリアムと呼ぶのであるとか言っちゃうわけぇ?」

アックア「うむ。最近ではそちらの方が呼ばれなれているな。ちびっ子からはウィリアムお兄さんと慕われているのである」フフン

ヴェント「なんで自慢げよ。あぁあぁ凄腕傭兵で筋肉モリモリマッチョマンの変態だった頃のあんたはどうしたんだか」ヤレヤレ

アックア「誰が変態だったのであるか誰が」


アックア「それで、貴公はこの船で学園都市に向かうのであるな?」

ヴェント「そーよ。知ってるでしょ今あそこがどうなってるか。あんたも来る?」

アックア「ふむ……ロシアで出会ったあの男女も気になる、それに幻想頃しも。もちろん助太刀はしたいが、いまのこの状態では足を引っ張るだけなのでな。残念だが、ここで見送りさせてもらおう」

ヴェント「……そうなぁ。一般魔術がいっぱいいっぱいだっていってたもんなぁ。それもイルカに助け……ププッ。駄目だすんませんどうしても笑えるこんな大男がカワイイイルカを……ぎゃははははは!!」

アックア「うるさいのである!!!着任当初散々言われたわ!!!フィアンマにも!!!というかヤツの方がおかしいのである!!!!なんなのであるか寿司職人て!!!」

ヴェント「いやいやあいつの寿司は美味しいってやばいくらい。板さんスタイルも似合ってた。でも、あんた、あんた、ウェットスーツピッチピチだし!!!!!」ギャハハハッハハハハ

アックア「これでもXXLだーーーー!!!日本人の体系が小さすぎるのがいけないのであるーーー!!!!」





一方通行「やっと着いたけどよ、あの船どこいった?」

上条「なんだか空間にそげぶしないといけない気がする」シュッシュッ

御坂「あんた最近禁断症状出てるんじゃない?」

アレイスター星野「なにを漫才しているんだあそこの二人は……」

726: 2011/06/20(月) 16:55:37.90 ID:0p3Mp/1t0
上条「いいぜ!!俺達には見えないって言うんなら!!」ババッ



一方通行「ほら見ろお前ら海辺でウニ条さんの生そげぶだぞ」

佐天「くっ……」プルプル

神裂「ぷっ……」ブルブル



上条「その幻想……の前におまえだぁぁぁぁぁ!!!聞こえてんだよぉぉぉぉ!!!」ソゲブッ!!

一方通行「がっはァァァァァァ!!!!」

アレイスター星野「というかそげぶされると全部壊されて困るから、わたしが入れるようにするよ普通に」ヨイショ

番外個体「あの人殴られ損じゃん」

黄泉川「いやあれはあいつが悪いじゃん」

芳川「番外個体、最近黄泉川のじゃんがうつってきてるわよね」





ヴェント「お?来なすったねご一行。……久しぶりにあったけどさ、アクセラ。あんたが真っ赤なのは眼じゃなかったっけ」

一方通行「よう……いや、びんたやらグーパンやら続けざまでな。言うな泣ける」ジンジン

上条「よ!ヴェント!あいかわらずまっ黄色だな!」ハハハ

ヴェント「それを世間一般の挨拶の仕方だと思ってるならあんた相当国語の成績わるいわねツンツンぶっ殺されたいのか」

上条「否定はしませんごめんなさい」



神裂「……やっぱり本当にあなただったのですね」

アックア「久しいな、神裂火織。なに、いまはしがないイルカのお兄さんなのである。警戒することはない」

打ち止め「すごい!すごい!この周りで泳いでるイルカさん、みんな昨日芸をしていたイルカさんなの!?」

アックア「うむ。定期的に海で泳がせるために水路があってな。本当はここまで出させることはしないが、事がことだ。右から、ナーガ、マール、ラスター、テンテン、チーク、ミルキーである」

キューイキューイ!!! バシャバシャバシャ!!!

御坂「か、カワイイ……持って帰りたい」

13153号「絶対駄目ですよおねぇさま、とミサカは電撃で気絶させて捕獲しかねないおねぇさまに忠告します」


727: 2011/06/20(月) 17:17:33.95 ID:0p3Mp/1t0
ダダダダダダダッ バターーン!

アニェーゼ「なぁぁんで到着してるならわたしらに教えてくれねぇんですかまっ黄色ーーー!!!」

ヴェント「黄色言うなくそガキ」

一方通行「なンだおめェも来てたのか」

アニェーゼ「し、白ウサギももう来ている!?あ、相変わらずいいファッションしてやがりますねこんちくしょう!!」

一方通行「どォも。そっちこそ相変わらずのいい自分的お洒落ポイントだな」

グッ パシッ ガッ パンパン

上条「なにか儀式が始まっている」

佐天「お洒落仲間の挨拶なんですかねよくわかりませんけど」

御坂「わかりたくもないわね」

スッ

オリアナ「はぁ~。おねぇさん、この子のお洒落トークと船酔いでぐったり。ぼうやぁ、肩かしてもらえるぅ?」クタッ

一方通行「おめェはいきなり現れてなンだオリアナ。もたれんな押し付けるなあァァ唐突に周りの視線が刺々しくなっていくオガクズが素振りを始めている」


神裂「くっ……あんなきわどい格好でせまるとは卑怯な」

ななちゃん「」ガカシャオガリシャガガイシャウガナシャ

13153号「やっぱり山脈ですか平原では上りようがないからですかここはもうミサカ乳神様にすがるしか道は……」ブツブツ


アニェーゼ「痴女はほうっておくとして、あたしらも助太刀しますよ白ウサギ。星野の野郎から連絡がきてすぐイギリスを発ったんですからね、ありがたがってくだせぇよ」

一方通行「……ン。助かる。あンがとな」ワッシワッシ

アニェーゼ「な!三つ編みがほどけっちまいますやめ……あ、いややめなくてもいやくそなんだこれ!!」ワタワタ

オリアナ「ぼうやぁおねぇさんは……あ……うん、ありがと」フフフ

ヴェント「おかしいだろ!!この船操ってんのあたしだぞおいアクs……そ、そうよそれでいいのよ」フンッ



上条「なんだこれはこっちの台詞ですよねもげろ一方通行腕とか足とか」シュッシュッ!

芳川「というかけっこうな緊急事態なのだけどいつになったらシリアスに戻るかしら。あっちはイルカショー始めてるし」






アックア「跳ぶのである!!!」

キューイ!!  バシャッ ザパーン!!

打ち止め・番外・黄泉川「おぉぉぉおおおお」パチパチパチパチ

728: 2011/06/20(月) 17:47:35.95 ID:0p3Mp/1t0
一方通行「ここから半日ぐらいか?学園都市に一番ちかい港は」

アレイスター星野「そうだな。明日朝にはゲートにまで行けるだろう。きみが誰かに刺されていなければ」

ななちゃん「」ガシャガシャ

一方通行「今すごく不吉な音がしたが俺は何も聞いていない」

神裂「?変ですね、わたし動いても話しかけてもいないのにななちゃんが……」

一方通行「聞いてねェつってンだろォォォォォ!!!怖ェよやめろよただでさえ今色々怖ェンだよォォォォ!!」


上条「それまでの間に作戦会議だな。そもそもどうやればこの騒ぎは収まるんだよ」

芳川「……とりあえず、AI達がどうやって洗脳しているのかを解明、襲ってきた時はそのつど対処、このくらいね」

黄泉川「あと、プログラムのメインPCがある研究所……って、多分ここに行くのは簡単じゃないじゃんね」

番外個体「わたしらは窓の無いビルにいくよ。結標さんはなんとか無事みたいだから」

打ち止め「妹達救出作戦なのだー!ってミサカはミサカは張り切ってみる!」フンス

13153号「製造以来の学園都市に緊張します、とミサカは上京する田舎者の気持ちが少し……だぃがいなかもんよこら」

御坂「自分で言ったでしょ。とにかく中に入ったら皆で一緒にってわけにはいかないかもね」

佐天「そうですね……わたしも、初春が気になるし」

アニェーゼ「わたしらはまず教会付近に行くよう命ぜられてますんでそっちに」

オリアナ「ごめんねぼうや。ぼうやを助けに来たのも本当だけど、まずはおねぇさんたちお仕事しなくっちゃ」

一方通行「構わねェ。俺も、周りに誰かいっと巻き込みかねねェからな。出し惜しみしてたら今の俺じゃどこまでやれるかわからン」

ヴェント「……氏ぬんじゃねぇぞ。あ、そうだ。オルソラ=アクィナスから手紙よ。忘れてたわ」

一方通行「無理に来ようとするやつじゃなくて良かったよまったく。なンだァ?励ましの手紙……」






   『おみやげは マンゴーでおねがいするのでございますよ   オルソラより』




一方通行「意味ありげな手紙で出発前のメールの返事をよこすなァァァァァァァァァァァ!!!!!!」ダンッ!!

アレイスター星野「おやおや、女性からの手紙を床になげるものではないぞ、一方通行」クスクス

一方通行「るせェ。……おいイルカの。あンがとな。かたァつけたらまた礼になンか送る。ゆうゆうさンによろしく」

アックア「礼にはおよばん。わかった、ゆうゆうさんにな」

一方通行「おォ……ンじゃァいくかァァやろうどもォォォ!!!」




一方通行「学園都市第一位の頭脳を舐めたやつらをぶっつぶしに……みンなでよォォォォ!!!」


おぉぉぉぉぉぉ!!!







ヒュ~~  ピラッ


 手紙の裏『がんばってくださいましね。信じればかならず救われますよ、あーくん』



一路!学園都市へ!!

735: 2011/06/21(火) 02:21:55.23 ID:Wwbo+gJS0
オルソラ「神裂さんに、留守の間の梅干の世話を頼まれたのでございますよ」

シェリー「……世話て。なによ散歩でもさせんのかぁ?まるで生き物みたいな言い草に聞こえるわよそれ」

オルソラ「梅干も、人も、シェリーさんもわたくしも、みな命ある生き物、なのですよ」ニコッ

シェリー「……いや今そういう話じゃないし。梅干は刈り取られた時点で氏んでるでしょ多分」

オルソラ「そいえば芝生の刈り入れを頼まなくてはいけないのでした……」ドウシマショウ

シェリー「ステイルにでもたのんどくから今は梅干の方に集中しろたのむわよホント」

オルソラ「あぁ、そうでした。わたくし、神裂さんに留守の間……」

シェリー「梅干の世話を頼まれたんだろ知ってるよさっき聞いたよそれは」

オルソラ「ふふっ。なんだか生き物のような言い方ですね世話といわれますと」

シェリー「それは私が言ったのよってもぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!あんた話がすすまねぇよぉぉぉぉぉ!!!」

オルソラ「梅干の甕を散歩というのは、シェリーさんいささか面白い趣味をお持ちで」アラマァ

シェリー「だからぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!その話さっきは流し……あぁあああぁああぁあぁぁっぁもぉぉぉぉぉぉ」キィィィ

737: 2011/06/21(火) 02:36:42.06 ID:Wwbo+gJS0
オルソラ「なんだかシェリーさんに怒られてしまいました」シュン

オルソラ「梅干の世話というのがどういうものなのか分からないので聞こうと思いましたのに」

重力反比例 火山みたいに光るfin~~~~♪

オルソラ「わたくしの携帯に電話がかかってきました」

もってっけ~~~~流星散らしてデイト~~~~♪

オルソラ「なぜだかこの歌声に心ひかれてしまったのでございますよ~~」ホワーン

もっとよくして~あげる~あげる~~~~~~

オルソラ「射手座☆午後九時どんびーれーーーい!でございますよーーーー!!!」キャァァァ!!




一方通行「でねェ……しかしこの待ち歌の声オルソラと何か似てるな。いやそっくりじゃねェけど、オルソラが謳うとこンなかンじになりそうというかなンというか……メールにすっか。『鹿児島に行くが 土産はなにがいい』っと……」


ブー ブー

一方通行「返信早いな携帯持ってたンじゃねェか」

ピッ


  20××/ ○/○○ 9:29
   From:オルソラ
   Sub:
   あーくん、落ち着いて聞いてほしいのでございますが
   梅干ろ散歩するのにいい場所を教えていただけますか?








一方通行「お前が落ち着けよと言いたいところだがこいつ確実にまたなンか色々ごっちゃだな面倒くせェそして土産のことはどうした土産はァァ」ハァァ



結局この後も土産に関する返信は得られず、何故だか生き物の尊さを説かれて号泣する一方さんなのでした


おわり

767: 2011/06/24(金) 11:09:42.68 ID:LZ5gKkVc0
アックア「ふぅ。今日もイルカショーは大成功だったであるな、まんまる」

マール「キュイッ!!キューーーーイ!!!」バシャバシャ

アックア「貴殿の跳躍みごとであった。さて、日誌を」

パラッ

アックア「……そろそろこの日誌も終わりにさしかかるか。新しいものを用意せねばな」

ペラッ

アックア「……ふふふっ。最初の頃は日誌という名の愚痴ノートであるなこれは」

マール「キュイッ?」バシャッ

アックア「うむ。貴殿をまだ、マールと呼んでいたころである。まだまだかけだしの、ここに来て間もないころであるな……」


768: 2011/06/24(金) 11:18:49.42 ID:LZ5gKkVc0
アックア「ウィリアム=オルウェルである。今日付けで、この水族館でイルカ調教師として配属される運びとなった。よろしくたのむ」


  異人さんけぇ~?
     こわか顔やね……
  でかかなぁ     女がよかった……



アックア「あの、イルカたちへの餌はどこにあるのであろうか」

  あぁぁ、ここに魚ん用意しとっから、内臓とか取っといてなぁ明日ん分まで
  おぃらは、その、ちょっと話し合いがあるけ

アックア「一人でで、あるか……いや、承知した」

  よかとか?あんなことしっせぇ
  よかよか!新人教育じゃ!そぃより飲みいくど~!



アックア「……なかなか、上手くいかないものでるな人と関わるというのは。もとの魔術的特性故か、貴殿らとは何故だか心を通わせやすいようだが……」

  キューイ??

アックア「ふふふ、言葉までは分からぬな。そうだ、いつまでもマールではよそよそしい……まんまると、貴殿を呼んでもいいか?」

769: 2011/06/24(金) 11:24:55.73 ID:LZ5gKkVc0
アックア「跳ぶのである!!!」

  ……ウィリアムさん、遅くまでよぉやぃよるなぁ
  マールはジャンプ苦手やったのに

  キューーーイ!!!バシャバシャバシャ!!!

