594:◆q96FT5l1ZULn   2011/08/31(水) 09:54:52.85 ID:OuQHrDgc0
みなさまどうもです

レスの数々大変ありがとうございます。励みになりまくります

ちょ、ちょっと全部返すには難儀なのでレス返しは無しで。すみません

コーヒーをありがとうございます。ビッタビタです

はてさて、予告しましたとおり最終回です

ですがやっぱり、シリアス一辺倒とはならなそうな運びです

面白おかしく楽しんでいただければ幸いです

午前の部は、上条さんパートの決着を

そして一方通行側のキリのいいところまで進めようと思います

途中レスはどうぞお好きに。なんちゃって魔術大戦につっこみ、一方通行につっこんであげてください

それでは参ります

最終回も、どうぞよしなに

一方通行「新訳・絶対能力進化計画……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」【前編】
一方通行「新訳・絶対能力進化計画……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」【後編】


一方通行「一方一家・初夏の旅行計画……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」【前編】
一方通行「一方一家・初夏の旅行計画……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」【後編】

芳川「みつけてきなさい。私が言ったことの答え」一方通行「……あァ」【前編】
芳川「みつけてきなさい。私が言ったことの答え」一方通行「……あァ」【後編】

一方通行「一方通行・赤裸々日記……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」【前編】
一方通行「一方通行・赤裸々日記……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」【後編】

一方通行「赤裸々日記…・・・ふざけてンだろ」芳川「いたってまじめに二冊目よ」【前編】
一方通行「赤裸々日記…・・・ふざけてンだろ」芳川「いたってまじめに二冊目よ」【後編】

前回:一方通行「ふざけてンのかァ!芳川ァァ!!」 芳川「いたってまじめよ、一方通行」【前編】





『魔女狩りの王(イノケンティウス)』





597: 2011/08/31(水) 10:04:55.04 ID:OuQHrDgc0
上条「おぉう、すっげぇ……上条さんはまったく理解できないこうふにゃっとした色々があって、赤青黄緑の人たちそれぞれの上になんだか出てきましたのことよ」スゲェ

コオオオオオオオオオオオオオオオッ

ローラ「四大天使……実現したりけることがあろうとはね」

禁書目録「あなたを止めるにはこのくらいしないとって星野がね!」






ガブリエル「jigofvdsol皆miojgbrmakここがoijg人界klae」

ミカエル「jigvrmwあん?Jigremkwあっちのmemkpvox男」

ウリエル「www聖人wwwwww口説いてたwwwwww奴だwwwwww」

ラファエル「pvkwmwウリofg,mnviキモcawpugyaよんなaaaaaaa」






アックア「この者達の現出の間、貴様は四大元素に依存した魔術を行使できまい」

フィアンマ「すなわちは、ほとんどの魔術を封じているということになろうな」

ヴェント「手足もがれた気分はどうよおお?英国のおおお?」

テッラ「現出に手一杯で、私たちも動けませんがねー……(早くお店帰ってピザを焼かないといけないんですがねー)」

ローラ「今この重大な場面にそぐわないことを考えたる者ありしにかんじたもうたわよ!!!」

禁書目録「あなたのアホな日本語には負けるんだよ!!」












601: 2011/08/31(水) 10:10:20.41 ID:OuQHrDgc0
ガブリエル「jigonswooみてmivosjvあの子ofwmvkigffq翼oxjivfwv」

ミカエル「opfmwqvfガブがmvomfwおし負けた1kfgwovgあれか」

ウリエル「wwwwww人間風情にwwwwwwwwwwwww情けないwwwwwwwwwww四天使のwwwwwwww面汚しよwwwww」

ラファエル「kgowvmじゃあwvosjvお前mfkbrejm行けやoqkwofkol喋んなwjvn」

ガブリエル「ofwmvi喧嘩jiclaqozmよくないbnifjdsijls観光akwmaijczm」スッ

ミカエル「jgamvそだqoezasアマゾンokfniew仮面gwaklv写真pofjdi」

ウリエル「wwwwwwあの男のwwwwwwwwww仮面wwww天界でww空前のwwwwwwwwライダーブームwwwwwwワロスwwww」

ラファエル「kgaojga黙れwmlxzojお前qlefamzkマジでoaksdfo喋んなmbnaiikew」





フィアンマ「……俺様滅茶苦茶感動したいのだが、なんかえらく俗な会話をしているように見えはせんか?」

アックア「……カメラのようなものを懐から取り出したのである」

ヴェント「……なんか半笑いに見えるんだけど、あれ?神の火?あれ?はぶられてない?」

テッラ「元々ユダヤの天使ですからねー。ノリが違うのかもでしょうか」

上条「よく分かりませんが……これでお前は終わりだ!!えっと、ウメ女!!」

ローラ「誰がウメ女なりしのよ!!……終わりと決め付けにしには早きことよ、者ども」

フィアンマ「そうだな、俺様たちはまだ一手もしかけていない……この一手で!!!全てが終わるのだから!!!」



ミカエル「kogigおjhisfo攻撃flspqjfiよっしゃmcozivlqw」グググッ



ローラ「所詮これらは私の魔術を制限せしめんためのもの、たりけるのよね?……魔術など使うこともなきかなよ。術者の意思を、挫きたれば」


ゴオオオオオオオオあアアああアアああアアアアアアアアアアアアアアガブリエル「jigonswooみてmivosjvあの子ofwmvkigffq翼oxjivfwv」











603: 2011/08/31(水) 10:18:12.81 ID:OuQHrDgc0
ローラ「宗教防御、とかのたもうたかしら。禁書目録」

ローラ「……」










ローラ「神は氏んだ」


禁書目録「っっっ!?!?!?」

フィアンマ「んなっっああぁぁぁあああああ!?!?」

ヴァント「っ」

アックア「なん……っぐ、ぅ」

テッラ「」

アニェーゼ「っあ、ぁ、ああ」

オリアナ「っぅ、」

ガクッ ドサドサドサドサドサッ 

上条「!?!?お、おい!?みんな!?!?」

ミカエル「jifnfgaあれ?Kjfvoやめんの?Skvdslfalなんなpmziuxhyi」ピタッ

















606: 2011/08/31(水) 10:29:17.36 ID:OuQHrDgc0
上条「みんな!しっかり、しっかりしろ!?」

ローラ「……道を捨てた者、元神の右席、裏切り者。そちらの神への信仰などその程度たりけるのよ。たったこれだけの言葉で崩れるような、『神は氏んだ』といいたるこの言葉だけで」

禁書目録「なん……で、あなたが、言うって、ことは」

ローラ「わたしはそれにはおよばざるの。主は氏すれば主は去るに至らずのよ。その程度の言葉に惑わされごちておっては、最大主教などつとまらぬものよね」

フィアンマ「なんて女……主を否定しても、主を疑わん、なんなのだ、その矛盾、は」

ローラ「矛盾?と言いたりしこと?世は矛盾だらけにありけるのよ?……あなたにも分からせてあげんとね、幻想頃し?」

上条「っっ!!」バッ

ローラ「その領域で我が前に立とうなど、あなたの中も矛盾だらけにありけるのよ」

ローラ「私のふるいたるわ幻想にあらず。ただの現実、いたって単純なことなるの」



ローラ「あなたの右腕(それ)では、まだまだわたしを止められんわ」

カァァァァァァァァァァァッ    


上条「っっっあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁっぁぁああああああ!!!!!!!!!」

607: 2011/08/31(水) 10:43:15.90 ID:OuQHrDgc0
ガブリエル「koavj凄いimsavklwqあれfdrlmc本当にviaelwc人?aiksklq」

ミカエル「kogfdjvあっちもkxzxzksあっちでlawamfl天使fzxvc形無しignh」

ウリエル「wwwwwwwそんなことよりwwwwwwwwwwwwwwボールwwwwwwwwwwwwwビーチバレーwwwwwwwwwしようずwwwwww」

ラファエル「jigfas堕天しろmvismvzお前kqlkodzvsaksaf」


上条「っ、あ」ドサッ

禁書目録「とうま!!」

ローラ「……こんなものよね。竜王の息吹で押せていたと聞きたりしから、なんとかなるとは思いけるところではあったけれど。まだまだ足らんのよ、ヒーローを名乗るには」

上条「っ、なんだ、」

禁書目録「今のは……どうして!?意味がわからないかも!四大天使を拘束してるこの空間で、どうして!?!?」

ローラ「禁書目録、しょせんは神を知らぬ半端者なりしのね」

ズズズズズズズ

フィアンマ「な、んだ。貴様の、その」

ローラ「んん?天使の御前で力ふるいたるにはちと難儀をせしめたからね。私も呼び起こしたりただけよ……?使い魔なんて、よくあるものなりしよね?」

ミカエル「jfgiodsvfっああああ???jnhfihidfj兄貴ぃいいい!?!?olfijsiqowke」

ルシフェル「gjkreioうっせmkvwe,wocくそjicvsdk弟lovell」




ローラ「天使への反逆、これにふさわしい使い魔がほかにおろうかしら?」











608: 2011/08/31(水) 10:51:04.55 ID:OuQHrDgc0
ローラ「さて、禁書目録。あなたには色々とむかつきたることありしだし、10万3千冊を失ってでも消してしまいたい程邪魔ではありたるけれど、今は私はあの少年を頃すためだけに来ておるの。この結界を解きなさい。さすればあなたたちの命だけは保障せんわよん?」

禁書目録「……っ」

上条「聞くな……インデックス!こいつは」

ローラ「黙っておれんの?」

ズウウウッ  ドガッ

上条「っが、ふ」ドサッ

禁書目録「とうま!!」

ローラ「……解きなさい。この男が氏んでもよきこと?」

上条「氏ぬか、よ……」ヨロッ

ローラ「……丈夫なりしのねぇ」

上条「インデックス、こいつの言うことは聞くな。こいつをあいつの方にいかせちゃいけない。こいつは、ここで」

ローラ「どうしたるのかしら?」

ッカアアアアアアアアアアアアアアアア  ドゴオオオオオオオッッッ

ドサッ

禁書目録「とうまーーーーー!!」














609: 2011/08/31(水) 11:01:18.57 ID:OuQHrDgc0
ローラ「これでもう意識も無くなりしでしょう。っさ、早くなさい。次になくなりしは命かもしれんわよ?」

禁書目録「……」

ローラ「強情ね?あなたに何ができたるというの?この場にいるあなたたちに。我が言葉で簡単に身体の自由を奪われたあなたたちに。……神のなんたるかを知りもしない、半端者に」

禁書目録「……確かにあなたは、主をよく知っているみたいだね」




禁書目録「でもね、あなたは知らない」

ガッ  ヨロッ

ローラ「!」

上条「っふ、っく」フラッフラッ

禁書目録「例えどれだけボロボロになっても立ち上がる、人間の強さを」

上条「っ」フラッ

禁書目録「友のために人のために、どれだけでも自分を犠牲にできる人間の覚悟を」

ローラ「おかしきよ……立てるはずがござらんの」

禁書目録「……主よ。私は、あなたへの道を捨てたのかもしれない」

禁書目録「でもね、金髪!私は、信仰を捨ててない!」

禁書目録「救世主信仰……私は、私は愛する!!たった一人の、私の世界を守ってくれた人のことを!!!」

上条「インデッ……クス」


禁書目録「私は愛する!!」



禁書目録「上条当麻を!!!」







禁書目録「上条当麻<神浄討魔>を!!!!!!!!!!」

612: 2011/08/31(水) 11:16:32.11 ID:OuQHrDgc0
上条「(俺には神の加護なんて舞い降りない)」

上条「(いつだって、俺を奮い立たせてくれるのは神なんかじゃない)」

上条「(誰かの涙、誰かの言葉、誰かの覚悟)」

上条「(俺を立ち上がらせるのはいつだって人間だ)」

上条「(そうだ、俺は誰かのおかげで立ち上がれる)」

――私は愛する!!上条当麻を!!

上条「(インデックス……あぁ、俺は、俺だって)」

上条「(なんだろう、俺には神の加護なんて意味がないのに)」

上条「(回復魔術なんて効かないのに)」

上条「(こんなにも)」

上条「(体の内側から……力が、あふれ出す!!!!)」



上条<神浄>「おおおおおおおおおおおおおおおおおおあああぁぁぁぁああああああああああああああああああああ」



ローラ「!!!!」


ルシフェル「jivgo!?!?!?avgnミカのjuh」バシュゥウウウウウウウウウッ  サァァァァッ


フィアンマ「光を捧げる者が、消し飛んだ」

アックア「界が浄化されていく……少年、キミは本当にとんでもない存在だったのであるな」

ヴェント「……!テッラ!!外套よこせ!!」バサッ

テッラ「言われずとも分かってますねー!」バサッ

フィアンマ「世界の、ズレが正される。俺様たちに、天使の……」

ローラ「なんたりしこと……」


上条<神浄>「さぁ!!始めようぜローラ=スチュアート!!」

上条<神浄>「俺たちは観に来たんだ!!!!あいつら二人が結ばれる、最高のハッピーエンドってやつを!!!」

上条<神浄>「俺たちの親友が!!!一方通行が!!!!氏に物狂いで手に入れる幸せを!!!」

上条<神浄>「そんな最高の場面を!!!邪『魔』するっていうのなら!!!!」

上条<神浄>「てめぇが『神』様とやらを語って俺の大事な!!!大事な人になにかしようってんなら!!!」




上条<神浄>「いいぜ!!!!!」




上条<神浄>「そんな幻想!!!!!まっさらにぶち頃してやるよ!!!!!!」















614: 2011/08/31(水) 11:26:48.51 ID:OuQHrDgc0
ローラ「……っは、なんて愉快なことたるかしら」

ガブリエル「あ、なんか全力出せる……<一掃>、投下」

ローラ「ここまで想定されにしことね?アレイスター」

ミカエル「おお、あの右腕!兄貴をぶっ飛ばしたからもしやと思ったけど……っしゃ、援護援護」

ローラ「私はまんまと利用された、この男の覚醒のために」

ウリエル「拙者たちの言葉のノイズもwwwwwこの界が天界に近くなったおかげでwwwwww解消されもうしたなwwwwwwあのツンツンに感謝しようずwwwwww」

ローラ「悔しきわね……いと悔しきウメ……ことよ」

ラファエル「ようやくウリとの混同が解消できた……少年に加勢するか」

上条<神浄>「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

グワァァッ!!

