1: 2016/10/13(木) 21:37:47.37 ID:qdJgNvBW.net
善子「誰かに見つかるかもしれないというスリル!」

善子「全身を包み込むひんやりとした空気!」

善子「そして毎日歩いてる道のど真ん中を全裸で闊歩しているという背徳感!」

善子「これこそが全裸深夜徘徊の醍醐味なのよ!」

善子「去年思いついて以来、クセになっちゃってなかなかやめられないけど…」

善子「まぁこんな田舎じゃ人に見つかることなんて相当なヘマしない限りありえないし、問題ないよね」


善子「今日はどこに行こうかしら…」

7: 2016/10/13(木) 21:41:21.42 ID:qdJgNvBW.net
ワオーン…

善子「ん…どこかで犬が鳴いてる…」

善子「犬は自由ね…まるで今の私みたい」

善子「…そうだ!」」

善子「ふふふ、今日は公園で犬のポーズしておしOこしてみましょう」

善子「首輪なんかがあればもっと良かったんだけど、それは今度にすることにして」

善子「犬みたいにおしOこしてるヨハネ…」

善子「あ~、想像するだけで胸が高鳴る…♡」

10: 2016/10/13(木) 21:46:01.91 ID:qdJgNvBW.net
善子「アスファルト全裸でスキップ…やっぱりこれよね」ピョンピョン

善子「足の裏がひやっとして気持ちいい…」

善子「こんな快感をみんな知らないなんて本当に勿体無いわ」

善子「こんどズラ丸とルビィに教え…」

善子「いや、ダメよ 最悪通報される」

善子「当分は1人で楽しむことにしましょう…」

12: 2016/10/13(木) 21:48:35.14 ID:qdJgNvBW.net
善子「いつもの公園についたわ」

善子「ふふふ、この公園は全部の電灯が一晩中ついてるから全裸深夜ハイカーにとっては最高のスリルスポットなのよね」

善子「キョロキョロ、周りを確認 オールグリーン」

善子「ふふふ!堕天使ヨハネ!全裸で降☆臨!」ドジャァァァァン


善子「すぅ…」

善子「ここが地上… なかなか静かで良いところですね…」

善子「今は愚かな人間どもは寝静まっているのでしょうか」

善子「では、堕天使による地上マーキング 『HOUNYO』にうつりましょう…」

善子「え~っと、あそこの木の根元にしよっと」

13: 2016/10/13(木) 21:49:11.53 ID:qdJgNvBW.net
善子「よいしょっ…」

善子「四つん這いになって、片脚上げて…」

善子「今の私…完全に犬だわ」

善子「堕天使なのにこんな屈辱的なポーズ…」

善子「あ…ああ…♡ 興奮してきた…♡」

善子「あ、出そう…」

善子「ん…」チョロ…


「でさー、マジあいつウザくってさー」

「ギャハハハハwwwちょーウケる」


善子「!」

17: 2016/10/13(木) 21:51:56.57 ID:qdJgNvBW.net
善子(や、ヤンキー…)ドキドキ

善子(こっちに向かってくるみたい…でも)

善子「んん…///」チョロロロロ

善子(おしOこが止められない…!)


「あそこのベンチで一本吸っていい?」

「ええよ」


善子(ま、まずい…)

善子(このままじゃ見つかっちゃう…)

善子(かくなる上は…!)

21: 2016/10/13(木) 21:56:08.85 ID:qdJgNvBW.net
ガサガサッ


「ん?今なんか走っていかなかった?」

「野良猫かなんかだろ」


善子(垂れ流しダッシュ!!)チョロロロロ シュタタタタ

善子(おしOこが私の走った軌跡を描く…美しい…///)チョロロロロ シュタタタタタタ


〈全裸深夜徘徊の豆知識①〉
全裸深夜徘徊中は服が汚れる心配がないので、おしOこを垂れ流しながら歩いたり走ったりすることが可能。
かなり気持ちいい。
しかも風によってすぐ乾くと言う大自然の乾燥機能付き。
人間としてのの尊厳は氏ぬ。

