1: 22/03/25(金) 00:01:07 ID:QfA0
これまでのあらすじ

ガラルを旅してジムチャレンジ。現在バッジ4つめ。
2: 22/03/25(金) 00:02:03 ID:QfA0
21スレ目

5: 22/03/25(金) 00:03:29 ID:QfA0
手持ち

レッド ピカチュウ・カビゴン・ラプラス・エーフィ・ カメックス・リザードン・フシギバナ・ゾロアーク・ ブラッキー・グレイシア・ブースター・ニンフィア・ミュウツー・チラチーノ・シャワーズ・サンダース・リ
ーフィア・ロトム・メガアブソル ・カイリュー・エンテイ・ライコウ・スイクン・ダークライ・プテラ・ラティアス・ラティオス・バシャーモ・金コイキング・サンダー・プリン・キングドラ・イーブイ・ボスゴドラ・シ
ェイミ・フリーザー・レディアン・モココ・ポワルン・サーナイト・ボーマンダ・メタグロス・レックウザ・ファイアロー・ホルード・ルカリオ・アリアドス・ゴーゴート・パッチール・クレベース・ガブリアス・ジガルデ
・ヌメルゴン・オノノクス・フライゴン・ファイヤー・ニョロボン・ミュウ・アルセウス・カクレオン・ガチゴラス・セレビィ・チルタリス・デオキシス・ユクシー・アグノム・エムリット・トルネロス・ボルトロス・ラン
ドロス・ジラーチ・ギラティナ・クリムガン・ビクティニ・ディアンシー・マラカッチ・フライゴン・ジュプトル・ムクホーク・テラキオン・ビリジオン・コバルオン・ケルディオ・ギアル・クレセリア・ダークライ(ああ
ああああ)・ネオラント・マナフィ・ロコン・フーパ・マルチスケイルルギア・ロコン・キマワリ・ カプ・コケコ ・アローラコラッタ・メテノ・百合好きユレイドル・中二病アマルルガ・カプ・テテフ・ダグトリオ・カ
プ・ブルル・オドリドリ(めらめら)・マサラキテルグマ・カプ・レヒレ・べむ(ベベノム)・フォクスライ・オニシズクモ・ネギガナイト・マルヤクデ・セキタンザン・ヒトモシ・イシヘンジン・オーロンゲ・バイウール
ー・ヨクバリス・ムゲンダイナ・パッチルドン・

トウヤ ドレディア・ゴチルゼル・ジャローダ・カイオーガ・シンボラー・ゼクロム・メタモン・ケララッパ・ダグトリオ

キョウヘイ ジュゴン・エンブオー・エレキブル・ハガネール・メロエッタ・キュレム・ギャラドス(色違い) ・ルカリオ・ランクルス・バニリッチ・ヨノワール・キリキザン・ピジョット・色ミミッキュ・ダグトリオ・ストリンダ―(ハイ)・

トウコ ローブシン・ミロカロス・マルノーム・エンペルト・キノガッサ・レシラム

コウキ ゴウカザル・ルカリオ・エルレイド・コジョンド・ニョロボン・ディアルガ

ヒカリ サーナイト・ゴルーグ・ライボルト・マルスケカイリュー・パルキア ・ドダイトス

メイ モココ・ヨノワール・ライコウ・ピッピ・バルキー・シェイミ

ヒビキ オドシシ・ワタッコ・ムチュール・オーダイル・サーナイト・ホウオウ ・ピッピ

シルバー マニューラ・ジバコイル・ゲンガー・フーディン・クロバット・メガニウム・アンノーン

グリーン ナッシー・ウインディ・サイドン・ギャラドス・カイリキー・ピジョット・コラッタ

コトネ キュウコン・アブソル・口リーパー・トゲキッス・マリルリ・ルギア

6: 22/03/25(金) 00:03:50 ID:QfA0
ブルー ニョロトノ・ギャラドス・ジュカイン・奇跡イーブイ・トゲキッス・奇跡ラッキー

ユウキ カイオーガ・ラグラージ・バンギラス・グラエナ・ネイティオ・ボーマンダ

ハルカ グラードン・サーナイト・オオタチ・マイナン・ジュカイン・ライボルト

カルム ゼルネアス・マフォクシー・ヤーブイ・ミツハニー♂・ドーブル・色レックウザ

セレナ イベルタル・ゲッコウガ・メタモン(ブイズ父)・マッギョ・ハスボー・ダグトリオ

ファイア エルレイド・ジグザグマ・ピカチュウ♀・ヒトカゲ・色リザードン・イーブイ

リーフ ロズレイド・色イーブイ・色カメックス・色フシギバナ・イシツブテ・オオスバメ

オメガ メガハッサム・ゲッコウガ・ゲノセクト・ソーナノ・ガルーラ・テッカニン

アルファ メガチルタリス・エルレイド・マフォクシー・色エーフィ・ペロッパフ・タブンネ

ミヅキ ルナアーラ・アブリボン・ガオガエン・いいいいい(ミロカロス)・イーブイ・色クワガノン

ヨウ ソルガレオ・ルージュラ・シロナ(ガブリアス)・マッシブーン・アシレーヌ・ヨワシ

ユウリ ザシアン・イオルブ・ワンパチ・ヨクバリス・アブリボン・ウォーグル

マサル ザマゼンタ・ユキハミ・コイル・サニゴーン・ネギガナイト・インテレオン

7: 22/03/25(金) 00:04:22 ID:QfA0
レッド(13) 無表情無口やんちゃ男の娘。マサラ人。バトルの時だけ色々考えてる。

トウヤ(16) 口リコン。目覚めなければいいお兄さん。レッドを口リだと思ってる。

キョウヘイ(14) 腹黒イケメンリア充俳優(金持ち)。SNSで一番バズったのは寝惚けて投稿した誤字ツイート。

グリーン(13) 不憫な緑のマサラ人。レッドの後方ライバル面をいつもしてる。

ユウキ(12) ただの元気っ子。たまに妄想の世界へ。影が薄いが脳内の密度がすごい。

コウキ(10) ほけー。すぐ脱ぎます。影が薄いをキャラにしてやる。別に見せたいわけではない。

シルバー(10) 紳士的フィー。そこそこ苦労人(胃が痛い)。最近父と話すことが多い。

カルム(15) 唯一リア充なフィー。純粋にツンデレ。枯れ専という噂。

ヒビキ(10) ただの純粋系わんこのようだ。キス魔とは一体。最近の趣味はホットケーキ作り。

ファイア(10) 冷静煽り系男子。ダウジング命。トリックスター。

ヒカリ(10) 冷静系ケモナー。ミュウツー様命。座右の銘を神出鬼没にしたいらしい。

メイ(14) 媚びてる女装させ魔。アクロマは兄。兄に似てると言われると失神する

トウコ(16) 控えめな陽キャ。最近後輩を連れて映えを狙っているらしい。

ブルー(16) レッドの姉。姐さん。マサラ人。ブラコン。妹とよく旅をしているらしい。

セレナ(15) 方向音痴系元気お嬢。KY。ですわ!困ったらとりあえず座ってみることにしている。

コトネ(10) キョウヘイの熱狂的ファン。ヒビキとは仲良し。限界オタク。

ハルカ(12) 放浪癖のある元気クールさん。かも。かも?そうでもないかも。

ひな子(??) 幽霊。ピカチュウを探していた。無事成仏。今は冥界の門番やってます。

リーフ(10) ファイアと双子。ブラコン。ファイアにも発動。今日も元気にバトル!

ライ(10) 緑の弟。グレ気味。影が薄い。少し吹っ切れたらしい。

8: 22/03/25(金) 00:04:29 ID:QfA0
イーブイ ゲームでのパートナー。ツンデレ。もう百合でいいや。

ソラ アチャモ。元人間。男前な女の子。

ゴールド(11) ヒビキの兄。結構大人びているが出番が欲しい。特徴:なし

クリスタル(11) コトネの姉。姉御肌という特徴が付いた事を未だに自慢してくる。

オメガ(12) 本物の忍者。ユウキの双子の弟。兄よりは冷静だと自覚している。鈍感との噂。

アルファ(12) モフラー。ハルカの双子の妹。もふもふ戦士巫女レッドのファンらしい。かわいい。

ミヅキ(11) 腐女子。即売会で「マサビトかぁ」と呟いてマリィに睨まれた過去がある。

ヨウ(11) 年上好き。年上なら男女を問わないらしい。おねシOタもシOタおねもいける。

ハウ(11) ただのいい人。っていうか常識人。ツッコミ役。ちゃんと人を見ている。

女レッド(13) 別世界のレッド。割と色んな世界に行ってる。今はどこにいるのやら。

ユウリ(14)  イケメン系女子。常にイケメンオーラを纏っている…が、ホップに恋する女の子。

マサル(14)  博愛主義者。第二のパパ系主人公。裏での一人称は「俺」らしい。

ホップ(14)  元気な男の子。ただの良い子で博識だけどちょっとアホの気配がある。やさしい。

9: 22/03/25(金) 00:04:39 ID:QfA0
サンダース  毛並みフェチ、比較的まとも

ブースター  ドS、でもブイズには優しい

シャワーズ  ホ〇、レッドを襲ったことがある

エーフィ  腐男子、超腐男子。毎年余裕のある脱稿をしている。

ブラッキー  百合好き男子。ミヅリエありがとう………………

グレイシア  厨二病、でも可愛いよprpr

リーフィア  百合、グレイシア可愛いよグレイシア

ニンフィア  元ニート、でもおにゃのこ、きょぬー

イーブイ  従兄弟の子、イケメン。そろそろエーフィになりたい。

イーブイ  純粋な子。出番がない

ヤーブイ 論者。んんwwwww進化させないのはありえませんぞwwwww

イーブイ ノマカプ厨 レッド×グレイシア最高! エーフィとは相容れない

色イーブイ ドM 早く叩いて下さいご主人さま!

10: 22/03/25(金) 00:04:46 ID:QfA0
その他の人たち

テルミ ロケット団。元ウェイターのイケメン。でもフィーっちゃった可哀想なイケメン。

マドカ ロケット団。元ウェイトレス。キョウヘイファンクラブに入っているヤンデレ。

ソウイチ アクア団。馬鹿。ラノベによくいる鈍感系。馬鹿。

ユミ アクア団。敬語冷静系メガネ。ソウイチの幼馴染ポジ。

ロラン マグマ団。お坊ちゃま。敬語系シOタ。元ライモンジムトレーナー。

コレット アクア団。ロランのお姉さん。ブラる人なのかは不明。お嬢様。

クロード フレア団。ベテラントレーナー。大人。博識っぽい。

ガチムチ フレア団。見た目は男、心は女。結構女子力は高い。

キラン ギンガ団。レO系勘違いバック転ガール。レッド大好き。

タカシ ドラクエ5の世界から来たレッドとエリカの息子。特性:物拾い

レイ ドラクエ5の世界から来たレッドとエリカの娘。ヤンデレの気がある

15: 22/03/29(火) 22:06:15 ID:CwKf
キョウヘイ「前スレのあらすじ! アラベスクタウンのポケモンセンターに泊まった俺たち!」

トウヤ「寝起きドッキリをしたんだけど……なんか、僕が一人だけ恥ずかしくなって終わった気がする……」

ホップ「でも、最初はびっくりしたから大成功なんだぞ!」

キョウヘイ「そう言ってくれると驚かし甲斐があるっすね! ねっトウヤさん」

トウヤ「そ……そうだね……!」

トウヤ「……まぁ、もし本当に目覚めた僕を見かけたらすぐ逃げるんだよ!」

ホップ「わかったんだぞ!!!!!!!!!」

キョウヘイ「防災訓練完了っすね。そんじゃ次行くっすか!」

トウヤ「え、他の人にもやるの? ……内容は変えない?」

キョウヘイ「どーするっすかね、ホップだけにやるのもなんかアレっすし……」

寝起きドッキリ
誰に 下1  何をするか 下2

18: 22/03/29(火) 22:23:11 ID:CwKf
キョウヘイ「すんません、ちょっと未履修なんでググるっすよ」

スマホロトム「調べロト~」

トウヤ「わ、可愛いね~。これをレッドが着たら口リ判定をするよ、僕は」

キョウヘイ「まぁ分類的には口リータ服っぽい感じっすし、その判定は……まぁレッドさんが対象の時点でおしまいなんすけども」

ホップ「なんだか面白そうなんだぞー! オレもついていきたい!」

キョウヘイ「大歓迎っすよー! って言っても、お着換え大会なだけっすけども」


~レッドとマサルの部屋~

レッド「ぐぅ……」

マサル「……」スヤ

キョウヘイ(マサル、めっちゃ寝相いいっすよね……)

キョウヘイ「……そんじゃ、ホップにはマサルが起きないよう見張っててもらうっす……!」コソ

ホップ「了解なんだぞ……!!!」

トウヤ「レッドが女装するのも、なんか久しぶりなような……気がするけど、実際どうなんだろう」

キョウヘイ「感覚麻痺ってきてるっすからね~、俺たち……あ、レッドさんの衣装箱発見っす」

19: 22/03/29(火) 22:28:37 ID:CwKf
キョウヘイ「衣装さん直伝……」

キョウヘイ「早着替えさせッ!!!」バッ

トウヤ「は、早着替えじゃなくて着替えさせ……! あ、でも本当にできてるね!」

キョウヘイ「最近は忙しい現場の手伝いすることも多いっすからね……」

レッド「……」パチ

キョウヘイ「あ、レッドさんおはようござーす。寝起きドッキリ中っす」

レッド(本当だ…………服が変わっている 赤いからちょっと気に入ったかも)

レッド(……危ない 女装であることをすっかり忘れてた)

キョウヘイ「で、あとはメイクなんすけどー……俺はあんまり得意じゃないんすよねぇ」

レッド「僕も、あんまり……」

トウヤ(レッドにやる寝起きドッキリなのに、レッドがすごい協力的だね……)

ホップ「メイク……なら、多分ユウリが詳しいんだぞ!」

キョウヘイ「っぱここは女の子に教えを乞うっすか……!!!」

20: 22/03/29(火) 22:33:39 ID:CwKf



ユウリ「可愛らしいじゃないか!!!!!!!!」ギュッッッ

レッド「ぐえ」

ユウリ「素晴らしい、素晴らしいね! まるでお人形さんのようだ、愛らしいよ!!」

キョウヘイ「お人形さんの話っすもんね~」

トウヤ「それで、ユウリにはメイクをお願いしたいんだけど……」

ユウリ「ふっ、任せてくれたまえ!! レッドを完璧なお人形さんにしてみせるとも!!」

ユウリ「……再度確認するけれど、いいんだね? 本当に好きにメイクしてしまって」

キョウヘイ「一応コスプレ元の絵は渡しとくっすけど、基本自由でいいっすよ!」

ユウリ「よーし、楽しくなってきた! さあレッド、こっちへ!」

レッド「わ、わかった……」

レッド(普段は服を着て終わりだから、ちょっと新鮮かも……

21: 22/03/29(火) 22:45:56 ID:CwKf
ユウリ「……レッド、思いっきりまつげ増やしてもいいかい?」

レッド「……まかせます……!」

ユウリ「ふっ……なら、温めていたこのマスカラの封を切るときが来たようだ!!」

ユウリ「えーと、あとは……アイシャドウは薄目かな。チークは少し濃くてもよさそうだ……」

ユウリ「この桜色のチーク、あまり使ってなかったからな……日の目を浴びてよかった」

ユウリ「人形なんだものね、ハイライトも入れてみて……」

レッド(呪文だ……………………………)

ユウリ「さ、始めるとも! 少しじっとしていてほしい、すぐ終わるからね!」

レッド「は、はい…………」



ユウリ「みんなーー!! 出来たよ!!!」

レッド「できられました……」

キョウヘイ「お帰りなさーい……おぉ、レッドさんなんか……人形感増したっすね!」

レッド「やった……」

トウヤ「わぁ、可愛くしてもらったねぇ。口リっていうより、本当にお人形さんって感じ」

キョウヘイ(そういやトウヤさんは化粧してるJSモデルとかはあんまり好きじゃないっすよね……)

22: 22/03/29(火) 22:52:24 ID:CwKf
ホップ「凄いんだぞレッド! お店に並んでてもおかしくないんだぞ!」

レッド(人形屋に……?)

キョウヘイ「レッドさん、わりと元から『大人しくしてれば儚く見えるタイプ』っすもんね」

ユウリ「ちょっと顔面を強くしすぎたかな? ……いや、服と合わせて見るといいバランスだね」

ユウリ「自信を持っていいとも。レッド、君は今世界一のお人形さ……」?

レッド(世界一のお人形 あまり貰うことない評価だ……)

トウヤ「この街の雰囲気にもぴったりだねぇ。後で、外で撮影会しよっか」

キョウヘイ「……その前にィ!!! このお着換え大会の本質を忘れてもらっては困るっすよ」

トウヤ「え、なんだっけ?」

キョウヘイ「寝起きドッキリっすよ寝起きドッキリ! ……まぁ、レッドさんは女装させてもあんま驚かないタイプだとは思って他っすけど」

キョウヘイ「せっかくだから連鎖ドッキリっす! この格好のレッドさんがいきなりマサルの枕元に立ってたらどうなるかドッキリっすよ!」

レッド(この格好の僕が枕元にいたらちょっとこわいな……)

23: 22/03/29(火) 22:53:58 ID:CwKf


マサル「……」

キョウヘイ「まだ寝てる、っすね……よし、レッドさんGO!」コソコソ

レッド「……」スッ

レッド「……起きて……」

マサル「……ん?」パチ

レッド「……」

マサル「……」

直下コンマ60以下でレッドだと気付く

24: 22/03/29(火) 22:54:22 ID:Ax09
気づくかな~

25: 22/03/29(火) 23:00:21 ID:CwKf
マサル「……あぁ、レッドか。一瞬誰かと思ったよ」

レッド「……びっくり、した……?」

マサル「驚いたよ。まだ夢を見ているのかと思った」

ユウリ「そうだろうそうだろうわかっているね!! 夢に出てきそうなくらい可愛らしいだろう!?」バッ

マサル「うわ、ユウリいたのか!?」

レッド(僕の時よりビックリしてる……)

ホップ「仕方ないんだぞ、オレもびっくりしたんだぞ!」

キョウヘイ「メイクって結構変わるっすよね~」

トウヤ「ジムバトルの時には着替えなきゃいけないのがもったいないね……」

キョウヘイ「他の地方のジムとかは結構そこらへん自由っすもんね」

レッド(白衣の人とか……海パンの人とか……よくわからないドレスの人とか……)

マサル「大集合だったんだな……すまない、起きるのが遅れて」

キョウヘイ「や、みんなで早起きして寝起きドッキリ大会してただけっすから!」

レッド「僕も、二度寝したし……」

トウヤ「ジムチャレンジは、もう少しのんびりして……具体的にはもう数十枚写真を撮ってからにしよっか」

キョウヘイ「それがいいっすね。喜ぶっすよ(RK団の人たちが)」

31: 22/03/30(水) 21:05:01 ID:4xCi
~アラベスクタウン~

レッド「……すごく、森の中……」

キョウヘイ「俺たちは無事写真を撮りに来たのでした~……と、いうわけなんすけども」

ユウリ「ふっ、モデルの仕上がりは完璧だとも。どんな写真を撮ろうと素晴らしいものになるだろうね!」

マサル「そうだな、あとはそのモデルに見合う撮影場所を見つけるだけだ」

ホップ「うーん、お人形さんみたいな人に合う場所ってなんだ……?」

トウヤ「森の中か、この街のどこかか……」

レッド(写真を撮られるのにも慣れてきたけど、そういうの未だにわからないです)

キョウヘイ「撮ったらそのままSNSにアップしちゃうっすか! レッドさん情報はレアっすからね」

トウヤ「そういえば、レッドと僕はSNSやってない……あれ? レッド、アローラでアカウント作ってなかったっけ」

レッド(あれ以来、全く動かしていません……)

キョウヘイ「まぁ二人の情報を俺が出せばオールオッケーっすよ!」

何処で撮るか 下1(コンマが高いほどバズる)

32: 22/03/30(水) 21:51:55 ID:jFVr
めっちゃでっけえキノコの前

33: 22/03/30(水) 21:56:41 ID:4xCi
ホップ「……そういえば、森の方にものすっごく大きいキノコがあるんだぞ!!!!!!!!!!」

レッド(も、ものすっごく大きいキノコ!?)

ユウリ「ふむ、確かに非現実的な雰囲気を出すことはできるかもしれないね」

トウヤ「そうだねぇ、意外性もあるし……」

キョウヘイ「とにかく撮ってみましょっか! ゴーゴー!」


~キノコの前~

キョウヘイ「でっっっっっっっっっっっっっか」

トウヤ「わぁ、想像の五倍くらいある」

レッド(……僕、二人分くらいある……)

マサル「それじゃあ、キノコの前で撮るのか?」

キョウヘイ「うーん、若干ありきたりっすよねぇ。キノコの上とかで撮ってみます?」

トウヤ「わ、いいねぇ。ちょっと童話みたい!」

レッド(胞子がつきませんように……)

キョウヘイ「よし、そんじゃあ撮るっすよー!」

レッド「……」v

34: 22/03/30(水) 22:07:37 ID:4xCi
キョウヘイ(あれ秒数だ まあいっか……)

キョウヘイ「てことはめちゃめちゃバズってるっすねこれ!?」

トウヤ「55/60だもんねぇ」

レッド「……キノコ、そんなに面白いのかな……」

キョウヘイ「俺の写真の腕がめちゃめちゃ凄いって思ってほしいっす」

ユウリ「どれどれ? ……ふむ、確かにキョウヘイ、君の写真の腕は素晴らしいとも! まるで絵本の一ページかのようだ!!」

マサル「本当だな、光る胞子が画面の中で上手く映えてる。本当に非現実的だな」

ホップ「すっごい可愛い感じになってるんだぞーーー!!」

ユウリ「そうだろうともそうだろうとも!! なんせ私がメイクを施したからね!!!」

レッド(きっとこの写真は、僕が知らぬ間に出されてる写真集に収録されるんだろうな……)

トウヤ「保存しておこうっと。口リだし」

キョウヘイ「つか、俺の想定よりもだいぶバズったっすねぇ……大丈夫だとは思うっすけど、ちょっと気ぃつけてくださいっす」

レッド「わかった……」

レッド(この後はジムチャレンジ、だしね)

トウヤ「あ、ジムに行く?」

レッド「……」コク

キョウヘイ「その衣装とメイク、オフるのもったいないっすね~」

ユウリ「そうだね……レッド、今度また別のメイクをさせて欲しいんだけれど!」

レッド「…………いいよ……」

マサル(ちょっと悩んでたな……)

35: 22/03/30(水) 22:16:07 ID:4xCi
~アラベスクスタジアム~

レッド「……」

レッド(ユニフォームに着替えました)

キョウヘイ「来たっすね、アラベスクスタジアム!」

トウヤ「……なんか、このジムのファンっぽい人。みんな服がピンクだね?」

ビート「当然です、ぼくたちはフェアリータイプのプロフェッショナルなんですから」

ユウリ「ビート! ジムリーダー直々にお出迎えかい?」

ホップ「ビートー! 元気そうなんだぞ!!!」

ビート「うざったい! やめてください、今用事があるのはそこの三人なんですから!」

レッド(……僕たち)

ビート「奥のバトルフィールドで、皆さんをお待ちしてます。正々堂々と、圧倒的にピンクなバトルをしてみせましょう」

ビート「……また、ここのミッションは少々厄介かもしれませんが、頑張ってください」クルッ スタスタ

キョウヘイ「行っちゃったっすね。……つまり、普通に応援しに来てくれたってことっすか?」

マサル「少し高圧的に見えるかもしれないが、律儀な奴なんだ」

ユウリ「ふっ……そして、彼が言う事はどれも真実だ。ここのミッションは私も苦労したとも」

ホップ「頑張ってほしいんだぞーーー!!」

レッド(いったい何をさせられるんだろう……)

36: 22/03/30(水) 22:25:38 ID:4xCi


~アラベスクジム~

レッド「……」キョロ

レッド(どこかの舞台裏? みたいな感じ……あ、向こう側に行けばいいのかな)

レッド「……えっ」

ポプラ「来たね! あんたが新しいチャレンジャーかい」

レッド「……は、はい……」

レッド(監督?)

ポプラ「アンタのユニフォーム、悪くないピンクだねぇ……ま、それは置いておくとしようか」

ポプラ「このジムのミッションは簡単さ、ジムトレーナーと戦えばいいだけさ。ただ……」

ポプラ「バトル中にクイズに答えてもらうよ!!!」

レッド(クイズ!??!?!?!?!?)

ポプラ「おやおや、アンタクイズは苦手かい? 安心しな、クイズに間違えたからって即失格なわけじゃないさ」

レッド(よかった……)

ポプラ「けどね、それなりのペナルティは受けてもらうさ。それを乗り越えることが出来るかどうか……」

ポプラ「それが、ビートに挑むことが出来るかどうかを見極めるジムミッションさね!」

レッド(どの地方でもクイズをさせたがる人っているんだなぁ……苦手分野だけど……まぁ、最悪ゴリ押せばいいかな……!!)

37: 22/03/30(水) 22:31:01 ID:4xCi
ジムトレ「それじゃあ、私がお相手しましょうねぇ!」

レッド「……お願い、します」

ジムトレ「あら! 挨拶出来てえらいわねぇ!」ポーン

フレフワン「ふわんわ」

レッド(可愛い……)

レッド(えーと、フェアリータイプの相手は……決めた)

レッド「ボスゴドラ……!」ポーン

ボスゴドラ「ぼごおお!!」

ポプラ「おや! 見た目にそぐわずごついポケモンを使うじゃないかい」

レッド(まぁユニフォームは凄いピンクだよね……)

レッド「……カッコいいポケモン、すきなので……」

ポプラ「そうかい、確かにカッコいいポケモンだねぇ。けど、カッコよければ強いとは思わないこったね!」

ポプラ「そしてここで第一問だよォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

レッド(と、唐突!!!)

クイズ 下1

38: 22/03/30(水) 22:32:44 ID:3zS5
ビートの好きな人は?

39: 22/03/30(水) 22:41:00 ID:4xCi
ポプラ「ビートの好きな人は!??!?!?」

レッド「!?!??!?!?!?!?!?」

ビート「ちょっとぉ!?!?!?」ガラッ

ポプラ「何してるんだい、ジムリーダーがこっちまで来たら駄目じゃないか」

ビート「だ、だって!! ポプラさんが変な問題出すからじゃないですか!! ここの映像、観客席にも流れてるんですよ!?」


~観客席~

ユウリ「あぁ、ばっちり流れているとも! 照れている顔も可愛いよ……」?

ホップ「えーーー!!! ビートって好きな人いたのか!?!?」

マサル「そういうタイプには見えないけどな……動揺を誘うための答えが無い問題じゃないか?」

ユウリ「はぁ~~、君たちは本当に……これだから男子は! まったく! 恋心をわかってないな!」

マサル「はは、手厳しいな」


~アラベスクジム~

ポプラ「それくらいで動揺してジムリーダーが務められるかってんだい。ほら坊や、答えてごらん」

レッド「え……えっと……」

ビート「…………」ジッッッ

レッド(えっと なんだっけ びとゆう はマリィが言ってたやつで)

レッド(確かエーフィがテンション上がってて……そうだ、あの朝……)

レッド(……マサルだ……!!!!!!!!)

ビート「…………………………」

レッド(すごく言わないで欲しい人の顔してる……)

どうするか 1,言う  2,言わない  下1

40: 22/03/30(水) 22:46:42 ID:WpSU

41: 22/03/30(水) 22:53:15 ID:4xCi
~控室~

キョウヘイ「ここはでけぇ択っすね……」

トウヤ「どっちに転んでも大変なことになりそうだよねぇ」


~スタジアム~

レッド「え、えっと……マ……」

ビート「あっ」

ポプラ「うん!? もっと大きな声で!!!!!!!」

レッド「……マサルだと……思う……!!」

~控室~

トウヤ「い、言ったね!?!?」

キョウヘイ「でも、「思う」って付け加えることで「あくまで自分の考えです」ってスタンスを示してるっすよ! 流石レッドさん!!」

~観客席~

マサル「えっ」

ホップ「えーーーーーーーー!?!?!??」

ユウリ(いつの間に気付いていたんだ? 私も最近知ったばかりだというのに!)

~スタジアム~

ポプラ「フゥム、それがアンタの答えなんだね……ならビート! 答え合わせしてやんな!!」

ビート「え、い、いまここでですか!?」

ポプラ「当たり前だろう、アンタが当事者なんだから。ほら、カメラに向かって!」

ビート「うわ、いや ぼ、ぼくは……」ワタ

42: 22/03/30(水) 23:04:57 ID:4xCi
ビート「……っ、そうですよ!!! こんなところで言う予定ではなかったですけどね!!!」

ビート「マサル!! ぼくはあなたを好意的に思っ」

ポプラ「もっとピンクな言いまわしをしな!!!!!!!!!!!」

ビート「……あなたのことが好きですよ!!!」


~観客席~

観客「えー!? あのビートくんが!?」

観客「マサルって前期チャレンジャーで、ザマゼンタのトレーナーの……」

観客「そうだったんだ、知らなかった……!」

ユウリ「い、言った……!!」

ユウリ(……この大人数の前で、カメラの前で。ビートは勇気があるなぁ……)

ユウリ(っと……で、肝心のマサルの様子は……?)チラ

マサル「…………」ポカーン

ユウリ(ほんっとうに驚いているね。ということは……本当に予想外だったのか! あんなにわかりやすいのに!)

ホップ「そ、そうだったんだな!? オレ全然知らなかったんだぞ あわ えっと」

ユウリ(かわい……)

~スタジアム~

ビート「つまり、チャレンジャーレッド!」

レッド「は、はい!」

ビート「クイズは正解です!!! おめでとうございます!!!!」

ボスゴドラ「ぼごお!」

レッド(ボスゴドラの攻撃力が上がった気がする……)

レッド「アイアンヘッド!」

ボスゴドラ「ぼご!」ゴン

フレフワン「ふわぴ」バタッ

43: 22/03/30(水) 23:11:24 ID:4xCi
ビート「……では、スタジアムでお待ちしてます」ザッザッザッ

レッド(……言ってよかったのかな)

ポプラ「やれやれ、やっと腹をくくったのかい、あの子は」

レッド(監督!)

ポプラ「そういや自己紹介をしてなかったね。あたしはポプラ、ビートの師匠みたいなもんさ」

ポプラ「……あの子の気持ちにゃあたしも気付いてたんだがね、どうも素直にならないもんだから」

ポプラ「覚悟を決めさせるためにあのクイズを出したのさ!」

レッド(なるほど……)

レッド「……でも、なんで……僕が、答えを知ってるって、わかってたんです……か」

ポプラ「それは簡単さ、ピンクだからねぇ」

レッド「?」

ポプラ「ピンクになってりゃ大抵の事がわかるもんさ」

レッド「なる……ほど……??」

ジムトレ「ポプラさん、この子信じちゃってますよぉ! あのねぇ、入り口で話してるのを見たのよぉ」

レッド(そっか……確かに、あの時はビートもマサルもいたもんね。どっちの知り合いでもあるってわかるか……)

44: 22/03/30(水) 23:23:26 ID:4xCi
~スタジアム~

レッド「……」

ビート「……先に言っておきますが、あの時答えた事。別に怒ってはいません」

レッド「……そう、なの……?」

ビート「気付かれていることには驚きましたが……ポプラさんのあの圧を受ければ、答えないわけにはいかないでしょう」

レッド「……」

ビート「……ですが、だからこそ。ぼくは、ここで負けられなくなりました。観客席で、彼も見ているのでしょう?」

ビート「無様なところを見せる訳にはいきませんから」

レッド「……」

レッド(バトルにやる気が出たなら……言ってよかった、かも)

ビート「行きますよ、クチート!」ポーン

レッド「……なら、僕も……本気」

レッド「いくよ……エンテイ……!」ポーン

エンテイ「えぇい!」

ビート「……やはり、ただものではないようですね」

レッド(それはわからないけど……)

レッド「……いくよ」

45: 22/03/30(水) 23:34:13 ID:4xCi
ビート「クチート、」

レッド(間に合う。まずは一匹)

エンテイ「えい!」ボオッ

~控室~

キョウヘイ「単に可愛い掛け声みたいに聞こえるっすけど、実際はせいなるほのおが突き刺さってるんすよね……」

~スタジアム~

クチート「くち……」バタッ

ビート「素早い……!」

レッド(何かしようとしてた、けど……させなければいい)

ビート「多少の搦め手なら防げますが……こうも力押しの相手だとやりづらいですね」

ビート「ですが、まだです。サーナイト!」ポーン

レッド(サーナイトなら?み砕くで……いや、フェアリーがあるから……)

レッド「……」チラ

エンテイ「……ぇえい!」ボッ

太陽「きました~」

ビート「……日本晴れですか。1ターン相手に譲るほどの余裕があるんですか?」

ビート「サーナイト、サイコキネシス!」

サーナイト「なぁい!!」ミョンミョン

エンテイ「!」ブルルッ

レッド(……正直、)

レッド(余裕)

46: 22/03/30(水) 23:53:23 ID:4xCi
レッド(だけど、ここは本気でいこう)

レッド「……エンテイ、フレアドライブ……!」

エンテイ「……えい!!!」ボオッ ダッ

ビート「な、」

サーナイト「さ、なっ……」バタッ

エンテイ「……」ブルルッ

ビート(……速い。強い。それに……あの反動を受けるとわかっていながら、最大の力を見せたと……)

ビート(見くびられているのか、見込まれているのか。読めませんね、彼は)

ビート「……次で最後です。ブリムオン!」ポーン

ブリムオン「りむ~♪」

レッド(ヨウが好きそうなポケモン……じゃなくて、交代しないと。ありがとう、エンテイ)シュウン

レッド「……頑張って」ポーン

フシギバナ「ばなぁ……」

ビート「……それでは、いきますよ。ブリムオン……ダイマックス、です!!」ポーン

キョダイブリムオン「りぃ……む~~~~……!!!」

レッド「……フシギバナ、いくよ……!!」ポーン

デカフシギバナ「ばぁなぁ……」ドシーン

レッド「……僕の技に、合わせて……」

ビート「は? ……いや、技同士をぶつけ合うつもりですか。いいでしょう、受けて立ちます」

レッド「……フシギバナ、ダイアシッド……!」

ビート「見せてあげましょう、ダイサイコ!!」

デカフシギバナ「……!!!」

キョダイブリムオン「りむ~~~~!!!」

47: 22/03/30(水) 23:59:32 ID:4xCi



レッド「……」

ビート「……」スタスタ

ビート「勝負は決しました。フェアリーバッヂを贈呈します」

レッド「……ありがとう……」

ビート「結局……良いところは、見せられませんでしたね」

レッド「そうでもない、と思う……」

ビート「……」

レッド「……」チラ


ユウリ「二人ともーーーー!!! よく頑張ったとも!!! よくやったーーー!!!」

ホップ「そうなんだぞーーーーーーーー!!!!! 凄かったんだぞーーーーーーー!!!!!」

マサル「……」

ユウリ「ほら、マサル!」

マサル「っ、ああ」「……」

マサル「良いバトルだった!」


レッド「……だって……」

ビート「……」

エーフィ(レッドはこういう感情の機微がわからないだろうから僕が言うけど、このまんざらでもないかおにすべてが詰まってるとおもうんだよね)

ビート「……レッドさん、マサルに伝言を頼んでもいいですか?」

レッド「いいよ……」

52: 22/03/31(木) 21:03:59 ID:cHNC
トウヤ「……この流れで続くのちょっと気まずいね!?」

トウヤ「まぁ、急いで終わらせた方が……よさそうかな。話もあるだろうし……」



トウヤ「よろしくお願いします~」

ポプラ「来たね! あんまりピンクじゃない兄ちゃんだねぇ……」

トウヤ「あはは、あんまり似合わないんですよ」

ポプラ「フゥム、どうだかねぇ……ま、それはそれとしてバトルとクイズだよォ!」

ジムトレ「いきますわよ!」ポーン

ポニータ「ひひん!」

トウヤ「あれ、見たことないポケモン……じゃないね。ポニータかな」

トウヤ(子供向けのおもちゃみたいで可愛いな~)ポーン

ジャローダ「きゅう!」

ポプラ「それじゃあここで問題だよ!!」

クイズ 下1

53: 22/03/31(木) 21:25:52 ID:pCCE
ユウリの好きな人は?

54: 22/03/31(木) 21:32:13 ID:cHNC
ポプラ「ユウリの好きな人は!?!??!?!」

トウヤ「その質問ハマってるんですか!?」

~観客席~

ユウリ「」

ホップ「え!? 知らなかったんだぞ!?」

マサル(……もしかしてポプラさん、全部知ってて聞いてるのか? だとしたら恐ろしいな……)

~ジム~

ポプラ「さ、どうなんだい。早く答えてみな!」

トウヤ「そうだねぇ……ユウリが好きな人かぁ」

トウヤ「……ファンのみんな、とかかな?」ニコ

ポプラ「フゥム……ユウリ! 答えを言うんだよ!!!」

~観客席~

ホップ「わーー!! スポットライトがこっちに来たんだぞ!!」

ユウリ「……あ、あぁ、正解だとも! 私の愛は、私のことを愛してくれる君たちのためにある!」

ユウリ「君たち一人一人が……私の恋人さ」?