ローラ「悔しすぎて」

上条<神浄>「男女平等けど女の人には腹より上、首元より下あたりに振り下ろしますのことよだって上条さんはおっOい星人ですものパーーーーーーーーーーンチ!!!!!!」




ローラ「このまま退散せんほど、なのよん♪」

パキィィィィンッ  サァァァァァッ

618: 2011/08/31(水) 11:33:40.43 ID:OuQHrDgc0
上条<神浄>「あ、あれ!?!?」

禁書目録「金髪の、姿が……!!っっあああああ!?!?じゃあ、じゃあ!?!?」

ローラ「冷蔵庫から拝借した食べ物も微々たるものなりしことだったゆえ、どうせそろそろ時間切れにありしだったのよねー」ハァ スゥゥゥゥッ

アンジェレネ「……悪い女過ぎですよ、本体じゃなかったなんざ笑えない」

オリアナ「それでもあのでたらめさなんて、反則よねぇ」

フィアンマ「……天使達の一撃をいなしていたようだが」

アックア「造作もないことである、というのであろうな。あの女には」

ヴェント「……これあの女マジで来てたら私らどうなってた?」

ローラ「それじゃあ、これにてドロンいたしもうすのよ。あの少年には伝えて欲しきことよ?また、と」

シュパッ



上条<神浄>「……っはぁぁぁぁ」ヘナヘナ ベシャッ

禁書目録「と、とうま!?」トテトテ









619: 2011/08/31(水) 11:39:15.80 ID:OuQHrDgc0
上条<神浄>「お、おお。インデックス。なんか一気に気が抜けましたのことよ……あんなあっさり引くなんて、なー」

禁書目録「うん……それだけ、今のとうまが規格外ってことかも……しょ、正直私もなんだか近づくのもためらうレベルなんだよ。さっきの発言に関して噛み付きたいのに文字通り」ジリッ

上条<神浄>「そんなこと言うなよ……あ、かみつけって言ってるのではありませんからね予防線……お前のおかげで、俺は立ち上がれたんだ。ありがとな、インデックス」

禁書目録「……そうだね、とうま!」

ギュッ

禁書目録「いつだって!ヒーローに最後の力を与えるのは、愛!!かも!!」ニコッ











620: 2011/08/31(水) 11:45:43.98 ID:OuQHrDgc0
アニェーゼ「なんですか上条野郎、白ウサギの応援にきたってぇのに自分が先にエンダァァァァァァですかまったく」

オリアナ「早漏くんはおねぇさんいただけないなぁ」

上条<神浄>「ち、ちがくてですね!あの、上条さんはなんだかインデックスさんの気持ちに答えたくて踏ん張れたってことをですね!!」アタフタ

禁書目録「っ!?あ、なななな、と、とうま!?!?」カァァァァァッ

テッラ「すなわち『私は愛する』のくだりに……違うくないじゃないんですかねー」

ヴェント「私今テッラの外套着てて一番神父っぽいからここで式あげとくかおい」

ガブリエル「私見一、人間の挙式には是非一度参加したかった」ワクワク

ミカエル「ガブはこないだ降ろされてからその言葉使いたまにするよなー。しっかし兄貴痩せてたなちゃんとバランスよく栄養とってんのかあれ……今度顔見せにいこ」

ウリエル「ちなみに拙者のwwwwwこの言葉使いはwwwwwww」

ラファエル「聞いてない黙れ」

アックア「……天使のイメージ総崩れなのである」

フィアンマ「いいではないか、アックア。これほど喜ばしい日があるか……愛、愛な。奴も、手にできればよいのだが」

上条<神浄>「話を変えてくれてありがとうフィアンマ乗っかりますのことよ!……大丈夫だろ、あいつなら。あいつだって一人じゃないさ。ほら見ろよ……っはは、すっげぇや」



上条<神浄>「砂浜一面に、あいつの……」





禁書目録「……おっOい星人についてのくだりがまだなんだよ、とうま」ジトーッ ///

上条<神浄>「……あいつの、親友たt」

禁書目録「誤魔化さないでほしいかも!!!どういうことなの!?!?わた、わたしの気持ちに答えてくれれれるっていうのなら、あ!!わ、わたしはさっきの言葉忘れないからね!完全記憶能力舐めるんじゃないかも!!!と、とととうまは!!大きいほうが、その!だ、だったら私もそのとある禁術を施す覚悟をあの」モジモジ

上条<神浄>「あ、あのな、個人的嗜好とその……じ、実際にそういうことになりますと違うといふことを分かっていただきたくですね」

フィアンマ「なんだこれ爆発しろ」

ヴェント「さっさとしろアクセラのターンだろなに出張ってんだ爆発しろ」

アックア「思わずアスカロン復活させてしまうほどの爆発しろである」ズズズッ

テッラ「人体を下位に、爆発を上位に爆発しろ」

アニェーゼ「司教杖を展開、爆発しやがれですよ」

オリアナ「二人とも照れちゃって初心なんだから爆発しちゃえばいいのに」

ガブリエル「私見二、爆発を引き起こすならまかせてほしい」

ミカエル「右腕だけ残して爆発しろもって帰るから」

ウリエル「リア充爆発しろよ」

ラファエル「素になってんなウリ。少年は爆発しろ」

上条<神浄>「ひ、ひっでぇ……い、いいからみんな砂浜に注目しますのことよ!!!」

622: 2011/08/31(水) 11:55:45.62 ID:OuQHrDgc0
時は戻って  一方通行サイド

バサァァアアアアアアアアアアアア

一方通行「くかきけこくかきかきこかけこかかァァァァァァァァァああああああああ!!!!」

麦野「あれが垣根の言ってた黒い翼、っへぇぇええええ!!あんたらしい趣味してんねぇぇええ第一位!!!!」

一方通行「っはァァァ!!無駄に光ってるてめェのとは違ェだろ第四位!!!!こいやァァァァァ無神経どもがァァァァァァ!!!!!」

垣根「誰が無神経だこらぁぁぁぁあああああ!!!!てめぇの気なんて知らねぇええええええええええええええええ!!!!そりゃそうだてめぇは俺たちから逃げてたんだろうがああアああああああああああああああああ!!!!」

麦野「だがなぁ、こっちは神裂の必氏な姿を知ってんだよおおおおおおおおおおおおお!!!!」

御坂「あんたを斬ったことを知っているあたしたちに対して、必氏の顔で頭を下げて、頼ってきたあの人をおおおおおおおお!!!」

白井「あなた様を、助けたいと言った神裂さんを。わたくしたちは知っていますの!!!」

一方通行「御託はいいンだよカスどもォォォォ!!てめェら三下がどンだけわめいたところでなァァ!!!俺にてめェらの力は通用しねェ!!!よォォォォく分かってンだろがァ垣根ェェェェェ!!!!てめェらと俺のォ、絶対的な壁をよォォォォォォォ!!!!!!!」

バサァァァァァァァァ グワァァァァァァァッ

一方通行「粋がってンじゃねェ!!!!強がってンじゃねェェェェ!!!!力もねェくせに、立ちふさがってンじゃねェ!!!!俺に、構うなァァァァァァァァ!!!!」

垣根「っ!!第三位に第四位!俺の後ろ!!白黒は準備始めろ!!!」

麦野・御坂「!」サッ

白井「頼みますの!」ヒュンッ

一方通行「なンだなンだよなンですかァァァァ!?!?垣根ェェェェェ!!!!二度目の氏でも迎えるつもりかよあああああァァァァァァああああああああ!?!?!?!?」









623: 2011/08/31(水) 12:12:25.86 ID:OuQHrDgc0




垣根「三度目だ!!!」



垣根「俺がてめぇの、この翼を観測するのは、三度目だ!!!!」





垣根「……舐めてんじゃねぇぞ」





垣根「学園都市第二位の頭脳を!!!舐めてんじゃねええええ!!!」






バサァァァァァァァァァァァ



垣根「(こいつのこの翼。こいつの観測した力。新たな定義)」



垣根「(そいつをかき乱す。俺なら出来る。俺だけが、出来る!!!)」



垣根「てめぇは言ったなぁぁぁぁぁ!!!!!一方通行ぁぁぁぁあああああああ!!!!!」



バシィイイイイイイイイ ズガガガガガガガガガガガガガガガガ


一方通行「っあァ!?!?止めらr」

垣根「お前と俺は同じだってよおおおお!あは、はhっははははははあははははは!!!!あん時はぶっとんでたから否定したがお前の言うとおりだったわ!!!」






垣根「AIM拡散力場!?!?自覚しちまったらもうAIMたぁ呼べねぇなああああ!!!」














624: 2011/08/31(水) 12:13:48.12 ID:OuQHrDgc0
垣根「てめぇはあそこから引っ張り出してきた法則を自分だけの現実に持ち込めるみてぇだが、俺はそいつを観測するので一杯だ!!!」

垣根「……それで結構!!!!!俺のやることは変わらない!!!!」

垣根「てめぇのもちこんだ次元の法則の、その世界の一部を俺が書き換える!!」

垣根「お前はすぐさま修正すんだろうよ!!!だがなぁ!!!俺も書き換えを止めない!!俺の湧き上がるアイディア力は、てめぇなんかにゃ劣らねぇぞおらああああ!!!」

垣根「制理のおかげでぇぇぇぇ!!!インスピレーションキュピーンな俺をぉぉぉぉおおおおお!!!!」

バサァァァァァァァ   カァァァァァァァァッ





垣根「煌めく天使スタイル・エンジェリックカッキーを舐めるなあああああああああああ!!!!」ドヤァァァァァァァァァ

一方通行「恥捨てすぎだろてめェェェェェェェェ!!!!」キメェェェェェェ!!!







625: 2011/08/31(水) 12:17:28.71 ID:OuQHrDgc0
麦野「そんまま押さえてろや垣根ぇぇぇぇえええええ!!!おらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ氏ねェえええええええええええええええええ」

キュイイイイイイイイイイイイッ   ドッバァァァァァアアアアアアアアア

御坂「あそこまでしてくれたかおりさん置いてなにしとんのじゃあんたはさっさとあのバカとくっつけえええええええええええええええ!!!」

ピンピンピンピンピンッ  ドゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオッッ


一方通行「頃すのかよ第四位お前テンションで言ってンなそして超電磁砲はお前こそかおりに謝れ途中で主張が変な方向に曲がってンじゃねェかどうしたいンだお前は俺をォォォォォォォおおおおおおおおお!!!!ンだよこいつらコスプレメルヘンとただ切れてる女とあいかわらずの腐りきったバカかよちくしょォォォォォォォォ!!!!!」











628: 2011/08/31(水) 12:30:00.05 ID:OuQHrDgc0
垣根「こちとら大真面目だこんのバカがアアアアああああああああああああああああ!!!」

バサアアアアアアアアアアアアアア グワアアアアアアアアアアアア!!

垣根「どうして逃げんだよおおおおおお!!一方通行!!!お前はあいつが!!!神裂ねぇさんのことが大事なんだろうがああああああああ!!!」

一方通行「うっせェェェェェェェェえええええええええええ!!!!クソメルヘンが調子付いてンじゃねェぞォおおおお!?!?!?」


麦野「今のあんたにメルヘンって言われる筋合いはこいつもねぇだろぉよおわたしもだけどにゃああああああああああああん!!!」

キュイイイイイイイイイイイイッ   ドッバァァァァァアアアアアアアアア

麦野「でも文句は言わせてもらうわああああああああああ!!てめぇはどこまで腑抜けてんだ第一位いいいいいいいいいいい!!!惚れた女一人ものにできねぇでなぁにが学園都市佐最強なんだよおおおおおおおおおおお!!」

一方通行「黙れェェェェェェええええええええええええええ!!!!俺はァァァァァあああああ!!!もう、かおりの、ことなンざなァァァァァあああああ!!!」


御坂「嘘つきなさいよこんの……分からず屋ああああああああああ!!!!」

ピンピンピンピンピンピンッ ドゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオッッ

御坂「あんた頑張ったんでしょうが!!!!かおりさんのために!!!みんなのために!!!!自分のために!!!!今のあんたはねぇ!!!!かおりさんやみんなだけじゃない!!!!あんた自身まで裏切ってるのよ!!!分かってんの!?!?!?」

一方通行「うる、っせェェェンだよォおおおお!!!ンな、ことォォおおおお!!ンなこた分かってンだァァ!!!」


一方通行「お前らなンざに言われなくたってよォォォ!!!!分かってンだよォォォォ!!!!」

一方通行「俺がただ逃げてるだけなンてことはァァァァ!!!」

一方通行「かおりのことを諦められてねェことはァァァァ!!!!」

一方通行「間違ってることをしてるのはァァァァ!!!!!分かってンだよ!!!!」


一方通行「でもよォ!!お前らなら分かンだろがァァ!?あァァァ!?掃き溜めで生きてきた垣根ェェェェ!!!麦野ォォォォォォォ!!!」

垣根「!」

麦野「!」


一方通行「あの実験で、俺が、お前のクローンになにをしたか、知ってんだろォがァァァ!!!超電磁砲!?!?!?」

御坂「……」


一方通行「いや、無駄だ、分かってても、知ってても!!!お前らに、お前らなンかに!!!!俺の、クソが!!!考えて、た、ことが!!!あ、あァァァああああ!!!理解できるかァァァァァあああああああ!!!!!!」




一方通行「俺はァァァ!!!俺はァァァァァァ!!!!」





一方通行「第一位の頭脳なンざなンの意味もねェ!!!最強なンかじゃねェェ!!!誰も、俺は、かおりを、守る、ことができねェンじゃねェ、その価値が、俺にはねェ!!」






一方通行「俺には最初からァァァァ!!!誰かを想うような価値なンざねェェンだよォォおおおおおォォォォおおおおおお!!!」














629: 2011/08/31(水) 12:38:16.49 ID:OuQHrDgc0
垣根「……ったく、勘違いもここまでくれば腹立つの通り越して呆れてくる」ッハァ

