亜美「おはおはー!」

真美「おっはよー!」

P「お、亜美と真美。一緒に来るのは珍しいんじゃないか?」

亜美「そうかもねー」

真美「今日はミーティングだけって聞いてたから一緒に来ただけだよ?」

亜美「そんなこと言って~久しぶりだからうきうきしてたくせに~!」

真美「そんなことないっしょ!亜美の方が嬉しそうだったじゃん!」

P「あ~もうお前らが仲いいのはわかったから。ん?亜美、そのバッグ」

亜美「おっ!さすがは兄ちゃん!新しいの買っちゃった!」

真美「あ、ホントだ!いつの間に……」

P「でも、それ高いやつじゃないのか?」

亜美「ん~まあ最近お金使ってなかったし?」

P「いいよなぁ、下手するとお前ら俺よりもらってるんじゃないのか?」

真美「流石にそれはない……でも、結構もらえるか~」

P「うらやましい……俺は今日も昼抜きだと言うのに……」
ぷちます!(14) (電撃コミックスEX)

571: 2012/08/10(金) 00:48:25.42 ID:OkD4inqgP
亜美「あ、ホントだ。って前からお昼食べてなかったっけ兄ちゃんって」

P「まあ最近は余裕がなくてな……」

真美「ふーん、それくらいならけっこー稼いでる真美たちがおごってあげてもいいのだよ?」

P「いやいや、さっきのは流石に冗談だし……でも、カンパしてもらえるならそっちよりなぁ……」

亜美「え、何々?なんかヒミツがあるのかい兄ちゃん?工口本でも買い過ぎた?」

P「どうしてそうなる……」

真美「えー!じゃあ兄ちゃん借金あるの!?」

P「だから……ってまあだいたいあってるんだけど……」

亜美「えっ!マジ!?すごい真美!よく分かったね~」

真美「え?いや、適当に言っただけっしょ!でも……兄ちゃん……」

P「おいおいそんな目で見るな。違う、工口本の買い過ぎではない!断じて違う!」

亜美「ふーん、でもということはシャキーンはあるんだね?」

P「まあそうなるが……まあお前らには関係ない話で」

真美「えー本5冊分くらいなら払ってあげてもいいよ?」

P「そんなわけないだろうが……だいたい5000万くらいだ……」

574: 2012/08/10(金) 00:53:48.22 ID:OkD4inqgP
亜美「ごせんまん?えっと1万が5000万?それってすごい?……えぇええ!!ご、ごせんまんん!!?」

P「声が大きい……だから、お前らにはどうにもできないだろ?」

真美「な、なんでそんなに……」

P「言っておくが何かを買い過ぎたわけじゃない。ちょっと、失敗しちゃっただけだ。……だけって言ってもまあ」

亜美「ふーん……なんだか大変そだね。あ、亜美飲み物とってこよーっと」

真美「ねぇ兄ちゃん……」

P「ん?どした?」

真美「……借金って、返せないとマズいんじゃ?」

P「……まあ、そうだけどな。これからゆっくり返していくつもりだ」

真美「……」

P「まあ、生きていく分もあるからな。何十年かかるかわからないけど地道に。だから今は1000円でも惜しいんだよ……」

真美「……ね、ねぇ兄ちゃん」

P「ん?」

真美「こ、これ……」

P「お前これ……1万札……」

576: 2012/08/10(金) 00:56:23.09 ID:30cEq20sO
真美いい子過ぎて泣いた

578: 2012/08/10(金) 00:58:43.78 ID:KPFYnHZz0
真美は天使やで…

581: 2012/08/10(金) 01:00:30.74 ID:OkD4inqgP
真美「全然足りないけど、兄ちゃん大変、でしょ?だから何か食べて?」

P「真美……いや、でも……」

真美「大丈夫!まだお金あるし!そのかわりいつか100倍で返してよねっ!」

P「いやお前それは……でも、ありがとな」ポンポン

真美「えへへ~……」

亜美「なになに~何話してたの~?」

真美「あ~兄ちゃん!」ダメダメ

P「あ?あ、うん。……いや、なんでもないぞ?」

真美「ふぅ……それじゃ、真美も何かとってこよーっと」チラッ

亜美「で、兄ちゃん?」

P「なんだ……」

亜美「バレバレだよーん?さっき、お金もらってたっしょ?あれ何~?」

P「おま……真美が借金の足し、というか生活費にってくれたんだよ……ホントいい子だよ」

亜美「ふ~ん……じゃさじゃさ、亜美これあげるよ」

P「これってお前、さっきのバッグ……」

591: 2012/08/10(金) 01:06:15.39 ID:OkD4inqgP
亜美「さっき新しいのって言ったけどさ。もう新作でてるからいらないんだ。でも売れば2万くらいにはなるっしょ」

