1: 2016/10/05(水) 22:24:54.97 ID:JeiZYNKW0.net

穂乃果「いやいや、戻らないも何もそんなしゃべり方したことないでしょっ!?」

にこ「それがのう、先ほどこの衣装を着たときに…」

花陽「あっ、十五夜の時の衣装だねっ!」

にこ「うむ、せっかくことりが用意してくれたのに1度だけとはもったいないと思うてのぅ」

ことり「にこちゃん!」パァァッ

にこ「その流れでの?ちょ~~~とだけ…かぐや姫のようなしゃべりかたを真似てみたのじゃが…」

穂乃果「それがきっかけでこうなっちゃったってこと?」

にこ「うむ、だから妾も困っているのじゃ…」

6: 2016/10/05(水) 22:30:14.29 ID:JeiZYNKW0.net
にこ「だから皆に助けてもらいたいのじゃが…」

穂乃果「うん!まかせてよっ!!にこちゃんが困ってるなら全力で助けてあげるよっ!」

花陽「私じゃ…助けになれるかわからないけど、にこちゃんのためにがんばるよっ!」

ことり「うん、ことりも全力で頑張るよ♪」

にこ「うむ、かたじけないのう…」

にこ「みなのもの…よろしく頼むぞ?」

ほのことぱな「「「うん!!!」」」

8: 2016/10/05(水) 22:34:04.21 ID:JeiZYNKW0.net
にこ「しかし…」チラッ

ことり「ん?」

穂乃果「なになに?」

花陽「どうしたの?にこちゃん?」
 
  
にこ「よりにもよって…ぷらんたんしかおらぬとは…ちと頼りないのう…」
 
  
   
ぷらんたん「「「にこちゃんがヒドイっ!?」」」ガーン

10: 2016/10/05(水) 22:40:24.89 ID:JeiZYNKW0.net
にこ「ああ、気分を害したのならすまぬ…」

にこ「こういう不可思議な出来事は希のやつめが頼りになると思うてのう…」

ことり「あ、そういう意味だったの?」

にこ「そうじゃ、しかし…希は絵里と師に呼ばれた都合で来れないようであるし…」

にこ「次に頼りになりそうなのは医学などに詳しい真姫じゃが…」チラッ

花陽「ふぇっ!?え、えっと…真姫ちゃんは凛ちゃんと日直で遅くなるって…」

にこ「であろう?そして…かのような和風で不可思議な事じゃから海未も何かしら頼れると期待しておったのじゃが…」チラッ

穂乃果「あ~海未ちゃんは弓道部の方の都合で今日はちょっと…」

にこ「うむ、今皆がいないということはそういうことであろうと予想はしていたのじゃ…」

ぷらんたん「「「………」」」シュン

11: 2016/10/05(水) 22:47:04.26 ID:JeiZYNKW0.net
にこ「しかしっ!」

ぷらんたん「「「???」」」

にこ「同じ時期にお揃いの衣装を着た穂乃果」

穂乃果「っ!」

にこ「妾たちよりも先に同様な衣装を着たことがある花陽」

花陽「っ!」

にこ「それにこの衣装を提供してくれたことり」

ことり「っ!」

にこ「冷静に考えれば、これだけ接点がある者たちではないか」

にこ「少々とはいえ頼りないと言ってしまい…申し訳なかったのじゃ…」
 
  
にこ「お主たちが妾を元に戻すために力を貸してくれるのを期待しているぞよ?」フフッ
  
 
ほのことぱな「「「うんっ!!!」」」

12: 2016/10/05(水) 22:48:41.52 ID:JeiZYNKW0.net
ということで、Printempsメンバーがにこの口調を元に戻すために頑張るお話
一応プロットは最後まで考えてはいるけど、
このままだと1人当たり1~2パターンくらいしかネタを考えていないので、

Printempsメンバーがにこの口調を元に戻すための行動のネタを募集させてもらいます

出していただいたネタの中から書けそうなものを書かせてもらいます

ネタが集まらなかったり、書き溜めが追い付かなくて即氏した時は、最後まで書き溜めてから後日投下しなおします

22: 2016/10/05(水) 23:37:06.57 ID:JeiZYNKW0.net
ネタ提供してくれてる人に感謝!
長編になりそうなネタは無理そうだけど…ちょくちょく取り入れさせてもらいますね