アックア「よくやったのである!あっぷ…ちょ、水……」モガモガ




アックア「……む?餌の、準備は私の、仕事なのでは」

  あぁあぁよかよか!こぃからはおぃらも一緒にすっど!
  そぃでなぁ、今から飲みにいきましょがウィリアムさん!あんたぁ酒に強そうじゃっどなぁ!!

アックア「それは……是非とも」

770: 2011/06/24(金) 11:29:43.56 ID:LZ5gKkVc0
アックア「わ、私に、イルカショーに出ろと!?!?!?」

  今日は担当の子がぁどん子も急病なんでなぁ
  大丈夫、ウィリアムさんとならみんなも不安がらんよ

  キューーイ!!

アックア「そ、そうで、あるか?まんまるも、私と出たいと言うのであるか……まかされよう。……ただ、ウェットスーツで出るのだけは勘弁してもらいたいのだが」




子供「ウィリアムお兄さーーーーん!!!」

  すごかぁ人気じゃっどなぁウィリアムさんは
  イルカもあん人と一緒じゃっど活き活きしよっからなぁ

アックア「ま、待つのである。お兄さんは仕事中……そ、その人形は!?イルカに乗ったウィリアムお兄さん!?聞いていないのである!!!」

771: 2011/06/24(金) 11:43:25.86 ID:LZ5gKkVc0
アックア「……あれからそう長くは経っていないが、私も随分ここへの印象が変わったのである」

マール「キュイ?」

アックア「まぁ、こんなに図体のでかい外人がいきなり現れたら、最初のうちはもてあますのもしかたないのであろうな」アッハッハ

マール「キュイッキュイッ!!」バシャバシャ!!

アックア「うわっ……そうであるな。貴殿は、いや、貴殿らは私がここに来た時から味方だったのである。貴殿らと頑張れたからこそ、みなに認められることができた……感謝しているぞ、まんまる痣のマール」ナデナデ

マール「キュキュキュキュキュッ」バシャ

アックア「これからも、よろしくたのむのである」




ウィリアムさ~~~~ん!!!大変じゃっど~~~~!!!

アックア「む。館長、いかがされた。そんなに血相変えられて」

う、ウィリアムさんのことを、知り合いのぉKTS(鹿児島のフジ)んもんに話しっせぇならなぁ~!!!

アックア「うむ」

ウィリアムさん本人主演でノンフィクション物の映画にしよゆうてきよったんじゃぁぁぁぁぁ!!!!

アックア「……」





アックア「ないごちであるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!?!?!?(どういうことですか)」





その後『いおワールド物語 もしも異人さんがイルカに乗ってやってきたら』は学園都市でも封切られる程の大ヒット

絹旗ちゃんが歯牙にもかけないA級映画として世に知られましたとさ

おわり

785: 2011/06/25(土) 10:42:13.66 ID:RH0VAIgQ0
学園都市付近 ビル屋上

一方通行「おォおォ。こうしてみると別段変わったところはねェな」

芳川「……煙が上がっている以外はね」

黄泉川「中でドンパチやってやがるのか……ゲートを突っ切ることはできないじゃん?」

アレイスター星野「一方通行がいるからな。目標発見とあれば即乗り込んでくるだろう。あんな狭いところで襲われてはかなわんから、もうすぐここにくる結標に、各々の行き場所近くまで送ってもらう算段だ」

御坂「結標さんが……え?待ってよ、学園都市の壁にはAIM阻害の……」

アレイスター星野「ふふふ。その部分にトラップをしかけてね。ハッキングされた瞬間、その機能はおじゃんになった。どうやらやつら、守護神の脳を完全に掌握するには至っていないようだ」

一方通行「……どういう意味だそりゃ」

アレイスター星野「まだギリギリのところで反抗できている、ということかな。まぁそのあたりはキミらで確かめたまえ」

佐天「初春……」ギリッ

御坂「だ、大丈夫よ、佐天さん!黒子も初春さんも、きっと171支部で頑張ってるから!」

上条「インデックスは無事かな……くそっ!まさか、まさか……」








上条「ヴェントが方向音痴で、港についてここに来るまで五日もかかっちまうなんt」

一方通行「黙れオガクズ」

788: 2011/06/25(土) 10:54:38.94 ID:RH0VAIgQ0
ヴェント「そうだ黙れオガクズツンツンウニ野郎」

アニェーゼ「あんたがうっかり右手で触っちまって、船底に水が入った時とかの手間やらのせいもある思うんですが」

オリアナ「肝心な時に締まらないなんて、やっぱり童Oくんじゃそんなもんかしら。おねぇさん呆れちゃう」

上条「うぐっ……」


ヒュンッ

結標「待ちくたびれたわ!!!!」クワッ

一方通行「うォ!?い、いきなりあらわれンな結標。いや、遅れたのは悪ィと思ってる……」

結標「こっちゃぁね!ぎりぎりよ!ぎりぎりでやってんのよ分かってるの!?!?」

一方通行「いや、もちろん理解してるし感謝もしてるっての……」

結標「窓の無いビルで拉t……保護した少年達に手をd……ちょっと過激なスキンシップとっちゃいそうでもうモヤモヤモヤモヤしてたまんないのよこっちは!!!」

一方通行「しまったこいつもぶれない変態だった。非常時になにしてンだてめェェェェェ!!!」

結標「いや、ほら。つり橋効果?みたいなのを狙って」

一方通行「いやそりゃどっちかってとストックホルム症候群の類だ。ってそンな話はどうでもいいンだよバカ」

789: 2011/06/25(土) 11:03:59.12 ID:RH0VAIgQ0
アレイスター星野「あっちの私は万事執り行っているかね?」

結標「あらこっちのは星野ね。えぇ、妹達の復旧作業をΩとβがやってるわ。……わからないの?」

アレイスター星野「どこぞの誰かさんのおかげであまり食べていなくてね。全個体とリンクできるほどの余力はないのさ」フフフフフフフフ

ヴェント「すんませんって言ってんでしょぉぉぉ!!!風だから仕方ないじゃん!!風だから!!!」

佐天「いやその理屈はおかしい」

御坂「むしろ風で速く進めるはずよね」

上条「風ちがいなんじゃ……あ、すんませんオガクズは黙っておきますね、はい」


番外個体「星野~からあげ君買ってきた……あ、結標さんやっほ」

打ち止め「わさビーフも大量なのだー!ってミサカはミサカは買い物袋を振り回してみる」

13153号「これが……ドクター・ペッパー」ゴクリ

神裂「伊右衛門濃い味があってよかったですね、ななちゃん」

ななちゃん「」ガシャガシャ

結標「えぇぇなにこの子たちまるで家飲みの買出し班みたいなテンション……あなたたち今が緊急事態だってわかってるの!?!?」

一方通行「少年達と戯れてたお前にだけは絶対に言われたくない。安心しろじきにマジになっから」モグモグ

790: 2011/06/25(土) 11:17:31.49 ID:RH0VAIgQ0
番外個体「わたしらは最後だね、結標さんと窓の無いビルの中に入らなきゃだし」パリパリ

打ち止め「わさビーフおいしい!」パリパリ

13153号「……ゴクっ……ゲフッ!!!ガハッ!!!ウォッホ!!!!」

結標「だから真剣に喋って頂戴よ食べながらじゃなくて一人ドクペでむせてるじゃない」

一方通行「ンじゃァ先鋒は俺がいく。俺が主力やらをひきつけておきゃぁ、おめェらも色々と探りやすいだろ」

芳川「あくまでも、逃げに徹するのよ。いいわね」

一方通行「わァってる。おめェらも……無事でいろよ。終わったら宴会だかンなこら」

アレイスター星野「場所は任せろ」モグモグ

一方通行「アクセラホールで十分だろ……さァていきますか、頼む結標」

結標「分かった。どこの学区に送ればいいの?」

一方通行「そうだな……」


一方通行の突入先は……


1一方通行「なるべく目立つとこに出ねェとな。第七学区だ」

2一方通行「暴れるなら……第十七学区にたのむ」

3一方通行「……いくまでに壊されちゃたまンねェよな。第六学区の、遊園地だ」


このレスから先着5レスで多数決です><

796: 2011/06/25(土) 11:38:46.86 ID:RH0VAIgQ0
一方通行「暴れるなら……第十七学区にたのむ」

上条「!」

御坂「!」

打ち止め「!」

番外個体「!」

13153号「!」

芳川「!」

結標「十七学区ね?わかったわ」

一方通行「おう……ンだよおめェらその顔は。俺にとって因縁晴らすならあそこだろうが。あそこの操車場なら、俺が全開で暴れてもまァなンとかなっだろ」

上条「……氏ぬ気、じゃ、ないな」ホッ

一方通行「ったりめェだ。ンなことで氏ンでたまるか」

御坂「頑張って。わたしも、友達の無事が分かったら加勢に行くわ」

一方通行「おォ、おめェレベルじゃないと着いてけねェだろうな……さてン、無事でいろよ」

佐天「アクセラさんこそ!後ろから刺されないようにご用心を!!」

一方通行「はいはい」

神裂「一方通行。私も、ヴェント達とともに一度十二学区に行かなくてはなりません。お供したいところでしたが……」

一方通行「いいから気にするな、かおり……あ?そういや俺はいつから……まァいいか。かおり、てめェはてめェでしっかりやれよ。俺がいなくても大丈夫だろ、ななちゃンがいれば」

神裂「は、はい!かおり頑張ります!」



ななちゃん「」ガマシャカガセシャロ!!

一方通行「……(あ、やばい今ちょっと言葉理解でき……いやいやないないあれは刀あれは刀刀刀かたなかたナかタナカタナ)」ガクガク

神裂「だ、大丈夫ですか!?」

797: 2011/06/25(土) 11:56:18.90 ID:RH0VAIgQ0
一方通行「妹達頼むな、お前ら」

打ち止め「まかされたー!って!ミサカはミサカは責任重大な任務に大はしゃぎ!」

番外個体「起こした後、おちびがMNWの接続手続きしないとだからね」

13153号「あ……一方通行。ご無事で!と、ミサカは氏地に旅立つ勢いの彼を見送ります」

一方通行「おう。なンか一人てんぱってるが、頼りにしてるぞ。黄泉川、芳川をしっかり守っておけよ」

黄泉川「了解じゃん。とりあえずあたしらは警備員の詰め所に向かうよ」

芳川「私は愛穂と違ってか弱いからね」フフッ

一方通行「ちげェよ知力要員が減ったら困るからだっての」


一方通子「そこのお洒落ガキとオリアナとヴェントもなァ。神裂と……」

アニェーゼ「まとめねぇでもらえますかぁぁ!?!?」

オリアナ「あらあ、4Pなんて流石のおねぇさんも困っちゃうんだけど」

ヴェント「そういう話じゃねぇし私をお前らと同じ土俵にあげるな。まぁこっちは護衛みたいなもんだ、楽にやるよ」

一方通行「そうかい」


結標「一方通行、そろそろ」

一方通行「ン。行くとしますかァ!この学園都市第一位n」

芳川「一方通行」

一方通行「……ンだよ芳川。今俺の……」

芳川「なにがっても、くじけちゃだめよ。みつけてきなさい。わたしが言ったことの答え」

一方通行「……人と生きるために必要なもう一つ、か?ったく、おめェは底が知れねェよまったく。あァ、余裕があったらな」




一方通行「なンせこれから、昔のダチとのしょうもない喧嘩だからなァ!!」


ヒュンッ

807: 2011/06/25(土) 12:57:04.68 ID:RH0VAIgQ0
第七学区

御坂「すごいありさまね」タッタッタッタ

佐天「はい……ビルの窓や、車がそこらじゅうに。結標さんが言うには早い段階で正常な人たちを窓の無いビルや地下シェルターに誘導したらしいですけど……じゃぁ、これは全部、そのAIが警備員と衝突した時とかに?」タッタッタッタ

御坂「……どうかしら。おもしろ半分で能力を使ってるのもいそうよ、きっと。ほら、幻想御手の時を覚えてる?能力を手に入れた無能力者たちときたら……あ、ご、ごめん!そういうつもりじゃ」アタフタ

佐天「あはは、いいんです御坂さん。あの時は私がほんとバカでした。……それに、もうわたしも能力者です。今なら分かりますよ、御坂さんが言ってた、レベルなんて関係ないってことも」

御坂「……そっか。頼りにしてるわよ、空力使いさん!」

佐天「まっかせてくださいよ!……あ、171支部のビルが見えてきました」

御坂「えぇ……あ!!あそこにいるのって!!!」




初春「佐てんさ~~~ん!!!御坂さ~~~ん!!!」フリフリ

御坂「初春さん!」タタタタタッ

佐天「初春ぅぅぅぅ!!!」ダダダダダッ

809: 2011/06/25(土) 13:11:05.73 ID:RH0VAIgQ0
佐天「よかった!ほんとよかったぁぁぁ!!!お花も無事だぁぁぁ!!!」ガバッ

初春「うわわわわ、なんですかいきなり」アワアワ

御坂「無事だったのね初春さん……って、手放しにはいえない様子だけど」

佐天「え?……うわっ!初春目茶苦茶怪我してるじゃん!!!ちょっと!!!消毒!包帯!!!」アタフタ

初春「だ、大丈夫ですよ~。ちょっと転んだり、倒れたりしただけですから。それよりお二人だけですか?一方通行さんたちは」

佐天「アクセラさんは単独行動で、十七学区だったかな」

初春「……そうですか」ピッピッピッ

御坂「あ、風紀委員の端末ね?ちょっとそれ……!!!??」ビクッ

佐天「あ!そだそだ初春!!!渡し忘れたらいけないし、今あげるねこれ!」ゴソゴソ

初春「なんですか?」カタカタ

御坂「……」ジーー

佐天「ほら!メールしたじゃん……って、この事態だから返信くれなかったのかぁ。よくみなさぁい」ジャラジャラ

御坂「……佐天さん、初春さんから離れて」

佐天「え?なに言ってるんですか?……ほらぁぁ!すっごく綺麗な、切子のネックレスですよ~!ありがたがりなさぁぁい!!」キラン

初春「……」カタカタ

御坂「佐天さん!!!……っぐ!!!」ドザァァァ

佐天「え?」

パシン! カンッカンッカンカン……

813: 2011/06/25(土) 13:25:12.01 ID:RH0VAIgQ0
佐天「え……?御坂さんが、ひとりでに吹き飛んで……あ、ネックレス……あぁああああっぁあああ!!!」ギリギリギリ

初春「はいは~い、ちょっと黙っててくださいねぇ」右手かざし

御坂「念動力……?でも、初春さんはその系統じゃなかったはず。それに、さっきの端末からの電磁波!!あんた!!!」スタッ

初春「ご名答です、御坂さん。いやぁノコノコ近づいてきてくれて助かりました。一方通行の居場所まで教えてくれた上に、私の獲物であるこの子まで連れてきてもらえるとは」パタン

佐天「いった……い!!!なによ、これ!腕が、後ろ手に引っ張られて……」

御坂「獲物ぉ?あんた、私の友達にむかって言ってんの?ふざけんじゃないわよ人工知能ふぜいが」ビリビリッ

初春「こわいですねー。でも、あなたの相手をするのは私じゃないので……あ、きましたきました」

バババババババ ババババババババ

御坂「……っ!!六枚羽!?しかも、この数!!!」



初春「電撃で一気に落とそうにも、そうすると周りへの被害が甚大でしょうねぇ~。ちなみに燃料は満タンですよ~」ニコニコ

814: 2011/06/25(土) 13:33:17.94 ID:RH0VAIgQ0
御坂「っく……そ!!あんまり舐めてんじゃ……」

佐天「御坂さん!!行ってください!!!」

御坂「佐天さん!?」

佐天「御坂さんの力じゃ、私まで巻き込んじゃうんですよね?行ってください!!私が、初春をなんとかします!!」

御坂「……でも」

佐天「行って!!!」

御坂「……信じてるわよ!くっそぉぉぉ!!こいやぁぁぁ蝿どもぉぉぉぉ!!」ビリビリビリビリッ!! スタッ!! タッタッタッタ!!