P「……亜美」

亜美「か、勘違いしないでよねっ!別にあんたのためとか真美に負けたくないってわけじゃないんだからっ!」

P「……似てない」

亜美「えー!嘘っしょー!今完璧だったもん!……でも、これでおあいこっしょ!」

P「お前らホントにいいやつらだな……ありがとう。いつか返すからさ」ポンポン

亜美「えっへっへ~!」

真美「……兄ちゃん」

P「ま、真美……」

亜美「あ、真美」

真美「それ、この前5万で売ってたけど……」

P「5万……!?亜美、ホントにいいのか?」

亜美「全然いいよ?いつか100倍にしてくれれば!」

P「お前までそういうことを……でも、ホント助かる。ありがとう」

真美「っ……じゃ、じゃあ真美は!」

608: 2012/08/10(金) 01:21:45.04 ID:OkD4inqgP
P「……どっから出してきた」

真美「この前もらったお小遣い!残しておいたやつ!」

亜美「って真美、それって10万……?」

P「無理しなくても、いいんだぞ?」

真美「ううん、真美も兄ちゃんのためにできることしたかったから」

P「真美……」ギュッ

真美「ひゃ、ひゃあ!に、兄ちゃん……?」

P「ごめんな、情けないところ見せちゃって。でも、本当に助かる。ありがとうな、真美」

真美「だ、大丈夫だよ……に、兄ちゃん苦しい……」

P「あぁ!ご、ごめんな急に……」

真美「う、ううん……えへへ……」

亜美「……兄ちゃん」

P「ん?どうした亜美?」

真美「ねぇねぇ兄ちゃん!なんかしよっ!」

P「おっそうだな!すまんな亜美」

615: 2012/08/10(金) 01:35:43.04 ID:OkD4inqgP
亜美「兄ちゃん、これ」

P「ん?……なんだこれ」

亜美「見てわからないの?財布」

P「いや、それはわかるが……うおっ、な、なんでお前も10万入ってるんだよ……」

亜美「それ、あげてもいいよ?」

P「……亜美さん?」

亜美「そのかわり、これから一緒にゲームしよ?」

P「そ、そんなことでいいのか?」

真美「ま、待ってよ!……金額は同じ、だよ?だったら真美も一緒に……」

亜美「亜美は財布も上げるよ?それもブランドだから売ったら何万円かにはなるっしょ」

真美「あ、亜美……ねぇ兄ちゃん!」

P「亜美、お前……ごめんな。こんな出来損ないのプロデューサーで……」

亜美「いいっしょ!だっていつか返してくれるんでしょ?」

P「あぁ、もちろんだ。それじゃ遊ぶか!」

真美「ま、待ってよ兄ちゃん!真美と遊ぶ約束だったじゃん!」

618: 2012/08/10(金) 01:39:58.84 ID:OkD4inqgP
P「すまん真美、約束しちゃったから。亜美ともその次な」

真美「っ……じゃ、じゃあ真美このカード上げるもん!」

亜美「ちょ、真美……」

P「カードってお前……なんでそんなもん」

真美「給料とかもらってるんだし、自分で管理しなさいって……いつもは持ってきてないんだけど今日は入れてたから…」

P「……いくら入ってるんだ?」

真美「多分、今までの分の給料50万円くらい……」

亜美「ま、真美そんなに残ってたのっ!?」

真美「……真美は無駄遣いしないからね」

亜美「なっ!!」

P「……これもくれるっていうのか?」

真美「……真美には兄ちゃんしかいないもん。だから、いいよ?」

P「ははっ、なんか夢みたいだな。こうやってアイドルから金借りて、いい意味でも悪い意味でも夢みたいだ」

真美「兄ちゃん……」

P「……真美、何かしたいことはないか?お金はないから、それ以外ならなんだってしてやる」

623: 2012/08/10(金) 01:44:37.33 ID:OkD4inqgP
亜美「ちょっと待ってよ兄ちゃん!亜美だって今あげたっしょ!それに、真美亜美のこと無駄遣いって……!」