25: 2016/10/13(木) 21:59:48.56 ID:qdJgNvBW.net
善子「ふふ、今のはちょっと危なかったわね」ドキドキ

善子「でもピンチは全裸深夜徘徊の醍醐味の一つよ!」

善子「…さて、次なる目的地は」

善子「そうね、じゃあ学校に行くことにしましょう」

善子「走って行けばすぐよ」

善子「普段、うら若き乙女たちが勉学や部活動に精を出す神聖な学び舎を全裸で練り歩く…」

善子「最高ね…」

28: 2016/10/13(木) 22:00:21.62 ID:qdJgNvBW.net
善子「ふんふふ~ん♪」

善子「あ、ここ千歌さんちね」

善子「こっちは梨子さんの家」

善子「…梨子さん、今ここで寝てるのかな…」

善子「…」

善子「玄関にお尻擦りつけとこ」スリスリ

善子「私、今 梨子さんのおうちに自分のお尻の匂いをつけてる…」

善子「…なんだかすごくイケナイことをしてる気分だわ」

善子「…梨子さん///」スリスリ

33: 2016/10/13(木) 22:02:05.32 ID:qdJgNvBW.net
善子「梨子さんって好きな人いるのかしら…」プリプリ

善子「…」スリスリ

善子「やっぱり…千歌さん…?」

ズキッ

善子「っ……」

善子「…なんでこんなにもやもやするんだろう」プリプリ

善子「こんな気持ちになるなんて…」スリスリ

善子「…私、やっぱり梨子さんのことが…」プリプリ

善子「もうやめましょう…こんなこと」

善子「さて、学校はどっちだったかな…」

36: 2016/10/13(木) 22:04:33.04 ID:qdJgNvBW.net
善子「…」テクテク

善子「静かね…」

善子「なんだか少し心細い…」


善子「ん、あれは自動販売機」

善子「真っ暗な中でも明るい自販機が立っててくれるのは、なんだか嬉しいかも…」

善子「…ココアでも飲もうかしら」

善子「確か500円玉を入れてきたはず…」

善子「んっ」プリッ

善子「あったあった よいしょっと」ガシャン


〈全裸深夜徘徊の豆知識②〉
全裸深夜徘徊中は鍵や小銭等の小物は手に持っておく必要があるが上級者は口や尻の中、髪の毛に入れておく。

37: 2016/10/13(木) 22:05:41.29 ID:qdJgNvBW.net
~~~

善子「学校についた…」

善子「真っ暗な学校ってやっぱり雰囲気ある…」

善子「…」ゴクリ

ヒュゥゥン

善子「んっ…」ゾクゾクッ

善子「ちょっと冷えてきたわ」

善子「さっそく校舎に入りましょう」

40: 2016/10/13(木) 22:06:35.96 ID:qdJgNvBW.net
善子「確かここの窓が…」

ガララッ

善子「やっぱり開いてた…」

善子「全く不用心ね…まぁ私的にはありがたいんだけど」

善子「ここの鍵が壊れてることを鞠莉さんは知らないのかしら?」

善子「いや、このこと鞠莉さんに教えてもらった気がする…」

善子「まぁいいか、入ろ」

善子「よいしょっと」ストッ

思ったよりも校舎の中は音が響くようで、私が入った時も 足音がこだました。

どこまでも深い闇が広がる廊下を、私は静かに歩き始めた。

41: 2016/10/13(木) 22:07:52.80 ID:qdJgNvBW.net
善子「…」

全裸深夜徘徊を始めて、学校に来るのは初のことだった。

古い田舎町の校舎。
怖くないわけはなかったが、全身が上気するような高揚感と背筋が凍るような緊張感で恐怖など感じる暇すらなかった。

私の例の悪癖のせいで昔から学校にはいい思い出があまりない。

それこそ花丸やルビィ、Aqoursのみんなと出逢わなければ今もなお通えていなかったかもしれない。

そんな学校を全裸で歩き回るのは、まるで支配者になったかのような征服感があって心地よかった。

43: 2016/10/13(木) 22:09:18.96 ID:qdJgNvBW.net
真っ暗な校舎を裸足でペタペタと歩き回る。

リノリウムの床はひんやりして気持ちが良い。

