205: 2012/02/19(日) 19:29:34.44 ID:D5yRR/sq0
>>59からのIF

212: 2012/02/19(日) 19:38:46.29 ID:D5yRR/sq0



結衣「……」

京子「結衣が私を好き、か」

京子「へへへ」

ちなつ「むむむ…」

ちなつ「で、でも頭打ってる時のことなんて覚えてないですよきっと!」

京子「そうかなぁ、まぁ目が覚めた時の反応で大体分かるよね」

京子「覚えてるなら顔真っ赤にするだろうな」

京子「あーんなねちっこいキスしたんだもん、えへへ」

ちなつ「ぐぎぎ…」

あかり「大丈夫かなぁ結衣ちゃん」
ゆるゆり: 22【イラスト特典付】 (百合姫コミックス)

232: 2012/02/19(日) 20:23:40.28 ID:72q8qnrj0

結衣「…ん」

結衣「……いったぁ、頭ガンガンする」

あかり「あ、結衣ちゃん大丈夫?」

ちなつ「ゆ、結衣先輩ごめんなさい、私…」

結衣「…よく分からないけど、ちなつちゃん大丈夫だよ」ナデナデ

京子「チェー、その様子じゃ全部忘れたみたいだな」

結衣「京子…」

結衣「あっ!……うぅわああああああああああ!」モゴモゴ

あかり「座布団に顔うずめちゃった…」

京子「もしやしっかり覚えてるパターン…?」

238: 2012/02/19(日) 20:31:39.17 ID:72q8qnrj0
京子「ゆ、結衣どうしたの…?」

結衣「ぷはっ、な、な、な、なななんでもない!」

結衣「ははは、今日は暑いよな」

あかり「今日は記録的な大寒波だよぉ結衣ちゃん…」

京子「むむっ…結衣、さっきのこと覚えてるんでしょ!?」

結衣「な、なんのことだよ京子、ははは」

京子「どうして目合わせてくれないんだよっ!」
結衣「あ、ちなつちゃん、お茶もらえる?」

ちなつ「はーい♪」

京子「おい、結衣!!」

240: 2012/02/19(日) 20:42:20.35 ID:72q8qnrj0
京子「……」

結衣「う……」

結衣「な、なんだよ京子さっきから人の顔見て」
京子「別に」

結衣「……」

ちなつ「な、なんか険悪だねあかりちゃん」コソッ

あかり「うん、きっとさっきのことだよね」

結衣「さっきのことってなんだあかり?」

京子「うーわ、なにそれわざとらしい」

京子「私は何も覚えてませんよアピール?」

結衣「うっ……」

244: 2012/02/19(日) 20:50:59.75 ID:72q8qnrj0
京子「はぁここまでへたれだとは…」

結衣「な、なんだよその言い方っ!!」

あかり「ふ、2人とも、落ち着いてよ」

結衣「…ふん」

京子「…」ムスッ

あかり「うぅ、ケンカなんかしちゃダメだよぉ…」

ちなつ「…バカップル」

250: 2012/02/19(日) 21:05:40.50 ID:72q8qnrj0
あかり「あ、あの今日はもう終わりにしない?」

あかり「結衣ちゃんも頭痛むだろうし…」

結衣「ん、頭は大丈夫だけどね」

結衣「…1人不機嫌な奴がいるから、そのほうがいいかもな」チラッ

京子「むっかあ!!」

京子「…あーもう今日は終わりだな、たらしなくせにへたれな奴の顔なんて見たくないし」

結衣「っ!…いちいち一言多いんだよ」

ちなつ「ふふ…」

あかり「ふ、2人とも止めてよぉ…」

253: 2012/02/19(日) 21:11:31.75 ID:72q8qnrj0
あかり「ば、ばいばい2人とも」

ちなつ「結衣先輩、京子先輩さよーなら」

結衣「うんまたね2人とも」

京子「じゃーねー」

あかり「…ほんとに大丈夫かなぁ」

ちなつ「どーせキスして仲直りだってあの2人は」

ちなつ「心配するだけ無駄だよ」

あかり「あはは…」

255: 2012/02/19(日) 21:22:26.19 ID:72q8qnrj0
結衣「……」

京子「……」

結衣「……」

京子「……」

結衣「おい、京子お前あっちの道だろ」

京子「私がどの道で帰ろうが結衣には関係ないだろ」