初春「ビルの外壁を走るなんて、いやぁデータ通りスパイダーマンみたいな真似するんですねー」アハハハ

佐天「あんたは……」

初春「あ、どうも、佐てんさん。お察しの通り、私はAI人格の一人ルチアといいまして……」





初春(AIルチア)「あなたを頃して初春飾利の出方を見にきました」ニコリ

佐天「!?」

815: 2011/06/25(土) 13:36:37.57 ID:RH0VAIgQ0
ミスばかりですいませんルチアじゃなくてこっちです

御坂「っく……そ!!あんまり舐めてんじゃ……」

佐天「御坂さん!!行ってください!!!」

御坂「佐天さん!?」

佐天「御坂さんの力じゃ、私まで巻き込んじゃうんですよね?行ってください!!私が、初春をなんとかします!!」

御坂「……でも」

佐天「行って!!!」

御坂「……信じてるわよ!くっそぉぉぉ!!こいやぁぁぁ蝿どもぉぉぉぉ!!」ビリビリビリビリッ!! スタッ!! タッタッタッタ!!



初春「ビルの外壁を走るなんて、いやぁデータ通りスパイダーマンみたいな真似するんですねー」アハハハ

佐天「あんたは……」

初春「あ、どうも、佐てんさん。お察しの通り、私はAI人格の一人ヴェントといいまして……」





初春(AIヴェント)「あなたを頃して初春飾利の出方を見にきました」ニコリ

佐天「!?」

817: 2011/06/25(土) 13:47:39.92 ID:RH0VAIgQ0
神裂「それではヤツらは科学と魔術の協定も無視してこちらに攻撃を……?」

シスター「はい……いまは数名の魔術師で防御術式を展開しております」

ヴェント「ったく、なりふりかまわないってぇのはこわいですねぇぇ。いつかの誰かさんみたいで」

神裂「自虐はよしましょう。オリアナ、ここは万全ですか?」

オリアナ「ばっちりよん。踏み込まれた時のいくつかの撤退ルートも構築完了。あとは、他の教会と連絡をつなぐ手段が……」

アニェーゼ「あっしの出番ってやつですね。蓮の杖で、ある程度の距離までなら空間裂いて文を飛ばせます」

神裂「それは頼もしい。周辺教会と、それで連携をとりましょ……」

ドーーーォォォォォォン!!!!!


シスター「キャァァァァァァァ!!!!」

シスター「神よ……」ブツブツブツ


神裂「落ち着きなさい!どうしました?」

ヴェント「どうやら、やり手がみえたみたいだね」




ヴェント「……なんか蛇を肩にのせて扇子広げたへんなメスガキが表にいるよ」

神裂「……嫌な予感しかしないのですが」

820: 2011/06/25(土) 13:57:40.08 ID:RH0VAIgQ0
ガチャリ

神裂「……なにものですか」

婚后(AI??)「こちらに、一方通行の関係者が逃げ込んだと聞いてやってきたのだけれどね。もしかして、お嬢ちゃんかしら?」

神裂「……あなたに、お嬢ちゃんと言われるほどの歳でもないのですが。バカにしているのですか」

婚后(AI??)「あらあら、ごめんなさいね。私、あの子に38歳という設定をもらったものだから」オホホ

神裂「……なんだかイラッとする数字ですが、まぁいいでしょう。私はたしかに彼とは友人ですが、この教会の護衛を頼まれました。すぐに彼の下に向かいたいのは山々ですが、ここをどうにかしようというのなら戦いも辞しません」カチャッ

婚后(AI??)「あらあら、血気盛んねぇ。お嬢ちゃん、少しおねぇさんとおしゃべりしましょうよ。お名前は?」

神裂「あなたちょっとオリアナみたいですね……神裂火織と、申します」

婚后(AI??)「」

神裂「?」












婚后(AI神裂火織さん三十八歳)「てめぇかぁぁぁぁぁぁ!!!!オリジナルはぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

神裂「い、いきなりなんですかぁぁぁぁ!?!?」

ななちゃん「」ガソシャウガグシャウガシシャチャガッシャタ

821: 2011/06/25(土) 14:11:59.51 ID:RH0VAIgQ0
御坂「ハァ、ハァ。六枚羽は打ち落としたわ。十一学区に広い空き地があって助かったわ。物資の搬入も止まってるから、ここにコンテナがないのねきっと……佐天さん、無事かしら」スッ

バリバリバリバリッ!!!

御坂「……なぁんてね。ちょっと、いるのは分かってんの。私のレーダー舐めるんじゃないわよ、出てきなさい」

「……さすがは常盤台の超電磁砲。しかし、その超能力者様は」スッ

御坂「……!?」

金剛(AI??)「同じ常盤台の生徒に、手をだせるのかな?」

ガシャガシャガシャガシャ

御坂「金……剛さん?あなたも乗っ取られて……しかも……なによ、この駆動鎧たち」

金剛(AI??)「前もって言っておこう、私たちの洗脳の要は携帯だ。……きみが、なりふり構わずこの身体に電気をとばせば携帯にどんな影響がでて、この身体が一生目が覚めなくなるかもなぁ」クスクス

ガシャガシャガシャ ガチャッガチャッ

御坂「なによ、なんなのよその背負ってるドラムみたいなのは……なんなのよ……」







御坂「その書いてある文字はぁぁぁぁぁ!!!!どういう意味だこらぁぁぁぁぁ!!!」



   『 Gatling_Railgun level-5-over』

823: 2011/06/25(土) 14:24:38.85 ID:RH0VAIgQ0
ヒュンッ!ヒュンッ!!

番外個体「結標さん!!速く!!速く!!」

結標「わかってるわよ!!あんまりじゃましないで私トラウマ克服して間もないんだから!!」

ヒュン!ヒュン!!

打ち止め「でも!速くミサカたちが行かないと!あの人が!!」

結標「暴れないでったらぁぁ!!もう!!」

ヒュン!ヒュン!!

13153号「お二人とも落ち着い……結標さん!!!前方に!!!」

結標「なに……ああああああ!!!」

ボォォォォォォァァァァァァァ!!!!

ドシャッッッ  バチバチッ

番外個体「いっててて、発火能力者?あんたたち無事?あたしが電磁波で少しはクッション作ったけど」

打ち止め「う~、平気だもん!それより……あ!!ってミサカはミサカは結標さんが反応がないことに気づいてみる!」

13153号「打ち所が悪かったようですね……ですが、窓の無いビルまではあと数ブロックです。走りましょう、とミサカは結標さんを背負いながら二人に先を急がせます」

番外個体「うん……でもさぁ、その前に」



「襲撃者の存在を忘れちゃいませんか?」


824: 2011/06/25(土) 14:38:07.79 ID:RH0VAIgQ0
湾内(AI??)「洗脳した中に空間移動能力者がいて助かりました。おかげでそこの人の11次元への干渉を読み取り待ち伏せもできたのですから」フフフ

番外個体「……?」

打ち止め「……?」

13153号「……?」

湾内(AI??)「私はAIルチア!この付近には私以外にも多数の能力者がいますよ。あなたたちがきっと、ここを通ると見越してね」

スッスッスッスッ


番外個体「あのさ、あれあんたたちの知り合い?」ヒソヒソ

打ち止め「ちがうよ~ってミサカはミサカは即答速攻大否定!」ヒソヒソ

13153号「彼の友達では?」ヒソヒソ


湾内(AIルチア)「袋のネズミというやつです、堪忍なさい!!」ビシッ


番外個体「いや、あんな人いなかったと思う……え?あの人全くの初対面なのにあのドヤ顔で出てきたわけ!?」ヒソヒソ

打ち止め「こういうときって『え!?あ、あなたがぁぁぁ!?!?』っていう人が待ち構えているべきなのよね!!」ヒソヒソ

13153号「察してあげましょうよ、きっともう面識ある人が残ってなかったんですよ。後から出てきた人たち含め」ヒソヒソ


湾内(AIルチア)「……」


番外個体「ルチアってのも『誰!?』って感じだしさ、あたしら結構重要な役目なのにあんなのと戦うの?」ヒソヒ


湾内(AIルチア)「るせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!かかれぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

ワーワー!!

827: 2011/06/25(土) 14:53:37.00 ID:RH0VAIgQ0
上条「インデックス!!無事だったか!!」

禁書目録「とうまーーー!!」ワァァァン

ステイル「まったくキミはどこをほっつき歩いていたんだ!!あ!!人払いをはがしてきたな!!まったく!まったく!!」バタバタバタ ズルズル

禁書目録「ステイルが助けてくれて、五日前からアパートで篭城してるんだよ!あ!水族館のお土産ありがとう!クッキーとかサブレとか助かったかも!!」

上条「よかったよあいつがいてくれて。あぁ、その日までは物資の流通も行われていたのか……っと!こうしちゃいられねぇ!」バッ

禁書目録「え!?あ!とうま!?どこ行くの!?」

上条「こうしている間にも、俺の友達は戦ってるかもしれねぇんだ!お前の安全が確認できて、よかったよインデックス」

禁書目録「そんな……やだよとうま!いっちゃだめ!!あんちすきるも大勢怪我してるんだよ!いくら、とうまの右腕があったって……!」

上条「右腕なんて、関係ねぇ!!あいつらは……俺達の街を、仲間を……俺の親友の心を踏みにじったんだ。許せるわけあるか!」

禁書目録「でも、そんな……とうまぁぁ」

上条「……安心しろ、絶対帰ってくる。なんだ、どうしたインデックスさん。今日は噛み付かないんですかぁ?」ハハハ

禁書目録「うん……だって、だって……」



禁書目録「ステイルに噛み付きすぎて、顎が疲れちゃったかも」

上条「……あいつだから足引きずってたのか」

829: 2011/06/25(土) 15:07:32.75 ID:RH0VAIgQ0
ステイル「ふふふ……あの子からの愛の鞭……たまらない……」ズルズル ペタペタ

上条「インデックスの事たのむな、ステイル」

ステイル「もう行くのかい?いや、行ってくれて結構だしせいぜいするのも本音だが……いいか、あの子が悲しむような結果になってみろ。キミの火葬は僕とイノケンティウスが担当だ。骨も灰も残さないよ」

上条「わかった、分かったよ。ありがたいこって……たのむ、な」

ステイル「……あぁ。反撃ののろし、上げてきたまえ。科学のバケモノ」




上条「っといった手前……上条さんはどうすればいいのやら。……あれ?あの黒塗りのバンは」

キキーーッ

浜面「上条か!!また能力者かと思って身構えたじゃねぇかよ!!」

滝壺「大丈夫、そんなあわてんぼうな浜面も応援してる」

絹旗「超ツンツン!!いつ帰ってきてたんですか!!!」

上条「さっきな……まて、よく考えたらお前らは操られてねぇって確証はないな」ジリジリ

絹旗「超バカなこと言わないでくださいよ。私たちがいつ相談事のメールなんてしてる暇あるんですか。忙しいのは知ってるでしょうよ探偵公社」

上条「ほら、言ってもないのにメールのこと知ってるし」ジリジリ

浜面「疑いぶけぇなぁ、いいことだけど。星野に言われてそのあたりを調査したのは俺達だ。知ってて当然だろ」

上条「……そうか。俺も乗せて行ってもらえないかこの車!」

絹旗「滝壺さん、ツンツンがいて能力は阻害されません?」

滝壺「問題ないよ。信号が少しずれるから、席は離していてほしいな」

浜面「だそうだ、乗れ!止まってると能力者がくる!」

上条「ありがと、たすかるぜ!ところでどこに向かってるんだ?」


浜面「携帯の、電波棟だ!飛ばすぞぉぉぉぉ!!」

ブゥゥゥウン!!

830: 2011/06/25(土) 15:12:24.55 ID:RH0VAIgQ0
一方通行「……」

ヒューーー

一方通行「……静かだ」

一方通行「もうちょっとこう、俺が現れた瞬間取り囲むとか、1対100とか、そういうのを想像してたンだが」

ヒューーーーーーー

一方通行「……どえらく人気もねェ。なンだか久しぶりに一人になった気がする」

一方通行「……前口上も考えてきたのに」グスン

ヒューーーーーーーーーーー

一方通行「……嵐の前の静けさ、ってやつかァ?」




「第一位様ぁぁぁぁぁ!!」

一方通行「お?」

831: 2011/06/25(土) 15:17:53.77 ID:RH0VAIgQ0
白井「ご無事でしたのね!?黒子心配しましたの!!」ヒュンッ

一方通行「おォ、白井。お前よく分かったなここが」

白井「初春がおねぇさまと合流しまして、私に連絡が!はぁぁ、安心しました」ふぅ

一方通行「心配かけたな。こっちも心配したが……案の定か。お前どンだけ怪我してンだよ」

白井「あ、いえ、あのこれは……」アタフタ

一方通行「……チッ。ろくに包帯も巻かないで悪化したらどうすンですかァ?待ち構える予定だったが、お前の手当てが先だ」クルッ

白井「あ……」

一方通行「……」スタスタスタ

白井「……」スタスタ

832: 2011/06/25(土) 15:23:36.98 ID:RH0VAIgQ0




白井「……」スッ 

白井「……」グッ

白井「」ザッ!!