善子「なんだか…すごく不思議な感じね…」

宵闇に紛れた学校はいつもと違った趣きを見せており、まるで別世界だった。

そして、そこにいる自分も別の人間になったような気がした。

窓に反射する自分の裸体はすごく綺麗に見えた。

これが私か…。

普段、ナルシストに振る舞うのは自分に自信がないことの裏返しだ。

厨二病なキャラをつくるのも、動画サイトで配信するのも、全裸深夜徘徊をするのも、
そしてアイドルを始めたのも、何か別の自分を見つけられたら…
そういう想いで始めたものだ。

46: 2016/10/13(木) 22:11:19.49 ID:qdJgNvBW.net
そんな毎日を過ごしているうちに少しずつ自分に自信がついてきた。
何かが変わっていった。
友達がたくさん増えた。
好きな人が出来た…。

思えばいつからだったか、学校に行くのが楽しくて楽しくてたまらなくなっていた。

みんながこんな裸の、ありのままの私を受け入れてくれたから。

きっと私は今、人生で1番幸せだ。

みんなにはいくら感謝してもしきれない。

そんな柄にもないことを思ってみたりもした。

49: 2016/10/13(木) 22:14:11.97 ID:qdJgNvBW.net
気が付けば私は部室の前に来ていた。

無意識に足が向いていたのだ。

私が学校で最も好きな場所。

散らかった部室には私の私物も置いてある。

善子「…」

それが『私はここにいる』という証拠に思えた。

あんなに苦手だった学校に、私はいる。


善子「みんな…ありがとう…」


胸の奥からこみ上げてくる思いを抑えきれず、思わずそう呟いたら

熱い液体が冷たい頬をなぞった。

53: 2016/10/13(木) 22:17:30.55 ID:qdJgNvBW.net
もう帰ろう。

帰って、暖かいふとんでこの暖かい気持ちを抱いて寝よう。

夢みたいに心地よい夜だった。

きっと今夜はいい夢が見られる。

そして明日も夢にまで見たような楽しい学園生活が待っている。

56: 2016/10/13(木) 22:19:53.15 ID:qdJgNvBW.net
そう思って歩き出した瞬間、


鋭敏になった感覚が何かの気配を背後に感じとった。


ひた…

ひた…

ひた…

足音

善子「!!」

60: 2016/10/13(木) 22:21:15.13 ID:qdJgNvBW.net
驚きのあまり体が硬直する。

不審者か、はたまた幽霊か。

に、逃げなくちゃ…。

慌てて息を頃し、走り出す。

絶対に顔を見られてはいけない。

ましては捕まるなんてもってのほかだ。

相手が何者にせよ、捕まったらきっと全てが終わる。
私の未来も、みんなの想いも、全部壊れる。

そう思うと全身に力が入ってしまい、何度も転びそうになった。

それでも急いで逃げ続ける。

61: 2016/10/13(木) 22:22:01.44 ID:qdJgNvBW.net
ひた…

ひた…

ひた…

足音は着実に迫ってきている。

完全に私を狙っている。

捕まるわけにはいかない。

この長い直線の廊下を抜ければ入ってきた窓だ。

あとちょっと。

あとちょっとだ。

66: 2016/10/13(木) 22:23:33.15 ID:qdJgNvBW.net
窓が見えた。

もう少しだ。

もう少しで逃げ切れる。

安堵感に包まれつつも、ラストスパートを駆け抜けようとした。

そのときだった。


足の裏に激痛が走り、体のバランスが大きく崩れ
無様にも激しく転倒した。

72: 2016/10/13(木) 22:26:08.93 ID:qdJgNvBW.net
画鋲でも踏んだのだろうか。

足の裏に鋭い痛みがある。

それに全身を強く打ってしまった。

身体中が痛い。

無情にも足音は迫り続ける。

動かそうとした足に激痛が走った。

立ち上がれそうにもない。

もう、だめだ。

涙が溢れた。

ガチガチと奥歯が鳴る。


足音がやんだ。

うつ伏せで床に這いつくばる私の後ろに、誰かが立っている。

