絵里「私こそがμ'sのクールで冷静沈」海未「違いますね」

絵里「え？」

海未「μ'sのクールで冷静沈着枠は私です」

絵里「いやいやいや…いやいやいやいや、それはないから」

海未「……」

絵里「……」

海未「生徒会長やってたら急にスクールアイドルをやっていたなんて、明らかに冷静な判断を欠いています」

海未「もちろん、スクールアイドルになる決断をしてくれた絵里には感謝こそしていますが…」

海未「…冷静沈着というとちょっとねぇ～…ｗ」ﾎﾞｿｯ

絵里「」ｲﾗｯ

絵里「海未だってよく穂乃果にぎゃあぎゃあ怒ってるじゃない！」

海未「ほら怒ったｗこれじゃ冷静とは言えませ」希「ちゃうやろ」

海未「え？」

希「クールで冷静沈着なんはウチやろ、どう考えても」

海未「あの、希？」

希「あんたらみたいなグチグチグチグチ言うとるようなアホが冷静沈着なわけあるかいな、えぇ？」

絵里「のっ、希落ち着いて」

希「お前もお前や金髪ぅ」

絵里「ﾋｯ」

希「なんや『はらしょ～♪』て。お前日本国籍やしロシア語もそれとダズビダーニャくらいしか知らんやろ」

絵里「…」

希「…どないやねん！！」ﾊﾞｧﾝ

絵里「っ」ﾋﾞｸｩ

絵里「は、はい…そうです」

希「な、せやろ」

希「ほんでそこのアン」

真姫「は？」ｸﾙｸﾙ

希「赤毛のアンやジョークもわからんのかドアホ。いっつも髪の毛いじっとるくせに、えぇ？」ﾄﾞﾝ!

真姫「っ…」ﾋﾞｸ

希「もうちょっと愛想よぉせぇや。な？周りの人怖がるやろ？」

真姫「…」ｳﾙｳﾙ

希「花陽ちゃんかて最初はえらい怖がっとったらしいやないか」

真姫「…」ｸﾞｽｯ

希「クールで冷静沈着いうんは『愛想が悪い』いう意味ちゃうねんで？ウチみたいな愛想ある」にこ「違うでしょ」

希「あ？」

にこ「ﾋｯ!」ﾋﾞｸ

希「今ウチが喋っとったやろ」

希「人の話さえぎってまでしやなアカン話なんやな？ほら、はよせぇ」

にこ「…いや、後でいいわ」

希「あぁ？！」ﾊﾞｧﾝ

にこ「っ！ 後でっ、…いいです…」

希「ふん」

希「ほんで、さっきからボーーーーーーーーーーっとつったっとるけどもカタブツ」

海未「カタッ…？！」

希「もーちょっと広い心持とや」

海未「…」

希「パンやケーキの一個くらい食わしたれや」

海未「いや、一個じゃ済まない…」

希「一個も百個も腹に入ったら同じやろがぃ！！」ﾄﾞﾝ

海未「えぇ…」

―――

ｺｿｺｿ…

穂乃果「くふふふふｗｗｗｗｗいいぞー希ちゃーんｗｗｗ」

ことり「希ちゃんちょっと怖いよぉ…」

花陽「これでポンコツ組は改めて背筋を伸ばしてさらには優しくなってくれます！」ﾌﾝｽ

凛「ポンコツな計画立てるかよちんも好きにゃ～」

花陽「リリホワのキツいトレーニングだってちょっと優しくなるかもしれないんだよ！」

凛「…」←絶対ないと確信してるけど自信満々のかよちんに否定の言葉をぶつけられない凛ちゃん

希「ガミガミガミガミおかんみたいなこと言うとらんと、もーちょっと優しくてもええんちゃうの」

希「仲間やろ？関西人はみな優しいで？」

海未「いやあなた関西人じゃ…」

希「…」

海未「…すみません…」

希「せや。謝るんは悪いことやない」

希「むしろもっと積極的に自分の非を認めて」

希「ご飯もちゃんと食べさせたらな人は育たんねん…」

希「特に穂乃果ちゃんや花陽ちゃんみたいな育ちざかりな子はな、今グーーーーンと伸ばしたる時期や。もっといっぱいご飯を」

海未「やっぱりその2人ですか」

希「」

――

穂乃果「」

花陽「」

ことり「あはは…」

絵里「何、私たち怒られ損なの？」

真姫「…」ｸﾞｽｯ

希「いやーそれはー…」

希「…」

希「」ﾊﾞｯ

ｶﾞﾁｬｯ　ﾀﾀﾀﾀﾀﾀ…

海未「……凛、そこにいるのでしょう」

海未「リリホワが無敗のトライアスリート集団になりたくなければさっさと捕まえてきなさい」

――

凛「」ﾀﾞｯ

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…

海未「穂乃果と花陽はしばらくうちに泊まり込みで食事制限です。親御さんには私から説明しますからご心配なく」

――

穂乃果「」

花陽「」



海未「ことりは3人のストッパーにならなかった罪でストリッパーの刑です。講堂で服を脱いで待っていてください」

海未「言っときますけど生板本番ですからね」

――

ことり「…♥」ｷｭﾝｷｭﾝ

海未「はぁ…」ﾔﾚﾔﾚ

絵里「…で、クールで冷静沈着は結局誰なの？」

にこ「それはやっぱりにこ…」

真姫「わたしっ…だもん……」ｸﾞｼｭｸﾞｼｭ

絵里（かわいい）

海未（かわいい）

にこ（まきちゃん）



まきちゃん

おわりんちゃん

おつりん