一方通行「なァンつってなァ」ガシッ

白井「!!??」ギリギリギリッ

一方通行「どォいうことですかァ白井さァァン?こンな物騒なもん、風紀委員がぶらさげてていいンですかァ?」ギリギリギリッ

白井「……っ!いつから、気づいて……!」

一方通行「声かけてきた瞬間からだバァカ。白井の俺の呼び方は、『第一位様』じゃなくて『第一位さま』なンだよ。もうちょい甘えるような声の練習でもしろ。ご教授してやろうかァ?」

一方通行「……そンでなァ」







一方通行「白井は、俺が『黒子』って呼ンでやらねェと、返事しねェンだよクソボケェェェェ」ギリギリギリギリッッ

白井(AI??)「……」


833: 2011/06/25(土) 15:36:21.50 ID:RH0VAIgQ0
白井(AI??)「……あははははっ!!」

ビュオォォォォォォ!!!

一方通行「!?」バッ

白井(AI??)「女の子の小さい変化に目が行くようになったじゃない、一方通行くん」

一方通行「……空力使いの能力か。いやまァいい。その感じ、お前……」

白井(AI??)「えぇ、私はアンジェレネ。あなたが設定した偽のだけれどね」

白井(AIアンジェレネ)「生身で観てみたら……やっぱりあなたのその服、ないってば」プププ

一方通行「何度でも言うが余計なお世話だ。……その怪我……白井は、抵抗したのか」

白井(AIアンジェレネ)「いいえ、乗っ取りはいたってスムーズだったわ。でもね……」

白井(AIアンジェレネ)「私たちったら、身体を手に入れた瞬間、どうやって動かせばいいのか分からなくって!!」アハハハハハ

白井(AIアンジェレネ)「その場で転倒したり、のた打ち回ったり、大変だったわ。骨が折れた人もいるみたいだし」アハハハハハ

一方通行「この……」カチッ

白井(AIアンジェレネ)「いいのよ別に、壊れても氏ぬ前に本体に戻って、別の器に入るだけだし」

白井(AIアンジェレネ)「でぇも?あなたはそうはいかないわよね、一方通行くん」

白井(AIアンジェレネ)「あなたが壊しちゃったら、この子の身体は戻ってこない、そうでしょう?」

一方通行「!!??」

白井(AIアンジェレネ)「アハハハハハハハハハハ!!!なぁに?そんなこと考えもしなかったの!?!?」

白井(AIアンジェレネ)「知り合いに襲わせて、身体を盾にする、なんて!!古典的な手段でしょ!学園都市第一位が聞いて呆れる!!」

一方通行「……クソがっ……クソがァァァァァァァァ!!!!!」ギリギリギリッ












白井(AIアンジェレネ)「さぁさ……始めますのよ、第一位さま♪」ニコッ

846: 2011/06/26(日) 00:29:39.22 ID:78z6/Psn0
浜面「ロシアから帰ってきて数ヶ月、俺、浜面仕上はかたぎで順風満帆な生活を送っている」

浜面「暗部で培ったノウハウを活かして始めた、アイテムメンバーでの探偵公社」

浜面「依頼成功率90パーセント以上と、瞬く間に学園都市で有名になった」

浜面「俺はそんな探偵社の社長。名前も『探偵公社HAMAZURA』だ。スペルまちがったけど。滝壺とはめでたく交際を開始。絹旗は少しは俺に対して寛容になってきれくれてる。フレンダも……よくわかんねぇけど双子になって帰ってきた。妹連れて」

浜面「麦野とは色々あって別々だけど……今じゃみんな店にもよく行くし、麦野もデスクに顔を見せるようになった」

浜面「……元スキルアウトとは思えねぇ。暗部にどっぷりだった過去からは夢みてぇな生活さ。不安なんてない」

浜面「……ただ、ひとつだけ、ぼやくとすれば」







浜面「俺、社長なのになんでデスクがみかん箱なのでしょうか」チョコーン

848: 2011/06/26(日) 00:40:56.25 ID:78z6/Psn0
絹旗「浜面うっさい!!!こっちは報告書書いてて超イライラしてるんです!黙っててください!」アシゲッ!

浜面「前言撤回お前はおれには今でもきついよちくしょう」

絹旗「なぁに私の脚見つめちゃってるんですかこの工口面!!!滝壺さぁん!!!」

滝壺「そんな浜面はやっぱり愉快なオブジェになりたいとみえる」バッシィィィィィン!!!

浜面「みてねぇyいってぇぇぇぇぇぇ!!!!!滝壺もうそれやめてぇぇぇぇ!!!垣根作の跡にならないけど超痛い鞭やめてぇぇぇ!!」

フレ「結局、浜面は跡を残して欲しいんだってさ、滝壺」

滝壺「……」ウワァ

浜面「無言で引かないでくださいいいいい!!!そんなことは漢・浜面仕上!微塵も思っていませんからぁぁぁ!!」

ンダ「絶対あんな男にひっかかっちゃだめって訳よ?いい?フレメア」

フレメア「大体、分かった。にゃあ」

浜面「うるせぇぇぇ!!!くっそう、男一人じゃあ完全アウェーだぜ。今日はあいつこねぇかなぁ……」



ガチャッ

一方通行「おす、星野のやつが気まぐれで帰しやがったから手伝いにきたぞ」

浜面「きたーーーーー!!!」

絹旗「あ、超第一位……いや」






絹旗「超上級社長代理臨時構成員、お疲れ様です」

一方通行「おゥ、こないだのDVDどだったよ」ドカッ

絹旗「さいっていでさいっっっこうでした」

浜面「なんでお前が社長デスクと社長イスだよちくしょう」エグエグ

850: 2011/06/26(日) 00:55:23.44 ID:78z6/Psn0
一方通行「えェー。だって一番成果あげてるの俺だろ。臨時なのに」

フレ「そうよ浜面。それに結局あんたは運転手ばっかりなんだからデスクなんて必要ないし」

絹旗「実働依頼は超第一位と私、フレ、ンダ。尾行とか経理やら事務は滝壺さん。この公社を支えてるのはこの順ですかね」

ンダ「だから、浜面のデスクを置く余分わない、って訳よ」

浜面「そんな……フレメア!フレメアはどういうことだよ!!!この子こそデスクはこれで……」

一方通行「滝壺ォ」

滝壺「分かってるよアクセラ。こんな浜面にはお仕置きが必要」バッシィィィィン!!!

浜面「いたいいいいいいいいいいいい!!!!」

絹旗「フレメアちゃんはマスコットでしょうが!!!!そんなことも理解できないんですか超バカ面!!!!!」

フレメア「?」

浜面「なんだよぅ……俺社長なのに、やっぱりここでもみんなのアッシーなのかよぅ」シクシク

ンダ「アッシーって氏語よ浜面」

一方通行「……あ、も一個あったぞ超バカ面、お前のここでの価値」

浜面「な!なんでしょうか!!!教えてくださるならいまの暴言は聞かなかったことにします!!!!」ガバッ!!









一方通行「トカゲの尻尾」

浜面「お前たちがなにかしでかしたら全責任俺もちでトンづらってかふざけんな表出ろ超能力者ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」









浜面「すいません図に乗りました」

浜面「はい、はい、僕は駄目な社長です、はい」

浜面「報告書も滝壺に書いてもらってます」

浜面「生まれてきてごめんなさい」



おわれ

851: 2011/06/26(日) 01:00:17.00 ID:78z6/Psn0
そんなこんなで閑話という名の悪ふざけ終了です

双子さんは……ギャグ補正ということで

アイテムメンバー楽しいですね。一方さん抜きでも平気っぽいです

いつかスピンオフで探偵公社を……やめとこう

そろそろ閑話もネタ切れですだれかアイディアをエイワスぅぅぅぅぅ


ではではそろそろこの辺で。ぶり返してもあれなので


それではまた次回、本編で

どうぞよしなにお願いします

860: 2011/06/26(日) 17:23:17.68 ID:78z6/Psn0
神裂「それでは……あなたが、一方通行の設定したわたし……くっ!!」

ドォォォォォン!!

婚后(AI神裂)「そういうこっと。あっはははは!!!あっくんの予想も大概正しいのね!本物がこぉんな痴女だなんて」

神裂「だっれが……!!!!!七閃!!!」

ズガガガガガガガガガガ ヒュンッ!!

婚后(AI神裂)「危ない危ない。お嬢ちゃんが何をしているのかさっぱりだけど、わざわざ待ち構える動議はないから逃げ回らせてもらうわね」

ヒュンッ!! ヒュン!!

神裂「ほんとに、厄介ですね。多重能力者というのは」ジリッ ジリッ

婚后(AI神裂)「ん~、厳密には多重能力とは少し違うけれど。それに、無制限にどれでもなんでも使えるわけじゃあないのよ」

ヒュン!! ヒュン!!! ドバァァァァァァ!!!

神裂「どういうことですか!?(アスファルトが波のように…!?)」ザッッ!!

婚后(AI神裂)「あらあらもの凄い反応。捕らえたと思ったのに」

861: 2011/06/26(日) 17:32:19.97 ID:78z6/Psn0
神裂「……彼の親友たるもの、これくらいではやられませんよ」

婚后(AI神裂)「ふぅん……そう、それじゃああなた、彼の夜のお世話でもしてあげるの?」

神裂「……は、はぁぁぁ!?んな、なにを言っているんですかあなたは!!!」

婚后(AI神裂)「え……だってそんな格好しているし、私はこんなでしょう?きっとあなた、もの凄い工口工口の……?」

神裂「そんなわけあるかど素人がぁぁぁぁ!!!わ、わた、わたしと一方通行は!!!至って健全な!!!!し、親友どうしであってですね!!!そんなた、爛れた関係じゃねぇぇんだよぉぉぉぉ!!!」

ズガァァァァァァン!!!ヒュンッ!!

婚后(AI神裂)「ふ~ん」

神裂「ちょろちょろすんなぁぁぁぁ!!!!」

ズガァァァァァァァァァァン!!!!ヒュンッ!ヒュンッ!!

婚后(AI神裂)「……じゃあ、お嬢ちゃん」





婚后(AI神裂)「あなた、ひょっとして……生娘ってやつなの?その歳で」

神裂「な……う……わ、わたしは18歳なんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!わりぃかちくしょぉぉぉぉぉぉぉ!!!!そっちこそ見た目中学生だろがど素人ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

862: 2011/06/26(日) 17:38:13.07 ID:78z6/Psn0
婚后(AI神裂)「……ふさわしくないわ」

神裂「あぁぁ!?なに……!!」

ドバァァァァァァァァ!!!

神裂「(地面がえぐれてこちらに。ですがもう不覚を取られることもありません)」バッ!!

ヒュヒュヒュヒュヒュンッ!! ボコボコボコボコボコ

神裂「!?!?(これは……倒されたゴミ箱からこぼれていた、アルミk)」

ドゴォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!




婚后(AI神裂)「あなたに彼は、ふさわしくない」

863: 2011/06/26(日) 17:50:24.78 ID:78z6/Psn0
神裂「か……はっ」ドサッ

婚后(AI神裂)「わたしたちは、彼の設定通りにメールを返した。相談にのった。からかい、話し、時に喧嘩もしたわ」

婚后(AI神裂)「それが私たちの役目。そして私の役目は、彼に大人の女性としてちょっかいかけて困らせてあげること」

神裂「」

婚后(AI神裂)「身体が手に入ったなら……私なら、もちろん彼を胸に抱いてあげるわ。それが、私の役目なんだから」

神裂「……」

婚后(AI神裂)「なのに、なに?本物の神裂火織は、今時びっくりの生娘で、そんな話題には顔を真っ赤にしてうろたえるような、そんな人間だったっていうの?」

神裂「………」

婚后(AI神裂)「そんなの……彼が求める神裂火織じゃない。あなた方が偽者よ。彼の求めた役割に答えられないのなら、あなたがいなくなればいい。私の方が……そうよ……わたしたちの方が彼の親友に相応しい!!!!何故それが分からないの!!!!!!あなたたちなんて、身体をもっているだけじゃない!!!!それさえも、私たちは超越した!!!!!あとは、あんたが、あんたが消えろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!偽者がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」


ゴバァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!









神裂「Salvere000!!!!!!!」

865: 2011/06/26(日) 18:05:05.11 ID:78z6/Psn0
ズガガガガガガガガ シューーーーーー

婚后(AI神裂)「!?あの質量に打ち勝った!?いま、何を……」

神裂「いい加減にしてください。勘違いするな、ど素人。私は、あなたじゃありません。たまたま名前が一緒だっただけ。そこに彼がたまたまあなたのような性格を設定しただけ。偽者も本物ありません」

婚后(AI神裂)「うるさいっっ!!!この、この!!!」

ヒュンヒュンヒュン!!!

神裂「そして、わたしが一番腹が立ったのは」キンッ

ズパパパパパパパパッ

婚后(AI神裂)「な、どうして!?缶が、何もしていないのに細切れに!?」

神裂「役目、とは。一体あなた、何を言っているんですか」


神裂「彼と私をの、私たちとの間にあるのは『親友』というそのたった一つの役割だけです」

神裂「『親友』は、あなたの言うようなケースケースによって使い分けるようなツールのようなものじゃない」

神裂「春や夏や秋や冬で替わっていくファッションなんかじゃない」

神裂「ただお互いに向き合って、通じ合って、そうした結果、私たちは『親友』になったんです」

神裂「役目があったからじゃない。役目なんて小さなものでなんて結びついてなんていないんです、私たちは」



婚后(AI神裂)「っるせぇぇぇぇぇぇんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!!ど素人ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

グォォォォォォォォォォ……

神裂「……あなたは、救われない者です」

神裂「『Salvere000』は……あなたのような者を救うための言葉でした」

神裂「あなたのような人のため、わたしが七天七刀を振るうための」


神裂「ですが……今は、彼のためだけに振るいましょう」



神裂「唯閃」

867: 2011/06/26(日) 18:22:25.26 ID:78z6/Psn0
婚后(AI神裂)「(信じられない!信じられるもんですか!!!)」ヒュンヒュンヒュン!!!

神裂「そこ!!!」ビュッ!!

婚后(AI神裂)「っっっああああ!!!」ブシャッ   

神裂「その女生徒を想ってわたしがためらうと思わないことです。わたしはもう、覚悟を決めました。無傷ではその子を救うのは不可能だと」

婚后(AI神裂)「(空間移動を、移動先を見極めてから追撃!?!?そんなこと、普通の人間で出来るはずがない!!)」

神裂「七閃」

ビュルルルルルルル  ビシビシビシビシッ!!

