398: 2016/10/10(月) 22:11:16.28 ID:HPfhKvp6.net

ちょっとした千歌「曜ちゃんの抱き枕ってすっごく抱きごごちいいね~」の続編のようなものを書きます。

400: 2016/10/10(月) 22:12:36.26 ID:HPfhKvp6.net
千歌「私の、本当の気持ち」

401: 2016/10/10(月) 22:25:57.58 ID:HPfhKvp6.net
屋上

曜「千歌ちゃんのおかげで退院できたよ。本当にありがとね、千歌ちゃん」

千歌「そんな!私は何もしてないよ?」

曜「そんなことないよ、きっと千歌ちゃんがずっと一緒にいてくれたから手術も頑張れたんだ」

曜「えへへ、千歌ちゃ~ん!愛してるよ~!大好き!」スリスリ

千歌「ちょ、曜ちゃん!もう!」

402: 2016/10/10(月) 22:34:27.39 ID:HPfhKvp6.net
千歌「みんな見てるからやめてよ~!」

曜「千歌ちゃんが私と付き合ってくれたらやめる~」ギュ~

千歌「それはないかな」

曜「うぐっ!そんなスッパリと......」ガクッ

曜「でも私は諦めないからね!千歌ちゃん!」

403: 2016/10/10(月) 22:41:47.09 ID:HPfhKvp6.net
ダイヤ「ちょ!?あれ、どうしたんですの!?」ヒソヒソ

ダイヤ「曜さんの様子が変ですわ!まさかこのあいだの交通事故で頭を......」ヒソヒソ

喜子「確かに、なんか渡辺っぽくない曜さんね......」ヒソヒソ

ルビィ「渡辺っぽくない? それどう意味?」ヒソヒソ

花丸「ルビィちゃんは知らなくていいズラ」

405: 2016/10/10(月) 22:50:17.21 ID:HPfhKvp6.net
果南「ほらほら、練習始めるよ。曜は病み上がりだから千歌と一緒に基礎練習ね」

曜「ヨーソロー!また千歌ちゃんと一緒だ!ひゃっほー!!」

千歌「うーん、この2週間はずっと曜ちゃんと一緒だったし、私はもういいかな」

曜「千歌ちゃん!?」

千歌「ふふっ、冗談だよ。ずっと一緒だからね、曜ちゃん」

曜「千歌ちゃん......」ジーン

梨子「......」

407: 2016/10/10(月) 22:58:46.41 ID:HPfhKvp6.net
曜「千歌ちゃ~ん!!私とヨーソローしよ~!!」フヒヒ

千歌「うわっ、曜ちゃんすきあらば抱きつこうとするんだから!」ヒョイ

千歌「梨子ちゃん助けて~」ダキッ

梨子「っ!......」

千歌「......梨子ちゃん?」

梨子「わ、私はむこうでダンス練習だから、ゴメンね?」タッタッタ

千歌「あぁ......行っちゃった」

曜「どうしたんだろ?梨子ちゃん、なんか様子が変だったね」

千歌「......」



千歌「ふふっ」

408: 2016/10/10(月) 23:07:14.15 ID:HPfhKvp6.net
ダイヤ「はい!それでは今から10分間休憩!」

梨子「......」ハァハァ

梨子「......」ゴクゴク

梨子「......」


梨子(曜ちゃん、元気になってよかったな)

梨子(千歌ちゃんにも笑顔が戻って本当に良かった)

梨子(曜ちゃんが千歌ちゃんの部屋に盗聴器を仕掛けてたって聞いたときは正直ドン引きしたけど......)

梨子(それでも二人の仲は疎遠になるどころか以前よりも深まっているような気がする)

梨子(まるで恋人みたいに......)

梨子(......)

梨子(......私って千歌ちゃんにとって何なのかな)

411: 2016/10/10(月) 23:14:05.29 ID:HPfhKvp6.net
梨子(最近の千歌ちゃんは私に何か隠してる......)

梨子(それってやっぱり、私がまだ東京からきたお客さん扱いだから?)

「ねえ、梨子ちゃん」

梨子(私も曜ちゃんみたいに千歌ちゃんの幼馴染だったら......)