少し書き溜めれたので続き投下

23: 2016/10/05(水) 23:38:59.82 ID:JeiZYNKW0.net
にこ「ということで…皆の意見を聞きたいのじゃが…」

ことり「は~い♪」

にこ「おお、それではことり!」

ことり「うん♪えっと…意見を出す前にとりあえず確認しておきたいんだけど~」

にこ「うむ、遠慮なく申すがよい」

ことり「にこちゃんはどんな戻る方法を試したみたの?」

にこ「む、そうじゃな…まずはその情報を教えておいた方がよいな」

にこ「いい着眼点じゃぞ、ことり!」

ことり「えへへ…///」

にこ「それでは説明するから…穂乃果と花陽もこころしてきくのじゃぞ?」

ほのぱな「「う、うん!」」

24: 2016/10/05(水) 23:41:50.64 ID:JeiZYNKW0.net
にこ「まずはこの衣装が原因だと思うから脱ごうと思ったのじゃが…」

花陽「あ、それはいい案だね!」

にこ「うむ、妾もそう思ったのじゃがのう…」

にこ「なぜか全然脱げないのじゃ…」

穂乃果「へっ!?ちょっと重いだけの衣装でしょ?さすがに脱げないなんてことは…」グイグイッ

にこ「こらっ!やめぬか穂乃果っ!!無理に引っ張ると衣装と一緒に妾も引っ張られて痛むのじゃっ!!」

穂乃果「わわっ!?ごめんね!にこちゃんっ!?」パッ

にこ「ふぅ…ちぎれると思ったわ…」

穂乃果「ごめんなさい…」シュン

にこ「落ち込むでない、穂乃果」

にこ「少々強引だったとはいえ…穂乃果なりに妾のことを考えてくれたじゃろう?」

にこ「であれば…感謝こそすれど、怒る必要などないのじゃ…」

穂乃果「にこちゃんっ!」パァァッ

にこ「だからまだまだ頼むぞ?穂乃果」

穂乃果「うん!」

25: 2016/10/05(水) 23:44:14.33 ID:JeiZYNKW0.net
ことり「にこちゃ~ん、ちょっといい?」

にこ「む、なんじゃ?ことり?」

ことり「すごく言いづらいんだけど…」

にこ「かまわんぞ?気づいたことがあればどんどん言うておくれ?」

ことり「うん…それじゃあ、言うね?」

にこ「うむ」
 
  
ことり「にこちゃんのそのしゃべりかた…古典の文法的にところどころおかしい感じがするんだけど…」
 
  
ほのぱな「「っ!?っ!?」」
 
  
   
にこ「むっ…そこに気づくとはのう…」

27: 2016/10/05(水) 23:46:15.59 ID:JeiZYNKW0.net
にこ「実は皆が来る前にいろいろ声を出して試してみてたのじゃが…」

花陽「ど、どうだったのっ!?」

にこ「うむ、この口調なのじゃが…」

にこ「どうやら何者かが勝手に変換してるとかそういうのではなく…」

にこ「妾が考えるかぐや姫のイメージの口調で変換されるみたいなのじゃ…」

穂乃果「ん~…そうなると…」

にこ「む、どうした穂乃果?」
 
  
穂乃果「うん…それならかぐや姫の亡霊が乗り移ったとかそういうことじゃなかったんだなぁ~って思って」
  
 
花陽「ピャァァァァァッッ!?」

ことり「ほ、穂乃果ちゃんっ!?かかかか、かぐや姫の亡霊ってっ!?」

穂乃果「いやさ?マンガとかだとそういう展開があるじゃん?そういう現象じゃないのかなぁ~って思ったんだけど…」

にこ「そのような別の人物の意識などは感じないから安心せよ」

ことぱな「「ほっ…」」

29: 2016/10/05(水) 23:50:34.53 ID:JeiZYNKW0.net
穂乃果「いやぁ~でもそのしゃべりかたで助かったよ~」

ことり「ん?どうして?」

穂乃果「だって…古典の教科書みたいなしゃべり方だと…古語辞典とか持ってこないと…普通に会話できるか不安だったよ…」

花陽「あ…穂乃果ちゃんの意見もわかるかも…」

花陽「本格的に教科書みたいなしゃべり方だと…だいたいの意味はなんとなく通じても、難しい言い回しとかされちゃうと困っちゃいそうだよね…」

にこ「うむ、妾もあまりに本格的だと自分でしゃべってて混乱してしまいそうだからのう」

にこ「その点は助かったのじゃ!」

穂乃果「だよねっ!」

ことり「あはは…」

32: 2016/10/06(木) 00:42:32.17 ID:yF6AI6+80.net
にこ「あとは横文字が苦手みたいじゃのう」

穂乃果「横文字?」

にこ「うむ、英語やかたかなのもの全般じゃな」

ことり「あ、そういえばPritempsの発音しづらそうだったねっ!」

にこ「そうなのじゃ…妾の可能な範囲で日本語に変換されるらしく、それでも無理な場合は頑張って発音する様なのじゃ…」

花陽「じゃ、じゃあアイドルはっ!?」

にこ「…歌手じゃな」

花陽「むぅ~…だいたいの意味はそれであってるかもしれないけど、納得いきませんっ!!」クワッ

にこ「妾もそう思うのじゃが…頭の中ではそう言ってるつもりなのじゃ!」

にこ「でもいざ口にすると、歌手っ………になってしまうのじゃっ!!」

花陽「ご、ごめんね…にこちゃん…」シュン

にこ「こちらこそすまぬ…つい勢いよく発言してしまったのじゃ…」

にこ「このような状態になると近代の日本語はとても便利なのじゃなとしみじみ思うのじゃ…」

花陽「うん…そうだね…」

33: 2016/10/06(木) 00:44:29.16 ID:yF6AI6+80.net
にこ「うむ、しかし落ち込んでばかりもいられぬ!さあ、他に質問はないかのっ!?」