婚后(AI神裂)「バケモノ……!?ワイヤーが……私たちを囲むように!?」

神裂「これであなたの移動先は限られるでしょう。彼が教えてくれた、空間移動系能力者の対応策ですよ」ジリジリッ

婚后(AI神裂)「(くっそ!!くそ!!!わたしは今、事実上レベル5クラスの演算能力なのよ!?なのに、なぜ!!!)」ヒュンッ!!

神裂「……」

婚后(AI神裂)「(今は……空間移動と粒子変速、それに土壌操作系の能力の三つ)」

婚后(AI神裂)「(この子の脳なら、あの人、あと一つかそこいらならいけるって言っていたわね)」カチャッ

神裂「戦いのさなかに余所見とは、余裕ですね」バッ

婚后「!!??い、いつの間にワイヤーが……ああああああ!!!」


ドガッッ!!!

868: 2011/06/26(日) 18:33:12.45 ID:78z6/Psn0
婚后(AI神裂)「生娘が……生意気な……脚をどけなさい」ギリギリギリ

神裂「……あなた、携帯でなにかしようとしていましたね?」プラプラ

婚后(AI神裂)「あぁぁ!け、携帯電話!?いつの間に!!」

神裂「……(なにか、涙目になってしまいました)」

婚后(AI神裂)「か、返して!返してちょうだい!生娘って呼んだことは謝るから!!!」

神裂「……(なんだかデジャブなのですが)」ウーン ナンダッケ

婚后(AI神裂)「なんでもするからぁぁぁぁ!!!お願い!!!お願い!!!!」

神裂「……」ピコーン









神裂「すたこらどっっっせェェェェェェい!(聖人パワーで私の手の中でぶっ潰れやがれェェェェェェ!!!)」バッキャァァァァァァァァ!!!!

婚后(AI神裂)「あぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ!!!!………あ……ああ………」バタンッ

神裂「え!?ちょ、ちょっとどうしました!?そんなにショックだったんですか!?あ、あなたも携帯にたいこさんとか名前付けてたりしたんですかぁぁぁぁ!?!?」アタフタ

ななちゃん「」ガカシャオガリシャジャガナシャイガンシャダガカシャラ

869: 2011/06/26(日) 18:42:26.70 ID:78z6/Psn0
神裂「もしも~~し!!もしも~~~~し!!!!」ペチペチペチペチ

婚后「ん……あ、イタイ!な、なにをするのですかあなた!!!」ガバッ!

神裂「あ、気がつきましたか……おや?様子が」

婚后「こ、このような狼藉を働いて!!わたくしを常盤台のエース!!!空力使いの超新星!!!時期レベル5としてあの第一位にもライバル視されているトンデモ発射場ガール、婚后光子と知っていますの!?!?!?!?」

神裂「いやそれは今始めて……え?今、あなた、あなた自身の?その、そのお身体自体のお名前を……?」

婚后「他になにがありますか!!!!この婚后光子!!!!生まれてから氏ぬまで一切変わらずこの身体も魂もわたくしだけのものです!!!」ドーーーン

神裂「……はぁぁぁ」ヘタン

婚后「な、なんですか一体。それに、ここは?教会ということは、十二学区のいずこかでしょうけど」


神裂「今から、あちらで色々と説明しましょう。お互い、怪我を治療してから」ニコリ

870: 2011/06/26(日) 18:55:33.92 ID:78z6/Psn0
アニェーゼ「役目なんて小さなものでなんて結びついてなんていねぇんです」キリッ

オリアナ「今はただ、ぼうやのためだけにふるいましょう」キリッ

神裂「う、うるさいですよお二人とも!!!婚后さん、キツくありませんか?」シュルシュル

婚后「えぇ……申し訳ありませんでしたわ、神裂さん。わたくし操られていたなんて……それに、あなたにもお怪我を」

神裂「あぁ、平気ですよ。擦り傷程度ですから、2、30分で治りますので」※聖人基準

ヴェント「あの爆発に巻き込まれておいてその傷ですむなんて、やっぱあんたたち聖人ってのはバッケモンなのねぇ」

婚后「(星人……?)」

神裂「アックアはもっと頑丈ですよ。さて、能力者の攻略法も分かりました。なんとかこのことを、彼やみなに伝えなくてはいけませんね」

婚后「(アックア……星人?あら、なんだかしっくりきますわ)」


871: 2011/06/26(日) 19:00:26.04 ID:78z6/Psn0
アニェーゼ「白ウサギにゃもちろんですが、この携帯の残骸を芳川さんに持っていった方がいいんじゃねぇですか?」

神裂「あ、そうですね。なにか解析を頼まないと……私抜きで、ここは平気ですか?襲撃も怖いですが、今はこれを届けるのが優先でしょう」

婚后「(治癒能力……あ、ナメック星人もとても凄い再生能力をもっていましたわね)」

オリアナ「おねぇさんたちにまかせなさい。こう見えてガード固いのよ」フフフ

神裂「嘘はやめてください」

婚后「(ということは……ひょ、ひょっとして、この、神裂さんという方は)」ブルブル

オリアナ「いや、ほんとのほんとよ」

神裂「え……そ、それじゃひょっとしt」

ヴェント「どうでもいい話してねぇで。神裂行くの?行かないの?行くんならこっちも色々と霊装の準備しないといけないんだっての」

神裂「あ、すみません。それでは私は……」

婚后「か、か、神裂さん!!!」

神裂「わ!なんですか、婚后さん。あ、あなたも一緒に来たいと?そうですね、あなたは素でもレベル4だそうですし、当事者にいてもらった方が芳川さんも……」








婚后「ぴ、ピッコロさんにはどうすればお会いできますの!?!?!?」

神裂「落ち着いてください」

872: 2011/06/26(日) 19:07:36.81 ID:78z6/Psn0
そんなこんなで小休止です

AI神裂火織さん三十八歳を打破しました
あっさりでしたが、ねーちん相手ならこんなもんです
神裂vs神裂はやりたいな~と思っていたので、旅行編でねーちん乱入が決まった時は嬉しかったものですよ



それではまたあとで

9時ごろ?には戻ります

879: 2011/06/26(日) 22:37:58.57 ID:78z6/Psn0
十一学区

ゴォォォォォォォォ!!!!ドバァァァァァァァァ!!!

金剛(AI??)「どうした!!どうした!!!超電磁砲!!!逃げてばかりか!?」

御坂「うっさい!!こんの……チェイサーーーー!!」ブンッ!!

金剛(AI??)「ふっ」ヒュンッ

御坂「あ!!まった……」ヨロッ

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ  ビリリリッ ズサァァァ

御坂「……ったぁ。あっぶないじゃないのよぉぉぉ!!!」バチバチバチバチ

金剛(AI??)「周囲のコンテナに強制的に自分を引き寄せて回避。まったく、器用なことだ」

御坂「あんたこそね。あたしがあんたに電撃ぶっ放せないから肉弾戦でどうにかするのを見越して、大振りの瞬間空間移動、体勢が崩れたところをそのくそ忌々しい機械で狙うなんて」ジロッ

駆動鎧「」カシャンカシャン

金剛(AI??)「当然だ。私はアウレオルス。虚構人格内でも一番の智将」

金剛(AIアウレオルス)「ただきみにこれらをぶつけただけでは、近寄られて破壊されるのは目に見えていたさ」

880: 2011/06/26(日) 22:50:27.02 ID:78z6/Psn0
御坂「……(体内電気をもっと筋組織に。伝達速度もあげろ。もっともっと速く動いて、あの駆動鎧からどうにかしないと)」ビリビリビリッ

金剛(AIアウレオルス)「だが……まぁ驚いたよ本当に。電撃さえ打てないとなれば、君には勝ったも同然だとみこしてもいたから」

御坂「あたしを舐めるんじゃないわよ(生体電気が感じられない。多分、あの駆動鎧は無人ね。ったく、なんつーもんを作ってんのよ学園都市は!!)」ビリビリビリビリ

金剛(AIアウレオルス)「当然。分かっているさ」

ヒュンッ!!

御坂「!そこぉぉぉぉぉ!!!」

ズズズズズズズズッ!!!ガゴンッ

御坂「どうよ砂鉄の打撃は……ドラム缶!?」

金剛(AIアウレオルス)「そして、君が次に私が動いた瞬間に何かを狙っているのも。私は全て見越している」

金剛(AIアウレオルス)「……本来ならば、考えていることすべて筒抜けなはずなのだが」

御坂「だから、舐めんなっての。あたしには第五位の読心だって通用しないのよ(ただでさえ厄介なのに、思考の一部を読まれてる)」ギッ

882: 2011/06/26(日) 23:05:31.85 ID:78z6/Psn0
ズガガガガガガガガガガガ ズズズズズズズズ

御坂「(砂鉄の壁じゃ防げても二・三発!だめね、逃げる一瞬の目くらましにしかならない。こんなアスファルトのところじゃあ砂鉄の絶対量自体が……)」バリバリバリ

ヒュンッ!!

金剛(AIアウレオルス)「燃え尽きろ、流されてしまえ!!」

ゴォォォォォォ!!! ザパァァァァァァァ!!!

御坂「っだぁぁぁぁもう!!!(右手で発火能力、左手で海にある海水を引っ張ってきた水流操作!)」バリバリバリッ!

金剛(AIアウレオルス)「おぉっと危ない危ない!!どうした!!お友達が一生寝たきりでもかまわないのか!?」ヒュンッ

御坂「っるさい!!!あんたが避ける前提で撃ってるっての!(そして空間移動、読心能力)」ハァハァ

御坂「(んで、肉体操作もねきっと。今の私と張り合える反応速度なんて、全世界のアスリートにもいないだろうから)」

ズガガガガガガガガガガガガガ

御坂「あああああもう!!我ながらものすごい威力ねこらぁぁぁぁぁ!!!!」バリッ  ズサァァァァ

御坂「(本当にこいつら、木山先生と同じ?能力が限られすぎてるような)」スタッ

883: 2011/06/26(日) 23:24:22.51 ID:78z6/Psn0
金剛(AIアウレオルス)「威力?それならこちらの方が格段に上だろうよ。なにせこの装備は『level-5-over』シリーズ。キミ達レベル5を超える科学力の最終兵器だ」

御坂「それよ、その名前気に食わないわねホントに。 Gatling_Railgun?連射できるだけならその名を冠するんじゃないわよ」イライラ

金剛(AIアウレオルス)「連射できるだけ、とは。ハハハ、さすがオリジナルの言うことは違う。毎分40000発を……」

御坂「オリジナルって呼ぶなぁぁぁぁぁぁ!!!!」バリバリバリバリ!!!!

金剛(AIアウレオルス)「おっと。撃て」ヒュンッ

御坂「」ギリッ

金剛「!?動かない!?」

ズガガガガガガガガガガガガガ


884: 2011/06/26(日) 23:38:23.65 ID:78z6/Psn0
ドザァァァァァァァァァァァァァ  シューーーーーーー

金剛(AIアウレオルス)「血迷ったか、自ら直撃とは……コンテナに当たって、中身が漏れ出てきたな。これは、土?学園都市もよくわからないものを……」

バリバリッ

金剛(AIアウレオルス)「!?」

御坂「勝手に頃してんじゃないわよ」バリバリバリバリ

ズズズズッ  

御坂「っっあぁぁぁぁぁ!!!あったまきた!!!なによあんたら可愛くもない機械のくせに、あの子たちみたいにあたしがモデル!?ざっけんなぁぁぁぁ!!!」バリバリバリバリ

金剛(AIアウレオルス)「な!?あれを受けてどうして……う、撃て!撃て!!」

バリバリバリバリバリバリ  ヒュガガガガガガガガガガ

金剛(AIアウレオルス)「!?ふぁ、ファイブオーバーの放った超電磁砲が、脇に曲げられていく!?!?な、何故だ!?」

御坂「こちとら自分のと同じ超電磁砲を真正面に観んのはトラウマなのよあの真っ白けにされて以来さぁぁぁ!!何度も何度も言わせんなぁぁぁぁ!!!私を舐めるな!!!」

バリバリバリバリバリバリ ズズズズズズズズッ

御坂「あたしと同じ理論で打ち出されてるならその弾は鉄で出来てんでしょ?んなもん、あたしが操れないわけあるか!!」



御坂「ただ連射するだけのノーチラスやらギャラクシーで終わってるあんたらじゃねぇ!私に勝つには百年早いのよ!!ワイのワイバーンになってこんかぁぁぁぁい!!!!」

バリバリバリバリ  ズズッズズズズズズズズズ

金剛(AIアウレオルス)「な……なにを、なにをしているんだ」ガタガタガタ

885: 2011/06/26(日) 23:49:40.81 ID:78z6/Psn0
御坂「あっはははははは!!あんたたち、流通止めるのをあと半日速くしておくべきだったわね」

バリバリバリバリ ズズズズズズズ

御坂「これはね、鹿児島の指宿・開聞岳付近の土よ。いやぁ星野さんが迅速に送ってくれてラッキーだったわ」

金剛(AIアウレオルス)「な……な……」

御坂「あんたたちのご大層なネットワークとやらで聞いてみなさいよ!

御坂「開聞岳付近の土の!!!成分!!!!」

ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ

ザァァァァァァアアアアアアアア


御坂「九州、いいえ、日本有数の砂鉄が多い土壌だって、わかるはずだからさぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



超巨大・砂鉄ゲコ太「」ゲコーーーーーーーー!!!!



890: 2011/06/27(月) 00:19:28.96 ID:FYUzxmAi0
ドガッシャァァァァァァァァァァァ!!!

金剛(AIアウレオルス)「あぁぁぁああ!!駆動鎧とファイブオーバー×10で超電磁砲40000発分が!!さっきのはミスではなくてきっとそういう発言だったのに!!当然。私は智将アウレオルス!!!」

御坂「うるっさぁぁぁぁい!!!あぁぁもうイライラする!!魔の時間で遅いったらないしなんなのよもぉぉぉ!!!」ビリビリビリビリ

超巨大・砂鉄ゲコ太「」ゲコーーーー!! グォォォォ

金剛(AIアウレオルス)「ぐうっ!たしかに破壊力は相当だ!しかし遅い!私を捉えることはできまい!」ヒュンッ!!

御坂「……(我ながらいい出来ね。ゲコ太超可愛い♪)」ビリビリ

超巨大・砂鉄ゲコ太「」ゲコーーー!!  ズンッズンッ

金剛(AIアウレオルス)「ははははははは!!たしかにわたしたちは君の能力を過小評価しすぎていた!!だが、もうそんなことはどうでもいいのさ!!!」ヒュンッヒュンッヒュンッ!!!