一方通行「あァァァ!?!?」

麦野「……頭良すぎるのも考え物ってことか、時間を置いたらどんどんいらないこと考えて深みにはまっちまったんだにゃーん」ハァ

一方通行「……」

御坂「……あんた、もうあの時のことは乗り越えたんでしょうが」

一方通行「……」

垣根「……俺たちはよぉ、同じ暗部にいたとはいえ確かにお前がどんな地獄を見てきたのか分からねぇ」

垣根「……第三位は何かあったらしいが、それでも、お前がどういうつもりだったか知りえなかったのかもしれねぇ」

垣根「……そうさなぁ。今のお前にゃ、俺たちが何言っても無駄かもしれん」

一方通行「……引く気になったk」

垣根「……ならよぉ?」




垣根「お前のことを、全部、分かってくれてる。分かってやろうとしてるやつを、ここに連れてくればいいんだよなぁ?」ニッ

一方通行「っあァ!?連れてって……まさか!!……黒子、は、……!?!?」




一方通行「ンだよ、ありゃァァァァ!?!?」

















631: 2011/08/31(水) 12:49:03.64 ID:OuQHrDgc0
白井「みなさんが第一位さまのお相手をしている間に……」

ピリリリリリリリッ

白井「!きましたの!」

ピッ

初春『白井さーん!こっちは全てうまくいきましたー!事後処理も終了!みなさん指示の通りの場所に移動しましたから、白井さんのタイミングでお願いします!!』

白井「了解ですの!……フォロー頼みますわよ!初春!」

初春『っはい!……いきますよ!!』

クワァァァアアアアァァァァアアアアアアアァァァァンンンンンン

白井「っっ!」

白井「(虚構人格事件の時ように……)」ギリギリッ

白井「(滝壺さんの能力で得られた、みなさんの能力の、力場の、情報を、叩き込む)」

白井「(そのデータを……11次元に落として)」

白井「(ここに、みなさんを……第一位さまの、)」

初春『あとちょっとです白井さん!!頑張って、頑張ってください!……御坂さんの妹さんのデータを!サンプリングした10032号さんのものだけ送ります!』

白井「(おねぇさまの、妹、さん)」ギリギリギリッ

ブワァァァァァッァッッッ

白井「(一気に把握できる空間範囲が開けて……)」

白井「(世界中に広がる、おねぇさまの妹様方の能力……)」

ハッ

白井「(世界規模で形成する……これが、垣根さんのおっしゃっていた)」

白井「(AIM、拡散力場!!!)」

ズズズズッ

白井「(レベル5の殆どが会しているこの空間!学園都市!!分かりますの!この力場の、各々の規模、位置、構成!!)」ギリリッ

白井「(わたくしの能力で!この力場を経由!して!先程の情報から特定能力者の、位置、座標を)」

白井「(11次元へ……あとは、わたくしの領域……やれますの、待っていてくださいまし、第一位さま)」






白井「あなたのお傍にいるのは、わたくしだけでは……ございませんの!!!!」


バサァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ


一方通行「翼……ンだよ。なンだなンだよなンですかァァァァ!?!?揃いも揃って翼のオンパレードってよォォォォォ!!!」



















632: 2011/08/31(水) 12:52:57.21 ID:OuQHrDgc0







白井「わたくしの、自分だけの現実。神出鬼没<ノーボーダー>」




白井「……境界なんて、取っ払ってしまいますの」





白井「……飛ばしてみせます、あなたのもとへ」





白井「第一位様の……」






白井「一万人の!!親友を!!!!」





バサァァァァッサァァァァァァッ   ヒュ……ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュンッ!!!……














633: 2011/08/31(水) 13:11:30.17 ID:OuQHrDgc0
ドササササドサッドサトテッドサッスタッゴツッドサササササササ

いってーーー!!   超着地失敗なんて無様ですn  空間移動って変な感じな訳y
   結局夏は海に一度もこれなかったから得しt  大丈夫、休みがなくても探偵k
ぶっはぁぁ!とミサカは思いっきり砂浜にうちつけらr
    同じくぶっふぁぁあ!とミサカはすn
っふ!っとミサカは先の個体の顛末を知り華麗に着地をs
   ミサカはその上に降り注ぐ結果になったことを済まなく思いm
 ミサカは   ミサカは   ミサカは
    ミサカは   ミサカは     ミサカは  

ワラワラワラワラ 
ヒュンヒュンヒュンヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュン ドサドサドテスタッ

垣根「言っただろうがよ、俺たちはお前を捕まえるか、足止めするってな」

っとと、能力者ではない私でも探偵公社のに触れていたかr
  アクセラさーん!私もぶっ頃しにきましたよー  る、涙子ちゃんそんな物騒な……!
    随分と賑やかなんだね  Soなにせ一万人ですもの
あ!帝督……え、エンジェリックモードになっている
  なんでシOタ☆きゅんになってくれないのよあなた!!!  なんでって、胸に手を当ててもう一度聞くことだよキミ……
セェェェェェェ口リたぁぁぁぁん!!!グフィフィグフィフィノグフィフィフィf
        あーくん……あぁ、本当に天使様がいらっしゃるのでございますよー

麦野「まぁ正直色々と賭けだったにゃーん。あっちのが、なに?まじゅつ?の親玉を抑え切れなかったら全員氏んでたとか言うし」

っお!一方通行!家出はどうたったじゃん!?  ぎゃはっ☆傷心は言えたのかな!?
家族を頼ってくれたっていいのにアクセラレータったら!ってミサカはミサカh  家族だからこそ言いにくいこともあったのよきっと
あっくン~!みてみてェ!お父さン超かっけェよォォォ!
        ドヤァァァァァ!

御坂「それでも私達はここにきたわ……みんなを信じて、あんたが結び付けてくれた、仲間を信じて!!これでもあんたは!!!まだ逃げるっていうの!?!?一方通行!!!」

ヒュンッ

スタッ

一方通行「……」

「……」

ガシャガシャ!!




神裂「……あっくん」

ななちゃん「」ガハシャナガシシャヲガキシャイガテシャ

一方通行「……」




一方通行「……なンで、ここにk」


はぁぁぁ!?!?  ここまで来て超なんですかそれーーーー!!!
空気読めーーーーー!!!!セ口リー!!!せーろーり!せーろーーーり!!!
へたれーーー!!!  ブーブーーーーー!!




一方通行「外野黙れやァァァァァァァ!!!!!」















641: 2011/08/31(水) 14:31:33.85 ID:OuQHrDgc0
一方通行「……なンでここに来た、かお……神裂」

神裂「あっくん、聞いてください。私はあなたに謝らねばなりません」

一方通行「……ンなもンねェよ。あれは全部俺が悪ィ」

神裂「あなたが言っていたことは正しかった……なのに、私は……」

一方通行「俺の言い方が最悪だったンだ。お前を本当に思いやってたなら、もっと慎重に話してやるべきだったンだ」

神裂「あなたの……あなたがどんな覚悟で、どんな思いで私にあのことを話してくれていたのか。それも知らずに」

一方通行「……そりゃ、覚悟はいったが。なンのこと言ってンだ」

神裂「……妹達さんから、全ての記憶の譲渡を受けました」

一方通行「!?!?!?きお、く……!?!?!?は、はァァ!?!?」


神裂「……あなたが何をしたのか。あなたが背負ってるもの、それが、なんなのか。私は知りたかった。どうしてあなたが私にあそこまでしてくれたのか。だから尋ねたんです、御坂さんを。あなたとかつて何かあったという、御坂美琴さんを」

一方通行「……っ!!」

神裂「彼女は大筋を話してくれました。そして、当事者達を……妹達に、連絡をとって」

一方通行「おまえら……妹達ゥゥゥゥゥ!!!!超電磁砲ンンンンンン!!!!」

神裂「全ての戦闘データを、学習装置で。もう私も、あなたと同じです」

一方通行「っ!なにが、同じだ!!!周りからの押し付けで自分の意志とは関係無しにことに及ばされたお前と!!!嬉々として殺りまくった俺がァァァァ!!!なン、で!!!なンで!!!!同じになンだよォォォォォォォおおおおおおお!!」


神裂「……」フルフル

神裂「そこじゃ、ありません。あっくん」



神裂「Salvere000」

神裂「救われぬ者に救いの手を」

神裂「たとえ自らの負い目で定めた魔法名でも、私はいま、この魔法名を名乗れることに誇りさえ感じます」


神裂「私も、やっとあなたと同じになれた」





神裂「わたしの、すべてをもって!!!」



神裂「あなたを救う!!!覚悟が!!!!!できた!!!!」


ギュンッ!!!


一方通行「っっ!!!!!」




ドガァァァァァァァッ!!!!













642: 2011/08/31(水) 14:45:37.20 ID:OuQHrDgc0
垣根「おいおい、マジかよ……あの状態の一方通行を組み伏せやがったぜ神裂ねぇさん」ヒエー

フレ「結局、砂を蹴り上げるのが見えたと思ったら第一位のところにいたわね」スゲェ

木原「ちなみに木原神拳は伝授済みだ。ったりまえだろ、あいつの家族になるんならな」

番外個体「そのままいったれーーーーー!!!かおりおねぇさまーーーー!!!」

打ち止め「いけいけーーーー!ってミサカはミサカはアクセラレータ陥落まであと一歩なかおりおねぇさまを応援してみる!!」




一方通行「てめェら勝手なこと……降りろ、かお……神裂!!!」

神裂「……いやです!」

一方通行「っっ!!馬乗りなンざなァァァ!!てめェのキャラじゃねェェンだよォォォォ!!」

神裂「知らないのですか!?!?恋は、女を変えるのですよ!!」



吹寄「そうよそうよーー!!貴様はまだ鈍感が直ってないのかこらーーー!!」

黄泉川「女にそこまでさせてー!お前なにしてんじゃーーーん!!」



神裂「あっくん、聞いてください。私の言葉を、みんなの応援を、みんなの!激励を!!」

一方通行「うっせェェェ!あンなのはおせっかい、ってンだよォォォォォ!!!」











643: 2011/08/31(水) 14:56:53.47 ID:OuQHrDgc0
神裂「おせっかいで結構!!!!」

グッ

一方通行「顔近ェ!!!」


神裂「あなたは私に言ってくれた!!私を、助けてくださるって!私が大事だって!!!」


一方通行「あァ、あァァそうだよ!!!!確かに俺はあの時そう言った!!」


神裂「嘘だったのですか!?!?全部、私をなだめるための!?!?」


一方通行「違ェ!!!違う!!!!俺は本気だった!!!でも、気づいたンだよ!!!俺にはお前を守る力も資格もねェ!!!俺なンかじゃ」


神裂「あなた以外に!!!!誰が私を救えるんですか!!!!!」


神裂「……私以外に!!!!!誰が!!!あなたを救えるんですか!!!」


一方通行「っ」


神裂「えぇ!!!勝手な物言いでしょう!!!でも私は、自信をもって言えます!!!!私以上に、あなたを救える者はいない!!!!!」


神裂「あなたのすべてを!!!!……愛、してますから!!!!好きだから!!!!」


一方通行「!!」










644: 2011/08/31(水) 14:58:42.39 ID:OuQHrDgc0
キャーー!  イッター!!
  ザワザワ ワイワイ 
 オッシャァァァァ   ヨシミンナ!ハモリノカクニンナ!
ザワザワザワザワ



二人の世界の隣で一万人のお祭り部隊が成立後の話し合い中




647: 2011/08/31(水) 15:07:13.98 ID:OuQHrDgc0
神裂「この気持ちは……私の、一方通行なのですか!?!?あっくん!!」



一方通行「……」


神裂「資格なんて、考えないで!!罪は、二人で!!!背負っていきましょう!!!あなたが私にそう言ってくれたじゃないですか!!」



神裂「教えてください!!!アクセラレータ!!!あなたは!!!あの日!!!!」




神裂「私に!!!!あの後!!!!!」





神裂「何を言おうt」



グイッ




神裂「ふぇっ!?なにをs!?!?!?!?!?!?!?!?!?!」











百合子「~~~~~っ!!!チューだァァァァァァ!!!!」ピョンピョンピョンピョン!!!!









652: 2011/08/31(水) 15:14:47.24 ID:OuQHrDgc0
神裂「(柔らかくて、暖かくて)」


キャーーーーー!!!   キャーーーーーー!!!!!!
  パシャッパシャッピロリーンピロリーン!!!



神裂「(夢のような、彼の腕に抱かれて)」


イッタァァァアアアアアアアアアアア!!!! 
  ズギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!



神裂「(周りのみなさんが、なにか言っていますが……わたしは、何も、考えられません)」



神裂「(彼が、唇が、触れる瞬間に。紡いだ、言葉が)」




――俺も



神裂「(この唇から、ささやかれた、言葉が)」


――好きだ、かおり


神裂「(頭の中で、グルグルと)」



ッテカナゲェェェェェェェェェ!!!
   パネェェェェェェェェ!!!!! コノフタリパネェェェヨォォォオオオオオオ!!!

パシャッパシャッ  











――お前の全てを、俺がもらう























656: 2011/08/31(水) 15:24:05.14 ID:OuQHrDgc0
一方通行「(そうだ、単純なことだったンだ)」



一方通行「(なァにが資格だ、なァにが守る力がねェだ、このクソボケの腐れ脳みそが)」



一方通行「(俺はかおりが好きだ)」



一方通行「(誰にも譲らねェ、譲れるはずがねェ)」



一方通行「(かおりも俺を、救ってくれるってンだから)」



一方通行「(こいつは俺の全部を知っても、傍にいてくれる)」



一方通行「(一方通行なンかじゃねェ……一方通行の想いなンざ、最初からいらなかったンだ)」



一方通行「(ったァく、芳川よォ。お互いに俺のことを買いかぶりすぎてたみてェだなァ。俺はまだまだ分かっちゃいなかった)」



一方通行「(……それもそうか。こンなに……こンなに、誰かと近くにいてェって想ったのは初めてだ)」


一方通行「(……愛、なァ。愛……俺はかおりの、すべてを手に入れる。そう決めた。愛なンざまだ分からねェが、極めりゃ理解できるンかねェ……)」






一方通行「(で、だ)」





一方通行「(俺はかおりの全てを手に入れる。全部をもらう。そう決めた)」





一方通行「(なのによォ……)」









一方通行「(なァァンなンですかァァァァ?かおりから出てる、この意味の分からねェ力はよォォォォォ????)」



コォォォオオオオオオオオオオオオオ……








658: 2011/08/31(水) 15:35:27.22 ID:OuQHrDgc0
一方通行「(いやァ?似たようなもンは俺も垣根も発現してらァ)」


一方通行「(でもよォ、不十分だ。それじゃァ全っっ然ダメだ)」


一方通行「(演算開始ィィィィィィ!!!!!!脳が焼ききれても、こいつを解明してやらァァァ!!!)」


一方通行「(おおっとォォォ?なンだなンだよなンですかァァァァァ!?!?当麻と愉快な仲間たちィ!!!)」


一方通行「(てめェらも、おンなじみてェだなァァおい!!!)」


一方通行「(観測、照合ォォォォ!!!おいおいおいおいおいなンだよやっぱりそうだァァァ!!)」


一方通行「(理解できンぞおいィィィィ!!!かおりの、力もォォォォ!!そのどこかで見たような人型のォォォォ!!世界のこともォォォォォ!!!!なァンでなンですかァ?ってェェェェ???ったりまえだろうがァァァァァァ!!!!!!)」