ことり「じゃあ、スイーツはっ!?」

にこ「まだそれを続けるんじゃな………洋菓子じゃな」

穂乃果「パンはっ!?」

にこ「…ぱんじゃな」

穂乃果「おおっ!?パンはパンなんだねっ!」

にこ「むしろぱんの日本語を知らないのじゃ…」

穂乃果「はっ!?そういわれればっ!?」

ことり「う~ん…パンはパンだと思うなぁ~」

花陽「パンもいいかもしれないけど、やっぱり私はご飯が一番ですっ!!」フンスッ

にこ「ほほっ、花陽はいつも通りじゃの」

35: 2016/10/06(木) 00:48:29.29 ID:yF6AI6+80.net
にこ「まあ試したと言うても精々これくらいじゃのう」

にこ「すぐに思いついた案がこれくらいしかのうて…次にどうするかを悩んでた時にお主らが部室に来たというわけじゃ」

ことり「それじゃあ、それを踏まえて対策を考えてみないとダメなんだね?」

花陽「にこちゃんを戻す方法…にこちゃんを戻す方法…」

穂乃果「むぅ~…なかなか思いつかない…」

にこ「焦らずともよいぞ?」

にこ「三人寄れば文殊の知恵…せっかくお主ら皆で妾を助けようと考えてくれているのじゃ」

にこ「妾も引き続き考えるが…なかなか案が思い浮かばない時は皆で相談しつつ進めていくぞよ」

ほのことぱな「「「うんっ!!!」」」

50: 2016/10/07(金) 00:15:36.56 ID:gTknqn100.net
花陽「ねえ、にこちゃん」

にこ「む、どうしたのじゃ?花陽」

花陽「にっこにっこにーはもう試してみたの?」

にこ「おおっ!?盲点じゃった…」

ことり「えぇっ?まだ試してなかったのっ!?」

にこ「うむ…すっかり失念しておったのじゃ…」

穂乃果「あんなににこちゃんにピッタリなセリフなんだもん!治る可能性もあるんじゃないかなっ!?」

にこ「うむ、試してみるかのう…」

ほのことぱな「「「………」」」コクコク

51: 2016/10/07(金) 00:17:53.72 ID:gTknqn100.net
にこ「よし…ではいくぞよ?」
 
  
ほのことぱな「「「………」」」ゴクリ
 
  
   
    
にこ「わっらわっらわー♪」
    
   
  
 
ほのことぱな「「「えっ!?」」」
 
  
   
にこ「………」
 
  
   
穂乃果「に、にこちゃん?」
 
  
   
    
     
にこ「なんて変換してくれるのじゃっ!!」クワッ
 
  
ほのことぱな「「「っ!?っ!?っ!?」」」ビクゥッ

52: 2016/10/07(金) 00:38:01.81 ID:gTknqn100.net
にこ「うぅ…妾の…妾の代名詞ともいえる台詞が…」

ことり「にこちゃんの名前の部分が妾に変換されちゃったんだねぇ…」

花陽「に、にこちゃん!くじけないでっ!!」
 
  
穂乃果「そうだよっ!今度は私達がにっこにっこにーをやってリードするからっ!それに続いてやってみてっ!!」
 
  
   