真美「……それじゃ、亜美のこと無視してゲームしよ!」

亜美「ま、真美っ!!!こ、こんのおお!!!」

P「やめろ」

亜美「にい、ちゃ……」

P「……悪い、今は真美の方が優先だ。それじゃあ遊ぶか」

真美「わーい!真美ね、やりたいのがあったんだ!」

亜美「……もしもし?パパ?うん、それでさどうしてもお金が必要なの……うん、ごめんありがと。それじゃ」

亜美「一旦亜美、帰るね……じゃ」

P「……あはは、真美下手だなぁ」

真美「えー!違うっしょ今のはまぐれ!もっかい!」

亜美「……ただいま」

真美「そりゃ!むむ……あ、あぁ……」

P「はっは!どうだ、恐れ入ったか!」

亜美「兄ちゃん、ここに100万あるんだ」

625: 2012/08/10(金) 01:45:44.95 ID:ojXI908t0
パパまでいっちゃったwwwwwwww

628: 2012/08/10(金) 01:47:28.34 ID:OkD4inqgP
真美「……ねぇ、続きやろ兄ちゃん!」

P「……それがどうした?」

亜美「欲しい?」

P「……」

真美「ねぇ兄ちゃん!」

亜美「欲しかったら、亜美のことお姫様だっこして?」

P「……」スッ

真美「兄ちゃん……?う、嘘だよね……?」

P「これで、いいですか亜美お嬢様」

亜美「あはは、うむくるしゅうない!」

P「それ、なんか違くないか?」

亜美「え~いいじゃん別に!……それじゃ、これ」

P「……一体」

真美「どうしたのそれ……」

亜美「……真美には関係ないけど?パパに頼んでもしもの時のお金、先に貸してくれるよう頼んだの」

639: 2012/08/10(金) 01:51:39.42 ID:OkD4inqgP
P「それにしたって100万ぽんとでるなんて……」

亜美「もしもの時っていうのは基本お金で解決できる。そう教わってた、ね真美?」

真美「……」

亜美「いいよ、真美も借りてくれば?でも、真美は一回使ってるよね?」

真美「……」

亜美「ねぇ、それじゃあゲームしよ!」

真美「……兄ちゃん」

P「……そうだな、ゲームするか」

真美「兄ちゃんは……お金なの……?」

P「……さてと、俺これ強いぞ?」

真美「ねぇ兄ちゃん!」

P「静かにしろ」

真美「にい……ちゃ……」


P「なぁ、お金って便利だと思わないか?」

真美「っ!!……!」ダッ

645: 2012/08/10(金) 01:54:37.83 ID:OkD4inqgP
亜美「強い強い言ってた割には全然じゃーん!」

P「くそっ……どうして勝てない……」

真美「……」ガチャッ

P「……」

亜美「あれ?どしたのその封筒、結構膨らんでるね?もしかして、悪い事してきた?」

真美「亜美は黙ってて……」

P「……で、どうかしたか真美?」

真美「ここにね、500万あるの」

亜美「ごひゃく……」

P「……」

真美「これだけ頑張っても、兄ちゃんの借金には届かないんだよね。でも、兄ちゃんこれ欲しいでしょ?」

P「……何が望みだ」

真美「えへへ……」

亜美「……」

真美「兄ちゃんは、これから真美の操り人形だよ?あんまりひどいことはしないから安心して?」

651: 2012/08/10(金) 01:56:09.94 ID:QDor3m8L0
ノリノリである

652: 2012/08/10(金) 01:56:47.65 ID:uHIDUx0l0
胃がキリキリする

658: 2012/08/10(金) 01:58:23.18 ID:OkD4inqgP
P「……いいだろう」

亜美「兄ちゃん……」

真美「それじゃあね、まずはお座り!」

P「……」スッ

真美「あはは面白!……それじゃあさ、そこにいる亜美をとっつかまえてよ」

P「……」チラッ

亜美「やっ……」

P「亜美……」

亜美「に、兄ちゃん!ねぇ、さっきまで亜美の言うこと聞いてくれてたじゃん!」

真美「そしたらね~……そしたら……ぐすっ……」