観客「きゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

観客2「ゆ、ゆ、ユウリ様ァ;;;;;;;;;;;;;;;」

~ジム~

ポプラ「引っ掛からないとは、流石だねェ……」

トウヤ「あはは、見ていて思ったことを言ったまでですよ」

ジャローダ「きゅう!」グググ

トウヤ(攻撃力が上がってる……)

トウヤ「ジャローダ、アイアンテール!」

ジャローダ「きゅ!」バシン

55: 22/03/31(木) 21:39:25 ID:cHNC
ポニータ「ひひん……」バタッ

ポプラ「関門突破! さ、スタジアムに進みな!!!」

ポプラ「あたしはその間に次のクイズを考えないといけないからねぇ……」

トウヤ(次はどんな問題が来るのか……ちょっと気になるなぁ)


~スタジアム~

ビート「来ましたね、イッシュの実力者……トウヤさん」

トウヤ「うん、クイズには無事正解できたみたいだからね」

ビート「……ポプラさんも、普段はもう少し普通のクイズを出すんですがね」

ビート「あなたがたの交友関係を知り、面白がっているのかもしれません……」

ビート「……いえ、こんなこと言ったって無意味ですね。ここから始まるのは、本気のバトルです!」

ビート「ぼくの本気のピンク、お見せします!」ポーン

ニンフィア「ふぃ、あー!」

トウヤ「うん、それじゃあ僕も……頑張るとしようかな!」ポーン

ジャローダ「きゅう!」

ビート「……そのポケモンは、確か……」

トウヤ「タイプ一致じゃないけど……アイアンテール!」

ジャローダ「きゅう!」バシン

ニンフィア「ふぃ!」

ニンフィア「……ふぃ、ふぃあ……」?

ジャローダ「きゅ!!??」ドキ

トウヤ「あっ……メロメロボディだっけ、特性」

ビート「正解です。ですが、気付くのが少し遅かったようですね!」

56: 22/03/31(木) 21:45:18 ID:cHNC
ビート「ニンフィア、ムーンフォース!」

ニンフィア「ふぃあーーー!!」?

ジャローダ「きゅ、きゅ~~!!」

トウヤ「こらっ、ジャローダ! やられたフリしないの!」

~アローラ~

ヨウ「はっ! 今、どこかでお兄さんのこらっが発生した気が……」

ハウ「あはー、また変なこと言ってるー」

ミヅキ「唐突すぎて逆に信憑性あるんだよね~~~~……」

~バトルスタジアム~

トウヤ「……? 気のせいかな」キョロ

トウヤ「とりあえず、やられっぱなしじゃいられないよ。ジャローダ、もう一回!」

ジャローダ「……きゅ!」ハッ

ジャローダ「きゅう!!」バシン

ニンフィア「ふぃ、あ……」バタッ

ビート「よくやりました。……倒れてしまいましたが、ジャローダもかなり疲労が蓄積していますね」

トウヤ「そうだねぇ……好きになったら甘やかしちゃうタイプだったみたい」

57: 22/03/31(木) 21:54:42 ID:cHNC
ビート「いきなさい、ギャロップ!」

ギャロップ「ぶるるる……」

トウヤ「わ、すっごいピンク! このギャロップは初めて見るなぁ……」

トウヤ(……角がある。まずいかな)

トウヤ「ジャローダ、今度はオス相手だから大丈夫だね。アイアンテール!」

ビート「迎え撃ちなさい、ギャロップ! スマートホーン!」

ジャローダ「きゅう!」バシン

ギャロップ「あいふぉーん!!」ゴッ

ジャローダ「きゅ、きゅう……」バタッ

ギャロップ「ぶるる……」フラッ

トウヤ「お疲れ、ジャローダ……あと少し、ごり押しでもいけるかな」

トウヤ(最後に出てくるのは、多分あのブリムオンっていうポケモン……見た感じ、エスパータイプも持っていそうだから……)

トウヤ「ゴチルゼル!」ポーン

ゴチルゼル「ごちwwwwww」

ビート「む、エスパータイプのポケモンですか。なら、もう一度です!」

ギャロップ「ぎゃらくしー!!」ゴッ

58: 22/03/31(木) 22:06:03 ID:cHNC
ゴチルゼル「……ごちwwww」

トウヤ「うん、いい威力だね。やっぱり、攻撃力は高そうだ」

トウヤ「けど、一発じゃ落ちない。ゴチルゼル、シャドーボール!」

ゴチルゼル「ごちwwwww」キュウン バッ

ギャロップ「ひひん!?」バタッ

ビート「よく頑張りました……次が最後です」シュウン

ビート「ブリムオン、キョダイマックス!」ポーーン

キョダイブリムオン「りむ~~~……!」

トウヤ「うわ、間近で見るとすごいなぁ……」

ビート「彼女の別名は、荒ぶる女神。裁きをここに下しましょう!」

トウヤ「女神、かぁ。あはは、僕も二人ほど会ったことがあるよ……なんてね。ゴチルゼル、僕らも!」シュウン ポーーン

デカゴチルゼル「ごち~~~~~wwwwwww」

ビート「ブリムオン、キョダイテンバツ!」

トウヤ「ゴチルゼル、ダイホロウ!」



キョダイブリムオン「りむ~……」バターン

デカゴチルゼル「ごち……」バターン

トウヤ「……相打ち、だね」

ビート「ですが、こちらのポケモンはもういない……あなたの勝ちです。フェアリーバッジを進呈します」

トウヤ「うん、ありがとう」

59: 22/03/31(木) 22:11:10 ID:cHNC
トウヤ「良いバトルだったね。改めてありがとう。それじゃあ……」

ビート「……」ジッ

トウヤ「……えっと、どうしたの?」

ビート「いいえ……ただ、あなたの言葉であれば、マサルも耳を貸すやもと思いまして」

ビート「あなたの事、調べさせてもらいました。二年前の英雄さん」

トウヤ「……うーん、そうだなぁ。マサルが言葉を必要として、僕のもとに来るなら……その時は、話すと思うよ」

ビート「そうですか」

トウヤ「いま、僕と彼が似てるって思った?」

ビート「えぇ。良くない部分が、ですがね」

トウヤ「あはは、手厳しいなぁ……それじゃあ、僕の後輩が待ってると思うから。今度こそ失礼するね」

ビート「はい。また、リーグ本戦で」




キョウヘイ「ハードルが高い!!!!!!!!」

キョウヘイ「いっつも思うんすよね、俺がジムチャレンジ最後なのズルくないっすか????」

キョウヘイ「もう出尽くしたっすよ~~、今できるシリアス出尽くしたっすよお」

キョウヘイ「俺の時の安価、一体どうなっちゃうの~!?」

60: 22/03/31(木) 22:15:04 ID:cHNC


キョウヘイ「それはそれとしてきたっすよ!」

ポプラ「来たね!!! あんたは……あんまりピンクじゃないねぇ」

キョウヘイ「そこら辺は俺じゃなくて、メイの担当っすからね! 衣装とかでも!」

キョウヘイ「ま、本気出して着たら似合う自信はあるっすけど」

ポプラ「ふん、言うじゃないかい! それならさっそくクイズ&バトルだよォ!!」

キョウヘイ「今の話の流れのどこがそれならなのかはわからんっすけど、やるっすよーー!」

ジムトレ「あらやだキョウヘイくんじゃないの! おばちゃんよく午後ローで見るわ~」ポーン

テブリム「りっむ!」

キョウヘイ「え! マジすか! あざーす!」ポーン

ルカリオ「きゅおう!」

ジムトレ「あら~~~~ルカリオキッド! 本物だわ~~!」

ポプラ「ということでクイズだよォ!!!!!」

下1

61: 22/03/31(木) 22:17:00 ID:Ddn9
マサルの好きな人

62: 22/03/31(木) 22:33:24 ID:cHNC
ポプラ「マサルの好きな人は?!?!??!」

キョウヘイ「若干読めてたっすよその展開!!!!」

~観客席~

ユウリ「ふむ、元チャレンジャーが観客席にいるからこそのサービスかな?」

ホップ「そうなのかもしれないんだぞ!!」

マサル「……」

ユウリ(……待てよ? しかし、マサルに好きな人とかいるんだろうか?)

ユウリ(仮にいたとして、ここで言うのはビートにとってアレなんじゃないだろうか!?)

~ジム~

キョウヘイ「……まぁぶっちゃけ、俺がここであの人です! って言うのは簡単っすけど」

キョウヘイ「あえてここはノー! 無回答を宣言するっすよ!」

ポプラ「フゥム……となれば、ペナルティが課せられるがいいのかい?」

キョウヘイ「いいっす! 今までの流れを見るに、ステータスの一段階下降っすよね」

キョウヘイ「そんくらいで俺たちは負けないっすから☆ な、ルカリオ!」

ルカリオ「きゅお!!」

ジムトレ「あらーーーー!!!!」

ポプラ「……ファイナルアンサー?」

キョウヘイ「ファイナルアンサー!!!」

ポプラ「……それがアンタの答えなら、そのまま進みなァ! ペナルティ どーーーーん!!!!」

キョウヘイ「喪黒福造!??!」

ペナルティの内容 下1

キョウヘイ「つうか安価!?!?!?!?!」

63: 22/03/31(木) 22:56:14 ID:Hh27
全身ピンクの服に着替える

64: 22/03/31(木) 23:02:46 ID:cHNC
キョウヘイ「ウワーーーーーーーーーーー!!!!!」

キョウヘイ「まっ ピンクなんすけど!!!!」

ポプラ「フゥム、少しは良い面構えになったねェ」

キョウヘイ「面構えっつーかピンクになっただけっすよね!?!!?」

ジムトレ「あら可愛い~~~!!」

キョウヘイ「そらここのジムの人には大好評でしょうけども!!」


~観客席~

レッド(すごいピンクだ……)

トウヤ「あはは、結構似合ってるねぇ」

ユウリ「そうだね、悪くないとも!」

ホップ「そうなんだぞーー!! 似合ってるんだぞーー!!」

マサル「はは、そうだな」

トウヤ(……ユウリとマサルは気もそぞろだねぇ。仕方ないけど……)


~ジム~

キョウヘイ「思ったよりペナルティキツイ~~~……」

キョウヘイ「まぁいいっす、ルカリオ! コメットパンチ!」

ルカリオ「きゅう!」バッ

テブリム「りゅむ……」バタッ

キョウヘイ「これでスタジアムに立つのか~~……」

ポプラ「なんだい、アンタの覚悟はそんなもんかい!」

キョウヘイ「行きますよ! いくっすけど!!」

71: 22/04/01(金) 21:08:04 ID:qPZo
レッド「エイプリルフール……」

レッド(といっても……何をすればいいのかわからない……)

レッド(嘘をつこう 皆が驚くやつを……)

エーフィ「安価に頼るのもいいけどさー、嘘の内容は考えてみない?」

レッド(確かに 最近頼りすぎかもしれない)

エーフィ「ね!ね!そうしよ!!! 僕も考えるの手伝うからーー!!」

レッド(怪しい……けどいっか……)

ブラッキー「僕もー!」

グレイシア「虚構を愉しむ余裕もまた必要……絶対零度の女王たるためには……!」

レッド(みんなエイプリルフール好きだね……)


レッド「……できた」

レッド(どうしようこれ ていうか誰に嘘をつこう)

1,告白ドッキリ 2,実は女の子でしたドッキリ 3,実は第三の目が開きましたドッキリ
誰に 下1   何を 下2

レッド(今は不思議時空なので誰にしかけても大丈夫です)

72: 22/04/01(金) 21:11:40 ID:mzCL
ユウリ

73: 22/04/01(金) 21:28:31 ID:81d2
1

74: 22/04/01(金) 21:41:07 ID:qPZo
レッド(業が……)

レッド(まぁいっか エーフィ、ドッキリ大成功の札を用意しておいて)

エーフィ「りょ~」



ユウリ「どうしたんだい? こんな校舎裏みたいなところに呼び出して」

レッド(僕の告白観が昔な事がバレてしまったかもしれない)

レッド(よし……やるか……)

レッド「実は……」

ユウリ「うん?」?

レッド「……実は前から……好きでした……!」

ユウリ「! ……そうなのかい、気付けなくてごめんよ」?

ユウリ「君のような可愛らしい子にそう言われて、喜ばない人はいないよ……」?

レッド(!?!?!?!??!)

ユウリ「答えを言ってもいいかい? 何、心配することはないさ。次の私の言葉を聞いて、君もまた喜んでくれるはずさ……」?

レッド(エーフィ!!! エーフィ札!!!)

75: 22/04/01(金) 21:48:11 ID:qPZo
ユウリ「……ふ、あっはっはっは!! 驚いたかい? 意趣返しだよ」

レッド「! ……バレてた……?」

ユウリ「あぁ、すぐにわかったとも。それに、今日はエイプリルフールだからね」

ユウリ「警戒は常にしているのさ、いつこういった可愛らしい嘘をつかれるかわからないからね……」?

レッド(告白され慣れてる人だ……!!!)

ユウリ「しかし、まさかレッドがそういった嘘をつくとは思わなかったよ。意外だね」

エーフィ「僕が提案したんだよー!」

ユウリ「エーフィが?」

エーフィ「本当は男に行ってほしかったんだけどね~~」

ブラッキー「僕は百合の片鱗を感じられたからいいよ!!!」

レッド(どうして)

ユウリ「ふむ……次のその札を持つ役は私にやらせてもらってもいいかい?」

レッド(?)

ユウリ「せっかくだからね、これから君が惑わせる人たちを見てみたいのさ」

レッド「……わかった……」

次のターゲット 何をするかは71に  下1

76: 22/04/01(金) 21:52:06 ID:81d2
シルバー

78: 22/04/01(金) 21:59:34 ID:qPZo
レッド「……」ワクワク

ユウリ「ふむ……第三の目! 面白そうだね」

ユウリ「せっかくだからかっこいいポーズを練習しておくべきだね!」キラーン

レッド「……」キラーン

グレイシア「かっこいいーーーーーーー!!!!!」



レッド「……シルバー……急に呼び出して、ごめんね」

シルバー「いえ、いつでもどこでも向かいます! ……それで、緊急の用事とは何でしょうか」

レッド「実は……」

エーフィ(このまま告白ドッキリにならんかな~)

グレイシア(ならない!!!)

シルバー「……実は……?」

レッド「第三の目が……開いちゃって……!!」キラーン

シルバー「!??!?!?!?!?!?!?」

シルバー「……………………」

シルバー「?」

レッド(ふふ……びっくりしてるびっくりしてる)

79: 22/04/01(金) 22:06:03 ID:qPZo
シルバー「だ、第三の目というのは……」

レッド「……見えないものが……見えるように、なる」

シルバー「そうなんですね……確かに、レッドさんは霊感があるようでしたし……」

レッド(確かに じゃあ、僕はもう第三の目が開いてたって事なのかな……)

レッド「……閉じた方がいいかな……」

シルバー「だ、第三の目をですか!? 閉じられるなら……閉じた方が、いいかもしれません」

レッド「そうなの……?」

グレイシア(かっこいいのに……)

シルバー「はい。俺は……いつものレッドさんで、いてほしいので……」

レッド「シルバー……」

ユウリ(ものすっごく出ていきにくい)

ユウリ「あ、あー……ごほん!!! ドッキリ大成功ッ!!!!!」?

シルバー「え!?!? ……あ、今日はエイプリルフール、でしたね」

レッド「……でした。第三の目、ないよ……」

シルバー「そうでしたか……少し安心しました」

シルバー(嘘かも、と思わなかった訳じゃないが……レッドさんならあり得そうなんだよな……)

80: 22/04/01(金) 22:10:30 ID:qPZo
ユウリ「彼のサプライズ心は凄いね! 私も先程ドッキリをされたばかりだよ」

シルバー「そうだったんですか」

シルバー(俺だけじゃなかったんだな……)

ユウリ「あぁ、だけれど第三の目を相談されたのは君が初めてだとも! 私の時は、告白ドッキリだったからね」

シルバー「え!??!」

レッド「同じのじゃ……芸がない、から」

シルバー「なるほど……」

シルバー(まぁ、他の誰かが言われて本気にするよりは……)

シルバー(特に俺だな。俺じゃなくてよかった。本当に)

ユウリ「さぁ、恐らく次が最後のドッキリだね……君も行く末を見守るだろう?」

シルバー「……はい。レッドさん、俺もお供します」

レッド「うん……ありがとう。それじゃあ……」

シルバー(ドッキリ大成功の札だ……)

レッド(せっかくだから、最後は『実は女の子でした』ドッキリにしよう)

レッド(誰にしようかな……)

下1

81: 22/04/01(金) 22:16:54 ID:81d2
ごめん殆ど俺しかとってない ミヅキ

82: 22/04/01(金) 22:24:10 ID:qPZo
ユウリ「それを言うためには、やはり女装の必要があるね」

シルバー「そうでしょうか……こう言っては何ですが、向こうも見慣れているのでは」

シルバー「ここはあえていつもの服を着ておきならが、若干のメイクで女性らしさを増した方が信憑性があるのでは?」

ユウリ「君……頭いいな!! ではそうしよう。レッド、こちらに来てくれたまえ!」

レッド(わあ~~)

シルバー(ちょっと作戦が本気すぎて引かれてないだろうか……)



ユウリ「完成だとも!!」

レッド「……」

シルバー「……こう見ると、普段のレッドさんに見えますね」

ユウリ「そうだろう……レッド、ここで帽子を取ってみてくれたまえ!」

レッド「……わかった」ス

シルバー「……ッッッッ」

ユウリ「ふっ……帽子の影になって見えにくい部分をこだわったのさ。睫毛! アイライン! 涙袋!」

レッド「?」

シルバー「と、とても……可愛らしい と 思います……」

レッド「……ありがとう……?」

83: 22/04/01(金) 22:28:16 ID:qPZo
レッド「あとはこれで……ミヅキのところに、ごー……」

シルバー(よかった……ここにいられて……)

ユウリ「これで信じない人はいないさ……!!!」

ブラッキー(これなら絵面だけ見れば百合作戦成功だー!)



ミヅキ「レッドさん!!! お久しぶりですーーー!!」

レッド「久しぶり……」

ミヅキ「それで、どうしたんですか? 私にしか言えない事~、でしたっけ」

レッド「うん……ミヅキは、詳しそうだから……」

ミヅキ「え???? 何だろう……フィーの話ですか?」

レッド「そうじゃないけど……僕、実は……」

ミヅキ「じ、実は……???」

レッド「……女の子、なんだ……」ス

ミヅキ「エッ」

ミヅキ「」

ミヅキ

ミヅ


84: 22/04/01(金) 22:35:10 ID:qPZo
レッド「み……ミヅキ……!?」

ミヅキ「はっ、す すみません!! あまりの衝撃に溶けてました」

ミヅキ「で、でも確かに……嘘だッ!とは言えない顔面してるんだよな……」

ミヅキ「顔が良すぎるんじゃあ……で、でも女の子かぁ……だとするとこれまでの全ての前提がひっくり返り……」

ミヅキ「受け女体化はわりと解釈戦争の火種なんだよな~ッ でも今回は勝手に我々が勘違いしてたことで」

ミヅキ「花より男子の世界の腐女子ってこんな気持ちなのかな……」

レッド「え、えっと……」

ミヅキ「あーー!! またしてもすみません!! 思考が飛んでっちゃって!!」

ミヅキ「ふ、腐女子としては色々思うところありますが!! レッドさんのお友達のわたしとしては!!」

ミヅキ「男の子でも女の子でも仲良くする気満々マンなので!! これからもよろしくお願いします!!!」

ユウリ「なんて素晴らしき友情なんだッ! ふっ……心が洗われるようだね」

ミヅキ「え!? こ、こんにちは! え!?」

シルバー「……」スッ

ミヅキ「ドッキリ……大成功……??」

レッド「……」v

ミヅキ「や、や、やられたぁ~~~~~~~~~!!!!!」ステーン

レッド(懐かしい転び方……)

85: 22/04/01(金) 22:46:35 ID:qPZo
ミヅキ「も~~っ、すっかり騙されちゃいましたよ!」

レッド「やったね……エイプリルフール……」

ミヅキ「そういえばそうだった!!!! うわーーーっ でもエイプリルフールのお陰で顔の良いレッドさんを見られた 感謝……」

シルバー「……」

ミヅキ「ていうか待って シルバー……的に……どう?」

シルバー「……そのリアクションは先程したので……」

ミヅキ「か、かわ? かわ???」

シルバー「……可愛いと思いました……ッ」

ミヅキ「ヒュウ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!」

シルバー「…………」

レッド「……あんまり、いじめないで……あげて」

ミヅキ「うひぇっ うへへ すみません!!!」

シルバー「いじめられてるわけでは……」

レッド「……」ジ

シルバー「……ッ」

ミヅキ(近くで顔を見たら可愛すぎて言葉が続かなくなっちゃったんだね てえてえね てえてえてえね てえてえね)

ユウリ「……ラブ!!!!!!! アンド!!!!!! ピース!!!!!!!!!!」

86: 22/04/01(金) 22:47:13 ID:qPZo

92: 22/04/02(土) 21:13:35 ID:t5U6
キョウヘイ「前回のあらすじ!!! 今から!!!! バトルっすよ!!!!」

ビート「なんですか急に」

キョウヘイ「一応一日置いてるっすからね……」

ビート「まぁいいです、今のあなたはかなりピンクのようですし……いい勝負が出来そうですね」

キョウヘイ「ピンク具合によるんすね!? ま、まぁまぁまぁ……なら、こっちもガチで行くっすよ!」

ビート「どちらが真のピンクか……勝負です!」ポーン

クチート「くち!」

キョウヘイ(そこは譲ってもいいんすけどね……)ポーン

エンブオー「ぶおう!!」

ビート「ふむ……クチート、じゃれつく!」

クチート「くちちち!」バッ

エンブオー「ぶおお……!」

キョウヘイ「流石にここは耐えるっすよ! エンブオー、ヒートスタンプ!」

エンブオー「ぶおう!!!」バッ

クチート「く、くち……」バタッ

93: 22/04/02(土) 21:24:21 ID:t5U6
ビート「冷静な勝負運びですね……次は、サーナイト!」ポーン

サーナイト「……」

キョウヘイ「うあ~、普通に相性悪いっすね……よし!」

エンブオー「ぶおう!!」もぐもぐ

ビート(オボンのみ……持たせていたんですね。しかも、使わせるタイミングをコントロールするとは……)

ビート「しかし、それでも足りません! サイコキネシス!」

サーナイト「!!」ミョンミョン

エンブオー「ぶおお!! ……ぶおう!!!」ボオッ

ビート「た……耐えた!? 馬鹿な、計算上は……まさか!」

キョウヘイ「……そう、俺とエンブオーは旅だった時からのマブダチっすからね!」

キョウヘイ「俺を"悲しませまいと持ちこたえる"ことだってあるんすよ!!」

ビート「くっ……だとしても、相当な賭けですね」

キョウヘイ「ギリギリ耐えるかも~、って賭けもしてたっすからね。んじゃーエンブオー! ヘビーボンバー!!」

エンブオー「ぶおう!!!」ドンッ

サーナイト「……」バタッ

94: 22/04/02(土) 21:30:30 ID:t5U6
キョウヘイ(いやー、ゲームの仕様じゃあり得ない事とゲームの仕様上のギミック どっちも使ってしまったっすね)

キョウヘイ「っとと、流石にそろそろ交代っす! マジでよくやったエンブオー!」

エンブオー「ぶおう!」シュウン

ビート「……では、最後のポケモン。行きますよ」

ビート「ブリムオン、キョダイマックス!!」ポーーン

キョダイブリムオン「りーーーむ!!」

キョウヘイ「デカァァァァァいッ説明不要!!」

キョウヘイ「ちゃんと抜群取らせてもらうっすよ、ハガネール!」ポーーン

デカハガネール「ねええええええる!!!」

キョウヘイ「こいつも中々デカいっすね!!!!」

ビート「くっ……ピンクじゃないですね……!」

キョウヘイ「ピンク勝負は勝ち譲るっすから!! ……バトルじゃ負けないっすけど!!」

ビート「キョダイテンバツ!!!」

キョウヘイ「ダイスチルーーーッ!!!」

95: 22/04/02(土) 21:35:36 ID:t5U6
~スタジアム~

キョウヘイ「いやー、良いバトルだったっすね!」

マサル「自分で言うか……まぁ、実際かなりいいバトルだったな」

ユウリ「ふっ……そうだね、皆良い戦いだったとも!」

レッド「……マサル」

マサル「ん?」

レッド「……ビートが、話があるって……」

マサル「そう、か。……そうだよな。わかった、言ってくる」

マサル「悪いが、少し待っててもらえるか?」

ユウリ「少しなんて言わず! 好きなだけ話してきたまえ!」

ホップ「そうなんだぞ!!!!! 時間は気にしなくていいんだぞ!!」

マサル「はは……そうだな、そうするよ。ありがとう」


トウヤ「……まさか、こんな形で進展するとはねぇ」

キョウヘイ「そっすねー。ポプラさんもやきもきしてたんでしょーね」

トウヤ(その割にキョウヘイはクイズに無回答だったね)

キョウヘイ(トウヤさんは上手く誤魔化してただけでしょーに)

レッド(答えちゃった……)

キョウヘイ「レッドさんは素直なのがいいところっすから!」

トウヤ「うんうん、そのままでいてね」

96: 22/04/02(土) 21:43:14 ID:t5U6
~控室~

ビート(あの三人……やはり、かなりの練度でしたね)

ビート(対策もした、特訓もした……それでも、負けた)

ビート(決勝まで勝ち進むのは、間違いなく彼らでしょう。その時に備えないと……)

ビート(こちらも搦め手を使うか、或いは……ん)

ビート(足音、と ノック音)

マサル「マサルだ。入ってもいいか?」

ビート「えぇ、どうぞ」

マサル「……まずは、ジムバトルお疲れ様。良いバトルだったな」

ビート「ぼくとしては、彼らを連れてきたあなたがたに文句を言いたいところですがね」

ビート「一人二人ならいい経験になったと言えたでしょうが……」

マサル「はは、三人ともかなりの強さだもんな」

ビート「……まぁ、世間話はこれくらいにしておきましょうか」

マサル「……あぁ」

97: 22/04/02(土) 21:53:46 ID:t5U6
ビート「ぼくがあの時言ったことは、全て本当ですよ」

ビート「このタイミングで言う予定はありませんでしたが……いずれ、言うつもりでもありました」

マサル「……僕がこう聞くのも何だが、僕のどこがいいんだ?」

ビート「……」

ビート「月並みな表現になりますが、優しいところですよ。それはあなたの美点であり、直すべき部分です」

ビート「……ぼくが、ポプラさんのところで修行している時。リーグに行く前。そのタイミングで、一度会いましたよね」

マサル「あぁ、そうだな。ちょうど僕がこの辺りに用事があって……ついでに、ルミナスメイズの森に入ったんだ」

ビート「覚えてるんですね。物忘れがひどい人だとは思ってませんが」

ビート「ちょうど、ぼくがポプラさんの修行に耐えかねて、逃げ出そうかと思ってた時だったんですよ」

マサル「……」

ビート「その時あなたは言いましたね。大丈夫だ、と」

ビート「『そんな顔をしなくても、ビートなら大丈夫だ。こうして一度会えたんだ、またすぐ会える』」

ビート「『だから、その時に。いつもの自信に満ちた顔を見せてくれ。きっと大丈夫だ』」

マサル「あぁ、言った。実際その通りになったな」

98: 22/04/02(土) 22:00:22 ID:t5U6
ビート「それは……あなたがあの時、ああ言ったからですよ」

マサル「!」

ビート「あなたの言葉で救われてしまうような人間が、あそこにはいたんです」

ビート「わかりますか。あなたの持つ優しさというのは、人ひとりの人生を変えてしまうんですよ」

マサル「……」

ビート「全ての人に優しくあろうとする、あなたの志は悪いものではありません。しかし……」

ビート「……これ以上は、ぼくが言う事ではありませんね。とにかく、それだけです。たったそれだけなんですよ」

マサル「そう、だったのか。 ……ありがとな、そう思ってくれて」

ビート「……」

マサル「……あぁ。ビートと話している時、たまに顔を背けられると思ってたが……照れてたのか?」

ビート「そういうのは気付いても言わないものでしょう! 何でそういう所だけデリカシーないんですか!!」

マサル「す、すまない!!」

ビート「まったく……」

99: 22/04/02(土) 22:11:56 ID:t5U6
マサル「それで……、返事、なんだが」

ビート「あぁ、それはまだ結構ですよ。あなたの方が解決してからで」

マサル「……解決?」

ビート「とぼけるつもりですか? ユウリさんのことですよ」

マサル「え!?!?!??!」

ビート「! ……あなたのこんな大きな声、初めて聴きましたね。気付かれていないと思ってたんですか?」

マサル「な……いや、えーと、なんで……」

ビート「……あなたにも経験あることだと思いますよ。わかりません?」

マサル「俺にも……。見ていたから、か」「そうか、それは、そうだな」

ビート「では、そろそろ戻られてはどうです? 彼らを待たせてるんでしょう」

マサル「あぁ……また、来るよ」

ビート「はい。 ……待ってます」

マサル(素直だ……なんというか、妙な気分になるな)

マサル(……嫌では、ないな)

100: 22/04/02(土) 22:15:57 ID:t5U6



レッド(いっぽうそのころ)

キョウヘイ「俺たちは出待ちしているファンに」

トウヤ「囲まれているのだった~……」

ホップ「息ぴったりなんだぞー!」

ユウリ「ふっ……かなり熱烈な回だったからね」

レッド(どうしよう なんか……何もしないのもあれだし……)

レッド(ふぁんさを少しして……お茶を濁そうかな……)キョロキョロ

出待ちにいた人  下1

101: 22/04/02(土) 22:29:25 ID:U2n3
アクロマ

102: 22/04/02(土) 22:41:22 ID:t5U6
アクロマ「キョウヘイくーーーーーーん!!!!!!」

キョウヘイ「うわ"」

レッド「……」スッ

キョウヘイ「い……行けと!?!?」

トウヤ「ほら、ファンを大事にしろって言ってたもんね」

キョウヘイ「言ったっすけど!言ったっすけど! あれはファンじゃなくないっすか!?」

アクロマ「ファンですよーーーー!!!!」

レッド「だって……」

キョウヘイ「こんちくしょ~~~~~ッッッ!!!!!」


キョウヘイ「今日は応援しにきてくれてありがと~」

アクロマ「はい!!!!!!」

キョウヘイ「うわ~、すっごいうちわだね」

アクロマ「はい!!!! 一生懸命作りました!!! プラズマ団テクノロジーで!!!!」

キョウヘイ「無駄な事すんな!!!!!」

アクロマ「やっと大きな声を出してくれましたね!!!!!!」

キョウヘイ「やべ、喜ばせちゃった」

103: 22/04/02(土) 22:52:35 ID:t5U6
キョウヘイ「あ~~~、つかマジで来てたんすね」

アクロマ「勿論です! むしろ来ない訳がないんですね!!!」

アクロマ「ダイマックスというこの地の特徴を生かしつつ、今日もあなたはすばらしいバトルをしていました」

アクロマ「見ましたよ、あの一撃を耐えるエンブオーを! 絆があなたがたを強くする……」

アクロマ「素晴らしい!!!!!! 流石ですキョウヘイくん!!!!!」

キョウヘイ「お、おお……なんか今日、テンション高いっすね? いつもっすかね」

アクロマ「いやはや、久しぶりの出番かなと思いまして! 私のキャラ性を思い出していただこうかなと」

キョウヘイ「誰も忘れないっすよ!!! ……しかもこの会話もなんかデジャヴっすし!」

アクロマ「そうでしょうか? それはそれとしてキョウヘイくん、今日のバトルについて聞かせていただけませんか?」

キョウヘイ「え? 別にいいっすけど……」

アクロマ「ありがとうございます! あなたが考えた事、感じた事、全て聞かせてください!」

キョウヘイ「キモ……」


レッド「……?」

107: 22/04/03(日) 21:00:33 ID:Cqjj
はじめます

108: 22/04/03(日) 21:03:51 ID:Cqjj
キョウヘイ「……んで、エンブオーがいけるって言ったんでそのまま……」

アクロマ「なるほどですね!!! 素晴らしいですキョウヘイくん!!!!」

キョウヘイ「ぶっちゃけ偉いのは俺じゃなくてエンブオーっすけどね!!!」



トウヤ「あはは、キョウヘイ元気そうだねぇ」

レッド(最近ツッコミしてなかったもんね たぶん)

トウヤ「僕たちはどうしよっか。マサルを待つ手前、勝手に出る訳にもいかないし……」

ユウリ「ん? 君たちはファンサービスしないのかい?」

ホップ「そうなんだぞっ、二人目当ての人も沢山いるんだぞー!?」

レッド「……」

トウヤ「うーん……でも、そうだね。何も挨拶しないのは失礼かなぁ……」

レッド(エリカみたいなものと思えば……いける……!!)

どんなファンがいたか(個人名でもよい)
レッド 下1   トウヤ 下2

109: 22/04/03(日) 21:04:41 ID:dKoJ
シルバー

110: 22/04/03(日) 21:13:26 ID:x08B
ナツミ

111: 22/04/03(日) 21:21:15 ID:Cqjj
シルバー「レッドさん、お疲れ様です!」

レッド「シルバー……」

レッド(よかった、もともと友達だから普通に話せる……)

シルバー「エンテイも、かなりレッドさんに懐いているようでしたね」

レッド「うん……仲間になってから、結構長いから……」

シルバー「ジョウトの伝承によく出てくるポケモンが、実際に戦っている姿を見られて感動しました……」

レッド「……じゃあ、今度は……シルバーも、バトルしよう」

シルバー「い、いいんですか!? 是非!」

ファン(あの子、レッドくんと凄い仲良さそうだなぁ……友達なのかな)

ファン2(くそ~~~~~っ 俺らもああやって話てえ が 多分話してくれないんだよな!!! ファンの想い、託したぜ……)

ファン3(え?!?! もしかして……レントラーのあなで見かけた……シルバーくん……!?!? シルレって実在した……?)

シルバー(物凄く見られている……!!! 周りもレッドさんのファンだ、普通に話している俺は妙に見えるだろうな……)

シルバー(だが、この立ち位置……譲るつもりはない!!)

112: 22/04/03(日) 21:24:13 ID:Cqjj
レッド「……そういえば……」

シルバー「はい」

レッド「くいず……見た?」

シルバー「えっ ……み、見ました」

シルバー(ジムリーダーの人、凄かったな。どこか俺と似たものを感じてはいたが、俺はああはできない)

シルバー(あんな大勢の前で……俺の場合、まずブーイングされそうだな。レッドさんは人気だからな……)

レッド(なんかすごく考えてる……)

レッド「……なんか……」

レッド「難しいね……」

レッド(恋愛って……)

シルバー「そう……ですね。難しいです」

レッド(わかってもらえた……)

シルバー(俺だって、未だにどうすればいいかわからないんだ……)

113: 22/04/03(日) 21:31:19 ID:Cqjj



ナツミ「凄い人混みだ……熱いなァ……」

ナツミ「ここまでの人気なのか、少年……!」

トウヤ「」ピシッ

ユウリ「ど……どうしたんだい!? まるでイシヘンジンのように固まってしまって!」

ホップ「顔色も悪いんだぞ!?!?」

トウヤ「僕が氏ぬか、あいつが氏ぬかかもしれないね……」ポーン

ゼクロム「ばりばり……」

ユウリ「トウヤ!?!? そんなにあの人が嫌なのかい!?!?」

ホップ「ダメなんだぞーーー!!! ポケモンを人に向けたらダメなんだぞ!!!!」

トウヤ「あぁ、そういえばガラルはその辺りちゃんと法整備されてるんだっけ……そうだね、少し落ちつ」

ナツミ「この声は……そこにいたんだな少年!」

トウヤ「警備員さーーーーーーーーん!!!!!!!!」

114: 22/04/03(日) 21:38:11 ID:Cqjj
警備員「話は向こうで聞きますからねー」

ナツミ「僕はただ少年を応援に……!!」

トウヤ「これで時間稼ぎは出来たかな……今度からあの顔のやまおとこ出禁にしてもらえないかなぁ」

ユウリ「と、トウヤ……彼と一体何があったんだい?」

ホップ「そうなんだぞーっ、あんなに怒ってるトウヤ初めて見たんだぞ!」

トウヤ「あはは、ごめんね二人とも。何でもないよ、もう大丈夫だから」

トウヤ「……昔の話だよ、昔の……」

ユウリ(ぜ、絶対大丈夫じゃない……!)

ホップ(あんまり怖くなさそうな人に見えたけど、怖いおじさんなのかもしれないんだぞ……!)

トウヤ「二人も、さっきのおじさんを見たら気を付けるんだよ。特にホップはね」

ホップ「気を付けるんだぞ!!!!!!!!!!!!!!」

115: 22/04/03(日) 21:42:29 ID:Cqjj
マサル「すまない、遅くなったか?」

ユウリ「い、いいや……大丈夫だとも。それより、話は済んだのかい?」

マサル「うーん……済んではいないかもしれないな。とりあえず保留にしてもらった」

ユウリ「何ィ!?!? マサル、ビートのどこが駄目なんだ!?!?」

マサル「な、なんでユウリがそんなに怒るんだ? ……別に、駄目って訳じゃないんだ。ただ、気持ちの整理がな」

ユウリ「……ふーむ、そういうものかな。とりあえず、早めに返事してあげなよ」

マサル「……あぁ」

ホップ「二人とも~~~!!! 三人を連れてきたんだぞ!!!」

キョウヘイ「じゃあなー」

アクロマ「また応援しに来ますね!!!!!!!!!!!!!!」

レッド「またね……」

シルバー「はいっ、また!」

トウヤ「二人とも、ちゃんとお話しできた?」

レッド「うん……」

キョウヘイ「俺が話させられてただけっすけどね~」

117: 22/04/03(日) 21:56:33 ID:Cqjj
~アラベスクタウン~

レッド「えっと……この後は……」

キョウヘイ「次の街は~っと……あ、これ一回ナックルシティまで戻る感じっすか?」

ユウリ「そうだね! こちらに来るときに来た道とは反対に進み、7番道路と8番道路を超えれば……キルスクタウン!」

ホップ「雪が凄いんだぞーーー!!!」

マサル「温泉もあるし、大きなホテルもある。ゆっくり出来る場所だな」

トウヤ「へぇ、雪と温泉の街かぁ……楽しみだねぇ」

キョウヘイ「久々に俺のアレの出番っすね!」

レッド「……」

女の子「……でね……それが……」

ホップ「レッド、何見てるんだぞ? ……女の子?」

トウヤ「あ、幼女だ」

キョウヘイ「言い方ァ! ……てか、あの子何してるんすかね。誰かと話してるみたいっすけど、近くに誰も……」

レッド「え?」

キョウヘイ「え?」

女の子「? お兄ちゃんたち、お話のじゃましないで!」

レッド「あ……ごめんね……」

118: 22/04/03(日) 22:00:53 ID:Cqjj
キョウヘイ「レッドさんさっきのえ?ってなんすか?なんのえ?誰もいなかったっすよね????」

レッド「…………」

キョウヘイ「いたやつだ~~~~!!! これはいた奴だ!!!」

マサル「ん? ……あぁ、この家か。懐かしいな、届け物をしたと思ったら送り主が既に故人だと聞かされた家だ」

マサル「僕はしっかり、女の子から荷物を受け取ったんだがな」

ユウリ「前から思っていたけどね、笑って言う内容じゃなくないかい!?!?」

キョウヘイ「アローラがガチ怖かったからこっちはこういうの無いと思ってたんすけど!!!」

トウヤ「まぁまぁ、ここは妖精の街だし……話してたのも、そういうのかもしれないよ」

キョウヘイ「そう考えることにするっす……キツイ……!!」

レッド「…………」

ホップ(レッドがたまに何もないところを見てるの、ニャースみたいなんだぞ!)