ことぱな「「えぇっ!?」」
 
  
にこ「穂乃果………」

53: 2016/10/07(金) 00:42:03.63 ID:gTknqn100.net
花陽「穂乃果ちゃんっ!それは名案だねっ!」

穂乃果「だよねっ!!」

ことり「う、う~~~ん…名案かなぁ…」

穂乃果「じゃあ、まずは穂乃果が一番目にやるから…」

花陽「私が二番目にやるねっ!」

穂乃果「うん、よろしくね!花陽ちゃん!」

花陽「まかせてくださいっ!」フンスッ

穂乃果「三番目はことりちゃんっ!にこちゃんはそれに続いてねっ!」

ことり「ふぇぇっ!?わ、わかったよぅ」

にこ「うむ…承知したのじゃ…」

54: 2016/10/07(金) 00:44:08.48 ID:gTknqn100.net
穂乃果「それじゃあ…行くよ?」

花陽「はいっ!」

ことり「う、うん…///」

にこ「うむ」
 
  
穂乃果「にっこにっこにー♪」

花陽「にっこにっこにー♪」

ことり「に、にっこにっこに~♪///」

にこ「わっらわっらわー♪」
 
  
にこ「む…だめじゃな…」

55: 2016/10/07(金) 00:47:31.41 ID:gTknqn100.net
穂乃果「ことりちゃんっ!」

ことり「ぴぃぃぃぃっ!?ど、どうしたの?穂乃果ちゃん?」

穂乃果「照れたらダメだよっ!」

花陽「そうだよっ!にこちゃんにしてもらった屋上の特訓を思い出してっ!」

ことり「穂乃果ちゃん…花陽ちゃん…」
 
  
ことり「うん!ことりもがんばるよっ!」
  
 
穂乃果「うんっ!ことりちゃんならきっとできるよっ!!」

花陽「頑張ろうね!ことりちゃんっ!」

ことり「うん♪」
 
  
にこ「お主たち…」

56: 2016/10/07(金) 00:49:13.98 ID:gTknqn100.net
穂乃果「それじゃあ…もう1回行くよ?」

花陽「はいっ!」

ことり「うん♪」

にこ「うむ、よろしく頼むぞ」
 
  
穂乃果「にっこにっこにー♪」

花陽「にっこにっこにー♪」

ことり「にっこにっこにー♪」

にこ「わっらわっらわー♪」

穂乃果「ほっのほっのほー♪」

花陽「ぱっなぱっなぱー♪」

ことり「こっとこっとりー♪」

にこ「わっらわっらわー♪」
 
  
ほのことぱな「「「………」」」
  
 
にこ「むぅ…だめなようじゃな…」

ほのことぱな「「「………」」」シュン

60: 2016/10/08(土) 01:14:24.42 ID:zp1NBPd60.net
花陽「そ、それじゃあっ!にっこにっこにー以外のにこちゃんの口癖とかはどうかなっ!?」

にこ「ほほう…さっそく試してみようかの」

にこ「とは言うても…妾自身の口癖といわれても妾自身ではなかなか気づかぬもの…」

にこ「花陽、試しに妾の口癖とやらを言ってくれんかの?」

花陽「うん!まかせてっ!」

花陽「それじゃあ、私に続いてね?」

にこ「うむ、ことりも穂乃果も妾の口癖について知っていることがあれば遠慮なく頼むぞ?」

ことほの「「うん!!」」

61: 2016/10/08(土) 01:15:34.41 ID:zp1NBPd60.net
花陽「じゃあいくよっ!」

にこ「うむ」

花陽「はぁ~仕方ないわねぇ~」

にこ「むぅ…仕方ないのう…」

ことり「ぬわぁんでよっ!」

にこ「なぜじゃ!」

穂乃果「にこは~と~ってもかわいいにこ♪」

にこ「妾はとてもかわいいのじゃ♪」
 
  
ほのことぱな「「「むぅ………」」」

62: 2016/10/08(土) 01:17:07.29 ID:zp1NBPd60.net
花陽「ダレカタスケテー」

にこ「誰でもよい!助けてほしいのじゃっ!」

ことり「ちゅんちゅん♪」

にこ「ちゅんちゅん♪」

穂乃果「う~ん、今日もパンがうまいっ!」

にこ「うむ、今日もぱんが美味なのじゃ!」
 
  
   