P「……」

亜美「真美……」

真美「もういいや……」

亜美「……」

P「……これでいいのか?」

670: 2012/08/10(金) 02:02:54.68 ID:OkD4inqgP
真美「……うん、ホントはね、亜美のこともっといじめたかったけど……」

亜美「……」

P「……他にはいいのか?」

真美「……やれっていったらやるの?」

P「犯罪にならない程度のお遊びならな」

真美「……じゃあもういいや。これ」ポイッ

P「真美、お前は本当に優秀だ……」

P「……なんだこれ」

真美「あはは、本当に持ってこれるわけないじゃん……バーカ」

P「……騙したのか」

亜美「……だましたのは兄ちゃんじゃん」

真美「真美たちから、とるだけとって……サイテーだよ……」

P「……違う」

真美「兄ちゃん……どうしちゃったの……ねぇ兄ちゃん!」


P「……どっちでもいいから早くもってこいよ」

681: 2012/08/10(金) 02:06:57.21 ID:OkD4inqgP
真美「まだそんなこと言うんだ……ね、亜美」

亜美「うん、亜美が間違ってた……ごめんね、真美」

P「……借金はさ、そういうきれいごとでどうにかなるもんじゃないんだ」

真美「知ってるよ、だから真美達も必氏に、兄ちゃんのためを思って頑張ったのに……」

亜美「亜美達を利用したんだよね……あはは、亜美たち馬鹿みたい」

P「……」

真美「最後に、兄ちゃんのホントの気持ち聞きたいな……」

亜美「うん……」

P「俺は……お前たちを本当に、大事に思ってた……でも、仕方なかった……少しでも金が必要で……」

真美「……わかったよ兄ちゃん。兄ちゃんなら、さっきのこと謝ってくれると思ったのに……」グスッ

亜美「残念、だね……」

P「……とりあえずこれは返す」

真美「……いらないよね、亜美」

亜美「うん……もう、汚くて触れないよ」

P「……悪かった……俺が、悪かったんだすまん、許してくれ……頼む……」

686: 2012/08/10(金) 02:09:01.80 ID:+LVI0+j50
ヒモP!汚いP!クズP!

691: 2012/08/10(金) 02:10:23.74 ID:OkD4inqgP
真美「許す許さないじゃないよ!ねぇ、兄ちゃんを、兄ちゃんを返してよ!!」

P「……」

亜美「お金……怖いね……こんなことになるなら、亜美いらないよお金なんて……」

P「……」

真美「……もう兄ちゃんなんて……!」


小鳥「おつかれさまでーす」

高木「二人ともよく頑張った。いや~途中で出て行ったときはどうしようかと思ったがね」

亜美「ピヨちゃん……?」

真美「社長……?ってことは……」

春香「ドッキリだよ……よく頑張ったね二人とも……」

伊織「この二人が何か悪いことしたかってレベルだったけどね……」

真美「そっか……ドッキリだったんだ……」

P「……なんていったらいいか」

亜美「……兄ちゃん、迫真の演技じゃん……亜美まだ怖いよ」

律子「……プロデューサー殿の罪は深いですね。まあ一応被害者、か」

696: 2012/08/10(金) 02:12:37.93 ID:KPFYnHZz0
これはトラウマになる

698: 2012/08/10(金) 02:12:49.19 ID:OkD4inqgP
安価が悪かったんだきっとそうなんだ!いやいい意味で
確かに最初に書いた通りならPがそろそろ禿るね

さて最後雪歩をどうしましょうかね
>>705

705: 2012/08/10(金) 02:13:56.39 ID:Yc30Dm+R0
おやっさんに金を出させるように雪歩を説得

713: 2012/08/10(金) 02:16:09.29 ID:IQ6DT2o10
はいP終わりましたー(棒)


続き:雪歩「借金……ですか……」P「……もう、どうしようもないんだ。5000万だぜ?」


引用: P「つまり大量の借金がある演技をしろと」小鳥「はい!」