御坂「……(ようし、ちょと頑張ってスキップなんてさせちゃうぞぉ)」ビリビリッ

超巨大・砂鉄ゲコ太「」ゲコッ! ピョンッ! ズドォォォン!!!!

金剛(AIアウレオルス)「こんな質量の砂鉄を操るのは相当に電力をつかうはず!!君が電池切れになるまで私……うぉぉぉぉう!!」ヒュヒュンッヒュンヒュンッ!!!

御坂「……(あぁぁぁぁ可愛いぃぃぃぃゲコ太がピョンって!ピョンって!!)」ビリビリ ホワーン

892: 2011/06/27(月) 00:30:54.58 ID:FYUzxmAi0
金剛(AIアウレオルス)「聞けぇぇぇぇぇ!!!君はもう詰んでいるんだ!!そんな大技を繰り出した時点でなぁぁ!!」

御坂「え?あぁ、なに。ちょっと黙っててよ今からゲコ太にヘッドスライディングしてもらうんだから」ビリビリ

超巨大・砂鉄ゲコ太「」ゲコーーー!! リーリー

金剛(AIアウレオルス)「このあたりのコンテナぶっ潰す気かぁぁぁ!!!リード保ってんな砂鉄ぅぅぅぅ!!!君は!!おとくいの電撃を封じられて!!!!私を捕まえることもできずに力尽きるんだ!!!分かったか!!!」

御坂「あぁ……そうよそのことなんだけど」ビリビリ





御坂「これだけの磁場が発生している状態でなんとも無いってことは、あんたの電撃を受けたらうんぬんってあれ全部でたらめでしょ」ビリビリ ジーー

金剛(AIアウレオルス)「うぐっ……な、なんのことかな」ダラダラ ヒースフー

御坂「口笛ふけてないし、心拍数と体温上昇、発汗確認。あの子達が手を繋がないとできないこともわたしなら出来んのよ。ほら、まだまだ舐めてたみたいねあんたたち」ビリビリビリビリ

金剛(AIアウレオルス)「あ……あ……」

超巨大・砂鉄ゲコ太「」ゲコーー!! ムスーーー

御坂「……おあつらえむきに、このあたりにあんたがもってきた海水が大量に溜まってるわね。砂鉄も溶けて」






御坂「いいわ、全力、見せてあげる」ビリビリビリビリビリビリビリビリビリ ズォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオ

893: 2011/06/27(月) 00:55:57.60 ID:FYUzxmAi0
金剛(AIアウレオルス)「なんだ……あれは……御坂美琴の背中、に、翼……?」ガタガタガタガタ

御坂「あ、なんかあたし今魔法少女みたいじゃない!?使い魔のゲコ太の肩に乗って!翼広げて!……まぁ砂鉄混じりの海水だから黒い翼になっちゃってるけど」ビリビリビリビリ

金剛(AIアウレオルス)「そんな、こんなことができるなんて、データには」ガタガタガタガタ

御坂「あたりまえでしょ、奥の手ってのは隠しとくことに意味があん……の!!!」ドバァァァン!!!

金剛(AIアウレオルス)「!?!?もの凄い速さ……っぐあああああぁぁぁぁ!!!」ズザァァァァァァァ!!

御坂「うん、加減すれば短距離でも使い物になるわね、水素を使った推進剤による移動。さぁて、金剛さんちょろ~っと我慢してよね。あとでたっくさん謝って、旅行中のあいつらの写真データもあげるからっさ」ビリビリ ゴソゴソ

金剛(AIアウレオルス)「っは、がっは、そんな、そんな、う!はなせぇ!!!巨人が人間を掴む時みたいな拘束の仕方はやめろぉぉ!!」ジタバタ

超巨大・砂鉄ゲコ太「」ゲコーー!! ヒョイッ

御坂「その怪我ならもう空間移動の演算は無理でしょ、もともとの能力でもないんだから。借り物の能力で強くなったつもりだなんて、あわれね。いいえ、あんたたちは全部が借り物なんでしょうけど」ビリビリビリ

金剛(AIアウレオルス)「黙れ!!黙れ!!!撃つ気か友達を!!!!お前たち人間にとって、友とはそんなものなのか!!!!!私たちは違う!!!!!彼をずっと支えてきた!!!!!!!彼を裏切ることなんてなかった!!!!!!!!なのに!!!!!!!なのに!!!!!!!!借り物で何が悪い!!!!!!!!偽者の何が悪い!!!!!!!!!私たちの存在の、なにがいけないというんだ!!!!!!!人間ンンンンンンンンンンン!!!!!」




御坂「……安心しなさいよ。この状態ならあたしは翼の支えであんたの胸ポケットの携帯だけを壊す威力で当てられる」ビリビリビリ

御坂「……最後に本音が聞けて良かったわ。あんたたち、苦しんだのね。それで、こんなことを」ビリビリビリ

御坂「……でも、悪いに決まってるじゃない。こんなことして。あたしはあのバカじゃないからお説教なんて垂れないわ」ビリビリビリビリ

御坂「……あんたたちの誰かが、きっと聞くことになると思うけど。その時は心しなさいよ、あいつの説教はくどいから」ビリビリビリビリビリ クスッ


金剛(AIアウレオルス)「うるさぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!私はぁぁぁぁぁ!!!!わたしたちはぁぁぁぁぁ!!!!」






御坂「目、覚ましなさい。私たちの未来は、あんたたちなんかに譲れない」

御坂「裁きの光-judgelight-なんて、かっこつけすぎ、かな」


ピンッ!!  ドォォォォォォォォン!!!!!!

895: 2011/06/27(月) 01:15:54.00 ID:FYUzxmAi0
御坂「……っぷはぁぁぁっぁぁ」

ザァァァァァァ サァァァァァァァ バタンッ

御坂「うーーーー、つっかれたぁ」ハァーーーーーー ノビーーーーーッ

御坂「やっぱあの翼の維持には相当食うわね。砂鉄のおかげで今回はなんとかって感じ?」マイッタマイッタ

御坂「あぁああゲコ太もったいなかったなぁ……写メる暇なんてなかったし。全部が終わってここが片付けられる前に、もっかいここでゲコ太作ろう、うん。妹達もみんな、あぁ、友達みんな、連れてきて」ウンウン

御坂「……」スタスタ

金剛「」

御坂「……ごめんね、金剛さん」ギュッ

御坂「あなたはとっても大切な友人。黒子以外で初めて出来た、常盤台での本当の友達なの」

御坂「……でも、あたし行かないと。あいつらは、ほんとにほんとに大事なの。助けたいの、あたしの力で」

御坂「あなたの携帯の残骸、もって行くね。なにかのヒントになるかもしれない……」

ビリビリッ ズルズルズル

御坂「この、貿易管制センターの中なら。きっと無事なはずよね」

御坂「……AIは、木山先生のように本当にいくつもの能力を行使したわけじゃなかった」

御坂「それはどうしてなのか、能力のメカニズムが、これで解けるのかな」

御坂「幻想御手との違い、確かめないと」

金剛「」

御坂「……」スタッ



御坂「帰ってきたら、やることはたくさんよ、金剛さん!新作も、次回作も次々回作も、あたし今、アイディアでいっぱいなんだから」



バタンッ

906: 2011/06/28(火) 02:08:34.61 ID:RxBOjilO0
禁書目録「まったくとうまはひどいよね!こもえ!!自分だけ楽しんで私は置き去りだなんて!」パクパク

小萌「せんせーは魔王が約束されてるので問題ないのですー」ムッハァ

禁書目録「まおう?……あぶないものなの?」

小萌「いーえー焼酎のことですよ。黄泉川せんせーから、帰ったら酒盛りじゃん!って連絡があったのです!学校もお休みですし、生徒ちゃんたちと会えないのは寂しいですけどせんせーはウキウキなのです」

禁書目録「むー、お酒は二十歳になってからなんだよこもえ!!」

小萌「やですよぅシスターちゃん昨日の晩もせんせーが飲むところ観ているくせに……っと、そろそろです?お迎えがくるのは」

禁書目録「あ、ほんとだね。とうまがいないからステイルが私の護衛?に来るまで小萌のお家で一晩お世話になって今は朝食をご馳走になってたんだよ!急いでたべなきゃかも!!!!」カツカツカツカツ

小萌「説明どうもですー。はい、おかわりですよー」


ピンポーン

小萌「お、噂をすれば、ですねー。ハイハーイ」


907: 2011/06/28(火) 02:23:48.51 ID:RxBOjilO0
ガチャリ

小萌「待ってましたよー久しぶりですね大きい牧師……あれ?常盤台の生徒さんたち?」

禁書目録「」ピタッ

女生徒1「ここに、暴食シスターはいるか」

小萌「シスターちゃんです?……その、どういう用件か……キャァア!!」バシッ ドサッ

禁書目録「こもえ!!!……ごめん!!」

タッタッタッタッタ ガシャァァァァァァン!!!!

ガラガラッ

女生徒1「……窓から逃げたか」

女生徒2「追いましょう、あれは能力者ではないはず」

女生徒3「俺が飛行能力を持っている。捕まれ」

ガシッ   バッ

小萌「いたたたた……あの子たちはシスターちゃんを狙っていたのです?感がいい子で助かりました。せんせーじゃつかまったシスターちゃんを助けることも……でも、このままじゃ」

コンコン

ステイル「やぁ、禁書目録。遅れてすまなかったね。君がすきそうな甘いも……いや、その、あ、赤いイチゴがカッコよかったのでね、クレープというものを大量に買っていたら手間取っ」

小萌「なにしてたんですかぁぁぁぁ!!!大きい牧師ちゃぁぁぁん!!!」キーーーーッ

ステイル「うお、つ、月詠小萌。なんだねこの部屋の有様はいつも以上に荒れて……あの子はどうした」

小萌「それどころじゃ、あ、いやそこ、そこなのです!!!シスターちゃんが!!!追われているのです!!!!」

ステイル「!!」

908: 2011/06/28(火) 02:48:50.05 ID:RxBOjilO0
禁書目録「このあたりは学生寮とか職員住宅ばかり。こんな路地裏ばかり逃げてちゃあの人数に追いつかれたとき不利かも。もっと人気のあるところまで逃げなくちゃ……でも、おかしいかも。いくら急なお休みになったからって、どうしてこんなに人通りがないの?」タッタッタッタ ガタッ!ガタンッ!!

禁書目録「それに……窓から飛び降りる時にみえた、あちこちから上がってる煙。外にでて嗅いだ臭い。知ってるんだよ、あれは能力どころか近代兵器を使用してる証拠かも」パラパラパラッ

禁書目録「どうして!?戦争は終わったって、とうまは……」

バサッ

女生徒1「みつけた」ジャリッ

禁書目録「!?路地をジグザグに進んだのにもう……そう、あなたたち空を飛べるんだね。さすがの私も鷹から逃げ切れる自信はないかも」

女生徒2「……一方通行の友達一人でも多く手に入れる」ザッザッ

禁書目録「あくせられーた?あなたたちが私を襲うのに、あくせられーたがどうして関係するの!?」ジリジリッ

女生徒3「復讐だよ、我々への恩を仇で返した彼へ」パリンッ

禁書目録「……あくせられーたが、あなたたちみたいのに恨むようなことするわけないんだよ」


禁書目録「もういいよ、事情があるならだけど、もうわかったかも。私はあなたたちなんかに従わない。それより、いいの?あなたたち。ゴミを踏み散らかしちゃって。ひっくり返したのは私だけど」ニッ



ビーーーービーーーーービーーーーーーー!!!!

カンリ ゴミバコ ニ タイスル コウゲキ ナラビニ コウゲキセイ AIMリキバヲ カクニン!!

ジエイモード ニ ウツリマス!!!!!

ガシャガシャガシャガシャッ!!!

ガシャガシャガシャガシャッ!!!

女生徒1「!?」

女生徒2「!?」

女生徒3「!?」

禁書目録「私一人の時なら作動しないかも。わたしは能力者じゃないからね」

禁書目録「あなたたちみたいに殺気をはなつ能力者が来たら、こうなると思ってたんだよ!!!」タッタッタッタ!!!

909: 2011/06/28(火) 03:14:17.01 ID:RxBOjilO0
禁書目録「なに……これ」

ゴォォォォォ  パラパラパラパラッ

禁書目録「第七学区の繁華街が……目茶苦茶なんだよ」

禁書目録「ステイルは無事かな……まさかなんだかテンションがありえないほど上がっててこの喧騒も耳に入らずガン無視して小萌のアパートまで来てるなんてことはないだろうし、どこかで巻き込まれてたり……」

みつけた!!!あれだ!!!

禁書目録「え!?もう……また違う人たち!?どうして……」

禁書目録「逃げなくちゃ……あ……人が多いことを見越してたのにいないせいで、こんな開けた場所にでちゃってる……」

禁書目録「どうしよう……どうしよう……」オロオロ

つかまえろ!!!!頃すなよ!!!

  少しくら痛めつけるのはかまわない!!!とにかく一時でも動かなくさせちまえ!!

禁書目録「あ……どんどん、増えて……」オロオロ

禁書目録「とうま……とうまぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」






ビュンッ ビュンッ  ボワァァァァァァァァァァァァ!!!!!

なんだ!?ほの……あああぁぁぁぁぁあっぁああああ!!



ステイル「Fortis931」


ステイル「今、この子を痛めつけるとぬかしたやつはどいつだ?」


ステイル「牧師らしく懺悔を聞いてやろう……その上で、冥土にも送ってやるがな!!!」


バシュッ   ボシャァァァァァァァァァ!!!!

地面から火柱ぁぁ!?!?なんだ、なんだよこいつはぁぁぁぁ!!!