果南「梨子ちゃん!」

梨子「は、はい!」ビクッ

果南「どうしたの?最近なんかボーっとしてること多いよ」

梨子「す、すみません。練習に集中します」

果南「なんか悩みでもあるの?よかったら相談のるよ?」

412: 2016/10/10(月) 23:24:04.48 ID:HPfhKvp6.net
カナーンハウス

果南「いらっしゃい、梨子ちゃんがうちにくるのは二度目だね」

梨子「あのときはお世話になりました」

果南「よかったらまたどう?もっとも、今の時期は休業中だから今日はもぐれないけどね」

梨子「はい、ありがとうございます」

梨子「あの、今日はいったいなんの用で
......」

果南「ああ、大したことないよ。梨子ちゃんがなんか悩んでるみたいだからさ。それについて話したかっただけ」

梨子「別に悩みなんて......」

414: 2016/10/10(月) 23:31:17.30 ID:HPfhKvp6.net
果南「......もしかして曜がやらかしちゃったことと何か関係ある?」

梨子「!? ......知ってるんですか?」

果南「一応ね」

梨子「なんで......あれはあそこにいた私達と曜ちゃんの御両親しか知らないはずなのに....」

果南「私が何年あの二人の幼馴染やってると思ってるの?曜の入院中に二人の様子がおかしかったから問い詰めたら吐いたよ。詳細は知らないけどね」

梨子「そうだったんですか......」

果南「正直、曜ならやりかねないって思ったけどね。あの子、昔から千歌のことになると必氏だから」

梨子「......」ピク

415: 2016/10/10(月) 23:42:22.98 ID:HPfhKvp6.net
果南「ふふっ、やっぱり千歌のことでしょ?」

梨子「!?」

梨子「ち、違います!!千歌ちゃんは関係ないです!」

果南「図星だって顔に書いてるよ」

梨子「......」カアァァァ

果南「曜の入院中、千歌がずっと一緒にいたから曜に嫉妬してるんだよね?」

梨子「......」

417: 2016/10/10(月) 23:48:33.57 ID:HPfhKvp6.net
果南「安心して。梨子は曜ほど分かりやすくないから多分誰も気づいてないよ」

梨子「私......」

果南「誰にも言わないからさ。話してみてよ。きっと力になれるよ」

梨子(......果南さんは千歌ちゃんの幼馴染だし、信用もできる)

梨子(果南さんになら、話してもいいかな)

419: 2016/10/11(火) 00:00:06.02 ID:4DHvbIz5.net
梨子「......確かに、曜ちゃんの入院中、千歌ちゃんにはほとんど会えなかったから寂しかったです」

梨子「電話したくても千歌ちゃんは携帯の電源を切ってるし、ずっと千歌ちゃんにそばにいてもらえる曜ちゃんに嫉妬してたかもしれません」

果南「うん」

梨子「でも、それ以上に......」

果南「?」

梨子「あの......千歌ちゃんってとっても優しいんです」

420: 2016/10/11(火) 00:10:32.26 ID:4DHvbIz5.net
梨子「ふざけてるようにみえるけど、実は引っ込み思案な私が周りに馴染めるよう考えてくれてて......」

梨子「私が悩んでる時は私の手を引いてリードしてくれるんです」

果南「梨子ちゃんが海に潜りに来てくれたときもそうだったね」

梨子「はい。ラブライブの予備予選とピアノのコンクールの日程が被っちゃったときも何も言わずに私の背中を押してくれて......」

梨子「......それなのに、私は千歌ちゃんに何もしてあげられないんです」

421: 2016/10/11(火) 00:10:57.67 ID:4DHvbIz5.net
梨子「ふざけてるようにみえるけど、実は引っ込み思案な私が周りに馴染めるよう考えてくれてて......」

梨子「私が悩んでる時は私の手を引いてリードしてくれるんです」

果南「梨子ちゃんが海に潜りに来てくれたときもそうだったね」

梨子「はい。ラブライブの予備予選とピアノのコンクールの日程が被っちゃったときも何も言わずに私の背中を押してくれて......」

梨子「......それなのに、私は千歌ちゃんに何もしてあげられないんです」

422: 2016/10/11(火) 00:17:47.99 ID:4DHvbIz5.net
梨子「私が千歌ちゃんの役に立てるのは曲を作る時だけ......」

梨子「私と千歌ちゃんを繋いでいるものはたったそれだけで......」

梨子「幼馴染の曜ちゃんと千歌ちゃんとの間にある何かが私には欠けているのを前から感じてたんです......」

果南「うん」

423: 2016/10/11(火) 00:29:57.25 ID:4DHvbIz5.net
梨子「曜ちゃんが入院してからは 、二人は今まで以上にお互いを理解しあってるみたいで......私、なんだか......置いていかれてるみたいで......」