119: 22/04/03(日) 22:05:24 ID:Cqjj
マサル「さて……ナックルシティまで戻るんだが」

ユウリ「言いたいことはわかるとも! 歩いていくか、タクシーを使うか……だね」

キョウヘイ「タクシー……そういや、空を飛ぶの代わりに空飛ぶタクシーがあるんだったっすね」

トウヤ「たまに空を飛んでるのを見かけるねぇ、あの黒い鳥ポケモン」

ホップ「アーマーガアなんだぞ! 安定して長く空を飛べるポケモンなんだぞー!」

トウヤ「ポケモンの力で飛ぶなら、レッドも酔わないかもしれないね」

レッド(確かに……)

マサル「ただ、今からタクシーでナックルシティに行くなら……8番道路の途中でキャンプすることになるかもな」

ユウリ「あぁ、あそこ長いからね……」

レッド(どうしよう……)

1,歩いていく(ナックルシティに泊まる) 2,タクシーを使う(進む) 3,タクシー使う(町でのんびりして泊まる)
下1

120: 22/04/03(日) 22:08:05 ID:dKoJ

122: 22/04/03(日) 22:13:01 ID:Cqjj
レッド「……ガンガンいこうぜ……」

キョウヘイ「りょーかいっす! んじゃ……呼ぶっすか! タクシー!」

ホップ「やったーー!! アレ楽しいから好きなんだぞ!」

ユウリ「しかも、ジムチャレンジャーは無料で使えるというのだから素晴らしいね!」

マサル「よし、乗ろうか」

アーマーガア「があ!」

運ちゃん「乗ってきな!」

~空~

アーマーガア「があ~!」

キョウヘイ「すげーーーー!! たけえ!!!」

トウヤ「ポケモンの背に乗るより、のんびり出来ていいねぇ」

ユウリ「他の地方では、ポケモンの背に乗って飛ぶのが普通……というのは本当だったんだね! 楽しそうだな……」

レッド「……」

レッド(微妙に気持ち悪いようなそうでもないような)

レッド(まぁ まだマシ……)

123: 22/04/03(日) 22:16:18 ID:Cqjj


~ナックルシティ~

キョウヘイ「とーちゃく!」

マサル「よし、この後東に進めば7番道路……さらに北に向かえば8番道路だな」

ユウリ「7番道路は短いからすぐ抜けられるだろうね! 問題は8番道路さ……」


~7番道路~

アナウンサー「こんにちはー! 現在、ジムチャレンジャーにインタビューをしております!」

レッド「……」

キョウヘイ「お、取材っすね。確かにそろそろチャレンジャーも減ってきたでしょうしね~」

トウヤ「うーん……どうしようか。確か、前は僕が対応したんだっけ」

キョウヘイ「そーだった気がするっす。誰が行きます?」

アナウンサー(本当は三人一気に取材したいけどね……全員注目の的だもの!)

誰が対応するか 下1

124: 22/04/03(日) 22:16:45 ID:bdOL
レッド

125: 22/04/03(日) 22:22:18 ID:Cqjj
キョウヘイ「……レッドさん、そろそろ練習しとくっすか?」

レッド「!?」

トウヤ「そうだねぇ……リーグまでいけば、もっと注目されるだろうし」

キョウヘイ「大丈夫っすよ! レッドさん、うちで映画撮ったじゃないっすか!」

キョウヘイ「カメラ慣れはしてるはずっすよ、ゴーゴー!」

レッド「……わ、わかった……!!」


アナウンサー「こんにちは、レッド選手!」

レッド「……こ、こんにちは……」

アナウンサー「残りジムも3つですね! 意気込みを聞かせてください!」

レッド「……勝ちます……」

アナウンサー「おおっと! 物静かながら、力強い宣言が飛び出しました!」

レッド「…………」

アナウンサー「残りジム戦、まだまだ目が離せませんね~~!!」

126: 22/04/03(日) 22:26:16 ID:Cqjj
レッド「………………」

アナウンサー「それでは、ありがとうございました! 残りのジムも応援しております!」

レッド「……………………」ペコ



レッド(ふつうに緊張した)

トウヤ「頑張ったね~~」

ユウリ「素晴らしいインタビューだったとも! オーラが出てたね!」

ホップ「お辞儀してて偉かったんだぞー!」

キョウヘイ「もー、すぐ甘やかすんすから! ま、かくいう俺もレッドさんらしいインタビューでいいと思うっすけどね」

マサル「はは、少し緊張してるくらいが年相応に見えていいと思うぞ」

キョウヘイ「ジムだと沈黙に強さがあるっすからね~。このインタビューで今までとは違うファン層もゲットっす!」

レッド(そんなにファンいらないかも……)

レッド「……はやく、行こ」

トウヤ「うん、そこのアーチを抜けたら8番道路かな」

127: 22/04/03(日) 22:34:48 ID:Cqjj


~8番道路~

キョウヘイ「め……めっちゃ遺跡じゃないっすか!!!」

トウヤ「すごいね~、そのまま道として使われてるんだ?」

マサル「あぁ。だから、建物跡の上り下りは梯子が使われているんだ」

ユウリ「歴史を感じられる素晴らしい道路だとも! ……毎回迷うけどね」

レッド(えーと……そこを降りたら、そっちに行くから……あれ)

キョウヘイ「確かに……入り口から見てるだけでもややこしいっすね!!」

トウヤ「あ、ゴルーグだ。やっぱりこういう場所にはいるんだね~」

レッド(梯子無視して直進したら速いのにな……)

マサル「あぁ、そうだ。壁にある穴からはポケモンが飛び出してくることがあるから気を付けて……」

レッド「!」ダッ

キョウヘイ「そう言われて即穴を見に行くレッドさんなのでした~(きょうのわんこ)」

穴の中にいたもの 下1

129: 22/04/03(日) 22:52:36 ID:Cqjj
キマワリ「きゃーーー!! きゃーー!!」

レッド「……あ」

キョウヘイ「え? どーしたんすか?」

トウヤ「……キマワリ? なんだか見た事あるような……」

キマワリ「きゃーーーーー!!!!!!!」

マサル「す、すごい大きな鳴き声だな!?」

レッド「知り合い……? が、いた……」

ユウリ「知り合いなのかい? このポケモンと?」

キョウヘイ「……ああ! あの時のっすね!」

エーフィ「翻訳エーフィ~」

キマワリ「元人間ズ、お久しぶりですわーー!!」

トウヤ「久しぶり~。元気だった?」

キマワリ「元気ですわ! ソラもイーブイも元気ですわよ!」

マサル「どういう会話だ???」

130: 22/04/03(日) 22:59:40 ID:Cqjj
レッド「ちょっと前に……ポケモンになったことがあって……」

ユウリ「へぇ! それはレアな体験をしたね」

ホップ「えーーー!! 何になったんだ!?」

レッド「ピカチュウ……」

ユウリ「なるほど、イメージぴったりだね!」

マサル(もう慣れてきてるな、二人とも……)

トウヤ「ところで、どうしてここに?」

キマワリ「ダンジョンに入ったと思ったら、急に周りの空気が変わったんですわ!」

キマワリ「前は穴に落ちてすぐ帰れたのに……今回は中々帰れないのですわーーー!!」

レッド(前はうるとらほーるでなんとかなったんだっけ……)

レッド「……とりあえず、僕と来る……? 帰る方法、見つかるまで……」

キマワリ「きゃーー!! いいんですの!? 滾りますわーー=!!!!!」

マサル「滾る?」

レッド(エーフィの友達だもんね……)

137: 22/04/04(月) 21:08:28 ID:JOCu
レッド「……キマワリ、ゲットだぜ……」

キマワリ「ですわー!」

ユウリ「ガラルだとあまり見ないポケモンだ! 可愛らしいね!」

ホップ「今度ソニアに見せてあげてほしいんだぞ!」

レッド(やっぱりポケモン博士って 珍しいポケモン見たら嬉しいんだね)

キマワリ「そうですわ! この先にいい感じの道があるんですわーー!!!」

キョウヘイ「お、近道っすか? どんどん行きましょー!」


キマワリ「こっちですわ!!」

レッド(面白い道……)ヒョイ

トウヤ「……これ、道かなぁ」

キョウヘイ「道なき道ってやつじゃないっすか?!?」

ホップ「ポケモンのトレーニングになりそうな道なんだぞ"""」

ユウリ「ふっ……やはりエスパータイプは素晴らしい」

イオルブ「ぶぶぶ……」ミョンミョン

マサル「ロッククライミングだな……!」

138: 22/04/04(月) 21:18:12 ID:JOCu
~広間~

レッド「……なんか、広いところにでた……」

マサル「つ、着いたか……ここなら、キャンプができそうだな」

ホップ「疲れたんだぞ~~~……」

トウヤ「だ、だねぇ……………………」

キョウヘイ「トウヤさん氏にそ~っすね~」

ユウリ「キョウヘイはなんだかんだ体力があるようだね?」

キョウヘイ「アクション映画も結構撮るっすからね~。キツイとこはアクターさんに任せがちっすけど」

レッド「久しぶりの……キャンプ……!」

マサル「……よし、落ち着いた。さ、分担していこうか」

マサル「ご飯はカレーでいいよな? 薪を集める係と、テントを立てる係と、料理係だな」

どう分けるか 下1

139: 22/04/04(月) 21:23:58 ID:bgFA
薪→レッド、マサル
テント→キョウヘイ、ホップ
料理→トウヤ、ユウリ

140: 22/04/04(月) 21:40:51 ID:JOCu
レッド「……行こう……」

マサル「そうだな、行くか」

レッド(木、あんまりなかったような気もするけど……)

ホップ「テント立てるんだぞーーーーー!!!!!!」

キョウヘイ「そろそろ慣れてくるっすね!」

ユウリ「わ、私が料理か……」

トウヤ「大丈夫、一緒にやるからね。怪我だけ気を付けよっか」


~遺跡~

レッド(石しかない……)

マサル「あんまりないな、薪になりそうなもの……」

レッド「……あ」ポーン

キマワリ「きゃー!」

レッド「タネマシンガンして……にほんばれ!」

キマワリ「きゃーーー!!!」ポポポン

マサル「木が急成長を!? ありなんだな、そういうの……」

レッド「……切ったら、持っていける……」

マサル「はは、そうだな。いくつかまとめようか」

141: 22/04/04(月) 21:50:43 ID:JOCu
~広間~

キョウヘイ「さーて、パパっと済ませちゃいますか!」

ホップ「オレもテントは立てなれてるんだぞー!」

キョウヘイ「最近のテントは便利っすよねぇ。ぽんっとやったらパッと広がるっすもんね」

ホップ「たまに、すごくしっかり立ててる人もいるんだぞ~」

キョウヘイ「そういうのもよさそうっすけど、立てるのめんどくさいんすよねー……」

ホップ「大丈夫なんだぞ! みんなで立てればあっという間なんだぞーー!!」

キョウヘイ「確かに……いざとなったらルカリオたちにも手伝ってもらえばいいっすもんね」

キョウヘイ「買っちゃうか~!」ピ

ホップ「え!!!!! 思いがけず後押ししてしまったんだぞ!!!」

キョウヘイ「こういう時はそれが助かるんすよね~。なんか手を出す気にならなかったりするっすから」

宅急便「お届け物でーす!」

ホップ「はやーーーい!!!! テントが広くなるんだぞ~~」

142: 22/04/04(月) 21:59:22 ID:JOCu
~テント~

ユウリ「ど、どうするんだい?」

トウヤ「そうだねぇ……まずは具材を切ってみようか」

トウヤ「とりあえずにんじんとじゃがいもをお願いしていいかな?」

ユウリ「あぁ、任せてくれたまえ! ……」

トウヤ「……」

ユウリ「とう!」ダーン

トウヤ「わーーー!! ユウリ、チョロネコの手!!!」

ユウリ「わ、わかった!」



ユウリ「何だかんだ上手くいきそうだね!」

トウヤ「そ、そうだね……」

ユウリ「しかし、このままスタンダードなカレーを作るのも面白みに欠けるね……隠し味でも入れてみないかい!?」

トウヤ「わあ~~~~~」

何を入れるか 下1 秒数高いほど美味しい

143: 22/04/04(月) 21:59:48 ID:fpqI
ほい

145: 22/04/04(月) 22:11:56 ID:JOCu
ユウリ「これなんてどうだろう! この間謎の人が売っていたヤドンのしっぽ!!」

トウヤ「ヤドンのしっぽ……って、凄い高級食材じゃなかったっけ!?」

ユウリ「そうなのかい? 確かにちょっと高かったね。3000円くらいしたよ」

トウヤ(市場では百万を超えるって聞いたけど……大丈夫かなぁ)

ユウリ「とりあえず他の具材と共に煮込んでしまおう!」

トウヤ「ちょっと味見しておこうか……うーん、結構大丈夫そうかな?」



~テント~

レッド「……薪、たくさん……」

マサル「はは、頑張ったな」

キマワリ「きゃー!」

キョウヘイ「俺たちはテントを新調したっすよ!」

ホップ「男子テントが広くなったんだぞーー!!」

トウヤ「そうなの!? ……あ、こっちはカレー作ったよー」

ユウリ「ふっ、いつもと違う高級志向さ!」

146: 22/04/04(月) 22:19:10 ID:JOCu
レッド「……これ……」

キョウヘイ「え、ヤドンのしっぽじゃないすか! よく手に入ったっすね~」

マサル「ヤドンのしっぽ……聞いたことがあるな。一時ジョウトでよく売られていたっていう……」

ユウリ「この間3000円で売ってたのさ!」

ホップ「えー! お高いんだぞ!!」

キョウヘイ「いやいやいや、3000円!? ヤぽにしては安すぎっすよ!?」

レッド(ヤぽ……)

ユウリ「まぁまぁまぁ、まずは食べてみてくれたまえ!」

マサル「……いただきます」

ホップ「いただきますなんだぞ~!」

レッド「……けっこう、美味しい……」

キョウヘイ「わ、わりと良いヤぽの味だ……」

トウヤ「ね。僕も最初は怖かったんだけど……ユウリは案外料理上手かもしれないね」

ユウリ「能あるファイアローは爪を隠す……ということさ!」

147: 22/04/04(月) 22:30:07 ID:JOCu
キョウヘイ「ご馳走様~っす」

ホップ「美味しかったんだぞ~! 凄いんだぞ、ユウリ!」

ユウリ「ふ、ふっふっふ……まぁそれほどでもあるね!!」

マサル「はは……」「……」

キョウヘイ「……っし、レッドさん! ホップ! ユウリ! 新テント枕投げ大会するっすよ!!」

ホップ「えーーーー!!! 面白そうなんだぞ!!!」

ユウリ「ほう!!! 負けないよ私は!!!」

レッド「……やる……!!!」

トウヤ「あはは、それじゃあ僕たちは片付けしてようか」

マサル「あ、あぁ……そうだな、遊ぶのは四人に任せよう」

キョウヘイ「んじゃ、あとはよろしゃーす!」

トウヤ「わかった、頑張るね」

148: 22/04/04(月) 22:57:06 ID:JOCu
トウヤ「さ、手早く片付けちゃおうか」

マサル「あぁ、そうだな」

トウヤ「……元気ないねぇ。何か悩み事? 話すだけでも、すっきりするかもよ」

マサル「どう、だろうな……いや」

トウヤ「うん」

マサル「……そうだな、少し悩んでるんだ。聞いてもらって、いいか?」

トウヤ「もちろんだよ。どうしたの?」

マサル「そうだな、何て言えばいいか……そもそも、僕は未だに……ザマゼンタのトレーナー足りえるのか、不安なんだ」

トウヤ「……」

マサル「ザマゼンタは、過去と現在で、このガラルを救った英雄だ。僕は、彼に認めてもらったが……」

マサル「……僕は、何ができる訳でもない。だから、せめて人を助けることで、優しくすることで……英雄の隣に立てるようにと」

マサル「でも、ふと思ったんだ。今の受け身の行動で、本当にいいのかと」

マサル「今日のビートみたいに……人目を気にせず、自分の思っている事を示すことの方が立派なんじゃないかと」

トウヤ「うーん……そうだなぁ」

トウヤ「……まず、そんなに気負わない方がいいと思うな」

149: 22/04/04(月) 23:24:03 ID:JOCu
マサル「気負う……そう見えるか?」

トウヤ「うん。実際の場面を見てないからどうとは言えないけど……」

トウヤ「ザマゼンタは君の前に現れて、君の仲間になることを良しとした。それが答えだと思うよ」

マサル「……」

トウヤ「英雄が隣に求めるのは、英雄とは限らないよ」

マサル「トウヤが……それを言うのか?」

トウヤ「あはは。まぁ、うん。僕みたいにならないでほしいから、こう言ってるところもあるかな」

トウヤ「あの二人を見ていたらわかるよ。きっと君は、ザマゼンタと出会う前から、優しい子だったんだね」

トウヤ「だから、それ以上優しくなろうとしなくたっていい。我慢しないで、そのままの君でいいんだよ」

マサル「……でも」

トウヤ「うーん……、 ごめん、ちょっと待っ……」フラ

マサル「トウヤ!? どうした、大丈夫か?」

トウヤ「……あぁ、うん。だからね、つまりはさ」

150: 22/04/04(月) 23:36:34 ID:JOCu
目覚めトウヤ「やめとけって言ってるんだよ。わかる?」

マサル「! ……確か、もう一人の……雰囲気がまるで違うな。まるでジキルとハイドだ」

目覚めトウヤ「あはは、案外間違ってはいないかもね?」

目覚めトウヤ「でも君がやってることだって同じことだよ。善性を極めるってことは悪性を切り捨てるのと同じ」

目覚めトウヤ「こうなりたくなかったらやめておけば?」

マサル「……」

目覚めトウヤ「……はぁ。わざわざ僕が自分から出てきて、こうして遠回しにアドバイスしてあげてるのに。面倒だね」

マサル「どういうことだ?」

目覚めトウヤ「そもそも勘違いしてるんだよ。優しければいいって訳じゃない」

目覚めトウヤ「たとえば、さ……君、世界の為に最愛の女の子を殺せるかい?」

マサル「な、」

目覚めトウヤ「あはは、そんな顔する時点で君は英雄にはなれないよ」

目覚めトウヤ「精々、人間らしく無駄に生きればいいよ」

マサル「……」

マサル(それなら、トウヤはどう答えるっていうんだ)

マサル(俺は……)

151: 22/04/04(月) 23:44:55 ID:JOCu
トウヤ「……、あれ……」

マサル「トウヤ? ……大丈夫か?」

トウヤ「あ、うん……ごめんね、変な事言ってなかった?」

マサル「あぁ。むしろ、背を押してもらったよ」

トウヤ「え!? ……まぁ、嫌なことが起きてないならいいけど……」

マサル「……そろそろ遅い時間になるな。話を聞いてくれてありがとう。助かったよ」

トウヤ「本当? それならよかったよ……もう大丈夫?」

マサル「あぁ。話していてわかったよ。確かに、僕は気負っていたのかもしれないな」

マサル「だから、最初から諦めていた。失敗することも恐れてたんだな」

トウヤ「……大丈夫だよ、マサル。大丈夫」

トウヤ「何があっても、君なら……君と彼らなら、乗り越えられるよ。ね?」

マサル「……あぁ、ありがとう」

マサル(ビートが言っていたのは、こういうことか……)

トウヤ「さ、そろそろ戻ろうか。そろそろ決着がついてるかもしれないよ」

マサル「はは、そうだな。誰が立っているか気になるな」

152: 22/04/04(月) 23:52:35 ID:JOCu
~テント~

ホップ「ぐ~~~~~~~~……」

キョウヘイ「むにゃ……」

レッド「……」zzz

ユウリ「ん~~……」

トウヤ「あはは、遊び疲れちゃったんだねぇ。このままじゃ風邪引いちゃうよ」

マサル「……はは、」

マサル(素直になったとしても、俺はやっぱり二人が幸せな方がいい)

マサル(けど、そうだな)

マサル(タイミングを見て、言うか)

トウヤ「タオルケット足りるかな……」

158: 22/04/05(火) 20:58:04 ID:EGYA
はじめます

159: 22/04/05(火) 21:08:04 ID:EGYA
9日目 朝

レッド「……」パチ

レッド(あれ……)

キョウヘイ「むにゃあ」

ホップ「ぐう~~~……」

ユウリ「むん……」

トウヤ「ぐ~……」

マサル「……」zzz

レッド(……そういえば、枕投げ大会してそのまま寝ちゃったんだっけ)

レッド(みんなで寝ても余裕がある、すごい)

レッド(……何しようかな)

1,寝起きドッキリ(何するか) 2,特訓(どのポケモンか) 3,散歩
下1

160: 22/04/05(火) 21:10:26 ID:kWes
キマワリの特訓 無理なら安価下

161: 22/04/05(火) 21:14:32 ID:EGYA
レッド(……しよう!)

~外~

エーフィ「翻訳エーフィくん~」

キマワリ「おはようですわーー!! レッド、どうしたんですの??」

レッド「……せっかくだから……強くならない……?」

キマワリ「きゃーーー!! 特訓ですわね!!!」

レッド「強くなってから、かえって……ビックリさせちゃおう」

キマワリ「頑張りますわーー!! ダンジョンで皆を守れるようになりたいですわ!」

レッド「……じゃあ、まずは……手合わせ……!」ポーン

ブースター「ぶーすたっ!」

キマワリ「きゃーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

レッド「! ……い、いきなり不利タイプは……だめ、だったかな」

ブースター「……」ソワ…

レッド「ごめんね、戻ってね……」シュウン

レッド(キマワリが怖がらずに手合わせできる相手……)

162: 22/04/05(火) 21:19:04 ID:EGYA
レッド「……! なら、この子……!」ポーン

イーブイ「ぶい!」?

キマワリ「きゃーー!! すっごいキラキラしてますわ!!」

レッド「イーブイなら、見慣れてるかな……って」

レッド「でも……僕のイーブイは、バトル、頑張ってるから……」

レッド「探索メインの、あっちのイーブイより……強いよ……!」

イーブイ「ぶいーー!」?

キマワリ「きゃーーー!! ……で、でも、頑張りますわーーーー!!!!」

レッド「うん……その調子……!」

レッド「じゃあまずは……タネマシンガン!」

キマワリ「きゃーーーーーーー!!!」ポポポン

イーブイ「ぶいぶい!」? サッ

キマワリ「全部避けられてますわーーー!!!」

レッド「大丈夫……動きそうな方に、打ってみて……!」

キマワリ「偏差射撃ですわねーー!!」

レッド(へん 何?)

上がったレベル 直下秒数

163: 22/04/05(火) 21:19:42 ID:kWes
とう

164: 22/04/05(火) 21:27:09 ID:EGYA
レッド「頑張ったね……!」

キマワリ「すごく頑張りましたわーーーーー!!!」

レッド(これだけ強くなれば、大体のダンジョンで敵なし……不利タイプ以外なら)

レッド「……頑張ったから、お腹空いたね……」

キマワリ「そうですわーー……朝ご飯にきのみを食べたいですわ!」

レッド(向こうの感じだ……でも)

レッド「……朝ご飯、作ろう……!」

キマワリ「きゃーーー!!!」

レッド「……まず、材料を集めます……」

キマワリ「やっぱりそこはきのみですのねーーー!!」

エーフィ「レッド~、一人で大丈夫?」

レッド「大丈夫……」

165: 22/04/05(火) 21:34:48 ID:EGYA
キマワリ「元人間ズって名前だったけど、本当に人間の姿を見るとやっぱりびっくりですわー!」

レッド「……すごく、人間でしょ……」

キマワリ「ですわ!」

レッド「……あの時が、不思議だったんだよね……」

レッド(ピカチュウになって、自分で技を出す感覚……あれは、貴重な体験だった)

レッド(バトルの参考にもなった……)

キマワリ「レッド?」

レッド「……ううん、思い出してただけ……あの時のこと……」

キマワリ「あの時は、ギルドが賑やかでよかったですわーー! 今も結構賑やかですけど!」

レッド「……いっぱい、いたもんね……」

レッド「……よし、行こう」

キマワリ「いっぱい取れましたわねーー!」

166: 22/04/05(火) 21:39:50 ID:EGYA
レッド「よいしょ……あ」

キョウヘイ「ふあ~……おはっす~」

レッド「おはよう……」

キマワリ「おはようですわーー!!」

キョウヘイ「朝から元気っすね~。てか、キマワリちょっとキリっとしました?」

レッド「特訓……してきた」

キマワリ「してきましたわーーー!!」

キョウヘイ「そのきのみも特訓の成果っすかね」

レッド「これは……朝ご飯の材料……」

キマワリ「そのまま食べるんじゃないっていうのが気になりますわ!」

レッド「料理を……する……!」

キョウヘイ「なーるほど。人間の叡智見せたるっすか!!」

何を作るか 下1(秒数デカいほどうまい)

167: 22/04/05(火) 21:50:58 ID:kWes
誰もいなさそうなので 連取スマソ

169: 22/04/05(火) 22:03:08 ID:EGYA
キョウヘイ「やっぱここはパンケーキっすよね!」

レッド「たまに、作るもんね……」

キマワリ「ぱんけーき?」

キョウヘイ「混ぜて混ぜて焼いたら出来るすごいやつっすよ!!」

レッド「……えっと、材料は……」

キョウヘイ「この粉とー、卵と牛乳と……キーの実は良い感じに混ぜつつ、上に乗っけましょう!」

レッド「わかった……!!」

キマワリ「きゃーー!! 楽しそうですわ!!」

レッド「キマワリは……はっぱカッターで、キーの実を刻んで……」

キマワリ「わかりましたわーー!」

キョウヘイ「なんか楽しそうっすね~……エンブオー、俺たちもやるっすよ!」ポーン

エンブオー「ぶおおう!」

レッド「……強火……」

170: 22/04/05(火) 22:08:04 ID:EGYA



レッド「……完成……!」

キョウヘイ「おお~~! これは結構いい感じじゃないっすか!?」

レッド「ね……美味しそう……」

キマワリ「す、すごいですわーーーー!!!」

レッド「……キマワリ、先に食べちゃう?」

キマワリ「え!! いいんですの!!!」

キョウヘイ「作った人の特権っすよね~~」

エンブオー「ぶおおう!」

キマワリ「い、いただきますですわーーー!!」パク

キマワリ「お……美味しいですわーーーーー!!!!」ポポポン

キョウヘイ「うわーーー!! タネマシンガン出てるっすよ!!!」

レッド「それくらい……美味しかった、んだね……」

キョウヘイ「このトレーナー優しい……」

エンブオー「ぶおおうぶおおう」モグモグ

171: 22/04/05(火) 22:16:37 ID:EGYA
ホップ「良い匂いがするんだぞーーー!!!」ダッ

ユウリ「ふっ……この匂いはパンケーキ、かい?」

トウヤ「おはよう~。二人が朝ご飯作ったの?」

マサル「二人とも、早いな」

レッド「……」ドヤ

キョウヘイ「じゃじゃーん、俺たちの特製キーのパンケーキっすよ!」

キマワリ「私も手伝いましたわーーー!!」

エンブオー「ぶおおう!!」

ユウリ「ほう!!!! 素晴らしいね、二人とも……早速食べても?」

ホップ「オレもお腹空いたんだぞ~!!」

トウヤ「わ、凄いねぇ。二人とも、上手に作ったね。キマワリとエンブオーも」

レッド「……」ドヤドヤ

キョウヘイ「へへー。ま、昨日はお兄ちゃん二人が遅くまで片付けしてくれてたみたいっすからね」

キョウヘイ「今日くらいは早起きしたるかーと思ったんすよ!」

トウヤ「偉いねぇ~~~」

マサル(……バレてたんだな)

172: 22/04/05(火) 22:24:09 ID:EGYA
ユウリ「美味!!!」

ホップ「美味しいんだぞーーーーーーー!!!!!!!!」

レッド「でしょ……」

キョウヘイ「んで~、この後は北に行くんでしたっけ?」

マサル「あぁ、そうだな。そこのトンネルを抜けたら一気に気候が変わるから気を付けてくれ」

レッド「……気候……」

マサル「一気に冷えるんだ。雪も降ってきて……湯けむり小道って言われてる」

レッド「雪……!」

トウヤ「そっかぁ、じゃあ準備をしていかないとね」

キョウヘイ「っすね~、レッドさんはそのままで大丈夫そうっすけど……」

レッド「……」ワクワク

ユウリ「そういえば、レッドはずっと半袖だったね。着替えなくていいのかい?」

レッド「だいじょうぶ……」

173: 22/04/05(火) 22:29:43 ID:EGYA
~湯けむり小道~

ホップ「雪なんだぞーーーーーーーー!!!!!」

レッド「……!」

キョウヘイ「うおおおお、寒い~~……!!」

トウヤ「け、結構強いね、雪……」

ユウリ「ふっ……この小道を抜ければすぐにキルスクタウンだとも!」モコモコ

キョウヘイ「く~~~っ、着せ替え要素~~~っ……!!」

トウヤ「ちょうど僕らの次からだもんね……」

マサル「はは……ほら、草むらにいるポケモンも大体氷タイプだ」

バニリッチ「ちりり」

ニューラ「にゅ、らー!」

レッド「……かわいい……」

レッド(ちょっと、ゲットしてみようかな……)

草むらから出てきたポケモン 下1

174: 22/04/05(火) 22:34:09 ID:K9ne
コオリッポ

175: 22/04/05(火) 22:41:31 ID:EGYA
レッド「!」

コオリッポ「ぽっぽょ!」

レッド「……す、すごい頭……!」

ホップ「そのポケモンはコオリッポなんだぞー! ガラルより寒い場所から来た外来種なんだぞ!」

マサル「暑さに弱いポケモンだから、頭を氷で冷やしているんだ」

レッド「……なるほど……」

コオリッポ「ぽ?」

レッド「……僕も、寒いところ、好き……」

コオリッポ「ぽっぽーー!」

レッド「うんうん……」

トウヤ「あはは、気があったみたいだねぇ」

キョウヘイ「確かにレッドさんもガラル的には外来種……いうてカントーは寒くないっすけども」

レッド「……よろしくね、コオリッポ……」

コオリッポ「ぽぽー!」カチ シュウン

レッド(……けど、あの氷の下……どんな顔になってるんだろう)

176: 22/04/05(火) 22:47:45 ID:EGYA
マサル「新しい仲間が出来たところで……向こうを見てみろ、もうキルスクタウンだ」

レッド「……!」

キョウヘイ「お、わりとすぐっすね」


~キルスクタウン~

レッド「……建物、大きい……」

トウヤ「わ~……建物に歴史を感じるね?」

ユウリ「そうだとも!! 古くからの伝統建築が立ち並ぶ温泉街、それがキルスクタウンさ!」

ホップ「向こうにポケモン用の温泉があるんだぞ!」

マサル「街の中央には、人が使える足湯もある。英雄の湯、って名前なんだ」

マサル「その名の通り、英雄が傷を癒すために浸かっていた……と言われている」

レッド「あしゆ……」

ユウリ「この街のホテルには大浴場もある!! ……ふ、楽しみだね」

177: 22/04/05(火) 22:59:44 ID:EGYA
レッド「……色々ある、んだね……」

キョウヘイ「っすね~。そんでスタジアムもあるんすもんね」

ユウリ「あぁ、そうだ。ここのジムも、ジムリーダーが二人いるのさ」

レッド「……サイトウ、と……オニオン、みたいな……?」

マサル「そんな感じだな。ただ、違うのは……二人が親子だってことだな」

レッド「……!」

キョウヘイ「へ~! 珍しいっすね」

マサル「もともとは使うタイプで対立していたんだが、複数人制が採用されてからは二人でジムリーダーをしているんだ」

トウヤ「そうなんだねぇ……てっきり、氷タイプのジムリーダーだけかと思ってたけど」

ホップ「マクワさんは岩タイプの使い手なんだぞ~!」

キョウヘイ「……あ! 思い出したっすよ、マクワさんってここの人だったんすね!」

ユウリ「ふ……やはりキョウヘイもチェックしていたようだね!! 彼がここで最大のライバルだとも……」

レッド「……?」

178: 22/04/05(火) 23:06:20 ID:EGYA
ユウリ「彼はかなり人気なジムリーダーでね……」

ユウリ「SNSでのフォロワーも多く、写真集も三冊出しているんだ!!」

レッド「写真集……」

トウヤ「へぇ~、凄いねぇ」

キョウヘイ「ピンと来てないっすね!? いやマジで凄いんすよあの人」

キョウヘイ「ファンサの神っていうか……なんていうか……」

レッド(写真集で思い出したけど、僕の写真集ってどうなってるんだろう)

キョウヘイ「……ただ、バトルで負けると速攻で控室に戻るリポーター頃しだとか。色々聞くっすね」

マサル「もう一人のジムリーダー、メロンさんは氷タイプの使い手だな。いかにも、って感じの女性だ」

ユウリ「わかる……あと、頼りがいのある女性って感じだね! 包容力というか……」

レッド(ヨウが喜びそう……)

キョウヘイ(ヨウが喜びそうっすね)

トウヤ(ヨウが好きそうな人かな……)

179: 22/04/05(火) 23:09:05 ID:EGYA
レッド「……色んな所が、ある……」

キョウヘイ「どこから行くか迷っちゃうっすね~」

トウヤ「タウンって言っても、結構広いよねぇ」

ホップ「あと!! ステーキ屋さんもあるんだぞ!!!」

ユウリ「ブティックにサロンもある! かなり充実した町だね」

レッド(タウン、とは……)

キョウヘイ「建物も全体的に立派っすもんね~……」

トウヤ「それじゃあレッド、どうしようか?」

レッド(どうしよう……)

何処に行くか
1,スタジアム 2,温泉 3,ホテル 4,ステーキハウス 5,ブティック 6,その他
下1

180: 22/04/06(水) 00:03:47 ID:R6FH
マサラ人なら4

181: 22/04/06(水) 00:06:41 ID:ClQz
レッド「……ステーキハウス……!!」

キョウヘイ「もうお腹空いたんすか!?」

レッド「……」コク

トウヤ「あはは、せっかくだから覗いてみようか?」

マサル「そうだな、少し早いが昼食だな」

ユウリ「あそこか……美味しいんだが、カ口リーがな……」

ホップ「おいしんボブ!! すごくおいしんだぞ!!」

レッド(……おいしんぼぶ 凄い名前……)

キョウヘイ「ちょっとしたイッシュイズムを感じるっすね」

トウヤ「だねぇ……」

185: 22/04/06(水) 20:57:09 ID:ClQz
はじめます

186: 22/04/06(水) 21:01:49 ID:ClQz
~ステーキハウス おいしんボブ~

レッド「……この人が、ボブさん……?」

ユウリ「それは明らかにはなっていないね。しかし、ガラル人はボブという名を聞くと彼を思い出すよ」

マサル「カレーの具材として売ってる食材にも、ボブ印のものが結構あるんだよな」

ホップ「ガラル人の生活に寄り添っているボブなんだぞ……!」

キョウヘイ「すげえっすね……レンガ造りなのが、ステーキハウス感を加速させるっす」

トウヤ「あはは、それじゃあ席に……あれ?」

マサル「気付いたか。このタペストリー、見覚えあるだろう?」

レッド「? ……ほんとだ、どこかで……」

キョウヘイ「これ……ちょっとボロくなってるけど、宝物庫で見たタペストリーと似てないっすか?」

ユウリ「どうやらそのようだね。どうしてここにあるのか私たちも驚いたけれど……」

店員「それかい? アンティークマーケットで買ったんだよ」

トウヤ「それは……あはは、せめてちゃんと飾ってくれる人の手に渡ってよかった、と考えた方がいいかな」

レッド(ステーキくさくなりそう)

187: 22/04/06(水) 21:07:57 ID:ClQz
ホップ「それはそれとして! ステーキ食べるんだぞ!」

レッド「一番大盛のやつ……」

ユウリ「何!? おいしんボブはかなりの量だけど……いけるかい?」

レッド「いける……」

キョウヘイ「食べるって決意した時のレッドさん、食欲すごいっすもんねー。俺は~……200gくらいにしとこっかな~」

マサル「僕もそうしておこう」

ホップ「オレは250g!」

ユウリ「食べ盛りだね。私は150g……本当はもっと食べたいがね! カ口リーを取りすぎる訳にはいかない……」

トウヤ「朝ご飯食べすぎちゃったからな~……僕も150gで」

キョウヘイ「14歳女子と16歳男子が同じ量っすか……逆に心配になるレベルっすよ」

トウヤ「あはは……あんまり元気に動かないからかな」

レッド「……足りなかったら、少し……あげ……」

トウヤ「無理はしなくていいからね!!」

188: 22/04/06(水) 21:11:15 ID:knbr
結構最初のスレでボブっていなかったっけ
確かトウヤとキョウヘイの知人だった気がする

189: 22/04/06(水) 21:14:13 ID:ClQz
>>188
キョウヘイ「よう覚えてるっすね……まぁボブはポチとかタマと同じくらいポピュラーっすから」

トウヤ「僕たちが覚えてないから扱いが難しいよね」

キョウヘイ「別のボブだと思うっすよ。多分。きっと。そうじゃなかったら商談持ちかけにいくっす」


レッド(美味しい!!!)

