123: 2012/12/22(土) 22:53:06.01 ID:VYbu167l0
おう落とすくらいなら風邪看病シリーズ投下すんぞコラ
シリーズ:モバP「冬の過ごし方」

前回:モバP「三連休の過ごし方」荒木比奈の場合

最初から:【モバマス】愛梨「冬の過ごし方」

133: 2012/12/22(土) 23:05:50.10 ID:VYbu167l0
光「こちら治療班、南条光!これより救護対象が隔離されているというシェルターへの突入を試みる!」

光「シェルター内は未知のウイルスに侵されている模様!パワードマスクでもいつまで持つか…!」

光「でもこのヒーロー南条光は諦めない!なぜならこの扉の向こうには相棒が待ってるんだからな!」

光「あっちこっち行ったけど楽して救える命が無いのはどこも一緒だな!待っていてくれ!プロデューサー!」

P「光ぅ、人の家の玄関の前で騒がないでくれよゲホッゲホッ!」ガチャ

光「プロデューサー!駄目じゃないか!未知のウィルスが町中にばらまかれてしまうぞ!」

P「未知のウイルスぅ?俺ただの風邪だぞゲホゲホッ!」

光「ふっ…分かっているさ、みなまで言わなくてもいい!オペレーターCHIHIROから事情は全て聞いた!」

光「プロデューサーがこの町を未知のウィルスから守るためにその身を犠牲にしてまで人々の命を救ったこと!」

光「そして病魔に侵されたプロデューサーを治療できるのはヒーローであるこの南条光しか居ないことも!」

P「ふむ、今日はそういう設定なんだな」

光「せ、設定などでは無い!今の光は特殊医療機関『m.b.m.s』から相棒であるプロデューサーを治療するために派遣されたエージェントなんだ!」

P「要するにちひろさんに頼まれて俺の看病に来たというわけだなゴホッ!」

光「どうしたんだプロデューサー!正義の心を忘れたのか!?今日のプロデューサーはいつもよりノリが悪いぞ!…じゃなくて!悪魔に魂を売ったのか!?」
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137: 2012/12/22(土) 23:10:53.71 ID:VYbu167l0
「今日の俺は病魔に侵されてるので正義ゲージがいつもより低めなんだゴホッ!よって光の設定に付き合いきれる自身が無い」

光「だから設定じゃないってば!相当に病状は深刻なようだ!これは早急に治療を開始せねば!パワードマスク!蒸着!キュピーン!」

光「説明しよう!このパワードマスクは『m.b.m.s』で開発された超テクロノジーであり、装着者の免疫力を向上させあらゆる病原体をシャットダウンするのだ!(少しだけ低い声)」

光「ヒーロー南条光がパワードマスクを装着するタイムはわずか0.05秒に過ぎない!では装着プロセスをもう一度見てみよう!」

P「どう見ても市販のマスクだし確実に5秒はかかってるけどな、まぁマスクもしてるし風邪が移る心配も無いか。では光隊員、私を病魔から救ってくれ給え!」

光「もちろんだとも!そのために光はここまで来たのだからな!ではプロデューサー!シェルター内部に突入するぞ!」

P「はいはい、ではいらっしゃいませ」

光「おじゃましまーす」ヌギヌギ

P「そこはちゃんとしてるんだな、靴のまま突入してきたら頭はたいてやろうと思ってたのに」

光「ヒーローはちびっこ達の模範になる存在だからな!礼儀はしっかりと重んじるのだ!」

P「いいぞ、それでこそヒーローだ!ゲホゲホッ!咳が止まらんゴホゴホッ!」

光「プロデューサー!?くっ!プロデューサーの体がどんどん衰弱している…!急いでオペレーション・ヒーリングを実行に移さねば!」

P「オペレーション・ヒーリングだと!…とりあえず驚いてみたけど何すんのそれ?ゲホゲホッ!」

光「これは『m.b.m.s』の最終作戦!これを実行して治せない病気は無かったとまで言われる人類史をひっくり返しかねない禁断の技術なんだ!」

P「こりゃまた話が壮大になってきたなゴホゴホッ!」

141: 2012/12/22(土) 23:14:40.93 ID:VYbu167l0
光「だがこの作戦の実行者には多大な負荷が掛かるという!だがそのようなこと恐れはしない!相棒の命を救うためなら南条光!どんな試練も耐えてみせる!」