一方通行「(学園都市第一位の頭脳をォォォォォおおおおお!!!舐めてンじゃねェェェェェェェェェ!!!!!!!)」





神裂「ふっ……ん、あ、っく……んん」クテー

ななちゃん「あっくん、そろ、そろ、あの」ガシャガシャ

ヤベェ  パネェ  コッチガハズカシクナッテキタ

661: 2011/08/31(水) 15:54:07.79 ID:OuQHrDgc0
サァァァァッ

浜面「気まずいマジで……お、おぉ?一方通行の背中にあった黒いのが、黒が抜けて……」

滝壺「……」ビクッ


垣根「っ!」ビクッ

吹寄「??ていとく、どうした……あ、も、もしかして緊張して、るの?」カァァ

垣根「あいつ、やり、やがった」フルフル

麦野「?なにを今頃言ってんだ?」

絹旗「あのお二人ならもう随分前から超『や、やった!!』状態ですけど、垣根のアホ」

垣根「ちげぇ、ちげぇ!!!そうか、お前たちじゃまだ、観測も叶わないのか?っは、hっはははは、あいつすげぇよ。なぁ、星野」

アレイスター星野「……気づいたかね、垣根帝督」


一方通行「……」サァァァァァァァっ

神裂「っふぁ……」クテーーー

ななちゃん「ちょっとあっくん本当にいい加減にしなさいよちょっと、ちょっと」ガシャガシャ


御坂「ん?黒子……やっぱ黙ってるけど、悔しい?」

白井「いえ……それ以上のものを、目の当たりにしていますの」ハー


滝壺「大丈夫、わたしの応援に効果があることがここに証明された」フンス

浜面「??」


アレイスター星野「……何人か、キミ以外にも気づいたものがいるようだ」


アレイスター星野「今、一方通行は神裂火織の保有するテレOマを解析している」


アレイスター星野「神の子に近しい特徴を持った成人神裂火織の、力を」


アレイスター星野「そして、目ざとい彼のこと。上条当麻の覚醒によって浄化された、あの結界内の界の存在に気づいた」


アレイスター星野「既に天使そのものが存在するに十分なヘッダを持つに至った、あの空間に」


アレイスター星野「彼は、全てを手に入れる」


アレイスター星野「人の身で、神の領域を」


垣根「神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの……」


アレイスター星野「そう。祝おうではないか」クスッ





アレイスター星野「レベル6。絶対能力者の、誕生を」











663: 2011/08/31(水) 15:55:55.57 ID:OuQHrDgc0
……ねーちんはね、成人じゃないの。聖人なんだよ

ちょっと細切れにされてくるんだよ    orz

664: 2011/08/31(水) 16:09:27.84 ID:OuQHrDgc0
……あァ?なンだよここは



……はァ??意味分からねェことぬかすな。天上の意思????ンなこたどうでもいいンだよ



俺はかおりのためにこうしたンだ。てめェの加護なンざいらねェ、祝福なンざ必要ねェ


俺達は俺達で助け合う、邪魔はさせねェンだよどこの誰にも何者にもどこの次元の化け物にも


ってェェェかよォォォォォ!!!!頭が高ェェェェェェンだよてめェェェェェ!!!!


ごちゃごちゃごちゃごちゃうるっせェェェェなァァァァァ!!!!知るかァァァあああ!!コーヒーぶっかけられてェのかァァァァ!?!?あァァァァァ!?!!?!?


よォォォォく聞けこらァァァァ!!!!誰に何を言われようがなァァァあああああああ!!!!



一方通行「……」スッ


神裂「は……はぅ。あ、っくん。いきなり、こんな……あなた、なんだか、輝いて、ません……?」ウットリ

ななちゃん「うわっ、ほんとだあっくんなにあなt……ちょっと、かおり抱えて、なにを」



ギュンッ!!!!!



上条<神浄>「お、一方通行……?がなんか上空に飛び出していきましたのことよ」

禁書目録「なんだか当麻と同じくらいとんでもないことになってるかも……神、上……?」




一方通行「……聞けェェェェェェェェェェええええええええええええ!!!!!!この世界も天だろうと地獄だろうとォォォォおおおおお!!!俺の声が届く全部の奴らァァァァァァああああああああああああ!!!!!」


ビリビリビリビリビリッ




一方通行「かおりはァァァァァァァァああああああああああああああ!!!!」







一方通行「俺の、嫁だァァァァァァァァァァァァァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああァァァァァァァァァァァァァァあああああああああああああああああああああああああああああああああああああァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

















672: 2011/08/31(水) 16:23:14.01 ID:OuQHrDgc0
一方通行「……」


クスクス


白井「女性陣のみなさまー。好奇の目で見たい気持ちもわかりますが早く進んでくださいましー。通り抜けフープ状に11次元を開いておくのは結構難儀ですのよー」



一方通行「……」



ニヤニヤ


白井「殿方もですのー。さっさとしてくださいましねー」


一方通行「……」






一方通行「氏にたい」

神裂「す、素敵、でしたよ???」アセアセ


佐天「『――と言うように全世界中に同時刻で観測されたこの言葉は『かおりは俺の嫁』だというなんとも不可解なもので、各専門家はその解明に向けて急いで――』いやぁ、NEWSになるのも早いですねーさすが世紀のカップル」ハハハ ピッ


一方通行「氏にたい」


ななちゃん「ってかなんであんな……」ガシャガシャ


一方通行「数十分前の自分を連れて冥界への扉を開きたい」


ななちゃん「そんなの私一人で十分だから落ち着きなさい」ガシャハァ











677: 2011/08/31(水) 16:49:02.07 ID:OuQHrDgc0
上条<神浄>「冥土どうたらってか、上条さんが触るだけなんですけどね」

禁書目録「私達もなんだかななちゃんの言うことが分かるようになったかも」

一方通行「……ほンとにいいのかよ、ななちゃン、かおり。お前ら、ずっと一緒だったンだろが」

神裂「……えぇ。私は、もう天草式には戻りません。戻れません。みなの後押しが、そう言っています」

ななちゃん「みんなの気持ちを汲んで、かおりの代で断絶するためには……わたしがかおりに教えていない教皇専用の術式の知識を、私の存在ごと消し去る必要がある。そう言ったでしょう?あっくん?」ガシャガシャ

一方通行「……なンとか、なンねェのかよ」


神裂「……あなた、またご自分が無力だ、とかお思いではありませんか?」ズイッ

一方通行「……いや、悪ィ。お前らの覚悟に水差した……お前が、お前達が決めたことなら。それでいい」

神裂「……あっくん」

678: 2011/08/31(水) 16:53:07.46 ID:OuQHrDgc0
上条<神浄>「……痛みとかはねぇ、と思う。ななちゃんは『魔』とは呼べないと思うし……俺自信は、その刀を浄化する、ってスタンスでいるから……あってるか?インデックス?」

禁書目録「うん!とうま!……前天草式女教皇、あなたのくだしたのは英断かも。長い歴史をもつ教団がおわりを迎えるのは寂しいけど……あなたの魂は、人の身体を離れてもこの世に留まって過ごした魂は、決して無駄じゃなかったんだよ。かおりがよく、分かってると思うけど」

ななちゃん「……かおり」ガシャガシャ

神裂「……なな、ちゃん」グスッ

ななちゃん「……別れ言葉も、涙も。もう済ませたもんね」ガシャガシャ

神裂「……は、い」グズッ グズッ

ななちゃん「あっくん……かおりは、見ての通り泣き虫だから。お願いね?」ガシャクスッ

一方通行「……できれば、お前とももっといたかったンだがな」

ななちゃん「あら、さっそく浮気性発覚かしら」ガシャクス

神裂「ななちゃんがいなけれ、ば。撲殺、するしかないですね」グスッ クスッ

一方通行「それか絞殺なァ抱きしめすぎてェ」カカカ

ななちゃん「あっくんが窒息氏させちゃうのとどっちが早いかしらねー」ガシャクスッ





ななちゃん「幸せにね、二人とも。……やっちゃってくれる?」ガシャガシャ


神裂「~~~~~っ」ポロポロポロッ  スッ  シャァァァァッ チャキッ


ななちゃん「……さよなら」ガシャガシャ




上条<神浄>「……」










680: 2011/08/31(水) 17:05:50.43 ID:OuQHrDgc0





上条<神浄>「お前ら、それでいいのかよ」












上条<神浄>「って。前の上条さんならこう言っていたんでしょうね」ハハハ

上条<神浄>「でももうそんなこと言わない。お前達が決めた、お前達の問題だ」

上条<神浄>「それにですね……上条さんには、お前たちが本当に、今生の別れになるとは思えないのですのことよ」ウーム

一方通行「……いや、お前に消されたらなにも残らねェだろうが」

上条<神浄>「そこです、この上条さんは神浄さんなので。消すんじゃなくて、浄化だって言ったろ?」

上条<神浄>「だからさ……どこかの未来で、お前達はまた会えるかもしれねぇ、そう思うんだ」

上条<神浄>「ななちゃんにそんな魔術の知識なんてなくて、お前達が幸せに暮らせる、何者にも邪魔されない、最高の未来」

上条<神浄>「って、のがさ。なんとなぁぁぁく思い浮かんだんだ。ありえなくもねぇだろ?神様に頭が高いとのたまったお前なら、さ」ハハハ

一方通行「……違ェねェ」カカカ

禁書目録「……天使の恩恵が一つ、確定未来の宣告……まさかね」ハハハ

神裂「いつか……ななちゃんと」

ななちゃん「……かおりとあっくん、と」ガシャガシャ

上条<神浄>「っそ。だからさ、お前達が交わすのは……別れの言葉なんかじゃ、ないよな」

神裂「……はい」

ななちゃん「……えぇ」ガシャガシャ












681: 2011/08/31(水) 17:15:03.54 ID:OuQHrDgc0






神裂「また……会いましょう。ななちゃん……わたしの、わたしの大切な、お友達」ボロボロボロボロ



ななちゃん「それまでに、もっともっとあっくんと仲良くなるのよ、かおり」ガシャガシャ



神裂「はい……はい。ななちゃん!!かおり!!あっくんと幸せになって!!!待って!!!待ってますから!!!」



ななちゃん「……ありがと、火織」ガシャガシャ







パキィイイイイイインッ!!!!   スゥゥゥゥゥゥッ!!!!




神裂「―――っっ!!!なな――n!!」

一方通行「――絶対―――また――俺達n」



―二人とも、結局情けない顔になっちゃって


――いつかの未来


―――そんなことが許されるなら


――――あなた達のそばにいたい。な




























685: 2011/08/31(水) 17:32:48.38 ID:OuQHrDgc0
エピローグ


『あれから数ヶ月がたちました』


DQN1「遂に来たど!!おぃらも学園都市でウハウハな超能力者生活じゃ!」

DQN2「たけちゃんなられべる5??ってぇもんもてげに簡単よー!」

DQN3「でもぉこないだ受けさせられた試験は調子付いちょったどなぁ!なぁにが無能力者じゃ!!」

DQN1「じゃっど!!!腹かきよるから今日はぁこん路地裏でぇ金巻上げちょるが、科学の街の財布もしけとんのぉ!」

DQN2「三人とっせぇ、いちまぃえんいかんなんてねー」

DQN3「じゃっど、金もっせぇそうな名門いうは、たいてい強いやつぅ言うしのぉ……」




初春「あなたたちですね!!!風紀委員です!!この近くで連続してお金を脅し取られたって通報がありました!!」キリッ

佐天「うっひゃぁ、まぁた典型的な不良っぽいお兄さんたちだねー飾利」アララー



DQN1「なんじゃーぅんらは!?!?」

DQN2「たけちゃん、風紀委員いぅとったよ。ここん警察みたいなもんじゃっち聞いとる」

DQN3「おんなごがぁぁぁ!!図に乗るでなかどごらぁああああ!!」


初春「わ、わわ!ど、どうしましょう涙子ちゃん私相変わらずのデスク派なのにこんな」アタフタ

佐天「っふん、こんな密閉空間で私の飾利に手をだそうなんて……ははーん?お兄さん達さては学園都市の超能力者の噂を聞いて最近ここにきた人たちかー……」


ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!


佐天「日頃はただの美しい強能力者!!!しっかーし!!!愛する飾利のためなら超能力者も真っ青な翼で華麗に事件を解決する新任風紀委員!!!佐天涙子の名を知らないなんてねええ!!」

初春「涙子ちゃん」キュンッ

DQN1・2・3「「「最後までこんな役かあああああああ!!」」」

688: 2011/08/31(水) 17:47:28.86 ID:OuQHrDgc0
闇咲「生ける時も病める時も、最後まで夫と妻という役目を真っ当すると誓うか?」


「「はい」」

闇咲「……おめでとう、これで二人は晴れて夫婦とな」






闇咲「どうしてこうなった」ハァァァァ

つまらない女さん「いいじゃなぁい。あの二人が結ばれたのがここだって知られて、なんだか色々取材が着て、イギリス清教さんから素敵なお家と大きな教会まで任されたんですから。そ、れ、に!!」ニコニコ


ガブリエル「第一の私見、この煮魚めっちゃ美味い」モグモグ

ミカエル「兄貴に食わせたい……嫁さーん。今度呼んでいい??」モグモグ

ウリエル「なんとwwwwwあのルシフェル氏と一緒に飯を食べることになるでござるかwwwwwwwwいわゆる窯兄弟になる日ktkr」ングング

ラファエル「窯が違う釜だバカ氏ねウリ堕天しちまえ」モグモグ


つまらない女「本物の天使様がいる教会なんて、世界中探してもここだけよー♪」


闇咲「……なぜだか禁書目録が結界を解いてもこの空間の状態は元に戻らず……まぁ。楽しいのは確か、なのだ、が」



闇咲「どうして、こうなった」ハァァァ

690: 2011/08/31(水) 18:10:25.55 ID:OuQHrDgc0
御坂「どうしてこうなったぁあああああああああああああああ!!!」ウワァアアアアアアアアアアアア!!!

滝壺「」オロオロ

絹旗「うるっせェ」イラッ

浜面「ど、どしたん御坂お嬢。いきなり白井嬢と一緒にこの探偵社にやってきて、あの、依頼なんですかねー?」

御坂「かおりさんとあいつの騒動からこっち、みょーーーーに距離が近いと思ってたのよおおおおお!!!っっアアアアアああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!まさか一方通行以外に獲られちゃうなんてえええええええええええええええええええ!!!」ムッキャァァァァァァァァァl!!

白井「……そもそもライバル候補に上げているのが問題ですのってか悔しいのはそこですの?」

御坂「金剛さんになんて説明すればあああああああああああああああ!!!」ブンブンブン!!!

絹旗「超帰れよ、第七位のアホと走り回って遊びまくって疲れきって事務所で寝てるフレメアが起きたらどうすンですかァ?」ダマレ

滝壺「大丈夫、わたしはそんな歳の差にもめげずにぐんはに当たって砕けろしてるふれめあを応援してる」

フレメア「んー……へんてこ鉢巻、にゃぁ」ムニャムニャ

御坂「こ、こんなちびっ子まで……だと……?」

白井「そういえばご入籍おめでとうございますの、浜面さん滝壺さん」ペコッ

滝壺「これはどうも、式は忙しいからまだだけど」

御坂「相手がいるのはいいわよねええええちっくしょおおお!!依頼!!依頼よ!!!なんかあのバカと一方通行がこう絡んでる決定的な写真とかそういうのください!!!」ハイッ!!!