結衣「…あっそ、勝手にしろ」

京子「勝手にするもん」

263: 2012/02/19(日) 21:32:16.22 ID:72q8qnrj0
結衣「…で、なんで私のマンションまで付いて着てるの?」

京子「……」

結衣「ずーっとそうしてるつもりかよ」

京子「……」

結衣「勝手にしろ」

ガチャ バタン

京子「あ……」

京子「結衣、どうして…?」グスッ

266: 2012/02/19(日) 21:41:46.18 ID:72q8qnrj0
京子「私に好きって言ったこと忘れたいの?」

京子「わた、わ、私は……えぐっ……結衣ぃ……」ポロポロ

京子「う、う、う……」グスッ

ガチャッ

結衣「き、京子泣いてるの?」

京子「……」クシクシ

京子「な、泣いてなんかない…」

結衣「…」グイッ

京子「あっ…」

バタン

272: 2012/02/19(日) 21:56:03.19 ID:72q8qnrj0
結衣「…そのお茶飲んだら帰りなよ」

京子「飲まないから帰らない」

結衣「お、お前なあ…!」

京子「ねえ、結衣最後にもう一度だけ聞くね」

結衣「…」

京子「今日のことなにも覚えてないの?」

結衣「…お、覚えてない」

京子「…そっか」

277: 2012/02/19(日) 22:12:42.13 ID:72q8qnrj0
京子「…ならこれから言うことはただの独り言だから」

京子「適当に聞き流して」

結衣「…」

京子「私はね、結衣に面と向かって、可愛い、大好きって言われて」

京子「結衣にいっぱいキスされて」

京子「…とっても嬉しかった」

京子「で、でも…」グスッ

京子「…ひっく…ゆ、結衣は…えぐっ…わ…忘れたいみたいだ…ね」ポロポロ

結衣「…っ」

京子「そ、それならわ、私も今日起きたこと忘れるから…」ニコッ

京子「…頭きっとこぶになってるからちゃんと冷やしてね」

京子「…じゃあ、また明日」

結衣「ま、待って京子…」

293: 2012/02/19(日) 22:40:22.82 ID:72q8qnrj0
結衣「違う、違うんだ京子」グスッ

結衣「自分が京子に何を言ったのか、何をしたのか…」

結衣「しっかり覚えてる…」ギュッ

京子「ん…」

結衣「で、でもそんなことして京子に気持ち悪がられたら…」

結衣「……そう思うとほんとに怖くて」

結衣「…それならいっそ無かったことにしようって」

結衣「こんなの都合がいい考えって分かってる」

結衣「ご、ごめんな京子…」ポロポロ

302: 2012/02/19(日) 22:51:36.53 ID:72q8qnrj0
京子「へへへ、そういうことだったのか」

結衣「…」クシクシ

京子「こらこら、あとになるから手でこすらないの」

結衣「あ、あまりこっち見るなよ…」

結衣「京子に泣いてるところは見られたくないんだ」グスッ

京子「…どうして?」ギュッ

結衣「…京子を守るって言ったのに、私が泣いてたら頼りないだろ」

京子「ふふ、可愛い…結衣大好きだよ」チュッ

結衣「ん……」

310: 2012/02/19(日) 23:07:20.39 ID:72q8qnrj0
京子「……へへ」

結衣「な、なんだよ…」

京子「さっきの仕返しだ、結衣可愛い、だーい好き」スリスリ

結衣「っく…」

結衣「ほ、他の娘と浮気なんかしたら許さないからな」フイッ

京子「し、しねーよそんなこと!!」

結衣「どーだか…」

京子「むむむ」

320: 2012/02/19(日) 23:22:26.76 ID:72q8qnrj0
結衣「ていうか寒いからコタツ入らない?」

京子「ひっくしょん!…だね」

結京「……」ノソノソ

結衣「て、隣に座るのかよ」

京子「正面に座って結衣と見つめ合うのもいいけどさ」

京子「えへへ」スリスリ

京子「隣に座ってスリスリするのもいいよね」

結衣「まぁ、な」

結衣「…」ニギッ

京子「おろ?ちゃっかり手握ってやんの」

結衣「っるせえな」フイッ

京子「へへへ」

328: 2012/02/19(日) 23:36:59.87 ID:72q8qnrj0