にこ「ってっ!どうみても妾の口癖じゃなくて、お主らの口癖になってのじゃっ!?」ガーン
 
  
ほのことぱな「「「っ!?っ!?っ!?」」」

64: 2016/10/08(土) 22:08:26.21 ID:zp1NBPd60.net
ことり「あ、口癖でダメなら、服装とかはどうかなっ!?」

にこ「ほう、いい発想かもしれんのう…しかし…」

穂乃果「しかし?」

にこ「この脱げない十二単じゃと…他の服など着る余裕などないぞよ?」

花陽「あ…そうだね…にこちゃんのカーディガンとか着せたくてもすごく伸びちゃうね…」

にこ「妾のかあでぃがんにそのような無茶をさせるではないぞっ!?」

穂乃果「でも…ものはためしに…」

にこ「ならぬというとるっ!!」

ことり「服はダメでも頭なら比較的余裕があるよね?」

ことり「そこに今までにこちゃんが着てきた衣装の小物をあわせてみるとか…どうかな?」

にこ「ふむ…それなら問題なさそうじゃの」

ことり「じゃあ、その方向で頑張ってみるね♪」

にこ「うむ、よろしく頼むぞ」

65: 2016/10/08(土) 22:11:41.77 ID:zp1NBPd60.net
ことり「じゃあ、まずは座敷童の衣装の時のかんざしっ!」

にこ「…違和感がないというか…ただ装飾品が増えただけじゃのう…」
 
  
花陽「それじゃ、聖歌隊衣装の時の帽子とかはどうかなっ!?」

にこ「うさぎの飾りでいまいちすわりが悪いのじゃ…」
 
  
穂乃果「じゃあ、ひよこと遊んでた時のたれうさみみのフードはっ!?」

にこ「妾のついんてぇるの影響でうまくかぶれぬ…」
 
  
ことり「それならパンダのフードはどうかなっ?!」

にこ「それならなんとかかぶれたのじゃが…」

ことり「っ!?口調に変化とかはっ!?」

にこ「ふむ…」
 
  
ことり「…」ドキドキ
 
  
   
にこ「………特になさそうじゃのう」
   
  
 
ほのことぱな「「「………」」」シュン

66: 2016/10/09(日) 00:51:44.49 ID:9+uQpBj50.net
穂乃果「あ!お姫様の呪いの解き方といえば…」

にこ「むっ!?何か心当たりがあるのかっ!?穂乃果っ!?」

穂乃果「ふぇっ!?え、えっと…心当たりとかいうか…思いついただけなんだけど…」

花陽「思いついたんだったら、それを試してみようよっ!」

穂乃果「で、でも…この方法はちょっとおすすめできないというか…」

ことり「ことりや花陽ちゃんの方法じゃダメだったでしょ?だから穂乃果ちゃんの方法だけが頼りなのっ!」

穂乃果「うぅ…そう言われると…に、にこちゃんはどう?」

にこ「花陽とことりの言うとおりじゃ」

にこ「穂乃果が勧めることができぬと思うていても、新たな方法が思いついたのなら遠慮なく申してみよ」

穂乃果「そ、そこまで言うなら…言うね?」

にこ「うむ」

67: 2016/10/09(日) 00:53:09.77 ID:9+uQpBj50.net
穂乃果「えっと…童話とかマンガとかゲームだとさ…」
 
  
穂乃果「こういう場合は…その…」

穂乃果「王子様のキスでお姫様が目覚めるパターンが多いなぁって思って…」
 
  
   
ことぱな「「ききききき、キスっ!?////」」
 
  
にこ「せ、接吻じゃとっ!?///」
 
  
   
穂乃果「うぅ…///だから言いたくなかったのに…///」

72: 2016/10/09(日) 21:38:28.16 ID:9+uQpBj50.net
花陽「でも…穂乃果ちゃんの意見も一理あると思うけど…」

ことり「う~ん…白雪姫とか眠れる森の美女とかもそういう展開だもんね」

にこ「しかし王子様からの接吻というても…妾にそのような相手はおらぬぞ?」
 
  
穂乃果「え?そこは私達がにこちゃんにキスするんじゃないの?」
 
  
   
    
ことにこぱな「「「えええっ!?////」」」
 
  
花陽「わわわ、私たちがっ!?///」

ことり「にこちゃんとキスっ!?////」
 
  
にこ「~~~~っ!?///~~~~っ!?///」

73: 2016/10/09(日) 21:39:34.13 ID:9+uQpBj50.net
にこ「ま、待つのじゃっ!穂乃果っ!妾は接吻なぞしたことないぞよっ!?」

穂乃果「ほ、穂乃果だってないよぅ///」

花陽「わ、私だってないです…///」

ことり「私もないよぅ…///」

にこ「っ!?」

にこ「そうじゃな…皆もそうじゃよな…」

74: 2016/10/09(日) 21:41:16.52 ID:9+uQpBj50.net
にこ「うむ…妾がもとに戻るために、妾の初めての接吻を失うのはともかく…」