浜面「それは依頼じゃねぇよ妄想ってんだよ帰れおまええええええええ!!!!」

滝壺「しらいは誰か気になる人はいるの?わたしが応援すれば成功率が跳ね上がる」フフ

白井「わたくしは……いいえ。ひと時は、おねぇさまを一緒にいられる幸せを堪能しますの!おねぇさまももう少しで卒業ですから……っということっでぇぇ!おっねぇさまああああ!!寮に飛んで黒子との熱い夜をーーーー!!」

絹旗「やめろおおおおおおお!!!私に女同士のそういうのを見せないで超頼みますからああああああ私は正常私は正常おおお!!!」ウワァァァアアアア!!! ガタガタガタ








692: 2011/08/31(水) 18:19:52.91 ID:OuQHrDgc0
アレイスター「頼むうううううう!!!頼むよおおおおお!!結標ええええぇぇぇええ!!!」

結標「だぁぁぁぁめよ!!!あなた、ぜぇぇぇぇんぶ分かっててこの騒動を起こしたのね!?!?初春ちゃんがあなたとイギリス清教トップの通信記録抑えてるんだから!!!一方通行に報告しますっっ!!!」

アレイスター「だってぇぇぇ!!だってなんか新任理事たち言うこと聞かなさげでいつクーデター起こすか分からなかったのだ!!あっちもあっちで天草式は力持ちすぎたから一つの団体にしておくには危険だからって言ってたのだよおおおお!!」

結標「それでぇぇ!?!?どっちも一芝居打って、おまけにあなたの前のプランとやらを進めてみたわけ!?!?」

アレイスター「うぐっ、だ、だって丁度その、あの、解決にも役立つと思って、そ、そうなのだ!結標!!これは私なりに友をおもtt」

結標「禁書目録からお中元よー。『エイワスってしtt』」

アレイスター「サァァァァァァァせんっしたぁぁぁあああああああああああああああ!!!!」

結標「罰としてシOタ☆きゅん姿で私と一週間デートね」

アレイスター「な、なんでキミになんだねって一週間!?!?なが、長くはないか!?!?」

結標「あらあら本当に感情表現が豊かになったわねあなたそんなツッコミまで……いじめがいがあるかしら」フフヘヘ ジュルリ


アレイスター「いやああああああああああああああああああああああ!!!!」ウワァァァァッァァン!!!







693: 2011/08/31(水) 18:27:12.84 ID:OuQHrDgc0
ローラ「いやああああああああああああああああああ!!!ウメは嫌たりけるのよおおおおおおお!!!」ジタバタジタバタ

アニェーゼ「おとなしくしてくださいよ最大主教、今回のあなたへのお仕置きはこういう感じできまっちまったんですから」

オリアナ「ちょぉっと悪ふざけがすぎたわよね。おねぇさん、心を鬼にしてついでに鼻をつまんで入れてあげるわ、しゃぶらせずにいっきにおくまで、ね」フフフ

ローラ「どういうことにありしよおおおおお!!!罰せらるるは本来はあなたたち二人のはずなりしよおおおお!!」

アニェーゼ「あなたが疲れて眠っちまってた間に、管理部構成員の方への連絡は全部済ませてましたからね」ツエデ

オリアナ「やっぱりあれくらい暴れるのはいくらあなたでも体力使ったのねー」アーン

ローラ「ま、まちにしよ!!まちにことよ!!!まちたりけらんことそこはかとなくそうろえばまってまってええええええ!!!」


ローラ「いやああああああああああああああああああああ    ぶるああああああああああああああ!!!!」

694: 2011/08/31(水) 18:36:18.56 ID:OuQHrDgc0
妹達「「「「「「「イヤァァァァァァアアアアアアアアアアアアアウィルオオオオオルウェイズラアアブユウウウウウウウウ」」」」」

オルソラ「はい、止まってくださいませ。今のはブレスの前に半音上がっていたのでございますよー」

10033号「っはぁ、合唱というのがここまで難しいものとは。踏まれるよりハードです」

14510号「私達は脳はリンクで経験も共有してますから、すぐに上達できると思ったのですが、とミサカは始める前にたてていた希望的観測をここに暴露します」

20000号「ましゃ、ましゃか間違うとこまで全員一致たぁざまぁねぇぜ漏れたち」ゼハァ、ゼハァ

オルソラ「20000号さん?セロリターーーーーーーンというアレンジは面白いのでございますが、少し声を張りすぎにございますよ」

20000号「……セ口リたんの式のときまでにミサカ達の美声をそろえておきてぇじゃないっすかぁ。とミサカはサプライズ的な企画をしていることを再確認します」

10032号「そろえる気があるならばかなアレンジはやめてくださいとミサカはマジキレしつつ変態に突っ込みます」イラッ

オルソラ「頑張りましょう、妹達さん!ここまで上手くいきましたら、美味しいお茶と美味しいお漬物がまっているのでございますよー」

妹達「「「「「「「はーい!とミサカは元気にお返事を返します」」」」」」」

「……オルソラさん、店の前でそういうの……まいっか、お客さんも楽しそうだし」


オルソラ「それじゃ……いくわよ!!みんな!!!!」

オルソラ「私達の!歌を!!聴けぇぇぇえぇえええ!!」ナノデゴザイマスヨー!!







695: 2011/08/31(水) 18:46:16.39 ID:OuQHrDgc0
ンダ「私の寿司を食えーーーーーーー!!!って訳よーーー!!!」バーーーン!!



フィアンマ「お客様に向かってなにをアホなことをぬかしておるのだ貴様は」ペシッ


寮監「あっはははは、面白い。そうだろう海原くん、遠慮しないで食べなさい、ここは私が奢るから」

海原「あ、はは、は。あの、いえ、いつもそんな出してもらうわけには」

寮監「大丈夫大丈夫、全然大丈夫」ガシッ フルフルフル

海原「……アリガトウゴザイマス」


麦野「いい歳こいて、なぁぁにをガキ相手に盛ってんだか……おい石釜の方!!焼けたのかにゃーーーーん!?!?」


フレ「け、結局ちょ、ちょっともうちょっとで届くっから待って、むぎのーーー」フルフル

テッラ「そんな引け腰じゃだめなんですねー。もっと身体から、グイッと石釜の方に……」スッ

フレ「ひあっ!?!?せ、セクハラ!!!テッラのアホおおおお!!今のは結局セクハラなんだからああああ!!」

テッラ「ご自分の小ささを恨むのですねー。あとここの新装開店に選ばれたご自分の天運を」ハッハッハ

麦野「この街で日本料亭じゃあ限界ってぇのが上と私の同意見だったからな」

フィアンマ「そこで寿司とピザのコラボという発想はよくわからんぞ女将……ンダ、貴様また……ここの斬り方はこう!!」ソッ

ンダ「わ、わかってるって!訳!!だから一々手を添えないでいいってワケヨ!!」

フィアンマ「なんで最後片言なのだ意味わからん」



麦野「どいつもこいつも、色ボケちゃってまぁ……」クスッ







696: 2011/08/31(水) 18:56:44.91 ID:OuQHrDgc0
垣根「どいつもこいつも!!色ボケすぎなんだよ!!!」バーーーーン!!

吹寄「……そう」

垣根「お、俺達はその、が、学生の身であるからして!!!もっとこう、清く正しくあるべきであってな!!」

吹寄「うん」

垣根「そう、あの、だから」キョドキョド

吹寄「どうぞ、続きを」




TV『本日は夏休み最終日!!黄色いおねぇさんことヴェントさんは美人でバイオレンスすぎる海女さんとして漁業をたしなむかたわら、子供達にスキューバ教室を……!!』



吹寄「わた、わたしがありったけの勇気をだして帝督の膝に座ったのに、なにもないことへのいい訳、どんどん、続けて頂戴よ」カァァァッ ムスッ

垣根「あ、ああああの、だな……」バックバックバックバック


TVヴェント『旬の魚?そうねぇ……ちょいと外れちゃってすんませぇぇんなんだけど、キスなんてまだまだ美味しい……』


垣根「っっ!?!?!?!?」バクバクバクバクバクバクドキドキドキドキ

吹寄「……」ドキドキドキドキ


吹寄「ていとく、から。お願い」スッ

垣根「……こ、後悔、すんなよ」   スッ















698: 2011/08/31(水) 19:01:57.20 ID:OuQHrDgc0
カエル医者「後悔しないね……?」

布束「Exactly もう決めたこと、よ」


カエル医者「そうか……」







カエル医者「キミのそのギョロ眼は、個性だと思うんだけどねぇ」ウーン

布束「……神裂さんから学習装置を外すたびにギョッとされたショックをあなたは知らない」シクシク


カエル医者「それはひどい、そしてこれだけという僕達の扱いもね」

布束「even 時間がないのよ、きっと。あぁ、一日が100時間くらいあればいいのだけれど」ハァ










700: 2011/08/31(水) 19:10:22.55 ID:OuQHrDgc0
上条「っとっとっとぉ!忘れ物ねぇよな!?あー、着替えもちゃんとしまったし、散れてもない!よっし!」

禁書目録「とうまー!用意できたー?」

上条「お、インデックス!迎えに来てくれたのか?……なんだか修道衣じゃないお前は見慣れないなぁ」

禁書目録「さ、さっさと見慣れてほしいかも……そういえばね!ついにわたしも携帯電話のじーぴーえすをマスターしたよ!風紀委員に二回聞いたたけでついたんだよ!!」フンス

上条「っははは、偉い偉い。さぁて、行って来るか……って、違った。これから帰るんだった」ハハハ

禁書目録「まったくもうとうまは……いっくらレベル0から特設レベルっていうものに引き上げられて奨学金が段違いになったからって、あれから入院しっぱなしはないかも!!!」プンプン

上条「お陰で懐は暖かくなりましたのことよ。いやいろいろ検査だなんだってな、あれから、ななちゃんを送ってから俺と一方通行そんままぶっ倒れちまったし」

禁書目録「あくせられーたも今日退院?」

上条「あぁ、さっき挨拶にきたよ……神裂と」ハハッ

禁書目録「……家族になるんだもんね」

上条「そうだな……お前もだぞ、インデックス。もう、ただの居候じゃねぇんだからな」

ギュッ

上条「帰りますか、お家に」

禁書目録「うん!とうま!!……大好き!!」ニッ







禁書目録「あ、帰りに猫缶、買おうね!」ニコッ









701: 2011/08/31(水) 19:23:26.53 ID:OuQHrDgc0
『こうして、オガクズくンもお家に帰って新しい生活を始めました』カキカキ


『みンな楽しく、でもたまに泣いたり怒ったりして、でもめっちゃ幸せに暮らしてます』カキカキ



『ちなみに、色ンな人たちの様子は……』カキカキ






百合子「ミサカスネークちゃン、が。百合子に、おせェて、くれたのでした、まる」カキカキ

木原「百合子ー、そこ教えてってちゃんと書きなさい」カシャンカシャン

百合子「えェー?百合子おせェてって言うもン」ブイー

木原「書くときは書くときの言葉遣いがあるって教えたろー?んなことじゃあ来年から常盤台は無理かもなー」カシャンカシャン

番外個体「……木原のおっさん、教えるならハスキー原よりおっさんフォームのが楽なんじゃないの?」ズズズッ

打ち止め「って、ミサカたちはミサカたちは牛乳9:コーヒー2の伝説の駄々漏れカフェオレをすすりながら質問してみたり」ズズズッ

黄泉川「行儀悪いからやーめろじゃーん」

木原「いやあれもあれでいいんだが、この百合子のお膝で寝転がりながら勉強を教えるのがまた……ってかあれ1時間でバッテリー切れやがるから要改良だ。急ぎで仕上げた粗悪品だかんなぁ」カシャンカシャン


「ただいま」ガチャッ


「おォっす、帰った」


「お邪魔、いたします!!!」


打ち止め「あ!!お迎えにいった芳川とアクセラレータカッポーのご帰還よ!!ってミサカはミサカはよーやく退院して我が家に帰ってこれたアクセラレータを迎えるために百合子の手を引っ張ってみたりーーー!!」ドタドタドタ

百合子「かおりちゃァァァァン!!!またお邪魔しますって言ってるもォォォォォ!!!!!いい加減に『ただいまァ』って覚えるべきなのォ!!」プンプン ドタバタ

704: 2011/08/31(水) 19:31:15.55 ID:OuQHrDgc0
一方通行「だってよ、かおり」カカカ

神裂「あ、あの。大分慣れてきたのですがあなたが隣にいますとまた緊張がぶり返して……」アセアセ

芳川「言い訳はよろしい。コーヒーを浴びせられたいのかしら?」クスッ

黄泉川「そーそ。あんたも立派な家族じゃん」

番外個体「挨拶は?かおりおねぇさま」ギャハッ

打ち止め「おねぇさま!?って、ミサカはミサカは色んな意味を込めて読んでみたり」クスクス

百合子「『あっくンのお嫁さン』の、かおりちゃン!」ヘヘー

木原「俺の味噌汁鑑定は厳しいぞ」カシャンカシャン

一方通行「ちょっとまてお前ら俺がいない間にどンだけ……っあァ、悪かったなァかおり。お前散々遊ばれてたろこいつらに……見舞いじゃ一言も……」

神裂「いいえ、あっくん。とっても楽しかったですよ、ほ、本当ですって!もう!あの……みなさん!ただいま、です!!」


一同「おかえりー!!」ニコニコ


一方通行「……おかえり」

神裂「?あなたが何故?」

一方通行「……俺だけまだお前におかえりって言ってなかった、こいつらもう何ヶ月も前に」ブツブツ

神裂「はぁぁぅ」キュンッ





ウーパールーパーs「(なんだこいつら爆発しろ)」ボコボコボコ

706: 2011/08/31(水) 19:39:16.15 ID:OuQHrDgc0
芳川「爆発すればいいのにコーヒー浴びて」

黄泉川「青春じゃんねー爆発しろ」ハハハ

番外個体「さすがだねー新婚だねー爆発しなよ」

打ち止め「爆発しろーってミサカはミサカは流れに乗ってアクセラレータとかおりおねぇさまのらぶらぶっぷりに嫉妬してみたりー」

百合子「爆発したらあっくン星になるの?お父さン?」

木原「中華麺座だな」カシャンカシャン

一方通行「黙れクソ親父」

神裂「あ、あの。あっくん、あの、もう一回玄関をくぐってきてもらえますか!?!?」

一方通行「……はァ?」

神裂「いいから!!早く!!」テレテレ

一方通行「なンなンだよ……」ガチャッ   ガチャッ「ただいm」




神裂「お、おかえりなさい!!」ニコッ




一方通行「マジ天使」ボタボタボタボタボタ

神裂「血ぃぃぃぃいいいい!!?!?あああああどどどどどうしましょういきなりそんな血を吐くなんてそんなにお見苦しかったですかごめんなさいあっくん!!!」アセアセアセ