ユウリ「すごいだろう! 遠方からこれを食べるためにキルクスタウンまでくる人もいるそうだよ」

ホップ「いつ食べても美味しいんだぞ~~~!!!!」

マサル「だな。僕としては、ソースに秘密があると睨んでいるんだが……企業秘密だそうだ」

レッド(おいしい…………)モグモグ

キョウヘイ「マジでうまいっす……イッシュでも食えたらいいのにな~……」

トウヤ「そうだねぇ、向こうでも人気出そうな感じ」

キョウヘイ「話持ち掛けてみっかな~……」モグ

レッド(おいしい~……)モグモグ

190: 22/04/06(水) 21:18:59 ID:ClQz
レッド(おいしかった……)

キョウヘイ「レッドさん、ずっと幸せそうな顔してたっすね~」

トウヤ「あはは、全部食べられたねぇ」

レッド「! ……あげるの、忘れてた……」

トウヤ「大丈夫だよ、僕もお腹いっぱいになったからね」

ユウリ「マサル、アレ買っていくかい?」

マサル「あぁ、缶詰だな。いくつか買っておくか」

ホップ「やった~~! あのカレー美味しいから楽しみなんだぞ!」

キョウヘイ(ガラル人マジでカレー大好きだな……)

トウヤ(イッシュ人もハンバーガーとピザで生きてるから人の事言えないよ)

キョウヘイ(確かに……)

レッド(カレー食べたくなってきた……)

マルヤクデ「ふぁふぁふぁぶぁ」

レッド(かわいい……)

191: 22/04/06(水) 21:24:30 ID:ClQz
~外~

レッド「……満足」

キョウヘイ「いやー、食ったっすね~」

トウヤ「そうだねぇ。この後は……温泉はちょっと時間をおいてからにしよっか」

ホップ「そういえば、ご飯のあとすぐお風呂はダメって聞いたんだぞ!」

マサル「消化不良を引き起こすかもしれないからな。他にも色々見どころはある、そっちから行こう」

ユウリ「今日泊まるのは多分ホテルイオニアだろう? 先に荷物を置いてもいいかもしれないね」

キョウヘイ「せっかくホテルがあるんならホテルに泊まりたいっすもんね~。費用は俺にお任せくださ~い」

ホップ「建物が二つあるけど、どっちも同じような感じだったんだぞ!」

トウヤ「ブティックとかもあるって言ってたもんね。どうしよっか」

レッド(うーむ……)

1,ホテルに行く(右) 2,ホテルに行く(左) 3,ブティックに行く 4,スタジアムに行く 5,その他
下1

192: 22/04/06(水) 21:31:58 ID:V4sI

193: 22/04/06(水) 21:38:49 ID:ClQz
レッド「服屋さんに……行く……?」

キョウヘイ「レッドさん、ブティック行く選択肢選ぶたびに疑問符ついてる気がするっすけども」

レッド「服、あんまりわかってないから……」

トウヤ「寒いところだから、暖かい服が売ってそうだよね」

ユウリ「せっかくだ、レッドも何か冬服を買ったらどうだい?」

レッド「……そうしよう、かな……」

キョウヘイ「え、珍しいっすね。レッドさんが服買うのに乗り気なの」

レッド(ぽけますの方の僕は衣装二つあるらしいし……)

キョウヘイ(レッドさんも巫女とかいろいろ来てたっすけどもね)

トウヤ(口リ服とか幼稚園スモックとかね)

ユウリ「君たち、無言で通じ合うのやめてもらっていいかい!? 何話してるかすごい気になるから!」

194: 22/04/06(水) 21:44:54 ID:ClQz
~ブティック~

レッド「……色々ある……」

マサル「そうだな、僕も同じ感想だ」

ユウリ「もっとワクワクしたまえ! ほら、レッドこういうの好きじゃないかい? ボア素材のコート!」

レッド「もふもふ……!」

キョウヘイ「へー、思ったよりパンクなファッションも売ってるんすね」

ホップ「レッドーーー!! レッドが好きそうなTシャツあったんだぞ!!」

レッド「! ピカチュウ……」

トウヤ「ちょっと悪そうな顔したピカチュウだねぇ」

ユウリ「ふ……ファッションセンスが疼いてきた!! 誰か、着せ替え人形になってくれる人はいないかい!?」

ホップ「わーーー!! ユウリ、ブティックに来るとたまにこうなるんだぞ!」

マサル「はは、ユウリは本当にファッションが好きだな」

ユウリ「楽しいからね!!!」

着せ替え人形の人 下1  どんな服を着せるか 下2

195: 22/04/06(水) 21:55:26 ID:knbr
たまにはトウヤさんでどうだろう

196: 22/04/06(水) 21:56:55 ID:bQaI
英雄っぽい服

197: 22/04/06(水) 22:04:33 ID:ClQz
ユウリ「君だーーーーーーーーッ!!!!!!!」ビシィ

トウヤ「えーっ、僕!?」

ユウリ「あぁ! 普段は着飾る皆を見てにこにことしていたようだけれど……」

ユウリ「私の目は誤魔化されない! そのスタイル、顔面……」

ユウリ「化ける!!!!!」ビシィ

トウヤ「そ、そうかなぁ……僕は地味な方だし、あんまりおもしろくないと」

キョウヘイ「やはりトウヤさんか。いつ出発する?」

ユウリ「キョウヘ院」

トウヤ「えーーー!?」

ホップ「何だか二人とも楽しそうなんだぞ!」

マサル「はは……息ぴったりだな」

レッド(確かにトウヤが着るがわになるイメージ、あんまりない……)

ユウリ「近付いてくる決戦の時ィ!」

キョウヘイ「打つべきピリオドはァ! スタープラチナム!!」

トウヤ「わ~~~~~~っ」ズルズル

198: 22/04/06(水) 22:12:15 ID:ClQz
ユウリ「さて……トウヤを拉致したところで、どんな服を着せるのがいいと思う?」

トウヤ「やっぱりこれ拉致なんだ……」

キョウヘイ「そーっすねぇ……」

キョウヘイ(アローラでファッションショーした時はアクロマコスだったんすよね……)

キョウヘイ「……ちょっとフォーマルな……それでいて、ガラルの伝統を感じるような服がいいと思うっす」

ユウリ「ふむ……」

トウヤ「結構限定的だね? そういう感じの服、こういうブティックにあるのかなぁ」

店員「ございます!!!!!」

トウヤ「あるんだぁ……」

ユウリ「だとしたらマントだね!! ガラルの伝統ファッションでフォーマルといえばマントは欠かせないさ」

トウヤ「マント……!?」

キョウヘイ「おお~、いいっすね! ……色は黒がいいと思うんすけど」

ユウリ「ふむ? 赤とか青の方がメジャーなんだけれど……あえてのチョイスだね!」

199: 22/04/06(水) 22:20:13 ID:ClQz
キョウヘイ「マントに合わせるとして……」

ユウリ「トウヤ! ローブと鎧どっちがいいかい!?」

トウヤ「鎧着ちゃったら動けなくなるかな~~」

キョウヘイ「ここはあえてスーツとかどうっすか!?」

ユウリ「スタイリッシュじゃないか! 白いスーツだが、黒いマントと合わせることで華美になりすぎない……!」

キョウヘイ「あとは……トウヤさんは剣よりも旗っすよね~」

トウヤ「これ、本当のコンセプトは?」

キョウヘイ「……」

トウヤ「キョウヘイ?」

キョウヘイ「……現代の英雄っす!」

トウヤ「だろうと思ったよ~~! 別に気は使わなくていいけど、キョウヘイの英雄像ってこれ!?」

ユウリ「英雄! といえば、ガラルじゃ例の英雄伝説が主流だが……昔から騎士物語も人気さ!」

キョウヘイ「いっそコスプレに振り切っても……」

トウヤ「よくないね。あと旗結構重いねこれ」

ユウリ「そうだろうね。しかし良いよトウヤ……まさしく救世の英雄に見えるよ!」

トウヤ「……そう?」

キョウヘイ「ぶっちゃけそうっす。全てのデリカシーを取っ払って言うっすけど」

キョウヘイ「その格好でゼクロム連れて歩いたら革命起こせるっすよ」

トウヤ「起こしたくないな~~~。この服で……」

200: 22/04/06(水) 22:26:05 ID:ClQz


ユウリ「連れてきたよーーーー!!!」

キョウヘイ「俺、満足!」

トウヤ「あはは……レッドの気持ちがちょっとわかったかも……」

レッド「……! すごい……強そう……」

ホップ「ほんとだーーー!!! 強そうなんだぞ!?!?」

レッド(マント、もふもふついてる……)

キョウヘイ「やっぱ強そうなマントっつったらファーがついてないとっすからね」

ユウリ「その辺りを重厚にしないと、怪盗と間違えられないからね……」

マサル「……それにしても、凄いな。革命とか起こせるんじゃないか?」

トウヤ「あはは、キョウヘイにも言われたよ」

マサル(ってことは……やっぱり、コンセプトは英雄なのか。旗まであるしな)

マサル(人を惹きつけ、そして救う英雄か……)

トウヤ「流石に、この格好は変だよねぇ……」

マサル「まさか、本当に似合ってるさ。タペストリーなんかに書かれてそうだな」

トウヤ「……あはは……」

レッド(この旗、武器にしたら強そう……)

201: 22/04/06(水) 22:31:54 ID:ClQz
キョウヘイ「この服、俺が買い取っていいっすか? 今度はスタジオ借りて撮影しましょうよ」

トウヤ「あんまりしたくないかな~」

ユウリ「素晴らしい案だ!!!!!!! その時は私も是非同席させてくれるかい?」

キョウヘイ「勿論っすよ! 共同制作っすからね」

トウヤ「そっか、着せ替え人形は人形だから意見を聞き入れては貰えないんだ……」

キョウヘイ「ちょ、レアな拗ねみせないでくださいよ! だってマジで似合うんすもん、しょーがないじゃないっすか」

トウヤ「そうかなぁ。僕としては、その内キョウヘイが着るようになってほしいけど」

キョウヘイ「何度も言ってるっすけど、俺はそっち継ぐつもりはないっすからね!」

トウヤ「あはは、知ってるよ。冗談」

キョウヘイ「も~……あ、店員さん! あの服、ここに送っといてくださいっす」

店員「かしこまりました~」

トウヤ「何だか一気に疲れたなぁ……着替えてくるね。マントも結構重かったし……」

ホップ「そうなんだぞ、兄貴もいいトレーニングになるって言ってたんだぞ!」

レッド(そういえば、ダンデさんもマントしてたなぁ)

202: 22/04/06(水) 22:34:56 ID:ClQz
~外~

トウヤ「ふぅ……」

レッド「……トウヤ、疲れた……?」

トウヤ「うーん、ちょっとね。だけど、どっちかっていうと気疲れだから大丈夫だよ」

ユウリ「今度はパンクファッションを……」コソコソ

キョウヘイ「いいっすね、マサルも……」コソコソ

トウヤ「こーら、作戦会議しないの!」

マサル「しれっと僕を巻き込むのもやめてもらっていいか?」

レッド(確かにあれは疲れるよね……)

トウヤ(今度からレッドにお願いする口リ服は少なめにしようかな……)


次に行くところ 1,ホテル(右) 2,ホテル(左) 3,スタジアム 4,他
下1

203: 22/04/06(水) 22:46:35 ID:V4sI

205: 22/04/06(水) 22:52:52 ID:ClQz
レッド「……荷物、置きに行こう……ホテル」

マサル「それじゃあ、向こうだな。建物は二つあるが、どっちがいい?」

レッド「んー……あっち」

ホップ「それじゃーさっそくゴーなんだぞ!」

キョウヘイ「いえ~い!」


~ホテル イオニア~

ホテルマン「お部屋の空き、ございます」

キョウヘイ「へー! 珍しいっすね。このシーズンでも埋まってないとは」

ホテル「……オーナーより、皆さまが来られた際は優先せよとのことでしたので……」

キョウヘイ「そうなんすね! いや~、いいホテルだなあ」ウンウン

ホップ「へー! 凄いんだぞ!」

レッド(キョウヘイかぁ……)

マサル「前もって噂が流れてたのかもな。ジムチャレンジも進んだことだし」

キョウヘイ「えーと、2,3人部屋なんすね。後で部屋分けも決めちゃうっすか」

ホップ「ここに泊まるの、はじめてなんだぞ~~! お部屋は見せてもらった事あるけど!」

ユウリ「そうだね! あのふかふかそうなベッドを使える日が来るとは……!!」

210: 22/04/07(木) 21:00:45 ID:IvxZ
はじめます

211: 22/04/07(木) 21:09:48 ID:IvxZ
レッド「……部屋を、きめます……」

ユウリ「私は堂々と一人部屋を使わせてもらおう!」

キョウヘイ「こっちは二人と三人に分ける感じになりそーっすね」

ホップ「賑やかなのも楽しそうだけど、のびのびするのも楽しそうなんだぞ……! むむ」

レッド(……どうしよう)

レッド(このレスの長さがとてつもなく短くなってしまった)

レッド(まあいっか)

どう部屋分けするか 下1

212: 22/04/07(木) 21:36:02 ID:3qrS
レッド+イッシュ ガラル

213: 22/04/07(木) 21:39:17 ID:IvxZ
レッド「……です」

キョウヘイ「さーて、俺のはしゃぎリミッターを開放するときが来たみたいっすね……」

トウヤ「あはは、まだ荷物を置きに来ただけだよ」

マサル「その部屋割りか。それなら僕も都合がいいよ」

ホップ「え? ……あぁ! マサルも兄貴の試合DVD見たかったんだな!」

マサル「はは、そんなところだよ」

レッド(何だかんだで二人と同じ部屋なのは嬉しいな)

レッド(家族とか、緑と同じくらい馴染んでいるので……)

キョウヘイ「お、これは読めないタイプの括弧。けどなんか感慨深そうっすね~」

トウヤ「どうしたの、レッド?」

レッド「……なんでもない……」

214: 22/04/07(木) 21:42:35 ID:IvxZ
~部屋~

レッド「ひ 広い……」

トウヤ「わ~、ちゃんと高級ホテルって感じだねぇ……」

キョウヘイ「おわ~~、ベッドでか! テレビもデカいっすね」

レッド(そもそも壁紙がすごかった)

トウヤ「布団も暖かそうだねぇ……あれ、キョウヘイは?」

レッド「?」キョロ

   キョウヘイ「わーーーー!!! 風呂もまあまあデカい!!!」

レッド「……いた……」

トウヤ「あれ、シャワールームかと思ったけど。ちゃんと浴槽もあるんだねぇ」

キョウヘイ「そーなんすよ、大浴場もあるってから使わないかなーと思ってたんすけど……こっちも捨てがたいっすね」

レッド(こっちのお湯も温泉なんだ……)

215: 22/04/07(木) 21:47:48 ID:IvxZ
~廊下~

キョウヘイ「や~、部屋の探検ってなんだかんだ面白いんすよね」

トウヤ「キョウヘイはこういうの慣れてそうだけど、そうなんだ?」

キョウヘイ「まあ、出身がパンピの男の子っすからね。デカい部屋はいつだってはしゃぐっすよ」

レッド(僕もはしゃいでしまいました ベッドでトランポリンはやめておきます)

レッド「……?」

トウヤ「ん、どうしたの?」

レッド「……物音がする……」

キョウヘイ「お? ……ほんとだ、隣の部屋っすね」

レッド「何かあったのかな……」

レッド(あんまりよくないかもしれないけど……盗み聞きしちゃおう)

会話(内容か話している人)  下1 

217: 22/04/07(木) 22:12:47 ID:IvxZ
エリカ「ガラルでのレッドさん人気はうなぎのぼりですわね……」ゲンドウポーズ

シルバー「はい、それは喜ばしいことですが……少々言動に問題のあるファンが目立ちます」

ナツメ「それは……私が言うのも妙だけれど、困るわね」

グリーン「なあ、俺幹部じゃねえんだけど。なんで呼ばれたんだよ」

エリカ「勿論、特別顧問としてですわ! レッドさんのことをよくご存じですもの」

グリーン「それはそうだけどよ……」

マサキ「変なファンはミョンミョンで対処したらええんちゃうの?」

ナツメ「それは良くない未来に繋がるわ」

シルバー「やはり、地道に注意喚起をしていくべきか……」


レッド「?」

キョウヘイ「あ、そういや会議の会場ここだったっすね」

トウヤ「参加していこうか、せっかくだし」

レッド「?」

218: 22/04/07(木) 22:16:16 ID:IvxZ
キョウヘイ「こんちゃーす!」

トウヤ「こんにちはー」

エリカ「まぁ! キョウヘイさんにトウヤさん、お忙しいなか幹部会議に……あら? お二人とも、旅の途中では……」

レッド「……ひさしぶり……」

エリカ「あらまぁ! いやですわ、ご本人に幹部会議が見られてしまいました」

シルバー「れ、レッドさん! こ、これはその……」

ナツメ「ひ、久しぶりね……」「こんな未来、見えてなかったわ!」

マサキ「お、レッド来とったん? やっぱレッドも洗脳が一番早いと思わへん?」

ナツメ「却下よ」

グリーン「よおレッド、お前も来たか」

レッド(そのセリフまでネタにしていくんだ……)

グリーン「ま、俺はお前が近くまで来てるの知ってたけどな」

219: 22/04/07(木) 22:20:46 ID:IvxZ
レッド「……何、してたの……?」

レッド「緑は視察、らしいけど……二人とも、ジムリーダーは……?」

エリカ「あら ふふふ それは……ねぇ?」

ナツメ「私に助けを求めないでちょうだい。安心してレッド、正規の長期休暇よ」

エリカ「えぇ、えぇ……わたくしもそんな感じです」

レッド(ほんとかな……)

エリカ「それより、です。せっかくレッドさんがいらしたんですもの」

エリカ「ここはご本人の案を聞きましょう!」

ナツメ「それってアリなのかしら……」

シルバー「レッドさんにご希望があるなら、それに沿いたい気持ちはありますが……」

レッド「? ……何の話……?」

キョウヘイ「確か今日の議題は~……レッドさんPRの今後の方向性っすね」

レッド(僕のPRって何?)

220: 22/04/07(木) 22:24:15 ID:IvxZ
レッド「僕のPRって何?」

グリーン「お、これはマジで意味がわからなくなってるときのレッドだな」

トウヤ「あはは、レッドには秘密にしてたもんねぇ……」

エリカ「そうなんです、レッドさんがバトルを終えた後……レッドさんのお話をしている方に、この会報をお渡ししてて」

レッド(その会報の存在を僕は知らないんですけど)

シルバー「中は、レッドさんが直近で行ったバトルの解説や育てているポケモンの紹介があります」

マサキ「後半は写真集やな! もうほとんどが写真やで」

キョウヘイ「俺も最新のやつは初めて見たんすけど……ほらレッドさん、この辺りの全部盗撮っすよ」

レッド「えー……」(別にいいけど、こんなにあったんだ)

キョウヘイ「これはトウヤさんが撮ったやつっす」

トウヤ「僕が撮りました~」

レッド(撮られた記憶があるやつだ……)

221: 22/04/07(木) 22:30:09 ID:IvxZ
レッド「……で、その方向性を……変える……?」

シルバー「そうです。これはガラルの地域性なのかはわかりませんが……やはり、トレーナーの人気自体が強いようで」

エリカ「わたくしたちの予想以上に人気が出ているようなんです……このままだと、レッドさんの旅のお邪魔にならないか心配で」

キョウヘイ「旅してる分には、今のところ大丈夫っすけどもね」

トウヤ「あはは、むしろ……有名トレーナー揃いだから話しかけれないだけかもしれないけど」

キョウヘイ「あー、マサルもユウリもホップも……前期ジムチャレンジの実力者っすもんね」

グリーン「大丈夫だろ、変な奴が来てもボコせるって」

ナツメ「わからないわよ」

グリーン「信憑性すげえ」

シルバー「……とにかく、ガラルのファンはかなり熱心です。何か対策を取るべきかと考えていて……」

レッド(熱心なファン対策かあ……)

下1

222: 22/04/07(木) 22:52:00 ID:c0OI
ガチムチさんかファイアをSPに雇う

223: 22/04/07(木) 22:56:18 ID:IvxZ
レッド「……僕は、見た目だけじゃ……強そうじゃない、ってこと……だよね」

マサキ「んー?」

ナツメ「……まぁ、レッドの外見を理由に近付いてくる輩がいるということは、避けられるようなものではないということよ」

レッド「なら……強そうな見た目の人を……スーツ着せて、横に……」

キョウヘイ「強そうなSP雇うってことっすか! 確かにありっすね」

トウヤ「僕とかキョウヘイじゃ迫力ないもんねぇ」

キョウヘイ「おーい!」

グリーン「だとして、誰を雇うんだよ」

レッド「まず……ガチムチさん」

シルバー「あぁ、あの……彼?彼女?ですか。あの人は、言動こそ我が強いですが仕事はしっかりする方です」

キョウヘイ「流石宇宙での上司……確かに、あの人がスーツで横にいたらビビるっすね」

レッド「あと……ファイア」

マサキ「何やて? 弟やないの」

224: 22/04/07(木) 22:59:34 ID:IvxZ
レッド「でも……多分、強そうに見える……」

キョウヘイ「あ~、確かに……ファイア、割と大人っすしね」

トウヤ「トラブル対応も慣れてそう」

レッド(普段からおぼっちゃまのSPっぽいことしてるって言ってたし……)


~カフェ~

カルム「っくしゅん!」

ハンサム「どうしたカルムクン、風邪か!」

カルム「だ、大丈夫だよおじさん!」


~ホテル~

レッド(誰の事だろう……)

グリーン「あいつなら実際に戦闘になったとしても強いしな」

ナツメ「そうね……バトルも強かったわ」

エリカ「でしたら、次のジムチャレンジはその方向性ですね!」

シルバー「でしたら、俺は彼女……彼……に連絡を取っておきます」

グリーン「んじゃ、俺はファイアに言っとくわ」

225: 22/04/07(木) 23:07:13 ID:IvxZ
レッド(うわあ、なんだか凄いことになっちゃったぞ)

キョウヘイ「今回に関しては言い出したのレッドさんすけどね」

トウヤ「まぁ、僕たちが案を出してほしいって言ったから……責任はこっちにあるかも?」

エリカ「これで、次のジムチャレンジも安心して臨んでいただけますわ!」

ナツメ「私にはもう、次の試合の未来は見えているけれどね」

シルバー「連絡取れました、レッドさんのジムチャレンジが終わる頃にはこちらに着くそうです」

グリーン「ファイアも今からダッシュで来るってよ。ライとバトル観戦するっつってたぜ」

キョウヘイ「……ま、タイミングよかったっすよ。次の相手はワンチャンマクワさんっすからね」

レッド(?)

キョウヘイ「あの人も、俺とかレッドさんに負けないくらい厄介ファンが多いらしいんすよ」

キョウヘイ「トラブルが起きる可能性も……無くはないっすからね」

レッド「そうなんだ……」

トウヤ「僕たちは自分でどうにかできるけど……レッドは、場合によってはね……」

キョウヘイ(マクワさんに向けてだとしても、ヤンデレタイプが来た時のレッドさんは相性不利っすからね……)

レッド(大体勝てると思うけどな……)

226: 22/04/07(木) 23:11:27 ID:IvxZ
トウヤ「それじゃあ、今日はこのままジムチャレンジして……終わったら、皆で足湯に行こっか」

キョウヘイ「っすね。お二人へのギャラもホテルの部屋とかにすりゃいっか」

レッド(まぁ、また二人に会えるっていうのは 楽しみ……クロードさんとライも話せるかな)

マサキ「ミョンミョンで全部解決できると」

ナツメ「しつこいわ」

シルバー「俺たちも、応援しに行きますね」

グリーン「俺は視察の隙間時間でここに来たからすぐ戻るけどな。どうせ勝つだろ?」

レッド「当たり前……」

グリーン「だろ。今度録画したやつ見るわ」

キョウヘイ(録画はしてるんすね~~~)

トウヤ「それじゃあ、マサルたちにも言いに行かないとね」

レッド「うん……」

レッド(6つめのジム……楽しみ)

232: 22/04/08(金) 21:07:57 ID:x6cu
レッド「……かくかくしかじかで……」

マサル「なるほどな」

ユウリ「その人たちは……そういうアレなんだね」

エリカ「そうですわ~」

ナツメ「……そうね」

マサキ「そういうアレなんやで」

シルバー「……」

ホップ「色んな人がいるんだぞー!」

マサル「はは、レッドは人気者……だな?」

レッド(僕自身にもよくわかりません)

ユウリ「それじゃあ、キルクススタジアムへと向かうとしよう!」

レッド「おー……」

233: 22/04/08(金) 21:12:30 ID:x6cu


~キルクススタジアム~

観客「今日のバトルも楽しみ~!」

観客2「今日はあのチャレンジャー達も来るんだろ?」

観客3「レッド、キョウヘイ、トウヤだな!」

観客4「彼らのバトルはとても興味深い……」

キョウヘイ「俺らも人気になったっすねぇ」

トウヤ「僕が二人と同じくらい人気になる日が来るなんてね……」

レッド(ジムの注目度、すごいな~~……)

マサル「ええと、今日のジムリーダーは……」

秒数が偶数ならマクワ 奇数ならメロン  下1

234: 22/04/08(金) 21:35:01 ID:GidM
とう

235: 22/04/08(金) 21:41:19 ID:x6cu
メロン『あんたたち~~~!! 見てるかい!?』パッ

レッド「!」

キョウヘイ「お、モニターが……いやカメラ近!」

メロン『あたしが今日のジムリーダー、メロンだよ! せっかくだからね、挨拶をしておこうと思ったのさ』

観客「うおーーーーー!!! メロンさん!!!!」

観客2「好きだーーーーーーーー!!!!」

観客3「ママーーーーーーーーー!!!」

トウヤ「す、すごい人気だね……」

マサル「最近は息子さんにも影響されてか、ファンサービスが多いんだ」

ユウリ「メロンさん、今日も美しく凛々しいね……」

ホップ「ユウリもメロンさんのファンなんだぞ!」

メロン『今日はいつもよりスタジアムが賑やかなようだったねぇ!』

メロン『それだけ実力のあるチャレンジャーが来る……ってことさね』

メロン『さ、早くここまで来な! 氷点下の世界で、あたしとあたしのポケモンが待ってるよ!』

236: 22/04/08(金) 21:47:16 ID:x6cu
レッド「……!」ワクワク

キョウヘイ「いやー、いいサービスっすね! 俺たちもやる気出てきちゃうっすよ」

トウヤ「そうだねぇ、楽しみになってきたよ」

「ところで皆さん、ここのジムチャレンジについてはご存じかな?」

レッド「!」

キョウヘイ「こ、この声は!!」

ファイア「そう、俺こそは……人呼んでさすらいのダウジンガー、ファイア!」

ライ「チッ、なんだって俺たちが……」

ユウリ「おや、久しぶり……でもないのかな?」

マサル「ワイルドエリアで一緒にキャンプして以来だな」

ファイア「話を戻すけど、ここのジムチャレンジ。なんと、ダウジングマシンを使うんだよ」

レッド「……そうなの……?」

ファイア「正確には、ダウジングマシンを改良した落とし穴感知器だけどね。俺的には見逃せませんな」

237: 22/04/08(金) 21:53:19 ID:x6cu
ガチムチ「レッドちゃあ~~~~~ん!!!!」

レッド「!」

クロード「久しぶりだな。少し見ない間に、かなりの有名人になったようだ」

レッド「お久しぶり、です……」

ホップ「あ!!!!! 洞窟ぶりなんだぞ!!!!!」

ガチムチ「あらあホップちゃんも!!! 元気そうじゃなあ~~~~い!!!」

ホップ「元気なんだぞーーーーーー!!!」

トウヤ「あはは、元気チームだねぇ」

ガチムチ「今日はバトルの観戦に来たのよぉ?その後はSPになればいいのよねん」

クロード「中継でバトルは見ていたが……直接見るのは初めてだ。楽しみにしてるぞ」

レッド「任せて…………!」

マサル「やる気は十分だな」

ユウリ「これから氷タイプのジムに挑むんだ、燃えていれば燃えているだけいいとも!」

レッド「……じゃあ……行ってくる……」

238: 22/04/08(金) 21:56:04 ID:x6cu
~ジム~

レッド(凄い氷の床……確かに、落とし穴ありそう)

ジムトレ「この機械をどうぞ!」

レッド(ダウジングマシンだ!)

ジムトレ「それは落とし穴感知器。この先には落とし穴が隠されています」

ジムトレ「この機械で落とし穴を感知し、落ちないように進んでください!」

レッド(ダウジングは、普段あんまりやらないけど……)

レッド(ファイアが見てるから……カッコ悪いところを見せる訳には……いかない!!!)

レッド(しゅつげき!!!)

直下秒数が20以下なら落ちない

239: 22/04/08(金) 22:20:34 ID:o9Fv
どん

240: 22/04/08(金) 22:24:25 ID:x6cu
レッド(い、いける……!! あとちょっとな気がする!!)

レッド「!」

ジムトレ「!」

レッド「バト るっ!?」ガラッ ヒューーー……

ジムトレ「あーー……」

レッド(急いじゃった……)

レッド「……ば、バトル……!」

ジムトレ「はい!!」

レッド(見なかったことにしてくれてる……)

レッド(……とりあえずは、ブースターでごり押しかな……)ポーン

ブースター「ぶぅう!」ボッ

レッド(ブースターはやる気がまんまんだ……)

241: 22/04/08(金) 22:28:59 ID:x6cu



ブースター「ぶすた!」ボッ

レッド(あの後も三回くらい落ちました)

ブースター「ぶぅぅ」ペシ

レッド(ふがいないトレーナーで……ごめんね……)

ブースター「すたた」ペシペシ

レッド(にくきゅう)

レッド「……あ、スタジアム……」

~スタジアム~

レッド「ちょっと涼しい」

メロン「来たね! あんたが実力者の一人、レッドかい?」

レッド「……そう、です……」

メロン「氷点下にも耐えられそうな良い面構えだ! ……って、本当に寒くないのかい?」

レッド「……全然、へーき……」

メロン「そりゃあ驚いた!」

242: 22/04/08(金) 22:35:22 ID:x6cu
メロン「けど、あたしにとっても好都合さ。本気でぶつかっても平気ってことだね!」

レッド「うん……本気で……!」

メロン「今にも吹雪そうな闘志だねぇ……楽しみになってきたよ!」

レッド「……いこう……!」ポーン

ブースター「ぶーすた!」ボオッ

メロン「もこもこで可愛いやつじゃないかい! けど……この子だって負けちゃいないさ!」ポーン

モスノウ「…」

レッド「……!!!」

レッド(冷たそうなのに……もふもふ……!)

ブースター「…………ぶーーーーーーーすたっ!!!!!」ボオオッ

レッド「!? ブースター……!」

モスノウ「!!」バタッ

メロン「ヒュウ、いきなり本気のフレアドライブかい! やるねぇ」

レッド「…………」

ブースター「……」

レッド(ごめん……)

243: 22/04/08(金) 22:40:56 ID:x6cu
レッド(もううつつをぬかしません)

ブースター「すた!」フン

メロン「あっはっは、仲良しだねぇ! けど、次はどうだい?」ポーン

ガラルヒヒダルマ「だんだん!」

レッド「……???」

メロン「おや、初めて見るかい? こいつはヒヒダルマさ!」

レッド(ヒヒダルマ……確か、炎タイプのはずだけど……)

メロン「ガラルに生きるヒヒダルマはこの姿なのさ。普段は穏やかなんだよ」

レッド(じゃあ、試しに……火炎放射!)

ブースター「ぶーーー!!」ボオッ

ガラルヒヒダルマ「だだだっ! …………」

ガラルヒヒダルマ「だーーーーーーーーーー!!!!!」

メロン「これがガラルのヒヒダルマのダルマモードさ!」

レッド(す……すごい怒ってる!!!)

244: 22/04/08(金) 22:46:06 ID:x6cu
メロン「この姿なら、火力もかなり高くなるのさ! ヒヒダルマ、地震!」

ガラルヒヒダルマ「だだだんだん!!!!!!!」ゴゴゴ

ブースター「!!」

レッド「……。ブースター、いける!」

ブースター「す、たっ!」ボオオッ

ガラルヒヒダルマ「だだだん……」バタッ

レッド「……ブースター、休憩……」シュウン

メロン「あのダンデが絶賛するトレーナーだっていうから、氷を融かすような熱いトレーナーかと思ったら……」

メロン「氷の上でも、雪の中でも物怖じしない。肝が据わってるトレーナーだったんだねぇ!」

レッド(普段は吹雪の中なので……)

メロン「最後の一匹……ひとかけらでも、氷は氷! 辺りを全て凍てつかせるよ、ラプラス!」ポーン

レッド「!」

キョダイラプラス「きゅーーーーーーーーぅうう……」ドシーン

レッド(か……かわいい……!)