京子「……」

結衣「……」

結衣「……楽しい?」

京子「割と楽しい」

結衣「読書してる私の横顔見てもツマランだろ」

京子「綺麗な顔だよなーほんと」

結衣「藪から棒になんだよ…」

京子「そしてこのナイスバディだよ…」フニッ

結衣「や、やめろこら!」

京子「うぅそれに引き替え、私の貧相な体…」

結衣「な、泣くなよ、京子のも可愛いって」

332: 2012/02/19(日) 23:45:42.53 ID:72q8qnrj0
京子「可愛いってなんだよー誉めてんのか?」

結衣「さぁ、どうだろな」

京子「むぐぐ…」

結衣「冗談だって、京子の胸だからいいんだよ」

結衣「…大きさなんて関係ないから」チュッ

京子「む、キスは嬉しいけどなーんか複雑だよ」

結衣「ふふ」

340: 2012/02/20(月) 00:07:05.60 ID:ugk3h9l+0
京子「ぷぷ、つーかさバナナの皮で滑るなんて結衣もベタだよな」

結衣「…うるさい」

結衣「だいたいあんな場所になんでバナナの皮なんてあるんだよ」

京子「さ、さぁ~」

結衣「そう言えばちなつちゃんが京子のイタズラって…」

京子「ギクッ」

結衣「口でギクッて言っちゃったよコイツ」

京子「うぅぅ…怒ってるよね」

結衣「とても怒ってるよ」

結衣「…けどそのおかげで自分の気持ち京子に伝えられたし」

結衣「別にいいかな」チュッ

京子「んっ……イケメンだ」

結衣「イケメンて…」

345: 2012/02/20(月) 00:18:51.55 ID:ugk3h9l+0
結衣「でもゾッとするな」

京子「へ、なにが?」

結衣「…今日頭打たなきゃ京子と結ばれなかったんだろうなって思うと」

京子「そうかな~?なんだかんだで私たち結ばれると思うけどね」

結衣「京子が違う誰かと付き合ってる姿を思い浮かべると…」

結衣「…」ブルブル

京子「ゆ、結衣大丈夫?」

結衣「……」チュッ

京子「んっ……」

結衣「…浮気したらほんと許さないからな」

京子「…結衣の方が心配だよ私は」

結衣「し、しねーよ!」


347: 2012/02/20(月) 00:22:44.00 ID:ugk3h9l+0
京子「ん、結衣って結構独占欲強いんだな」

結衣「いや普通だと思うけど」

結衣「仮に私が知らない誰かとイチャイチャしてたら京子はどう?」

京子「…」グスッ

結衣「涙ぐむのはえーよ!」

結衣「ちょっとは私の気持ち分かっただろ?」ギュッ

京子「結衣ぃ…」

京子「な、なんか心配になってきた…」チュッ

結衣「ん……」

京子「お願い、好きって言って」

結衣「好きだよ、大好き京子」チュッ

京子「……ん」

351: 2012/02/20(月) 00:34:34.06 ID:ugk3h9l+0
京子「と、言うわけでだ、浮気は絶対しない方向で」

結衣「まぁ当たり前なんだけどな…」

京子「結衣が他の娘とイチャイチャするの見たら多分私病むよ」

結衣「えぇ…ちょっとヤンデレは重いぞ」

結衣「でも逆のパターンでも私も病むな」

京子「…結衣はマジで刺しそうだからね」

結衣「いやさすがに京子を傷つけることはないだろ…」

結衣「たぶん四六時中泣いてると思うな」

京子「…泣かせない」ギュッ

結衣「ふふ、期待してる」チュッ

京子「へへへ、このイチャラブっぷりなら大丈夫だろ」

結衣「まぁお互い依存してるっぽいしな」

京子「うむ!」

356: 2012/02/20(月) 00:45:30.09 ID:ugk3h9l+0
結衣「…」

京子「…」スンスン

結衣「……」

京子「……」スンスンスン

結衣「あーもう暑苦しいっての、何してんだよ」

京子「結衣の匂いを嗅いでるワケさ」

京子「…へへへ、甘くて石鹸のいい匂いするー」ギュッ

結衣「んぐっ、匂いフェチってやつか」

京子「いやフェチなのかな、好きな人の匂いを嗅ぐのは普通だと思うよ」

結衣「ふ、普通なのか?」

京子「た、多分」

結衣「ふむ…」