梨子「それに、最近は千歌ちゃん......私に何か隠し事してるみたいで......」

梨子「それとなく聞いてみても何も答えてくれなくて......」

梨子「もしかしたら......グス......千歌ちゃんは私が作曲ができるから仲良くしてくれているだけなんじゃないかって......」

梨子「本当は......うぅ......千歌ちゃんにとって............私なんか必要ないんじゃないかって......」

果南「......」

424: 2016/10/11(火) 00:32:19.08 ID:4DHvbIz5.net
梨子「ウグッ......こんな地味な私なんか......千歌ちゃんは......」

果南「千歌はほんっとに馬鹿千歌だね、大事な友達をほったらかしにしてさ」

梨子「そんな!千歌ちゃんは悪くないんです!私が.....私が千歌ちゃんに何もしてあげられないから......」

果南「ううん、梨子ちゃんは何も悪くないよ」

梨子「違うの!私が!......私が......」

梨子「!?」

425: 2016/10/11(火) 00:35:49.95 ID:4DHvbIz5.net
果南「梨子ちゃん......」ギュ

梨子「ちょ......果南さ......」

果南「梨子ちゃんは何も悪くないよ」ギュー

梨子「うぐ...グス...でも......果南さん.....」

果南「言ったでしょ、梨子ちゃんの力になるって」

梨子「...果南さん、私......」

果南「大丈夫だよ、梨子ちゃん」ギュー

果南「私は梨子ちゃんの味方だから」


梨子「グス.....うぅ......果南さん......果南さん!」ギュー

果南「よしよし、本当に2年組は手がかかるなぁ」ナデナデ

426: 2016/10/11(火) 00:44:55.35 ID:4DHvbIz5.net
数分後

果南「落ち着いた?」

梨子「はい......ありがとうございます」

果南「ははっ、いいっていいって。ハグは私の専売特許だからね」

梨子「その......果南さんはやっぱりカッコいいです///」

果南「ほんとに?梨子ちゃんみたいな美人さんに言われると照れるなぁ~///」

427: 2016/10/11(火) 00:47:46.58 ID:4DHvbIz5.net
果南「梨子ちゃんがさっき言ってたことだけどさ。千歌は損得勘定で友達を選ぶようなやつじゃないから安心しなよ。幼馴染の私が保証する」

梨子「はい、果南さんのおかげで勇気が出ました。私、一回千歌ちゃんとじっくり話をしてみようと思います」

果南「その意気だ」

果南「ほら、善は急げだよ。早くいったいった!」

梨子「はい!」

梨子「あ、あの......」

梨子「今度またハグしてもらっていいですか?///」

果南「ははは/// もちろん、お安い御用だよ」

果南「あっ、でもこのことは鞠莉には絶対内緒にしてね。鞠莉は梨子ちゃん以上に嫉妬深いから」

梨子「ちょ!私以上にってなんですか!?」

430: 2016/10/11(火) 00:54:48.67 ID:4DHvbIz5.net
果南「ああ、そうだ。ついでにこれ千歌に返しといてよ」

梨子「え?これって千歌ちゃんのエビさん抱き枕ですよね?」

果南「そ、昨日千歌がくれたんだけどさ。ちょうど良い反発力を維持するためにいちいち充電しなくちゃいけなくて面倒なんだ」

梨子「それ、そんな機能あったんだ......」

果南「私には合わないから返すって言っといて」

梨子「わかりました、じゃあ行ってきます」

432: 2016/10/11(火) 01:03:49.52 ID:4DHvbIz5.net
果南「またいつでもおいでよ~」フリフリ

果南「......」

果南「ふふっ、やっぱり梨子ちゃんは可愛いなぁ。千歌が羨ましい」

果南「『果南さんはやっぱりカッコいいです』かぁ.....///」



鞠莉「あら、えらくご機嫌ね」

果南「!!?」ビクゥ!!

