前回:P「……追われてるんだ」真「……一体何が」
333: 2012/08/09(木) 18:37:26.95 ID:XWGvCrd4P
美希「おはようなのー」

P「おぉ美希か!おはよう!」

美希「あ、ハニー!今誰もいないの?」

P「あぁ、そうみたいだな」

美希「それじゃあね……えいっ!」ダキッ

P「おぉっと……」

美希「あはっ!ハニ~♪」

P「おい……全く仕方ないやつだ」

美希「……あれ?いつもなら離れろーってやるのに、どうしたの?」

P「あ、いや俺だってたまにはな」

美希「えへへ、ハニーもついにミキにメロメロになっちゃったの!」

P「あぁそうだな」

美希「……やっぱりおかしいの今日のハニー」

P「え?そうか?」

美希「好きになってもらえるのは嬉しいけど、今日のハニーは無理してるって感じ」
ぷちます!(14) (電撃コミックスEX)

335: 2012/08/09(木) 18:47:22.36 ID:XWGvCrd4P
P「……」

美希「ねぇ、何かあったの?」

P「美希は俺のこと好きか?」

美希「うん、もちろんなの」

P「そうか……」

美希「ハニー……?」

P「……」ポロッ

美希「は、ハニー!?一体どうしたの……」

P「美希……俺……怖いんだ……」

美希「何があったの……?」

P「……まだ誰にも言ってない。ミキに言うのが初めてだ」

美希「う、うん……」

P「落ち着いて、聞いてくれるか?」

美希「大丈夫……だと思う……」


P「……俺さ、氏ぬんだ」

339: 2012/08/09(木) 18:53:20.55 ID:XWGvCrd4P
美希「……ハニー?」

P「……ごめん」

美希「ハニー、今なんて言ったの?聞こえなかったの……」

P「……」

美希「ねぇ、ハニー……今の、聞こえてないよ……そんなの……」

P「……美希」

美希「ハニーが……?あはは、ミキ頑張りすぎて耳が悪くなっちゃったの」

P「頼む美希……」

美希「ねぇ、きっと美希が聞き間違えを……」

P「美希……!」ガシッ

美希「っ!」

P「……ごめん」

美希「ゃ……」ウルッ

美希「絶対、信じないの……嘘なの……」グスッ

P「……この前健康診断行った時だ。ちょうど1か月前に宣告された。余命1か月と」

344: 2012/08/09(木) 19:01:56.43 ID:XWGvCrd4P
美希「……」

P「だから俺はもういつ氏んでもおかしくない。信じられないよな、俺だってそうだ」

美希「……嫌」

P「美希だから、俺は……」

美希「ハニーともう会えなくなっちゃう?嫌、そんなの絶対絶対!そう、これは夢なの……それか何かの間違いで……」

P「落ち着いてくれ美希……だから」

美希「ハニー!ねぇハニー!いなくなったりしないよね?だって、ハニーは!」

P「美希っ!」

美希「だ、って……はにぃ……」グスッ

P「最後まで、聞いてくれ……頼む」

美希「……」ヒック

P「だから俺は、社長に言おうと。それが、なかなか言い出せないままあっという間に1か月が過ぎた」

P「なぜかわかるか?お前が売れてきたからさ。俺は美希から元気をもらってた。病気のことなんて忘れて」

P「だから、最初には美希に伝えようと。後は俺がいなくなればそれで……」

美希「ハニーはミキたちを置いていくの……?」

347: 2012/08/09(木) 19:07:24.13 ID:XWGvCrd4P
P「そういうわけじゃ……いや、そういうことになるな……」

美希「ハニーはミキだけのものじゃないの。それでも、ミキは、ミキは絶対ハニーにいなくなって欲しくないの!」

P「俺だって……まだまだお前がキラキラしているところを見ていたいさ」

美希「ミキが病気になればよかったの……」

P「おい、嘘でもそういうことを言うな」

美希「だって!ハニーに会えない毎日なんて……だったらハニーに生きていて欲しいから……」

P「お前はまだ若い。それに、将来性だってあるんだ……大丈夫お前なら大丈夫だ」

美希「……ねぇ、やっぱりいやだよハニー!病院でお薬もらってないの?なんとかならないの!?」

P「……美希」

美希「ねぇハニー!やだよ!お願い!ハニー!」

P「やめてくれ……」

美希「ねぇ!ハニー!!!」



