71: 2012/02/20(月) 12:20:21.88 ID:FD76J9QU0
榊原「Zzzz....」

見崎「さ~か~き~ば~ら~くぅん」

榊原「ん、う~ん?」ウニャムニャ

見崎「さ~か~き~ば~ら~こ~う~い~ち~くぅん」

榊原「ん~?な~に~?」

見崎「あ~け~て~」

榊原(ん?あけ……る……?)ハッ

見崎「は~や~く~」

榊原「え!?何!?どういうこと!?」

見崎「来ちゃった♥」

72: 2012/02/20(月) 12:26:54.42 ID:FD76J9QU0
榊原(見崎……?今何時?……午前2時半!?何でこんな時間に!?ってか何で僕の住んでるとこ知ってるの!?)

見崎「は~や~く~あ~け~て~よ~」

榊原(開ける?窓を開ける?開けていいのか?こんな時間にいきなり訪ねてきて窓越しに呼びかけてくるなんておかしくないか?)

コンコン

怜子「恒一君?起きてる?」

榊原「あ、はい、起きてます
   どうぞ開けてください」」

見崎「え?私が開けていいの?」

73: 2012/02/20(月) 12:35:06.66 ID:FD76J9QU0
ガチャッ

怜子「何かすぐ外で女の子の声がするんだけど」

榊原「ええ、僕もその声で目が覚めたんですけど……どうも同じクラスの子みたいで……」

怜子「……恒一君ってこんな時間に女の子と逢引するような子だったの?」

榊原「ち、違いますよ!何の約束もしてないのにいきなり訪ねてきたんです!約束するにしてもこんな時間にしませんよ」

怜子「本当かしら……それで、その女の子っt」

ガッチャーン

榊原「うわっ!」

怜子「何!?」

75: 2012/02/20(月) 12:48:16.59 ID:FD76J9QU0
見崎「開けたよ、恒一君
   手頃な石がなかなか見つからないから…………………………………………………………………………………
   ………………………………………………………………………………………………………………………………
   ……………………………………………その女 ナ ニ ?

   何でこんな時間に恒一君の部屋にいるの?
   何でこんな時間にパジャマ姿で恒一君の部屋にいるの?
   何でこんな時間にパジャマ姿で恒一君の部屋で恒一君の腕にしがみついてるの?
   ねぇ、何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?」

榊原「お、落ち着け!見崎!」

見崎「私は落ち着いてるよ?恒一君こそ少しは落ち着いてよく考えてよ
   こんな時間に私以外の女が恒一君の部屋にいるんだよ?おかしいよね?変だよね?
   恒一君の身に危険が及んでると考えるのが自然だよね?危険は排除しなくちゃいけないよね?」