P「いよっ!これぞ正義の鑑ゴホゴホッ!」

光「プロデューサーからの声援!決して無駄にはしない!ではオペレーション・ヒーリング!…実行開始!」

P「んで何すんだ?」

光「まずはプロデューサー!このライフチャージャーを飲むんだ!」

P「ライフチャージャーって、これユンケルじゃねぇかよコホッ」

光「違う!ライフチャージャーなの!さぁプロデューサー!それを摂取してまずは体力回復だ!」

P「そんじゃあ有りがたく頂戴するよ…プハッ!やっぱり効くなー!」

光「そうだろう!そうだろう!なんてたって1500円…じゃなくて!1500万人の研究者によって生み出された奇跡の飲み物だからな!」

P「今1500円って言ったよな、うひーこのサイズで1500円かよ…高いもん買わせちまったな」

光「今回の作戦に必要な資金はオペレーターCHIHIROから支給されている!プロデューサーが心配することではない!」

P「ちひろさんが金を出してくれたのか?!あんにゃろが!俺の給料から天引きするつもりだな!」

光「おぉ!早速プロデューサーが元気になったぞ!さすがは命の水だ!」

142: 2012/12/22(土) 23:19:06.52 ID:VYbu167l0
P「こんなちっちゃいドリンクが1500円…俺の昼飯3日分ゲホゲホッ!」

光「プロデューサー!オペレーション・ヒーリングはまだ終わってないぞ!次はこれだ!ババーン!」

P「わざわざ効果音まで口で言わなくていいからゲホッ!なんだそれ?レトルトのカレー?」

光「ただのカレーじゃないぞ!特命戦隊ゴーバスターズカレーだ!これなら栄養補給をし同時に腹も満たせる!さらに調理時間はわずか5分足らずという優れものだ!」

P「光が食いたいだけじゃないだろうな?」

光「何を言う!カレーは栄養満点で風邪にもいいんだぞ!」

P「あ、風邪って言った」

光「今のは言葉のアヤだ!風邪にも!未知のウィルスにも!このゴーバスターズカレーは効果てき面なんだ!」

P「朝から何も食べてないし、いい頃合だからそろそろ飯にするか」

光「じゃあ待っていてね!プロデューサー!アタシが用意してあげるから!」

P「暖めるだけなんだけどな」

光「ねぇプロデューサー!白いご飯ってある?」

P「炊飯器に昨日の残りが入ってるよ」

光「いよしっ!それでは調理開始だ!」

147: 2012/12/22(土) 23:24:34.14 ID:VYbu167l0
光「完成!ゴーバスターズカレー!」

P「きっかし5分で仕上げるとは流石は光隊員だなゲホッ!」

光「プロデューサー!少しずつ正義の心を取り戻してきたみたいだな!ではこのカレーを食べて更に回復するんだ!」

P「分かったよ、そんじゃあいただきます」

光「ルーをかけてっと…これでアタシの分も完成だ!ではいただきまーす!」

P「光の分もしっかり用意してるんだな」

光「当然だ!この作戦を成功させるためにアタシも体力の回復を図らないと!」

P「別に食べるのは構わないけども、光の分の白飯もあったか?そんなにたくさんご飯炊いてなかったけど」

光「アタシはルー多めが好きだから大丈夫!」

P「そんならいいけども、では改めまして」

「 「 いただきまーす 」 」

P「随分と甘口だなこのカレー」

光「そうかな?アタシには丁度いいぞ!」

P「光は舌がお子様だからな」

155: 2012/12/22(土) 23:36:24.93 ID:VYbu167l0
光「うん…だがこの南条光はへこたれたりしない!弱さを知るものこそが本当に人に優しくなれるんだ!」

P「そうだぞ光!それでこそ正義のヒーローだ!」

光「あとプロデューサー、カレーについてきたゴリサキとチダニックのカードもらってもいい?」

P「どうぞどうぞ、光が持って返ってくれ(置いてかれても困るし)」

光「本当にいいの!?流石は相棒!これであとはエンターとビートバスターが揃えばコンプリートだ!」

光「プロデューサー!食後のメディカルタイムだ!さぁこのミラクルカプセルの飲み込むんだ!」

光「またまた説明しよう!このミラクルカプセルは中にナノサイズの超高性能マシーンが入っており、病気を内側から治療してくれるのだ!(若干低めの声)」

P「無理に低い声出さないほうがいいぞ、風邪薬ありがとな…ゴクッ」

光「ミラクルカプセルだってば!プロデューサーの正義の心はまだまだ病魔に侵されているようだな!」

P「そうなんだよーゴホゴホッこのままでは闇に飲まれてしまうーゲホゲホッ!」

光「怯えることは無いぞ!プロデューサー!こんなときのためにオペレーションヒーリングの最終ファイズが残ってるんだ!」

P「まだその設定生きてたのかゲホッ!」

光「ジャジャーン!これを見ろ!プロデューサー!」

P「うおわっ!なんだこの大量のDVDは!?」

159: 2012/12/22(土) 23:42:48.94 ID:VYbu167l0
光「これぞプロデューサーに正義の心を取り戻してもらうための最終兵器!アタシのお父さ…長官が編集したその名もヒーローアルバムだ!」