果南「ま、鞠莉......なんでここに......」

434: 2016/10/11(火) 01:11:51.55 ID:4DHvbIz5.net
鞠莉「なんで?そんなことより、果南には他に気にすべきことがあるんじゃないかしら?」

黒服1、2、3「......」ヌッ

果南「あ、あの......私......」

鞠莉「早くしないと、私、『梨子ちゃん以上に嫉妬深い』から何しちゃうかわかんないよ?」

435: 2016/10/11(火) 01:20:13.39 ID:4DHvbIz5.net
果南「違うんだよ、鞠莉!これには深い訳があって......」アセアセ

鞠莉「深い訳、ねぇ。まぁ、梨子ちゃんとっても美人だし、私をほったらかしてちちくり合いたくなる気持ちも分からなくはないわね」

果南「そ、そうじゃなくて......」

鞠莉「......連れて行きなさい」

黒服1、2、3「......」ガシッ

果南「ヒィィィィ!?お願い鞠莉!あれはもう嫌なの!」

鞠莉「ふふっ、今夜はとってもエキサイティングになりそうね♪」

果南「鞠莉ぃぃぃ!!」

452: 2016/10/12(水) 00:33:32.39 ID:F6cqdoo5.net
ちかちーハウス前

梨子「よし、一旦家に帰って千歌ちゃんの好きなみかんも持ってきたし、準備は万端!」

イヤダァァ!!

梨子「今果南さんの声が聞こえたような......まぁいいや」

梨子「お邪魔しまーす」ガララッ


千歌「あれっ?梨子ちゃんどうしたの?」

梨子「あっ千歌ちゃん、ちょっと話したいことがあるんだけど......今いい?」

千歌「ごめん今店番中なんだ~。まだ1時間はかかるから先に私の部屋に行っといて」

梨子「うん、上で待ってるね」

千歌「......梨子ちゃんどうしたんだろ」

454: 2016/10/12(水) 00:46:27.85 ID:F6cqdoo5.net
ちかちーの部屋

梨子「......そういえば、千歌ちゃんの部屋に自分だけって初めてかもしれない」

梨子「......」

梨子「やっぱり、千歌ちゃんの部屋って千歌ちゃんの匂いがしておちつくなぁ」

千歌ちゃんベッド『おいで』

梨子「......」ゴクリ

梨子「ちょっとだけ......ちょっとだけなら...いいよね?」

梨子「......」モゾモゾ

梨子「......」

梨子(幸せ......)

458: 2016/10/12(水) 00:57:14.13 ID:F6cqdoo5.net
梨子(体全体に千歌ちゃんを感じる......)

梨子(......でもあの日はもっとすごかった)

梨子(だって、本物の千歌ちゃんがいたから)

梨子(私があの日のことを何回もオカズにしてることを千歌ちゃんが知ったら、きっとドン引きされるだろうな......)

梨子(いたずら好きの千歌ちゃんのことだから、きっと冗談のつもりだったんだろうけど......)

459: 2016/10/12(水) 01:09:30.11 ID:F6cqdoo5.net
『嫌なら嫌って言ってね。すぐやめるから』

『梨子ちゃん、目を閉じて...』

『梨子ちゃん、大好きだよ』

梨子「///」

梨子「......」

梨子(思い出したらまた興奮してきた)

460: 2016/10/12(水) 01:15:45.63 ID:F6cqdoo5.net
梨子(......)

梨子(いやいやダメでしょ!ここ、千歌ちゃんのベッドよ!)

梨子(......)

梨子(......でもここでしたらすっごく気持ち良いだろうなぁ)

梨子(......)

梨子(......)

梨子(服着たまますればバレないよね)

462: 2016/10/12(水) 01:22:52.85 ID:F6cqdoo5.net
『梨子ちゃんギュー!』

梨子(えへへ、千歌ちゃん、あったかい......)

『横になってると足でも触れられるね~スリスリ 』

梨子(あぁ、千歌ちゃんを感じるよ......)

『梨子ちゃんの太もも、スベスベだね~ サワサワ』

梨子(ああっ///千歌ちゃんに触られて......あっ♡)

463: 2016/10/12(水) 01:30:40.85 ID:F6cqdoo5.net
『......もしかして、梨子ちゃん感じちゃった?』

梨子(そ、それは///)

『私で興奮しちゃったんだ、梨子ちゃんはいけない子だなぁ』

梨子(うぅ///恥ずかしい///)

『大丈夫だよ、梨子ちゃん』ギュ

梨子(あぁ......千歌ちゃんに抱き寄せられて......)