レッド(きょだいまっくすもいいなぁ……でも、ラプラスの強さは良く知ってる)

レッド(炎でごり押しは出来ない……から、どのポケモン出そうかな)

下1

245: 22/04/08(金) 22:47:15 ID:o9Fv
こっちもラプラスで年季の違いを見せつけよう

246: 22/04/08(金) 22:57:18 ID:x6cu
レッド「……」

ボール「」カタ

レッド「……うん。そうだね……」ス

レッド「いくよ、ラプラス……ダイマックス!!」ポーン

デカラプラス「きゅうううーーーーーーーっ!!!」ドシーン

メロン「へぇ! あんたもラプラスを連れてたんだね」

レッド「うん……最初の旅で出会った、大事な子……」

メロン「そりゃあ……楽しみだねぇ! あんたのラプラスとあたしのラプラス、どっちが強いか頂上決戦だ!」

レッド「……!」

メロン「ラプラス、ダイサンダー!!」
レッド「ラプラス、ダイサンダー!!」

キョダイラプラス「きゅ~~~~~~~~~~っっっ!!!」バチバチ
デカラプラス「きゅぅううううううーーーーーー!!!!!」ドカーーン

247: 22/04/08(金) 23:02:08 ID:x6cu
レッド「…………」

メロン「これは……」

キョダイラプラス「きゅう~~~~~~…………」ドカーーン バタッ

デカラプラス「きゅきゅっ……、きゅう!!」キリッ

レッド「……やったね、ラプラス……」

デカラプラス「きゅ~」

メロン「こりゃあ参ったね! ありがとう、ラプラス!」シュウン

メロン「若い才能を見つけると嬉しくなるけどね、あんたのそれは嬉しいなんてもんじゃない!」

メロン「久々にぞっとしたね、けど本当にいいバトルだった! ありがとう、こおりバッジ進呈さ!」

レッド「……こちらこそ、ありがとう……ございました……」

メロン「次はリーグであたしか……あたしの息子と会う事になるかね。その時も本気で頼むよ!」

レッド(まくわさん……とも、戦いたいな)

254: 22/04/11(月) 21:07:22 ID:Op05
レッド(前回のあらすじ)

レッド(こおりバッジ、ゲットしてきました)

マサル「おかえり、良いバトルだったな」

ホップ「ラプラスとラプラスの戦い、すごかったんだぞー!」

ユウリ「お互いのプライドを感じる戦いだったね……!」

レッド「わーい……」

マサル「次は……トウヤか。楽しみだな」


~ジム~

トウヤ「わぁ、本当にダウジングマシンみたい」

トウヤ「……あ、反応してる。ってことは、この先に落とし穴があるのかな?」

トウヤ「けど、どこからどこまでが落とし穴なのか……わかりにくいかも」

トウヤ「落ちないで進めたらいいけど……」

直下秒数40以下で落ちない

255: 22/04/11(月) 21:32:19 ID:vdCb
キャートウヤサンガンバッテー

256: 22/04/11(月) 21:38:09 ID:Op05
トウヤ「わー! これ面白いねぇ!」タッタッ

トウヤ「あ、ここから先は落とし穴だから……こっちを回ろうかな」

トウヤ「お宝さがししてるわけじゃないけど、似たような感覚になるね……」

ジムトレ「安全というお宝を手にしている、ということですからね」ポーン

ツンベアー「がう!」

トウヤ「あっはいこんにちは」ポーン

ダグトリオ「だ!」「ぐ!」「とりお!!」



トウヤ「……あ、ゴールだ。なんだかんだ落ちずに来られたね」

トウヤ(安全なルートには必ずトレーナーさんがいるようになってるんだ……)

トウヤ(あとジムリーダーさん あんまりテンション上がらないな いい人なんだろうけど)

トウヤ(アロエさんと同じものを感じる……人妻熟女、僕の好みの対極だな~。今度ヨウに写真送ってあげよう)

257: 22/04/11(月) 21:48:02 ID:Op05
~スタジアム~

メロン「来たね、二人目の実力者! あんたがトウヤだね?」

トウヤ「はい、よろしくお願いします」

メロン「……ふぅん、面白いじゃないか! 優男かと思ったけど、立派な闘志がその内にはあるみたいだね?」

メロン「この氷点下のフィールドで! 同じ想いを持ち続けられるかい!?」ポーン

コオリッポ「ぽぽーー!!」

トウヤ「あ、あのポケモン……確か、レッドがゲットしてたコオリッポだね」

トウヤ「だったら、確か氷単タイプのはず……うん、続投!」ポーン

ダグトリオ「だ!!」「ぐと」「りお」

メロン「随分と浮かれた見た目のダグトリオだね? リージョンフォーム……アローラのダグトリオかい」

トウヤ「はい、何だかんだでゲットして……よく慕ってくれるいい子ですよ」

メロン「なら、よーく見せてもらおうじゃないの! コオリッポ、フリーズドライ!」

コオリッポ「ぽ!」パキパキ

ダグトリオ「だ~~!」

トウヤ「まだいけるね、アイアンヘッド!」

ダグトリオ「ぐ!!」バッ

258: 22/04/11(月) 21:52:18 ID:Op05
コオリッポ「ぽ!!!」バキッ

トウヤ「え!? ……わ、割れた??」

メロン「おや、コオリッポのアイスフェイスを見るのは初めてかい? 物理技を一度無効にするのさ」

トウヤ「えーーーー!!」

コオリッポ「ぽ……」フゥ

メロン「物憂げなコオリッポも可愛いだろう? 巷じゃこれをナイスフェイスって呼ぶのさ」

トウヤ「うーん、事前調査が足りなかったかな……けど、今なら防御力も低いはず。ダグトリオ、もう一度!」

ダグトリオ「とりおーーー!!!」バッ

コオリッポ「ぽぅ……」フゥ バタッ

トウヤ「うーん、すっごい物憂げ……」

メロン「これくらいの方がモテるのさ、今度試してみな!」

トウヤ「(口リにはモテなさそうなので)遠慮しておきます」

259: 22/04/11(月) 21:58:12 ID:Op05
メロン「次はこいつさ! いきな、バリコオル!」ポーン

バリコオル「ばっばりー!」

トウヤ「また見たことないポケモンだなぁ……でも見覚えはあるような……」

トウヤ「後で調べてみようかな、今はとにかく攻め時! アイアンヘッド!」

ダグトリオ「だー」「ぐ!」「とりお!」バッ

バリコオル「ばばりーー!」

メロン「あたしらだって、いつも攻め時さ! バリコオル、エナジーボール!」

バリコオル「ばり~……」ス ブンッブンッ

トウヤ「え? あの動きは……ゴルフ? の 素振り?」

バリコオル「ばりーーーーーーーー!!!」カキーン

ダグトリオ「だ」「ぐとり」「おーー!」バタッ

トウヤ「! ……気を取られたなぁ。お疲れ、ダグトリオ!」

トウヤ(さっきのアイアンヘッドでかなり削れているはず……最後のポケモンはラプラスだとして)

トウヤ(最後のポケモンはどうしようかな)

下1

260: 22/04/11(月) 23:15:09 ID:vdCb
メタモン

261: 22/04/11(月) 23:22:20 ID:Op05
トウヤ「……よし。行くよ、メタモン!」ポーン

メタモン「めた!」ウニョニョ

メタコオル「めっめた~」

メロン「こりゃあ……驚いた! 妙な変身をするメタモンだね?」

トウヤ「あはは……けど、これはこれでいいものですよ」

トウヤ(……杖らしきものを持ち帰るときのあの動き。多分エスパータイプも混じってる、かな)

トウヤ(特殊型、エスパータイプ、だとすれば覚えているのは……)

トウヤ「メタモン、シャドーボール!」

メタコオル「めっめたー!」シュウウン グッ

メロン「!? あの構え……ベースボール!」

メタコオル「めーめたた!!!」カキーーーン

バリコオル「ばりーーーっ!!!」バッ バタッ

トウヤ(キャッチし損ねながら倒れた……うーん、プロ意識を感じるなぁ。キョウヘイみたい)

265: 22/04/12(火) 22:12:26 ID:C2Eh
メロン「……いくよ、最後のポケモン! ラプラス、キョダイマックス!」ポーーン

キョダイラプラス「きゅーーーーーーーー!!!!」ドシーン

トウヤ「それじゃあ、こっちも! メタモン、ダイマックスだよ!」ポーーン

デカメタコオル「めっっ めたーーーー!!」ドン

メロン「……デカくなっても、顔のクオリティは上がらないんだね。ま、それはそれで可愛いけどさ!」

トウヤ「あはは、褒められたねぇ……さて」

メロン「どうする? バリコオルに関しちゃ、あたしのほうが詳しいよ」

トウヤ「……」

トウヤ(そうだけど、タイプがわかればある程度の技の想像はつく)

トウヤ(動きを見た感じ、バリコオルは特殊型のエスパー・氷……その場合、サブウェポンとしてあり得るのは……)

トウヤ(……きあいだまを、覚えるはず。なら……)

メロン「動かないんならこっちから! ラプラス、キョダイセンリツ!」

トウヤ「迎え打とう! メタモン、ダイナックル!」

メロン「!」

キョダイラプラス「きゅーーーーーー!!!!」

デカメタコオル「めったーーーー!!!!」

266: 22/04/12(火) 22:16:48 ID:C2Eh



メロン「……あんたのメタモンの事は、実のところ聞いてはいたんだけどね」

メロン「引っ掛からなかったのはお見事! そう、バリコオルは覚える技のパターンも多くてね」

トウヤ「あはは……エナジーボールもシャドーボールも打ちなれてるみたいでしたから」

トウヤ「そこまでわかれば、十分です」

メロン「なーんだ、ヒントをあげてたのはあたしだったのかい! 一本取られたね」

メロン「はいよ、こおりバッジだ! 中々やるじゃないかい!」バシバシ

トウヤ「あはは、ありがとうございます」

トウヤ(……ポケモンたちは大丈夫だったみたいだけど、僕は流石に寒くなってきちゃったなあ。早めに戻ろう)

267: 22/04/12(火) 22:20:32 ID:C2Eh


キョウヘイ「なんで! 今日! なんすか!」

キョウヘイ「人がいないだろうので安価を入れずに……しかし俺はここからダウジングウォーキングなんすよ」

キョウヘイ「一人だけランダム要素がないってのも寂しいっすよねぇ!?」

キョウヘイ「俺がある程度メタいのはみんな承知の上でしょーし……」

キョウヘイ「ちょっとくらいいいっすよね! 俺が今いるレスが偶数なら落ちない~、奇数なら落ちる……」

キョウヘイ「……やっぱ、コンマある方が便利なんすよねぇ。早いところ次スレ立てたいところっす」

キョウヘイ「と、ある程度俺が雑談をしたところでとう!!!」

268: 22/04/12(火) 22:23:43 ID:C2Eh
キョウヘイ「お、上に見えますは何分か前の俺っすね。どれどれ」

キョウヘイ「……偶数! なら、安定して歩いていけそうっす」

キョウヘイ「え、なになに? 自分で言うなら、もっと落ちないように数字言ってもよかったんじゃないかって?」

キョウヘイ「確かに、落ちずにスイスイ進むのが俺らしいかっこよさ……っすけど、たまにはドジっ子アピも大事なんすよ」

キョウヘイ「映画俳優で金持ちでイケメンで落とし穴にも落ちない、なんて完璧すぎて近寄りがたいっすからね!」

キョウヘイ「……ま、今回は成功したのでドジっ子アピはまた今度にするとして……」

キョウヘイ「俺の独り舞台もいいっすけど、同じ名前がずっと並ぶのも違和感あるんで先に進むっすよ!」

キョウヘイ「……」

キョウヘイ「ちなみに、RTA目指すならあえて落とし穴に落ちてトレーナー戦回避するルートとかあるらしいっすね」

キョウヘイ「俺は一般トレーナーなんでバトル優先するっすけども!」

269: 22/04/12(火) 22:30:11 ID:C2Eh



~スタジアム~

メロン「なんだか色々と省略された気がするねぇ」

キョウヘイ「あれ、バレちゃいました? つっても、ここからはフル尺っすよ!」

キョウヘイ「フル尺っつっても、俺の相棒の活躍チャンス! 一気に押し通る気満々っすけどね!!」ポーン

エンブオー「ぶおおおう!!」

メロン「熱いね~! けど安心しな、すぐに氷点下まで持ってくよ!」ポーン

モスノウ「……」

キョウヘイ「あ、出た! なんか綺麗なポケモンっすよね~……」

キョウヘイ「けど、なんか口ちっちゃいっていうか……お上品って感じっす」

エンブオー「ぶおおおう!!」

キョウヘイ「っと、ごめんて! ……よし、ここじゃしっかり格好つけるって決めたっすからね」

メロン「……もしかして、あんた。映え狙いかい?」

キョウヘイ「ご名答! ……あ、別にマクワさんがよかったなーとか思ってないっすからね!」

メロン「あっはっは! バトル以外で炎上する気はなさそうだね!」

270: 22/04/12(火) 22:36:05 ID:C2Eh
キョウヘイ「そう!!! SNSは熱く、しかし炎上はさせずに!」

キョウヘイ「その代わり、4倍はしっかり燃やしてくっすよ! エンブオー、ニトロチャージ!」

エンブオー「ぶおおうおう!!」ボオオッ 

モスノウ「!」バタッ

エンブオー「ぶおおお!!!」

メロン「エンジンかかってるみたいだねぇ……なら、こいつはどうだい!」ポーン

コオリッポ「ぽっぽ!」

キョウヘイ「げ、出たっすね……とは言わないのが俺の偉いところ!」

メロン「!」

キョウヘイ「トウヤさんとメロンさんのバトルもしっかり見てたっすからね」

キョウヘイ「後だしじゃんけんサイコー! エンブオー、火炎放射!」

エンブオー「ぶおーーーー!!!」ボオオッ

コオリッポ「ぽっぽっぽ!?」バタッ

メロン「……よく気付いたね。そう、アイスフェイスは物理技に対してじゃないと効果が無い!」

メロン(一撃は入れられるかと思ったけど、さっきのニトロチャージで素早さも上がってるね……)

271: 22/04/12(火) 22:42:37 ID:C2Eh
メロン「けど、最後のこの子は水タイプも複合!」

メロン「この勢いも、ここで消火させてもらうよ!」ポーーン

キョダイラプラス「きゅ~~~~~~~!!!」

キョウヘイ「……そうっすよね~~。けどまぁ、あえてこのままでいかせてもらうっすよ!」

キョウヘイ「いくぞ~~~っ!! エンブオー、ダイマックス!!」ポーーン

デカエンブオー「ぶおおぉぉぉおおお!!!」ドシーン

メロン「……なんだい、浮かない顔じゃないか。負けるのが怖くなってきたかい?」

キョウヘイ「違います~~~!!! ただ……被るんすよね」

メロン「被る?」

キョウヘイ「いや!! 気にしないでくださいっす、逆にかぶせに行くんで!」

メロン「……なら、遠慮なくいくよ! ラプラス、ダイストリーム!」

キョウヘイ「やっぱそうっすよねぇ! ならここは炎……じゃなくって、抵抗するっすよ 拳で!!」

キョウヘイ「迎え撃つっすよ! エンブオー、ダイナックル!!」

キョダイラプラス「きゅ~~~~~~~~~~!!!」

デカエンブオー「ぶぉぉぉぉぉおおお!!!!」

272: 22/04/12(火) 22:50:04 ID:C2Eh


キョウヘイ(勝った……けど、最後は相打ちだったっすね)

キョウヘイ(ま、炎が水に弱いってのはとーぜん……なんすけど、レッドさんのポケモンだったら耐えたんだろうな~、とか)

キョウヘイ(俺もまだまだっすね)

メロン「いや~、あんたたちとんでもないね! あたしも気合入ったよ!」

キョウヘイ「へへーん。俺ら、他の地方でもわりとブイブイ言わせてるっすからね」

キョウヘイ「そーだ、こおりバッジと共にツーショいいっすか?」

メロン「あたしとでいいのかい?」

キョウヘイ「はい! ……むしろ、メロンさんだからお誘いしてるんすよ」

メロン「おや!!! 良い台詞言うじゃないか、それならスタジアムの真ん中で撮ろうじゃないかい!」

キョウヘイ「やった~~~~!!! はいチーズ!」

キョウヘイ(メロンさんも中々俺と客層違うっすからね、あちこちに種まくのは大事っす)

273: 22/04/12(火) 22:56:48 ID:C2Eh



レッド「……」

トウヤ「早かったねぇ、キョウヘイ。エンブオーだけで勝てたんだ?」

キョウヘイ「そっす! 燃やせるな……って思ったらテンション上がってきちゃって」

ホップ「わかるんだぞ~~~~!!!」ウンウンウン

キョウヘイ「やっぱそーっすよね! ……ま、格闘も複合だから強気に出れるっすし。相性が良かったっす」

レッド「二人とも、よかった……」ウン

トウヤ「あはは、ありがとう」

ユウリ「しかし……もう、残すジムも二つか。早いものだね」

マサル「そうだな、キルクススタジアムを攻略した今……残すはスパイクタウンとナックルシティだ」

レッド(すぱいくたうん……は、確かマリィがジムリーダー。ナックルは、キバナさん)

レッド(……知ってる人だけといえば知ってる人だけ)

274: 22/04/12(火) 23:09:26 ID:C2Eh
ホップ「けど、そこからがジムチャレンジの本番なんだぞ!」

レッド「……その辺り、よくわかってない……」

キョウヘイ「みんな、またリーグで~とか トーナメントで、って言うっすよね」

トウヤ「確か、ジムチャレンジの後はトーナメント式のバトルがまたあるんだよね?」

ユウリ「そうとも!!! 勝ち抜いたチャレンジャー達が集うセミファイナルリーグ!」

ユウリ「そして……それを勝ち進み、ジムリーダーたちが集うファイナルリーグ!!!」

ユウリ「それを勝てb」

ホップ「それを勝てば!!!! チャンピオンである兄貴に挑戦できるんだぞ!!!!」

キョウヘイ「うおぉ勢い」

トウヤ「……ってことは、僕たちはそのセミファイナルで戦うことになるんだ?」

マサル「あぁ、そういう事になるな。僕たちの代だと、セミファイナル挑戦者は……僕とユウリとマリィとホップだったな」

ユウリ「そうだね。その時、私とマサルが決勝で戦ったんだ」

ホップ「ほんっ……とうに、凄いバトルだったんだぞ!」

キョウヘイ「てか、ジムバッジ8個もらえる人そんな少ないんすね」

トウヤ「まぁ、周りに多いだけで僕らの地方でも結構レアだけどねぇ。バッジ8個持ってる人」

279: 22/04/13(水) 21:12:40 ID:5SNd
キョウヘイ「で、俺たちは無事にジムをクリアしたので温泉に行きたいところなんですけれども」

ファン「うおーーー!! チャレンジャーレッドだ!!」「見てたぞーーー!!」「かわいい~~!」

ファン「トウヤく~~ん!! こっち見て~~!」「きゃ~~~~!」

ファン「キョウヘイ様ァ~~~~~~~!!!!」「生きてる……尊い……」「最高~~~!」

レッド「……どうするんだっけ……」

ガチムチ「あたしたちの出番よぉ……」ザッ

ファイア「兄さんは俺たちが守る……」ザッ

トウヤ「わぁ、厳ついねぇ」

マサル「これは迫力があるな……」

ユウリ「かなり有能なSPのようだね!」

クロード「残された我々は少し複雑だな……」

ライ「おいファイア、かっこつけてんじゃねーよ!!」

ファイア「いいじゃん、俺だってたまにはかっこよくなりたい。男の子だもん」

280: 22/04/13(水) 21:18:40 ID:5SNd
レッド「……二人とも、強そう……」

ガチムチ「そうでしょお? こういう人間が横に立っているだけで威圧感が出る物よぉ!」

キョウヘイ「それは同意っすね! ファイアはもう少し……斜に構えていいっすよ」

ファイア「あ、強キャラに見せかけるやつだ」

ファイア「……」スッ

ユウリ「物理的に斜めになるってことではないと思うがね!?」

トウヤ「でも、確かに周りがざわついてるね」

マサル「そうだな、かなり目立っているからな……」

レッド(……これなら、真正面から突っ切って帰れるかも)

レッド(GO!)

直下秒数が30以下なら絡まれない

281: 22/04/13(水) 21:19:11 ID:urWl
やあ

282: 22/04/13(水) 21:24:41 ID:5SNd
レッド「……」ザッザッ

ガチムチ「…………」ゴゴゴ

ファイア「…………」スッ…

ファン「な、なんだ……? あのSP、すごい迫力だ!」

ファン2「あのレッドのボディーガードってことは……相当強いんじゃないか!?」

ファン3「片方がすごい筋肉だし……もう一人は子供だが、子供らしくない気迫がある」

ファン4「遠巻きから眺めるだけで満足しておこう……」

レッド(す……すごい遠巻き……!)

ガチムチ(よかったわねぇん、レッドちゃん!)

ファイア(俺もなんか見た目で……いい感じに見られてるみたいだね)

レッド(僕もスーツ着たらカッコよく見えるのかな……普段女装ばっかだけど……)

283: 22/04/13(水) 21:29:30 ID:5SNd
キョウヘイ「……凄い堂々と帰っていったっすね」

トウヤ「あはは、よかったねぇ」

ユウリ「いいね、SP……私も雇おうかな」

マサル「いらないんじゃないか? な、ホップ」

ホップ「うん? うん! そうなんだぞ! オレたちで戦うんだぞ~!」

ユウリ「そっ……そうかい! ふふ……ならいいかな……」

キョウヘイ「さ~て、俺たちも行きますか! 温泉行きたいっす温泉!」

トウヤ「そうだねぇ……僕らは僕らでここを通らないといけないからなぁ」

キョウヘイ「じゃあトウヤさんには俺の手本見せるっすよ。よーし」スチャ

ユウリ「サングラス……!」

キョウヘイ「皆、どうもありがとう! 次のバトルもよろしくね! ナックルスタジアムで待ってるよ~!」? スタスタ

ファン「きゃーーーーー!!! 今からナックルスタジアム行きます!!!」

マサル「はは、聞き分けが良すぎるな……」

トウヤ「うーん、僕には同じ真似は出来ないかな……」

284: 22/04/13(水) 21:35:46 ID:5SNd



~キルクスタウン~

レッド「二人とも……ありがとう」

ガチムチ「いいのよぉん!」バンバン

ファイア「俺も結構楽しかったからいいよ~」

キョウヘイ「凄かったっすねぇ。レッドさんもSP連れなれてる感出てたっすよ」

クロード「はたから見ていてただの子供には見えなかったな」

ライ「お前らさ~……マジ何なんだよ……なんでやり慣れてるんだよ」

キョウヘイ「……遅いっすね~、トウヤさん」

トウヤ「あはは……」ボロ

ユウリ「隠れて見ていたんだけれどね、凄いもみくちゃだったよ」

マサル「あぁ、気付いたら人の波に飲み込まれてたな……救出が遅くなってすまない」

トウヤ「ううん、僕も対応慣れてなかったから……トウコ呼んでSPになってもらおうかな」

キョウヘイ(できそ~~~~……)

286: 22/04/13(水) 21:44:35 ID:5SNd
キョウヘイ「ま、とにかく諸問題も無事クリアっすし! 温泉行きたいっす温泉!」

マサル「あぁ、行こうか。とりあえず、街の中心にある足湯に行こうか」

ユウリ「あそこは賑やかな場所だが、それはそれとしてリラックスできるはずさ!」

レッド(結構楽しみ……普通のお風呂にそなえて お湯に慣れないと)

クロード「それじゃあ、俺たちはこの辺りで。また会おう」

ガチムチ「次の試合も見に行くわよぉ~~!」

ファイア「じゃ、俺たちもたいさーん。いくよ、ライ」

ライ「は!? オレこの展開見に来ただけかよ!!!」

ホップ「それじゃーこっちなんだぞ!!」ダッ


~足湯~

ホップ「着いたんだぞ!!」ダッ

キョウヘイ「なんかアレみたいっすね ジャンプして場所移動するバラエティのやつ」

トウヤ「あ~、ぽいね」

ユウリ「私はそれでかなり美しくジャンプする自信が……ん?」

モブ「きゃ~~~~~っ!!」
モブ2「マジあたしたちラッキーだね!」
モブ3「今日キルクス来てよかった~~~!」

マサル「……賑やかだな?」

レッド(予想以上の人だかり…… え……?)

287: 22/04/13(水) 21:54:32 ID:5SNd
キョウヘイ「……あ、レッドさん」

レッド「?」

キョウヘイ「見てくださいっすこれ。SNSのアカウントなんすけど」

レッド(……ここの、写真。アカウントの人は……)

レッド(マクワ……さん)

キョウヘイ「そう……SNSマスター、マクワさんっすよ!!」

ユウリ「なんだってェ!?!?!?」

マサル「ど、どうしたユウリ?」

ユウリ「……この写真ということは……この画面……そこか!」

レッド(特定が早い……)

マクワ「おや、ユウリさん。久しいですね! SNSでは交流をしていますが」

ユウリ「ふっ……そうだね。ところで、マクワさんもここで写真を撮っていたんだね」

ユウリ「こっちにも屈指の戦士がいる!! 勝負といこうじゃないか!!!」

マサル「ユウリ!?」

マクワ「いったい何の勝負でしょう? ……ですが、受けて立ちましょう」

288: 22/04/13(水) 22:00:26 ID:5SNd
レッド「?」

トウヤ「えっと……どういう話になったのかな」

キョウヘイ「これはSNS戦争っすね」

レッド(えすえぬえすせんそう)

ユウリ「そうとも! 今回のバトルお題は……ガチ恋に向けた一枚!」

マクワ「ふむ……僕の得意分野であり、苦手分野……その方向で攻めてきますか」

ユウリ「ふっ……ただ得意分野だと思っていたけれどね」

ホップ「? つまり写真を撮るってことか?」

ユウリ「そうだとも。そして今回のSNS戦士は私と……彼らだ!」

マサル「ら!?」

レッド(未だに展開についていけてない あのマクワさんって人、すごいサングラスがにあう)

SNS戦士 下1(二人まで)

289: 22/04/13(水) 22:09:56 ID:kxOH
やはりキョウヘイ とトウヤさん

290: 22/04/13(水) 22:17:28 ID:5SNd
キョウヘイ「ま~~~ここは俺っすよね! 俺たちっすよね! ね!! トウヤさん!!!」

トウヤ「え!?!? 僕!?!?!」

ユウリ「そうだとも!!!」

トウヤ「えーーー!!??」

レッド(最近のんびり出来ていいな……)

マクワ「ふむ……お二人の事は知っています。そちらのレッドさんも合わせ、今期のジムチャレンジの有名人ですね」

マクワ「特にキョウヘイさんは、SNS上でもかなりの有名人……ですね。かなりの強敵になりそうです」

キョウヘイ「そうっすかね? 俺はただのデコイかもしれないっすよ」

マクワ「ふむ……」

マサル「え~……なんだこの流れ……」

ホップ「はいはーい! カメラマンやるんだぞ!」

マサル「あぁ……あぁ、そうだな。うん、それがいい。僕もそっちに回ろうかな……」

291: 22/04/13(水) 22:26:59 ID:5SNd
ユウリ「さて、改めて写真撮影対決だ!」

ユウリ「……だけれど、参加人数は四人。かなりのボリュームだね」

トウヤ「はーい、僕抜けていい?」

ユウリ「駄目だ!! 君も戦士!!」

トウヤ「え~~~~~っっっ」

キョウヘイ「大丈夫っすよ、トウヤさんはいつも通りでいいんで……いつも通り人と接するように撮ってくれたら……」

トウヤ「そうなのかなぁ……」

ユウリ「そうとも! さぁ、カメラに向けて君の情熱を向けて……」?

マクワ「何も緊張することはありません。さぁ、ありのままを……」?

キョウヘイ「あっ待ってズルい! 俺も!! ……トウヤさん、がんばれ!」?

トウヤ「え~~~っ、わからないよ~~~!! えーーい!!」

どんなシチュエーションで撮るか(トウヤ) 下1 秒数高いほどガチ恋向け

292: 22/04/13(水) 22:29:28 ID:QZfb
朝チュン

293: 22/04/13(水) 22:36:10 ID:5SNd
レッド(あさちゅんってなに?)

ホップ「なんだそれ?」

マサル「なん だろうな……」

マクワ「なるほど……中々難易度の高いものを選びましたね」

ユウリ「確かにシチュエーションとしてはありかもしれないな……我々の中では最年長だしね」

キョウヘイ「俺としては身の危険を感じるっすけどね(目覚め的な意味で)」

トウヤ「寝っ転がってればいいからやりやすいかなって……」


~撮影中~


トウヤ「……思ったより恥ずかしいね!? ど、どう……?」

キョウヘイ「……まあ 46点っすかね」

トウヤ「ちょっと低いんだ……」

ユウリ「照れが見えるからね」

マクワ「ふっ……初々しさが伺えていいと思いますよ」

294: 22/04/13(水) 22:41:49 ID:5SNd
トウヤ(妙にやけどだけして終わった気がする……)

キョウヘイ「先輩が戦ってんのに、俺が出ない訳にはいかない! っつーわけで、キョウヘイ、出ま~す!」

ユウリ「来たね! ファンサの丁寧さでも有名なキョウヘイ……かなりの強敵だ」

レッド(ユウリとキョウヘイは味方同士ってわけじゃないんだ……)

マクワ「噂は聞いています。かなりの有名俳優でありながら、映画館で出待ちしているファンにはかならず挨拶をする、と」

キョウヘイ「そのエピソードはガチなんで若干ハズいっすけども!」

キョウヘイ「俺はイッシュでも早々にSNSを使い始めたパイオニア! フォロワーの層は完全に理解してるっすよ」

トウヤ「……でも、それでいいのかな?」

キョウヘイ「へ?」

トウヤ「キョウヘイのファンが求めているのって、本当にいつも通りのキョウヘイなのかなぁ……」

キョウヘイ「トウヤさん……」

キョウヘイ(俺もうやけどの巻き添えにしようとしてるっすね!? 最近俺の扱いもだいぶ雑っすよトウヤさん!!)

マクワ「なるほど、彼の言う事も一理あります」

ユウリ「新規ファン、そして君の熱心なファンが喜ぶような一枚……見せておくれ!」

キョウヘイ「おっ……若干計算違いっすけど、やったるっすよ!!」

どんなシチュで撮るか(キョウヘイ) 下1 秒数高いほど(略)

295: 22/04/13(水) 23:03:50 ID:urWl
夜這い

296: 22/04/13(水) 23:07:59 ID:5SNd
キョウヘイ「ここはトウヤさんと真逆の方向に攻めていきたいと思います」

マクワ「ふむ……ここで大人っぽい路線へと変更するのですね。それはそれで……」

ユウリ「よさそうだね、普段はわりと元気な男の子のキャラで売っているようだし」

トウヤ「僕はキョウヘイをそんな子に育てた覚えはないんだけどなぁ」

キョウヘイ「俺も育てられてないっすね! あ、でも目覚めトウヤさんの方にはその方向で育てられてる気が」

トウヤ「キョウヘイ、語弊があるね」

キョウヘイ「っす……」

レッド(よばいはなんか……した記憶が……安価で……)

ホップ「夜這いってなんなんだぞ?」

マサル「さぁ……僕もよく知らないな……」


~撮影中~


ユウリ「……」

マクワ「……」

キョウヘイ「……どーだ! これがイッシュのポケウッド売り出し中俳優の力っす!!」

ユウリ「素晴らしい……と言わざるを得ないね。83点だ!!」

トウヤ「お~」

297: 22/04/13(水) 23:12:17 ID:5SNd
レッド「……見せて……」

ホップ「これが撮った奴なんだぞ! ……薄暗い中で、覗き込んでくる感じなんだぞ!」

マサル「撮影場所はホテルみたいだな。横のスタンドライトやベッドが少し見えるからか、寝室というシチュエーションがわかりやす」

マサル(……俺は何を解説してるんだ……?)

レッド(これがよばい……)

キョウヘイ「レッドさんにそんながっつり見られるとハズいっすけど……まぁ、映画と思えば!」

ユウリ「ふ……まさか、ここでハードルが上がってしまうとはね」

マクワ「ですが、それでこそと言わざるを得ません。流石ユウリさんが選んだSNS戦士……」

ユウリ「私たちも……上手くやらねばならないね」

レッド(あの辺り、凄い光ってる……)チャプ

ホップ「足湯、あったかいなー!」

レッド「ね……」

302: 22/04/14(木) 21:08:55 ID:8cPd
キョウヘイ「前回のあらすじ! 俺らはSNS戦士……」

ユウリ「そろそろ……私のターンだね!」

マクワ「このお題はユウリさんの得意分野のようですね……さて、どう来るか」

キョウヘイ「俺たちが場を温めておいたっすからね~」

トウヤ「頑張れ~~」

ユウリ「あぁ、任せたまえ! ……しかし、私も気になるところだよ」

ユウリ「今まで通りの私を提供したとして……私のファンは喜ぶだろうか」

キョウヘイ「ほら本気にしちゃってるっすよ……」コソ

トウヤ「しちゃったねぇ……」コソ

マサル「僕はいいと思うけどな! いつも通りでも! なぁホップ!」

ホップ「うん! 思うんだぞ!」

ユウリ「そ、そうなのかい? でも……どうしようかな……」

どんなシチュで撮るか(ユウリ)  下1 秒数高いほど略

304: 22/04/14(木) 21:28:36 ID:8cPd
ユウリ「……わかった、今までの私のスタイルを崩さないまま……少し攻めてみよう!」

キョウヘイ「ほう?」

ユウリ「この中だと……レッド、少しいいかい?」

レッド「?」

ユウリ「カメラを顔の前辺りに持って、ここに立ってほしい」

レッド(かべぞい)スッ

ユウリ「良い場所だね! ……よし、君が思う良いタイミングで撮ってくれ!」

レッド(責任重大!)

ユウリ「何、責任を感じる事はないとも! 自ずとシャッターチャンスはわかるはずさ」

ユウリ「そうだろう?」ドンッ

レッド(い、今っぽい!!!!!!)パシャパシャ

キョウヘイ「これは……ナチュラルな壁ドンっすね!」

ホップ「なるほどなー! これは知ってるんだぞ! テレビで見た!」

トウヤ(ファン層の女性の視点に近付けるために、背の低いレッドを採用したんだね……)

305: 22/04/14(木) 21:32:46 ID:8cPd
レッド「撮れた……けど、どう……?」

ユウリ「ふむ、私の想像していた通りの写真だよ! ありがとう!」

レッド「……」ホッ

キョウヘイ「勢いのあるいい壁ドンっすね~」

トウヤ「だねぇ、かっこいいよ」

マクワ「ですが……やはり、我々の想像を超えることはなかった。70点ですね」

ユウリ「ふ……いうじゃないか。それなら、最後に君の写真を見せてもらおうじゃないか」

ユウリ「ガラルジムリーダー界のSNS貴公子、マクワ!」

キョウヘイ「ちなみにキバナさんはジムリーダー界のSNS王子らしいっすよ」

トウヤ「そうなんだ……あんまり王子っぽくないけどね」

マクワ「わかりました。では、僕のフォト・シチュエーションを発表しましょう!」

マクワ「やっ んん ガチめのファンの方に喜んでもらえるような写真とは……」

キョウヘイ(今厄介って言おうとしなかったっすか???)

どんなシチュで撮るか(マクワ)  下1 秒数高いほど略

307: 22/04/14(木) 21:47:35 ID:8cPd
マクワ「この街のシンボル、温泉にちなんで……シャワーシーンです!」

キョウヘイ「おーー!! 攻めたっすねぇ!?」

トウヤ「だ、大丈夫なのかなぁ……」

ユウリ「BANされることはないだろうが……くっ、禁止カードじゃないか!」

マクワ「これまでの男性陣の傾向を見る限り、これがベストの手ですよ!」


~撮影中~


ホップ「スマホを壊さないように撮るの、大変だったんだぞ~」

キョウヘイ「どれどれ? ……湯気すご! マジで全然見えないっすね」

トウヤ「よかった~、これなら小さい子が見ても安心だね」

ユウリ「その点では安心かもしれないが……セクシーさがあるのかないのかはっきりしないな」

キョウヘイ「マジで微妙! 50点っす!!!」

マクワ「そ、そんな!!!」

308: 22/04/14(木) 21:51:58 ID:8cPd
マクワ「くっ……しかし、湯気の計算が甘かったのもまた事実。次こそは、完璧なシャワーシーンをお見せします!」

マクワ「それでは僕はこの辺りで! ……そろそろ、人も集まりすぎる頃でしょうからね」

キョウヘイ「また~……いやぁ、ストイックっすね。良い方に向かってるかはわからんっすけど」

トウヤ「うーん、完璧なシャワーシーンじゃないやつにしてほしいなぁ」

ユウリ「ふっ……とにかく、今回のSNS戦争はキョウヘイの勝利だね! せっかく撮った写真だ、投稿するのを忘れないように」

キョウヘイ「そっすね~。新規ファンこ~~~い!」

トウヤ「僕はやめておこうかな……」

キョウヘイ「トウコさんには見せてもいいんじゃないっすか?」

トウヤ「トウコは僕の肖像権について知らないから駄目」

マサル「……終わった、か?」

ホップ「そうみたいだぞ! 写真撮るの、楽しかったんだぞ~!」

ユウリ「君たちも撮るかい? こういうの」

マサル「僕は遠慮しておくよ。目立つのは得意じゃないんだ」

309: 22/04/14(木) 21:55:30 ID:8cPd
キョウヘイ「……さて、足湯も楽しんだことっすし」

トウヤ「全然足湯関係なかったけど……まぁいっか」

レッド(ちょっと足のさきっぽがふやけてしまった)

マサル「この後はホテルの温泉もあるからな。そっちに集中すると考えればいいさ」

ホップ「そうなんだぞーーー!!! すごい大きいお風呂なんだぞ!!!!」

ユウリ「いいとも、君たちはお風呂を愉しむといい。私は私でエステを楽しませてもらうとしよう!」

レッド「えすて……」

マサル「それなりに大きな観光地だからな。ここのホテルは設備が整ってるんだ」

キョウヘイ「エステも楽しそうっすけど、とりま温泉っすね!」

レッド(宇宙では、よくみんなでお風呂に入ってたけど……こういうの、久しぶりかも)

レッド(のぼせないようにしないと……)

310: 22/04/14(木) 21:58:35 ID:8cPd


~温泉~

レッド(つきました)

キョウヘイ「レッドさん、マジで脱ぐの一瞬っすよね。ま、俺たちは高速早着替えの使い手……」

レッド「……」ウム

ホップ「あーーーっ負けたんだぞ! オレも自信あったのになー!」

レッド(みんな脱ぐ速さに自信がある けど、コウキには勝てないだろうな~……)

マサル「あんまり急ぎすぎて転ばないようにな」

トウヤ「お風呂は滑りやすいからねぇ……それに、他のお客さんもいるからね」

キョウヘイ「確かに、結構人多いっすよねぇ。あんま混むとあれだし、ちょっと早めに来たつもりだったんすけど」

レッド「……」

レッド(湯気であんまり見えないけど……本当だ、人がちらほらいる)

誰がいたか 下1

311: 22/04/14(木) 22:25:37 ID:duqe
別レッド

312: 22/04/14(木) 22:34:08 ID:8cPd
別レッド「あったけぇ~~~~!!!!」

レッド「!」

マサル「……ん? 見た事あるような……」

ホップ「っていうか、レッドなんだぞ!!」

別レッド「ん? ……あー! "俺"じゃん!」

レッド「久しぶり……!」

別レッド「"俺"も温泉に来てたんだな~! けど、ちょっと俺たちには熱いぜ、ここ……!」

レッド「ね……雪山に慣れてると……」

別レッド「そうそう、標高が低いだけでだいぶ暖かいのにな!」

キョウヘイ「相変わらず凄い会話っすね~」

マサル「これは……」

トウヤ「あんまり気にしなくていいよ」

ホップ「わかった、どっちもレッドなんだぞ!」

レッド「そう……」

別レッド「そうそう!」

313: 22/04/14(木) 22:40:25 ID:8cPd
別レッド「……」

レッド「……」

別レッド「するか! 勝負!」

レッド「うん……!」

キョウヘイ「え!? 今の一瞬で何が通じ合ったんすか!?」

トウヤ「ここでバトルはちょっと……」

別レッド「あぁ、違う違う! な!」

レッド「うん…… 長風呂対決……!」

ホップ「えー!? 大丈夫なのか!?」

マサル「たった今、熱いって言ってたように聞こえたが……」

レッド「だからこそ……」

別レッド「そうそう、立ち向かってこそだよな!」

キョウヘイ「めちゃめちゃ通じ合ってる~~!!」

314: 22/04/14(木) 22:47:03 ID:8cPd
レッド「…………」ドン

別レッド「…………」ドン

キョウヘイ「えー、始まりました長風呂対決ゥ!」

トウヤ「あ、結構熱いねぇ」

ホップ「二人とも、ちゃんと体を流してから入ってるんだぞ!」

マサル「のぼせないようにな……!」

レッド「負けない……」

別レッド「こっちこそ! 前にバトルしたときは負けたからな、こっちでは勝つぜ!」

マサル(向こうのレッドは爽やかだな……)

別レッド「それでナツメに自慢するんだ……」

マサル「!?」

キョウヘイ「キルクスの熱湯! 氷タイプの二人は耐えられるかーッ!?」

トウヤ「頑張れ~~~!」

レッドの耐え力 下1  秒数一桁目が高いほど耐える 二桁目の数字が一桁目より高いとのぼせる
別レッドの耐え力 下2  条件同上

315: 22/04/14(木) 22:53:25 ID:hJ6p
とう

316: 22/04/15(金) 00:43:53 ID:qJRi
かげろうお銀

317: 22/04/15(金) 21:04:10 ID:uUAB
レッド「…………」

別レッド「う"~~~~~……もう無理だぁ~~~!!!」

キョウヘイ「勝者、こっちのレッドさん~~! ……って、大丈夫っすか?」

別レッド「駄目かもしれねぇ~~~……"俺"、よく平気だな!?」

レッド「……しんとうめっきゃく……」

別レッド「難しい言葉だ!!!」

レッド「……」ドヤ

マサル「はは……とにかく、そっちのレッドが出るなら僕も付き添うよ。ちょうど出ようと思ってたところなんだ」

ホップ「え、そうなんだぞ?」

マサル「あぁ、ちょっと用事もあってな。みんなはゆっくりしてきてくれ」

トウヤ「はーい……あ、露天風呂もあるみたいだよ」

キョウヘイ「レッドさん、外でちょっと涼みます?」

レッド「……うん」

ホップ「うわーー!! 腕真っ赤なんだぞ!!!」

レッド(レッドだけに……)