P「ヒーローアルバムって…これ全部特撮ヒーロー物のDVDか!?」

光「もちろんだ!スーパー戦隊、仮面ライダー、ウルトラシリーズはもちろん!メタルヒーローや怪傑ズバットみたいなヒーローもあるぞ!」

P「これはまた…凝り性な親父さんだな」

光「長官なの!さぁ相棒!どれから見るんだ!?アタシのおすすめはやっぱり仮面ライダーBLACKだぞ!」

P「もう見るのは決定なんだ!?」

光「当然だ!これを見終わった時オペレーション・ヒーリングは終了しプロデューサーはいつもの正義の心を取り戻すんだ!」

P「…それじゃあ1番時間が短いのを見ようかな」

光「時間が短い…それならこれだ!スーパー戦隊大特集!今までのスーパー戦隊の歴史をこのDVD一つで振り返れるんだぞ!」

P「ちなみに時間は?」

光「大体300分くらいだな!」

166: 2012/12/22(土) 23:46:35.20 ID:VYbu167l0
P「300分!?ってことは5時間!?いやいやこれ見終わったら光の帰りが遅くなるだろ!」

光「大丈夫だ!長官に外泊の許可はとってある!だから心配することは無い!それでは上映開始だ!」

P「なぜ人の家のDVDデッキをそんなに上手に扱えるんだ!あぁもう!ゴレンジャーのオープニングが流れ始めてるし!」

光「真っ赤な太陽~♪仮面にうけて~!願いは一つ~青い空~♪」

P「光!オープニングを熱唱するな!近所迷惑になるから!」

およそ2時間経過

『とーきを飛び越えー!いつも助けてくれるよー!風にその名を呼んだならー!』

P「(お、やっと俺の世代にばっちりなのが来た。よくもこんなトレンディなものを放送してたもんだ)」

光「……ンゥ…ファアア…」コクッ

P「光ー眠いのかー?」

光「ね、寝てないよ!少し目をつむってた…だけ」

P「別に寝てもいいんだぞ?俺も大分具合よくなってきたし」

光「うぅん…だってプロデューサーの看病に…来た、のに…アタシが寝たら、ヒーロー失格…だもん」

P「いいから寝ろって、光が看病してくれて俺も助かってるんだから。ヒーローには休息も必要だろ?」ナデナデ

169: 2012/12/22(土) 23:51:08.82 ID:VYbu167l0
光「…じゃあ…ちょっとだけ寝る…プロデューサー、きつかったらいつでもアタシのこと頼っていいからね」

P「うん、何かあったら起こすから今は寝てろ」ナデナデ

光「はぁーい……プロデューサー、ちょっとだけ寒いからもう少しそっち行ってもいい?」

P「あんまくっつくと風邪移るぞ」

光「だいじょーぶ、パワードマスクがあるから……えへへっ♪プロデューサーの体あったかいや」

P「体温上がってるからな」

光「…きっとプロデューサーの心があったかいから体もあったかいんだな」

P「ちゃんと毛布かぶれよ、あったかくして寝ないとな」

光「ねぇプロデューサー、アタシね…プロデューサーには頑張ってるのしってるからね……だから相棒の頑張りに応えられるように……ヒカル…も…頑張る…から…」

P「うん?寝たのか?ヒカルー?おーい」

光「うんぅうう…スー…スー…」

P「どうやら寝たみたいんだな、んしっそれじゃあベッドに移すか」フニュン

P「(うむっ!?生意気にも柔らかい…うーん光も普段の言動はアレだが体は立派な女の子なんだな、むしろそのギャップが…って何考えてんだ俺は!?)」

P「いかんいかん、こんな純粋な娘を相手に何を考えてるんだ俺は…んしょっと、お休み光」

P「俺は何処で寝ようかなぁ…適当に床に布団敷いて寝るか」

170: 2012/12/22(土) 23:55:08.27 ID:VYbu167l0
光「プロデューサー!起きて!早く起きないと!間に合わないよ!」

P「んあっ…どうしたんだ?もしかしてなんか非常事態か!?」

光「うん!非常事態だ!このままではとてもまずいことが起きる!」

P「何だ一体!?もしかして仕事入ってたのか!?」

光「もうすぐゴーバスターズが始まっちゃう!だからほら!プロデューサー!顔洗ってきて!ねっ!」

P「そういうことかー、ファアアア…んんー!なんか目が覚めたから起きるか、顔洗ってこよ」

光「あぁー!始まっちゃった!プロデューサー!早くしないと!すべてはあの日きっとー始まっていたデスティニー♪ほらプロデューサーも一緒に!」

P「だーかーらー!部屋で騒ぐなっての!」

光「魂がリンクしてるー♪戦う全ての仲間とー!スクランブルッ!4!3!2!1!レッツゴー!アタシと相棒の魂もリンクしてるぞ!ねっ!プロデューサー!」

終わり

171: 2012/12/22(土) 23:56:22.72 ID:zMGIqBTl0
乙。やはり大正義ナンジョルノ

172: 2012/12/22(土) 23:57:55.83 ID:FiiWCEn70
南条が何じょー……ふふっ

173: 2012/12/22(土) 23:58:37.15 ID:d+OxZmIG0
聖天使もとい正天使ナンジョルノ乙!

だりーなで繋ぐよ!


次回:モバP「三連休の過ごし方」多田李衣菜の場合



引用: モバP「三連休の過ごし方」