『私の音、聞こえるでしょ?さっきよりずっと激しくなってる。梨子ちゃんのせいだよ』

梨子(千歌ちゃん......嬉しい///)

『だからね』ゴソゴソ

梨子(千歌ちゃんが仰向けの私の上に馬乗りになって...)

『梨子ちゃんに責任とってもらうよ』

梨子(はい///)

464: 2016/10/12(水) 01:41:40.15 ID:F6cqdoo5.net
『梨子ちゃん、目を閉じて...』

梨子(千歌ちゃん......)

『大好きだよ』スー

梨子「私も......好き......」

チュ


『......梨子ちゃん』

梨子「千歌ちゃん......」

梨子(ついにしちゃった///千歌ちゃ
と///)

『梨子ちゃん......ん、ちゅ、ちゅむ』

梨子「ん...ちゅ、ちゅぷ」

梨子(もっと......もっと欲しいよ...)

465: 2016/10/12(水) 01:47:00.81 ID:F6cqdoo5.net
梨子「あっ......千歌ちゃん...もっ
と///」ハァハァ

梨子「そんなところ......ダメだよ、千歌ちゃん///」

梨子「だめぇ///...脱がさないでぇ///」ヌギヌギ

梨子「千歌ちゃん/// 千歌ちゃん///」スッポンポン

梨子「あっ♡ダメ♡イきそう♡」

ジー

梨子「もうっ、千歌ちゃんのいじわ......」

ジー

梨子「」ビクッ

梨子(ふ、襖の奥から視線を感じる......)

梨子(どうしよ......いつもより興奮してたせいで全然気づかなかった......)

梨子(まさか......)

466: 2016/10/12(水) 01:53:22.56 ID:F6cqdoo5.net
しいたけ「......」ジー

梨子「なんだ、しいたけちゃんか......」ホッ




梨子「ってしいたけちゃん!?」

しいたけ「わうん!わうん!」フリフリ

梨子「こっちにきた!?」

467: 2016/10/12(水) 01:59:28.29 ID:F6cqdoo5.net
梨子「まさか全裸でしいたけちゃんに追い掛け回されるなんて......」

梨子「取り敢えず早く出て服を......」


千歌「梨子ちゃーん」ガチャ

梨子「!?」

千歌「あれ?いない......」

梨子「......」

梨子(ヤバイ)

468: 2016/10/12(水) 02:05:38.18 ID:F6cqdoo5.net
千歌「おっかしいなぁ、さっき上に上がるって言ってたような気がするんだけど......」

梨子(こんな格好で押入れに隠れているのが見つかったらドン引きじゃすまない)

千歌「あっ!みかんだ!梨子ちゃんがおいて行ってくれたのかな?」

梨子(だ、大丈夫!運良く私の服は掛け布団で隠れてる!)

千歌「まぁ、いいや。そんなことよりも......よかったぁ」ホッ

梨子(どうしたんだろ?)

469: 2016/10/12(水) 02:12:20.59 ID:F6cqdoo5.net
千歌「ほんとにうっかりしてたなぁ。これを机の上に置きっぱなしで梨子ちゃんをあげちゃうなんて」

梨子(私に見られちゃいけないもの?すごい気になる......)

千歌「取り敢えず押入れにでも隠しておこう」ザザッ

梨子「!?」




梨子(まずい!)ササッ



美渡「こら千歌!あんたまだ店番終わってないでしょ!」

千歌「うわっ!美渡ねぇ!」

千歌「ゴメン!すぐ行くから!」ポイッ

梨子(......)

梨子(助かった......)

470: 2016/10/12(水) 02:14:31.48 ID:F6cqdoo5.net
美渡「たくっ、あの子は目を離すといつもこうなんだから」

梨子(まだ、美渡さんがいるから出れない......)