318: 22/04/15(金) 21:08:27 ID:uUAB


~ホテル~

マサル「大丈夫か? 飲み物を買いにいったほうがいいかもしれないな」

別レッド「……いや、本当に大丈夫だ。そろそろっぽいからな!」

マサル「そろそろ?」

別レッド「あぁ、もとの世界に帰れそうな気配! マサルだっけ? 色々ありがとな! "俺"によろし」ヒューーーン

マサル「何だこの穴!?!?! ……すごい落ちていくな……」

マサル「湯冷めしないようになーー!」

マサル「……並行世界の人間、か。あんまりレッドとは似てなかったな」

マサル(俺やユウリがいたら、どんな風になってるんだろうな……)

マサル「……少し夜風にあたろう。確か、屋上が解放されてたはずだな」

319: 22/04/15(金) 21:12:15 ID:uUAB


~屋上~

マサル「……あ」

ユウリ「うん? 誰かと思ったら……マサルか。君一人かい?」

マサル「あぁ、四人はまだ風呂だよ。俺は色々あって先に出てきたんだ」

ユウリ「そうかい……まさか、見ず知らずの人の介抱とかじゃないだろうね!?」

マサル「はは、半分正解だな。知り合いの介抱だよ」

ユウリ「全く、相変わらずだな君は……」

マサル「……ユウリこそ、エステはよかったのか?」

ユウリ「それなんだがね、ものすっごく混んでたんだ。予約だけして時間を潰しているのさ」

ユウリ「ちょうど雪も止んだところだから、そこまで寒くなかったし」

マサル「あぁ、本当だ……止んでたんだな」

320: 22/04/15(金) 21:17:20 ID:uUAB
マサル「……」

ユウリ「……」

マサル「……そうだ。ユウリに言おうと思ってたことがあってな」

ユウリ「ん? 何かあったかい?」

マサル「あぁ、ずっと言ってなかったんだが。僕はユウリの事が好きなんだ」

ユウリ「へぇ……、」「…………え? いや、それって」

マサル「一応言っておくが、友人としてとかじゃないぞ」

ユウリ「えぇ!?!??!?!?」

マサル「はは、少し驚きすぎじゃないか? ベンチから落ちたりしないでくれよ」

ユウリ「いや、驚くに決まってるだろう!! だって、君」

ユウリ「私に……ホップとのこと、応援してくれるって……」

マサル「あぁ、応援してる」

321: 22/04/15(金) 21:22:56 ID:uUAB
ユウリ「……いつから、っていうのは聞いてもいいのかい?」

マサル「いつから……だろうな。覚えてないくらい前からだ」

ユウリ「でも……」

マサル「気付かれないようにしてた。最初は気恥ずかしかったから。その後は、俺がユウリと釣り合わないと感じたから」

ユウリ「……」

マサル「けど、言うことにしたんだ。これは……俺のわがままで、だな」

ユウリ「……わ、わがままであるものか。自分の気持ちを正直に伝えることが、わがままであってたまるか!」

マサル「……はは、そんなに必氏にならなくても伝わってるよ。ユウリは本当に良いやつだな」

ユウリ「そうかい? 君の方がよっぽどだ。最近は少し気を張ってたみたいだけど、昔からずっとね」

マサル「……そうかな」

ユウリ「そうだよ」

322: 22/04/15(金) 21:28:42 ID:uUAB
マサル「それは光栄だな。 ……けど、ホップも本当にいいやつだ」

マサル「ユウリが好意を抱くのもわかる。俺も、ホップと友人で本当によかったと思えるくらい……ホップを信頼してる」

ユウリ「……」

マサル「だから、二人がくっついてくれれば、どこかの知らないやつにとられるよりよっぽど安心だ」

ユウリ「……なら、私は。早く君を安心させなければいけないね」

マサル「あぁ、そうしてくれると助かるな。勿論、そのための応援はこれからもするよ」

ユウリ「いつもすまないね……あぁ、そうだ。ちゃんと返事をしていない。それはよくないな……」

ユウリ「マサル」

マサル「あぁ」

ユウリ「君の言葉、そして気持ちは嬉しいよ。けれど、それに応えることはできない。ごめん」

マサル「……そうか。よし」スッ

ユウリ「も、もう行くのかい?」

マサル「あぁ、すっぱりフラれた事だしな。ユウリも、あんまり体を冷やさないように。風邪引いたら大変だ」

ユウリ「……わ、わかった……」

323: 22/04/15(金) 21:40:55 ID:uUAB
ユウリ「……」

ユウリ(マサルは、ビートに告白されたから私に言う事にしたんだろうか)

ユウリ(さらっと言ってのけるのがマサルらしい。気を使わせまいとしたんだな)

ユウリ(ビートのような、芯のある勇気も。マサルのような細かな気遣いも私にはない)

ユウリ(けれど……動かねば。ここまで来たんだ、私だけ動かないというのは卑怯だ)

ユウリ「……善は急げ! よし、行くか!!!」


~廊下~

マサル「……」スタスタ

マサル「…………」スタ ピタッ

マサル(あっけないような、そうでないような)

マサル(断られることはずっと前からわかっていたが)

マサル(……そうか、俺は二人の邪魔をしないよう、自分の気持ちを言わずにいたと思っていたけど)

マサル(実際は、ただ怖かっただけなんだな)

324: 22/04/15(金) 21:53:06 ID:uUAB


レッド「……」ホカホカ

キョウヘイ「いや~~、温泉も満喫したっすね!」

トウヤ「だねぇ、こうやってのんびりするのもいいなぁ」

ホップ「でも、ちょっとあったまりすぎたんだぞ~~!」

レッド(僕もあったまりすぎてお腹空いてきた……)

トウヤ「あはは、レッドはお腹空いたみたいだねぇ」

ホップ「オレはちょっと外に出てくるんだぞ~~!」

キョウヘイ「はーい、いってら~……ん」

モブ「ねぇ見た? 今日の更新!」

モブ2「見た見た! ここに泊まってるかもって噂だよね~」

キョウヘイ「……俺もちょい行ってくるっす~」

レッド「……わかった……」

レッド(僕もご飯食べたら……走ろうかな)

トウヤ「それじゃ、レストラン行こうか。確かビュッフェらしいよ」

レッド(食べ放題ってことだ!!!!!)ダッ

325: 22/04/15(金) 22:07:35 ID:uUAB



~キルクスタウン・外~

ホップ「あ! 雪止んでるんだぞ!」

ホップ「うーん、どうしよっかな! スタジアムの方までダッシュするのも楽しそうなんだぞ!」

ユウリ「ホップ!!!」

ホップ「わ! びっくりした~、ユウリも外に来てたんだな!」

ユウリ「あ、あぁ……というか、君を探していたようなものなんだけれど、ね」

ホップ「え? そうなのか?」

ユウリ「そ、そうなんだ……それで……」

ユウリ「それで…………」

ユウリ(め っちゃくちゃ緊張するんだが!?!??!?!?! ビートもマサルも、よくあんな冷静に……)

ユウリ(いやいや落ち着けユウリ、ビークール、ここで考えすぎてはいけない……深呼吸……)スー ハー

ホップ「???」

ユウリ「ほ、ホップ。そのだね、実は……」

326: 22/04/15(金) 22:15:24 ID:uUAB
モブ「ユウリ様!」

ユウリ「え、っ」バッ

ユウリ(この子は~……確か、よくSNSにコメントをくれて、ジムチャレンジにもよく応援に来てくれた……)

モブ「SNSでアップしてた写真、この辺りだったし……もしかしたらここかな、って」

モブ「今日の写真も最高でした! ものすごくカッコよくて、本当に目の前にいるみたいで……」

ユウリ「あ、あぁ。そうだったんだね、会いに来てくれて嬉しいよ! ただ……」チラ

ユウリ(タイミングが……ッ!!)

ホップ「? 知り合いなんだぞ?」

モブ「あ、ユウリ様の同期の……一緒だったんですか?」

ユウリ「えーと、なんて言えばいいかな。色々あって……」

モブ「一緒だったんですか? その人と? ユウリ様は……」

モブ「私たちのユウリ様、なんですよね? だって」

モブ「私たちのこと、私のこと」

モブ「好きって」

327: 22/04/15(金) 22:22:49 ID:uUAB
ユウリ「……あぁ、勿論。君たちのことは大好きだとも、」

ユウリ「いつも私のことを応援してくれて、追いかけてくれて」

ユウリ「……」

モブ「そうですよね、あの写真のコメントにもそう書いてあったから」

モブ「ユウリ様から、どこかへ行くようなこと」

キョウヘイ「いっけな~~~い!! 遅刻遅刻ゥ~~~~!!!」ダッ

ユウリ「わーーーー!?!?」

モブ「きゃーーーーー!?」ドンッ

キョウヘイ「っと、ごめんごめん。大丈夫?」ス

モブ「だ、大丈夫ですけど……って、あ!! イッシュの俳優の……」

キョウヘイ「え、俺のこと知ってるんだ? 嬉しいな~……そうだ、せっかくこうして会えたんだし」

キョウヘイ「俺と、一緒に……夜の街、散歩しない?」?

モブ「えっ…………」

キョウヘイ「ね、いいよね。旅先で一人だなんて寂しくってさ。君がいてくれたら、寂しくないんだけど」?

モブ「わ……」チラッ

ユウリ「……」

モブ「わかり、ました」

キョウヘイ「よし。んじゃ、行こっか!」

328: 22/04/15(金) 22:28:17 ID:uUAB



ユウリ「……」

ユウリ(嵐の様だったな! 全体的に!!)

ホップ「???」

ユウリ「あっ、すまないホップ! それでだね、えーと……」

ユウリ(……今、言っていいのだろうか)

ユウリ(先程の彼女の言葉が、頭にこびりついている)

ユウリ(あの子は氷山の一角だろう。私は、沢山の人に仮面を向けたまま……一人だけ、幸せになろうとしていいのか?)

ユウリ「いや……」グッ

ホップ「?????? どうしたんだぞ!?」

ユウリ「いや、何でもない! また改めて話をするとも」

ユウリ「外にしばらくいたからね、君もそろそろ涼しくなってきたんじゃないかい?」

ホップ「あ、ほんとだ! 熱くなくなってきたんだぞ!」

ホップ「お腹もすいてきた……んだぞ! ご飯食べに行こうかな~、ユウリも行くんだぞ?」

ユウリ「いや……私は、エステの予定があるからね。先に行ってくれたまえ!」

ホップ「わかったんだぞ! またあとで!」

ユウリ「あぁ! ……」

329: 22/04/15(金) 22:35:33 ID:uUAB




ユウリ「……」

キョウヘイ「あれ、まだ外にいたんすか?」

ユウリ「あぁ、考え事もしたかったからね。それに、君に色々聞きたくて」

キョウヘイ「あー……ファン一人盗ったの、怒ってます?」

ユウリ「まさか。あのタイミングからして、私を助けたんだろう?」

キョウヘイ「……ま、慣れてるんで。ああいうのの相手も、横取りすんのも。でもまぁ、手こずったっすよ」

ユウリ「……そうなのかい?」

キョウヘイ「普段は瞬殺なんすけどね~。宇宙でもそーだったし。今回は10分かかったっすよ」

ユウリ(末恐ろしいな……)

キョウヘイ「……で、告ったんすか? ホップに」

ユウリ「なァーーーーー!?!?!??!!?!? 気付いてたのかい?!?!?!」

キョウヘイ「そりゃわかるっすよ!!! バリバリわかるっすよ!!!」

ユウリ「わ、私ってそんなにわかりやすいかな……まぁ、今日はやめておいたよ」

キョウヘイ「え、そーなんすか」

ユウリ「あぁ……あんなことを言われた後だったからね」

330: 22/04/15(金) 22:41:03 ID:uUAB
キョウヘイ「あー……」

キョウヘイ(ちょっと遅かったっすかね)

キョウヘイ「……まぁ、これを機に色々気を付けた方がいいっすよ、ガチ恋営業も」

ユウリ「うーむ……」

キョウヘイ「今回みたいなこともまた起こるでしょーし」

ユウリ「あぁ……」

キョウヘイ「……周りに人が増えて、注目されるようになるってのは楽しいし、それで手に入るものもあるっすけど」

キョウヘイ「手に入らなくなるものもあるっすよ」

ユウリ「……どうやら、そうみたいだね。彼女を見て、やりすぎた、とは思わなくはなかった」

ユウリ「最初は、皆が喜んでくれるのがただ嬉しかっただけなんだけれど……」

キョウヘイ「そこで付け込ませちゃ駄目っすよ。ユウリはユウリで、ちゃんと青春みたいな恋愛してるんすから」

キョウヘイ「皆の"もの"にはなっちゃダメっすよ! ファンとは適度な距離を保つべし!」

331: 22/04/15(金) 22:50:57 ID:uUAB
ユウリ「……君が言うか!」

キョウヘイ「俺はやめ時がわからなくなっちゃったんですぅ~。もうどうしようもないっすよ」

キョウヘイ「映画俳優のキョウヘイは、映画を見た人のものっす」

ユウリ「それは……」

キョウヘイ「でも俺は別にいーんすよ。それを仕事にしてるし、トウヤさんとかレッドさんといる時は気ぃ抜けてるし」

キョウヘイ「それに……」

ユウリ「……それに?」

キョウヘイ「俺には、超清楚で可愛くてキュートでアイドルな共犯者がいるんで! ぜんっぜん悩んでないんすよね!」

ユウリ「き、共犯者? ……まさか!!! 君!!!!」

キョウヘイ「だーっはっは!! 世間様にバレたら誰かしら氏ぬ事実っすよ!」

キョウヘイ「そうならないうちに、ユウリは頑張った方がいいっす」

キョウヘイ「二人のラブラブ自撮りでもアップしてやりゃい~んすよ!」

ユウリ「君なぁ~~~~……君……」

332: 22/04/15(金) 22:57:31 ID:uUAB
ユウリ「……わかった、いいとも」

キョウヘイ「お」

ユウリ「君だけじゃなく、世界が羨み注目するような、そんな写真をアップしてみせるとも」

ユウリ「期待していてくれたまえ!」

キョウヘイ「は~い、そうするっす!」

キョウヘイ「……お、また降りだしたっすね。さみぃ~、中入りましょ!」

ユウリ「ん、そうだね……あ!!! エステの予約してるの忘れてた!!!」

キョウヘイ「ちょいちょいちょい、大丈夫すかそれ! ほらダッシュ!!」

ユウリ「あぁ!!! それじゃあまた!!!」ダッ

キョウヘイ「はいはい、また~! ……っくしゅん! マジでさみぃ~~……」

335: 22/04/16(土) 21:04:06 ID:4UhZ
はじめます

336: 22/04/16(土) 21:11:07 ID:4UhZ
レッド(なんだかんだあるみたいですが、こちらはビュッフェに来ております)

トウヤ「わぁ、凄い豪華だねぇ……色々並んでるよ」

レッド(何食べようかな~……あ)

エリカ「すぅ……」

ナツメ「エリカ、トレーを持ったまま寝ないで!」

マサキ「これなんでも食べてええん!? うわ~~~!! テンション上がるわぁ!!」

レッド「……あれ……」

トウヤ「あ、幹部の人たちだねぇ。ってことは……」

シルバー「レッドさん、トウヤさん!」

レッド「シルバー……」

シルバー「例の作戦は上手くいったようですね。会場で見ていました」

レッド「うん……すむーずに、来れたよ」

シルバー「それは何よりです」

トウヤ「アレよさそうだったねぇ。僕も誰かにお願いしようかな……」

337: 22/04/16(土) 21:17:25 ID:4UhZ
レッド「……ご飯、一緒に食べる?」

シルバー「い、いいんですか!」

トウヤ「うんうん、ちょうど今日は人数も少なかったしねぇ」

シルバー「……そういえば、そうですね。キョウヘイさん達は……」

レッド「どっかいった……」

シルバー(わりと雑だ……)

レッド「……何食べる……?」

トウヤ「高級そうなものばっかりあるねぇ」

シルバー「そうですね……」

シルバー(レッドさん達はこの先も旅をするはず……次のバトルに向けて力を蓄えられるようなものを……)

何を食べるか 下1

338: 22/04/16(土) 21:23:10 ID:cCWK
ローストビーフ

339: 22/04/16(土) 21:31:17 ID:4UhZ
シルバー「……肉にしましょう!!」

レッド「!!!」

シルバー「高い肉にしましょう!!!」

レッド「!!!!!!」

シルバー(とても喜んでいらっしゃる……)ニコ

トウヤ「付け合わせの野菜も残さないようにね~」

レッド「……うん……」

シルバー「……あれでしたら、俺に……」

レッド「……!」

トウヤ「駄目だよ~~~~」

340: 22/04/16(土) 21:36:12 ID:4UhZ
レッド「……おいしい……」

シルバー「そうですね!」

トウヤ「そうだねぇ。なんか高そうな味がする……」

レッド(キョウヘイとかなら食べなれてるのかな……)

シルバー「……美味しいですね!」

レッド「おいしい……」

シルバー「……」

トウヤ(……もしかして、久しぶりにこういう場で喋るから……話題に迷っているのかな)

トウヤ(レッドはレッドでローストビーフに夢中だし……)

トウヤ(先輩として、僕がここで話題を提供しないと!)

何の話題をさりげなく流すか  下1(秒数高いほど盛り上がる)

341: 22/04/16(土) 21:37:58 ID:2lEM
レッドって可愛いよね

342: 22/04/16(土) 21:43:20 ID:4UhZ
トウヤ「いや~……レッドって可愛いよねぇ」

シルバー「そ えっ そう ですね???」

レッド(またか……)

シルバー(またかみたいな顔をしていらっしゃる……)

トウヤ「(口リ的な意味で)可愛いよ~。ねぇ?」

シルバー「は……は、い」

レッド「……そうなの?」

シルバー「え、っ は はい!!!」

レッド「そう……なのかな……」

シルバー「そう です。その、俺にとっても……」

シルバー「いや! でも! カッコいい先輩であるという前提ありきですから!!」

レッド「……」ドヤ

シルバー(かわいい……)

343: 22/04/16(土) 21:49:55 ID:4UhZ
トウヤ(よし! うまく話せたね)

シルバー「もしかしたら……カッコ可愛いというものではないでしょうか」

レッド「それなら……まだ……」

シルバー「まだ……セーフですか」

レッド「うーん……」

シルバー「……また別の案をお持ちします」

レッド「楽しみにしてる……」

シルバー(レッドさんが俺の案を楽しみに……!!)

トウヤ(上手く話せてるんだよ……ね?)

レッド(シルバーはいつも通りで 話してて楽しい)

344: 22/04/16(土) 21:57:14 ID:4UhZ
レッド「……ごちそうさまでした……」

シルバー「ごちそうさまでした」

トウヤ「ごちそうさまでした~」

レッド「シルバーは……お風呂、いった?」

シルバー「いえ、まだです。色々やってて……」

レッド「……ろてんぶろ、楽しいよ……」

シルバー「そ、そうなんですね……! 行ってみます!」

レッド「うん……」

トウヤ(レッド、シルバーに色々教えられるのが先輩っぽくて嬉しいだね……)

レッド「……」

トウヤ「ん?」

レッド「……」ペシ

トウヤ「わーっ、ごめんごめん」

345: 22/04/16(土) 22:04:03 ID:4UhZ
シルバー(無言の中でコミュニケーションをとっているの、凄いな……)

レッド「……それじゃあ、シルバー……また……」

レッド「また……いつになる、かな……」

シルバー「ええ、と……」

シルバー(いつでも呼んでくだされば っていうのは重いな)

シルバー「次のバトルも見に行くので、もしかしたら……その時に」

レッド「そっか……楽しみに、しててね」

レッド「良いバトル、するから……」

シルバー「は……はい!!!!」

シルバー(かっこいい……!!!)

トウヤ「やる気満々になったね~」

レッド(かっこいい先輩なところ、見せたいもん……)

346: 22/04/16(土) 22:11:17 ID:4UhZ


シルバー「……」

シルバー(レッドさんと話せた……それだけでしばらく生きていけるな……)

キョウヘイ「あ、シルバーじゃないっすか」

ユウリ「彼は確か、レッドのファンの……」

シルバー「はい、シルバーです」

キョウヘイ「レッドさんのファンでもあるっすけど、その前にまず後輩っすよね??」

シルバー「……はい、そうです。後輩のシルバーです」

ユウリ「ふっ、いいとも。ファンになるほどレッドを尊敬しているということだろう」

シルバー「はい。レッドさんは……凄い人ですから」

ユウリ「ふむ」

ユウリ「これって……」

キョウヘイ「ご想像の通りっす」

ユウリ「……ふむ!!! なーるほどね、なるほどなるほど」

ユウリ「頑張りたまえ若者よ!! 私は応援しているよ……!!!!!!」バンバン

シルバー「えっ あ ありがとうございます……?」

347: 22/04/16(土) 22:16:41 ID:4UhZ


~部屋~

レッド「……満足」

トウヤ「ご飯も美味しかったし、シルバーとも会えたしねぇ」

レッド「うん……」ゴソゴソ

レッド「……じゃーん……」

トウヤ「あ、スマホロトム。地図見るの?」

レッド「うん……」

レッド「今、ここで……次が……えっと……」

トウヤ「確か、スパイクタウン……だね。マリィがジムリーダーなんだっけ。ちょっと調べてみよっか」

レッド「……」ジッ

トウヤ「えーと……あ、出てきたよ、はい。 ……ちょっと治安は良くないみたいだね」

レッド(いざとなったら、僕が皆を守らねば……)

トウヤ「それから……ダイマックスをしないジムバトルなんだって」

レッド「……不利には、ならない」

トウヤ「そうだねぇ、僕らはそれが普通だったし……」

348: 22/04/16(土) 22:24:19 ID:4UhZ
レッド「……何タイプ……?」

トウヤ「悪タイプ、かな。 ……今回は下調べするの?」

レッド「……うん……」

レッド「後輩が、見てるなら……ちゃんとバトル、したい……」

トウヤ「レッド……! 大きくなったねぇ~~~~」ナデナデ

レッド「む……」

キョウヘイ「ちょいちょいちょ~~~い!! 俺抜きにして仲良ししないでほしいんすけど! いや別にいいすけども」

レッド「キョウヘイ……びゅっふぇ、した……?」

キョウヘイ「もちのロンっす! なんだかんだでホップとユウリと食べることになったっすよ」

トウヤ「そっかぁ……僕たちはローストビーフ食べたんだよ。ね~」

レッド「美味しかった……」

キョウヘイ「そーなんすか!? 俺が行ったときにはもうなくなってたんすよね~」

349: 22/04/16(土) 22:37:51 ID:4UhZ
キョウヘイ「……風呂も入ったし~、飯も食べたし……俺、そろそろ寝ま~す」

トウヤ「あれ、早いね?」

キョウヘイ「ちょっと疲れちゃって~。おやすみなさ~い」

レッド「……おやすみ……」

トウヤ「はぁい、おやすみ~」

レッド「……疲れてたね、ほんとに……」

トウヤ「だねぇ。まぁ、ジムにも行ったし、温泉にもいったし……」

トウヤ「こうしてのんびりする日があるのも、僕はいいと思うな」

レッド「……うん」

レッド(キョウヘイは、普段も忙しいだろうし……)

レッド(……僕も、寝ようかな。特に何をするという……案もないし……)

何をするか  1,寝る 2,トウヤとおしゃべり 3,キョウヘイに布団を重ねる 4,その他   下1

350: 22/04/16(土) 23:12:44 ID:cCWK
3しつつ2

351: 22/04/17(日) 21:05:00 ID:zkKo
レッド「……」パサ

トウヤ「あ、優しいねぇ」

レッド「寒いし……」パサ

トウヤ「うんうん、念の為レッドも暖かくするんだよ」

レッド「……うん」パサ

トウヤ「……」

レッド「……」パサ

トウヤ「ところで、あと何枚かなぁ」

レッド「全部で、44枚だから……あと40枚……」

トウヤ「キョウヘイが潰れちゃいそうだから、もう大丈夫かもね……」

レッド(寒がりだから、重ねれば重ねるだけいいと思ったけど……)

レッド(そういうわけでもなかった)

トウヤ「けど、流石いいところのお布団。ふわふわだよ」

レッド「……本当だ……」

352: 22/04/17(日) 21:13:40 ID:zkKo
レッド「……」モフ

トウヤ「レッドも寝る?」

レッド「とりあえず……布団を、たのしむ……」

トウヤ「あはは、いいかもねぇ。普段は寝袋か普通のお布団だもんね」

レッド「……」

トウヤ「……ん? どうしたの?」

レッド「トウヤは……普段、旅するの……?」

トウヤ「うーん……レッドに誘われた時以外は、旅らしい旅はしてないかなぁ」

トウヤ「レッドみたいに、ここ! って場所があるわけじゃないんだけど」

レッド「……? じゃあ、普段は家……?」

トウヤ「そうでもないかな~。二週間くらいは同じ町にいるけど……」

レッド「……何、してるの?」

トウヤ「ポケモンセンターのお手伝いとか、その町の人と交流したり……かな。子供と遊ぶこともよくあるよ」

レッド「……」

トウヤ「流石に普通に遊ぶだけだよ!! 普通に!!」

353: 22/04/17(日) 21:18:28 ID:zkKo
トウヤ「あ、でも……移動するなら連絡入れろって言われるなぁ」

レッド「?」

トウヤ「チェレンと、ベルと、トウコと、Nに……」

レッド(多)

トウヤ「みんな心配性だよねぇ。僕が少し黙って旅に出てたの、二年間くらいだよ」

レッド(それは心配性)ウンウン

トウヤ「あぁ……でも、僕もレッド程じゃないけど噂は立てられてたみたい。生氏不明とか……」

レッド(みんなすぐ氏んだことにするもんね)

トウヤ「でも、今は……レッドとかキョウヘイが長い事いなくなっちゃったら、すごい心配するだろうなぁ」

レッド「……そうなの?」

トウヤ「うん。二人ともしっかりしてるっていうのはわかってるけど、それでもだね」

レッド「……そっか……」

レッド(心配してくれる人、緑だけじゃなくなったんだな~……)

354: 22/04/17(日) 21:23:14 ID:zkKo
レッド「……ねぇ」

トウヤ「うん?」

レッド「……トウヤの、普段の話……」

レッド「もうちょっと、聞きたい……」

トウヤ「そっかぁ……勿論、いいよ」

トウヤ「どんな話が気になるかなぁ。バトルの話がいい? 面白いポケモンに会った話?」

レッド「どっちも……!」

トウヤ「あはは、それじゃあそうしよっか。けど、聞いてるうちに眠くなっちゃうかもだから……」

トウヤ「寝る準備をしてから、ベッドでゆっくりお話しよっか」

レッド「わかった……」

レッド(トウヤの声を聞いてたらすぐ眠くなりそう……プリンみたい)

355: 22/04/17(日) 21:27:03 ID:zkKo



10日目 朝

レッド「……」パチ

レッド(やっぱりでした)

レッド(三つ目のお話くらいでもう寝ちゃってた)

キョウヘイ「ぐ~~……」

トウヤ「むにゃ……」

レッド(何がアレって)

レッド(トウヤが……すぐそこにいることです)

レッド(目覚めないように抜け出せるかな……)

下1秒数 0~20で抜け出せる 21~40で起きる 41~59で目覚める

356: 22/04/17(日) 21:44:54 ID:za4I
はい

358: 22/04/17(日) 21:51:01 ID:zkKo
レッド(そーっと……そーっと……)ゴソゴソ

トウヤ「……」ジッ

レッド(そーっと……はっ 気配!!!!!)

目覚めトウヤ「捕まえた?」ギュ

レッド「ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

目覚めトウヤ「酷いな、そんなにびっくりしなくてもいいのに」

目覚めトウヤ「驚かせたチョロネコみたいだったよ、今の」

レッド「お 驚いたから……」

目覚めトウヤ「そうなの? あ、久しぶりだからかな」

目覚めトウヤ「最近はなんだかんだで……レッド達には会ってなかったからね」

目覚めトウヤ「一番会う確率低い奴は会ったのに!」

レッド「……?」

目覚めトウヤ「こっちの話だよ。それにしても、レッドって起きるの早いね」

レッド「もう、日の出……」

359: 22/04/17(日) 21:54:27 ID:zkKo
目覚めトウヤ「そっか……でも、まだ周りの人は起きてないね」

レッド「……」

目覚めトウヤ「キョウヘイも疲れてたらしいから、起きるのゆっくりだろうし」

レッド「…………」

目覚めトウヤ「良い宿は壁がちゃんとしてるから、少しうるさくしてもバレないね?」

レッド「………………」

レッド(ダメだ……僕のパンチだと トウヤにも被害がいっちゃう……!!!)

目覚めトウヤ「レッドが優しい子で僕は嬉しいよ。さ、何して遊ぼうか」

レッド(遊ばれる!!!!!!!!!)

目覚めトウヤ「そういえばサイト変わったんだっけ。ここってどこまでやっていいのかな」

レッド(全年齢板だと思います”!!!!!)

360: 22/04/17(日) 22:00:43 ID:zkKo
目覚めトウヤ「つれないな~……ま、僕としては多少嫌がってくれた方が嬉しいけど」

レッド(多少どころではない)グググ グイ

目覚めトウヤ「注射から逃げようとするチョロネコみたいになってる……え、レッドいつの間にそんな体柔らかくなったの!?」

レッド(実はずっと柔らかかったけど、この戦法を思いついたのが最近)

目覚めトウヤ「うわ~、どれだけ抱き寄せようとしてもシビルドンみたいに抜け出されそうになっちゃう」

レッド「シビルドン……!?」

目覚めトウヤ「隙あり!」ガシッ

レッド「!!!」

レッド(僕が……トウヤに、隙を指摘された……!?)

目覚めトウヤ「大丈夫、酷いことはしないよ」

レッド「…………」

目覚めトウヤ「いいことしかしないから、ね?」

レッド(本能がすごく すごい めちゃめちゃ うわーーー!!!)

361: 22/04/17(日) 22:00:58 ID:zkKo
暗転度 下1秒数 高いほどすごい

362: 22/04/17(日) 22:26:54 ID:w1qP
てい

363: 22/04/17(日) 22:33:42 ID:zkKo



キョウヘイ「ふあ~……うわ、もうこんな時間じゃないっすか」

キョウヘイ「ちょっと寝すぎたっすかね……ん?」

目覚めトウヤ「あ」

レッド「」

キョウヘイ「う うわーーーーーーーー!!!!!!!」ゲシッ

目覚めトウヤ「わーーーー!!!」バタッ

キョウヘイ「レッドさぁーーーーん!!!! 大丈夫っすか!!!!」

レッド「…………だ」

キョウヘイ「だいじょばないっすよね!! そうっすよね!!」

キョウヘイ「なんつーか……ギリセーフ……といえばギリセーフつーか……」

キョウヘイ「倫理的にはアウトっすけど……概念上はギリセーフみたいな……!!!」

レッド「…………」

キョウヘイ「あ~~~レッドさんがまた闇落ちする!! あ!!レッドさん!!!」

レッド「……?」

キョウヘイ「この部屋……温泉あるっすよ!! とりあえず ねっ!!!」

レッド「おんせん……」

364: 22/04/17(日) 22:39:25 ID:zkKo
レッド「おんせん……」ガチャ

目覚めトウヤ「あーあ……」

キョウヘイ「あ! まだ自我戻ってないっすね!! あーあじゃないでしょあーあじゃ!!」

目覚めトウヤ「だって~……まだこれからだよ? 先っぽすらまだだよ」ス

キョウヘイ「トウヤさんの体でそのジェスチャーをするなァーーーーー!!!」

目覚めトウヤ「僕だってトウヤだも~ん」

キョウヘイ「マジこいつ……油断も隙もないっすね」

キョウヘイ(寝る前まではすごい穏やかな時間を過ごしていたであろうことから……凄いアレっす)

目覚めトウヤ「あ、代わりにキョウヘイが遊んでくれたりする?」

キョウヘイ「しないっすよ!!!!」ゲシ

目覚めトウヤ「痛ーーーーーー!!!」

トウヤ「……あ、あれ?」

キョウヘイ「はっ、この曇りなき目……トウヤさんっすね!」

365: 22/04/17(日) 22:45:33 ID:zkKo
レッド(朝の温泉も楽しい)ガチャ

キョウヘイ「あ! レッドさん! トウヤさん元に戻ったっすよ!」

トウヤ「レッドごめんねーーーーーーー!!!!」

レッド「いいよ……」

レッド(温泉が楽しくてメンタルリセットできたので)

トウヤ「次があったら、僕のことは気にせず突飛ばしたりしていいからね……」

レッド「でも……」

トウヤ「大丈夫! 骨折くらいまでなら耐えられるから……!!」

レッド「……」

キョウヘイ「お互いの被害を考えると微妙なラインっすよね、骨折は」

レッド(骨が折れたら痛いだろうからな~……どうかな……)

366: 22/04/17(日) 22:48:24 ID:zkKo
キョウヘイ「……」

キョウヘイ(とはいえ、俺は今日ほどこの作品がSSでよかったと思った日はなかったっす)

キョウヘイ(あの~)

キョウヘイ(何て言えばいいかわかんないんすけど、起き抜けで見た惨状が)

キョウヘイ(13歳に何して14歳に何見せてんだって感じなんすけど)

キョウヘイ(映画かってくらい 生々しかったんで……)

レッド「?」

トウヤ「キョウヘイ?」

キョウヘイ「なんでもないっす……」

キョウヘイ(早急にアクロマを呼ぶべきかもしれないっすね 俺に被害が来る前に……)

レッド(二度寝しようかなってくらい疲れた……)

367: 22/04/17(日) 22:49:34 ID:zkKo
今日はここまで。次は~ 火曜日です


レッド「ダジャレを言ってください……」

目覚めトウヤ「え、ダジャレ? えーと……[ピーーー]が[ピーー]の[ピーーー]」

キョウヘイ「一切聞こえなくてダジャレとして成立してないっすよ!!!!!」

371: 22/04/19(火) 21:05:57 ID:Ple1
キョウヘイ「前回のあらすじ! 目覚めトウヤさん大暴れっす……」

トウヤ「大変……っ 申し訳ございませんでした!!!」

キョウヘイ「ぱしゃぱしゃぱしゃ!!! はい、記者会見もしたということで」

レッド(……もう、それなりの時間になっちゃった)

キョウヘイ「朝ご飯食べにいきますか~。ビュッフェっすからね、朝も!」

レッド「…………」グッ

トウヤ「あはは、いいガッツポーズだねぇ」

レッド(食べつくす……!!!!!)


~レストラン~

レッド「……」キョロ

キョウヘイ「朝も豪華っすね~。パンだけで何種類あるかわからんっすよ」

トウヤ「あ、みてみて。ライスボールまであるよ」

レッド(とりあえず主食系を……一個ずつ取るとして……)

レッド(……あ、このパン美味しそうだけどあと一個。だけど……)

同時に狙ってた人 下1

372: 22/04/19(火) 21:38:38 ID:uhsJ
マリィ

373: 22/04/19(火) 21:45:38 ID:Ple1
レッド「……あ」

マリィ「ん」

レッド「……」

マリィ「……」

レッド「じゃーん……けーん……」

マリィ「ぽん! ……あいこで」

レッド「しょ! ……」


マリィ「さいしょから半分こにすればよかったんね」

レッド「ね……でも、なんでここに……?」

マリィ「偵察。あんたたち、次はマリィのジムに来るけんね」

レッド「うん、行く……」

マリィ「メロンさんとのバトル、見とったよ。やっぱ強いね」

レッド「そうです……」

374: 22/04/19(火) 21:54:47 ID:Ple1
レッド「……そういえば……」

マリィ「ん?」

レッド「……一個前の……アラベスクでの、バトル……」

レッド「……見た?」

マリィ「んーん、まだ。ちょっと街の方で忙しくて」

マリィ「……ビート、なんかあった感じ?」

レッド「…………」

マリィ「あったんだ」

レッド「………………」

マリィ「ねぇねぇねぇマリィに教えてよ、どーゆうことが起きたの!」ユサユサ

レッド(いえぬ……)

キョウヘイ「朝からめちゃめちゃ揺らされてるじゃないっすか、って……マリィ、来てたんすね~」

トウヤ「あはは、久しぶり……そういえば、アラベスクの時の試合って見てた?」

マリィ「そっちまで。ってことはやっぱり何かあったんやね」

トウヤ「えっ」

キョウヘイ「あ~~~~~~~~あ」

375: 22/04/19(火) 22:09:28 ID:Ple1
レッド「……ジムバトルで……なんだかんだ、あって……」

マリィ「うんうん」

レッド「……スタジアムで……」

マリィ「うん、で、で?」

レッド「ビートが……マサルに……」

マリィ「ん?」

レッド「告白して………………」

マリィ「?」

キョウヘイ「……まぁ、返事はまだみたいっすけどね。でもほら、二次創作は自由っすよ」

マリィ「……まぁ、うん、それはそう、やけど」

トウヤ「……どうしたの?」

マリィ「友達のこと……勘違いしてたのが……普通に、うわーって、ならん?」

レッド「……」

キョウヘイ「あ~~……」

マリィ「ん、わかった。落ち着いた。もー大丈夫。妄想と二次創作は別」

376: 22/04/19(火) 22:24:26 ID:Ple1
トウヤ「偉いね~~……そうだ、三人もこのホテルにいると思うよ」

マリィ「……確かに、それもそっか。んじゃ、おはようしてくるけんね」

マリィ「そしたら、スパイクにすぐ戻るから。みんなもすぐ来るんよね?」

レッド「……」コク

マリィ「知ってるかもだけど、スパイクタウンはダイマックスのないバトルが売りやけん」

マリィ「アニキみたいに、クールなバトルするから。楽しみにしといて」

レッド「……うん」

トウヤ「あはは、ちょうど話してたところだね」

キョウヘイ「俺たちも得意分野っすよ!」

マリィ「ん、それじゃ。 ……あ、あと、他みたいに派手な中継とかはないけん」

マリィ「実況とかもこないし。たまに物好きは来るけど……そこら辺は期待せんでね」

377: 22/04/19(火) 22:35:00 ID:Ple1
レッド(そうなんだ……)

キョウヘイ「そーいや、SNSのリプにも来てたっすよ。スパイクタウンは治安悪いから気を付けてください~、みたいな」

トウヤ「マリィの故郷らしいから、大丈夫だとは思うけど……」

レッド「……何かあっても……任せて……」

キョウヘイ「さっすがレッドさん、頼りになる~~!」

トウヤ「あはは、そうだねぇ。僕も年長者として頑張らないと!」

キョウヘイ「トウヤさんは逆に俺らから離れないでくださいっす」

トウヤ「え!?」



ホップ「あれ食べるんだぞ! あ、こっちにも美味しそうなものあるんだぞ~!」

マサル「人が多いから、ぶつからないようにな」

ユウリ「ドレッシングの種類も多いから迷ってしまうね……ん?」

マリィ「みんな、久しぶり」

ユウリ「マリィ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!」ギュ

マリィ「ん、そう。マリィ。ガラル案内、順調っぽいね」

マサル「そうだな、三人も次はスパイクタウンだ」

378: 22/04/19(火) 22:44:32 ID:Ple1
ユウリ「彼らのバトルは見たかい? かなり素晴らしいだろう!」

ユウリ「ダイマックスの使い方や、ジムでの振る舞いなんかも……慣れてきているようだね」

マサル「そうだな、他の地方のジムとは違う環境だが……」

マサル「今やすっかりスーパースターだ」

ホップ「オレたちがジムバトルしてた時を思い出すんだぞ~!」

マリィ(……全然いつもと同じに見える……でも流石にあんな嘘つくことはないとおもうし)

マリィ「ねぇ」

ユウリ「うん?」

マリィ「アラベスクジムで、マサルがビートに告白されたってホント?」

ユウリ「!??!?」

マサル「あ ……あぁ、まぁ、そうだな」

マリィ「付き合うの?」

マサル「いや、一旦保留にしてもらっててな」

マリィ「ふぅん。二人はそれ聞いてどう思った?」

ユウリ「え?!!?!?」

ホップ「オレたちなんだぞ?」

379: 22/04/19(火) 22:53:47 ID:Ple1
マリィ「そう」

マリィ(逆に考えれば、これはアレ ネタになるってやつかも)

マリィ(あのエーフィもなんか言ってたし……えーと)


エーフィ『いや~~~今日とかめちゃめちゃグリレだったな~!』

エーフィ『だからこそ逆に……シルバー曇らせシルレが滾ってしまうな……』

エーフィ『シルバーごめん!! とりあえず妄想の中だけで曇ってくれ 現実では幸あれ……』


マリィ(これやね!!)