一方通行「やっべェ、お前、やっべ、もうデレ押さえなくていいってわかったらなンか血管ダメだ俺」

百合子「入院が長引いたのも貧血がやっべェかったからなンだよね!百合子知ってる!!」エッヘン

芳川「……バカな子」クスッ







709: 2011/08/31(水) 19:50:08.53 ID:OuQHrDgc0












黄泉川「っというわけで、一方通行退院記念と火織の仕切りなおしようこそパーティーはこれくらいで切り上げるとして、じゃん」

芳川「当たり前だけど、あなたたち同じ部屋ね」

一方通行「はァァァァァああああ!?!?!?!?」

神裂「……」カァァァァァァ

番外個体「おぉ、さっすがもう何ヶ月も前に知らされてたかおりおねぇさまは取り乱してないね!」ギャハッ

打ち止め「最初はもう炊飯器ひっくり返すは色々阿鼻叫喚になっちゃったものね、ってミサカはミサカは当時を思い起こして呆れ顔を浮かべてみたり」

神裂「だ、大丈夫、です。あっくん。わた、わたしあの、練習、してきましたから」グッ


一方通行「どいつだどのバカだそンなン吹き込ンだのはこら」ビキビキビキッ

芳川「わたしだ」

一方通行「お前だったのkうぜェェェェェ」ウゼェェェェ

百合子「……」ネムネム

木原「やっべ、百合子がネムネム入った。っじゃ俺達はこのへんでー。百合子ー部屋まで歩けー」カシャンカシャン

百合子「ふみゅ……えへ、えへへェ、お父さンが、抱えて、運ぶべきィ」フラー

木原「またおっさんフォームの時なぁ」カシャンカシャン  バタンッ

黄泉川「そいじゃわたしも……楽しめじゃんね、青春じゃんね」ニヤニヤ バタンッ

一方通行「ここの保護者どもはどうなってンだ」

番外個体「さぁさぁオチビには刺激が強すぎるから退散退散~」

打ち止め「どうせお隣だから壁にコップあてて盗聴ばっちりなんだけどねってミサカはミサカは種明かししてみる!」

一方通行「お前らの能力ならもうちょいいい方法あるだろバカか」


バタンッ



芳川「……」

一方通行「……で、最後はお前なのな」

神裂「……この場にいられることに私いま物凄く感動しています」ジーーーン








712: 2011/08/31(水) 19:58:21.06 ID:OuQHrDgc0
芳川「……お楽しみを邪魔したくないし、手短にいくわね」

一方通行「黙れなンのことだいや別に知らねェわけじゃねェよだけどお前らなンなンだマジで」

神裂「……師匠」ジーン

一方通行「かおりィィィィィ!?!?ば、バカが移ったのかァァァァ!?!?」

芳川「失礼ね……かおりさん、この子をよろしく……もう何度も言ったけれど」クスッ

神裂「は、はい!!よろしくされます!!」ペコリッ

一方通行「だからそういう言い方を……」

芳川「……一方通行」

一方通行「……ンだよ」

芳川「……大きくなったわね」

一方通行「素麺とかぬかすなよこの場面で」

芳川「空気は読める方と自負してるわ……身体、もだけれど。心が。あの時のあなたとは見違えたわ……流石、新訳・絶対能力進化?」クスッ

一方通行「……お前」

芳川「えぇ、知ってた。知ってた、って、実はあなたも知ってた、でしょう?」

神裂「……?」

一方通行「……ほンっと、食えない奴だよ、てめェは」

芳川「……見守らせてくれてありがとう。こんな私の、我侭を。最後までかなえてくれて、ありがとう」

一方通行「……」






713: 2011/08/31(水) 20:05:11.01 ID:OuQHrDgc0
一方通行「勘違いすンな。俺は俺の生きてェように生きてンだ……お前の望ンだ通りになンて、思い上がるなよクソニート」

芳川「……優しいわね、あなたは」

一方通行「……俺は、お前に感謝してる。何度も言わすな……お前には返しても返しきれねェくらい借りがあンだ」

一方通行「……最後までってなンだ、クソボケ。まるでこれで、おわりみてェだろうが」

一方通行「……見守ってろや、これからも。俺と……かおりと。いつか顔出す、ななちゃんのやつの物語」


一方通行「てめェがのけものだと思うなよ、おい。コーヒーをぶっかけてくる脇役がいるかっての」

一方通行「俺は、お前を……」





一方通行「……母親、みてェ、に。思ってる。芳川。そンだけ、忘れンな」プイッ

芳川「っっっ!」ブワッ

神裂「……」グスン


芳川「……っ、っふ、ふふ、ふ」ゴシゴシ









芳川「ふざけ、てるの?一方通行?」ニコッ

一方通行「いたって真面目だ、芳川」カカカ















714: 2011/08/31(水) 20:10:29.92 ID:OuQHrDgc0
『一方通行 ハート かおり』



一方通行「……」

神裂「……」

一方通行「……練習、って」

神裂「……はい」

一方通行「……な、に。するか。分かってンのか、お前」

神裂「そのために……師匠から、教わりましたから」ゴクリ

一方通行「そか……い、いいンだな?本当に、いいのか?後悔は……」

神裂「……はい。あなたと、なら」カァァァ

一方通行「っっ!かおr」スッ

神裂「あ!!!ま、待って、ください」ソッ

一方通行「……あァ、すまン。順序よく、だよな。悪かった」


神裂「そうです、順序が大事ですからこういうことは」


一方通行「……うン」



神裂「急ぎすぎては、ですね。失敗するのですよ?あっくん」


一方通行「……おま、え」





一方通行「その手にもってンのはァァァァ!!!なァンなンですかァァァァ!?!?!?」


シュンシュンシュンシュン


神裂「ま、まず、熱いお湯を用意します!!」アセアセ













719: 2011/08/31(水) 20:20:30.09 ID:OuQHrDgc0
芳川「……報告書、完成。っと」


芳川「……ま、どこに報告するでもない。私だけが見るファイルなんだけどね」


芳川「いつかどこかで、誰かに見せるときが来るのかし……あら」


ドタドタドタドタドタッッッ!!!!!


芳川「早かったわね予想より……よいしょっと」スクッ


バーーーーーーーン!!!


一方通行「てンめェェェェェェェ芳川ァァァあっァァァァァァ!!!!!!かおりに何教えてやがンだこらァァァァァ!!!」ボタボタボタボタ

芳川「え?一方一家恒例おかえりなさいのコーヒーの儀でs」

一方通行「意味分からンぼけしてンじゃねェェェェェ!!!!てっめ、あいつ純粋だから信じきtt」

ビゅルルルルルルッ ビシッ!!

神裂「七閃!!師匠!!師匠の部屋までいったらあっくんを動けなくすればいいんでしたよね!!!」キラキラキラ


芳川「えぇ、そうよかおりちゃん。これが私達の挨拶代わり、そう教えたわね」コポコポコポコポ


一方通行「はなせェェェェかおりィィィィィてっめェェェ芳川ァァあああ??どっから道具持ってきたァァァァ!?!?」


芳川「出会いも分かれも、そこにコーヒーがあるなら、いつだって私はここにいるわ」ドヤッ コポコポポ……カチャッ


神裂「これからは私も!!よろしくお願いしますね!!!あっくん!!!!」ニコッ



一方通行「ふ、ふっざ、っけ……」フルフルフルフル







一方通行「ふざけてンのかァァァァァァァァァ!?!?!?!?!?!?芳川ァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」


芳川「いたって真面目よ、一方通行」






バッシャァァァァァアアア








おわり











723: 2011/08/31(水) 20:26:37.20 ID:OuQHrDgc0
そんなこんなで、一方通行と芳川のふざけてるか真面目なのか分からない物語はこれにて終いです

ここまでこられたのも、レスの数々をくださったみなさま、安価へのご協力をくださったみなさま

そして、読んで下さった皆様のお陰です。ありがとうございました

諸々語りたいところではございますが、実は>>1、あと十分でお家出ないといけないのです

なんという先行き見えなさ……最後の最後まで締まらない>>1なのでした

許されるならば帰り次第、改めてご挨拶をしたいと思います……

あまりも、そこそこ、ありますれば……?

なんだか暑いですね今日は。コーヒーが飲みたい気分です




ここまでは、熱帯夜続く鹿児島の片田舎からお送りしました



それでは、またあとで

724: 2011/08/31(水) 20:28:59.71 ID:k+XIXNCJo
盛大に乙
バッシャァァァァァ!!!

744: 2011/08/31(水) 21:16:23.28 ID:z/whiRVQ0
乙!
最初からずっと見てたけど楽しかった!

783: 2011/09/01(木) 17:53:18.03 ID:uJzuM7180
『名付け本 編』

御坂「コンビニに読みたい雑誌が置いてなかったわ……」

御坂「なに?表紙が今話題のアイドルグループ『GETS48』だから普段買わない連中が買ってったって」

御坂「なによ『GETS』ってパクリな上に長いし」

御坂「っざけんじゃないわよこちとらこれだけが楽しみなのに最近あいつの家行けないから」

御坂「インデックスはなんでこないのーとかメールしてくるけどあの子嫌味じゃなくて素で言ってるから余計に……あーもう!!!」ビリビリッ

御坂「……ちょっと大きめの本屋さん行こ」


セブンス・ブックス

御坂「お、あったあった……あれ?」


一方通行「~~~~、~~?~~~~」

神裂「~~。~~~~~」


御坂「おぉう、アクセラカッポー」

御坂「お買い物も一緒ですかそうですかよーしここは空気読めないことに定評のあるこの御坂さんが……」

御坂「……って……二人の選んでる、あの、本って……」


パシャッ ピロリーン シャシンヲトッタゲコ!

785: 2011/09/01(木) 18:13:06.59 ID:uJzuM7180
D・M・キッチン

御坂「会議である!!」バンッ

白井「なんなんですのーおねぇさまー」

初春「急に呼び出されてびっくりしました。でも三人とも 一 七 七 支部の詰め所にいたからすぐ来られましたね、涙子ちゃん」

佐天「なんで一七七をちょっと強調して言ってんの飾利?」

御坂「……なんかわたしだけハブだ。いや、まあ今はそれは置いておいて……」

絹旗「いいか早くしてくださいよ超超電磁砲。こっちは忙しい間をぬってきてるんですから」

垣根「そだそだ、無視したくてもあいつら二人のことだって書かれたら来ないわけにもいかねーし」

フィアンマ「とりあえず職場を代表して俺様が出席している、用件は」

インデックス「とりあえずデラックスダークイチゴパフェマターなんだよ!」ピンポーン

御坂「実はね……この画像を見てちょうだい」パカッ

垣根「?おぉ、アクセラカッポー」

フィアンマ「書店のようだな」

白井「おねぇさまも第一位さま盗撮に芽生えましたの!?」

御坂「ちっがう、ここ、二人が立ってるコーナーよーーーく見て」

初春「立っているの……ふ、え、えぇええぇえええええ!?!?」

佐天「っわ!?これ、選んでるのって!!!」

絹旗「超マジですかこれ!?!?」

御坂「そう!!名付け辞典やら姓名判断の本を選んでたのよ!!!!」

インデックス「?名前を使って占術術式でも組もうとしたのかな」

フィアンマ「惜しいな魔道書図書館、だが事はもっとシンプル、かつ波乱を呼ぶものだ」ピッピッピッ メルメル

垣根「あ、あああああああああああいつらrっらあららまさまさかまさかああああああ」

御坂「そう!!!ここから導き出される答えはひとーーーーーーつ!!!!」





御坂「あいつら!!!!子供が出来たのよーーーーーーーーー!!!」バーーーーーーン!!!!









790: 2011/09/01(木) 18:28:53.49 ID:uJzuM7180
佐天「……とは言いましたけど、いくらなんでも早く、ないですかー?」

垣根「おい厨房長赤飯マターをメニューに追加しろ今すぐに!!」

佐天「あなたの行動の速さは見習いたいですけど落ち着きましょう垣根さん」

フィアンマ「一月も経っておらんし、入籍も式もまだだと言うに……よし、ミカエル経由で闇咲教会に連絡はとれた」

佐天「だから早いですから気が早いですからなんですかあなた例の天使と何で繋がってるんですか」

白井「一突き以上はもうしていたようですの」ブクブクブクブク

佐天「ギリギリなこと口走らないでください白井さんふてくされてブクブクしないでください」

絹旗「結婚前に懐妊!海外ドラマで超ありがちですね!!!ここから産むかどうかのドロドロとか楽しみですね!」ワクワク

佐天「いや名前選ぶ時点で産む気でしょうよ最近そっちにまで趣味を広げられた最愛ちゃんそしてまだ早いですって」

初春「拡散希望、と」ツブツブ

佐天「今時だねー飾利あのふたりがそういうのしてないことに目をつけたねーそうやって情弱ごと巻き込むことになるんだよ待ちなさい」

インデックス「パフェ美味しいかも!」モグモグ

佐天「少しは参加しようよシスターちゃん」

御坂「どうする!?!?どうする!?!?!?ねぇこれやばいわよね!!!どうしよっか!!!」ワクワク

佐天「……御坂さん情報って時点で私かなーーーり疑ってるんですけど」ホントカナー







792: 2011/09/01(木) 18:48:03.70 ID:uJzuM7180
アレイスター星野「懐妊パーティーの場所は任せたまえ」スッ

佐天「どこから湧いてきた金髪微笑野郎」

20000号「セ口リたんのセ口リたんがかおりたんのかおりたんとおしべとめしべで春になっただとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?!?!?!!??!?!?!?」ガッシャァァァァァァァン

佐天「大丈夫です店員さん大丈夫ですすぐに追い出しますんで弁償代は姉のその人が払いますんで大丈夫です全然大丈夫です」ビュォオオオオッ

御坂「なによー佐天さんも見たでしょこの画像。これがゆるぎない証拠だってば」フンス

佐天「……うーん」

垣根「ってかあいつら普通に一方通行の家で生活してんのにマジかよありえねぇぱねぇあいつらぱねぇ」パネェ

フィアンマ「流石最初の口付けを一万人の前で長時間見せ付けただけある」

初春「あ、どんどん反応返ってきますよ……みなさん急いでこの会議に出席するみたいです。クズムシ、席空けるか用意してくださいこんな時にしか役に立たないんですから椅子でも机でもさっさとひねりだしてくださいさっさと」サァ