75: 2016/10/13(木) 22:28:09.18 ID:qdJgNvBW.net
人は氏にゆく瞬間 何を思うのだろうか。

人生の思い出か。

家族の顔か。

少なくとも私は、友人の姿を思い浮かべた。

多分私にとって、今 最も大切なものなのだろう。

苦しい時に手を差し伸べてくれた花丸やルビィ。

グループに誘ってくれた千歌さん。


そして私の初恋を奪っていった…

 

善子「梨子…さん…」


 

 

 

「へっ?善子ちゃん?」


 

78: 2016/10/13(木) 22:29:49.85 ID:qdJgNvBW.net
背後から頓狂な声が聞こえた。

すごく懐かしい声だった。

そっと振り返ると、そこには梨子さんが立っていた。


全裸で。


梨子「やっぱり善子ちゃんだ!」

善子「り、梨子さん…?」

80: 2016/10/13(木) 22:30:52.01 ID:qdJgNvBW.net
梨子「善子ちゃんも全裸深夜ハイカーだったのね!」

明るい梨子さんの声。

安堵から全身の力がどっと抜けた。

善子「ど、どういうこと…?」

梨子「実は私も全裸深夜ハイカーなんだ 善子ちゃんと一緒で」

梨子「私と鞠莉さん以外にも全裸深夜徘徊仲間がAqoursにいたなんてほんとビックリ!」

梨子「今夜もいつも通り校舎を全裸で徘徊してたら可愛いお尻が見えたから誰かなって追いかけたんだよ」

梨子「そしたら急に走り出すし転ぶし…あっ、怪我大丈夫?」

よかった…。

本当によかった…。

85: 2016/10/13(木) 22:31:56.14 ID:qdJgNvBW.net
不審者なんていなかったんだ。

やっと手に入れたこの平穏な日々が崩れることなんてないんだ。

安心したら急に足の痛みが押し寄せてきた。

善子「つぅっ…!」

梨子「あ、やっぱり血が出てる…」

梨子「ごめんね、私が追いかけたりしなかったら…」

善子「べ、別に梨子さんのせいじゃ…」

足は痛かったけど、それ以上に こんな夜中の学校で全裸の憧れの人に出会ったという事実で頭が混乱している。

もう何が何だかわからない。

92: 2016/10/13(木) 22:33:41.78 ID:qdJgNvBW.net
梨子「これじゃ歩けないよね…」

梨子さんは少し考え込むように顎に人差し指をあて、少しの逡巡のあと 言った。

梨子「じゃあ、私の背中におぶさって」

善子「…は?」

梨子「いや、だから歩けないでしょ?おんぶしていくから」

善子「で、でも私 裸で…梨子さん 裸で…」

梨子「大丈夫、気にしないで」

私が気にするのだ。

95: 2016/10/13(木) 22:35:53.66 ID:qdJgNvBW.net
梨子「はい、どうぞ」

こともなげにそう言うと梨子さんは私の前で背を向け、しゃがんで見せた。

梨子さんの背中は白くて綺麗だった。

善子「で、でも…///」

梨子「いいから乗って」

梨子「後輩なんだからもっと甘えてもいいんだよ」

その言葉に押され、私は梨子さんの背中にそっと触れてみた。
まるで絹のような滑らかな肌触り。
指が吸い付くその柔らかな体に、私は自分の身を寄せた。

97: 2016/10/13(木) 22:37:06.30 ID:qdJgNvBW.net
私の肌と梨子さんの肌がぴったりと密着している。

目眩がするほど鼓動が早くなる。

今日の昼、普通に会話を交わし 一緒に歌を歌っていた時には思ってもみなかったことだ。

梨子さんは私の足を両手で抱え、立ち上がった。

完全に体を梨子さんに預ける形となった。


善子「ご、ごめんなさい…重いよね///」

梨子「ぜんぜんそんなことないよ」

梨子「…ふふ、善子ちゃんの体 暖かい」

梨子「なんだか赤ちゃんみたい」


多分、私の顔は耳まで真っ赤だったと思う。

98: 2016/10/13(木) 22:38:01.13 ID:qdJgNvBW.net
梨子さんは私をおぶったまま夜の町を歩き出した。