にこ「お主らの初めての接吻を妾が奪ってしまうのは誠に遺憾なのじゃ…」

にこ「それに、確かに童話などの物語ではその方法で戻るかもしれぬが…」

にこ「妾のこの口調が接吻で治るかどうかの保証もないのじゃ…」

にこ「それなのにお主らを辱めたり嫌な思いをさせるのは妾とていやなのじゃ…」
 
  
ほのことぱな「「「っ!?っ!?っ!?」」」
 
  
穂乃果「私はにこちゃんとキスするのはイヤなんかじゃないよっ!全然、大丈夫だよっ!」

花陽「わ、私もだよっ!」

ことり「わ、私もだよ、にこちゃん!」
 
  
にこ「無理をせずともよい…お主らの気持ちだけで充分じゃ…ありがとのう…」

ほのことぱな「「「………」」」

75: 2016/10/09(日) 21:44:52.92 ID:9+uQpBj50.net
穂乃果「でもでも!もしその方法が正解だったらっ!」

にこ「そのような事態じゃったら…そうじゃのう…」

にこ「この口調のままで妾はあいどるの頂点をめざす」

にこ「そして引退した後に伴侶を見つけて接吻をする…それで解決じゃ」

花陽「でもそれじゃあにこちゃんがっ!」

にこ「妾のことは別にいいのじゃ」

にこ「少々妙な口調になだけで、亡くなるわけではないからのう…」

にこ「それよりもお主らやそれ以外のみゅうずの誰かの初めての接吻を妾の勝手な都合で奪う方が耐えられぬ…」

にこ「だからそれでいいのじゃ…」

ことり「よくないよ!それに、その間ずっと十二単を着たままなんだよっ?!」

にこ「ほほっ、それは確かに大変じゃが慣れればなんとかなるじゃろう」

にこ「じゃから、お主らが罪悪感を抱くことはないのじゃ…そのように落ち込むこともない」

にこ「妾を心配してくれてありがとうのう、心から感謝するのじゃ」

ことぱな「「……」」

穂乃果「むぅ…」

76: 2016/10/09(日) 21:58:58.76 ID:9+uQpBj50.net
にこ「落ち込むではない…ほら、もしかしたら希のやつめが別の解決方法を…」

穂乃果「にこちゃんっ!!」ガシッ

にこ「むっ?なんじゃ、穂乃果っ!?どうしたのじゃっ!?」

穂乃果「私はやるって言ったらやるんだからねっ!」グイッ

にこ「な、なにをする気じゃっ?!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃんっ!?」

花陽「ま、まさかっ!?」

穂乃果「…ん」スッ

にこ「へっ!?」
 
  
   
チュッ
   
  
 
にこ「~~~~っ!?///~~~~っ!?///」

ことぱな「「っ!?/////」」

77: 2016/10/09(日) 22:00:26.69 ID:9+uQpBj50.net
ほのにこ「「…」」プハッ

穂乃果「ど、どうかな…///」
 
  
   
にこ「"どうかな"…じゃないわよっ!ぬぁわんてことしてくれたのよっ!!////」
   
  
 
ほのことぱな「「「っ!?っ!?っ!?」」」
 
  
にこ「ちょっと聞いてるの穂乃果っ!?///」
  
 
穂乃果「にこちゃんっ!戻ってるよっ!!」
 
  
にこ「へ?」
 
  
花陽「にこちゃんの口調!」

ことり「もとに戻ってるよっ♪」

にこ「っ!?」

78: 2016/10/09(日) 22:01:07.68 ID:9+uQpBj50.net
にこ「えっ!?えっと…」
 
  
にこ「に、にっこにっこに~♪」
  
 
にこ「戻ってるっ!?戻ってるわっ!?」パァァ
  
 
穂乃果「にこちゃん、よかったよぅっ」モッギューーーー

にこ「ちょっ!?穂乃果っ!?///」

花陽「にこちゃん、元に戻ってくれたんだねっ!」ギュー

ことり「本当に良かったよ~」ギュー

にこ「花陽、ことりっ!?あんた達まで!?」

79: 2016/10/09(日) 22:02:17.65 ID:9+uQpBj50.net
にこ「みんな心配かけたわね…」ポンポン

にこ「それと私のためにありがと…」

穂乃果「にこちゃんのためだもん、当然だよ!」モッギューーー

花陽「うん、にこちゃんが困ってたんだもん、助けて当然だよ!」ニコッ

ことり「うん♪にこちゃん、本当に良かったね♪」ニコッ

穂乃果「本当もどってよかったよ…」モッギューーー

にこ「え、えっと…穂乃果?」

穂乃果「ん?なに?にこちゃん?」モッギューーー

にこ「そ、その…」
 
  
ガチャッ
 
  
   
希「ありゃ?もしかしてもう解決したん?」
 
  
ことにこぱな「「「っ!?」」」

穂乃果「あ、希ちゃん」モギューーー

80: 2016/10/09(日) 22:14:21.83 ID:9+uQpBj50.net
にこ「花陽っ!」

花陽「はいっ!」ガチャッ

にこ「ことりっ!」

ことり「うん!」ガシッ

希「急になんなんっ!?」

希「花陽ちゃんは部室の鍵を閉めちゃうし、ことりちゃんはうちを後ろからおさえこんでくるしっ!?」

希「うち、普通に部室に来ただけなんやけどっ!?」

にこ「しらばっくれてんじゃないわよ…」ジトッ

81: 2016/10/09(日) 22:15:32.46 ID:9+uQpBj50.net
にこ「何でもないなら…さっきの"解決した"とかいう発言はなんなのよ?」ジトーーッ