P「じゃあお前に5000万が用意できるのか!!!」

349: 2012/08/09(木) 19:08:34.23 ID:LN5EMtBk0
キレ芸か

350: 2012/08/09(木) 19:08:40.90 ID:ISZMk56K0
このPノリノリである

354: 2012/08/09(木) 19:18:04.54 ID:XWGvCrd4P
美希「っ!!」ビクッ

P「あっ……くそっ……悪かったつい……最低だな俺」

美希「……5000、万って……?」

P「……手術の費用だ。それも、成功するかわからない手術の」

美希「……」

P「笑っちゃうよな。俺の命の当たりかはずれかのくじ1回、それが5000万だ。なんか、そう聞くとすごい安く感じてな」

P「あぁ、5000万がってことじゃないぞ?そんなのでどっちかになるくらいなら、いつ氏ぬかわからないまま生きてた方がいいなって」

美希「……」

P「……怒鳴って悪かった。それじゃ、そろそろ行くから」

美希「待って……」

P「……」

美希「ミキが、絶対に5000万集めるの……」

P「美希……気持ちは嬉しいけど」

美希「絶対……待っててねハニー」


355: 2012/08/09(木) 19:19:59.75 ID:qNB5VKxm0
ミキミキええ子や…

363: 2012/08/09(木) 19:26:57.31 ID:XWGvCrd4P
小鳥「お金が絡むドロドロの愛憎劇って感じですね……」

高木「あそこまで愛されるのも困りものだねェ……」

春香「……美希ぃ」グスッ

響「美希の目が……濁ってるぞ……」

あずさ「美希ちゃん……ダメよ……自分が見えなくなったら終わり……」

真「こんなことしてるんですかあの人……次はもっと……」

やよい「わわ、真さん!プ、プロデューサーも悪気はないので……」

伊織「これが、悪気はない!ドッキリでした!で済んだら困らないんだけどねぇ……」

千早「というかこの辺で止めなくていいんですか?」


P「美希……一体何を」

美希「……ミキ、なんでもするよ?お金になること、なんでもする。頑張るから、見ててねハニー……」

P「……でも、もう時間が」

美希「絶対、絶対間に合うの……だから……」

P「もう、いいんだ……美希……ごめん、ごめん……」ギュッ

美希「ハニー……はにぃ!!いやっ、いなくならないで!」グスッ

366: 2012/08/09(木) 19:31:57.27 ID:qNB5VKxm0
病み始めた美希かわいい

367: 2012/08/09(木) 19:35:04.79 ID:8sA/8UJa0
グスッ が グサッ に見えた

368: 2012/08/09(木) 19:36:10.50 ID:XWGvCrd4P
P「……落ち着いたか?」

美希「……うん」

P「……大丈夫、こうやってまだ俺は生きてるから」

美希「……うん」

P「……美希」ナデナデ

美希「ハニー……お金は……」

P「もう、いいだろ?そんなことしてる暇があったら、こうやって一緒にいられるだろ?」

美希「うん……わかったの……」


小鳥「はいお疲れ様でした!」

美希「……小鳥?」

高木「言うのも飽きてきたがドッキリだったのだよあはは。というか借金設定どうしたんだねキミ」

P「……この方がいいかなと」

美希「う、嘘だったの……?」

P「い、一応ドッキリでして……すみませんでした!!」

美希「バ、バカ……バカハニー!……ハニー……でも、よかった……の……」

369: 2012/08/09(木) 19:42:42.96 ID:XWGvCrd4P
次行きますか……

>>375

375: 2012/08/09(木) 19:45:49.65 ID:I8n8z4AS0
律子

377: 2012/08/09(木) 19:49:25.16 ID:XWGvCrd4P
律子もまた難しそうですなぁ
ちょこっと休憩 30分までかからないかと

378: 2012/08/09(木) 19:49:37.58 ID:8WuOlYyn0
りっちゃんか・・・
これは妻になるパターンだな
それでどうにか借金返済しそう


続き:律子「まさか借金したんじゃないでしょうね?」P「あぁ、まあな」



引用: P「つまり大量の借金がある演技をしろと」小鳥「はい!」