美渡「あーあ、掛け布団もぐちゃぐちゃ......服も脱ぎっぱなしじゃん!」

梨子「!?」

美渡「友達が来る時くらいちゃんと押入れにでも片付けときなさいよね、全く!」ザザッ

梨子「......」

美渡「......」

471: 2016/10/12(水) 02:20:09.42 ID:F6cqdoo5.net
梨子「......」

美渡「......」

美渡「こ、これ......もしかして......梨子ちゃんの?」

梨子「はい」

美渡「......わ、私は何も見てないから」

梨子「はい」

美渡「......」ザザッ

美渡「......」ガチャ

梨子「......」

梨子(服着よう)

488: 2016/10/14(金) 00:47:27.06 ID:WCWqqMCe.net
梨子(はぁ......美渡さん誤解してないかなぁ......誤解じゃないけど......)ハキハキ

梨子(そういえばこれ......)

ちかちーの日記『こんちかー!』

梨子(千歌ちゃん日記とかつけてたんだ......)

梨子(......ゴクリ)

梨子(だ、ダメよわたし!日記なんてプライバシーの塊じゃない!)

梨子(......でも千歌ちゃん、私にみられたらまずいって言ってたな......)

梨子(もしかしたら、私の感じてた違和感の答えがここに書いてあるかもしれない......)

梨子(......)

梨子(ゴメンね、千歌ちゃん......)

490: 2016/10/14(金) 00:54:04.55 ID:WCWqqMCe.net
梨子(日記が始まったのは私が転校してきてきた頃ね)

『また梨子ちゃんにふられちゃった~。前途多難過ぎるよ~』

梨子(ふふっ......千歌ちゃん可愛い)

梨子(あっ、私がAqoursに加入したみたい......千歌ちゃんとっても喜んでくれてる)

梨子(......6月まできたけど何の変哲もない。やっぱり私の思い過ごしだったのかな......)

『曜ちゃんと梨子ちゃん、最近とっても仲が良くなってるみたい。私を一人にしないでよ』

梨子(あっ......私と曜ちゃんが仲良くなって嫉妬してる。可愛いなぁ)

491: 2016/10/14(金) 00:55:41.23 ID:WCWqqMCe.net
梨子(これは二人で曜ちゃんにプレゼントを買いに行った日ね。今思えば二人きりでまるでデートみたいだっなぁ///」

梨子(あれっ日付がだいぶとんでる......そっか曜ちゃんが入院しちゃったんだ)

梨子(えっと...次は一昨日ね。内容は......)

梨子(え......)

492: 2016/10/14(金) 00:56:41.84 ID:WCWqqMCe.net
○がつ◯日 火曜日

今日はやっと曜ちゃんが退院できました。曜ちゃん、ホントに心配したんだよ。もうあんなことしないでね。

そういえばあの日は梨子ちゃんと大変なことしちゃったなぁ。あのときはなんだか夢中で、もし曜ちゃんがいなかったら......

あぁ、梨子ちゃん本当に可愛かったなぁ。思い出したらドキドキしてきちゃった。梨子ちゃん、またうちに来てほしいなぁ。


梨子(千歌ちゃん///)

梨子(千歌ちゃんも私と同じ気持ちだったんだ......)

493: 2016/10/14(金) 00:57:41.04 ID:WCWqqMCe.net
梨子(昨日の分で最後ね......)

◯月◯日

曜ちゃんも退院したし、明日は久しぶりにAqoursの練習に出れます。梨子ちゃんと会うのは梨子ちゃんが曜ちゃんのお見舞に来た時以来だね。

早く梨子ちゃんに会いたいなぁ。メールはしてるけどやっぱり直接会って話したい。

梨子ちゃんはこの間の夜のことはどう思ってるんだろう、今まで隠してた私の気持ち、もうバレバレだよね。そう思うと明日会うのが恥ずかしいなぁ。

梨子ちゃん、大好きだよ。


梨子「こ、これって///」

梨子「嘘でしょ///」

梨子(千歌ちゃん、私のこと......)

494: 2016/10/14(金) 00:58:29.36 ID:WCWqqMCe.net
オワッタオワッタ~♪

梨子(ヤバイ!千歌ちゃん帰ってきた)

千歌「みかんみかん~ってあれ?梨子ちゃん?てっきりもう帰っちゃったのかと思ってた」

梨子「あ、あはは。ちょっとお手洗いにね///」

梨子(ダメだ、千歌ちゃんの顔直視できない)

千歌「そうだったんだ。あれ、それ私のエビさん抱き枕じゃん、どうしてそれを梨子ちゃんが......」

梨子「えっとね、ちょっと用事があって果南さんの家に行ってたんだけど、いらないからついでに返しといてって言われたの」

千歌「え~!せっかくあげたのに酷いな~。そうだ!梨子ちゃんこの子もらってくれる?」

495: 2016/10/14(金) 00:59:25.50 ID:WCWqqMCe.net
梨子「え、いいの?」

千歌「うん、曜ちゃんからもらったのがあるから。その子も梨子ちゃんにもらってもらえたら喜ぶと思うな~」

梨子「ありがとう、大事に使うね」

梨子(やったー!千歌ちゃんの使ってた抱き枕をもらえちゃった。うふふ......)