希「そ、それは…」ダラダラ

にこ「…それは?」キッ

希「はぁ…降参や…」

希「逃げようとはしないし、ちゃんと事情を話すから解放してほしかったりするんやけど…」

ことり「…」チラッ

にこ「………ここは希を信じましょう」

ことり「うん、逃げちゃだめだよ?希ちゃん?」スッ

希「大丈夫やって」

花陽「ちゃんと説明してくれるんだよねっ!?」

希「うん、ちゃんと今から説明するから、話し始めてもええ?」

にこ「ええ…聞かせてもらおうじゃないの…」

希「実はな…」

82: 2016/10/09(日) 22:17:34.63 ID:9+uQpBj50.net


ことほのにこぱな「「「「演劇部の後輩の頼みっ!?」」」」
 
  
希「そうなんよ~生徒会の後輩の子なんやけどね…うちの占いを頼りに相談されたんやけど…」

希「えっとな…その後輩ちゃんが白雪姫の王子役を担当することになったんやけど…」

希「白雪姫役の子がな?その子が片思いの三年生の先輩で…」

希「そんな先輩とのキスシーンがあるって意識したら、うまく演技をできる自身を無くしてしもうたみたいでな…」

希「だからうちが用意してあげたんよ」

にこ「なにをよ?」
 
  
希「このお札を貼った後に演じたキャラを…ある特定条件を満たすまでは演じ続けないといけなくなるお札や!」
 
  
   
ことほのにこぱな「「「「っ!?っ!?っ!?っ!?」」」」

83: 2016/10/09(日) 22:18:51.81 ID:9+uQpBj50.net
ことり「え、えっと…もしかしてその条件って…」

希「せやっ!キスやっ!」ドヤァ

花陽「ど、どうしてそんなお札をにこちゃんにっ!?」

希「うちも初めて使うお札やったからね…」

希「にこっちでちょっと試してみようかと思って…着そうな可能性がある衣装にひっそり貼っておいたんやけど…」

穂乃果「ほぇ~どんな感じのお札なの?」

希「ん、このお札やけど?」スッ

にこ「へぇ~このお札がねぇ…」スッ

84: 2016/10/09(日) 22:20:11.10 ID:9+uQpBj50.net
にこ「で?」

希「ん?」

にこ「"ん?"じゃないわよっ!!このお札のせいでにこはすっごい迷惑だったんですけどっ!?」

にこ「っていうか、そもそもにこで試すんじゃないわよっ!?」クワッ

希「あ、やっぱり効果はちゃんとあったんやねぇ~」

にこ「おっかげさまで…って違うでしょっ!?」

希「へ?」

にこ「………これだけ迷惑かけといて…あやまりもしないわけ?」ジトッ

希「うっ…」

85: 2016/10/09(日) 22:21:35.55 ID:9+uQpBj50.net
希「ごめんな、にこっち…」シュン

にこ「普通にあやまるだけでいいと思ってるの?誠意が足りないと思うんだけど…」ピトッ

希「へっ!?え、えっと…どうすればいいん?」

にこ「そうね…それじゃあ、にこのモノマネをしながらあやまってくれる?」

希「えっ!?逆に誠意がもっと不足せえへん?それ」

にこ「………あんた普段は私のモノマネなんてするようなキャラじゃないでしょ?」

にこ「精々恥ずかしがりながらモノマネするといいわ!」

希「むぅ…にこっちがそれで気が済むなら…」

86: 2016/10/09(日) 22:23:51.17 ID:9+uQpBj50.net
希「ほな…いくよ?」

にこ「あ~…ただのモノマネじゃなくて、希流にアレンジして全力でやってみてね?」

にこ「にこが認められるレベルじゃなかったらやり直しだからね?」

希「へっ!?そんなん、聞いてないんやけどっ!?」

にこ「私だってあんなお札貼られてるなんて聞いてないもの…おあいこでしょ?」ニヤリ

希「うっ…わかった…」

にこ「ん」

希「ほな…」
 
  
   
希「にこちゃん、ごっめ~ん♪のぞが悪かったら~許してほしいのぞ~」
   
  
 
にこ「…」

希「…ど、どう?」

87: 2016/10/09(日) 22:25:47.81 ID:9+uQpBj50.net
にこ「ん~」

希「どうなの?にこ?」

にこ「あ、成功したみたいね♪」

希「…なにがよ?」
 
  
   
にこ「安心しなさい、希…」

にこ「あんたが十二単に貼ったお札…やっぱり効力は本物みたいね♪」
   
  
 