ユウリ(ま マリィがものすごく目を輝かせている……! 何かを期待しているのか!?)

ユウリ(マリィは大好きな友人、だからこそ喜ばせてあげたいが……何を期待されているんだ私は……!)

ホップ「オレはすごいびっくりしたけど、仲がいいってことは嬉しいんだぞ!」

マリィ「なるほどね、ホップっぽい。ユウリは?」

ユウリ「え!? 私は えーと……」

ユウリ(とりあえずマサルとの事は秘密にしておいた方がいいだろうけど……あとホップについてはまだ言えない!)

ユウリ(私らしく当たり障りのない事……とは??)

下1

380: 22/04/19(火) 22:57:15 ID:XRrL
きっと彼らはより親密(意味深)な仲になると思った

381: 22/04/19(火) 23:07:56 ID:Ple1
ユウリ「ふっ……そうだね……」

ユウリ「彼らは……」

マリィ「うんうん」

ユウリ(どれだけ溜めても不振に思われないのが私の良いところだな……)

ユウリ「より! 親密な~……仲に なるんじゃないかと 思うよ!」

マリィ「なるほどなるほど」メモメモ

マリィ(そこの二人がくっつくのを、一歩離れて見守る……みたいな感じ?)

マリィ(なんか良い感じやね。マリィも本とか出してみよっかな)

ユウリ(……よくわからないが、なんだか嬉しそうだね)

ユウリ「ふふ……マリィ、よければもう少し話さないかい?」

マリィ「でもスパイクタウンに行かんと……あ」

マリィ「そっか、どーせ残りのチャレンジャーもあの三人だけやけん、一緒に行けばいーんだ」

382: 22/04/19(火) 23:14:38 ID:Ple1
ユウリ「それは良い考えだとも!!!!!!」ギュ

マリィ「でしょ、でもちょっと苦しいけん、離れてね」

ユウリ「あぁ、すまない……君への愛しさが溢れてしまってね」?

マリィ「そーゆーのはマリィじゃなくて、び」

ユウリ「うん?」

マリィ「び……ビビっときた、好きな人にしなって言おうとしただけ」

ユウリ「ふっ…………、…… ……」

マサル「……っ、はは」

ユウリ「マサル!! ガチの笑いはやめたまえ!!」

マサル「わ、悪い……くくっ」

ホップ「え~!? なんで楽しそうなんだぞ!?」

マリィ「ね、マリィもわかんないけん、教えてよ」

マサル「悪いが、秘密だな」

383: 22/04/19(火) 23:18:47 ID:Ple1
マサル「けど、まぁ……すぐにわかるさ」

ユウリ「なっ」

ホップ「そうなのか?」

マリィ「そ~ならいいけど……」

ユウリ「……そ、そうだね。ふっ、あまり気にする事はないさ」?

ユウリ(マサル~~~~!!! 急に突き放すじゃないか!!)

マサル(凄い目してるな……けど、これくらいしないと変わらないような気もするしな)

マリィ(やっぱ三人と話してると面白い。ビートもいたらもっと面白かったのかも)

マリィ(……三人の案内とかが終わったら、マリィから声かけて集まったりしてみよっかな)

ホップ「あ!!!! デザート追加されたんだぞ!!!!!!!!」

388: 22/04/20(水) 21:11:12 ID:mw3I
マリィ「やっぱ一緒に行くことになったけん、よろしく」

レッド「わかった……」

キョウヘイ「行先は同じっすもんね~」

トウヤ「えっと、どうやって行くんだっけ?」

マサル「マップを出すか。ええと……二つルートがあるな」

レッド「?」

ユウリ「ナックルシティを出た時に通った7番道路まで戻ってトンネルと通るか、9番道路……実質水路を通るかだね」

ホップ「9番道路は流氷がすごいんだぞ~!」

マリィ「あっちの方は凄く寒いけどね」

レッド(トンネルと流氷……)

どっちにいくか 下1

389: 22/04/20(水) 21:31:16 ID:ng5p
流氷

390: 22/04/20(水) 21:43:31 ID:mw3I
レッド「……流氷、見たい……」

ホップ「それじゃあ9番道路の方に行ってみるんだぞ~!」

マサル「街の南東から出られるから、行こうか」


~9番道路~

キョウヘイ「っだぁ~~、やっぱ寒いっすね……」

ホップ「大丈夫なんだぞ! この先は動くから体があったまるんだぞーー!!」

ユウリ「ほら、橋の下を見てごらん! もう氷が見えるだろう?」

トウヤ「ほんとだ~……見てるだけで寒いねぇ」

レッド「……雪も降ってるし……」

レッド(シロガネ山とは違うけど……なんか、楽しい)

マリィ「寒……」

ユウリ「上着を貸すよ、マリィ。手は冷たくないかい?」

マリィ「手ぇ繋ごうって言うんでしょ、そうしよ。寒いけんね」

ブラッキー「うれしい~~~~~~~~~!!!!!」

レッド(戻ってね……)

391: 22/04/20(水) 21:48:39 ID:mw3I
マサル「で、しばらく進むと……海に出るんだ」

ホップ「ここからが運動なんだぞ~~!! 自転車のモードを変えて……」

キョウヘイ「へ~! そんなやり方するんすね!」

トウヤ「自転車かあ……とうとうポケモンですらなくなったんだね……」

レッド(アローラだとサメハダーとかに乗ったなあ)

ユウリ「うん? そういえば、このタイプの自転車はガラル以外にはあまりないんだったか……」

マリィ「え、じゃあ水の上とかどうしとるん?」

レッド「……ラプラス」ポーン

ラプラス「きゅう!」

キョウヘイ「ジュゴン、出番っすよー!」ポーン

ジュゴン「じゅごー!」

トウヤ「みんな、ちょっと離れててもらっていい? ……カイオーガ、ぶつからないようにね!」ポーン

カイオーガ「ぎゅおおおおおう!!」ザバーン

ホップ「わーーーーーーーーーー!?!?」

キョウヘイ「何回見ても、トウヤさんがカイオーガ連れてんのなんかびっくりするんすよね……」

トウヤ「あはは……」

392: 22/04/20(水) 21:58:44 ID:mw3I
マサル「そうか、ポケモンの背に乗って移動するんだな……」

ユウリ「ふむ、楽しそうじゃないか! 水タイプの手持ちポケモンがいれば……」

マサル「インテレオンは……少し難しいかもな」

ホップ「細くてかっこいいもんな~」

マサル「はは……」

キョウヘイ「俺としてはカイオーガもどうかと思うっすけど……」

マリィ「ま、自分の好きな方法で行けばええって。カイオーガがいる中、自転車走らせるの楽しそうだし」

ラプラス「きゅ~♪」

レッド(久しぶりに泳げるから嬉しそう……寒いところ好きだもんね)



レッド「……あ」

レッド(流氷だ。冷たい)

トウヤ「レッドーー、流氷どうーーー?」

レッド「……冷たい……!」

レッド(高低差がすごい)

キョウヘイ「デカいっすもんね~、カイオーガ」

393: 22/04/20(水) 22:07:55 ID:mw3I
レッド「……」

レッド「結構、流氷の上……」

レッド(色々ある。人とかいるし ポケモンもいる)

マサル「おっとと……凄い波だな。流氷も崩れそうだ」

トウヤ「カイオーガも、頑張ってゆっくり行ってくれてるんだけど……」

ホップ「凄いんだぞーーー!!! でっかいポケモンの波だーーーー!!」

ユウリ「ふっ、楽しんでいるようだね……」

マサル「流氷の上や、隙間に小さな島があるんだ。そこにトレーナーやポケモンがいたりする」

マサル「もしかしたら、何か落ちてるかもしれないな」

レッド「……」

レッド(珍しいポケモンとかいないかな……)

キョウヘイ(アクロマいねえかな……)

流氷の上で見つけたもの 下1

395: 22/04/20(水) 22:31:17 ID:mw3I
レッド「……?」

キョウヘイ「あ……怪しッ! 触っちゃ駄目っすよレッドさん!!」

マサル「誰かの落とし物じゃないか?」

ユウリ「あんな流氷の真ん中に? あまり考えられないと思うがね」

ホップ「とりあえず拾ってみたら全部わかると思うんだぞ!」

マリィ「ま、拾うだけ拾ってどっかに届ければええよ」

マサル「まぁ……水没していないだけよかったな」

トウヤ「えっ、そこ何かあるのー!?」

キョウヘイ「一人見えてない人すらいるっすもんね……とりあえず俺が見てみるっす」ヒョイ

キョウヘイ「つか、これスマホロトムでもないっすもんね。どっちかって言うと俺らの……」

『正解! ライブキャスターっすよ!』

キョウヘイ「……あ"!?」

396: 22/04/20(水) 22:37:33 ID:mw3I
キョウヘイ?『いやー、まさかサイトの引っ越ししてるだなんて思わなくて。久々の登場になっちゃったっすね』

キョウヘイ「な……マジすか!? あの時自爆したはずじゃ……っつか、番外編だけの特別キャラだと思ってたんすけど!!」

キョウヘイ?『映画でもよくあることっすよね? 大好評につき予定してなかった続編でーす、みたいな!』

キョウヘイ?『……ま、今回は違うんすけど。ってか、アンタ今どこにいるんすか? すっごい後ろ吹雪いて……って、賑やかっすね』

レッド「……どうしたの……?」

マサル「電話でもかかってきたのか?」

ユウリ「話し声が聞こえたけれど……」

ホップ「流氷の上がぎゅうぎゅうなんだぞ!!」

マリィ「マリィたちまで乗ったら割れちゃうかも」

トウヤ「よいしょ……一回降りてきちゃった。携帯、どうだった?」

キョウヘイ?『わー、レッドさんにトウヤさんに……有象無象もとい新参者もといガラルの新進気鋭の皆さん!』

マサル「ん? テレビ電話……でも、ないよな。これは何だ?」

キョウヘイ「ぶっちゃけ俺にもわからんすよ~~~!!」

397: 22/04/20(水) 22:43:41 ID:mw3I
キョウヘイ?『や、しょーじき俺もよくわかんないで来ちゃったとこあるっす☆ 怪しい電子機器が見えたからつい!』

レッド「?」

トウヤ「えーっと……?」

キョウヘイ「じゃあ来るなっつの! てか、したらこれマジで誰の……」

キョウヘイ2『あ、そこはアクロマのっすよ。だからこそ、俺もちょちょいで来られたわけっすし……当人は流されたみたいっすけど』

キョウヘイ「流されてんのかよ!!!!」

レッド「……探し物なら、任せて……」

エーフィ「アクキョウのため!!! サイコパワー全開!!! あっちだーーー!!!!」ミョンミョン

レッド「拾ってくる……」

キョウヘイ「わぁーいレッドさん頼りになるぅ~~~!!」

キョウヘイ?『……は~、行ったっすか。んじゃ、改めて今日来た理由っすけど』

キョウヘイ?『なんと~! 次回作の宣伝っす!』

キョウヘイ(声のトーンがマジでバラエティに映画の宣伝するときの俺なんだよな……)

ホップ「映画の話……なんだぞ?」

ユウリ「そういったパフォーマンスにしては、キョウヘイが混乱しているようにも見えるけれどね」

398: 22/04/20(水) 22:49:23 ID:mw3I
キョウヘイ?『あ!!! 一つ上のレスで俺の名前みすってるっすよ!! キョウヘイ2て!!! 俺がパチモンみたいじゃないすか!』

キョウヘイ「実際パチモンでしょーに!!!」

キョウヘイ?『違いますぅ~! ……や、逆にずっと疑問符を背負ってるのも嫌っすからね』

キョウヘイ2『よいしょ』

キョウヘイ2『改めて! 次回作は、宇宙ぶりのオリジナル編になるっすよ! ガラルDLCとかアルセウスとか新作もあるっすけど』

キョウヘイ2『まぁそこは まぁまぁまぁ置いといて、と』

キョウヘイ2『前回と違ってアクティブが少ないから速度はゆっくりになりそうっすけど、』

キョウヘイ2『面白くなるんじゃないかなーとは! 俺としては思うっすよ。お三方がどうかは知らないっすけど』

キョウヘイ2『突如の出番になったもんで、前みたいにmp4でお会いできなくて申し訳ないっす!』

キョウヘイ2『以上、完璧な方のキョウヘイくんでした~~! またその内!』プツン

キョウヘイ「あ、あいつ……マジで言いたいことだけ言って消えてったっすね」

トウヤ「キョウヘイ。 ……大丈夫?」

キョウヘイ「ん~、大丈夫じゃないすかね。少なくとも、次回の話っすし……」

マリィ「その次回とか、なんたら編ってのは何のこと?」

キョウヘイ「流石にメタすぎっすね!! なんでもないっすなんでも!!」

マサル「アレだな、認識しすぎてはいけない範囲のことだな」

399: 22/04/20(水) 22:52:55 ID:mw3I
マサル「とにかく……不思議な存在ってことはわかったよ」

ユウリ「あれはキョウヘイじゃないのかい? ほぼ同じだったけれどね」

ホップ「オレたちのことも知ってるっぽかったんだぞ~」

キョウヘイ「しょーじき関わることが今後無いことを祈ってほしいっす……ん」

レッド「……いたよ……」

ラプラス「きゅーい!」

アクロマ「」

キョウヘイ「し、氏んで……」

レッド「ない……浮かんでた」

キョウヘイ「それホントに生きてるっすか?」

レッド「大丈夫……たぶん」

マサル「体温はあるな。溺れたってわけでもなさそうだ」

トウヤ「頭にたんこぶ出来てる……ポケモンとかに体当たりされて、携帯を落として気絶して流されたのかな?」

キョウヘイ「……ま、こいつの氏因はどうでもいいっすよ。ちょうど用事があったっすからね」

400: 22/04/20(水) 22:55:50 ID:mw3I
今日はここまで。次回は明日です


キョウヘイ2『えー、ここも俺が担当するんすか? えーと』

キョウヘイ2『……えーと……』

キョウヘイ2『ロトムの作ったスロット、ムリ!』

キョウヘイ2『…………』

キョウヘイ2『そもそもダジャレっていう文化自体が俺は人間の低俗さを感じてすごい嫌いなんすけどね????』

405: 22/04/21(木) 21:09:59 ID:1pP6
イーブイ「正直、ずっと見守ってたホプユウに進展があることは最高に嬉しい」

イーブイ「だけどその前にあったマサユウでちょっと心がしんどくなっちゃったから相殺されて落ち着けてる」

イーブイ「世界中のカップルに幸あれ、以上です」


レッド(ボールの中でイーブイが喋ってる気がする……)

キョウヘイ「おーいアクロマ、起きろー」

アクロマ「キョウヘイくん!!!!!!」ガバッ

マサル「な、名前を呼ぶだけで起きた……! 凄いな、この人」

アクロマ「キョウヘイくんの声がするというのに、起きない訳にはいきません!!」

レッド「……なんで、流されてたの……?」

アクロマ「それはですね……ここでポケモンの観測をしていたんですが、どこからか飛んできたタマンタが頭に……」

ユウリ(よく無事だなこの人……タマンタ、結構質量があると思うんだがね)

406: 22/04/21(木) 21:16:35 ID:1pP6
アクロマ「ところで……キョウヘイくんが私の名を呼ぶということは、それなりに理由があるのでは?」

ホップ「え? 名前を呼んだだけじゃないのか?」

キョウヘイ「流石っすね、その通りっす」

マサル「その通りなのか……」

マリィ「なんかよくわかんない関係って感じ」

エーフィ(ここ見てそう思うのか……流石マリィちゃん、メジャーカプにはハマらない子……!)

キョウヘイ「アレ作ってほしいんすよ、トウヤさんが目覚めなくなるやつ!」

アクロマ「あぁ、なるほど……何かありましたか?」

キョウヘイ「俺は、なんともないっすけど。あとちょっとのガラル旅とはいえ、大事っすよそういうの」

マサル(……あの彼、そんなに危険なのか……)

アクロマ「そうですね……少々難しいですが、頑張ってみましょう!」

アクロマ「しかしせっかくですから!!!!!! お礼を要求します!!!!!!!」

キョウヘイ「図々しくなったっすねぇ……ま、言ってみていいっすよ」

アクロマ「ありがとうございます!!!!!!!!」

要求 下1

407: 22/04/21(木) 21:18:10 ID:Qb96
チェキと握手権利

408: 22/04/21(木) 21:23:28 ID:1pP6
アクロマ「ツーショのチェキを撮ってください!! あと30秒でいいので握手してください!!」

ユウリ「要求ささやかすぎないかい!? CD買った時のアイドルのやつじゃないか!」

マサル「機械を一個作ってもらうんだよな……?」

レッド(よく考えたら機械を一個作ってもらうって凄い事なんだな……)

キョウヘイ「しょうがないっすね~、特別っすよ?」

アクロマ「ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ホップ「でもすっごい嬉しそうなんだぞ! 見てるオレも嬉しくなるくらいだぞ~!」

トウヤ「あ、それじゃあ写真撮りますよー」

アクロマ「はい!!!!!!!!」

キョウヘイ「はーい」

ユウリ(ハートを作ろうとしてる人とサムズアップで阻止する人だ……)

キョウヘイ「そんで、握手でしたっけ」

アクロマ「はい!!! お願いします!!!!」

409: 22/04/21(木) 21:29:02 ID:1pP6
キョウヘイ(流石の俺も、握手以上のことしといていまさら……と思わんでもないっすけどね)

キョウヘイ(主に宇宙で……)

アクロマ「オァーーーッ き、キョウヘイくんの手……小さ……ッ!!! この手でモンスターボールを投げてるんですねぇ!!!」

キョウヘイ「いやキモッ、アクロマのキモさのポテンシャル舐めてたっす……あとお前に比べたら大体の人の手小さいっすから!」

マリィ「なんか妙にでっかいけんね、この人」

レッド(なんだかんだ、大人のひと……)

アクロマ「いつも応援してます!!!世界が滅びようと永遠に応援し続けます!!!!」ギュ

キョウヘイ「壮大っすね~。言質とったっすからね? やっぱ世界滅びて大変なので無理で~す、とかナシっすから」

アクロマ「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ユウリ(流石だキョウヘイ……プロの技だね)

キョウヘイ「はい30秒~」

アクロマ「ああーーーーーーッ 光陰矢の如し!!!!!!!」

トウヤ「すごい賑やかで面白いよねぇ」

レッド(たまに見ると、ちょっと面白い)

マリィ「ぽけつべのショート動画みたく、短時間で摂取できる娯楽は流行ってるけん。これもそうなんね」

マサル「そうなのか……?」

410: 22/04/21(木) 21:36:11 ID:1pP6
アクロマ「という訳で完成しました!」

マサル「速いな! この一瞬でか!?」

キョウヘイ「正確にはレスとレスの間にっすね。って、なんすかこれ」

レッド「……お香みたい……」

トウヤ「本当だ、枕元に置いていい匂いがするやつみたいだねぇ」

キョウヘイ「これはどういうやつなんすか?」

アクロマ「皆さんが想像した通り、枕元に置いて使う道具になります!」

アクロマ「近くの人間の脳波を遠隔測定し……まぁ、難しい理屈は置いておきまして、脳の変化を感じると、つまり目覚め状態になるとですね」

アクロマ「強い超音波を発し、強制的にもとに戻すことが出来るのです!」

キョウヘイ「おお~!」

レッド「わー……」

アクロマ「……その代わり、使い切りではありますが……! 突発的に作ったもので!」

キョウヘイ「まぁまぁ、多分大丈夫でしょ。よくやったっすよ!」

アクロマ「ありがとうございます!!!!!!!」

411: 22/04/21(木) 21:43:18 ID:1pP6
トウヤ「ありがとうございます~。今晩から使っておかないとだね」

マサル「……そこまでなんだな」

キョウヘイ「マサルはあんまり関わる機会ないっすもんね~」

ホップ「オレもあんまりなかった気がするんだぞ~」

キョウヘイ「ホップは……っ 多分大丈夫だと思うっすけど(年齢的に)あの人何するかわからんすから……」

レッド(そういえば年齢制限あるんだった 性癖に)

アクロマ「では、私はもう少しここでポケモンの調査をしますので!」

アクロマ「皆さんお気をつけて~~! キョウヘイくん、またバトル見に行きますね!!!」

キョウヘイ「はいはい、ばいばーい」

ホップ「変な人だけど、面白いし良い人なんだぞ!」

マリィ「ね。ずっとニコニコしてたし、なんかくれたし。変な人なのはマリィもそう思うけど」

キョウヘイ「そーっすね~……」

412: 22/04/21(木) 21:49:28 ID:1pP6



レッド「……」

ラプラス「きゅい!」

レッド「ん……もうすぐ、着く?」

ユウリ「あぁ、その通りだとも! このまままっすぐ行けば、もうスパイクタウンの手前だ!」

マリィ「思ったよりすぐついたね、また遊びに行こっかな」


~スパイクタウンはずれ~

キョウヘイ「陸だ~~」

ホップ「ついたんだぞ~~!」

マサル「それを言うのはもう少し後だな。ほら、そこがスパイクタウンの入り口だ」

レッド「……シャッター……降りてる?」

マリィ「大丈夫、ちょっと開いてるから下通れるけん」

キョウヘイ「別に閉まってるわけじゃないんすよね!?」

マリィ「ん、誰も開けないだけ」

413: 22/04/21(木) 21:57:21 ID:1pP6
~スパイクタウン~

レッド「……!!」

キョウヘイ「おわ~~……なるほどぉ……!!」

トウヤ「凄い……雰囲気のある、町だね」

マリィ「ガラ悪いって言っていいよ。住んだらわりと良い町やけど、ガラ悪いのはほんとだし」

マサル「ここは、町全体がドームの中にあるから電灯が一日中使われているんだ」

マサル「だが、その量もあまり多くはないから……ずっと夜のような感覚のする町だとも言われてるな」

レッド(ぴかぴかしてるやつ……はがれかけの張り紙……)

キョウヘイ(全体的な薄暗さも相まって、治安のヤバさを感じるっす……)

エール団「マリィーー!!! どこ行ってたんだよーー!!」

マリィ「ちょっと出かけてくるって言ったじゃん、すぐそこのキルクスタウン!」

エール団「ちょっとで海超えてるとは思わないんだもん!!」

トウヤ「あれ、この人たちは?」

ホップ「確か、エール団……なんだぞ!」

マサル「簡単に言えば、マリィの応援団。ファンクラブ、ともいえるかもな」

414: 22/04/21(木) 22:02:28 ID:1pP6
エール団「そう!!! 我々スパイクタウンの住人にしてジムトレーナーにして マリィのエールをするエール団!」

エール団「マリィにチャンピオンになってほしくて昔はワルさもしてたけど……今はただエールを送る団!」

マリィ「応援してくれるのは嬉しいけん、別にいいよ。けど、外で目立つのはやめてほしい!」

レッド(すごいわかる………………)ウンウンウン

ユウリ「レッドがものすごい勢いで頷いているね……」

トウヤ「あはは、レッドも似たような経験あるもんねぇ」

キョウヘイ「けど、どっちかっていうと目立ってない方っすよ。隠密活動ばっかっすもん、隠し撮りとか」

レッド(それはそれでやだ……)

マリィ「……んじゃ、あたしは色々準備あるけん、先行くね。ここの通りまーーーっすぐ言ったらバトルフィールドがあるから」

マリィ「スパイクタウンのジムは小手先のチャレンジはないよ、シンプルにバトルで勝ち進んだらあたしのとこに来れるから」

マリィ「……その分、すぐ来れちゃうかもやけん、観光とかしてて時間潰してて」

ユウリ「あとで応援に行くとも!! また後で!!」

レッド「またね……」

415: 22/04/21(木) 22:05:58 ID:1pP6
レッド「観光……」

キョウヘイ「この町って何があるんすか?」

マサル「そうだな……、……ポケモンセンターがあるな」

トウヤ「うんうん」

マサル「…………」

ユウリ「みんな、マサルがここまで解説において口数が少ないのはレアだよ」

ホップ「でも、マサルの気持ちもわかるんだぞ~。この辺りのお店、ちょっと入りづらいからな……」

キョウヘイ「あー……ちょっと雰囲気パンク系っすし、余所者は入りずらいってやつっすか」

トウヤ「そういうお店も、入ってみたら面白かったりするけど……リスクはあるよねぇ」

レッド(どうしよう……)

どうするか  1,ポケモンセンターへ  2,適当なお店へ  3,路地裏へ  下1

416: 22/04/21(木) 22:09:49 ID:wiXu

417: 22/04/21(木) 22:15:14 ID:1pP6
レッド「……」ジ

キョウヘイ「え、レッドさんどこ見てるんすか?」

トウヤ「特に何もない路地裏に見えるけど……」

レッド「……」スタスタ

マサル「そっちに行くのか? 危ないんじゃ……」

ユウリ「大勢で行けば大丈夫だろう!」

ホップ「そうなんだぞ! ……ちょっと怖いけど……」



~路地裏~

レッド「……」

キョウヘイ「暗いと段々怖くなってくる俺っすよ! ……レッドさん、どこまで行くんすか?」

レッド「……あとちょっと……」

トウヤ「そうなの?」

418: 22/04/21(木) 22:24:01 ID:1pP6
ホップ「ん? ……なんか聞こえるんだぞ?」

ユウリ「本当だね。これは……歌?」

キョウヘイ「怖いはな しじゃないっすね? なんかギターの音するっすし」

レッド「……いた」

ネズ「……人がいないと思ってやってたんですがね」

ユウリ「ネズさん! こんなところで何をしてるんだい?」

ネズ「練習です、舞台に立つものとして努力は見せないものですよ」

マサル「かっこいい……」ポツ

キョウヘイ「かっけえ~~~……」

トウヤ「ロック好きな子たちが目を輝かせてるねぇ」

ネズ「そういうキラキラした目を向けられたくねーんですよ……」

ネズ「っていうか、よくわかりましたね?」

レッド「……聞いたことある、声だったから……」

ネズ「そういえば一回会いましたね、きょうだい大好き番外編で……」

レッド「……」グッ

ネズ「……」グッ

ホップ「す、すっごい仲良しなんだぞ!?」

419: 22/04/21(木) 22:34:04 ID:1pP6
ネズ「しかし、とうとう来ましたか。今回の有力チャレンジャー」

ネズ「……マリィへの最初のチャレンジャーが、あんたたちなのは幸運か不運か……」

ネズ「ちょっとスパルタすぎる気もしますがね」

ユウリ「何を言うんだい、マリィは強いトレーナーだとも。良いバトルをするさ!」

ホップ「そうなんだぞー! マリィはダイマックスしないバトルも上手なんだぞ!」

ネズ「……そうですね。全く、自信のないアニキで困ります、おれは」

ネズ「おれにできるのは……マリィに向けてエールを送る事!! そのために練習もしてますからね」

レッド(かっこいい……)

トウヤ「なるほど、ここなら通りの方には聞こえないもんねぇ」

ネズ「……ただ、一人で歌詞を作ってたら詰まってきましたね」

ネズ「せっかく来たんです、歌詞の案をなにかもらえませんか?」

マサル「ね、ネズさんに歌詞提供を……!? ぼ、僕はやめておくよ、ちょっと難易度が……」

ユウリ「ガチのファンだものね、マサルは……」

誰が案を出すか 下1(秒数高いほどセンスある)

420: 22/04/21(木) 22:55:19 ID:JFJW
じゃあ弟妹がいるレッドさんで

421: 22/04/21(木) 23:01:46 ID:1pP6
ネズ「頼みましたよ」

レッド「え…………」

ネズ「あんたのきょうだいたちへのラブは、以前聞かせてもらいましたからね……」

レッド「え……えっと……」

トウヤ「レッド、普段あんまり音楽に関わる事ないもんねぇ」

レッド(プリンのうたうとか……ほろびの歌とかしか聞いたことない)

ネズ「ふむ……そしたら、おれがメロディを弾きますから。それに合わせて即興で歌ってみてください」

レッド「え……!!」

ネズ「大丈夫です、クオリティとかは気にしねえで。ぱっと出てくるワードが良いもんだったりするんです」ジャン

レッド「えっと……えーと……」

ネズ「いきますよ。1,2,3……」

レッド「ま…… マリィ、がんばれ~~……すごいがんばれ~……」

レッド「ぜったいまけない すごくつよい マリィ……」

ユウリ(幼稚園みたいだ……とは思うが、言ってしまえば傷付ける!! 笑ってはいけない、ユウリ!!)

トウヤ「…………」ニコニコ

キョウヘイ(黙って録画してる……トウヤさん今勝手に口リみ感じてるっすね)

422: 22/04/21(木) 23:09:07 ID:1pP6
ネズ「いいですよ! 続けて!」

レッド「え、えと…… くーるだけど、バトルは本気……すごいぞマリィ~……」

レッド「応援を~……背負って~……がんばれ~」

レッド「つよいぞーっ……」

ネズ「……オーケー、ありがとうございました」

レッド「………………」

ネズ「……確かに、初心者のものではありましたけど。別に恥ずかしがるこたないですよ」

ホップ「凄い良かったんだぞ~~! 応援する気持ちが伝わってきたんだぞ!」

ネズ「ほら、少なくとも二人の心には響いてるんですから。自信もって」ポン

レッド「……ふたり?」

ネズ「そう。ホップと、おれです」

レッド「…………」

ユウリ「ネズさん、すぐそうやって誑かそうと……私が言うのもなんだがね、やめた方がいいんじゃないかい!?」

ネズ「誑かすって……おれは本気ですよ」

ユウリ「ウワァーーーー!! 一番厄介なタイプ! 素でやってるんだもんなぁこの人!!」

キョウヘイ「と、とんでもない商売敵っすね……」

ユウリ「キョウヘイもちょっとときめいてないかい!?」

キョウヘイ「すんません!! 普通にファンなもんで!!!」

428: 22/04/22(金) 21:08:07 ID:UiPw
ネズ「それじゃあ、もう少しアレンジしてから持ち込みますよ」

レッド(あれをかあ……)

キョウヘイ「よかったじゃないっすか! 良い記念っすよ」

トウヤ「僕らもレッドの応援歌とか作る?」

キョウヘイ「え! いいじゃないっすか」

レッド「やめて………………」

ユウリ「応援歌か……」

マサル「はは、いつもスタジアムじゃ応援されてるだろ」

ホップ「あの応援歌いいよなー! テンション上がるんだぞ!」

レッド(ガラルの分化なのかな、応援歌……)

ネズ「あんたらはそろそろジム戦じゃないですか。マリィも準備出来てると思いますよ」

レッド「……行こう……」

キョウヘイ「楽しみっすね~」

429: 22/04/22(金) 21:17:27 ID:UiPw
ユウリ「しかし……マリィとはよくバトルもするけれど、彼女のジムリーダーとしてのバトルを見る日が来るとはね」

マサル「しかも、僕たちが案内してきた友人と戦うときたもんだ。凄い巡り合わせだな」

ホップ「わかるんだぞ~、ビートは一人でがんがん頑張ってたけど」

レッド(がんがん頑張って……)

ホップ「マリィはビートよりも後に就任してたもんな!」

キョウヘイ「へぇ~……だからっすか、結構気合い入ってたっすね」

トウヤ「確か、この通りを歩いていけばいいんだっけ……薄暗いから、あんまり先が見えないね」

ユウリ「私たちが来た時も似たような感じだった……どころか、この街にも裏口から入った気もするね」

マサル「あの時は……エール団が、まだ色々してたからな」

ホップ「でも、今はジムトレーナーしてるからすごいんだぞ!」

レッド(……ちょっと、マリィに親近感が……)

レッド(まぁそれはそれとして、れっつごー)

キョウヘイ「んじゃ、俺たちは一旦応援席行きますか!」

430: 22/04/22(金) 21:24:22 ID:UiPw


レッド「……」スタスタ

レッド(普通に町の道)

レッド(なんか、コンテナとか色々積んである)

レッド(……こういうところの影に 人が潜んでたり……!)

ジムトレーナー「ばーーーっ!! ……」

レッド「……」

ジムトレーナー「な、なにー!? これで驚かないなんて……こうなったら、バトルで驚かせるほかない!」ポーン

ジグザグマ「ざっぐ!」

レッド(あ!!! グレてるジグザグマ!!!)ポーン

バシャーモ「しゃも!!!!!!」

431: 22/04/22(金) 21:31:26 ID:UiPw


レッド「……」

バシャーモ「しゃーーーも!!!」ババババ

ジムトレーナー「こ、こいつ……速い!!!」

レッド(かそくバシャーモでした)

ジムトレーナー「けど……マリィは強いんだからな!」

ジムトレーナー「油断しないことだ!!!」

レッド「……」

レッド(すっごい慕われてるんだなぁ)

レッド(すごいなあ)

レッド(……今すごい変な感じの感想を持ってしまった)

レッド「……マリィの、どういうとこが 好きなの……?」

ジムトレーナー「いいのか? それを聞いたら1時間は話せるぞ!」

レッド「簡潔に……」

ジムトレーナー「簡潔に!? 難しいこと言うな……うーん」

ジムトレーナー「ネズさんに負けず劣らずロックでクールで……だけど、やっぱり頑張ってるところだな!」

レッド「へえ~……」

432: 22/04/22(金) 21:35:31 ID:UiPw


ジムトレーナー「ファッションセンス! パンクでいかしてるでしょ?」

ジムトレーナー「マリィはあの服でガラル地方を回ってたんだよ、ちょーカッコいいでしょ」

レッド「ふむ……」



ジムトレーナー「この町を好きでいてくれるところかなー」

ジムトレーナー「ネズさんのあとを継いでジムリーダーになってくれたし!」

レッド「へ~……」



レッド(慕われる人には慕われる人の理由があるんだなぁ)

レッド(……僕もなぜか団を作られてはいるけど、別にろっくでもないし……)

レッド(ふぁっしょんりーだーでもないし、拠点は山だし)

レッド(謎だ……)

433: 22/04/22(金) 21:38:30 ID:UiPw
レッド「……あ」

マリィ「……」

レッド(バトルフィールド……と、ステージ)

レッド(フェンスの向こうに人だかりがある……あ)


トウヤ「レッド~、頑張れ~!」

キョウヘイ「頑張ってくださ~~い!」


レッド「……」

レッド(応援してくれてる。嬉しい……距離が近い)

レッド(あと、人数はスタジアムより少ないかも……物好きしかこないって言ってたかも)

レッド(誰かいるかな……)

見に来てた人 下1

434: 22/04/22(金) 21:47:27 ID:qpRr
サカキ

435: 22/04/22(金) 21:58:54 ID:UiPw
サカキ「……」

レッド(腕組んですごいオーラだしてるおじさんいる……)

サカキ「ふっ……」

レッド(なんか意味深に笑ってるの腹立つな……)

マリィ「ねぇ、あのおじさん……レッドの知り合い? この町の中でも結構怪しいけん、追い出すか迷ってたんだけど」

レッド「怪しくて、悪いおじさん……だけど、今は何もしない……」

レッド「……ね……」

サカキ「…………」

マリィ「ほんとだ、タチフサグマに睨まれたクスネみたいになっちゃったね」

レッド「……あのおじさんは気にしないで……バトル、しよう……!」ポーン

バシャーモ「しゃもっ!」

マリィ「ん、そうしよ。モルペコ!」ポーン

モルペコ「うっらら!」

レッド(かわいい……)

436: 22/04/22(金) 22:10:56 ID:UiPw
ピカチュウのボール「」ガタガタガタガタガタ

レッド(ごめん……! ごめん……!!!)