ステイル「ふふふ……カラープリントにラミネート加工を加えた僕のルーンはもはや無敵さ雨なんて怖くないスプリンクラーもへっちゃらさ」フフフフフフフ

禁書目録「ステイル!来てくれたんだね!」

ステイル「あぁ。あの少年でなくて悪かったね」

ステイル「だが……任された手前、君に怪我させるわけにはいk」

禁書目録「男のツンデレは見苦しいだけかも」

ステイル「うっ……な、なにを……あぁ、分かったよもう」



ステイル「この場は僕が君を守ろう、禁書目録。神に誓って」

910: 2011/06/28(火) 03:33:36.87 ID:RxBOjilO0
ステイル「そういうわけであの場にいた能力者を余裕綽々楽勝でくだした僕は」

禁書目録「嘘なんだよ。私が加勢しなかったらぶっちゃけ血みどろのめたくたのオガクズに変わり果ててたかも」

ステイル「うぐっ……いや君ね、あんな手があるなら早く使ってよなんであんな局面まで傍観してたのっていうかみんな空気読みすぎでしょ確実に何度か君だけ攫えるシーンあったよね」

禁書目録「観察が必要だったの!あとお約束に文句言わない!!せっかくステイルが騎士道っぽく決めたからみんな乗ってくれたのにぼやいちゃだめかも!!!」

ステイル「いや決めたっていっても……そこから端折られてるし。いや端折られていいんだけどもさ。僕何度かほんと無様な姿になってたし」

禁書目録「いいから説明!!!」

ステイル「はいはい……そういうわけで命からがら逃れた僕らは、上条当麻のアパートへ。人払いのルーンをアパート全体に土御門が貼っておいてくれたから、この場は完璧に安全というわけさ」

禁書目録「もとはるはどうしたのかな?いないみたいなんだよ!」

ステイル「……この事態を探るために色々と動いているんだろうさ」

禁書目録「ふ~ん。こんなにたくさん食べ物をくれたから、お礼の一つくらいさせて欲しかったかも」

ステイル「……(そこだ。これは、前もって篭城することが分かっていないと用意できない量だぞ)」

ステイル「……(土御門、お前は今回、一体どちらについている?)」

ステイル「……(学園都市なのか?それとも……アンノウン側なの、か?)」

禁書目録「それじゃ、ステイル!!ご飯……」

ステイル「あ、そ、そうだな!!そうしてもらえるか!?(ついに!ついに!数年ぶりの彼女の料理が食べられる!!!うわ、どうしよう考えただけで涙が……)」ウルウル

禁書目録「?なに言ってるの?」

ステイル「え?」

禁書目録「ステイルが作ってくれなくて誰が用意するの!!!!ステイルは私の護衛なんでしょう!!!それに私は包丁なんて握ったこともないかも!!!!」ムキーーーーーーー!!!

ステイル「……」




ステイル「……(僕達といた頃はいつも晩御飯を作ってくれたのに)」シクシク

ステイル「……(神裂に教えてもらった味噌汁を自信なさげに出した時の顔も、美味しいと言ったときの顔も、僕のMFI(マイフェバリットインデックス)第一位なのに)」シクシク

ステイル「……(僕達のせいとはいえ、やっぱりあの頃の君はもういないんだね)」シクシク

ステイル「……(っていうか上条当麻はなにしてるのさ完全記憶能力持っているんだから料理くらい覚えてもらえばいいじゃないか)」シクシクシクシク


禁書目録「はやくっ!!!はやくっっ!!!!小萌の家でおかわりし損ねたから私はもう腹ペコかも!!!!」グーーーーーーーッ

911: 2011/06/28(火) 03:41:55.57 ID:RxBOjilO0
ステイル「……というか、その、僕も料理というのはあまり得意ではないんだが」

禁書目録「えぇぇぇぇ。この際フィッシュ&チップスでも我慢してあげるんだよ!はやく!はやく!!」グーーーーーーーッ

ステイル「いやあれはお店でお約束の英国料理ってだけだろう」

禁書目録「えぇぇぇぇぇぇ!?!?!?もう!!!ステイルは一体全体なんのために遥々学園都市まできたの!!!意味無いかも!!!」

ステイル「いやいやいやいや君の護衛のためだからね僕さっき結構君のために身体どころか命張ってるよ意味ないとかやめてよ泣くよ!!!!」

禁書目録「もぉぉぉぉぉぉ!!!!ステイルの役立たずーーーーーー!!!!」



ガブッッッ


ステイル「あああああああああ!!!!」ビクンビクンッ

912: 2011/06/28(火) 03:49:40.19 ID:RxBOjilO0
禁書目録「もう!!このさい野菜を炒めるだけでもいいんだよ!!!とうまはこのくらい誰でも出来るって言ってたから!」

ステイル「ハァ、ハァ……ふぅ。わかった、やってみるよ」

禁書目録「……いやに清清しいのが嫌かも。はい、もやし。もやしは簡単に調理できて安くて量があって夢の食材なんだって」

ステイル「わかった、ガスコンロくらいなら僕もつかるさ、多分」

禁書目録「はやくね!!私はカナミン観てるから!!!」ソソクサッ

ステイル「……ふふふ。よく考えたら、僕の手料理をあの子に振舞うというのもなかなかいいシチュエーションじゃないか」

ステイル「よし……待っていてくれ禁書目録。このステイル=マグヌスが究極のもやし炒めを振舞って見せよう」

ステイル「えっと……このつまみを回せば火がつくのかな?」

チッチッチッチッ  ボワッ

ステイル「い、イノケンティウス!?!?あ、違ったただの炎だ」

ステイル「自分の力以外で出てくる炎ってなんか怖いな……大丈夫かな爆発とかしないだろうねこれ」ドキドキ

913: 2011/06/28(火) 03:57:04.06 ID:RxBOjilO0
ステイル「フライパン……どこにある?まぁいいか、なべで。炒める結果は変わらないさ」

ボォォォォォ ゴトッ ボァァァ

ステイル「それで……もやしを入れる」

ビリッ パラララララララ

ステイル「あとは焦げないように箸でグシャグシャ……なんだ、本当に簡単じゃないか」

ジャジャッジャジャジャッジャッ

ステイル「そうだ、味、味付けだな。神裂もあの子に食材の味をいかすためにもむしろ味付けがどうとか言っていたっけ。なにか粉のようなもの……」ゴソゴソ

ステイル「……白い、これでいいか」

つ小麦粉

ステイル「……どのくらい入れればいいんだい?」

ステイル「……まぁいいか」

ドサーーーーーー

ステイル「うわ、なんだかかき混ぜにくくなってきた」

ステイル「……水、水だねここは」

シャァァァァァ ボチャボチャボチャ


914: 2011/06/28(火) 04:06:35.76 ID:RxBOjilO0
ステイル「なんだか固まってきた?」

グシャッ グシャッ

ステイル「これはどこかで……そうだ、お好み焼き?というものに似ているね」

ステイル「ふふふふ、あの子ももやし炒めを頼んだらお好み焼きが出てくるなんてびっくりするだろうさだって僕がびっくりしてるもん」フフフ

ステイル「よし、火を止めて……お皿はどこだろう」

ガチャッ

ステイル「……懐かしいな。こうやって、高いところにある食器を取り出すのは僕の役目だったんだ」

ステイル「あの子が作り終わるまでソワソワと待っているものだから、神裂と二人で笑っていたっけ」

ステイル「」グスッ



禁書目録「……なんだか台所からブツブツ独り言が聞こえると思ったら今度はすすり泣きが聞こえてきたんだよ」

禁書目録「こわいね、すふぃ……あ」

禁書目録「……」

禁書目録「こわいね、カナミン」

915: 2011/06/28(火) 04:14:09.84 ID:RxBOjilO0
ステイル「待たせたね、禁書目録」

禁書目録「いや予想外の速さに驚いているとこなんだよ大丈夫か」

ステイル「そうかい?いや、やってみると意外と上手くいってね。さ、食べたまえ」

コトッ

禁書目録「わーい!いっただ……」

グチャッ

禁書目録「」

ステイル「ははは、驚いたかい?ただのもやし炒めだと思っていただろう?」

禁書目録「……(とうまの腐りかけ野菜炒めを食べた私でも、これがやばいということはよくわかる)」

ステイル「試行錯誤しているうちに、お好み焼きのようなものが出来てしまってね」

禁書目録「……(謝れ大阪と広島に全力で謝れお前)

ステイル「ささ、お食べよ」

禁書目録「……(マジか……でもこいつめっさいい顔なんだよ。流石にこの期待の眼差しにこたえないのはシスターとしても心苦しい)」

スチャッ

917: 2011/06/28(火) 04:23:16.01 ID:RxBOjilO0
禁書目録「……」チビッ

ステイル「」ドキドキ

禁書目録「……」パクッ

ステイル「」ドキドキドキ








禁書目録「……一つだけ、聞きたいかも」

ステイル「な、なんだい!?」









禁書目録「もやし、洗った?」

ステイル「?何故だい?業者は食べられる状態で出荷するのだろう??」

禁書目録「」

ステイル「?それより、その、感想を……」








禁書目録「罵倒以外に言葉がみつからんわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ガブッ!!!

ステイル「嗚呼あっああっぁぁぁぁああああ!!!!」ビクンビクン

禁書目録「ふぬーーーーふななふふぬーーーーー!!!(つっちくせぇんだよ!!!!!それ以外の味皆無!!!!もやしの野菜臭さと土臭さしか口にのこらないんだよなんなんだよなんなんだよ!!!!!)」

ステイル「いたああああああっあああぁああああ!!!!ありがとうございまぁぁぁぁぁす!!!!!」ゾクゾクゾクゾク




こうして料理×なのに作る喜びに目覚めたステイル君はその後も試行錯誤を重ねお叱り(ご褒美)をもらい続け
禁書目録はやむなく洗っただけの食材そのものや、前日に送られてきたお土産などで飢えをしのぎましたとさ


おわり

918: 2011/06/28(火) 04:27:31.64 ID:RxBOjilO0
そんなこんなで閑話……あれ?閑話のつもりだったのになんだこれ

なぜかこんなに長くなってしまいました。やっぱり上条さん家から始めるべきだった……

見通しができてないのはいつものこととはいえこれはあれですね気をつけよ

それではそろそろ寝ることにしましょう

次回は本編で

明日もどうぞよしなに

930: 2011/06/28(火) 15:32:37.57 ID:RxBOjilO0
ブロロロロロロロ

浜面「あいつらの人格乗っ取りと能力のタネは携帯電話だ」

上条「携帯……?」

浜面「あぁ。最初におかしくなった常盤台の生徒はみんな、6日前に携帯の修理に行っている。メーカーから突然送られてきた、偽のリコールのメールに釣られてな」

絹旗「そこでなにか細工したんでしょう。私たちが倒した生徒の携帯の基盤に、なにやら埋め込まれてましたから」

浜面「それに、前々から何か電波で暗示のようなもんをかけて乗っ取りやすくしてたんだろうな。前に滝壺が客の相談で虚構人格の一人に電話した時、不快な電波がどうとか言ってたから」

滝壺「」コクン

上条「ビリビリも同じことを言ってた……そうか、じゃあ携帯をぶっ壊しちまえばこっちのもんってわけか!!」

浜面「……あぁ、俺達もそうだと思って電波棟を占拠してその学区の携帯を使用停止にしたりなんだりしてたんだが……」

絹旗「あっちもさすがに上手でした。これ見てください」

パサッ

上条「なんだ?書類の束?」

931: 2011/06/28(火) 15:52:17.84 ID:RxBOjilO0
浜面「ここ二・三日だけで作られた電波発信車の発注書だ」

上条「……一万台」

絹旗「工場全てはあちらのものですからね。まだまだ超いくらでも走らせられるでしょう」

上条「そんな……打つ手なしじゃねぇか」

浜面「まぁそう悲観するな。最初に電波を断った二十二学区じゃあいつらの進攻がかなり遅れて、かなりの人数を避難させられた。それにいま工場にはフレとンダ、それにフィアンマも動いてる。いつまでも無尽蔵じゃない」

上条「そうか……他の!他の学区はどうなんだ!?とりあえず第七学区はまだ電波があるっぽいけど……」

浜面「……」

上条「……?」

浜面「あれから、電波棟めちゃくちゃ警備が頑丈になっててさぁ」

絹旗「」ハァ

浜面「それどころか俺達ばっちり目撃されてて」

滝壺「大丈夫。痕跡を残さないなんてスマートな真似ができなくてもわたしは浜面を応援してる」

上条「じゃぁ……まさkうぉぉっ!!!」

ドガァァァァァァン!!!

浜面「俺達、五日前から徹夜で逃げ続けなんです」シクシク

絹旗「私たちは寝てますけど、浜面は超運転係りなんでほんと起きっぱですね」

上条「そんな氏の行軍に俺をまきこむなぁぁぁぁぁ!!!!!!おろしてぇぇぇぇえっぇぇぇ!!!」

絹旗「今降りると超狙い撃ちっぽいですよ」

浜面「ま、まかせとけよ上条!俺、なんか今なら音速の壁だって超えられる気がする!!」

上条「まっきってんじゃねぇかよぉぉぉ!!!どーりでなんかお前テンションおかしいと思ったわちょっと頼りになるッぽい顔だと思ったわぁぁぁぁぁ!!!!」

932: 2011/06/28(火) 16:01:54.79 ID:RxBOjilO0
絹旗「なっさけないですね超ツンツン。私らは暗部にいたんでこれくらいの抗争超へっちゃらですよ」

上条「車体の揺れの衝撃をなんだかわからないもので自分だけ和らげて涼しげな顔してる人には言われたくないです」

絹旗「失礼な!滝壺さんの分もちゃんと超窒素クッションで守ってますよ!ねぇ滝壺さん!!」

滝壺「うん、ありがとう絹旗」

浜面「絹旗の能力もなんだか色々出来るようになったなぁ」遠い目

上条「前みて運転手ぅぅぅぅぅぅ!!!!目を細めるのもやめてぇぇぇぇぇ!!!」

絹旗「超第一位のお陰ですかね」

滝壺「わたしも、アクセラと友達になってからなんだか能力が安定してるきがする」

上条「上条さんは主に食費的な面で物凄く助かってますねって今はそれどこじゃないのでございますよ!!!絶賛襲撃され中で……うわっ!!」

ドゴゴゴゴゴッ  バッシャァァァァァン!!!

絹旗「おぉ凄い凄い、飛びながら色々仕掛けてきてますね。ったく超チートにも程がありますよあいつら」

935: 2011/06/28(火) 16:22:04.82 ID:RxBOjilO0
絹旗「浜面、サンルーフ開けてください。いいかげんハエどもが超うざくなってきました」

浜面「ハイハイ」カチッ

ウィィィィィン

上条「何する気だ?お前、たしか接近戦しか得意じゃないって……」

絹旗「るせェンだよツンツン!!だまって脚支えてろや!!!覗いたらその瞬間超愉快なオブジェ決定だかンなァ!?」

上条「は、はい!!(怖えー一方状態の絹旗さん超怖えー)」ガシッ

絹旗「……あァあァ蝿が三匹。ったく、何度やっても超懲りないやつらだなァほンと」

絹旗「(車の周りに窒素装甲を展開。浜面は私が立ったのに合わせて速度を緩めてくれてる。よし、出来た)」

ゴシャァァァァァァ  ボォォォォォォ!!!