希「………へ?」
 
  
花陽「あ、そういわれれば…希ちゃんのにこちゃんの呼び方が呼び捨てだった気が…」

ことり「あ、本当だね♪」
 
  
希「ぬわぁんでよっ!!」

88: 2016/10/09(日) 22:26:36.11 ID:9+uQpBj50.net
希「ちょっとっ!?シャレにならないんだけどっ!?」

希「ぬぁんてことしてくれたのよ、にこっ!!」

にこ「にこだって1回やられたんだもの…これでおあいこでしょ?」

希「うっ…そ、それは…」

にこ「ふんっ、にこと同じ体験をするといいわっ!」

希「…」

89: 2016/10/09(日) 22:32:21.93 ID:9+uQpBj50.net
希「………こうなったら」

にこ「ぁによ?」
 
  
希「こうなったらにことキスしてすぐに戻ってやるわっ!」
 
  
にこ「なっ!?///何いってんのよっ!?希っ!?正気っ!?」
 
  
希「正気も何もにこのせいでしょっ!?おとなしく唇よこしなさいよっ!!」
 
  
にこ「ちょっ!?希っ!?///」
 
  
   
    
穂乃果「希ちゃん、だめだよっ!にこちゃんは渡さないんだからっ!!」モッギューーーー
 
  
   
のぞにこ「「穂乃果っ!?」」

ことぱな「「穂乃果ちゃんっ!?」」

90: 2016/10/09(日) 22:33:35.73 ID:9+uQpBj50.net
にこ「ちょっ!?穂乃果っ!?」

にこ「あんた、さっきから抱き着いたままでおとなしいと思ったら、なななな、なに言い出すのよっ!?///」

穂乃果「だってぇ~…にこちゃんと穂乃果はキスした仲だもん♪」スリスリ

希「あ、あ~…にこは穂乃果とキスして戻ったのね…」

にこ「………あんた、なんか知ってるわね?」

希「え、ええ…」

91: 2016/10/09(日) 22:34:28.81 ID:9+uQpBj50.net
希「えっと…後輩の子が先輩に片思いしてるって言ったでしょ?」

希「だからね…その子の手助けになると思ってその…」
 
  
   
希「キスした相手からの好感度が上がる効果もあったりして…」アハハ
 
  
   
にこ「なっ!?///」

ことぱな「「っ!?っ!?」」
 
  
   
穂乃果「えへへ…///」

92: 2016/10/09(日) 22:35:47.40 ID:9+uQpBj50.net
にこ「ちょっ!?ぬぁに余計な効果までつけてくれちゃったのよっ!?」

希「いや、その…良かれと思ってやったのよ?」
 
  
にこ「そういう効果があるなら、そういう相手がいる子で試しなさいよっ!?どうしてくれるのよっ!?///」
 
  
   
穂乃果「ほ、穂乃果はその…別に問題ないけどな…///」テレテレ
 
  
   
にこ「うぅ…///」カァッ

ことぱな「「…////」」

93: 2016/10/09(日) 22:37:02.89 ID:9+uQpBj50.net
にこ「花陽、ことりっ!///」

ことぱな「「は、はいっ!!///」」
 
  
にこ「この状態を他のみんなに見られるのもマズい気がするわっ!」

にこ「ちょっと場所を移動するから、穂乃果のカバンを持ってついてきてちょうだい」ダッ

ことり「うん、わかったよ♪」ダッ

花陽「わ、わかったけど、ちょっと待って~」ダッ
  
 
希「えっ!?ちょっ!?」

94: 2016/10/09(日) 22:38:41.48 ID:9+uQpBj50.net
希「待ちなさいよ、にこ!」

希「私の口調はどうすればいいのよ~!」

にこ「そんなの…希は解決方法知ってるんだから…」
 
  
にこ「頼れる同級生の金髪ポニーテールの子か、放っておけない赤髪の後輩か…」

にこ「それか、他のリリホワメンバーにでも頼めばいいでしょっ!?」

にこ「希が好きかもしれないって思うメンバーを選んでキスしとけば解決でしょっ!?」
 
  
   
希「なっ!?///」カァッ
   
  
 
にこ「それじゃあねっ!行くわよ、花陽、ことり!穂乃果はそのまま私がおぶっていくわっ!」

ことぱな「「うんっ!!」」
 
  
   
希「ちょっ!?にこっ!?それが簡単にできないから助けてほしいんだけどっ!?」

希「ちょっとぉっ!?おいてくんじゃないわよぉ~~~!!」

95: 2016/10/09(日) 22:39:47.37 ID:9+uQpBj50.net
その後、希は口調を戻すためにどういう行動をとったのか…
また、にことキスした後の穂乃果を連れ出したにこ、ことり、花陽がどういう結末を迎えたかはまた別の話となる


終われ

96: 2016/10/09(日) 22:43:43.92 ID:9+uQpBj50.net
妾口調のにこのサイドストーリーを見たらSSを書きたくなって、勢いでスレを立てた結果こうなった

97: 2016/10/09(日) 22:46:07.58 ID:VYD793qA0.net
乙ええなー
続きも気になる

引用: にこ「妾のしゃべり方が戻らないのじゃ」穂乃果「えぇっ!?」