362: 2012/02/20(月) 00:57:37.82 ID:ugk3h9l+0
結衣「……どれどれ」

京子「くっ、くすぐったいよ結衣!」

結衣「さんざん人にやっておいて何言ってるんだ」スンスン

京子「ぅ……ん…恥ずかしい」

結衣「…これはちょっとくせになるかも」

京子「ま、真顔でなに言ってるのよ!結衣のえOち!!」

京子「うぅ、朝にしっかりお風呂入ったから大丈夫だよね…」

結衣「うん、いい匂いだったよ、くせになるというか」スンスン

京子「ぎゃ、ぎゃあー!!もうダメ、おしまい!」

結衣「えぇ…」

京子「も、物足りないって顔してもダメだからな!!」


365: 2012/02/20(月) 01:07:32.87 ID:ugk3h9l+0
京子「……」

結衣「……」

京子「ふふ~ん♪」

結衣「……」スンスン

京子「はっ!?…今嗅いだでしょ」

結衣「か、嗅いでない」

京子「あれ、気のせいかなぁ?」

結衣「うん、気のせいだよ」

京子「……」

結衣「……」スンスン

京子「だーかーら!!」

369: 2012/02/20(月) 01:18:30.79 ID:ugk3h9l+0
結衣「…そんなに嫌なんだ、なら止めるよ」

京子「うぐぐ、嫌なんてなんて言ってないだろ!?」

京子「ただ、好きな人に変な匂いだなぁって思われたら…」

京子「そう考えるとちょっと…ね」

結衣「そんなことない、とってもいい匂いだよ京子は」

京子「ほ、ほんと…?へへへ、ってとにかくもうおしまい!」

京子「…ま、またお風呂上がったら嗅がせてあげるから」

結衣「私って匂いフェチなんだろうか…」

京子「まぁ結衣の気持ちは分かるけどね」

結衣「そもそも最初にやったの京子だしな」

京子「てへへ」

373: 2012/02/20(月) 01:25:22.16 ID:ugk3h9l+0
京子「…」グゥー

結衣「腹に虫でも飼ってるのか」

京子「結衣~お腹空いちゃった」

結衣「食材切らしてるし、スーパーでも行くか」

京子「えーお外寒いよ」

結衣「働かざる者食うべからず」

京子「むぅ」

京子「…あっ手袋忘れちった」

結衣「なら手繋いでやるよ、それなら寒くないだろ」

京子「サラッとかっこいいこと言うもんなぁ、結衣は」

結衣「冷静になるとすごい恥ずかしいこと言ってるな…」

京子「へへへ」ニギッ

379: 2012/02/20(月) 01:36:43.77 ID:ugk3h9l+0
結衣「…」

京子「どったの結衣?」

結衣「京子が昔に比べて身長伸びたな、と思ってさ」

京子「へへ、よく寝てるおかげかもね」

結衣「…ふふ、昔はよく私の背中をちょこちょこ付いて来てたけどさ」

結衣「今じゃ逆だよな」

結衣「…それがちょっと怖かったんだ」

結衣「このまま私を置いてどこか行ってしまうんじゃないかって」

京子「…結衣」

結衣「なんからしくないなぁ、今の話は忘れてくれ」

京子「違う、やっと追いついたんだよ結衣の背中に」

京子「これからはお互いが追い抜くことはない」ギュッ

結衣「…あぁ」


382: 2012/02/20(月) 01:44:13.57 ID:ugk3h9l+0
京子「だってずっと手を握ってるもん」

京子「へへ、これなら2人一緒のペースで歩けるでしょ?」

結衣「…うん」

結衣「なんか思ったほど寒くないかもな」

京子「2人一緒だから、かな」

結衣「…そうだな」

京子「…私を好きになってくれてありがと、結衣」

結衣「お互い様だよ、いつもありがとな京子」

結衣「ぷっ、たかがスーパー行くのになんか語っちゃったな」

京子「あはは、そうだね」

結衣「ずーっと一緒だよ、京子」

京子「ずーっとじゃ足りない、ずっとずーっとかな」

結衣「はいはい」

おしまい!

383: 2012/02/20(月) 01:44:42.25 ID:16wBXXms0
素晴らしい甘甘結京だった
乙!

384: 2012/02/20(月) 01:44:57.02 ID:uO3N9G8cI
乙!

引用: 京子「結衣が頭打ったらどんな性格になるのかな」