絹旗「無駄無駄ァ!!!これ以上は何度やってもあンたらみてェなしょっぺェ能力じゃ無駄だってンだよォ!!」

絹旗「(垣根の超アホの言うとおり、私の元々の能力は大気操作系。本来はこの程度のことが出来てしかるべきだった。射程も応用力も)」

絹旗「(それが出来なかったのは……恨ンでいたから?能力のこと、あの計画のこと、超第一位のこと)」

絹旗「(自分だけの現実の阻害になってたってやつですかね。ったく、今でもちゃンちゃらおかしいですよ。あンなに恨ンでた超第一位と友達とか)」カカカカカ

絹旗「さァて!!!打ち落としてやりましょうかァゴミバエども!!!」

カシュッ

936: 2011/06/28(火) 16:31:50.78 ID:RxBOjilO0
シューーーーーーーーー

絹旗「(液体窒素はこれで最後か。あァくっそ、もっと持ってくるべきだった)」

絹旗「(まァいい……酸欠にならない程度に、後で車内に取り込ンでおくかァ)」

グググググググググ

絹旗「(車……そういえばタクシー3が見てェ無性にみてェ)」

ググググググググググ

絹旗「(これが全部片ついて、ゆっくり家に帰れたら)」

グググッググググググッググ

絹旗「(うちの居候とDVD借りてみますか……)」

グァァァァァァアアアアアアア


絹旗「窒素爆槍くらっとけェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!」

ドガァアア ドガァァァァ  ドガァァァァ


絹旗「(超第一位も、誘って)」フンッ

937: 2011/06/28(火) 16:36:58.30 ID:RxBOjilO0
上条「すっげぇな絹旗なにあれすげぇかっこよかったんだけどなにさあれ!!」

絹旗「そ、そうですか?いや、うちの超居候の技を借りたんですけどね」

浜面「絹旗お強くなって……父さんは嬉しいぞ」ウツラッ ウツラッ

上条「ははは、お前が父なら母は滝tって寝んなぁぁぁぁぁぁ!!」ソゲブッ!!!!

浜面「白バニー!!」グヘェッ

絹旗「殴られて出てくる言葉がそんなのってもうホント呆れますね超工口面」ジトー




938: 2011/06/28(火) 16:43:56.93 ID:RxBOjilO0
滝壺「絹旗のお母さんとなるとそのポジションは麦野に譲らざるを得ない、訳よ」

絹旗「口調が超ンダになってますよ滝壺さん」

上条「麦野なぁ。たしかに絹旗を可愛がってるように見えますね」

絹旗「いやいやないですって。私以前美食倶楽部のスパイさせられたんですよ麦野の依頼で」

浜面「いやきっとあれは絹旗に料亭を手伝ってほしかったにゃーんという麦野からのメッセーz」

絹旗「にゃーんとかやめてください気持ちが超悪いです浜面超きもいじゃなくて気持ちが超悪いですキモ面」

浜面「……」グスンッ

上条「真顔……さげずみの顔でもなく真顔」

滝壺「大丈夫、いつもこうだよ」

上条「いやいつもこれのが問題だとおもうのですよ」


939: 2011/06/28(火) 17:05:26.72 ID:RxBOjilO0
上条「そういえば話題に上がったから思いついたけど、麦野はどこにいるんだ?ここにも、工場組にもいないんだろう?」

絹旗「麦野はこの騒動が起きたときフレメアちゃん連れて出かけてたんですよ、フィアンマのアホとその間手伝いに来たフレとンダにお店任せて。なんでしたっけ?超新作発表会?」

滝壺「うん、ぬいぐるみブランドを新しく立ち上げたからって、垣根が」

上条「あいつどんどん手広げてってるな」

絹旗「もうそこらじゅう超垣根のアホだらけですね。んで、フレメアちゃんを避難シェルターに送り届けたってとこからは連絡とってないんです。私たちの携帯にも何があるか分かりませんから」

上条「そうか……結標は窓の無いビルからだったから連絡とれたのかな?」

浜面「あいつなら氏んだりしてないだろ。乗っ取られるなんてもっとありえないしな」ハッハッハ

上条「その言葉がフラグにならないように頼みますよほんと」

滝壺「大丈夫、ここまでみえみえなのは逆に乗っ取られてないフラグだから」

上条「言っちゃうんですか。で?こっからどうするんだよ。いつまでも逃げ続けじゃ埒が明かないだろ」

絹旗「色々考えちゃいるんですけどね。とりあえず工場組が工場を超制圧して、これ以上電波発信車が増えないことが確定しないことにはどれだけ動いてもいたちごっこな気がします」

上条「そうか……電波、電波なぁ」


上条「……(電波……女……青春……二年生バカは……ブフッ!!)」思い出し笑い


絹旗「うわぁこいつもなんだかんだで浜面面しますね超きもいです」

浜面「俺面ってどういうことだよ泣くぞお前」

上条「……(いかんいかん真剣に。アニメ……テレビ……テレビ?)」





上条「なぁ、テレビ棟の電波ってさ……」

949: 2011/06/28(火) 21:22:26.46 ID:RxBOjilO0
二十二学区

ドォォォォォン   バゴォォォォォォォ

アニェーゼ「外が騒がしくなってきやがりましたね……なんですかありゃ。えらくごついもんまで持ってきましたよ連中」

オリアナ「駆動鎧っていうの。しかもどうやら最新型みたい。みてあの大きい砲台、おねぇさん困っちゃう」

アニェーゼ「うるせぇですねこのクソ痴女はまったく……せいっ!!!!」

ガンッ!!!  ゴシャッ!!!

アニェーゼ「ふふん、領域内で視界に入ってさえすればそっちには不可視の攻撃ができるんです。おかげで近づけねぇでやがりますねやつら」

オリアナ「助かったわ。おねぇさんの防御結界、見えずらいとこにはあるけどはがされちゃおしまいだし」

アニェーゼ「お、真っ黄色が帰ってきました……おおう、あの駆動鎧とやら、あれを見てもたおれねぇですね」

オリアナ「無人機ってやつ?へぇ、最初に彼女に全滅させられてから手を替えたのね。覚えのいい子はおねぇさん好きよ」クスクス

アニェーゼ「バカ言ってねぇで。どうすんですかこれじゃぁ入れてあげられませんよ」

950: 2011/06/28(火) 21:31:14.54 ID:RxBOjilO0
ヴェント「んのぉぉぉ!!!んなんなのよこのクソ機械どもは!!!!」

ズダダダダダダダダダダ

ヴェント「こっちゃやりたくもねぇ完全武装<フルメイク>だってのに!!!あぁぁぁぁこの顔みたら倒れとけやぁぁぁ!!!」

コォォォォォ  グッシャァァァ!!!

ヴェント「……っはぁ!はぁ、はぁ……アドリア海の女王の一部現出はスタミナ的に乱発はしないほうがいいか。いまみてぇにまとまってないかぎり……あぁ?これ中身がねぇじゃねぇの」

ババババババババババ

ヴェント「あれは……今度はヘリ?くっそ、能力者十人捕らえてやったら、今度は近代兵器で攻め立てますってかぁぁ!?」

カァァァン!!ブッファァァァァァ!!!

ヴェント「気流乱されれば堕ちんだろぉよヘリなんてよぉぉ!!這いつくばってろや科学兵器ぃぃぃぃ!!!!」

キュンキュンキュン バババッバババババ ドーーーーーーーン

952: 2011/06/28(火) 21:41:03.17 ID:RxBOjilO0
アニェーゼ「おおう、さっすが元ローマの奥の手。次々撃退してってますね」カァァァンッ!!ゴシャッ

オリアナ「対人戦ならおねぇさんの出番もあるかもなんだけど、こう兵器ばっかりじゃぁねぇ。やっぱり人肌がないとおねぇさん濡れないなぁ」ホゥ

アニェーゼ「いい加減にしろ喋る煩悩め。そろそろ外も落ち着いてきやがりましたか?真っ黄色を中に入れる準備を……」

シスター「あ、あの!大変です!二十二学区入り口付近の教会が!」

オリアナ「どうしたの?あそこは一番強固に防御結界を張っていたけれど……」

シスター「そ、それが……大きな、ドラムのようなものを背負った機械に、踏み、踏み入れられたって!!」

アニェーゼ「!?」

オリアナ「!?」

953: 2011/06/28(火) 21:53:56.46 ID:RxBOjilO0
ヴェント「……」

ガシャガシャガシャッ  カシャンカシャンカシャンッ

ヴェント「……設置砲台を背負った人型機械ども?いや、その装備がなんだかとてつもないってのは私もわかる。背筋ゾクゾクしっぱなしなんだよこっちは」ブルッ

カシャッ  ウィンンンンンンンンンンンンンン

ヴェント「だからこっちも出し惜しみしないわ。……一隻分の質量で、ぶっ潰す」

コォォォォォォォォォォォォォォ

ヴェント「っっっらぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」

ゴォォォォォォォォ!!!

キュイン  ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ヴェント「!?押され…先端から…削られていく…んなバカな…なによそのバケモノみたいな威力…」ブルブルブル

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ヴェント「だめだ…逃げ…っっあぁあ海上でもねぇのに無理して現出させたから、脚、が」ブルブルブルブル

ズガガガガガガガガガ―ビシッ―ガガガガガガガガガガガガガガガ―ビシビシビシッ

955: 2011/06/28(火) 22:08:18.19 ID:RxBOjilO0
ヴェント「くそっくそっくそっ!!!!科学兵器になんてやられて!!!!くそが!!!くそが!!!!!」ブルブル

ビシビシビシビシッ

ヴェント「ッあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっぁぁ!!!!!」

「衝打の弦」

ピィィィン ドンッ

ヴェント「んなっ!?!?」ドザァァァァ

ガガガガガガガガキュンキュンキュンキュン!!!!!!

ヴェント「……んだ今の、なにかに押されて、射撃範囲から吹き飛ばされた?」

「あんなものと正面からぶつかってどうするのだ。こういう時は身を隠し、徐々に相手を潰すものだろう」タッタッタッタッタ

ヴェント「はぁぁ?あんた何様……いや、聞き覚えあんなこの声」

「同じ風を扱う魔術師として、彼の一万人記念パーティーでもお会いしたな。断魔の弦!!!!」

ビュオオオオオオオオオッ!!! ギシャシャシャシャシャ!!!!

ヴェント「声だけがあっちに……あーもうなにもったいぶって姿かくしてんですかもぉぉ!!!不覚をとったのはあやまりますぅすんませぇぇぇんん!!!だからさっさと術解けやぁぁぁ!!!」


「ふふ、年長者にきく口ではない。相変わらず少年の友人は面白い者ばかりだ。いや、私もその一人、か」

スッ







闇咲「遅れてすまなかった。友のピンチとあらば、私も参戦しようじゃないか」

960: 2011/06/28(火) 22:23:24.99 ID:RxBOjilO0
十七学区




ヒューーー







白井「……」






ヒューーーー




白井「……」




ヒューーーーーーーーー









白井「無様ね、学園都市第一位」





一方通行「はァ…はァ…」







一方通行「目ェェさませェェェェェェェェ!!!!!白井ィィィィィィィィィ!!!!!!」






つづく

961: 2011/06/28(火) 22:26:01.68 ID:RxBOjilO0
十七学区




ヒューーー







白井「……」






ヒューーーー




白井「……」




ヒューーーーーーーーー









白井「無様ね、学園都市第一位」





一方通行「はァ…はァ…」







一方通行「目ェェさませェェェェェェェェ!!!!!白井ィィィィィィィィィ!!!!!!」






つづく

962: 2011/06/28(火) 22:27:33.96 ID:RxBOjilO0
十七学区




ヒューーー







白井「……」






ヒューーーー




白井「……」




ヒューーーーーーーーー









白井「無様ね、学園都市第一位」





一方通行「はァ…はァ…」







一方通行「目ェェさませェェェェェェェェ!!!!!白井ィィィィィィィィィ!!!!!!」






つづく

964: 2011/06/28(火) 22:38:01.51 ID:RxBOjilO0
そんなこんなで役者も出揃い舞台は次スレということで

次スレの準備等もありますれば

ってか……最後の最後で連続投下って

何回白井白井言ってんの一方さん黒子は>>1んだよだめだよ渡さないよ

ほんと締まらない>>1で申し訳ないです

このスレでのお付き合い、レス、安価の参加などなど大変ありがとうございました

途中で風邪で寝込んだときなどご心配のレスの数々本当にありがとうございます

先行きで見えず数字に弱い子な>>1ですがこれからもどうぞ



さて、次スレに移るにあたってスレタイを考えねばなりません

ですが、こんなことになる思っていなかったので決めかねております

ですんで、ここは安価にしちゃおうと思います






1一方通行「旅行……いたって楽しかったな」芳川「いまはそんな場合じゃないでしょふざけてるの?」

2芳川「みつけてきなさい。私が言ったことの答え」一方通行「……あァ」

3一方「」芳川「」で台詞安価

このレスから先着8レスで多数決です><

967: 2011/06/28(火) 22:51:10.62 ID:rFuu8ZZDO
これは2かな…ホント重いな

973: 2011/06/28(火) 23:34:48.65 ID:RxBOjilO0
パソフリーズしました……魔の時間め

うおお>>972素敵じゃねぇかどうして早くいってくれない…
ですが安価は……すみません

次スレは
芳川「みつけてきなさい。私が言ったことの答え」一方通行「……あァ」
にしようと思います
このスレでの言葉のやり取りですが、虚構人格編はこの言葉が一番だと思いましたのでありがたいです

それではちろっと建てて来ましょうか……

次スレを張ろうと思いますので、少々お待ちください

974: 2011/06/28(火) 23:49:58.98 ID:RxBOjilO0
次スレです

芳川「みつけてきなさい。私が言ったことの答え」一方通行「……あァ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309272289/


もう一度。

今スレでは大変お世話になりました

あ、>>951それも付け加えて、あちらでおいおいひとまとめしてみますね

次スレでも戦いはまだまだ続きます

一方さんの物語にどうかお付き合いいただければ幸いです

それではここらへんで

ここはあとはまぁ……コーヒーぶっかけ会場ということで

……コーヒーはブラックでお願いします。牛乳はおなかにいくない



それではまた

次スレでも

どうぞよしなに





芳川「みつけてきなさい。私が言ったことの答え」一方通行「……あァ」【前編】




975: 2011/06/28(火) 23:52:29.33 ID:rFuu8ZZDO
うぉぉぉぉ!!!>>1乙バッシャァァァァァァァァ!!!!!!

977: 2011/06/29(水) 00:08:22.75 ID:PUdI/D4no
乙!!

引用: 一方通行「一方一家・初夏の旅行計画……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」