前回:P「金、いくら貸せる?」響「えっ……?」
116: 2012/08/09(木) 03:09:35.56 ID:XWGvCrd4P


伊織「おはよう。あらあんただけ?」

P「伊織か……」

伊織「何よ、私で悪かったわね」

P「……」

伊織「……何よ。また誰かがやらかしたの?」

P「……借金があるんだ」

伊織「は?」

P「……悪い。つい、調子にのってな……」
ぷちます!(14) (電撃コミックスEX)

122: 2012/08/09(木) 03:16:05.83 ID:XWGvCrd4P
伊織「はぁ……あきれた。何かと思えば借金?この年で借金とかあんたいつか破滅するわよ?」

P「……すまない」

伊織「それで?なんのギャンブルにハマったわけ?数万ならこの伊織ちゃんが埋めてあげてもいいわよ?」

P「……最近事務所が入れ替わるって話をしたの覚えてるか?」

伊織「え?お、覚えてないけど……」

P「そうか……やっぱり俺が一人で勝手に……くそっ!」

伊織「ちょ、ちょっと。一人で勝手に話をすすめないでよ。一体なんなのよ」

P「……言ってしまえば詐欺にあったんだ。不動産の」

伊織「……それはまた。でもあんたらしくないじゃない」

P「なんとかして、みんなにいい環境をと思ってだな。新しい事務所、5000万で」

伊織「ご、5000万!?……あんたそんなに貯金があるの?」

P「あるわけないだろ。500万って言ってたんだよ、そいつら。だったら後で社長に相談もできるかなと」

伊織「……それを、まんまとはめられたわけね。……でも、あんたもあんたよ。そんな手にひっかかるなんて」

P「……すまない」

伊織「でも詐欺ならすぐ取り返せるじゃない。どこ?私が弁護士を紹介して」

126: 2012/08/09(木) 03:22:27.37 ID:XWGvCrd4P
P「ダメなんだ……」

伊織「なんで、どうしてよ」

P「……どうやらヤバイとこだったみたいでな。マークされてるらしい」

伊織「そ、そんなこと……」

P「家の私物が全て消えていたんだ。あいつら、普通じゃない」

伊織「……」

P「……あぁ。っ!」プルル

伊織「っ!」ビクッ

P「……もしもし。……あぁ、大丈夫だ。……それだけは、やめてくれ……頼む……あぁ、わかった…」

伊織「……何よ」

P「……伊織と話していることが、ばれている……」

伊織「なっ!」

P「期日以内に払わなければ、あとはわかるなと……くそっ……」

伊織「あくどい連中ね……でも私がすぐ手を回せば……」

P「お前、いいのか?こんな連中に金を渡して、名前が知れるんだぞ……?」

127: 2012/08/09(木) 03:27:18.21 ID:XWGvCrd4P
伊織「……」

P「俺の不手際で、お前の家族に迷惑をかけるわけにはいかない……」

伊織「何よ……だってお金を払えば解決することなんじゃない……」

P「それですまないだろうから、言っているんだ……一番いいのは俺が誰ともかかわらずに……」

伊織「何勝手なこと言ってるのよ!そんなの絶対に許さないんだから!」

伊織「大丈夫……水瀬財閥にかかれば匿名で送ることだって……!」スッ

P「やめてくれ!」

伊織「っ!」ビクッ

P「……俺のせいで、伊織が不幸になるのは見たくない……」

伊織「何よ……それじゃどうすればいいのよ……」



小鳥「嘘つきまくりですね。でも伊織ちゃんはお金どうにかしそうですし、ここまでしなきゃダメか~」

高木「彼女の場合金額じゃなく払うか払わないかの二択になるようだね」

春香「……」

響「伊織……」

133: 2012/08/09(木) 03:33:21.85 ID:XWGvCrd4P
P「……あるとしたら、伊織が単体でお金を調達してくれるということだ」

伊織「私の力だけでってこと……?」

P「……あぁ。カードは使えない。水瀬とは知らぬふりをするから親子の縁はないも同然」

伊織「……」

P「そのうえ、俺と関わったことでこの先どうなるかわからない」

伊織「……」

P「……な?選択肢なんて最初からないんだ。俺は別れの挨拶をしに来ただけだから……」

伊織「……」

P「……それじゃあな」

伊織「待ちなさいよ……」

P「……なんだ」

伊織「私の力だけで、稼げばいいんでしょ……?」

P「そうだが……」

伊織「……私に、何ができるのよ……」


P「……お前なら詳しいか?臓器って高く売れるんだ。若いやつのは特に」

136: 2012/08/09(木) 03:35:05.35 ID:SyQs28Bw0
クズ過ぎんだろwwwwww
臓器ってwwwww

137: 2012/08/09(木) 03:35:17.15 ID:dX1l9TTN0
参考画像はよ

140: 2012/08/09(木) 03:36:53.52 ID:XWGvCrd4P
伊織「なっ!!!」

P「……俺は、遅くても早くても氏ぬだろう。かかわった人間もだ」

P「だが、払えば見逃してくれると言った。それが俺のできる限りの償い」

P「もしお前が付いてきてくれるっていうなら、それくらいの覚悟が必要だと思え」

伊織「……」

P「まあ、半分冗談だ……じゃあな」

伊織「ま、まち……」

P「もういい……」

伊織「あんたは……私たちを置いていくきなの……」

P「……すまない」

伊織「……わ、私」


小鳥「そこまでにしておきましょう」

高木「いや、十分遅いがね」

春香「伊織~……」グスッ

伊織「な、何よあんたたち……」

144: 2012/08/09(木) 03:38:29.77 ID:SyQs28Bw0
春香:10万
響:3万
伊織:臓器1個(借金完済も可)

伊織飛び抜けすぎだろ・・・

147: 2012/08/09(木) 03:40:22.51 ID:XWGvCrd4P
P「音無さん。俺の臓器を持って行ってください」

小鳥「はいはい。まだまだ残ってますからー」

高木「ドッキリだったのだよ。借金があったらどんな反応をするというか」

春香「伊織は絶対払うだろうから、ってこんな……」

響「……なぁ伊織、最後……」

伊織「……そ、そんなわけないじゃない!……で、でも……」

伊織「怖かった……プロデューサーがいなくなるって思ったら……お金じゃどうしようもできないって…」

P「……すまないじゃ足りないが、伊織。本当に申し訳ない」

伊織「……あんた今までもこんなことしてるわけ?」

P「……あぁ」

伊織「……楽に氏ねると思わないことね」

P「もちろんでございます……」

伊織「でも……よかった……」


小鳥「さぁさぁ次ですよ次!」

148: 2012/08/09(木) 03:41:16.84 ID:WnEi3GxL0
次はだれだ?

149: 2012/08/09(木) 03:41:38.86 ID:SyQs28Bw0
やよい!やよい!

150: 2012/08/09(木) 03:41:44.48 ID:XWGvCrd4P
春香のでよかったと思うの!
もう一人書いたら寝るわ

>>155

155: 2012/08/09(木) 03:43:36.79 ID:SyQs28Bw0
うっうー!


続き:P「やよいはさ、お金なくても平気か?」やよい「え?んーそうですね



引用: P「つまり大量の借金がある演技をしろと」小鳥「はい!」