マリィ「モルペコ、でんこうせっか!」

モルペコ「うららららららららららら!!!」ダッ

バシャーモ「しゃっも!?」

レッド「む……速い」

レッド「なら……遅くなってもらう……」

バシャーモ「ばっしゃも!!」ゲシッ

モルペコ「うららーー!?」ゴロン バタッ

マリィ「正確なローキック! ……モルペコ、足ちっちゃいのに」

マリィ「んー……そしたら、レパルダス!」ポーン

レパルダス「にゃあおん!」


キョウヘイ「やっぱ故郷で見慣れてるポケモンは安心するっすね」

トウヤ「そうだねぇ、家を出たらすぐいるもんね」

437: 22/04/22(金) 22:18:46 ID:UiPw
サカキ(ふむ……レパルダスか……)

サカキ(ニャースもいいが……レパルダスもいいな……)



レッド(今ものすごくいらない情報が見えた気がした)

バシャーモ「しゃも……しゃも……」

マリィ「ん……なんか、素早さ上がってる?」

レッド「うん……どんどん、速くなる……」

レッド「だから……すぐに、強い技を、打てる……!」

レッド「バシャーモ!」

バシャーモ「しゃっもーーーーー!!!」バババ

レパルダス「ふにゃ"ーーーーーーー!?」バタッ

マリィ「インファイト……必殺技にはまだ早いけんね! ガードが崩れたところを叩く!」ポーン

オーロンゲ「ぐおっげ!!」

レッド「! ……」

マリィ「ここじゃダイマックスも使えないけん、純粋なバトルセンスが求められるよ!」

レッド「……なら、大得意……」

438: 22/04/22(金) 22:25:58 ID:UiPw
レッド「……」

レッド「すごく速くなってる……から」

レッド「一気に、蹴っちゃえ……!!」

バシャーモ「ばっ」     「しゃも!!!」

オーロンゲ「ぐげ!?」バッ バッ

マリィ「ざ、残像!?」

バシャーモ「しゃもーーー!!」ゲシゲシゲシッ

オーロンゲ「ぐ  げっ……」バタッ

マリィ「……!!」


ユウリ「い、今のは……二度蹴り、かい?」

マサル「しかし、今の蹴りは炎を纏っていたし……ブレイズキックじゃないか」

ホップ「でも、二回……いや、三回は当たってたんだぞ?」

サカキ「恐らくは……どちらでもあるのだろう」

マサル「どちらでもある……?」

サカキ「ブレイズキックを、三度当てた。それだけなのだろう、レッドにとってはな……」

サカキ「相変わらずめちゃくちゃな奴だ……だが、そこが面白い……」フ

マサル「……」

マサル(誰だこのおじさん……?)

439: 22/04/22(金) 22:33:15 ID:UiPw
マリィ「……」

レッド「……」

バシャーモ「しゃっも!!!!」

マリィ「! ……うん、あたしの負け。びっくりするほど強いじゃん、ほんとに!」

レッド「……」v

マリィ「これ、あくバッジ。 ……ほんとに、すごかった」

マリィ「自分のリズムを崩さないバトル、すごいロック。アニキみたい」

レッド(そうなんだ……)

マリィ「……ね、またマリィとバトルしに来てよ。次はあたしのリズム、見せるから!」

レッド「……楽しみにしてる……」


~応援席~

ネズ「マリィ、応援に……って、第一試合終わっちゃいました?」

レッド「……終わったよ……」

ネズ「……とんでもねーですね。少ししか経ってないんですが……」

サカキ「ふっ、俺の時はもう少しかかっていたがな……」

レッド「怪しいおじさん……うるさい……」

440: 22/04/22(金) 22:38:33 ID:UiPw
レッド「……みんな、ここ来るの……早かったね」

キョウヘイ「レッドさんがバトルとかしてる間にダッシュしたっすからね~」

ユウリ「ふっ、一番前を取るためさ」?

マサル「エール団の場所取りも激しいからな」

ホップ「おかげでいい場所とれたんだぞ! なんか……」

レッド「変なおじさんもいて……ごめん……」

サカキ「レッドが妙な団の拠点に行くというのだ、見ておくべきかと思ってな」

レッド「負けたおじさん、うるさい……」

サカキ「おじさんと呼ぶのをいい加減やめろ!!」

キョウヘイ「あ、そっちなんすね!? 負けたってのはいいんだ……」

マサル「……とかなんとか言っているうちに、トウヤが来るんじゃないか?」

441: 22/04/22(金) 22:45:10 ID:UiPw
トウヤ「さよなら~」

ジムトレーナー「がんばれよー!」

ジムトレーナー「良いバトルしてね!」


~応援席~

キョウヘイ「え!? 一瞬で仲良くなってるんすけどあの人」

キョウヘイ「……まぁ、トウヤさんならあるか……」

レッド(納得)

マサル「僕ですら納得してしまうからな……」

ホップ「友達を作るのが得意なんだな! すごいんだぞ!」


トウヤ「改めて。こんにちは、挑戦者です」

マリィ「こんにちは、ジムリーダーのマリィです……って挨拶は、流石にちょっとダサいね。代わり考えとこ」

トウヤ「あはは……挨拶は普通でもいいと思うけどねぇ。ここから見ると、結構面白いね」

マリィ「でしょ、フェンスから覗き込まれてる感じ」

トウヤ「みんな以外に誰かいるかな……」

見に来てた人 下1

443: 22/04/23(土) 00:27:30 ID:fL8N
偵察に来た何処ぞのジムリーダー(キバナ)

444: 22/04/25(月) 21:03:04 ID:rUKk
トウヤ(物凄く嫌な気配がしたけど……気のせいだったみたい)

トウヤ(その代わり……)


キバナ「お、賑わってるな!」


トウヤ(物凄く大きい人がいるなぁ……)

トウヤ(とりあえず手を振っておこう)ノシ


レッド(手振ってる……)ノシ

マサル「ん? 視線が後ろに……うわっ、キバナさん!?」

ユウリ「うわ!? 驚いた……何してるんだい? キバナさん」

キバナ「よ! 何って、偵察だぜ偵察。ここが終わったら、お前らもとうとうオレさまのところに来るんだもんな」

キバナ「……って、あれ? お前はもうバトル終わったのかよ?」

レッド「……」コク

キバナ「うわーっ、マジか! オレさま、お前のバトルを一番分析しておきたかったのに!」

キョウヘイ「レッドさんのバトルは分析できるもんじゃないと思うっすけどね……」

キョウヘイ「ま、その代わりじゃないっすけど。トウヤさんのバトルは分析しごたえがあると思うっすよ!」

445: 22/04/25(月) 21:15:39 ID:rUKk
トウヤ「あはは、段々ギャラリーが増えてきたねぇ」

マリィ「普段はエール団……この町の人だけやけん、ちょっと緊張するけど」

マリィ「けど、ジムリーダーになるんだったらそんなこと言ってられんもんね。よしっ、バトルしよ!」ポーン

モルペコ「うっららー!」

トウヤ(ハルウララは口リ判定しちゃうんだよね……)

トウヤ「はっ、別ジャンルに現を抜かしている場合じゃない!」ポーン

ダグトリオ「だ!」「ぐとり」「お」

マリィ「む、地面タイプ。ちょっと不利かも」

トウヤ「悪タイプに有利な子は連れてないから……こういうところから攻めていかないとね」

トウヤ「ダグトリオ、先手を取ろう! 地震!!」

ダグトリオ「だー!」「ぐ!」「とりお!!」ゴゴゴ

モルペコ「うら~~~!!!」グラグラ バタッ

マリィ「むむ……モルペコは防御が高くないけん、速くなるようにしてたんだけど」

トウヤ「あはは、ダグトリオも同じだよ。今回は僕らの方が速かったみたいだね」

マリィ「そうみたい。けど、次は……ズルズキン!」ポーン

ズルズキン「ずりゃ……」

トウヤ「わぁ」

446: 22/04/25(月) 21:27:29 ID:rUKk
トウヤ「しまったなぁ、格闘タイプ……」

トウヤ「いや……今は、少しでもダメージを与えておきたいね。ダグトリオ、もう一回!」

ダグトリオ「だーー!」「ぐと」「りお!!」ゴゴゴ

ズルズキン「ずりゃあ……!」

マリィ「っとと……でも、今度は一発じゃやられない! ズルズキン、飛び膝蹴り!」

ズルズキン「ずりゃっ!」バッ ゲシッ

ダグトリオ「だー…」「ぐ…」「と…」

トウヤ「お疲れ、ダグトリオ……そしたら、そうだなぁ」

トウヤ「……頑張ってみようか、ドデカバシ!」ポーン

ドデカバシ「ケァーーーーーーーーー!!!!!!!」

マリィ「う……うるさ!」


キョウヘイ「あ、懐かし~。アローラで捕まえたポケモンっすね」

レッド(どのタイミングで捕まえてたっけ……)

キョウヘイ「ほら、俺とトウヤさんが二人で迷子になった時っすよ。前見た時はまだケララッパだったんすけど……」

マサル「進化してたのか。トウヤも特訓をしていたんだな」

キョウヘイ「あの人、そういう努力をあんま見せようとしないんすよねえ~……アピりまくってなんぼだと思うんすけど」

447: 22/04/25(月) 21:37:19 ID:rUKk
トウヤ「ズルズキンは格闘タイプも持ってるから、そこを狙おうかな。ドデカバシ、ドリルくちばし!」

ドデカバシ「ケァーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」グルグルグル

ズルズキン「ず、ぇあ……」バタッ

マリィ「ズルズキン、ありがと」シュウン

マリィ「……最後の一匹。ここでやられるとカッコ悪いけん!」ポーン

オーロンゲ「ぐげーー!!」


ネズ「! ここですね……1,2,3……」

ネズ「頑張れマリィ! 絶対負けないポケモンへの愛!」ジャカジャン

ネズ「クールにエールを背負った姿 本気(マジ)なバトルを見たかった~~!!」ジャカジャカ

レッド(カッコよくなってる……)

キョウヘイ「流石プロっすね……!」

448: 22/04/25(月) 21:46:10 ID:rUKk
マリィ「……アニキ……」

トウヤ「あはは、愛されてるってことだよ」

マリィ「まぁ、それは、そうだけど。余計カッコ悪いとこ見せられん!」

トウヤ「……そうだね。だけど、僕もカッコ悪いところは見せられないんだ」

トウヤ「友達と、後輩の前ではね」

マリィ「! オーロンゲ、かみ砕く!」

トウヤ「ドデカバシ、はがねのつばさ!」

オーロンゲ「ぐげーーーっ!!!」ガッ

ドデカバシ「ケァーーーーーーーーー!!!!!!!!」ジャキン



キバナ「おぉ! 素早さは同じくらいだぜ!」

ホップ「真正面からのぶつかり合いなんだぞーーー!!」

マサル「力強さは同程度と言われているが……」

キョウヘイ「ほんとだ、攻撃と素早さの種族値同じなんすね」

レッド(そうだったんだ……)

ユウリ「……だとすれば、立っている方がより鍛えられている……ということになるのか」

449: 22/04/25(月) 21:50:58 ID:rUKk
マリィ「……」

トウヤ「……」

オーロンゲ「ぐ……げ」バタッ

ドデカバシ「ケァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

マリィ「うっ るさ! ……まぁ、感傷に浸りかけたのを戻してくれたからいいけど」

マリィ「これ、あくバッジ。悔しいけど、お見事って感じやね」

トウヤ「うん、ありがとう。頑張った甲斐があったよ」

マリィ「ん……次は、マリィが勝つから」

トウヤ「そっかぁ、楽しみにしてるね。けど、まずはキョウヘイに集中した方がいいかも」

トウヤ「キョウヘイ、結構こういう場のバトルは得意そうだからなぁ……」

マリィ「そうだ、三連戦なんだもんね。ジムリーダーって大変……楽しいからいいけど! んじゃ、またね」

トウヤ「うん、この後は観戦席で見てるよ~」

450: 22/04/25(月) 21:55:39 ID:rUKk

~応援席~

トウヤ「ただいま~」

ユウリ「おかえり!」

ホップ「おかえりなんだぞー!」

マサル「すっかりくつろいでるな……」

キバナ「お前、なかなかやるな! オレさまと戦う時もそれくらいやってくれよな!」

トウヤ「わぁ、やっぱりキバナさんだったんですねぇ」

レッド(大きいから目立つよね……)

キバナ「最後のぶつかり合いも超映えだな!」

トウヤ(トウコ、元気かな~)

レッド(あんまり関係ないこと考えてる顔だ……)

ネズ「……マリィは、応援歌嫌がってねえですか?」

トウヤ「少し照れてたけど、嬉しそうでしたよ」

ネズ「そうですか」ホッ

レッド「……」ホッ

451: 22/04/25(月) 22:02:34 ID:rUKk
レッド(この後は、キョウヘイの番だけど……)

マサル「ジムトレーナーたちをどう攻略してくるかも気になるな」

ユウリ「私は大体わかるけれどね……」

ホップ「え!? バトルして勝つ以外にあるのかー!?」

トウヤ「僕もそのつもりではあったんだけど……」



キョウヘイ「何か期待されてるっぽかったっすからね!! 俺流で押し通るっすよ!!」

ジムトレーナー「へへへ……」

ジムトレーナー「いや~っ……やられちったなぁ……」

マリィ「……賄賂?」

キョウヘイ「ふ、そうっす……」

キョウヘイ「ちゃんと真正面から勝った後、小遣いを握らせて『賄賂で勝ち進んだ人』を演出させてるんすよ!!」

マリィ「?」


~応援席~

ネズ「どういうことです?」

ユウリ(マリィと反応がそっくりだ……)

トウヤ「パッと見で賄賂感を出したかったけど、ジムで本当に賄賂を握らせて勝つのは嫌だから……ってところかな」

トウヤ「バトルに関しては結構真面目だからねぇ、キョウヘイも」

452: 22/04/25(月) 22:11:52 ID:rUKk
ジムトレーナー「頑張ってくだせぇ!」

ジムトレーナー「マリィと同じくらい応援しやす……へへ……」

マリィ「なんか複雑。別に誰応援しようとその人の勝手やけど」

キョウヘイ「別にいいと思うっすけどね、そこでジェラっても」

キョウヘイ「その分頑張ってやるー! って気持ちになるっすからね!」

マリィ「ふーん……そしたら、頑張ってやるけん、後悔せんでね!」ポーン

レパルダス「うにゃーん!!」

キョウヘイ「まさか! マジで戦った方が面白いっすからね、後悔なんてしないっすよ!」ポーン

ルカリオ「きゅおう!」

マリィ「……あ!! ルカリオキッド!?」

キョウヘイ「気付くの今っすか!!??!?」

453: 22/04/25(月) 22:21:37 ID:rUKk
マリィ「有名人だったんだ……あとでサイン貰おうかな」

キョウヘイ「それは別にいいっすけど……今の今まで気付かれなかったことの方がショックでかいだけで……」

キョウヘイ「……や、そこは気にしてられないっすね! 俺のアピール不足! うん!」

マリィ「……それはそれとして、じゃれつく!」

レパルダス「うにゃん!」ドキャバコ

ルカリオ「!」

キョウヘイ「うわ! 鋼タイプがなければ即氏だった……ってか、じゃれついてる音じゃないんすよね」

キョウヘイ「こっちもやり返すっすよ、ルカリオ!」

ルカリオ「きゅおーー!」シュウ バッ

レパルダス「うにゃ!」サッ

レパルダス「……にゃーーーー!!」ガッ バタッ

マリィ「よけきれんかった……っていうか、追尾してきてた?」

キョウヘイ「はどうだんっすからね! ルカリオのメインウェポンっすよ」

ルカリオ「きゅおう!」ドヤ

454: 22/04/25(月) 22:27:02 ID:rUKk
キョウヘイ「……そろそろ応援席へのアピールもしとくっすか」

キョウヘイ「みんな~~!! 俺頑張ってるっすよ~~!」ノシ


~応援席~

ユウリ「あぁ……見ているとも! キョウヘイ、マリィ、どちらも全力を尽くしてくれたまえ!!」

マサル「はは、声が届く場所にバトルフィールドがあるっていうのも面白いな」

レッド「がんばれー……」

トウヤ「そういえば、サカキさんは?」

レッド「帰らせた……」

キバナ「そういやオレさま、怪しいおっさんとすれ違ったぜ」

トウヤ(可哀そうだけど……しょうがないかな……)

キバナ「あともう一人来てたのも見たな!」

応援で来た人 下1

455: 22/04/25(月) 22:33:23 ID:etkY
ルリ

456: 22/04/25(月) 22:37:50 ID:rUKk
ルリ「……」キョロキョロ

ルリ「あっ、いた……!」



キョウヘイ「ッ う」

キョウヘイ(ウワーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!)

キョウヘイ(ルリちゃーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!)

キョウヘイ(来てくれて嬉しい思いと ここに一人で来たんすか!?!?という思いが ッ)


ルリ「ほら、キョウヘイくんいたよ……!」

バニリッチ「ちりり!」


キョウヘイ(俺があげた卵から孵ったバニプッチ 進化してたんすね!? そんでここまでルリちゃんを……)

キョウヘイ(どうしよ~~~~~~~~、急に泣きそう)

キョウヘイ(うれしい~~~~~~~~~ ルリちゃ~~~~~~~~~)


キバナ「あ、あの子だあの子! なんかどっかで見た事あるんだよな……」

トウヤ「あ~」

レッド「……」

マサル「固まってるな、キョウヘイ……」

457: 22/04/25(月) 22:51:19 ID:rUKk
マリィ「? ……どうしたの、なんか急に動かなくなったけど」

キョウヘイ「……や……」

キョウヘイ「悪いっすけど、こっからガチよりのマジっすよ。ジムバトルRTA始まったっす」

マリィ「! ……いくよ、ドクロッグ!」ポーン

ドクロッグ「げげ……」

キョウヘイ「え!? あくタイプじゃないやつも使うんすか!?」

マリィ「ん、この子はあたしがチャレンジャーの旅してた時からの仲間やけん。ここでも使うよ」

キョウヘイ「……格闘対策っすか。だとしてもっすよ!」

キョウヘイ「そこは想定済み、サブウェポンはこいつ! 思念の頭突き!」

ルカリオ「きゅおっ!」ガッ

ドクロッグ「げ、げ……」バタッ

マリィ「む……オーロンゲ!」

オーロンゲ「げげっ!」

キョウヘイ「あく・フェアリーっすね。素早さも勝ってるっすし、だったら鋼技で……」

マリィ「……オーロンゲ!」

オーロンゲ「げげ!」?三?

キョウヘイ「あれ!? ……あっ、いたずらごころっすね!?」

指を振るで出た技の強さ 下1秒数

458: 22/04/25(月) 22:54:36 ID:SCyL
でませい!

459: 22/04/25(月) 23:01:20 ID:rUKk
オーロンゲ「げ!」バシュッ

ルカリオ「きゅっ……」

キョウヘイ「……っぶねぇ、エアスラッシュっすね!」

キョウヘイ(しょーじきギリ耐えっすよ、威力60侮れねえ……)

キョウヘイ「ルカリオ、コメットパンチ!!」

ルカリオ「きゅおーーーーっ!!」バッ ドゴオッ

オーロンゲ「ぐ げ……」バタッ

マリィ「……いい手だと思ったんだけど。運がよかったね」

キョウヘイ「まぁ、実際運だけでのし上がったようなもんっすからね。そこは自信ありっす!」

マリィ「あそこで地割れとか……や、過ぎたことは言ってもしょうがないけん」

マリィ「はい! あくバッジ。良い勢いだったし、良いポケモンだったよ」

キョウヘイ「あざっす! オレの初主演からの相棒っすからね。コンビネーションには自信あるっす。な!」

ルカリオ「きゅおーう!」

460: 22/04/25(月) 23:06:39 ID:rUKk


~応援席~

ルリ「キョウヘイくん!」

キョウヘイ「ルリちゃん!!」

レッド(はい始まりました あーーー 幸せオーラにさいなまれる)

マサル「彼女、熱心にバトルを見ていたが……キョウヘイの知り合いなのか?」

ユウリ「あの空気を見てわからないかい? きっと彼女が、キョウヘイの"いい人"なんだろうさ」

ユウリ(……そして、共犯者。大きな帽子で顔を隠しているが、彼女は確かアイドルだったはずだ)

ユウリ(全く、平気そうに幸せそうな顔をしてくれるよ)

トウヤ「あはは……しばらく、二人にしてあげようか。久しぶりの再会みたいだからね」

キバナ「驚いたな! あいつ、まだ14だろ? 最近の子供は進んでるぜ……」

キバナ「そういや、ビートもそんな感じだったもんな! あれ、返事したのか?」

マサル「ぐっ……き、キバナさんも見てたのか?」

キバナ「言ったろー、オレさまはしっかり偵察をする最強のジムリーダーだぜ! んで、どうなんだよ~」

マサル「全く、会う人会う人に聞かれるな……まだしてない、その内するさ」

キバナ「へぇ~~~……」ニヤニヤ 「ははは、全く楽しそうでいいぜ!」

461: 22/04/25(月) 23:15:52 ID:rUKk


キョウヘイ「ルリちゃん、来てたんすね? 俺ちょ~~~びっくりしたっす!」

ルリ「あはは、びっくりさせたかったから……大成功、だね?」

キョウヘイ「めちゃめちゃ成功っす! ここまで危なくなかったっすか?」

ルリ「ううん、大丈夫。キョウヘイくんが譲ってくれた子たちが助けてくれたから」

ルリ「ロケで、ちょうど近くに来てたから……テレビで、毎回キョウヘイくんのバトルを見てたの」

ルリ「絶対近くで見たいって、思ってたから……来ちゃった」

キョウヘイ「ルリちゃん……!! ルリちゃんが見てくれてたおかげで、俺たちすっごい頑張れたっすよ」

キョウヘイ「な!」

ルカリオ「きゅう!」

ルリ「そうなの? 嬉しいな……キョウヘイくんたち、すっごいかっこよかったよ……!」

キョウヘイ「や やった~~~~~~~!!!! ルリちゃん~~~~~~~!!!!」ギュウウ

ルリ「わ! も、もう……」「こっちで、ファンサービスにハグとかしてないよね?」グ

キョウヘイ「してないっすよ~! 俺のハグは親しい人専用なんで~」

ルリ「そっか……そうだよね、キョウヘイくんはそういう人だもんね」

ルリ「あと一つ、なんだよね……頑張って!」

キョウヘイ「ありがとっす! も~~~~めちゃめちゃ頑張るっすね!」

ルリ「あと……あ」ピピピ

ルリ「もう時間みたい……またね、キョウヘイくん」

キョウヘイ「うん、今度はイッシュで! また観覧車とか乗りましょーね!」

ルリ「うんっ! 約束だよ……!」

462: 22/04/25(月) 23:20:03 ID:rUKk


レッド(ラブコメの気配!!!!! ラブコメの気配!!!!)ジタバタ

トウヤ「レッド~~~落ち着いて~~~! こんな時にグリーンさえいれば……!」

マサル「あああ……ぐ、グリーンなら適切に対応できるのか?」

トウヤ「パワーが(僕らと比べたら)レッドと互角だから抑えててくれる……」

マサル「そこか……!!」

ユウリ「いいじゃないか、美しき愛の物語! ……」

ユウリ(私もいい加減動かねば……しかしシュートシティは マリィには申し訳ないが ムードが無い……)

ユウリ(シュートシティかナックルシティ か!? うぐう……)

ホップ「じっとしてたから疲れたのかもなー? オレとかくれんぼでもするんだぞ?」

キバナ「かくれんぼ? オレさまもまーぜーて」

ホップ「キバナさんは絶対物陰からはみでちゃうんだぞ!」

レッド「…………」

レッド「……」ホンワカ

トウヤ「物陰からはみ出たキバナさんを出て和んだんだね……!」

キバナ「え? オレさま今和まれたの?」

469: 22/04/26(火) 21:07:05 ID:fupA
レッド「……」

キョウヘイ「たっだいま~~~~!!!」ルンルン

トウヤ「おかえり~、もういいの?」

キョウヘイ「もうお仕事に戻らないとらしいんすよ~。残念っすけど、もうハッピー度合いすごいっす ハッピー星人なったっす」

ユウリ「素晴らしいことだね!」

レッド「…………」

マサル「……ところで、次はナックルシティに戻ってキバナさんと対戦だな」

キバナ「そうだぜ! ほら、お前ら早く行くぞ! オレさまについてこーい!」

ホップ「なんか、キバナさん嬉しそうなんだぞ!」

キバナ「そりゃあな! 残りのチャレンジャーも少なくなってきたところだし」

キバナ「実力あるやつと戦うのが待ちきれないぜ!」

レッド「……」ワクワク

トウヤ「あはは、レッドもつられて楽しみになってきたのかな」

レッド「うん……早く、行こう……」

470: 22/04/26(火) 21:12:14 ID:fupA
キバナ「タクシー呼ぶか?」

マサル「確かに早く着くけど、ナックルシティまでは一本道だから……そのまま行こうと思う」

ユウリ「スピードも大事だけれどね、旅の醍醐味はこういった道中にあるものさ!」

キバナ「あ~、それは確かにな! オレさまもこういった道路駆け回ってたっけ」

レッド「?」

キョウヘイ「キバナさんもジムチャレンジしてた時期があったんすか?」

キバナ「そうだぜ! 大体……十年前くらいになるな。その時にダンデもチャンピオンになった!」

キバナ「……十年経つのか。十年、オレさまはアイツに勝ってねえんだな」

レッド(? なんか……見た事あるような表情。どこでだっけ……)

キバナ「ま、そろそろファイナルトーナメントの時期だし! そこでオレさまがチャンピオンになるかもな!」

キョウヘイ「いーやいや、今年は俺たちがいるっすからね!」

トウヤ「そうそう、どうなるかわかりませんよ」

キョウヘイ(その前に、レッドさんっていうクソ高い壁があるんすけど~~……)

471: 22/04/26(火) 21:17:22 ID:fupA


~出口近く~

マリィ「もう行くんだ?」

ネズ「キバナが直接来ちまいましたからね。急かされたんでしょう」

キバナ「スパイクタウンも映えっけど、スタジアムでの写真が速く撮りたいからな!」

レッド「……」ワクワク

マリィ「ま、いいけど。あたしらも中継で応援してるけん、絶対勝ってよ」

レッド「……」コク

キョウヘイ「もちもちっす!」

ネズ「次のファイナルトーナメントは、マリィの初トーナメント……元から応援には行くつもりでしたが」

ネズ「せっかくです、あんたらの応援歌も考えておきますね」

レッド「やった……」

トウヤ「レアな経験だねぇ」

472: 22/04/26(火) 21:21:10 ID:fupA


~9番道路~

レッド「えっと……」

マサル「この先を進むと、ルートナイントンネルがある。そこを抜ければ、すぐ七番道路だ」

キョウヘイ「9番道路だからルートナインっすか。シンプルっすね~」

ユウリ「私ももう少しカッコいい名前をつけてもいいと思うんだがね……」

ホップ「あんまり長いと覚えきれないんだぞ!」

キバナ「オレさま的には中の方をどうにかしてほしいけどなー」

トウヤ「中?」


~ルートナイントンネル~

キバナ「ほら、何もないトンネルなんだぜ! もっとこう……スプレーアートとか映える何かがあってもよくないか?」

キョウヘイ「治安の悪さが加速しちゃうんでやめた方がいいと思うっす」

マサル「そこは僕も同感だな……ん? 何だ、妙に人が多いな」

ユウリ「本当だ、通行止めみたいになってないかい?」

473: 22/04/26(火) 21:24:48 ID:fupA
レッド(人だかりで出口の方が見えない……)

トウヤ「あの、何かあったんですか?」

モブ「出口の辺りでトラブルがあったらしいんだ」

マサル「トラブル?」

モブ2「トラブルってほどじゃないだろ! 喧嘩だよ喧嘩」

レッド「喧嘩……」

モブ3「何かで揉めたらしくて、バトルで決着をつけてるところらしい」

モブ4「危ないのと野次馬精神とで、人が集まってるってわけだ!」

ホップ「喧嘩ー!? よくないんだぞ! でもバトルならいいのかな?」

トウヤ「うーん、せっかくバトルするなら楽しくしてほしいけど……」

ユウリ「殴り合いよりはずっと理性的さ、けれど通れないのは困るな……仲裁しに行くかい?」

キョウヘイ「ま、このメンツなら止められない喧嘩もないでしょう! 現役ジムリに最強トレーナーに 有名人揃いっすし!」

レッド「……行ってみよう……」


喧嘩してた人 下1と 下2

474: 22/04/26(火) 21:32:21 ID:gKFw
グリーン

475: 22/04/26(火) 21:48:13 ID:gKFw
人いなさそうだから連投スマソ エリカさん

476: 22/04/26(火) 22:01:10 ID:fupA
グリーン「ピジョット!!!! エアカッターだ!!!!」

ピジョット「ぴ、ぴじょーーー!!」

エリカ「ラフレシア!!! はなびらの舞でかく乱です!!!!」

ラフレシア「らふ~~……!」


レッド(何やってんのあの人たち)

キョウヘイ「おっと、見事にカントーのジムリーダーっすねぇ」

キバナ「お、強そうな奴ら! でも……なんで喧嘩してんだ?」

レッド「多分……くだらないこと……」

マサル(レッドってわりと身内には辛辣だな……)

エリカ「とにかく、知り合いなら話が早いね。ぱぱっと止めてもらおう」

レッド「……僕が、行く」

トウヤ「あはは……行ってらっしゃい」


グリーン「はなびらごとぶっ飛ばしちまえ!!」

エリカ「相手は調子に乗ってますわ、このまま押し通ります!」

ピジョット「ぴじょ!」

ラフレシア「らふ~」

レッド「……ラプラス、吹雪」

ラプラス「きゅう!!」ビュオオ

ピジョット「ぴ、じょ!?」バタッ

ラフレシア「ら らふ~……」バタッ

グリーン「げっ レッド!?」

エリカ「あら あらあらまあまあ……」

477: 22/04/26(火) 22:07:43 ID:fupA
レッド「…………」

グリーン「わ、悪かったっつの……」

エリカ「すみません、わたくしたちつい盛り上がってしまいまして……」

キョウヘイ「いくらなんでも、こんなトンネルの中でバチバチにバトルなんて……何があったんすか?」

トウヤ「普段はそういうイメージない二人だもんねぇ」

レッド(緑も、僕の気配に気付いてないみたいだったし)

グリーン「……いや……」

エリカ「わたくしは言ってもいいのですけれど……」

グリーン「やめとこうぜエリカ、一旦言うのはやめとこうぜ」

レッド(怪しい)

キョウヘイ「怪しいっすね」(レッドさん絡みだろうな~)

トウヤ「怪しいねぇ」(レッド絡みかな……)

レッド「……言って……」

喧嘩の内容 下1(秒数が高いほど内容を教えてくれる)

478: 22/04/26(火) 22:13:51 ID:gKFw
更新みたいので書き込みます レッドに似合う服装について

479: 22/04/26(火) 22:22:52 ID:fupA
エリカ「ええと……」

レッド「エリカ……」?

エリカ「全部話しますわ!」

グリーン「おい!!!! くそっ、卑怯だぞレッド!!!!」

エリカ「わたくし、レッドさんの応援に行こうと思いまして。そうしたら、ここで偶然グリーンさんと会ったんです」

エリカ「グリーンさんも同じ目的のようでしたから、おはなしをしながら歩いていて……話題はレッドさんの服装の話になり……」

グリーン「おいもういいだろ? つまりは趣味が合わなかったってだけの話でだな」

エリカ「グリーンさんったら、メイドさんだけでなく袴もミニの方がいいって言うんですよ!」

レッド「うわ……」

キョウヘイ「グリーンさん! 自国の伝統をもっと大事にしたほうがいいっす」

ユウリ「しかも、その袴を着ている彼女に言う事ではないと思うけれどね……」

グリーン「くそーーーーーッ!!! こうなると思ったから嫌だったんだよ!!!!!!」

エリカ(……グリーンさん、本当は「レッドが着るならミニのほうが似合う」って言ってたんですけれど)

エリカ(そこまで話してしまうと流石にかわいそうですね……)

480: 22/04/26(火) 22:26:11 ID:fupA
グリーン「あーーーーはいはい俺が悪かったよ!!! 俺が悪かった俺が悪かった ロングでいいって!!」

レッド「そもそも……着ないけど……」

エリカ「え! わたくしとお揃いは嫌ですか……?」

レッド「お揃いにするものでは……ないというか……」

マサル「まぁ……揃いで着るとしたら、着物とかになるよな」

ホップ「日本の伝統衣装、すっごいおしゃれなんだぞ~~!」

エリカ「まぁ、ありがとうございます」

マサル「……そういえば、前におばさんが日本から袴を持ってきてるって言ってたな。ユウリ、今度着せてもらったらどうだ?」

ユウリ「え!?!?!」

ホップ「そうなのかー!? 見てみたいんだぞ!!!」

ユウリ「あ、あぁ……わかった、次に帰ったら確認してみるとも」

マサル「はは、よかったな」

ホップ「うん!!」

481: 22/04/26(火) 22:30:15 ID:fupA
キバナ「オレさまにはよくわからない争いだったぜ!」

キョウヘイ「ある意味これも性癖大戦争っすからね~、わからないのも無理ないっす」

トウヤ「二人とも、それぞれ拘りがあったっていうだけの話だからね……」

レッド(僕に関しないところだったら好きに拘ってくれていいんだけど……)

レッド「……とにかく……通行の邪魔、だめ……」

グリーン「それは……悪かったよ。次は端っこでやるぜ」

エリカ「申し訳ございませんわ……開けた場所でやりましょうね」

マサル「別に停戦協定をする訳ではないんだな」

キバナ「通れるようになったんならオレさま的にはオッケー!」

キバナ「二人も観戦するんだろ? だったら一緒に行こうぜ! キバナさまのホームタウン、ナックルシティに!」

グリーン「そうだな、せっかくだから行くか」

エリカ「今度こそ、皆さんのバトルを間近で見させていただきますわ」

レッド(自然に誘っていった……陽キャだ……)

482: 22/04/26(火) 22:37:27 ID:fupA


~ナックルシティ~

レッド「……」

レッド(色々回ったけど やっぱりここのスタジアム、大きい……)

キバナ「チャレンジャーとジムリーダーが一緒に入るってのも変だしな、オレさまは中で待ってるぜ!」クルッ

キバナ「ガラル地方最強のジムリーダー、キバナさまが最高のバトルをお前らにお見舞いしてやる! 楽しみにしとけよー!」

レッド「……」

グリーン「最強のジムリーダー、か。ま、レッドなら余裕だろ」

グリーン「いつもカントー地方最強の俺が相手してやってんだからな!」

レッド「…………」

グリーン「な、何だよその顔……」

レッド「何でもない……」

キョウヘイ「SNSで見たっすけど、キバナさんはドラゴン使いなんすよね」

マサル「そうだな、それからダブルバトルを好む人だ。後は……」

ユウリ「おっと、あまりヒントを出しすぎてもつまらないだろう! この先は君の目で確かめろ……というやつさ」

ホップ「オレたちは観客席に行ってるんだぞ~!」

エリカ「楽しみにしてますわね!」

483: 22/04/26(火) 22:44:25 ID:fupA


~宝物庫~

レッド(あれ スタジアムに入ったと思ったけど……ここに繋がる道があったんだ)

キバナ「よ! さっきぶりだな!」

レッド「あれ……?」

キバナ「スタジアムで待ってるだけがジムリーダーじゃないぜ、ここまで来るチャレンジャーは数が少ないんだ」

キバナ「バッジを7つ手にしたトレーナーのバトル、出来る限りこの目で見ておきたいだろ! だから、ジムチャレンジはオレさまの前でやってもらうぜ!」

レッド「……わかった……」

キバナ「良い返事だな! チャレンジのルールは簡単、この三人い勝つだけだ!」

リョウタ「一人目、リョウタ!」

レナ「二人目はわたし、レナ!」

ヒトミ「三人目はこのヒトミが!」

レッド(友達と同名の人のパターン……時系列ふわふわだけど)

キバナ「そしてバトルはいずれもダブルバトル! 楽しませてくれよ、最強のチャレンジャー!」

レッド「……」

レッド(ダブルバトル、あんまりやったことないかも。一対二とかはよくやるけど)

レッド(どのポケモンを出そうかな……)

何と何を出すか  下1

484: 22/04/26(火) 23:29:58 ID:37Ss
カプ・レヒレ ジガルデ

485: 22/04/26(火) 23:41:33 ID:fupA
レッド「……本気で、行きます……」

リョウタ「! 行くぞ、ペリッパー、ヌメイル!」ポポン

ペリッパー「りぱ~」ザーーーッ

ヌメイル「ぬめめ……」

レッド(天候を……それなら、こっちは)

レッド「……カプ・レヒレ、ジガルデ!」ポポン

カプ・レヒレ「れひぃーれ!」ブワッ

ジガルデ「ぜどあーーー!!」ドシン

リョウタ「わ!? ……これは、ミストフィールド!」

キバナ「へぇ! 地面を変えてきたか……しかし、見たことないポケモンだぜ」


~控室~

キョウヘイ「ポケ選がガチすぎるんすよねぇ!」

トウヤ「幻のポケモンと伝説のポケモンだもんねぇ……」

キョウヘイ「マジのレッドさんが見られるの、もうちょい先かと思ってたっす……」

486: 22/04/26(火) 23:41:58 ID:fupA
今日はここまで。次回は明日です

487: 22/04/27(水) 00:10:00 ID:TOET

引用: レッド(無口とか幽霊とか言われるけどジムチャレンジ)