千歌「あ、そういえば梨子ちゃん今日はなんの曜だったの?」

梨子(千歌ちゃんからどう思われてるのか不安だったけど、さっきの日記を見る限り杞憂だったみたいね)

梨子「ううん、なんでもないの。それじゃあもう遅いし私帰るね」

梨子(早くこれを使ってシたい)

496: 2016/10/14(金) 00:59:59.79 ID:WCWqqMCe.net
千歌「え~!せっかくだからもっとゆっくりしてってよ~!そうだ!今日泊まっていかない?」

梨子「え゛!?お泊り!?」

梨子(こ、こ、こ、これってもしかして誘われてる!?誘われちゃってるの!?)

梨子「で、でもそんないきなり///」

千歌「いきなりでもいいでしょ?最近はあんまり会えてなかったし......それに......」



千歌「この間の続きも、ね///」

梨子「」

497: 2016/10/14(金) 01:00:37.34 ID:WCWqqMCe.net
梨子「」

千歌「梨子ちゃん?」

梨子「」

千歌「梨子ちゃんてば~」ユサユサ

梨子「」ブランブラン

梨子「はっ!」

千歌「ね~え~、梨子ちゃ~ん、いいでしょ~」ギュー

梨子「ちょ!?千歌ちゃん!?」

梨子(ち、千歌ちゃんの顔が目の前に......)カアァァァァ

千歌「えへへ///こうやって抱き合ってるとやっぱり気持ちいいね///」

梨子(も......だめ......)

千歌「梨子ちゃ......」

梨子「ご、ごめんなさ~い!!」ガチャ!

千歌「あぁ!梨子ちゃ~ん!」

498: 2016/10/14(金) 01:01:49.01 ID:WCWqqMCe.net
リリーハウス

梨子「えへへ、千歌ちゃんのエビさん抱き枕~///」

梨子「千歌ちゃんが毎日これを抱いて寝てたんだよね......」ゴクリ

梨子「はぁ......千歌ちゃんの匂いがする......」スーハー

梨子「......」

梨子「......」ヌギヌギ

梨子「千歌ちゃん......」

梨子「ん......あ......」

499: 2016/10/14(金) 01:03:03.79 ID:WCWqqMCe.net
『千歌ちゃん......んっ......』

『千歌ちゃん......あっ......だめ......』

『ん......あ......すき......すき......』ハァハァ

ブー ブー

千歌「あれ、誰だろ、今いいとこなのに」

千歌「はい、高海です」

千歌「......あぁ、鞠莉ちゃんか」

千歌「......うん、本当に助かったよ。もうこっちのは私が勝手に使っていいんだよね?」

千歌「......え?なんて?果南ちゃんの声がうるさくて聞こえない」モウイギダグナイ~

千歌「......うん、分かってるって。鞠莉ちゃんがやったら絶対に警戒されるもんね。」

500: 2016/10/14(金) 01:03:37.10 ID:WCWqqMCe.net
千歌「......大丈夫だって、梨子ちゃんもう私にメロメロだから」

千歌「......前言ってた日記を使ったの。二人分書くのは大変だったけど」

千歌「......鞠莉ちゃんもなかなかだと思うよ。それじゃあ今忙しいから切るね」プッ

千歌「ふんふんふふ~ん」

『千歌ちゃん......大好き』

千歌「私も大好きだよ、梨子ちゃん」

502: 2016/10/14(金) 01:11:40.65 ID:WCWqqMCe.net
以上です。どんでん返しを期待していた人、すみません。
本編を自分で読み返してみて千歌が梨子をただ利用しただけのようになってしまっていたので書き足しました。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。

引用: 千歌「曜ちゃんの抱き枕ってすっごく抱きごごちいいね~」