チキチキチキチキ

怜子「ヒッ!」

76: 2012/02/20(月) 12:58:42.08 ID:FD76J9QU0
榊原「待て!カッターを仕舞うんだ!見崎!!」

見崎「ヤだなぁ、さっきから見崎見崎って他人行儀な呼び方して……ちゃんと 鳴♪ って呼んでくれなきゃダメよ」

榊原「わ、わかった!わかったから、鳴、カッターを仕舞ってくれ!!」

見崎「恒一君のお願いは聞いてあげたいけどまだ危険が排除できてないからそれはできないな」

榊原「危険!?怜子さんは危険なんかじゃないよ!家族以外の声が聞こえるから心配して様子を見に来てくれたんだよ」

見崎「え!?家族以外!?そんな不審者の声が聞こえたの?やっぱり危険なんじゃない!その不審者どこにいるの?」

榊原「えっと……僕の目の前に……」

見崎「やっぱりその女が不審者なのね!」

怜子「ヒッ!」

80: 2012/02/20(月) 13:11:52.39 ID:FD76J9QU0
榊原「ち、違う!みs」

見崎「鳴♪」

榊原「……鳴……の声のことだよ」

見崎「?よくわからないな、さっき家族以外の声がしたって言ったよね?私は恒一君の家族なのになんでそんな変な事言うの?」

榊原「え?……僕たちって同じ学校のクラスメートだよね?」

見崎「当たり前でしょ」

榊原「それなのに……家族……なの?」

見崎「そうよ、私たち結婚して夫婦になったんだもの」

怜子「……そうだったの?」ボソボソ

榊原「僕の年齢忘れたんですか?」ボソボソ

見崎「私に内緒の話なんてしないで!!!」

ブンッ

怜子「キャー」

83: 2012/02/20(月) 13:23:47.52 ID:FD76J9QU0
榊原「待て!カッターを振り回すな!!」

榊原(くっ、このままじゃいつか○される
   どうすればいい?考えろ、この状況を抜け出す方法、見崎がこんなことになってしまった原因
   ……そもそも、これは本当に見崎なのか?この異常な言動は明らかにいつもの見崎とは別人だ
   でもその言動以外に何か根本的な違和感を感じる……何だ!?)

ジー

榊原(身長、体重、服装、髪型、やや長すぎるアホ毛、緑色の瞳……!?そうか!)

榊原「鳴♪内緒話なんかしてごめんよ
   鳴にもちゃんと話すからこっちにおいで」

見崎「恒一♥」

トテトテ

見崎「さぁ聞かせて♪」

榊原「じゃぁ僕の膝に座って目を閉じて耳を貸して」

見崎「うん♥」

ポスン、ギュー

榊原(今だ!)

サッ

86: 2012/02/20(月) 13:38:10.51 ID:FD76J9QU0
見崎「……恒一君♥」

榊原「……え゛?あれ?み、見崎?」

見崎「もう、鳴って 呼 ん で ♥」

榊原(戻ってない!?てっきり眼帯の位置を戻せばいいと思ったのに……でもさっきのような凶暴さは無いような……)

見崎「恒一君だ~いすき……Zzzz...」

榊原「……め、鳴?」

見崎「……っ!!!えっ?何?」

キョロキョロ

見崎「……ここどこ?……榊原君?今……って呼んだ?」

榊原「ここは僕の部屋だけど……まさか覚えてないの?」

コクリ

87: 2012/02/20(月) 13:52:11.03 ID:FD76J9QU0
見崎「榊原君に鳴って呼ばれた気がして目が覚めたんだけど……そっか、私またやっちゃったのか」

榊原「また?」

榊原(あれを以前にもやってるのか?)

見崎「前にね、地下の人形に埋もれて寝てるのを起こされたことがあってね
   その日は自分が人形になって展示されてる夢を見てたの
   その時の私は本物の人形のように無反応だったんだって
   それでね、いつも寝るときは外してる眼帯が付いたままだったんだって
   寝る準備をしてる途中で寝ちゃったんだろうね」

榊原「もしかして眼帯の位置が……」

見崎「うん、寝てる間に逆になってたらしいの
   元の位置に戻すと普通の睡眠になるんだけど逆の間は夢の中の行動通りに動いちゃうらしいんだ
   夢遊病って奴かもね」

榊原「夢の行動……ちなみに今日の夢の内容は……」

見崎「……ダメ、思い出せないみたい
   榊原君に迷惑かけてないといいんだけど」

榊原「だ、大丈夫じゃないかな……ねぇ、怜子さん」

怜子「そ、そうね……でも今度から眼帯付けたまま寝ないように気をつけてね」

見崎「……はい……あの……窓ガラスは弁償します……ごめんなさい」

もう>83からいっぱいいっぱいなので完

88: 2012/02/20(月) 13:53:11.04 ID:F2zOcKSx0
まあ乙

89: 2012/02/20(月) 13:59:59.20 ID:nkBPwPAA0
元ネタ分からん
最近良く名前見るけど

90: 2012/02/20(月) 14:03:13.18 ID:bmIs8rTq0
anotherでググれば幸せになれるかもね

引用: 恒一「見崎が案の定ヤンデレだった」