垣根「……制理に会いたい」グスン

御坂「よっしゃぁ!みんなで話し合って、あいつにドッキリパーティーしてあげようじゃないの!」

佐天「うーん……」

インデックス「……黒髪。こういう時のみことに何言っても無駄かも」パクパク








795: 2011/09/01(木) 18:57:07.56 ID:uJzuM7180
20000号「いってぇぇぇぇるいこたん容赦ねぇぇぇ。でもさいあいたんが窒素クッションつけてててくれたっぽいですねありがとうさいあいたん今度またドロドロドラマのDVD貸しますねとミサカは起き上がりつつファミレスから遠くに飛ばされたミサカがなぜ無事だったのかの理由をここでネタ晴らし」

20000号「あーあ、勢いであんなこと言っちったけど、おねぇさまのアホな勘違いを正そうとしてたのになーネタ晴らしするとこ違ったなー変態意味ねーなーなー」

20000号「黒子たんあたりにメールしときますか……うげっ、携帯守られてなかったガッシャァァアアされてるちくしょ」ボロッ

20000号「……面白そうだからいっかぁ」

20000号「帰ってセ口リたんツンパスーハーして寝よっと」シーラネ







796: 2011/09/01(木) 19:14:02.55 ID:uJzuM7180
ガブリエル「ミカ、今なんて……第一の質問、神裂火織が懐妊……?」

ミカエル「だってさガブ。あのおとんに切れた男のカッポー」

ウリエル「婚前交渉とかwwwwww罰してやりたいずwwwwww……ケッ」

ラファエル「僻むな天使だろお前」

ガブリエル「……?第一の回答、それはなにかの間違い」フリフリ

つまらない女さん「なんで?ガブちゃん?」

ガブリエル「彼女聖人。懐妊したら私わかる」フンス

ラファエル「そか、ガブだもんな」

ミカエル「ラファが妊娠検査薬とか送ってあげればいんじゃね?」

ラファエル「黙れミカ。ブラコン天使」

ウリエル「兄貴にシカメされて涙目ミカwwwwうえっうえっwwwwww」

ミカエル「るせーこいつらー」

闇咲「ふむ……そもそも彼はそんなめでたい話題ならばみなに連絡するはずだしな。どれ、私から確認してみよう」

ガブリエル「お願いヤミサカ。あ、嫁さん。ちなみにあなた聖人四つ子産むよ」

つまらない「まぁ……!」

闇咲「何気ない会話で衝撃事実発表するなーーーー!!!!」マジカーーーーー!?!?!








800: 2011/09/01(木) 19:27:18.41 ID:uJzuM7180
こうして裏でなにやらひっちゃかめっちゃかなことになっている中……


ファミリーサイド

『あっくン と かおりちゃン の あいのす』※今日の題字 百合子

一方通行「……難しいな名前とか」ウーン パラパラッ

神裂「決めかねますね……」ウーン パラパラッ

番外個体「でも適当なのにはできないよねーあなたたちにとって重大なことだし」ウーン パラッ

打ち止め「でも驚いたよね!ってミサカはミサカはあなたが役所から帰って来た時の怒り顔を思い出して少し笑ってみる!」

一方通行「笑えねェよ……たァく」ハァ





一方通行「学園都市のIDは『一方通行<アクセラレータ>』で問題ねェのに、なァンで婚姻届はダメなンですかァァァ!?」クソガ

神裂「IDはこの街での登録ですが、あちらは日本政府への申請ですから……」

木原「クソガキの戸籍は抹消されてっからなぁ色々あって」カシャンカシャン パラパラッ

黄泉川「苗字は鈴科だから迷わずすむけどじゃんねー」ウーン パラッ

芳川「よかったわね百合子、書類上でも妹になるわよ」

百合子「えっへへェ!あっくン優しい!!大好きー!」ニコニコ







802: 2011/09/01(木) 19:43:26.99 ID:uJzuM7180
神裂「わたしも大好きです!」

番外個体「ミサカもー」パラッ

打ち止め「もちろんミサカもよ!ってミサカはミサカは命名図鑑をめくってみる!」パラッ

黄泉川「わたしもじゃーん愛すべき子供たちー」パラッ

芳川「コーヒーぶっかけたくなるくらいね」パラッ

木原「俺も俺もー」カシャンカシャン パラパラッ

一方通行「はいはい嬉しいですでも芳川お前はおかしいお前はいつだっておかしい」パラパラッ

芳川「というかね、そんなに急がなくてもいいんじゃない?」パラパラッ

一方通行「どっちも年齢満たしてンだから出せるもンはさっさと出しときたいだろが」パラパラッ

番外個体「あぁ、かおりおねぇさんじゅうはっさいだもんね」パラッ

神裂「なんでいきなりおねぇさまからおねぇさんになったのか詳しく聞かせてくださいますか事細かに詳しく明確に」

一方通行「みなさン、今日の飯当番がかおりから番外個体へ変更になりましたァ」パラッ

異議なーし

番外個体「え!?ちょひどくない!?!?冗談じゃんごめんってかおりおねぇさま!!」アセアセ








804: 2011/09/01(木) 20:23:19.45 ID:uJzuM7180
一方通行「っつゥわけで、『鈴科通行<すずしなみちゆき>』に決定しましたァ」

番外個体「スズシナレータ(笑)」

一方通行「みちゆきだっつってンだろさっさと飯作ってこいお前」

番外個体「礼太がよかったじゃん」クソゥ

一方通行「まァどうせ書類でだけだしな。お前らは今までどおりでいいかンな間違えても」

打ち止め「みっちー!ってミサカはミサカhいたたたたたたやぁぁぁめぇぇぇてぇぇぇぇ」

一方通行「こンな風に呼ばねェように」グリグリグリグリ

芳川「通行をみちゆきってちょっとひねったわね」

一方通行「ぶっちゃけちと他所から採用させてもらったごめンなさい」

神裂「こ、これで明日にでも出しにいけますね!あっくん!」ニコニコ

百合子「かおりちゃン嬉しそう!百合子も嬉しい!!」エヘヘー

木原「マジ天使」カシャンカシャン

一方通行「マジ大天使」ボタボタ

黄泉川「親子じゃんねぇ……お?」

ピンポーン

黄泉川「客か……?」

ガチャッ  ツカウカツか ピッ

黄泉川「どちら様じゃーん?おぉ?御坂、なんだ後ろにたくさん連れてるっぽいけど……まぁ開けるじゃん、上がって来~い」

打ち止め「お客様!百合子!お出迎え準備いい!ってミサカはミサカは我が家のマスコットとして玄関口へ百合子と共に走ってみたりー!」

百合子「いらっしゃいませェするべき?だね!!百合子知ってる!!」トテトテトテ

木原「俺もついてこー」カシャンカシャン

芳川「なんだかふざけた空気を感じるから私ちょっとお湯沸かしてくるわ」







805: 2011/09/01(木) 20:24:58.25 ID:uJzuM7180
ちなみに

とある姓名判断



鈴科 通行
 ○○ ○●
 13 9 11 6
 総運39◎ 強い運気を持ち、困難を乗り越えて成功をつかむ。女性には強すぎる運勢。
 人運20× 好きな物には熱中、それ以外はいい加減。影響されやすい。博打傾向。
 外運19△ 身分をわきまえて行動しないと不運に。犯罪傾向。
 伏運37◎ 良い運数です。
 地運17○ 積極、魅力、頑固運。事故注意。
 天運22△ 目の前の幸福を逃しやすい家柄。
 陰陽 □ 悪くはない配列です。


ちょいちょい当たってるのがまたなんとも

808: 2011/09/01(木) 20:44:41.85 ID:uJzuM7180
一方通行「……」パラパラッ

神裂「これであっくんと本当に、ふ、ふふふ夫婦に」テレテレ

一方通行「かおり、あンなァ?」

神裂「い、いいいいいずれは、闇咲さんのところで式もあげるのでしょうかうわぁうわぁ」テレテレ

一方通行「聞いてンのかァーおーい。そりゃ近いうちあげるに決まってンだろでもちょい聞け、おい」

神裂「わー」テレテレ

一方通行「……」


スッ


神裂「!?!?!?」


スッ


神裂「あ、な、あっく、なにを」ポーー

一方通行「誰もいねェし、お前が俺の話聞かねェから」カカカ

神裂「あ、あう……急には!卑怯です!!もう!!!」

一方通行「ンでなァ?ここみろ」

神裂「もう!!もう!!!!……あ」


[な]のつく名前

… …  七奈


一方通行「……今のうちにな。一番いいのを、一緒に考えておいた」カカカ

神裂「……はい。私達に、娘が出来たら……わー!わーーー!!」テレテレ

一方通行「まァた始まった」カカカ



ワワ!ナァニコノオオニンズウハ ッテ ミサカハミサカハー!!   ガヤガヤガヤガヤ


一方通行「おォ?なァンかおせっかいどもが騒動をもってきたみてェだ。俺達も行くか、かおり」

神裂「あ……はい!あっくん!!!」







神裂「あなたとなら!!どこまでも!!」ニコッ




一方通行「いやとりあえず今はリビングに行くだけだ落ち着けおま……お前は可愛いなちくしょう」クソゥ











809: 2011/09/01(木) 20:47:47.41 ID:uJzuM7180
ちなみにちなみに

鈴科 七奈
 ○○ ○●
 13 9  7 8
 総運37○ 独立心強く、誠実で努力家。周囲の信頼を得て成功をつかむ。家庭運○。
 人運16○ 面倒見が良く出世。足を引張られぬよう。まじめで忍耐強いタイプ。
 外運21◎ 社会で活躍するリーダー運。物質的不自由はないが、家庭を疎かにしがち。
 伏運31◎ 強運の持ち主。
 地運15◎ 上昇、調和、幸福運。
 天運22△ 目の前の幸福を逃しやすい家柄。
 陰陽 □ 悪くはない配列です。



物質的不自由はないがってとこがツボ

果たしてこの意味はなんでしょうねーもう分かってるとは思われますけどねー


はてさておまけその1はこのへんで

ご飯やらお風呂やらを済ませて10時には再開します

途中止まってたりしてすみませんです


それではまたあとで

810: 2011/09/01(木) 20:49:47.77 ID:uJzuM7180
追記ですが

鈴科 火織
 ○○ ●●
 13 9  418
 総運44× 特異の才能を持つが、精神構造も特異。築き上げたものを失いやすい。
 人運13◎ 頭脳明晰で活動的なリーダータイプ。才能を発揮できる。
 外運31○ 困難を乗り越える強運の持ち主だが、孤独傾向。結婚運は○。
 伏運35◎ 円満に成長できます。
 地運22△ 見栄、薄弱挫折、晩年衰退運。
 天運22△ 目の前の幸福を逃しやすい家柄。
 陰陽 □ 悪くはない配列です。
 天地同画 突然の不運に見舞われる傾向があります。