一歩一歩進むたびに彼女の長い髪が揺れ、甘い香りが辺りに漂う。

そしてそのたびに私の鼓動は加速する。


梨子「あれ、緊張してるの?」

いたずらっぽい声で梨子さんが言った。

梨子「心臓、すごく鳴ってる ドキドキって」


当たり前だ。好きな人の背中にくっついてドキドキしない人間がいるのか。

彼女のその言葉でさらに鼓動が加速する。

梨子「ふふふ、可愛いとこあるのね」

ああ、どうしようもない。

好き…梨子さん。


〈全裸深夜徘徊の豆知識③〉
肌と肌が触れ合うから
ハートの距離がずっと近くなる。

103: 2016/10/13(木) 22:39:19.36 ID:qdJgNvBW.net
梨子「堕天使ヨハネもやっぱり緊張するんだ」

善子「う…///」

梨子「ふふふ、ヨハネちゃんも普通の女の子なんだもんね」

梨子「裸でおんぶなんて誰でも恥ずかしいよ 仕方ない」

善子「…」

善子「あの…」

梨子「なぁに?」

善子「梨子さんは…ヨハネって呼ばなくていいから…」

梨子「…え、なんで?」

善子「梨子さんには、私のことは名前で呼んで欲しい…///」

105: 2016/10/13(木) 22:40:50.55 ID:qdJgNvBW.net
梨子「そうなの…?」

善子「…うん」

梨子「う~ん…」

梨子「じゃあさ よっちゃんって呼んでいい?」

善子「よっちゃん…?」

梨子「うん、かわいいでしょ?よっちゃん」

善子「可愛い…///」

梨子「これ、私だけの呼び方ね よっちゃん」

善子「…う、うん///」

113: 2016/10/13(木) 22:42:43.14 ID:qdJgNvBW.net
梨子「じゃあ私もさん付けなんかしなくていいよ?」

善子「えっ」

梨子「だって不公平だし…そうだ!」

梨子「私にも可愛いあだ名付けてよ!」

善子「あだ名…」

梨子「そう、私たちだけのあだ名」

善子「…」

善子「…じゃあ、リリー」


ずっと百合のように美しい人だなって思ってた。
確か花言葉は…純潔、だっけ。


善子「リリーって呼んでいい?」

梨子「リリー…」

梨子「それすごくいいよ!よっちゃん!」

善子「…///」

114: 2016/10/13(木) 22:45:24.83 ID:qdJgNvBW.net
この夜、私たちの関係は少しだけ進んだ。
本当に少しだけだし、梨子さん…リリーは私のことただの後輩としか思ってないのかもしれない。

でも今はそれでいい。
リリーにこれ以上近づく勇気なんてまだないから。

私はリリーの背中に身を寄せるフリをして、首筋にそっとキスをした。

今はこれが限界。

真正面からあなたにキスをする勇気が出るまで、どうかあなたに恋人ができませんように。

私の、罪深い夜の話。

115: 2016/10/13(木) 22:46:25.52 ID:qdJgNvBW.net
-それからしばらくして-


鞠莉「奇しくもAqours全裸深夜hiker girlsでユニットを組むことになるなんてね…」

梨子「ほんと、変な巡り合わせ」

善子「でも私は嬉しいわよ?」

善子「3人で全裸深夜徘徊の打ち合わせもしやすいし」

鞠莉「言えてる!」

梨子「あはは…」

120: 2016/10/13(木) 22:48:26.57 ID:qdJgNvBW.net
鞠莉「それでユニット名、どうする?」

梨子「私、ネーミングセンスは自信ないかな…」

善子「ん…じゃあ、私 いい?」

梨子「どうぞ」

鞠莉「厨二ネームは禁止よ?」


善子「…」


私の恋は、あの夜ようやく始まった。
たとえ嘘のキスだったとしても、あれはありのまま 裸の私の想いだ。
やっと私は私になれた。
だから、あの夜の気持ちを忘れないように…。


善子「Guilty Kiss…なんてどうかな?」


これからも私の、私たちのGuilty Nightは続く


125: 2016/10/13(木) 22:49:43.05 ID:AWHCLKLs.net
ああ~

引用: 善子「う~ん…全裸で深夜徘徊はやっぱり最高ね!」