……おぉう

822: 2011/09/01(木) 22:45:20.39 ID:uJzuM7180



『あれから、5年が過ぎた』

『学園都市は、俺とあいつの存在が魔術世界への大きな牽制となっているのか』

『すっかりただの実業家になったアレイスターが取り仕切っていても上手くいっている』

『結標のサポートもあるンだろうがな。面白いくっつきかたをしたもンだよったく』


『超電磁砲は筋ジストロフィー治療の研究をするために医大へ』

『黒子はどうやら同じ大学を目指すわけじゃねェらしい』

『ようやくおねェさま離れか?と聞くと、「距離を離すことでわたくしの大事さがきっと分かりますの!」だと』

『お前距離とか関係ねェだろ、ってかお前の大事さくれェあいつも分かってるっての、とは無粋だから言わないでやった』



『相変わらず、俺の周りは騒がしい』



カキカキ







825: 2011/09/01(木) 23:02:44.03 ID:uJzuM7180
『当麻は教師になった。あいつらしいと思う』

『一年目で初担任になるなンざ珍しいが、あの小萌って教師の後押しがあったンだそうだ』

『とりあえず、本気になりすぎて生徒と拳を交えないように言っておこう』

『暴食シスターはそンな当麻の奥さンをしてる』

『そろそろ子供を持っても養えるかも、と言っていたが。まァもうちょっと待ってやれよ一年目なンだから』


『子供と言えば闇咲くン家だ』

『史上初の聖人の四つ子出産なンてのを達成しちまった闇咲くンの嫁さンは、魔術界じゃ聖母の生まれ変わりとか呼ばれてる』

『闇咲くンはもう連日、式の予約が一杯一杯で忙しい』

『居候連中は未だ健在。あいつら天界の座位空けてていいンかおとン泣いてンじゃね知らねェけど』


『浜面ンとこもおととしあたりに子供が出来た』

『滝壺はウサギ耳が生えたパジャマをよく着せてるが、それは浜面の趣味とちげェンじゃね?』

『とりあえずそのガキ面倒を職場でよくみる絹旗には、C級映画じゃなくてあンぱ○まンとかを見させてやれと何度も言うが聞きゃしねェ』

『お前のせいだぞフレメアがこの前第七位のバカに映画選びに根性がないとか意味わからンこと言われたの』


カキカキ







827: 2011/09/01(木) 23:14:17.94 ID:uJzuM7180
『垣根は最近世界中を飛び回ってる』

『つい先日、英国支店の「かきねむら」もオープンした』

『アニェーゼのやつは相変わらず修道女のくせにすっかりその店の常連客らしい』

『お前みたいのがいるから瞬間着替え技術が普及するンだ』

『せいりンはそンな垣根に着いて行ってる。マネージャー?って感じか』

『試作品のモデルは変わらず続けてるらしいがなンで本業にしないのか、と聞くと』

『「帝督の前だけのモデルだから」なンてのろけられた』

「……いや、いつもカッキーブランド着てンじゃンか、と言わなかった俺を褒めてほしい』



『オリアナは必要悪の教会から出て孤児院を始めた』

『エプロン姿を見て噴出しちまったが、なンかあれが一番あいつらしいのかもとも思う』

『俺のお陰だなンだと色々しつこいからあまり顔は出さず、年に10回くれェの訪問と寄付の時だけ思い出すことにしてる』

『いや俺の名前使われてるせいでガキどもがうるせェンだよマジで』



カキカキ

828: 2011/09/01(木) 23:28:14.26 ID:uJzuM7180
『花畑とさてンは、高校は違うが同じ寮の同じ部屋に住ンでいる』

『まァ大体風紀委員の詰め所にいっから放課後になれば関係ないだとか』

『なンか最近こいつらの片方と話をしてると、同棲してるのは恋人かなンかなのかと言いたくなる』

『……違わないですよとかやめて。そンな満面の笑みやめて』


『料理処連中は相変わらず。客入りも味も落ちずに上々だ』

『どうやら鈍感病は当麻からめぐりめぐってフィアンマの奴にうつっちまってたらしい』

『すっかり大人っぽくなったとかおりも言ってるンダの猛アプローチも、あの寿司バカは気づかないンだと』

『フレとあの緑は早かったのになァ……ってかフレはなンだ切れ顔フェチなのか怖いぞあいつの切れた顔』

『……それよりもっと怖ェ麦野の切れ顔でフィアンマがフィア/ンマならないことを祈っとこう』




カキカキ












829: 2011/09/01(木) 23:37:04.50 ID:uJzuM7180
『ヴェントは鹿児島に移った』

『なァンだったか、あっちのがいい魚が獲れるだかどうとか』

『ンじゃァこないだの「いおワールド物語2」で、イルカプールの前でちびっ子に混じって』

『件の調教師に手を振ってたのはどこの誰なンですかねェ?』

『本当の意味のばっちりフルメイクでよォ』

『いい話期待してますよォ』



『……いい話と言えば、メガネ寮監がついに嫁入りした』

『……ってか、婿を獲った』

『……まァ俺は、あの偽海原の顔でしかそいつを知らねェけど』

『ダチがすまン、でもそいつも一途で良い奴だぞ、と言うと「それはこの数年間一緒にいた僕がよく分かってますよ」と言われた』

『……なンだろう、目からポカリが出てきた。お前あいつとは比べ物にならねェわ比べンのも失礼だわ』





カキカキ








832: 2011/09/01(木) 23:52:22.84 ID:uJzuM7180
『布束はとある研究所に勤めだした』

『なンか目元をふにゃっとしてから、「exceedinglyたくさんの男性に言い寄られて困っているフフフ」とかぬかしていた』

『本当に困っている風なので、とりあえずその研究所の男性職員にはふにゃっとする前の写真を郵送しておいた』

『カエル医者と話し合ったのだ、あいつには本当のあいつを受け入れてくれる男が相応しいと』

『後日、寿命中断<クリティカル>!!!!と大量に書かれたメールが送られてきた』

『何故ばれt……いや、何故だ。俺はお前のためを思ったのに』

『あとかおりに本気でしかられた。そっちはきつかったな』



『オルソラは例の漬物屋にいる』

『一度本国に帰ったところウメ女がお土産のオルソラさンの梅干しに卒倒し、以後、学園都市に移住を許された』

『少し前に、漬物の唄とやらでCDデビューしやがった』

『あンま天狗になンなよ、と言っておこうと思ったが歌が本物すぎて何も言えず』

『その後本格的に音楽活動もしてる。でもあくまで本業は修道女であり漬物屋なンだと』

『訳分からン奴だ、とりあえずCDは毎回初日にちょっと他所には話せない枚数買っている』




カキカキ








835: 2011/09/02(金) 00:05:22.78 ID:dy4Fedxz0
『妹達の連中は各々で楽しくやってる』

『五年経ったが、未だに旅行に行く度現地ミサカになにか奢らされる』

『まァそのくらいなンてことはないンだが、別に俺派じゃねェのも結構いたンじゃねェの?いやいいンだけどさ』

『変態は変わらず変態だ。絶対無敵だ相変わらず。そンなあいつは写真を代表に芸術家として成功している』

『確かに感性は独特だったでしょうね独特すぎてドン引きだわちくしょう』

『かごミサには毎年家族旅行で世話になってる』

『「新婚旅行もあの竜馬の新婚旅行と同じ鹿児島は霧島を選んでくださいね!とミサカはあなた方の挙式を心待ちにしちょります!!」と毎年言われる』

『……俺だってそうだ』

『……そうだったンだ』

『…………だけど』



カキカキカキカキ












837: 2011/09/02(金) 00:11:00.92 ID:dy4Fedxz0
芳川「それって赤裸々日記の何冊目?」


一方通行「100超えてからは覚えてねェ」カキカキカキ


番外個体「落ち着きたいのは分かるけどさぁ、アクセラレータ」ハァ


打ち止め「挙式前に久々に会う人ともたくさんあったから、今の事を振り返るのもわかるけど、ってミサカはミサカはアクセラレータの心境を推測してみる」


黄泉川「まぁ確かに取り乱してたさっきまでよりはましじゃん……けど」


真・木原「確かに予定日間近になっちまったが余裕だったはずなのに教会の敷地に来てから急に産気づいたかおりを心配するからってよぉ、クソガキ」

百合子「あっくン!!!病院の廊下に寝転がって日記書くのはめっっ!!!百合子ぶっ飛ばすべき!?!?」


一方通行「うるせェェェェェェえええええええ!!この一大事にこうでもしてねェと落ち着かねェェンだよォォォォォおおおおおおお!!!!」ウガァァァァァァァァァ!!!!!!



カキカキカキカキ








839: 2011/09/02(金) 00:34:36.32 ID:dy4Fedxz0
芳川「せっかく打ち止めも百合子も学校休んだのに、かおりちゃんの花嫁姿が見れなくて残念だったわね」

真・木原「ちなみに百合子が常盤台に入ったのは二年前からだからまだ中二だ。華も恥らう中学生だマジ天使百合子マジ天使」ワッシワッシ

百合子「お、お父さンやめてェ!も、もォいつまでも百合子を子供扱いしちゃめェなのォ!大人扱いするべき!!!」プンプン ニコニコ 

芳川「お父さん大好きなのに子供扱いばっかりで最近素直に甘えられないそうよ」ヒソヒソ

真・木原「知ってる、知った上で楽しんでるいやーーーー百合子は可愛いなぁぁぁぁあああああ」ナデコナデコ

百合子「もォォォおおお!!もォォォォおおお!!!」プンプン ニコニコ  ハッ  プンプン

一方通行「お前ら何説明的な会話を繰り広げてンだよ……『番外個体も教職をとって本格的に警備員を』」カキカキ

番外個体「まだ書いてるし。おチビは今年から常盤台じゃんね」

打ち止め「ミサカも乙女っぽくなったのよん♪ってミサカはミサカはあの頃のおねぇさまのボディとは比べるまでもないミサカのハイスペックさを見せ付けてみたかったり」クルン

黄泉川「家族の前だと話し方は昔のままじゃんね。まーうちはみんな変わらずって感じじゃんねー」

一方通行「クソニートも相変わらずお家にいますしねェどっから収入きてンのか知らねェけど」カキカキ

芳川「ちょっとね……まぁあなたたちは学園都市にいるから外のみで売られてる書籍には興味ないでしょ」ズズズ

一方通行「なンのことだか……」カキカキ

芳川「……知ってるんでしょうけど、あなただけは」クスッ

一方通行「……さァァァな」カキカキカキ









842: 2011/09/02(金) 00:51:24.13 ID:dy4Fedxz0
―あたたかい



――なんだか懐かしい声もする



―――ずっと眠ってたような気がするし、ついさっき意識が途絶えてたような気もする



――――いいえ、そういえばさっき。明るくなって、なんだかわけがわからなくて意識せずに泣いちゃった



―――――なんなのかしら




――――――ここは、どこ―――――?



パチッ



「目ェ開いた!!目ェ開いたよ!!」

「かぁぁぁぁわいいいいいい!!!ってm」

「はぁぁぁわぁぁぁぁ、やっばいね赤ん坊ってこんななんだ!!」

「あんまり大きな声出すんじゃないじゃん!」

「ほれバカ息子、抱いてやれ」

「安心して、誰もコーヒー持ってないから」


―――?


「そりゃこンなとこでヤカンなンざ持ってたらはっ倒してるわバカか」


――――あ、


「頑張ったなかおり、ありがとな、ありがとな」

「えぇ……もう。あなたが取り乱しすぎてて分娩室に入れないと聞いた時は困りました」クスクス


――――あ、あぁ、あぁ


「それを言うな……どォれ」


ヒョコッ


「……よォ、七奈。俺の愛娘」


――あ、っく―――――――










843: 2011/09/02(金) 00:57:25.31 ID:dy4Fedxz0
――ど、して


「っはは、俺の顔みた赤ん坊ってェのは大概泣き出すンだがなァ?さすが俺の娘だぜおいお前ら。しっかり俺のこと見てンぞ」


ヒョイッ


―――私、こんな


「ちっせェ……っはは、かおり、見ろ。こンなちっせェ」

「あなた……あっくん、泣いてると七奈にかかりますよ」

「っは、こりゃポカリだから平気なンだよ……ほら、抱いてみろ」

「ふふ、はい。……こんにちわ、七奈。私の宝物」


――か、お――あぁ、あぁ――――











846: 2011/09/02(金) 01:09:17.81 ID:dy4Fedxz0
――そう、そうなの?

―――夢じゃないのね?

――――この暖かさは、本当なのね?

―――――私は、二人の――――――


「ほんっとにおとなしいじゃん。あんたたち二人をジーッと見ちゃって」

「私達は帰りましょう。家族三人でゆっくりしなさい」

「そうだな、かおりが元気だって分かったんだ、あとは水入らずってな……ほーれ、お父さんと手ぇ繋いで帰ろう」

「えェ?まだ見てた……うン」

「また来るからね!バイバイー七奈!ってm」

「声大きいからおチビ。じゃ、式場のことはあの人が色々してくれたから後で連絡しなよ」


「おォ、あンがとな」

「ありがとうみんな……また来てくださいね」


ガラガラ  ピシャッ




「よォし、かおり。手ェつなげ」

「はい、あなた」


――?







「(よォォォォォ、改めましてェ)」



―――!?!?!?












847: 2011/09/02(金) 01:22:31.95 ID:dy4Fedxz0
「(聞こえてンだろがァ?その未発達な耳じゃ聞き取り辛いのも、直接心に送ればよォ)」

「(わ、すごいですねこれ。あっくん万能です)」

―あ、なた達。気づいて

「(お、聞こえた聞こえた。ったりめェだろ、俺達はあの日のあいつの言葉を忘れてねェ)」

「(あなたがいつか帰ってくる、それならばその理由はって、私達は考えてたんです)」

――理由、わたしも、知りたい。どうして私――

「(お前は魂の維持にかおりの力……なンだっけ?テレOマ?を食ってたな)」

「(その言い方はちょっと……吸収とかにしときましょう)」

―――そう、だった。ように思う――

「(そんでなァ?逆にかおりもお前から何かしらの力が流れてるってェ分かってたンだよ俺は。なンせかおりの全部を手に入れた男だもンでなァ)」

「(教皇の術式等、あなたが私に施す時に、私の中にあなたの力が残っていたんです)」

――そんなこと。でも、それだけじゃ

「(もちろんそれだけじゃねぇ。あの場で浄化されたお前は、あの特殊な空間に残ってた)」

「(それを踏んでいたのか、あの子は解除した振りをしてくれていましたが)」

――そう、それで――出産間近な、あなたに――

「(いや、今日はあの空間に漂う居候sの力に反応しただけだ)」

「(あなたを身ごもる前から、あなたを内側に取り込むように時間をかけていました……だから元いた子をあなたがおしやった、なんてことはありませんよ?)」

――なんだか、嘘みたい。そんな、都合よく

「(あァ?夢みたいってかァ?)」

「(あなたも聞いていたじゃないですか、あっくんとなら、夢だって超越できる。そうでしょう?)」

――うん――うん―――――!!!







848: 2011/09/02(金) 01:37:06.79 ID:dy4Fedxz0
「(今はどうやら前のことも結構覚えてるな?)」

「(ですが……きっと、徐々に薄れてくると思います)」

――そう、なのかも。術式のこととか、色々あやふや

「(多分薄ぼんやりとした記憶でしか残らねェだろうな、最終的には)」

――でも

「(はい、分かってますよ……あなたが、あなたでいることには変わりません)」

「(そォだ。だからこそ、俺達はお前を救うために励ン……ゴホン。頑張ったンだからな)」

――「随分、仲良くなったみたい――

「(それはもう、爆発しろが日常会話に挟まれるほどに)」

「(そォだ、お前を迎えるまでにもっとって、約束したからな)」

――「私、きっと覚えてる。どれだけ経っても、あなたたち二人とのこと。魔術なんて捨てるから、あなたたちのことは、絶対」

「(っはは、言いやがる。……遅かったな、いや?遅くなったって言うべきかァ?)」

「(待ってましたよ、ずっと。信じてました、ずっと、ずっと。七奈、私達の宝物。そして)」





神裂「おかえりなさい、ななちゃん」ニコッ

一方通行「おかえり、ななちゃン」



ななちゃん「(ただいま、あっくん!かおり!!!……がしゃがしゃ!!!)」


















おわり
















849: 2011/09/02(金) 01:41:17.18 ID:dy4Fedxz0






芳川「……いいえ、結びは、こうかしら」


カタカタカタッ



芳川「……うん。これでいいわ」





芳川「さって、と。明日は幼児用のマグカップとか危険の少ないヤカンを探しに出かけるから、そろそろ寝ましょうか」


カチッ



芳川「……ふふふ。これからも、楽しませてね。一方通行、かおりちゃん、七奈」










芳川「いたって真面目に、応援してるから。ずっと」













とあるいつかのどこかの未来へつづく















850: 2011/09/02(金) 01:57:36.97 ID:dy4Fedxz0
そんなこんなでおまけも含めたこの物語の全てはこれで終いです

一方通行とねーちんと七奈はこれからもずっとずっと幸せに暮らすでしょう
世界は彼らを放っておきません。もちろん一方通行のおせっかいすぎる友人達も
ハートフルにドタバタと、時にカオスでコメディに、そんな日常を送っていくのでしょう
その模様は、ご想像にお任せします
どんな未来であれ、めっちゃ幸せなことに変わりはないでしょうから
最後の最後に一方通行が手に入れたのは、ハッピーエンド
幸せな未来を約束する、そんな物語を手に入れることが出来ました
>>1に出来るのはここで見送ることだけなのです


最後の最後まで見守っていだただいてありがとうございました

数々のレス、安価へのご参加、読んでいただけたそのことが励みになりました

そしてコーヒー。まさかここまでマストアイテムになろうとは……

どんなものが重要になるか分からないものです本当に

次回作、というのはまだ何も決まっていません

本当はここでかっこよく次のはこうこうで~っと宣伝したかったのですが……

ですが、きっとまた、割とすぐ書き出すのかもしれません

見つけられましたら、そっと、ま、まぁ、激しくてもいいですが、コーヒーでもいただければ幸いです


それではそろそろこのへんで

夜分にも関わらずカーテンコールにお付き合いいただきありがとうございました

ここまでは、星空除く鹿児島の片田舎から、淹れたてコーヒーとともにお送りしました


いつかまた、どこかで


どうぞよしなに

















引用: 一方通行「ふざけてンのかァ!芳川ァァ!!」 芳川「いたってまじめよ、一方通行」